HOME | 編集 |
2012  << LAST 7 July NEXT >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
 Weblog by Kyoko (過去のブログはカレンダーを戻してネ)
  7.1 Sun 締めに相応しい極上のステージ
  7.3 Tue 盛況だった7作目の発売記念ライブ
  7.4 Wed ファンキーなサウンドに酔った雨の夜
  7.5 Thu ベテランらしいリラックス・ステージ
  7.6 Fri 美しく響き広がったエリントンの世界
  7.7 Sat エレガントな佳子ワールドを堪能
  7.9 Mon 14枚目のレコーディングメンバー
  7.10 Tue ガッツある女性の華やかなステージ
  7.11 Wed 皆なニコニコ楽しいクァルテット
  7.12 Thu 素晴らしい《NYの風》に酔いました !!
  7.13 Fri ジャジーなジャジーなヴォーカル
  7.14 Sat 今、日本を代表するジャズサウンド
  7.15 Sun 大歓声で盛り上がったNYサウンド
  7.16 Mon 楽しい上にさらに楽しいデキシー特集
  7.18 Wed 猛暑に似合う躍動感溢れるトリオ
  7.19 Thu むせぶ泣くようなサックスに酔った猛暑日
  7.20 Fri Emaさんデビューステージは大成功 !!
  7.21 Sat マーヤさんのゴキゲンなステージを堪能
  7.22 Sun 関西出身のミュージシャンが揃い大賑わい
  7.24 Tue 回を重ねる毎に味わい深いブラジル音楽
  7.25 Wed ジャズの醍醐味 straight ahead なジャズ
  7.26 Thu 賑わった「Dancing Luna」発売記念ライブ
  7.27 Fri 生音シャワーが気持ちよく店内に…
  7.28 Sat 始まる前から期待感いっぱいの店内
  7.29 Sun リクエストにも応え大ベテランならでは
  7.31 Tue 大賑わいで盛り上がった楽しいコーラス


  2012.7.1 Sun   締めに相応しい極上のステージ
▶落ち着いて成熟した女性の雰囲気がますます出てきた
伊藤君子(vo) さんと、片倉真由子(ds) 井上陽介(b)
ジーン・ジャクソン(ds)さんの月末最終日。客席に話し掛ける
ようにして歌に入っていくペコちゃんのリラックスした
ステージを彼女のお気に入りメンバーともども楽しみました。
まさに極上のトリオと極上のヴォーカルです。
▶客席には、幼い頃の同級生で、大会社の社長さんをして、
今は引退なさっている方がお見えになって、目を細めて
ペコちゃんのステージを楽しんでいらしたのが、とても
印象に残りました。素敵な歳の取り方をしている彼女は
きっと同級生たちの自慢なのでしょうね。
▶1st.stage…♪Just Iin Time、♪Can't Help Lovin' Dat Man
♪Wives And Lovers、久し振りに歌った♪Hello、
♪What Is This Thing Called Love、
バラード♪More Than You Know、
津軽弁バージョン♪Summer Time、
♪Hey,That's No Way To Say Good Bye。
▶2nd.stage…♪Time After Time、♪A Song For You、
津軽弁バージョン♪My Favorite Things、♪Bridges、
▶ここで、ブルーノート東京に出演中の
ビセンテ・アーチャーさんのトリオがやってきました。
そうこうしていると小曽根真さんもいらっしゃいました。
ペコちゃんは、♪All Of Me、♪Smile、♪You've Got A Frend、
を歌った後、アンコールに応えてリクエスト曲の
♪Body And Soul を、真由子さんに替わって小曽根さんを
呼び出して演奏。お客さまはみなさん予期せぬハプニングで
極上の当店の「社歌」♪Body And Soul を聴いて
大感激・大感動。半年間を〆るのにふさわしい
月末最終日でした。
▶自転車操業の当店ですが、おかげさまで何とか倒れずに
6月を走ることが出来ました(ふー)。これから年末まで
また半年、なんとか無事に自転車が漕げますよう、そして
少しでも多くの方にいいジャズを楽しんでいただけるよう
毎日頑張って行きたいと思います。応援の程、改めて
よろしくお願い致します。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.3 Tue   盛況だった7作目の発売記念ライブ
▶《EQ》メンバーは、小池修(ts) 青柳誠(pf) 納浩一(b)
大坂昌彦(ds) さんです。昨夜はユニット結成10週年を記念した
7枚目のアルバム「Butterfly Effect」の発売記念ライブでした。
4人がそれぞれの曲を持ち寄って演奏するスタイルで
特にリーダーを決めていません。それぞれが責任を持ち合い
成り立っているグループで、演奏曲目も片寄らないよう
皆で決めます。
▶今回の発売記念ツアーは、東北と関西地方11カ所で行われ
CDとTシャツと納さんの書かれたスタンダード曲の本を持って
いわば行商を兼ねたツアーです。今どきは、CDは現場で
ミュージシャン自ら手売りしなければ売れない時代です。
▶それでも自分たちの追求する音楽を信じ発表して
残していかなければ、消えて無くなってしまいます。
ミュージシャンも大変な時代になりました。
▶昨夜のステージは、そんなミュージシャン魂を感じさせる
演奏に、いらした多くのファンの方々も応えて、
CDもTシャツも本もたくさんお買い上げいただき、
その意味でも良い記念ライブになりました。演奏曲は
全てアルバム収録曲です。
▶1st.stage…大坂作♪Serendipity、♪Exile、♪Stray Sheep。
青柳作♪Namacco、アップテンポの♪Dandy Red Guy。
▶2nd.stage…小池作息子さん「かずま君」への曲ですが
ミュージシャンの通り言葉で♪Mazuka。
レイゲ風の曲をエレベで弾いた納作♪Life In The Bright Side。
小池作の娘さんに捧げた♪Hana。今年50歳になった納作♪50'。
(毎年創っていますから来年は♪51'という曲ですね)
アンコールは青柳アレンジの♪Over The Rainbow でした。
▶同じメンバーで11年も続くのは難しいことですが、
みなさんの創作意欲が一致しているのでしょうね。
ツアーは残り3ヶ所、盛況だといいですね。
気をつけて行っていらっしゃいませ。
lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.4 Wed   ファンキーなサウンドに酔った雨の夜
▶《鈴木道子 Funky Night》と銘打った久しぶりの
オルガンサウンド。メンバーは鈴木道子(vo) 金子雄太(org)
渥美幸裕(g) 小森耕造(ds) さん。
▶ただでさえ手こずるのに当夜は雨。150キロのオルガンの
搬入・搬出が大変です。でも金子さんはとても几帳面な方で
キチンとご自分で本体やら付属品をいろいろまとめてから、
うちのスタッフが手伝うのですが、車の中もとにかく綺麗に
整理整頓されています。ミュージシャンには珍しい方です。
▶渥美さんは京都に移り住んで3カ月。何でも130坪の古民家を
借りて、音楽制作をしたり、最近は畑も耕し始めたようです。
仕事は何ヶ所かまとめてとり、クルマでやってきます。
理想的な仕事のやり方ですね。
▶そんなメンバーの演奏を久しぶりに聴きましたが、
それぞれの個性がうまく出て、この四人でしか創り出せない
サウンドは、深いグルーブがとても気持ちよく、お客さまも
グルーブ感を楽しんでいらっしゃいました。
▶1st.stage…インスト曲♪Summertime。
道子さんが入って♪Troble In Mind、♪Compared To What、
♪It's Supposed To Be Love、A.リンカーンのBird Alone、
♪That's All、♪The And Love Afar。
▶2nd.stage…インスト曲♪Round Midnght、道子さん入って
♪All Of You、♪Do Nothing Till You Hear It From Me。
A.リンカーン♪Throw It Away。道子さんはA.リンカーンが
大好きでとても尊敬しているのです。
ファンク曲♪Who Is She~♪Guess Who I Saw Today~
♪Who Is She。よくグルーブするカッコイイいいリズムで、
旦那さんの浮気現場を目撃した時の怖い曲を挟んで…と
ストーリー性のある展開でした。
アンコールは道子さんの定番♪What A Wonderful World。
▶道子さんの大好きなメンバーなのですが、渥美さんの
スケジュールの関係で次回は11月になってしまいます。
私も、待ち遠しいですね。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.5 Thu   ベテランらしいリラックス・ステージ
▶昨日昼下がり「桜の園」(三谷幸喜翻訳演出 パルコ劇場)を
観に行って来ました。小曽根真さんの奥様、神野三鈴さんが
出演なさっていること、知っている芝居の三谷版を観たかった
こともあります。三谷版は、シリアスな内容を解りやすい
コミカルなお芝居にされていました。
▶神野さんは「ワーリャ」の役。桜の園の女地主の養女で、
外見にコンプレックスを持っている子守り兼お手伝いさんで
悲しい女性をとても控えめな演技でよく演じられていました。
▶主役は浅岡ルリ子さん。気品があって綺麗で役にピッタリ。
ちなみに彼女と私は同い年ですが…立派ですね。印象に残った
役者さんは江幡高志さん。没落貴族に仕える老従僕ですが、
深い演技に感心しました。
▶さて夜の当店。山本剛(pf) 香川裕史(b) 大隅寿男(ds) さんの
《スウィンギートリオ》です。剛さんは定番とも言える
夏物の白いチャイナ服で登場。気心知れた仲間とリラックス
したステージを繰り広げ、店内は山本家のホームパーティー
のような雰囲気でした。
▶剛さんは、全て譜面なしで気の向くままにピアノを奏で
香川さん、大隅さんがそれに反応して曲に入ります。
剛さんはお客さまに話しかけながら、リクエストを受けたり
お客さまの顔を見て好きそうな曲を即、演奏するなど
サービス精神満点のステージでした。
▶1st.stage…♪危険な関係のBlues、♪つよしBlues、
十八番♪Misty、♪Cheek To Cheek、♪Poinciana。
▶2nd.stage…♪Loving Touch…ノリのいいこの曲が大好きな
ご夫妻がピアノの側に座り聴いていらっしゃいました。
ベースソロで♪Stardust、♪イパネバの娘…は剛さんの歌入り。
▶リクエスト曲♪Body And Soul。そして《BSシスターズ》の
ひとり「歌うバーテンダー」真由美さんを呼出しピアノの
椅子に並んで腰掛けてのデュオは♪You Are So Beautiful。
ドラムソロから♪Caravan。最後は恒例のエノケンシリーズ
♪砂漠に陽が落ちて〜♪旦那飲ましてちょうダイナ。
大ベテランらしいリラックスしたステージでした。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.6 Fri   美しく響き広がったエリントンの世界
▶片倉真由子(pf) さんと浜崎航(ts)さんのデュオによる
《Duke Ellington Song Book》は、お二人の音楽に
対する真摯な姿勢がよく分かる素敵なステージでした。
エリントンの楽曲を愛し大切にしている二人の息も
ピッタリ。素晴らしいサウンドの響きが店内に広がって、
とてもゴージャスな夜になりました。昨夜は2回目でしたが
この先さらに発展していくのがますます楽しみです。
▶1st.stage…♪Warm Valley。L.アームストロングに捧げた
♪Poritraint Of Louis Armstrong。♪Low Key Lightly。
エリントンバンドのテーマソングお馴染み♪Take The "A" Train
ロミオとジュリエットから♪The Star-crossed Lovers。
▶2nd.stage…日曜日が待ちどうしい黒人奴隷の曲
♪Come Sunday。♪Junp For Joy はエリントンと
コルトレーンのコラボが実現した時の曲。
♪The  Feeling Jazz…この曲を演奏しながら、もっと自由に
なって純粋に音楽を楽しんでいたいと思われるそうです。
♪It Don't Mean A Thing(スウィングしなけりゃ意味が無い)
エリザベス女王に捧げた♪The Single Petal Of A Rose は、
いつ聴いても美しい曲ですね。アンコールは♪昔は良かった。
▶次回出演は、11月16日。素晴らしくゴージャスな
エリントンの世界に浸りに、ぜひどうぞ。
lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.7 Sat   エレガントな佳子ワールドを堪能
▶今年二回目の出演、木住野佳子(pf) さんと納浩一(b)
藤井学(ds) さんのトリオの金曜の夜。クラブ活動をほとんど
なさらない佳子さんの久しぶりの出演とあって、客席は
ほとんど中高年の男性で大賑わいでした。
▶ステージは、MCもゆったりとして時々笑わせ、演奏も
自然体で美しいサウンドが店内を満たし、まさに
「エレガントな佳子ワールド」が繰り広げられました。
▶6月に「コンコードジャズフェスティバル」で、
片倉真由子・山中千尋さんと三人、それぞれ持ち味が違う
ピアニストが一緒に組んで全国ツアーをして、私も
聴きに行きましたが、昨夜のステージを聴いて、
きっとその経験が、自分の音楽の方向性を再確認し、
それが自信にもなっていらっしゃるのかしら、と
思いました。そんな優雅で素敵な佳子ワールドでした。
▶1st.stage…佳子作♪ジェラシー、
A.C.ジョビン♪Aqua De Beber、♪One Note Samba、
佳子作♪ボサ・デ・ファンク、スタンダード曲♪Night And Day、
B.エバンス♪Waltz For Debby、♪Israel。
▶2nd.stage…♪Hope、佳子作♪By The Sea、♪銀嶺、
♪上を向いて歩こう、雰囲気を変えてアルゼンチンタンゴ
♪Jealousy。ピアノトリオでのタンゴ演奏は珍しいのですが
そこはベテラン、納浩一さんのイントロから入り
藤井さんもタンゴのリズムを刻み、佳子さんは優雅に
それでいて力強く奏でていらっしゃいました。
▶最近はタンゴに興味を持ってるそうで、続いて
A.ピアソラの有名な♪Libertango。アンコールは佳子作
♪極楽鳥。お客さまは佳子ワールドを堪能し、気に入って
CDもお買い上げになり、ミュージシャンともども
気持よく帰路につかれました。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.9 Mon   14枚目のレコーディングメンバー
▶チャリート(vo)さんの七夕の夜。メンバーは彼女のお気に入り
野力奏一(pf)中村健吾(b)ジーン・ジャクソン(ds)さん。来週は
14枚目のアルバムをレコーディングされますが、そのメンバー
でもあります。昨夜のステージはいわば「下ごしらえライブ」
でしょうか。
▶野力さんも演奏しながら色々とアレンジの構想を練っている
ようでした。ちなみに彼は、彼女のデビューアルバムも
アレンジしており、今回は20数年ぶりの共演アルバムです。
アレンジの天才と言われている野力さんです、出来上がりを
楽しみにしながら、七夕にちなんでたくさん歌われた愛の曲を
じっくりと聴かせていただきました。
▶1st.stage…インストで♪酒と薔薇の日々、
♪You Are My Everything。
チャリ―トさんが入って♪Evolution、スキャット入りで
♪We Can Take From Me、ルンバのリズムで♪Love For Sale、
バラード♪The Very Thought Of You、♪Let's Falling Love、
F.シナトラのヒット曲♪All The Way、♪Nature Boy。 
▶2nd.stage…インストで野力作♪Red Line、♪Alone Together。
チャリートさんが入って♪Let A Song Go Out My Heart、
♪An Affair To Remember、♪Love Is A Many Splendored Thing、
♪It's In Possible、♪Save Your Love For Me、♪On A Clear Day。
アンコールはピアノとのデュオで♪Smile。
▶夕方からの大雨でご予約をキャンセルされた方もいらして
残念でしたが…心に届くいいステージでした。きっと天の川も
増水で織姫・彦星さまは逢えなかったでしょうけど、
チャリートさんの愛の歌が二人の慰めになったかも
しれません。ステージが終わる頃には雨も上がりました。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.10 Tue   ガッツある女性の華やかなステージ
▶夕方から少し気温が下がって過ごしやすくなった月曜の夜、
大城蘭(vo)さんと福井ともみ(pf)山下幸治(b) FUYU(ds)さんの
トリオは、初顔合わせということで、熱の入ったリハーサル。
ともみさんと蘭さんは、音が綺麗でグルーブが深く気持ちの
よいリズム隊に、早くも魅了されたようです。
▶蘭さんはデビュー間もない頃にNYでFUYUさんのお会いし、
以来6年ぶりで共演は初めて。ともみさんは、特に最近は
音楽に対してとても積極的でやる気満々です。お二人を見ると
最近の女性はほんとにガッツを感じます。
▶1st.stage…インストで♪How Long Has This Been Going On、
♪Someday My Prince Will Come、石井彰作♪Fortune Teller。
蘭さんが入って♪It's All Your Fault、沖縄の歌♪てぃんさぐの花、
♪Almost Like Being In Love、♪Back、♪You Are My Sunshine。
▶2nd.stage…インストで♪Blue Window、
♪The Way You Look Tonight。蘭さんが入って
沖縄弁バージョン♪Amazing Grace、♪Day In Day Out、
リズムがカッコイイ♪Fever、ボサノバ♪Little Boat、♪Sales、
♪My Favorite Things。アンコールは♪ワラビ神。沖縄弁で
赤ちゃんの事をこう言うそうです
▶サマードレス姿の蘭さんは、お客さまのご要望に応えて
一緒に写真を撮ったり、聴き上手というんでしょうか
お客さまもそんな方が多く、月曜日とは思えない
華やかな店内の夜でした。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.11 Wed   皆なニコニコ楽しいクァルテット
▶片岡雄三(tb) 吉岡秀晃(pf) 上村信(b) 江藤良人(ds) さんの
トロンボーンクァルテット。早い時間に入って曲を決め
リハーサル、準備万端整えてのステージ本番です。
▶片岡さんのMCは、ますます磨きがかかっています。
MCが始まるとお客さまの顔が思わずほころびます。
自分を叱咤激励するいたってまじめでまともな話が、
彼の口にかかると、どこか可笑しいユーモラスな話に
なって大笑い。才能なんでしょうか人間性でしょうか…
▶でも音楽にはいるとよくスウィングする素晴らしい
サウンドを聴かせてくれます。そのギャップが大きいのも
またいいのです。一緒のミュージシャンもホットな気分で
元々がホットな吉岡さんと片岡さん、お二人が揃うと
相乗効果で、また一層楽しいステージになるのです。
▶1st.stage…♪Just Friend、♪Davi Samba…江藤さんの
自由なソロが入りました。♪No More Blues、
片岡作♪Tuakish Train…72小節も途切れず吹かなければならず
自分でもなぜこんな曲を創ったのか、自業自得の曲、と。
▶2nd.stage…映画ロザリーの主題歌、古い いい曲
♪In The Silence Of The Night、
上村さんをフィーチャーして S.ジョーンズの♪Three In One、
片岡作♪Spuri、バース(前奏曲)入りの♪Stardust、
トロンボーンの上手さが光ったバラードです。
▶外国人のお客さまからリクエストがあり、その場で応えて
♪You Be So Nice To Come Home To を演奏。彼は
5月にいらして気に入り、昨夜、狙っていらしたとか。
嬉しいですね。
▶そして♪Cherokee。MC解説は…1930年代のソプラノ
サックスの人がリーダーのオーケストラのテーマソング。
物凄いアップテンポでした。アンコールはバラード
♪My Foolish Heart。
▶次回の出演は覚えやすい911(9/11火曜日)です。
笑いは身体にも良く効くそうです。良い音楽を聴いて・
笑って、健康増進にぜひどうぞ。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.12 Thu   素晴らしい《NYの風》に酔いました !!
▶今月3日に帰国ツアーを始めたのは 百々徹(pf) 中村泰士(b)
さんと、ドラマーは小川慶太さんでしたが、小川さんが
のっぴきならない仕事ができて9日、NYに戻られました。
さあ、ドラマーは誰になるかしら…
▶ 百々さんが3年前に会い、気に入ったという石若駿(ds)
さんに決めたようですが、まだ20歳前の芸大在学中です。
上手いとは思っていたし音源も参考に渡してあったとはいえ
NYで活躍するベテランに伍して演奏できるかしら、と
私は少し心配していました。
▶でも、ここまでできるとは正直なところびっくりしました。
粒立ちのいい太い太い中村さんのベースに寄り添って、
小気味いいタイミングでテンションが入り、メンバーも
感動するほど驚きの素晴らしいプレイ !! 「これこそ
NYの風 !! 」にふさわしいピアノトリオになりました。
私もお客さまも大満足。新譜アルバムも沢山お買い上げ
いただきました。
▶百々さんはNYでアフリカのシンガーのバンドに入っていて、
ツアーでよくアフリカに行かれます。そこでのさまざまな
経験が作曲活動にも曲名にも現れています。でもそれでいて
日本人であることもしっかり意識したステージでした。
▶1st.stage…♪Jafro、♪Al"Jazzy"Ra(よくきく放送局名?)
八代亜紀の「舟歌」をジャズアレンジした♪Funauta。
スタンダード曲♪Night And Day、♪Caravan、♪Love…
いずれも百々風のアレンジです。♪S.O.M.I …は
アフリカの部族名だとか。
▶2nd.stage…♪Kam Rara High Way…アフリカウガンダの
タクシーがあまりにも飛ばすので恐怖心を曲にしたそうで、
だから凄いアップテンポでした。♪Bahama Mama。
8カ月の娘さん「さくら」さんに書いた曲♪さくら。
♪Boneless & Skinless、♪Bolivia、♪ふるさと、新曲♪Jafrap、
アンコールは♪サザエさんのテーマ でした。
▶素晴らしい演奏を聴くと、私も日頃の苦労が吹っ飛び
新たなやる気が出てきます。《NYの風》は私にとって
いいカンフル剤になりました。それに、実力ある若手、
石若さんのこれからの活躍が大変楽しみになりました。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.13 Fri   ジャジーなジャジーなヴォーカル
▶大野えり(vo)若井優也(pf)佐藤ハチ恭彦(b)原大力(ds)さんの
ステージは生憎の雨の夜になりました。この3月にえりさんは
6年ぶりになる新たなアルバムをリリースされました。
前回の21年ぶりのアルバムはオリジナル曲が多かったのですが
今回のものはスタンダード曲だけです。
▶昨夜は、えりさんらしい解釈のスタンダード曲の多くを
その中から選んで歌われました。彼女は、シンガー(=歌い手)
と言うよりミュージシャン(=音楽家)に近く、共演者と
一緒に音楽を創り上げていきます。同じ歌でも、その時どきで
変化していき、同じものはありません。共演者もそれを一緒に
楽しむステージでした。
▶1st.stage…♪Just In Time、♪Old Devil Moon、
♪When Sunny Gets Blue、えり作♪In Time Of The Silver Rain…
名曲です。♪Once I Loved、♪This Can't Love。
▶2nd.stage…えり作♪Sweet Love、
♪It Was Just One Of Those Things、
♪I Didn't Know What Time Is Was、♪I Got It Bad、
雰囲気を変えて♪One Note Samba、♪The Good Life、
えり作♪Walkers With The Dawn。まるでフロントに
楽器奏者がいるような感じで、筋肉が良くほぐれ、
全身で踊るように、豊かな表現力で歌われました。
▶ところで九州地方では想像を絶する雨が降ったようですね。
最近特に自然災害のニュースが多く、自然が変調を
きたしたようで気がかりです。このところ少し、
人間が自然に逆らっているからでしょうか…
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.14 Sat   今、日本を代表するジャズサウンド
▶今、日本を代表するメンバーを集めました、という感じの
金曜の夜のメンバー、守屋純子(pf) 納浩一(b) 大坂昌彦(ds)
近藤和彦(as) 岡崎好朗(tp) 片岡雄三(tb) さんらの
《守屋純子セクステット》です。
▶ベースとドラムのリズム隊がしっかりしているので、
とことん行くとこまで行ける…そんな感じの強力な
フロント三管が、綺麗な音色で良くスウィング。スピード感
グルーブ感も言うことなしのステージ。もともと守屋さんの
オリジナル曲は聴き応えある素晴らしい曲ですが、メンバーの
皆さんの理解度が深く、いっそう素晴らしく聴こえました。
▶1st.stage…♪Hackensack (T.Monk)、♪Passion Flower (B.Strayhorn)
守屋作♪Blues 3+2、♪Mood Indigo(D.Ellington)、
守屋作♪Groovin' Forward。
▶2nd.stage…♪Nostargia In Times Square(C.Mingus)、
長谷川等伯の絵画をモチーフにした守屋さんの作品
等伯組曲♪Monkeys In Withered Tree、♪Maple、♪Nirvana
絵画が想像されるような聴き応えのある組曲です。
守屋作♪East Side West Side、アンコールは優しく
♪Smile (C.Chaplin) でした。
▶お客さまも大勢いらしていただいて、私は忙しくて
ゆっくりとは聴いていられませんでしたが音楽が素晴らしいと
心地よく働けて、とても充実した金曜日でした。
▶演奏曲目を貰うのを忘れてお昼前に守屋さんに電話をしたら
なんと能登に居るということ。昨夜、終演後はワインを
飲まれて雑談し、お店を出たのは深夜2時過ぎなのに…
そのタフさに驚きました。いい音楽には、それなりの
パワーが必要なのですよね。
▶守屋さん次回の当店は、9月22日土曜日、秋分の日です。
どうぞ聴きにいらして下さい。感動しますよ。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.15 Sun   大歓声で盛り上がったNYサウンド
▶三連休の初日は、久々の【BODY&SOUL スペシャル】
《シーマス・ブレイク・カルテット》メンバーは、
今NYのジャズシーンを語るのに欠かせない
シーマス・ブレーク(ts)オーリン・エバンス(pf)
マット・クローシイ(b)ドナルド・エドワード(ds) さんです。
▶シーマスさん、ドナルドさんは当店ではお馴染み、
オーリンさんは2回目、マットさんは初めての出演でした。
当店が来日ツアー最後の日ということで、よそで聴かれた
方々もいらしてくれて…音が出た瞬間から客席から大きな
歓声が上がりました。
▶骨太のサックス、凄いスピード感のピアノ、どっしりした
ベース、地をはっているようなスピード感のあるドラム、
それに皆さんタッチがとても綺麗で、それぞれが
非の打ち所のないメンバーが紡ぎだす音楽は、別世界に連れて
いかれたような気分にさせてくれました。客席の皆さんも
熱心に聴かれ、大喜び、大満足の夜になりました。
▶客席には、シーマスさんとバークレイの同窓生三木俊雄さん
ジーン・ジャクソンさん、TOKUさん、ブライアント・
リンチさん、そして彼らのお仲間たち…ミュージシャンが
大勢聴きにいらっしゃり、「NYの今」を感じさせる演奏を
一緒に楽しみました。
▶1st.stage…♪Body And Soulのイントロから〜
シーマス作♪Fear Of Rooming、♪Song With You、
ビーチボーイズの♪God Only Knows、
シーマス作♪Fear Of Rooming。
▶2nd.stage…♪Amuse Bouche、♪Abeleza Quevem、
W.ショータのノリの良い曲♪Beauty Of The Beast、
♪Subterfuge、アンコールは♪If Ever I Woud Leave You。
▶ミュージシャンも客席もノリにノって店内大賑わいで、
次回の来日出演が今から楽しみになりました。今頃彼らは
NYに向かう機中の人ですが、NY到着翌日にはすぐスペインに
行くそうです。昨日も感じましたが…ミュージシャンは
本当にタフでないとやって行けませんね。
彼らのエネルギーに乾杯 !!
▶今夜も【Sunday Special】デキシーランドジャズ特集。
また違った楽しさでノリのいい店内になると思いますよ。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.16 Mon   楽しい上にさらに楽しいデキシー特集
▶3月に続いて2回目《中村健吾ニューオリンズ・クレセント6》
中川喜弘(tp,vo)中川英二郎(tb) ジェームス・マホーン(ts,vo)
中村健吾(b) 松本茜(pf) マーク・テイラー(ds)さんの三連休の
中日は、思わぬゲストも参加もあり大いに盛り上がりました。
▶今回のピアノは若い女性ピアニスト茜さん。24歳ですが、
ビバップが大好きで、今回はその原点であるデキシーに挑戦。
中川さん親子の共演も皆さまとても楽しみにされていましたが
いずれも期待を裏切らないステージでした。
▶ジャームスさんは在日でとてもマナーの良い方です。
マークさんは本来なら6月に来日予定でしたが、ビザの関係で
ようやく来日でき、昨夜のステージに間に合い、皆でホッと
胸をなでおろしました。そのせいか彼はストレス太りのようで
身体がまた大きくなっていたので、とても心配になりましたが
演奏にはもちろん影響なく素晴らしいプレイでした。
▶ステージ途中で、仙台での仕事から帰京された
小曽根真さんがお土産を持って立ち寄られ、ステージに
登場されると、お客さまは思わぬハプニングに大喜び。
ただでさえ楽しい企画のステージがさらに楽しくなりました。
▶1st.stage…♪Trabis With Rug、♪Tin Roof Blues、♪Bill Baily〜
中川パパとジェームスさんのヴォーカルが入って
♪Wan't You Prease Come Home To。
♪Five Pennies、♪懐かしのニューオリンズ、
小曽根さんがピアノを弾いた♪Sweet Georgia Brown。
▶2nd.stage…♪Royal Garden、♪I'm Getting Sentimental Over You、
♪That's Prenty、バラード♪Georgia On My Mine、
♪When Sleep、♪Indiana、アンコールはお馴染みの
♪Saint Go March In …中川パパが歌いました。
楽しい上に楽しくて皆さまお酒もすすんだ真夏の夜でした。
健吾さんのプロデュース力に、乾杯 !!
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.18 Wed   猛暑に似合う躍動感溢れるトリオ
▶お暑うございます。こう暑いと逆に「雨男」の福ちゃんに
少し期待したのですが…福田重男(pf) さんと 中村健吾(b)
井上功一(ds)さんの三連休明けの夜。
▶実は私、暑い最中にアレルギーが発症して、痒くて痒くて
皮膚科に行ったはいいけど超満員。終わるまでに3時間も
かかりました。夏はお子さんの皮膚のトラブルが多いようで
小さなお子さんも大勢いて院内は大変な騒ぎで閉口しました。
▶お店に出れないかも…と心配したのですが、夜になって
薬が効いたのかだいぶ良くなったのでお店に出てみると…
出てよかった。躍動感あふれる演奏に気分が晴れました。
▶福田トリオはいつもと違うメンバーでしたが、リズム隊が
違うと同じトリオでも全く印象が違います。福田さんと
健吾さんが楽しそうにアイコンタクトしながら演奏。
合わせるように井上さんも楽しそうにノってサポート。
▶1st.stage…♪Nobody Else But Me、福田作♪Rachl's Lement、
♪Solar、福田作クラシックバレーのために作曲した♪Reveronce
…トゥシューズで踊っているような感じの曲でした。
♪Do Nothing Till You Hear From Me。
▶2nd.stage…♪How Deep Is A Ocean、
健吾さんとのバトルが面白かったP.マッカートニー♪Blackbird、
福田作名曲♪Lulaby、♪Both Sides Now、
F1ファンの福田作♪Go Ahead Nigel…私の大好きな曲です。
アンコールはお客さまのリクエストで♪Blame It On My Youth。
▶「雨男」の福田さん、久々にせっかくよく晴れたのに
かえっていつもよりお客さまが少なく、とても残念。
福田ファンは傘を持たないと調子が出ないのかしら…
lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.19 Thu   むせぶ泣くようなサックスに酔った猛暑日
▶昔、仲良しでお店の常連さんでもあった広瀬さんが
お亡くなりになり、チャリートさんと彼女の事務所の
社長である坂井さんとで、猛暑の最中、南多摩の葬儀場で
行われた葬儀に参列してまいりました。
▶彼は「マウントフジ・ジャズ・フェスティバル」の
プロデューサーで大のジャズ好き。葬儀場では、そのころの
お知り合いや関係者の方々にお会いすることができました。
振り返れば、あの頃がジャズ・フェスのピークでしたね。
検査入院の最中に急逝されたそうで、苦しむこともなく
アッという間の出来事だったそうです。享年74。
ご冥福をお祈り致します。合掌
▶お店は 鈴木央紹(ts) 若井優也(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 原大力(ds)
さんのサックスクァルテット。客席はいつも以上のお客さま。
いつもは女性が多いのですが、昨夜は半々でしたでしょうか。
サックスのファンでご自分でも吹かれる方もいらしてました。
▶いつもクールな鈴木さんですが、昨夜はいつにも増して
クールに吹きました。若井さんは、その時々に感じた音を
紡ぎ出すので、聴いていてハッとさせられます。ハチさんも
原さんも演奏することを楽しむようなプレイぶりでした。
▶1st.stage…♪Everything I Love、バラード♪Blame It On My Youth
(若気の至り)…サックスがとても良く似合う曲です。
♪I Should Care、ビートルズナンバー♪She's Leaving Home、
♪Airegin。
▶2nd.stage…K.ジャレット♪Prism、G.カーン♪In Love In Vain、
若井作♪In Love In The Rain、♪ビートルズナンバー
♪Here, There and Everywhere。遊びにいらしていたTOKUさんが
参加して♪Four Brothers。アンコールは♪Stardust。
サックスの音色に女性客はうっとりしていらっしゃいました。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.20 Fri   Emaさんデビューステージは大成功 !!
▶昨夜はキュートな新人Ema(vo) さんのデビューステージ、
バックは福井ともみ(pf) 増原巖(b) 二本松義史(ds)さんです。
Emaさんはミュージカル女優として活躍中ですが、
ジャズに目覚め、現在、阿川泰子さん、木住野佳子さん
akikoさんをプロデュースした金丸さん…について勉強中です。
▶私は以前に彼女が当店で飛び入り出演で歌われたのを聴き
磨けば光る逸材だな、と思っていたのですが…昨夜の
デビューステージで間違いありませんでした。
ダンスをやっているのでリズム感が良く、声質も丸くて
良い声をしています。それに歌っている表情もとても豊か。
▶初めは緊張していたようですが、舞台経験があるので、
MCもきちんとこなしました。ともみさん増原さんそして
二本松さんも一生懸命なサポート。無事デビューを
果たしました。
▶1st.stage…インスト曲♪Ster By Star Light、
ともみ作♪Green Window。 Emaさん登場し♪Orange Colored Sky、
♪Just Squeese Me、♪Peel Me A Grape、
歌手になって初めて歌ったという曲♪Cry Me A River、
♪Moon River、♪Love Is Here To Stay。
▶2nd.stage…インスト曲♪How Long Has This Been Going On、
♪The Way Look Tonjght。Emaさん登場♪Teach Me Tonight、
♪Someone To Wach Over Me、渡辺貞夫作♪白い波 は
日本語で歌われました。♪Devil May Care、
♪いい日旅立ち も日本語で。♪Bye Bye Blackbird…
ホットしたのか、ここでちょっと可愛い失敗。
アンコールはボサノバで爽やかにステージを締め、
デビューステージは大成功 !!
▶次回出演は、8月29日。聴き逃した方ぜひお越しください。
一人の歌手をデビュー時から聴くと、その人の成長を
見ることが出来、とても楽しいですよ。そんな聴き方が
できるのも、ジャズクラブのライブならではです。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.21 Sat   マーヤさんのゴキゲンなステージを堪能
▶猛暑から一転して10度も気温が下がり北海道では4月下旬の
気候だったとか。都内は過ごしやすい日中でしたが、夕方から
土砂降りになり、生憎の金曜の夜になりました。そんな中、
いらしてくれたお客さまに感激したマーヤさん、今夜の
お客さまは親友よ、とステージは始まりました。
▶グレース・マーヤ(vo,pf) 江口弘(b) 今泉総之輔(ds)
太田剣(ts)さんのメンバー。マーヤさんはいつものように
ワイングラス片手に、お客さまに話し掛けながら演奏です。
ピアノ脇の方は彼女のペースに巻き込まれてお酒も進み
すっかりゴキゲンになり、一緒にコーラスしたりで
盛り上がっていらっしゃいました。
▶江口さんの深いグルーブ、今泉さんの心地よいドラム、
太田さんの心得たサポートで、マーヤさんは自由奔放に
ステージを楽しんでいました。
▶1st.stage…♪All Blues、♪All or Nothing At All、
♪Corucovado、♪Comeing Home Baby、
マーヤさんには珍しく暗い曲♪Don't Explain、
ブルース♪Route 66〜♪Straight No Chsaer〜♪Route 66。
▶2nd.stage…♪Autumn leaves〜♪Smmertime、♪Lush Life、
♪Just Squeeze Me、ボサノバ♪Felicidade、♪Besame Mucho。
音楽も大切だけど愛し合う事も大切よね、と
♪Feel Like Makin Love With You。
アンコールは♪High & Dry。
▶人を楽しませる事が大好きで、陽気で人懐っこい彼女は
皆なに好かれます。明るいキャラは得ですよね。ご本人も
お客さまも、みなさんご機嫌で帰路につかれました。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.22 Sun   関西出身のミュージシャンが揃い大賑わい
▶この時期には珍しく過ごしやすくなった土曜日の夜、
関西出身の 近秀樹(pf) 鈴木央紹(ts) 増原巖(b) さん、そして
ジーン・ジャクソン(ds)さん。近さんは大阪芸大教授ですが
当店に手弁当でやってきてくれ、昨夜は今年三回目の出演。
東京で活動している鈴木さん増原さんとは6,7年ぶりの
共演ということでした。
▶近さんはスタンダードナンバーをキチンとアレンジした
譜面を用意しリハーサルをして本番に臨まれました。
ジーンさんは皆さん初共演ですが音楽に言葉はいりません。
音を聴いてすぐ打ち解け、ジーンさんも大層喜んでいました。
ステージ本番では初共演とは思えないほど、素晴らしく
いい感じのサウンドになり、客席は酔いしれました。
▶1st.stage…♪Broad Way、♪Sugar、ドラムをフィーチャーし
サンバ♪Rio、ピアノとテナーのデュオで♪Here's That Rainy Day。
そして♪Doxy。
▶2nd.stage…♪Beautiful Love、♪If You Could See Me Now、
カリプソのリズムで♪Funji Mama、
ピアノトリオで♪Good Morning Heartache、
♪Night Has A Thousand Eyes、アンコールはブルースで
♪Straight No Chaser。
久しぶりに大賑わいの週末で、私も心地いい疲れでした。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.24 Tue   回を重ねる毎に味わい深いブラジル音楽
▶大口純一郎(pf) 織原良次(b) 小松伸之(ds) さんのトリオに
上田裕香(vo) さんの《ブラジリアンナイト》。
「ジャズの人」のイメージが強い大口さんですが、実は
小野リサさんのバンドに在籍していたように、ブラジル音楽に
とても詳しいピアニスト。織原さんはエレベでブラジル音楽は
お手の物。小松さんもジャズのイメージが強いですが、
できるジャズドラマーは何でもござれです。
▶そんなトリオを得て、もともと声質がラテンに良く似合う
裕香さんですが、元気よく伸び伸び歌います。ポルトガル語の
歌詞の意味もちゃんと説明しながら歌に入ってくれます。
サッパリとした性格で男女ともに好かれる人柄。書く事も
好きで、昨夜の出演チラシも可愛いイラスト入りで手作り
されました。聴く者にとっては難しい曲も解りやすく、
味わい深く楽しめるステージです。
▶1st.stage…インスト曲♪Chovendo Na Rosrira (薔薇に降る雨)
♪Tarde (午後)。裕香さんが入って♪Samba De Arere…
(サンバの味を知らないなら味見させてあげる、でも私の分は
残しておいて)、♪O Bebado E A Equilibrista(酔っぱらい
と綱渡り芸人、これは軍事政権を批判した歌です)
♪Samba Em Preludio(君がいない人生なんて船があって
海がないような無意味な人生だ)
バラード♪Pressentimento(予感…運命だと思ったけど違った、
でもまた新しく愛はやって来る)。
▶2nd.stage…インスト曲♪Zingaro(放浪の民)
♪Boneca De Palha(わらで作った人形)裕香さんが入って
♪Sai La Mangueira(マンゲイラを讃えよう)
♪Somos Novios(僕たちは恋人同士)バラード♪Triste
( 悲しみは孤独に住んでいる)♪Amor E Festanqa(男も女も
若人も老人も、祭りはいつも海の側で)
▶来月の《ブラジリアンナイト》は8月27日の月曜日です。
ぜひ一度、お聴きになってみてください。もっぱらジャズ、
というジャズファンにも、この音楽の奥深さが、きっと
心に届いて楽しめるはず。お勧めします。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.25 Wed   ジャズの醍醐味 straight ahead なジャズ
▶レギュラードラマーの広瀬潤次さんに替わって高橋徹さんに
なった昨夜の 松島啓之(tp)山田穣(as)今泉正明(pf)楠井五月(b)
高橋徹(ds)さんのクィンテット。高橋さんはこのグループで
演奏するのをとても楽しみにされていたようで、素晴らしい
サポートでした。
▶今一番ノっているフロント二人、相性も良く楽器が良く歌い
遠くまで届く感じの浸透力のある音で素晴らしい演奏でした。
ジャズファンにはたまらないストレートアヘッドでジャジーな
ステージなのですが、なぜか昨夜は聴き手が少なくて、
もったいない気持でいっぱいになりました。
▶1st.stage…♪The Summit、♪On A Misty Night、
アルトのイントロから♪All The Way…素晴らしかった !!
♪Sweet In Sour。
▶2nd.stage…♪Wind Mill、♪Up Jumped Spring、
トランペットをフィーチャーしてバラード♪Embraceable You、
♪Groovin' High、アンコールは♪Just Friends でした。
▶このグループは、私が大好きで、私が聴きたくて、
ブッキングしています。来月のステージは8月20日月曜日。
ドラマーがジーン・ジャクソンさんになります。
ジャズの醍醐味を味わいたい方、ぜひいらして私と一緒に
お聴きください。聴き手が多いと、きっともっと、
素晴らしいジャズが堪能できると思いますよ。
私のためにも、ぜひ(笑)。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.26 Thu   賑わった「Dancing Luna」発売記念ライブ
▶結成から11年目、2枚目のアルバム「Dancing Luna」を
リリースした《BASS TALK》鈴木良雄(b) さんと野力奏一(pf)
岡部洋一(per) 井上信平(fl) さんの発売記念ライブ。
▶6月に白寿ホールで行われた発売記念コンサートには、
私も行きましたが、PAなしの気持ちのいい生音による
素晴らしいコンサートでした。その直後で、客席が埋まるか
心配でしたが、コンサートを聴き逃した方々がいらしゃり、
いい感じの店内になりました。
▶鈴木チンさんの曲に野力さんが名アレンジをして、
信平さん岡部さんが彩りを添える「BASS TALK スタイル」が、
良い感じに完成され、バランスの素晴らしい綺麗なサウンドの
ステージが繰り広げられました。
▶1st.stage…♪Saint Emilion ♪Touch of Spring、
アルバムタイトル曲♪Dansing Luna(月の女神)。
♪New York Blue、♪Fairy Talk、♪Pantanarl。
▶2nd.stage…野力さんをフィーチャー、トリオで♪Winter's Tale。
♪Happy Aniversary、♪Tokyo Bey、♪Ceu Azul Blue、
亡きセシル・モンローさんに捧げた♪Cesil、♪Winter Dayblreak、
アンコールはチンさんの故郷、駒ヶ岳を題材にした♪KOMA。
▶これから全国55カ所ものツアーが始まります。今やCDは、
ミュージシャン自らが直接、手売りしなければ売れない時代。
昨夜も沢山の方にCDをお買い上げいただき、幸先の良い
記念ライブになりました。全国でも沢山売れるといいですね。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.27 Fri   生音シャワーが気持ちよく店内に…
▶お暑うございます。猛暑日が続きますね。そんな月末の
木曜日は恒例《フロントページ オーケストラ》でした。
スペイン対日本のサッカー中継がありお客さまはどうかしら
と心配しましたが、ジャズファンはサッカーにはどこ吹く風
と言う感じで嬉しい拍子抜けでした。
▶リーダーの三木さんもホッとされた様子で、メンバーも
嬉しそうで、気持ちの良い生音のハーモニーがお店全体に
響き渡りました。新しい曲も登場して、お客さまたちは
充実した音のシャワーを浴び、暑さも吹っ飛んだよう。
客席には、楽器を持った学生さんも多くいらしてました。
▶1st.stage…♪Stop And Go…イントロは福田重男(pf)
ソロをとったのは三木俊雄(ts) 松島啓之(tp) 中川英二郎(tb)
♪Moon Flower…ソロ 福田重男(pf) 浜崎航(ts)
♪Facher's Vision…ソロ 山岡潤(euph) 浅井良将(as)、
♪Saudada、ソロ 三木俊雄(ts) 上村信(b)、
大阪のスパードラマー東原力也さんに捧げた
♪East Plain…ソロ 奥村晶(tp) 浜崎航(ts) 福田重男(pf) 柴田亮(ds)。
▶2nd.stage…♪Papillon…ソロ 浜崎航(fl) 上村信(b) 奥村晶(tp)
♪Next Channel…ソロ 三木俊雄(ts) 浅井良将(as) 松島啓之(tp)
浜崎作編曲♪Suspent…ソロ 上村信(b) 福田重男(pf) 松島啓之(tp)
♪Matilda…ソロ 中川英二郎(tb) 福田重男(pf) 浅井良将(as)
♪Echoas of the forest…イントロ上村信(b) ソロは三木俊雄(ts)
中川英二郎(tb) 福田重男(pf) 柴田亮(ds)
アンコールは聴きにいらていたデビット・ネグラチェ(as)さんと
福代亮樹(ts)さんが参加して♪Easy As A Pie を演奏して終演。
▶一昨日25日、当店で3年間、「歌うバーテンダー」として
働いてくれた加納真由美さんがスタッフを卒業しました。
もちろんシンガーを目指しての勉強は継続中です。そして
▶先週7月15日から、新しく阿部祐介さんがスタッフとして
入りました。元レコードショップでジャズを担当していた
ジャズ好きな人で、ジャズサウンドのある場所で働きたい
とやってきました。真面目で優しい青年ですがまだまだ
不慣れで申し訳ありません。皆様、よろしくお願い致します。
そんな訳で昨夜、私はカウンターに入って洗い物に忙しく、
じっくり聴いていられませんでした。
lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.28 Sat   始まる前から期待感いっぱいの店内
▶ギラ・ジルカ(vo) さんと クリヤ・マコト(pf) 早川哲也(b)
則武裕之(ds)さんのトリオ。クリヤさん、今年秋のロンドン
ジャズフェスティバルに、ハンガリーのテナー奏者トニー・
ラカトシュさんを迎えて出演されるそうですが、とにかく彼は
精力的にいろんなジャンルの音楽に挑戦して活動されている
マルチ音楽家です。
▶そんなクリヤさんとギラさんの初ライブ共演でしたので、
それぞれのファンの方々がいらっしゃって、ステージが始まる
前から店内は期待感であふれ、演奏が始まるとステージも
客席もノリよく大いに盛り上がリました。
▶ギラさんのMCはいつものことながらとても上手で、初めての
方にも解るように丁寧で愉快に、歌詞の意味をさりげなく
柔らかい関西弁で説明されてから歌に入ります。実は、翌日
知ったのですが、その日ギラさんは体調があまり良くなかった
ということでしたが、そんな事を全く感じさせませんでした。
さすがプロですね。そんなプロフェッショナリズムにあふれた
素晴らしいステージを、皆さんおおいに楽しまれた夜でした。
▶1st.stage…インスト曲♪Watermelon Man、
ギラさん登場♪My Favorite Things、♪On A Clear Day、
バラード♪I Love You、♪Teach Me Tonight (今夜教えて)…
ギラさんの歌詞の説明が愉快で、よくリクエストされる曲です。
♪When the Party's Ove、♪Love For Sale。
▶2nd.stage…インスト曲♪J.F.S、
ギラさん登場♪Night and Day、ちょっとエロっぽいMCの後
♪Lover Man、♪Piece Of My Wish、♪Misty、♪Smile、
凄い早いテンポの♪One Note Samba、
アンコールは♪Saving All My Love。
みなさん真夏の金曜日に相応しい夜を楽しまれました。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.29 Sun   リクエストにも応え大ベテランならでは
▶熱帯夜の土曜日の夜、オリンピックが始まったり墨田川の
花火大会もあったりで、寂しい客席になるかしら…と心配した
伊藤君子(vo)ユキ・アリマサ(pf)佐藤ハチ恭彦(b)原大力(ds)さんの
週末のステージでしたが…さすが第一人者ペコちゃん、という
ステージが繰り広げられました。
▶ペコちゃんは、白いノースリーブのブラウスに白いパンツ、
そして赤いスニーカー…夏らしいリゾートスタイルで登場。
ステージ用ヒールの用意もされていましたが、たまには
スニーカーも新鮮で、可愛くて素敵でしたよ。
▶お客さまに親しく話しかけ、楽しませるステージですが、
昨夜はさらに、お客さまのリクエスト曲に応える大サービス。
リクエストされた曲を歌うのは、よほどレパートリーが豊かで
自信がないとできませんから、ジャズシンガーではほとんど
いません。譜面の準備がない曲も、キーをミュージシャンに
伝えるだけですぐリクエストに応えました。さすが
大ベテランならでは !! お客さまは大喜びで、次回出演の
リクエスト曲までされていました。
▶ペコちゃんとユキさんはお馴染みの仲ですが、初共演だった
ハチさんと原さんも、ペコちゃんを楽しみながらサポート
されていました。
▶1st.stage…インスト曲♪I Remember You。
ペコちゃんが入って♪Old Devil Moon、
♪Once Upon A Summertime、津軽弁バージョン♪Summertime、
♪What Are You Doing The Rest Of Your Life?、♪Bluesette、
お客さまのリクエストに応え、テンポもお客さまが決めて
アップテンポで♪All Of Me。♪Black Coffee。
いろんな橋があるように人生も色々とあって…♪Bridges。
▶2nd.stage…インスト曲♪On A Clear Day。
ペコちゃん登場♪Like A Lover、♪Falling In Love With Love、
リクエスト曲♪The Man I Love…彼女はあまり歌わない曲ですが
さすがです。歌詞もしっかりしていました。
皆で歌いましょうと♪Love Me Tender、
▶お馴染みの津軽弁バージョン♪My Favorite Things…
日本語がよくわかる外人の方が、目を白黒させていたので、
私が、津軽弁ですよ、とお教えすると「Fantastic !! 」。
スティングの曲♪Fragile、♪What Is This Thing Called Love、
♪Bridge Over Troubled Water。さてアンコール…で彼女は
迷った末に、これで決めました、と♪Follow Me。名曲です。
みなさま余韻も楽しんで、帰途につかれました。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.7.31 Tue   大賑わいで盛り上がった楽しいコーラス
▶TOKUさんがどうしてもやりたくて結成したグループ
TOKU(vo,flh) マヤ・ハッチ(vo) 伊藤大輔(vo)さんのヴォーカル
三人と宮川純(pf) 楠井五月(b) 二本松義史(ds)さんのトリオ。
当店2回目の出演でした。
▶TOKUさんが選曲し譜面を起こしてアレンジしたり、
旧いライブ映像を見ながら歌詞を聞き取ったり…大変な手間と
ヒマがかかっています。その上メンバーがみなさん売れっ子で
リハーサルをする時間がなく、前日の夜中に集まって朝まで
リハをされたようです。その甲斐あって、古い曲も
現代風に素敵にアレンジされていました。
▶帰国されたトミー・キャンベルさんが残していった曲も
このコーラス用にアレンジされていました。彼が聴いたら
きっと狂喜されるに違いないと思いました。
▶自然体のマヤさんは、彼女がいるだけでステージが明るく
なります。メンバーの皆さんもニコニコ笑顔が絶えない
ステージでした。このようなコーラスグループのステージは、
他にはありません。
▶人気者のTOKUちゃんの、力の入ったステージとあって
猛暑の月曜日にもかかわらず、客席は予約で満杯。当日も
立ち見でいいので入れませんか、と予想以上のお客さまが
詰めかけて、私は嬉しい悲鳴をあげましたが、なんとか
いらした方全員にお聴きいただくことができました。
そんな大賑わいの店内で、私は演奏曲のメモをとるヒマも
ありませんでした。(送ってくれたマヤさんありがとう)
▶1st stage…♪インスト曲の後、♪Charleston Alley、
♪Summertime、♪Caravan、♪What Am I Here For?、
♪Walking。
▶2nd stage…♪Heaven's Design、♪Gatooze…これは
トミーさんが残していった曲。
TOKUさんのソロ♪Moonlight Serenade
マヤさん大輔さんのデュオで♪Moody's Mood For Love、
♪Hi-Fly、♪In A Mellow Tone、♪Everybody's Boppin'。
アンコールは♪The New ABC。
▶お客さま皆さん大変熱心にお聴きになり大いに楽しんで
いらっしゃいました。次回の出演は晩秋11月になります。
多分新曲も披露されることでしょう。私も楽しみです。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top