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 Weblog by Kyoko (過去のブログはカレンダーを戻してネ)
  7.1 Tue ハッピーに〆られた月末の最終日
  7.2 Wed 二晩続けてドイツのお客さまが…
  7.3 Thu ジャズの素晴らしさが体感できる夜
  7.4 Fri 若い感性って素晴らしい !!
  7.5 Sat 新鮮で充実した演奏と店内の雰囲気
  7.6 Sun みんなハッピーになった週末の夜
  7.8 Tue 深いグルーブの至高のピアノトリオ
  7.9 Wed ジャズ・ファンクにノッた店内
  7.10 Thu 雨でしたが軽やかなヴァイブ・サウンド
  7.11 Fri 凄ッごい演奏に店内は大コーフン状態
  7.12 Sat 前夜と変わって上品で大人のNYジャズ
  7.13 Sun それぞれ特色ある飽きないNY特集3日間
  7.15 Tue 真夏の夜の気持ちいジャズ
  7.16 Wed いつもと彩りが違う福田トリオサウンド
  7.17 Thu すっかりプロになってきた情家さん
  7.18 Fri プロフェッショナリズムに接した日
  7.19 Sat 週末らしい大人の雰囲気の夜
  7.21 Mon ステージ中央でバラエティー豊かに…
  7.22 Tue 可愛い すみれさんに応援の方が大勢
  7.23 Wed リラックスして若手トリオと共演
  7.24 Thu ファンの年齢層が幅広い若い演奏者たち
  7.25 Fri 「音の輪」東北支援ツアーに拍手 !!
  7.26 Sat 親日家のNYQにお馴染みのお客さま
  7.27 Sun 愛と恋の歌の特集 楽しいステージ
  7.28 Mon 清涼感のある上品なサウンド
  7.29 Tue 良くスウィングする透明感のあるサウンド
  7.30 Wed モントルーのおみやげ話を交えて
  7.31 Thu 元気のいい直球勝負の小気味いいジャズ


  2014.7.1 Tue   ハッピーに〆られた月末の最終日
▶月末の月曜日、クラシックのミュージシャンのグループと、
お誕生日会のグループ、そして福田トリオ、福田重男(pf)
上村信(b) 奥平真吾(ds) さんのファンがいらっしゃって、
6月の最終日を賑やかに明るく〆ることができました。
▶1st.stage…B.バカラック♪This Guy's In Love With You、
福田作♪Rachel's Lament、♪Wing Wise、
D.エリントン♪Someone To Watch Over Me、
福田作♪Lullaby、福田作名曲♪Go Ahead Nigel、
お誕生日の方2人に♪Happy Birthday。
▶2nd.stage…T.モンク♪Bemsha Swing、
G.ガーシュイン♪Fascinating Rhythm、福田作♪Finger Prints
聴きにいらしていた柴田亮(ds) さんを呼び出して
福田作♪You Can Take You Can Give、
♪Memories…福田さんがお母様の一周忌に捧げた曲ですが、
昨夜は、お亡くなった知り合いの方を追悼して。
レギュラーメンバーで、福田作♪Pretty Blues…これは
ロン・カーターとレコーディングした時に作曲した曲。
アンコールはH.ハンコック♪Sonrisa。
▶お帰りの際にクラシックのミュージシャンの方々が口々に
「素晴しくバランスが取れた、素敵なトリオでした」と言い
残されたことがとても印象に残りました。本当にこのトリオは
スタンダード曲はもちろん、オリジナル曲もメロディーと
リズムが素敵。私の大好きなトリオです。一度聴けばきっと
ファンになられるに違いありません。
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  2014.7.2 Wed   二晩続けてドイツのお客さまが…
▶7月の初日火曜の夜は(《Tower Station》俵山昌之(b)さんと
福井ともみ (pf,key) 藤井学(ds) 太田剣(as) 太田朱美(fl)さんの
メンバーは、早くからリハーサルをして本番に臨みましたが
残念なことに、いつもにくらべてちょっと寂しい客席でした。
▶でも前日にいらした、ドイツからのお客さまが二晩続けて
いらっしゃいました。前日は福田さんの美しいピアノトリオ
昨夜はブラジル音楽で、大変楽しまれ喜ばれて、帰国したら
ジャズ好きの友達にも教えますよ、と残して、今日ドイツに
帰国されました。
▶メンバーが変わってから当店2,3回目の出演ですが、その
フロント、剣さん朱美さんは、メンバーにすっかり溶け込み
ユニットのサウンドの要の役割をしっかり果たしていました。
1st. stage…
♪Brigas Nunca Mais、俵山作♪Night Flight、
♪Closer、♪A Ra、♪Brooklyn Hight。
2nd.stage…
♪Setrmbro、俵山作♪Tower Samba、♪Blue Bossa、
俵山作♪Moon Light、俵山作♪Sun Rise、
アンコールは♪A Felicidade。
▶お客さまは少なかったですが、外国の方がいらして日本の
夜を楽しみ喜んでもらえるのは、演奏者にとっても、お店に
とっても嬉しい事ですね。ウチは外国の方が多く訪れますが
ドイツからの方は比較的珍しいので、特に思いました。
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  2014.7.3 Thu   ジャズの素晴らしさが体感できる夜
▶当店が特別に組んだメンバーで自信とともにお勧めする
《BSスペシャルクィンテット》そのメンバーは、椎名豊(pf)
井上陽介(b) 江藤良人(ds) 近藤和彦(as) 浜崎航(ts) さんですが
れぞれが別に活動されているリーダーでスケジュール合せが
大変ですから、一緒にライブが出来るのは年に数度しかなく、
その意味で演奏を聴けるのはラッキーとも言える昨夜。
▶皆さんがリーダー格ですが、MC(司会進行役)は近藤さんが
担当されます。演奏曲はそれぞれが演りたい曲を持ち寄って
順番を決めてステージにかけます。
▶1st.stage…C.ミンガス♪Nostalgia In Times Square、
H.シルバー追悼♪Gregory Is Here、M.ミラー♪New Wheels、
C.ミンガスのバラード♪Duke Ellington's Sound Love、
G.ワイル♪This Is New。
▶2nd.stage…C.ミンガス♪Peggy's Blue Skylight、
椎名作♪Working Clouds…「ノンちゃん雲に乗る」です。
江藤さん楽曲提供のS.ランスター♪Flood in Franklyn Park、
ビートルズの♪Here There and Every Where、
V.ルイス♪Hey It's Me You're Talking To、
アンコールは二管のユニゾンが凄く素敵な♪Blue Monk。
▶五人がそれぞれお互いを認め合った自由な演奏で、選曲も
渋くて名曲も多く、ストレート・アヘッドなジャズの神髄を
感じさせる演奏と、ユーモアもあるステージ。このメンバー
でしか味わえないジャズの楽しさを堪能いたしました。次回
秋も深まった11月12日水曜日です。ジャズの素晴らしさを
体感するにはお勧めです、お聴き逃しなく。
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  2014.7.4 Fri   若い感性って素晴らしい !!
▶ゲストに新星、紗理(vo)さんを迎えての、市原ひかり(tp)
宮川純(pf,key) 清水昭好(b) 横山和明(ds) さん。リーダーが
ひかりさんで、皆さん才能豊かな若いグループです。ひかり
さんはデビュー当時の可愛いお嬢さんから、今は強い意志を
感じさせる女性になり、音楽にもそれが表れていました。
ちなみに、紗理さんは中村誠一(ts)さんのお嬢さんです。
▶スタンダード曲のアレンジも、若い感性によって新しい
息吹が吹き込まれたように聴こえました。ひかりさんと
紗理さんとは同窓生ですが、紗理さんはバークレーに留学して
卒業してからでしたから、デビューはひかりさんが先輩です。
▶紗理さんの声質は甘い良い声で、英語もしっかりしていて、
リズム感も良く、将来きっとジャズ界をリードする逸材です。
若い5人のサウンドは新鮮でバランス感覚も良く、若い感性
に感心しながら楽しんだ、気持の良い夜でした。
▶1st.stage…ひかりさんアレンジの♪Body And Soul、
清水作♪Can You Repeat The Past?。
紗理さん登場♪It Could Happen To You、♪If I Were A Bell、
ひかりさんアレンジの♪Like Someone In Love、
バラード♪Easy Living、
ひかりさんアレンジの♪My Funny Valentine…は、
バラードですがとても力強くアレンジされていました。
▶2nd.stage…ひかり作♪Just Fode Away。
紗理さんが登場し♪Urim & Thummim…の演奏をバックに、
ブラジルの作家パウロ・コエーリョの「アルケミスト」
(夢を旅した少年)の中から紗理さんが英語で朗読しました。
紗理さん歌で♪So This Is Love…これは童話シンデレラの中で
王子様と舞踏会でダンスをする場面の曲。
▶ひかりさんアレンジの♪Blue Moon…が現代風になって。
ちなみに、三年に1度くらい、満月が月に2度見られる月が
ありますが、その最後の月がブルー・ムーンと言われます。
バラード♪ I've Got A Crush On You、
宮川アレンジの♪It Might As Well Be Spring…ひかりさん曰く
イケイケアレンジ。ほんとに。
▶今度SONYから、パスポートサイズの録音機が発売されます。
その新しい機器の宣伝のため、それに先立って昨夜は、その
機器をセットして録音とビデオ撮影がありました。電子機器は
どんどん小型化され高性能なものが開発されているようです。
でも、どんなに技術が進んでも…生の演奏にはかないません。
ジャズは生演奏が一番 !! ですよね。
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  2014.7.5 Sat   新鮮で充実した演奏と店内の雰囲気
▶久し振りの歩美さんのステージ、メンバーは私に任されて
選んだミュージシャンです。纐纈歩美(as)さんと若井優也(pf)
若林美佐(b) 横山和明(ds)さんという初共演のメンバーでした。
でもリハーサルですぐ打ち解けて本番はしっかりまとまった
サウンドが出来上がっていました。今の若い人は譜面に強いし
理解度も早く、良く勉強していることが表れています。
▶演奏は、とても新鮮で内容も充実しいて、ストレート・
アヘッドなワンホーン・クァルテットのいいジャズを、お客
さまと一緒に楽しみました。歩美さんは、音色も綺麗で楽器が
よく歌い、オリジナル曲も美しく良い曲です。若く美人で才能
があって…素晴らしいミュージシャンに成長しました。今後が
楽しみですね。若井さん若林さん横山さんのサポートも的確で
行き届いていてサポート陣の皆さんの懐の深さを感じました。
演奏曲は、若いのに渋い曲で、皆さんよく勉強されています。
▶1st.stage…T.ハレル♪Because I Love You、
L.トリスタン♪Lennie's Pennies、P.デスモンド♪Embarcadero、
H.エリスのバラード♪Detour Ahead、B.パウエル♪Celia。
▶2nd.stage…
歩美さんがNYでレコーディングの時に作曲した♪Beatrix、
T.モンク♪Shuffle Boil、歩美作♪Flora…美しいピアノの
イントロから入ったとても良い曲でした。
バラード♪Autumn in New York…良く歌うアルトに
お客さまもうっとり。エルビン・ジョーンズのバンドを聴き
インスピレーションが閃いたという歩美作♪Trois、
アンコールは♪It Could Happen to You。
▶客席は、北海道や関西からいらした方もいて、皆さま熱心
で聴き上手なジャズファンの方ばかり。店内はとても雰囲気
のいい金曜日のライブでした。
▶ここ何日か若い演奏者の出演が続いているステージですが、
私が聴いて、恥ずかしくなくお客さまに聴いていただける
実力ある若者たちばかりです。そして、実際に聴いてその
若い感性と素晴らしい演奏に接して、頼もしく思う毎日です。
そして今夜のマヤ・ハッチさんのグループも、若く、生きの
いいジャズですよ。若い方はもちろんご年配者もぜひどうぞ。
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  2014.7.6 Sun   みんなハッピーになった週末の夜
▶夕方から明るい青空が出てきた週末、ステージも若い
マヤ・ハッチ(vo)さんと彼女の仲間たち、宮川純(pf,key)
小泉P克人(b) 福森康(ds)さんの、若いエネルギーあふれる
明るいステージ。宮川さんはキーボードを2台持ち込む
熱の入れようです。
▶小泉さんはパリの演奏旅行から帰国したばかり、福森さん
はジャマイカに8日間バカンスしてきて日焼けの後も鮮やか。
マヤさんは髪をアップにし(とても良く似合ってましたよ)
ノースリーブのシャツに黒のパンツスタイル…で、お客さまに
話しかけながらステージを進めました。
▶客席からは男女問わず「明るくて可愛いねぇ」という声が
聞こえていました。客席は圧倒的に若い人が多く、反応も
ノリも良くて、週末をハッピーに楽しんでおられました。
▶1st.stage…アレンジが斬新な♪Night and Day、
M.ジャクソンの♪Butterflies、H.ハンコックの♪Butterfly…
ちょっと粋な選曲ですね。
ボサノバで♪A Boy from Ipanema、
今マヤさんがはまっているという韓流男性グループ
BIG BANG の曲♪Bud Boy、雰囲気を変えて♪S' Wonderful、
小泉・マヤ共作♪"Light! Camera! Acthion!"。
▶2nd.stage…♪Giant Ateps、明るく♪We Are The Sun、
ノラ・ジョーンズ♪Don't Know Why、小泉作♪行きたいとこへ、
客席が聴き入ったピアノだけをバックにしっとり歌った
♪I Loves You Porgy。♪But Beautiful。さぁお客さま
一緒に飛びましょう、と皆でコーラスした♪I'd Like To Fly、
アンコールは♪Can't Take My Eyes Off of You (君の瞳に恋してる)
楽しい時間を皆で共有しハッピーになれた週末でした。
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  2014.7.8 Tue   深いグルーブの至高のピアノトリオ
▶沖縄の方は50年ぶりという大きな台風が迫って大変なよう
でしたが、都内は雨は止んでいましたが曇り空で星は見えず…
そんな七夕の夜。ピアノトリオの真髄ともいえる素晴らしい
片倉真由子(pf)佐藤ハチ恭彦(b)ジーン・ジャクソン(ds)さんの
深いグルーブに酔いました。
▶真由子さんはジーンさんが日本にいる時にしかトリオでは
演奏されないので、先月6月25日に出演で、出演の間隔が少し
近いのですが、その時も凄く良かったのですが、昨夜はその
上を行く演奏でした。いつもいらっしゃるこのトリオのファン
もいらして、いつも聴いておられる方々ですが、皆さん感動を
新たにされるステージでした。
▶出演間隔が短かったので、真由子さんもご自分に手応えを
感じていたようでしたが、ジーンさんとハチさんのおかげです
とご謙遜されていましたが…それほど素晴らしかった。
▶1st.stage…♪Skylark、真由子作♪Monk's Walking、
真由子作♪Bad Cats…良い意味でイケテル男のことだそうです。
A.リンカーン♪Straight Ahead…真由子さんは彼女が大好きです。
T.モンク作♪Evidence。
▶2nd.stage…♪Secret Love、真由子作♪A Dancer's Melancholy、
真由子作♪8th Street…彼女がNYに住んでいた時によく行った
日本の物を売っている店が多い通り。
サックス奏者だったお父様に捧げた真由子作♪Rising、
お客さまのリクエストで♪The Good Life。アンコールは
七夕の曲H.シルバー♪Star Crossed Lovers〜Single Petal of A Rose、
いつものように響きのいいソロピアノで終えました。
▶大野えり(vo)さんが聴きにいらしていて「素晴しいトリオ、
聴きに来て良かった」と感心されていましたヨ。次回この
メンバーで演奏出来るのは、ジーンさんがNYから帰ってくる
暮れの12月になってしまいます。半年も先…そんな想いが
伝わってくるような演奏でした。
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  2014.7.9 Wed   ジャズ・ファンクにノッた店内
▶新メンバーになってから当店2回目の出演の《Medusa》
ゲストに伊藤ハルトシ(cello)さんを迎えた、里見紀子(vln)
宮川純(pf,key)坂本竜太(eb)大坂昌彦(ds)さん。弦楽器が2本で
ジャズ・ファンクを演奏する珍しいバンドです。
▶このバンドは最初、里見さんが坂本さんに会った時お互い
インスピレーションが閃きぜひ一緒に演奏したいと結成した
のですが、当初足並みが揃わず一時休憩していました。が、
改めて、坂本さん以外が新しいメンバーになり、本来ジャズ
ドラマー大坂さんもファンクのリズムをしっかり叩きます。
▶宮川さんはピアノとキーボード2台を上手く使い、坂本さん
が深くグルーブするエレベでしっかりサポート。里見さんと
伊藤さんの弦がその上に乗って気持良く演奏されていました。
紀子さんは黒のロック調の衣装。客席は女性が多く、少々
お酒が入ってすっかり出来上がった女性が、盛り上がって、
皆の注目を浴びるパフォーマンスで楽しまれていました。
▶1st.stage…♪Chiken、B.ブラザースの♪Sponge、
O.ネルソン♪For Down、激しいリズムが続いたのでここで
クールダウンしてバラード♪Bitter Sweet、
T.マリア作♪Come With Me…坂本さんのベースソロに大歓声 !!
▶2nd.stage…H.ハンコック♪Chan's Song、
I.ペック♪Scatterbrain(注意力散漫な人)
H.ハンコック♪I Thoght It Was You、
ヴァイオリン&テェロの2弦がピアノバックに♪Jupiter、
聴きにいらしていた柴田亮さんが大坂さんと替って
S.ワンダー♪I Wish、 アンコールは
大坂さん(ds)でB.ブラザースの♪Some's Skunk Funk。
紀子さんもノリが良い女性の多いステージに嬉しそうでした。
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  2014.7.10 Thu   雨でしたが軽やかなヴァイブ・サウンド
▶私が楽しみにしていたヴィブラホン・サウンドのジャズ。
メンバーは赤松敏弘さん(vib)と、福井ともみ(pf)俵山昌之(b)
藤井学(ds)さんのトリオです。早くからリハーサルをして
本番に臨みましたが、残念なことに夕刻から雨が強くなって、
お客さまが少なくなってしまい、私としてはミュージシャンに
申し訳なく思いました。
▶ヴィブラホンのサウンドは、夏に良く合う似合う軽やかな
響きで蒸し暑さも軽くなります。まして4本マレットでこの
楽器を演奏できる人は中々いません。この奏法を完成させた
あのゲーリー・バートンさんに指導を受けた赤松さんは至宝の
存在だと思います。
▶ともみさんとは、大ベテラン市川秀男(pf)さんの門下生で、
彼女の紹介で当店でライブをするようになり、私も大好きで
皆さまに、ぜひ体感していただきたいと思っているミュージ
シャンのひとりです。
▶このところ湿気が凄く、特に木製の楽器は湿気に弱く、当店
でもピアノのために24時間冷房をつけっぱなして除湿している
のですが、それでも楽器は微妙に鳴りが悪くなります。でも、
昨夜のヴァイブはそれを感じさせない素晴らしい音でした。
▶1st.stage…♪You and the Night and the Music、
市川秀男作品♪Riminiscence 、ともみ作♪My Sweety…
奈良のホテルで食べたケーキがあまりに美味しくて作った曲。
スタンダード曲♪On Green Dolphin Street、
ともみ作♪トリポリの朝食 Breakfast In Tripoli、
ともみ作♪314D(ホワイトデイです)
▶2nd.stage…赤松さんとピアノデュオ赤松作♪The Gleaner、
同じく赤松作♪Perspex をソロで。
♪Alice In Wonderland、ともみ作♪Daily Impressions、
赤松作♪Nostalgia、♪Ladies In Mercedes。
▶赤松さんは11月に3枚目のアルバムをリリースされます。
その発売記念ライブが11月24日に当店で行います。今から
楽しみですね。皆さまもお聴き逃しなく。
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  2014.7.11 Fri   凄ッごい演奏に店内は大コーフン状態
▶さすがです !! 凄い !! いまNYのジャズの最先端を行っている
《New Century Jazz Quintet》ユリシス・オーウエンズJrさんと
ピアニストの大林武司さんが選んだメンバー、中村泰士さんが
ベース、アルトサックスがティム・グリーンさんで、トラン
ペットは一番若いベニー・べナックさんのクィンテットです。
NYで活躍中の若手を代表する皆さんで結成されたユニットで、
ベニーさんはヴォーカリストでもありますが昨夜は(tp)と(flh)を
吹きました。
▶皆さん初めから全力投球で、音が出た瞬間から店内の空気が
別世界になりました。最後までこの緊張感と集中力が続いて
店内は興奮のルツボのようになり、大歓声に包まれっぱなし。
私も魂が揺さぶられた感じでした。
▶彼らはほんの3時間ほど前に日本に到着したばかり。折からの
台風の影響を心配しましたがそんなことを微塵も感じさせない
完成度の高いステージに、私は熱い物がこみ上げてきました。
そしてミュージシャンも、当店のお客さまの反応の良さに驚き
大変感激されていましたよ。
▶1st.stage…大林作♪New Century、M.ミラー♪Tongue Twister、
ドラムソロから入りベニーさんが(flh)を吹いた
B.べナック♪London Toune、
ピアノトリオで♪尺取り虫のワルツ、
全員で中村作♪Language of Flowers、
ベニー作♪El Gran Arado。
▶2nd.stage…大林作♪Festi-Vibe、
ベニーアレンジの♪Pure Imagination、
D.ガレスビー♪Eternal Tringle、
ティムさんのアルトサックスをフィーチャーした
♪Body And Soul…は心がこもった美しい演奏でした。
中村作♪Yasugaloo、アンコールはH.ハンコック♪Driftin'。
▶終演後はCDをお買い上げいただいた方にサインをしたり、
写真を撮ったり、感動の余韻を楽しまれました。帰る頃には
台風の雨が降り出していましたが、皆さん気持は大ハッピー。
▶このメンバーは、今日は武蔵野ホール、そして長野、静岡、
名古屋、岡山、福山、山口、広島、寝屋川、…と10カ所の
ツアーです。地方の方、ぜひこのグループをお聴きください。
ユリシスさんは名前も凄いけれど(ギリシャ神話に出てくる
王様)演奏はその上を行っています。大林さん中村さんも
ホントに凄い。ベニーさんティムさんのコンビネーションも
素晴しく、どこをとっても言うことなし。脱帽です。
そして、ジャズはライブが最高 !!
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  2014.7.12 Sat   前夜と変わって上品で大人のNYジャズ
▶NY特集の第2日、テッド・ローゼンタール(pf) 植田典子(b)
クインシー・デヴィス(ds)さんのピアノトリオ。テッドさんは、
グラミー賞にも輝き、テッド・ローゼンタールトリオのCDが
全米ラジオ局のヒットチャートで1位に輝いた経歴の持ち主で
大学教授のような知的な雰囲気。ドラムは実際にカナダの
大学で音楽教授されているクインシーさん、そしてNYで活躍
する男勝りのベーシスト植田さん。
▶前夜は、若さ溢れるエネルギッシュで躍動感のある演奏に
ノックアウトされましたが、昨夜は品格のある大人のジャズ
と言った感じで、レパートリーもミュージカルありクラシック
あり…バラエティーに富んでいて素晴らしいステージでした。
植田さんクイシーさんのサポートは、音楽のツボを心得ていて
痒いところに手が届くよう。前夜に比べてお客さまの年代も
高く、上質なトリオサウンドを熱心にお聴きになられました。
▶1st.stage…昔の曲を現代的なサウンドで
♪Strike Up The Band、♪Let's Call Whole Thing Off。
♪チャイコフスキーの交響曲5番をビーバップスタイルで。
G.ガーシュイン♪Someone To Watch Over Me、
コーラスラインから♪One…変拍子のカッコいいアレンジで。
T.モンク♪Well You Needn't。♪Rhupsody In Blue…は、
途中からラテンのリズムになり予想外の展開で。
▶2nd.stage…ウエストサイドストリーから♪Jet Song、
これも昔ヒットした♪Dark Eyes(黒い瞳)
♪Old Devilmoon、♪ベートーベンのソナタ、
テッド作♪Love in Walked、
アンコールは聴きにいらしていたTOKUさんを呼出して
♪They Can't Take That Away From Me。
▶NY特集2日目は、穏やかに気持よく終りました。第3日の
本日は、ピアノが白崎彩子さんに変わってサポートが同じ。
真夏のようなお天気になりました。土曜の夜を、クールな
ピアノトリオサウンドで過ごしにいらしてください。
そうそう今夜は「スーパームーン」と言って、月が地球に
一番近づく日の満月だそうです。いつもの満月より15%ほど
大きく見えるそうですよ。満月を見ながらいらしてください。
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  2014.7.13 Sun   それぞれ特色ある飽きないNY特集3日間
▶NY特集最終日は、白崎彩子(pf) さん。サポートは前夜と
同じ植田典子(b)クイシー・デヴィス(ds)さんです。白崎さんは
NYブルックリンに住んで「さくらミュージックスクール」を
開いて子供たちに音楽を教えながら、ご自身の演奏活動と
欧州ツアーや帰国ツアーをされています。
▶ちょうど夏休みで、昨年もこの時期にこのメンバーで当店
に出演。1年に一回7月の帰国ツアーなので、七夕みたいと
おっしゃって。クイシーさんの来日もそんな感じですが、もう
日本語を覚え、人の話の内容が解るようになっています。
耳が良いんですね。人柄も良くユーモアもあって、彩子さんも
典子さんもリラックスして、楽しみながら演奏されました。
▶1st.stage…♪April In Paris、典子さんが譜面を提供した
A.C.ジョビンの♪Brigas, Nunca Mais (もう喧嘩はしない)
T.モンク♪Monk's Dream。B.エバンス♪Waltz for Debby…
彩子さんと典子さんはNYで週いちでレストランで演奏されて
いますがザワザワしているお客さんを注目させる時はこの曲
だそうです。もう一曲B.エバンス♪Turn Out The Stars、
B.パウエル♪Un Poco Loco、白崎作♪Far Away、
日本の童謡をジャズにアレンジした♪あんたがたどこさ…
リズムがとりやすいので子供が好きな曲なんだだそうです。
▶2nd.stage…♪Long Ago A Far Away、
♪Cup Bearers (お酌をする人)
白崎アレンジの♪I Love You…カッコいいアレンジでした。
S.ワンダーの♪Isn't She Lovely、アップテンポの♪Oleo、
♪Some Other Time。♪All The Things You Are…当店の
休憩中のBGMで流れていたので、生音でどうぞ、と。
B.ハリス作♪Nascimento…途中、皆で手拍子を入れました。
アンコールは、亡くなったホーレス・シルバーを追悼して
♪Sister Sadie。
▶三日間のNY特集でしたが、それぞれ特色があって、毎日
飽きることなく楽しく過ごせました。来年も聴きたいですね。
改めて、ジャズってホントにいいですね。
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  2014.7.15 Tue   真夏の夜の気持ちいジャズ
▶10年以上にわたって一緒に演奏しているグループは最近は
少ないと思いますが…昨夜の2ホーン・クィンテットはそんな
ユニットです。メンバー松島啓之(tp)山田穣(as)今泉正明(pf)
広瀬潤次(ds)さんです。でもベースの嶋友行さんが亡くなって
上村信(b)さんが入ってからも3年近くになります。
▶そして私がジャズを好きになった'50代〜'60年代のジャズ
黄金時代を思い起こさせるサウンドをいつも聴かせてくれる
貴重なバンドなのです。もちろん単なるコピーではなく、
自分たちの解釈で現代のサウンドにして演奏します。私の
好きなグループのひとつです。
▶結成のころ若かったメンバーも、今は日本のジャズシーン
を担う人材になっています。皆さん、物静かで口数も少ない
のですが、私同様、このバンドが好きで必ず見える方々に、
最近は感謝の言葉で気さくに話しかけるようになりましたよ。
▶1st.stage…♪Blue Like This、
W.ショーター♪Sleeping Dancer Sleep On、
アルトサックスをフィーチャーしたバラード♪Soul Train、
H.シルバー♪Metamorphosis。
▶2nd.stage…F.ハバード♪Blue Sprits、
S.ジョーンズ♪Lady Luck、
トランペットをフィーチャーした♪In A Sentimental Mood…
なんともいえない(tp)のいい響きが店内に満ちました。
C.パーカー&D.ガレスビー♪Show Nuff、
アンコールは♪Out of Nowhere。
気持の良いストレート・アヘッドなジャズが流れた
真夏の夜のジャズでした。
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  2014.7.16 Wed   いつもと彩りが違う福田トリオサウンド
▶エレベとウッドを使い分けるコモブチ キイチロウさん(b)を
迎えた福田重男(pf)奥平真吾(ds)さんのトリオ。コモブチさん
がブラジル音楽にも精通しているので、レパートリーが増え
いつもとひと味違った福田トリオの演奏が聴かれました。
でもバランスが良く、美しくクールなサウンドはいつも通り。
▶1st.stage…A.C.ジョビン作♪Fotograbia、
H.ハンコック♪Soma Risa…'80年代のフュージョンブームの曲
I.パトリシア♪Havona…聴くと簡単そうな曲ですが、演奏は
大変難しい、と初演奏でしたが、セーフ !!
A.C.ジョビン♪ Inutil Paisagem(無意味な風景)
福田作♪Lulaby、スタンダード曲♪That Old Black Magic。
▶2nd.stage…G.ガーシュイン♪Fascinating Rhythm、
J.ザビエル♪Midnight Mood、福田作名曲♪Go Ahead Nigel、
福田さんがお母様に捧げた♪Memory、
M.ナシメント♪Tarde(昼下がり)
福田作♪Rachel's Lament、C.パーカー♪Relaxin Cabanero、
アンコールは明るく♪Girl Talk。
▶奥平さんはこの25日から、ご両親とご家族で生まれ故郷の
ケニヤに2週間ほど行かれるそうです。去年は演奏旅行で、
2回アフリカに行きましたが、今回は親孝行と家族サービス
を兼ねての旅です。お土産話を待っていますよ。でも、
気をつけてくださいね。
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  2014.7.17 Thu   すっかりプロになってきた情家さん
▶プロになって歌い始めて数年たった情家みえ(vo)さんが、
ご自身でバックメンバーを選んだ 山本剛(pf)香川裕史(b)
そして里見紀子(vln)さん。ベテランたちのよきサポートを得て
ステージに立つ姿も、すっかり板について来たように思える
昨夜のステージ。いろんなお店で歌わせていただいて、経験を
積まれてきたことがわかりました。
▶シンガーになりたくて四国から上京し、当店でアルバイトで
入った20年前は本当に幼い感じの女の子でしたが…母になり、
その後、子育てに余裕ができてから歌の勉強を本気で始め、
伊藤君子(vo)さんに弟子入り。今は大人の女性として初心に
戻って一生懸命、勉強しています。
▶英語の発音もしっかりしてきて、詞の意味を理解しそれを
感情表現できるシンガーになっています。ドラムレスの伴奏に
乗って嬉しそうに歌っている姿は、可愛らしく感じました。
▶1st.stage…まず剛さんが彼の新作♪曲名未定 を披露され、
続いて切ない感じが伝わってくる演奏♪I Loves You Porgy。
みえさん登場し、主に幸せな愛の歌を熱唱。
♪Old Devil Moon、♪The Nearress of You、
♪I Won't Dance With You、ボサノバで♪The Way Look Tonight、
バラード♪I'm In The Mood For Love、
♪I Can't Give You Any Thing But Love。
▶2nd.stage…トリオで山本作♪Gentle Blues、♪For All We Know。
みえさんが入って今度のステージは悲しい愛の歌。
♪Come Fly With Me、バラード♪I'm Fool To Want To You、
♪I'm Crying For You、♪What is Thing CalledLove、
♪Every Time We Say Goodby、♪Candy、
アンコールは♪My Fanny Valentine。
▶優しい先輩達に可愛がられているみえさんでした。この秋
10月にはデビューアルバムがリリースされます。夢に向かい
着実に歩んでいる姿って、いいですね。皆さま応援よろしく
お願い致します。
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  2014.7.18 Fri   プロフェッショナリズムに接した日
▶池袋の芸術劇場に、神野三鈴さん(小曽根真さんの奥様)
が準主役で出ている「カッコーの巣の上で」を観てきました。
J.ニコルソンの映画で有名ですが、もともと精神病院を舞台に
した一幕一場の舞台劇で、長いお芝居です。
▶三鈴さんは婦長役。権力を象徴する難しい女性役を好演
されています。公演の度に思いますが、とにかく舞台女優と
して声が良く通り、台詞がきちんと聴こえてくる才能豊かな
素晴しい女優さんで、いつも感動します。
▶小曽根さんは、日帰りで奥様の芝居を見に日本に立ち寄り、
17時間後にすぐ欧州に。ウィーンのモーツァルト・ハウスで
演奏して大喝采を浴びたようです。お二人とも素晴しい人生を
送っていらしゃいます。健康管理・自己管理をきちんとされて
いるのですね。役者も演奏家も自己管理が出来てこそですね。
-----
▶お店では、大野えり(vo)若井優也(pf)米木康志(b)原大力(ds)
さんのステージ。えりさんは、この5月に若井さんと出した
デュオアルバムが大好評です。ピアニストが作曲した名曲を
カバーしたアルバムで、売れ行きも好調のようです。
▶えりさんはちょっと見には年齢不詳ですが、子育ての間
しっかり10年ほど活動をお休みし、復帰してから3枚のCDを
制作しています。作詞・作曲もする才媛で、ヴォイストレー
ニングの本やDVDも発売。今度、日本では初の女性4人による
ジャズコーラスグループを立ち上げるべく頑張っています。
彼女も、向上心が旺盛でいろんなことに挑戦されていますが
自己管理がきちんとできているようです。
▶1st.stage…♪Just in Time、
D.エリントン♪The Star Crossend Lovers、
♪I Could Write a Book、夏になるとブラジルの曲が歌いたく
なりますねと A.C.ジョビン♪One Note Samba、
♪Onece I Loved、D.エリントン♪Love You Madly、
B.エバンス♪Waltz for Debby。
▶2nd.stage…S.メンデス♪So Many Star、
えり作名曲♪In Time of the Silver Rain、
♪Just One of Those Things、T.モンク♪Reflections(Looking Back)、
D.エリントン♪Just Squeeze Me、♪Old Devil Moon、
D.ブルーベック♪The Duke(YouSwing Baby)
▶ここでもアルバムにされた、ピアニストの作曲した曲が
多く歌われました。初めてお聴きになった方が、これこそが
プロのジャズ歌手と思ったそうでCDをお買いあげになられ
サインをもらい「大事に聴きます」とお帰りになりました。
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  2014.7.19 Sat   週末らしい大人の雰囲気の夜
▶バックに、チャリート(vo)さんが信頼するユキ アリマサ(pf)
中村健吾(b)さんと、フィリピン・ジャズフェスで初共演し
お気に入りになられた素晴らしいドラマー、アンドルー・
ディクソン(ds)さん。オーストラリア人ですが奥様は日本人。
▶ジャズを熟知している、という感じのトリオがサポートで
伸び伸びと歌うチャリートさんは、円熟したシンガーという
感じで素敵でした。彼女は特に、ドラマティックな内容の歌は
歌い上げる、という感じがピッタリ。聴きごたえがあります。
▶1st.stage…ピアノトリオで♪The Boy Next Door、
♪If I Should Lose You。
チャリートさん登場♪And I Love Him、
♪I Don't Know What Time It Was、
M.ルグラン♪The Summer Knows…ステキでした。
♪I Only Have Eyes For You、♪Try A Little Tenderness、
♪People。
▶2nd.stage…ピアノトリオで♪The Day Of Wine And Roses、
J.ヘンダーソン♪Recorder Me…良くスウィングしていました。
チャリートさんが入って♪I Wish You Love、♪Say It、
演奏者4人と一体となってノリよく♪Nica's Dream。
ちょっとけだるいメロウな♪Estate、♪As Long As I Love、
♪Everything Must Change、Softly As In A morning Sunrise。
アンコールは♪But Beautiful。
金曜の夜らしく、ステージも店内も大人の雰囲気で、
週末らしい夜を楽しみました。
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  2014.7.21 Mon   ステージ中央でバラエティー豊かに…
▶昨夜は、何年かぶりにお店を「病欠」いたしました。
日曜日の昼には、お店で大野えりさんのボーカル・コーラスの
オーディションに私も出て聴いていたのですが、その時から
背中と腰が痛かったのですが、夕刻一旦家に帰ってきたら、
猛烈に痛くなり微熱も出て動けず、そのまま寝ることに。
▶いきつけの病院がお休みで、いつもの先生がいらっしゃらず
でも一晩休んだら少し良くなりました。今晩はなんとかお店に
行けそうです。そんな訳でウィリアムス浩子さんのステージ
を聴くことが出来ませんでした。でも、知り合いのお客さま
からご心配のお電話をいただき、昨夜のステージの様子は
ほぼ伺うことが出来ました。
▶浩子さんは夏らしく白いミニワンピースが凄くセクシー
だったようですね。見たかったワ。大野えりさんが聴きに
いらしていて、浩子さんが呼ぶ上げて一曲歌ったそうですね。
全くタイプの違うシンガーです。お客さまも楽しまれたよう
ですね。雨の夜、多くのフアンの方がいらしてくれたようで
ありがとうございます。スタッフも忙しかったようで、写真を
撮れなかったとか。浩子さん、聴けなくてごめんなさいネ。
------そんな訳で、一昨夜------
▶土曜の夜の グレース・マーヤ(vo)さんのステージ報告です。
いつもの弾き語りではなく、ステージ中央の椅子に座って
ボーカリスト、マーヤさんは、黒のノースリーブに黒のミニ
スカート、トレードマークの帽子はバラ色とセクシーで素敵。
バックは熊谷ヤスマサ(pf)川村竜(b)大槻カルタ英宣(ds)さんで
いつものように、リラックスして、バラエティー豊かな選曲
で明るく楽しいステージを繰り広げました。
▶1t stage…♪In the Still of the Night、悲しい曲♪Lover Man、
♪Born to be Blue、♪All or Nothing That's All、
ドラムイントロで♪Caravan、♪Kiss of Life、
ピアノの前で弾き語りで、悲しすぎる曲なのでリズムを
サンバにしたマーヤ作♪Sad Samba…皆に、一緒に
コーラスをしてほしい、と呼びかけて歌いました。
▶2nd.stage…♪Poinciana、♪Estate、
ミディアムテンポ♪You Don't Know What Love Is、
ジャネット・ジャクソンのセクシーな曲♪Any Time Any Place、
♪English Man in New York、
弾き語りでJ.ミッチェル♪A Case of You、
明るく♪Watermelon Man、♪Come With Me、
アンコールは♪To Be Loved。
▶マーヤさん、最近は熱心に作曲をしているようです。で、
次回は、みんなでコーラスをする曲を準備しているとのこと。
声を出すことは健康にもいいですよ。ぜひいらして、
ご一緒にコーラスしましょう。
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  2014.7.22 Tue   可愛い すみれさんに応援の方が大勢
▶背中の痛みが少し和らぎ、昨夜はどうやら、お店に出る
ことができました。お医者さんの話では(まだ精密検査の
結果は出ませんが)疲れによる筋肉痛ではないかと痛め止め
のお薬をくれました。ご心配をお掛けして申し訳ありません。
▶そんな昨夜、栗林すみれさんの「TOYS」発売記念ライブ。
アルバムのキャッチフレーズが「ピアノと戯れ、音符と遊び
JAZZに生きる」で、ジャケットの写真は、DUGの中平穂積
さんが撮った、楽しそうにピアノを弾いている姿です。
そのデビューアルバムのメンバー加藤真一(b)さんと、ベース
がアルバムと違いますが棚木雄斗(ds)さんです。
▶客席は、応援に駆けつけてくださった方や、素敵な新人に
興味を持たれた方そして制作関係者の方などで満席。男性と
女性が半々位でしたでしょうか。ジャケ写の中平さんも、
いらっしゃっていました。
▶すみれさんはMCで「これまでこのお店には、いろんな
ミュージシャンを聴きに来ていたけど、いつかここで自分が
リーダーになって演奏したいと憧れていた。それが実現して
夢のようだ」と少し緊張気味に語られました。そして客席の
皆さんに御礼を丁寧に述べられ、とても素直で明るく可愛い
お嬢さんです。作曲の才能もあるし、好感度もバツグンだし
きっと人気者ピアニストになるに違いありません。
▶ステージは、いろいろなスタイルの曲が披露されました。
三人のコンビネーションも良く、棚木さんの表情豊かな
ドラミングが雰囲気を一層盛り上げていました。
▶1st.stage…すみれ作♪W.M.P、バラード♪I'll Be Seeing You、
すみれ作♪7.11、すみれ作♪Somthin' Warm、すみれ作♪Grand Line。
▶2nd.stage…お客さまのリクエストに応えて
S.クラーク♪Minor Meeting…棚木さんが初見でしたが
しっかり叩きました。K.ジャレット♪My Song、
すみれさんがアーロン・パークスを聴いてインスピ
レーションを得て作曲したという♪Forest and An Elf、
すみれ作アルバム・タイトル曲を元気よく♪Flying Toy's、
アンコールは、すみれ作♪Letter To Evan…大好きなB.エバンスに
捧げた曲で締めました。
▶小柄で明るく、可愛いすみれさん、アルバムも沢山お買い
上げ頂きました。そのCDの「おまけ」はすみれさんが描いた
たくさんの猫の絵がついたコインバッチ。優しい中平さんも、
ポストカードをプレゼント。お買い上げになったお客さまは
大喜び。素敵な発売記念ライブでした。
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  2014.7.23 Wed   リラックスして若手トリオと共演
▶3連休明けの昨夜は、TOKU(vo,flh)さんと宮川純(pf,key)
楠井五月(b) 石若駿(ds) さんの若手トリオ。若い若いと思って
いたTOKUさんですが、今40代。最近はこうして20代の若く
才能あるミュージシャンとよく一緒に演奏されています。
このトリオもTOKUさんお気に入りのメンバーで、安心して
リラックスしてのステージでした。
▶最近のTOKUさんは、ファッションにも凝っています。
背丈もあって体格もいいので、普通の人では似合いそうも
ない服も着こなします。連休の後でお客さまは来てくれる
かしら…と心配してたのですが、ファンの方やお知り合いが
いらしてくれて、感じよく客席が埋まった店内でした。
▶1st.stage…まず♪Love's In Need of Love Today、
♪I Can't Halp Il、バラード♪Moon River、
D.エリントン♪Take The Coltrane。
(flh)のインスト演奏でG.W.ジュニア♪In The Wine Light、
ヴォーカル入り♪Night and Day。TOKUさんはいつも
リハーサルはしますが、曲や順番を決めないでステージに
立ってから、その場の雰囲気をみて歌い出したり、吹き
はじめたりします。周りもその瞬間をしっかり聴いて、
サポートをつけていきます。反射神経が必要なのですが、
昨夜の若いトリオは見事でした。
▶2nd.stage…H.ハンコック♪Bed Time Story、
♪You've Got It Bad Girl、♪Music is the Key、
TOKUさんが尊敬しているという五十嵐一生さんの
♪Namur Nomad。以上がインスト演奏でした。
ヴォーカルでB.ハッチャーソン♪Montara、♪Kiss of Life、
アンコールはTOKUさんの作品♪Dream A Dream。
▶LAからいたしたTOKUさんお知り合いのデザイナーから、
ミュージシャンにTシャツのプレゼント。私もいただきました。
どうもありがとうございます。ヒップホップでラップを演奏
するのかと思って来てみたんだけど違っていた、でもとても
良かったのでまた来ますよ、とおっしゃって帰られました。
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  2014.7.24 Thu   ファンの年齢層が幅広い若い演奏者たち
▶バークレー音大に留学中の井上銘(g) さんがリーダーで、
泉川貴広(pf)若井俊也(b) 棚木雄斗(ds)さんという元気のいい
若者ミュージシャンのグループですが、客席には若い方から
熟年まで、男女ともにファンの年齢層が幅広くて驚きました。
▶銘さんの留学は2年間でその2年目です。昨年も帰国して
このメンバーで演奏されていました。帰国する度に東京を
拠点に活動。すでにEMIから2枚のアルバムをリリースして
活躍されています。昨夜も、主に彼のオリジナル曲を演奏。
スピード感のある、タッチの綺麗な透明感のある水彩画の
ようなサウンドを聴かせてくれました。
▶1st.stage…♪Honk's Eyes、♪Ganeze、♪迷路、
♪Song Bird♪First Train…全曲がオリジナル曲でしたが、耳に
優しい奇麗な曲で、バランスのとれた素敵なサウンドでした。
▶2nd.stage…♪Friend Ship、♪胎児 Song…不思議な感じの曲。
♪Waiting for Sunrise…どこで日の出を待ったのでしょうか?
♪Memorys of Sepia、♪My Favorite Things…独特のアレンジで
ドラムの演出力が冴え、歓声と拍手が湧き上がりました。
アンコールは銘さんのギターソロで P.メセーニ♪Isth♪Alfie
…このためにアコースティックギターを持って来てのソロで、
拍手大喝采を浴びていました。
▶終演後も大勢の女性から話しかけられ、一緒に写真を
撮ったり、各メンバーはそれぞれのファンがいらしていて、
皆さん応対に大わらわ。「追っかけ」の方が大勢いる人気者
たちらしい店内でした。次回は11月か12月になりそうですよ。
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  2014.7.25 Fri   「音の輪」東北支援ツアーに拍手 !!
▶NY、LA、SFの日系2世3世のミュージシャンが集まって、
昨年「東北応援ツアー」を行いました。メンバーはアキラ・
タナ(ds) マサル古賀(ts,fl,尺八) アート平原(pf) ケン岡田(b)
SATI(vo) さん。今年も東北で4カ所、入場無料のコンサート
をしてきた後の昨夜の当店。
▶7月は航空運賃が一番高い時期です。手弁当でツアーを
行うのは大変なことだと思いますが、皆のスケジュール的に
今の時期しかなかったそうです。でも昨年、東北で多くの
人々が喜んでくださる姿に感動し、いろんな方々と知り合え
「音の輪」ができたことに感動され、今年も実現されました。
▶リーダーのアキラさんは当店の六本木時代に来日してから
私とはよくご存知の仲ですが、明るく大変おおらかな方です。
A.ファーマーバンドのレギュラーだったこともあり、プレイも
素晴らしいドラマー。違うメンバーでも何度も来日されていて
このメンバーは皆さん日本語も話されます。
▶演奏曲も、ジャズ・アレンジされた日本の曲を多く演奏。
♪さくらさくら、♪ふるさと、♪宵待草、♪月の砂漠、
♪赤トンボ、♪ドングリころころ、♪祇園小唄、♪鉄腕アトム、
♪上を向いて歩こう、♪太陽に吠えろ、…どの曲もよく
アレンジされていて素晴しかったです。
▶きっと東北の方も、メロディーを知っている曲がジャズで
演奏されるとこんなにカッコよくなるんだ…と思われたに
違いありません。そして、音楽の面白さを感じられジャズを
好きになった方もいらっしゃると思います。支援を言うのは
簡単ですが、こうして実行されている皆さんには頭が下がり
ます。皆さんご苦労さま、ありがとうございました。
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  2014.7.26 Sat   親日家のNYQにお馴染みのお客さま
▶お暑うございます。猛暑ですね。昨夜も暑かったですが…
ティム・アマコスト(ts,ss)、デビット・バーグマン(pf) さん
ジーン・ジャクソン(ds)さん、そして昨年から替わった日本の
安ヵ川大樹(b)さんのNYQ《New York Standards Quartet》
は毎年この暑い季節になるとNYからやって来ます。今回は
結成して9回目の来日ツアーです。
▶私とティムさんは、彼が18歳の時に早大に留学していた頃
からの付き合いですが、今は大学生になる2人の息子さんの
父になり、デビットさんとジーンさん二人の素晴しい先輩に
恵まれNYQのリーダーとして、NYはじめ世界ツアーで活躍
する立派なミュージシャンになられました。
▶今年の来日は「The New Straight Ahead」の発売記念ツアー。
このアルバムのジャケット・デザインはジーンさんです。
ティムさん自慢の、シンプルで素敵なデザインです。中身も
もちろん、全曲デビットさんの斬新なアレンジです。
▶1st.stage…D.バーグマン作♪Deep High Wide Sky、
ティムさんがソプラノサックスを吹いた♪It Don't Mean a Thing…
これまで聴いたことのないアレンジでした。
バラードで♪When You Wish Upon a Star、
♪Giant Step、♪Three Card Molly。
▶2nd.stage…♪Autumn Leaves、バラード♪Lush Life、
アップテンポで♪All of Me、
アレンジがとても新鮮だったT.モンク♪Misterioso、
ベースをフィーチャーして♪The Moze、
昔からある曲ですが作者不詳の♪Thene、
アンコールは♪Old Flks。
▶来日経験も長く数多く、三人とも親日家の日本びいきで、
日本語も通じますから、昨夜も、お顔馴染みのお客さまが
大勢いらしていました。今日は軽井沢ジャズ・フェスに出演し
その後地方ツアーです。猛暑です、熱中症に気をつけてね。
地方のお近くの方、ぜひBSファミリーのティムさんのNYQを
お聴きになってくださいね。
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  2014.7.27 Sun   愛と恋の歌の特集 楽しいステージ
▶猛暑の土曜日の夜、伊藤君子(vo)さんと、片倉真由子(pf)
坂井紅介(b)海老沢一博(ds)さんがエンターティメント溢れる
ステージで、皆さん熱さを吹き飛ばしました。このバックは
ペコちゃんが信頼する一番のお気に入りトリオですから、
すっかりリラックスして楽しまれながらのステージです。
▶いつものようにお客さまにお配りしたプリントは、今月は
日本語で小椋桂の♪愛 燦燦(さんさん)と、それと
ジョン・レノンの♪Love)、2曲とも愛の歌でした。
ステージも「愛」と「恋」のいろいろの特集でした。
▶1st.stage…♪I've Got You Under My Skin、
♪My Romance、♪Like A Lover、♪Time After Time
バラード♪My One And Only Love、♪All Of Me、
♪Lover Come Back To Me。
▶2nd.stage…♪I Cry For You、
♪Cry Me A River…歌詞を朗読それも津軽弁で「私は貴男に
どれだけ泣かされたか解ってるの?今度はあなたが泣く番よ」
津軽弁は、切実な内容も何ともユーモラスに聞こえますね。
♪愛燦燦(さんさん)と…を皆でいっしょに。口ずさみながら
涙している女性もいらっしゃいました。
気分を変えて元気良くドラムイントロから津軽弁バージョン
♪Summertime、皆で合唱♪Love、
♪You've Got A Friend、♪ The Rose、♪Old Devil Moon、
アンコールは久し振りに持ち歌♪Follow Me。
▶いつもながらお見えになったお客様に、又聴きに見えて頂くように
丁寧なステージングをした、楽しく和やかな土曜日の夜はおわりました。
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  2014.7.28 Mon   清涼感のある上品なサウンド
▶昨夜が当店3回目の来日出演《マイク・モレノ・カルテット》
マイク・モレノ(g)さんとサム・ヤエル(org,pf) ダグ・ワイズ(b)
さん、そしてドラムスが、ジャスティン・ブラウン(ds)さんが
急遽ヨッケン・ルッカート(ds)さんに変更になりました。
▶マイクさんは、物静かなギタリストで透明感のある音色が
特徴の上品な清涼感のあるサウンドです。オリジナル曲も
耳に優しく自然に聴こえてきて…ファンが多いのも頷けます。
▶1st.stage…は、ほとんどがオリジナル曲で、
♪The Hills of kikvit、♪New Bossa、♪The Obelisk、♪Lotus、
これだけマイルス・ディビスの曲♪Miles Ahead、
♪The Last Stand。
▶2nd stage…は、スタンダード曲も数曲。
♪オリジナル曲(曲名失念)
S.ロリンズ♪Airegin、
バラード♪Time for Love…とても綺麗でした
♪曲名未定のオリジナル曲、
アンコールは、とても味のあるアレンジで♪Body And Soul。
▶終演後は、デイリーコメントを書いてくださっていて、
故郷に帰られることになった松本さんが久しぶりにいらして
常連さんたちで送別会をしました。その時、曲名メモを
どこかに置き忘れました。物忘れがひどくなった私です。
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  2014.7.29 Tue   良くスウィングする透明感のあるサウンド
▶トニー・グッピー(steelpan)浜田均(vib)中村健吾(b) さんの
珍しい編成のトリオ。夏に相応しい音色のスティールパンと
ヴィヴラホンが絡み合い、そこにベースが真ん中でしっかり
サポートする気持ちのいいサウンドです。
▶浜田さんは当店出演は10年ぶりでしたが、演奏することが
楽しくてたまらない、といった様子が感じられました。
トニーさんとの相性も良く、皆さん楽しんで演奏されました。
でも、お客さまが少なく残念でしたが、三人は精一杯、心の
込もった演奏をされました。
▶やはり皆さん、この楽器に興味津々で、途中トニーさんが
お客さまに楽器の中を見せて説明されていました。私も演奏中
音階の違いをどうプレイするのか見ていましたが、あまりの
手が速く動いて解りませんでした。昨夜のトニーさんの楽器は
29音階出せますが、31音階のものもあるということでした。
全部手仕事で製造し、表面がとても繊細なので決して手では
触らせない楽器なのです。
▶浜田さんも4本マレットで演奏されました。ちなみに
L.ハンプトンもM.ジャクソンも2本マレット。4本マレットの
元祖G.バートン、そしてB.ハッチャーソンは4本マレット。
今は4本を使う方が多くなったそうです。
▶1st.stage…♪Softly As In A Morning Sunrise、
S.スワロー♪Ladies In Mercedes、
♪Matrix、♪Little Boat、♪Suny、
♪Blues、♪Now The Time。
▶2nd.stage…スティールパンとヴァイヴのデュオで
♪Someday My Prince Will Come、
トリオで♪Poinciana、
ビートルズの♪Here There And Everywhere、
バラード♪In A Sentimental Mood、アンコールは♪Oleo。
▶お客さまが少なくて寂しかったですけれど、透明感のある
爽やかなサウンドが心地よくスウィングし、暑い夏の夜も
気持が晴れやかになった夜でした。
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  2014.7.30 Wed   モントルーのおみやげ話を交えて
▶スイス レマン湖畔、あのモントルージャズフェスティバルに
ブルーノートオーケストラのメンバーで先ごろ出演され帰国
した近藤和彦(as,ss)さん、久し振りの当店でのリーダーバンド
でした。メンバー今泉正明(pf) 上村信(b) 大坂昌彦(ds) さん。
▶そのおみやげ話を交えての昨夜のステージ。ご紹介します。
レマン湖からシオン城に行くバスから降りると、奥様から
背負っていたリュックの口が開いている、と指摘され、えっ、
と中を見るとお財布が抜かれていて慌てたとか。スイスは
治安が良い筈ですが、このフェスの時期は観光客狙いのスリが
大勢入って来ているんだとか。
▶H.ハンコックとW.ショーターのデュオのチケットが何と
¥50,000、S.ワンダーも¥50,000、でもいずれも即ソールド
アウト。会場が広いのに、出演者でも入れないシステムに
なっていたそうです。ホテルも最低5万〜6万するそうで、
出演者のホテルは4万円、と安いところがとってあったそう
ですが…まぁ、世界の大富豪たちの別荘地とはいえ、もはや
お金持ち以外このジャズ・フェスは見れなくなったようです。
▶ミュージシャンにとっては夏は書き入れ時、とても忙しい
時期です。今泉さんは6月に体調が悪く入院されましたが、
今はすっかり元気に。上村さん大坂さんも元気に活躍されて
います。ミュージシャンはアスリートと同じ、体調管理を
しっかりしていないと、夏は外での演奏が多くなりますから
猛暑の夏は乗りきれません。
▶そんなミュージシャンたちの夏ですが、昨夜は皆さん絶
好調でスリルとスピード感のある夏らしいステージでした。
▶1st.stage…昨年まだ若くして(享年57)亡くなった
ピアニスト、マリュグラー・ミラーの♪New Wheels、
近藤作♪Blue For Salvador…私の好きな曲です。
♪Skeptical Thinking(懐疑的な…)J.ホール♪All Across the City。
ソプラノサックスで C.パーカー♪Segment。
▶2nd.stage…近藤作♪Sweet and Pungent(甘さと辛さ?)
G.ガーシュイン ポーギー&ベスから♪My Man's Come Now、
近藤作♪Oriental Zodiacs(東洋の十二宮?…近藤作品は
難しい曲名が多いですね)バラード♪Lush Life、
アンコールは近藤さんの斬新なアレンジの♪Body And Soul。
夏らしいおみやげ話とジャズを楽しませていただきました。
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  2014.7.31 Thu   元気のいい直球勝負の小気味いいジャズ
▶《BIG CATCH》メンバーは浜崎航(ts) 松本茜(pf) 本川悠宇(b)
海野俊輔(ds)さん。「痛快直球強力ニコニコジャズ !! 」これは
《BIG CATCH》のキャッチフレーズですが、その通りとにかく
明るく活きのいいジャズです。
▶可愛い茜さんの力強いピアノ、しっかりしたベースらしい
ベース本川さん、タッチが綺麗で周りの音を大切にする海野
さんのドラム、音色もテクニックも素晴しく、楽器が良く歌う
テナー&ソプラノサックスの浜崎さん。4人が一体となって
キャッチフレーズ通りの演奏を繰り広げました。
▶快活なジャズに、お客さまの反応も素晴しく、持参された
CDは全部売り切れて足りないくらい。それほどジャズ初心者
からコアなジャズファンまで、お聴きになった方をハッピーに
させるステージでした。
▶1st.stage…♪Harlem Blues 、♪On a Misty Night。
♪Mean What You Say、松本作♪Playing、♪If You Need a Friend
ユニットのテーマ曲♪Big Catch…この3曲はオリジナル曲。
▶2nd.stage…サッチモとエラのデュオで有名な♪Can't be Friends、
松本作♪Smile、ピアノトリオで松本作アップテンポの♪J.J、
クァルテットで松本作スローな♪Picture Post Card、
浜崎作♪Hiding Place。NHKの美術番組のテーマソングに
使用されている♪Miss Sunshine…をソプラノサクスで。
アンコールは♪Hallelujah Time。
▶休憩時間には、茜さんが自分たちで作った、次回10月9日の
《BIG CATCH》の、当店でのライブ活動のチラシをお客さまに
配りながらご挨拶。なかなか熱心でいいですね。演奏後は、
お客さまが「打ち上げ」をしてくださり、一緒に飲んで
食べて話して…皆さんご機嫌で帰宅。気持の良い夜でした。
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