デイリーレポート

選曲も多彩で気持ちのいいジャズらしいジャズ

▶石田衛さんは当店でも最近出演が多くなってきていますが、昨夜は初めて自らの人選による《石田衛トリオ》でした。しかもドラマー 中村海斗さんの当店デビューステージでもあったので、私も楽しみしていました。雨の月曜日という条件が悪い上に、コロナ感染が200名超えがしばらく続いて、皆さん数字には敏感なようで外出自粛ムードがまた出てきていて、残念な店内でした。でも海斗さんのデビューでしたのでお母様のお知り合いが応援にお見えになりました。実は彼は、バークリー音大に留学し向こうに行っているはずでしたが…コロナ禍により現在はリモート学習をされているようです。
▶海斗さんは身体は大きいですが、まだ少年のような可愛さで、お父様もミュージシャンでしたからDNAでしょうか、ドラミングはボトムラインがしっかりしていてタッチも切れが良く、とても良いと思いました。小牧さんもベースらしいベースで、石田さんの音楽性をよく理解した気持ちの良いサポート。そんなリズム隊に乗って、バラエティーに富んだ選曲で、オリジナル曲を演奏しても流れが良くて、素晴らしいと思いました。もっと多くの方にお聴きになっていただきたいユニットだと心から思いました。プロの間では大好評なのですがねぇ！
▶1st set…多くの分野で活躍したリチャード・ロジャース♪Have you Met Miss Jones…邦題「ジョーンズ嬢に会ったかい？」石田作♪Minor、W.ショーター♪Paraphernalia、C.パーカー♪Ornithology、石田作♪Leo…飼っている犬の名前ですがイントロの中で「犬のお巡りさん」が入りました。
▶2nd set…ジム・ホール♪Careful、エレキベーシスト ジャコ・パストリアス♪Three Views of A Secret、石田作♪チャッチカー、ミュージカル作家ジューリー・スタイン♪People、石田作♪デフレスパイラル、アンコールは「The Toast of New Orleans」の挿入歌♪Be My Love でした。