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 Weblog by Kyoko (過去のブログはカレンダーを戻してネ)
  8.1 Thu 月末に相応しい演奏と賑わい
  8.2 Fri ジャズの醍醐味で開けた8月
  8.3 Sat 店主冥利の素晴らしい演奏と店内
  8.4 Sun チャーミングなマーヤワールド
  8.6 Tue いい演奏も客席が寂しく…
  8.7 Wed サウンドもステージも新鮮 !!
  8.8 Thu 大賑わいだったツアー最終日
  8.9 Fri 39回目の開店記念日ご報告
  8.10 Sat 品のある和やかなステージ
  8.11 Sun 美しい声と若者との共演
  8.13 Tue いい演奏に酔いしれた夜
  8.14 Wed 猛暑を吹き飛ばす爽快な演奏
  8.15 Thu 真夏がよく似合うサウンド
  8.16 Fri ジャズを満喫した夜
  8.17 Sat 笑いと緊張感 極上のステージ
  8.18 Sun 繊細で上品なサウンドとステージ
  8.20 Tue 初々しいみえさんに温かい応援
  8.20 Tue 【訃報 シダー・ウォルトン】
  8.21 Wed シダーさんを追悼するステージに
  8.22 Thu 表情豊かなオリジナル曲が光るトリオ
  8.23 Fri いい演奏に心が痛む夜
  8.25 Sun 当店2回目の 房原さん
  8.25 Sun 久々に満席になった土曜の夜
  8.26 Mon 【お耳を汚して恐縮ですが…】
  8.27 Tue 2つの上質な演奏を聴いた夜
  8.28 Wed 厳選メンバーで楽しんだ名曲
  8.29 Thu 陽気に明るく楽しもう、と…
  8.30 Fri 感動や嬉しい事が重なった一日
  8.31 Sat 六本木時代を思い出す楽しい夜


  2013.8.1 Thu   月末に相応しい演奏と賑わい
▶ニューアルバム「BIG CATCH」を発売したばかりの
松本茜(pf) 浜崎航(ts) 本川悠平(b) 横山和明(ds) さんの
クァルテット。このアルバムは、茜さんの描いた可愛い猫が
演奏しているイラストが表紙になっていて、可愛くてとても
おしゃれなジャケットです。
▶外見はアイドル系のフワッとした可愛い女性ですが、
イラストも描くは作編曲もするは、ピアノの腕も凄いは
とにかく多彩な才媛で、外見からはそうは見えませんが
内に情熱を秘めたチャーミングな女性です。
▶浜崎さんも負けず劣らず多才な方で、サックスはテナー、
ソプラノ、そしてフルートと自在に操ります。おまけに、
医師の免許も持っているは、船の免許もダイビングの免許も
持っているは…演奏していない時は海で過ごしているという
とにかく多彩な方です。
▶本川さんは早稲田のジャズ研出身で、アンプを使わず
生音のベース。浜崎さんもフルートは生音、ピアノも生音…
MC(司会進行)以外はマイクもなし。ドラマーの横山さんは
周りの音に鋭く反応して素晴らしいドラミング…
▶楽器の音が耳に優しく直接聴こえてくるサウンドで、
ストレート・アヘッドなジャズを演奏する、まさに正統派の
熱い思いが伝わってくる説得力あるステージでした。私が昔、
PAなしでジャズ・クラブを始めた頃を思い出しました。
▶1st.stage…松本作アルバムタイトル曲♪Big Catch、
浜崎作♪Hiding Place、S.ジョーンズ♪Mean What You Song、
♪Monica、松本作♪Playing。
▶2nd.stage…エラとサッチモで有名な♪Can't We Be Friends?、
ピアノトリオでお酒が進むアレンジと言って
V.ヤング♪Love Letters、松本作♪JJ …は、アップテンポの
ジャズのエッセンスがつまった曲でした。
浜崎さんが入って松本作♪If You Need A Friend、
S.ジョーンズ♪Three In One、浜崎作♪Miss Sunshine、
アンコールはO.ペティフォード♪Blues In Closet。
▶大勢の方が聴きにいらしてくれて、CDもお買い上げ頂いて…
月末に相応しい賑やかなライブになりました。才能ある女性が
出て来てジャズ界を元気にしてくれるのは嬉しいことですね。
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  2013.8.2 Fri   ジャズの醍醐味で開けた8月
▶ぐずついた戻り梅雨のような中で8月を迎えましたが、
でも夏はいよいよこれからが本番。お店も元気に猛暑の夏を
乗り切ろうと、強力メンバーで8月をはじめました。
▶全員がそれぞれリーダーバンドを持っている実力者たち
椎名豊(pf) 井上陽介(b) 江藤良人(ds) 松島啓之(tp) 浜崎航(ts)
さんのクィンテットです。強力なメンバーが揃って、
ジャズの醍醐味を存分に味わいました。
▶1st.stage…W.ショーター♪The Summit…音の出た瞬間から
スピード感に溢れ、ジャズの凄さが伝わってきました。
井上作♪Blues Z's、浜崎さんのフルートをフィーチャーして
T.ハレル♪Sail Away、松島さんをフィーチャーして
N.アダレイの♪Teaneck…ストレートな素晴らしいソロでした。
▶2nd.stage…L.モーガン♪Pisces、
トランペットをフィーチャーB.ハガート作♪Wha's New、
江藤作♪Road Rage…おとなしい人が運転中にカットなる、
という意味らしいですが、それが演奏によく出ていました。
アンコールは♪There Is No Greater Love。
▶もともと、このメンバーを組んだのは当店の常連さんで
ジャズ好きな女性の方。ぜひこの顔合わせで聴きたい…と、
昨夜2回目が実現しました。ハードなジャズなのに、昨夜も
お客さまは女性が多く、最近は奏者も聴き手も日本のジャズ
を支えているのは女性かもしれません。
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  2013.8.3 Sat   店主冥利の素晴らしい演奏と店内
▶昨夜、久し振りの出演になった《守屋純子セクステット》
守屋純子(pf) さん率いるフロントは 近藤和彦(as) 岡崎好朗(tp)
片岡雄三(tb) さんの実力者、そして息のあった 中村健吾(b)
ジーン・ジャクソン(ds) さんのリズム隊。
▶しっかりしたリズム隊に乗って、フロント三管が思う存分
実力を発揮。演奏者も、共演者の素晴らしい演奏にお互いが
インスパイアされ、スリルとスピード感に溢れた素晴らしい
ステージになりました。守屋さんのオリジナル曲も、魂が
入ったように活き活きとして聴こえました。
▶客席からは拍手と歓声が度々上がり、演奏のたびに感動の
惜しみない拍手で大いに沸きました。これこそジャズクラブ
という感じの店内に、店主冥利に尽きる夜となりました。
▶1st.stage…1939年の曲♪I'll Never Smil Again、
1957年マイルスとG.エバンス共作♪Miles Ahead、
長谷川等伯の絵画に触発されて作られた守屋作品
♪Maple(楓図)と♪Nirvana(涅槃図)
徳川家康の辛い人生を象徴した♪Another Side Of Winner。
▶2nd.stage…C.ミンガス♪Nostalgia In Times Square、
♪Late Summer、V.ヤンマン♪Without A Song、
守屋作♪Watercolor NY、そして♪East Side West Side…
NYでは通りがひとつ違うだけで人種もお店も全く違う、
彼女がNYに住んでいる時に感じたことを曲にしたもの。
アンコールはD.エリントン♪Drop Me Off In Harlem。
▶終演後はミュージシャン同士、演奏が楽しかったとビール
やワインなどを飲んで、満足気に笑顔で帰られました。
お客さまが満足されないはずはありませんね。守屋さんは
地方での今朝9時からのリハーサルに行くということでした。
作曲など才媛ぶりだけでなく、活動力にも頭が下がります。
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  2013.8.4 Sun   チャーミングなマーヤワールド
▶湿気が少なく、風が気持の良かった土曜日の夜。グレース・
マーヤ(vo,pf) さんと 荻原亮(g) 坂崎拓也(b) 柴田亮(ds) さんの
明るいステージ。リハーサルはあまりしないマーヤさんですが
初めての組み合わせメンバーということで、ピアノトリオの
リハーサルをして本番に臨みました。
▶本番では、トレードマークの黒い帽子、茶の模様の入った
ノースリーブのワンピースで登場したマーヤさん、いつもと
かわらず客席のお客さまに話しかけながら、陽気で明るい
ステージを繰り広げました。お客さまは、レパートリーが
幅広いマーヤワールドを、気持よく存分に楽しまれました。
▶1st.stage…♪Lover Man、♪Kiss Of Life、夏の曲♪Estate、
♪One Note Samba、スタンダード曲♪All Nothing That's All、
♪Don't Explain、♪Poinciana。
▶2nd.stage…♪Smouth Operator、♪Trom Das 11(11時の夜汽車)
♪Summertime、マーヤ作品♪The Sad Samba…あまりにも
悲しい曲なのでサンバのリズムにしたんだそうです。
アップテンポの♪Them There Eyes、T.マリヤ♪Come With Me、
アルバムタイトル♪Closs To You、アンコールは♪The Rose。
▶初めてお聴きになった方もいらして、彼女のキャラクターが
とても気さくで、チャーミングなのにビックリ。すぐファンに
なられ、CDもお買い上げくださいました。彼女も嬉しそうに
サインをされていました。いつも自然体のマーヤさん
ならではの光景でした。
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  2013.8.6 Tue   いい演奏も客席が寂しく…
▶今週39回目の誕生日を迎える記念の一週間、その月曜日。
真摯に自分達のサウンドを追求している《NEW 5》メンバー
山下弘治(b)堀秀彰(pf)加納樹麻(ds)井上淑彦(ts)高瀬龍一(tp)
さんの、当店2回目の出演でした。
▶メンバーは山下さんにとって憧れの先輩井上さん、「戦友」
である高瀬さん、ドラムを聴いて気に入ってお願いした加納
さん、色んな分野で活躍している堀さん…山下さんがご自分で
気に入り信頼出来るメンバーを選んで結成されたユニットで、
演奏は山下さんのオリジナル曲とスタンダード曲を織りまぜて
演奏する2ホーンクァルテット。
▶躍動感に溢れよくスウィングする素晴らしい演奏でしたが、
週明けの月曜日はどうしてもお客さまが集まらず、いい演奏
だとよけいに、店主としては熱演するミュージシャンたちに
申し訳なくて心が痛みました。
▶1st.stage…♪Bolivia、山下作♪Bubbles、♪At First、
高瀬さんがフリューゲルホーンに持ち替えた♪Warm Valley、
♪Dear Friends。
▶2nd.stage…スタンダード曲♪You Stepped Out of A Dream、
山下作♪Step On Step、L.モーガン♪Boy What A Night、
J.ムラーツが娘さんに捧げた♪Blues For Sarka がピアノトリオで
演奏されましたが、とても奇麗でした。
山下作♪Drunkin' Brother、
アンコールは3.11の後に書いたという♪Hope。
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  2013.8.7 Wed   サウンドもステージも新鮮 !!
▶2カ月に1度の出演《ファンキーボーイズ ジャズバンド》
昨夜は、これまでとピアニストが替わって菊池太光(pf) さんと
河原秀夫(b) 岡崎好朗(tp) 越智巌(g) そして岸田恵士(ds)さん。
菊池さんのピアノのタッチはとても綺麗で、音がま〜るく
転がるような心地よい響きです。ピアノが替わると全体の
サウンドも変わります。新鮮さを感じて聴いていると…
ブレイクダンスが登場し店内は大いに盛り上がりました。
▶河原さんがウッドとエレキベースを持ち替えて演奏して、
途中で楽器を置いてブレイクダンスを披露してくれました。
いつも物静かな彼なのでビックリしました。還暦過ぎとは
思えない身のこなしでサラッとやってのけたのにもビックリ。
▶張り切り屋さんの岸田さんは、このあいだ白内障の手術を
されたので心配していましたが、眼の調子も良くなったと、
いつにも増して張り切っていて、とても楽しめるステージ
でしたが、昨夜は客席が寂しく、とても残念でした。
▶1st.stage…♪Dance of Infidels、岸田作♪Mem(きずな)
岡崎さんをフィーチャーして♪My Ideal は素晴らしいソロ !!
岸田作♪Brand Newday (人生再出発)♪Cantaloupe Island…
ここでブレイクダンスが入りました。
▶2nd.stage…ドラムソロがよかった♪Sunburst、
H.シルバー♪Native、ピアノをフィーチャーして
♪I Thought About You、♪What Is This Thing Called Love、
岸田作♪Burnin…またブレイクダンスが入りました。
♪大都会の遊牧民、アンコール♪Softry As In A Morning Sunrise。
▶最近は、特にウィークデイの客席がめっきり寂しくなり、
困っているやら不思議なのやら。世の中の流れが、また少し
変わってきたのでしょうか…ジャズクラブはどうすべきなのか
…どなたかご教授してくれないかしら…。
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  2013.8.8 Thu   大賑わいだったツアー最終日
▶多くのお客さまと、多くのミュージシャンで賑わった、
《宮本貴奈 NYトリオ「On My Way」発売記念ツアー》
昨夜の当店がその最終日でした。メンバーはアルバムの
レコーディングメンバー、宮本貴奈(pf) マット・ベイマン(b)
ユリシス・オーウエンズJr(ds) さん。
▶録音メンバーを招いての日本ツアーは、いろんな意味で
大変なのですが、今回はそれが実現でき、苦労が報われたと
貴奈さんは嬉しそうで張り切っていましたが、連日のライブで
マットさんユリシスさんから鼻血が出そうなくらい、多くの
刺激を受けた、とおっしゃっていました。
▶演奏は、スリルとスピード感が凄く、聴く人を引き付けて、
客席の歓声と拍手は鳴り止みませんでした。そして関係する
ミュージシャンが、こんなに沢山聴きにいらした発売ライブも
初めてのことでした。小曽根真さん、佐山雅弘さん、平陸さん
途中からTOKUさん、片倉真由子さん、佐藤ハチ恭彦さん、
柴田亮さん、最後の方に宮川純さん、市原ひかりさん…
皆さんが熱心に聴いていらっしゃいました。
▶1st.stage…アルバム・タイトル曲貴奈作♪On My Way、
♪Metamorphosis、C.ウォルトロン♪Bolivia、
貴奈作♪On The Rock…では、曲名通りグラスの氷が
「カチャカチャ」する音を入れたい、とお客さまに要望。
皆さん大喜びで、カチャカャ音で演奏に参加です。
C.パーカー♪My Little Suede Shoes。
▶2nd.stage…D.グルシー作♪Night Walk、貴奈作♪Decision、
O.ピーターソン♪Wheatland、B.パウエル♪Parisian Thoroughfare
(パリの大通り)。ここで客席からTOKUさんを呼出し
B.バカラックの♪A House Is Not A Home のヴォーカル入り。
C.タムブレ♪Chief、アンコールは♪Road Of Memory…この道は
セッションしましょう、と真由子さん、佐山さん、ハチさんを
次々と呼び出して、C.パーカー♪Billy's Bounce を演奏して
賑やかなステージが終演。貴奈さんは名残惜しそうでした。
▶久し振りにNYサウンドを聴いたような気がして楽しめて、
私の気分もスッキリしました。貴奈さんお疲れさまでした。
素晴らしい音楽をありがとう。長い海外生活から帰って、
日本を拠点にした増々のご活躍をお祈りします。私は久々に
忙しくて嬉しい悲鳴。演奏曲メモをとれなかったのですが、
松本さんが引き受けてくださいました。松本さんありがとう。
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  2013.8.9 Fri   39回目の開店記念日ご報告
▶8月8日は当店の誕生日ですが、孫のレイくんが同じ日に
生まれてからは、お店に出る前に、お誕生日会をするように
なりました。今年も、うなぎ屋さんで、レイくんにとっては
年に一度の正統うな重です。吉野家でしか食べてないので
小骨がないのに感動して美味しい美味しいと喜んでくれます。
▶小学1年生7歳になりましたが、すっかり一人前のサッカー
少年になって、プレゼントもサッカーゲームのできる新しい
ニンテンドーDSだとかネイマールのウェアだとか…もう私の
知識をはるかに超えていて追いつきません。今の子供達は
この先どんなことになるのか想像もつきません。レイくんと
接する度に、時代が急速に変わってきていることを感じます。
▶お店にお出ると、《H. I. T》のコーラス隊 TOKUさん、
マヤさん大輔さんそして宮川さんまで、浴衣姿で登場です。
TOKU(vo,flh,tp) マヤ・ハッチ(vo) 伊藤大輔(vo) 宮川純(pf)
楠井五月(b) 二本松義史(ds)さんのステージ、客席は超満員。
いらしてくれた皆さんが誕生日をお祝いしてくださいました。
▶TOKUさん、マヤさんの浴衣姿が似合うのには驚きました。
大輔さんは浴衣を着ると病人に間違えられるそうですが…
昨夜はとても似合ってましたよ。浴衣姿で鍵盤の前に座る
宮川さんの姿もなかなかでした。ベースとドラムはさすがに
浴衣では演奏しずらいと洋服でした。
▶TOKUさんは、初めて当店で私と出会った時のお話を、何と
私の物まねでやり、受けていました。バイリンギャルで明るい
マヤさんが話すと、客席は笑いが絶えません。そんな楽しい
ステージで、この混声ヴォーカリーズのいわばモデルでもある
ランバード・ヘンドリックス・ロスを彷彿させる熱演で、
人間の声の素晴らしさを堪能させてくれました。
▶1st.stage…C.バーネット♪Charleston Alley、
B.ティモンズ♪Moanin'、D.エリントン♪Caravan、
♪What Am I Here For、M.デイビス♪Walkin'。
▶2nd.stage…♪Summertime、
J.ヘンドリックス♪Everybody's Boppin、
TOKUさんがソロでしっとりと歌い上げた♪Where Are You、
大輔さんマヤさんで♪Moody's Mood for Love、
D.エリントン♪In A Mellow Tone、T.キャンベル♪Gatooze、
アンコールは綺麗に♪New ABC でしめました。
▶店内は冷房6台がフル回転しても大勢の人の熱気を冷やせ
ないほど。動いているスタッフも汗だくで、写真を撮る
ヒマもないほどでした。お客さま、そしてミュージシャン…
多くの方からプレゼントや励ましのお言葉、温かいお気持ちを
たくさんいただき、感謝の念に耐えません。
▶お客さま、ミュージシャンそしてスタッフの…皆さま本当に
ありがとうございました。来年は無事40周年を迎えられるよう
頑張って行きたいと思います。皆さまの応援が頼りです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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lenz.jpg lenz.jpg ←番外:7歳のサッカー少年最近のレイくん
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  2013.8.10 Sat   品のある和やかなステージ
▶お暑うございます。本格的な猛暑がはじまった金曜の夜。
ジャズ界からウィリアムス浩子(vo)、クラシック界から
川井佐知子(vo) さんの、美しい2人のヴォーカリストを迎え
若井優也(pf)西嶋徹(b)ジーン・ジャクソン(ds)さんのトリオで
《ミュージカルナイト&ジャズナイト》を企画しました。
今回で2回目の企画でしたが、普段と違って譜面が長く
難しいので、早くからリハーサルをして本番に臨みました。
▶NYで録音したアルバムが11月に発売になる浩子さんは、
このアルバムも含めて、他人任せにしないで何から何まで
自分で制作しているガッツあるシンガーですが、川井さんとは
当店の「ボイスオブホープ」で出会い、クラシックにも興味を
持ってお付き合いをはじめたお二人の仲です。
▶川井さんはソプラノシンガー、浩子さんもメゾソプラノの
ような声質で、デュエットしても声の相性が良く、お二人は
それを楽しむように歌われました。バックトリオの面々も
それをよく理解してのサポート。気持の良いサウンドでした。
▶1st.stage…デュエットで♪I Got Rythm、
浩子さん♪Everytime We Say Good-Bye、♪Love For Sale。
デュエットで♪How Beautiful Are The Feet Of Them、
佐知子さん♪A Labama Song、♪Bali Hai、
デュエットで♪Seasons Of Love。
▶2nd.stage…佐知子さん♪Alfonsia、
イタリア語で♪Yo Soy Maria を歌った後、佐知子さんが
ピアノを弾いて、クラシックに挑戦してイタリア語で歌う
浩子さんをサポートした♪O Mio Babbimo Caro…浩子さんも
オペラの発声法で歌われました。レギュラー編成に戻り
浩子さん♪Summertime、♪Softly As In A Morning Sunrise、
エモーショナルにバラード♪I Loves You Porgy、
デュエットで♪My Favorite Things、アンコールは
二人で♪Over The Rainbow を英語と日本語で歌い上げました。
▶ジャズとクラシックのコラボでしたがジャンルは違っても
いいものはいい、という感じで、皆さま、品のある和やかな
ライブをお楽しみいただきました。ご好評に付き次回は、
スケジュールを調整してもらって、暮れの12月、行いたいと
思っています。ご期待ください。
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  2013.8.11 Sun   美しい声と若者との共演
▶連日暑い日が続きますね。そんな猛暑の中、鹿児島から
やってきてくれたリレット(vo) さんと井上銘(g) 若井優也(pf)
佐藤ハチ恭彦(b) 藤井伸昭(ds) さんの土曜夜。
▶井上さんはエミリーさんの時にも出演されましたが、いま
20歳。ギターをはじめてまだ5年にして、天才のほまれ高い
今話題のギタリストで、バークリー音大の奨学金を得て留学。
夏休みで帰国してライブ活動をしています。EMIミュージック
からデビューCDも発売されている期待の新人で美男子です。
▶リレットさんは、太陽のようなオレンジ色のワンピース、
下にゴールドのワンピースを重ね、コンビネーションされた
シューズを履いて、太陽の女神のような衣装で美しい歌声を
聴かせてくれました。若井さんハチさん藤井さんは、若き
天才ギタリストを自由にさせて、楽しむような演奏でした。
▶1st.stage…ギタークァルテットで♪My Romance、
♪Nica's Dream、リレットさんが入って♪On A Clear Day、
ピアノイントロで♪A Time For Love、
15歳の誕生日を前にメキシコの女性が作った♪Besa Me Mucho、
ギターとヴォーカルのデュオイントロからはじまった
I.リンスのセクシーな♪The Island。
▶2nd.stage…ギタークァルテットで♪Quiet Night、
♪I'll Closs My Eyes、リレットさんが入って♪Sunny、
バラード♪Good Life、ボサノバのリズムで♪Round Midnight、
ギターを自由に弾かせるイントロで♪Our Love Is Here To Stay、
バラード♪Embrace Of You 、アンコールは♪That's All。
▶39回目の開店記念日だった一週間は無事終わりました。
お祝してくれたお客さま、ミュージシャン、関係者の皆さま
そしてスタッフ…みなさまありがとうございました。来週は
お盆ですね。暑い一週間になりそうです、お身体にお気をつけ
ください。帰省されている方も多いでしょうね。地方からの
お客さまでお店が賑わうと嬉しいのですが…
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  2013.8.13 Tue   いい演奏に酔いしれた夜
▶片倉真由子(pf) 井上智(g) 中村健吾(b) さんのトリオですが、
昨夜はドラムレス。(真由子さんは、ジーン・ジャクソン
さんのドラムでしかトリオ演奏はしません)井上さんと
健吾さんは、永い間NYを拠点に活躍されていましたが、
ジュリアードに留学していた真由子さんがずっと憧がれて
いたというミュージシャンです。
▶今、皆帰国して、それぞれがリーダーで活躍していますが、
真由子さんはこの二人とぜひ一緒に演奏したかったそうで、
お願いしたら快く受けてくださった…そんなグループで、
当店の昨夜がデビュー・ステージでした。
▶ですから真由子さんは、2人の強力で確かなリズムに乗って
気持よく演奏されました。ドラムレスでこんなにスイングする
バンドは、そんじょそこらでは聴けません。三人の呼吸が
ピタッと合って、痒い所に手が届くような演奏に皆さんが
引き込まれました。
▶この編成に適した曲をよく選んだ選曲で、よくスウィング
する活気あるステージ。折からのゲリラ大雨でお客さまの
入りを心配しましたが、常連さんのファンが勢揃いして
くださって、皆さんがとても楽しんでいらっしる姿を見て、
私もホッとしました。
▶1st.stage…♪Sweet And Lovely、♪How About You、
♪I'll Remember April、♪Nuages(ヌアージュ)…
ジプシーギターの人が作曲したエキゾティックな曲です。
そして♪Honeysuckle Rose。
▶2nd.stage…♪Ornithology(鳥類学)、♪These Are Soulful Days、
ベースがアルコ(弓)でソロをとった♪The End Of A Love Affair…
健吾さんが弓を手に取る時は、刀を抜くような感じがする、と
真由子さん。♪Caravan…イントロで「ハバナギラ」を入れて
はじまりました。ユダヤ教の結婚式や成人式で演奏される
民謡で、NYではユダヤ人の結婚式の仕事で演奏したそうです。
気分を変えて♪Blue Monk、アンコールは♪When Light Are Low。
▶気持の入った演奏に皆が酔いしれました。あんまり素敵な
素晴らしい演奏に、お客さまからもう一度聴きたい、と
リクエストがあり、さっそくこのメンバーが揃う12月9日(月)
に次回のステージをブッキングしました。聴き逃した方も、
ぜひお聴きになってくださいね。
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  2013.8.14 Wed   猛暑を吹き飛ばす爽快な演奏
▶猛暑が続いているお盆週間。帰省されたりご旅行中だったり
のお客さまも多いかと思います。都内もお休みモードに入って
交通量も少なくなりました。特に震災以来、昨年までのこの
期間は、ライブハウスはどこも閑古鳥が居座ったようでしたが
今年はいくらか好転して、客席には地方からの方も目につく
ようになりました。
▶そんな中、松島啓之(tp) 山田穣(as) 今泉正明(pf) 上村信(b)
広瀬潤次(ds) さんのクィンテット。ジャズは、ミュージシャン
とお客さまが一体となって創りあげる音楽です。満々席とは
いきませんでしたが、客席にお客さまが揃って演奏もノって、
スリリングでスピード感のある演奏が繰り広げられ、その
NYの香りがするサウンドに、初めていらしたお客さまも
感動されたいいステージでした。
▶1st.stage…♪I'll Never Smile Again、♪Pisces、
♪All The Things You Are、アルトサックスをフィーチャーして
バラード♪Where Are You が心に届きました。
♪Lester Left Town。
▶2nd.stage…♪Pensativa、♪Marie Antoinette、♪Auto Where、
フィーチャーされたトランペットがよく歌った
♪I Loves you Porgy、アップテンポでK.ドーハム♪Lotus Blossom、
アンコールは♪Up Jumped Spring。爽快な演奏に、皆さま
暑さに負けない元気を貰ったように帰路につかれました。
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  2013.8.15 Thu   真夏がよく似合うサウンド
▶猛暑の夏が似合うサウンド、俵山昌之(b)さんが率いる
《Tower Station》俵山昌之(b)福井ともみ(pf,e-pf)藤井学(ds)
市原ひかり(tp,flh) 纐纈歩美(as,ss)さん。4月にアルバムを
発売し今、ツアーを組んでそのCDを持って日本中を回って
います。明日16日から、関西方面8ヶ所のツアーを控えた
昨夜の当店。
▶サンバとボサノバのリズムを使った曲が得意なユニットで
今の季節にピッタリです。ファンの方もよくご存じで皆さん
夏を楽しむようにリラックスして聴いていらっしゃいました。
▶ひかりさん歩美さんはまだまだお洒落に感心の高い歳頃、
髪型や服装にも凝っていて、特に歩美さんは髪の色まで変わり
別人のようでファンを驚かせます。音楽とともにいろんな
ことに挑戦する二人は見ていても華やかで楽しいですね。
▶1st.stage…俵山作♪Morning In Rio、♪Tower Samba、
A.Cジョビン♪Chovendo No Roseiva、♪A Felicidade、
I.リンス♪Setemblo、B.パウエル♪Belinda。
▶2nd.stage…B.ディベル♪Closer、
A.C.ジョビン♪Samba Do Soho、福井作♪トリポリの朝食、
天才J.ドナードの♪A Rã、俵山作♪The Peace Song、
A.C.ジョビン♪Agua de Beber(アガジュベベ美味しい水)
アンコールは俵山作♪Sunrise でした。
▶活力溢れる女性達を起用してのユニット、客席はやはり男性
が多いですね。ツアーはこの酷暑の中クルマ2台で移動です。
男性と違い、女性は着替えやら化粧道具やら、おしゃれな三人
の女性を同行するのですから俵山さんも大変ですね。華やかな
ステージは聴衆には嬉しいですが、努力が要るのですね。
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  2013.8.16 Fri   ジャズを満喫した夜
▶いま日本のジャズ界を牽引しているといっても過言ではない
岡崎兄弟をフィーチャーした《岡崎ブラザース》岡崎好朗(tp)
岡崎正典(ts) さんと、 大坂昌彦(ds) さん、才能豊かな若手で
勉強熱心な、宮川純(pf) 楠井五月(b)さんのクィンテット。
▶モダンジャズの基本中の基本、ビバップの形態とスピリット
を大切に継承しながら、自分たちの現代のジャズを追求する
演奏に、ジャズ好きにはたまらない夜になりました。
▶1st.stage…H.モーブリー♪The Opner、♪You Go To My Head、
T.ダマロン♪Flossie Lou、懐かしいL.モーガン♪Carolyn、
♪If Ever I Would Leave You。
▶2nd.stage…D.ブラウン♪New York、
D.ガレスビー♪Tour de Farce、K.ダーハムの素敵な♪La Villa、
B.パウエルの弟 R.パウエルの♪Time、
L.モーガン作♪Midtown Blues、
アンコールは♪Bye Bye Blackbird。
▶アップテンポ、ミディアムテンポ、バラード…全てが私の
心に響いてきて、モダンジャズを満悦させていただきました。
次回は12月5日に出演していただきます。今から早いですが
皆さまどうぞ「ジャズ」を聴きにいらしてください。
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  2013.8.17 Sat   笑いと緊張感 極上のステージ
▶私が聴きたくて組ませてもらったメンバー、近藤和彦(as)
岡崎好朗(tp)片岡雄三(tb)さんの三管フロントに片倉真由子(pf)
楠井五月(b)横山和明(ds)さんの《BSスペシャル セクステット》
▶すっかりお馴染みになったMCで片岡さんが笑わせ、演奏は
もの凄くシリアス、というそのギャップも楽しみながら、
メンバーがそれぞれの音楽性に敬意を持って演奏しているのが
よく伝わってくる、よくバランスのとれた極上のサウンドを
楽しませていただきました。
▶小曽根真さんご夫妻が、突然お店に現れました。鎌倉から
クルマを飛ばして聴きにいらしてくれて「レコーディングを
したらいいのに…」と、とても褒めてくださいました。この
メンバーを組んだ私としては、とても嬉しかったです。
▶1st.stage…ピアノとベースをフィーチャーしての本邦初演
M.ミラー♪Gemini、♪The Soquel、F.ハバード♪Thermo、
真由子さんアレンジでこれも本邦初演♪Self Portrait では
ベースとアルトサックスをフィーチャーしました。
D.バードのノリの良い曲♪Ghana。
▶休憩時間、ミュージシャンたちは小曽根さんご夫妻に
ご挨拶。次のステージも聴きたいけれど、明日の朝が早く
申し訳ないけどここで…とお帰りになられました。超多忙の中
わざわざ聴きに来てくださるのには頭が下がります。
▶2nd.stage…♪Split Kick、ここで聴きにいらしていた
岸田恵士(ds)さんを呼び出してJ.ヘンダーソン♪Step Lightly、
レギュラーメンバーで♪Alter Ego、トランペットと
ピアノをフィーチャーしてバラード♪Skylark、
♪Time Off…では全員がソロをとりました。
アンコールはJ.ヒース♪C.T.A。
▶フロントが今、管楽器奏者のトップ三人、それに今人気の
若手ピアノトリオ…と、粒揃いのメンバーで日程を組むのも
大変ですが、次回は12月16日(月)の出演になります。私が
自信を持ってお薦めする、楽しめる活きのいいジャズです。
ぜひ是非お越しください。きっと満足なさいますよ。
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  2013.8.18 Sun   繊細で上品なサウンドとステージ
▶お盆週間の週末の【BODY&SOUL Special】若者ファンが多い
ダニー・グリセット(pf) ビセンテ・アーチャー(b)
E.J.ストリックランド(ds) さんの《ダニー・グリセットトリオ》
▶ダニーさんは、長身でスマートな人。ブルーのスーツで
きちっとネクタイ姿。私がそのスタイルを見て、昔はほとんど
皆がスーツを着て、ジャズミュージシャンはカッコ良かった、
と言うと、実は僕もそれを知って、いつもスーツを着るように
している、その方が気持ちが良い…とおっしゃっていました。
▶ダニーさんは、2006年にビセンテさんとケンドリック・
スコット(ds) さんとリリースしたアルバムが当時NYの話題を
さらいました。物静かでとても感じの良い方です。
ビセンテさんは何度も当店に出演されていますが、真面目で
人間味溢れる方。E.Jさんのお兄さんはサックス奏者で、
双子で活躍するご兄弟です。
▶演奏は、オリジナル曲のほか、5月に若くして亡くなった
マルグリュー・ミラー(pf) を追悼するように、彼の曲を心を
込めて演奏しました。このトリオは、大げさで派手なことは
なにもしませんが、サウンドは繊細で叙情的で上品な、とても
気持の洗われるようなサウンドです。E.Jさんが、初めて聴いた
時より格段に進歩されていて驚きました。
▶1st.stage…D.グリセット作♪Hopscotch、
♪Close Qvarters、♪Blue J、
詩的な奇麗な曲♪Winter Silence、M.ミラー作♪From Day To Day、
D.グリセット作♪Where Do We Go From Here。
▶2nd.stage…M.ミラー作♪Thinking Out Loud、
♪Body And Soul、D.グリセット作♪Heards Word♪Stride、
H.マンシー二♪Dreamsville、♪Mr.Wiggle Worm、
アンコールはM.ミラー作♪Tounge Twister。
▶昨夜は神宮と多摩川で花火大会があったようで、残念ながら
客席にお客さまが少なくて、もったいなく思いました。なお、
【緊急お知らせ】です。来週末24日土曜日に、当店で、この
メンバーによるクリニックが行われます。どなたでも参加
できますよ。勉強中の方、ぜひいらしてください。詳細は↓
http://www.bodyandsoul.co.jp/specialdata/130824.pdf
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  2013.8.20 Tue   初々しいみえさんに温かい応援
▶デビュー3年の情家みえ(vo) さん、この冬以来の当店出演。
バックは自身で組んだトリオ、後藤浩二(pf) 金森もとい(b)
柴田亮(ds)さんです。彼女は後藤さんのピアノが以前から
大好き、ということでお願いしたら、名古屋からわざわざ
やってきてくださいました。
▶金森さんは初出演でした。お父様の仕事の関係で幼ない頃
からアメリカと東京を行ったり来たり。東工大に入って、
化け学を修め研究室で結果を出し、そのいわば褒賞金で
それまでの奨学金を全て返し、決まっていた就職も蹴って、
好きなジャズの道に入った、という変わった経歴の持ち主。
おかげで、ご両親からは勘当同然だったそうです。
▶みえさんとは3年前に知り合てからのお付き合いで、つい
先日はこの三人で関西と四国にツアーで行って来たそうです。
昨夜は、その時出演したお店のオーナーの方が聴きにいらして
いましたが、客席には彼女を応援する方がほとんど。
▶お盆明けの月曜日で客足を心配しましたが…応援している
私としてもホッとしました。ステージは、まだ初々しさが
残っていて、新鮮に聴こえてくるみえさんの歌声でした。
コール・ポーターの曲と詩が大好きで、レパートリーも
もっともっと広げたいけど、彼の曲が多くなってしまう、
ということでした。
▶1st.stage…ピアノトリオで♪All The Things You Are、
みえさんが入り♪Almost Like Being In Love、
♪Just Way You Look Tonight、♪I'm In The Mood For Love、
♪I Get Kick Out Of You、♪What's This Thing Called Love、
バラード♪Embraceable You、♪On A Clear Day。
▶2nd.stage…ピアノトリオで♪Alone Together、
みえさんが入って♪On The Street Where You Live(君住む街角)
♪Between The Devil And Deep Blue Sea(絶対絶命)
♪Black Coffee、♪I Won't Dance、♪Love For Sale。
コール・ポーターが奥様の死の床で書いた
♪Every Time We Say Good Bye、♪Fly Me To The Moon。
アンコールはバラード♪Very Thought Of You。
みえさんはお帰りになるお客さま一人一人に丁寧にお礼を述べ
お見送り。お客さまも気分よくお帰りになられました。
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  2013.8.20 Tue   【訃報 シダー・ウォルトン】
▶NYに帰国したロブさん(Rob Crocker=DJ)さんから、昨夜
シダー・ウォルトンさんが亡くなったとメールが入りました。
シダーさんは、当店六本木時代にやってきて、大昔、私が
NYに行った時「Kyoko 一杯飲もうか」と誘ってくれたことを
思い出します。
▶つい先日も、ウチの常連さんがNYヴィレッジ・ヴァンガード
に行ったら彼が弾いていて「Kyoko によろしく」と伝言を
頼まれたと話してくれました。今秋、あるジャズフェスで来日
公演することになっていた、と関係者に伺いました。きっと
やってきて、美しいタッチのピアノを聴かせてくれたかも
しれません。残念です。享年79。安らかにお眠りください。
合掌
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  2013.8.21 Wed   シダーさんを追悼するステージに
▶↑昨日のこのブログ欄でもお知らせしましたが、19日朝、
シダー・ウォルトンさんがニュージャージーのご自宅で
お亡くなりになって、昨夜のステージは彼のご冥福を祈って
彼の曲が多く演奏されました。
▶近藤和彦(as) 今泉正明(pf) 上村信(b) 大坂昌彦(ds) さんの
クァルテット。皆さんが尊敬するジャズマンを悼んで最初の
ステージはシダーさんの曲を4曲、シダーさんにまつわる
曲を一曲、心のこもった演奏をされました。ジャズミュージ
シャンで彼の影響を受けた人は数知れない、自分もその中の
ひとりです、と噛みしめるように近藤さん。
▶昨夜は、外資系の会社の団体さんが大勢入ったので騒がしく
なるのではと少し心配でしたが、皆さん良く食べよく飲んで、
でも演奏がはじまると静かに熱心に聴いてくださって、良い
感じの店内になりました。ミュージシャンもそれに応えて、
熱い演奏を繰り広げました。
▶1st.stage…C.ウォルトン♪Fantasy In D、♪Clockwise、
近藤さんがシダーさんをよく聴いたというNYのジャズクラブ
ワシントンsq.側 NYUのある所番地 近藤作♪University Place、
シダー作♪When Love Is New、♪Ojos De Rojo…
スペイン語で「赤い目」です。
▶2nd.stage…近藤作♪U-me、♪Deep White、
G.ガーシュイン♪My Man's Gone Now、
D.エリントン♪Mood Indigo
近藤作♪The Place That Cannot Reach Only By Spirit、
アンコールはシダー作♪Cedar's Blues。
▶シダーさんで始まりシダーさんで終った夜でした。シダー
さんも、きっとご自分の曲を遠く日本のミュージシャンが
心を込めて演奏してくれたのを喜んでいらっしゃるでしょう。
素晴らしいミュージシャン、親しかったジャズマンが、最近
どんどん天国に召されてしまい寂しい限りです。でも多くの
曲や演奏が残っている…ミュージシャンて素晴らしいですね。
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  2013.8.22 Thu   表情豊かなオリジナル曲が光るトリオ
▶このトリオのレギュラーメンバーによる演奏は昨夜の当店が
今年最後の出演でした。まだ8月ですが、椎名さんは11月に
欧州に演奏旅行。それまでもスケジュールが合う日がなく…
残念ですが、このトリオ 椎名豊(pf) 本川悠平(b) 広瀬潤次(ds)
さんの出演は来年になります。
▶そんなこともあって、昨夜は多くのこのトリオファンの方が
いらしゃいました。女性が多かったですね。バランスのとれた
サウンドで、ドラマー広瀬さんが「演出家」としての役割を
キチンと果たしていて、ピアノトリオサウンドの醍醐味を
味わさせていただきました。
▶椎名さんのMCも自然体で、演奏が終るたびに「気持いい、
ジャズは本当に楽しくて気持良い」とおっしゃっていたのが
印象に残りました。
▶1st.stage…S.ジョーンズ♪Better Sweet、椎名作♪Even、
M.ミラー♪P.N.J. 椎名作♪Flowers…肩の凝らない、
どこか、散歩しているような自然な感じの曲でした。
椎名作♪Future Swing。
▶2nd.stage…椎名作♪Blues、♪Walkin' In The Clouds、
ダンス曲 W.ワラー♪Jitterbug Waltz…(ジッターバグは南京虫)
私は、この曲をピアノトリオで聴いたのは初めてでした。
椎名作♪Eternal、♪Tuck-a-way。アンコールは、客席から
聴きにいらしていたトランペット奏者の篠原正樹さんを呼出し
サッチモの♪Mack The Knife で楽しい夜は終わりました。
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  2013.8.23 Fri   いい演奏に心が痛む夜
▶名古屋から、この日のために上京して、演奏してくれた
納谷嘉彦(pf)さんと井上陽介(b)山田玲(ds)岡淳(ts)加納奈美(as)
さんの新しいユニット《東京F》曲もアレンジもメンバーも
とてもバランスがとれている上質なクィンテットでした。
▶ベテランの岡さんと清楚な感じの奈美さんの音質的な相性が
抜群のフロント二人、そしてベテランの井上さんに21歳の若干
ドラマー山田さん…いずれも納谷さんが選んだメンバーです。
▶奈美さんは名古屋から東京に拠点を移し活躍し始めました。
山田さんは鳥取から18歳で上京し、本田珠也さん猪俣毅さんに
弟子入りして勉強。基本がしっかりできていて、周りの音を
きちんと聴いて叩きタッチも良く、これからいろんなシーンに
出てきて活躍するようになるな、と思いました。
▶1st.stage…納谷作♪Kahei's Delight、♪Rambling Leveling、
A.C.ジョビン♪Brigas Nunca Mais ブリガス・ヌンカ・マイス
(喧嘩はもうたくさん)R.ロジャース♪It's Easy To Remember、
納谷作♪Theme For T.K.F。
▶2nd.stage…納谷作♪Riverside Blues、
C.アダレー♪Bohemia After Dark、
♪Nearness Of You…は二人のサックスをフィーチャー、
二人の音が良くマッチしてとても素晴らしかったです。
最後は、納谷作♪曲者。
▶とても良い演奏でしたが、聴き手が少なくてとても残念。
ミュージシャンにお気の毒で店主としては心が痛みました。
店主冥利に尽きる夜もあれば、落胆の夜もある…
人生ままなりませんね。
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  2013.8.25 Sun   当店2回目の 房原さん
▶昨日の昼間は、この欄でお知らせした通り《ダニー・
グリセット(pf)とE.J. ストリックランド(ds)によるアンサンブル・
ワークショップ》が行われました。楽器を勉強中の若者と
プロの方、10名ほどがいらして丁寧な指導を受けられました。
▶本日は、お客さまの結婚披露宴がお店で行われ、私は家で
ゆっくりブログを書く時間もなく、あくせく働いています。
そんな訳で、金曜と土曜のレポートを合わせてアップする
ことになり、簡単なご報告になるかもしれません。
ご了承ください。
▶まずは、週末の金曜日の夜の 房原忠弘(tp) 祖田修(pf)
吉木稔(b) セバスチアン・カプティン(ds)さんのクァルテット。
房原さんのグループは、当店2回目の出演。昨夜のメンバーは
前回と違っていましたが、祖田さんはシカゴに長くお住まいで
グレンミラーオーケストラのピアニストでもあった方で、今は
東京に拠点を置いて活動しています。
▶時々当店に出演されるセバスティアンさんは、沖縄在住の
オランダ人で、沖縄好きの房原さんと現地で知り合いお互いに
意気投合しての当店出演でした。房原さんはNY大学で勉強し、
その頃から日野皓正さんを尊敬されている方で、背が高く
男気のみなぎるような感じです。
▶ジャンルにこだわらない自由な発想で、自分の追求する
音楽のコンセプトが感じられる、そんな演奏でした。
▶1st.stage…房原アレンジの♪月の砂漠、
T.ウィリアムス♪Sister Cheryl、バラード♪My One and Only Love、
♪I'm Not So Sure、日野皓正作♪Kimiko。
▶2nd.stage…♪I Love You、W.ショーター♪Foot Prits、
♪Butterfly、J.マクリーン♪Sweet Love Of Mine、
房原作♪E-Te-N-Ra-Ku、アンコール♪Free Land。
お客さは少なかったですが、いらした方は皆さん初めから
最後まで活力溢れる演奏を楽しんでいらっしゃいました。
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  2013.8.25 Sun   久々に満席になった土曜の夜
▶初めての顔合わせのメンバーもあり早くからリハに入って
本番に臨んだ、ギラ・ジルカ(vo) 竹中俊二(g) 岡本洋(Pf)
古野光昭(b) 加納樹麻(ds)さんの土曜日のステージ。
▶ご存じの方も多いと思いますが、ギラさんは facebook の
当店のタイムラインに毎日、ライブの事や息子さんの事などを
写真とともに載せてくれていて、私も毎日拝見しているせいか
お会いしていなくても、身近にいるような感じがしています。
▶彼女は、この夏最後のライブなのでこの衣装が着たかった
とキラキラ光ってライトが当たると眩しいくらいの衣装に、
「前にいる方、眩しくてごめんなさい」なんて言いながら、
柔らかい関西弁のMCで客席を和ませながら音楽に入っていく
いつものような親しみやすいステージで、大勢のお客さまを
楽しませました。
▶ピアノの岡本さんは初めての出演で、日頃はスタジオや
ポップの世界で活躍されていて、ジャズのライブシーンは
珍しいそうで、いろんなイフェクト機器をピアノにつけて
サウンドに色合いを付けていました。ギラさんはCDを3枚
出していますが、全て竹中さんがディレクターをされていて
昨夜もその中から数曲が演奏されました。
▶1st.stage…♪Love for Sale、♪Love You Madly、
♪My Favorite Things、♪Tangerine、
感情たっぷりに♪First Time Ever I Saw Your Face、
セクシーで可愛い♪Teach Me Tonight、
♪Boy From Ipanema。
▶2nd.stage…♪Night And Day…昼も夜も、貴女の事が
好きで「泣いたんでえ」♪Round Midnight、
ギラ作♪Drinkin' My Tea、♪Lullaby Of Birdland、
ギラ作♪When The Party's Over…私の好きな曲です。
♪Tenessee Waltz、アンコールは♪Over The Rainbow。
▶客席の埋まらない一週間でしたが、昨夜はおかげさまで
人気のギラさんのステージに客席は満席になりました。
私もとりあえず一安心。客商売の業界言葉に「ニッパチ」と
いう苦しい月がありますが、その8月も来週で残り僅か。
気を入れなおしてガンバラナくっちゃ。
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  2013.8.26 Mon   【お耳を汚して恐縮ですが…】
▶facebook の当店のアカウント(タイムライン)には、
大勢のお客さまやミュージシャンが参加されてます。先日、
あるお客さまが、facebook を見てみなさい、とその中の
ある人の書き込みを教えてくださった方がいます。
▶辿って行くと、それはウチの元関係者のタイムライン
でしたが、それを読んでいくうちに、私はビックリし、
唖然とし、だんだん憤りを感じてきました。そこには、
お店と私に関して、歪曲された事実と身勝手な言い分が、
いろいろと書き綴られていたのです。
▶私も日々多忙な中、申し訳ないとは思いつつ、大勢の方
すべてに目を通すわけには、なかなかまいりません。でも、
私の知らない2,3ヶ月も前に、こんな悪意と思える筆致で、
私のことが誹謗され綴られていて、それをお読みになって
真に受けている方がいらっしゃるかもしれない、と思うと
恐ろしくなりました。
▶最近ニュースなどでラインやメールによる「いじめ」が
大きな問題になっていますが、私は他人事のように思って
おりました。こんな陰湿で卑怯な行為で、この人が何を
得られるのか、私には理解できませんが、当人の居ない
ところで語られるこうしたメディアの情報は、一方的で
無責任になることを、身をもって実感いたしました。
▶ここでその内容や反論などを申し述べるのは、さし控え
たいと思います。こういう類の人間は多分ここで私が何かを
語れば、書き込みがさらにエスカレートするに違いない
と思うからです。大人げない内容をわざわざ公開するのも
私の趣味に合いません。いずれにしろ、ウチのお客さまや
ミュージシャンとはもう関わってほしくありません。
▶情報化社会では、実際に会うなり電話なり、対話する人間
関係ってとても大切なことだと思っています。今回のような
ケースや人間はクラブオーナーとして長い経験の中で初めて
のこと。いちいち反応するのも大人げないことは分かって
いますし、この欄で書くのも躊躇しましたが…事実や実際は
違うということだけは言っておきたくて、あえて筆をとり、
皆さまのお耳を汚しました。
お聞き苦しいこと、お詫びいたします。お許しくださいませ。
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  2013.8.27 Tue   2つの上質な演奏を聴いた夜
▶お店が始まる前の早い時間、ブルーノート東京で行われた
当店でも人気だった寺久保エレナさんの ニューアルバム
「ブルキナ」の発売記念ライブを聴きに行ってきました。
録音メンバーはケニー・バロン(pf) ロン・カーター(b)
ジミー・コブ(ds) レニー・ホワイト(ds)という超豪華メンバー
ですが、ツアーメンバーは、寺久保エレナ(as) 大林武司(pf)
中村泰士(b) クシュ・アバディ(ds)さんの 若いミュージシャン。
▶北海道から九州まで16カ所ツアーの6日目で、60年代の
ジャズを彷彿させる、でも斬新なプレイに感動しました。
小柄なエレナさんのどこからあのパワーが出てくるのか…感心
しました。ピアノもベースもNYで活躍している人らしい力強く
素晴らしいサポートぶり。彼女はこれからきっと日本が誇れる
ミュージシャンになる、と思いました。
▶お店では、福田重男(pf) 布川俊樹(g)さんのデュオ。二人で
デュオアルバムを出してそれがいま大好評で、二人が久々に
揃ったので、実現しました。昨夜のお客様の中にもそのCDを
お聴きになっていらした方も多く、ご自分の聴きたい曲が
演奏されると、とても嬉しそうにしていらっしゃいました。
そのあまりの奇麗な曲とサウンドに感動され、涙を流して
いる女性がいらしたほど、素晴らしいデュオ演奏でアルバム
の中の曲を聴かせてくれました。
▶1st.stage…布川作♪Hope in the Cave、福田作♪Bitter Sweet、
♪How Deep is the Ocean、♪TThe Peacocks。デュオ編成だと
曲の良さが一段と分かりました。布川作♪Mission Complete は
切れの良いとてもカッコイイ曲でしたよ。
▶2nd.stage…♪Joy Spring、福田作♪Thanks、
アルバムタイトル曲♪Childhood's Dream、
布川作♪和音の記憶、♪Wrap Your Troubles in Dream、
アンコールは♪酒と薔薇の日々。
▶片付けをしていると外は激しいゲリラ雨。雨脚が弱まる
まで待っていると深夜3時過ぎてしまいました。でも綺麗な
デュオならではの音が店内に響いた、気持の良い夜でした。
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  2013.8.28 Wed   厳選メンバーで楽しんだ名曲
▶3月の時の帰国ライブには、渡辺貞夫さんが楽器を持って
聴きにいらして飛び入りしてくださって驚きましたが、昨夜
の帰国ライブは今年2回目。 中井勉(g)さんを迎えたのは、
片倉真由子(pf)中村健吾(b)広瀬潤次(ds)さんのトリオ。
▶健吾さんは前回も一緒でしたが、真由子さんと広瀬さんは
今回初参加でした。中井さんは、アレンジした譜面を皆に
渡しリハーサル、本番に臨みました。客席には久しぶりの
帰国とあって中井さんのお知り合いが多くいらっしゃり、
皆さん熱心にギターサウンドを楽しまれました。
▶1st.stage…♪Sweet And Lovely、♪So Do It、
♪This Guys Really Love In With You、♪But Beautiful…音の
バランスが良くバラードが綺麗にクリーンに聴こえました。
♪Sister Sadie…グルーブ感がよく発揮されていました。
▶2nd.stage…♪Speak Low、♪Moose The Mooche、
♪Pannonica…この曲はかつてモダン・ジャズ界のパトロン
だった名高いロスチャイルド家の令嬢、ニカ夫人の曲ですが、
健吾さんが今年、マニラ・ジャズフェスに行ったときのこと
ベースのワークショップがあって、そこで二カ夫人のお孫さん
にお会いしたそうです。NYからやってきていたお孫さんは
ベーシストで、健吾さんは感動してお友達になったそうです。
♪You Leave Me Breathless、♪Softly As In A Morning Sunrise、
アンコールは♪If I Were a Bell。
▶中井さんは、終演後もお知り合いの方々と旧交を温められ
お話に花が咲いて、久しぶりの帰国を楽しまれたようでした
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  2013.8.29 Thu   陽気に明るく楽しもう、と…
▶《ダンスナイト》なんてタイトルを付けてみたたのですが…
踊るための夜、と誤解されたかしら。もちろん踊ってもらって
かまわないんですけど。真意は、ノリの良い曲ばかりを、陽気
に演奏してもらい、身体を動かしながら楽しんでほしい、と。
▶ミュージシャンは、井上信平(fl) 福井ともみ(pf) 坂井紅介(b)
藤井学(ds)さんで、皆さん明るさが信条のメンバーばかり。
陽気にアレンジした曲ばかりが演奏されたステージでした。
▶1st.stage…S.クラーク♪Cool Struttin'、ラテンのリズムで
♪The Girls Is Mine、ルンバのリズムで福井作♪314D、
アップテンポで、♪And Here We Are、
スロールンバのリズムで♪Invitation…信平さんの「ご指導」
により客席のお客さまと一緒に合唱しました。
▶2nd.stage…ボサノバのリズムで♪That's Old Black Magic、
H.ハンコック♪Cantelope Island、
ギターをフィーチャーして♪Massquerade、
綺麗で素直な曲♪コロラドの道、
アンコールはラテンのリズムで♪What A Defference A Day Made。
▶ちょっと寂しい客席でしたが客席からお客さまが掛け声を
かけてくださったりして、ステージをフォローしてくださり、
私の狙いはどうやら達成することができました。
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  2013.8.30 Fri   感動や嬉しい事が重なった一日
少し長くなってしまいますが…
▶ブルーノート東京で、小曽根真さんとマイク・
スターン(g)の公演があり、聴きにいってきました。
(私の語彙がチープで言葉が見つかりませんが…)
とにかく「凄っごい演奏」に、大変感動しました。
さすが、という他ない小曽根さんです。いまこの
ご時世に、人気が図抜けているのも頷けます。
▶小曽根さんは、ピアノの他ハモンドオルガンでも
ギターをサポートしていましたが、その凄さ。マイク
さんの曲を演奏するのですが、曲の理解度が深くて
サポートが進化させているようで、小曽根さんの
引き出しの多さ・凄さを再認識しました。リズム隊も
凄くて、みんなの魂が込もった演奏姿にも私は感動し
なんだか気持がスキーッとしたところで、お店へ。
▶8年ぶりに先月録音した、2作目のアルバム発売が
「55レコード」から10月23日に決まって三木さんも
大変嬉しそうだった《フロントページ オーケストラ》
ステージは、メンバーも一致結束して、張り切って
力の入った演奏を繰り広げました。
▶昨夜は予約なしで訪れたお客さまも多く、大編成
の演奏者のためにスペースを取るので、客席も10人
分ほど狭くなっているのですが、皆さん窮屈な状態を
快く受け入れてくださって生音サウンドを気持ちよく
楽しんでいただきました。
▶1st.stage…アルバムタイトルにした定番♪Stop And Go
…イントロがピアノ福田重男(pf)、ソロをとったのは
三木俊雄(ts) 松島啓之(tp)
♪リンゴ追分…ソロ浜崎航(ss)奥村晶(tp)福田重男(pf)、
♪Escher'sVision…ソロ山岡潤(euph)近藤和彦(as)、
♪Saudada…ソロ三木俊雄(ts)上村信(b)、
♪Echoes of the forest…イントロはベース上村信(b)
ソロは三木俊雄(ts)片岡雄三(tb)福田重男(pf)柴田亮(ds)。
▶2nd.stage…♪Next Channel…ソロは三木俊雄(ts)
近藤和彦(as) 片岡雄三(tb)、
♪If told a lie…ソロ松島啓之(tp)山岡潤(euph)上村信(b)、
♪Suspent…ソロ福田重男(pf)浜崎航(ts)松島啓之(tp)、
夏の終わりを惜しむように名曲♪墨田川…
ソロ片岡雄三(tb)福田重男(pf)
♪Quantum Leap…ソロ奥村晶(tp) 三木俊雄(ts) 浜崎航(ts)
バトル柴田亮(ds)。全ての曲が三木俊雄作・アレンジです。
アンコールは30年代の美しい曲♪Time on my hands。
▶昨夜は、このバンドを初めてお聴きになった方も
多く、毎月、最終木曜日に出演していることを強く
アッピールして終演。終わるとアルバム発売ツアーの
相談をされていました。10人ですから大変なツアー
になりそうですが、どこか嬉しそうでした。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▶嬉しいお知らせがあります。NYに移り住んで5年
当店をホームグラウンドにされていて、このあいだ
帰国ツアーで賑わった海野雅威(pf)さんが、ジャズの
原点・殿堂とも言えるNYビレッジ・ヴァンガードで
ジミー・コブトリオの一員に起用されて、先週1週間
出演した、と喜びの報告メールがありました。
▶そのメールで彼は…このところ次々と素晴らしい
ピアニストがあの世に召され寂しい思いをしていた
けれど、世界中からここに聴きにくるお客さまの前で
ひたむきに演奏するジミーさんの姿に感動し、大きな
チャンスを与えてもらって、改めてジャズレジェンド
の残した物を大切にしていきたい、と心に誓った、
とありました。
▶ちなみに、当店と関係深い日本人ミュージシャンで
このヴァンガードにギャラをもらって1週間、出演
したのは私の知る限り 菊池雅章(pf) 中村健吾(b) さん
だけだと思います。海野さんのこれからの活躍が
とても楽しみです。海野くん、頑張ったね。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←送られてきた写真です。
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  2013.8.31 Sat   六本木時代を思い出す楽しい夜
▶体調を崩して6月来2カ月ぶりのライブステージになった
チャリート(vo)さんと山本剛(pf)佐藤慎一(b)広瀬潤次(ds)さんの
金曜の夜。チャリートさんは、すっかり元気になって、休養
したせいか声も厚みがあってよく伸びて、円熟したヴォーカル
を聴かせてくれました。
▶剛さんは南アフリカのジャズフェスティバルに、東洋人を
代表するジャズメンとして、香川裕史(b) 奥平真吾(ds)さんと
行って帰ってきたところです。そこでは、治安が大変悪いと
いうことで終始ガードマンがついていたそうですが、演奏が
はじまりイントロを弾き出すと大歓声が湧き上がり、聴衆の
エネルギーの凄さに驚いたそうです。
▶昨夜はそこで買い求めたシャツを着ていましたが、良く
似合っていましたよ。チャーリートさんとは、当店六本木時代
からの仲で、譜面いらずで何でもござれの剛さんとアウンの
呼吸で、お店は久々のフライデイナイト・フィーバーでした。
▶1st.stage…インストで「山本節」全開の♪M's blues、♪Misty。
チャリート(vo)さんが入って♪Watch What Happens、
♪All The Way、♪On A Clear Day、♪So Many Stars、
フイリピンの曲を現地の言葉で♪Minamahal Kita、
遊びにいらしていた岸田さん(ds)を呼出して
♪It's All Right With Me、レギュラーメンバーで
♪They Say It's Wonderful。
▶2nd.stage…ピアノトリオで♪Satin Doll、♪Body And Soul。
チャリートさんが入って♪Estate、♪I Hear Music、
♪But Beautiful、♪Somewhere Over The Rainbow、
♪Bato Sa Buhangin…これもフィリピンの曲です。
再び岸田恵士さんを呼出して♪Caravan、
レギュラーに戻ってミシェル・ルグランとレコーディングした
♪The Summer Knows、アンコールは、昔を思い出して
剛さんと♪You Are So Beautiful をデュエット。お客さまは
大喜びでした。猛暑がぶり返した夜でしたが、私も皆もまだ
若かった当店六本木時代を思い出す、リラックスしてとても
楽しい夜になりました。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
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