2012.9.1 Sat ブルームーンの宵の感動的ステージ |
▶8月最終日は、伊藤君子(vo) さんに 若井優也(pf) 中村健吾(b) ジーン・ジャクソン(ds)さんという豪華メンバーでした。そして 隔週刊で配信の【BS通信】9月前半号にも書きましたけど 珍しい「ブルームーン」でした。ペコちゃんもそれにちなんで ♪Blue Moon を心を込めて歌われた素敵な夜になりました。 (HPに新カテゴリー「BS通信」欄を新設しました) ▶ペコちゃん実は前日、急に綺麗な星が見たくなってひとりで ペンションを予約して八ヶ岳の近くに行ってたそうです。 とても空気が綺麗で、でもあいにく星は見られなかったそう ですが自然の中を散歩して美味しい空気を沢山吸って… 東京に帰るとすぐ喉が変になったそうです。でも、その夜の 声はよく出ていて素晴らしいステージでした。 ▶1st.stage…インスト曲♪C Jam Blues、ペコちゃんが入って ♪On A Clear Day、♪Once Upon A Summer Time、 ♪September In The Rain、♪Autumn In New York、 白石かず子作詞高瀬アキ作曲の♪九月には、 ♪It's Only A Paper Moon、旅さきで星は見れなかったけれど… ♪So Many Stars、♪Old Devil Moon。 いずれもこの季節にふさわしいしゃれた選曲でした。 ▶2nd.stage…♪What Is This Thing Called Love、 久しぶりに歌ったJ.レノン♪Love、♪Isn't It Rpmantic そして…今宵ブルームーンにちなんでいろいろMCしてから 初めて歌ったという♪Blue Moon にお客さまは大喜び。 ♪Fragile 私はペコちゃんの歌うこの曲が大好きです。 ♪I Cried For You、♪Smile、津軽弁バージョン♪Summertime、 ♪It Don't Mean A Thing、 アンコールは♪Bridge Over Troubled Waterでした。 ▶客席には、ペコちゃんの学生時代のお友達がいらしたり、 お弟子さんやファンクラブの方などで、店内は久しぶりに 大賑わい。お陰様で、8月の最後の夜を気持よく締めくくる ことができました。 ▶終演後、ブルーノート東京から、いま公演中のミンガス オーケストラの面々が遊びにいらして深夜のジャムセッション が始まりました。ジーンさんも一旦片付けたドラムセットを 再び出して叩かれました。 ▶ピアニストはヘレン・サングさん、アメリカンチャイニーズ の女性です。トランぺッターはアビシャイ・コーエンさん、 テナーサックスはクレイグ・ハンディさん。その演奏は、 とにかく物凄いスピード感で、本当に恐れいりました。 凄いメンバーが集まっています。今夜もきっと遊びに いらっしゃることでしょう。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.9.2 Sun これこそジャズクラブのハプニング |
▶月が変わった最初の土曜日は、グレース・マーヤー(vo,pf) 江口弘史(b) FUYU(ds) 吉田サトシ(g) さんのステージ、店内は 大変盛り上がりました。マーヤさんの出で立ちはショート パンツにヒラヒラ付きウィンナースタイル、トレードマークの ハットをかぶり元気一杯。グルーブ感抜群のベースとドラムに 良く歌うギターのサポートを受けて、いつものように客席に 話しかけながら楽しい雰囲気を作り上げ、リラックスした ステージを繰り広げました。 ▶1st.stage…Save The Last Dance For Me、ボサノバ♪Estate、 ♪Honeysuckle Rose、♪Wonder Wall、♪Rock(Oasisの曲) ♪It Might As Well Be Spring(サンバ)、 ♪Don't Let Me Be Lonely Tonight(16拍子) ♪Route 66、♪Blues。 ▶2nd.stage…♪Kiss of life、♪Lush Life、♪My Funny Valentine ♪One Note Samba、♪Besame Mucho、♪ピアノソロメドレー。 ▶この時ブルーノート東京からミンガスバンドのトランペット とサックス奏者、と岡崎好朗(tp) さんが入ってきました。 一緒に♪Bye Bye Blackbird を始めているうち、次から次へと ミュージシャンたちが入って来て、ピアノ、ベース、 トロンボーン、アルトサックス、岡崎さんも入って 5管になり、マーヤさんは歌だけになって大賑わいで ♪How High the Moon… ▶終わったと思ったら誰かが♪Body And Soulを吹出すとまた 始まりお客さまは大喜び。狭いステージに出る暇なく客席から 音が始まったり…まさにハプニングの連続でした。これこそ ジャズクラブです。 ▶マーヤさんは英語の方が得意な人、FUYUさんもNY育ちで すぐにコミュニケーションがとれ、お店が終わった後も皆で 演奏すべくどこかに出かけて行きました。本番を2ステージ こなし、当店でジャムをやって、またどこかのジャムに行く… そのエネルギーに感心します。本当にミュージシャンは 精神的にも体力的にもタフでないと生き抜いていけませんね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.9.3 Mon 若さ弾けるNYで活躍中のサウンド |
▶秋の企画第一弾、久々の【Suday Special】は、昨秋から バークリー音大に留学中、夏休みを利用して帰国ツアーを 組んだ寺久保エレナ(as)さんのクァルテットのツアー最終日。 彼女の他、メンバーは 大林武司(pf) 中村恭士(b) マーク・ ホイットフィールド(ds) さんです。 ▶今回のツアーは、NYで活躍している若い仲間と組んだもの。 天才の誉れ高いエレナさんですが、実はもの凄い努力家で、 リハーサルとサウンドチェックが終わったらすぐホテルに帰り 練習してきました。 ▶白いサテンのパンツスーツ姿が小柄な彼女によく似合って いました。トリオの男性陣は、暑いのにキチンとスーツ姿。 さすがプロ意識です。みなさん礼儀正しく和やかな人柄の 好青年たちです。 ▶演奏は、凄いグルーブとスピード感で(昨夜も一昨夜も NYサウンドに接して)やっぱりNYで活躍中のミュージ シャンは違う、とつくづく思いました。そして、小柄な エレナさんのどこからあのような凄いエネルギーが 湧いてくるのかも不思議に思いました。 ▶客席にはジャズに詳しい人が多く、皆さん熱心に聴き入って いらっしゃいました。エレナさんのご両親、大林さんのお母様 もおみえになり、我が子の活躍を目を細めて楽しんで いらっしゃいましたよ。 ▶1st.stage…♪Move、C.アダレー♪Never Say Yes、 F.ローゼリー♪Blue Daniel、エレナさんが大林さんマークさんと 一緒にアフリカに行ってブリキナハソと言う所で衝撃を受け 作曲したという♪Burkina、エレナ作♪That's The Truth、 J.カーン作♪Every。 ▶2nd.stage…D.ガレスビー♪Be Bop、J.コルトレーン♪Vilia、 ♪Burkina take 2、人々に感謝の気持を込めて作曲した♪Warmth …アルト音が綺麗に店内に響き渡りました。 世界平和を願ってカリプソ調の曲で♪タイトルなし、 アンコールは♪Cherokee…もの凄いアップテンポで最後を 締めくくりました。 ▶時代が変わった象徴のような若者たち、演奏が終わって お腹がすいて、ビールやワインを飲んで、当店名物の たらこスパゲティを美味しそうに食べていたのがとても 印象的でした。今日は、ボストンに帰る機中の人になります。 この若い才能あるミュージシャンが卒業して帰国したら… と思うと楽しみがまた増えました。 |
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2012.9.4 Tue 週明けから大賑わいの,ともみユニット |
▶新しく結成された《福井ともみクィンテット》のメンバーは 福井ともみ(pf) 岡淳(ts,fl) 高瀬龍一(tp) 俵山昌之(b) 広瀬潤次(ds) さん。ともみさんは向上心の固まりのような人で、小柄なのに エネルギッシュに自分が目指す音楽に向かって活動中です。 今回、新ユニットを結成しアレンジも全て彼女がやりました。 昨夜は、そんなともみさんを日頃から応援している方々が いらっしゃりお店は週明け月曜日から大いに賑わいました。 ▶1st.stage…♪The Way You Look Tonight…(tp)(ts)(ds)のソロが 入りました。♪At That Moment は(tp)(fl)のソロ、 フルートをフィーチャーしてともみアレンジの♪知床、 ♪いそしぎ、♪Cheek To Cheek…いずれも(tp)(ts) のソロ。 ▶2nd.stage…ピアノトリオでともみ作サンバのリズムで ♪トリポリの朝食。♪Waltz Swing…ベースのソロイントロから ワルツ3/4拍子で(tp)(ts)、トランペットをフィーチャーした ともみ作♪風のささやき、(tp)(ts)で♪Sunday。 聴きにいらしていたシンガー、ちゅうまけいこ さんを呼出して ♪Blame It On My Youth、最後はクィンテット♪Midnight… (tp)(ts)(ds)がソロをとりました。 ▶ともみさんは自身のユニットで緊張しながらも客席を回って お客様たちにご挨拶。そんな娘の活躍を見守るようにお母様の 姿もありました。女性は強くなったとは言え、厳しい世界で 自分の途を切り拓いていくのは大変な事です。みなさま、 ともみさんの新しいユニット、応援よろしくお願いします。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.9.5 Wed 熱いミュージシャンシップに感動の夜 |
▶昨夜は、昨年ツアー先で倒れ入院中のパーカッショニスト 達っちゃんを支援する《横山達治 回復支援ライブ》企画された 代表者は、やまもときょうこ(vo)さん。ベッカー(per) さんの 総合司会のもと、出演されたミュージシャンは、 奥山勝(pf) 福井ともみ(pf) 坂井紅介(b) 河原秀夫(b) 箭島裕治(b) 片野五郎(eb) 藤井摂(ds) 平山恵勇(ds) 森新治(ds) 岸田恵士(ds) 井上信平(fl) 太田朱美(fl) 木村キムチ誠(per) 伊達元(per) チャリート(vo) カルロス管野(per)さん…まだまだ沢山の ミュージシャンが応援に駆けつけてくださいましたが、 あまりに多く名前を知らない人もいらして…名前がもれた方 ごめんなさいね。 ▶第1部はラテンバンドで演奏。大勢のパーカッションで 盛り上がり、やまもときょうこさんが歌い、そこに 女性シンガーが参加され、最後はお客様と大合唱でした。 ▶第2部は当店に毎月出演されていた《横山達治スペシャル プロジェクト》のメンバーが演奏(里見紀子さんが仕事で 参加出来ませんでしたが)。そしていつも達治さんが演奏した ♪You Are The Sunshine Of My Life、♪Manbo In、♪Estrelita…等。 最後の〆は♪Spain。ミュージシャン全員が入れ替わり 立ち代り出演し賑やかに終わりました。 ▶いらしてくれた方があまりにも多く、私は曲名のメモを とるどころかゆっくり聴いているヒマもありませんでしたが 演奏の合間のMCでは、達治さんのエピソードを披露したり 彼の得意な下ネタジョークの話やらで店内大笑いでした。 ▶昼間、達っちゃんと電話で話したら、涙もろくなって、 「僕は幸せものだ」と声をつまらせていました。自分も ぜひ車椅子で見に行きたかった、ということでしたが、 お医者様から、まだ外出の許可が降りず諦めたようです。 ▶回復したら一緒に演奏出来るようにと、ともみさんが リハビリ用の音を作ったり、昨夜の様子も録画して一緒に 届けるようです。お陰様で、少しまとまった支援金も できたようです(詳細は後日、みなさまにご報告される ということです)。 ▶みなさま、本当にありがとうございました。達っちゃん こんなに思いやりのあるミュージシャン達やお客さまに かこまれて、よかったね。愛すべき人柄の達っちゃん ならではですよ。早く良くなって「笑い袋」達っちゃんの 新ジョークを聞かせてくださいね。 |
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2012.9.6 Thu 楽しくお酒も進む スウィンギートリオ |
▶一切譜面を使わず、その場の空気を感じとって演奏する 山本剛(pf) 香川裕史(b) 大隅寿男(ds) さんのベテラントリオ。 ベースもドラムも、ピアノのイントロで何の曲かを瞬時に 判断しなければなりませんから「引き出し」が多くないと 対応できません。ベテランらしいステージです。 ▶しかも、同じ曲でも毎回違うイントロなので、油断が できません。聴く方では、さてこのイントロから何が 飛び出すか…大いに楽しんでいますが、演奏する方は 大変なのです。楽しい上に良くスウィングするので、 お酒も進み、皆さんリラックスした夜をお楽しみでした。 ▶1st.stage…♪Obsession、♪My One And Only Love、 ♪Autumn Leaves、♪Hard Day's Night、♪Blues。 ▶2nd.stage…♪Summertime、♪Loving Touch、 ♪剛スタイルのメドレー、そして♪Misty。 ▶聴きにいらしていた天野昇子さんを客席から呼出して ♪Day Will Never Be Another You、♪The Man I Love、 ♪What A Wonderful World。そうこうしていると今度は TOKUさんが現われステージに上がり、昇子さんTOKUさん 一緒に♪Fly Me To The Moon。お客さまはこの飛び入りに 大喜びで、終演後も余韻を楽しんでおられました。 ▶来春大学を卒業される剛さんの息子さんもいらして、 就職も決まったそうです。やっぱりライブはいいな、 と言ってビールやワインを飲んで一緒に楽しみました。 お母様に似たのか(剛ちゃんごめんね)背の高いイケメンです。 私は、彼がおむつをしている頃をよく知っているので、 立派になった青年の姿を見て感無量。同時に自分の歳を 感じざるを得ませんでした。 ←当夜のスナップ写真 |
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▶昨日は私、体の調子が勝れずお休みさせていただきました。 先週も先々週も、日曜日の定休日が【Sunday Special】で、 考えてみたら8月中旬から一日もお休みがありませんでした。 多分、その溜った疲れが出たのだと思います。なにしろ、 この歳ですから…でもご心配なく。大したことはありません。 一晩の休養で元気になりました。 ▶というわけで、昨夜の大野えり(vo) 若井優也(pf) 米木康志(b) 原大力(ds)さんのステージ報告も、お休みさせていただきます。 ご了承くださいませ。 ▶今夜は、本当に久しぶりの出演、ケイ赤城さんの 【BODY&SOUL Special】です。お待ちしております。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.9.8 Sat 進化し続けるケイさんのトリオ |
▶ケイ赤城(pf)さん2年ぶりの当店出演《ケイ赤城トリオ》は 川村竜(b) 田中徳崇(ds) さんのサイドメンが若いメンバーに 替わって、また進化したサウンドを聴かせてくれました。 ▶若い新メンバーを起用しての2年ぶりの日本ツアー、その 最終日が当店でした。私は内心、クォリティーの高い音楽を 若い二人がどれだけこなせるのか少し心配していましたが、 音を聴いて驚きました。さすがLAの大学で音楽主任教授を されているケイさんです。ケイさんが選んだ二人に狂いは ありません。素晴らしいサポートぶりでした。 ▶その川村さんはNYで、田中さんはシカゴで勉強して帰国。 川村さんのベースは体格どおり太くドッシリした音。 田中さんは今、日野皓正バンドのレギュラードラマーで、 タッチがとても綺麗で、テンションの入れ方がカッコ良く、 難しい曲を演奏する二人の技量に、お客さまも拍手喝采の 素晴らしいステージでした。 ▶1st.stage…ケイ作♪Spasmodic、♪Superior And Eucluid… 子供の頃オハイオ州クリーブランドに住んでいたケイさん、 そのあたりには危険な所が沢山あって、昨年機会があって 行かれた時、そこの交差点で作られた曲だそうです。 ♪Spin Cycle、深いサウンドがいんしょ敵だった スタンダード曲♪Spring Can Really Hang You Up The Most、 ケイ作アップテンポの♪Caged、終わり方がカッコ良くて 客席からは歓声が上がった♪Joy。 ▶2nd.stage…題名のないオリジナル曲♪2012#4.2.2、 同じく♪2011#19、♪Alice In Wonderland、 バラード♪I Thought About You、 ケイ作♪The Angle And The Glory、 アンコールTOTO作♪Dont Stop Me Now。 ▶気持の良いグルーブで終わった終演後、ケイさんは目を 細めて若い二人に感謝の言葉をかけていらっしゃいました。 私は、来年もまたこのグループが聴きたいと思いました。 時代が変化していることをつくずく感じた夜でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.9.11 Tue 水を得た魚のように素晴らしい演奏 |
▶真由子さん久しぶりのトリオ出演だった昨夜。片倉真由子(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) ジーン・ジャクソン(ds) さん。真由子さんは 以前、H.ハンコックのCDの中のジーンさんのドラムに感動し、 いつか一緒に…と思っていたそうで、そのジーンさんと日本で 共演出来るなんて、想像もしていなかったようです。 ▶昨夜はその2回目の共演。「こんな幸せはない」とMCでも お話されました。ジーンさんと共演するのが嬉しそうで、 水を得た魚のように素晴らしい演奏の真由子さんでした。 ▶ジーンさんはオランダから帰って来たばかり。時差ボケの ようでしたが、しっかりしたサポートです。ビッグなのに、 彼はとても謙虚な方で、共演したミュージシャンはみなさん その人柄の良さに驚き、尊敬されるようです。真面目な方 でもあり、今少しずつですが一生懸命日本語を勉強中です。 ▶客席には、海老沢一博・伊藤君子ご夫妻、役者でドラマーの 渡辺裕之さん、横山和明さんら、多くのドラマーの姿が。 真由子ファンも一同に会して、バランスの取れた素晴らしい トリオ演奏を堪能されました。 ▶1st.stage…T.モンク♪Evidence、真由子作♪Monk's Walking、 スタンダード曲♪I've Got The World On A String、 心のこもった♪Body And Soul、W.ショーター♪Foot Prints。 ▶2nd.stage…♪Love Me Tender、♪I Remember April では、 海老沢さんがドラムを叩きました。 ♪Tricrotism、真由子作♪A Dancers Melancholy、 真由子さんがお父様に捧げた♪Rising、 スタンダード曲♪The Good Life、♪Star Crossed Lovers、 ♪Come Sunday。アンコールはピアノソロで ♪Single Petal Of A Rose…いつものように、美しいピアノの音が 店内に鳴り響いて、豊かな余韻を残して終わりました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.9.12 Wed 緊張感のある演奏とやたら面白いMC |
▶片岡雄三(tb) 吉岡秀晃(pf) 上村信(b) 江藤良人(ds) さんの トロンボーンクァルテット。昨夜は9.11、片岡さんはキチンと スーツを着て、ヘアースタイルも七三にきちっと分けて決め、 あれから11年経ったあのテロのニュースを聞いた時の状況を、 MCでいろいろとお話されました。 ▶客席には、トロンボーン奏者の方が二人と、近藤さんの 生徒さんである女性アルトサックス奏者もいらしてました。 優しい片岡さんは、彼らにステージで演奏させてあげたい、 と私に許可を求めてきました。 ▶もちろんどうぞ、と。何でもご自分が若い頃、楽器持参で ライブを聴きに行き、いつ呼び出されてもいいように準備 しているのに、何も演奏させてもらえなかった苦い思い出が あるということで、楽器を持って来た人にはとりあえず必ず 演奏させてあげたい、と思うということです。優しい彼の 人柄を象徴するお話でした。 ▶1st.stage…♪The Will Never Be Another You、 片岡作♪Davi Samba、♪Jitterbug Waltz(尺取り虫のワルツ) ガーシュイン♪Someone To Watch Over Me はピアノの イントロから入ったバラードでした。片岡作、72小節の♪Espri、 …自分で作ると、トロンボーンの息つく暇のない難しい曲に なってしまうそうです。 ▶2nd.stage…♪On A Clear Day、 楽器持参の三人を呼出し3トロンボーン1アルトで♪Just Friends、 レギュラーメンバーで A.K.ジョビン♪A Felicidade、 バラード♪The Very Thought Of You、 片岡作、息継ぎのない♪Turkish Train(トルコの電車) アンコールは9.11にちなんで、世界平和を願って… ♪All The Way で終わりました。 ▶彼のMCは、いつもながらユーモラスで、大笑い。でも 演奏となるととても緊張感がある、楽しいステージでした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.9.13 Thu 応援の方で賑わった発売記念ライブ |
▶博多在住のピアニスト、松竹さんの初リーダー・アルバム 「Solar」発売記念ライブ、メンバーはレコーディングと同じ 松竹由美子(pf) 水橋孝(b) 関根英雄(ds) さんのトリオです。 ▶松竹さんはジャズ&クラシックの音楽教室をやりながら、 ライブ活動をされている方で、今回尊敬する水橋さんと、 関根さんと共演できた念願のアルバムでした。 ▶客席には、かつて博多に赴任されて今は東京に戻っている サラリーマンの方々が多くお見えでしたが、遠路はるばる 博多から応援にいらした方も。彼女も大変緊張されていた ようです。でも水橋さんと関根さんの優しいサポートを得て、 応援にしっかり応えていらっしゃいました。 ▶1st.stage…♪This I Dig Of You、ボサノバ♪Minha Saudade、 ベースをフィーチャーして♪Skating In Centrol Park、 ドラムをフィーチャーして♪Cute。♪I Mean You。 ▶2nd.stage…ドラムのソロ入りで♪Seve Steps To Heaven、 J.ホール♪Waltz New、♪Clash By Night、 バラード♪My One And Only Love、ベースをフィーチャーして ボサノバ♪A Felicidade、♪You And The Night And Music、 アンコールはベースとピアノのデュオで♪Mr Bojangles… この曲は水橋さんの十八番(おはこ)です。 ▶発売記念なのに、アルバムタイトル曲♪Solar が演奏 されてないことに気がつきました !! …が、時すでに遅し。 それほど緊張されていたのですね。でも、お客さまには CDをしっかりお買い上げいただいて、いい記念ライブに なりました。博多から、お疲れさまでした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.9.14 Fri 「楽団ひとり」とも言える多才なステージ |
▶当店で今年「子供の日スペシャル」で若井さんが紹介して くださって、その時、私が気に入ってぜひ…と昨夜実現した 小林鈴勘(尺八,g,pf)さんと、若井優也(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 原大力(ds) さん。若井さんと小林さんはお友達で、時々 共演されているそうですが。 ▶小林さん、元々はギタリストだったのですが、尺八に興味を 持ち芸大で勉強し、その世界で名前もいただいている本格派。 和楽器を洋楽に使うのは無理があるのでは、と少し思って いましたが…彼の演奏はとてもスムーズに聴けました。 ▶多才な方で「楽団ひとり」が出来るほど、いろんな楽器と テクを持ち、打ち込みを使ってのソロCDも出されています。 昨夜は、色んなサウンドの耳に優しい音楽を楽しみました。 ▶1st.stage…小林作♪Sunday Morning ♪Headland、 スタンダード曲 F.ワラー♪Ain't Misbehavin、♪Ornithology、 I.ヘンダーソン♪La Nasha、小林作♪M's Dillemma!。 ▶2nd.stage…「ひとり楽団」で S.ワンダー♪Isn't She Lovely… 尺八・ギター・ピアノと打ち込みを使っての演奏でした。 次は「二人楽団」若井&小林さん小林作♪ラーミヤのテーマ クァルテットで♪All The Things You Are、 バラード♪My Foolish Heart、アップテンポの♪Donna Lee。 近くの公園で会っていたおじいさんの思い出を曲にした 小林作♪お家へ帰ろう。アンコール♪Oleo…選曲も バラエティーに富んだステージ。そして何より、彼は 本当に真面目な好青年です。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.9.15 Sat 金曜夜に相応しいリラックスステージ |
▶以前と違いこのごろは、週末金曜といってもお店が寂しく 私の悩みのタネなのですが…昨夜は満席でこそありませんが 楽しい《スウィンギートリオ》山本剛(pf) 香川裕史(b) 大隅寿男(ds)さんに、キュートな新人 Ema(vo) さんで ほどよい感じの店内になりました。 ▶金曜に相応しいよくスウィングする楽しいリラックスした 演奏でお客さまを楽しませる山ちゃんトリオをバックに、 歌と踊りが大好きな明るいキャラクターのEmaさんが、 表情豊かに一生懸命歌います。彼女は、老若男女問わず、 だれにでも好感を持たれる22歳になったばかりです。 ▶1st stage…いつもの「山本節」のインストから開始。 (2曲演奏しましたがメモとる暇がなく曲名忘れました) Emaさんが入って♪You Took Advantage Of Me、 ♪Someone To Watch Over Me、大人っぽい♪Black Coffee、 ♪Sweet Sue,Just You、お誕生日のお客様に♪Happy Birthday Song、 ♪I Can't Give You Anything But Love。 ▶2nd.stage…インスト曲十八番♪Misty、♪Eight Train。 Emaさんが入って♪I've Got The World On A String、 ♪Nature Boy、♪Frim Fram Sauce、 ♪The Shadow Of Your Smile、♪Bye Bye Blackbird。 ▶声もよく、とても勉強熱心でこれからまだまだ伸びる感じの Emaさんで、将来が楽しみです。応援、よろしくお願いね。 |
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2012.9.16 Sun 大盛況 《ギラッド・ヘクセルマン Quartet》 |
▶日頃とは逆の客席の心配をするほど、予約で満席になった ギラット・へクセルマン(g) マーク・ターナー(ts) ジョー・ マーティン(b) マーカス・ギルモア(ds) さんの【B&S Special】 ▶ギラットさんはイスラエル出身、現在はNYを拠点に活動中で 当店は2度目の出演。ジョーさんも2回目。マークさんは 久しぶりの出演。そしてR.ヘインズさんの孫のマーカスさんは 10 代の頃から何度も出演されていますが、そのたびにお祖父様 に似てきています。だから私も、このメンバーを聴くのを とても楽しみにしていました。 ▶演奏は、ギターとテナーの相性が素晴らしく、音色が綺麗で ハーモニーも美しく…ベースとドラムのしっかりしたリズム隊 に乗って気持の良い演奏でした。満席の客席は、若い人から 年配の方まで。特に若い方は皆さんとても熱心に聴きいって いらっしゃいました。 ▶1st.stage…♪The Bucket Kicker、♪One More Song、 CDタイトル曲♪Hearts Wide Open、 ドラムソロから♪Epilogue。 ▶2nd.stage…♪Nothing Personal、♪Keedee、 ギターイントロから入った♪Body And Soul …は マークさんのソロが心にしみました。 ♪A Part Of A View、アンコールはギターとサックスの 美しいハーモニーが余韻を残して♪Brooze。 ▶このメンバーでリリースしたアルバムを持っての 今回の来日ツアーは、どこでも大入り満員だったようです。 このメンバーにかぎらず当店をツアー最終日に選んでくれる ツアーが多いのは嬉しいですね。次回の来日でどんな進化を 聴かせてくれるかとても楽しみなミュージシャンたちでした。 1週間の充実したツアーが終わり、今はもう機中の人です。 ▶10代のころマーカスさんは、アイスクリームばかり食べて いらっしゃいましたが、最近はベジタリアンになって… 食べ物も大人になったように感じたのが印象に残りました。 |
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2012.9.17 Mon ヨーローッパらしいおしゃれなサウンド |
▶土曜日に続いて2日連続の日曜日の【B&S Special】は 「Europe & Japan」と銘打ってデンマーク在住のトーマス・ クラウセン(pf)さん、ベルリン在住のイタリア人アンドレア・ マルチェリ(ds)さん、そして、永いNY在住から2年前に 帰国した中村健吾(b) さんの 《Andrea Marcelli Trio》。 ▶東京ジャズフェスはじめ京都、金沢のジャズフェスなどに 出演の日本ツアーで、2年前にはベーシストを連れての 来日でしたが、今回は健吾さんを起用してのツアー、 欧州メンバーは当店2回目の出演です。 ▶選曲はスタンダード曲と、三人のオリジナル曲も入れての ステージで、良くコミュニケーションがとれた、完成度の高い お洒落なピアノトリオサウンドでした。 ▶1st.stage…C.ポーター♪All Of You、マリチェリ作♪Retirantes、 S.パオリ作♪Ciele In Vna、マルチェリ作♪After The Rain、 ♪Summer Night、C.コリア♪Armando's Rhumba。 ▶2nd.stage…マルチェリ作♪Beyond The Blue、 中村作♪Field Of Dearms、クラウセン作♪For On The Floor、 ♪Pomona、J.コルトレーン作♪Moments Notice、 ♪Cinema Paradise、♪Nght In Tunisia、アンコール♪Estate。 今日は富士市で日本ツアー最後の演奏です。みなさん富士山を 見るのを楽しみにされていました。晴れてよかったですね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.9.19 Wed 充実した夜になった二つのステージ |
▶昨夜はお店のステージが始まる前、ブルーノート東京に 小曽根真(pf) さんの新しいピアノトリオを聴きに行きました。 NYで今を時めくベーシスト クリスチャン・マクブライドさんと ドラマー ジェフ・ティン・ワッツさんのトリオで、アルバムも 出しています。「東京ジャズ」から始まったツアーで、 昨夜は三日目。今夜が最後のステージです。 ▶楽屋に顔を出すと、三人はとても和やかな雰囲気で、その 雰囲気がそのままステージに出て、自由に楽しみながら演奏 しているといった感じの演奏ぶり。全てオリジナル曲でしたが バラエティーに富んでいて、クラシックから入って、よく スウィングするジャズになったり…お客さまを巻き込んで 楽しんでいるようでした。 ▶クリスチャンさんはカラオケ大好き人間。昨夜も終演後 ファンと一緒にカラオケに行く予定とおっしゃっていましたが 声が良くとても上手だそうで、来日の度に必ず行くそうです。 ▶気持の良いトリオを聴いてお店に戻ると、ステージでは 松島啓之(tp) 山田穣(as) 今泉正明(pf) 楠井五月(b) 広瀬潤次(ds) さんのクィンテット。このグループは、長い間同じメンバーで 活動されていましたが、2年前にベースの嶋友行さんが体調を 崩してから楠井さんに変わり、その後、嶋さんはお亡くなりに なりました。 ▶変わる前に当店でライブレコーディングをしてあって、 そのままになっていたのですが、最後の演奏をなんとか アルバムにしたいということで、この12月に発売するまでに こぎつけました。素晴らしいミュージシャンシップですね。 タイトルは「Dedicated To You Live At BODY&SOUL」… (キミに捧げて)。昨夜もとてもノって、気持がひとつになって いるのがよくわかる素敵な演奏のステージでした。 ▶1st.stage…♪Without A Song、S.ジョーンズ♪Lady Luck、 アルトのソロが素晴らしかった♪All The Way、 ペットのソロが素晴らしかったF.ハバード♪On The Que Tee。 ▶2nd.stage…K.ドーハム♪Wind Mill、T.ハレル♪Moon Alley、 バラード♪But Beautiful、しっとりしたところで C.パーカー♪Donna Lee、アンコールはW.ナバロ♪Nostalgia。 ▶彼らにとっても私にとっても、とても充実した夜に なりました。ブルーノート東京からはしごをしていらした ウチにいらしゃるお客さまも何人かいらして、その方たちも とても満足していらっしゃいましたよ。 ▶追悼アルバム、ぜひお聴きになってください。私からも、 よろしくお願い致します。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.9.20 Thu 昨日もいろんなステージを体験 |
▶昨日に引き続き、お店に出る前にパルコ劇場で行われた 朗読劇「Love Letters」を観に行きました。三谷幸喜さんと 神野三鈴(小曽根さんの奥様)さんお二人だけの出演で、 舞台にはテーブルと二脚の椅子だけ。照明も音楽もない 究極にシンプルな舞台に並んで座った二人が、 手にした台本を読み上げる、そんな作品です。 ▶作者A.R.ガーニーのこの作品は、1989年NYで初演されるや 全世界で上演され静かなブームを巻起こし、パルコ劇場でも 1990年に初演以来22年間、年齢も個性も違ったカップルが ひとつの台本を読み上げてきたもので、役者さんの真価が 問われる作品なのです。昨夜はその初日。 ▶楽しめましたので少し紹介しますと…幼なじみの男女が 思春期以降それぞれの道に進み結婚。手紙を書くことが 大好きな上院議員になった男性と、一方、アートの道に 進んだけれど行き詰まり、精神的に破綻をきたした女性が 久しぶりに再会。別々に過ごした日を取り戻すかのように 激しく求め合います。でも結ばれるには、あまりにも 遅過ぎたようです…。そんな手紙のやり取りが続きます。 朗読だけですが、さすがプロ。面白く聞けました。 ▶お店に出ると《HOT CORNETS》 の 2nd.stage が開始。 木幡光邦(cor,tp)宮崎信義(g)竹中俊二(g)中村健吾(b)さんと 今回はゲストにCHAKAさんのヴォーカル入り。 ▶2nd stage…インスト曲♪Indiana、♪Whisper Not。 CHAKAさんが入って懐かしい曲♪My Blue Heaven、 木幡作の可愛い曲♪子豚のサンバ…木幡さんと CHAKAさんが歌いました。いらしていたギラさんを 呼出して一緒に♪Route 66。レギュラーメンバーで ♪All Of Me、アンコールは、♪Black Coffee。 ▶終演後、お客さまからのご要望で写真を撮ったり… 和やかな店内でした。私は小曽根真トリオ最終日なので 11過ぎていましたがご挨拶にブルーノート東京に行くと、 なんとまだ2回目のアンコールの最中。超満員の客席の 拍手が鳴り止まずまた3回目のアンコール…私はすぐ 引上げましたが、最後のステージは2時間以上だった そうです(とペコちゃんが言ってました)。さすが世界の 小曽根さん、凄いですね !! しかもご夫婦でご活躍です。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.9.21 Fri 念願のアルバムが大好評発売中の浩子さん |
▶念願のアルバム「A Time For Ballads」が発売になって 張り切っている ウィリアムス浩子(vo) さんと、後藤浩二(pf) 西嶋徹(b)橋本学(ds)さんのトリオ、昨夜はその発売記念ライブ。 ▶浩子さんはこれまで自主制作でミニアルバムを2枚、 リリースされていますが、今回も自主制作で、2年前にLAで 憧れのピアニスト アラン・ブロードベントさんと彼が選んだ メンバーでレコーディングしてあったものを、やはりLAで マスタリングして発売にこぎつけた念願のアルバムです。 ▶その甲斐あって、温もりのある素晴らしい音で録音され それがオーディオマニアからも好評を得て、日本と米国の オーディオ専門誌で高い評価をいただきました。同時に、 日経新聞でも紹介されたため、昨夜は多くのお客さまが 生で彼女を聴こう、といらっしゃいました。浩子さんはとても 嬉しそうで、制作の裏話などをMCで紹介されていました。 ▶アルバムを手がけたアランさんはグラミー賞を何度も受賞 されている優秀なサウンドプロデューサー。アレンジャーの ビル・カンリフエさんもグラミーの受賞者。そんな素晴らしい 人々とレコーディング出来たこのアルバムは、一生の宝物 とおっしゃっていましたが、Amazonでの売れ行きも好調です。 ▶1st.stage…ピアノをバックに♪Monalisa、トリオバックで ♪For All We Know、♪I'll Remember April、 ♪All The Things You Are、♪Smile、♪Lush Life、 ♪Love Me Or Leave Me、 彼女がジャズ歌手になったきっかけの曲 ♪A Nightingale Sang In Berkeley Square。 ▶2nd.stage…♪Close To You、♪Nearness Of You、 ♪The Ballad Of The Sad Young Men、♪Just In Time ♪Tea For Two、♪I'll Be Seeing You、♪Night And Day、 アンコールは♪A Time For Love。 ▶CDも沢山お買い上げいただいて、とてもいい記念ライブに なりました。このCDを持って、後藤さん西嶋さんと一緒に 今日から関西方面にツアーにでかけます。きっとたくさんの CDが売れるに違いありません。浩子ちゃん、苦労が実って 本当によかったね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.9.22 Sat チャリートさんならではの金曜の夜 |
▶この秋、パリでの公演が決まったチャリート(vo) さんと、 ユキアリマサ(pf)納浩一(b)力武誠(ds) さんの金曜の夜らしい リラックスしたステージ。お客さまと英語と日本語を交えて 会話しながら、リクエストも受けてその場ですぐに歌ったり… ライブならではのハプニングあふれる楽しいステージを 繰り広げました。 ▶ミュージシャンにとって、リクエストに応えられるのは レパートリーの「引き出し」の多いことの証です。客席の お客さまも驚いていらっしゃいましたよ。 ▶1st.stage…インスト曲♪I Hear That Rainy Day、 ♪I Hear Rhapsdy。チャリートさんが入って♪Rock With You、 ♪New York State Of Mind、♪Alfie、 ファンクなリズムで♪Summertime、バラード♪But Beautful、 リクエストに応えて♪Killing Me Softly。♪My Shining Hour。 ▶2nd.stage…インスト曲ブルース♪James Are Coming。 チャリートさん入って♪Feel Like Makin Love、♪Moody's Mood、 ファンクのリズムで♪Black Coffee)、 リクエストに応えて♪Misty、バラード♪I Loves You Poogy、 リクエスト曲♪Desafinado、アンコールは♪How High The Moon。 チャリートさんならではのバラエティーに富んだステージ。 ▶チャリートさんは、この暮れ12月、また新しいアルバムが リリースされます。今度はスタンダード曲が中心で、大人の 雰囲気漂う心安らぐアルバムです。リリースが楽しみですね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.9.23 Sun 初のクィンテット出演も充実したステージ |
▶豪華メンバー 守屋純子(pf) 岡崎好朗(tp) 小池修(ts) 納浩一(b) デニス・フレーゼ(ds) さんの《守屋純子 クィンテット》。 守屋さんは、当店ほとんどいつもセクステット出演ですが 昨夜は初めてのクィンテット出演でした。 ▶セクステットの時は全曲譜面を書かなければならないそう ですが、クィンテットの場合は譜面を書かなくてもキーだけ 打ち合わせて演奏出来るそうです。昨夜は、守屋さんの オリジナル曲だけ譜面が用意されていました。 ▶彼女はライブ活動をとても大切にされていて、選んで出演 されますが、当店出演の時もいろいろがいつもきちんと準備 されていて、とても気持ちがいいステージです。 ▶そんな守屋さんが起用した昨夜のドラマー、デニスさんは ドイツ人で、他のメンバーとは初対面でしたが、タッチが 素晴らしいタイトなドラマー。皆、大変喜んでいました。 ちなみに彼は日本に来て三年。奥様は日本人で可愛い お子さんが出来たばかりで、日本に骨を埋めるつもり、 ということです。日本では今、特にいいドラマーが不足 している現状ですから、喜ばしい事ですね。 ▶1st.stage…T.モンク♪Bye-Ya、守屋作♪Blues 3+2、 T.モンク♪Rhythm-A-Ning、守屋作とても綺麗な♪Wind Farm、 守屋作♪Dancing Puppet。 ▶2nd.stage…G.ガーシュイン♪A Foggy Day(譜面なしで) L.ヤンソン♪Marionette、守屋作モンクに捧げた ♪A Touch Of Monk、守屋作♪Farewell、守屋作♪Intersection、 アンコールは♪Bye Bye Blackbird。お客さまも熱心に聴き入る 大変充実した店内の週末になりました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.9.25 Tue オリジナルメンバーで熱演のTOKUさん |
▶TOKU(vo,flh)さんと、彼がかつてデビューしてすぐ選んで 結成したメンバー 秋田慎治(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 藤井伸昭(ds) 荻原亮(g) さんの、9年間一緒に活動していたバンドメンバー。 TOKU さんは、その後多くの若い人を起用して演奏活動を されていますが… ▶やっぱり長い間一緒に苦楽を共にした昨夜のこの仲間は、 特別ですね。今はそれぞれがリーダーでバンドを持って 活躍中で、TOKUさんと藤井さんは未だ独身ですが、結婚して お子さんが出来ている人もいます。 ▶そんなデビューから12年になるTOKUさんですが、昨夜は とても成長していることを感じるステージでした。ヴォイス トレーニングの成果が出て来て、声が良く通り良く伝わって きます。ジムでのトレーニングの成果も出てきて、立ち姿も 本当に立派になりました。状況に甘えず努力している姿を 目にするのはとてもいいものです。 ▶ファンもますます増えて、昨夜は激しい雷雨ゲリラ雨の ひどい天気でしたが、月曜日にも悪条件にもかかわらず、 大勢の方々がおみえになりました。ミュージシャンも それに応えるように、楽しくて素晴らしいステージが 繰り広げられました。 ▶1st.stage…♪Don't Let Me Be Lonely Tonight、♪I Can't Help It、 ♪Knocks Me Off My Feet。ここで突然「女言葉」でおしゃべり 夫の浮気現場を目撃した♪Guess Who I Saw Today、 ハチさんと2人で♪Fly Me To The Moon、そしてTOKU作品 ジャズと出会った時の衝撃を歌にした♪やべーJazz を 日本語で歌われました。 ▶2nd.stage…♪Part-Time Lover、♪In The Winelight、 ♪You've Got It Bad Girl、♪Over Joyed、 旧いスタンダード曲♪Amapola、♪Wonderful Tonight、 ♪I Get Lost In Your Etes、♪Kiss Of Life。 聴きにいらしていたイタリア人ピアニスト ジョーバーニさん を呼出してDUOで♪Body And Soul…あんまり素敵なので 店内は静まり返りました。最後はレギュラーメンバーで ♪My Cherie Amour。 ▶終演し、みなさんがお帰りになる時また激しいゲリラ雨。 終電も迫り、大勢の方が大雨の中帰路につかれました。 クルマの方はミュージシャンともども、小降りになるのを 待って…ようやく帰ることが出来たのは、深夜1時過ぎ。 TOKUさんの熱演に皆さんとてもいい気持になっていたのに… 濡れて風邪でもひかれなければいいですけど…お店が 駅から遠くてごめんなさいね。雨の中、本当に ありがとうございました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.9.26 Wed ジャズクラブらしい素敵な雰囲気の夜 |
▶レギュラーメンバーが揃った 福田重男(pf) 上村信(b) 奥平真吾(ds) さんの、人気の高いトリオの昨夜。 「雨男」の異名を取る福田さんですが、昨夜は汚名返上。 福田ファンも傘なしでいらっしいました。 ▶程よく埋まった客席のお客さまは、演奏に注目し、 静かな中に、綺麗なタッチのトリオサウンドだけが 鳴り響く、ジャズクラブらしい気持の良い店内でした。 ▶福田さんは、とてもメロディーを大切にするピアノで、 聴きやすく、曲が良く理解出来るのも魅力のひとつです。 一般的にオリジナル曲は、凝った曲が多いのですが、 福田さんのそれは、メロディーもリズムもはっきりして 心にスーッと入り込んで情景が浮かび、飽きません。 それが耳に残ってまた聴きたくなるのです。女性ファンが 多いのもうなずけますね。 ▶1st.stage…♪Nobody Else But Me、 福田作♪Don't Be Silly (馬鹿言ってんじゃないよ)、 ♪My Ship、♪New Song、M.デビス♪Milestone …この曲は 普通、有名な方の新しいバージョンが演奏されますが 昨夜は、新旧二つのスタイルが演奏されました。 ▶2nd.stage…♪Just Be Happy、♪Solor、 福田作♪Lullaby、J.ミッチェル♪Both Sides Now、 ♪Do Nothing Till You Hear From Me、 名曲福田作品♪Go Ahead Nigel、 アンコールは♪Sky Lark。 店内にいつまでも余韻の残る、素敵なジャズクラブらしい 雰囲気の夜でした。 |
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2012.9.27 Thu 一足お先にマヤさん発売記念のステージ |
▶昨日は、マヤ・ハッチ(vo) さんの3年ぶりの2nd.アルバム 「Lil Darlin」の発売日でした。発売記念のコンサートライブは 六本木STB139(スウィートベイジル)で10月9日に予定されて いますが昨夜はそのレコーディングメンバー 熊谷ヤスマサ(pf) 川村竜(b) FUYU(ds)吉田サトシ(g)さんを揃えての、一足お先の 当店でのステージでした。 ▶マヤさんは明るく楽しい人柄で、彼女がステージに立つと 華やかで明るくなり、最近は日本語も上手になり、MCでの ダジャレも可愛く面白く、客席を沸かせました。作詞作曲も こなし、児童教育を修めた彼女らしく、人を思いやる曲が 多く作られています。 ▶今 TOKUさんと同じヴォイストレーナーについていて、声が よく伸びていました。そのヴォイストレーナーのさやかさん そしてTOKUさん、日野皓正さんも応援に駆けつけて、飛び入り 出演で盛り上げ、お客さまは大喜び。多くがリル・ダーリンの 中からの曲が歌われました。 ▶1st.stage…♪Green Dolghin Street、♪Tea For Two、 マヤ作♪Have Your Has Feeling、バラードの♪Round Midnight、 熊谷作曲マヤ作詞♪Chase The Path。 ▶2nd.stage…♪Afro Blue、♪The Boy From IPANEMA、 TOKUさんが入って♪Doxy、CDタイトル曲♪Lil Darlin、 マヤ作♪Together、8ビートの♪Round Midnight、 アンコールはTOKUさんと日野皓正さんが参加。皓正さんは ドラムを叩き、おおいに盛り上がりました。 ▶彼女はとても好感が持てるキャラクターの持ち主で、 お聴きになった方を、思わず応援したい気持ちにさせて しまうようです。CDも沢山お買い上げいただきました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.9.28 Fri お店が音で満ちる10人の生音ジャズ |
▶昨夜の《フロントページ》には、岡崎好朗(tp)さん、 中川英二郎(tb) さん、島田剛(b) さんが参加してくださって、 素晴らしいソロを披露してくださいました。 ▶実力者揃いなので、いつもレギュラーメンバーを揃えるのが 大変で準レギュラーを確保しているため、毎月一度、出演を 組むことができます。でもユーホニウムの山岡潤さんの場合は 替わりの人がいません。ジャズの世界では、この楽器奏者は 貴重な存在なのです。 ▶1st.stage…ピアノイントロから♪Stop And Go…ソロを とったのは 三木俊雄(ts)奥村晶(tp)中川英二郎(tb) さん。 ♪Midnight Voyage…ソロは浜崎航(ts) 中川英二郎(tb) 島田剛(b) 浜崎作♪Suspent…ソロは浅井良将(as) 福田重男(pf) 岡崎好朗(tp) M.ナシメントの♪Tarde (昼)…そのタイトル通り、ほんとに 昼寝がしたくなる感じの曲でしたよ。ソロは山岡潤(euph) エンディングは福田重男(pf)。 ♪Stepping Stone…ソロは奥村晶(tp) 三木俊雄(ts) 大坂昌彦(ds)。 ▶2nd.stage…♪Papillon…ソロは浜崎航(fl) 島田剛(b) 奥村晶(tp) ♪By Any Means Necessary…ソロ岡崎好朗(tp) 三木俊雄(ts) 福田重男(pf) 。♪Escher's Vision(エッシャーの騙し絵)…ソロは 山岡潤(euph) 浅井良将(as)。P.サンビート♪Matilda… ソロは中川英二郎(tb) 福田重男(pf) 浅井良将(as)、 ♪Quantum Leap…ソロは岡崎好朗(tp) 三木俊雄(ts) 浜崎航(ts) 大坂昌彦(ds)。アンコールは久し振りに私の好きな ♪When It Goes Away。 ▶実力者揃いのこのオーケストラは完成度の高いサウンドで いつ聴いてもいい気持にさせてくれます。10人の生音なので お店全体が音楽に包まれたような幸せな気分になりました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.9.29 Sat 真紅の帽子が良く似合う楽しいステージ |
▶早いものですね、先月「ブルームーン」の日に出演した 粋なステージからもう1ヶ月です。伊藤君子(vo)さんと 片倉真由子(pf) 坂井紅介(b) 海老沢一博(ds)さんの金曜の夜。 ▶ペコちゃんは黒いノースリーブのワンピース、編み上げの 黒ブーツに、深紅の帽子をかぶり登場。私は彼女の帽子姿を ステージで見るのは久〜しぶりですが…たまにはいいですね。 ▶前の方にはペコちゃんと同世代の男性や女性がいらして、 彼女は主にその方々と会話するように楽しくMC。英語の歌詞を 日本語で紹介したり、すっかりお馴染みなった津軽弁について 苦労話をしたり。特に恋の歌は、日本語にするとニュアンスが だいぶ違ってしまうので難しいと話されていました。みなさん なるほどとうなずきながら興味深く聞かれ、楽しまれました。 ▶1st.stage…♪Black Coffee、♪All of me、 津軽弁バージョン♪My Favorite Things、♪Speak Low、 バラード♪What Are You Doing The Rest Of Your Life?、 ♪September In The Rain…隔週刊で配信している【BS通信】で 先日、私が話題にした曲、ペコちゃんは応えてくれました。 白石和子作詞高瀬アキ作曲♪九月には(日本語で)。 ♪You've Got A Frend。 ▶2nd.stage…ペコちゃんがステージに立つと、NYから成田に 着いてその足で当店に彼女を聴きにいらしたご一行が入って 来ました。彼女のアルバムのジャケット撮影をされた カメラマンご夫妻とお友達。ペコちゃんは嬉しそうに客席の 皆さまに紹介してからステージ開始です。 ▶♪Bridges、♪Falling In Love With Love、 ♪Autumn in New York、♪New York State Of Mind、 ♪On A Clear Day、♪Come Rain Or Come Shine、 歳とともに心にしみるようになるバラード♪Here's To Life)、 賞味期限切れですが…などと言いながら♪Love for sale、 アンコールは♪Imagine。いつもながら、お客さまを大切に されていることがよく分かる、心に届くステージでした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.9.30 Sun 9月最終日の長い一日を楽しいステージで |
▶夕刻、当店で「青学オープンカレッジ」ジャズ講座、秋季の 第4講座「ライブ鑑賞会」が行われました。春・秋行われる この講座はもう3年めになるでしょうか。今回のステージは 当夜の出演メンバーである ギラ・ジルカ(vo) ユキアリマサ(pf) 坂井紅介(b) 広瀬潤次(ds) 竹中俊二(g) さん。 ▶実はギラさんが17歳でバークレー音大に留学した時、 ユキさんが先生でしたが、共演するのは昨日が初めてでした。 紅さんとも広瀬さんとも初共演。逆に竹中さんは皆と初共演。 早くからリハーサルを行い本番に臨まれました。もちろん、 音を聴いただけで皆さんすぐ打ち解けました。 ▶ジャズ鑑賞会は、お年を召した方やジャズクラブ初めての 方が多いのですが、ギラさんはステージに立つと存在感があり MCはプロな上、柔かい関西弁で話すので嫌味のない面白さが あります。みなさん熱心にお聴きになり大満足のようでした。 ▶少しの休憩ではじまった夜のステージも、和やかな笑いが 絶えませんでした。 ▶1st.stage…インスト曲♪Canteloupe Island、 ギラさん入って♪On Green Dolghin Street、 ♪Honeysuckle Rose、ボサノバで♪I Love You、 ♪Lover Man…ギラさんのおかしいMCによると理想の恋人を 妄想している曲です。物凄いアップテンポの ♪One Note Samba…ギラさんの滑舌の良さには脱帽でした。 ▶2nd.stage…インスト曲♪All The Things You Are、 ギラさんが聴きにいらていた海老沢一博(ds) さんを呼び出し T.モンク♪Rhythming。バーであった男の人に会いたくて そこに通い続ける♪Angel Eyes。♪Night And Day、 バラード♪My Fanny Valentine、♪Love For Sale、 アンコールは、♪What A Wonderful World。 ▶みんなで楽しんだ9月の最終日の長い一日、ギラさん みなさんお疲れさまでした。さあ、明日はもう10月です。 本当に早いですね。 ←当夜のスナップ写真 |
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