デイリーレポート

いつものトリオに温かい音色のトランペットを迎えた気持ちいいサウンド

▶桜ももう少し、の祝日明け昨夜は、ピアノトリオのお手本のような《椎名豊トリオ》に、トランペッター篠原正樹さんを迎えたクァルテットでした。トランペットは吹き手の個性がよく出る楽器ですが、篠原さんのトランペットはとても温かい音色で、声で言うとお腹から出ているようなふっくら深い感じ。椎名さんのお気に入りのトランペッターということが納得できる、心が和む気持ちの良いサウンドでした。
▶店内はいい感じに席が埋まり、お客さまはバラエティーに富んだ演奏曲を楽しまれたようで、皆さまお帰りにはお顔がほころんでおられました。椎名さんの次回は、今フランスのジャズシーンで話題のアルト奏者とイタリアの№1テナー奏者とを招請。この篠原さんを加えた三管フロントのセクステットの日本ツアーで、当店では5/12(金)です!!
▶書類申請などの手続きが面倒な「興行ビザ」の取得も、普通はプロモーターにお願いするところ椎名さんは全てご自分でなさり演奏先もご自分でブックされます。ご自分の音楽を真摯に追求する姿勢に、本当に頭が下がります。私も応援しています。新緑のGW、ぜひお越しください。スケール感ある素晴らしジャズサウンドになると思いますよ。
▶1st.set…ビリー・ストレイホーンの♪U.M.M.G(Upper Manhattan Medical Group)…ストレイホーンが癌で入院した病院の院長さんに捧げた曲。篠原正樹作♪The Holiness of Place (神聖な場所)、E. マルサリス♪Swingin’ At The Heaven。椎名豊作オリジナル3曲♪Summer Mist、椎名作♪In The Dusk、椎名作♪ Future Swing。　
▶2nd.set…椎名豊作♪ Dance Swing、篠原正樹作♪16 Bars Blues、T. モンクの♪I Mean You、H. カーマイケル♪Stardust、椎名作♪Tuck-A-Way、アンコール曲はT. モンクの♪Raise Four でした。