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デイリーレポート

多くのファンで賑わった緻密なステージングの気持ちのいい演奏

多くのファンで賑わった緻密なステージングの気持ちのいい演奏

Kyoko

2021年12月04日 土曜日

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▶《嶋津健一トリオ》レギュラーメンバー 嶋津健一(pf) 加藤真一(b) 今村健太郎(ds) さん。 嶋津さんはこのメンバーが揃わないとライブはなさらないので8月以来の出演で、多くのファンが待ちわびていらしたのでしょう、お陰様で満席に近い店内になりました。前もって演奏予定の曲名リストと、そのエピソードなども詳細に書いてくださったり、お客さまのリクエスト曲び応えて曲名リストに加えてくださったり、さすが理科系の方の対応は違いますね。とても気持ちの良い演奏のステージで、私も心が和みました。
▶そのリクエスト曲「ラ・ヴィ・アン・ローズ(La Vie en rose)」はエディット・ピアフのシャンソンですから普通のジャズ・ミュージシャンは知らないと思いますが、嶋津さんは休憩時間にすぐコードを書いてサイドメンに渡しておられました。これも流石だと思いました。演奏途中で嶋津さんが「おおー」大声を出したので何かと思ったら、嶋津さん急いでいて譜面を間違えたそうで、終演後に説明してくださいました。律儀な方ですね。私も皆さんも、歓喜あまっての声と思っていましたから。いつも奥様がファンの方に丁寧にご対応なさっていらっしゃいます。ご予約者を募ってくださって事前にまとめて、来客予定人数を送ってもくださいます。いろんなことに私は頭が下がる、仲の良い素敵なご夫妻です。
▶1st.set…嶋津作♪Bluezayaya…「生徒の発表会のために書いた曲がお気に入りになりました」、ジミー・ヴァン・ヒューゼンの♪Sunday, Monday, or Always…『カップルの他愛もない会を歌にした可愛い曲です」、嶋津作♪Young And Restless…「若くせわし無い時代に思いをはせそんな時代はこんな曲がふさわしいかなぁ、と」、ジョニー・マンデル♪A Time For Love …「ジョニー・マンデルは大好きる作曲家で彼の作品を集めたアルバム「The Composers II)を作っています」、ポーランド出身の作曲家ブロニスラウ・ケイパーの♪Invitation…「ケイパーは Green Dolphin Street の作曲者でもありとても特徴的な曲を書いています」、嶋津作♪夢想曲…「最新アルバムの表題曲でその昔妻との電話中にひょっと出来た曲です」、ヴィクター・ハーバート♪Indian Summer…(私も経験していますがちょうど今頃のNYでは急に暖かくなる日が2周間ほどあります。インディアンの襲撃のようだから、ということを嶋津さんの解説メモで知りました。
▶2nd.set…嶋津作ピアノソロで♪秋桜(コスモス)…「妻のために書いた曲」 私もコスモスは大好きな花です。♪A.C.ヒョビン♪モノクロームの肖像「限られたリズム限られた音程で無限の世界を表わしたジョピンの名作」、嶋津作♪意志…「ある大切な人の人生のピンチに臨んでその人を鼓舞するために書いた曲です」、ヴィンセント・ミリー・ユーマンスの♪More Than You Know…「自分が思っている以上に貴方を愛してますというバラードの名曲です」、ピアニスト ファッツ・ウォーラーの♪Jitterbug Waltz…「ブンチャッチャ・ブンチャッチャ、楽しければ何でもいいですね(笑)」、加藤真一作♪For You…「You は実は奥様の名前で「ゆうさん」です」、嶋津作♪You Wanna Go Upstairs…「Upstairs はアップテンポを表すミュージシャン用語で意味は”速いテンポでやってみる?”。いろいろ勉強にもなる嶋津さんの解説 or MCトークでした。理科系の方の緻密な頭脳と鋭い感性は、私は好きです。

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