2014.4.1 Tue 上質なトリオサウンドで満ちた店内 |
▶さあ、いろいろがリスタートする新年度です。そして今日 から新消費税で、お店にとって厳しい現実が待っているかと 思うと…身が引き締まる思いです。 ▶年度末の昨夜は 椎名豊(pf) 本川悠平(b) 広瀬潤次(ds)さん の上質なピアノトリオを楽しみました。椎名さんはよく欧州 に行って演奏活動をされていて、イギリスやフランスの ミュージシャンたちと厚い親交がありますが日本での活動は いつもこのメンバーです。 ▶今年は、そんな欧州の仲間を日本に呼ぶ企画もありますが 彼は事務所に所属してなくて全てご自分で動かれます。先日も NYに出かけツアーの準備をされてきましたが、いろんなことに 挑戦する姿は見ていて気持ちがいいですね。 ▶広瀬さんは20年以上一緒に演奏しているお仲間で、昨夜も 痒い所に手の届くような素晴らしいサポートをされました。 本川さんは椎名さんが気に入ってこのトリオのレギュラーに なった方で、ベースらしいしっかりした音色が素晴しい若者。 ▶昨夜の客席は、このトリオのファンがほとんど。外国人の ご夫妻が、とても嬉しそうに身体でリズムをとってお聴きに なっている姿が印象的でした。 ▶1st.stage…S.ジョーンズ♪Bitter Suite、椎名作♪Joy of Spring、 M.ミラー♪P N J、椎名作さくらの季節に相応しい♪Flowers、 ♪Future Swing。 ▶2nd.stage…椎名作♪Up Down Blues、 F.ハバード♪Up Jumped Spring、椎名作♪Even、 G.ガーシュイン♪Nice Work If You Can Get It 、 アンコール♪Brood Way。 気持の良いトリオのサウンドが店内を包み込みました。 ●本日から消費税が上がりました。誠に心苦しいのですが、 これまでより少しお会計が増えることになりますが、何とぞ ご了承くださいませ。(ミュージックチャージは、変更なく 従来どうりです)スタッフ一同、これまで以上にお客さまに 気持良く音楽の世界に身を委ねてもらえるよう、努めて 参ります。どうぞよろしくお願い致します。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.4.2 Wed 新年度の初日に相応しいサウンド |
▶気持ちが引き締まる新年度の初日、リスタートに相応しい 活きのいいクィンテットの、ストレート・アヘッドな気持ちい ジャズではじまりました。松島啓之(tp)山田穣(as)今泉正明(pf) 上村信(b)広瀬潤次(ds)さんの2ホーン・フロントです。 ▶二年前の春、レギュラーベースだった嶋友行さんが若くして 天国に召されてしまいその後上村さんが務めていますが、元々 20年以上一緒に演奏されていた仲間ですから、このユニット メンバーに溶け込むのに時間はかかりませんでした。 ▶求める音楽の方向をお互いに認め合いコミュニケーションを しっかり取って、自分達の音楽を追求し常に前に進んでいる… 姿勢がとても素敵なグループで、主にスタンダード曲を演奏 するそのサウンドとともに私は好きです。昨夜も、気持ち よく楽しませていただきました。 ▶1st.stage…♪Blues Like This、♪Blue Spirits、 バラード♪Theme For Ernie、♪Hey It's Me You're Talking To。 ▶2nd.stage…B.エバンス♪Five、S.ジョーンズ♪Lady luck、 フロントの2人のソロが切々と歌ったG.ガーシュインの ♪I loves You Porgy、K.ドーハム♪Wind Mill、 アンコールは♪Bye-bye Blackbird。 ▶消費税の影響を心配した客席でしたが、このユニットの ファンの方は全く気になさっていないようでした。初めて ライブジャズをお聴きになったという地方の方が、こんな 素晴しい体験は初めてだとおっしゃって興奮されていました。 ▶ロシア人の方が4人いらして、途中ではおしゃべりに熱心 でしたが、他のお客さまの様子を見て気づいたのか、その後 静かに聴き入っていらっしゃいました。帰り際に、非礼を お謝りになり、1週間滞在するからまた来ます、とお帰りに なられました。最近はロシアの方が当店にいらっしゃるのも 昔ほど珍しくなくなりました。ジャズ人口は、そう多いとは 思いませんが、世界中いたるところにファンがいるのが、 ジャズなんですね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.4.3 Thu 1年ぶりにメンバー編成も斬新に登場 |
▶1年ぶりにメンバーを一新し、フロントにチェロを加えて 登場した里見紀子(vln)さんの《Medusa》伊藤ハルトシ(cello) 宮川純(pf,key)坂本竜太(eb)大坂昌彦(ds)さんという、豪華に 揃えたメンバーです。フロントに弦楽器が2本で、ジャズ ファンクを演奏するグループは他にないと思います。 ▶紀子さんが坂本さんのエレキベースにインスパイアされ、 このバンドを結成されたようで、初共演のメンバーが多く、 早くからお店に入りリハーサルを行って本番に臨まれました。 宮川さんはキーボードを2台持ち込む熱の入れようで、何に でも挑戦して自分の引き出しを広げている素晴しい才能の 持ち主です。ジャズドラマーの第一人者でもある大坂さんが ファンクに挑戦してのステージ、文句なしのリズムを叩き出し 坂本さんとの相性もピッタリ合って、気持よさそうでした。 ▶1st.stage…H.ハンコック♪Chameleon、R.ブレッカー♪Sponge、 昔ディスコで流行っていた曲♪I Thought It Was You…大坂さん バークレー時代は良くディスコで踊ったそうです。この曲を、 ヴァイオリンとチェロの2弦で演奏するのは世界初かも!? K.ブレー♪Lawns、T.マリア♪Come With Me。 ▶2nd.stage…H.ハンコック♪Chan's Song、 L.ベック♪Scatter Brain、 W.ショーターのアップテンポで難しい曲♪Beauty And The Beast、 ピアノと2弦(vln & cello)で♪Pavane Pour Une Tonton Defunte、 亡き王女の為のパヴァーヌ(16世紀に流行った行列舞踏曲)。 S.ワンダー♪I Wish、アンコールは、 R.ブレッカー♪Some Skunk Funk。 ▶生憎の花冷えの雨が降り出し客席の埋まり具合はいまいち。 でも、この珍しいちょっと不思議なメンバー構成に興味を もたれたお客さまがいらして、引き込まれるように聴いて 楽しんでいらっしゃいました。次回は7月8日火曜日です。 楽しいですよ、ぜひいらして楽しんでください。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.4.4 Fri 雨にもかかわらず満員御礼の大盛況 |
▶結城章子さんのデビューアルバム「Two For The Road」の 発売記念ライブ。レコーディングディレクターとピアニストを 務めたサンフランシスコ在住のピアニスト、長部正太さんが 帰国して参加されました。 ▶結城さんは、後藤芳子さんについて勉強されていましたが 後藤さんのお友達が長部さん。何十年もサンフランに住んで 活動されていて、その関係で今回のアルバムもサンフラン での録音です。 ▶ベース坂井紅介(b)ドラムス横山和明さんは、私が人選して お願いしました。私は彼女の歌を10年以上前に聴いたことが ありますが、昨夜のステージでは格段に進歩されていました。 まず英語の発音がクリアで大変良く、とても素直な歌い方で 清潔感があって素敵でした。長部さんも坂井さんと横山さんを 大変気に入られ、終始ご機嫌にスウィングする演奏でした。 ▶お客様は雨の中1st.stage… ♪I’ve Got You Under My Skin、♪Antonio's Song、 ♪It Had To Be You、♪Bei Mir Bist Du Schon ♪Time After Time、♪I Will Wait For You、 ♪Two For The Road、♪How High The Moon。 ▶2nd.stage… ♪This Masquerade、♪The Way You Look Tonight、 ♪Cry Me A River Em、♪Only Trust Your Heart、 ♪Charade、♪Too Late Now、♪It’s Allright With Me、 ♪Young At Heart、アンコールは♪You've got a friend。 (忙しくて曲名メモをとれなかったのですが、結城さんが メールしてくださいました) ▶夜には雨がやむはずだった天気予報が外れてしまい、逆に 雨風が強まった悪天候でしたが、長部さんのお知り合いや 結城さんを応援する方々でお店は満席になりました。店内は とても和やかな雰囲気。お人柄ですね。先生の後藤芳子さんも いらっしゃり、目を細めて聴いていらしたのが印象的でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.4.5 Sat 新編成のクリエイティブなステージ |
▶ギラ・ジルカ(vo)さんと深井克則(pf)岡部洋一(perc) さんの これまでとは少し違った編成で、早くからリハーサルをして クリエイティブなステージに挑戦した昨夜。 ▶ピアノとパーカッションが向き合い、真ん中にギラさんが 椅子に座って、サポートする二人はまるでボーカルトリオの ような感覚でギラさんの歌を引き立てました。ベースレスの サウンドでどうなるかと思いましたが、さすがギラさんです、 実力が遺憾なく発揮されたクリエイティブなステージでした。 ▶1st.stage…♪Old Devil Moon、♪S' Wonderful、 難しい曲♪Phoebe、♪Mr. Samba 2、 得意のスキャット入りで♪No More Blues、 バラード♪My One And Only Love、♪Dive In To Your Love。 ▶2nd.stage…♪Hava Nagira…これはイスラエルで祝い事の時 唄われる民謡。ちなみにヘブライ語でギラは「希望」の意味。 ♪On A Clear Day。辺見まりさんの♪経験…この曲の英語の詞 をギラさんが頼まれ、辺見さんがレコーディングしたそうで それを思い出して作詞者であるギラさんが歌いました。 出だしの「♪やめて」と出る英語をどうするか悩んだ末に… 「♪Baby Stop」日本語で艶っぽく「やめてェ」と〆ました。 次も♪黄昏のビギン の英語版。C.ポーターの♪Love For Sale、 次は、ギラさんの作詞作曲した人生を歌う作品で、私も好きな ♪When The Party's Over。深井アレンジの♪Summer Time… アレンジがとてもカッコよかったです。 ▶アンコールは♪Stayin' Alive。パーカッションの岡部さんが、 終始いろんな打楽器で彩りを添え、ギラさんもその音を興味 深く聴きながら唄われました。冬が戻ったような寒い夜になり 金曜ながら寂しい客席でしたが、ギラさんはクリエイティブな 新しいバンドができ、その成果にとても満足げでした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.4.6 Sun 25,6年ぶりの演奏も…さすが !! |
▶フルート奏者ジェルミー・スタイグ。若い方は、皆さん B.エバンスとの共演アルバムでしかご存じないかと思います。 もう25,6年も昔になりますが、当店の六本木時代にエディー・ ゴメスさんらと日本のミュージシャンとで1週間にわたって スペシャルライブをしたことがあります。それ以来ですから。 ▶その時もお店で時間が空くと絵を描いていらして(私もその 独特のタッチの絵をプレゼントされましたが)現在は日本人の 奥様と横浜に移住されて、絵を描いたりアニメーションの画を 作ったりされています。この1月本当にたまたま私を訪ねて いらして、昔のことをお話しながら山本剛さんに電話すると、 ぜひ再会して演奏もしたい、と昨夜の出演が決まりました。 バックは山本剛(pf) 香川裕史(b) 村上寛(ds)さんのトリオです。 ▶人前で演奏するのは、あれ以来日本では初めて、もちろん 楽器は毎日吹いて音出しされていたようですが…やっぱりと いうかさすがというか、凄いフルート奏者でした。バス・ フルートの音色も素晴しかった !! ご予約段階から「満員御礼」 で初めて生で彼を聴く方も多かったですが、お客さまも立ち 上がって拍手し聴き入っている方が大勢いらっしゃいました。 ▶1st.stage…ピアノトリオで♪Sophidticated Lady、♪Misty。 ジェルミーさんが入って♪Oleo、 バラード♪You Don't Know What Love Is、 バスフルートを吹いた♪So What、♪Willow Weep For Me。 ▶2nd.stage…ピアノトリオで♪Loving Touch。 ジェルミーさんが入って♪Bye Bye Blackbird、 B.エバンストとのアルバムにも入っている♪Autumn Leaves、 ♪Spring Has Come、バスフルートで♪Georgia On My Mined。 ▶TOKUさんと宮本貴奈(pf)さん植田典子(b)さんが連れ立って 聴きにいらして、剛さんがステージに呼出して入れ替わって ♪All Blues が始まりました。最後は剛さんが締めました。 ジェレミーさんは、昔のLPを持参していらした方にサインを したり一緒に写真を撮ったり…大忙しでした。次回はこの 同じメンバーで、8月6日水曜日に行うことになりました。 楽しみですね。 ←当夜のスナップ写真 |
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▶週明け月曜日《Lost & Found》と銘打ったスティールパンと ピアノとヴォーカルのちょっと変わったトリオ編成、メンバー トニー・グッピーー(steelpan) 中島徹(pf) スペシャルゲストに 当店初出演のアンドレア・ホプキンス(vo)さん。 ▶アンドレアさんは東京在住の黒人女性シンガー。ピアノと スティールパンに挟まれて、あんなふうにしっかりと歌えて、 しかも声がとても良くて…かなり、基礎のしっかりした実力の あるシンガーだと思いました。 ▶1st.stage…インストで♪Lady Bird、♪Lady Of Mercedes、 ♪Why Don't I。その後アンドレアさん登場、 ♪Is You Ain't My Baby、♪How About You、 バラード♪You Don't Know What Love Is、 明るく♪Just One Of Those Things。 ▶2nd.stage…インストで♪Over Joy、 トニーさんが作ったばかりの曲♪Today For Today、 C.コリア♪Got A Match?。アンドレアさんが入って J.サンプル♪Soul Shadows、♪Que Sera Sera、 S.ワンダー作♪Lately、♪esame Mucho…素晴らしかった。 アンコールはリクエストに応えてインストで♪Sent Thomas。 そして、アンドレアさんが入って♪Caravan。 珍しいジャズサウンドを楽しめた、楽しい夜でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.4.9 Wed お客さまが少なく音楽も寂しそう |
▶先月は比較的、客席が賑わった日が多かったのですが… 今月に入るとバッタリ途絶えたようにお客さまの少ない日が 多くなりました。豪華なメンバー、いいバンドをブッキング しているはずなんですが。ライブ業界にも、駆け込み需要が あったのかしら…消費税アップの影響かしら…そんな昨夜。 ▶早くからお店に入り、入念なリハーサルをしてお客さまを お迎えした、新フロントになって3回目の《Tower Station》 リーダー俵山昌之(b)、福井ともみ(pf)藤井学(ds)太田朱美(fl) 太田剣(as)さん。皆さんがツイッターなどで呼びかけてお待ち したのですが…淋しい店内になってしまいました。気持ちの 良いブラジル音楽も、ちょっと寂しそうでした。 ▶1st.stage…J.ジョナード♪A Ra、俵山作♪Greco A、 C.ジョビン♪Samba Do Soho、俵山作の4ビート♪Monky Dance、 ともみさんの名曲♪トリポリの朝食。 ▶2nd.stage…R.オビエド♪La Samba、ともみ作♪314 D、 石井彰作♪Fortune Teller、H.ハンコック♪Chan's Song、 C.コーマン♪Brasilified、アンコールは俵山さんの美しい曲 ♪Moonlight …フロント二人の太田さんのコンビネーションが とても良く、いい感じのブラジル音楽になっています。 リーダー俵山さんの曲が多いですが、どの曲もメロディーが よく聴こえて来るいい曲ばかりですね。 ▶後半のステージになって、トルコ大使館の方が、本国で 有名なギターの弾き語りをする方を連れていらして熱心に 聴き入っていらっしゃいました。もっと賑いのあるお店で、 ブラジル音楽らしく陽気に聴かせてあげたかった… ←当夜のスナップ写真 |
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2014.4.10 Thu 期待通りのもの凄くいい演奏 !! |
▶「私はやっぱりジャズが大好きなんだワ」今更ですが昨夜 改めて思わせてくれたジャズ…スリル、スピード、グルーブ… セクステット・ジャズコンボの醍醐味を堪能し、私にとって 至福の時間が流れ、時の流れも速く感じた夜でした。 ▶《B&Sスペシャルセクステット》近藤和彦(as)岡崎好朗(tp) 片岡雄三(tb)さんのフロント三管、片倉真由子(pf)楠井五月(b) 横山和明(ds) さんのトリオは、私が選んで組んだ皆さんですが とにかく忙しい売れっ子実力者たちばかりで、しかも6人… スケジュールを合せるだけでも一苦労します。 ▶昨夜は新曲も2曲披露。新曲は近藤さんがこのユニット用 にアレンジし、後はそれぞれが持ち寄った曲を演奏されます。 そして、楽しいのが片岡さんのユーモラスなMC。シリアスな 演奏の合間に皆を笑わせる…そのギャップもとても面白く、 病みつきになります。ご本人たちもこのメンバーで演奏する ステージを楽しみにされているようで、楽屋では終始笑い声が 聞こえる和やかさでした。 ▶1st.stage…D.バード作♪Ghana、M.ミラー♪Sequel、 J.ウィリアムス♪Alter Ego、 D.エリントン作近藤アレンジの♪Mood Indigo…インディゴは 青藍の染料でジーンズの色。片岡さんの説明ではエリントン さんの近所の少年が、ブルー以上のインディゴだと沈んで いるので理由を聞くと、自分の好きな女の子が遠くに引っ越 してしまった、と。それで悲しい感じの曲なんだそうです。 綺麗なメロディーを壊さないよう近藤さんがアレンジして その想いがよく伝わってきました。続いて今度は近藤さんの 軽快なアレンジで J.ルイスの♪Two Bass Hit。 ▶2nd.stage…H.ハンコック♪The Drifin、初演奏でした。 W.ショーター♪This For Albert、R.モーガン♪What Know、 真由子さんが持って来たW.ショーター♪Miyako…不思議な曲。 近藤アレンジの♪Caravan…は、ドラムソロから三管につなぎ テーマになる、もの凄くカッコいいアレンジでした。 アンコールは J.ヒースの♪C.T.A でした。 ▶残念なことに昨夜も聴き手が少なく、多忙の中をお願い したのが私ですから、ミュージシャンに申し訳ない気持ちで いっぱいでした。もちろん、いらしたお客さまは皆さん 「素晴しいの一言につきますネ」と言い残し興奮冷めやらぬ 面持ちでお帰りになりました。 ▶「これ以上、どんなジャズを聴かせればいいの」なんて 開き直りたいようなこのユニットの演奏、次回は8月に予定 しています。ボーカルファンの方も聴いてください、きっと ファンになられること、請け合います。 ←当夜のスナップ写真 |
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▶《Marcus Strickland Trio》の【BODY&SOUL スペシャル】 双子のストリックランド兄弟マーカス(ts,ss)さんとエ.J.さん、 そして「ぶったまげた」女性ベーシスト、リンダ・オーさん。 ▶マーカスさんは2001年にロニー・プレシキコさんのバンド の一員で来日し、当店で演奏したことがありますが「今回、 自分のバンドで大好きなお店に出演出来て嬉しい」とMCで お褒めいただきました。弟のE.Jさんも、当店に何度か別の バンドで出演され、このところメキメキ腕を上げています。 リンダさんは中国系アメリカ人で当店初出演ですが…彼女の ベースには度肝を抜かれました。噂以上の逸材です。 ▶音が太くて、一音一音がしっかり粒だって響く、いわゆる ウッドベースらしいベースで、小柄で小さな指から紡ぎ出さ れるされるその素晴らしい音に驚きました。最近はジャズの 世界も女性が活躍していますが、女性、ということで脚光を 浴びることもあります。でも彼女は性別を超えて、将来の ビッグネームを予感させるベーシストです。 ▶E.Jさんのドラムとのコンビネーションもピッタリ。そんな 気持の良いリズムセクションに乗ってマーカスさんは自由に 演奏されていました。ベーシストは手の大きさがサウンドを 左右する、なんて言われていますが、彼女や先日当店に出演 された植田典子さんを聴くと、必ずしも大きな手が必要では ないことが良く理解出来ました。 ▶1st.stage…テナーサックスで♪Sesame Street のテーマ、 ソプラノサックスで♪Scatterheart、テナーで♪Lonnie's Lament、 ♪Body And Soul、♪Prime。 ▶2nd.stage…♪オリジナル曲名不明、J.ヘンダーソン作♪Serenity、 ソプラノで♪My Favorite Things、♪She's Alive、 イントロドラムとベースから出た♪Gaudi、 アンコールはソプラノで♪Portrate of Tracy。 スリルとスピード感溢れる素晴らしいトリオ演奏を、驚きと ともに堪能させていただきました。でも思ったよりお客さま が少なく…昨夜も、悔しいほど残念の至りです。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.4.12 Sat 和やかに二年ぶりの帰国ライブ |
▶英国在住の江里子さんの2年ぶりの帰国ライブ、メンバー 石原江里子(pf,vo)さんと旦那様コリン・オクスレー(g) さん 吉田豊(b)さんには、ファンの方やお知り合いやお友達が大勢 応援にいらっしゃり、和やかな空気がお店に満ちました。 ▶江里子さんはいつまでたっても若く、お嬢様の感じがする 雰囲気です。カウンターにはサラリーマンの男性、それも お一人でいらした方が多く、静かに江里子さんのライブに 浸りたい感じの方々でした。 ▶今回の帰国では、直行便がとれず、乗り継ぎが上手くいく 便もなく北京経由でいらしたということですが、その北京で 息子さんのおもちゃのピストルが引っかかり、別室に呼ばれ 没収、乗り換えの時間スレスレで冷や汗をかいたそうです。 大変な思いをされたようです。中国では子供のおもちゃでも 厳しいのですね。 ▶東京では吉田さんのご家族と両ファミリーで一緒に柴又に 遊びに行き、息子さん同士は名物のお団子を食べたり、遊ん だり…楽かった、と皆さんに話されていました。素直な 流れるような弾き語りと演奏で聴きやすく、癒されました。 ▶1st.stage…♪I Hear A Rhapsody、 L.バーンスタイン♪Lucky To Be Me、 ♪Day In Day Out、Z.スティールマン♪Bluesette、 ♪The Lady's In Love With You、♪Don't Ever Go Away、 アニー銃をとれから♪Freight Train、 ボサノバで♪I Got Lost In his Arms、♪L-O-V-E。 ▶2nd.stage…♪East Of The Sun、♪Let Me Love You、 ♪Once I Loved、♪Everything Zip Gat、 ♪In Just A Lucky So And So、♪Tenderly、♪Comes Love、 ♪It's Love、アンコールは♪Summer Samba。 今日は、吉田さんの故郷、山口でのライブに向かわれました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.4.13 Sun 久々のボーカリスト・マーヤを堪能 |
▶いつも弾き語りのマーヤさんですが昨夜はヴォーカリスト としてステージ中央に、トレードマークの帽子姿で立った グレース・マーヤ(vo)さんと、ユキ・アリマサ(pf) 米木康志(b) 河村亮(ds)さんのトリオ。黒いスパッツに、ノースリーブの ブラウス、グレーの上着を羽織るオシャレなスタイルで登場。 ▶「美味しい水」を片手に、持ち前の陽気なキャラクターで 大好きなユキさんのピアノトリオに乗って、自由に歌う リラックスしたステージを繰り広げました ▶大勢の団体のお客さまがいて、演奏がおしゃべりでジャマ されないか心配でしたが、最初ちょっと注意しただけで後は すっかり静かになるほど、皆さんマーヤさんの歌と姿に 魅了されていました。マーヤさんの熱烈なファンの方々も いらして、土曜日の夜を久々にたっぷりと「ボーカリスト・ マーヤ」を楽しまれました。 ▶1st.stage…♪Summer Wind、♪In Your Own Sweet Way、 かつてユキさんから曲名を聞いて知ったという♪But Beautful、 ♪All or Nothing At All、T.モンク♪In Walked Bud、 ♪Close To You、♪Poinciana、♪Love For Sale。 ▶2nd.stage…♪But Not For Me、♪Estate。 この後から「悲しい曲」が続きます。 まず、悲しい蝶々夫人の物語り♪Poor Buterfly、 次は、マーヤ作悲しいサンバ♪Sad Samba、 もっと悲しい曲♪Born To Be Blue。 ここでピアノが弾きたくなって弾き語り♪Charade、 カップルに向けて♪Kiss Of Life、アンコールは… ユキさんトリオが♪Save Your Love For Me。 ▶とても楽しい土曜日になりました。マーヤさんは今日から 1週間の九州ツアーに出かけました。九州にお住まいの方で この欄をお読みくださってる方がいらしたら、ぜひお友達を さそって、聴きに行ってくださいね。 ←当夜のスナップ写真(スタッフ多忙で最後だけ) |
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2014.4.15 Tue 和やかにしっとりとジャズに浸った夜 |
▶片倉真由子(pf) 増原巖(b) 横山和明(ds) さんをバックに 井上智(g)さんの帰国4周年記念ライブは、大勢のファンや お知り合いの方々で和やかな雰囲気の中、盛況でした。 ▶井上さんは、かつて2年間のつもりで奥様と一緒にNYに 旅立ちましたが、NYの街はミュージシャンはもちろんですが、 クリエティブな仕事をする人にとっては大変魅力的なところ。 2年はあっという間に過ぎ、とうとう21年間。 ▶NYでは、尊敬するギタリスト、ジム・ホールさんに出会い 弟子入りしていろんな経験を積んで帰国して4年が経ちました。 ジムさんは、昨年暮れ、ロン・カーターさんと来日公演する 矢先、ご自宅で寝ている間に静かに亡くなったと伺いました。 私も親交があったので、彼のあの優しい目が忘れられません。 ▶来週20日の日曜にはNYで彼の追悼コンサートが行われます。 もちろん井上さんも渡米して出演されます。昨夜はジムさん の曲も多数演奏されました。真由子さんと井上さんのコンビ ネーションも良く、増原さん横山さんのリズム隊もしっかり したサポートで、気持の良いギターサウンドを楽しみました。 ▶1st.stage…井上作♪Going Home Whistle、 J.ホールの♪Walk Soft、♪Surrey With The Fringe On Top、 バラード♪In A Sentimental Mood。 ♪せせらぎ…日本が大好きだったジムさんがご自分で作った 曲を電話口で弾いて井上さんに聴かせ、曲名をつけてほしい と井上さんが名づけた♪せせらぎ、小川の流れのようでした。 井上作♪Monk The Thing。 ▶2nd.stage…J.ホール♪Something Special、♪Waltz New、 ジムさんの奥様が作った曲♪The Answer Is Yes、 バラード♪I'm In The Mood For Love、J.ホール♪Careful、 アンコールは季節の定番♪April In Paris。 ▶しっとりとジャズに包まれた夜でした。井上さんは明日、 古巣のNYに起たれます。気をつけて行っていらっしゃいませ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.4.16 Wed ファンクラブの会のような雰囲気 |
▶3カ月ぶりのレギュラーメンバーだった昨夜の福田トリオ 福田重男(pf) 上村信(b) 奥平真吾(ds) さん。福田さんは3月は 「TRIO'」のツアーで忙しく、奥平さんはヨーロッパツアーに 出かけていたのですが、3カ月ぶりの出演を待ちかねた福田 トリオファンがいらっしゃり、久し振りに福田サウンドを お楽しみになりました。 ▶1st.stage…♪Fascineting Rhythm、福田作♪Raclel's Lament、 ♪Reverence…深い敬意という意味ですが、クラシックバレーの 最後の挨拶のことでもあります。T.モンク作♪Bemsha Swing、 ♪Bitter Sweet、D.エリントン、C.ミンガス、M.ローチが参加 したその誰でものアルバムで有名な「マネージャングルから」 ♪Wig Wise…皆さんもちょっと意味不明な曲名だね、と…。 ▶2nd.stage…♪How About You、♪Midnight Mood、 ベースはアルコ(弓)で福田作♪You Can Take You Can Give、 P.マッカートニー♪Blackbird、♪ノルエーの森、 D.エリントン作♪Blues Very Special、 アンコールは初めて演奏した♪The Man I Love…素敵でした !! ▶福田ファンが多く、お客さまは皆さん顔見知り、という 和気あいあいの店内で、会話もはずんだりして、福田さんの ホームパーティーのような雰囲気。小さなジャズクラブ ならではですね、皆さんも特定の好きなミュージシャンを 応援するファンになるのもひとつの楽しみ方ですよ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.4.17 Thu 活気に溢れた ともみさんのステージ |
▶がんばり屋さんのともみさんらしい、しっかりしたサイド メンを得て、福井ともみ(pf)さんがリーダーのクィンテット、 岡淳(ts,fl)松島啓之(tp)俵山昌之(b)広瀬潤次(ds)さんの面々。 責任感の強いともみさんが、リーダーとしてメールや電話で お知り合いにお知らせしてくれたこともあって、ともみ さんを日頃から応援する大勢の方がきてくださいました。 ▶出演するたびに素晴らしくなるユニットですが、昨夜は ともみさんもミュージシャンもさらにヒートアップして期待 に応えるステージでした。フロントの二人のソロ演奏も大変 素晴しく、客席からは歓声が上がっていました。広瀬さんは 中央で全体の音を良く聴いて素晴らしい演出。ともみさんも 楽しくて仕方ないといった様子で、時々歓声をあげてました。 ▶1st.stage…ともみ作、お馴染みの名曲♪トリポリの朝食、 ♪Five for Funy、岡さんはフルートで♪Daily Impression、 スタンダード曲♪I Remember April、♪My One And Only Love、 フロントのソロが素敵で歓声が上がりました。 ♪The Shadow of your Smile…ともみさんのアレンジが光った!! ▶2nd.stage…ともみアレンジの♪春の小川、♪Naty、 B.ゴルソン♪Stablemates、福井作♪Dreamsville …では トランペットをフィーチャー、ここでも歓声が上がりました。 パワーアップした♪314D、アンコールは ♪I've Never Been In Love Before。 ▶皆さまお帰りになる際に、何人もの方が「元気を貰ったよ、 明日も頑張らなくっちゃ」「ありがとう」と言い残して お帰りになられました。演奏者とお客さまのエネルギーが 一体となって活気に満ちた夜。ミュージシャン冥利に つきますね。私も元気に嬉しくなりました。ともみさん、 またファンが増えたみたいで、よかったね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.4.18 Fri 大ベテランらしい素敵なステージ |
▶大ベテランピアニストで、アレンジャーでもある佐山雅弘 さんとベテランドラマー村上寛さんに、神戸から東京に拠点 を移して活躍されている若手ベーシスト坂崎拓也さん、そして 京都出身でギブソンのコンクールで最優秀賞を受賞し、やはり 東京を拠点に忙しく活躍されているギタリスト馬場孝喜さん。 佐山さん昨秋以来の出演になるクァルテット。 ▶演奏曲はスタンダード曲が中心ですが、佐山さんはよく テレビに出てらしただけあって、MCも大変じょうずで聞く者 を惹きつけ、リラックスさせてくれながらの演奏は… 素晴らしい、の一言につきるステージでした。 ▶1st.stage…♪ Raunchy Rita、♪U.M.M.G…この曲名は、 麻薬やアルコール依存症の療養施設の名前だそうです。 佐山さんが西アフリカに旅した時の曲♪Hervest…カリプソの 曲でベースはアルコ(弓)で奏でられました。 ギターイントロからD.エリントン♪Prelude To A Kiss、 C.パーカー♪Anthropology。 ▶2nd.stage…♪Joy Spring、 ギタートリオで♪ In Your Own Sweet Way…村上さんが、 ギターとベースの上手さに「今の若者は凄い」と舌を巻いて いらっしゃったほど。クァルテットでS.ロリンズ♪Valse Hot、 バラード♪My One And Only Love、J.ヘンダーソン♪Recoder Me、 アンコールは♪Body And Soul。 ▶ずべてが、とてもシンプルで濁り気の全くない、美しい サウンドの楽しい演奏とステージでしたが、残念なことに、 お客さまが少なくミュージシャンに申し訳なく思いました。 客席が満たされたら、きっとさらに素晴らしいステージを 楽しめたと思います。その意味でも…何とかしたいですね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.4.19 Sat 久し振りに金曜の夜らしい賑わい |
▶チャリート(vo) さんと彼女のお気に入りのメンバー、 ユキアリマサ(pf) 納浩一(b) 広瀬潤次(ds) さんの、冬に逆戻り したような肌寒い週末金曜日の夜。このところ金曜の夜でも 賑わうことが少ないのですが、久し振りに金曜の夜の賑わい を取り戻しホッとしました。 ▶ミュージシャンは、客席が賑わえば自然とエネルギーが 湧いて熱が入ります。しかも、チャリートさんは大好きな メンバーがバックとあって、水を得た魚のように、自由に 円熟の歌唱力を発揮し、バラエティー豊かな選曲で、聴き 応えのあるステージを繰り広げられました。 ▶1st.stage…ピアノトリオで♪I''ll Close My Eyes、 ♪Like Someone in Love。チャリートさん登場♪That's All、 バラード♪Say It、♪Let's Fall in Love、 M.ルグラン♪How Do You Keep the Music Playing…彼女は 特にドラマティックな歌はさすがと言える説得力です。 M.ジャクソン♪Ease On Down The Road、 ♪I7ll be Thear、♪Rock With You。 ▶2nd.stage…ピアノトリオで2曲(曲名メモがとれなくて…) チャリートさんが入って♪I Can't Give You Anything But Love、 ♪Affar To Remember、♪The End Of A Love Affair、 ♪He's Out Of My Life、♪Can't Help It、 スタンダード曲♪Here's That Rainy Day、♪My Shining Hour、 アンコールは♪Tenderly。 ▶客席はサラリーマンの方が多く皆さんが日頃のストレスの 解消ができたような感じで「上手いですね〜とても良かった」 などと残してお帰りになられました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.4.20 Sun 皆を元気にするマヤちゃんの魅力全開 |
▶先日来、電話がつながらなくてどうしたのかしら…と心配 していたら「ママー、沖縄と石垣島と西表島にバケーション だったのー」と、どこまでも明るく元気なマヤ・ハッチ(vo) さんのステージ。バックは、宮川純(pf,key) 小泉P克人(eb) 石若駿(ds)さんの若いトリオです。 ▶お母様は日本人ですが、彼女は生まれも育ちもアメリカ。 NYニュースクールでジャズと子供教育の勉強をして卒業し 日本での活動をはじめてから4年近く経ちました。日本語も ほとんど片言でしたが、今は日常会話は大丈夫です。でも、 時々トンチンカンが出ます。それがまたキュートなのです。 ▶駿さんが「胃もたれがする」と言うと「エッ何が垂れてる の?」そんな調子。でも彼女は日本語を覚えようと真剣です。 だから余計おかしいの。リハーサルでも休憩中の楽屋でも 笑い声ばかり。そんな彼女のステージですから、楽しくて お客さまは皆さんハッピーに元気をもらった店内でした。 ▶1st.stage…「はーい、皆さん元気ー?」「今日も元気で いきましょう」と宮川作曲マヤ作詞♪Something Newで開始。 宮川アレンジの♪On Green Dolphin Street、 ♪Night and Day…アレンジがとても斬新でした。 宮川アレンジの♪Blue and Green、 小泉作曲マヤ作詞♪We are The Sun…誰でも太陽のように 輝きましょ−、という彼女らしい歌ですね。 マヤ作♪Lights,Camera,Action ! …ムービーの撮影で監督が 掛ける「よーい、スタート」の合図。 マヤさんは作詞も作曲もします。 ▶2nd.stage…石若作マヤ作詞♪Fight or Flight、♪Honysuckle Rose、 ♪Is It Love、ミディアムテンポで♪But Beatiful、 小泉作マヤ作詞♪I'd Like To Fly…マヤさんの合図で、皆で 「飛びたいッ」と合いの手が入り合唱しました。 ♪Melrose…ファンク調でマヤさんのラップが入りました。 アンコールはH.ハンコックの♪Butterfly。 ▶石若駿クンのドラムの音が綺麗で切れが良く、4ビートも 8ビートもファンク調もしっかり叩いてとてもカッコいい! 彼は芸大の打楽器科の4年生になりましたが、将来有望な ドラマーですね。宮川さんもまだ28歳ですが、豊かな才能の 片鱗がいたるところに出ています。お客さまは、若い彼らに 感動されていました。マヤさんはホントに周りをハッピーに する不思議なパワーと魅力の持ち主です。みんなが 元気をもらった週末の夜でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.4.22 Tue 人気衰えないTOKUさんの若者との共演 |
▶寒い雨の月曜日、とジャズクラブにとっては最悪の条件 でしたが…デビューして11年10枚のCDをリリースしている TOKUさんの人気は衰えることなしですね。大勢のTOKUさん ファンが訪れてくれました。TOKUさんは、当店がいわば 出身地ですから、私も嬉しいです。 ▶TOKU(vo,flh) 宮川純(pf,key) 井上陽介(b) 石若駿(ds) さんの ステージは、土曜日に持ち込んだキーボード2台セットの 宮川さん、スネアーを手にシンバルを背負って電車でやって 来る石若さん。出演する度に共演メンバーを変える意欲的な TOKUさんの楽しいステージを存分にご堪能いただきました。 ▶1st.stage…♪Love's In Need Of Love Today、 ♪I Can't Help It、(flh)を吹いてから歌った♪Moon River、 D.エリントン♪Take The Coltrane…TOKUさんがトランペットを 吹いてインスト演奏。ベースソロから♪Night And Day、 客席にいらしていた Emily さんを呼び出して一緒に歌った 小沼ようすけ作の♪Friend Of Lover…ゆったりしたいい曲です。 レギュラーメンバーに戻って♪Sing A Song。 ▶2nd.stage…♪Music Is The Key、♪My Favorite Things、 雰囲気をガラッと変えて♪ You've Got It Bad Bill、 ♪What A Wonderful World、♪Tell Me A Bedtime Story、 ベースから始まった♪Fly Me To The Moon…では、石若さんの 変拍子のドラムソロが入ったりして、楽しめました。 CDのタイトル曲♪Dream A Dream、アンコールは♪Imagine。 ▶最近は、外国人のお客さまがとても多くなり、昨夜も数組 10人以上がいらっしゃって、昔のお店の雰囲気が戻ってきた ような感じでした。やはり円安の影響でしょうか2,3年前から 1ドル20円もドルの価値が上がったのですから当然ですね。 TOKUさんが熱心にfacebookなどで、英語と日本語でツィート してくれるせいかもしれませんね。TOKUさん、ありがとう。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.4.23 Wed 張り切って臨んだステージでしたが… |
▶当店で演奏することが生き甲斐にまでなっている岸田さん。 雨の中、早くからキーボードやパーカッションなど楽器類を 持ち込んでリハーサルをして、張り切って本番に臨んだ 《ファンキーボーイズ ジャズバンド》の岸田恵士(ds) 羽仁知治(pf,key) 河原秀夫(b,eb) 越智巌(g) 後藤輝夫(ts,per) さんの面々でしたが…残念なことに聴き手が、チラホラしか いらっしゃらなくて…。 ▶連日のライブ演奏ですが、最近は客席の埋まり具合に以前 より大きな差があるのが特徴で、お天気や曜日に左右される ことも多くなりました。世の中が、格差社会に向かっている ようですがここにも表れているのかしら。岸田さんの場合は、 長い期間、活動を休止されていたので、知名度がイマイチ なのかもしれません。 ▶ミュージシャンもfacebookやTwitterなどを使って一生懸命 なのですが、あまりに多くの情報が氾濫しすぎているのか、 当初のころより効果があまり期待できないようです。情報化 社会がここまでくると、情報の価値自体が小さくなっている のかもしれません。 ▶1st.stage…岸田作♪Sun Burst、♪Mr.T、 スタンダード曲♪You And The Night And The Music、 ♪Down To The Earth、♪Night In Tunisia。 ▶2nd.stage…岸田作♪Brand New Day、♪キズナ、 スタンダード曲♪Poinciana、 ベースをフィーチャーして♪Spritual、 危険な関係のブルース♪No Problem、♪Bye Bye Blackbird。 ▶お客さまは少なくても、ミュージシャンたちは、もちろん 手を抜くことなく、演奏出来る喜びに満ちた演奏でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.4.24 Thu 浩子さんの歌が引き立つシンプルな編成 |
▶ウィリアムス浩子(vo)さんの昨夜のステージはピアノレス でベースとギター井上陽介(b)馬場孝喜(g)さんの弦楽器2本の シンプルな編成で、浩子さんのまろやかな声が一層引き立つ 上品で大人のサウンドでした。 ▶浩子さんは春らしい爽やかなグリーンのワンピースで登場。 一時は体調が思わしくなかったのですが、最近は漢方療法で すっかりスリムに体調も良くなって、忙しいスケジュールを 精力的にこなしています。 ▶普段の浩子さんより少ないお客さまでしたが、皆さん彼女 の優しい声に包み込まれるようにうっとりとして楽しまれて いらっしゃいました。井上さんのベースの上手さは、改めて 名人級だと思わせる素晴らしい演奏で、若い馬場さんとの 相性も良く、楽しんで演奏されていました。 ▶1st.stage…♪I'll Remember April、♪Smle、 ♪Stlla by Starlght、♪All The Things You Are、 ♪Bye Bye BlackBird…この曲は、戦場で銃弾に当たらないよう 歌われた、という浩子さんのMCで、私もはじめて知りました。 ♪Seasons of Love、シンディー・ロパーの♪Time After Time、 日本語の♪浜辺の歌〜♪My Favorite Things。 ▶2nd.stage…♪Spring Can Really Hang You Up The Most、♪If、 浩子さんはジュリー・ロンドンが好きで彼女の持ち歌から ♪Again♪Its You Or No One♪Cry Me A River、 ♪Caravan、ブラジルの曲♪Like A Lover、Night and Day、 アンコールは♪ダニーボーイ。気持が爽やかになる夜でした。 ▶静岡からわざわざクルマでいらしたご夫妻が、ステージ が終わる時にいらして、CDで聴いて本物を聴きたくなって …でも食事の出るのが遅れて間に合わまかった、と。 アンコール曲しか聴けず、とても残念がってい らっしゃいましたよ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.4.25 Fri 新曲が2曲お披露目された《F.O》 |
▶毎月最終木曜日の出演でしたが今年から諸般の事情により 偶数月の木曜出演になった《フロントページ オーケストラ》 作曲の時間ができたリーダーの三木さん、昨夜は新曲が2曲 お披露目されました。 ▶1st.stage… 一曲目はユニットのテーマソング♪Stop & Go… ソロをとったのは三木俊雄(ts) 松島啓之(tp) ♪Papillon…ソロは浜崎航(fl) 上村信(b) 奥村晶(tp) ♪Escher's Vision…ソロは山岡潤(euph) 近藤和彦(as) 新曲B.バカラック作三木俊雄編曲♪House Is Not A Home…は 近藤和彦(as) さんをフィーチャーしました。 ♪Echose Of The Forest…イントロ上村信(b) ソロ三木俊雄(ts) 片岡雄三(tb) 福田重男(pf) 柴田亮(ds) ▶2nd.stage… ♪Suspent…ソロ福田重男(pf) 近藤和彦(as) 松島啓之(tp) 新曲福田作三木俊雄編曲♪Rachel's lament…いつも福ちゃんの ピアノトリオの演奏で聴いていましたが、この人数での演奏 を聴いたのは初めて。とても新鮮で良い感じでした。 ♪If I Told Lie…ソロ三木俊雄(ts) 山岡潤(euph) 上村信(b) 今の季節にピッタリ♪墨田川…ソロは片岡雄三(tb) 福田重男(pf)…水がゆったり墨田川を流れているようでした。 浜崎作三木編曲♪Quantum Leap…ソロ奥村晶(tp) 三木俊雄(ts) 浜崎航(ts) バトル柴田亮(ds)、 アンコールはゆったりと♪Time On My Hands。 10人の生音サウンドが心地いい春の夜でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.4.26 Sat さすがTモンク・コンペ優勝者 |
▶最近のジャズ界も、二世ミュージシャンが多くなってきて いますが、特に女性の活躍が目立ちます。昨夜はその中の ひとり、中村誠一さんのお嬢さん、紗理さんです。ジャズの 業界は、政界や芸能界ほど「親の七光り」がすんなりと通用 する世界ではありません。 ▶彼女は小柄で可愛らしいお嬢さんですが、声が良く伸びて、 音域の巾も広く、英語の発音も綺麗でよくスウィングします。 しっかりしたサポートの若手トリオ、佐藤浩一(pf) 中林薫平(b) 今泉総之輔(ds) さんに乗って、T.モンク・コンペティション (アジア大会)で優勝された実力を遺憾なく発揮されました。 ▶1st.stage…ピアノトリオで♪U.M.M.G…Upper Manhattan Medical Group B,ストレイホーンの曲で、マンハッタンにある 薬物アルコール依存症患者の施設の頭文字です。 紗理さん白いミニワンピースにグリーンのハイヒールで登場。 シンデレラ物語りの中の曲♪To Make You Feel My Love から 始まりました。♪Blue Moon、ビートルズの♪Blackbird、 お誕生日のお客さまが二人いらして♪Happy Birthday、 ♪Tea for Two、バースから歌った♪Fly Me To The Moon。 日本語と英語で歌った♪Joy Spring。 ▶2nd.stage…♪Take The A-Train、♪Waters of March、 ♪The Sweetest Saunds、スキャット入りでA.ブレイキー バンドの♪Dat Dere、渋い曲♪I Could Have Told You、 ♪In Walked Bud、雰囲気を変えて日本語と英語で♪Girl Talk、 アンコールは♪It Don't Mean A Thing。 ▶拍手が鳴り止まず♪All Of Me、アンコールに応えて2曲は 最近珍しいことです。デビューアルバムThe Sweetest Sounds も沢山お買い上げいただき、初めての紗理さんがリーダーの ステージはとても良い感じで終りました。これから先が とても楽しみな紗理さんです。皆さま、一度聴いてみて ください。きっとファンになられますよ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.4.27 Sun いつも素敵なペコちゃんのステージ |
▶暑くなく寒くなく、やっと春らしい気候になりましたね。 そんな週末の夜、大ベテランペコちゃんらしい、ステージと 客席とが一体になって素敵な夜を楽しみました。メンバーは 伊藤君子(vo) 田中信正(pf) 坂井紅介(b) 海老沢一博(ds) さん。 ▶実はペコちゃんは、今日これから当店のVoices of Hope 4 大震災チャリティーライブに出演するので二日間連続出演に なるのでいつもよりご予約が少なく、寂しい客席になるかな と心配したのですが… ▶ある大使館の方の誕生日のお祝いでグループがいらして くれたり、予約なしでいらした方も多く、ちょうど良い 感じの店内になりホッとしました。 ▶昨夜は「映画音楽特集」でした。ペコちゃんは、いつもの ようにご自分で用意されたプリントを一人ひとりに配って、 お客さまはとっても楽しそうでした。大使館の方々も、ペコ ちゃんの津軽弁バージョンなどに大変興味深げに、熱心に耳を 傾けていらっしゃいました。 ▶ステージの報告も、今日はそのプリントからご紹介します。 ●ご挨拶と今夜のテーマです… ●今夜の合唱曲、懐かしく思い出しながらご一緒に… ●これが今夜お聴きいただく演奏曲名です… ↑クリックしてご覧ください。 ▶♪Meet Me On The Moon は紅介さんがコーラスを付けました。 3曲続けて月の曲も…いろんな月が歌われました。 私はペコちゃんのJ.レノン♪Love を聴くと、ペコちゃんとの 昔のこの頃のことが思い出されてウルウルしてしまいます。 ▶お誕生日の方は「パーフェクトな誕生日だった」と大変感謝 してお帰りになられました。ペコちゃんお疲れさま、今日も 続きますけど、よろしくお願いしますね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.4.28 Mon 大盛り上がりの《Voice of Hope4》 |
▶第4回 東日本大震災支援ライブ《Voice of Hope4》 ベーシスト中村健吾さんの呼びかけで3年前の震災の直後に はじめたこのライブも、今年4回目になりました。 14人のミュージシャンの、美しい心、優しい心…みなさんの 愛が溢れた素晴らしいライブでした。 ▶出演者は、このライブに寄せる想いを語りながらそれぞれ 2曲づつ熱唱されました。私にもいろんな想いがありますが、 それは次号の、BS通信(4/30発行=第133号)で書くことにして 今日はいろいろ忙しいので、とりあえず写真でご報告します。 ▶1st.stage…健吾さんのご挨拶と、中村健吾(b) 秋田慎治(pf) デニス・フレーゼ(ds)さんのピアノトリオの♪Lullaby の 演奏で幕を開けました。 その後は健吾さんに紹介された歌姫たちが次々登場。 Emaさん♪Orange Colored Sky、♪The Rainbow Connection 出演者の中で一番遠く鹿児島から手弁当で来てくださった リレットさん♪Our Love is Here to Stay、♪Good Life クラシック界からソプラノシンガーの川井佐知子さん ♪Alfousina Yel Mar、♪Climb Ev'cy Mountain、 アメリカからお母様もいらしてくれたマヤ・ハッチさん 斬新なアレンジの♪But Beautiful、♪I Remember Clifford 1部のトリは、姉御的存在の大ベテラン伊藤君子さん 私のリクエスト曲J.レノンの♪Love、♪On A Clear Day ▶2nd.stage… 当店初出演のケーシー・コスタさんギターの弾き語りで ♪Angel、健吾さんとデニスさんが入って♪O Pato グレース・マーヤさんピアノの弾き語りで自作の ♪Sad Samba…客席にコーラスをリクエストして合唱 ♪Close to You メゾソプラノの青木さおりさんと早川久美子さんで ♪People、Rentの中の♪Love Heals ギラ・ジルカさんギラ・ジルカさん作、私の大好きな曲 ♪When Party is Over、♪What Wonderful World 息子さんがママの歌を可愛い眼差しで聴いていましたよ。 最後はTOKUさん、これも私のリクエストで ♪Paradise Cafe、イントロはベースをバックに ♪Fly Me To The Moon…歓声が上がって拍手の嵐… 全員がステージに立って健吾さんの♪Hope をイントロに ♪Hey Jude へメドレー。ラーララ、ララ、ラッラーの 大合唱がお店を包み込みました。 ↑出演者の皆さんありがとうございました。 ▶55レコードの五野社長の奥様手ずくりの梅干しを、 やまもときょうこさん(ラテン歌手)のお兄様の会社から 健康飲料ザクロジュースが、出演者全員の直筆サインが入り ポスターと、デニスさんがお寄せくださったご自身のCD…等 売上が義援金として寄付されました。ありがとうございます。 ▶長い一日でしたが、皆さんの気持がひとつになって本当に 素晴しいミュージシャンたち、そしてお客さまたちを感じた 一日でした。また来年もよろしくお願いします。義援金が 集計され次第、領収書とともにご報告させていただきます。 |
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2014.4.29 Tue いつもと違う緊張感のサウンド |
▶ピアノの林正樹さんが初参加だった、昨夜の片岡雄三(tb) クァルテット。ベース嶌田憲二、ドラムス江藤良人さんです。 林さんは片岡さんが何度もリクエストを出していたのですが スケジュールが合わず、昨夜ようやく実現したものです。 ▶林さんはジャズだけでなく、いろんな分野で活躍している マルチピアニストそしてアレンジャーなのですが、ジャズは ピアニストが変わるとガラリとサウンドが変わるので、私も 大変興味を惹かれていました。 ▶片岡さんのMCで笑いを取り、シリアスな演奏を聴かせる スタイルはそのまま、初見の譜面でもその場ですぐ料理する 林さんの並ではない才能で、そのスリルが存分に楽しめる 聴き応えのあるステージでした。 ▶1st.stage…♪On A Clear Day、 A.C.ジョビン♪Someone To Light Up My Life、 J.ヘンダーソン♪Step Lightly。聴く方は楽しいのですが、 演奏するのはとても難しい♪Jitterbug Waltz、 バラード♪Crezy He Calls Me、片岡作♪Turkish Train。 ▶2nd.stage…♪It My As Will Be Spring、♪Satin Doll、 ♪Spring Can Rerlly Hang Up The The Most、 '30年代のシャリー・バネットオーケストラのテーマソング ♪Cherokee …を凄いアップテンポで。 アンコールは♪Someone To Watch Over Me。 ▶GWの最初の休みを翌日に控えた前夜だったので、賑やかな 客席を予想していたのですが、お休みを控えて残業が忙しい というご予約キャンセルが複数入るなど、想定外の夜でした。 でも、演奏はホットで心あたたまる店内。アルゼンチンから いらしたご夫婦が大変喜ばれ、ぜひまた来たい、とCDを お買い上げになって帰られました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.4.30 Wed 【《Voices of Hope 4》ご報告】 |
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2014.4.30 Wed 応援団で超満員の発売記念ライブ |
▶宮本貴奈さんのプロデュースで、NYでレコーディングした 飯田さつきさんの2枚目のアルバム《Moon River》その 発売記念ライブが行われました。当店初出演で、メンバーは 飯田さつき(vo)宮本貴奈(pf)中林薫平(b)柴田亮(ds)さんです。 ▶客席には、さつきさんのお知り合いや、彼女や貴奈さんの ファンの方あるいは評論家の方などもいらして超満員でした。 さつきさんは飯田ジャズスクールのお嬢さんで、お母様が マネージメントをされ、ご家族総出で応援されています。 ▶ジャケットと同じ衣装で、つばの広い帽子をかぶって登場 されたさつきさん、お客さまから「顔が見えない」と言われ 2曲目からは帽子をとって、全曲が貴奈さんのアレンジの スタンダード曲を熱唱されました。歌の先生である後藤芳子 さんもいらして、目を細めて生徒さんのステージを見守って いらっしゃいました。貴奈さんが、スタンダード曲の教本の ようだ、と、そんなステージでした。 ▶とにかく一昨夜と打って変わってお店が超満員で、私も スタッフも一時も休めないほど大忙し。《Moon River》の 中から歌われたのは間違いありませんが、曲名メモをとる 暇もなくスタッフは撮影する余裕もあまりなく、さつきさん ごめんなさいね。 ▶さつきさんは、3枚目のアルバム「記念日」が5月21日に リリースされるそうですが、5月にはこの「Moon River」の ツアーもされるそうです。昨夜は、お持ちになったCDも完売 になる良い発売記念ライブでした。 ▶同じく5月には、貴奈さんが音楽を担当された「MARCHING -明日へ-」が公開させます。マーチングバンドをとおして、 若者たちの友情と挑戦を描いた作品だそうです。貴奈さん いろんなところで大活躍ですね。 ←当夜のスナップ写真 |
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