2013.8.1 Thu 月末に相応しい演奏と賑わい |
▶ニューアルバム「BIG CATCH」を発売したばかりの 松本茜(pf) 浜崎航(ts) 本川悠平(b) 横山和明(ds) さんの クァルテット。このアルバムは、茜さんの描いた可愛い猫が 演奏しているイラストが表紙になっていて、可愛くてとても おしゃれなジャケットです。 ▶外見はアイドル系のフワッとした可愛い女性ですが、 イラストも描くは作編曲もするは、ピアノの腕も凄いは とにかく多彩な才媛で、外見からはそうは見えませんが 内に情熱を秘めたチャーミングな女性です。 ▶浜崎さんも負けず劣らず多才な方で、サックスはテナー、 ソプラノ、そしてフルートと自在に操ります。おまけに、 医師の免許も持っているは、船の免許もダイビングの免許も 持っているは…演奏していない時は海で過ごしているという とにかく多彩な方です。 ▶本川さんは早稲田のジャズ研出身で、アンプを使わず 生音のベース。浜崎さんもフルートは生音、ピアノも生音… MC(司会進行)以外はマイクもなし。ドラマーの横山さんは 周りの音に鋭く反応して素晴らしいドラミング… ▶楽器の音が耳に優しく直接聴こえてくるサウンドで、 ストレート・アヘッドなジャズを演奏する、まさに正統派の 熱い思いが伝わってくる説得力あるステージでした。私が昔、 PAなしでジャズ・クラブを始めた頃を思い出しました。 ▶1st.stage…松本作アルバムタイトル曲♪Big Catch、 浜崎作♪Hiding Place、S.ジョーンズ♪Mean What You Song、 ♪Monica、松本作♪Playing。 ▶2nd.stage…エラとサッチモで有名な♪Can't We Be Friends?、 ピアノトリオでお酒が進むアレンジと言って V.ヤング♪Love Letters、松本作♪JJ …は、アップテンポの ジャズのエッセンスがつまった曲でした。 浜崎さんが入って松本作♪If You Need A Friend、 S.ジョーンズ♪Three In One、浜崎作♪Miss Sunshine、 アンコールはO.ペティフォード♪Blues In Closet。 ▶大勢の方が聴きにいらしてくれて、CDもお買い上げ頂いて… 月末に相応しい賑やかなライブになりました。才能ある女性が 出て来てジャズ界を元気にしてくれるのは嬉しいことですね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.8.2 Fri ジャズの醍醐味で開けた8月 |
▶ぐずついた戻り梅雨のような中で8月を迎えましたが、 でも夏はいよいよこれからが本番。お店も元気に猛暑の夏を 乗り切ろうと、強力メンバーで8月をはじめました。 ▶全員がそれぞれリーダーバンドを持っている実力者たち 椎名豊(pf) 井上陽介(b) 江藤良人(ds) 松島啓之(tp) 浜崎航(ts) さんのクィンテットです。強力なメンバーが揃って、 ジャズの醍醐味を存分に味わいました。 ▶1st.stage…W.ショーター♪The Summit…音の出た瞬間から スピード感に溢れ、ジャズの凄さが伝わってきました。 井上作♪Blues Z's、浜崎さんのフルートをフィーチャーして T.ハレル♪Sail Away、松島さんをフィーチャーして N.アダレイの♪Teaneck…ストレートな素晴らしいソロでした。 ▶2nd.stage…L.モーガン♪Pisces、 トランペットをフィーチャーB.ハガート作♪Wha's New、 江藤作♪Road Rage…おとなしい人が運転中にカットなる、 という意味らしいですが、それが演奏によく出ていました。 アンコールは♪There Is No Greater Love。 ▶もともと、このメンバーを組んだのは当店の常連さんで ジャズ好きな女性の方。ぜひこの顔合わせで聴きたい…と、 昨夜2回目が実現しました。ハードなジャズなのに、昨夜も お客さまは女性が多く、最近は奏者も聴き手も日本のジャズ を支えているのは女性かもしれません。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.8.3 Sat 店主冥利の素晴らしい演奏と店内 |
▶昨夜、久し振りの出演になった《守屋純子セクステット》 守屋純子(pf) さん率いるフロントは 近藤和彦(as) 岡崎好朗(tp) 片岡雄三(tb) さんの実力者、そして息のあった 中村健吾(b) ジーン・ジャクソン(ds) さんのリズム隊。 ▶しっかりしたリズム隊に乗って、フロント三管が思う存分 実力を発揮。演奏者も、共演者の素晴らしい演奏にお互いが インスパイアされ、スリルとスピード感に溢れた素晴らしい ステージになりました。守屋さんのオリジナル曲も、魂が 入ったように活き活きとして聴こえました。 ▶客席からは拍手と歓声が度々上がり、演奏のたびに感動の 惜しみない拍手で大いに沸きました。これこそジャズクラブ という感じの店内に、店主冥利に尽きる夜となりました。 ▶1st.stage…1939年の曲♪I'll Never Smil Again、 1957年マイルスとG.エバンス共作♪Miles Ahead、 長谷川等伯の絵画に触発されて作られた守屋作品 ♪Maple(楓図)と♪Nirvana(涅槃図) 徳川家康の辛い人生を象徴した♪Another Side Of Winner。 ▶2nd.stage…C.ミンガス♪Nostalgia In Times Square、 ♪Late Summer、V.ヤンマン♪Without A Song、 守屋作♪Watercolor NY、そして♪East Side West Side… NYでは通りがひとつ違うだけで人種もお店も全く違う、 彼女がNYに住んでいる時に感じたことを曲にしたもの。 アンコールはD.エリントン♪Drop Me Off In Harlem。 ▶終演後はミュージシャン同士、演奏が楽しかったとビール やワインなどを飲んで、満足気に笑顔で帰られました。 お客さまが満足されないはずはありませんね。守屋さんは 地方での今朝9時からのリハーサルに行くということでした。 作曲など才媛ぶりだけでなく、活動力にも頭が下がります。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.8.4 Sun チャーミングなマーヤワールド |
▶湿気が少なく、風が気持の良かった土曜日の夜。グレース・ マーヤ(vo,pf) さんと 荻原亮(g) 坂崎拓也(b) 柴田亮(ds) さんの 明るいステージ。リハーサルはあまりしないマーヤさんですが 初めての組み合わせメンバーということで、ピアノトリオの リハーサルをして本番に臨みました。 ▶本番では、トレードマークの黒い帽子、茶の模様の入った ノースリーブのワンピースで登場したマーヤさん、いつもと かわらず客席のお客さまに話しかけながら、陽気で明るい ステージを繰り広げました。お客さまは、レパートリーが 幅広いマーヤワールドを、気持よく存分に楽しまれました。 ▶1st.stage…♪Lover Man、♪Kiss Of Life、夏の曲♪Estate、 ♪One Note Samba、スタンダード曲♪All Nothing That's All、 ♪Don't Explain、♪Poinciana。 ▶2nd.stage…♪Smouth Operator、♪Trom Das 11(11時の夜汽車) ♪Summertime、マーヤ作品♪The Sad Samba…あまりにも 悲しい曲なのでサンバのリズムにしたんだそうです。 アップテンポの♪Them There Eyes、T.マリヤ♪Come With Me、 アルバムタイトル♪Closs To You、アンコールは♪The Rose。 ▶初めてお聴きになった方もいらして、彼女のキャラクターが とても気さくで、チャーミングなのにビックリ。すぐファンに なられ、CDもお買い上げくださいました。彼女も嬉しそうに サインをされていました。いつも自然体のマーヤさん ならではの光景でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.8.6 Tue いい演奏も客席が寂しく… |
▶今週39回目の誕生日を迎える記念の一週間、その月曜日。 真摯に自分達のサウンドを追求している《NEW 5》メンバー 山下弘治(b)堀秀彰(pf)加納樹麻(ds)井上淑彦(ts)高瀬龍一(tp) さんの、当店2回目の出演でした。 ▶メンバーは山下さんにとって憧れの先輩井上さん、「戦友」 である高瀬さん、ドラムを聴いて気に入ってお願いした加納 さん、色んな分野で活躍している堀さん…山下さんがご自分で 気に入り信頼出来るメンバーを選んで結成されたユニットで、 演奏は山下さんのオリジナル曲とスタンダード曲を織りまぜて 演奏する2ホーンクァルテット。 ▶躍動感に溢れよくスウィングする素晴らしい演奏でしたが、 週明けの月曜日はどうしてもお客さまが集まらず、いい演奏 だとよけいに、店主としては熱演するミュージシャンたちに 申し訳なくて心が痛みました。 ▶1st.stage…♪Bolivia、山下作♪Bubbles、♪At First、 高瀬さんがフリューゲルホーンに持ち替えた♪Warm Valley、 ♪Dear Friends。 ▶2nd.stage…スタンダード曲♪You Stepped Out of A Dream、 山下作♪Step On Step、L.モーガン♪Boy What A Night、 J.ムラーツが娘さんに捧げた♪Blues For Sarka がピアノトリオで 演奏されましたが、とても奇麗でした。 山下作♪Drunkin' Brother、 アンコールは3.11の後に書いたという♪Hope。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.8.7 Wed サウンドもステージも新鮮 !! |
▶2カ月に1度の出演《ファンキーボーイズ ジャズバンド》 昨夜は、これまでとピアニストが替わって菊池太光(pf) さんと 河原秀夫(b) 岡崎好朗(tp) 越智巌(g) そして岸田恵士(ds)さん。 菊池さんのピアノのタッチはとても綺麗で、音がま〜るく 転がるような心地よい響きです。ピアノが替わると全体の サウンドも変わります。新鮮さを感じて聴いていると… ブレイクダンスが登場し店内は大いに盛り上がりました。 ▶河原さんがウッドとエレキベースを持ち替えて演奏して、 途中で楽器を置いてブレイクダンスを披露してくれました。 いつも物静かな彼なのでビックリしました。還暦過ぎとは 思えない身のこなしでサラッとやってのけたのにもビックリ。 ▶張り切り屋さんの岸田さんは、このあいだ白内障の手術を されたので心配していましたが、眼の調子も良くなったと、 いつにも増して張り切っていて、とても楽しめるステージ でしたが、昨夜は客席が寂しく、とても残念でした。 ▶1st.stage…♪Dance of Infidels、岸田作♪Mem(きずな) 岡崎さんをフィーチャーして♪My Ideal は素晴らしいソロ !! 岸田作♪Brand Newday (人生再出発)♪Cantaloupe Island… ここでブレイクダンスが入りました。 ▶2nd.stage…ドラムソロがよかった♪Sunburst、 H.シルバー♪Native、ピアノをフィーチャーして ♪I Thought About You、♪What Is This Thing Called Love、 岸田作♪Burnin…またブレイクダンスが入りました。 ♪大都会の遊牧民、アンコール♪Softry As In A Morning Sunrise。 ▶最近は、特にウィークデイの客席がめっきり寂しくなり、 困っているやら不思議なのやら。世の中の流れが、また少し 変わってきたのでしょうか…ジャズクラブはどうすべきなのか …どなたかご教授してくれないかしら…。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.8.8 Thu 大賑わいだったツアー最終日 |
▶多くのお客さまと、多くのミュージシャンで賑わった、 《宮本貴奈 NYトリオ「On My Way」発売記念ツアー》 昨夜の当店がその最終日でした。メンバーはアルバムの レコーディングメンバー、宮本貴奈(pf) マット・ベイマン(b) ユリシス・オーウエンズJr(ds) さん。 ▶録音メンバーを招いての日本ツアーは、いろんな意味で 大変なのですが、今回はそれが実現でき、苦労が報われたと 貴奈さんは嬉しそうで張り切っていましたが、連日のライブで マットさんユリシスさんから鼻血が出そうなくらい、多くの 刺激を受けた、とおっしゃっていました。 ▶演奏は、スリルとスピード感が凄く、聴く人を引き付けて、 客席の歓声と拍手は鳴り止みませんでした。そして関係する ミュージシャンが、こんなに沢山聴きにいらした発売ライブも 初めてのことでした。小曽根真さん、佐山雅弘さん、平陸さん 途中からTOKUさん、片倉真由子さん、佐藤ハチ恭彦さん、 柴田亮さん、最後の方に宮川純さん、市原ひかりさん… 皆さんが熱心に聴いていらっしゃいました。 ▶1st.stage…アルバム・タイトル曲貴奈作♪On My Way、 ♪Metamorphosis、C.ウォルトロン♪Bolivia、 貴奈作♪On The Rock…では、曲名通りグラスの氷が 「カチャカチャ」する音を入れたい、とお客さまに要望。 皆さん大喜びで、カチャカャ音で演奏に参加です。 C.パーカー♪My Little Suede Shoes。 ▶2nd.stage…D.グルシー作♪Night Walk、貴奈作♪Decision、 O.ピーターソン♪Wheatland、B.パウエル♪Parisian Thoroughfare (パリの大通り)。ここで客席からTOKUさんを呼出し B.バカラックの♪A House Is Not A Home のヴォーカル入り。 C.タムブレ♪Chief、アンコールは♪Road Of Memory…この道は セッションしましょう、と真由子さん、佐山さん、ハチさんを 次々と呼び出して、C.パーカー♪Billy's Bounce を演奏して 賑やかなステージが終演。貴奈さんは名残惜しそうでした。 ▶久し振りにNYサウンドを聴いたような気がして楽しめて、 私の気分もスッキリしました。貴奈さんお疲れさまでした。 素晴らしい音楽をありがとう。長い海外生活から帰って、 日本を拠点にした増々のご活躍をお祈りします。私は久々に 忙しくて嬉しい悲鳴。演奏曲メモをとれなかったのですが、 松本さんが引き受けてくださいました。松本さんありがとう。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.8.9 Fri 39回目の開店記念日ご報告 |
▶8月8日は当店の誕生日ですが、孫のレイくんが同じ日に 生まれてからは、お店に出る前に、お誕生日会をするように なりました。今年も、うなぎ屋さんで、レイくんにとっては 年に一度の正統うな重です。吉野家でしか食べてないので 小骨がないのに感動して美味しい美味しいと喜んでくれます。 ▶小学1年生7歳になりましたが、すっかり一人前のサッカー 少年になって、プレゼントもサッカーゲームのできる新しい ニンテンドーDSだとかネイマールのウェアだとか…もう私の 知識をはるかに超えていて追いつきません。今の子供達は この先どんなことになるのか想像もつきません。レイくんと 接する度に、時代が急速に変わってきていることを感じます。 ▶お店にお出ると、《H. I. T》のコーラス隊 TOKUさん、 マヤさん大輔さんそして宮川さんまで、浴衣姿で登場です。 TOKU(vo,flh,tp) マヤ・ハッチ(vo) 伊藤大輔(vo) 宮川純(pf) 楠井五月(b) 二本松義史(ds)さんのステージ、客席は超満員。 いらしてくれた皆さんが誕生日をお祝いしてくださいました。 ▶TOKUさん、マヤさんの浴衣姿が似合うのには驚きました。 大輔さんは浴衣を着ると病人に間違えられるそうですが… 昨夜はとても似合ってましたよ。浴衣姿で鍵盤の前に座る 宮川さんの姿もなかなかでした。ベースとドラムはさすがに 浴衣では演奏しずらいと洋服でした。 ▶TOKUさんは、初めて当店で私と出会った時のお話を、何と 私の物まねでやり、受けていました。バイリンギャルで明るい マヤさんが話すと、客席は笑いが絶えません。そんな楽しい ステージで、この混声ヴォーカリーズのいわばモデルでもある ランバード・ヘンドリックス・ロスを彷彿させる熱演で、 人間の声の素晴らしさを堪能させてくれました。 ▶1st.stage…C.バーネット♪Charleston Alley、 B.ティモンズ♪Moanin'、D.エリントン♪Caravan、 ♪What Am I Here For、M.デイビス♪Walkin'。 ▶2nd.stage…♪Summertime、 J.ヘンドリックス♪Everybody's Boppin、 TOKUさんがソロでしっとりと歌い上げた♪Where Are You、 大輔さんマヤさんで♪Moody's Mood for Love、 D.エリントン♪In A Mellow Tone、T.キャンベル♪Gatooze、 アンコールは綺麗に♪New ABC でしめました。 ▶店内は冷房6台がフル回転しても大勢の人の熱気を冷やせ ないほど。動いているスタッフも汗だくで、写真を撮る ヒマもないほどでした。お客さま、そしてミュージシャン… 多くの方からプレゼントや励ましのお言葉、温かいお気持ちを たくさんいただき、感謝の念に耐えません。 ▶お客さま、ミュージシャンそしてスタッフの…皆さま本当に ありがとうございました。来年は無事40周年を迎えられるよう 頑張って行きたいと思います。皆さまの応援が頼りです。 これからもどうぞよろしくお願いいたします。 ←当夜のスナップ写真 ←番外:7歳のサッカー少年最近のレイくん |
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2013.8.10 Sat 品のある和やかなステージ |
▶お暑うございます。本格的な猛暑がはじまった金曜の夜。 ジャズ界からウィリアムス浩子(vo)、クラシック界から 川井佐知子(vo) さんの、美しい2人のヴォーカリストを迎え 若井優也(pf)西嶋徹(b)ジーン・ジャクソン(ds)さんのトリオで 《ミュージカルナイト&ジャズナイト》を企画しました。 今回で2回目の企画でしたが、普段と違って譜面が長く 難しいので、早くからリハーサルをして本番に臨みました。 ▶NYで録音したアルバムが11月に発売になる浩子さんは、 このアルバムも含めて、他人任せにしないで何から何まで 自分で制作しているガッツあるシンガーですが、川井さんとは 当店の「ボイスオブホープ」で出会い、クラシックにも興味を 持ってお付き合いをはじめたお二人の仲です。 ▶川井さんはソプラノシンガー、浩子さんもメゾソプラノの ような声質で、デュエットしても声の相性が良く、お二人は それを楽しむように歌われました。バックトリオの面々も それをよく理解してのサポート。気持の良いサウンドでした。 ▶1st.stage…デュエットで♪I Got Rythm、 浩子さん♪Everytime We Say Good-Bye、♪Love For Sale。 デュエットで♪How Beautiful Are The Feet Of Them、 佐知子さん♪A Labama Song、♪Bali Hai、 デュエットで♪Seasons Of Love。 ▶2nd.stage…佐知子さん♪Alfonsia、 イタリア語で♪Yo Soy Maria を歌った後、佐知子さんが ピアノを弾いて、クラシックに挑戦してイタリア語で歌う 浩子さんをサポートした♪O Mio Babbimo Caro…浩子さんも オペラの発声法で歌われました。レギュラー編成に戻り 浩子さん♪Summertime、♪Softly As In A Morning Sunrise、 エモーショナルにバラード♪I Loves You Porgy、 デュエットで♪My Favorite Things、アンコールは 二人で♪Over The Rainbow を英語と日本語で歌い上げました。 ▶ジャズとクラシックのコラボでしたがジャンルは違っても いいものはいい、という感じで、皆さま、品のある和やかな ライブをお楽しみいただきました。ご好評に付き次回は、 スケジュールを調整してもらって、暮れの12月、行いたいと 思っています。ご期待ください。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.8.11 Sun 美しい声と若者との共演 |
▶連日暑い日が続きますね。そんな猛暑の中、鹿児島から やってきてくれたリレット(vo) さんと井上銘(g) 若井優也(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 藤井伸昭(ds) さんの土曜夜。 ▶井上さんはエミリーさんの時にも出演されましたが、いま 20歳。ギターをはじめてまだ5年にして、天才のほまれ高い 今話題のギタリストで、バークリー音大の奨学金を得て留学。 夏休みで帰国してライブ活動をしています。EMIミュージック からデビューCDも発売されている期待の新人で美男子です。 ▶リレットさんは、太陽のようなオレンジ色のワンピース、 下にゴールドのワンピースを重ね、コンビネーションされた シューズを履いて、太陽の女神のような衣装で美しい歌声を 聴かせてくれました。若井さんハチさん藤井さんは、若き 天才ギタリストを自由にさせて、楽しむような演奏でした。 ▶1st.stage…ギタークァルテットで♪My Romance、 ♪Nica's Dream、リレットさんが入って♪On A Clear Day、 ピアノイントロで♪A Time For Love、 15歳の誕生日を前にメキシコの女性が作った♪Besa Me Mucho、 ギターとヴォーカルのデュオイントロからはじまった I.リンスのセクシーな♪The Island。 ▶2nd.stage…ギタークァルテットで♪Quiet Night、 ♪I'll Closs My Eyes、リレットさんが入って♪Sunny、 バラード♪Good Life、ボサノバのリズムで♪Round Midnight、 ギターを自由に弾かせるイントロで♪Our Love Is Here To Stay、 バラード♪Embrace Of You 、アンコールは♪That's All。 ▶39回目の開店記念日だった一週間は無事終わりました。 お祝してくれたお客さま、ミュージシャン、関係者の皆さま そしてスタッフ…みなさまありがとうございました。来週は お盆ですね。暑い一週間になりそうです、お身体にお気をつけ ください。帰省されている方も多いでしょうね。地方からの お客さまでお店が賑わうと嬉しいのですが… ←当夜のスナップ写真 |
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2013.8.13 Tue いい演奏に酔いしれた夜 |
▶片倉真由子(pf) 井上智(g) 中村健吾(b) さんのトリオですが、 昨夜はドラムレス。(真由子さんは、ジーン・ジャクソン さんのドラムでしかトリオ演奏はしません)井上さんと 健吾さんは、永い間NYを拠点に活躍されていましたが、 ジュリアードに留学していた真由子さんがずっと憧がれて いたというミュージシャンです。 ▶今、皆帰国して、それぞれがリーダーで活躍していますが、 真由子さんはこの二人とぜひ一緒に演奏したかったそうで、 お願いしたら快く受けてくださった…そんなグループで、 当店の昨夜がデビュー・ステージでした。 ▶ですから真由子さんは、2人の強力で確かなリズムに乗って 気持よく演奏されました。ドラムレスでこんなにスイングする バンドは、そんじょそこらでは聴けません。三人の呼吸が ピタッと合って、痒い所に手が届くような演奏に皆さんが 引き込まれました。 ▶この編成に適した曲をよく選んだ選曲で、よくスウィング する活気あるステージ。折からのゲリラ大雨でお客さまの 入りを心配しましたが、常連さんのファンが勢揃いして くださって、皆さんがとても楽しんでいらっしる姿を見て、 私もホッとしました。 ▶1st.stage…♪Sweet And Lovely、♪How About You、 ♪I'll Remember April、♪Nuages(ヌアージュ)… ジプシーギターの人が作曲したエキゾティックな曲です。 そして♪Honeysuckle Rose。 ▶2nd.stage…♪Ornithology(鳥類学)、♪These Are Soulful Days、 ベースがアルコ(弓)でソロをとった♪The End Of A Love Affair… 健吾さんが弓を手に取る時は、刀を抜くような感じがする、と 真由子さん。♪Caravan…イントロで「ハバナギラ」を入れて はじまりました。ユダヤ教の結婚式や成人式で演奏される 民謡で、NYではユダヤ人の結婚式の仕事で演奏したそうです。 気分を変えて♪Blue Monk、アンコールは♪When Light Are Low。 ▶気持の入った演奏に皆が酔いしれました。あんまり素敵な 素晴らしい演奏に、お客さまからもう一度聴きたい、と リクエストがあり、さっそくこのメンバーが揃う12月9日(月) に次回のステージをブッキングしました。聴き逃した方も、 ぜひお聴きになってくださいね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.8.14 Wed 猛暑を吹き飛ばす爽快な演奏 |
▶猛暑が続いているお盆週間。帰省されたりご旅行中だったり のお客さまも多いかと思います。都内もお休みモードに入って 交通量も少なくなりました。特に震災以来、昨年までのこの 期間は、ライブハウスはどこも閑古鳥が居座ったようでしたが 今年はいくらか好転して、客席には地方からの方も目につく ようになりました。 ▶そんな中、松島啓之(tp) 山田穣(as) 今泉正明(pf) 上村信(b) 広瀬潤次(ds) さんのクィンテット。ジャズは、ミュージシャン とお客さまが一体となって創りあげる音楽です。満々席とは いきませんでしたが、客席にお客さまが揃って演奏もノって、 スリリングでスピード感のある演奏が繰り広げられ、その NYの香りがするサウンドに、初めていらしたお客さまも 感動されたいいステージでした。 ▶1st.stage…♪I'll Never Smile Again、♪Pisces、 ♪All The Things You Are、アルトサックスをフィーチャーして バラード♪Where Are You が心に届きました。 ♪Lester Left Town。 ▶2nd.stage…♪Pensativa、♪Marie Antoinette、♪Auto Where、 フィーチャーされたトランペットがよく歌った ♪I Loves you Porgy、アップテンポでK.ドーハム♪Lotus Blossom、 アンコールは♪Up Jumped Spring。爽快な演奏に、皆さま 暑さに負けない元気を貰ったように帰路につかれました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.8.15 Thu 真夏がよく似合うサウンド |
▶猛暑の夏が似合うサウンド、俵山昌之(b)さんが率いる 《Tower Station》俵山昌之(b)福井ともみ(pf,e-pf)藤井学(ds) 市原ひかり(tp,flh) 纐纈歩美(as,ss)さん。4月にアルバムを 発売し今、ツアーを組んでそのCDを持って日本中を回って います。明日16日から、関西方面8ヶ所のツアーを控えた 昨夜の当店。 ▶サンバとボサノバのリズムを使った曲が得意なユニットで 今の季節にピッタリです。ファンの方もよくご存じで皆さん 夏を楽しむようにリラックスして聴いていらっしゃいました。 ▶ひかりさん歩美さんはまだまだお洒落に感心の高い歳頃、 髪型や服装にも凝っていて、特に歩美さんは髪の色まで変わり 別人のようでファンを驚かせます。音楽とともにいろんな ことに挑戦する二人は見ていても華やかで楽しいですね。 ▶1st.stage…俵山作♪Morning In Rio、♪Tower Samba、 A.Cジョビン♪Chovendo No Roseiva、♪A Felicidade、 I.リンス♪Setemblo、B.パウエル♪Belinda。 ▶2nd.stage…B.ディベル♪Closer、 A.C.ジョビン♪Samba Do Soho、福井作♪トリポリの朝食、 天才J.ドナードの♪A Rã、俵山作♪The Peace Song、 A.C.ジョビン♪Agua de Beber(アガジュベベ美味しい水) アンコールは俵山作♪Sunrise でした。 ▶活力溢れる女性達を起用してのユニット、客席はやはり男性 が多いですね。ツアーはこの酷暑の中クルマ2台で移動です。 男性と違い、女性は着替えやら化粧道具やら、おしゃれな三人 の女性を同行するのですから俵山さんも大変ですね。華やかな ステージは聴衆には嬉しいですが、努力が要るのですね。 ←当夜のスナップ写真 |
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▶いま日本のジャズ界を牽引しているといっても過言ではない 岡崎兄弟をフィーチャーした《岡崎ブラザース》岡崎好朗(tp) 岡崎正典(ts) さんと、 大坂昌彦(ds) さん、才能豊かな若手で 勉強熱心な、宮川純(pf) 楠井五月(b)さんのクィンテット。 ▶モダンジャズの基本中の基本、ビバップの形態とスピリット を大切に継承しながら、自分たちの現代のジャズを追求する 演奏に、ジャズ好きにはたまらない夜になりました。 ▶1st.stage…H.モーブリー♪The Opner、♪You Go To My Head、 T.ダマロン♪Flossie Lou、懐かしいL.モーガン♪Carolyn、 ♪If Ever I Would Leave You。 ▶2nd.stage…D.ブラウン♪New York、 D.ガレスビー♪Tour de Farce、K.ダーハムの素敵な♪La Villa、 B.パウエルの弟 R.パウエルの♪Time、 L.モーガン作♪Midtown Blues、 アンコールは♪Bye Bye Blackbird。 ▶アップテンポ、ミディアムテンポ、バラード…全てが私の 心に響いてきて、モダンジャズを満悦させていただきました。 次回は12月5日に出演していただきます。今から早いですが 皆さまどうぞ「ジャズ」を聴きにいらしてください。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.8.17 Sat 笑いと緊張感 極上のステージ |
▶私が聴きたくて組ませてもらったメンバー、近藤和彦(as) 岡崎好朗(tp)片岡雄三(tb)さんの三管フロントに片倉真由子(pf) 楠井五月(b)横山和明(ds)さんの《BSスペシャル セクステット》 ▶すっかりお馴染みになったMCで片岡さんが笑わせ、演奏は もの凄くシリアス、というそのギャップも楽しみながら、 メンバーがそれぞれの音楽性に敬意を持って演奏しているのが よく伝わってくる、よくバランスのとれた極上のサウンドを 楽しませていただきました。 ▶小曽根真さんご夫妻が、突然お店に現れました。鎌倉から クルマを飛ばして聴きにいらしてくれて「レコーディングを したらいいのに…」と、とても褒めてくださいました。この メンバーを組んだ私としては、とても嬉しかったです。 ▶1st.stage…ピアノとベースをフィーチャーしての本邦初演 M.ミラー♪Gemini、♪The Soquel、F.ハバード♪Thermo、 真由子さんアレンジでこれも本邦初演♪Self Portrait では ベースとアルトサックスをフィーチャーしました。 D.バードのノリの良い曲♪Ghana。 ▶休憩時間、ミュージシャンたちは小曽根さんご夫妻に ご挨拶。次のステージも聴きたいけれど、明日の朝が早く 申し訳ないけどここで…とお帰りになられました。超多忙の中 わざわざ聴きに来てくださるのには頭が下がります。 ▶2nd.stage…♪Split Kick、ここで聴きにいらしていた 岸田恵士(ds)さんを呼び出してJ.ヘンダーソン♪Step Lightly、 レギュラーメンバーで♪Alter Ego、トランペットと ピアノをフィーチャーしてバラード♪Skylark、 ♪Time Off…では全員がソロをとりました。 アンコールはJ.ヒース♪C.T.A。 ▶フロントが今、管楽器奏者のトップ三人、それに今人気の 若手ピアノトリオ…と、粒揃いのメンバーで日程を組むのも 大変ですが、次回は12月16日(月)の出演になります。私が 自信を持ってお薦めする、楽しめる活きのいいジャズです。 ぜひ是非お越しください。きっと満足なさいますよ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.8.18 Sun 繊細で上品なサウンドとステージ |
▶お盆週間の週末の【BODY&SOUL Special】若者ファンが多い ダニー・グリセット(pf) ビセンテ・アーチャー(b) E.J.ストリックランド(ds) さんの《ダニー・グリセットトリオ》 ▶ダニーさんは、長身でスマートな人。ブルーのスーツで きちっとネクタイ姿。私がそのスタイルを見て、昔はほとんど 皆がスーツを着て、ジャズミュージシャンはカッコ良かった、 と言うと、実は僕もそれを知って、いつもスーツを着るように している、その方が気持ちが良い…とおっしゃっていました。 ▶ダニーさんは、2006年にビセンテさんとケンドリック・ スコット(ds) さんとリリースしたアルバムが当時NYの話題を さらいました。物静かでとても感じの良い方です。 ビセンテさんは何度も当店に出演されていますが、真面目で 人間味溢れる方。E.Jさんのお兄さんはサックス奏者で、 双子で活躍するご兄弟です。 ▶演奏は、オリジナル曲のほか、5月に若くして亡くなった マルグリュー・ミラー(pf) を追悼するように、彼の曲を心を 込めて演奏しました。このトリオは、大げさで派手なことは なにもしませんが、サウンドは繊細で叙情的で上品な、とても 気持の洗われるようなサウンドです。E.Jさんが、初めて聴いた 時より格段に進歩されていて驚きました。 ▶1st.stage…D.グリセット作♪Hopscotch、 ♪Close Qvarters、♪Blue J、 詩的な奇麗な曲♪Winter Silence、M.ミラー作♪From Day To Day、 D.グリセット作♪Where Do We Go From Here。 ▶2nd.stage…M.ミラー作♪Thinking Out Loud、 ♪Body And Soul、D.グリセット作♪Heards Word♪Stride、 H.マンシー二♪Dreamsville、♪Mr.Wiggle Worm、 アンコールはM.ミラー作♪Tounge Twister。 ▶昨夜は神宮と多摩川で花火大会があったようで、残念ながら 客席にお客さまが少なくて、もったいなく思いました。なお、 【緊急お知らせ】です。来週末24日土曜日に、当店で、この メンバーによるクリニックが行われます。どなたでも参加 できますよ。勉強中の方、ぜひいらしてください。詳細は↓ http://www.bodyandsoul.co.jp/specialdata/130824.pdf ←当夜のスナップ写真 |
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2013.8.20 Tue 初々しいみえさんに温かい応援 |
▶デビュー3年の情家みえ(vo) さん、この冬以来の当店出演。 バックは自身で組んだトリオ、後藤浩二(pf) 金森もとい(b) 柴田亮(ds)さんです。彼女は後藤さんのピアノが以前から 大好き、ということでお願いしたら、名古屋からわざわざ やってきてくださいました。 ▶金森さんは初出演でした。お父様の仕事の関係で幼ない頃 からアメリカと東京を行ったり来たり。東工大に入って、 化け学を修め研究室で結果を出し、そのいわば褒賞金で それまでの奨学金を全て返し、決まっていた就職も蹴って、 好きなジャズの道に入った、という変わった経歴の持ち主。 おかげで、ご両親からは勘当同然だったそうです。 ▶みえさんとは3年前に知り合てからのお付き合いで、つい 先日はこの三人で関西と四国にツアーで行って来たそうです。 昨夜は、その時出演したお店のオーナーの方が聴きにいらして いましたが、客席には彼女を応援する方がほとんど。 ▶お盆明けの月曜日で客足を心配しましたが…応援している 私としてもホッとしました。ステージは、まだ初々しさが 残っていて、新鮮に聴こえてくるみえさんの歌声でした。 コール・ポーターの曲と詩が大好きで、レパートリーも もっともっと広げたいけど、彼の曲が多くなってしまう、 ということでした。 ▶1st.stage…ピアノトリオで♪All The Things You Are、 みえさんが入り♪Almost Like Being In Love、 ♪Just Way You Look Tonight、♪I'm In The Mood For Love、 ♪I Get Kick Out Of You、♪What's This Thing Called Love、 バラード♪Embraceable You、♪On A Clear Day。 ▶2nd.stage…ピアノトリオで♪Alone Together、 みえさんが入って♪On The Street Where You Live(君住む街角) ♪Between The Devil And Deep Blue Sea(絶対絶命) ♪Black Coffee、♪I Won't Dance、♪Love For Sale。 コール・ポーターが奥様の死の床で書いた ♪Every Time We Say Good Bye、♪Fly Me To The Moon。 アンコールはバラード♪Very Thought Of You。 みえさんはお帰りになるお客さま一人一人に丁寧にお礼を述べ お見送り。お客さまも気分よくお帰りになられました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.8.20 Tue 【訃報 シダー・ウォルトン】 |
▶NYに帰国したロブさん(Rob Crocker=DJ)さんから、昨夜 シダー・ウォルトンさんが亡くなったとメールが入りました。 シダーさんは、当店六本木時代にやってきて、大昔、私が NYに行った時「Kyoko 一杯飲もうか」と誘ってくれたことを 思い出します。 ▶つい先日も、ウチの常連さんがNYヴィレッジ・ヴァンガード に行ったら彼が弾いていて「Kyoko によろしく」と伝言を 頼まれたと話してくれました。今秋、あるジャズフェスで来日 公演することになっていた、と関係者に伺いました。きっと やってきて、美しいタッチのピアノを聴かせてくれたかも しれません。残念です。享年79。安らかにお眠りください。 合掌 |
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2013.8.21 Wed シダーさんを追悼するステージに |
▶↑昨日のこのブログ欄でもお知らせしましたが、19日朝、 シダー・ウォルトンさんがニュージャージーのご自宅で お亡くなりになって、昨夜のステージは彼のご冥福を祈って 彼の曲が多く演奏されました。 ▶近藤和彦(as) 今泉正明(pf) 上村信(b) 大坂昌彦(ds) さんの クァルテット。皆さんが尊敬するジャズマンを悼んで最初の ステージはシダーさんの曲を4曲、シダーさんにまつわる 曲を一曲、心のこもった演奏をされました。ジャズミュージ シャンで彼の影響を受けた人は数知れない、自分もその中の ひとりです、と噛みしめるように近藤さん。 ▶昨夜は、外資系の会社の団体さんが大勢入ったので騒がしく なるのではと少し心配でしたが、皆さん良く食べよく飲んで、 でも演奏がはじまると静かに熱心に聴いてくださって、良い 感じの店内になりました。ミュージシャンもそれに応えて、 熱い演奏を繰り広げました。 ▶1st.stage…C.ウォルトン♪Fantasy In D、♪Clockwise、 近藤さんがシダーさんをよく聴いたというNYのジャズクラブ ワシントンsq.側 NYUのある所番地 近藤作♪University Place、 シダー作♪When Love Is New、♪Ojos De Rojo… スペイン語で「赤い目」です。 ▶2nd.stage…近藤作♪U-me、♪Deep White、 G.ガーシュイン♪My Man's Gone Now、 D.エリントン♪Mood Indigo 近藤作♪The Place That Cannot Reach Only By Spirit、 アンコールはシダー作♪Cedar's Blues。 ▶シダーさんで始まりシダーさんで終った夜でした。シダー さんも、きっとご自分の曲を遠く日本のミュージシャンが 心を込めて演奏してくれたのを喜んでいらっしゃるでしょう。 素晴らしいミュージシャン、親しかったジャズマンが、最近 どんどん天国に召されてしまい寂しい限りです。でも多くの 曲や演奏が残っている…ミュージシャンて素晴らしいですね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.8.22 Thu 表情豊かなオリジナル曲が光るトリオ |
▶このトリオのレギュラーメンバーによる演奏は昨夜の当店が 今年最後の出演でした。まだ8月ですが、椎名さんは11月に 欧州に演奏旅行。それまでもスケジュールが合う日がなく… 残念ですが、このトリオ 椎名豊(pf) 本川悠平(b) 広瀬潤次(ds) さんの出演は来年になります。 ▶そんなこともあって、昨夜は多くのこのトリオファンの方が いらしゃいました。女性が多かったですね。バランスのとれた サウンドで、ドラマー広瀬さんが「演出家」としての役割を キチンと果たしていて、ピアノトリオサウンドの醍醐味を 味わさせていただきました。 ▶椎名さんのMCも自然体で、演奏が終るたびに「気持いい、 ジャズは本当に楽しくて気持良い」とおっしゃっていたのが 印象に残りました。 ▶1st.stage…S.ジョーンズ♪Better Sweet、椎名作♪Even、 M.ミラー♪P.N.J. 椎名作♪Flowers…肩の凝らない、 どこか、散歩しているような自然な感じの曲でした。 椎名作♪Future Swing。 ▶2nd.stage…椎名作♪Blues、♪Walkin' In The Clouds、 ダンス曲 W.ワラー♪Jitterbug Waltz…(ジッターバグは南京虫) 私は、この曲をピアノトリオで聴いたのは初めてでした。 椎名作♪Eternal、♪Tuck-a-way。アンコールは、客席から 聴きにいらしていたトランペット奏者の篠原正樹さんを呼出し サッチモの♪Mack The Knife で楽しい夜は終わりました。 ←当夜のスナップ写真 |
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▶名古屋から、この日のために上京して、演奏してくれた 納谷嘉彦(pf)さんと井上陽介(b)山田玲(ds)岡淳(ts)加納奈美(as) さんの新しいユニット《東京F》曲もアレンジもメンバーも とてもバランスがとれている上質なクィンテットでした。 ▶ベテランの岡さんと清楚な感じの奈美さんの音質的な相性が 抜群のフロント二人、そしてベテランの井上さんに21歳の若干 ドラマー山田さん…いずれも納谷さんが選んだメンバーです。 ▶奈美さんは名古屋から東京に拠点を移し活躍し始めました。 山田さんは鳥取から18歳で上京し、本田珠也さん猪俣毅さんに 弟子入りして勉強。基本がしっかりできていて、周りの音を きちんと聴いて叩きタッチも良く、これからいろんなシーンに 出てきて活躍するようになるな、と思いました。 ▶1st.stage…納谷作♪Kahei's Delight、♪Rambling Leveling、 A.C.ジョビン♪Brigas Nunca Mais ブリガス・ヌンカ・マイス (喧嘩はもうたくさん)R.ロジャース♪It's Easy To Remember、 納谷作♪Theme For T.K.F。 ▶2nd.stage…納谷作♪Riverside Blues、 C.アダレー♪Bohemia After Dark、 ♪Nearness Of You…は二人のサックスをフィーチャー、 二人の音が良くマッチしてとても素晴らしかったです。 最後は、納谷作♪曲者。 ▶とても良い演奏でしたが、聴き手が少なくてとても残念。 ミュージシャンにお気の毒で店主としては心が痛みました。 店主冥利に尽きる夜もあれば、落胆の夜もある… 人生ままなりませんね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.8.25 Sun 当店2回目の 房原さん |
▶昨日の昼間は、この欄でお知らせした通り《ダニー・ グリセット(pf)とE.J. ストリックランド(ds)によるアンサンブル・ ワークショップ》が行われました。楽器を勉強中の若者と プロの方、10名ほどがいらして丁寧な指導を受けられました。 ▶本日は、お客さまの結婚披露宴がお店で行われ、私は家で ゆっくりブログを書く時間もなく、あくせく働いています。 そんな訳で、金曜と土曜のレポートを合わせてアップする ことになり、簡単なご報告になるかもしれません。 ご了承ください。 ▶まずは、週末の金曜日の夜の 房原忠弘(tp) 祖田修(pf) 吉木稔(b) セバスチアン・カプティン(ds)さんのクァルテット。 房原さんのグループは、当店2回目の出演。昨夜のメンバーは 前回と違っていましたが、祖田さんはシカゴに長くお住まいで グレンミラーオーケストラのピアニストでもあった方で、今は 東京に拠点を置いて活動しています。 ▶時々当店に出演されるセバスティアンさんは、沖縄在住の オランダ人で、沖縄好きの房原さんと現地で知り合いお互いに 意気投合しての当店出演でした。房原さんはNY大学で勉強し、 その頃から日野皓正さんを尊敬されている方で、背が高く 男気のみなぎるような感じです。 ▶ジャンルにこだわらない自由な発想で、自分の追求する 音楽のコンセプトが感じられる、そんな演奏でした。 ▶1st.stage…房原アレンジの♪月の砂漠、 T.ウィリアムス♪Sister Cheryl、バラード♪My One and Only Love、 ♪I'm Not So Sure、日野皓正作♪Kimiko。 ▶2nd.stage…♪I Love You、W.ショーター♪Foot Prits、 ♪Butterfly、J.マクリーン♪Sweet Love Of Mine、 房原作♪E-Te-N-Ra-Ku、アンコール♪Free Land。 お客さは少なかったですが、いらした方は皆さん初めから 最後まで活力溢れる演奏を楽しんでいらっしゃいました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.8.25 Sun 久々に満席になった土曜の夜 |
▶初めての顔合わせのメンバーもあり早くからリハに入って 本番に臨んだ、ギラ・ジルカ(vo) 竹中俊二(g) 岡本洋(Pf) 古野光昭(b) 加納樹麻(ds)さんの土曜日のステージ。 ▶ご存じの方も多いと思いますが、ギラさんは facebook の 当店のタイムラインに毎日、ライブの事や息子さんの事などを 写真とともに載せてくれていて、私も毎日拝見しているせいか お会いしていなくても、身近にいるような感じがしています。 ▶彼女は、この夏最後のライブなのでこの衣装が着たかった とキラキラ光ってライトが当たると眩しいくらいの衣装に、 「前にいる方、眩しくてごめんなさい」なんて言いながら、 柔らかい関西弁のMCで客席を和ませながら音楽に入っていく いつものような親しみやすいステージで、大勢のお客さまを 楽しませました。 ▶ピアノの岡本さんは初めての出演で、日頃はスタジオや ポップの世界で活躍されていて、ジャズのライブシーンは 珍しいそうで、いろんなイフェクト機器をピアノにつけて サウンドに色合いを付けていました。ギラさんはCDを3枚 出していますが、全て竹中さんがディレクターをされていて 昨夜もその中から数曲が演奏されました。 ▶1st.stage…♪Love for Sale、♪Love You Madly、 ♪My Favorite Things、♪Tangerine、 感情たっぷりに♪First Time Ever I Saw Your Face、 セクシーで可愛い♪Teach Me Tonight、 ♪Boy From Ipanema。 ▶2nd.stage…♪Night And Day…昼も夜も、貴女の事が 好きで「泣いたんでえ」♪Round Midnight、 ギラ作♪Drinkin' My Tea、♪Lullaby Of Birdland、 ギラ作♪When The Party's Over…私の好きな曲です。 ♪Tenessee Waltz、アンコールは♪Over The Rainbow。 ▶客席の埋まらない一週間でしたが、昨夜はおかげさまで 人気のギラさんのステージに客席は満席になりました。 私もとりあえず一安心。客商売の業界言葉に「ニッパチ」と いう苦しい月がありますが、その8月も来週で残り僅か。 気を入れなおしてガンバラナくっちゃ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.8.26 Mon 【お耳を汚して恐縮ですが…】 |
▶facebook の当店のアカウント(タイムライン)には、 大勢のお客さまやミュージシャンが参加されてます。先日、 あるお客さまが、facebook を見てみなさい、とその中の ある人の書き込みを教えてくださった方がいます。 ▶辿って行くと、それはウチの元関係者のタイムライン でしたが、それを読んでいくうちに、私はビックリし、 唖然とし、だんだん憤りを感じてきました。そこには、 お店と私に関して、歪曲された事実と身勝手な言い分が、 いろいろと書き綴られていたのです。 ▶私も日々多忙な中、申し訳ないとは思いつつ、大勢の方 すべてに目を通すわけには、なかなかまいりません。でも、 私の知らない2,3ヶ月も前に、こんな悪意と思える筆致で、 私のことが誹謗され綴られていて、それをお読みになって 真に受けている方がいらっしゃるかもしれない、と思うと 恐ろしくなりました。 ▶最近ニュースなどでラインやメールによる「いじめ」が 大きな問題になっていますが、私は他人事のように思って おりました。こんな陰湿で卑怯な行為で、この人が何を 得られるのか、私には理解できませんが、当人の居ない ところで語られるこうしたメディアの情報は、一方的で 無責任になることを、身をもって実感いたしました。 ▶ここでその内容や反論などを申し述べるのは、さし控え たいと思います。こういう類の人間は多分ここで私が何かを 語れば、書き込みがさらにエスカレートするに違いない と思うからです。大人げない内容をわざわざ公開するのも 私の趣味に合いません。いずれにしろ、ウチのお客さまや ミュージシャンとはもう関わってほしくありません。 ▶情報化社会では、実際に会うなり電話なり、対話する人間 関係ってとても大切なことだと思っています。今回のような ケースや人間はクラブオーナーとして長い経験の中で初めて のこと。いちいち反応するのも大人げないことは分かって いますし、この欄で書くのも躊躇しましたが…事実や実際は 違うということだけは言っておきたくて、あえて筆をとり、 皆さまのお耳を汚しました。 お聞き苦しいこと、お詫びいたします。お許しくださいませ。 |
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2013.8.27 Tue 2つの上質な演奏を聴いた夜 |
▶お店が始まる前の早い時間、ブルーノート東京で行われた 当店でも人気だった寺久保エレナさんの ニューアルバム 「ブルキナ」の発売記念ライブを聴きに行ってきました。 録音メンバーはケニー・バロン(pf) ロン・カーター(b) ジミー・コブ(ds) レニー・ホワイト(ds)という超豪華メンバー ですが、ツアーメンバーは、寺久保エレナ(as) 大林武司(pf) 中村泰士(b) クシュ・アバディ(ds)さんの 若いミュージシャン。 ▶北海道から九州まで16カ所ツアーの6日目で、60年代の ジャズを彷彿させる、でも斬新なプレイに感動しました。 小柄なエレナさんのどこからあのパワーが出てくるのか…感心 しました。ピアノもベースもNYで活躍している人らしい力強く 素晴らしいサポートぶり。彼女はこれからきっと日本が誇れる ミュージシャンになる、と思いました。 ▶お店では、福田重男(pf) 布川俊樹(g)さんのデュオ。二人で デュオアルバムを出してそれがいま大好評で、二人が久々に 揃ったので、実現しました。昨夜のお客様の中にもそのCDを お聴きになっていらした方も多く、ご自分の聴きたい曲が 演奏されると、とても嬉しそうにしていらっしゃいました。 そのあまりの奇麗な曲とサウンドに感動され、涙を流して いる女性がいらしたほど、素晴らしいデュオ演奏でアルバム の中の曲を聴かせてくれました。 ▶1st.stage…布川作♪Hope in the Cave、福田作♪Bitter Sweet、 ♪How Deep is the Ocean、♪TThe Peacocks。デュオ編成だと 曲の良さが一段と分かりました。布川作♪Mission Complete は 切れの良いとてもカッコイイ曲でしたよ。 ▶2nd.stage…♪Joy Spring、福田作♪Thanks、 アルバムタイトル曲♪Childhood's Dream、 布川作♪和音の記憶、♪Wrap Your Troubles in Dream、 アンコールは♪酒と薔薇の日々。 ▶片付けをしていると外は激しいゲリラ雨。雨脚が弱まる まで待っていると深夜3時過ぎてしまいました。でも綺麗な デュオならではの音が店内に響いた、気持の良い夜でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.8.28 Wed 厳選メンバーで楽しんだ名曲 |
▶3月の時の帰国ライブには、渡辺貞夫さんが楽器を持って 聴きにいらして飛び入りしてくださって驚きましたが、昨夜 の帰国ライブは今年2回目。 中井勉(g)さんを迎えたのは、 片倉真由子(pf)中村健吾(b)広瀬潤次(ds)さんのトリオ。 ▶健吾さんは前回も一緒でしたが、真由子さんと広瀬さんは 今回初参加でした。中井さんは、アレンジした譜面を皆に 渡しリハーサル、本番に臨みました。客席には久しぶりの 帰国とあって中井さんのお知り合いが多くいらっしゃり、 皆さん熱心にギターサウンドを楽しまれました。 ▶1st.stage…♪Sweet And Lovely、♪So Do It、 ♪This Guys Really Love In With You、♪But Beautiful…音の バランスが良くバラードが綺麗にクリーンに聴こえました。 ♪Sister Sadie…グルーブ感がよく発揮されていました。 ▶2nd.stage…♪Speak Low、♪Moose The Mooche、 ♪Pannonica…この曲はかつてモダン・ジャズ界のパトロン だった名高いロスチャイルド家の令嬢、ニカ夫人の曲ですが、 健吾さんが今年、マニラ・ジャズフェスに行ったときのこと ベースのワークショップがあって、そこで二カ夫人のお孫さん にお会いしたそうです。NYからやってきていたお孫さんは ベーシストで、健吾さんは感動してお友達になったそうです。 ♪You Leave Me Breathless、♪Softly As In A Morning Sunrise、 アンコールは♪If I Were a Bell。 ▶中井さんは、終演後もお知り合いの方々と旧交を温められ お話に花が咲いて、久しぶりの帰国を楽しまれたようでした ←当夜のスナップ写真 |
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2013.8.29 Thu 陽気に明るく楽しもう、と… |
▶《ダンスナイト》なんてタイトルを付けてみたたのですが… 踊るための夜、と誤解されたかしら。もちろん踊ってもらって かまわないんですけど。真意は、ノリの良い曲ばかりを、陽気 に演奏してもらい、身体を動かしながら楽しんでほしい、と。 ▶ミュージシャンは、井上信平(fl) 福井ともみ(pf) 坂井紅介(b) 藤井学(ds)さんで、皆さん明るさが信条のメンバーばかり。 陽気にアレンジした曲ばかりが演奏されたステージでした。 ▶1st.stage…S.クラーク♪Cool Struttin'、ラテンのリズムで ♪The Girls Is Mine、ルンバのリズムで福井作♪314D、 アップテンポで、♪And Here We Are、 スロールンバのリズムで♪Invitation…信平さんの「ご指導」 により客席のお客さまと一緒に合唱しました。 ▶2nd.stage…ボサノバのリズムで♪That's Old Black Magic、 H.ハンコック♪Cantelope Island、 ギターをフィーチャーして♪Massquerade、 綺麗で素直な曲♪コロラドの道、 アンコールはラテンのリズムで♪What A Defference A Day Made。 ▶ちょっと寂しい客席でしたが客席からお客さまが掛け声を かけてくださったりして、ステージをフォローしてくださり、 私の狙いはどうやら達成することができました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.8.30 Fri 感動や嬉しい事が重なった一日 |
少し長くなってしまいますが… ▶ブルーノート東京で、小曽根真さんとマイク・ スターン(g)の公演があり、聴きにいってきました。 (私の語彙がチープで言葉が見つかりませんが…) とにかく「凄っごい演奏」に、大変感動しました。 さすが、という他ない小曽根さんです。いまこの ご時世に、人気が図抜けているのも頷けます。 ▶小曽根さんは、ピアノの他ハモンドオルガンでも ギターをサポートしていましたが、その凄さ。マイク さんの曲を演奏するのですが、曲の理解度が深くて サポートが進化させているようで、小曽根さんの 引き出しの多さ・凄さを再認識しました。リズム隊も 凄くて、みんなの魂が込もった演奏姿にも私は感動し なんだか気持がスキーッとしたところで、お店へ。 ▶8年ぶりに先月録音した、2作目のアルバム発売が 「55レコード」から10月23日に決まって三木さんも 大変嬉しそうだった《フロントページ オーケストラ》 ステージは、メンバーも一致結束して、張り切って 力の入った演奏を繰り広げました。 ▶昨夜は予約なしで訪れたお客さまも多く、大編成 の演奏者のためにスペースを取るので、客席も10人 分ほど狭くなっているのですが、皆さん窮屈な状態を 快く受け入れてくださって生音サウンドを気持ちよく 楽しんでいただきました。 ▶1st.stage…アルバムタイトルにした定番♪Stop And Go …イントロがピアノ福田重男(pf)、ソロをとったのは 三木俊雄(ts) 松島啓之(tp) ♪リンゴ追分…ソロ浜崎航(ss)奥村晶(tp)福田重男(pf)、 ♪Escher'sVision…ソロ山岡潤(euph)近藤和彦(as)、 ♪Saudada…ソロ三木俊雄(ts)上村信(b)、 ♪Echoes of the forest…イントロはベース上村信(b) ソロは三木俊雄(ts)片岡雄三(tb)福田重男(pf)柴田亮(ds)。 ▶2nd.stage…♪Next Channel…ソロは三木俊雄(ts) 近藤和彦(as) 片岡雄三(tb)、 ♪If told a lie…ソロ松島啓之(tp)山岡潤(euph)上村信(b)、 ♪Suspent…ソロ福田重男(pf)浜崎航(ts)松島啓之(tp)、 夏の終わりを惜しむように名曲♪墨田川… ソロ片岡雄三(tb)福田重男(pf) ♪Quantum Leap…ソロ奥村晶(tp) 三木俊雄(ts) 浜崎航(ts) バトル柴田亮(ds)。全ての曲が三木俊雄作・アレンジです。 アンコールは30年代の美しい曲♪Time on my hands。 ▶昨夜は、このバンドを初めてお聴きになった方も 多く、毎月、最終木曜日に出演していることを強く アッピールして終演。終わるとアルバム発売ツアーの 相談をされていました。10人ですから大変なツアー になりそうですが、どこか嬉しそうでした。 ←当夜のスナップ写真 ▶嬉しいお知らせがあります。NYに移り住んで5年 当店をホームグラウンドにされていて、このあいだ 帰国ツアーで賑わった海野雅威(pf)さんが、ジャズの 原点・殿堂とも言えるNYビレッジ・ヴァンガードで ジミー・コブトリオの一員に起用されて、先週1週間 出演した、と喜びの報告メールがありました。 ▶そのメールで彼は…このところ次々と素晴らしい ピアニストがあの世に召され寂しい思いをしていた けれど、世界中からここに聴きにくるお客さまの前で ひたむきに演奏するジミーさんの姿に感動し、大きな チャンスを与えてもらって、改めてジャズレジェンド の残した物を大切にしていきたい、と心に誓った、 とありました。 ▶ちなみに、当店と関係深い日本人ミュージシャンで このヴァンガードにギャラをもらって1週間、出演 したのは私の知る限り 菊池雅章(pf) 中村健吾(b) さん だけだと思います。海野さんのこれからの活躍が とても楽しみです。海野くん、頑張ったね。 ←送られてきた写真です。 |
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2013.8.31 Sat 六本木時代を思い出す楽しい夜 |
▶体調を崩して6月来2カ月ぶりのライブステージになった チャリート(vo)さんと山本剛(pf)佐藤慎一(b)広瀬潤次(ds)さんの 金曜の夜。チャリートさんは、すっかり元気になって、休養 したせいか声も厚みがあってよく伸びて、円熟したヴォーカル を聴かせてくれました。 ▶剛さんは南アフリカのジャズフェスティバルに、東洋人を 代表するジャズメンとして、香川裕史(b) 奥平真吾(ds)さんと 行って帰ってきたところです。そこでは、治安が大変悪いと いうことで終始ガードマンがついていたそうですが、演奏が はじまりイントロを弾き出すと大歓声が湧き上がり、聴衆の エネルギーの凄さに驚いたそうです。 ▶昨夜はそこで買い求めたシャツを着ていましたが、良く 似合っていましたよ。チャーリートさんとは、当店六本木時代 からの仲で、譜面いらずで何でもござれの剛さんとアウンの 呼吸で、お店は久々のフライデイナイト・フィーバーでした。 ▶1st.stage…インストで「山本節」全開の♪M's blues、♪Misty。 チャリート(vo)さんが入って♪Watch What Happens、 ♪All The Way、♪On A Clear Day、♪So Many Stars、 フイリピンの曲を現地の言葉で♪Minamahal Kita、 遊びにいらしていた岸田さん(ds)を呼出して ♪It's All Right With Me、レギュラーメンバーで ♪They Say It's Wonderful。 ▶2nd.stage…ピアノトリオで♪Satin Doll、♪Body And Soul。 チャリートさんが入って♪Estate、♪I Hear Music、 ♪But Beautiful、♪Somewhere Over The Rainbow、 ♪Bato Sa Buhangin…これもフィリピンの曲です。 再び岸田恵士さんを呼出して♪Caravan、 レギュラーに戻ってミシェル・ルグランとレコーディングした ♪The Summer Knows、アンコールは、昔を思い出して 剛さんと♪You Are So Beautiful をデュエット。お客さまは 大喜びでした。猛暑がぶり返した夜でしたが、私も皆もまだ 若かった当店六本木時代を思い出す、リラックスしてとても 楽しい夜になりました。 ←当夜のスナップ写真 |
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