デイリーレポート

表現が追いつかない｢凄くて素晴らしい…｣

▶昨日は、今年で10回目を迎えた小曽根真さんのクリスマスコンサート・イン・オーチャード・ホール。今年はゲイリー・バートンさんのビブラフォンとノーネーム・ホーセスでした。私は自宅が渋谷で近いので、毎年リハーサルを聴いていますが、今年はご招待されて（何年か本番を聴いていますが）本番も聴かせていただきました・
▶演奏も凄い上に楽しいサプライズもあるので、チケットは即日ソールドアウトの人気コンサートです。いつもながら、小曽根さんの音楽家としての才能や愛情やプロデュース力や…極上のコンサートでした。ペコちゃん（伊藤君子）が客席から呼び出されて最後に♪サイレントナイトを歌ったところまでは聴けず（人に聞きました）後ろ髪を引かれながらお店に向かいました。
▶というのも、お店は《ケイ赤城トリオ》の【BODY&SOUL Special】で聴き逃したくなかったのです。今夏NYでレコーディングされたアルバムの発売が間に合わいませんでした。そしてアルバムの録音メンバーのドラムスは本田珠也さんでしたが、彼が欧州で仕事中で帰国が間に合わず、石若駿さんが抜擢されての当店出演でしたし。ベースはレギュラー若井俊也さんで（若井優也(pf)さんの弟さん）ケイさんのレギュラーになってから長足の進化です。
▶ケイさんは昨夜初めて共演された石若さんを大変気に入って、特にこの若さで凄いレベルと褒めておられ、早くから石若さんを応援している私としては大変嬉しく思いました。今回のツアーへの参加は2日間だけですが、石若さんも大変勉強になるので楽しいということでした。そのトリオ演奏は、これも凄い演奏としか言えないほど素晴らしいもので、それぞれのソロも本当に凄くて素晴らしい演奏でした。
▶2nd.stage…ケイ作♪Slow Town…何もする事がない時に思いついた曲だそうです。♪Simply Five、スタンダード曲♪On Green Dolphin Street…素敵なアレンジでした。♪Imagination…久し振りに聴きました。M.デイビス♪Petit Machin。アンコールはケイ作♪For Heaven’s Sake…ケイさんがお酒を飲んでいる姿を私は見たことがありませんが人が酔っている姿を見て作られたのかしら…
▶オーチャードといい当店といい「素晴らしいすごい演奏」としか表現できず、表現力の無さが残念です。小曽根さんもケイさんも、演奏はもちろん、人間としても演奏家としても群を抜いて優れた方で、私が尊敬するミュージシャンです。そんな方たちと親しくして頂いている私は、幸せだと思います。何も残せない私の大きな財産です。