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デイリーレポート

演奏曲がきっかけで大昔のいろんな記憶が蘇ってきました

演奏曲がきっかけで大昔のいろんな記憶が蘇ってきました

Kyoko

2020年10月23日 金曜日

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▶このデュオ、加納奈実&永武幹子デュオさんの《Jabuticaba》は昨夜がツアーの初日で後4日間ツアーに出られるようです。女性二人でワリとハードなジャズを演奏するのは珍しく、昨夜は男性のお客さまがほとんどでした(お二人が美人のこともありますが)。ステージングは永武さんに任せっぱなし、と奈実さんが言っておられましたが、アレンジは主に幹子さんで、メリハリの効いた意志がはっきりした演奏でした。カーラ・ブレイは私が若いころ好きだった事を思い出し、このレポートを書いていて次々に記憶が呼び覚まされました。
▶1st set…ブラジルのセザル・カマルゴ・マリアーノ♪Samambaia。T.モンクの♪Misterioso…女性コンポーザー&ピアニスト カーラ・ブレイ&永武アレンジで演奏。永武幹子♪桜東風 (さくらごち=桜の時期に吹く東の風)、W.ショーター♪Teru。
▶2nd set…カーラ・ブレイ作♪Wrong Key Donkey、加納奈実作♪Foggy Mind~Mysterious Dress…森の中をヒラヒラしたスカートで踊っている姿を想像した曲だそうです。永武作♪Along With You, Sunnyman、アンソニー・ニューリー作♪What Kind of Fool Am I (なんて愚かな私)…アンソニー・ニューリーは英国のソングライターで「007ゴールドフィンガー」の作曲者ですが、この曲はサミー・デイヴィスJr.に提供した曲で私の好きな曲です。ドラマー ケニー・クラーク作♪Play Fiddle Play~アルト奏者リー・コニッツ作♪Kary’s Trance…。アンコールは加納作♪Whisper of The Moon でした。
▶リー・コニッツさんはこの4月、新型コロナでお亡くなりになったことをネットで知りました。享年92。私が大昔まだジャズ喫茶さえそう多くはない時代の「新宿不良少女」だった頃、よくリクエストしていたのが「Motion」。ピアノレス・ワンホーントリオでアドリブばかりの演奏だったことを思い出します(拙著「身も心もジャズ」に書いたことも思い出しました)永武さんがフリージャズからこの世界に入ったと聞いて納得できます。そうそう、リー・コニッツさんは35年くらい前、来日時に当店で演奏されたことがあり一緒に撮った写真が、今お店の隅に飾ってあるはずです。「つらつらと」時間をかけて思い出さないと出てこない記憶力脆弱な脳になってしまいました。ご冥福をお祈りいたします。合掌

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