【円安不況を楽しむ「安近短」】
GW〜薫風さわやか若葉の候。
ぶらっと立ち寄る公園通りの“ジャズ専門店”
人生を豊かにする“サードプレイス””
今年50周年のBODY&SOUL
6月スケジュール更新/公開
(2024年5月1日付 May.1st)

デイリーレポート

私にとって色々を再認識した密度の濃い秋の一日でした

私にとって色々を再認識した密度の濃い秋の一日でした

Kyoko

2022年11月15日 火曜日

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▶昼下がりの国立劇場、コロナ禍で私にとっても久しぶりの歌舞伎観劇でした。忠臣蔵の中でも人気の「お軽・勘平」五段目と六段目です。国立劇場が56年目の来年、建て替えを迎えるその さよなら公演の一つで、春風亭小朝の落語や太神楽とのコラボ公演でした。早野三平は中村芝翫さん、三平の義理の老母親おかやの大役が、私とは昔からのお付き合いでジャズ好きの中村梅花さん。前半の落語「殿中でござる」と「中村仲蔵」で、この段がなぜこうして有名なのかが笑いの中で噺され、この歳にして初めて歌舞伎草創期と忠臣蔵の歴史や疑問の答えを知ることが出来ました。
▶中村梅花さんは、麻布高校の頃は渋谷のジャズ喫茶に通い、研修生でこの世界に入り、芝喜松として長らく先代芝翫さんに仕えました。その後 梨園の出ではない大部屋役者で初めて七代目梅花になられました。好きな世界で努力を続けることの大切さを、私も教えられた方の一人です。そして、歌舞伎の世界のジャズに通づる「間」やセンスの良さを感じて、改めて日本芸能は凄いなと思いました。
▶ひと休みしてお店へ。こちらは《福田重男トリオ》福田重男(pf) 金森もとい(b) 奥平真吾(ds) さん。レギュラーメンバーでいつものように音色とセンスの良いリズム隊に乗って「福田ワールド」が展開されました。いつもと違って三人が三つ揃いのスーツでパリッと決めた姿で、見た目も緊張感があり、演奏曲もバライティー豊かでとても良かったです。ステージはこうでなくてはいけません。演奏者は、見た目も含めて表現者なのです。
▶客席には当店のお客さまが多い夜でした。古くからのお店のファンの常連さん、神戸のレフト・アローンのママさん、いまFM放送でジャズ番組のDJをされている曽田あくらさんがお母様とご一緒に。お母様は福田さんとはゴルフ友達です。人は、色んな所で繋がっているんですね。
▶1st.set…福田重男作♪Spring 17、M.デイビス♪Solar、イヴァン・リンス♪Love Dance、鈴木良雄作♪Mistral、福田作♪Mr. NK (故野村監督)。
▶2nd.set…A.Cジョビン♪Fotografia、福田作♪Don’t Be Silly、A.Cジョビン♪Someone To Light Up My Life、ジミー・ヴァン・ヒューゼン♪All The Way、
G.ガーシュイン♪Fascinating Rhythm、♪アンコール曲はD.ガレスピー♪Birks Works でした。

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