HOME | 編集 |
2013  << LAST 3 March NEXT >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
 Weblog by Kyoko (過去のブログはカレンダーを戻してネ)
  3.1 Fri 生音で気持よく終えた2月
  3.2 Sat ともみファンが雨の中しっかり応援に
  3.3 Sun マヤさんのチャーミングなステージ
  3.5 Tue 柔らかく身体にしみ込むサウンド
  3.6 Wed 音楽の創造性が楽しめるグループ
  3.7 Thu スルルとスピードの贅沢な演奏
  3.8 Fri 店内を満たした気持ちいいグルーブ
  3.9 Sat 私も飲み過ぎたリラックスの夜
  3.10 Sun 進化したジャズに酔った夜
  3.12 Tue ハプニングステージを楽しんだ夜
  3.13 Wed 【哀悼 ご冥福をお祈り致します】
  3.13 Wed 素晴らしのに なぜかしら…
  3.14 Thu 心に染み入るサックスクァルテット
  3.15 Fri 柔らかな音が良くスウィング
  3.16 Sat 特大のバースデイケーキにビックリ
  3.17 Sun イメチェン中で花粉症のマーヤさん
  3.19 Tue 音の広がりが素晴らしいデュオ
  3.20 Wed 華やかな中に緊張感のある演奏
  3.21 Thu 新しい感じで聴けたお馴染みの曲
  3.22 Fri ミュージシャンならではの誕生日祝い
  3.23 Sat 落ち着いた上品なステージ
  3.24 Sun 外人客の多かった週末の夜
  3.25 Mon 楽しい雰囲気も満開した春の宵
  3.26 Tue スリルとスピード感溢れる演奏を堪能
  3.27 Wed お忙しい中も福田ファンはしっかり…
  3.28 Thu 大盛況だった裕香さんの発売記念
  3.29 Fri 念願の2枚目のレコーディングが決定 !!
  3.30 Sat 笑いと拍手に包まれた金曜の夜らしい店内
  3.31 Sun いやー、昨夜もよく笑いました


  2013.3.1 Fri   生音で気持よく終えた2月
▶最終木曜日が月末と重なり《フロントページ オーケストラ》
が2月の最終日になった昨夜。レギュラーメンバーが揃って、
お客さまも大勢いらしてくださり、生音が店内に響き渡って
私も気持良く2月を終えることが出来ました。
▶それぞれがグループを率いているリーダーが一同に集まり、
美しい生音サウンドが聴けるのはこのオーケストラならでは。
それぞれがソロを取る10人分の譜面を起こす三木さんの作業は
大変なことですが、三木さんがご自分の音楽を遺憾なく表現
出来るのも、この素晴らしいメンバーが揃えばこそです。私も
久し振りに聴いた曲も演奏され、頭の隅の方にわずかに残って
いたメロディーが目を覚ましたように思い出されました。
▶1st.stage…♪Stop And Go イントロは福田重男(pf)
ソロをとったのは三木俊雄(ts)松島啓之(tp)近藤和彦(as)、
♪Midnight Voyage ソロは浜崎航(ts)片岡雄三(tb)奥村晶(tp)、
♪Escher's Vision ソロは山岡潤(euph)近藤和彦(as)、
♪Saudade ソロは三木俊雄(ts)福田重男(p)
♪Echoes of The Forest イントロが上村信(b) ソロは
三木俊雄(ts)片岡雄三(tb)福田重男(pf)柴田亮(ds)。
▶2nd.stage…久し振りの♪リンゴ追分 ソロは浜崎航(ss)
奥村晶(tp 福田重男(pf)、♪By Any Means Necessary
ソロは松島啓之(tp)三木俊雄(ts)福田重男(pf)、
♪If I Told A Lie ソロは片岡雄三(tb)近藤和彦(as)上村信(b)、
♪Tarde ソロは山岡潤(euph)福田重男(pf)、♪Quantum Leap
ソロは奥村晶(tp)三木俊雄(ts)浜崎航(ts)柴田亮(ds)、
アンコールは旧いスタンダードナンバー♪Time On My Hands。
▶さあ3月です。期末で何かとお忙しくなると思いますが
疲れとストレスを発散するのにはライブジャズが一番です。
元気と活力を補いに、ぜひいらしてくださいね。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2013.3.2 Sat   ともみファンが雨の中しっかり応援に
▶《福井ともみクィンテット》は、がんばり屋の福井ともみ
さんが、挑戦したい音楽を演奏するためにリーダーとして
クィンテットを組んだユニット。福井ともみ(pf)俵山昌之(b)
広瀬潤次(ds)岡淳(ts,fl) 高瀬龍一(tp)さんがメンバーです。
彼女がアレンジをして譜面をおこし、入念なリハーサルで
本番に臨みました。
▶外はどしゃ降りの激しい雨で、金曜にしてはいつもの
ともみさんよりお客さまは少なかったですが、ファンが
しっかりいらしてくださり、男性メンバー4人も彼女の
熱意をよく理解して、気持よく演奏するステージでした。
▶1st.stage…ピアノトリオで♪You Are My Sunshine Of My Life、
クィンテットでともみアレンジの♪春の小川、
♪Shadow Of Your Smile、ともみ作♪At That Moment、
♪The Way Look Tonight。
▶2nd.stage…ピアノトリオで♪The girl、♪Cheek to cheek、
ともみ作♪Round Scarp、♪314E。イントロがベースのソロ
そのテクニックを遺憾なく発揮し堪能した俵山作♪Blue Sweet、
次の♪Monky Dance ではドラムソロを堪能しました。
アンコールはともみ作♪Midnight。お客さまがお帰りに
なる頃には激しかった雨も上り、みなさんホットな気持で
帰路につかれました。
▶ともみさんは小柄な体のどこから出てくるのかと思うほど
エネルギュッシュに活動されていて、この2月にLAで彼女の
トリオのレコーディングをしてきたばかりです。ドラムスが
レオン・チャンクラーさんで、4ビートにこだわらず、
色んな曲を取り上げて録音したようですよ。この6月には
当店でその発売記念ライブがあります。楽しみですね。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2013.3.3 Sun   マヤさんのチャーミングなステージ
▶マヤ・ハッチ(vo) 吉田サトシ(g) 泉川貴広(pf) 清水昭好(b)
ガブリエル・ワラセ(ds) さんの3月最初の週末土曜日の夜。
明るく元気の良いマヤ・ハッチさんは、バイリンギャル特有
のちょっとおかしな日本語も親しみやすく、右半分を剃り
上げた変わったヘアースタイルもチャーミングに可愛くよく
似合って、みんなを楽しませるために生まれてきたような
人なつっこい人柄で…いま人気上昇中です。
▶ボイストレーニングの効果がしっかり出てきて、声がよく
通る気持の良いヴォーカルです。ガブリエルさんはシカゴ
在住のドラマーで、韓国の女性ポップスグループのツアーの
一員として来日中でしたが、来週シカゴに帰国することに
なり、日本での最後の演奏にマヤさんと共演されました。
▶彼はおとなしくて、とても人柄がよく、東京を随分
気に入って日本語を一生懸命勉強されていた好青年です。
きっとまた、来日するに違いありません。
▶1st.stage…♪Tea For Two、♪Afro Blue、♪Black Bird、
難しいリズムのアレンジだった♪A Boy From Ipanema、
C.ジョビンの♪Waters Of March(3月の雨)
吉田&マヤ作♪Lost And Found、
彼女のアルバムのタイトルになっている曲♪Li'l Darlin'。
▶2nd.stage…♪There Will Never Be Another You、
♪Glue In Green、♪Skylark、バラード♪I Wish You Love、
吉田&マヤ作♪Have You Ever Had A Feeling、
♪Round Midnight。
▶アンコールは、客席に応援にいらしていた歌手仲間の
TOKUさんとナオさんを呼んで、TOKUさんはフリューゲル
ホーンも吹き、♪Fly Me To The Moonを3人で歌って、
賑やかに終りました。マヤさんは、持って来たCD全てを
お買い上げいただいて、そんなお客さまにサインをしたり
ご挨拶したり、あちこちから声をかけられ忙しそうでした。
誰からも愛させるチャーミングな性格なのですね。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2013.3.5 Tue   柔らかく身体にしみ込むサウンド
▶珍しい編成ということもあって、メンバーが揃うのもそう
簡単ではなく、年に数回しかないステージの昨夜は、昨年の
夏以来となった《南青山六丁目楽団》。
▶岡崎正典(ts)片岡雄三(tb)山岡潤(euph)紅野智彦(pf)島田剛(b)
高橋徹(ds)さんのセクステットメンバーで、岡崎さんが曲を
選びアレンジしますが、珍しい編成の三管フロントとあって
譜面を起こすのも大変なようです。でも、そのたびに新しい
曲をステージにかける熱の入れようです。
▶なのに昨夜は、週明け月曜で予報では雨か雪になるという
ことで、その影響かお客さまが少なく、ミュージシャンたち
には本当にお気の毒でした。
▶でも近々NHKで、ラジオのジャズ番組としてこのバンドの
公開録音が行われます。中低域楽器だけの新しいジャズコンボ
スタイルに挑戦したこんなバンドは、他にないと思います。
バンドを組み名付け親になった私としては、嬉しい事ですが、
やはりライブ演奏にお客さまが少ないのは、残念です。
▶1st.stage…♪All Of You、♪Black Narcissus。
♪Nutcracker Suite Overture…これは、バレー音楽
「くるみ割り人形」の序曲をかつてD.エリントンがアレンジ
していたのをさらにこのバンド用にアレンジしたもの。
美しいバラード♪I Want To Talk About You、
R.ブラウンの♪Ray's Idea。
▶2nd.stage…♪April In Paris、♪It Ain't Necessarily So、
三管とドラムスで♪Struttin' With Some Barbecue、
バラード♪Smoke Gets In Your Eyes、
S.ロリンズ♪Wail March、アンコールは♪Do-Re-Mi。
▶ほぼ常連さんだけの寂しい客席でしたが、気仙沼から
わざわざ聴きにいらした方などジャズ好きが集まって
「こんな良い演奏にどうしてもっと大勢聴きに来ないの」
とぼやきながら聴いていらっしゃいました。ジャズは、
客席の反応次第でどんどん良くなる音楽ですからね。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2013.3.6 Wed   音楽の創造性が楽しめるグループ
▶昨夜が3回目の出演だった《STEWMAHAN》林正樹(pf)さん
がリーダーの、西嶋徹(b,vin) 堀越彰(ds) アンディ・ベヴァン
(ts,ss,fl,didgeridoo)さんです。
▶楽器を遺憾なく自在に使いこなす芸達者なメンバーたちが
音楽的アイディア豊かに自分達のサウンドを楽しんで追求
しているユニットで、林さんの曲を良く演奏しますが、
昨夜は西嶋さんとアンディさんもこのバンドのための曲を
創って披露されました。
▶アンディさんのアポリジニーの民族楽器を織り交ぜ面白い
世界が繰り広げられるのが特色。彼はその楽器を、ご自分で
作って演奏されています。テナーサックス・ソプラノサックス
あるいはフルート、と吹奏楽器はほとんどモノにされている
多才で器用な方です。
▶西嶋さんがベースのほかヴァイオリンも弾けば、タッチの
綺麗なドラマー堀越さんは、インドの大きなスチール楽器を
叩いたり…アイデアマン林さんの曲を、みんながそれぞれの
楽器と発想で音楽にしています。
▶1st.stage…ピアニスト佐山雅弘さんにリクエストされて
作ったという♪Mの問いかけ(Mは雅弘さんですね)
バンドのテーマ曲♪Stewman、♪Cluster Trip、♪うつろい。
西嶋さんの新曲でモールス信号に興味を持って作った曲
♪Math News (?Morse=モールスかもしれません)は
リズムが難しいとても凝った曲でした。
♪Flight For The 21st。
▶2nd.stage…イントロは西嶋さんのヴァイオリンで
途中ベースに持ち替えて演奏した♪Spirit Of The Forest、
アンディさんがテナーサックスを吹いたアンディ作
♪Libra In A Leo Sky。♪Robotmahaでは題名通り
アンディさんの(didgeridoo)をフィーチャーして不思議な
ロボットの世界になりました。綺麗な曲♪なごり雪、
♪ソタチ。アンコールは♪Zephyr(西からのそよ風の意味)。
▶せっかくのクリエイティビティーに富んだ夜も、3月春の
足音を聞いたらめっきりお客さまの脚が遠のいてしまって…
残念な夜になりました。次回、メンバーが揃うのが、初秋に
なります。ぜひお越しください。きっと、ご自分の中の
ジャズの世界が広がりますよ。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2013.3.7 Thu   スルルとスピードの贅沢な演奏
▶《B&S スペシャルクィンテット》は名前通り当店だけの
スペシャルなメンバー、近藤和彦(as) 浜崎航(ts) 椎名豊(pf)
井上陽介(b) 江藤良人(ds) さんで、もちろん演奏も、とても
スペシャルでした。
▶フロントに良く歌うサックス2本、音色もテクニックも
素晴らしく、それにしっかりしたリズム隊のピアノトリオ。
皆が持ち寄った曲をリハーサルで選び本番に臨みました。
▶元々は女性の常連さんがぜひ聴きたい、とメンバーたちに
打診して出来上がったバンドで、昨夜が3回目の出演でした。
メンバーもすっかり意気投合して、めったに組めない人と
一緒に演奏するのを楽しんで、グルーブ・スピード・スリルに
富んだスペシャル贅沢なステージでした。
▶1st.stage…C.ミンガス♪O.P.T、S.ジョーンズ♪Evol Deklaw Ni、
今の季節に相応しいF.ハバードの♪Up Jumped Spring、
椎名作♪Eternal、椎名作♪Movin' Forces。
▶2nd.stage…井上作♪Wisper Fugue…あの♪Wisper Notと
同じコード進行で始まりました。
T.モンクの陽気な曲♪Skippy、浜崎作♪Touch of Angel、
R.カーク♪The Inflated Tear(溢れ出る涙)
浜崎作♪Hiding Place(隠れ家)アンコールは
T.モンク♪Blue Monk。
▶演奏曲もバラエティーに富んでいますね。とても贅沢な
時間を過ごせました。さっそく昨夜、多忙を極める売れっ子
メンバーたちの次回のスケジュールを調整して…8月1日に
決定 !! 2サックスの分厚いジャズをぜひ味わってください。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2013.3.8 Fri   店内を満たした気持ちいいグルーブ
▶大野えり(vo)さんと、このメンバーが揃わないとライブで
唄わない、というほど信頼厚く、彼女も楽しみにしていた
若井優也(pf)米木康志(b)原大力(ds)さんのトリオの昨夜。
▶ヴォーカルと演奏者が一体となった気持の良いグルーブが
店内を満たし、ライブで歌うことが楽しくてしかたない、
そんな えりさんの気持ちが伝わってきて、自分の居場所を
再確認されたような素晴らしいステージでした。
▶米木さんのベースの音色がこれまでと少し違っていたので
聞いてみると、今までの弦と違う弦にしたそうです。原さん
との息もピッタリで気持の良い音色でした。
▶1st.stage…♪Just In Time、♪Old Devil Moon、
♪This Can't Be Love、D.エリントン♪Prelude To A Kiss、
♪Just Squeeze Me、えり作♪Bird's Song。
▶2nd.stage…珍しい♪リンゴ追分、
えり作♪In Time of Silver Rain はとてもいい名曲ですよ。
スキャットがとてもサマになっていたボサノバ
♪One Note Samba。D.エリントン♪I Got It Bad、
♪The Song Is You。若井さんのピアニシモが美しかった
♪Once I Loved。♪Sweet Love、アンコール♪Bye Bye Blackbird。
▶えりさんはとても勉強家で、作詞作曲もすれば、呼吸法の
本もビデオ付きで出版されたりしていますが、やっぱり歌って
いる時が一番の幸せのようです。新しいCDはスタンダード曲が
中心でしたが、今度はデューク・エリントンの曲を中心にした
アルバムを考えているそうです。楽しみですね。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2013.3.9 Sat   私も飲み過ぎたリラックスの夜
▶すっかりお馴染みになった山本剛(pf)香川裕史(b)大隅寿男(ds)
さんの《スウィンギートリオ》はファン層の年齢層が高いのが
特長ですが、今も現役で活躍している方が多いのも特長です。
そんな方たちが疲れを癒しにいらして、リラックスして心から
音楽を楽しんでいらっしゃるのが、お顔を見ても分かります。
▶今週は客席の寂しい日が多く私は沈んでいましたが、昨夜も
当店を古くから応援してくださっている方が多くいらっしゃり
心が緩んだのか誘われるままに飲み過ぎてしまいました。で、
悪ノリして剛さんのピアノでヘタな歌まで唄ってしまって…
facebookにその写真が載っているのを見て恥ずかしくなって
しまいました。
▶幸いお客さまがお帰りになった後で、聴かれたのは5,6人の
ヘタを良く知っていらっしゃる方ばかりで助かりました。
いい歳をして、私、いつまでたってもダメですね、猛反省中 !!
▶ステージはいつものように終始リラックスした演奏で、
リクエストに応えたり「山本節」の定番を楽しみました。
私もメモをとれなかったので、ベースの香川裕史さんが記憶を
たよりに演奏曲をメールしてくださいました。
▶1st.stage…♪Billy、♪Misty、♪Mr.P.C.、
♪My Foolish Heart、♪Swinging' Trio's Blues、
♪Cleopatra's Dream。
▶2nd.stage…♪My Funny Valentine、
♪Lovin' Touch、♪Everything、♪Caravan、
♪Body And Soul、♪Dinah(旦那飲ませてちょうダイナ)
アンコールは♪That's All。
▶次回は、いつもと違って、久しぶりにリリースされたCD
「ジェントル ブルース」の発売記念ライブです !! 4月1日(月)。
エイプリル・フールですが、大真面目です。ぜひいらして
応援よろしくお願い致します。
▲top
  2013.3.10 Sun   進化したジャズに酔った夜
▶前夜と違ってジャズに酔った【BODY&SOUL スペシャル】
シャイ・マエストロ(pf) デスモンド・ホワイト(b) ジブ・
ラビッツ(ds)さん。シャイさんはイスラエル出身。同じ出身の
アビシャビ・コーエン(b)バンドでレギュラーピアニストとして
注目を浴び、昨年出したリーダーアルバムが話題となった
NYで活躍している新進気鋭のピアニスト、そのトリオです。
▶シャイさんのオリジナル曲だけが演奏されましたが、その
独創性とサウンドの深さや幅に感動しました。メンバーも
自分達の信じてる音を魂を込めて演奏し、聴く者の心を
しっかりつかみます。店内は皆さん1音も聴き逃さないぞ、
という感じで静まりかえり、時々拍手と歓声が上がりました。
▶オリジナル曲だけでお客さまに感動を与え、心に届いてくる
のはさすが今注目のミュージシャンたちです !! 気持の良い
充実した時間を過ごすことができました。最近はイスラエルの
ミュージシャンの活躍が多くなり、世界を股にかけて演奏
されています。ジャズにも国籍や国境がなくなり、ミュージ
シャンもジャズもどんどん進化しているのを再認識しました。
▶1st.stage…♪Sleeping、♪ZWV、♪Cinemagy、
♪Yavosi、♪Angelo、♪Paintig、♪ Lethal Athlete、♪Paladox。
▶2nd.stage…♪Gal、♪Brale、♪It Just Pin、♪Yavosa、
♪Angelo、ピアノソロで♪Kacli、トリオで♪Shope、
♪アンコール1曲(スペルなどミスがあったらゴメンナサイ。
書いていただいた曲名メモも、かなり独創的な達筆で…)
▶お客さまがお帰りになる時に「ぜひまた呼んで下さい」
と何人もの方にリクエストをいただきました。お店の片付けが
終りスタッフも私も気持の良い疲れ。皆大満足の週末でした。
(スタッフもゆっくり写真を撮れないほど大忙し…かわりに
 facebookで見られるようです)
lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2013.3.12 Tue   ハプニングステージを楽しんだ夜
▶NYから帰国中の中井さん田井中さんによる昨夜のメンバー
中井勉(g) 片倉真由子(pf) 中村健吾(b) 田井中福司(ds) さんは、
ピアノが吉岡秀晃さんでしたが体調を崩され、急遽、真由子
さんになりました。田井中さんは40年ほどNY在住で、ルー・
ドナルドソンのバンドのレギュラードラマーです。全員がNYで
長く暮らし活躍した方ばかり。
▶お店に出るとすぐ、渡辺貞夫さんがいらっしゃったので
ビックリ。JFK空港で中井さんに道を聞いたのが縁でお知り合い
になられ、中井さんが頂いた名刺に昨夜のことをメールしたら
お嬢さんとアメリカ人のピアノを弾く学者と日本人の方4名で
いらしてくれました。しかも楽器 持参で…飛び入り出演です。
▶そうこうしていると、今度は今ブルーノート東京に出ている
ケニー・バロン(pf) 北川潔(b) ジョナサン・ブレーク(ds) さんが
昨夜がオフだったようで、遊びにいらしてくださいました。
ケニーさんはジュリヤードで真由子さんの先生だった方で、
彼女も大喜び。ジョナサンさんは、貞夫さんのバンドで何回も
共演している仲ですが…昨夜は全くの偶然だったようです。
▶今度はそこにTOKUさんが現れて、お店の中は、お盆と
お正月が一緒に来たようなステージで、大賑わいでした。
思わぬハプニング・ステージに、居合わせたお客さまたちは
大儲けしたような気分になった昨夜のお店でした。
▶1st.stage…♪Sweet And Lovely
♪So Do It(W.モンゴメリー)
♪Blue 'n' Boogie…渡辺貞夫さんが入りました。
♪Stella By Starlight…渡辺貞夫さんとTOKUさんが入りました。
♪レギュラーメンバーで題名が分からないバラード
(You leave me breathlessでした)
▶2nd.stage…
♪おぼえていない曲(Gnidでした)
♪How Deep Is The Ocean…ケニーバロン・トリオに
TOKUさんが入りました。
♪レギュラーメンバーでバートバカラックの曲
(This guys love in with youでした)
♪But Beautiful
♪Will You Still Be Mine?…TOKUさんが入りました。
♪アンコールは、St.Thomas。
▶田井中さんは昨夜が帰国ツアーの最後で、今朝NYに発たれ
今頃は機中の人。中井さんは京都の実家に帰ってからNYに。
今現在は車中の人。連絡できず、演奏曲はほとんど真由子
さんに教わりました。お店が大賑わいでメモとるヒマなく
忙しく動きながら聴いていると、曲は知っているのに題名が
思い出せない…情けない今日このごろの私です。
(カッコ内は中井さんが先ほど送ってくださいました)
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg←当夜のスナップ写真
▲top
  2013.3.13 Wed   【哀悼 ご冥福をお祈り致します】
▶長年ジャズクラブを経営していて、数あるライブハウスの
中にあって、これだけは自負できる譲れないものがあります。
それは当店のピアノの音の響きの良さです。多くのピアニスト
も認めてくれて、ここのピアノを弾くのは楽しい、と言って
くれますが、それを長年、陰で支えてくれたのが、日本一の
調律師、並ぶ人のない、小沼則仁さんです。
▶日本一は決して大げさではありません。ブルーノート東京
に来日して演奏する多くのピアニストはじめ、私の知り合い
だけでもそうそうたるピアニストから、信頼されご指名が
かかる凄い方で、彼の手にかかるとピアノが演奏者の個性
にあわせて鳴り響くほどになります。
▶ピアニストばかりでなくペコちゃんはじめヴォーカリスト
も数え上げるとキリがありませんが、コンサートがどこで
行われようが、彼の調律を受けていないピアノは弾けない、
唄えない、というほど信頼され、海外ツアーに同行されたり
海外にも呼ばれる世界的調律師なのです。
▶当店には小曽根さんからご紹介されたのですが、そんな
凄い方ですからとてもウチのような小さなお店には…と
思ったのですが、気さくに快く引き受けてくださり、
週に2回ほど、あるいはスペシャルなステージの前には
お願いするとやってきて、もう何年も、ピアノと会話する
ように調律してくださっていました。
▶その小沼さんが、まだ65歳の若さで亡くなられました。
一昨年癌が見つかり手術をされ、転移癌を抗癌剤で治療
されていたのですが…とうとう命尽きてしまわれました。
闘病中もつい最近まで、ミュージシャンからご指名が
あると、病床から出掛けてお仕事をされる、律儀で頑固で
でも心優しい、本当の職人気質の方。
▶最後は高熱で意識もほとんどなかったそうですが、実は
その日がお嬢さんの結婚式で、式が終わったその夜、安心
されたように息をひきとられたそうです。
▶昨夜のお通夜には、無宗教の祭壇に、チック・コリア、
ハービー・ハンコック、デイブ・クルーシー、ボブ・ディラン、
ジョー・サンプル、小曽根真ご夫妻、上原ひろみ、矢野顕子、
大西順子、塩谷哲、島健、伊藤君子さん…等、そうそうたる
お名前のお花がありました。
▶美しいピアノの演奏が流れて、上原ひろみさんと矢野顕子
さんの歌♪ありがとう を聴きながら、私は、ピアノの調律
のあとタバコを美味しそうに吸う姿が思い出され、思わず
涙が止まらなくなってしまいました。倒れられたあとも
止めなかったほどタバコがお好きでした。
▶本当に彼らしいお通夜でした。その帰りブルーノート
東京にペコちゃんと立ち寄り、ケニーバロントリオの演奏を
聴きながらも、いつもそこに立っておられた小沼さんの姿を
二人で思い出していました。
▶本当に惜しい方が天国に逝ってしまわれました。これから
ピアニストたちも、困るんじゃないかしら…病床にいる彼に
来てもらったくらいですから… 天国ではピアノの音を
聴きながら、どうか安らかにお眠りください。
合掌
▲top
  2013.3.13 Wed   素晴らしのに なぜかしら…
▶ドラマーがリーダーのメンバー奥平真吾(ds) 宮川純(pf)
生沼邦夫(b) 太田剣(as)さんのユニット《THE FORCE》
1年ぶりに近い久し振りの出演でした。
▶でも、お客さまが少なくて、ミュージシャンにはお気の毒
でした。才能ある若いミュージシャンたちを集め、NYで長年
活躍したドラマーがリーダーで、しかりしたサウンドで、
仙台と札幌からいらっしゃったお客さまが「さすが東京は
凄い演奏しているねぇ」と感心されたほど素晴らしい演奏で…
ジャズ好きにはたまらない魅力がある、と思うのですが…
▶1st.stage…♪I Don't Know What Time It Was、
♪Skating In Central Park、奥平作♪McCoy Next Block、
♪Old Folks、♪Locomotive。
▶休憩時間にNYから着いたばかりの女性ヴァイオリニストが
真吾さんを訪ねてお店にやってきました。藤 深智(フジ ミチ)
さんと言ってNYでジュニア・マンス(pf)のバンドのレギュラーで
仕事をされていて、彼から頼まれ、私にCDを届けにいらして
くださったのです。2nd ステージに飛び入りして一緒に演奏。
▶2nd stage…♪Tenor Madness。太田さんがソプラノサックス
でD.ガレスビーの♪Tin Tin Deo…藤さんリズム感が素晴らしく
よくグルーブしていました。レギュラーメンバーで
バラード♪Tenderly …太田さんはアルトサックス。
奥平作♪Moconde、♪Fields Of Sisal、
▶近々、2枚目のアルバムも発売されるようです。
応援よろしくお願いします。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2013.3.14 Thu   心に染み入るサックスクァルテット
▶辛島文雄(pf)工藤精(b)小松伸之(ds)さんのトリオに、辛島
さんが絶大な信頼を寄せている池田篤(as)さんが、肺癌を
克服して復帰し、昨夜ちょうど1年が経ったクァルテット。
▶池田さんの検診も3カ月が半年に1度になり、外見も前と
変わらず優しい顔立ちで、大病を患った人とは思えないほど。
柔らかみのある太い音が、心にスーッと入って来て、とても
気持の良い演奏でした。まずは一安心。
▶曲は辛島さんが決め、まず音を弾き出し、それを聴いて
皆が続きます。正統派ジャズ「名曲集」のような選曲でした。
▶1st.stage…♪I Hear A Rhapsody、♪ノルエーの森、
♪Blue Monk、心のこもった♪Body And Soul、♪Oleo。
▶2nd.stage…♪Speak Low、春の曲♪Up Junped Spring、
バラード♪Can That Dream、♪Recorder Me、
ピアノイントロから♪Gergia On My Mind、
♪Bird like、♪Round midnght。
▶体が飛ばされそうな風の強い雨降る夜で、昨夜も客席は
空いていましたが、店内には暖かい空気が流れていました。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2013.3.15 Fri   柔らかな音が良くスウィング
▶世界でもスティール・パンのジャズ奏者は(多分)、トニーさん
だけだと思いますが…トニー・グッピー(steelpan)さんと、
伊藤志宏(pf)中村健吾(b)藤井伸昭(ds)さんの昨夜のステージ。
▶伊藤さん藤井さんはトニーさんとは時々演奏されていますが
健吾さんは初めて。伊藤さん藤井さんとも初共演でした。
でも、リハですぐに打ち解けて、トニーさんの素晴らしさに
感動し、素晴らしいステージになりました。さすが健吾さん
音楽に対する対応の早さに、メンバー皆さん驚いていました。
▶1st.stage…C.コリア♪Matrix、♪Seven For Twelve…お客さまは
このとても難しいリズムを楽しみました。♪Dplphn Dance。
スチールパンが美しいメロディーを奏でたトニーさんの作品
♪Look Inside Yourself。そして♪Hi Fly。
▶2nd.stage…♪Moon and Sound、♪Sing A Song A Song、
トニー作 綺麗な曲♪Crying Skies。C.コリア♪Windows Blues、
♪Bags Groove、C.コリア♪Got A Mach?、
アンコールは♪Besame Mucho。トニーさんを中心に、
メンバーがひとつになって気持を込め、柔らかなスティール
パンの音が良くスウィングするステージでした。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2013.3.16 Sat   特大のバースデイケーキにビックリ
▶佐々木優花(fl) さんの帰国バースデイライブ。彼女はNY
ニュースクール大学で(マヤ・ハッチさんとか、最近ここの
出身が多いですね)往年の懐かしいフルート奏者フランク・
ウェスのレッスンを受けていたそうです。90歳を超えられ
まだお元気そうです。
▶メンバーは井上智(g) 増原巖(b) 横山和明(ds) さん。井上
さんもここで先生をされていました。その関係で帰国すると
このメンバーで活動。昨年は帰国してアルバムも制作され、
当店で記念ライブを行いました。
▶チャリティーコンサートやライブなど日本での活動が多く、
日本にはすでに後援会もできていて、昨夜も、出身地である
青森から大勢の方が応援にいらっしゃいました。大和撫子と
いった感じの綺麗なお嬢さんです。
▶1st.ステージが終わると、♪ハッピーバースデーのお祝い。
なんと増原さん、横山さんも2,3日違いの誕生日ということで
三人の誕生日を一緒に祝ってみんなで歌いました。その
バースデイケーキの大きなこと !! 男性二人で運び込まれると、
みなさまから思わずワーッと歓声が沸きおこりました。
▶なんと120人分のケーキで、切るのも大変。満席の皆さんに
お配りしてもまだ半分くらい余ってしまい、お持ち帰りして
いただきましたがまだ余るくらい。私もスタッフも、今まで
こんなにケーキを食べた事がないほどごちそうになりました。
甘さ控えめで、とてもおいしいケーキでした。
▶1st.stage…
1、Billys Bouns(チャーリーパーカー作)
2、Waltz#3(優花作)
3、Dancers in Love(D.エリントン作)
4、Subconscious-Lee(リー・コニッツ作)
(アップテンポの凝った難しい曲)
5、Waltz#2(優花作)
6、Okubo Thing(優花作、大久保の印象を曲にしたもの)
▶2nd.stage…
1、All the things you are(井上トリオで )
2、How Insensitive(ジョピン作)
3、Sumba de Orphe(ボンファ作)
4、Black Orphe(ボンファ作)
5、Song for Koto(井上作、和楽器琴のための曲)
6、Bluse for Flute(優花作)
アンコールは、♪Caravan(D.エリントン)
▶大賑わいの店内で曲名メモを忘れてきてしまい、優花さんに
メールしていただきました。彼女はこの4月にはNYに戻り、
帰国したらここでライブをしたいから、予定が決まったら
連絡くださるとのこと。次回は、いつ、どんな新しい曲が
出来ているか、楽しみですね。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2013.3.17 Sun   イメチェン中で花粉症のマーヤさん
▶グレース・マーヤ(vo,pf)坂崎拓也(b)今泉総之輔(ds)さんの
昨夜はいつもと違ってギターレスのトリオでした。そして
ヘアースタイルもトレードマークの帽子も、ガラッと変えて
イメージチェンジされていました。ストレートな短い前髪、
編んだベレー帽、今流行のボロボロのジーンズ…久しぶりに
いらしたお客さまは、一瞬、分からなかったようです。
▶でも、ステージはいつものように、ワインを飲みながら、
お客さまに話し掛けながらのリラックスしたステージ。
ギターレスの編成を坂崎さん今泉さんが一生懸命フォロー
されていました。歌が鼻声だったのは、花粉症のせいです。
▶1st.stage…♪Save The Last Dance For Me、
♪Kiss Of Life、♪Fever、♪You Are So Beautful、
♪It Might As Well Be Spring、♪Wonder Wall。
▶2nd.stage…♪Take The A-Train、♪Poinsiana、
♪Cold Cold Heart、♪Come Away With Me、♪High & Dry。
▶遊びにいらしていた守屋純子さんを呼出してD.ブルーベック
♪In Your Own Sweet Way を守屋さんのピアノの伴奏で、
ヴォーカリストとして歌いました。まったくタイプの違う
ピアノの演奏に接して、皆さんとても感動されていました。
その後、マーヤさんの弾き語りにもどり♪さくらさくら〜
♪Amazing Grace。
▶この時期、ほんとに花粉症は大変です。私も毎日、鼻水と
涙でティッシュが手放せませんが、シンガーの皆さんは、
もっと大変でしょうね。早く過ぎ去ってほしいものですね。
P.S.
女性にとって、お化粧も崩れる花粉症の顔は、あまり
見せたくないものですよね。ステージ写真は、遠慮させて
いただきました。
▲top
  2013.3.19 Tue   音の広がりが素晴らしいデュオ
▶片倉真由子(pf)さんと中村健吾(b)さんの、本邦初のデュオ。
お二人は、健吾さんがCD発売の時、NYから帰国したばかりの
真由子さんを選んでツアーをした信頼の仲で、ともにNYの
厳しいジャズの世界で経験を積んでいます。
▶バークレー在学中、真由子さんはケニー・バロンさんに
憧れて名門ジュリヤードを受験したんだそうですが、その時の
試験官がケニーさんで、彼にピアノを聴いてもらえるなら
落ちても本望、と課題曲を弾くと、ケニーさんに
♪Body And Soulを弾けるか、と聞かれ弾いたそうです。
▶ジュリヤードから合格通知が来た時には、長年の夢が叶って
信じられなかったそうですが、♪Body And Soulを弾かせた時は
ケニーさんは合格のサインを出していたんだ、と、ご本人から、
つい先日聞かされたそうです。(ケニーさんも当店のことを
思い出してくれていたのかしら…)
▶昨夜はデュオでしたので、いろんなエピソードの入ったMCも
聞かせていただきました。二人とも終始ニコニコしながら、
楽しみながらの演奏で、ピアノが良く響いてベースの音色と
良くマッチし、息のあった素晴らしいデュオを聴けました。
▶1st.stage…♪Nostalgia In Times Square、
♪Someday My Prince Will Come、
♪Do You Know What It Means To Miss New Orieans、
♪These Are Soulful Day、
ゆったりしたテンポの♪I Remember April、♪Rey's Idia。
▶2nd.stage…D.エリントン♪Pitter Panther Patter、
B.ストレイホーン♪Isfhan、
♪I'll Never Been Lobe Befor、♪Straight No Chaser、
健吾作名曲♪Hope、♪The Good Life。アンコールは、
O.ピーターソン♪Hymn to Freedom 自由への讃歌。
▶お客さまは、残念なことにわずかでしたが、嵐の警戒予報
が出ていたから仕方ないですね。でも、このデュオは絶対に
聴き逃したくない、そんな方たちばかりで、本当に熱心に
聴いていらっしゃいました。お帰りになるころは風と雨が
激しくなりましたが、素晴らしい音楽をお聴きになって、
私同様、そんな事もあまり気にならなかったようです。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2013.3.20 Wed   華やかな中に緊張感のある演奏
▶《Tower Station》俵山昌之(b) 福井ともみ(pf,e-pf)
藤井学(ds)市原ひかり(tp,flh)纐纈歩美(as,ss)さん。メンバーに
三人も女性がいると、ステージがとても華やかです。
▶小柄なひかりさんは、いつも独特のファッションセンス。
歩美さんもいつもヘアースタイルが違って、時々、誰なのか
わからないくらいですが、これは趣味だそうです。髪が豊かな
若い人は髪型がいろいろ楽しめて羨ましいわ。
▶ともみさんも小柄な身体に似合わないエネルギッシュで、
活動的な美人です。でも皆さん、音楽に対してとても前向きで、
起用した俵山さんは、女性を見る目が高いですね。
▶1st.stage…俵山作♪Morning In Rio、
バンドのテーマソング♪Tower Samba、♪そよ風、
ジルベルト・ジル♪Eu Vim Da Bahia、
A.Cジョビン♪Eu Sei Que Vou Te Amar、俵山作♪Sunrise。
▶2nd.stage…ジョビン♪Ela é Carioca、♪Batucada Surgiu、
俵山作♪風の詩、C.コーン♪Brasilified、
俵山作♪すばらしき夢、B.パウエル♪Berimbau…この曲だけ
ともみさんはピアノを弾きました。他は全てエレピでした。
アンコールは、♪The Peace Song。
▶ひかりさんと歩美さんは曲によってtp、flh、as、ss…を
持ち替えての演奏でした。昨夜はお休み前とあって、予約
なくいらっしゃった方も多く、そんな方は、フロントで若い
女性が管楽器をしっかり吹いているのを見て聴いて、とても
感心されていました。
▶全ての演奏曲がメロディーが綺麗で、気持の良いリズムで
とても聴きやすく、心地の良い夜でした。来月12日は、この
《Tower Station》のアルバム発売記念ライブになります。
ぜひ応援しに来てくださいね。女性三人にサインをもらった
CDは、なかなか貴重なものになると思いますよ。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2013.3.21 Thu   新しい感じで聴けたお馴染みの曲
▶トリオとしては当店初登場の丈青(pf)楠井五月(b)斉藤良(ds)
さんの若者トリオは、生憎の雨に見舞われてしまいました。
斉藤さんは当店初出演だと思っていたのですが…聞いてみると
本田竹広さんがご健在だった頃、出演された事がおありとか。
▶タッチが綺麗で周りの音を良く聴いて叩く「音楽的な」
ドラムでした。丈青さんとは永いお付き合いだそうです。
丈青さんのピアノはタッチが綺麗で自分の世界を持っている
お洒落なピアニストです。五月さんは、最近一緒に演奏する
ようになった丈青さんが、お気に入りのベーシスト。
▶ピアノトリオにもいろいろなカラーがあります。昨夜は
ジャズの名曲が多く演奏されましたが…お馴染みの曲も
ひと味もふた味も違う、味わいの深い演奏で、このトリオ
ならではのサウンドでした。
▶1st.stage…C.コリア♪Matrix、H.ハンコック♪Dolphin Dance、
M.デビス♪Tu Tu…マイルスのを彷彿させるカッコ良さでした。
J.コルトレー作♪Gaiants Step。そして綺麗なピアノイントロ
から入った♪Body And Soul…ジャズの演奏の時には、
必ず弾く曲、ということでした。嬉しいですね。
▶2nd.stage…♪Ther Will Never Be Another You、
J.コルトレーン♪Razy Bird、B.エバンス♪Blue In Greem、
♪Autumn Leaves、アンコールは♪Blue Monk。
▶祭日でしたがファンの方はいらしてくださいました。女性の
ファンが多いですね。皆さまお帰りになる頃には雨がやんで
演奏の余韻が残る中、帰路につかれました。次回の出演は
真夏、7月10日水曜日に決まりました。特にお馴染みの曲は
色んなピアノトリオで聴いてみると、新しい発見があるかも
しれません。それもライブジャズの良さ・楽しさですね。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2013.3.22 Fri   ミュージシャンならではの誕生日祝い
▶チンさんこと、鈴木良雄さんの67才の誕生日ライブは
多くのお知り合いがお祝いにいらっしゃって大盛況でした。
彼が《BASS TALK》鈴木良雄(b)野力奏一(pf)岡部洋一(per)
井上信平(fl)さんとユニットを組んで12年。
▶チンさんの曲を野力さんがアレンジして、岡部さんと
井上さんが彩りをつけるバランスのいい美しいサウンドです。
ずっと日本の香りのするジャズを追求し、森や湿原だったり、
妖精が出て来たり…音楽の中にさまざまな場面が見える
そんな曲作りがされていて、ジャズをあまり聴かない人にも
十分に楽しめる音楽です。
▶昨夜は、チンさんの生まれ故郷、長野県の木曽からも中学、
高校、大学のお友達もいらっしゃって誕生日を一緒にお祝い
しました。お酒が好きなチンさんらしく、お酒のプレゼントが
多く、チンさんも大喜びでした。
▶1st.stage…♪Saint-Emillion、♪New York Blue、
♪Fairy Talk、♪Ceu Azul=Blue Sky、
♪Dancing Luna、♪Pantanal (ブラジルの大湿原)…
信平さんが色んな物を使って、湿原の動物の音を出しました。
▶2nd.stage…♪Touch of Spring、♪Fairy's Dance、
♪Eastern Town、♪Happy Anniversary、♪Koma (木曽駒ヶ岳)、
自分のために♪For Your Birthday (♪For My Birthday ですね)、
アンコールはブルース♪Oh! Gee。
▶お弟子さんにベースを弾いてもらって、チンさんお得意の
スキャットを披露したり…ミュージシャンならではの楽しい
誕生日のライブでした。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2013.3.23 Sat   落ち着いた上品なステージ
▶鈴木央紹(ts)後藤浩二(pf)生沼郁夫(b) 柴田亮(ds) さんの
バックメンバーでステージに登場した昨夜のウィリアムス
浩子(vo)さんは、ウェストに黒のベルトのようなアクセント
があるベージュのシルクのワンピース姿。すっきりとして、
春らしい素敵な装いでした。
▶彼女の歌は、美しい角のないまるい声で、メロディーを
大切にしたストレートな歌唱なので、とても解りやすく、
耳に心地よく響いてきます。「歌伴」の上手さでは定評の
ある央紹さんのテナーや、繊細な後藤さんのピアノとも
しっくりと合って、浩子さんも気持よさそうでした。
▶1st.stage…
♪Close to you、♪Speak low、♪Fly me to the moon、
♪Spring can really hang you up the most、
♪My favorite things、♪Seasons of love、♪Skylark。
▶2nd.stage…
お客様のリクエストに応えたインスト曲
♪The one and only love、
浩子さんが入って♪Old devil moon、♪Tea for two、
♪Mona Lisa、♪Softly as in a morning sunrise、
♪Flamingo、♪Love for sale、アンコールは
彼女の定番ともなっている曲
♪A Nightingale sang in Berkeley Square。
▶私が曲名メモを忘れてしまったので、浩子さんに確認の
電話をしたら、もう九州からでした。忙しい中、浩子さん
曲名メールありがとう。きっとそこでも「淑女のバラード」
人気になりますよ。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2013.3.24 Sun   外人客の多かった週末の夜
▶チャリート(vo) 福田重男(pf) 中村健吾(b) 加納樹麻(ds)さん、
メンバーはそれぞれ共演されていますが、このメンバーで
一緒にやるのは初めてでした。でも、少しのリハーサルで
長年一緒に演奏していたように意気がぴったり合い、それに
乗ってチャリートさんが、自在に自由に歌うステージでした。
▶彼女が、バラエティーに富んだレパートリーを情感豊かに
歌い上げるステージを、演奏者も楽しみながら、客席と一体
となって楽しんだ週末の店内。客席には外国人の方も多く、
ワシントンDCからいらした方が、BODY&SOUL はワシントン
DCでも有名ですよ、とおっしゃってお食事をされ、最後まで
楽しんで行かれました。嬉しいことですね。
▶1st.stage…♪Whach What Happens、
♪You Must Beleive It Spring、♪Nica's Dream、
ファンク調の♪God Bless The Child、♪I've Got Just About
Everything、バラード♪Say It、♪My Shining Hour。
▶2nd.stage…ファンク調の♪You Don't Know What Love Is、
♪You've Changed、♪Black Coffee、
最新アルバム「Affair to Remember」にも入っている
M.ルグランの♪How Do You Keep The Music。
♪That's All、♪Save You Love Me、♪Girl Talk、
アンコールは♪Affer To Remember。
▶世界を股にかけて活躍するチャリートさんですが、来週は
ロスとサンフランのクラブに出演するため旅立ちます。その
エネルギッシュな活動ぶりには、いつもながら感心します。
どんな土産話が聞かれるか、楽しみですね。
P.S.
手違いにより当夜の写真はございません。ゴメンナサイね。
▲top
  2013.3.25 Mon   楽しい雰囲気も満開した春の宵
▶予報や平年よりかなり早く、過去最速で開いた桜が満開で
何となくウキウキした気分の日曜日の夜、【Sunday Special】
だった《TOKUバンド》、TOKU(vo,flh) さんと、秋田慎治(pf)
佐藤ハチ恭彦(b)藤井伸昭(ds)荻原亮(g) さんのステージは、
大勢のファンで大賑わい。
▶地方からもいらしてくれて、客席には久しぶりのお顔も
ちらほら。デビューから12年経ったこのメンバーの中には、
結婚してパパになった人が二人、待ち望んでいる人が一人…
独身で残っている人はTOKUさんほかニ人になり、久しぶりの
方も印象を新たにされたでしょうね。
▶気心知れた仲間とそんなお客さまを前にしたステージは、
とてもリラックスして、客席からは笑い声や掛け声がかかり、
春の宵を皆さん大いに楽しまれた、賑やかな店内でした。
▶1st.stage…J.テイラー♪Don't Let Me Be Lonely Tonight、
S.ワンダー♪I Can't Help It、♪Knocks Me Off My Feet、
C.ポーター♪I Love You、S.ワンダー♪Over Joyed、
C.ポーター♪Night And Day。
▶2nd.stage…♪Moon Light、A.C.ジョビン♪Dindi、
S.ワンダー♪You've Got It Bad Girl、
T.ウルフ♪Spring Really Hang You Up The Most、
H.ラカジェ♪Amapola、S.ワンダー♪Part-Time Lover、
E.クラプトン♪Wonderful Tonight、シャディー♪Kiss of Life、
ベースとデュオで♪Fly Me To The Moon、
アンコールはS.ワンダー♪My Shelly Amor。
▶春休みとあって客席には、ドラムを習っているお子さん
男女二人や、ヴォーカルを習っている小学4年生のお嬢さん…
が親御さんと一緒に聴きにいらしていて、興味津々で熱心に
聴いていました。幅広い層に人気者のTOKUさん、今、新しい
CDを制作中です。さて、どんな新境地のCDか楽しみですね。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2013.3.26 Tue   スリルとスピード感溢れる演奏を堪能
▶激しい雨の上、花冷えと言うんでしょうか冬に逆もどり
した寒い昨夜。松島啓之(tp)山田穣(as)今泉正明(pf)上村信(b)
広瀬潤次(ds)さんの実力派クィンテットの客席はガラガラで…
▶「○○殺すにゃ刃物はいらぬ、雨の三日も降ればいい」…
ミュージシャンもジャズクラブも、雨には勝てない時代に
なったのかしら。昔は、こんなに天候に左右されることは
ない業界だったように思うのですが…アベノミックスはまだ
始まったばかり。長年のデフレ経済で身についた気分や行動
から脱却するのは、そう容易なことではなさそうですね。
▶でも昨夜の「月末の週明け雨の月曜日」のような悪条件
のお店には、熱烈なファンや、ジャズが本当に好きな方が
いらっしゃいます。ミュージシャンの間では当店のお客様が
上質であることも定評があり(おかげさまでこれは当店の
自慢のひとつですが)少なくとも当店で演奏する時には、
聴衆が少ないからといって、手を抜く演奏者は誰もいません。
▶昨夜もミュージシャンは、悪条件の中いらしてくれた方の
熱意に応えて大熱演。店内はスリルとスピード感に包まれ、
いらした方にとっては、まるで自分のためだけに演奏して
くれているようで、しびれます。ジャズファンにとっては、
こんな夜こそジャズを思う存分に堪能する穴場(穴時?)
かもしれませんよ。
▶1st.stage…W.ショーターの♪The Summit …出だしから
もの凄いスピード感の演奏でした。♪Just You Just Me、
アルトサックスをフィーチャーしてB.ヤング♪My Foolish Heart、
小気味良いテンポでN.アダレー♪Teaneck。
▶2nd.stage…松島作♪Blues Like This、
F.ハバード♪Up Jumped Spring、トランペットを
フィーチャーしたバラード♪Laura はとても素敵でした。
アップテンポの♪Crazeology、アンコールは♪I Remember April。
▶こんな素晴らしい熱の入った演奏なのに、聴く人が少なくて
もったいないですね、と嘆いていらした方は山形からはるばる
当店にいらしたお客さまでした。都内の方に聞いてほしい
言葉を残してお帰りになられました。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2013.3.27 Wed   お忙しい中も福田ファンはしっかり…
▶みなさん年度末でお忙しいようですね。最近は特に残業を
されている方も多いようで、ゆっくりとジャズを聴く時間を
作るのも大変のようです。そんな中、昨夜はこのトリオ
福田重男(pf)上村信(b) 奥平真吾(ds)さんに、ファンの方が
しっかり駆けつけてくださいました。
▶いつも福田さんのファンは女性が多いのですが、昨夜は
男性お一人でいらした方も多く、よくスイングする綺麗な
トリオ演奏を楽しんで、ストレスを解消されたようでした。
▶1st.stage…♪Nobody Else But Me、C.コリア♪Fingerprints、
福田作♪You Can Take You Can Give、♪ Fascinating Rhythm、
G.ガーシュインの♪I Loves You Porgy…私は福田さんが奏でる
この曲を初めて聴きました。福田作♪Pretty Blues。
▶2nd.stage…福田作♪Photograph、♪Rache'ls Lament、
D.ガレスビー♪Birk's Works、
奇麗な3拍子の曲 W.ショーター♪Miyako、
P.マッカートニー♪Blackbird、K.ジャレット♪Bop-Be、
アンコールは♪Do Nothing Till You Hear From Me。
▶気持の良い美しいトリオサウンドを堪能して、日頃、
お忙しい皆さまのお顔もほころんでいるように見えました。
iPadを出して演奏曲の譜面を見ながら、熱心に聴いて
いる方もいらっしゃいましたよ。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2013.3.28 Thu   大盛況だった裕香さんの発売記念
▶裕香さんの2枚目のアルバム「Dois Yuka Ueda」の発売は
一昨日3月26日、まだ湯気の立っているCDの記念ライブです。
レコーディングメンバーと同じ出演メンバーで、上田裕香(vo)
大口純一郎(pf)織原良次(b)小松伸之(ds)ジョー・ダ・バビロニア
(cavaqunho)さんです(スケジュー表にはなっかったのですが)
…ジョーさんは、歌も唄われるれっきとした日本人で、この
楽器はギターかマンドリンのようなブラジルの4弦楽器。
▶このアルバムのジャケットは、2007年に、1ヵ月間リオの
カーニバルに出演したときの衣装だそうで、持ち帰ってきて
実家にあったのを思い出し、ジャケット写真で使ったとか。
こんなに大きく重そうな物をつけてサンバを踊るのは、
けっこう体力勝負ですね。
▶彼女は、音楽の魅力にとりつかれて、ポルトガル語も歴史も
勉強しただけあって歌詞の内容をよく理解して心で歌います。
「音とリズムと心には、いつも正直でいたい」と思っている
ということです。
▶ベテランらしく大口さん始めミュージシャンは、裕香さん
を良く理解して、心をこめてサポートした昨夜のステージ。
そんな女性を応援する多くの人がいらっしゃって、CDも
沢山お買い上げくださいました。裕香さんのご両親も
お見えになって、お嬢さんのステージを優しく見守って
いらっしゃいました。
▶1st.stage…インスト曲♪Triste のあと裕香さん登場。
♪Corrida de Jangada(帆掛け船)
♪Sei la Mangueira(マンゲイラは人気のサンバチーム)
♪Meu Esoudo(私の盾)
♪Samba em Prelúdio(序曲のサンバ)
♪O Bebade e a equilibrista(酔っぱらいと綱渡り芸人)
▶2nd.stage…♪Pe' do meu Samba(私のサンバの足 )
ジョーさんの弾き語でオリジナル曲♪僕の名は…
とても素直な歌でした。♪Upa'Neguinho(黒い坊主!)
♪Agoniza mas nao morre(サンバは死なず)
♪Samba de Arere'(アレレのサンバ)
♪Coisinha do pai(お父さんの可愛い子)
アンコールは♪Amor e Festancsa(藍の祭典)
▶みなさん、サンバのリズムを存分に楽しまれて、元気を
もらったようでした。最初のCDは、売上を被災地に寄付
されたようですが、昨夜のCDと一緒に売れた分も寄付する
ということで、貯金箱を用意してお願いしていました。
震災支援に熱心な彼女、現地に行ってみるとまだまだ復興は
していないようで、細く永く続けてお役に立ちたい、と
話されていた心優しい彼女です。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2013.3.29 Fri   念願の2枚目のレコーディングが決定 !!
▶月末週の木曜恒例《フロントページ》昨夜はレギュラーの
松島啓之(tp) さんと片岡雄三(tb) がNGで、ピンチヒッターで
中川英二郎(tb) さんと中村恵介(tp) さんが努めました。
▶このオーケストラがライブをするために、毎回三木さんが
作曲・編曲し譜面も10人分作成して、ステージにかけ、
気になるところを書き直したりして、大変な作業のいる
ライブステージ。もう曲も沢山出来ていてレコーディングを
したいと常々模索していましたが、この7月、とうとう実現
の運びになりました !!
▶ジャズはライブで聴くのが理想と言えますが、音は消えて
無くなってしまいます。作品として残すためには、録音が
欠かせません。私も嬉しいです。昨夜は、浜崎航さんの
作った曲も、オーケストラ用にアレンジして演奏されました。
▶1st.stage…
恒例、福田重男(pf)イントロ♪Stop And Go から開始。
ソロをとったのは三木俊雄(ts)中村恵介(tp)中川英二郎(tb)
♪Moon Flower…ソロ福田重男♪pf 浜崎航♪ts
♪Escher's Vision…ソロ山岡潤(euph)近藤和彦(as)
♪Sleep Like a Baby…ソロ三木俊雄(ts)上村信(b)
♪Stepping Stone…ソロ奥村晶(tp)浜崎航(ts)柴田亮(ds)
▶2nd.stage…
♪Papillon…ソロ浜崎航(ts)上村信(b)中川英二郎(tb)
♪If I Told A Liea…ソロ三木俊雄(ts)山岡潤(euph)上村信(b)
♪Suspent…浜崎作ソロ近藤和彦(as)福田重男(pf)中村恵介(tp)
♪Matilda…ソロ中川英二郎(tb)福田重男(pf)近藤和彦(as)
♪Quantum Leap…ソロ奥村晶(tp)三木俊雄(ts)浜崎航(ts)柴田亮(ds)
▶2ndステージがはじまるとすぐ、小曽根真さんご夫妻が
入って来られて、皆びっくり。ゲーリー・バートンさんとの
デュオのレコーディングをしにNYに行き、帰国したその足で
駆け付けてくださいました。アンコールはその小曽根さんを
呼出して三木作、明るいブルースの曲♪Easy As a Pie。
▶お客さまは、思わぬ大物ゲストの登場で大喜び。大拍手・
大喝采のうちに終りました。小曽根さんは、超々がつく
大変に忙しい方でお疲れなのに、本当にミュージシャン
シップに厚い思いやりがある方ですね。何事も、
一流は違いますね。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2013.3.30 Sat   笑いと拍手に包まれた金曜の夜らしい店内
▶ギラ・ジルカ(vo)さんと野力奏一(pf)坂井紅介(b)力武誠(ds)
さんのこのメンバーがライブで共演するのは初めてです。でも
野力さんは、いま制作中のギラさんの3枚めのアルバムに数曲
参加されています。
▶ギラさんのMCは柔らかい関西弁が何ともいえず可愛らしく
歌詞の裏に秘められた意味まで面白く説明してくれるので、
共演者も感心しながら、お客さまと一緒に楽しみました。
客席の反応もとても良くて、店内が笑いと拍手に包まれた
楽しい楽しいステージ。
▶MCで笑わせて、演奏はシリアスでクール。メロディーと
歌詞の意味がつながって説得力が増す彼女のヴォーカルに、
お客さまはすっかり心を奪われたようでした。
▶1st.stage…
1.Night and Day(泣いたんでー)
2. Honeysuckle Rose
3. You`d Be So Nice To Come Home To
4. Drinkin’ My Tea(ギラ作カフェに座って道ゆく人を眺めてる歌)
5. When The Party`s Over
(去年のお正月に出来た、パーティーは人生を表している…歌)
6. One Note Samba(滑舌の良さに感心する位アップテンポで)
▶2nd.stage…
1.Rhythmaning
2. Tennessee Waltz
(あまりにも悲し過ぎて1番の歌詞で充分といいながら…)
3. On A Clear Day
4. First Time Ever I Saw Your Face
(たっぷりと感情がこもった素晴らしいバラードでした)
5. Fate and Promises
6. Love For Sale(お金が絡まない恋人募集中、の歌)
▶初めてこのステージに接した方はみなさん「来て良かった
この次もぜひ来たい、今度はいつ?」と確かめてお帰りに
なられました。新しいアルバムは7月発売 !! すでに出ている
アルバム2枚も沢山お買い上げいただき、私は金曜日らしい
忙しい夜になりました。で、曲名メモを取れなかったので、
ギラさんにメールしていただきました(ギラさんありがとう)。
曲名のカッコ内は、ギラさんの面白MCのほんの一端です。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2013.3.31 Sun   いやー、昨夜もよく笑いました
▶ペコちゃん(伊藤君子)の月に一度の大エンタメ・ステージ、
昨夜のバックは田中信正(pf) 坂井紅介(b) 海老沢一博(ds) さん。
花冷えのする寒い夜だし、一昨夜のギラさんの翌日だし…と
ペコちゃんも心配されていたようですが…客席は予約の段階
から超満席で、いかにこのステージを楽しみにしてらっしゃる
お客さまが多いか改めてわかりました。
▶昨夜は、津軽弁ジャズのニューバージョンも披露されて、
客席にいらした外人の方も一緒に笑いと拍手と感動に包まれ、
客席とステージが一体となって月末の最終日を楽しみました。
▶MCでは、津軽弁ジャズについての話も…元々ペコちゃんは
小豆島出身の関西弁なのですが、これを演るときはMCでも
訛ってしまい、頭の中は関西弁と津軽弁と標準語と英語…で
こんがらがるそうです。ジャズ歌詞は、日本語の標準語には
あまりなじまないのですが、伊奈かっぺいさんと会った時、
津軽弁なら結構いけそう、と彼の協力を得て、今では彼女の
専売特許にもなったジャズ津軽弁バージョンが完成。
▶津軽弁ジャズを歌うようになったら、ジャズは敷居が高い、
と思っていた人々にも親しみが湧くようで、東北ツアーでは
大層喜ばれるそうです。ジャズファンの底辺を広げるのに
とてもいい、と、新しい曲に挑戦し続けるペコちゃんです。
▶1st.stage…♪Love For Sale、♪I'll Be Seeing You、♪Speak Low、
ギラ作♪When The Party's Over…ギラさんが歌っているのを聴き
とても気に入ったので譜面を送ってもらい勉強し歌いました。
前夜にギラさんも歌われましたが、それとはまた違った味が
ありましたよ。
ドラムイントロから出たアフロリズムの♪Summertime。
▶ニュー津軽弁バージョン !! 、ビートルズの♪Yesterday。
「♪家出したでー おめは多分 すんそうはいうめぇ…♪」
と続く津軽弁、ペコちゃんが用意してみなさんに配られた
譜面を見ながら、皆で大笑いしながら合唱しました。
外国人の方も英語で歌われましたよ。
♪On A Clear Day。
▶2nd.stage…♪Feeling Good、バラード♪When I Falling Love、
リクエストに応えて♪All Of Me。♪Sky Lark…邦訳ひばり。
この曲は、ピアソラの美しい曲に美空ひばりさんに捧げた
詞をつけたもので、客席には涙している女性もいましたよ。
▶津軽弁バージョン♪Sometimes I'm Happy Sometimes I'm Blue、
この曲はいつも旦那さまであるドラマー海老沢さんに向けて、
あてつけがましく歌われます。そのジェスチャーに海老さんも
照れながら演奏で、皆大笑い。♪Come Rain Or Come Shine。
▶恒例、皆で大合唱の時間は、ペコちゃんの代表作♪Smile。
そして♪It Don't Mean A Thing では、客席がデュワデュワと
合いの手を入れてコーラスして楽しみました。アンコールは
♪Bridge Over Troubled Water。
▶エンターティメント溢れるステージが2日間続きましたが
内容は全く違っていて飽きません。早春を締めくくるのに
相応しい夜になりました。さ、明日から新年度です。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top