HOME | 編集 |
2012  << LAST 6 June NEXT >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
 Weblog by Kyoko (過去のブログはカレンダーを戻してネ)
  6.1 Fri 贅沢な気分で終えた5月最終日
  6.2 Sat レポートもスペシャル !!
  6.3 Sun ノリ良くハッピーに楽しんだ週末の夜
  6.4 Mon 真由子さんのジャズフェスに
  6.5 Tue 独特の感性、剛トリオは大賑わい
  6.6 Wed 惹きこまれた極上のピアノワールド
  6.7 Thu 連日タイプの違うジャズを堪能
  6.8 Fri 良くスウィングして楽しいステージ
  6.9 Sat 年に一度の親日家たちのステージ
  6.10 Sun 江里子さん二年ぶりの帰国出演、大盛況
  6.12 Tue 真摯にジャズに向き合うクィンテット
  6.13 Wed 女性三人の華やかなステージを録画撮り
  6.14 Thu 自然体のサウンドが綺麗で気持いい夜
  6.15 Fri 【横山達治さんの近況】
  6.15 Fri 綺麗な声で伸び伸び歌う蘭さん
  6.16 Sat 素晴らしい音楽で充実した一日
  6.17 Sun 心に染み入るジャズヴォーカル
  6.19 Tue 美しく温かいサウンドに和んだ夜
  6.20 Wed いろいろあった一日で長いブログですが…
  6.21 Thu 陽気なマーヤさんらしい誕生日ライブ
  6.22 Fri NYで頑張る好感度抜群の及部さん
  6.23 Sat 成長がますます楽しみ三人娘
  6.24 Sun 情感たっぷりに愛をテーマに…
  6.26 Tue 2つの違うスタイルの音楽を聴いて…
  6.27 Wed 爽やかな味のある大人のピアノトリオ
  6.28 Thu これぞジャズ!!と思わされる熱い演奏
  6.28 Thu 素敵なスタンダード曲を堪能
  6.29 Fri きもちの良い10人のハーモニーを堪能
  6.30 Sat 素敵なスタンダード曲を堪能


  2012.6.1 Fri   贅沢な気分で終えた5月最終日
▶月末の木曜恒例となった《フロントページ オーケストラ》。
今月はレギュラーメンバーが勢揃い。でも、みなさん月末で
お忙しいのか客席は今ひとつでしたが、熱心なファンの方が
いつものようにいらしてくれました。
▶ジャズという音楽は自由な演奏が基本ですから、同じ曲が
演奏されてもそのたびに違うので、同じグループを聴いても
飽きがくることが決してありません。このオーケストラも、
アレンジに手を加えたり、もちろんソロは演奏ごとに変化。
何度聴いてもとても味わい深いものがあります。
このグループはそうしたジャズならではの音楽の
典型と言っても良いと思います。
▶1st.stage…♪Stop And Go…ソロをとったのは三木俊雄(ts)
奥村晶(tp) 片岡雄三(tb)。上村信作♪The Last Phase Of The Moon…
イントロが上村信(b)、ソロは松島啓之(tp) 浅井良将(as)。
♪If I Told A Lie…ソロは浜崎航(ts) 山岡潤(euph) 上村信(b)。
♪Saudade…ソロは三木俊雄(ts) 福田重男(pf)、
♪Echoes Of The Forest…イントロ上村信(b) ソロ三木俊雄(ts)
松島啓之(tp) 福田重男(pf) 柴田亮(ds)。
▶2nd.stage…久しぶりの曲♪Love's Hounts…美しいピアノソロ
福田重男(pf)、♪Next Channel…ソロ三木俊雄(ts) 浅井良将(as)
松島啓之(tp)。浜崎航作♪Blue For The United…ソロは上村信(b)
福田重男(pf) 浜崎航(ts)。名曲♪墨田川…これを聴くと夢中に
なってしまわれるお客さまに三木さんが一言。
「音の余韻も楽しんでくださいね」。♪Quantum Leap…
ソロ奥村晶(tp) 三木俊雄(ts) 柴田亮(ds)。アンコールは
旧いスタンダード曲をゆったりと♪Time On My Hands。
▶新緑の5月最後の夜は、10人の生音ハーモニーが店内に
鳴り響いて、贅沢な気分のうちに終りました。
今日からもう6月…月日の経つのは速いですね。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.6.2 Sat   レポートもスペシャル !!
▶熱烈なジャズファンで《B&S Special Quintet》のいわば
生みの親である当店の常連さん須田佳代子さんが、昨夜の
ステージのレポートをメールで送ってくださいました。
少々長いですがそのままご紹介致します。デイリーレポートも
スペシャルに…たまにはタッチの異なるステージレポートを
お楽しみください。
-----
▶原朋直(tp) 近藤和彦(as) 宮川純(pf) 中村健吾(b) 加納樹麻(ds)
この2管、聴きたかったんだよなぁ…今日は地震があったり、
最近は気分が落ち着かないけど、いいライブで楽しまなくっちゃ!
▶1-1♪Salmon Blues
若干23才の宮川さんオリジナルは、いきなり50‘s。
2管のテーマのビミョーな雰囲気が、まんまJAZZで嬉しくなる。
(p)ソロ、自由でエッヂが効いてて、ベテランの風情。
原さんの乾いた音のソロ、素晴らしく深い音とフレーズに
メンバーからも歓声があがる。何でもないように吹いちゃうのが
スゴイ。(as)のタイム感もまたまたカッコイー。
やっぱりこの音を聴いてる時が1番幸せ。
(b)ソロはやけにシブいなぁ。昨日のデュオとは全然違う顔を
見せてくれちゃう。
(p)-(as)-(tp)で回す(dms)ソロ、いつもよりシャープだね。
しかしこの曲、いいなぁ。
▶1-2♪Unexpected
近藤さんのライブで聴きなれたオリジナルは最初の(dms)
イントロもいつもと違って楽しい。樹麻さん、やけに
秘めやかだyp。独特の(p)バッキングと(b)のリズムも一味違う。
(as)ソロ、超blackで、しかもこの枯れて太い音、ゾクゾクしちゃう。
静かな凄みを感じる(tp)ソロ、徐々にヒートアップして1度だけ
ハイノートがあったけど実にflat。素晴らしいナチュラルさ。
(p)ソロもbluesyで大人だなぁ。何だかいつもの曲だって事、
忘れるね。2管のユニゾンも、いい音。
▶1-3♪Family Man
原さんオリジナルは、樹麻さんにぴったりのアフリカを
感じる(dms)から小さな音の(p)が加わって(b)と管も入ると
益々アフリカちっくにちゃーんとJAZZなんだけど、赤い土の、
乾いた大地のイメージ。そのまま(tp)ソロへ。マサイの家畜と、
風に舞う土埃が見えるよ。(as)はその土埃を避けるように
飛んでゆく鳥たち。素晴らしいタイム感は、どんなリズムでも
同じだね。(p)ソロは最後に1か所だけ残った水場のキラキラ。
この曲の中で唯一、青を感じる音。
▶1-4♪Where Crisis Speaks
2001年のテロ直後、アメリカがアフガンに侵攻する、
一発触発の緊張状態を曲にされたという健吾さんオリジナルは、
その緊迫感を煽るような(dms)イントロから、押したり引いたり
なかなか多彩な(dms)が終わるとアンサンブル。面白い曲だなぁ。
(as)ソロ、超高速で突っ走るけど、全然ブレずにまろやかなのが
凄い。ベースラインも高速4beatでカッコイー。健吾さんは
いろんな音を聴かせてくれるけど、やっぱりこういうの、大好き。
(tp)ソロ、決して力の入らないプレイなんだけど、力強い。
あくまでも自然体でご自分の好きな音を出してるのがいいんだ。
(p)ソロ、またしても大人のプレイで静かに転がってく感じが
いいねぇ。しかしこの曲、この名手2人が真剣に譜面を
凝視してるから、難しいんだろなぁ。
▶2-1♪Blues For Wess
健吾さんオリジナルのbluesは、いかにも黒人が演奏していそうな
ベースイントロが超カッコイー。テーマは管のユニゾンだけど、
これが絶妙に男っぽくてドキドキ。(tp)ソロはもちろんblues全開。
原さんはあんまりハイノートビシバシってタイプじゃないけど、
この曲では究極のハイノートも披露、これがまたcoolで、
全然うるさくないのがさすが。(as)ソロ、眩暈がしそうに
カッコイー。大好きな、枯れた高音がいっぱいのbluesyさと、
見事としかいいようのないタイム感が素晴らしい。
コンポーザー健吾さんのソロ、シブ過ぎ。健吾さんっていろんな
色を持ってるベーシストだよなぁ。目立たないけど(p)の
バッキングも効いてるね。
▶2-2♪Ron
間髪入れず(dms)のチクタクチクタク・・・ってイントロが
始まって、樹麻さんが「どこでもいいですよ」と管にアピール。
今夜初の(ss)が登場して(tp)とテーマを吹きだしたけど、
このお二人の音、合うね。(tp)ソロ、自由だなぁ。
上手く言えないけど、どこにでも行ける空気みたい。
(ss)ソロはゴツっとしたとこのある、でもまろやかな音で、
流れるようなフレーズを聴かせてくれる。樹麻さんの
チクタクとシンバルのコラボもいいな。
(p)ソロも早いフレーズを、きっちりメリハリあるプレイで
聴かせてくれちゃって、jazzyだなぁ。
この面白い曲は原さんオリジナルで、タイトルの由来は
「友達の名前」だそう。
▶2-3♪Collage
5月にB&SでLage Lundを聴かれた宮川さんは、ギターとピアノで
和音が重なってく様が、色を重ねてく画法のコラージュと
ダブったそうで、そのライブにインスパイアされて帰宅して
すぐ書いた曲がこちら。ミュージシャンってどんだけ
イマジネーションあるのかな。(p)ソロの時のトリオ、JAZZだねぇ
正直、樹麻さんがこんなにJAZZドラマーだとは思わなかった
って感じ。(p)ソロ、美しくて強い、本当に彼は23才とは思えない。
(tp)の穏やかさと伸びやかさ、さすが原さん。今日の中でも1番
好きな(as)の音でソロを取る近藤さん、もう涙が出そうに
好きな音とタイム感。
▶2-4♪Bitter Sweet
「こう見えてもバラード好き」という樹麻さんセレクトの曲は
「目をつむって、胸に手を当てて聴いて下さい」とMCが。
もういう言葉が見つからない、珠玉のバラードは、どんなに賛辞
を重ねても足りない。(tp)と(as)の音、マイルドで優しい樹麻さん
のブラシ、1拍が長いベースライン、糸を引くように
粘っこさのある(p)…全て素晴らしい。
▶2-5♪What Happens To The Man With The Oriental Zodiac?
今年年男の近藤さんオリジナルは「年男に何が起こったか?」
というタイトルで超ハード。このテの曲を吹く近藤さんの
タイム感は益々冴えわたって、それに相変わらず
1つもいい加減な音がないフレーズ。(tp)ソロ、ハードでも
イイ意味で輪郭があるというか、原さんワールドで素晴らしい。
1人で平均年齢を下げてる宮川さんの(p)は、その年齢と
ベニーフェイスに似合わない老練さでswing、
末恐ろしい若者だ。今日は今まで聴いた中で1番JAZZな
プレイの樹麻さんのソロ、ワイルドなんだけど、
ちゃんと引き算ができるプレイがカッコイーぞぉ。
▶Encore♪Detour Ahead
秘めやかな(p)イントロに、甘い(tp)がテーマを吹く。
原さんの音ってきりっとしてるのに包容力のある優しさを
感じる。(p)ソロ、音が強くて柔らかくて素晴らしい。
途中のMCで「リハの時、ライブもやってないのに
“またやろう”って話になった」と披露された、このスペシャル
クインテットは聴いているのはもちろん楽しいんだけど、
メンバーが楽しんでるのが音で分かる。
休憩時間にはバンド名を考えられたそうで「swingドロボー」
らしいけど、本当に最近珍しいくらいswingしてタイトな
バンド、また1つ、楽しみが増えたよ。
(Written by Kayoko Suda)
lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.6.3 Sun   ノリ良くハッピーに楽しんだ週末の夜
▶女性リーダー里見さんが選曲もアレンジも担当している
《Medusa》里見紀子(vln)森下滋(pf)坂本竜太(b)加納樹麻(ds)
さん。そこにいつものように(steelpan)のトニー・グッピー
さんがゲストで参加した週末土曜の夜。
▶レパートリーが多彩で、steelpannの良さが光るアレンジ、
リズムの切れがいいサウンドに加えて、メンバーがとても
楽しそうに演奏するので、お客さまもハッピーになります。
皆んなでコーラスをしたり…週末らしいノリのいい店内。
ノリノリで週末を楽しみました。
▶1st.stage…♪Chicken、♪Spongo、♪T.P's Special、
ピアノとヴァイオリンのデュオ♪A Time For Love、
楽しい♪Zig Zag。
▶2nd.stage…ノリのいい曲♪Come With Me、
J.ベック作♪Scatterbrain…「注意散漫」という意味の曲ですが
大変難しい曲、注意散漫ではとても演奏出来ません。
それに多分、steelpanでこの曲を演奏できるのは世界でも
トニーさんだけじゃないかしら。気分を変えてジャズ
♪Seven Steps、S.ワンダー♪Ribbon in the Sky、♪I Wish、
アンコールは♪Some Skunk Funk。
楽しい楽しい週末の夜でした。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.6.4 Mon   真由子さんのジャズフェスに
▶日曜日夕刻、お店の貸し切りパーティーの合間をぬって
私は、第21回「富士通コンコード ジャズフェスティバル」を
聴きに行ってきました。五反田の「ゆうぽうとホール」で
行われたのですが、オッチョコチョイの私は、芝の
「郵便貯金ホール」だと記憶していて、行ってみるとそこは
バレーの発表会。???…しばらく考えてようやく思い出し、
駆けつけた時はちょうど5時。
▶片倉真由子さんの演奏が始まっていましたが、私の席は
最前列。一曲終るのを待って席に着きました。真由子さんが
ぜひ、と呼んでくれたので間に合ってホッとしました。
▶60代のベテランベーシスト、ニール・スウェイソンは
J.シャーリングのベーシストだった人 。ドラマーはジョー・
ラバーベラ、B.エバンスの最後のドラマーだった人。彼女は
この2人のベテランリズム隊で気持よく演奏されました。
▶山中千尋さん、木住野佳子さん、それぞれ違うタイプの
三人の女性ピアニストが同じリズム隊で出演されましたが、
さすが素晴らしいサポートでした。真由子さんも佳子さんも
舞台から最前列の私を見つけて目で挨拶してくれました。
▶山中さんと木住野さんはメジャーですが、真由子さんは
まだ知名度がありません。でもこうした大きなコンサートに
出演し、その実力を大勢の人に聴いていただく機会を得て、
応援している私も嬉しく思いました。昨日はツアー最後の日。
出演者はみなさん良い人ばかりで、本当に楽しい時間を
過ごされたそうです。また一回り大きくなり、当店での
演奏も素晴らしくなると思いますよ。来週 6/11(月)、
クィンテットでの当店出演が楽しみです。
▲top
  2012.6.5 Tue   独特の感性、剛トリオは大賑わい
▶山本剛(pf) 香川裕史(b) 大隅寿男(ds) さんの
《スウィンギートリオ》は、週明け月曜日にもかかわらず、
往年の山本ファンはじめ大勢のお客さまがいらしてくれて
お店は大賑わいでした。
▶このトリオならではの独特の楽しいステージと「山本節」
そして名前を裏切らないよくスウィングするジャズに、
年齢・男女問わず、皆さま大ハッピーになられたようです。
▶久しぶりにいらした多くの常連さんから
「ここに来てぜひ一緒に…」と言われましたが、私は、
満席の店内に嬉しい悲鳴を上げるほど大忙しで、ゆっくり
お話もできず、ごめんなさい。お許しくださいませ。
ステージメモもとれず、以下、演奏曲も常連の方から
教えていただきました。
▶1st.stage…♪Center Piece、十八番♪Misty、♪Yesterdays、
F.シナトラでお馴染みの♪Strangers in the Night、
バラードで♪Take The A-Train、イントロから♪Satin Doll。
▶2nd.stage…ビートルズの♪Yesterday、♪Tenderly、
♪Every Thing Happen To You、♪Dear Old Stockholmを
モチーフにした♪Misty、ドラムをフィーチャーして♪Cherokee、
♪What A Wonderful World でした。
▶みなさま一様に「いやー楽しかった…」とおっしゃって
帰路につかれました。きっと良い1週間が過ごせるに
違いありません。さあ私も、今週も頑張りますッ !! 。
▶《スウィンギートリオ》来月は7/4(水)ですが、剛さんは
今月もう一度、6/22(金)《BODY&SOUL シスターズ》を
サポートして、歌伴をやらせたら右に出る人はいない
その剛タッチのピアノを楽しく聴かせてくれますよ。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.6.6 Wed   惹きこまれた極上のピアノワールド
▶一昨夜のトリオと昨夜のデュオステージは、ジャズという
音楽ジャンルの両極に位置するような対照的なものでした。
林正樹(pf)さんと田中信正(pf)さんの昨夜のステージ
《1 Piano 4 Hands ユニーク デュオ》。この3月にパリと
トルコで演奏して大喝采をあびたデュオです。
▶不思議な曲名が多く、現地では仏語とトルコ語に訳して
お客さまに配ってから演奏されたそうで、演奏内容を
知って聴いてもらったので感動も大きかったようです。
昨夜も客席には少しだけ日本語がわかる外人グループが
いらしてましたが、二人の動くさまを見て、聴いて、
楽しんでいらっしゃいました。
▶1st.stage…田中作♪Footsteps of Japanese Short、
林作♪童話で書かれた生態系。芭蕉の句からヒントを得た
林作♪梅が香に。ソロで林作♪Flight For The 21st.。
S.スワロー作♪ITEM 6 D.I.T。T.モンク♪Well You Needn't。
▶2nd.stage…田中ソロで T.モンク♪Off Minor、
林作♪素数2006(2×17×59小節=2006音)、林作の
お馴染み「ソ」でできた曲♪ソたち。田中作♪クラーク…
暗い曲なので「クラーク」。ではその前に軽い曲を、と
林作♪カルカッタ。ダジャレですがメロディは美しかった。
ガーシュイン♪I Got Rhythm。チャップリンの♪Limelight。
この二人のピアノマジックにかかると、お馴染み曲も
大層面白くなり作曲者本人に聴いてもらいたくなります。
▶20本の指が鍵盤の上を自在に動き回って、聴く人の耳を
素晴らしいピアノワールドに連れて行ってくれます。
このステージを聴くと「これもジャズなの?」という方が
いらっしゃるかも知れません。でもジャズには明確で唯一の
正しい定義などありません。演奏者が、あるいは聴く人が
「これはジャズだ」と思えばそれがジャズ。
(私は、それがジャズという音楽だと思っています)
▶さて今夜は、どなたが聴いても「これはジャズ」。
岸田恵士(ds)さんの《ファンキーボーイズ ジャズバンド》。
昨日のブログで書き忘れましたが、一昨夜の山本剛さんも
参加されます。リーダーや共演者が変わるとまた違って
聴こえてくる…それもジャズ、ですね。
lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.6.7 Thu   連日タイプの違うジャズを堪能
▶今週前半の三日間は毎夜タイプの違うジャズ。そして
同じピアニストでもサイドメンが異なるジャズ。変化に
富んでいてジャズって本当に面白くて魅力尽きない音楽です。
▶岸田恵士(ds)山本剛(pf)グレッグ・リー(b)岡崎好朗(tp)
越智巌(g)さんの昨夜の《ファンキーボーイズ ジャズバンド》
メンバー全員がお洒落ですが、特にフロント二人がきちんと
ジャケットを着て立つとステージがサマになります。
客席には岸田さんの同僚や旧いお知り合いの方たちが大勢、
しかも、なぜか女性ファンが多いのも特長です。
▶岸田さんは2ヵ月1度のライブに命をかけているような人。
それに客席にはこの9月に出産を控えたお嬢さんがハワイから
里帰りでいらしていて、初めの方は随分興奮気味でした。
(もともと興奮症気味の岸田さんですが)波乱万丈人生の
岸田さんにもいよいよ孫ができ嬉しくてしかたないようで、
終始、女の子の名前を一生懸命名考えていらっしゃいました。
▶1st.stage…♪Now The Time、H.ハンコック♪Cantaloupa Island、
岡崎さんをフィーチャーしてバラード♪I Thought About You、
リクエスト曲♪Night In Tunisia、岸田作♪Burnin'。
▶2nd.stage…岸田作♪Sun Burst、♪Caravan、岸田作♪きずな、
♪Lover、最後は岸田さんの歌でお馴染み♪大都会の遊牧民…
歌詞は毎回違いますが、即興でその時々に思い浮かんだ事を
歌われます。
▶昨夜のお客さまはタバコを吸われる方が多く、当店の
空気清浄機がフル回転でした。近頃、珍しくなりました。
でも皆さま大ハッピーになってお帰りになられました。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.6.8 Fri   良くスウィングして楽しいステージ
▶昨夜はギラ・ジルカ(vo) さんと 竹中俊二(g) 柴田敏弥(pf)
コモブチ・キイチロウ(b)加納樹麻(ds)さんのギラさんグループ。
メンバーの皆さんは、早い時間から自分の楽器やアンプや
キーボードを持ち込んで気合の入ったリハーサル後、
本番に臨まれました。
▶暑がりだというギラさんは、ゆったりしたブラウスに、
長く綺麗な足が魅力的な姿で、柔らかい関西弁で愉快に
MCしながら、心地よい声で、歌の意味を噛み締めるような
素敵なヴォーカルを聴かせてくださいました。
ミュージシャンも一緒に演奏するのが楽しくて、
嬉しそうに演奏されました。
▶いつも楽しくて素晴らしいステージで、多くのお客さまを
期待したのですが……。でも台湾や香港からのリピーターや
南仏のジャズクラブのオーナーご夫妻がいらっしゃり、
「料理も演奏も素晴らしい」とお褒めくださいました。
ギラさんと話されたら…共通のお知り合いがいたということで
メール交換の約束をされていました。世界は狭いですよね。
▶1st.stage…♪My Favorite Things、♪More、♪Closet、
ギラ作♪Need Your Song、♪Love You Madly、♪Open Arms、
物凄く速いテンポでドラムから始まった♪One Note Samba…
ギラさんの滑舌の良さも凄い !! さすがですね。
▶2nd.stage…ホンマにアンタの事ばかり考えてるのよと
♪Night and Day。♪Ipanema…この歌を歌った後は冗談は
言えなくなるそうです。セクシー過ぎて日本語ではとても
説明出来ないと♪The Island。スペイン語の曲♪Li-Ye-O、
ギラ作♪Drinkin' My Tea。今井美樹さんの曲に英語の詞をつけた
♪Piece Of My Wish、ギラ作♪Dive into Your Love。
アンコールは♪S'Wonderful…この曲、またの名を「酢ずけ」
と言うそうですよ。
▶ギラさんこの次は、7/27 クリヤ・マコト グループとの出演。
金曜日です。ぜひいらして歌と洒落たMCをお楽しみください。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.6.9 Sat   年に一度の親日家たちのステージ
▶ティム・アマコスト(ts,ss,fl) デビット・バーグマン(pf)
井上陽介(b) ジーン・ジャクソン(ds) さんの、年に一度の
来日出演《NY スタンダード クァルテット》。サッカーの
大きな試合があるとか…お客さまの入りを心配しましたが、
杞憂でした。大勢の方がいらしてくれました。
▶ティムさんは彼が早大留学中からのお付き合いで、私を
「日本のママ」のように思ってくれていますから来日のたび
ご家族のことをいろいろお話ししてくれます。駐日大使を
されていたお父様は、今名門スタンフォード大学で教鞭を
とられているそうですが、ご長男は15歳になりサックスを
やりながらお祖父様の大学を目指して勉強中。12歳の
ご次男はドラムをやっているそうです。
▶デビットさんは女優である奥様(中島唱子さん)ともども
NYに移り住んで夫婦水入らずの生活を楽しんでいるとか。
ジーンさんの奥様も日本人で日本とNYを行ったり来たり。
陽介さんとはNY時代からのお仲間でツーカーの仲。
▶そんなメンバーの皆さんで、日本での演奏を楽しまれて
いるようなリラックスした演奏ぶり。MCも日本語で
日本大好きなミュージシャンたちの打ち解けたステージに
ファンになられた方も多くいらっしゃいます。
▶1st.stage…♪No.3、♪The Turn Around、♪Blue And Green、
♪Giant Steps…有名な曲を、彼等の特徴をよく出した
アレンジで演奏されました。
▶2nd.stage…デビットさんのオリジナル曲を♪Secret Love の
上に重ねての演奏。♪Sweet And Lovely、ビットさんの
アレンジで T.モンク♪Round Midnight では、ティムさんは
フルートを吹かれました。M.デイビス♪Nefertiti。
聴きにいらしていたレイモンド・マクモーリン(ts) さんを
呼出して一緒に♪Summer Night と、O.ピーターソン
♪The Theme。フロント2テナーで賑やかに終演しました。
音楽的にも人間的にもバランスのとれた演奏者のステージに
心和やかになった気持ちの良い夜でした。
▲top
  2012.6.10 Sun   江里子さん二年ぶりの帰国出演、大盛況
▶ロンドンから2年ぶりの帰国ツアー石原江里子(pf,vo)さんと
コリン・オクスレー(g)安田幸司(b)さんのトリオの週末土曜日。
生憎の雨でしたが、二年ぶりの江里子さんを聴くために
多くの方がお見えになり、上品なサウンドをお楽しみに
なられました。
▶昨夜は、江里子さんの新しいアルバム「Tenderly」の
発売記念ライブでもありました。実は江里子さんは、
このツアーの前に、三人のママさんたちでバンドを結成しCDを
発売しそのツアーもされたとか…精力的に活動されています。
▶コリンさんは前日金曜日にロンドンから到着しこのトリオの
ツアーに駆け付けられた物静かな素晴らしいギタリストで、
彼もサックスとのデュオCDをイギリスでリリースし、
BBCの方に気に入られてコンサートをされ大好評を博した
ということです。
▶私は大勢のお客さまで忙しく、ステージメモをとっている
暇がありませんでしたが、江里子さんが演奏曲を詳しく
メールでお送りくださったので、そのまま載せます。
▶1st.stage…
インストで♪Have you met miss jones? (rodgers & hart)
弾き語りでトリオ演奏♪I Love you for sentimental reasons
(William 'pat' Best, Deek watson)
♪Shall we dance? (rodegers & Hammerstein)
ママさんバンドで演奏している♪Call Me (Tony Hatch)
♪The Lady's in love with you (Burton Lane, Frank Loesser)
インストで♪Emily (Johnny Mandel)
♪Love Came On Stealthy Fingers (Bob Dorough)
♪You're Driving Me crazy (Walter Donaldson)
♪L-O-V-E (Bert Kaempfert & Milt Gabler)
▶2nd.stage…
インストで♪Freight Train (Tommy Flanagan)
弾き語りトリオ♪I wish you love
(Charles L. Trenet, Albert A. Beach-english lyrics)
♪Tenderly (Walter Gross, Jack Lawrence) *
♪Everything I've Got (Richard Rodgers & Lorenz Hart)
あまり知られてない♪Luiza (antonio Carlos Jobim)
♪Let me love you (Bart Howard)
♪I Guess I'm Just a lucky So And So
( Mack David, Duke Ellington)
♪Watch What Happens
(Michael Legrand, Normand Gimbel, Jacques demy)
♪It's Love (L Berstein, Comden & green)
アンコールは、
♪Long Ago And Far Away (Jerome Kern)
♪Moon River (Henry Mancini, Johnny Mercer) でした。
▶ドラムレスなので、静かな中に品のある素敵なサウンドを
皆さんでじっくりと楽しんだ週末の夜でした。来年の帰国が
今から楽しみですね。
▶送られてきたメールに「♪tendarly のエピソードを
ステージで話すのを忘れてしまった」とありましたので、
遅ればせながら(笑)ここでご紹介しますね。
▶12年程前、ロンドンのドーチェスターホテルでソロの仕事を
してる時の話。お客さまからこの曲のリクエストをいただき
演奏したら、演奏後にその方に「この曲は僕の父が書いた」と
言われてびっくりした思い出の曲だそうです。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.6.12 Tue   真摯にジャズに向き合うクィンテット
▶片倉真由子(pf)佐藤ハチ恭彦(b)二本松義史(ds)浜崎航(ts,ss,fl)
山田拓児(as,ss,b-cl)さんの「片倉クィンテット」は、ジャズに
対する熱い思いをみんなで共有して、真摯に自分たちの
目指すジャズを追求する素晴らしいグループです。
▶「ジャズのスピリットを良く理解し、先人達の残して
くれたものをリスペクトして、自分たちの音楽の中に
活かしていければ」…トツトツと語った真由子さんの
MCは、飾り気がなく思っている事を素直に話されるので
かえって好感が持てました。
▶同じ思いで集まったメンバーたちの昨夜は、その
3回目の当店出演。フロント2人が3本の楽器を曲に
よって持ち替え、まるで4人のフロントがいるような
ステージで、ひとつにまとまった温かい人間味溢れる、
とても良い素晴らしい演奏でした。
▶1st.stage…♪Mrs Parker Of K.C、L.コニッツ♪Sunflower、
山田アレンジのJ.ガーシュイン♪How Long Has This Been
Going On。ピアニスト ロニー・ボールの♪Ronnie's Tune。
▶2nd.stage…D.エリントン♪Come Sunday…昨日は11日。
3・11にちなんで日浜崎さんのテナーと真由子さんのピアノで
被災地に祈りを込めて演奏。♪Jump For Joy。山田さんが
バスクラ、浜崎さんがフルートを吹いた E.ドルフィー♪Serene。
海男の浜崎さんが朝の綺麗な海を曲にした♪Morning Cruise、
バスクラとフルートをフィーチャーした♪Its Magic、
H.シルバー♪The Jody Grind、アンコールは真由子さんの美しい
ピアノソロ♪The Star Crossed Lovers〜
♪The Single Petal Of A Rose。この曲は真由子さんが大好きで、
毎日でも弾きたい曲だそうですが、多くのお客さまも私も
同じ思いでした。
▶ぜひ息を吹きこんでその音が聴きたい、と真由子さんの
亡くなったお父様の、眠っていたソプラノサックスを持参し
浜崎さんが見事に吹きました。きっとお父様も楽器も
喜んでいらっしゃったと思いますよ。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.6.13 Wed   女性三人の華やかなステージを録画撮り
▶昨夜の《Tower Station》は CS朝日の番組「源流ジャズ」の
録画撮りがありファンの方が大勢応援にお見えになりました。
リーダー 俵山昌之(b)さんと福井ともみ(pf,key) 藤井学(ds)
市原ひかり(tp,flh ) 纐纈歩美(as,ss)さん。目の前に若い
女性三人が揃って、何とも華やかなステージでした。
▶カメラ4台に機材が入り、TV局のスタッフが10人以上。
しかも客席の中にカメラを据えたので店内が狭く感じられ、
カメラマンも終始同じ姿勢で大変のよう。ミュージシャンも
緊張していたようですが、皆さんポーカーフェイスで、
フロントの二人もしっかりした演奏でした。
▶客席のみなさんは、この華やかで楽しいステージを満喫
されましたが、特に男性のジャズファンは嬉しい限り。
お年を召した男性が、ご自分の可愛い娘か孫を見るような
優しい眼差しで聴いていらしたのが印象的でした。
▶1st.stage…俵山作♪Morning In Rio、C.コーマン♪Brasilified、
石井彰作♪フォーチュンテラー、俵山作♪Monky Dance、
納谷嘉彦作♪Blue Wind、N.ファリア♪Brooklyn High。
▶2nd.stage…B.ベルの♪Closer、俵山作♪No More Tea、
ともみ作♪トリポリの朝食、俵山作♪風の歌、♪The Peace Song。
そしてこのバンドのテーマソング♪Tower Samba。
アンコールはS.メンデス♪So Many Stars、と
A.C.ジョビン♪Song Of The Jet。
▶歩美さんは来月、3枚目のリーダーアルバムをリリース。
これはオリジナル曲が多いアルバムになっているようです。
ひかりさんは既に4枚目のアルバムがリリースされています。
今のミュージシャンは皆さんコンポーザーで、アレンジャー
であることが当たり前になっています。ジャズはどんどん
進化していて、だから飽きないのですね。
▶終演後、お客さまが匿名で差し入れてくださったドンペリを
美味しそうに飲んで「これが大人の味?」とひかりさんと
歩美さん。たいそう喜んでいらっしゃいました。俵山さんは
クルマの運転で飲めず、とても残念そうでした。リハも含めて
長い一日、みなさまお疲れさまでした。
▶P.S. 放映は8∕25だそうです。華やかなステージの様子、
ぜひご覧ください。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.6.14 Thu   自然体のサウンドが綺麗で気持いい夜
▶小沼ようすけ(g)鈴木正人(b)仙道さおり(per)さんの三人
ですが、珍しい楽器編成だったトリオの昨夜。洋介さんは
この4月にギターデュオで当店出演されましたが、鈴木さん
仙道さんは3年ぶり以上だと思います。
▶その間にお二人とも結婚されて、お子さまもできました。
外見は少女のようで変わっていないさおりさんですが、
母親となられしっかりした感じの女性になられました。
ようすけさんのアイコンタクトで直ぐ反応する小気味いい
サポート。鈴木さんはウッドベースとエレベを持ち替える
神経の行き届いた繊細なサポートでした。
▶ステージは、三人がキャンパスに向かって綺麗な色で
絵を描いているようなロマンチックな演奏で、客席も
男女がほぼ半々。皆さん良い感じのお客さまたちで、
とても和やかな夜でした。
▶1st.stage…小沼作♪Wind、T.ラグン作♪Can We Still Be Friend、
小沼作♪Rain Drops は海上で大雨に遭遇した時、落ちた雨が
海面で弾けて喜んでいるような、そんな様子を曲にしたもの。
ベースとギターのデュオで♪Blues、トリオで
小沼作♪Coffee Please。
▶2nd.stage…ようすけさんとさおりさんのデュオで♪福島の海
…福島の綺麗な海が早く元に戻りますようにと祈りを込めて。
♪Fly Way は鳥の空路に乗って人生を見たいと書いた曲。
北海道「恵山」の頂上でギターを弾きながら作った曲♪E=san。
♪Sunset。そして O.コールマン♪Ramblin。アンコールも
O.コールマンの♪Alison でした。
▶終演後もファンの方と写真を撮ったり、お話ししたり、
優しいようすけさん。でも、本当は一週間前にお父様を
癌で亡くされたとMCで話されました。最後に家族と看取る
ことが出来て良かったとも。ご冥福をお祈りします。
▶さおりさんはパーッカッションの教則本を出版していて
拝見すると、これが全部手描きのイラスト入り。その才能と
エネルギーに驚きました。絵もとてもチャーミングで
分かりやすい教則本ですよ。
▶ようすけさんの次の出演は、海男たちのギターデュオが
最も似合う夏真っ盛り、8月1日水曜日です。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.6.15 Fri   【横山達治さんの近況】
▶昨年11月に山梨の旅先で倒れ入院されていた達治さん。
その後甲府から横浜に転院され、つい先日、お店のそばの
レクロス広尾という日赤病院の敷地内に新しくできた
リハビリ施設に転院された、と福井ともみさんから伺い
昨日午後、さっそくお見舞いに行って来ました。
▶これまでは病院が遠くてなかなか行けなかったのですが、
やっとお見舞いに行くことができ、嬉しいご報告を
することができます。
▶私が部屋で待っていると、車椅子で現れた達っちゃんは、
びっくり。そのくりくりした目にも力があり、元気で、
最初は言葉も出せなかったと聞いていましたが…私の顔を
じっくり見て「ママ !! 」と声が出ました。今はゆっくりと
喋れるようになり私も安心しました。
▶「叩いても良い」ということで部屋にはパーカッションの
楽器が運び入れられ、時々叩いているとか。とても嬉しそう。
今度は近いので時々お見舞いに行く事ができ私も嬉しい限り。
退屈されているようで、人が会いに来てくれるのをとても
楽しみにされています。甘い物が大好物な彼ですが、体重を
増やさないために禁止中。我慢我慢ですよ。
▶でも、素晴らしく綺麗な施設でとても良い環境です。
演奏はまだ先にしても、回復は近いと思いますよ。
ぜひ皆で元気づけてあげたいですね。
lenz.jpg ←回復中の達ちゃん
▲top
  2012.6.15 Fri   綺麗な声で伸び伸び歌う蘭さん
▶夜は、大城蘭(vo) 福井ともみ(pf) 俵山昌之(b) 海野俊輔(ds)
さんのステージ。度々のご紹介ですが…蘭さんとともみさんは
トライアスロンを趣味にされていて、特に蘭さんはレースに
出場して完走するアスリート。最近は水泳選手のような
体型になってきました。
▶昨夜の彼女は、背中の大きく開いたカクテルドレスで登場。
たくましい?二の腕が目を引きましたが…姿も声もきれいで
ジャズから沖縄の曲まで伸び伸びと歌われました。
▶海野さんは初顔合わせでしたが、リハーサルですぐ打ち解け
綺麗なタッチで俵山さんとリズムがピタッとあった繊細な
サポート。ともみさんもそれに乗って気持いい演奏でした。
▶1st.stage…インストで2曲♪The Way You Look Tonight と
石井彰作♪フォーチュン・テラー。
蘭さんが入ってボサノバ♪Little Boat、♪Sails、
N.シモン作♪Buck…黒人のマッチョな男をこう言うそうです。
沖縄の歌♪ワラビ神、♪Honey Suckle Rose。
▶2nd.stage…インストで2曲♪Astral By Starlight と
ともみ作♪トリポリの朝食。
蘭さんが入って古く1912年の作品♪My Melancholy Baby、
♪If Dreams Come True、♪Day In Day Out、
バラード♪Nearness Of You、
沖縄バージョン♪My Favorite Things。
▶客席にはいつものようにトライアスロン仲間がお見えになり
ワインとお料理と音楽を楽しんでいらっしゃいました。
梅雨とはいえ爽やかだった昨夜、お店に飾ってある紫陽花と
音楽がとても良く似合う夜でした。
(お詫び)
パソコン不具合のため写真消失しました。お許しください。
▲top
  2012.6.16 Sat   素晴らしい音楽で充実した一日
▶お店前に 小曽根真さんの「"TIME"三夜連続コンサート」の
最終日をヤマハホールに聴きに行ってきました。小曽根さん
としては初の楽譜 ”TIME"Vo1~3の出版を記念してのソロ公演。
チケットは3日間すべて完売 !! でしたが、彼に無理をお願いし
聴くことが出来ました。
▶まず驚いたのは、改装したホールの音響がもの凄く良くて
ピアノの生音が素晴らしい響き !! (弾き手もいいのですが)
目を閉じていると天国をイメージしてしまうほどでした。
▶最終日の昨夜は Classics Best と題して、彼が演奏した
これまでの曲、ゲーリー・バートンの曲や、ラヴェルや
ショパンの曲など、休憩を挟んで2時間半ほど演奏。
シリアスな演奏の合間にMCで正直な気持を話して和ませ、
アンコールには、神戸からいらして客席にいたご両親を
紹介してお父様をステージに呼び、連弾で♪Do you know
what it means to miss New Orleans を演奏する…
人間味溢れる素敵なすばらしいコンサートでした。
▶小曽根さんは今、欧州ではクラシック界からのオファーも
多い中、NYでジャズのトリオでのレコーディングも済ませ、
ニューオーリンズではエリス・マルサリスさんとデュオで
カトリーナと東北大震災のためのチャリティーアルバムを
レコーディング。世界の小曽根の名に恥じない活躍ぶりです。
NYでのトリオメンバーは Christian Mcbride と
Jeff "Tain"Watts。今、最も強力なメンバーで、この9月
ブルーノート東京と「東京ジャズ」に来日出演されます。
今から楽しみです。
▶小曽根さんに挨拶もそこそこ、急いでお店に出たのですが
…松島啓之(tp) 山田穣(as) 今泉正明(pf) 上村信(b) 広瀬潤次(ds)
さんのクィンテットの2ndステージが始まっていました。
こちらも、グルーブ豊かでスピード感溢れるサウンドで、
ペットとアルトが素晴らしい、ストレートアヘッドなジャズ。
演奏曲名はこのグループのファンの常連さんが、しっかり
メモってくださっていました。(ありがとうございます)
▶1st.stage…K.ドーハム♪Wind Mill、♪I Hear Rapsody、
♪As Will Be Togather Again、W.ショター♪The Sunmmit。
▶2nd.stage…F.ハーバード♪Coral、R.ロジャース
♪My Romance、トランペットにミルトを付けてバラード
♪Alone Togather、D.ガレスビー♪Grooin High、
アンコールは♪Out Of No Where。
▶金曜日なのにこちらの客席は少し寂しげ。演奏はもちろん
ミュージシャンも凄くいいのに、ネームバリューが
メジャーじゃないとダメなの?と、2つの素晴らしい
音楽を聴いたあとだけに思いました。でも、私にとっては
音楽が希望と勇気を与えてくれたとても充実した一日でした。
(お詫び)
パソコン不具合のため写真消失しました。お許しください。
▲top
  2012.6.17 Sun   心に染み入るジャズヴォーカル
▶今年初めてになるんですね。月日の経つのはホントに早い。
与世山澄子(vo)さんと 南博(pf) 井上陽介(b) 藤井学(ds) さん。
今回は沖縄から上京して当店のあと関西方面で数ヶ所
出演予定の与世山さん。CDでは共演されている南さんですが、
当店出演は初めてでした。
▶南さんは本を3冊出版されている才能の持ち主ですが、
私は今回初めてじっくりと彼のピアノを聴きました。
タッチが綺麗でコードの使い方も素晴らしく、大変
気に入りました。井上さんは前にもご一緒されていたので、
安心していました。藤井さんは全く初対面のでしたが、
綺麗なタッチで周り音を良く聴いて叩く方なので、
私がお願いしました。
▶最初のステージの1曲目こそ、リハーサルしてない曲で
全員戸惑いましたが…2曲目からは、ステージはすっかり
「与世山ワールド」になり、シンガポールやワシントン
DCからいらして初めてお聴きになった方たちも気に入られ、
「Very Good !! 」と大変感動していらっしゃいました。
▶1st stage…イントロ曲♪I've Never Been In Love Befor、
♪Blue Monk。与世山さん登場♪The Way We Were、
♪You're Getting To Be A Habit With Me、♪He Was Beautiful、
♪Night And Day、♪Angel Eyes。
▶2nd.stage…インスト曲♪The Flower Is A Love Some Things、
♪Doxy、♪All Of You。与世山さんが入って
♪The Second Time Around、♪You Do Something To Me、
1930年代の曲♪Street Of Dreams、
♪The Summer Knows、♪You Do Something To Me、
♪You'll Never Walk Alone、アンコールは♪Body And Soul。
▶沖縄生まれ沖縄育ちの彼女の歌は、力強さの中に、
愛おしさがあって、心に深く染み入ってきます。
歌には人生が現れる…しみじみと、また感じた夜でした。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.6.19 Tue   美しく温かいサウンドに和んだ夜
▶三年ぶりでしょうか…高嶋宏(g) 豊田隆博(pf) さんのデュオ。
豊田さんは六本木時代の当店に時々出演されていましたが、
その後故郷熊本に帰り、NHK熊本支局で番組制作に参加したり
音楽を提供したり…賞を頂いたりもして活躍されていました。
10年ほど前にはこの二人でアルバムを発売し、
好評を博していました。
▶昨夜も、当時熊本支局で一緒に番組を創っていた方々が
久しぶりに上京した彼に会いに見えました。今では皆さん
立派なアナウサーになられてスタジオパークやニュース番組の
レギュラーアナウサーになっています。豊田さんも嬉しそうで
皆さんで記念写真を撮っていらっしゃいました。
▶豊田さんは全盲のピアニストで、演奏にはいつも奥様が
側について見守ります。アイコンタクトは難しいはずですが
昨夜は高嶋さんとはアイコンタクトをされていました。
きっと微妙な気配を聴くことで相手のサインを感じとって
いるのでしょうね。そんな息の合った演奏で、綺麗な
サウンドでよくスウィング。久しぶりの上京ということで
ご親戚の方もいらして、熱心に耳を傾けていらっしゃり
お店の中に温かい空気が流れていました。
▶1st.stage…♪I Hear Rhapsody、♪Nobody Knows You、
♪When You're Down And Out、♪Beautiful Love、
ゆったりしたリズムの♪Night In Thunisia、
ノリ良く♪I Remember You。
▶2nd.stage…♪Bluesette、チック・コリアが
追想した♪Bud Powell、次の曲は凄く綺麗なピアノソロで
曲名を聞くのを忘れてしまいました。ギターソロ♪Thats All。
デュオで♪Is You Good See Me Now、♪Autumn Leaves。
アンコールは♪Stardust〜♪Body And Soul。
終始、とてもほのぼのとした店内でした。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.6.20 Wed   いろいろあった一日で長いブログですが…
▶昼過ぎ、台風が来る前、文化村コクーン歌舞伎のマチネを
観に行って来ました。コクーン歌舞伎は先代勘九郎(現勘三郎)が
20年ほど前に始めた現代歌舞伎で、橋之助と二枚看板で
ずっとやってきましたが…今回から息子さんの勘太郎改め
勘九郎と中村獅童。梨園も代替わりです。
▶でも驚きました。顔はあまり似ていないのですが、芝居や
台詞回しや動きが先代にそっくり。門前の小僧…というより
DNAってこんなところにも影響するんですね。ちなみに、
このチケットはなかなか取れないのですが、中村芝喜松さんが
大のジャズファンで、大昔から当店にいらしてくれています。
今回はこちらには出ていませんが、いつも彼に無理を
お願いしています。外に出てみると雨がパラつき風が出て
台風が近づいている空気です。
▶夜は林さんのユニット《STEWMAHN》当店初出演です。
台風は大丈夫かしら…お店に電話してみると、熱心にも
もうリハーサル中の音がしっかり聴こえてきました。
▶メンバー、アンディ・ベヴァン(sax,fl,didgeridoo…)
林正樹(pf) 西嶋徹(b) 堀越彰(ds) さん。堀越さんは、実は
私の孫のレイくん(5歳) のドラムの先生で、2月の発表会で
お会いしてこのユニットの出演が決まりました。だから
台風で風雨強まる中、レイくんもやってきて「堀越センセー」
と黄色い声でしっかり応援しました。客席には海老澤さん
ペコちゃんご夫妻が。「ほらレイくん、この方が堀越先生の
先生なのよ」。レイくんは相変わらず楽屋に出入りして
愛嬌を振りまいていました。人なつっこいキャラクターは
私のDNAかしら…
▶TOKUさんがブルーノート東京で「TOKU sing & play
Stevie Wonder Jazz Tribute From Atlanta」と題して
2日間公演しています。6/13関西方面からツアーを始め
昨夜がツアー最終日で、私も風雨の中出掛けてみました。
今回はアルバムのメンバーを揃えてのツアーで、毎日
とても楽しく演奏できたとのことでした。
▶特にドラムのテリオ・カリーさんが素晴らしく音が綺麗で
スピード感があって、日本にはいないタイプのドラマー。
全体を盛り上げていました。台風にもかかわらず、客席は
満席で最終日に華を添えました。TOKUちゃん良かったね。
▶さて風雨の中当店に戻って。アンディーさんはもう25年も
東京に住んでいるオーストラリア人で初めての出演でしたが
「吹く物は何でもOK」の名人技。特にアポリジニーの楽器
ディジュリドゥの奏者は世界でも唯一人でしょう。
▶尺八の上を行く太い空気音がカラダに心地よく響きました。
2本の長い笛をくわえて倍音で吹いたり、サックス、
フルート、横笛…を吹いたり、現代音楽を堪能させて
いただきました。みなさん本当にクリエイティブに富んだ
グループで、林さんを中心に皆さんが一音一音をとても
大事にして演奏しているのが印象的でした。
▶1st.stage…バンドのテーマ曲♪STEWMAHN、林作♪れろ、
アンディさんディジュリドウのソロで♪Robotman、
♪Through the Blinking Blue、♪Risette パイジェロの絵画、
メリハリのいいリズム♪ソたち。
▶2nd.stage…ピアノトリオで♪Double Torus、
西嶋さんがヴァイオリンを弾いた♪Spirit of the Forest、
西嶋作♪刻の汀、林作♪Zephyr では堀越さんがフレーム
ドラム(片面太鼓)を叩きました。♪Flight for the 21st.。
アンコールは♪Cluster Trip …アンディさん再び
ディジュリドウを吹きました。
▶台風が最盛期でもの凄い風雨の中、たくさんの楽器を
搬出してずぶ濡れで大変でしたね。どうもありがとう。
私はとても気に入ったので、さっそく次回の予定を
聞くと、皆さんお忙しくて…秋も深まった11月1日に
ブッキングできました !! ぜひ、聴きにいらしてください。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.6.21 Thu   陽気なマーヤさんらしい誕生日ライブ
▶サイドメン 荻原亮(g) SOKUSAI(eb) FUYU(ds)さんによる
グレース・マーヤ(vo,pf)さんの誕生日ライブ。マーヤさんは
足をくじいてギブスをしている身なのですが、この夜だけは
ギブスをはずし、真紅のツーピースにトレードマークの
ハットは真珠をあしらった黒。キラキラ光るフラット
シューズでワイングラス片手にノリノリだったマーヤさん。
▶エレベのSOKUSAIさんとFUYUさんのリズムが気持良く
グルーブしていてセクシー。マーヤさんもご機嫌で、
ピアノの上に腰掛けて粋にカッコよく歌いました。
▶TOKUさん、宮本貴奈(pf)さん、吉田サトシ(g)さん、
佐藤ハチ恭彦(b)さんはアルトサックスで参加。仕事を
終えた片倉真由子(pf)さんもお祝いに駆け付けて、
入れ替わり立ち替わりステージへ。大勢おみえになった
ファンの方はじめお客さまは大喜び。マーヤさんも
嬉しそうで…大賑わいのノリのいい店内は、陽気な
マーヤさんらしい誕生日のライブでした。
▶1st.stage…♪Forget Regret、♪Ponciana、
♪All Or Nothing At All、♪My Romance、
ファンクのリズムから4ビートになった♪Caravan、
終っても帰らないでよねと♪Don't Let Me Be Lonely Tonight、
♪Love For Sale。そしてTOKU・貴奈・吉田さん入って、
♪バースデイソングで盛り上がって…休憩。
▶2nd.stage…♪Just The Two Of Us、♪Coming Home Baby、
♪Save Your Love For Me、♪Time After Time、
ロックバンドOasisの曲♪High And Dry、
マーヤさんソロで♪What A Wonderful World。
アンコールはいらしたミュージシャンが全員参加して
♪CのBlues。みんなに好かれる屈託のないマーヤさんと、
素敵なミュージシャンシップを感じた楽しい夜でした。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.6.22 Fri   NYで頑張る好感度抜群の及部さん
▶及部恭子(pf)さん、昨年に続きNYからの凱旋ツアーの昨夜。
マイケル・オブラエン(b) クリフォード・バーバロ(ds)さんを
伴って、前日の夜遅く当店近くのホテルに到着されました。
昨夜の当店はそのツアー第1日目。
▶台風の影響による雨を心配をしていましたが…幸いにも
雨が避けてくれて本当に良かったです。客席には恭子さんの
お知り合いの方々がお花やプレゼントを持って大勢応援に
いらしてくださいました。彼女は休憩時間にはそんな方たち
一人ひとりに丁寧にご挨拶をされていました。
▶彼女はとても礼儀正しく人を大切にする女性で、多くの
方から好かれるのも分かります。それにとにかくガッツが
あって、今回も、ご自分でサイドメンのビザを取り、
スケジュール取りからエアーチケット、ホテルの手配まで。
ツアー中はレンタカーでご自分が運転して回る…ほんとに
感心してしまいます。
▶マイケルさんのベースは折り畳むと小さくなるベース
ですがとても良い音で、テクニックも素晴らしかったです。
ドラムは大ベテランらしく、出しゃばってよけいな事はせず
タッチも綺麗で、娘のような恭子さんを優しくサポート。
恭子さんのMCも自然体でとても好感が持てました。
▶1st.stage…♪The Oyster Song…美味しい岩ガキを食べ
感動して作曲されたそうです。♪Estate。
恭子作♪The Revolving Door、P.メセニー♪Song For Bilbao、
♪Between The Devil And Deep Blue Sea。
恭子作♪The Brave One。
▶2nd.stage…恭子アレンジの♪Love for Sale、
恭子作♪Matane~We'll Meet Again、恭子作♪Waltz For Apple、
恭子作♪Samba Insane、バラード♪My One And Only Love は
とても綺麗な演奏でした。ベースイントロから入った
♪How About You?、アンコールは♪Bye Bye Blackbird。
▶今回は故郷岡山でホールでのコンサートが予定され、
岡山のTVにも出演が決まったそうです。良かったですね。
何事にも厳しいNYで女性ひとり、頑張るのは並大抵の
覚悟ではできません。私も微力ながら、これからも
応援したいミュージシャンのひとり。今回のツアーも
どうか赤字にならないよう…祈らずにはいられません。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.6.23 Sat   成長がますます楽しみ三人娘
▶夕刻、鈴木良雄さんの「BASS TALK」2枚目のアルバムの
発売記念コンサートが「白寿ホール」であり、聴きにいって
来ました。このホールはクラシックの公演が多く、
PAを使わない生音のホールです。「BASS TALK」はピアノ、
ベース、フルート、パーッカッションの編成ですが、
充分よく聴こえて、生音がとても気持ち良かったです。
▶お店は 三輪ともか、加納真由美、情家みえさんの
《BODY&SOUL シスターズ》。サポートは 山本剛(pf)
香川裕史(b) 井川晃(ds) さんのトリオですが、みなさん
優しい眼差しで寄り添うようにサポートされました。
▶真由美さんは当店で働きながら、伊藤君子先生と大野えり
先生について勉強しています。ともかさん、みえさんは
他のお店ではプロとして活躍されていますが、みえさんは
歌は伊藤君子先生にピアノは大石学先生について勉強中。
この三人娘は今年初めての当店出演でしたが…みなさん
とても成長されていて、三人三様のそれぞれの個性が
よく光る夜でした。
▶1st.stage…インスト曲♪Bluesと♪Misty の後、
ともかさん♪All Of Me、♪My Romance。
真由美さん♪All Right Ok You Win、♪But Bearuiful。
みえさん♪East Of The Sun、R.チャールズ♪You Don't Know Me。
▶2nd.stage…インスト曲♪Dear Old Stockholm と♪When I Fall In Love。
ともかさん武満徹作♪小さな空、♪Sunny。
真由美さん♪Fly Me To The moon、♪You Are So Beautiful。
みえさん♪イパネマの娘、S.ワンダー♪You And I。
アンコールは三人で♪Sunnny Side Of The Street でした。
▶次回出演の成長ぶりが楽しみになりました。優しい気持で
応援してくださったお客さま、常連さん、元スタッフ…
みなさま応援感謝します。ありがとうございました。
どうかこれからも、よろしくお願い致します。
★いつもステージ写真を撮ってくれている真由美さんが
シンガーとして出演したので写真がありません。
誰かに頼むのも忘れてしまい…真由美さんほか
みなさん、ごめんなさいネ。
▲top
  2012.6.24 Sun   情感たっぷりに愛をテーマに…
▶チャリート(vo)さんと野力奏ー(pf)佐藤慎一(b)ジーン重村(ds)
さんの週末の夜。野力さんはかつてチャリートさんのデビュー
アルバムをプロデュースしアレンジをされた仲で、彼は
天才的な才能があり、素晴らしいアレンジをすることでも
名を馳せるミュージシャンでもあります。
▶昨夜も譜面を見ながら、その場でどんどんアレンジして
琴線に触れるような音が紡ぎ出されました。チャリートさんも
耳をそばだて嬉しそう。佐藤さんもジーンさんもとても素直な
音とリズムで素晴らしいサポート。チャリートさんは終始
ご機嫌のようで気持ちよさそうに歌われました。
▶このところ外国での活動やレコーディングが多かった
チャリートさんですが、次のアルバムは日本で制作される
ということです。息の合う日本のミュージシャンとの共演も
いいものでしょ…そんなことを感じさせる昨夜のステージは、
情感たっぷりに愛をテーマにした曲が多く歌われました。
▶1st.stage…インスト曲♪酒と薔薇の日々 と♪Love for Sale。
チャリートさん登場♪ Speak Low、♪ The Very Thought of You、
♪ Waltz for Debby、J.コルトレーン作♪Say It…素敵な
バラードですが、私は詞のついたこの曲を初めて聴きました。
♪ That Old Black Magic、F.シナトラで有名な♪ All The Way、
映画の主題歌でカバーの多い♪ Just The Way You Are。
▶2nd.stage…インスト曲野力作♪ Red Line。
チャリートさん登場♪ Meaning Of The Blues、
♪ I Let A Song Go Out Of My Heart、映画「哀愁」の主題歌
♪An Affair To Remember。♪ Falling In Love、
映画「慕情」の主題歌♪ Love Is A Many Splendored Thing、
♪In Love In Vain、アップテンポの♪ Cherokee、
アンコールは♪ But Beautiful…ジャズ系・映画音楽系・
ポップス系…レパートリーの幅広いチャリートさんならでは。
客席には地方の方も多く、週末に相応しいステージで、
和やかな夜でした。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.6.26 Tue   2つの違うスタイルの音楽を聴いて…
▶《ブラジリアンナイト》大口純一郎(pf) 米木康志(b)
中西文彦(g) さんのトリオに、真っ赤なサマードレスの
上田裕香(vo)さんが、ステージを華やかに染めて元気に
歌ったステージ。
▶このメンバーによるこのトリオ編成は初めてでしたが、
米木さんは大口さんのジャズトリオのレギュラーベーシスト。
中西さんは初出演でしたが、早くからリハーサルをして
個性豊かな三人によるとても良いトリオサウンドになり、
裕香さんも伸び伸びと歌われました。
▶私は米木さんがジャズ以外の演奏を聴くのは初めてでしたが
リズムが気持よくて歌の合間に入る音も小気味良く、
ギターの中西さんはどちらかと言うとロック調の音ですが、
それらが妙にマッチしていて不思議でした。
▶1St.Stage…インスト3曲♪Rapam De Bem、
♪Coracao Vagabundo、♪Boneca De Palha。
裕香さんが入って、君がいない これは船があって
海がないようだと歌う…♪Samba Em Preludio、
全てを波がさらい碑だけがのこった…
♪O Meatre Sala Dos Mares、
サンバを味見させてあげる でも私の分は残しておいて…
♪Samba De Arere、
予感がしたんだ 君こそ運命 でも新しい愛は来る…
♪Pressentimento。
▶2nd.stage…(ちょっと抜けだしたので途中から)
君が死に僕は居場所がない 今日だけは泣く…♪Travessia
あの美しい丘は僕の人生の悲しみがある…♪Lemento No Morro
君のいない人生の庭には百合の花どころかひなげしもない…
♪Flor De Lis/
美しい朝また新しい歌を作ろう君の全てを…♪Manha De Carnival
祭はいつも海の側 若人も 男も女も…♪Amor E Festaqa。
▶休憩中に抜け出し私は、ブルーノート東京にやってきている
「菊地雅章トリオ」を聴きに行きました。長いことNY在住で
当店にも時々出演されていましたが、二年前に重篤な病気で
大手術し、でも奇跡的に助かり復帰したプーさんと
若いTomas Morgan(b)Todd Neufeld(g)さんのトリオです。
▶彼のピアノの音はとても素晴らしく、プーさんのピアノに
寄り添うように良い音でリズムをキープするギターとベース
二人の「耳の良さ」にも驚きました。難しいプーさんの
音楽世界を、一緒に創りあげているレベルの高さにも
感動しました。
▶プーさんとは、親友でも戦友でもある日野皓正さんは
二日間聴きにいらしたようで親交の深さも垣間見ました。
TOKUさんはじめ、多くのミュージシャンが聴きにいらして
プーさんの世界を「凄い」と言ってたのが印象に残りました。
私も最後まで聴きたかったのですが…4曲ほど聴いて
お店に戻ると2ndステージの途中でした。
▶昨夜私は、全くスタイルの違う音楽を聴いたのですが、
「人はみな、音楽に愛や孤独を託して生きているんだ…」
そんなことを思いました。
lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.6.27 Wed   爽やかな味のある大人のピアノトリオ
▶福田重男(pf) 吉野弘(b) 奥平真吾(ds)さんのピアノトリオは
みなさん音楽を熟知している三人で、彼らが紡ぎだす
サウンドはやっぱり心に届いてきます。
▶ベースの吉野さんはこのトリオ2回目の出演ですが、
さすがです、大ベテランの良さが解りました。派手な事は
何もしないのですが、一拍がゆったりしていてベースの
深い音が聴こえてきます。私の好きなタイプのジャズ
サウンド。真吾さんとの相性も良く、二人の気持の良い
リズムに乗って、福田さんもノって演奏されました。
▶1st.stage…♪Just Be Happy My Love、♪Solar、
W.ショター♪Miyako、福田作名曲♪Childhood's Dream、
♪Nobody Else But Me。先日4年ぶりにBSフジで
中継された大好きなF-1レースを見られて嬉しかった、
と♪Go Ahead Nigel。
▶2nd.stage…♪How About You、P.マッカートニー♪Black Bird、
福田作♪Bitter Sweet。♪That's All Black Magic、
♪Here That Rainy Day、福田作♪Pretty Blues、
アンコールは福田作品でこれも名曲♪Lulaby。
▶最近、福田さんのホームページが断りも無く途切れて
検索にも掛からない…と調べてみたら、プロバイダーが
どこかの会社に吸収合併されていたそうです。(今話題の
「アノニマス」の仕業ではなさそうです)。それで、
彼の facebook でお仲間たちにお知らせしたそうですが、
お客さまの入りをずいぶん心配されていました。でも、
いつものファンの方々はいらしてくれて、胸を
撫で下ろしていらっしゃいました。
▶青空が綺麗で爽快な昨日でしたが、夜もこのトリオの
爽やかな音楽で気持の良い時間が過ごせました。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.6.28 Thu   これぞジャズ!!と思わされる熱い演奏
▶近藤和彦(as) 今泉正明(pf) 上村信(b) 大坂昌彦(ds) さんの
実力者揃いのクァルテット。主に近藤さんのオリジナル曲を
演奏しますが、昨夜はスタンダード曲も新しい感覚の
アレンジで演奏されました。
▶昨夜の客席はサックスやドラムを勉強されている方や
学生さんが特に多く、みなさん集中して本当に熱心に
耳を傾けていらっしゃいました。もちろんいつもの
ファンもお見えになり店内は熱心なジャズファンたちで
ミュージシャンも楽しそうにプレイされ、私も
バランスの取れた極上のクァルテットを堪能しました。
▶1st.stage…♪Star Eyes、近藤作エキゾチックな
♪Blues For Salvador、
ソプラノサックスで♪El Cantarro De Mallorca、
近藤アレンジのT.モンク作♪Uglybeauty もソプラノサックス。
近藤作♪The Place That Cannot Reach Only By Spirit。
▶2nd.stage…近藤作♪La Despedida、♪Sweet And Lovely。
近藤作ソプラノサックスをフィーチャーして
♪What Happens To The Man With The Zodiac? Oriental
…年男に何が起こるか?今年の年男 近藤さんと上村さんには
未だ何も起きてないようです。♪Bitter Sweet、
近藤作ケニー・カークランドに捧げた♪From Doctone、
アンコールは♪Every Thing Happens To Me。
▶近藤さんのお話。楽器のケースを新しくしたら、
中の楽器との相性が合わなくて失敗するところだったと。
金属楽器は、ケースにも注意しないといけないんですね。
lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.6.28 Thu   素敵なスタンダード曲を堪能
▶ウィリアムス浩子(vo) さんと 後藤浩二(pf)馬場孝喜(g)
佐瀬正(b)石川周之介(ts,fl)さんのドラムレス編成の金曜の夜。
全員の音色がとても綺麗なサウンドで、店内を優しく
包み込むような声の浩子さんのヴォーカルを引き立てました。
▶浩子さんは9月に念願のアルバムが発売されます。LAで
制作されたバラード特集。グラミー賞を2度受賞した
ミュージシャンとの共演の録音もとても綺麗で、発売前から
オーディオ愛好家には評判の高い仕上がりになっています。
楽しみですね。ステージは、詞を大切にする彼女ならではの
スタンダード曲をお客さまは堪能されました。
▶1st.stage…♪Love Letters、♪Blue Skies、♪Tea For Two、
ピアノとベースでしっとりと♪But Beautiful、♪Caravan、
♪Over The Rainbow、♪Night And Day。
▶2nd.stage…♪Close To You 。♪A Nighingale Sang
The Berkeley Squer…この曲に出会ってジャズシンガーになろう
と決心した曲です。そして♪Just In Time。
聴きにいらしていた加納奈美(as)さんを呼出して皆で
♪Beautiful Love。エモーショナルに歌い上げた♪Calling You。
笑顔でいればきっと価値ある人生になると♪Smile、
♪As Long As I Live。アンコールは♪Lulllaby Of Birdland。
金曜日の夜がしっとりと更けました。
▶彼女はこれまで2枚のリリースしていますが、いずれも
ミニアルバムでしたので、今回のアルバムにかける彼女の
意気込みも強く、全て彼女が自身でいろいろと交渉し
制作したアルバムです。そのガッツに応えて、みなさま
応援よろしくお願いいたします。アルバムタイトルは
「A Time For Ballads」9月リリースです。
▲top
  2012.6.29 Fri   きもちの良い10人のハーモニーを堪能
▶今月の《フロントページ オーケストラ》はトランペットが
岡崎好朗さん、テナーサックスが吉本章紘さんでした。
岡崎さんは結成当時のメンバーで、途中でNYに渡り、その間
松島啓之さんが務めていましたが、現在はスケジュールが
会う方が参加します。吉本さんは初めてでしたが、アルバムも
リリースしている若い才能溢れるテナー奏者です。
▶1st.stage…♪Stop And Go …ソロをとったのは三木俊雄(ts)
岡崎好朗(tp) 片岡雄三(tb)。上村作品♪The Last Phase
Of The Moon …イントロ上村信(b) ソロは奥村晶(tp)
浅井良将(as)。♪If I Told A Lie…ソロは吉本章紘(ts)
山岡潤(euph) 上村信(b)。バラード♪Sleep Like A Baby…
ソロは三木俊雄(ts) 福田重男(pf)。
♪Quantum Leep…ソロは岡崎好朗(tp) 吉本章紘(ts) 大坂昌彦(ds)。
▶2nd.stage…マルコムXの言葉♪By Any Means Necessary=
いかなる手段をとろうとも…ソロは岡崎好朗(tp) 三木俊雄(ts)
福田重男(pf)。岡崎作♪Hank's Mood …ソロは2トランペット
岡崎好朗(tp) 奥村晶(tp) インタールード(間奏) 吉本章紘(ts)
大坂昌彦(ds)。人気の曲♪墨田川…ソロは片岡雄三(tb)
福田重男(pf)。♪Stepping Stone…ソロは奥村晶(tp)
三木俊雄(ts) 大坂昌彦(ds)。アンコールは、私の好きな曲、
久しぶりの♪When It Away…出だしのトランペットの
メロディーが素敵で、その後みんなで入ってくるハーモニーが
とても綺麗で本当は寂しい曲なのに幸せな気分になりました。
ソロは三木俊雄(ts) さんと福田重男(pf)さんでした。
▶いつもお客さま入りを心配してくれるリーダーの三木さん、
昨夜はそこそこの入りで、私も含め一安心されていました。
10人の実力者たちが一堂に集まって演奏するのですから、
黙っていても大勢のご来店があるはず、と昔は思えました。
でも今はそんなふうに悠長に構えていられないご時世。
▶でも一人でも多くの方に、この10人の生音ハーモニーの
素晴らしさを味わっていただき、ぜひファンになってほしい
(きっとなられます)、と毎月月末に「定期公演」して
お店もミュージシャンも頑張っています。だって、ヨソの
ジャズクラブでは、やらない・聴けないユニットですもの。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top
  2012.6.30 Sat   素敵なスタンダード曲を堪能
▶ウィリアムス浩子(vo) さんと 後藤浩二(pf)馬場孝喜(g)
佐瀬正(b)石川周之介(ts,fl)さんのドラムレス編成の金曜の夜。
全員の音色がとても綺麗なサウンドで、店内を優しく
包み込むような声の浩子さんのヴォーカルを引き立てました。
▶浩子さんは9月に念願のアルバムが発売されます。LAで
制作されたバラード特集。グラミー賞を2度受賞した
ミュージシャンとの共演の録音もとても綺麗で、発売前から
オーディオ愛好家には評判の高い仕上がりになっています。
楽しみですね。ステージは、詞を大切にする彼女ならではの
スタンダード曲をお客さまは堪能されました。
▶1st.stage…♪Love Letters、♪Blue Skies、♪Tea For Two、
ピアノとベースでしっとりと♪But Beautiful、♪Caravan、
♪Over The Rainbow、♪Night And Day。
▶2nd.stage…♪Close To You 。♪A Nighingale Sang
The Berkeley Squer…この曲に出会ってジャズシンガーになろう
と決心した曲です。そして♪Just In Time。
聴きにいらしていた加納奈美(as)さんを呼出して皆で
♪Beautiful Love。エモーショナルに歌い上げた♪Calling You。
笑顔でいればきっと価値ある人生になると♪Smile、
♪As Long As I Live。アンコールは♪Lulllaby Of Birdland。
金曜日の夜がしっとりと更けました。
▶彼女はこれまで2枚のリリースしていますが、いずれも
ミニアルバムでしたので、今回のアルバムにかける彼女の
意気込みも強く、全て彼女が自身でいろいろと交渉し
制作したアルバムです。そのガッツに応えて、みなさま
応援よろしくお願いいたします。アルバムタイトルは
「A Time For Ballads」9月リリースです。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
▲top