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 Weblog by Kyoko (過去のブログはカレンダーを戻してネ)
  5.1 Thu 素晴らしい若手トリオの月末
  5.2 Fri 賑わった中井さんの帰国ツアー大成功
  5.3 Sat エレガントな「木住野ワールド」を堪能
  5.4 Sun 多くのミュージシャンが集まって…
  5.5 Mon リラックスした休日らしい夜
  5.6 Tue 出演者が変わった今年の子供スペシャル
  5.6 Tue 2つの撮影クルーが入って賑やかな夜
  5.8 Thu 久し振りで喜びにあふれたトリオ演奏
  5.9 Fri ツアーを控えたえりさんの新しいCDから
  5.10 Sat 週末らしいギラさんの華やかな夜
  5.11 Sun 映画音楽特集はじめ贅沢な夜
  5.13 Tue 気持ちのいいジャズらしいジャズ
  5.14 Wed 美しい音色が心地いいクァルテット
  5.15 Thu 歌が大好きで元気ハツラツのステージ
  5.16 Fri 客席はチラホラ…どうしたのかしら…
  5.17 Sat お気に入りのバックに乗って…
  5.18 Sun 久々の週末のインストユニット
  5.20 Tue 人気の高い珠玉のピアノトリオ
  5.21 Wed 爽やかな五月のようなサウンド
  5.22 Thu 上品な大人の色気のあるステージ
  5.23 Fri 極上のオルガン・ジャズ・サウンド
  5.24 Sat 番長たちに相応しい聴き応え
  5.25 Sun 久々に週末の夜らしい賑やかな店内
  5.25 Sun 【番外 : レイくんのピアノ発表会】
  5.27 Tue 週明け早々からリラックス・ムード
  5.28 Wed お母様の一周忌にちなんで…
  5.29 Thu 爽やかなアコースティック・サウンド
  5.30 Fri 多くのプロも聴きにいらして…
  5.31 Sat 味わい深い2日間のスペシャル


  2014.5.1 Thu   素晴らしい若手トリオの月末
▶私は40年近く、お店の営業日にはほとんど毎夜お店に出て
ライブ演奏を聴いてきました。だから耳だけはいいはず、と
自負しています。目を閉じても、誰が歌っているのか、すぐ
分かるのは皆さんも同じだと思います。歌はいわば「楽器」
が違うわけですからね。ドラムやベースも近いですね。
▶でもピアノは全く同じ楽器を弾くのですが、そのタッチは
奏者によって微妙に、ホントに微妙に違います。きっと、
何十分の1秒か鍵盤を押さえたり離したりするスピードや、
強さやほんの僅かな指使いが違うのだと思いますが…
▶1小節聴かなくても、あ、小曽根さんだな、あ、真由子さん
だな…。一流になるほど、それがよく分かります。でも耳は
良くても何しろ私のアタマが悪いので、そのタッチを言葉で
上手く表現できませんが…
▶菊地太光さんはまだ28歳と若いのに、独特のコロコロと
転がるような綺麗なタッチのいいピアノです。私はどんなに
素晴らしいテクや感性の持ち主でも、まず音が美しくないと
ダメなのです。だからウチに出演するピアニストは、皆さん、
音がいいことを請け合います。
▶昨夜は、その菊地太光(pf)さんの当店初めてのリーダー
トリオ、楠井五月(b) 横山和明(ds)さんです。三人共28歳の
若手でしかも皆さんが凄い勉強家で、曲を良く知って研究
されていて、そのことがたちどころにわかる演奏なのです。
▶1st.stage…♪Background Music、♪But Beautiful、
P.バーンスタインの5拍子の曲♪Jive Coffee、
♪What Is This Thing Called Love?、
♪Smoke Gets In Your Eyes、D.エリントン♪Wing Wise。
▶2nd.stage…楠井作♪空のサルサ、C.パーカー♪Chasing the Bird、
B.ストレイホーンの長い曲名
♪Ballad for the Very Tired and Very Sad Lotus Eaters、
J.コルトレーンのブルース♪Equinox…ベースイントロから。
♪My Shining Hour、♪I'll be seeing you、アンコールは♪Cute。
▶風雨の中、来てくれた学生さんが目立つ客席でした。音楽
を勉強中の方もいらしたと思います。今の方は勉強しようと
思えばいくらでもできます。それをライブステージで体験し
引き出しをたくさん身につけていってほしいと思います。
▶私も、若い方を応援していきたい、と強く思った清々しい
トリオでしたが、この三人の他ピアニストで言うと若井優也
さん、オルガンも弾く宮川純さんも素晴しい才能の持ち主で、
応援していきたいと思っている若手です。
▶このトリオに興味をお持ちの常連の方々も、雨の中を足を
運んでくださって、お帰りには「雨だったけど来てよかった」
と皆さんがおっしゃっていました。
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  2014.5.2 Fri   賑わった中井さんの帰国ツアー大成功
▶NYに移り住んで17年になる中井勉(g)さんの、今年の帰国
ツアーは、NYからジェームス・カマック(b)デュワイン・クック
・ブロードナックス(ds)さん、今オーストリアの大学で教鞭を
とっているロブ・バガード(pf)さんを引き連れて行われ、
その最終日が昨夜の当店でした。
▶中井さんは、本来「呼び屋さん」がするビザの取得から始め
さまざまな手配など、全てご自分の責任で行いました。特に
ベースを持ってくるのは大変費用がかかります。国内の移動
だって手間ヒマが掛かりますから、今はレンタルで演奏する
人がほとんどです。でもジェームスさんがご自分の楽器て
弾きたいということで無理をされたようです。その希望を
叶える中井さんのミュージシャンシップにも拍手 !! ですね。
▶演奏は、とにかくリズム隊が実に気持が良いグルーブ感で
ピタッとフロントに付き添い、中井さんはそれに乗って気持
良く演奏されていました。
▶客席には昨日NYから帰って来たジーン・ジャクソンさんが
奥様と連れ立っていらっしゃったり、TOKUさん、そして、
今夜からのブルーノート東京のDDバンドの一員、アーイン・
ホールさん(ts)…彼は早大に留学していたころ、TOKUさんと
友達になり当店でも吹いたことがありますが、最後には皆が
参加しての大合奏になり、大賑わいのライブになりました。
▶1st.stage…♪Sweet And Love、♪How Deep In The Ocean、
♪Dear That Dream、B.バカラック♪This Gay Love With You、
バラード♪But Beautiful、♪Oleo。
休憩中は、メンバーは、久し振りに会ったお客さまにご挨拶
回りをされるので、忙しそうでした。
▶2nd.stage…♪Love Walk With You、
♪Softly As In A Morning Sunrise、♪Zingaro、
♪You Love Me Bristles、♪So Do It、♪Blues、
アンコールは…ジーン・ジャクソンさん、TOKUさん、
アーインさんを呼出して♪Bird Life を大合奏。
▶中井さん苦労のしがいがありましたね。お疲れさまでした。
DD(DD.ブリッジウォーターさん)には、孫が同じ日に
生まれたこともあって、私は特に親しみを感じています。
今夜、久し振りに会ってハグできます。とても楽しみ。
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  2014.5.3 Sat   エレガントな「木住野ワールド」を堪能
▶いよいよ本格的なGW4連休を控えた昨夜、ほとんど当店
でしかライブ活動をなさらない木住野佳子(pf)さんの、今年
初めてのステージで、彼女の出演を楽しみにされていた
大勢のお客さまがいらっしゃいました。
▶西嶋徹(b)岡部洋一(perc) さんという、昨年リリースされた
レコーディングメンバーで、そのアルバムから、日本の童謡
や唱歌からの曲が多く演奏され、お客さまも私も、懐かしい
日本の風景が頭に浮かぶステージでした。
▶佳子さんは、黒のノースリーブのブラウスに白の7分丈の
パンツ姿ですが、立ち居振る舞いもMCもゆったりしていて
エレガントを感じさせます。最近は、モノセックスの時代で
スポーツでも仕事でも男女差があまりなくなっていますが、
昨夜は、何とも和やかな雰囲気が店内に漂いました。男性の
ファンが多いのもうなずけます。
▶音楽も女性ならではの繊細で美しいエレガントなサウンド
で「佳子ワールド」が繰り広げられました。私はブルーノート
東京にDD(ブリッジウォーターさん)に会いにいってたりで
前夜に続き忙しく、曲名メモをとれませんでしたが、
木住野さんがメールでお送りくださいました。
▶1st.stage…
♪HOPE(木住野佳子)
♪Meridienne(木住野佳子)
♪牛とカタツムリ(木住野佳子)
♪りんご追分(米山正夫)
♪凛嶺(木住野佳子)
▶2nd.stage…
♪朧月夜〜浜辺の歌(岡野貞一〜成田為三)
♪小さい秋みつけた(中田喜直)
♪Premavera(木住野佳子)
♪蝶の夢(木住野佳子)
♪FACE(木住野佳子)
♪飛翔(木住野佳子)
♪Libertango(A.ピアソラ)
アンコールは♪Bossde Funk(木住野佳子)
▶次回、エレガントな「佳子ワールド」に浸れるのは、
初秋、9月19日(金)になります。癒やされますよ。
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  2014.5.4 Sun   多くのミュージシャンが集まって…
▶4連休初日いろいろ忙しい一日でした。国際フォーラムに
小曽根さんとノーネームホーセスの5月5日のコンサート、
そのリハーサルにお話がてら行ってきました。ラプソデー・
イン・ブルーのフルバージョンでリハーサルだけでも聴き応え
あります。私は5日はお店で子供スペシャルがあって本番が
聴けないので、リハだけでも聴けて良かった。
▶お店は《Ben van Gelder Quartet》の【BODY&SOUL Special】
お店に来るともう始まっていて、NYの今を感じさせるサウンド
が響いていました。
▶若干25歳で、登竜門モンク・コンペティション優勝の新人
ヴェン・バン・ゲルダー(as)さん、とてもかわいいイケメン。
その先生であるマーク・ターナー(ts)さん、ピアノレスでバック
はジョー・サンダース(b)さんとクレイグ・ウエインリブ(ds)
さんです。
▶さすがNYの今、というサウンドですがオリジナル曲が多く
なかなかその凄さや技量がわかりにくかったかもしれません。
でも後半のステージの♪Round Midnight ほかスタンダード曲
が3曲演奏され…やっぱり違う!! その凄さがよく解りました。
▶テクも感性もいいヴェンちゃん(て言いたい童顔キュート)
しっかりした太い音のマークさんのテナー、タッチが綺麗な
クレイグさん、そしてブンブンうなる黒人らしい太いベース。
ピアノレスですが、リズム隊がしっかりリズムを刻み、管の
素晴らしい音を支えます。
▶客席には、圧倒的に若いお客さまが多く、皆さん真剣に
聴いていらっしゃいました。あまり若い人が多いので常連の
70歳〜80歳の方々が、日本のジャズの将来は明るいぞ、と
喜んでお話されていましたよ。
▶ステージが終ると、マークさんの12歳の息子さんがNYから
ひとりで飛行機に乗ってやって来ました。可愛いくてとても
お行儀の良い息子さんで、これからお父様と一緒に日本ツアー
について回るということです。微笑ましいですね。
▶そうこうしていると、ブルーノート東京からDDブリッジ・
ウォーター・バンドの御一行がいらっしゃいました。閉めて
あったピアノの屋根を開け、DDバンドのM.ディレクター
Edsel Gomez さんのピアノで、DDさんがビデオを録る携帯
カメラを向ける中、TOKUさんが♪My Foolish Heart を
歌いはじめると、それからはパーティーになり、ラップが
始まったりして大騒ぎになりました。DDさんは、日本酒を
少し飲んでとてもご機嫌でした。
▶DDさんと私とは40年近いお付き合いで、彼女の音楽は
もちろんですが、明るくて優しい気持の持ち主で人間的にも
素晴しく、私は大好き。彼女は今夜が最後のコンサートです。
しばらくまた会えないと思うと寂しいです。DDさん、皆さん
楽しい夜をありがとうございました。
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lenz.jpg ←Mayumiさん写真ありがとう。(ちなみにDDさんは
孫は同い年ですが私より9歳年下、まだまだお若いですね)
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  2014.5.5 Mon   リラックスした休日らしい夜
▶昨日は【子供の日スペシャル】が昼夜あって、レポートを
書く時間がなく、今日(連休最終日6日)ようやくお休みが
できて一昨日のレポートとして書いています。私は、2週間
ぶりのお休みです。でも、これからオーチャードホールで
行われているキース・ジャレットのコンサートに出掛ける
ところです。
▶お店をやっているといろいろな催しにご招待されて、その
点ではありがたいのですが身体がいくつあっても足りません。
でも、好きなことをやっているし、すぐ近くなので苦には
なりませんけどね。
▶さて、4連休2日目、一昨日のレポートです。いつも明るく
チャーミングなマーヤさんですが、黒のミニワンピースに、
背中が腰まであいたセクシーな出で立ちでした。でも帽子は
決して離さないトレードマーク、白のハンチング。彼女らしい
ファッションです。
▶そんなグレース・マーヤ(pf)さんと吉田サトシ(g) 楠井五月(b)
河村亮(ds)さん。共演者はマーヤさんの人柄も音楽も良く理解
されているお仲間らしい素晴らしいサポート。マーヤさんは
いつものように「美味しい水」を飲みながら休日らしい
リラックスしたステージを繰り広げられました。
▶1st.stage…♪The Way You Look Tonight、
♪A Girl from YOKOHAMA…彼女は浜ッコですが、リオの
イパネマも確か海に面した町ですよね。
♪When Sunny Gets Blue、ボサノバで♪Estate、
♪One Note Samba、ビリー・ホリデイの♪Don't Explain
♪It Might As Well Be Spring。
▶2nd.stage…♪Dark Eyes、
イントロのピアノが美しい♪Poor Buterfly、♪No More Blues、
♪Born To Be Blues、Them There Eyes、マーヤ作♪Sad Samba、
♪Close To You 、♪Wonder Wall、アンコールは♪Rose。
▶お客さまもマーヤさんと一緒に、休日らしい夜をお過ごし
いただけました。CDもお買い上げいただけました。終演後は
私はマーヤさんと一緒に、ブルーノート東京にDDさんご一行
にお別れを言いに行き皆でバーで飲んでお見送りできました。
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  2014.5.6 Tue   出演者が変わった今年の子供スペシャル
▶すっかり恒例になった【子供の日スペシャル】でも今年は
例年とメンバーが違って女性ヴォーカルは神谷えり(vo) さん。
そして、TOKU(vo,tp,flh) 宮本貴奈(pf) 楠井五月(b) 山田玲(ds)
さんです。今年は、ソニー・ミュージックが展開している
「きっずじゃずCD」のプロモーションの一環として、撮影
クルーが入りました。(実は夜の部にも別件で撮影が入り、
この日は撮影クルーが2つ入りました)
▶えりさんは、キッズたちを意識してピンクのお人形さんの
ようなドレスをまとい登場です。えりさんは坊っちゃんを
連れていらしたのですが、カウンターに座ったかと思うと
うつぶしたまま最後まで爆睡状態。きっとママの歌が子守唄
になったでしょうね。
▶貴奈さんもお嬢さんのつむぎちゃんを連れていらして、時々
彼女を膝に抱っこしてピアノ演奏です。TOKUさんは妹さんの
坊ちゃんと双子のお嬢さんが、伯父さんの活躍を見にご来店。
▶赤ちゃんから小学校の低学年まで、多くのファミリーが、
子供の日を2時間半、ジャズで楽しく過ごされました。毎年
私の孫のレイくんも来てはしゃいでいたのですが、最近は
すっかりサッカー少年で、子供クラブチームの公式試合に
選手として出られるようになった、と張り切ってそちらに
行ってしまいました。
▶1st.stage…TOKUさんのステージで♪ドレミの歌から始まり
♪北風小僧の寒太郎、♪Twinkle Twinkle Little Star、
子供たちにはしっかりジャズも聴いてほしい、と
♪My Fovorite Things、♪Fly Me To The Moon、そして
NHK「みんなの歌」の曲TOKU作♪君へのファンファーレ。
▶2nd.stage…えりさんのステージで、♪あんぱんまん
♪黒猫のタンゴ、キッズたちにジェスチャーを教えて
一緒に♪L-O-V-E。TOKUさんえりさんと二人で一緒に
♪Rock With You、♪Where Is The Love、
アンコールは♪Smile。
▶最後の方は、キッズたちよりパパ、ママの方が楽しんで
いらっしゃったようです。そして今年も、トミーさんから
ご協力いただいた鉛筆のお土産。皆さん喜んで嬉しそうに
お帰りになりました。ミュージシャンの皆さん、おもちゃの
タカラトミーさん、応援してくださった皆さま、ありがとう
ございました。大勢の方から「来年もやってください」と
言われました。はい、来年もやるつもりですよ。
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  2014.5.6 Tue   2つの撮影クルーが入って賑やかな夜
▶昼に続いて夜の部は、神谷えりさんが抜けてTOKU(vo,flh)
宮本貴奈(pf)楠井五月(b)山田玲(ds)さんのメンバーで、いわば
大人のためのジャズでしょうか。でも、昼の部に入れなかった
親子連れのお客さまが3組、夜の部にいらっしゃいました。
▶昼の部と違って、小さなお子さまには演奏中は大きな声を
出さないようにお願いしましたが、小学生の坊ちゃんが、
真剣にドラムを見ているのでお聴きすると、彼はドラムを、
兄妹のお嬢さんはピアノをやっているということで、彼らには
こちらの方が勉強のためにはよかったかもしれませんね。
▶夜の部の撮影クルーは、昼から撮っているCS日テレ番組の
「ミントジャズ」収録と、フジTVのドキュメント番組で、
ウチによくいらしてTOKUさんのファンでもある高橋真梨子
さんを追っているその撮影でした。
▶「ミントジャズ」のカメラ6台、そしてフジTVのハンディ
カメラ…とたくさんのレンズが向かう中、TOKUさんは
張り切って歌い演奏されたステージでした。
▶1st.stage…♪Love's In Need of Love Today、
♪I Can't Help It、♪Moon River、♪You've Got It Bod Girl、
♪Over Joyed、♪Night and Day。スタンダード曲と、
スティービーワンダーの曲が演奏されました。
▶2nd.stage…♪Bedtime Story、♪Music is the Key…
TOKUさんがラップから入った歌は初めて聴きました。
♪Harf Moon Day、小沼ようすけ作♪Freind and Lover、
♪Sing、昼の部とは違う感じの♪Fly Me To The Moon、
TOKU作♪Dream A Dream、
アンコールは♪What A Wonderful World…
ワンダフル・TOKUワールドを堪能した日でした。
▶TOKUさんは、9日から23日まで休暇をとってNYに行きます。
きっと、リフレッシュしながらいろんなことを吸収して、また
進化してくるでしょう。彼は、DDさんがいらした2日間、
彼女の前で歌い、DDさんもすっかりTOKUさんが気に入られた
ようでしたが、ホントに素晴らしい向上心ですね。
▶ミュージシャンの皆さん、長い一日、お疲れさまでした。
なお、「ミントジャズ」のオンエアは7月の最終土曜日、深夜
24時半からです。どうぞご覧になってください。
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  2014.5.8 Thu   久し振りで喜びにあふれたトリオ演奏
▶昨夜は、NYと日本を活動の拠点に活動されているジーン
さんの彼の帰国を待ちに待って、今年2回目の真由子トリオ。
音楽に厳しい姿勢の真由子さんのトリオ演奏は、ジーンさんで
ないと演らないからです。片倉真由子(pf) 佐藤ハチ恭彦(b)
ジーン・ジャクソン(ds)さん。
▶ジーンさんの奥様は、実は8年前にお客さまとして当店に
いらしていた方で、当店でお知り合いになり、遠距離恋愛
8年にして結ばれました。今年は2月にNYに行き5月3日に
帰国されたのです。
▶そんな真由子さんはリハーサルの時から喜びにあふれていて
音楽的にも人間的にも尊敬出来るジーンさんと演奏すると
生き返ったような気持になる、ということです。6月7月と
一緒に演奏できるのでぜひ新作も演奏したいと張り切って
いらっしゃいました。演奏はもちろん極上でした !!
▶1st.stage…♪Secret Love、真由子作♪Monks Walking、
♪8Th Street、新曲H.カーマイケルの作♪Rockin' Chair…
この曲実は、ゆっくり過ぎて疲れるから止めようと思って
ジーンさんに聞いたら「難しいけれどやりましょうよ」
と背中を押してくださったので、やります !! と始まりました。
本当に難しそうなゆっくりした曲でした。来月の出演時6/25
にもトライするそうですよ。最後は T.モンク♪Evidence。
▶2nd.stage…E.ドルフィー♪Serene、真由子作♪But Cats、
♪Dancers Merancoly、A.リンカーン♪Straight A Head、
バラード♪The Good Life、アンコールは恒例となった
ソロピアので♪Single Petel of a Roses。
▶美しいメロディーと気持のいピアノの響きのいい音が店内
に満ちました。連休明けでお客さまは少なかったですけど
真由子さんには熱烈なファンがいます。皆さんいらして
くださって、真由子さんも久し振りのトリオ演奏の余韻を
楽しみながら、珍しくワイングラスを傾けていましたよ。
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  2014.5.9 Fri   ツアーを控えたえりさんの新しいCDから
▶3月16日にニューアルバム「Dialogue」をリリースした
えりさんのステージ、大野えり(vo) 若井優也(pf) 米木康志(b)
原大力(ds)さんですが、えりさんはこのメンバーが揃わないと
当店ではライブを行いません。それほど信頼厚い共演者です。
▶このアルバムは、若井さんとのデュオアルバムで、収録は
スタジオではなくコンサートホール、しかもピアニストの
作品ばかりを集めたもので、渾身の自信作。まさにタイトル
通りのピアノとの対話です。アルバムのキャッチコピーが
「ピアノと歌、一対一の対話が天空を流れる音になる」
えりさんならではのジャズヴォーカルの神髄に迫るCDです。
▶連休明けの週で昨夜はお客さまの入りはいまいちでしたが、
アルバムの中から多くの曲が歌われました。歌う喜びが
ひしひしと伝わってくる素晴らしいステージでした。
▶1st.stage…♪Just In Time、♪So Many Stars、
えり作♪In Time Of The Silver Rain…私の好きな曲です。
♪Just One Of Those Things、T.モンク♪Ask Me Now、
♪One Note Samba、D.エリントン♪The Star Crossed Lover。
▶2nd.stage…♪Just Aqueeze Me、♪I'll Remember April、
とても綺麗なバラードH.シルバー♪Peace 、♪Old Devil Moon、
M.ルグラン♪You Must Believe In Spring、♪The Duke、
D.エリントン♪Love You Madly、
アンコールはB.エバンス♪Waltz For Debby。
▶これから6月いっぱい、若井さん一緒にこのアルバムを
携えてツアーがはじまります。これをお読みになっている
地方の方は、ぜひチェックしてみてください。そして、ぜひ
日本では数少ない本物のジャズシンガーの生のヴォーカルを
聴いてみてください。決して失望はさせませんよ。
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  2014.5.10 Sat   週末らしいギラさんの華やかな夜
▶「今夜はブルースを歌いたい気分なの」とギラさん。昨夜
は豪華メンバーを揃えて、想いをステージに表現されました。
ギラ・ジルカ(vo) さんと、深井克則(pf) 竹中俊二(b) 納浩一(b)
加納樹麻(ds) さんです。
▶胸のあいた青のブラウス、ブルーのスカートに黒のスパッツ
と五月の空のような明るい姿で(元々彼女は明るく華のある
人ですが)ユーモアのある柔らかい関西弁のMCでお客さまの
心を和らげながら、華のあるステージを繰り広げられました。
▶そのMCは、笑わせたり泣かせたり、詞の意味をご自分の
言葉で話すので、ひょっとして彼女自身のことなのかな、と
思い違いしそうです。でも聴き手としては、歌の背景にある
物語りがよくわかって歌が一層楽しめます。彼女ならではの
エンターティメント溢れる週末らしいステージでした。
▶1st.stage…♪My Favorite Things、♪Night And Day、
♪Feel Like Makin' Love、物語りを語りながらギラ作♪Closet、
人生をパーティーに例えた私の大好きな♪Party Is Over、
♪Summertime。
▶2nd.stage…♪Dr.Feelgood、♪Love For Sale、♪Honey Suckle Rose、
アップテンポのスキャット入りで♪On A Crearday、
英語と日本語で♪Our Love Is Hear To Stay、
♪黄昏れのビギン、ギラ作♪Dive In Your Love、
アンコールは切なく歌い上げた♪テネシーワルツ。
▶バックのメンバーは、ブルース調のアレンジに、その場で
即興で対応できる実力メンバーで、ギラさんも安心して身を
ゆだねるように歌い楽しんでおられました。お客さまは、
あの曲はどのCDには入っていますか?と尋ねられ、さっそく
お買い上げになっていらっしゃいました。
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  2014.5.11 Sun   映画音楽特集はじめ贅沢な夜
▶貴奈さんがずっとやってみたいと思っていた映画音楽特集
《Lovely Cinema Music Night》はとても楽しいステージでした。
宮本貴奈(pf) 川村竜(b) デニス・フレーゼ(ds)さんのトリオ。
デニスさんは、貴奈さん、川村さんとは昨夜が初対面。実は、
貴奈さんから良いドラマーいませんか?と聞かれ、私が推薦
したのですが…リハーサルで音を聴いてすぐ大変気に入られ
お礼を言われ、私も安心しました。彼とは同じバークレーの
同窓生です、それも良かったかもしれません。
▶お客さまは皆さん貴奈さんのこの企画をご存じで、映画
音楽を楽しもうといらしていたようです。貴奈さんがMCで
映画のストーリーと、どの場面で流れた音楽か丁寧にお話
されました。演奏されたのは新旧織り交ぜての映画音楽で、
映画を見た方は、きっとその場面を思い浮かべながら聴いて
いらしたと思います。私も懐かしくなったりしました。
▶1st.stage…
♪「ジ・エンターティナー」より♪The Entertainer
H.マンシーニの2曲 「シャレード」から♪Charade、
「ティファニーで朝食を」から♪Moon River
「不思議の国のアリス」から♪Alice in Wonderland、
「白雪姫」から♪Someday My Prince Will Come
「種まく旅人」♪メインテーマ&♪A Journey to a Dream
「ウエストサイドストーリー」♪I feel Pretty
「送り出し」♪We're off to See the Wizard
▶2nd stage…
貴奈さんが音楽担当された映画から
「ふるさとがえり」より♪Sunshine Days
「マーチング」メインテーマ♪One for All, All for One
♪Walkin' Ahead
E.モリコーネでお馴染み♪ニューシネマ・パラダイスからと
♪Days of Wine and Roses
「サウンドオブミュージック」のメドレー
♪メインテーマ〜エーデルワイス〜Climb Every Mountain〜
ドレミの歌〜My Favorite Things
「ハバナ」から♪Night Walk
「タイタンズを忘れない」から♪Ain't No Mountain High Enough
アンコールは「オズ〜」から♪Over the Rainbow。
▶このときコットンクラブに来日公演中の《Jacky Terrasson
Quartet》のメンバーやって来ました。ジャッキーさんが貴奈
さんに替わってトリオで♪Softly As In A Morning Sunrise、
その次は、貴奈さんとジャッキーさんの連弾、バックは
ジャキーさんのメンバーで♪Body And Soul。
▶埼玉に帰る終電が近い貴奈さん、じゃぁギリギリまで一緒に
弾こう、とジャキーさんと連弾…♪Bye Bye Blackbird、貴奈
さんは後ろ髪を引かれる思いで急いで帰路につかれました。
2つの音楽世界を聴くことができたお客さまたちは、大喜び。
ジャッキーさんありがとうございました。
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  2014.5.13 Tue   気持ちのいいジャズらしいジャズ
▶松島啓之(tp)山田穣(as)今泉正明(pf)上村信(b)広瀬潤次(ds)
さんの2ホーン・クィンテットらしいストレート・アヘッド
な気持ちのいいジャズに、お客さまが酔いしれた夜。
▶このユニットメンバーは20年以上共に活動されていますが、
その間いろいろありました。ベースの嶋友行さんが天国に
召され上村さんに替わり、山田さんが大病して3年ほど休養…
見事に復帰され、ユニットとしてもいろんな体験が音楽の
肥やしになり、今が一番脂の乗っているグループなのです。
▶数こそ多くはありませんが、毎回必ず聴きにいらっしゃる
熱心なファンがいるのも特徴です。演奏はほとんどが
スタンダード曲で、私も、彼らの演奏する新しい感覚を
期待して、彼らの進化や飛躍を感じながら聴いています。
▶昨夜は鹿児島から親子3人でいらしたファミリーが
「今夜、ここを選んで来て、本当に良かった、感動しました」
「また来ます」と残してお帰りになりました。演奏者は
もちろんですが、店主として冥利に尽きますね。でも
大勢のお客さまを前にしたら、きっと、もっともっと
新しいサウンドが聴かれるかもしれません。
▶1st.stage…F.ハバード♪Blue Spirits、T.ハレル♪Moon Valley、
J.コルトレーン♪Theme for Ernie、
C.パーカー&D.ガレスビー共作♪Shaw' Nuff。
▶2nd.stage…松島作♪Blues Like This、
F.ハバード♪Up Junped Spring、
バラード♪You Don't Know What Love Is、K.ダーハム♪Wind Mill、
アンコールは軽快に♪Candy…スリリングにスピード感溢れる
サウンドにしびれました。
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  2014.5.14 Wed   美しい音色が心地いいクァルテット
▶鈴木央紹(ts)若井優也(pf)佐藤ハチ恭彦(b)原大力(ds)さんの
この鈴木クァルテットは、このメンバーが揃わないとライブ
をやりません。ウチに出演してくれる出演ミュージシャンは、
そんな方が少なからずいらっしゃいます。私自身が気持ちの
いいジャズ・最高のサウンドを聴きたいからこだわっている
ということもありますが、これも店主冥利〜のひとつです。
▶メンバーが、お互いの良い所をとても大切にした音作りを
するサウンドが、大変気持が良いのです。決して気張らず
一音一音を丁寧に吹く美しい音色のサックスが、共演者も
心地よく、女性ファンが多いのもうなずけます。それと、
若い若井さんの奏でる、豊かな感性を感じさるピアノを
演奏者も楽しそうに耳を傾けながら演奏しているのも、
心地いいサウンドの秘密かもしれません。
▶1st.stage…♪Springcan Really Hang You Up The Most、
♪The Masquerade Is Over、♪Very Early、
♪Time Remembered、♪Scrapple From The Apple。
▶2nd.stage…鈴木作♪8月のワルツ(まだ仮の曲名です)
♪Come Rain or Come Shine 、
ピアノをフィーチャーした♪You and The Night and The Music、
♪How Long Has This Going On?
アンコールはダイアン・リーブスが歌っている♪Social Call。
▶連休明けからこのところ寂しい客席が続いていますが…
気持ちのいい充実したステージをお客さま共々楽しみました。
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  2014.5.15 Thu   歌が大好きで元気ハツラツのステージ
▶和太鼓奏者として活躍されている あゆ子(vo)さんの、当店
初のリーダーステージ。浅川太平(pf)古木佳祐(b)加納樹麻(ds)
さんがバックです。和太鼓を勉強されていましたがジャズを
知ってからジャズ歌手を目指して猛勉強中でもあるお嬢さん。
▶学習院大学からカナダに留学した事もあり、英語も得意で
最近はジャズだけでなくブラジル音楽も好きになって歌って
います。とにかく根性が入っていて健康そのもののお嬢さん。
▶歌うことが好きでたまらない、というそんな彼女の昨夜の
サポートは、時々一緒に演奏している若いピアニストと
ベーシストに、何を叩かせても奇麗なタッチで、素足で叩く
「裸足のドラマー」加納さん。客席にはお知り合いの方が
応援にいらして、はつらつとした彼女のパフォーマンスに
優しい眼差しで注目されていました。
▶1st.stage…ピアノトリオで♪Bitter Sweet、
あゆ子さん登場♪Oneday I'll Flyaway、♪Sptember In The Rain、
雨の後には虹♪Over The Rainbow、虹の後は♪Blue Sky、
ブラジルの曲♪Rosa Morena、♪Skylark。
▶2nd.stage…♪My Favorite Things、♪Frim Fram Sauce、
ブラジルの曲♪Rosa Molena、
スタンダード曲♪I Can Give You Anything But Love、
スティングが大好きという彼女らしくとても良かった
♪Shape of my Heart。ブラジル音楽♪Caminho das Aquas、
アンコールは♪Over Joyed。
▶応援する暖かい拍手がいつまでも鳴り止まないくらい、
皆さんに可愛がられているのがわかる終演でした。彼女も
お客さまと乾杯をしたり応えていましたが、昨夜はとても
緊張されたようです。次回出演は秋になります。きっと
猛勉強の素晴らしい成果が聴かれると思いますよ。
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▶お店を片付け始めると、いまコットンクラブに来日公演中
の「Joshua Redman Quartet」のマーカス・ギルモアさんから
もう夜遅いけどママに会いたい、との電話でやって来ました。
▶彼は十代の頃からBODY&SOULファミリーで、というのも
名ドラマー ロイ・ヘインズさんのお孫さんで、ロイさんは
ウチがまだ新宿にあった40年前からいつもやってきてくれて
マーカスさんは私を日本のお母さん(今はお婆さんですね)
のように思ってくれているようです。
▶昨夜もお腹が空いたから、というので、残っていた材料で
あさりの酒蒸しを作ってあげると美味しそうに平らげました。
少年のようだった彼も今は婚約者ができて、チック・コリア
さんのドラムをはじめ、どこからも引っ張りだこの27歳の
立派な素晴らしいドラマーに成長されました。嬉しいですが
私も年をとったんだなぁ、と思わずにはいられません。
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  2014.5.16 Fri   客席はチラホラ…どうしたのかしら…
▶原さんが、若い朝日さん池尻さん、そしてプレイも人柄も
素晴しいデニスさんを起用しての原クァルテット。そして今
レコーディングに向けて準備中の原クァルテット。メンバー
原朋直(tp) 朝日拓磨(g) 池尻洋史(b) デニス・フレーゼ(ds)さん。
▶演奏は主にオリジナル曲ですが、メロディアスで耳によく
馴染んで聴きやすい曲が多く、スタンダード曲を1,2曲演奏
されましたが、自然の流れのように聴こえました。全員の
音色も良くて耳に優しいサウンドが心地よかったです。
▶ところが客席はガラガラ。なぜなのかよく分かりませんが
コットンクラブの《Joshua Redman Quarte》が超満員だった
と、一昨夜に続きコットンクラブからそのメンバー、マーカス
さんアーロン・ゴールドバーグ(pf)さんルーベン・ロジャース(b)
さんらがやってきてそう言ってましたから。ジャズファンは
そちらに行ってしまったのかしら…
▶1st.stage…池尻作♪Roshi's Tune、朝日作♪Ley Line、
デニス作♪Lost Hearts Of Lost Children、
スタンダード曲♪Poor Butterfly、
とても美しかった♪Body And Soul、原作♪Color As It Is。
▶2nd.stage…朝日作の明るい曲♪Sign、
ドラムソロイントロで原作♪Dark Dance、
ギターのイントロから入った温かい曲原作♪Family Man、
朝日作♪#6、スタンダード曲♪I'm Old Fashioned、
緩やかな奇麗な曲原作♪Wait With Hope。
▶お客さまがチラホラでミュージシャンには気の毒でした。
でも自分達の目指す音楽に向かって、一生懸命に演奏する
若者の姿は、とても好感が持てました。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
lenz.jpg ←コットンクラブ出演中の面々と
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  2014.5.17 Sat   お気に入りのバックに乗って…
▶「華木・華金」も今は昔、もう死語ですね。皆さんGWで
お金も体力も使い果たしたのでしょうか、手弁当で鹿児島
から上京してくださるリレット(vo)さんには、お気の毒な
寂しい金曜日の夜でした。この間の《Voice of Hope 4》
にもやはりチャリティーで出演してくださっているのに…
▶秋田慎治(pf)吉田豊(b)小前賢吾(ds) さんのトリオは彼女の
お気に入りのバックです。ご自身のアルバムのディレクター
も秋田さんですし、鹿児島で経営なさっているジャズクラブ
にも秋田さんは時々出演されています。ここには、東京の
ミュージシャンもよくお世話になっています。
▶彼女は良く伸びる素晴らしい声の持ち主で、メロディーを
素直に大切に歌う心地の良いヴォーカルで、お気に入りの秋田
トリオに乗った気持のよい歌声が店内を満たしました。
▶1st.stage…トリオで秋田作♪Introduction、♪My Foolish Heart。
リレットさん登場♪My Romance、♪Embraceable You、
ボサノバで♪Nature Boy、♪Bridges、♪That's All。
▶2nd.stage…インストで♪My One And Only Love。
リレットさん登場♪Night And Day、
ピアノの音色と声質がマッチして美しい♪Island、
アップテンポで♪Our Love Is Hear To Stay、♪Good Life、
8ビートで♪You Don't Know What Love Is、
アンコールは♪What Wonderful Wirld。
▶次回、鹿児島から上京され秋田トリオをバックに彼女の
透き通るような声が聴かれるのは8月23の土曜日にです。
ぜひ、お聴きにいらしてください。
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  2014.5.18 Sun   久々の週末のインストユニット
▶昨日は小学2年生になった孫のレイくんの運動会。朝6時に
起きてお弁当を作り、9時に学校へ行きました。彼は最近は
サッカークラブに入っていて土日は練習で大忙し。なかなか
会う機会がなく、せめてお弁当は作ってあげたい、とこれも
婆バカですね。
▶五月晴れの運動会日和、学校は多くのファミリーで超満員。
私も強い日差しで体力を消耗しましたが、レイくんは運動会
でいろんな種目にはしゃぎ回ったあと、帰ってくるとすぐ
何ですか日本の重要な試合があるとかで、その試合観戦に
出かけて行きました。疲れ知らずのエネルギーには感心する
ばかりです。今週25日にはピアノの発表会。モーツアルトの
ソナタを弾く様です。どんどん大きくなっていく姿を見る
たびに思います。孫の成長は嬉しい半面少し寂しいですが、
あと10年は元気でいて18歳のレイくんを見たい、と。
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▶疲れた身体に鞭打ってお店に。近藤和彦(as) 今泉正明(pf)
上村信(b) 大坂昌彦(ds) さんのクァルテットが週末土曜日に
出演するのは珍しいことです。ウチでは週末はヴォーカルが
多いのですが、どこからも引っ張りだこの実力メンバーが
揃った土曜日。ヴォーカルファンにもぜひ聴いてほしい
ジャズでした。
▶ご予約が少なく心配でしたが、近藤さんが朝早くから
facebookでファンにお知らせしてくれたお陰様で途中から
いらした方や、地方からいらした方などで、客席は何とか
サマになり、とりあえず安心しました。
▶1st.stage…♪Alone Together、♪Namely You、近藤作♪Deep White、
雪の様子を曲にした♪A Flower Is A Love Something、
近藤作♪La Despedida(スペイン語で別れ)
▶2nd.stage…近藤作♪Sweet And Pungent、
W.ショーター♪Miyako、近藤作♪Oriental Zodiac、
♪The Sixteenth Night(十六夜=いざよい)
♪The Place That Cannot Reach Only By Spirit、
(根性だけじゃ行き着けないゼ)
アンコールはT.モンク作♪Evidence。
▶近藤さんは小曽根真さんのノーネームホーセスのメンバー
で、ノーネーム10周年記念のレコーディングが終ったばかり。
このアルバムは、♪ラプソディ・イン・ブルーとオリジナル曲
♪ロード(10年の道)2曲ですが、2曲とも長い曲ですから
収録曲はこれだけ。でも聴き応えあると思います。
▶今夜は深夜、NHK-BSプレミアムでNYフィルと小曽根さんの
ラプソディ・イン・ブルーNYのコンサートが放送されます。
NYタイムスが絶賛したコンサート、ウチでもドラムを叩いた
あのアランさんの指揮です。私もゆっくり聴くつもりです、
みなさんもぜひどうぞ。
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  2014.5.20 Tue   人気の高い珠玉のピアノトリオ
▶先週は火の消えたようなお店だったので、今週は活気が
戻ってくるといいな、と期待はしてたのですが何しろ週明け
月曜日です。どうかしら…という心配は杞憂でした。
▶さすが、いま人気の 秋田慎治(pf)坂崎拓也(b)加納樹麻(ds)
さんの、全員が関西出身の今ノっているイケメントリオです。
ファンの方々がしっかりやってきてくれました。年齢的にも
男性として今が一番の働き盛り。いろんな経験をされ
「引き出し」も沢山出来て、それを上手く表現出来、聴く人に
しっかり届けられる年齢なのです。
▶昨夜は三人ともそんなことを感じさせてくれるステージで、
まず音色が綺麗で良くスウィングしてダイナミズムもあり、
ビジュアルもいい…お客さまもそれを感じて、反応がとても
凄くて拍手が鳴り止まないほど。珠玉のピアノトリオです。
▶1st.stage…秋田作♪THe Portion of Oct.28th、
T.モンク♪Let's Cool One、秋田作♪Blue On You、
♪But Not For Me、秋田作♪Rain Makes Us One、
♪Road To The Road。
▶2nd.stage…秋田作♪I'll Waiting for You、
昨年9月に作曲した♪曲名未定曲、客席はヤンヤの反応でした。
秋田作♪Blue Forest、♪Fahrenheit(華氏目盛り)
アンコールは♪Spread To The Sky。
▶2ndステージはオリジナル曲でした。一般的にオリジナル
曲は馴染みが薄いのか好まれない方が多いのですが、彼の曲
はどの曲もメロディーがよく聴こえて、リズムも感じられて
長年の常連さんたちも楽しんで聴き入っておられました。
▶三人とも売れっ子で忙しく、このトリオの次回当店の出演
は8月19日(火曜)と先になります。皆さまきっと洗練された
このピアノトリオのファンになりますよ。
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  2014.5.21 Wed   爽やかな五月のようなサウンド
▶久し振りのチン(鈴木良雄)さんのベースと、ハクエイ・キム
さんのピアノのデュオ・サウンドは、風薫る五月の季節に
ピッタリで、爽やかな空気が店内を包みました。お客さまも
二人の一音一音に耳を傾けるようでいい雰囲気の店内でした。
▶最近のハクエイさんは、大きなステージやいろんな演奏で
積んだ経験をすっかり自分のものとして身につけられたようで
しっかりした素晴らしいピアニストに成長しているのを感じる
ことができました。チンさんにもしっかり鍛えられた結果
なのでしょうか。PAを通さなくても奥の方の席までよく音が
届いてチンさんのベースの音と良くマッチ。素敵なアコース
ティックサウンドを楽しみました。
▶1st.stage…D.ブルーベック作♪In your own sweet way
一段と斬新なアレンジでハクエイ作♪New town、
スタンダード曲♪Alone Togather、鈴木作新曲♪Monet…
フランス印象派の絵画をイメージして作曲したもので、あの
クロード・モネからとった曲名、絵画がイメージ出来ました。
M.デビスの♪Solar。
▶2nd.stage…ハクエイ作♪Open The Green Door、
スタンダード曲♪You Don't Know What Love Is、
鈴木作♪Moon Through The Window、
スタンダード曲♪Moonlight In Varmont、
アンコールは♪Old Folks。予想していたよりお客さまが大勢で
チンさんもハクエイさんも、驚くやら嬉しいやら…お客さまに
感謝されていました。もちろん、私も、です。
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  2014.5.22 Thu   上品な大人の色気のあるステージ
▶[Quiet Jazz]と題するウィリアムス浩子(vo)さんのステージは
伊藤志宏(pf) 馬場孝喜(g) 西嶋徹(b)さんの、このドラムレス・
トリオがバックです。ドラムレスのバックは、優しく包み込む
ような浩子さんの丸い声質に、大変よくマッチしています。
▶ダイエットに成功して、すっかり大人の女性の艶が滲み出て
オレンジ色のサテンのワンピースがよくお似合いでした。男性
サラリーマンのファンが多いのも頷けます。この夜の浩子さん
を聴くために上京された方もいらっしゃいました。
▶浩子さんも、綺麗な音質のトリオサウンドの中で、自由に
気持良く歌われ、素敵な「浩子ワールド」で応えられました。
▶1st.stage…♪Skylark、♪Closs To You、♪Tea For Two、
♪Rain Drops Keep Falling On My Head、
N.シモンが歌っていた懐かしい♪Love Me Or Leave Me、
♪If、♪Lullaby Of Birdland、♪My Favorite Things。
▶2nd.stage…日本語と英語で♪Quiet Night、
♪All Most Like Be In Love、♪Summertime、
♪Autumn Leaves、♪Fly Me To The Moon、
♪Softly As In A Morning Sunrise、♪Caravan、
♪Nightingale Sang In Berkely Squar、
アンコールは♪Good Life…
▶…途中で少し涙声になったので心配して聞くと、バックの
音があまりに素晴しくて♪Good Life の「素晴らしい人生に
違いない…」と歌う歌詞が自分のことのように思えてきて
涙が溢れたのだそうです。女性が一人生きて行くのは大変な
ことです。がんばり屋さんで感受性が強い浩子さん、努力が
実ってだんだん道が拓けてきましたね。よかったね。
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  2014.5.23 Fri   極上のオルガン・ジャズ・サウンド
▶「極上のクィンテット」だったのに、激しいゲリラ雨で
もったいないステージの寂しい客席になってしまいました。
土岐英史(as)市原ひかり(tp)宮川純(org)大坂昌彦(ds)荻原亮(g)
さんです。「楽器の王様」と言われるオルガンが入ると、
重厚なジャズ・サウンドになって雰囲気も盛り上がります。
ミュージシャンは終始、ニコニコとして楽しみながら
それぞれの音をよく聴いて活かしながら、演奏されました。
▶実は、前日からフランスの有名なジャズ雑誌のライターの
方が当店に取材に来ているのですが、そのレベルの高さに
驚きつつ感動されていました。ステージは主に大ベテラン
リーダーの土岐さんのオリジナル曲を主に演奏するのですが、
どの曲も力まず無理がなく自然に聴こえてくる曲で、流れる
ようで気持がいいのです。
▶1st.stage…土岐作♪C Minor♪Dear E、
ひかりさんがフリューゲルを吹いたバラード♪Wyeth、
オルガンのサウンドと良くマッチしていました。
ひかりさんトランペットでアップテンポ♪Picasso's Holiday、
土岐作♪New Blues。
▶2nd.stage…♪Afternoon、
スタンダード曲♪It Could Happen To You、
ひかりさんフリューゲルをフィーチャーして♪Lady Traveler、
♪ The Right Time、♪Ma-Ta-Ne !、
アンコールはM.ローチ♪Lonesome Lover。
▶「あんまりの雨が凄いんで止めようと思ったけど…来て
良かったヨ」「満席にならなくちゃもったいないね」と残して
お帰りになったお客さまも多く、いらした方は皆さん大満足
されたようでした。次回出演は8月22日金曜日です。ライブ
ジャズの醍醐味を味わいにいらしてください。
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  2014.5.24 Sat   番長たちに相応しい聴き応え
▶《Swing番長》このユニットは、近藤和彦(as) 原朋直(tp)
宮川純(pf) 中村健吾(b) ジーン・ジャクソン(ds) さんという
実力者揃いの豪華なメンバーですが、全員がそれぞれの
リーダーバンドの持ち主なので番長と名がついたようです。
▶それぞれが演奏したい曲を持ち寄り、リハーサルをして
本番に臨みます。宮川さんは前日はオルガンで出演でしたが、
昨夜はピアノでした。若いのに作編曲もする才能豊かな人で
ヴォーカリストからも信頼されている若いエースです。
▶20代は彼だけで、皆さん今の日本のジャズシーンには
欠かせない男盛りの面々。皆さんがそんな仲間を尊敬し合い
楽しみながら演奏されました。最近の金曜は残業の方が多い
ようでお客さまは少なかったですが、皆さん気持の良い
ストレート・アヘッドなジャズを堪能されました。
▶1st.stage…宮川作♪Collage、原作♪Wandering Prince of The Star、
C.ポーター♪Segment、B.エバンスのトリオが演奏していた
♪Detour Ahead、宮川作♪Salmon Blues。
▶2nd.stage…珍しく、健吾さんが買ったばかりのエレベを
弾いた原作♪Family Man、
同じくエレベで8ビート近藤作♪Sweet and Pungent、
近藤さんが原さんのお弟子さんである市原ひかり(tp)さんを
客席から呼出してウッドベースで♪My Shining Our、
ひかりさんはお師匠さんと並んで嬉しそうでした。
レギュラーメンバーで、健吾さんがNYで9.11の直後に
書いた♪HOPE…何時聴いても美しくとてもいいい曲ですね。
健吾作♪Where Crisis Speaks、アンコールは
アレンジャーとしても名高いドン・セベスキー♪Bitter Sweet。
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  2014.5.25 Sun   久々に週末の夜らしい賑やかな店内
▶今週は寂しい客席の店内が続きましたが、やっと土曜の夜、
ジャズクラブらしい賑わいになりました。チャリート(vo)さん
ユキアリマサ(pf) 中村健吾(b) ジーン・ジャクソン(ds) さんの
トリオがバック。
▶チャリートさんは先月の終わりから5月半ばまでフランス
でのお仕事でした。声がかればどこの国でも出かけて歌いに
いく国際行動派の彼女。しかもジャズだけでなくポップスや
ロックの曲もジャズにアレンジして歌います。
▶昨夜は、ハービー・メイスンがプロデュースしてリリース
しているM.ジャクソンの曲をカバーしたアルバムの中からも
披露されました。
▶1st.stage…ピアノトリオで♪Felicidades(おめでとう)。
チャリートさん、ブラウンのスパンコールのブラウスに
パンツ姿で登場。♪Like Someone In Love、
ペリーコモが歌った♪It's In Possible、
M.ルグラン作♪What Are You Doing Rest Of Your Life、
♪That's All、M.ジャクソン作♪I'll Be There、
♪Ease On Down The Road。
▶2nd.stage…ピアノトリオで♪Butbeautiful。
チャリートさん登場♪People、Try A Little Tenderness、
♪I Didn't Know What Time It Was …スキャット入りで。
♪Love Beware、♪Man In The Mirror、♪He Is Out Of My Life、
M.ジャクソン♪Never Can Say Good Bye、
アンコールはバラードで♪The Very Thought Of You。
▶お誕生会をなさって楽しんでいらっしゃったお年を召した
お仲間のグループも。ジャズクラブは特に、店内が賑やかで
ないとお店らしくありません。ミュージシャンも週末らしく
楽しまれた土曜日でした。
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  2014.5.25 Sun   【番外 : レイくんのピアノ発表会】
▶今日は、私の孫のレイくん(小学2年生になりました)の
春のピアノ発表会でした。春は世田谷区民会館の大ホールを
借りて行われます。生徒さんは、3歳から中学生まで約100人
ほどでしょうか、講師の先生たちの演奏やアンサンブルの
演奏もあったりで、朝10時から夕方4時過ぎまで、4部構成。
そこそこ結構大掛かりです。
▶レイくんは今年で4回目。発表曲は、練習曲集ソナチネの
中のお馴染みの曲、モーツアルトのピアノソナタK.545 です。
プロブラムを見ると、低学年の部のトリになっていました。
行くとすでに始まっていて、アラッ、でも会場にレイくんが
いない…何のことはない、応援に来てくれた幼稚園時代の
お友達5,6人と横の広場で鬼ごっこやら何やら、走り回って
汗びっしょり。ホラ早く着替えて !! そろそろ出番でしょ…
▶でも、見ると手に包帯が…。一昨日、学校で鉄棒から落ち、
手を捻挫して医者に行き、昨日は練習できなかったんだとか…
「レイくんダイジョブなの?」「たぶんねッ」気楽なものです。
引きずるように連れてこられて、第1部最後のレイくんの
演奏が始まりました。
▶びっくりしました。難しい曲を大きなミスもなくレイくん
スラスラと上手い上手い !! 聴いてたお友達たちもびっくり。
「レイくん、凄いよ」「レイくん、サッカーより上手いよ」…
第1部が終わって写真撮影と休憩です。先生も「レイくんは、
本番に強いのね、やったね」と褒めてもらって、レイくん、
ご満悦。私も、大満足しました。レイくん、やったね !!
「ピアノが弾けるサッカー選手」への夢は健在のようです。
lenz.jpg ←プログラム第1部、42番、レイくん。
lenz.jpg ←演奏風景(動画)。ペダルも使えるようになりました。
lenz.jpg lenz.jpg ←第1部 (低学年の部) が終わって記念撮影
lenz.jpg ←これからお友達と遊びに…さっそくサッカー少年!!
▲top
  2014.5.27 Tue   週明け早々からリラックス・ムード
▶独特のピアノ山本剛(pf)さん、大ベテラン香川裕史(b)さん、
今年古希を迎える大隅寿男(ds)さんの《スウィンギー トリオ》
には熱烈なファンがいらっしゃいます。それに昨夜は、香川
さんのご両親と妹さんがいらっしゃって雨の月曜日にしては
賑わいのある店内でした。
▶剛さんはワインカラーのチャイナ服で登場。彼の演奏の
スタイルは、ピアノの前に座ってからその場の雰囲気を感じ、
引き出しの中からイントロを弾きはじめると、それを聴いて
ニュアンスを感じとりながら香川さんと大隅さんが音を
付けていきます。
▶お客さまも何が飛び出すか分からないので出だしに集中し
自分の予想が当たるとニンマリしながら聴き入ります。その
独特のステージ「剛ワールド」の虜になられて、長年ファン
として通っていらっしゃる方も多いのですが、昨夜は特に
出し物がいつもと少し違っていて、楽しみが増しました。
▶1st.stage…♪Who Can I Turn To、♪But Not For Me、
♪For Once In My Life、イントロは武満徹さんの子守唄
♪小さい空から〜♪Summertime…とても良かったです。
ボサノバのリズムで♪Poinciana、♪YAMA Blues。
▶2nd.stage…昔流行った♪Quien Sera=Sway(キエン・セラ)
ラテンのスタンダードナンバーです。
いつも聴きにいらっしゃるご夫婦のために♪Loving Touch、
十八番♪Misty はアップテンポで。
ベースソロで♪You'd Be So Nice To Come Home To You、
ピアノイントロでミーシャの曲から入った♪Body And Soul、
♪Savoy、♪Star Fell On Alabama - Moonlight In Vermont、
アンコールは♪月の砂漠、恒例♪旦那飲ましてちょうダイナ。
月曜からリラックス・モードのスイッチが全開したお店でした。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2014.5.28 Wed   お母様の一周忌にちなんで…
▶暑くもなく寒くもなく、風もなく穏やかで爽やかな、大変
いい気候になりましたね。そんな夜に相応しい、福田重男(pf)
上村信(b)奥平真吾(ds)さんの美しく気品のあるピアノトリオ
を楽しみました。
▶お店に入ってみると、ピアノの後ろのテーブルに白いお花
が飾ってありました。実は昨日は福田さんのお母様の一周忌。
それを覚えていらした福田ファンの方がお持ちになったお花
なのでした。MCでも福田さんは、お母様の思い出話などを
されてファンの方に応えていらっしゃいました。
▶ご両親は大正生まれで、大変厳格なお父様にいつも従って
いらしたそうですが囲碁をやるとそのお父様をこてんぱんに
やっつけていた、ということで、とうとうお父様は囲碁を
やめてしまったということです。そのお父様が亡くなった後
それまでお酒を一切口にされなかったお母様が、実はとても
いける口で、それ以降93歳で亡くなられるまで、実家に帰る
時はいつもお土産にお酒を持って帰り一緒に飲んだそうです。
大正時代のご夫婦らしいお話でした。
▶1st.stage…♪Moon Glow、♪Fascinating Rhythm、
お母様に捧げた♪Memoly、P.マッカートニー♪Blackbird、
福田作♪Pretty Blues。
▶2nd.stage…福田作♪Nobody Else But Me、♪Raclel Lament、
D.エリントン♪Vert Special、♪All The Way、♪Moon and Sand、
アンコールは、最初のステージにいらっしゃらなかった方に
もう一度♪Memoly を演奏。福田さんは、帰宅したら母の
思い出にお酒を飲みます、と帰られました。いい親子愛の
お話を聞かせていただいた夜でした。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
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  2014.5.29 Thu   爽やかなアコースティック・サウンド
▶昨夜もとても爽やかな気候で、そんな気候に良く似合った
明るいアコースティック・サウンドの《BIG CATCH》でした。
浜崎航(ts)さんをフィーチャーし、MC以外はPAを使わない
メンバー、松本茜(pf)本川悠平(b)海野俊輔(ds)さんのグループ。
▶茜さんは見た感じはホワンとした可愛い素敵なお嬢さんです
がピアノに向かうと、力のあるしっかりとしたタッチで十代の
頃から作曲もする才能あるピアニスト。ピアノもマイクを外し
全くの生音ですが、奥の席までよく音が届きます。海野さんも
まわりの音を良く音を聴くタッチの良いドラムで、サウンド
全体のバランスがすばらしく、耳に優しく心地よく響く生音
ならではの爽やかなステージでした、
▶1st.stage…♪HarlemBlues、On A Misty Night、
♪A Smile Is A Girl's Best Makeup & Jewelry、♪Monica、
♪Playing、ユニット名の♪Big Catch。全曲が茜さんと
浜崎さんのオリジナル曲でした。
▶2nd.stage…♪C Jam Blues …実は、NHKのセッション番組の
公開録音の際、必ずこの曲を演奏しなければならなくて、
簡単な音で出来ているこの曲をどうアレンジしたらいいか
悩みに悩んでアレンジしたそんなアレンジを披露されました。
本川さんのベースがよく効いた、とても良い感じのアレンジ
でしたよ。浜崎さん抜きでのトリオで茜アレンジの
♪Love Letter、茜作♪JJ。♪Good Bye…は浜崎さんのテナーを
フィーチャー。♪Three In One、浜崎さんソプラノサックスで
浜崎作♪Miss Sunshin、アンコールは♪Hallelujah!(ハレルヤ)
アコースティック・サウンドは、やはり気持ちが良いですね。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2014.5.30 Fri   多くのプロも聴きにいらして…
▶昨夜は【BODY&SOUL スペシャル 2 Days】の初日。私も
楽しみにしていた《WALKIN AHEAD》NY在住 北川潔(b)さん
と片倉真由子(pf) 広瀬潤次(ds) 山田拓児(ts,ss,bcl) さんです。
▶北川さんは永い間NYを拠点に活動し、小曽根真トリオの
ベーシストを永く努めて、現在はケニー・バロン(pf) さんの
ベーシストをされています。そしてこれまで数多くのジャズ・
ジャイアンツと共演されいる素晴しいベーシスト。その彼が
選んだメンバーでジャパンツアー中の、中日の2日間を当店
で組まれました。
▶片倉さん山田さんもNYに住んでいましたから良くご存じの
お仲間。広瀬さんは北川さんが演奏を聴いて選んだドラマー
なのです。ベースとドラムスはコンボサウンドの要で、音楽
上の相性が良くないと音楽がぶちこわしになるからです。
演奏は、北川さんの深いグルーブを周りが肌で感じてコミュニ
ケーションが良く取れた気持のいいサウンドで、酔いました。
▶客席には、多くのミュージシャンが聴きにいらして、殺人的
スケジュールでお忙しい中、小曽根さんもいらして1曲参加。
温かい小曽根さんのミュージシャンシップですね。皆に尊敬
されている北川さんらしいステージでした。
▶1st.stage…北川作♪KG、J.ウィリアムス♪Alter Ego、
♪Sagittarius、ベースソロで♪Prelude To A Kiss、
♪Polkadots and Moonbeams…どっしりとして楽器が良く歌う
ベースソロでした。その後北川作♪A Place To Remember、
♪Hey,It's Me You're Talkin' to。
▶2nd.stage…J.コルトレーン♪Eguinox、♪Moments Notice、
T.フラナガンがコルトレーンのために書いた♪Freight Trane、
聴きにいらした小曽根真さんを呼出して
♪There is No Greater Love…久し振りの共演を客席の皆が
大注目して聴いていらっしゃいました。小曽根さんのピアノは
周りを明るく照らすオーラのような明るいピアノですね。
▶レギュラーメンバーでバラード♪You Don't Know What Love Is
真由子さんもインスパイヤされたのか素晴しい演奏でした。
北川作♪Innocent Mistake、アンコールは♪Fungii Mama、
▶今夜は2日目ですが、今夜も楽しみです。皆さま、ぜひ
聴きにいらしてください。きっと感動されますよ。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
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  2014.5.31 Sat   味わい深い2日間のスペシャル
▶【BODY&SOUL スペシャル】《WALKIN AHEAD》の2日目
前夜とは違う曲も演奏され、ストレート・アヘッドなジャズ
を二夜、味わい深く楽しませていただきました。メンバーは
昨夜と同じです。
▶1st.stage…北川作♪K.G.、J.ウィリアムス♪Alter Ego、
北川さんの初期の作品から♪Sagittarius(射手座)
イントロベースから♪I Can't Get Started、
♪Hey It's Me You're Talking To、
▶2nd.stage…J.コルトレーン♪Eguinox、♪Moments Notice、
♪Freight Trane、♪You Don't Know What Love Is、
北川作♪Innocent Mistake、T.モンク作♪We See、
アンコールはS.クラーク♪Cool Struttin。
▶当店のお客さまは(これも私の自慢のひとつですが)耳が
肥えていて上質なジャズ好きの方が多いと思います。演奏者
もそのことをよく知っていますから、当店で、素晴らしい
共演者と2日間いい環境で演奏できたことを喜んでいました。
実際、2日間、こんなにプロのミュージシャンが多く聴きに
いらしたのも珍しい事です。
▶北川さんのベースの素晴らしさを再認識もいたしました。
ミュージシャンのためにももう一度このメンバーで演奏して
ほしいと思いましたが…秋11月の北川さんの帰国は井上智
さんとのデュオ・ツアーのようです。もちろん、これも
聴き逃せませんね。
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