デイリーレポート

優しく包み込まれるような歌声に初めての方もうっとり

▶ウィリアムス浩子さんご自身が組んだ《Quiet Jazz Virgo》は彼女の優しい歌声がより活きる 伊藤志宏(pf)西嶋徹(b)馬場孝喜(g)さんのドラムレス・トリオがバックです。意識したわけではなく全く偶然に皆さんが乙女座で、このユニット名になったそうですが「バラードの女王」と言われる彼女に相応しいですね。
▶これも意図しない偶然ですが、ここ３日間、当店ではドラムレスが続きました。楽器（人間の声も含めて）の良さがクリーンによく解る毎日でした。昨夜は1st セットでは客席が満席に埋まりました。「サウンド・クルージング・ミナト」のチケットでいらした方も多く、当店初めての方も普段の日より多かったでしょうか。浩子さんは、歌詞に込められた意味をお話しながら、包み込むような柔らかく心地よいヴォーカルの優雅なステージを繰り広げました。初めてのお客さまもお店に流れる空気を感じ取って、皆さん熱心に聴き入っていらっしゃいました。
▶港区の音楽祭り「サウンド・クルージング・ミナト」は昨夜が最終日でした。さまざまなジャンルのライブ音楽のお店が参加されていますが、当店は港区と言っても六本木・麻布・赤坂といった港区のセンターからは遠く、参加を躊躇しましたが、初めてライブジャズをお聴きになってジャズファンになってくれた方がきっといらっしゃるに違いない、と思います。ぜひ、今度は単独でいらしてくださいね。
▶1st.stage…♪Flamingo、♪Time After Time、♪Tea for Two、♪Softly As In A Morning Sun Rise、バラード♪My Foolish Heart、季節物♪Autumn Leaves、♪Smile、
♪Night and Day。
▶2nd.stage…♪My Favorite Things、♪Love Letters、♪Love Me or Leave Me、♪Lullaby of Birdland、バラード♪If、♪A Time For Love、アップテンポで♪A Night In Tunisia、アンコールは♪So Many Stars でした。
▶今発売されているミニアルバム「MY ROOM」がAmazonで５日間で2,000枚を完売。ジャズ部門売上１位にランキングされ、今、追加プレスをしているようです。このアルバムも、宣伝にお金を掛けたわけではありません。浩子さんは全く１人で、企画プロデュースから録音・制作まで手がけました。優しい容姿に似合わず芯の強い女性です。常連のお年を召した女性のお客さまが、ステージでは近寄り難い感じがしたけれど（終演後）お酒を一緒に飲んでみたらそんな事ないわね、とおっしゃっていました。彼女はこれから、もう２枚のミニアルバムを出します。これもきっとヒットするに違いありません。