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デイリーレポート

柔らかく太く深く響くバス・トロンボーンの素晴らしい音楽世界

柔らかく太く深く響くバス・トロンボーンの素晴らしい音楽世界

Kyoko

2021年07月01日 木曜日

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▶コロナでまともな営業ができないまま今年も半年6月が終わろうとしています。その最終日は《山城純子バストロンボーンクァルテット》山城純子(btb) 林正樹(pf) 中村健吾(b) 高橋信之介(ds) さんでした。私が最初に純子さんのバストロンボーンを聴いたのは、小曽根真さん率いるバンド「NNホーセス」でした。女性でこの楽器を吹いているのにも興味を持ち仲良くなりました。彼女は元々クラシックの方で演奏でソロを取ることもほとんどなかったようですが、小曽根さんのバンドでソロを取るようになりました。
▶もう7~8年前になるでしょうか、南仏プロバンスの避暑地でのラ・ロック音楽祭に連れて行ってもらった時に、チック・コリアバンドとともに出演されたNNホーセスの演奏の際、純子さんのソロがフランス各地から訪れた大観衆が足を踏み鳴らすほどの大喝采を受けたのが忘れられません。私は時々聴きたいと思い、純子さんを口説いて当店に出演するようになりました。しかも第一線のメンバーとの共演で、メンバーが揃うのが難しいのですが、私がとても楽しみしていたステージでした。
▶聴けばすぐメロディーが口ずさめるお馴染みの曲も、太く深く響くバストロンボーンで聴くと、また素敵ですね。そうそう、純子さんのお知り合いのトロンボニスト佐野聡さんがいらしていて、シットインでハーモニカを奏者されました。これもなかなか良かったです。客席には、純子さんの息子さんとお嬢さんがいらして熱心に聴いていました。息子さんは音大でトロンボーンを勉強しているとのことでした。お嬢さんももう大学生になっていました。私も歳を取るはずですね。
▶1st set…ビクター・ヤングの映画音楽♪Stella By Starlight (星影のステラ)、C.パーカー♪Confirmation、チャールス・ミンガス♪II B.S.、ウォルター・ドナルドソン♪Makin’ Woopee、C.パーカー♪Donna Lee。
▶2nd set…中村健吾作純子さんの応援曲♪Go Go Janko part II、A.C.ジョビン♪Wave、ピアニスト ジョン・クレナー♪Just Friends…佐野さんがハーモニカでシットイン演奏されました。イプセンの戯曲「ペール・ギュント」のために書かれた♪組曲ペール・ギュントより「山の魔王の宮殿にて」、チック・コリア♪Spain、アンコールはジルベール・ベコーのシャンソンがオリジナルのスタンダード曲♪What Now My Love (そして今は)。

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