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デイリーレポート

お話と曲でエリントンの世界を気持よく楽しんだ夜

お話と曲でエリントンの世界を気持よく楽しんだ夜

Kyoko

2015年11月26日 木曜日

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▶片倉真由子(pf) 浜崎航(ts) さんのライフワーク《Duke Ellington Songbook》第2弾のアルバム発売記念は、お二人のファンの方とエリントンファン、ジャズファンが熱心にお聴きになり、とても良い雰囲気の店内のライブになりました。お二人がデュオでこのユニットをはじめて7年になりますが、今度4年ぶりに2枚目をリリースできました。
▶浜崎さんが、テナーとソプラノサックス、そしてフルートを曲によって持ち替え、それに真由子さんが深く入り込んでバッキングする、音域の広いデュオサウドで、聴き手をエリントンの世界に連れて行ってくださいました。浜崎さんが吹いたソプラノサックスは真由子さんの亡きお父様から譲り受けたものです。きっとお父様も喜んでいらっしゃるでしょう。
▶1st.stage…♪In A Sentimental Mood…アルバムタイトル曲から始りました。♪Mystery Song、♪Lotus Blossom(もちろんK.ドーハム版ではなくエリントン版)♪I Let A Song Go Out Of My Heart、♪It Don’t Mean a Thing(スイングしなけりゃ意味がない)♪Star Crossed Lovers…もともととても綺麗な曲ですが真由子さんのピアノが美しく響き渡りました。
▶2nd.stage…♪The Feeling of Jazz、♪All To Soon、♪ African Flower、浜さんフルートで♪Sunset And The Mocking Bird、♪U M M G、♪Blood Count…ビリー・ストレイホーンが死を意識して書いた悲しい曲。アンコールは♪Melancholia。
▶エリントンと生涯を共にし多くの曲を彼に提供し一緒に作ってきたB.ストレイホーンは、クラシック音楽に進みたかったようですが当時は黒人はクラシック音楽は許されなくて(ジャズにとっては幸運でしたが)エリントンと出会いジャズの世界に入って多くの曲を残されました。こんな素晴しい企画を遠く日本の若者が行っているのを知ったら、きっとお二人とも天国で喜んでいることでしょう。次回は春、桜が満開の時期3月30日に決まりました。ぜひお越しください。

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