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デイリーレポート

クラシックで鍛えられた美しいトリオサウンド

クラシックで鍛えられた美しいトリオサウンド

Kyoko

2015年08月13日 木曜日

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▶数々の賞を受賞して、その後、一大決心をしてNYに単身渡って2年、困難を乗り越えて2年ぶりにNYの仲間を連れて、「Moonlight Serenad」の発売記念日本ツアーを実現させた二見勇気さん。二見勇気(pf)ジェフ・ディングラー(b)マイケル・ウィンニッキ(ds)さんのメンバーによるトリオ編成で11日間の帰国ツアーを組んでその5日目が昨夜の当店でした。
▶皆さんクラシックの基本に裏付けされた確かなテクニック、音色とリズムもとても爽やかで、その音楽的で美しいトリオサウンドに驚きました。特にピアニシモが大変美しい二見さんのピアノ、そしてタッチが柔らかくセンスがいいマイケルさんのドラム…さすがクラシックで鍛えられた皆さん、まだお若いのにNYは人材が豊かだと思いました。勇気さんはとても礼儀正しい青年で、お仲間であるジェフさんも同様、育ちの良さを感じる少年のようなイケメンたち。ガッツのある方で、今回は皆さんをご自宅に泊まらせてのツアー。
▶1st.stage…G.ガーシュイン♪Embraceable You、二見作♪An Old Temple on A Rany Day、R.ブライアント♪Cubano Chant…とても明るい曲でO.ピーターソンもカバーしています、良くスウィングしていました。C.コリア♪Windows、G.カーン♪All The Things You Are、H.シルバー♪Nica’s Dream。三人ともきちんとスーツとネクタイ姿。(いつも思うのですが)ステージ風景も引き締まって素敵ですよね。
▶2nd.stage…アルバムのタイトル曲G.ミラー♪Moonlight Serenade…7拍子のアレンジでした。NYでは変拍子が普通になっているそうです。♪Like Someone In Love、二見作♪High Line…マンハッタン、ロウアー・イースト・サイドに作られた長さ1マイルの空中緑園で、今NYの新しい観光スポットだそうです。ピアノソロで♪ふるさと…NYにいると日本の童謡が素晴しいと思いジャズにアレンジしたそうです。三人の基本がクラシックなのでイギリス人の作曲家ヘンデルの作品をしますと♪私を泣かして下さい…アルコ(弓)のベースイントロからトリオになり、ドラムの右手はスティック左手はマレットで叩いた気持の良い演奏でした。アンコールはJ.スタイン♪As Long As There’s Music、そして心のこもった美しい♪Body And Soul でした。
▶お客さまは皆さんとても良かった、とおっしゃってアルバムも沢山お買い上げ頂きました。出演者の皆さんは、楽器を抱えて、電車で二見さんのご実家に向かわれました。初々しい一生懸命さを、応援してあげたくなる若者たちです。今夜は二見さんの地元「サムタイム」、地方に出て21日の最終日が神田の「東京TUC」だそうです。とても良いトリオです、お聴きのがしの方はぜひどうぞ。

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