2012.10.2 Tue 気持よくジャズの醍醐味を味わう夜 |
▶近藤和彦(as) 今泉正明(pf) 上村信(b) 大坂昌彦(ds) さんの クァルテットは、近藤さんがリーダーで実力者が揃っていて、 スピードとスリルに富んだ緊張感のあるステージを繰り広げ ました。演奏は、主に近藤さんの曲と彼のアレンジした曲が 中心の、完成度の高い聴き応えあるステージでした。 ▶1st.stage…J.マウス♪ジュビレーション、♪The Duke… この曲はD.ブルーベックがエリントンに捧げ、それを マイルスが演奏して有名になった曲です。 近藤作品♪47…ブルースは普通48拍なのに、あえて47拍で。 D.エリントン作♪Warm Valley、 近藤作♪The Place That Cannot Reach Only By Sprit。 ▶2nd.stage…近藤アレンジの♪Body And Soul、 近藤さんがNYにいた頃、ドキドキして通ったという ジャズクラブがあった場所♪Universty Place 11th Street、 ソプラノに持ち替えて ♪What Happens To The Man With The Oriental Zodiac? ソプラノからアルトに戻って…今宵は十六夜月(いざよい) ということで♪The Sixteenth Night。 K.カークランドに捧げた♪From Doctone、アンコールは ♪Autumn In New York で締めくくられました。 (私が「BS通信」で話題にしたことに応えてくれたようで…) ▶台風一過、爽やかな秋晴れの十六夜月の夜。大変気持の良い 気候の中、気持ちよくジャズの醍醐味を味わって、 秋シーズンを始めることができました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.10.3 Wed ひかりさんマヤさんの華やかなステージ |
▶昨夜は 市原ひかり(tp)さんとマヤ・ハッチ(vo)さんの初共演。 バックのトリオは 宮川純(pf) 清水昭好(b) 福森康(ds) さん。 二人は今までツアーで一緒になり、打ち上げなどで仲良しに なっていて…この共演を大変楽しみにされていたようです。 ▶ひかりさんはサスペンダー付きの薄いグレーのパンツに ブラウスと真っ赤な帽子姿。マヤさんはスリップスタイルの ワンピース。可愛らしくチャーミングなフロント二人に、 ステージが華やぎました。若い二人を男性トリオがしっかり サポート。素晴らしく、とても楽しい演奏だったのに… ▶残念なことに客席が寂しく、お気の毒でした。マヤさんは 先週当店に出演してますし、この9日にはCD発売コンサートを 行うのでそれと重なったせいかも知れません。私の日程ミス でしょうか…。でもブッキングはいま、4,5ヶ月前から 行うので先のことをいろいろと考えるのは、大変なのです。 (言い訳ですけど)でも、いらしてくれたお客さまは 大変楽しんで大満足なさったようでした。 ▶1st.stage…インスト曲 宮川作♪June July August、 ひかり作♪Revive、マヤさんが入って♪Afro Blue、 ひかりさんがマヤさんに歌って欲しくてアレンジした ♪There Will Never Be Anther You…さすがに滑らかな英語で 声も良く出て気持よく、ひかりさんのアレンジが冴えました。 ♪Cry Me a River、このアレンジでCDにも入っている 宮川アレンジの♪A Boy From Ipanema。 ▶2nd.stage…インスト曲♪In A Sentimental Mood を ひかりさんが感情込めてバラードを吹きました。 マヤさん登場♪On Green Dolphin Street、 ひかりアレンジの♪It Could Happen To You、 インスト曲ひかり作♪Neighboring Studio…これは、 ひかりさんがよく練習したNYのスタジオの名前。 マヤさんが入って♪Honeysuckle Rose、♪Tea For Two。 アンコールは…ちょうどTOKUさんが応援にいらして ステージへ♪Doxy。もう一曲マヤさんとTOKUさんの歌 ♪My Foollsh Heart。 ▶終演後、ひかりさんとマヤさんは、お客さまが差し入れて くださったおにぎりを持って、一緒に9日のリハーサルをしに スタジオに向かわれました。ご苦労様です。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.10.4 Thu レコーディング決まったユニークデュオ |
▶一台のピアノの鍵盤上を20本の指が自由自在に飛び跳ねる 発想豊かな二人のピアニスト、林正樹、田中信正さんの 《4 Hands 1 Piano ユニーク・デュオ》の連弾ステージ。 ▶連弾のパフォーマンもユニークで、よくスウィングする サウンドが店内に鳴り響き、観る人聴く人の気持を明るく 楽しませてくれました。アレンジの素晴らしい演奏曲にも、 演奏に劣らずユニークなタイトルがつけられています。 ▶1st.stage…♪Limelight、田中作♪Foot Steps of Japanese Short Tail、 林作♪童話で書かれた生態系。松尾芭蕉の俳句からヒントを 得た 林作♪梅は香に(桜は花に… いいものの喩えですが、 フランス公演の時、大喝采を浴びた、という曲です) S.スワロー♪Item 6 D.I.T、ガーシュイン♪I Got Rhythm。 ▶2nd.stage…田中ソロでT.モンク♪Off Minor、 林ソロで自作、5+5+5+3+3の21拍子で成り立っている ♪Flight for the 2001。連弾でT.モンク♪Well You Needn't、 林作♪2006…この曲は 2×17×59小節=2006個の16分音符で 出来ているのだそうです。R.コニッツ作♪Drearm Stepper、 林作 お馴染みの♪そたち(ソでできた曲)。 アンコールは2007年の干支作品、林作♪いのししとの決闘。 ▶初めてお聴きになったお客さまは、思わず引き込まれ、 ユニークな二人の世界を堪能されていらっしゃいました。 二人の個性がとても良くマッチしているこのデュオ、今度 レコーディングが決まったそうです。もっともっと世界に 羽ばたいて欲しいと思います。その力量があります。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.10.5 Fri ハットする瞬間が…若井さんのトリオ |
▶ミュージシャンから共演のお誘いが多い若井優也さん、 リーダーとして初めてのトリオ出演でした。メンバーは、 若井優也(pf)佐藤ハチ恭彦(b)原大力(ds)さん。味のある 歌伴も定評があってヴォーカリストにも大人気ですので、 ぜひ、とゲストにEma(vo)さんをお願いしました。 ▶演奏は、感性が素晴らしくハットするような瞬間が何度も 感じられました。Ema さんも、こんな経験は今までなかった、 と大変インスパイアされ、興奮されていました。ハチさん 大力さんの丁寧なサポートも、演奏を盛り上げました。 ▶1st.stage…ピアノトリオで♪Bye Bye Blackbird、 ♪Autumn Leaves、ビートルズナンバーの♪Yesterday。 ちなみに、このメンバーに鈴木央紹(ts) さんが入って、 ビートルズナンバーをアレンジしたアルバムが発売中です。 D.ガレスビ―作♪Groovin High、Emaさんが入って ♪Peel Me A Grape、ベースイントロの♪Devil May Care、 ♪Moon River は表情がとても豊かなヴォーカルでした。 ▶2nd.stage…若井さんのピアノをバックにEmaさん ♪Someone To Watch Over Me。 Emaさんの歌♪I Can't Give You Anything But Love、 渡辺貞夫作日本語でボサノバの曲♪白い波、 尾崎豊作♪I Love You を英訳で。いい曲ですね。 トリオ演奏でドラムをフィーチャーしてビートルズナンバー ♪Sgtpepper's Lonely Hearts Club Band。 若井作品、繊細で美しい曲♪1月のワルツ… 若井さんは1月生まれで自分のために書いた曲のようです。 ♪The Days Of Wine And Roses。 ▶聴き応えのあるステージでしたが、終演後、若井さんは 「トリオはとても難しい、まだまだ課題がたくさんあります」 とつぶやいていらっしゃいました。向上心が凄いですね。 来年になるでしょうか、ぜひまたお願いしようと思います。 その時が今から楽しみです。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.10.6 Sat バラエティー豊かに楽しめたステージ |
▶フリップ・ハンター(vo)ジェイコブ・コーラ(pf)石川俊介(ts,fl) 山本裕之(b) 柴田亮(ds) さんという日米混合バンド 《Grass Roots》昨夜が初ステージでした。 ▶このバンドは、フリップさんが当店に聴きにきていたとき 飛び入りで歌ったのがきっかけ。今回お願いしたら、彼が メンバーを集めてバンドを結成したものです。声がとても良く しっかりしたヴォーカルで、スタンダードからポップスまで、 幅広く歌われます。 ▶ジェイコブさんは当店何回も出演されていますが、タッチの 綺麗なピアノ。全体にバランスに優れた心地良いサウンドです。 でも、皆さんまだあまり知られていない存在で、金曜にしては 客席は寂しく、お気の毒でしたが、最後まで気を抜くことなく 真面目に心に届く演奏をされ、当店の旧い常連さんも、とても 感動して楽しまれていらっしゃいました。 ▶1st.stage…インスト石川作♪Changing、 フリップさんが入って♪Route 66、♪Suger、♪Mornin'、 スティング♪Fragile、インスト曲♪Five Hand、 フリップさん♪Hove You Know Mr.Jhons、 フリップ作綺麗なメロディーのバラード♪Words、 ♪Take Five、アップテンポで♪Caravan。 ▶2nd.stage…石川作♪Yuchin,フリップさん♪My Fevorite Things, O.ネルソン♪Stolen Moments,アップテンポの♪Hit That Jive Jack, ♪Round Midnight,インスト曲ジェイコブ作♪Close Your Eyes, フリップさん♪Last Time Saw To Me,♪Blues, ♪A Song For You…は心にしみました。 アンコールは♪Straight No Chacer。バラエティー豊かな 楽しいステージを楽しませていただきました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.10.7 Sun これから活躍が楽しみな若い才能たち |
▶才能ある若いミュージシャンたち 兼松衆(pf) 角田隆太(b) 佐々木はるか(as,ss)さんとゲスト吉田沙良(vo) さんら若手を、 ベテランドラマー奥平真吾(ds) さんがサポートしたステージ。 ▶兼松さん角田さん佐々木さんは国立音大出身、沙良さんは 洗足音大の4年生。この2月、当店の企画「新人登竜門」で 小曽根真さんはじめ多くのミュージシャンに賞賛された メンバーで、昨夜は5月に続いて、当店2回目の出演でした。 ドラマーはいつも私が決めています。 ▶変拍子の曲が多いのでドラマーは大変ですが、そこは 大ベテラン真吾さん、初顔合わせでしたがリハーサルで 理解し合い、難なくこなしました。特にジャズコンボの 場合、音楽を良くするのも悪くするのもドラマーの力に かかっている部分が多いと思っているからです。昨夜は 皆さん不安なく伸び伸びと演奏されていました。 ▶はるかさんはアルトとソプラノサックスを曲によって 持ち替え、生音の音色が綺麗。沙良さんは難しい曲を良く スウィングして歌いこなし、ジャズシンガーとしての力量が 感じられるステージ。兼松さんはじめ、皆さん、これからが 楽しみな逸材です。 ▶1st.stage…インスト曲クァルテットで ♪Softly As In A Morning Sunrise、 はるか作♪It's Long In Coming To Meet Ms?…お友だちに 生れて来るまだ名前が決まらない赤ちゃんに作った可愛い曲。 沙良さん登場、ミュージカル♪雨に歌えば(Singin' In The Rain) 、 兼松さんのアレンジでした。M.デビス♪Boplicity、 クァルテットで角田アレンジのC.ミンガス ♪Re-Incarnation Of A Love Bird、 沙良さんがはいって♪Route 66 をブルースで。 ▶2nd.stage…沙良さん♪Skylark、 ピアノトリオで♪I didn't Know What Time It Was、 はるか作♪Lycoris (彼岸花)。沙良さん♪Date Dare、 兼松作角田作詞日本語で♪Last Song、アンコール♪Day by Day。 ▶多くのお客さまで賑わい、土曜日らしい夜になりました。 今週としては初めての賑わいです。兼松さんは作曲の仕事が 忙しく、ライブはあまり出来ないようです。角田さんは作曲も アレンジもされ、ライブでも活躍しています。次回出演は 来年になりますが、とても楽しみなグループです。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.10.10 Wed 古くからの常連さんの多い夜 |
▶三連休明けは、ドラマーがいつもの大隅寿男さんに替わって 久し振りの村上寛さんになった 山本剛(pf) 香川裕史(b) さんの 《スウィンギートリオ》。寛さんは心臓の具合が悪くしばらく 休養されていたのですが…お酒も止めて健康になり、すっかり 元気になった姿を見ることが出来ました。よかったヨカッタ。 ▶三人で演奏を楽しむような、いつものようにリラックスした ステージ。お客さまは、ここ青山店の常連さんをはじめ、 六本木店時代からの常連さんもいらっしゃって、みなさん、 寛さんに久し振りに会ってその元気な姿に接して喜びながら、 「山本節」を大いに楽しまれました。 ▶1st.stage…出だしは山本流♪Blues、 アレンジされた♪Summertime、十八番♪Misty、 ♪Cheek to Cheek~♪My Fair Lady。 ベースのアルコ(弓)のイントロから♪What A Wondeful World。 ▶2nd.stage…山本作♪(曲名募集中の曲)。いらしていたシンガー サリーさんを呼出して♪Someone To Watch Over Me、 ♪Poinciana、バラード♪Loving Touch、♪Speak Low、 まだ小さかった頃の息子さんに剛さんが作った♪大ちゃん、 最後は恒例♪旦那飲ませてちょうダイナ。 お客さまは最後まで、どなたもお帰りになりませんでした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.10.11 Thu バランスのとれたいい演奏だったのに… |
▶訳あってタクシードライバーを本業としているドラマー 岸田恵士(ds)さんの《ファンキーボーイズ ジャズバンド》。 メンバー 津垣博道(pf) グレッグ・リー(b) 岡崎好朗(tp) 越智巌(g) さんです。 ▶当店でのステージを生き甲斐に日夜ガンバッている 岸田さんですが、最近もうひとつ大きな生き甲斐が出来 ました。ハワイに住んでいるお嬢さんがご出産して お孫さんができたのです !! 毎日、写真やメールが送られて くるそうで、それはそれは嬉しそうでした。 ▶最近はタクシー会社でもいつも成績が上位で、これからは 一生懸命楽しく生きていく、と張り切って演奏したステージ。 とてもバランスのとれたいい演奏でしたのに、昨夜は珍しく どうしたことかお客さまが少なくて、せっかくグレーの縞の スーツに合わせたグレーの帽子をかぶって、お洒落に決めて 登場したのに…とても残念でした。 ▶1st.stage…♪Cool Struttin'、♪Song For My Father、 岡崎さんをフィーチャーしてバラード♪I Thought About You、 岸田作♪Cool Down、そして、金持ちが地球の環境を破壊 していると唄う♪Burnin。 ▶2nd.stage…♪Sunburst、♪Blue Minor、♪More Better Blues、 ♪Lover、タクシードライバーの夜の孤独を歌った ♪大都会の遊牧民(唄う内容・詞は毎回違います) 最後は♪危険な関係のブルース。岸田さんのテンションも 程よく、皆がひとつになって、とても良い演奏でしたのに… ←当夜のスナップ写真 |
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2012.10.12 Fri ノリの良い演奏者に客席も惹きこまれ… |
▶ジャズファンクバンド《Medusa》里見紀子(vln)森下滋(pf) 坂本竜太(b)さんに、昨夜は初参加の藤井摂(ds)さんと、 スティールパンのトニー・グッピーさんが参加されました。 藤井さんはこのメンバーに馴染んで、坂本さんとの相性も 良くとてもいい感じのサポートをされていました。 ▶ファンクバンドはリズムが命ですが、とても切れがいい リズムで、その気持いいリズムに乗って紀子さんと トニーさんは思う存分、自由に演奏されていました。 ▶それに、メロディーも大切にしているノリの良い サウンドに、楽しくてお客さまも惹きこまれていました。 初めてスチールパンに接した方もいらして、その綺麗な 音を不思議がって楽器のそばまで確かめにいった方も。 でも中を覗いてみてもよく解らない不思議な楽器です。 ▶1st.stage…H.ハンコック♪Chameleon、 R.ブレッカー♪Le Songe、♪T.モンク♪In Walked Bud、 トニーさんをフィーチャーしてバラード♪Bitter Sweet T.マリヤのノリの良い♪Come With Me。 2nd stage…♪Zing Zag、♪Chan's Song、 I.ベック♪Scatterbrain…「注意散漫」ではとても演奏出来ない アップテンポの曲です。 ヴァイオリンとピアノの美しいデュオ♪Autumn In New York、 S.ワンダー♪I Wish、アンコールはR.ブレッカーの ♪Some Skunk Funk を皆でコーラスしました。 アレンジは全曲、里見紀子さんでした。 ▶この楽器で、どんな曲でも平気で普通に演奏できる人は、 世界でも珍しい、と改めて思いました。実際トニーさんは この楽器を広めるために来日したのが始まりのようです。 昨夜は演奏者ノリに、お客さまも乗っかって、おおいに 楽しまれたようです。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.10.13 Sat お店のご報告はお休みさせて頂きます |
▶12日金曜日、私はペコ(伊藤君子)ちゃんと連れ立って 「小曽根真&NO NAME HORSES」コンサートが行われた 静岡県富士市の文化会館ロゼシアターまで聴きに行きました。 東京公演の日にちを間違えて聴き損ねてしまったからです。 ペコちゃんは仕事で神戸に行く途中立ち寄りました。 ▶第1部は、今まで演奏した曲の中から、変化に富んだ曲を 選んでのステージ。実力者ばかりのメンバーで、聴き手を 圧倒させる迫力ある演奏でした。第2部は新曲♪Road を演奏。 この曲は1曲が45分。物語りのような構成で、作曲したら 長くなってしまった…と小曽根さんはおっしゃっいましたが 引き込まれてしまい、私達にしたらそんな長い曲とは 感じませんでした。 ▶アンコールに…かつてこのオーケストラを作るきっかけに なった客席にいたペコちゃんをステージに呼び上げ、彼女は 思いがけずいきなり歌うことになりました。確かに一緒に レコーディングしたけど覚えているかしら…と言いながら でも立派に歌い上げました。さすがペコちゃんです。 ▶一緒に客席にいた私の事も観客の皆さんに紹介してくださり ご挨拶させていただきましたが、皆さん温かく迎えてくださり とても光栄でした。小曽根さんの優しさが身にしみました。 ▶そして何より嬉しかったのは、肺癌を克服した池田篤(as) さんが元気に復帰して、素晴らしいソロを取ったこと。私は 思わず涙が溢れてしまいました。土曜日の相模大野での コンサートが最終日で、この素晴らしいツアーが終りました。 ▶夜遅く新幹線からお店に連絡すると…もうすぐ終る、 ということで、そのまま帰宅。久しぶりの当店出演 天野昇子(vo) さん、ハクエイ・キム(pf) 香川裕史(b) 村田憲一郎(ds) さんを聴き逃しました。メンバーのみんさん レポートできなくてごめんなさいね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.10.14 Sun いろいろ人生を感じた土曜日 |
▶土曜日は早朝から孫のレイくんの幼稚園の運動会。今年は 年長組で6段もの跳び箱を飛びました。はっぴの衣装を着て 火炎太鼓を踊ったり組体操やリレーと練習の成果を見ました。 昨年とは違い、急に随分大きくなり、もう少年のようでした。 子供の成長は、ホントに早いですね。 ▶人生はじまったばかりの子供たちを見た後…夕方からは 中学校の同窓会に出席。体調を崩していた恩師がお元気に なり出席なさるというので男女18人の生徒が集まりました。 みなさん今年72歳。この歳になると、先生も同級生も 差がありません。皆で乾杯して、それぞれ近況報告等して 2時間あまり。人生を始めた頃に戻ったような気分になり、 再会を約してお店に向かいました。 ▶お店は、チャリート(vo) 堀秀彰(pf) 納浩一(b) 加納樹麻(ds) さんのメンバー。このピアノトリオは初めての顔合わせです。 でもリハーサルなし、打ち合わせだけでしたが、そこは ベテランたち、立派な演奏のステージでした。 ▶前の席にフランス人のカップルが2組お座りになって、 チャリートさんも話し掛けながらのステージ。国際派 の彼女らしいステージに、とても楽しまれて聴いて いらっしゃいました。 ▶1st.stage…インスト曲♪Holy Land、♪Up Jumped Spring、 チャリートさん入って♪Why I Feel This Way、 バラード♪So In Love、♪Close To You、 ♪How Long Has This Going On、♪All I Need Is You、 バラード♪Meaning Of The Blue、♪That's All。 ▶2nd.stage…インスト曲♪I'll Remember April、♪If I Were a Bell チャリートさん入って♪Love Dance、♪Speak Low、 バラード♪How Do You Keep The Music Playing、 ♪Nica's Dream、ファンクなリズムで♪God Bless The Child、 ここで聴きにいらしていた海老沢一博(ds) さんを呼出して 一緒に♪Sir Duke、オリジナルメンバーでリクエストに 応えて♪Smile、アンコールは♪Just The Way You Are。 ▶チャリートさんは、ピアノトリオでレコーディングした アルバムが、12月に発売になります。バラード集で 素敵ですよ。 ←当夜のスナップ写真 ←番外編 レイくん大活躍
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▶昨日は朝から、妹夫婦と高尾にある両親のお墓参りに 行ってきました。今日は32年前に他界した私の母の命日です。 いいお天気で空気もいい中、きれいにお掃除をしてお花を 飾ってお参りして、とても清々しい気持のいい一日の スタートをきったのですが… ▶お店に出てみると、客席にはジャズの大好きな常連さんが お見えになっているだけで店内は閑散。10月に入ってから 毎日、頭の痛くなる夜が続いています。 ▶そんな寂しい中でしたが、辛島文雄(pf)島田剛(b) 小松伸之(ds) さんのトリオは、演奏は丁寧で、聴く者の心に 深く届く素晴らしいサウンドで、あまりの気持の良い音に、 お一人でいらしたのに飲み過ぎた方もいらっしゃるほど。 初めは敷居が高かったという方も、当店のアットホームな 雰囲気をとても気に入られ、ハードなお仕事の合間に時々 いらっしゃいます。本物の音楽の中に浸って頭を空っほに すると、とてもリフレッシュ出来るということでした。 ▶1st.stage…♪Along Came Betty、♪I Wish You、 ♪Blue Bossa、♪Waltz For Monk、♪Blues For Kyoko’ ♪Oleo。 ▶2nd.stage…リクエスト曲♪I Remember April、 ♪Like Someone In Love、♪Bird Like、 コードの使い方が素晴らしかった♪My Fanny Varentine、 ♪Dolphin、♪Someday My Prince Will Come、 ♪BodyAnd Soul、ノリの良い♪Recorda- Me、 アンコールは♪Autumn Leaves。 ▶ジャズを勉強している若い人は増えているようですが さて、ジャズを聴く人は増えているのでしょうか。 ミュージシャンにも気の毒ですし、お店にとっても 厳しいので、何とかしたいのですが…選挙も近そうで、 でも、今の世の中は民主党政権ゆえでしょうか、それとも 自民党政権の失政のツケが回ってきているのでしょうか… ▶いずれにしろ、先の見えない日々の生活に追われる 世の中では、本物に触れて楽しみ感動する機会が 少なくなって、味気ない人生をおくる人が増えるのでは ないでしょうか。ジャズの正統、昨夜の本物のジャズを 聴きながら、文化が先細っていくのが心配になる夜でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.10.17 Wed いい演奏でしかも華やかなステージ |
▶俵山昌之(b)さん率いる《Tower Station》は 藤井学(ds)さん の他三人の女性、福井ともみ(pf) さんと、市原ひかり(tp,flh) 纐纈歩美(as,ss) さんの2管フロント。とにかくステージが それはそれは華やぎます。 ▶容姿だけでなくフロントの二人の相性も抜群で、音色がよく 合っています。若く可愛いというだけでなく、信頼できる この二人を選んだリーダー俵山さんのセンスの良さですね。 ▶ともみさんは曲ごとにピアノとキーボードを行ったり 来たり。ひかりさんもトランペットとフリューゲルホーンを 持ち替え、歩美さんもアルトとソプラノサックスを持ち替えて 女性陣は大活躍。そこに男性の確かなリズム隊がしっかりと サポート。昨夜は特に良くコミニケーションがとれ、華やかで それでいて気持の良い演奏の素敵なステージでした。 ▶1st.stage…B.ベル♪Closer、俵山作♪Morning In Rio、 ともみ作♪トリポリの朝食、誕生日のお客さまに A.C.ジョビン♪あなたを愛してしまう。 俵山作♪Monky Dance、N.ファリア♪Blookly High。 ▶2nd.stage…納谷嘉彦作♪Blue Wind、俵山作♪No More Tea、 3/4拍子の♪風の詩、石井彰作♪フォーチュンテラー、 俵山作♪The Peace Song、♪Tower Samba、 アンコールは、A.C.ジョビン♪Song Of The Jet。 どのオリジナル曲もメロディーが綺麗で、とても 聴きやすく楽しくなる曲でした。 ▶若くて可愛いい女性が揃って、その上いい演奏ですから ジャズ好きの男性には嬉しい限り。客席に男性が多いのも 当然ですね。来年早々にレコーディングが決まりました !! アルバムも発売され来年は大きく羽ばたくことでしょう。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.10.18 Thu 雨にもかかわらず久しぶりに客席は満席 |
▶TOKU(vo,flh)さんと、彼がデビューしてすぐ結成したバンド 秋田慎治(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 藤井伸昭(ds) 荻原亮(g) さんの、 お互いに信頼厚いメンバーです。 ▶このメンバーだと特に、皆が楽しみながらのステージで、 お客さまも大いに楽しめます。このメンバーでのステージだと 昔の、初めの頃のファンの方のお顔もお見うけできます。 最近は、男性のファンも増えていますよ。 ▶TOKUさんの声帯は大きいらしく、素晴らしい声帯なので、 ヴォイストレーニングをはじめてまだ日が浅いのですが、 まだまだこれからが楽しみなことを感じます。ご本人も ステージの後、トレーニングの先生と反省会を熱心にされて 次のレッスンの課題を見つけたようでした。演奏者が楽器の 手入れを怠らないように、身体が楽器であるシンガーも、 良い音のする楽器にするための訓練はとても大切ですね。 ▶1st.stage…♪Don't Let Me Be Lonely Tonight、♪Wings Of Love、 ♪Night and Day、♪Knocks Me Off My Feet、 ♪The Best Thing For You、彼のお気に入り曲♪Amapola、 客席にお子様がいるのを見つけて♪Do-Re-Mi を、 皆で楽しく歌いました。 ▶2nd.stage…♪Moonlight、♪Rock With You、 TOKU作♪PM…何の意味かしら、と思って聞くと、 レコーディングに遅刻したミュージシャンを 待つ間に作曲した、その時間が午後だったから… M.フランクス♪Rainy Night In Tokyo…雨の昨夜にピッタリの曲。 ♪Moon River、♪And We Will Fly、♪Wonderful Tonight、 ♪She Belongs To Me、皆さんが好きな♪Kiss Of Life、 アンコールは、♪My Cherie Amour。 ▶さすが人気者TOKUさん、今月に入って初めて客席が埋まり 私もスタッフも心地よい疲れの中、帰路につきました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.10.19 Fri ジャズの醍醐味を堪能《New5》初出演 |
▶山下弘治(b)堀秀彰(pf)加納樹麻(ds)井上淑彦(ts)高瀬龍一(tp) さんがメンバーの《New5》は、昨夜が当店初出演でした。 山下さんが、それぞれいろんなバンドで活躍されている 実力者を集め、ご自分の音楽を作りたくて結成したという グループで、すでに2年ほどになるそうです。 ▶でもメンバーが皆多忙で、なかなか頻繁には集まって 演奏できない、というせっかくの初出演でしたが、生憎の 肌寒い雨の夜で、お客さまがあまりいらっしゃらず、 何とも残念でした。 ▶でも応援にいらしていたファンの方は、ジャズの醍醐味を 存分に味わえるサウンドに酔いました。熱心に応援して 支えてくれているのは、多くは女性のファンでした。 ▶1st.stage…山下作♪At First、♪Bubbles、♪Step On Step、 J.ムラーツがお嬢さんに捧げたバラードをピアノトリオで ♪Blues For Sarka、R.モーガン♪Boy What A Night は、 アップテンポで勢いのある力強い演奏でした。 ▶2nd.stage…山下作♪Dear Friends、 ビートルズ♪ノルウェーの森、聴きにいらしていたシンガー 平賀マリカさんを呼出して2曲♪What The World Needs Now と♪Look of Love。インスト♪You Stepped Aut Of Dream、 アンコールは東日本大震災の後に作ったという♪Home。 客席が寂しくて残念でしたが、ジャズの醍醐味を堪能 させていただきました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.10.20 Sat インテリジェンスを感じる演奏 |
▶ジャズ好きの女性常連さんのプロデュースで出来、昨夜が 2回目の出演で、《スイング番長》とユニット名も決まった 近藤和彦(as) 原朋直(tp) 宮川純(pf) 中村健吾(b) 加納樹麻(d) さんのクィンテット。 ▶宮川さんだけが20代で、メンバーは皆、いま脂ののった、 日本を代表するプレイヤー。誰がリーダーでもなくそれぞれ 自分が演奏したい曲を持ち寄って、リハーサルをして本番に 臨みます。プロデュースされた女性が、このメンバーの 組合わせで聴きたいと思った5人です。 ▶それぞれの個性が良く出て、インテリジェンスを感じさせる 演奏のステージ。ちょいワルをイメージされたのでしょうが… バンド名と演奏のギャップが大きいのも、面白いですね。 ▶1st.stage…宮川作♪Collage、健吾作♪Blues For Wess、 原作♪Family Man、近藤作♪What Happens To The Way With This Oriental Zodiac?。 ▶2nd.stage…近藤アレンジの♪Body And Soul、 原作♪R<O<N、宮川作♪Salmon Blues 彼は鮭が好き? …この2曲、意味を聞き忘れました。 樹麻提供のラフマニノフの曲をジャズにアレンジした ♪Bitter Sweet、健吾作9.11の時NYに住んでいて、戦争に なるかもと心配したアップテンポの曲♪Where Crisis Speaks。 この曲が最後では眠れなくなるでしょう…とアンコールは 原作♪Detour Ahead で静かに終りました。 ▶お客さまはジャズ好きの男性が多くいらっしゃって、 久し振りに男性の多い客席になりました。MCは皆が交代で 和やかに、演奏はシリアスでジャズの良さがよく解る 実力派バンド。売れっ子の皆さんで、来年の出演の スケジュール調整をされていました。さて3回目はどんな 演奏が聴けるのか…とても楽しみなクィンテットです。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.10.21 Sun リラックスした楽しい「マーヤワールド」 |
▶トレードマークの帽子を、黒く衣替え?したグレース・ マーヤ(vo,pf) さんと、吉田サトシ(g) 江口弘史(b) 中村亮(ds) さんの週末土曜日。黒い帽子には白いブラウスに黒の短パン、 黒いブーツ姿で登場。 ▶いつものように、客席に話し掛けながらのリラックスした こころの和むステージです。お気に入りの江口さん吉田さん そして当店初めての中村さんも、「マーヤワールド」を 楽しみながらのサポートでした。 ▶1st.stage…♪All Blues、♪My Romance、♪Caming Home Baby、 ♪One Note Samba、♪My Fanny Valentine、♪Love For Sale、 ♪High and Dry。 ▶2nd.stage…♪Kiss of Life、ここでブルックリン在住の 日本人ドラマーが替わって登場し♪Fever。 オリジナルメンバーで♪Caravan、 1990年代のロック♪Wonder Wall、 ♪Save A Love For Me、♪夕焼け小焼け〜J.ミッチェル ♪A Case of You、横浜生まれのマーヤさんの詞で ♪A Girl From YOKOHAMA、♪Major Blues、 アンコールは♪Rose…とジャズ、ロック、ポップスまで 豊富なレパートリーを自分のものにしている彼女らしい 自らも楽しみながらの、週末らしいリラックスした ステージでした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.10.22 Mon バラエティーに富んだサンデースペシャル |
▶健吾さん川井さんが意気投合しプロデュースして始まった 《ミュージカルナイト》は、昨夜が3回目のステージです。 川井佐知子(soprano) 青木さおり(mazzo soprano) さんを クラシック界から迎え、若井優也(b)中村健吾(b)石若駿(ds) さんのトリオにゲスト菅谷真理恵(vo) さん、そしてタップ ダンス洞至さんという7人の豪華メンバーです。 ▶さすがに譜面が大変なので、早くからリハーサルをして 本番に臨みました。ドラムの石若さんはまだ20歳ですが 芸大生です。さすがに譜面に強いですね。 ▶ゲストの真理恵さんはミュージカル「サイゴン」に出演。 話題になった方ですが、でも役者より歌が好きで、今は シンガーとして多方面で活躍されています。身体は細いのに 声帯が強そうな(よく鍛えられたのだと思います)太い声。 洞至さんとは大学の同窓生だったそうです。 ▶回を重ねるごとに色んなアイデアが浮かぶようで、ますます 中身が濃くなり、楽しみにされていたお客さまの期待に応える 内容のステージ。三人三様の歌を楽しませていただきました。 タップとの掛け合いも楽しくお店は大いに盛り上がりました。 ▶1st.stage…川井&青木さんで♪We Are Women、 青木&洞至さんで♪LoveIs Here To Stay、 青木さんソロで♪In The Still Of The Night、 真理恵さんが紹介され♪Cry Me A River。 川井さんとピアノ若井さんのデュオで歌曲 クルト・ワイル作♪Youkali…なかなか聴き応えのある曲でした。 全員のコーラス入り♪Slap That Bass。 ▶2nd.stage…川井&青木&タップで♪Way Back To Paradise、 川井さんソロで♪Preludio para el ano 3001… イタリヤ語で「Summertime」 だそうです。 青木さんソロ♪I Don't Remember Christmas、 ベースとタップのデュオ♪Alone Togethera…健吾さんの ベースが小気味良くうなりました。川井さん♪Special、 真理恵さんドリームガールズのビヨンセが歌った♪Listen 全員で♪Anything Goes、アンコールは♪Slap That Bass。 ▶店内は大いに盛り上がって終りました。みなさん 長い一日、お疲れさま、ご苦労さまでした。多くの方に に聴いていただけて苦労の甲斐がありましたね。次回の 出し物が楽しみになりました ←当夜のスナップ写真 |
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2012.10.23 Tue 来春新しいアルバム…裕香さんと大口さん |
▶来年早々に2枚目のアルバムのレコーディングを控えた 上田裕香(vo) 大口純一郎(pf)さん。そして小泉哲夫(b)さんと セバスチアン・カプティーン(ds)さんの《ブラジリアンナイト》 ▶大口さんは呑気な方で、レギュラーベーシストの織原さんが 昨夜の出演がNGだったことに前日気がついて…急遽小泉さんが 助けてくださいました。彼はラテン系ベースの第一人者で 後輩のご指導もなさっていますが、外語大のフランス語科の 出身という珍しい方。ヘアースタイルが昔の沖縄の女性の ようで一度会ったら忘れない個性的な方です。でも演奏は、 出しゃばらない控えめな音で素敵なサポートをされました。 ▶セバスチアンさんはオランダ人ですが、今は沖縄に住んで 活動中です。ハンサムで人柄も良く、タッチの綺麗なドラム。 良くスウィングするサポートぶりでした。 ▶大口さんは裕香さんのデビューアルバムを全部アレンジ されていますが、2枚目も彼が全てアレンジ。きっと凝った サウンドになる事でしょう。 ▶裕香さんはいつも元気いっぱいで、みんなを明るくする 魅力ある声の持ち主。いさぎよくて気持のいい歌を歌います。 初めてお聴きになった方はすぐファンになり、ファースト アルバムもお買い上げ頂きました。 ▶ist.stage…以下、スペイン語の意味は裕香さんが書いて くださいましたが、無いスペイン文字あり。ご了承ください。 インスト曲♪A Que O(ここで)、♪Tarde(午後) 裕香さん登場♪Danga Da Solidao(孤独な踊り)、 ♪Corrida de Jangada(帆掛け船)、 ♪Somos Novios(僕たち恋人同士) ♪O Mestre-Sala Dos Mares(海のメヌトリサラ) ▶2nd.stage…インスト曲♪Cancao do Sal(塩の歌)、 ♪Rapam de Bem(可愛い娘)。裕香さん登場 ♪O Bebado e a Equilibrista(酔っぱらいと綱渡り芸人) ♪Meu Escudo(私の盾)、♪Samba de Arere (サンバを味見させて上げる、でも私の分は残してね)、 ♪Travessia(僕は強い、でも今日は泣きたいんだ)、 アンコールは♪Flor de Lis(百合の花)でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.10.24 Wed 深く美しく鳴り響いたトリオサウンド |
▶片倉真由子(pf)さんの、佐藤ハチ恭彦(b)セバスティアン・ カプティーン(ds)さんとのトリオ出演。凄い雨が降ったので 客足が心配でしたが…真由子さんが出演する夜には、特に ジャズが大好きな方々が客席を埋めて熱心に聴かれます。 ▶真由子さんとセバスティアンさんとは、ほんの2時間前に 会ったばかりでしたが、少しのリハーサルですぐ打ち解け 2ndステージではまるでレギュラードラマーのような、 しっかりした素晴らしいサポートぶりでした。二人を 引き会わせた私としては…その甲斐がありました !! ▶1st.stage…T.モンク♪Straight No cheaser、♪Reflections、 ♪I've Got The World On A String、♪Autumn Leaves、 ♪All The Things You Are。 ▶2nd.stage…S.フェイグ♪Secret Love、T.モンク♪Panonica、 真由子作♪Dancer's Merancholy、 とても味わい深い♪Body And Soul、T.モンク♪Evidence、 アンコールはピアノソロ♪The Star Crossed Lovers 〜 ♪The Single Petal Of A Rose。 ▶客席には、フランス人の方が5人、オランダ人の方が2人、 皆さん聴き入って、とても感動していらっしゃいました。 日本のジャズのレベルの高さに、大変驚いた様子でしたよ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.10.25 Thu 楽しく大盛り上がりのお誕生日ライブ |
▶昨夜は(スケジュール表には銘打ちませんでしたけど) 福井ともみさんと井上信平さんお二人の《誕生日ライブ》 出演メンバーは、福井ともみ(pf) 井上信平(fl) 伊丹雅博(g) 坂井紅介(b) 小山太郎(ds) さんです。 ▶ともみさんは綺麗にドレスアップし、信平さんもビシっと スーツ姿で決め、ステージが華やぎました。ともみさんは、 紅介さんのベースに憧れ、いつか共演したい、と思って いたようですが昨夜やっと実現。大喜びで、いらしてくれた 大勢のファンを前に熱演。お店は大賑わいでした。 ▶1st.stage…このステージは全てともみさんの選曲です。 まずピアノトリオで♪Nearness of You、全員で♪Sunday、 ♪How Long Has This Going On、♪The Way You Look Tonight、 ともみ作♪トリポリの朝食。共演メンバーが違うと、同じ曲が こんなにも変わる、とその面白さに、ともみさんも興奮され 休憩時にこのメンバーのバンド名を決めたらしく…信平さんが 「福井ともみとシルキータッチ」は如何でしょう?と発表。 ▶2nd.stage…このステージは信平さんの選曲です。 ファンキーにギターから入り信平さんがバスフルートを吹いた ♪Song For My Father…皆さんノリノリでした。 ♪Willow Weep For Me、♪My Name Told Me So、 ♪Ain't Home You Are 。 ▶遊びにみえた海老沢一博(ds)さんがたまたま同じ誕生日で ♪Caravan を相変わらず元気一杯で演奏。レギュラーメンバーで ♪Sunset Carnival…手拍子が始まりあちこちから歓声も上がって 店内は皆さん大ノリの中、アンコールは♪Travels。 ▶沢山のファンの方々から贈られたお花やプレゼントの山に ともみさん信平さんそして皆さんにとっても、とっても楽しい 《バースディライブ》になりました。観て好し、聴いて良し、 飲んで良し、食べて良し…といった賑やかな店内の夜でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.10.26 Fri 緊張感のある素晴らしい生音シャワー |
▶久し振りにレギュラーメンバーが揃った月末木曜の恒例 《フロントページ オーケストラ》素晴らしい演奏でした !! リーダーの三木さんが、皆のソロが素晴らしく鳥肌がたった と興奮されていたほど。ご自分で作曲・アレンジした曲が あのように素晴らしく演奏されたら、ミュージシャン冥利に 尽きますよね。 ▶これこそは、その場にいてそこに流れる空気を共有しないと 理解できないことです。いわば「一期一会」の音楽だからこそ ライブジャズは聴き逃せないのです。これこそが、ライブの 良さであり、私が愛してやまない魅力のひとつなのです。 ▶1st.stage…♪Stop And Go…ソロをとったのは三木俊雄(ts) 奥村晶(tp) 片岡雄三(tb)、 ♪Escher's Vision…ソロは山岡潤(euph) 浅井良将(as)、 バラード♪Sleep Like A Baby…ソロ三木俊雄(ts) 上村信(b) ♪East Plain…ソロ松島啓之(tp) 浜崎航(ts) 福田重男(pf) 柴田亮(ds) ▶2nd.stage…♪Next Channel…ソロ三木俊雄(ts) 浅井良将(as) 片岡雄三(tb)、♪If I Told A Lie…ソロは奥村晶(tp) 浜崎航(ts) 上村信(b)、上村作♪The Last Phase Of The Moon…ソロは 松島啓之(tp) 浅井良将(as)、♪Tarde…ソロ山岡潤(euph) 福田重男(pf)、♪Echoes Of The Forest…イントロ上村信(b)〜 ソロ三木俊雄(ts) 片岡雄三(tb) 福田重男(pf) 柴田亮(ds)、 アンコールは静かな旧いスタンダード曲♪Time On My Hands。 ▶皆さま生音のシャワーを全身に浴びて、気持よく帰路に つかれました。私も、生音ライブジャズを堪能させて いだだきました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.10.27 Sat 新しい試みの編成で臨んだ浩子さん |
▶ピアノとドラムスのない編成、馬場孝喜(g) 須川崇志(b) 太田剣(as) さんをバックに歌ったウィリアムス浩子(vo) さん。 このような編成で歌うのは、実力がないとできません。 ▶この編成は、彼女が好きなジュリー・ロンドンが、ギターと ベースだけで歌っているものを聴いて、ここに彩りとして サックスを入れてみたらどうかしら…という彼女の発案で、 選曲も彼女です。リハーサルをしたら狙い通りのサウンドに なって、大喜びで本番に臨んだステージ。 ▶浩子さんは、伸び伸びと楽しんで歌い、このドラマチックな サウンドに乗って、柔らかく心地良い歌声がよく映えました。 ▶1st.stage…♪My Romance、♪Long As I Live、 美しく♪Smile、♪All The Things You Are、 ♪Monalisa、♪Close To You、♪Caravan、 シンディ・ローパーの♪Time After Time、 バースから入った♪Fly Me To The Moon、 ♪Lullaby Of Birdland。 ▶2nd.stage…S.ワンダー♪Send Me Some Lovin'、 ♪I Could Write A Book、♪Poinciana、♪My Favorite Things、 ♪Old Devil Moon、季節です♪Autumn Leaves、 ジュリー・ロンドンの大ヒット曲♪Cry Me A River、 ♪Night and Day、アンコールは日本語♪グッバイからはじめよう 心地良いサウンドにお客さまはみな酔いしれたようでした。 ▶浩子さんが持って来たCDはきれいに完売になり、欲しい方 全員に行き渡らず、Amazonでのご購入をお願いするほど。 彼女は、2枚めのこのバラード集をリリースしてから、とても 活き活きして声も良く出るようになり、歌にも説得力が 出てきたと思います。良かったね、浩子さん。 ▶次回は11月最終日、30日の金曜日です。大きく成長された 浩子さんを、ぜひ聴きにいらしてください。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.10.28 Sun 期待を裏切らないペコちゃんのステージ |
▶伊藤君子(vo) 片倉真由子(pf) 須川崇志(b) 加納樹麻(ds) さんの 週末、土曜日の夜は、予約のお客さまで一杯で、アルバイトの スタッフがお休みだったこともあり、私は早くからお店に出て いろいろと忙しく働きました。 ▶客席が埋まった頃ちょっとお店を抜け出て、以前から約束 だったブルーノート東京の大西順子引退ライブに行きました。 井上陽介(b) クインシー・デイビス(ds) のトリオで、引退宣言を したとあって客席は大入り満員。 ▶順子さんはクールな性格で、ご自分では引退宣言は正解だ とおっしゃっていましたが、演奏は素晴らしく、優れた才能を 感じさせる演奏に、私だけでなく誰もが「もったいない」と 思っているのが感じられたステージでした。 ▶お店に戻ると、こちらも客席は満席状態。ステージには ロイヤルブルーニットのワンピースがよく似合うペコちゃん。 説得力のある楽しいステージが繰り広げられていました。 ▶共演の演奏者同士が刺激を受け合いながら、ペコちゃんは リクエストに応えたり、客席と一体となって、期待を決して 裏切らないステージ。 ▶1st.stage…♪A Boy From Ipanema、♪Let It Be Me、 ♪Fly Me To The Moon、♪Who Can I Turn To?、♪誰もいない海、 ♪Autumn In New York、♪Wives And Lovers、♪Angel Eyes、 ♪On A Clear Day。このステージ私は残念ながら聴逃しました。 ▶2nd.stage…♪What's New、♪Just Friends、 リクエスト曲の♪Speak Low、 津軽弁バージョン♪My Favorite Things、♪All In Love Is Fair、 ♪小さい秋見つけた…英語のジャズの中に時々入る日本語の 綺麗な曲は、新鮮でいいですね。♪For All We Know。 さ、皆でコーラスしましようと♪It Don't Mean A Thing… 客席は大いに盛り上がりました。 アンコールは、ペコちゃんの代表作♪Fllow Me。 ▶途中からブルーノート東京が終ったクインシーさんが いらして、彼は真由子さんとお友達だったので、終演後には、 お互い話に華が咲いていました。お客さまの中には、帰り際に 来月のペコちゃんの予約をなさった方もいらっしゃいます。 ステージが素晴らしい証ですね。私にとっても嬉しい事です。 いつものことながら…ペコちゃんの素敵な週末の夜でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.10.30 Tue リリカルで気品のあるピアノトリオ |
▶福田重男(pf) さんの上村信(b) 奥平真吾(ds) さんとのトリオ。 レギュラードラマーだった、セシル・モンローさんが昨年 急死され福田さんがショックを受けていた時、NYから帰国 したばかりの真吾さんに会い、このメンバーになってすでに 1年以上が経って…見事にすっかり復活しました。 ▶福田さんのオリジナル曲は、スタンダード曲や名曲の中に 入っても決して引けを取らない素敵な曲が多く、定評ある ピアノのタッチの美しさも手伝って、女性ファンがとても 多いのですが、昨夜も月曜日にもかかわらず多くのファンの 方がお見えになり、良くスウィングするトリオサウンドを 堪能されました。 ▶1st.stage…J.カーン♪Nobody Else But Me、 福田作♪Don't Be Silly(バカ言ってんじゃないよ) 福田作♪Mohawk Drive…これはレコーディングした所の名前。 この夏に作曲して未だタイトルが無い曲♪未定 ですが、 ベースのアルコ(弓)から入った綺麗な曲でした。 ♪Prelude To A Kiss、K.ジャレット♪Bop-Be。 ▶2nd.stage…T.モンク♪Cronie、W.ショーター♪Pinocchio、 福田作♪Childhood Dream、 D.エリントン♪Do Nothing Till You Hear From Me、 カーレースが大好きな福田さんの名曲♪Go Ahead Nigel、 アンコールは福田作♪Pretty Blues。みなさん、詩情豊かな サウンドの余韻の中、帰路につかれました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.10.31 Wed 正統派ジャズクィンテットの熱演 |
▶レギュラードラマー広瀬潤次さんが指を怪我されたようで 急遽横山さんに替わった 松島啓之(tp) 山田穣(as) 今泉正明(pf) 上村信(b) 横山和明(ds) さんのクィンテット。横山さんとは 初共演でしたが、素晴らしいサポートでした。 ▶ジャズはリズムが命。彼はジャズを良く理解している上に タッチが綺麗で周りの音を良く聴いてよくスウィングします。 フロントの松島さん山田さんは、この小気味いいリズムに 乗って素晴らしいフレーズが湧き出る、バランスの取れた 気持の良い演奏に、このクィンテットのファンの方も 大満足されていました。 ▶1st.stage…W.ショーター♪Summit、R.モーガン作♪Pisces、 アルトから入ったバラードB.ストレイホーン♪Chelsea Bridge、 K.ダーハム♪Wind Mill。 ▶2nd.stage…W.ショーター♪Yes or No、 T.ハレル♪Moon Alley、トランペットをフィーチャーして バラード♪Skylark、♪Groovin High、 アンコールは♪There Is No Greater Love。 ▶「これぞ正統」という素晴らしい演奏のジャズなので、 私自身も好きでブッキングしているのですが、熱烈なファン がいらっしゃる一方で、なかなか期待したようにファンが 増えてくれません。 ▶昨夜もファンの方が「もっと多くの人に聴いてもらうには どうしたら良いのか…」と相談されていらっしゃいました。 嬉しいことですね。本当に残念ながら、良い演奏だけでは 人々は足を運んでくれない難しい時代になってきています。 何か良い方法があったら、アドバイス・ご指導いただきたい と思いつつ…「明日から11月、ガンバらなくっちゃ」。 ←当夜のスナップ写真 |
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