2013.2.1 Fri 女性パワー全開で元気のいいステージ |
▶昨日は朝から一日中、孫のレイくんたちの引越しの手伝いで ヘトヘトになってしまいました。2日分まとめてご報告です。 ▶あゆ子(vo) Ema(vo)さんの二人の若い女性2ヴォーカルを 福井ともみ(pf) 山下弘治(b) 加納樹麻(ds) さんのトリオが 気持ちを込めてサポートした一昨夜のステージ。 ▶あゆこさんは、和太鼓も叩く、健康的でエネルギーに充ちた 元気な明るいお嬢さん。ミュージカル女優でもあるEmaさんは キュートなお嬢さん。お二人は同じ門下生でジャズボーカルを ともに勉強された仲です。 ▶ともみさんも常に前向きに音楽に挑戦しているガッツ溢れる 女性ピアニスト。これからが楽しみな、若い成長株の二人が 安心して伸び伸びと歌って、エネルギッシュな女性パワーが 満ちた、元気で楽しいステージでした。 ▶1st.stage…ピアノトリオで♪You Are My Sunshine Of My Life、 ともみ作♪Lead Scape。あゆ子さんが入って♪Love Letter、 S.ワンダー♪I Wish、A.C.ジョビン♪Dindi。ヴォーカルが Emaさんに変わって、わがままな女の歌♪Peel Me A Grape、 バースから歌った♪Someone To Wach Over Me、 ♪I Can't Give You Anything But Love。 2ヴォーカルで♪A Girl from Ipanema。 ▶2nd.stage…ピアノトリオで ともみ作♪3.14E、♪The Girl Mine、 あゆ子さんが入ってレゲエのリズムで♪Imagine、♪Skylark、 元気よくドラムと掛け合いしたブラジルサンバ♪Rosa Morena。 Emaさんが渡辺貞夫作♪白い波、尾崎豊作♪I love you を英語で。 ジャズナンバーではないですけど、いい曲ですね。 ♪Devil May Care のあと全員で♪All Of Me。 ▶ともみさんは明日2日からLAにレコーディングに行きます。 ドラマーはレオン・チャンクラーさん。彼と私は、昔からの 古いお付き合いで、彼が来日するといつも当店に寄って、私は 元気かお店はダイジョウブか、と親身に心配してくれます。 だからよけいに、どんなアルバムが出来上がるか楽しみです。 ともみさん、私は元気と、彼によろしく伝えてくださいね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.2.1 Fri 生音に癒された1月の最終日 |
▶愚痴になって恐縮ですが…今年はとりわけ寒い日が多く そのせいかお客さまも例年の1月より少なく、営業日数の 少ない月なので経営的には頭の痛い中、月末を迎えました。 ▶月末が木曜で、恒例の《フロントページ オーケストラ》 レギュラーメンバーが揃ったステージの最後には、客席は 満席に近くなり、賑やかに最終日を終ることが出来ました。 お客さまも当店でしか聴けない10人の生音を堪能されました。 ▶1st.stage…いつも一曲目はこれ♪Stop And Go …ソロを とったのは三木俊雄(ts) 奥村晶(tp) 片岡雄三(tb)。 ♪Suspent…ソロ浜崎航(ts) 福田重男(pf) 松島啓之(tp)、 ♪Eacher's Vision…ソロ山岡潤(euph) 近藤和彦(as)、 ♪Saudade…ソロ三木俊雄(ts) 上村信(b)、♪East Plain… ソロ松島啓之(tp) 浜崎航(ts) 福田重男(pf) 柴田亮(ds)。 ▶2nd.stage…♪Love's Hounts…ソロ福田重男(pf)、 ♪Next Channel…ソロ三木俊雄(ts) 近藤和彦(as) 片岡雄三(tb)、 ♪Happy Hour…ソロ奥村晶(tp) 山岡潤(euph) 上村信(b)、 ♪Matilda(Long Version)…ソロ片岡雄三(tb) 福田重男(pf) 近藤和彦(as)、♪Quantum Leap…ソロ松島啓之(tp) 三木俊雄(ts) 浜崎航(ts) 柴田亮(ds)。 アンコールは、私の好きな♪When It Goes Away。 優しい生音に包まれて、みなさまとともに私も気持良く 1月最終日を終えることが出来ました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.2.2 Sat 元気をもらった演奏とパフォーマンス |
▶大ベテランドラマー海老沢さんの《Keep Going》のメンバー 林正樹(pf) 坂井紅介(b) 小池修(ts) 竹内直(ts,ss,fl,bcl) さんらは 皆さん売れっ子で多忙の方ばかり。年に数度しか揃いません。 昨夜のステージは、もう随分、久方ぶりでした。 ▶当店以外、他ではほとんどライブ活動をされないリーダーの 海老沢さんは、このライブをとても楽しみに、全身全霊で出演 されます。その迫力は凄いのですが、その音は重苦しくなく、 とても軽くて綺麗なのです。昨夜初めてお聴きになった お客さまも感銘を受けジャズの感動を新たにされたようです。 ▶1st.stage…元気よく♪St.Thomas、♪Carioca、 ♪It Don't Mean A Thing、小池さんのテナーをフィーチャーして ♪Body And Soul は素晴らしかった。 竹内さんのバスクラリネットをフィーチャーしての ♪In A Sentimental Mood 、全員で♪Impression。 ▶2nd.stage…ピアノイントロから♪La Fiesta、 ピアソラの♪Oblivion(忘却)何とも言えないいい曲です。 2テナーをフィーチャーして♪You Don't Know What Love Is、 林さんをフィーチャーして♪Caravan、 タッチの綺麗なドラムをフィーチャーして♪A Night In Tunisia、 アンコールは♪Stardust。 ▶皆さま大変感動されて、お帰りにはCDをお買い求めになり メンバーのサインをもらって嬉しそうにお帰りになりました。 海老沢さんは、そんなお客さま一人一人にお礼を言いながら お見送り。感謝の気持ちを素直に表現してらっしゃいました。 ストレートで飾らない好漢なのです。次回の出演は6月です。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.2.3 Sun ジャズってやっぱり素晴らしい !! |
▶今年はじめての【BODY&SOUL Special】は、今、NYで ファーストコールのミュージシャン三人、ケンドリック・ スコット(ds) テイラー・エイグスティー(pf) ヴィセント・ アーチャー(b) さんのステージは、素晴らしかった !! ▶それぞれのメンバーは当店には何度も出演されていますが、 このメンバーで組んだトリオは初めて。テイラーさんは当店 4年前の35周年イベントで1週間出演したことがありますが、 当時はまだ少年の面影がありましたけど…その後結婚もされ すっかり素敵な大人になっていらっしゃいました。 ▶演奏は、タッチがとても美しく、スピード感と躍動感が 大変素晴らしいピアノ。ヴィセントさんのベースは、 借りものの楽器でしたがそれをしっかり自分の音にして、 ベースらしい太い音でサポート。ケンドリックスさんの ドラムはタッチが綺麗な上に、何でもござれ…もの凄くて 言葉では言い表せないドラムです。 ▶そんな3人によるジャズサウンドです。1音たりとも 聴き逃せないたまらない緊張感に満ちた、まさにジャズの 醍醐味。客席を満席に埋めたお客さまたちも、素晴らしい ジャズを存分に堪能されました。 ▶1st.stage…ケンドリック作♪Hey I Talk Me To Your's。 テイラー作♪Speaking Song、D.ピアソン♪I Have A Dream、 ドラムイントロから入ったH.ハンコック♪Driftin、 C.コリア♪Tum For Joan's Bones、 ドラムイントロからケンドリック作♪Cycling Through Reglity、 ♪Through。 ▶2nd stage…ケンドリック作♪Mantra、 W.スミス♪Apollo、ケンドリック作♪Serenity、 J.ヘンダーソン♪Isotope、ベースソロ♪Body And Soul、 テイラー作♪Less Free Evil、♪Wondering You、 アンコールは、ケンドリック作♪Cycling Through Reality。 ▶気持の良い演奏に酔い、お酒もおいしく、幸せ一杯のような 客席の皆さまでした。私もスタッフも大忙しでしたが、気持の 良い疲労感でした。ジャズって、ホントに素晴らしいですね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.2.6 Wed 理屈抜きにハッピーなステージ |
▶一昨夜の、山本剛(pf) 香川裕史(b) 大隅寿男(ds)さんの 《スィンギートリオ》50年のキャリアを持つ山本剛さんは、 独特の自分の世界を持っていて、人生の酸いも甘いも分かった ハッピーな演奏は、理屈抜きで楽しめます。それに魅せられた 多くの長年のファンは、皆さま、顔をほころばせてハッピーに 楽しまれていました。 ▶1st.stage…♪Billy Boy、♪These Foolish Things、♪Poinciana、 季節物♪My Funny Vaientine、ラテン調の♪Love For Sale、 優しく♪Loving Touch、「山本節」♪Blues。 ▶2nd.stage…♪Caravan、十八番♪Misty、 ♪Cry Me A Rever〜♪Left Alone、♪Cheek to Cheek、 ミーシャの♪Everything、♪Satin Doll。 客席にいらしていたシンガー山田ミナさんを呼出して ♪So In love、♪Just Squeze Me、最後は剛さんの弾き語り ♪アラビアの歌〜旦那飲ましてちょうダイナ、 アンコールはバラードから入って途中からアップテンポに ♪月の砂漠 でした。 ←当夜のスナップ写真 ▶昨日は、当店六本木時代から良くみえていたお客さまの 告別式のミサが山梨県の教会であり、東京を留守にしました。 食道癌からリンパに転移して、63歳の若さでお亡くなりに なりましたが、ご自分の人生最後の時を知って、洗礼を受け、 ホスピスで安らかに息を引き取られたそうです。 ▶アートとジャズを愛した素敵な女性でした。そういえば 剛さんのピアノも、昔よく聴きに来ていらしてましたっけ… 心からご冥福をお祈り致します。安らかにお眠りください。 (そんな訳でブログが遅くなり、2日まとめてのご報告です) |
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2013.2.6 Wed 音楽の世界にギャップはありません |
▶鈴木良雄(b)さん率いる ハクエイ・キム(pf) 二本松義史(ds) 山田拓児(ts,ss,bcl) 中村恵介(tp)さんの《Generation Gap》 昨夜は、CS朝日の番組「源流ジャズ」の録画撮りがあって いつものようにカメラが4台入り、スタッフが10人以上。 お店は賑やかでした。 ▶60代後半のチン(鈴木)さんが、若いミュージシャンとの 共演・交流を求めて始めたユニットですが、音楽は世代を 超えてギャップをものともせず、一緒に音楽を追求できる そんなことを証明するようなステージでした。 ▶それぞれのオリジナル曲を持ち寄って、アレンジして 演奏しますが、今の若い人は皆さん作曲の才能が豊かで 音楽に対する姿勢が素晴らしいと思いました。 ▶1st stage…山田作♪In a Reverse Way、 ハクエイ作♪New Town、鈴木作♪Roulette、 雪模様になることを山岳用語でこう言うらしい♪シュカブラ。 ▶2nd.stage…鈴木作♪藍、山田作♪Palms …これは、 モロッコのリズムで5拍子。バスクラリネットのイントロで 鈴木作♪Wings、中村作♪Round Table、 アンコールは、♪Oh Gee でした。 ←当夜のスナップ写真 ▶これから大雪、ということでお店は早めにお開き。でも… |
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▶今夜は岸田恵二さんの《ファンキーボーイズジャズバンド》 2ヶ月に一度の出演をご本人も楽しみにしてらしたのですが 先日から昨夜遅くまで、どのチャンネルも「関東は大雪」の 予報がニュースのたびに流れて…事前に出演者をブッキング しているお店としては「交通機関が運休になりました、はい クローズ」「予報が外れたので、はい、オープン」… そんなわけにはまいりません。予約の方へのご連絡もあって …お店は臨時休業せざるを得ませんでした。 ご了承いただきたいと思います。 ▶それにしても今日の天気予報には参りました。まあ、 結果論で言うのはワルイですけど、予報士や報道機関は 予報が外れたら、誠意を持ってしっかりと説明責任を はたしてくれるかしら…暴風雨もそうですが、報道の仕方、 情報の伝え方などを、もう少し研究してほしいと思います。 ▶おかげで今夜は、久しぶりに骨休みができそうですが… |
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2013.2.8 Fri 幅広いレパートリーを楽しんだ夜 |
▶里見紀子(vln) 秋田慎治(pf) 生沼邦夫(b) 江藤良人(ds) さんの 昨夜のメンバーは、実は、紀子さんのレギュラーメンバーが 揃わず、彼女のお気に入りミュージシャンとのセッションに なりました。この顔合わせは初めての試みでしたが… 少しのリハーサルで心が通じ合い楽しい演奏になりました。 ▶紀子さんはヒョウ柄のフワッとしたブラウスに黒のスパッツ 黒の編み上げブーツで、とてもカッコよかったですよ。 彼女は衣装のセンスも良くて、いつも彼女ならではのモノを まとって、楽しいステージを繰り広げます。 ▶1st.stage…H.ハンコック♪Chan's Song、 ノリのいい♪Zing Zag、D.スベスキー作バラード♪Bitter Sweet、 紀子さんが共演した事のあるK.バロンのアップテンポの曲 ♪New York Attitude、T.マリア♪Come With Me。 ▶2nd.stage…♪Appalachian Morning…これは5/4拍子と 6/4拍子が混ざった難しい曲。挑戦は上手くいきました !! ラベル作♪亡き王女の為のパヴァーヌ(行列舞踏曲)を ジャズアレンジで演奏。名曲♪Seven Steps to Heaven、 ピアノとヴァイオリンのデュオで♪The Portion of Oct 28th… 10月28日の片割れ?…いわくありげなタイトルですが、これは 秋田さんが大失恋した時に作った曲らしく、とても美しい 調べの曲でした。S.ワンダー♪I Wish。アンコールは ♪Do You Know What It Means To Miss New Orleans。 ▶クラシックからジャズまでとても幅広いレパートリーを 楽しく演奏するこの珍しいヴァイオリンクァルテットを、 昨夜はオランダやトルコからいらした方たちもいて、 とても楽しんでおられました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.2.9 Sat 寒い夜でしたが明るく和んだステージ |
▶今日も寒いですね。昨夜も寒かった。外はまるで冷蔵庫の 中のような寒い夜、お店の中はグレース・マーヤ(vo,pf)さんと 納浩一(b)セバスチャン・カプティーン(ds)太田剣(as)さんの 和やかなステージで暖まりました。 ▶マーヤさんのトレードマークの帽子は、真珠がついた黒。 黒の上着に黒白チェックのパンツ姿。メンバーもみなさんが 黒のジャケット姿。ステージがしまって見えました。 ▶オランダ出身で、人柄もとてもよく、タッチが綺麗な ドラマーのセバスチャンさんは、今、沖縄に住んでいますが 手弁当で上京し三日間、当店に出演です。このメンバーとは 初対面でしたがすぐ打ち解け、気持の良いサポートでした。 ▶1st.stage…♪Save The Last Dance For Me(ラストダンスは私に) ♪All or Nothing At All、ウェストサイド物語りから♪Maria、 ♪S'wonderful、♪You And The Night And The Music、 ロックの曲♪High And Dry、♪Save Your Love For Me、 旧い曲♪Unchained Melody、♪Straight No Cheser。 ▶2nd.stage…♪Poinciana、ノラ・ジョーンズの♪Cold Cold Heart、 マーヤさんの声が彼女に似てると言われるらしく、これまで 歌ったことがなかったけど…と言って彼女の曲をもう一曲 ♪Come Away With Me。M.デニス♪Angel Eyes、 ♪It Might As Well Be Spring、ロックの曲♪Oasis、 季節物♪My Funny Valentine、アンコールは♪Imagine。 ▶彼女はホントにレパートリーが広いですね。共演者も一緒に 楽しみながら演奏されていました。あんまり寒かったせいか 客席は寂しかったですが、初めて彼女をお聴きになった方が、 「素晴らしく楽しかった、来月もきますよ」と言って お帰りになられた、和やかで楽しいステージでした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.2.10 Sun 飛び入り演奏にインスパイアされた夜 |
▶久しぶりの出演、ちゅうまけいこ(vo)さん情家みえ(vo)さん。 片倉真由子(pf)坂井紅介(b)セバスティアン・カプティン(ds)さん がバックです。 ▶日本人がジャズボーカルを自分のものにするのは、言葉の壁 があって大変です。昔と違い皆さんほとんど英語が解ります。 発音がネイティブに近くなるよう勉強し、詞の内容をよく 理解して感情を込めなければなりません。楽器を勉強する 以上の努力が求められます。 ▶昨夜は多くの外国人グループがいらしていて、二人は初めは 緊張されていましたが、歌っていくうちに声も良く出てきて 彼らを惹きつけ、彼らも熱心に聴いてくださり安心しました。 二人ともとても良い声質をしています。一生懸命精進して、 ペコちゃん(伊藤君子)に続く次の世代を担っていって欲しい、 と思わずにはいられませんでした。 ▶1st.stage…ピアノトリオで♪It Could Happen To You。 けいこさんが入って4曲♪Like Lover、 ♪I've Got A The World On A String、 バラード♪Blame It On My Youth、♪Night And Day。 みえさんに変わって♪Almost Like Boing In Love、 バラード♪When You Wish Upon A Star (星に願いを) ♪You'd Be So Nice To Come Home To。 ▶2nd.stage…ピアノトリオで♪Like Someone In Love。 けいこさんが入って♪Cheek To Cheek、 ♪Someone To Watch Over Me、♪Our Love Is Here To Stay。 みえさんに変わって♪Fly Me To The Moon、 ♪On A Clear Day、♪Every Time We Say Good-by。 デュエットで♪Smile… ▶この時、今コットンクラブ東京に来日出演中のジャキー・ テラソン、バーニス・トラビス、E.J.ストリックランドさんが お店に入って来ました。JACKY TERRASSON TRIO の面々です。 お腹が空いていると言うのでピザを焼くというと、じゃあ、 焼ける間にとステージに登場してくださいました。すると 何と今終ったばかりの♪Smile… ▶ピアニシモから入った音色の美しいこと !! 客席はシーンと なって口をあんぐりするほど。クライマックスへの持って いきかたもすごく上手い !! 打ち合わせもないのにベースと ドラムがピタッとついていくその凄さは筆舌に尽くせません。 お客さまも思わぬ飛び入り演奏の凄さに、大感動でした。 ▶ドラマーのE.J.さんは、以前に聴いた時と比べものになら ないほど上達されていて驚きました。競争の激しいNYで、 生き残るのは至難です。それ相応の努力をなされたに違い ありません。真由子さんが「やっぱりNYに行かなきゃ…」と つぶやいていたのが今も私の耳に残っています… ←当夜のスナップ写真A ←当夜のスナップ写真B |
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2013.2.11 Mon 微笑ましい姉妹のような親子共演 |
▶久しぶりの【Sunday Special】はリレット(vo)エミリー(vo) さん親子の2ヴォーカルに、バックを務めるのは昨夜と同じ 片倉真由子(pf) 坂井紅介(b) セバスティアン・カプティン(ds) さんの、歌伴としては贅沢なほど素晴らしいトリオ、それに 歌伴の名人といわれるテナーがサポートです。 ▶そんなサポートですから、歌う事が大好きなリレットさんも エミリーさんも大満足で親子共演ステージを繰り広げました。 ジャズクラブ「リレット」を鹿児島で経営しているリレットさん ですが、最近エミリーさんが後を継ぐことを決め、料理などの 勉強がてらよそのお店で修行をされているということです。 可愛いらしい顔に似合わない根性があるようです。 ▶1st.stage…クァルテットで♪It Could Happen To You。 エミリーさん♪Cheek To Cheek、♪My Funny Valentine。 リレットさん♪On A Clear Day、♪For All We Know、 ボサノバ調で♪The Man I Love。親子で明るく♪Sunny。 ▶2nd.stage…クァルテットで♪I Shoud Care。 エミリーさん♪Fever の後ピアノ弾き語りで♪Loveing You… お母さん譲りの良く伸びる美しい声が店内に響き渡りました。 リレットさん♪My Favorite Things。M.ルグランの 少年が人妻に恋したひと夏の思い出♪The Summer Knows、 ビリーホリデーの奇妙な果実から♪Yesterdays。 親子で♪Going Out Of My Head、アンコールは♪Summertime。 ▶今、エミリーさんはアルバムのレコーディング中です。 小沼ようすけ(g)さんも参加しているこのアルバムの発売は 5月か6月頃だそうで、楽しみですね。客席には鹿児島から 応援にいらした方もいたり、暖かかった連休中日でしょうか フラリと立ち寄られた方も多く、お店は賑わいました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.2.13 Wed 懐かしいサウンドにほのぼの |
▶連休明けの昨夜は2年ぶりの出演になった 高嶋宏(g) Q.いしかわ(ts,vo)西川直人(org)吉岡大輔(ds)さんグループ。 Qさんは81歳になられたそうですが、大変ダンディな紳士。 ▶去年転んで足を3カ所も骨折されたそうですが、手術も せず自然にくっついて治り、医者も驚いたという回復力です。 音楽活動は、精神も肉体も若く保つ秘訣かも知れません。 昨夜は、お爺さんから息子、孫の世代までが一同に介して 一緒に演奏されているような和やかなステージでした。 ▶1st.stage…♪Just closer Walk With Thee、 ♪The Masquerade、♪I Wish I Knew、 Qさんのヴォーカル入りで♪P.S. I Love You。 さすが味がありますねー。で、もう一曲 ♪What Is Thing Called Love。♪A Water Shield of Pale。 ▶2nd.stage…♪That's All、 H.シルバー♪Permint Me Introduce You To Yourcelf、 高嶋作♪491 Street、Qさんのヴォーカル入りで ♪Body And Soul、♪When I Grow Too Old To Dream。 J.サンプル作♪Put It Where You Want It、♪Me And Mrs Jones。 ▶歳を重ねた人にしか出せない味のあるQさんのヴォーカルに、 初めて聴いた男性がとても感動されていましたよ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.2.14 Thu ア・ウンの呼吸が楽しめた極上デュオ |
▶原朋直(tp)ユキ アリマサ(pf)さんの二人の新しいアルバムで タイトルも「Vol.1」その発売記念ライブ。お二人が洗足学園 音楽大学の先生をしている関係で、客席には多くの生徒さんが 聴きにいらしてました。 ▶このCDはインターネットでダウンロードして聴いてもらう 販売方法で、CDショップでは手に入りません。あとはライブ ステージの現場でのみ手に入れられる貴重なCDです。昨夜も 生徒さんたちが買っていかれました。 ▶音楽的にもお互いを尊重し合っているお二人の相性がとても よくて、ツーといえばカーという感じで即興演奏。ジャズ ならではの楽しさを味わさせていただいたステージでした。 ▶お二人とも普段から無口なのですが、原さんが汗びっしょり になって一生懸命MCなさってました。おしゃべりは苦手の ようで楽器を吹いている方がよほど楽だとおっしゃりながら… ▶1st.stage…♪All Of Me、♪Nightingale Sang In Barkley Square。 ユキ作♪Forget Me Not、バリ島の岡をイメージした♪Hills。 原作♪Spice タイトルは作曲中にカレーの匂いがしたからとか。 スタンダード曲♪There Is No Greater Love。 ▶2nd.stage…原作♪Near、スタンダード曲♪My Shining Hour、 ユキ作♪The Wheel Of The Wind (風車)、原作♪New Life、 J.J.ジョンソン♪Lament。♪When I Falling Love、 アンコールは♪Blue Monk でした。 ▶二人が自由に演奏して、時々アウトしても楽しめて… なかなか日本では聴けないデュオでした。きっと生徒さんも 大いに勉強になったことでしょう。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.2.15 Fri 良くスウィングする《Tower Station》 |
▶ヴァレンタインデーだった昨夜、今年はカップルの姿が 多くない店内でした。俵山昌之(b)さんがリーダーで三人の 女性を率いる《Tower Station》福井ともみ(pf,key)藤井学(ds) 市原ひかり(tp,flh)纐纈歩美(as,ss)さん。回を重ねるごとに 良くスウィングする演奏になってきました。 ▶フロントひかりさんと歩美さんの音の相性が良く、しかも 音色が美しく楽器も良く歌います。この二人が、曲によって 楽器を持ち替え、演奏とステージに彩りを添えました。 ▶1st.stage…♪Morning In Rio、♪Tower Samba、♪風の詩 …3曲とも俵山さんの曲です。ジルベルト・ジルの出身地 ♪バイーヤ生まれ。俵山作♪Rion's Sound Of Love、 福井作♪トリポリの朝食…ともみさんはエレピがメイン でしたがこの曲だけはピアノを奏でました。 ▶2nd.stage…C.ゴーマン♪Brazil Feed、 納谷嘉彦作♪Blue Wind、俵山作♪Night Flght、 ミルトをつけたトランペットで♪My Funny Valentine、 B.パウエル作♪Oriental Walk〜♪Berimbau… イントロの俵山さんのベースソロが凄いテクニック !! アンコールは俵山作♪The Peace Song。俵山さんの曲は、 どれも内に秘めた音楽への情熱が感じられ、メロディーが よく聴こえる聴きやすい曲が多いですね。 ▶女性が特に管楽器を吹くようになったのはここ10年くらい でしょうか。皆さん基礎がしっかりしていて素晴らしいです。 スポーツの世界でも女性の活躍が目立ち、体力勝負でも 根性勝負でも男性に負けていません。女性の時代になった、 とつくずく思いますが…でも、政治の世界だけは日本では 相変わらず旧い男性体質のまま… ▶女性達の活躍する華やかなステージをぜひ聴きにいらして ください。次回の《Tower Station》は3月19日(火)、そして 4月12日(金)は、ニューアルバム発売記念ライブですよ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.2.18 Mon 【番外篇 私の元気の素】 |
▶先週の日曜日は、リレットさん親子の「Sunday Special」。 昨日の日曜は、木住野佳子さんの「Sunday Special」…ゆっくり 休む暇なく働きづめ。そんな相変わらずの貧乏暇なし人生を いつも癒してくれるのが、成長する孫の可愛い姿です。 ▶土曜日昼から、レイくんの学芸会(劇あそびの会といいます) を観に行きました。春・秋の運動会や地蔵祭(お寺が経営する 幼稚園です)、そして冬の学芸会…と、もうすぐ卒園になる レイくんを見るために、私も三年間訪れた幼稚園ですが、 最後のイベントになりました。感慨深いものがあります。 ▶今年はレイくん、楽器の合奏♪鉄腕アトム…では一人、 小太鼓を叩きました。♪空を超ーえて〜タカタッタタッ…、 と1小節ごとに小太鼓が小気味良く入ります。みんなの中で 一番目立つオイシい楽器です。恥ずかしがり屋さんですが、 ちょっぴり得意げでした。 ▶その後は妖精たちのミュージカルです。特に女の子たちは 多くの子の前歯が欠けていて(乳歯が生え変わる時期です) 去年とは違う子供たちの成長過程や、レイくんの微笑ましい 成長ぶりを目の当たりにして、胸が熱くなりました。 ▶観客席では爺婆の皆さん、デジタルカメラや携帯カメラ。 後ろには父親たちのビデオ撮影の三脚の放列…凄い時代に なったもの…なんて思いながら、実は私も最近持つように なった iPad mini にしっかり収めてきました。この可愛い姿を 時々見て、疲れがとれる私のおまじない代わりにしています。 私の元気の素=レイくんの成長ぶり、見てくださいね。 ★いつもこの欄を訪れてくれて、ありがとうございます。 そんな訳でステージのご報告は、金〜日と三日間まとめて アップすることになりました。 ←今年は年長組で小太鼓担当、劇は妖精の役 ←去年は年中組でコーラス、劇は白雪姫の小人さん役 ←一昨年は年少組でシンバル担当、劇はくまさんの役 |
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2013.2.18 Mon 和やかな雰囲気で満ちた店内 |
▶永いNY生活ですが今はマンハッタンから少し離れ、自然が 豊かなところに住まいを変え、初心に返って音楽に向き合って いる増尾さんも60代後半になろうとしています。でも変わらず 「万年青年」のような雰囲気です。若手を集めて結成された 《Power Spot》増尾好秋(g) 黒瀬香菜(org) グレッグ・リー(b) 横山和明(ds) 海老原淳子(vo) さんの金曜日のステージ。 ▶これまで増尾さんが作ったオリジナル曲の演奏と歌が披露 されました。24歳のオルガン奏者 香菜さんのオルガンが とてもファンキーで、グレッグさん横山さんとの相性も良く、 いい感じにマッチしていて、昨年12月に聴いた時とは比べ物に ならないくらい、バンドとしてのサウンドが出来上がって いました。多くのツアーをこなした結果が出たのでしょうね。 ▶1st.stage…1980年代に創られた曲♪Still Believing In Dreams、 と♪Leader。2000年代の曲♪Snap Jam。ヴォーカルが入って ♪No More Dreams、♪You Make My Love Burn Bright、 ♪Sunny Side Up、3曲とも増尾さんと海老原さんが歌いました。 ▶2nd.stage…♪Sailing Wonder、♪Miles Pun、 ヴォーカル入りで♪Life Is Good、♪Corvallis、 ♪A Little Bit More。♪Dealing With Life、♪The Tree、 アンコールはヴォーカル入で2010年の作曲作詞♪One Word。 ▶客席には同級生・同年代の方が一杯。皆さん増尾さんに エールを送って優しいまなざし。青春時代を思い起こして いるかのようでした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.2.18 Mon 身体が芯から暖まるイキのいいジャズ |
▶孫の学芸会の後、ファミリーで食事してお店に出るのが 少し遅れてしまい、外も冷え込んできて、さてお客さまは… と心配しながらも、こんなに素晴らしいメンバーが揃った ステージだから、客席が寂しいはずがない、とも思いながら お店に来ると…予約なしでいらした方も多く、程よく客席が 埋まっていて、とてもいい感じの店内でした。 ▶近藤和彦(as) 原朋直(tp) 宮川純(pf) 中村健吾(b) ジーン・ ジャクソン(ds)さんの《Swing番長》は、ユニット名通り 良くスウィングする迫力あるクィンテットです。 ▶いま一番の売れっ子ばかりで、脂がのっている人ばかり。 宮川さんは20代と若手ですが彼も売れっ子です。メンバーの スケジュール合わせが一苦労で、年に数回しか聴くことが 出来ない番長たち。そんな中、昨夜は健吾さんが仕切り役で MCも務めました。皆が持ち寄った曲を決めて演奏されました。 ▶1st.stage…宮川作♪Collage、原作♪New Life、 D.エリントン♪Come Sunday、中村作♪Oh Swing。 ▶2nd.stage…中村作♪Blues For Wess、 原作♪Wandering Prince Of The Star、宮川作♪Counter Clockwise、 近藤和彦作♪Whats Happens To The Man The Oriental Zodiac。 アンコールはD.セベスキー♪Bitter Sweet。 ▶外は冷蔵庫の中のような寒さでしたが、迫力あるジャズの 余韻が身体に残り皆さま芯から暖まってお帰りになりました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.2.18 Mon 久し振りに佳子ワールドを堪能 |
▶寒い日曜日の夜でしたが、佳子さんの久し振りのライヴ、 地方からもファンの方がお見えになった 木住野佳子(pf) 佐藤慎一(b)藤井学(ds)さんのトリオです。いつも通り男性の 方が多い客席は、佳子さんならでは。それに皆さん、彼女の 曲を良く知ってらして皆さん佳子ワールドを楽しまれました。 ▶私も久し振りに聴いた佳子さんでしたが、彼女の曲は メロディーが美しくて聴きやすい曲が多く、しかもご自分の 音楽世界を楽しんで演奏されます。クラシックの基礎が しっかりしたピアノは、粒が揃ったタッチで、女性らしい エレガントなサウンドが店内を包みこみました。 ▶1st.stage…♪Hope、♪By The Sea、 B.エバンス♪Waltz For Deddy、このお正月に作曲されたという ♪Tiny Flower、ボサノバ♪Bossa De Flex、 C.ポーター♪Night And Day、そして♪飛翔。 ▶2nd.stage…♪Agua De Beber、♪One Note Samba、 佳子作日本の香り豊な♪雪待月、♪凛嶺。 タンゴの曲♪ラ・クンパルシータ、ピアソラ♪Libertango、 佳子作♪極楽鳥、アンコールは♪上を向いて歩こう でした。 ▶皆さま、フワッとした気持ちのいい佳子ワールドに酔って 心地よくお帰りになられました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.2.19 Tue エリントンさんもきっと喜んでる… |
▶片倉真由子(pf)さんと浜崎航(ts)さんのデュオは、エリントン の残した曲を二人で掘り起こし、研究してステージにかける 二人のライフワークです。エリントンには有名な曲がたくさん ありますが、あまり知られてない曲もたくさんあって、そこに スポットを当てて演奏するのもライフワークならでは。 ▶デューク・エリントン・オーケストラは結成80年、今も活動 していますが、エリントンが生きていた時代に46年間も在籍 していたメンバーがいたほど魅力のあるバンドリーダーだった ことや、政治的なメッセージを曲に込めたりもしたこと… ▶今も世界中で演奏される偉大なミュージシャンの、本物 ならではの凄さをMCでいろいろ話してくれました。 エリントンさんも日本の地でこんなに慕われている二人が いるなんて思いもしないでしょうね。勉強にもなりました。 ▶1st.stage…♪I let A Song Go Out Of My Heart、 ♪Mystery Song、♪All To Soon、♪The Feeling Of Jazz、 K.ドーハムでもお馴染み♪Lotus Blossom、 あまりに有名な♪Take The A-Train。 ▶2nd.stage…政治的メッセージの黒人霊歌 ♪Come Sanday…この曲は東北大震災の被害に合った方々に 祈りを込めて演奏されました。客席には仙台から真由子さんの お母様が聴きにいらしてました。 ♪Jump For Joy、♪African Flower Book、 当店でもしょっちゅう演奏・唄われる♪It's Don't Mean A Thing、 ♪Blood Count、♪The Single Petal Of Rose は素晴らしかった。 アンコールは♪Star Crossed Lovers。 ▶気持ちのいいサウンドが店内を温かく包み響き渡りました。 このデュオのファンもどんどん増えてきています。次回は 4月29日、GW中です。ぜひいらしてください。きっとファンに なられますよ。エリントンに劣らず、このデュオも本物です!! ←当夜のスナップ写真 |
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2013.2.20 Wed 実力者たちのオリジナル曲競演 |
▶皆がリーダーの青柳誠(pf) 納浩一(b) 大坂昌彦(ds) 小池修(ts) さんの《EQ》は、結成から11年目。オリジナル曲だけのCDを すでに7枚リリースしています。実は1年に1枚リリースする はずなのでしたが、このご時世、7作で止まっています。 ▶でも、オリジナル曲ばかりの7枚は凄いと思います。各人の 個性を大切にしながら続けて行くのも大変ですし、皆さんが 実力者・売れっ子ですからスケジュールを調整するだけでも 大変なことです。昨夜も久しぶりの当店出演で若い学生さんが 熱心に聴いていらしたのが印象的でした。 ▶1st.stage…小池作♪Circulation、青柳作♪Lala Walkin'、 大坂作♪Saturn's Ring、小池作♪Hana、大坂作♪Stray Sheep、 小池作♪Dump Train。 ▶2nd.stage…大坂作♪Najanaja(蛇のコブラ)では、 納さんがエレベに持ち替え8ビートで演奏。 青柳作♪Namacco(これもエレベ) ウッドに持ち替えて大坂作♪So Long、 青柳作♪The Marked Feather、 ♪50's…‘50年代のビックバンド・サウンドを出そうと納さんが 作ったアップテンポの曲。アンコールはさらにアップテンポに 納作♪Milesmiles でした。 ▶《EQ》の4人は、3人が50歳代ですが1人だけまだ40代 だそうです。私も昨夜はじめて知りました。次回出演は、 GW中の5月1日、確かめに、聴きにいらしてくださいね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.2.21 Thu ジャズ黄金時代を思い起こす夜 |
▶今、一番脂の乗っている 松島啓之(tp) 山田嬢(as) 今泉正明(pf) 上村信(b) 広瀬潤次(ds)さんのこのグループは 結成してから20年近く経ちます。それぞれが色々なバンドで 活躍されていますが、みんながこのグループと仲間を大切に して自分達のサウンドを創り上げています。 ▶普段はメンバー全員が無口で物静かな紳士ですが、楽器を 演奏する時は違います。音楽に対して持っている熱い気持ちを 真っ直に表現する素晴らしいステージです。 ▶今年は広瀬さんも自分のリーダーアルバムをリリース。 昨夜もとても張り切っていましたが…このグループの演奏を 初めてお聴きになったお客さまが「どうしてこんなに良い演奏 なのに聴きにきている人が少なすぎる、もったいない」と お嘆きでした。その広瀬さんのCDも、このグループのCDも、 何人かの方がお買い上げになりました。 ▶1st.stage…♪Take Your Pick、T.ハレル♪Moon Alley、 バラード♪Easy Living、アップテンポの♪Teaneck。 ▶2nd.stage…松島作♪Blues Like This、♪Like Someone In Love、 J.ガーシュインの名曲♪Embraceable You、 F.ハバード♪Intrepid Fox、アンコールは♪Out Of Nowhere。 ▶寂しい客席。こんなにいい演奏なのに、寒い夜には勝てない のかしら…。でも、スリルとスピード感溢れるクィンテットの 熱い音楽で、身体が暖まりました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.2.25 Mon 【ご心配お掛け致しましたが…】 |
▶実は先週木曜日の夜から体調を崩してしまって…翌金曜は、 医者に行って栄養剤を点滴してもらい、一日寝ておりました。 それで金曜の夜はお店に出るのをお休みし、土曜日もずっと 寝ておりましたが、週末のペコちゃんのステージでご予約の お客さまが多く休んでも居られず、土曜の夜は何とかお店に 出ることが出来ました。 ▶金曜日には、楽しみにしていた、年に一度の守谷さんの コンサートにも行くこともできず残念でした。お客さまや 出演者の方にご心配をお掛けし、申し訳ありませんでした。 昨日日曜日、久しぶりにゆっくり休んでようやくまあまあ 回復し、こうしてブログをしたためています。 ▶いつもこの欄を訪れてくれている方、お待たせしました。 遅ればせながら、木曜夜と土曜夜のステージレポートを メモを見て思い出しながら、ご報告させていただきます。 |
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2013.2.25 Mon 21(木)、近藤さんのクァルテット |
▶近藤和彦(as) 今泉正明(pf) 上村信(b) 大坂昌彦(ds) さんの このグループは、近藤さんのオリジナル曲とスタンダード 曲を彼のアレンジで演奏するステージ。近藤さんの音楽の 世界を皆が共有し、新しい音楽に創り上げます。 ▶だから同じ曲でも、演奏のたびに一味違っているのです。 曲の題名も凝っていますが中身も凝っていて、近藤さんの 発想の凄さを感じます。しかもこのメンバーでが奏でると カッコイイ !! 音楽になり、ジャズを感じます。ファンが大勢 いらっしゃるのも分かりますね。 ▶1st.stage… ♪Spring Can Really Hang You Up The Most ♪Evol Deklaw Ni (Thad Jones) これは♪Love Wlked In というスタンダード曲の曲名の綴りを逆にしたものです。 ♪Blues For Salvador(近藤作)私はこの曲が大好き。 ♪Our Prayer(近藤作) ♪5.What Happens To The Man With The Oriental Zodiac ? (近藤作)年男に何が起きるか? ▶2nd.stage… ♪The Place That Cannot Reach Only By Spirit(近藤作) 根性だけではたどり着けないよ。 ♪21日午前に作った新曲(近藤作)朝に作曲し、夜に皆で 演奏された、もちろん初演の曲でした。 ♪Star Eyes…変拍子から4ビートにそして初めの拍子に。 ♪Sunset And The Mocking Bird(Duke Ellington)近藤アレンジ ♪Body And Soul…近藤さんのカッコ良いアレンジでした。 アンコールは♪The Good Life…これは… ▶当店のスタッフチーフを長く勤めてくれていた小幡クンが この日を最後に、信州のご両親の元に帰ることになりました。 その小幡クンを激励して、演奏してくださった曲です。なお、 曲名はこの夜、体調が悪く早退した私のために、近藤さんが 気をきかせてメールで送ってくださいました。 ▶近藤さん、いろいろと優しいお心づかい、感謝いたします。 どうもありがとうございました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.2.25 Mon 22(金)、チャリートさんのステージ |
▶若井優也(pf) 中村健吾(b) 加納樹麻(ds) さんという強力な トリオをバックにしたチャリートさんのステージでしたが、 私は聴くことができませんでした。レポートはお休みです。 いらしてくれたお客さま、出演者の皆さん、ごめんなさいね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.2.25 Mon 23(土)、楽しさで包まれたペコちゃん |
▶伊藤君子(vo)さんと、彼女とは初めてのトリオメンバー 秋田慎治(pf) 西嶋徹(b) 藤井学(ds)さん。トリオ同士も初顔 合わせでした。でもメンバー皆さんがペコちゃんの歌が好きで 尊敬している人たちです。すぐに気持がひとつになって、 素晴らしいサポートでした。 ▶客席を埋めたお客さまは多くが彼女と同年代で、ご夫妻で お見えになっている方も数組。還暦過ぎて、土曜日の夜を ご夫婦でジャズクラブでワインを飲みながらお食事なんて、 お洒落で羨ましいですね。ペコちゃんは、そんなお客さま 一人一人の目を見て、話し掛けるように歌に入っていきます。 ▶1st.stage…ピアノトリオで♪A Girl From Ipanema、 ♪My Funny Vlentine ではベースがアルコ(弓)でソロを。 ペコちゃんが入って♪What Is This Thing Called Love、 ♪Bridges、♪Bridge Over Troubled Water、 失恋中の方はいませんか?と♪Bluesette (美しい慰めの曲) 彼の遅い帰りをグチグチ言う暗い歌、と♪Black Coffee、 ♪Angel Eyes、津軽弁バージョン♪My Favorite Things。 ▶2nd.stage…ピアノトリオで♪Foot Print。 ペコちゃん登場♪Quiet Nights of Quiet Stars、♪Just Friends、 ♪You've Got A Friend、♪Will You Still Love Me Tomorrow。 客席にブルーノート東京から、終って遊びにいらしていた クリアラス・ペン(ds) さん。彼女とは小曽根さんと一緒に レコーディングした仲です。彼をステージに呼出して2曲。 ♪When I Fall In Love、アップテンポの♪It Don't Mean A Thing、 さすがに綺麗なドラミング !! ▶今回ペコちゃんが歌詞をプリントして来た合唱曲は♪Smile。 ドラム席から降りたペンちゃんに、一緒に歌いなさい、と 促すと真面目ですね、皆さんと一緒に歌っていましたよ。 店内に歌声が響き渡ったところで、アンコールは♪Follow Me。 皆さん大変お喜びになって、その♪Smileのプリントを 大切そうにお持ち帰りになられました。 ▶来月のペコちゃんは3月末の30日土曜日。いな かっぺい さんに津軽弁のご指導を受けながら、新しい曲をお二人で 創作中ということで、津軽弁の、ビートルズナンバーが 初披露されるそうです。乞うご期待 !! 私も今から楽しみです。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.2.26 Tue TOKUさんならではの店内模様 |
▶TOKU(vo,flh,tp)宮川純(pf)楠井五月(b)ジーン・ジャクソン(ds) さんのメンバーで、ピアノトリオだけのシンプルなバックで 演奏する、TOKUさんとしては数少ないステージ。客席には 芸能界などからセレブな方もいらっしゃって、幅広い人脈を 持つ彼ならではの店内でした。 ▶TOKUさんは、40歳になったばかり。三つ揃いのスーツで ピシッと決め、若いピアニストと世界を股にかけて活躍する ジーンさんたちバランスの取れたピアノトリオをバックに、 伸び伸びと演奏し唄われました。 ▶女性客が圧倒的に多かった彼ですが、昨夜は男女半々位。 最近は男性客にも人気があって、男性ヴォーカリスト&奏者 としてファン層のバランスもとれてきたTOKUさんです。 ▶1st.stage…♪Part-Time Lover、♪Night And Day、 バラード♪Never Let Me Go、♪V<M<M<G、 ♪You Are The Sunshine Of My Life、 イントロがベースとヴォーカル、途中から掛け合いになり 最後は皆で終った♪Fly Me To The Moon。彼はこの曲が 大好きなようで、よく演奏されます。 ▶2nd.stage…古い歌物♪Amapola。客席にいらしていた NYブルックリン在住のタクマさんを呼び出して 一緒にインストでブルース♪Take The Coltraneを演奏。 ♪Over Joyed、♪Music Is The Key、♪You've Got It Bad Girl、 ♪Kiss of Life、今年の元旦に作った新曲♪Dream A Dream。 アンコールは♪My Cherie Amour。最後には、客席の皆が 手を上げて揺らすコンサート会場のような雰囲気でした。 ▶彼はいま次のアルバムを制作中で「愛」がテーマですが これまでは「男女の愛」。でも今度は「人間愛」がテーマ だそうです。ファン層もご本人も、新しいTOKUさんに 発展しているようです。そんな彼の次回出演は3月24日、 日曜のSunday Special。普段より1時間早く始まりますよ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.2.27 Wed 音楽を熟知した三人のトリオサウンド |
▶福田重男(pf)上村信(b)奥平真吾(ds)さんのピアノトリオは、 セシルさん亡き後、NYから帰国した真吾さんが入って1年半 が経ち、それぞれの役割がきちんと出来あがってきて、ジャズ ピアノトリオの良さ・素晴らしさを感じさせてくれます。 ▶いわば、ピアノトリオの真髄、といった感じのステージで、 メロディーとリズムの芯が通って、よく聴こえてくる心地よい 演奏でした。 ▶1st.stage…♪Nobody Else But Me、C.コリヤ作♪Finger Prints、 福田作♪Mohauk Drive、♪You Can Take You Can Give...、 ♪Jitterbug Waltz。 ▶2nd.stage…K.ジャレット作♪Bop-Be、 ♪Someone To Light Up My Life、 福田作♪Lullaby…いつ聴いてもいい曲ですね。 T.モンク♪Think of One、♪That Old Black Magic、 アンコールは♪I Got It Bad でした。 ▶お客さまがいつもより少なかったのは、日数の少ない2月の 月末週で、ファンの皆さんもお忙しかったのでしょうか。でも このトリオ演奏で、店内の空気が柔らかくなった感じでした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.2.28 Thu しっかり出来上がった浩子ワールド |
▶ウィリアムス浩子(vo)さんと、弦を意識した、後藤浩二(pf) 馬場孝喜(g) 西嶋徹(b) さんのトリオがバックだった昨夜の 浩子さんのステージ。シルクのワインカラーのワンピースで スツールに腰を掛け、包みこむような柔らかい声で、歌詞の 解説MCなどしながら…すっかり浩子ワールドができました。 ▶L.Aで制作したバラード集「A time for Ballads」がアマゾンで 売上げトップになり、先日のヴァレンタインプレゼントでも 1位になり、増々人気上昇中で、ご本人も自信がついたのか いろんな意味でひと回り大きくなったような気がします。 (あ、いえいえ、身体のことではありませんからね) バックのトリオの音色もよく、アレンジも凝っていて、 素晴らしい音楽空間ができあがった店内でした。 ▶1st.stage…♪Night In Tunisia、♪Moon River、 ♪But Not For Me、♪Spring Can Really Hang You Up The Most、 ♪I Cried For You、♪I'll Remember April、 イントロはベースのアルコ(弓)で、ギターとピアノの出だしも 素敵だった♪My Favorite Things。 ▶2nd.stage…♪Send One Your Love、♪Old Devil Moon、 ♪Smile、♪Seasons of Love、 スローボッサ♪All The Things You Are、♪Time After Time、 アンコールは♪Night and Day。 ▶地方からおみえになった方もいらして、もちろん話題の CDもお買いあげいただきました。そんなお客さまたちに、 彼女はサインをしたり一緒に写真におさまったり。皆さんが お帰りになる最後まで気を使われました。きっと沢山の リピーターができたことでしょう。音楽だけでなくこうした ちょっとした気遣いがファンを増やしていくんですよね。 ←当夜のスナップ写真 |
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