【私の“サードプレイス”】
さぁ、新年度。 職場と家庭の息抜きに
ぶらっと立ち寄る公園通りの“ジャズ専門店”
今年50周年のBODY&SOUL
4月のご案内&5月スケジュール更新
(2024年4月8日付 Apr.8th)

お知らせ

訃報:土岐英史さん 享年70

Kyoko

2021年06月29日 火曜日

1 コメント

▶先週土曜日の深夜、私のところにある方から土岐英史さんの訃報が入りました。癌を患ってここしばらく入退院を繰り返しておられましたが、最後はご自宅でご家族に見守られて息を引き取られたようです。ごく内輪にご家族で家族葬をなさる、ということで遅ればせながら私の追悼文を寄させていただきます。
▶去年暮れ、久しぶりだった土岐さんの当店のご主演時に、また聴きたいと思いすぐその場でこの4月28日の出演をお願いし、楽しみにしていたのですが…当日体調が悪いとお電話がありました。「出られなくてゴメンナサイ」と言うのが土岐さんとの最後の会話でした。私の中ではいま、あの土岐さんだけの澄んだ綺麗なアルトサックスの音が鳴り続けています。
▶若い頃は当店によく出演されていました。ある時、大阪にとてもいい黒人女性シンガーいるから、京子さんきっと気にいると思うから呼んであげてよ、と教えてくれたのがサンディ・ブレアさん。ゴスペルフィーリングの、ジャズはやはりブルースだと感じさせてくれるシンガーで、いまNYで大活躍されていますが、彼女と一緒に演奏されたのももう40年以上前になるでしょうか。ふと思い出しました。
▶日本の高度成長期の一番いい時に、スタジオミュージシャンとしても大活躍されていて、あの美しい音色ですから超売れっ子でした。今年の春先に、お医者さまでもある当店のお客さまから、土岐さんの病状はあまり良くないようですよ、と聞いてはいましたが…まさかこんなに早いとは思いませんでした。私より10歳も若いのに、本当に残念でなりません。心からご冥福をお祈りいたします。安らかにお眠り下さい。合掌

コメント 1件

  1. 菅野 広和 says:

    フルバンドでのLiveを演るJazz Clubが少なくなる中、
    ここ数年 土岐さんのレギュラークインテットと彼の唯一無二の美しいAltをBODY&SOULの空間で堪能できたのは幸いでした … 僕も昨年末12/28のLiveが最後になってしまいましたが。
    個人的には、故 越智順子さん以来の喪失感 …オチジュンのCDはまだ聴けませんが、ここしばらくは土岐さんのSaxをかけようと思います。
    京子ママも、まだまだご苦労が続くと思いますが、ぜひバンドで聴ける演奏の場を続けてください♪。