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 Weblog by Kyoko (過去のブログはカレンダーを戻してネ)
  10.2 Tue 気持よくジャズの醍醐味を味わう夜
  10.3 Wed ひかりさんマヤさんの華やかなステージ
  10.4 Thu レコーディング決まったユニークデュオ
  10.5 Fri ハットする瞬間が…若井さんのトリオ
  10.6 Sat バラエティー豊かに楽しめたステージ
  10.7 Sun これから活躍が楽しみな若い才能たち
  10.10 Wed 古くからの常連さんの多い夜
  10.11 Thu バランスのとれたいい演奏だったのに…
  10.12 Fri ノリの良い演奏者に客席も惹きこまれ…
  10.13 Sat お店のご報告はお休みさせて頂きます
  10.14 Sun いろいろ人生を感じた土曜日
  10.16 Tue 頭の痛い今日この頃
  10.17 Wed いい演奏でしかも華やかなステージ
  10.18 Thu 雨にもかかわらず久しぶりに客席は満席
  10.19 Fri ジャズの醍醐味を堪能《New5》初出演
  10.20 Sat インテリジェンスを感じる演奏
  10.21 Sun リラックスした楽しい「マーヤワールド」
  10.22 Mon バラエティーに富んだサンデースペシャル
  10.23 Tue 来春新しいアルバム…裕香さんと大口さん
  10.24 Wed 深く美しく鳴り響いたトリオサウンド
  10.25 Thu 楽しく大盛り上がりのお誕生日ライブ
  10.26 Fri 緊張感のある素晴らしい生音シャワー
  10.27 Sat 新しい試みの編成で臨んだ浩子さん
  10.28 Sun 期待を裏切らないペコちゃんのステージ
  10.30 Tue リリカルで気品のあるピアノトリオ
  10.31 Wed 正統派ジャズクィンテットの熱演


  2012.10.2 Tue   気持よくジャズの醍醐味を味わう夜
▶近藤和彦(as) 今泉正明(pf) 上村信(b) 大坂昌彦(ds) さんの
クァルテットは、近藤さんがリーダーで実力者が揃っていて、
スピードとスリルに富んだ緊張感のあるステージを繰り広げ
ました。演奏は、主に近藤さんの曲と彼のアレンジした曲が
中心の、完成度の高い聴き応えあるステージでした。
▶1st.stage…J.マウス♪ジュビレーション、♪The Duke…
この曲はD.ブルーベックがエリントンに捧げ、それを
マイルスが演奏して有名になった曲です。
近藤作品♪47…ブルースは普通48拍なのに、あえて47拍で。
D.エリントン作♪Warm Valley、
近藤作♪The Place That Cannot Reach Only By Sprit。
▶2nd.stage…近藤アレンジの♪Body And Soul、
近藤さんがNYにいた頃、ドキドキして通ったという
ジャズクラブがあった場所♪Universty Place 11th Street、
ソプラノに持ち替えて
♪What Happens To The Man With The Oriental Zodiac?
ソプラノからアルトに戻って…今宵は十六夜月(いざよい)
ということで♪The Sixteenth Night。
K.カークランドに捧げた♪From Doctone、アンコールは
♪Autumn In New York で締めくくられました。
(私が「BS通信」で話題にしたことに応えてくれたようで…)
▶台風一過、爽やかな秋晴れの十六夜月の夜。大変気持の良い
気候の中、気持ちよくジャズの醍醐味を味わって、
秋シーズンを始めることができました。
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  2012.10.3 Wed   ひかりさんマヤさんの華やかなステージ
▶昨夜は 市原ひかり(tp)さんとマヤ・ハッチ(vo)さんの初共演。
バックのトリオは 宮川純(pf) 清水昭好(b) 福森康(ds) さん。
二人は今までツアーで一緒になり、打ち上げなどで仲良しに
なっていて…この共演を大変楽しみにされていたようです。
▶ひかりさんはサスペンダー付きの薄いグレーのパンツに
ブラウスと真っ赤な帽子姿。マヤさんはスリップスタイルの
ワンピース。可愛らしくチャーミングなフロント二人に、
ステージが華やぎました。若い二人を男性トリオがしっかり
サポート。素晴らしく、とても楽しい演奏だったのに…
▶残念なことに客席が寂しく、お気の毒でした。マヤさんは
先週当店に出演してますし、この9日にはCD発売コンサートを
行うのでそれと重なったせいかも知れません。私の日程ミス
でしょうか…。でもブッキングはいま、4,5ヶ月前から
行うので先のことをいろいろと考えるのは、大変なのです。
(言い訳ですけど)でも、いらしてくれたお客さまは
大変楽しんで大満足なさったようでした。
▶1st.stage…インスト曲 宮川作♪June July August、
ひかり作♪Revive、マヤさんが入って♪Afro Blue、
ひかりさんがマヤさんに歌って欲しくてアレンジした
♪There Will Never Be Anther You…さすがに滑らかな英語で
声も良く出て気持よく、ひかりさんのアレンジが冴えました。
♪Cry Me a River、このアレンジでCDにも入っている
宮川アレンジの♪A Boy From Ipanema。
▶2nd.stage…インスト曲♪In A Sentimental Mood を
ひかりさんが感情込めてバラードを吹きました。
マヤさん登場♪On Green Dolphin Street、
ひかりアレンジの♪It Could Happen To You、
インスト曲ひかり作♪Neighboring Studio…これは、
ひかりさんがよく練習したNYのスタジオの名前。
マヤさんが入って♪Honeysuckle Rose、♪Tea For Two。
アンコールは…ちょうどTOKUさんが応援にいらして
ステージへ♪Doxy。もう一曲マヤさんとTOKUさんの歌
♪My Foollsh Heart。
▶終演後、ひかりさんとマヤさんは、お客さまが差し入れて
くださったおにぎりを持って、一緒に9日のリハーサルをしに
スタジオに向かわれました。ご苦労様です。
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  2012.10.4 Thu   レコーディング決まったユニークデュオ
▶一台のピアノの鍵盤上を20本の指が自由自在に飛び跳ねる
発想豊かな二人のピアニスト、林正樹、田中信正さんの
《4 Hands 1 Piano ユニーク・デュオ》の連弾ステージ。
▶連弾のパフォーマンもユニークで、よくスウィングする
サウンドが店内に鳴り響き、観る人聴く人の気持を明るく
楽しませてくれました。アレンジの素晴らしい演奏曲にも、
演奏に劣らずユニークなタイトルがつけられています。
▶1st.stage…♪Limelight、田中作♪Foot Steps of Japanese Short Tail、
林作♪童話で書かれた生態系。松尾芭蕉の俳句からヒントを
得た 林作♪梅は香に(桜は花に… いいものの喩えですが、
フランス公演の時、大喝采を浴びた、という曲です)
S.スワロー♪Item 6 D.I.T、ガーシュイン♪I Got Rhythm。
▶2nd.stage…田中ソロでT.モンク♪Off Minor、
林ソロで自作、5+5+5+3+3の21拍子で成り立っている
♪Flight for the 2001。連弾でT.モンク♪Well You Needn't、
林作♪2006…この曲は 2×17×59小節=2006個の16分音符で
出来ているのだそうです。R.コニッツ作♪Drearm Stepper、
林作 お馴染みの♪そたち(ソでできた曲)。
アンコールは2007年の干支作品、林作♪いのししとの決闘。
▶初めてお聴きになったお客さまは、思わず引き込まれ、
ユニークな二人の世界を堪能されていらっしゃいました。
二人の個性がとても良くマッチしているこのデュオ、今度
レコーディングが決まったそうです。もっともっと世界に
羽ばたいて欲しいと思います。その力量があります。
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  2012.10.5 Fri   ハットする瞬間が…若井さんのトリオ
▶ミュージシャンから共演のお誘いが多い若井優也さん、
リーダーとして初めてのトリオ出演でした。メンバーは、
若井優也(pf)佐藤ハチ恭彦(b)原大力(ds)さん。味のある
歌伴も定評があってヴォーカリストにも大人気ですので、
ぜひ、とゲストにEma(vo)さんをお願いしました。
▶演奏は、感性が素晴らしくハットするような瞬間が何度も
感じられました。Ema さんも、こんな経験は今までなかった、
と大変インスパイアされ、興奮されていました。ハチさん
大力さんの丁寧なサポートも、演奏を盛り上げました。
▶1st.stage…ピアノトリオで♪Bye Bye Blackbird、
♪Autumn Leaves、ビートルズナンバーの♪Yesterday。
ちなみに、このメンバーに鈴木央紹(ts) さんが入って、
ビートルズナンバーをアレンジしたアルバムが発売中です。
D.ガレスビ―作♪Groovin High、Emaさんが入って
♪Peel Me A Grape、ベースイントロの♪Devil May Care、
♪Moon River は表情がとても豊かなヴォーカルでした。
▶2nd.stage…若井さんのピアノをバックにEmaさん
♪Someone To Watch Over Me。
Emaさんの歌♪I Can't Give You Anything But Love、
渡辺貞夫作日本語でボサノバの曲♪白い波、
尾崎豊作♪I Love You を英訳で。いい曲ですね。
トリオ演奏でドラムをフィーチャーしてビートルズナンバー
♪Sgtpepper's Lonely Hearts Club Band。
若井作品、繊細で美しい曲♪1月のワルツ…
若井さんは1月生まれで自分のために書いた曲のようです。
♪The Days Of Wine And Roses。
▶聴き応えのあるステージでしたが、終演後、若井さんは
「トリオはとても難しい、まだまだ課題がたくさんあります」
とつぶやいていらっしゃいました。向上心が凄いですね。
来年になるでしょうか、ぜひまたお願いしようと思います。
その時が今から楽しみです。
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  2012.10.6 Sat   バラエティー豊かに楽しめたステージ
▶フリップ・ハンター(vo)ジェイコブ・コーラ(pf)石川俊介(ts,fl)
山本裕之(b) 柴田亮(ds) さんという日米混合バンド
《Grass Roots》昨夜が初ステージでした。
▶このバンドは、フリップさんが当店に聴きにきていたとき
飛び入りで歌ったのがきっかけ。今回お願いしたら、彼が
メンバーを集めてバンドを結成したものです。声がとても良く
しっかりしたヴォーカルで、スタンダードからポップスまで、
幅広く歌われます。
▶ジェイコブさんは当店何回も出演されていますが、タッチの
綺麗なピアノ。全体にバランスに優れた心地良いサウンドです。
でも、皆さんまだあまり知られていない存在で、金曜にしては
客席は寂しく、お気の毒でしたが、最後まで気を抜くことなく
真面目に心に届く演奏をされ、当店の旧い常連さんも、とても
感動して楽しまれていらっしゃいました。
▶1st.stage…インスト石川作♪Changing、
フリップさんが入って♪Route 66、♪Suger、♪Mornin'、
スティング♪Fragile、インスト曲♪Five Hand、
フリップさん♪Hove You Know Mr.Jhons、
フリップ作綺麗なメロディーのバラード♪Words、
♪Take Five、アップテンポで♪Caravan。
▶2nd.stage…石川作♪Yuchin,フリップさん♪My Fevorite Things,
O.ネルソン♪Stolen Moments,アップテンポの♪Hit That Jive Jack,
♪Round Midnight,インスト曲ジェイコブ作♪Close Your Eyes,
フリップさん♪Last Time Saw To Me,♪Blues,
♪A Song For You…は心にしみました。
アンコールは♪Straight No Chacer。バラエティー豊かな
楽しいステージを楽しませていただきました。
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  2012.10.7 Sun   これから活躍が楽しみな若い才能たち
▶才能ある若いミュージシャンたち 兼松衆(pf) 角田隆太(b)
佐々木はるか(as,ss)さんとゲスト吉田沙良(vo) さんら若手を、
ベテランドラマー奥平真吾(ds) さんがサポートしたステージ。
▶兼松さん角田さん佐々木さんは国立音大出身、沙良さんは
洗足音大の4年生。この2月、当店の企画「新人登竜門」で
小曽根真さんはじめ多くのミュージシャンに賞賛された
メンバーで、昨夜は5月に続いて、当店2回目の出演でした。
ドラマーはいつも私が決めています。
▶変拍子の曲が多いのでドラマーは大変ですが、そこは
大ベテラン真吾さん、初顔合わせでしたがリハーサルで
理解し合い、難なくこなしました。特にジャズコンボの
場合、音楽を良くするのも悪くするのもドラマーの力に
かかっている部分が多いと思っているからです。昨夜は
皆さん不安なく伸び伸びと演奏されていました。
▶はるかさんはアルトとソプラノサックスを曲によって
持ち替え、生音の音色が綺麗。沙良さんは難しい曲を良く
スウィングして歌いこなし、ジャズシンガーとしての力量が
感じられるステージ。兼松さんはじめ、皆さん、これからが
楽しみな逸材です。
▶1st.stage…インスト曲クァルテットで
♪Softly As In A Morning Sunrise、
はるか作♪It's Long In Coming To Meet Ms?…お友だちに
生れて来るまだ名前が決まらない赤ちゃんに作った可愛い曲。
沙良さん登場、ミュージカル♪雨に歌えば(Singin' In The Rain) 、
兼松さんのアレンジでした。M.デビス♪Boplicity、
クァルテットで角田アレンジのC.ミンガス
♪Re-Incarnation Of A Love Bird、
沙良さんがはいって♪Route 66 をブルースで。
▶2nd.stage…沙良さん♪Skylark、
ピアノトリオで♪I didn't Know What Time It Was、
はるか作♪Lycoris (彼岸花)。沙良さん♪Date Dare、
兼松作角田作詞日本語で♪Last Song、アンコール♪Day by Day。
▶多くのお客さまで賑わい、土曜日らしい夜になりました。
今週としては初めての賑わいです。兼松さんは作曲の仕事が
忙しく、ライブはあまり出来ないようです。角田さんは作曲も
アレンジもされ、ライブでも活躍しています。次回出演は
来年になりますが、とても楽しみなグループです。
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  2012.10.10 Wed   古くからの常連さんの多い夜
▶三連休明けは、ドラマーがいつもの大隅寿男さんに替わって
久し振りの村上寛さんになった 山本剛(pf) 香川裕史(b) さんの
《スウィンギートリオ》。寛さんは心臓の具合が悪くしばらく
休養されていたのですが…お酒も止めて健康になり、すっかり
元気になった姿を見ることが出来ました。よかったヨカッタ。
▶三人で演奏を楽しむような、いつものようにリラックスした
ステージ。お客さまは、ここ青山店の常連さんをはじめ、
六本木店時代からの常連さんもいらっしゃって、みなさん、
寛さんに久し振りに会ってその元気な姿に接して喜びながら、
「山本節」を大いに楽しまれました。
▶1st.stage…出だしは山本流♪Blues、
アレンジされた♪Summertime、十八番♪Misty、
♪Cheek to Cheek~♪My Fair Lady。
ベースのアルコ(弓)のイントロから♪What A Wondeful World。
▶2nd.stage…山本作♪(曲名募集中の曲)。いらしていたシンガー
サリーさんを呼出して♪Someone To Watch Over Me、
♪Poinciana、バラード♪Loving Touch、♪Speak Low、
まだ小さかった頃の息子さんに剛さんが作った♪大ちゃん、
最後は恒例♪旦那飲ませてちょうダイナ。
お客さまは最後まで、どなたもお帰りになりませんでした。
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  2012.10.11 Thu   バランスのとれたいい演奏だったのに…
▶訳あってタクシードライバーを本業としているドラマー
岸田恵士(ds)さんの《ファンキーボーイズ ジャズバンド》。
メンバー 津垣博道(pf) グレッグ・リー(b) 岡崎好朗(tp)
越智巌(g) さんです。
▶当店でのステージを生き甲斐に日夜ガンバッている
岸田さんですが、最近もうひとつ大きな生き甲斐が出来
ました。ハワイに住んでいるお嬢さんがご出産して
お孫さんができたのです !! 毎日、写真やメールが送られて
くるそうで、それはそれは嬉しそうでした。
▶最近はタクシー会社でもいつも成績が上位で、これからは
一生懸命楽しく生きていく、と張り切って演奏したステージ。
とてもバランスのとれたいい演奏でしたのに、昨夜は珍しく
どうしたことかお客さまが少なくて、せっかくグレーの縞の
スーツに合わせたグレーの帽子をかぶって、お洒落に決めて
登場したのに…とても残念でした。
▶1st.stage…♪Cool Struttin'、♪Song For My Father、
岡崎さんをフィーチャーしてバラード♪I Thought About You、
岸田作♪Cool Down、そして、金持ちが地球の環境を破壊
していると唄う♪Burnin。
▶2nd.stage…♪Sunburst、♪Blue Minor、♪More Better Blues、
♪Lover、タクシードライバーの夜の孤独を歌った
♪大都会の遊牧民(唄う内容・詞は毎回違います)
最後は♪危険な関係のブルース。岸田さんのテンションも
程よく、皆がひとつになって、とても良い演奏でしたのに…
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  2012.10.12 Fri   ノリの良い演奏者に客席も惹きこまれ…
▶ジャズファンクバンド《Medusa》里見紀子(vln)森下滋(pf)
坂本竜太(b)さんに、昨夜は初参加の藤井摂(ds)さんと、
スティールパンのトニー・グッピーさんが参加されました。
藤井さんはこのメンバーに馴染んで、坂本さんとの相性も
良くとてもいい感じのサポートをされていました。
▶ファンクバンドはリズムが命ですが、とても切れがいい
リズムで、その気持いいリズムに乗って紀子さんと
トニーさんは思う存分、自由に演奏されていました。
▶それに、メロディーも大切にしているノリの良い
サウンドに、楽しくてお客さまも惹きこまれていました。
初めてスチールパンに接した方もいらして、その綺麗な
音を不思議がって楽器のそばまで確かめにいった方も。
でも中を覗いてみてもよく解らない不思議な楽器です。
▶1st.stage…H.ハンコック♪Chameleon、
R.ブレッカー♪Le Songe、♪T.モンク♪In Walked Bud、
トニーさんをフィーチャーしてバラード♪Bitter Sweet
T.マリヤのノリの良い♪Come With Me。
2nd stage…♪Zing Zag、♪Chan's Song、
I.ベック♪Scatterbrain…「注意散漫」ではとても演奏出来ない
アップテンポの曲です。
ヴァイオリンとピアノの美しいデュオ♪Autumn In New York、
S.ワンダー♪I Wish、アンコールはR.ブレッカーの
♪Some Skunk Funk を皆でコーラスしました。
アレンジは全曲、里見紀子さんでした。
▶この楽器で、どんな曲でも平気で普通に演奏できる人は、
世界でも珍しい、と改めて思いました。実際トニーさんは
この楽器を広めるために来日したのが始まりのようです。
昨夜は演奏者ノリに、お客さまも乗っかって、おおいに
楽しまれたようです。
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  2012.10.13 Sat   お店のご報告はお休みさせて頂きます
▶12日金曜日、私はペコ(伊藤君子)ちゃんと連れ立って
「小曽根真&NO NAME HORSES」コンサートが行われた
静岡県富士市の文化会館ロゼシアターまで聴きに行きました。
東京公演の日にちを間違えて聴き損ねてしまったからです。
ペコちゃんは仕事で神戸に行く途中立ち寄りました。
▶第1部は、今まで演奏した曲の中から、変化に富んだ曲を
選んでのステージ。実力者ばかりのメンバーで、聴き手を
圧倒させる迫力ある演奏でした。第2部は新曲♪Road を演奏。
この曲は1曲が45分。物語りのような構成で、作曲したら
長くなってしまった…と小曽根さんはおっしゃっいましたが
引き込まれてしまい、私達にしたらそんな長い曲とは
感じませんでした。
▶アンコールに…かつてこのオーケストラを作るきっかけに
なった客席にいたペコちゃんをステージに呼び上げ、彼女は
思いがけずいきなり歌うことになりました。確かに一緒に
レコーディングしたけど覚えているかしら…と言いながら
でも立派に歌い上げました。さすがペコちゃんです。
▶一緒に客席にいた私の事も観客の皆さんに紹介してくださり
ご挨拶させていただきましたが、皆さん温かく迎えてくださり
とても光栄でした。小曽根さんの優しさが身にしみました。
▶そして何より嬉しかったのは、肺癌を克服した池田篤(as)
さんが元気に復帰して、素晴らしいソロを取ったこと。私は
思わず涙が溢れてしまいました。土曜日の相模大野での
コンサートが最終日で、この素晴らしいツアーが終りました。
▶夜遅く新幹線からお店に連絡すると…もうすぐ終る、
ということで、そのまま帰宅。久しぶりの当店出演
天野昇子(vo) さん、ハクエイ・キム(pf) 香川裕史(b)
村田憲一郎(ds) さんを聴き逃しました。メンバーのみんさん
レポートできなくてごめんなさいね。
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  2012.10.14 Sun   いろいろ人生を感じた土曜日
▶土曜日は早朝から孫のレイくんの幼稚園の運動会。今年は
年長組で6段もの跳び箱を飛びました。はっぴの衣装を着て
火炎太鼓を踊ったり組体操やリレーと練習の成果を見ました。
昨年とは違い、急に随分大きくなり、もう少年のようでした。
子供の成長は、ホントに早いですね。
▶人生はじまったばかりの子供たちを見た後…夕方からは
中学校の同窓会に出席。体調を崩していた恩師がお元気に
なり出席なさるというので男女18人の生徒が集まりました。
みなさん今年72歳。この歳になると、先生も同級生も
差がありません。皆で乾杯して、それぞれ近況報告等して
2時間あまり。人生を始めた頃に戻ったような気分になり、
再会を約してお店に向かいました。
▶お店は、チャリート(vo) 堀秀彰(pf) 納浩一(b) 加納樹麻(ds)
さんのメンバー。このピアノトリオは初めての顔合わせです。
でもリハーサルなし、打ち合わせだけでしたが、そこは
ベテランたち、立派な演奏のステージでした。
▶前の席にフランス人のカップルが2組お座りになって、
チャリートさんも話し掛けながらのステージ。国際派
の彼女らしいステージに、とても楽しまれて聴いて
いらっしゃいました。
▶1st.stage…インスト曲♪Holy Land、♪Up Jumped Spring、
チャリートさん入って♪Why I Feel This Way、
バラード♪So In Love、♪Close To You、
♪How Long Has This Going On、♪All I Need Is You、
バラード♪Meaning Of The Blue、♪That's All。
▶2nd.stage…インスト曲♪I'll Remember April、♪If I Were a Bell
チャリートさん入って♪Love Dance、♪Speak Low、
バラード♪How Do You Keep The Music Playing、
♪Nica's Dream、ファンクなリズムで♪God Bless The Child、
ここで聴きにいらしていた海老沢一博(ds) さんを呼出して
一緒に♪Sir Duke、オリジナルメンバーでリクエストに
応えて♪Smile、アンコールは♪Just The Way You Are。
▶チャリートさんは、ピアノトリオでレコーディングした
アルバムが、12月に発売になります。バラード集で
素敵ですよ。
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lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←番外編 レイくん大活躍
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  2012.10.16 Tue   頭の痛い今日この頃
▶昨日は朝から、妹夫婦と高尾にある両親のお墓参りに
行ってきました。今日は32年前に他界した私の母の命日です。
いいお天気で空気もいい中、きれいにお掃除をしてお花を
飾ってお参りして、とても清々しい気持のいい一日の
スタートをきったのですが…
▶お店に出てみると、客席にはジャズの大好きな常連さんが
お見えになっているだけで店内は閑散。10月に入ってから
毎日、頭の痛くなる夜が続いています。
▶そんな寂しい中でしたが、辛島文雄(pf)島田剛(b)
小松伸之(ds) さんのトリオは、演奏は丁寧で、聴く者の心に
深く届く素晴らしいサウンドで、あまりの気持の良い音に、
お一人でいらしたのに飲み過ぎた方もいらっしゃるほど。
初めは敷居が高かったという方も、当店のアットホームな
雰囲気をとても気に入られ、ハードなお仕事の合間に時々
いらっしゃいます。本物の音楽の中に浸って頭を空っほに
すると、とてもリフレッシュ出来るということでした。
▶1st.stage…♪Along Came Betty、♪I Wish You、
♪Blue Bossa、♪Waltz For Monk、♪Blues For Kyoko’
♪Oleo。
▶2nd.stage…リクエスト曲♪I Remember April、
♪Like Someone In Love、♪Bird Like、
コードの使い方が素晴らしかった♪My Fanny Varentine、
♪Dolphin、♪Someday My Prince Will Come、
♪BodyAnd Soul、ノリの良い♪Recorda- Me、
アンコールは♪Autumn Leaves。
▶ジャズを勉強している若い人は増えているようですが
さて、ジャズを聴く人は増えているのでしょうか。
ミュージシャンにも気の毒ですし、お店にとっても
厳しいので、何とかしたいのですが…選挙も近そうで、
でも、今の世の中は民主党政権ゆえでしょうか、それとも
自民党政権の失政のツケが回ってきているのでしょうか…
▶いずれにしろ、先の見えない日々の生活に追われる
世の中では、本物に触れて楽しみ感動する機会が
少なくなって、味気ない人生をおくる人が増えるのでは
ないでしょうか。ジャズの正統、昨夜の本物のジャズを
聴きながら、文化が先細っていくのが心配になる夜でした。
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  2012.10.17 Wed   いい演奏でしかも華やかなステージ
▶俵山昌之(b)さん率いる《Tower Station》は 藤井学(ds)さん
の他三人の女性、福井ともみ(pf) さんと、市原ひかり(tp,flh)
纐纈歩美(as,ss) さんの2管フロント。とにかくステージが
それはそれは華やぎます。
▶容姿だけでなくフロントの二人の相性も抜群で、音色がよく
合っています。若く可愛いというだけでなく、信頼できる
この二人を選んだリーダー俵山さんのセンスの良さですね。
▶ともみさんは曲ごとにピアノとキーボードを行ったり
来たり。ひかりさんもトランペットとフリューゲルホーンを
持ち替え、歩美さんもアルトとソプラノサックスを持ち替えて
女性陣は大活躍。そこに男性の確かなリズム隊がしっかりと
サポート。昨夜は特に良くコミニケーションがとれ、華やかで
それでいて気持の良い演奏の素敵なステージでした。
▶1st.stage…B.ベル♪Closer、俵山作♪Morning In Rio、
ともみ作♪トリポリの朝食、誕生日のお客さまに
A.C.ジョビン♪あなたを愛してしまう。
俵山作♪Monky Dance、N.ファリア♪Blookly High。
▶2nd.stage…納谷嘉彦作♪Blue Wind、俵山作♪No More Tea、
3/4拍子の♪風の詩、石井彰作♪フォーチュンテラー、
俵山作♪The Peace Song、♪Tower Samba、
アンコールは、A.C.ジョビン♪Song Of The Jet。
どのオリジナル曲もメロディーが綺麗で、とても
聴きやすく楽しくなる曲でした。
▶若くて可愛いい女性が揃って、その上いい演奏ですから
ジャズ好きの男性には嬉しい限り。客席に男性が多いのも
当然ですね。来年早々にレコーディングが決まりました !!
アルバムも発売され来年は大きく羽ばたくことでしょう。
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  2012.10.18 Thu   雨にもかかわらず久しぶりに客席は満席
▶TOKU(vo,flh)さんと、彼がデビューしてすぐ結成したバンド
秋田慎治(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 藤井伸昭(ds) 荻原亮(g) さんの、
お互いに信頼厚いメンバーです。
▶このメンバーだと特に、皆が楽しみながらのステージで、
お客さまも大いに楽しめます。このメンバーでのステージだと
昔の、初めの頃のファンの方のお顔もお見うけできます。
最近は、男性のファンも増えていますよ。
▶TOKUさんの声帯は大きいらしく、素晴らしい声帯なので、
ヴォイストレーニングをはじめてまだ日が浅いのですが、
まだまだこれからが楽しみなことを感じます。ご本人も
ステージの後、トレーニングの先生と反省会を熱心にされて
次のレッスンの課題を見つけたようでした。演奏者が楽器の
手入れを怠らないように、身体が楽器であるシンガーも、
良い音のする楽器にするための訓練はとても大切ですね。
▶1st.stage…♪Don't Let Me Be Lonely Tonight、♪Wings Of Love、
♪Night and Day、♪Knocks Me Off My Feet、
♪The Best Thing For You、彼のお気に入り曲♪Amapola、
客席にお子様がいるのを見つけて♪Do-Re-Mi を、
皆で楽しく歌いました。
▶2nd.stage…♪Moonlight、♪Rock With You、
TOKU作♪PM…何の意味かしら、と思って聞くと、
レコーディングに遅刻したミュージシャンを
待つ間に作曲した、その時間が午後だったから…
M.フランクス♪Rainy Night In Tokyo…雨の昨夜にピッタリの曲。
♪Moon River、♪And We Will Fly、♪Wonderful Tonight、
♪She Belongs To Me、皆さんが好きな♪Kiss Of Life、
アンコールは、♪My Cherie Amour。
▶さすが人気者TOKUさん、今月に入って初めて客席が埋まり
私もスタッフも心地よい疲れの中、帰路につきました。
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  2012.10.19 Fri   ジャズの醍醐味を堪能《New5》初出演
▶山下弘治(b)堀秀彰(pf)加納樹麻(ds)井上淑彦(ts)高瀬龍一(tp)
さんがメンバーの《New5》は、昨夜が当店初出演でした。
山下さんが、それぞれいろんなバンドで活躍されている
実力者を集め、ご自分の音楽を作りたくて結成したという
グループで、すでに2年ほどになるそうです。
▶でもメンバーが皆多忙で、なかなか頻繁には集まって
演奏できない、というせっかくの初出演でしたが、生憎の
肌寒い雨の夜で、お客さまがあまりいらっしゃらず、
何とも残念でした。
▶でも応援にいらしていたファンの方は、ジャズの醍醐味を
存分に味わえるサウンドに酔いました。熱心に応援して
支えてくれているのは、多くは女性のファンでした。
▶1st.stage…山下作♪At First、♪Bubbles、♪Step On Step、
J.ムラーツがお嬢さんに捧げたバラードをピアノトリオで
♪Blues For Sarka、R.モーガン♪Boy What A Night は、
アップテンポで勢いのある力強い演奏でした。
▶2nd.stage…山下作♪Dear Friends、
ビートルズ♪ノルウェーの森、聴きにいらしていたシンガー
平賀マリカさんを呼出して2曲♪What The World Needs Now
と♪Look of Love。インスト♪You Stepped Aut Of Dream、
アンコールは東日本大震災の後に作ったという♪Home。
客席が寂しくて残念でしたが、ジャズの醍醐味を堪能
させていただきました。
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  2012.10.20 Sat   インテリジェンスを感じる演奏
▶ジャズ好きの女性常連さんのプロデュースで出来、昨夜が
2回目の出演で、《スイング番長》とユニット名も決まった
近藤和彦(as) 原朋直(tp) 宮川純(pf) 中村健吾(b) 加納樹麻(d)
さんのクィンテット。
▶宮川さんだけが20代で、メンバーは皆、いま脂ののった、
日本を代表するプレイヤー。誰がリーダーでもなくそれぞれ
自分が演奏したい曲を持ち寄って、リハーサルをして本番に
臨みます。プロデュースされた女性が、このメンバーの
組合わせで聴きたいと思った5人です。
▶それぞれの個性が良く出て、インテリジェンスを感じさせる
演奏のステージ。ちょいワルをイメージされたのでしょうが…
バンド名と演奏のギャップが大きいのも、面白いですね。
▶1st.stage…宮川作♪Collage、健吾作♪Blues For Wess、
原作♪Family Man、近藤作♪What Happens To The Way
With This Oriental Zodiac?。
▶2nd.stage…近藤アレンジの♪Body And Soul、
原作♪R<O<N、宮川作♪Salmon Blues 彼は鮭が好き?
…この2曲、意味を聞き忘れました。
樹麻提供のラフマニノフの曲をジャズにアレンジした
♪Bitter Sweet、健吾作9.11の時NYに住んでいて、戦争に
なるかもと心配したアップテンポの曲♪Where Crisis Speaks。
この曲が最後では眠れなくなるでしょう…とアンコールは
原作♪Detour Ahead で静かに終りました。
▶お客さまはジャズ好きの男性が多くいらっしゃって、
久し振りに男性の多い客席になりました。MCは皆が交代で
和やかに、演奏はシリアスでジャズの良さがよく解る
実力派バンド。売れっ子の皆さんで、来年の出演の
スケジュール調整をされていました。さて3回目はどんな
演奏が聴けるのか…とても楽しみなクィンテットです。
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  2012.10.21 Sun   リラックスした楽しい「マーヤワールド」
▶トレードマークの帽子を、黒く衣替え?したグレース・
マーヤ(vo,pf) さんと、吉田サトシ(g) 江口弘史(b) 中村亮(ds)
さんの週末土曜日。黒い帽子には白いブラウスに黒の短パン、
黒いブーツ姿で登場。
▶いつものように、客席に話し掛けながらのリラックスした
こころの和むステージです。お気に入りの江口さん吉田さん
そして当店初めての中村さんも、「マーヤワールド」を
楽しみながらのサポートでした。
▶1st.stage…♪All Blues、♪My Romance、♪Caming Home Baby、
♪One Note Samba、♪My Fanny Valentine、♪Love For Sale、
♪High and Dry。
▶2nd.stage…♪Kiss of Life、ここでブルックリン在住の
日本人ドラマーが替わって登場し♪Fever。
オリジナルメンバーで♪Caravan、
1990年代のロック♪Wonder Wall、
♪Save A Love For Me、♪夕焼け小焼け〜J.ミッチェル
♪A Case of You、横浜生まれのマーヤさんの詞で
♪A Girl From YOKOHAMA、♪Major Blues、
アンコールは♪Rose…とジャズ、ロック、ポップスまで
豊富なレパートリーを自分のものにしている彼女らしい
自らも楽しみながらの、週末らしいリラックスした
ステージでした。
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  2012.10.22 Mon   バラエティーに富んだサンデースペシャル
▶健吾さん川井さんが意気投合しプロデュースして始まった
《ミュージカルナイト》は、昨夜が3回目のステージです。
川井佐知子(soprano) 青木さおり(mazzo soprano) さんを
クラシック界から迎え、若井優也(b)中村健吾(b)石若駿(ds)
さんのトリオにゲスト菅谷真理恵(vo) さん、そしてタップ
ダンス洞至さんという7人の豪華メンバーです。
▶さすがに譜面が大変なので、早くからリハーサルをして
本番に臨みました。ドラムの石若さんはまだ20歳ですが
芸大生です。さすがに譜面に強いですね。
▶ゲストの真理恵さんはミュージカル「サイゴン」に出演。
話題になった方ですが、でも役者より歌が好きで、今は
シンガーとして多方面で活躍されています。身体は細いのに
声帯が強そうな(よく鍛えられたのだと思います)太い声。
洞至さんとは大学の同窓生だったそうです。
▶回を重ねるごとに色んなアイデアが浮かぶようで、ますます
中身が濃くなり、楽しみにされていたお客さまの期待に応える
内容のステージ。三人三様の歌を楽しませていただきました。
タップとの掛け合いも楽しくお店は大いに盛り上がりました。
▶1st.stage…川井&青木さんで♪We Are Women、
青木&洞至さんで♪LoveIs Here To Stay、
青木さんソロで♪In The Still Of The Night、
真理恵さんが紹介され♪Cry Me A River。
川井さんとピアノ若井さんのデュオで歌曲
クルト・ワイル作♪Youkali…なかなか聴き応えのある曲でした。
全員のコーラス入り♪Slap That Bass。
▶2nd.stage…川井&青木&タップで♪Way Back To Paradise、
川井さんソロで♪Preludio para el ano 3001…
イタリヤ語で「Summertime」 だそうです。
青木さんソロ♪I Don't Remember Christmas、
ベースとタップのデュオ♪Alone Togethera…健吾さんの
ベースが小気味良くうなりました。川井さん♪Special、
真理恵さんドリームガールズのビヨンセが歌った♪Listen
全員で♪Anything Goes、アンコールは♪Slap That Bass。
▶店内は大いに盛り上がって終りました。みなさん
長い一日、お疲れさま、ご苦労さまでした。多くの方に
に聴いていただけて苦労の甲斐がありましたね。次回の
出し物が楽しみになりました
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  2012.10.23 Tue   来春新しいアルバム…裕香さんと大口さん
▶来年早々に2枚目のアルバムのレコーディングを控えた
上田裕香(vo) 大口純一郎(pf)さん。そして小泉哲夫(b)さんと
セバスチアン・カプティーン(ds)さんの《ブラジリアンナイト》
▶大口さんは呑気な方で、レギュラーベーシストの織原さんが
昨夜の出演がNGだったことに前日気がついて…急遽小泉さんが
助けてくださいました。彼はラテン系ベースの第一人者で
後輩のご指導もなさっていますが、外語大のフランス語科の
出身という珍しい方。ヘアースタイルが昔の沖縄の女性の
ようで一度会ったら忘れない個性的な方です。でも演奏は、
出しゃばらない控えめな音で素敵なサポートをされました。
▶セバスチアンさんはオランダ人ですが、今は沖縄に住んで
活動中です。ハンサムで人柄も良く、タッチの綺麗なドラム。
良くスウィングするサポートぶりでした。
▶大口さんは裕香さんのデビューアルバムを全部アレンジ
されていますが、2枚目も彼が全てアレンジ。きっと凝った
サウンドになる事でしょう。
▶裕香さんはいつも元気いっぱいで、みんなを明るくする
魅力ある声の持ち主。いさぎよくて気持のいい歌を歌います。
初めてお聴きになった方はすぐファンになり、ファースト
アルバムもお買い上げ頂きました。
▶ist.stage…以下、スペイン語の意味は裕香さんが書いて
くださいましたが、無いスペイン文字あり。ご了承ください。
インスト曲♪A Que O(ここで)、♪Tarde(午後)
裕香さん登場♪Danga Da Solidao(孤独な踊り)、
♪Corrida de Jangada(帆掛け船)、
♪Somos Novios(僕たち恋人同士)
♪O Mestre-Sala Dos Mares(海のメヌトリサラ)
▶2nd.stage…インスト曲♪Cancao do Sal(塩の歌)、
♪Rapam de Bem(可愛い娘)。裕香さん登場
♪O Bebado e a Equilibrista(酔っぱらいと綱渡り芸人)
♪Meu Escudo(私の盾)、♪Samba de Arere
(サンバを味見させて上げる、でも私の分は残してね)、
♪Travessia(僕は強い、でも今日は泣きたいんだ)、
アンコールは♪Flor de Lis(百合の花)でした。
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  2012.10.24 Wed   深く美しく鳴り響いたトリオサウンド
▶片倉真由子(pf)さんの、佐藤ハチ恭彦(b)セバスティアン・
カプティーン(ds)さんとのトリオ出演。凄い雨が降ったので
客足が心配でしたが…真由子さんが出演する夜には、特に
ジャズが大好きな方々が客席を埋めて熱心に聴かれます。
▶真由子さんとセバスティアンさんとは、ほんの2時間前に
会ったばかりでしたが、少しのリハーサルですぐ打ち解け
2ndステージではまるでレギュラードラマーのような、
しっかりした素晴らしいサポートぶりでした。二人を
引き会わせた私としては…その甲斐がありました !!
▶1st.stage…T.モンク♪Straight No cheaser、♪Reflections、
♪I've Got The World On A String、♪Autumn Leaves、
♪All The Things You Are。
▶2nd.stage…S.フェイグ♪Secret Love、T.モンク♪Panonica、
真由子作♪Dancer's Merancholy、
とても味わい深い♪Body And Soul、T.モンク♪Evidence、
アンコールはピアノソロ♪The Star Crossed Lovers 〜
♪The Single Petal Of A Rose。
▶客席には、フランス人の方が5人、オランダ人の方が2人、
皆さん聴き入って、とても感動していらっしゃいました。
日本のジャズのレベルの高さに、大変驚いた様子でしたよ。
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  2012.10.25 Thu   楽しく大盛り上がりのお誕生日ライブ
▶昨夜は(スケジュール表には銘打ちませんでしたけど)
福井ともみさんと井上信平さんお二人の《誕生日ライブ》
出演メンバーは、福井ともみ(pf) 井上信平(fl) 伊丹雅博(g)
坂井紅介(b) 小山太郎(ds) さんです。
▶ともみさんは綺麗にドレスアップし、信平さんもビシっと
スーツ姿で決め、ステージが華やぎました。ともみさんは、
紅介さんのベースに憧れ、いつか共演したい、と思って
いたようですが昨夜やっと実現。大喜びで、いらしてくれた
大勢のファンを前に熱演。お店は大賑わいでした。
▶1st.stage…このステージは全てともみさんの選曲です。
まずピアノトリオで♪Nearness of You、全員で♪Sunday、
♪How Long Has This Going On、♪The Way You Look Tonight、
ともみ作♪トリポリの朝食。共演メンバーが違うと、同じ曲が
こんなにも変わる、とその面白さに、ともみさんも興奮され
休憩時にこのメンバーのバンド名を決めたらしく…信平さんが
「福井ともみとシルキータッチ」は如何でしょう?と発表。
▶2nd.stage…このステージは信平さんの選曲です。
ファンキーにギターから入り信平さんがバスフルートを吹いた
♪Song For My Father…皆さんノリノリでした。
♪Willow Weep For Me、♪My Name Told Me So、
♪Ain't Home You Are 。
▶遊びにみえた海老沢一博(ds)さんがたまたま同じ誕生日で
♪Caravan を相変わらず元気一杯で演奏。レギュラーメンバーで
♪Sunset Carnival…手拍子が始まりあちこちから歓声も上がって
店内は皆さん大ノリの中、アンコールは♪Travels。
▶沢山のファンの方々から贈られたお花やプレゼントの山に
ともみさん信平さんそして皆さんにとっても、とっても楽しい
《バースディライブ》になりました。観て好し、聴いて良し、
飲んで良し、食べて良し…といった賑やかな店内の夜でした。
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  2012.10.26 Fri   緊張感のある素晴らしい生音シャワー
▶久し振りにレギュラーメンバーが揃った月末木曜の恒例
《フロントページ オーケストラ》素晴らしい演奏でした !!
リーダーの三木さんが、皆のソロが素晴らしく鳥肌がたった
と興奮されていたほど。ご自分で作曲・アレンジした曲が
あのように素晴らしく演奏されたら、ミュージシャン冥利に
尽きますよね。
▶これこそは、その場にいてそこに流れる空気を共有しないと
理解できないことです。いわば「一期一会」の音楽だからこそ
ライブジャズは聴き逃せないのです。これこそが、ライブの
良さであり、私が愛してやまない魅力のひとつなのです。
▶1st.stage…♪Stop And Go…ソロをとったのは三木俊雄(ts)
奥村晶(tp) 片岡雄三(tb)、
♪Escher's Vision…ソロは山岡潤(euph) 浅井良将(as)、
バラード♪Sleep Like A Baby…ソロ三木俊雄(ts) 上村信(b)
♪East Plain…ソロ松島啓之(tp) 浜崎航(ts) 福田重男(pf) 柴田亮(ds)
▶2nd.stage…♪Next Channel…ソロ三木俊雄(ts) 浅井良将(as)
片岡雄三(tb)、♪If I Told A Lie…ソロは奥村晶(tp) 浜崎航(ts)
上村信(b)、上村作♪The Last Phase Of The Moon…ソロは
松島啓之(tp) 浅井良将(as)、♪Tarde…ソロ山岡潤(euph)
福田重男(pf)、♪Echoes Of The Forest…イントロ上村信(b)〜
ソロ三木俊雄(ts) 片岡雄三(tb) 福田重男(pf) 柴田亮(ds)、
アンコールは静かな旧いスタンダード曲♪Time On My Hands。
▶皆さま生音のシャワーを全身に浴びて、気持よく帰路に
つかれました。私も、生音ライブジャズを堪能させて
いだだきました。
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  2012.10.27 Sat   新しい試みの編成で臨んだ浩子さん
▶ピアノとドラムスのない編成、馬場孝喜(g) 須川崇志(b)
太田剣(as) さんをバックに歌ったウィリアムス浩子(vo) さん。
このような編成で歌うのは、実力がないとできません。
▶この編成は、彼女が好きなジュリー・ロンドンが、ギターと
ベースだけで歌っているものを聴いて、ここに彩りとして
サックスを入れてみたらどうかしら…という彼女の発案で、
選曲も彼女です。リハーサルをしたら狙い通りのサウンドに
なって、大喜びで本番に臨んだステージ。
▶浩子さんは、伸び伸びと楽しんで歌い、このドラマチックな
サウンドに乗って、柔らかく心地良い歌声がよく映えました。
▶1st.stage…♪My Romance、♪Long As I Live、
美しく♪Smile、♪All The Things You Are、
♪Monalisa、♪Close To You、♪Caravan、
シンディ・ローパーの♪Time After Time、
バースから入った♪Fly Me To The Moon、
♪Lullaby Of Birdland。
▶2nd.stage…S.ワンダー♪Send Me Some Lovin'、
♪I Could Write A Book、♪Poinciana、♪My Favorite Things、
♪Old Devil Moon、季節です♪Autumn Leaves、
ジュリー・ロンドンの大ヒット曲♪Cry Me A River、
♪Night and Day、アンコールは日本語♪グッバイからはじめよう
心地良いサウンドにお客さまはみな酔いしれたようでした。
▶浩子さんが持って来たCDはきれいに完売になり、欲しい方
全員に行き渡らず、Amazonでのご購入をお願いするほど。
彼女は、2枚めのこのバラード集をリリースしてから、とても
活き活きして声も良く出るようになり、歌にも説得力が
出てきたと思います。良かったね、浩子さん。
▶次回は11月最終日、30日の金曜日です。大きく成長された
浩子さんを、ぜひ聴きにいらしてください。
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  2012.10.28 Sun   期待を裏切らないペコちゃんのステージ
▶伊藤君子(vo) 片倉真由子(pf) 須川崇志(b) 加納樹麻(ds) さんの
週末、土曜日の夜は、予約のお客さまで一杯で、アルバイトの
スタッフがお休みだったこともあり、私は早くからお店に出て
いろいろと忙しく働きました。
▶客席が埋まった頃ちょっとお店を抜け出て、以前から約束
だったブルーノート東京の大西順子引退ライブに行きました。
井上陽介(b) クインシー・デイビス(ds) のトリオで、引退宣言を
したとあって客席は大入り満員。
▶順子さんはクールな性格で、ご自分では引退宣言は正解だ
とおっしゃっていましたが、演奏は素晴らしく、優れた才能を
感じさせる演奏に、私だけでなく誰もが「もったいない」と
思っているのが感じられたステージでした。
▶お店に戻ると、こちらも客席は満席状態。ステージには
ロイヤルブルーニットのワンピースがよく似合うペコちゃん。
説得力のある楽しいステージが繰り広げられていました。
▶共演の演奏者同士が刺激を受け合いながら、ペコちゃんは
リクエストに応えたり、客席と一体となって、期待を決して
裏切らないステージ。
▶1st.stage…♪A Boy From Ipanema、♪Let It Be Me、
♪Fly Me To The Moon、♪Who Can I Turn To?、♪誰もいない海、
♪Autumn In New York、♪Wives And Lovers、♪Angel Eyes、
♪On A Clear Day。このステージ私は残念ながら聴逃しました。
▶2nd.stage…♪What's New、♪Just Friends、
リクエスト曲の♪Speak Low、
津軽弁バージョン♪My Favorite Things、♪All In Love Is Fair、
♪小さい秋見つけた…英語のジャズの中に時々入る日本語の
綺麗な曲は、新鮮でいいですね。♪For All We Know。
さ、皆でコーラスしましようと♪It Don't Mean A Thing…
客席は大いに盛り上がりました。
アンコールは、ペコちゃんの代表作♪Fllow Me。
▶途中からブルーノート東京が終ったクインシーさんが
いらして、彼は真由子さんとお友達だったので、終演後には、
お互い話に華が咲いていました。お客さまの中には、帰り際に
来月のペコちゃんの予約をなさった方もいらっしゃいます。
ステージが素晴らしい証ですね。私にとっても嬉しい事です。
いつものことながら…ペコちゃんの素敵な週末の夜でした。
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  2012.10.30 Tue   リリカルで気品のあるピアノトリオ
▶福田重男(pf) さんの上村信(b) 奥平真吾(ds) さんとのトリオ。
レギュラードラマーだった、セシル・モンローさんが昨年
急死され福田さんがショックを受けていた時、NYから帰国
したばかりの真吾さんに会い、このメンバーになってすでに
1年以上が経って…見事にすっかり復活しました。
▶福田さんのオリジナル曲は、スタンダード曲や名曲の中に
入っても決して引けを取らない素敵な曲が多く、定評ある
ピアノのタッチの美しさも手伝って、女性ファンがとても
多いのですが、昨夜も月曜日にもかかわらず多くのファンの
方がお見えになり、良くスウィングするトリオサウンドを
堪能されました。
▶1st.stage…J.カーン♪Nobody Else But Me、
福田作♪Don't Be Silly(バカ言ってんじゃないよ)
福田作♪Mohawk Drive…これはレコーディングした所の名前。
この夏に作曲して未だタイトルが無い曲♪未定 ですが、
ベースのアルコ(弓)から入った綺麗な曲でした。
♪Prelude To A Kiss、K.ジャレット♪Bop-Be。
▶2nd.stage…T.モンク♪Cronie、W.ショーター♪Pinocchio、
福田作♪Childhood Dream、
D.エリントン♪Do Nothing Till You Hear From Me、
カーレースが大好きな福田さんの名曲♪Go Ahead Nigel、
アンコールは福田作♪Pretty Blues。みなさん、詩情豊かな
サウンドの余韻の中、帰路につかれました。
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  2012.10.31 Wed   正統派ジャズクィンテットの熱演
▶レギュラードラマー広瀬潤次さんが指を怪我されたようで
急遽横山さんに替わった 松島啓之(tp) 山田穣(as) 今泉正明(pf)
上村信(b) 横山和明(ds) さんのクィンテット。横山さんとは
初共演でしたが、素晴らしいサポートでした。
▶ジャズはリズムが命。彼はジャズを良く理解している上に
タッチが綺麗で周りの音を良く聴いてよくスウィングします。
フロントの松島さん山田さんは、この小気味いいリズムに
乗って素晴らしいフレーズが湧き出る、バランスの取れた
気持の良い演奏に、このクィンテットのファンの方も
大満足されていました。
▶1st.stage…W.ショーター♪Summit、R.モーガン作♪Pisces、
アルトから入ったバラードB.ストレイホーン♪Chelsea Bridge、
K.ダーハム♪Wind Mill。
▶2nd.stage…W.ショーター♪Yes or No、
T.ハレル♪Moon Alley、トランペットをフィーチャーして
バラード♪Skylark、♪Groovin High、
アンコールは♪There Is No Greater Love。
▶「これぞ正統」という素晴らしい演奏のジャズなので、
私自身も好きでブッキングしているのですが、熱烈なファン
がいらっしゃる一方で、なかなか期待したようにファンが
増えてくれません。
▶昨夜もファンの方が「もっと多くの人に聴いてもらうには
どうしたら良いのか…」と相談されていらっしゃいました。
嬉しいことですね。本当に残念ながら、良い演奏だけでは
人々は足を運んでくれない難しい時代になってきています。
何か良い方法があったら、アドバイス・ご指導いただきたい
と思いつつ…「明日から11月、ガンバらなくっちゃ」。
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