デイリーレポート

いろんな才能が豊かな上に歌もホンモノです

▶トランペッター市原ひかり(tp,flh,vo)さんは、小柄でチャーミングですがとてもエネルギッシュにいろいろ活動されています。お父様はドラマーで音楽の才能はもとより、絵も書いて個展を開いたり、二年ほど前からヴォーカルでも自己表現できたら、と勉強されて歌い始めました。リズムも音程もしっかりしていて英語もきちんとしていて、何を歌っているのかが良くわかり、よくスウィングしていました。本当にリエイティブな女性ですが、昨夜は大先輩の 大口純一郎(pf)さんと 古野光昭(b)さんのサポートで興味深いライブを繰り広げられました。
▶1st.stage…♪My Funny Valentine、♪It’s You Or No One、トム・ハレル♪Visions of Gaudi、♪It Could Happen To You、 ♪I Thought About You。
▶2nd.stage…トランペットからでたハロルド·アーレン♪My Shining Hour、ヘップバーンの映画「いつも二人で」からH.マンシーニ♪Two For The Road、スタンダード曲♪All The Things You Are、M.デイビスの♪Four、トム・ハレルの♪Before You…この曲だけインスト演奏であとはすべて ひかりさんのボーカル入り。♪We’ll Be Together Again、スタンダード曲♪ I’ve Never Been In Love Before。ここで聴きにいらしていひかりさんの結婚まもない旦那さま、デイビット・ネグレテ(as) さんを呼び出して一緒に演奏。バラエティー豊かなとても楽しいステージ演奏でしたが、残念ながら聴き手が少なくて心苦しかったです。
▶お店に出る前に、ブルーノート東京に渡辺貞夫さんを聴きに行き、お会いしてきました。こちらは3日間とも満席。バックはケンドリック・スコット トリオで皆さんこの間、連日ウチに立ち寄ってくださっていました。ナベサダさんは84歳とは思えない若さで、気持ちよさそうに良い音で楽器が歌っていました。来年はアフリカにツアーに行くそうです。素晴らしいですね。私も好きなことをやって生きているのですから頑張らなくては、と励みになりました。