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デイリーレポート

本場で鍛えられた意志の強さを感じるメリハリの効いた素晴らしいソロステージ

本場で鍛えられた意志の強さを感じるメリハリの効いた素晴らしいソロステージ

Kyoko

2024年04月21日 日曜日

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▶週末土曜は久しぶりのソロピアノ ステージで出演は RINA さん。RINA さんは小柄で可愛いらしい方ですが、ピアノ演奏もお人柄も意志の強さを感じさせます。国立音大からバークリー音大の全額奨学金を得て、在学中も卒業されてからも6年近く多くのビッグネームと共演。あるいはCBS-TVの番組ではオバマ大統領夫人の前で演奏するなど、NYで大活躍され、コロナ禍で帰国し今は東京を拠点にライブ活動。さすがキャリアは伊達ではない、本場で鍛えられた演奏ステージだ、と感心しました。
▶ウチのピアノは、日替わりで多くのピアニストが弾きます。微妙なタッチの違いで、それぞれ鳴りが違います。昨夜は小柄な RINA さんで、ピアノがどんな鳴りをするか楽しみにしていました。ピアニッシモからフォルテシモまで、しっかりしたタッチで気持ちが入ったメリハリのある音でピアノを鳴らし、とても気持ちのよい「RINAさんの世界」を堪能しました。NYのクラブでは気に入らない演奏には遠慮なくブーイング、いい演奏には大喝采。NYでの活動は、そんな厳しさもあります。
▶客席の多くはほとんどが彼女のファンで、男性が多数でした。聴きにいらしていた中に高校の先生を見つけると、MCで先生を紹介なさって「学校のチャイムをジャズ風にアレンジ」して演奏。MCもとても上手なうえ、機転が利くことでも頭の回転の良さを感じました。人を惹きつける魅力をたくさん持っている女性ピアニストです。きっとこれからジャズ界を背負っていくに違いありません。
▶1st.set…RINA作♪RINA’S Blues Etude、A.C.ジョビン♪No More Blues、RINA作ジャズアレンジの♪学校のチャイム、RINA作セカンドアルバムのタイトル曲♪Transparent Blue…ハワイのワイキキビーチを訪れた時に作った曲。RINA作♪For N.K…ニコライ・ラスプーチンに捧げた曲だそうです。ちなみにニコライ・ラスプーチンはロシア帝政末期、宮廷で実権を振るった僧侶で、革命前年の1916年、戦争に反対し暗殺された農民出身の宗教家です。
▶2nd.set…RINA作♪Radio Station、お馴染みのスタンダード曲♪Autumn Leaves と♪Moon River…好きな曲だそうです。RINA作♪Prelude…クラシックとジャズを融合させたオリジナル曲。サッチモ(ルイ・アームストロング)の曲♪Do You Know What It Means to Miss New Orleans ?、リリアン・アームストロング(サッチモの奥様でピアニスト)の♪Struttin’ With Some BBQ(Barbecue)。アンコール曲はレイ・ノーブルの♪Cherokee でした。

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