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デイリーレポート

記憶力の後退した私に大きなお年玉をもらったような年明け初日

記憶力の後退した私に大きなお年玉をもらったような年明け初日

Kyoko

2023年01月06日 金曜日

2 コメント

▶今年はコロナ禍からの復活の年にしたい、と新年の幕開けを託した《馬場智章リーダークァルテット》メンバーは 馬場智章(ts) デビット・ブライアント(pf) 小川普平(b) 小田桐和寬(ds) さんら全員がNYで活躍されていたNY仲間。昨夜の演奏は、それに相応しい凄みさえ感じる聴きごたえある素晴らしい演奏でした。
▶演奏がちょうど終わったら外国人たちが「ママッ!!ママッ!!」と言いながら入ってきました。かなり体格の大きい人で私も戸惑っていたら、今ブルーノート東京で来日公演中のロバート・グラスパー(pf) さん御一行でした。私が忘れていたのも分からなかったのも無理はありません。今から40年ほど前のこと…
▶ジャズのメッカが新宿から六本木に移ったころ、六本木のライブ店数店で「六本木ジャズビレッジ」を企画したことがあります。チケット購入するとライブ店をフリーチャージで回れる今でいう「ジャズストリート」の元祖です。その時の私は、NYに行っていい演奏家を探し出して来日交渉するプロデューサー役で、2~3年やったかしら。中五日の強行軍でNYに飛び、現地案内役にお願いしたエディ・ゴメスさんと一緒に、毎夜NYの主なジャズスポット巡りのいわば「人買い」の旅。そのとき将来有望なミュージシャンとして若き私の耳が満足し、来てもらったうちの一人が若きロバート・グラスパー さんなのです。
▶これは私の記憶違いでした。
私がグラスパーさんにお会いしたのは、40年前のNYではありませんね。でもお会いしたのは確かNYでした。記憶を辿ると…私がそのころNYに行ったのは、2006年と2007年のNYで開催された IAJE (International Association for Jazz Education 国際ジャズ教育協会) の時ですから、多分その時でしょうね。今から16~7年前。彼が20代の頃かしら。多くのミュージシャンがNYヒルトンだったかNYシェラトンだったかに集まって、4~5日間、いろんな会場でコンサートや研究会が行われました。その時、旧知の方を含め多くのミュージシャンにお会いし楽しい時を過ごしました。この歳(83歳)になってみると、なんだかとても昔だったような気がします。
▶ロバート・グラスパー さんはその後グラミー賞を2回も受賞するほどの大活躍で、今年のブルーノート東京では、正月3日間を満席にし、大晦日にはカウントダウンセッションを行うなど、一枚看板でチケットをソールドアウトするビッグネームになっていました。昨夜の当店出演者は、もちろん皆さんNY時代からご存じで、彼が私を訪ねてきたことに大ビックリ。大いに盛り上がりました。もう少し早く来たら凄いジャムセッションになったのに残念。でも私にとっては、旧交を温めてすごく嬉しくなった、とても素晴らしい幕開け初日でした。
▶1st.set…テナー奏者ジョー・ヘンダーソンの♪The Kicker、ジョー・ヘンダーソン♪Tetragon…馬場さんソプラノサックス、小川普平作♪水無月 (みなづき6月)…馬場さんソプラノサックス、デビット・ブライアント作♪ババ抜き。
▶2nd.set…馬場智章作♪Walking Into The Darkness、D.ガレスピー♪Con Alma…馬場さんソプラノサックス、シンガー ビリー・エクスタインの♪I Want To Talk About You、ジョー・ヘンダーソン♪Punjab、アンコール曲は小田桐和寬作♪Do You Like It ? でした。

コメント2件

  1. 佐藤 says:

    コメント失礼します。

    40年ほど前となるとグラスパー氏は4歳あたりなので、中々興味深いお話に驚いています。

  2. Kyoko says:

    佐藤 さま
    ご指摘ありがとうございます。
    やっぱり私、記憶力がだいぶ弱っていますね。
    記憶を辿って、記憶違いを訂正させていただきました。