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 Weblog by Kyoko (過去のブログはカレンダーを戻してネ)
  8.1 Fri 尊敬する人のお誕生日の帰国ツアー第1日
  8.2 Sat 女性客で賑わった帰国ツアー第2日
  8.3 Sun いつも周りをハッピーにするマヤさん
  8.5 Tue コアなジャズファンも満足のサウンド
  8.6 Wed 女性ファンが多いのが頷ける演奏
  8.7 Thu 拍手大喝采で凄い演奏を堪能
  8.8 Fri 心あたたまる素敵な前夜祭
  8.9 Sat ジャズクラブらしい誕生日の店内
  8.10 Sun リラックスした記念週間最終日
  8.12 Tue 完成度高いともみクィンテットに大満足
  8.13 Wed お盆休みで皆さん東京は留守に?
  8.14 Thu これこそが私の好きなジャズクラブ !!
  8.15 Fri 心地いいサウンドに酔ったお盆の中日
  8.16 Sat 大賑わいの真夏の夜のボサノバナイト
  8.17 Sun 浴衣のジャズボーカルは涼しげで新鮮


  2014.8.1 Fri   尊敬する人のお誕生日の帰国ツアー第1日
▶昨日はピアニストの故ハンク・ジョーンズさんのお誕生日。
NY在住の海野雅威(pf)さんが尊敬するピアニストで、その記念
すべき日に、帰国ライブが吉田豊(b)加納樹麻(ds)さんとの
トリオで行われた《海野雅威 FromNY 帰国ツアー》2 Days
その第1日目。
▶ハンクさんは古くからのBODY&SOULファミリーの長老格、
私も想い出がいっぱいありますが、海野さんも彼を尊敬して
いて、生前は自宅に時々遊びに行かせてもらっていたようで
亡くなられた日にも行っていて永眠を看取られています。
▶1年ぶりの海野さんを聴きましたが、やはりハンクさんの
影響を強く受けていて、タッチが綺麗で表現力が素晴しい。
吉田さん加納さんも、彼のそんな音楽性を大切にしたサポート
で楽しみながら演奏されていました。スタンダード曲の演奏が
ほとんどで、皆さんご堪能されたようです。
▶1st.stage…♪I Should Care、D.エリントン♪I Got It Bud、
C.ポーター♪Just One Of Those Things、
ハンクさんの曲を2曲丁寧に思いを込めて演奏されました。
H.ジョーンズ♪Angel Face、♪We Will All Together
バラード♪My Ship、R.ガーランドで有名な ♪C Jam Blues
良くスウィングしていました。
▶2nd.stage…F.シナトラの歌で有名な♪That Old Black Magic。
♪Down That Dream、♪Girl Taik、海野作♪Crazy Love、
H.アレン♪Get Happy、
♪They Can't Take That Away From Me、
♪ All The Things You Are
アンコールは♪ふる里〜♪In The Wee Small Hours Of The Morning。
▶スタンダードの曲の良さが感じられる素晴らしい演奏でした。
今夜もこのトリオの演奏です。お席はまだ少しありますよ。
H.ジョーンズさんが好きな方も、ぜひどうぞ。
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  2014.8.2 Sat   女性客で賑わった帰国ツアー第2日
▶海野雅威さんの帰国ライブ2日目の店内は、圧倒的に女性
のお客さまが多くて驚きました。海野雅威(pf)さんあるいは
吉田豊(b)加納樹麻(ds)さんを好きな方、このトリオサウンド
が好きな方が、どんどん口コミでお友達を誘って聴きに来た
…皆さんそんな感じでした。
▶現に、当店のお客さまであるお母様とお嬢様がお誘いして
第1日目に聴きにいらして、お誘いした方々も気に入って
皆さんファンになられて2日間お見えになっておられます。
女性の口コミの力を再認識いたしました。
▶というのも、このトリオはスタンダード曲のメロディーを
大切にする演奏がよくスウィングしていて、特にジャズに
詳しくなくても耳に馴染んで、女性の心に響くからでしょう。
心地よいスタンダード曲のトリオサウンドに身をゆだねる
ようにして、耳を傾けていらっしゃいました。
▶海野さんのMCも素直な飾らないお話で、例えば、仕事が
なくて苦労した話、H.ジョーンズさんに可愛がっていただき、
お家にも出入り出来るようになり、ジュニア・マウスさんや
ジョージ・ケーブルさんにも可愛がられるようになった話。
初めの仕事はイタリアン・レストランでギャラはピザだった
ことなど、女性の皆さん共感されたようです。
▶1st.stage…♪Star Eyes、♪Everything Happen To Me、
ラテンのリズムから始って4ビートになった♪
You Stepped Out of A Dream、
♪What Is This Thing Called Love、♪Willow Weep For Me、
H.ジョーンズ♪We Will All Go Together、
♪Have You Met Miss Jones?、♪Waltz For Debby。
▶2nd.stage…♪Pick Off Move、海野作♪Bird Bath…これは
ジョージ・ケーブルさんの家の鳥籠を見て作曲したという曲
H.カーマイケル♪Sky Lark、♪Small Fry、海野作♪Crazy Love、
♪All The Things You Are、アンコールはワシントンDCで活躍し
昨秋亡くなったピアニスト、ディック・モーガンさんに捧げて
♪Song For Traveler。
▶この曲をDCのチャーチで演奏したら、ディックさんの奥様
が涙されたそうです。ハンクさんは亡くなるまでお元気に
演奏されましたが、ディックさんやフランク・ウェス(fl)さん
は普段の振る舞いは老人そのものでも、楽器を持つと別人の
ようになった、ミュージシャンは楽器とともに生きているのだ、
と思われたそうです。NYに渡って6年、彼はいろんな素晴しい
ミュージシャンと出会っていろいろ勉強になっているようです。
この次の帰国ライブが楽しみですね。
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  2014.8.3 Sun   いつも周りをハッピーにするマヤさん
▶土曜日のマヤ・ハッチ(vo)さんは、CBSソニー主催のライブ
「キッズ・オブ・ジャズ」に出演して、夜は当店でリーダー
ライブ、という強行スケジュールでしたが、元気一杯。いつも
明るく皆に元気をくれます。
▶このメンバー宮川純(pf,key)小泉P克人(b)石若駿(ds)さんは
自分の好きなメンバーで、駿君は瞬時に違う世界につれて
いってくれるドラマー、純さんとPさんも、アレンジや作曲に
沢山のアイデアを出して協力してくれて大好き、とマヤさん。
確かにこのグループのサウンドは、他にはないと思います。
▶マヤさんは、独特のヘアースタイル、夏らしい素敵な衣装で
目も楽しませながら、自分たちらしい音楽とステージを繰り
広げました。お客さまは彼女のMCにも引き込まれていました。
▶1st.stage…♪Something New、
宮川アレンジのカッコいい♪Summertime、
♪Afro Blue、♪Night and Day
D.ハザウェイ♪Sack Full of Dreams、
キッズジャズで歌った♪踊るポンポコリン、
オリジナル♪Lights Camera Action !!。
▶2nd.stage…♪Fight or Flight、♪Giant Step、
♪So Nice…夏はウキウキしちゃうね、全てを受け入れて一緒に
歩んで行ける人がいたらいいな、と歌っています、と解説。
N.ジョーンズ♪Don't Know Why、♪But Beatiful、
♪Round Midnight、アンコールは♪Swalow Tail Butter Fly(愛の歌)
この曲はJ-POPのシャラさんの曲で、小学校5年から中学3年
まで日本に住んでいたマヤさんが大好きになった曲だそうです。
アンコールはもう一曲♪This Can't Be Love。
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  2014.8.5 Tue   コアなジャズファンも満足のサウンド
▶昨日から開店40周年の記念週間です。その初日は当店に
相応しい緊張感ある充実サウンドのジャズ・コンボらしい
兄弟2ホーン・クィンテット《岡崎好朗・正典ブラザース》
岡崎好朗(tp)岡崎正典(ts)宮川純(pf)楠井五月(b)大坂昌彦(ds)
さんの、今ジャズ界をけん引する実力者メンバーです。
▶岡崎兄弟と大坂さんはバークレー音大の同窓生で、宮川さん
と楠井さんは今注目の才能ある若手。ジャズ界に欠かせない
ミュージシャン5人が紡ぎ出すサウンドは、厚みがあって
よくスウィングして…演奏曲も普段なかなか聴けないような
渋い曲を奏やってくれて、いらしてくれた往年のジャズファン
を唸らせ、感動されていました。
▶1st.stage…H.モーブリー♪he Opener、
B.ゴルソン♪Step Lightly、T.ダメロン♪Flossie Lou、
美しいバラードR.パウエル♪Time…リッチー・パウエルは
バット・パウエルの弟で約60年前クリフォード・ブラウンと
一緒の車に乗っていて事故で亡くなったピアニストです。
H.モーブリー♪High and Flighty。
▶2nd.stage… J.ヘンダーソン♪The Kicker、美しい4ビートの
バラードが心に響いてきた♪You Go To My Head、
L.モーガン♪Most Like Lee、同じくバラードで♪Carolyn…は
フロント二管が素晴しかった !!
ドラムスをフィチャーしてC.ブラウン♪Sweet Clifford、
アンコールは♪Mack The Knife。
▶月曜でしたからお客さまは少なかったですけれど、コアな
ジャズファンが集まって、皆さん、来て良かった楽しかった
とお帰りになられりました。
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  2014.8.6 Wed   女性ファンが多いのが頷ける演奏
▶福田重男(pf)さんのトリオのレギュラーメンバーは上村信(b)
さんと奥平真吾さんですが、今真吾さんが家族旅行で生まれ
故郷のケニアに行っているので、福田さんが若いガッツある
ドラマー柴田亮さんを抜擢されました。
▶福田さんも柴田さんも「フロントページ オーケストラ」の
メンバーですが、トリオでの共演は昨夜が2回目。少人数の
編成は、より繊細さが要求されますが、柴田さんはしっかり
慎吾さんの替りを務め、福田さんのピアノの美しいタッチを
よくスウィングするドラミングで支えました。福田さんの
オリジナル曲は、よくメロディーが聴こえてきて素敵です。
▶1st.stage…♪Fascinating Rhythm、
P.マッカトニー♪Blackbird、福田作名曲♪Lullaby、
お母様に捧げた♪Memory、C.コリア作♪Fingerprint(指紋)
福田さんの演奏するこの曲は初めて聴いた
B.バカラック♪This Guy's In Love With You。
▶2nd.stage…H.ハンコックのフュージョン時代の♪Sonvisa、
ウェーザーリポ―トのJ.パトリシアの曲♪Black Market、
J.ザビエル♪Midnight Mood、C.ワイル♪My Ship、
F1レースの大ファンである福田さんの名曲♪Go Ahead Nigel
(元F1レーサーのナイジェル・マンセルに捧げた曲)
♪Poinciana、アンコールは♪Is Lacked Like You。
▶福田トリオには女性ファンが多いのが特徴ですが、実際に
演奏を聴いてみると、その訳がよく分かりますよ。昨夜も
そんなステージでした。
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  2014.8.7 Thu   拍手大喝采で凄い演奏を堪能
▶ジェルミー・スタイグ(fl)…と言えば、B.エバンストリオとの
共演アルバムで知られるジャズフルート界の巨人。日本人の
奥様と神奈川に住み始めて数年、今年になって当店を訪れて
お会いできたのは、当店六本木時代から20数年ぶりでした。
▶絵が大好きで来日当時も演奏の合間に絵を描いていた彼は、
あれからイラストレーターとして活動し演奏活動からは身を
引いていました。でもお会いした時、久しぶりに吹きたいと
当時から知る山本剛さんをご指名され、今年4月に当店出演が
実現したのですが、昨夜はその第2回目でした。
▶バックは、山本剛(pf)香川裕史(b)村上寛(ds)さん。山本さん
香川さんはこの夜のために横浜のジェルミーさんのスタジオを
訪問されてリハ、昨日も早くからお店に入ってリハをしての
本番でした。
▶いらしたお客さまは往年のフルート奏者をよくご存じで、
でも「幻の人の余暇的な演奏」と思っていらした方も、その
現役以上の演奏の凄さにビックリするやら大興奮でした。
だって、彼は今でもフルートを吹かない日はないほど毎日、
吹いて練習されているんですもの。
▶その、もの凄いテクニック、大きくて太くふくよかな音…
多分日本でこんな凄いフルートの音を出せる人は、そう多く
ないと思いますよ。まさしく天才・奇才と言われた人の音。
満席のお客さまもステージもノリにノって、お店は拍手と
大喝采に包まれました。
▶1st.stage…ピアノトリオで♪For Once In My Life。
ジェルミーさんが入って♪So What…音が出た途端、店内が
緊張感で満ちました。♪You're My Thrill、♪Blues In C、
♪Spartacus、♪The Preacher。
▶2nd.stage…ピアノトリオで♪ベサメムーチョと♪Misty。
ジェルミーさんが入って♪All Blues、♪Lover Man、
バス・フルートも太くて素晴しい音でした。
♪Georgia、♪Autumn Leaves、
バラード♪It Might As Well Be Spring、最後は♪Oleo。
▶ジェルミーご夫妻は、いま共同制作されている童話DVDを
当店の40周年に、と最近作の「ジュリアンはどこ?」をPCで
一枚一枚、80枚も焼いてくださって、いらしてくれた方全員に
プレゼントしてくださいました。本当にありがたいことです。
どうもありがとうございました。このDVDには、素晴らしい
彼の人間性が詰まっています。
▶お客さまは、ジェルミーさんや剛さんの昔の「LP」を持参
されていてサインをもらったり、一緒に写真を撮ったり…
メンバーは大忙しでした。いつもは一人こもって童話DVDの
作品作りをしているジェルミーさんは、久し振りの大勢の人と
ライブに疲れたと、奥様と早々にお帰りになられました。
▶ミュージシャンとお客さまが一体となった素晴らしい夜に
なった40周年記念週間その第4日、皆さんに感謝です。多くの
方から、ぜひまた彼のステージを…とリクエストをされました。
はい、もちろん近々やるつもりですよ。
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  2014.8.8 Fri   心あたたまる素敵な前夜祭
▶昨夜は当店の誕生日の前夜祭。39年間の最後の夜を意識して
当店からデビューしたTOKU(vo,flh,tp) さんにお願いしました。
メンバーはTOKUさんお気に入りの、宮本貴奈(pf) 楠井五月(b)
山田玲(ds)さんに、宮本大路(bs,ts)さんをゲストに迎えました。
ジェリー・マリガンのバリトン・サックスが好きなTOKUさんが、
ぜひ、とお願いしたのです。
▶昨夜は、デビューアルバムから懐かしい曲も演奏しました。
女性のお客さまが多く皆さんうっとり聴き入っていましたよ。
▶1st.stage…♪Love's In Need of Love Today、
♪I Can't Help It、♪But girl。
宮本大路さんがバリトンサックスで入った♪Paradice Cafe…
デビューアルバムに入っている私の好きな曲です。バリトン
サックスが入るとサウンドに深みが増しますね。
♪Estate(In Summer)
歌なしインスト演奏でJ.ルイス作♪Afternoon Paris。
▶2nd.stage…TOKUさんがトランペット、宮本さんがバリトン
サックス、そしてベースで♪Night at the Turntable。
ドラムスが入って♪Line for Lyons…2曲ともインスト演奏。
次は貴奈さんのピアノが入って歌入りで♪For All We Know、
J.デューク♪Someday、
貴奈さんとTOKUさんのデュオ♪Sweet Baby、
88レコードのジャズレコード界の重鎮 伊藤八十八さんの
お誕生日も当店と同じ8月8日、昨夜一足早く彼に捧げて
TOKUさんの作品♪Route 88、
ベースとのデュオではじまった♪Fly Me To The Moon…は
途中から全員参加。♪Kiss Of Life、
アンコールは♪What A Wonderful World。
▶バラエティーに富んだステージングで、とても心が温まる
素晴らしい前夜祭になりました。皆さま本当にありがとう。
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  2014.8.9 Sat   ジャズクラブらしい誕生日の店内
▶40周年の記念日は《守屋純子セクステット》近藤和彦(as)
岡崎好朗(tp) 片岡雄三(tb) 守屋純子(pf) 中村健吾(b) デニス・
フレーゼ(ds)さんという今日本のジャズ界で最強ともいえる
メンバーでお祝いすることが出来ました。
▶お客さまも大勢、そして元スタッフもお祝いに駆け付けて
くれて、お店のドア横のスペースは、いただいたお花で埋め
尽くされ、まるでお花畑のようになりました。演奏はノりに
ノッて店内のテンションも上がり、これこそがジャズクラブ
という、私の理想に近い雰囲気で、大変盛り上がりました。
▶1st.stage…♪A Foggy Day、
守屋作♪Late Summer…ソロをとったのは、(tb)(pf)(b)、
長谷川等伯の絵をモチーフにした守屋作組曲♪Maple…
…ソロは、(pf) (ssax) (ds)。
美しいバラードで♪Pine Tree…ソロは(tp)、
H.シルバー♪Ecaroh…ソロは三管と(pf)そして(ds)。
▶2nd.stage…C.ウォルトン♪Ugetsu…(tp) (tb) (pf)がソロ、
この夜のお店のために作曲してくださった♪40 Years…
とても素敵な曲でした。ありがとうございます。
家康がモチーフの守屋作♪Another Side Of The Winner…
三管のソロ。♪Smile…(tb) (b)がソロ、守屋作♪East Side,West Side、
アンコールは♪Enter Tainer〜♪Body And Soul。
▶40周年に相応しい記念すべきライブステージになりました。
ありがとうございました。終演後は、お客さまにいただいた
高級シャンペンで皆で乾杯しました。
▶実は私の孫のレイくんも奇しくも同じ誕生日。今年8歳。
最近はサッカークラブの練習とか合宿とかで忙しく、あまり
会うことができませんでしたが、久しぶりに会ってうなぎ屋
さんでお誕生日会。近ごろは高くて、彼は年に一度しか本物
のウナギを食べてないようで、旨い旨いととても喜んで。
▶自転車が小さくなったので買って欲しい、とプレゼント。
彼が三歳の時の誕生日プレセントも自転車でしたが、5年
経って乗れなくなった、と。あらッもう?…成長の早さに
驚いたらいいのか、私が早く年老いたのを嘆くべきか…。
▶お祝いが済んですぐお店に出ると、こちらでは皆さんが
私とお店をお祝いくださって、ジャズクラブらしいお店の
雰囲気に浸りながら、皆さまの御陰でここまで来れたことを
感謝しつつ、好きなジャズを聴きながらこうして40年も
経ったことを、ズシリと実感した次第です。
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  2014.8.10 Sun   リラックスした記念週間最終日
▶開店記念日週間の最終日だった土曜の夜、4カ国語が堪能な
マルチリンガル、グレース・マーヤさんの幅広いレパートリー
と歌詞の弾き語りをリラックスして楽しみました。メンバーは
グレース・マーヤ(pf,vo) 千北祐輔(b) 今泉総之輔(ds)さんに
西口明宏(ts,ss)さんの管が加わりました。
▶トレードマークの帽子に、黒のつなぎのパンツスタイルで、
「美味しい水」を飲みながら客席に話しかけ、週末に相応しい
リラックスしたステージ。サウンドも、ステージの雰囲気も
西口さんのテナーとソプラノサックスが、とてもよくマッチ
していました。
▶1st.stage…♪Love Letter、
♪In The Still Of The Night…テナーが良く似合う曲です。
♪Rhapsody in Blue〜♪S’wonderful マヤさんがラプソディーを
弾いたのを私は初めて聴きました。
♪Recard Bossa、M.トーメ♪Born To Be Blue、
悲しい曲ついでにとマーヤ作♪Sad Samba…難しいコーラス
でしたが、皆でコーラスを交えました。
管はソプラノサックスで♪Close To You、♪Poinciana。
▶2nd.stage…♪Kiss Of Life。その後は世界旅行です。
「夏休みのない私ですが、では皆さん私と一緒に、音楽で
世界のいろんな国に行きましょう」と、まずイタリアへ
♪Estate(エスターテはイタリアの曲です)次はドイツへ
ドイツ語で♪By Means Best Shin(彼女はドイツの音楽大学に
通って7年間住んでいました)次はフランス語で
♪黒いオルフェ、そしてブラジルへ飛んで♪おいしい水、
そしてアメリカへ♪Madam Butterflly…ソプラノサックスが
とてもいい雰囲気でした。♪Summertime、♪To Be Loved、
アンコールはT.マリア♪Come With Me。
▶フランス語,ドイツ語,ポルトガル語,英語…英語もロクに
出来ない私は、羨ましいわ。40周年を記念して当店ゆかりの
ミュージシャンが多かった一週間はハッピーに終えることが
できました。
▶お花やお祝いを贈ってくださった皆さま、お祝いにいらして
くださった方々、本当にありがとうございました。皆さまの
熱く温かいお心を感じることが出来、エネルギーをいただいた
一週間でした。これからも、どうかよろしくお願い致します。
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lenz.jpg lenz.jpg←お店の前が華やかになりました。
お礼のお電話を差し上げられない、送り主の分からない方も
いらっしゃいます。誌上を借りて、ありがとうございました。
P.S.
明日は一年で一番、月が地球に近くなる満月「ウルトラ・
スーパー・ムーン」だそうです。晴れそうです。大きな満月を
見ながら、お店に来てくださいね。
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  2014.8.12 Tue   完成度高いともみクィンテットに大満足
▶《福井ともみクィンテット》は出演を重ねる度にユニット
のサウンドの完成度が高まり、昨夜は素晴らしいストレート・
アヘッドの演奏で、ともみさんご自身も感動するほど。当然
お客さまも興奮気味に楽しまれました。
▶福井ともみ(pf)さんが率いるメンバーは松島啓之(tp)さんと
太田剣(as,ss)さんの2フロント俵山昌之(b) 広瀬潤次(ds)さん。
フロント陣のソロに感動したともみさんの、うなり声や笑い声
が聴かれました。ともみさんのオリジナル曲やアレンジ曲を
メンバーが想定以上の音で応えてくれた、そんな感じでした。
作・編曲者も冥利に尽きるスリルとスピード感のある演奏は
「これこそがジャズだ」思える素晴らしいものでした。
▶1st.stage…M.ミラー♪Wing Span…マルグリュー・ミラー
さんは、一年前に若くして惜しまれてお亡くなりになった
名ピアニストですが、ともみさんは亡くなる前にNYで会い、
貴男を尊敬して貴男の曲を勉強しています、と伝えたそうです。
ともみ作♪Sweety…太田さんソプラノサックスで松島さんは
トランペットにミルト付けて演奏、甘い香りがしましたよ。
ともみ作明るいサンバの曲♪Hop Skip and Jump、
雰囲気を変えて俵山作バラード♪Blue Sweet、
ともみ作♪314D(ホワイトデイのこと)
▶2nd.stage…軽快な曲♪Five For Fun、
ともみ作♪At That's Moment、
40周年を祝って♪Body And Soul…トランペットをフィーチャーし
イントロはソロ、次にピアノとデュオに、その後全員で演奏。
神がかり的な素晴らしい演奏で盛り上がり、客席は大興奮。
♪Naty、ともみ作♪Midnight…これはコーヒーを飲み過ぎて
眠れなかった夜にできた曲、アンコールは♪Mack The Knife。
とても気持の良い演奏で、ミュージシャンもお客さまも
そして私も、大満足の夜でした。
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  2014.8.13 Wed   お盆休みで皆さん東京は留守に?
▶今年になってメンバーを替え4回目の岸田恵士(ds) さんの
《ファンキーボーイズジャズバンド》羽仁知治(pf,key)
河原秀夫(b,eb,ダンス) 越智巌(g) 後藤輝夫(ts,perc)さんの昨夜。
▶お盆の時期は地方から上京していらっしゃる方が多かった
のですが…震災以来めっきり少なくなりました。昨夜も外国の
方が3組いらした他、日本人の方は少なく淋しい客席でした。
皆さん、帰省されたのかバカンスに出かけられたのか…
▶それでも演奏者はノって演奏されましたが、やはりライブ・
ジャズという音楽は、お客さまの量や質によって良さや楽しさ
が違ってくる、客席と一緒になって作る音楽だと思います。
一生懸命演奏するミュージシャンには本当にお気の毒でした。
▶1st.stage…T.モンク♪Straight No Chaser、
♪Song For My Father、岸田作♪キズナ、
♪Spritual、♪No Problem(危険な関係のブルース)
▶2nd.stage…岸田作♪Sunburst、♪Brand New Day、
スタンダード曲♪On Green Dolphin Street、
テナーサックスをフィーチャーして♪Down To The Earth
ここで河原さんのブレークダンスが入りました。
♪Night In Tunisia、岸田作♪大都会の遊牧民 …毎回歌詞が
違うのですが、昨夜はタクシードライバーもしている岸田
さんの、夜の巷の様子が唄われました。ミュージシャンの
皆さまお疲れ様でした。水商売ではヒマ疲れといいますが、
こんな夜はかえって気疲れがします。
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  2014.8.14 Thu   これこそが私の好きなジャズクラブ !!
▶私が聴きたくて選んだメンバー編成、フロントの三管が
近藤和彦(as)岡崎好朗(tp)片岡雄三(tb)さん、そしてバックの
トリオが片倉真由子(pf)楠井五月(b)横山和明(ds)さんという
《B & Sスペシャルセクステット》
▶フロントの三人は先週の開店記念日に守屋純子(pf)さんの
セクステットでも出演されていた、今日本を代表する管奏者。
それに、勉強熱心で若くて、今いろなところから声が掛かる
売れっ子ピアノトリオを選びました。全員とても忙しい人達
ですから日程調整がひと苦労でした。だから、ライブの日が
決まった時から、私も待ち望んでいました。
▶お盆休みで地方からいらした方、家族連れの方など、夏休み
らしいいい雰囲気の店内でした。自分で言うのも恐縮ですが、
当店が自慢できることのひとつが、お客さまの質が高く、
演奏者と客席が一体になって、ジャズを楽しめることです。
昨夜も気持の良いストレート・アヘッドのサウンドに包まれ、
ジャスファンで賑わう店内は「これこそジャズクラブ」と
いう素晴らしい雰囲気でした。
▶1st.stage…M.タイナー♪Blues On The Corner…三管の
音が出た瞬間から緊張感が走ってステージに釘付け。
(as)(b)がソロを取ったJ.コルトレーン♪Syeeda's Song Flute、
H.シルバー♪The Cape Verdean Blues…ソロは(tb)(as)(pf)、
(tp)をフィーチャーして美しいバラード♪Skylark、
♪Buhaina's Delight…三管から出てピアノとドラムスがソロ。
このステージには海老沢一博(ds)伊藤君子さんご夫妻も聴きに
いらしてました。
▶2nd.stage…40周年を祝して近藤さんアレンジのカッコいい
♪Body And Soul…ソロは(as)(tb)(pf)、
♪Dear Old Stockholm…ソロは(b)(tp)、
J.ケーブル♪Think on Me…ソロ(pf)(tb)(tp)、
♪Mood Indigo…イントロのピアノとアルトが何ともステキ !!
♪Caravan…三管から出て、(pf)(ds)のソロが気持ち良く盛り
上がり、拍手が鳴り止まず、そのままアンコールへ。
♪Moanin' で私もジャズファンも大満足のうちに終演でした。
▶相変わらず片岡さんの、何ともいえないユーモラスなMC、
打って変わってスピード感と緊張感のある演奏…その対比も
非の打ちどころのない極上のステージでした。
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  2014.8.15 Fri   心地いいサウンドに酔ったお盆の中日
▶井上智(g)さんと片倉真由子(pf)増原巖(b) 横山和明(ds)さん
のギタークァルテット。井上さんが選んだメンバーで、増原
さんは久しぶりの当店でしたが、真由子さんと横山さんは
一昨夜に続いての当店でした。井上さんはジム・ホールの愛
弟子で、長年のNY在住中に彼の音楽をしっかりと受け継いだ
ギタリストです。関西出身のとても和やかな性格の方で、
音楽にもその性格が表れています。
▶現代ジャズ・ギター界の巨匠ジム・ホールは、昨年の暮れ、
83歳でお亡くなりになりましたが、今度、このメンバーで
ジム・ホールに捧げるトリビュート・アルバムがリリース
されますが、昨夜は発売に先立って、その中の曲が多く演奏
されました。心地よいギタークァルテット・サウンドでした。
▶1st.stage…井上作♪Walk Soft、♪My Funny Valentine、
ジムさんがジョアン・ジルベルトに捧げたという♪Joao、
♪All Across City、♪Waltz New…この曲のコード進行は
♪Someday My Prince Will Come(いつか王子様が)と全く
同じということですが全然違う曲に聴こえます。ジャズって
面白いですね。J.ホールの♪Blues Careful。
▶2nd.stage…J.ホール♪Answer is Yes…この曲名は、精神
分析医でもあるJ.ホールさんの奥様が付けたんだそうです。
♪せせらぎ…これはジムさんが、日本的な名前がほしいと
井上さんが相談され、曲を聴いて井上さんがつけたそうです。
曲名通り、美しくのどかな感じがする曲でしたよ。
スタンダード曲♪All The Things You Are、と
♪I'm In The Mood For Lovee…
真由子さんと井上さんの相性が素晴しく良かった。
J.ホール♪Something Special、アンコールはT.フラナガンが
J.コルトレーン捧げた♪Fly Coltrane。
▶音色と響きをとても大切にしているこのクァルテットの
サウンドは、耳に優しくて、とてもいい気持になりました。
店内は、お盆ということで、井上さんのファンのかたの他、
地方にいらっしゃる当店のファンの方々で賑わいました。
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  2014.8.16 Sat   大賑わいの真夏の夜のボサノバナイト
▶お盆の最後の夜はチャリート(vo)さんの「ボサノバナイト」
バックメンバーは、ユキアリマサ(pf)中村健吾(b)小畑和彦(g)
さんのドラムレストリオ。多くのお客さまで大賑わいだった
店内に、真夏の夜をボサノバ・ミュージックで楽しみました。
夏らしいサマードレスを身にまとったチャリートさんの姿も
真夏の夜らしい雰囲気を盛り上げました。
▶ドラムレスでしたから、一人一人の音がよく聴こえてきて、
シンプルな気持の良いサウンド。でもユキさん、健吾さん、
小畑さんらジャズ・ミュージシャンによるボサノバは、とても
味がありますね。満席のお客さまも、心地よい音に耳を傾けて
楽しんでおられました。ジャズのスタンダード曲もボサノバ
チューンで歌うチャリートさんの実力も光っていました。
▶1st.stage…♪Non-Stop To Brazil…これは、チャリートさんの
ブラジルで制作したアルバムのタイトル曲です。
♪Remember Me、
スタンダード曲♪There Will Never Be Another You、
♪A Certain Sadness、♪Triste、
スタンダード曲♪That Old Black Magic。
▶2nd.Stage…スタンダード曲♪I Wish You Love、
♪He Walks This Earth、♪Acaso、スタンダード曲♪Tenderly、
♪Come Fly。ここでお客さまにリクエストを募って3曲。
♪The Summer Knows、♪A Girl From Ipanema、♪Corcovado。
▶終演後も、満席の店内に和やかな空気が流れていました。
お盆の時期、大震災以来 昨年まで3年間はそれ以前のような
賑わいはなかったのですが今年は少し戻って来た感じでした。
▶地方から上京してわざわざ来てくださった方、お盆休みに
いらして盛り上げてくださった方、ありがとうございました。
今夜は神宮花火大会です。冷房を効かせてお待ちしています。
お立ち寄りください。お盆週間最後の夜、頑張らなくっちゃ。
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  2014.8.17 Sun   浴衣のジャズボーカルは涼しげで新鮮
▶お盆週間の最終日の昨夜は、神宮の花火大会。浴衣姿の
カップルが青山通りや骨董通りに溢れている中、お店に
行くと紗理さんも浴衣を着て可愛い出で立ち。涼しげな
浴衣姿のジャズ・ヴォーカリストが歌うのもいいものですね。
▶そんな紗理(vo)さんと瀬田創太(pf)安田幸司(b)横山和明(ds)
さんの若者たち。浅草出身の瀬田さんは、彼女に合わせて
ハッピを着てくればよかった、と。ドラムスはどんな巡り
合わせか今週3回目の横山さん。勉強熱心な良いドラマーで
素直ですから今引っ張りだこです。
▶1st.stage…ピアノトリオで♪Stella By Starlight、
紗理さん可愛い浴衣姿で登場♪Anything Goos、
A.C.ジョビン♪Waters Of March、♪Cheek To Cheek、
G.シェアリング♪Lullaby Of Birdland…紗理さんは
彼が大好きでスキャット入りで歌いました。
F.シナトラで有名な♪I Could Have Told You、
♪All Or Nothing At All。
▶2nd.stage…紗理さん登場♪The Shadow Of Your Smile、
♪My Favarite Things、
♪All Of Me…スキャット入りB.ホリデイ ヴァージョンで。
♪Easy Living、N.キングコール♪Straighten Up and Fly Right…
この曲は難しくて歌詞の英語も大変ですが紗理さんは
なんなく軽く歌っていました。
♪The Sweetest Sounds、♪Nica's Dream、
アンコールは、2曲の曲名からお客さまに手を上げて
選んでもらって多数決で♪Girl Talk。
▶甘くて可愛い声で、英語がしっかりしているので、とても
聴きやすい紗理さん、持参されたアルバムは全部売り切れ
ました。このアルバムは発売されていますが、発売ツアーを
していなかったようで、秋10月にツアーに出るそうですよ。
地方の方はぜひチェックしてくださいね。私からも、応援
よろしくお願い致します。
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