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 Weblog by Kyoko (過去のブログはカレンダーを戻してネ)
  5.2 Wed 東北大震災チャリティーライブ 第一日
  5.2 Wed 東北大震災チャリティーライブ 第二日
  5.2 Wed 【お礼】
  5.3 Thu 鳴り響いた気持ちのいいサウンド
  5.3 Thu 【義援金のご報告】
  5.4 Fri 熱気の中「ニューオリンズコレクション」
  5.5 Sat ステージ中央のマーヤさんも素敵
  5.6 Sun ご家族連れで大賑わいの子供の日
  5.8 Tue 多くなってきた真由子ファン
  5.9 Wed 魅了されファンになった方も…
  5.10 Thu 雷雨とは対照的な温かなサウンド
  5.11 Fri クリエイティブで素晴らしい演奏…
  5.12 Sat グルーブする本物のジャズシンガー
  5.13 Sun チャリートさんを堪能した週末
  5.15 Tue 力をもらえた気持ちのいい演奏
  5.16 Wed 気分が晴れた明るい片岡クァルテット
  5.17 Thu 堂々として華やかな蘭さんですが…
  5.18 Fri 心地良く心に響く裕香さんの歌
  5.19 Sat 素晴らしい演奏も客席が寂しく…
  5.21 Mon スペシャル2daysのご報告
  5.22 Tue 秘めた情熱がほとばしる極上クィンテット
  5.23 Wed 聴き応えある実力者たちのジャズ
  5.24 Thu 躍動感溢れるクリヤ・ワールド
  5.25 Fri 【義援金お届けのご報告】
  5.25 Fri 《Tower Station》の華やかなステージ
  5.26 Sat 鼻声もチャーミングな浩子さん
  5.27 Sun いつもながら…珠玉のステージ
  5.28 Mon 番外【レイくんピアノ発表会】
  5.29 Tue 若い感性が溢れるサウンド
  5.30 Wed 上質なトリオサウンドで店内軽やかに…
  5.31 Thu ジャズの名曲とビートルズ曲の夜


  2012.5.2 Wed   東北大震災チャリティーライブ 第一日
▶《Voices of Hope》- Vocal Show Case -その第一日。
昨年大勢の方がいらしてくれたので、今年は2日間に
したこともあって、今年は昨年ほどではなく、客席には
余裕がある状態。でも昨年と違い2ステージ通しで
お聴きになられた方が多く、何とかまとまったお金を
お贈りすることができそうです。
▶早くからリハーサルをして本番に備えた5人のシンガーは、
一人4曲づつ。それぞれ持ち味を発揮されて、ステージは、
まさに歌姫たちの素晴らしいショーケースでした。
中村健吾(b) 若井優也(pf) ジーン・ジャクソン(ds) さんの
歌手に合わせたサポートも素晴らしいものでした。
お客さまも皆さんいろんなタイプのヴォーカルを
一度に楽しまれ、大満足されました。 
▶1st.stage…
山口有紀さん♪Almost Like Deong In Love、
♪Touch Her Soft Lips And Part。
グレース・マーヤさん弾き語り♪Poinciana、
♪Feel Like Making Love。
青木さおりさんメゾソプラノ♪It's De -Lovely、♪You Rais The Up。
大野えりさん♪When Sunny Gets Blue、♪Bye Bye Blackbird。
チャリートさん♪What Are You Doing For The Rest Of Your Life、
♪Rock with you。
▶2nd.stage…
山口有紀さん♪Love There From Spartacus、♪Imagine。
グレース・マーヤさん弾き語り♪Kiss Of Life、♪さくらさくら〜
♪Amazing Grace、
青木さおりさん♪New York New York、♪Maybe This Time。
大野えりさん♪Just Squeeze Me、♪Bird Song
チャリートさん♪Try A Little Tenderness、♪I Can't Help It。
▶シンガーの皆さんも、お互いの歌を聴き合うことができ
とても楽しそうでした。皆さんお疲れさまでした。
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  2012.5.2 Wed   東北大震災チャリティーライブ 第二日
▶前夜に引き続いて《Voices of Hope》二日目。
5人のシンガーそれぞれの個性が光り輝いて、
最高に盛り上がりました。シンガー同志が一堂に会して
歌うことは滅多になく、初対面の方も多かったのですが
皆さんすぐに仲良しになり、楽屋では話に花が
沢山咲いたようでした。
▶沖縄出身の大城蘭さん、鹿児島在住のリレットさん、
四国出身の川井佐知子さん、神戸出身のギラさん、
小豆島出身の伊藤君子さん、大阪出身の中村健吾(b)さん、
名古屋出身の若井優也(pf)さん、
フィラデルフュア出身のジーン・ジャクソン(ds)さん…
東京出身者はひとりもいません。皆さん地方から上京し
目指して勉強してプロになった方達ばかり。東北地方の
被災地に対する想いのこもった、心に響く、美しく
楽しいステージでした。
▶1st.stage…
大城蘭さん沖縄弁♪Amazing Grace、♪Buck、
リレットさん♪On A Clear Day、♪Bridges、
川井佐知子さんソプラノでピアソラの♪私の死へのバラード、
この曲はジーンさんのリクエストですが大変難しい曲です。
ミュージカルの中の曲なので表情豊かに♪Glitter And Be Girl。
ギラ・ジルカさんは、健吾さんにイントロを奏でてもらい
ドラマのように曲の内容を話してから歌に。その説明も
とても面白くお客さまを笑いに誘ってから♪Angel Eyes、
「恋人募集中の歌」と♪Love For Sale。
▶私は、この沸いたステージの後ではやりにくいのでは…
と思いましたが、心配は杞憂。さすが大ベテランの
ペコちゃん、お客さまを引き付けて、♪Mi-Yo-Ta
綺麗なメロディーを美しい日本語で歌われました。
そして♪You've Get A Friend。
▶2nd.stage…
蘭さん沖縄の民謡♪ていんさぐぬ花、故郷を大切に
されているのが良く解る選曲ですね。♪My Melancholy Baby。
リレットさん美しい声で♪Over The Rainbow、♪Yesterdays。
川井佐知子さん表情豊かに♪Everybody's Girl、♪Stars。
ギラさんイントロで笑いをとってから♪Honeysuckle Rose、
孫子の代まで美しい地球でありますように…
♪What A Wonderful World。
ペコちゃん津軽弁バージョンの♪Summertime、
♪Bridge Over Troubled Water。
アンコールは、昨夜の歌姫有紀ちゃんも入って全員で
♪Bye Bye Blackbird でした。
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  2012.5.2 Wed   【お礼】
▶10人のシンガーの方、手弁当で参加していただき
思いのこもった熱唱を、ほんとうにどうも
ありがとうございました。そして、早くから
リハーサルに集まっての2日間、歌い手の異なる
40曲もの歌伴をしてくださったトリオのメンバー、
健吾さん・若井さん・ジーンさんには大変なお骨折り
いただき、どうもありがとうございました。
お陰様で、美しい歌姫が揃って大変華やかで、
楽しく和やかな2日間になりました。
▶なお、お客さまがお支払いいただいた料金の内、
ミュージックチャージを全て義援金として、
プロデュースされた健吾さんが連休明けすぐ、
昨年同様「あしなが育英会」にお届けし、震災で親を
失った子供たちのために使っていただくつもりです。
お客さま、ミュージシャン、スタッフ…
皆さまほんとうにありがとうございました。
詳細・領収書等は、追ってすぐ、この欄とHPで
ご報告致します。
▶未曾有の震災です、息の長い支援が必要です。
来年も行いたいと思いますので、よろしくお願い
いたします。
lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg lenz.jpg ←[Vocai Show Case] スナップ写真
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  2012.5.3 Thu   鳴り響いた気持ちのいいサウンド
▶GW谷間のウィークデイ、向井滋春(tb) 里見紀子(vln)
今泉正明(pf) 山下弘治(b) 小山太郎(ds)さんのクィンテットは
生憎と嵐のような天気になり、楽器の搬入が大変でしたが、
向井さんはトロンボーンの他に愛用のチェロを持ってきて、
ステージは「弦楽3重奏」も披露されました。
▶湿気の多い日は、特に共鳴部が木製の弦楽器は、
鳴りが悪いのですが、そこはさすがのプロたち。
気持の良い弦のサウンドが店内に響き渡りました。
▶1st.stage…♪Israel、♪Batida Diferente、映画音楽から
里見アレンジの♪男と女、♪I Falling In Love Too Easily、
向井作♪Subconsciousness (潜在意識)はアップテンポで
曲名通りかなり演奏の難しい曲です。
▶2nd.stage…「弦楽3重奏」による向井作♪Tri-posion、
ジャズ クィンテットで♪Silver's Serenade、
J.ジョンソンのバラードですが5拍子で演奏した♪Ramente、
ここで向井さんがステージを下り里見さんをフィーチャーして
♪Pavane Pour Une Infante Défunte (亡き王女のためのパヴァーヌ)
クィンテットで里見アレンジの♪Zig Zag は、凄いアップテンポで
とてもノリの良い曲でした。アンコールで向井さんがチェロを弾き
♪How Insensitive でした。
▶傘があってもびしょ濡れになるほどの荒れた天候で、
お客さまは少なかったのですが、いらした方は、
この彩り豊かなステージを大いに楽しまれました。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
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  2012.5.3 Thu   【義援金のご報告】
▶2日間にわたって行われた 《Voices of Hope》
-第2回 東日本大震災チャリティーライブ-
皆さまからミュージックチャージとしていただいた
今年の義援金の総額は、¥417,700 にもなりました。
▶昨日(5月2日)、さっそく中村健吾さんが
「あしなが育英会」に届けてくださいました。
「あしなが育英会」からのお礼状と領収書です。
↑クリックしてご確認ください。
(デイリーニュース欄でもご報告しています)
▶ご協力いただいた方々、そして健吾さん、
プロデュースはじめ何から何まで、
本当にありがとうございました。
▶最後に、震災で親を亡くされた子供たち、
がんばってくださいね。私たちジャズファンと
ジャズミュージシャンも、小さな力ですが、
いつまでも応援していますよ。
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  2012.5.4 Fri   熱気の中「ニューオリンズコレクション」
▶TOKUちゃんが企画しメンバーを決めアレンジの譜面を書いた
《ニューオリンズ コレクション》メンバーはTOKU(vo,flh,tp)
石崎忍(as) 宮川純(pf) 中村健吾(b) 石若駿(ds)さん。
ニューオリンズジャズの古い曲から、スタンダード曲、そして
スティービー・ワンダーの曲まで、幅広いレパートリーを
熱気の中、大勢のお客さまが楽しまれました。
▶お客さまは若い人、ファンの方、そしてGWで上京された
地方からの方も大勢いらして、お店は大入り超満員。
ミュージシャンも客席の熱気に応えてノリノリの演奏でした。
▶実は、厨房も大忙しで松岡シェフが少し指を切ってしまい、
止血のため病院に行きましたので、急遽、私が臨時シェフ。
下ごしらえがしっかり出来ているので料理は大丈夫ですが、
オーダーを出すだけで汗だくの忙しさ。そんなわけで、
音は聴こえていましたが、ステージの詳しい様子は分からず、
演奏曲のメモをとるどころではない状態。
以下はTOKUちゃんに教えて頂きました。
▶1st.stage…♪Whoopin' Blues、♪Kiss to Build a Dream On、
♪Profile Of A Beautiful Woman。健吾さんとTOKUちゃんのデュオ
♪Fly Me To The Moon。♪La Vie en rose、♪Country Crescent、
サッチモの曲もTOKUちゃんが歌うと、また違ういい感じ
▶2nd.stage…♪When The Saints Go Marching In、
♪What A Wonderful World、♪Alligator Boogaloo
♪Do You Know What Is Means To Miss New Orleans、
♪Rhonda Mile、♪My Cherie Amour。
アンコールは遊びにきていたマヤ・ハッチさんを呼出して一緒に
♪You Are The Sunshime Of My Life。
最後は♪When It's Sleepy Time Down South。
▶終演後も多くのお客さまが余韻を楽しむかのように
談笑されてGWの夜を楽しんでいかれました。
ミュージシャンもスタッフも私もクタクタでしたが、
でも、気持ちのよい疲労感でした。
lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
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  2012.5.5 Sat   ステージ中央のマーヤさんも素敵
▶連休まっただ中、グレース・マーヤ(vo)さん、そして
片倉真由子(pf)米木康志(b)原大力(ds) さんの昨夜。
白っぽいミニの上着に白の柄物タイツ、腰にベルト、
ベージュのブーツ、そしてトレードマークのハットは白。
そんな粋なステージ衣装で、いつもは弾き語りの
マーヤさんがステージ中央に立ち大好きな真由子さんの
ピアノで気持よく歌いました。
▶腱鞘炎になった真由子さんはしばらく休養されていましたが
5月から復帰、演奏も嬉しそうでした。そんな真由子さんの
ピアノに耳を傾けながら、表情豊かに歌うマーヤさん。
自分でもピアノを弾くシンガーだけあって、歌いながらも
良い音が聴こえるとすぐ嬉しそうに反応。全身が
耳になったような歌いぶりでした。米木さん、原さんも
彼女の歌を大切にした丁寧なサポートでした。
▶1st.stage…インスト曲なしでマーヤさん登場、
コール・ポーターの♪In The Still Of The Night、
♪What Is This Thing Called Love?、♪Night And Day、
♪So In Love、♪My Heart Belongs To Daddy、
♪Everytime We Say Good Bye、♪I've Got You Under My Skin。
▶2nd.stage…インストだけで綺麗なイントロから入った
♪Body And Soul。マーヤさんが入って♪Old Devil Moon、
ベースイントロから♪Gee Baby, Ain't Good to You、
T.モンクの難しい曲♪In Walked Bud を早口言葉のような
英語で楽しそうに歌いました。
▶さらに♪Save Your Love For Me、♪It Might As Well Be Spring、
マーヤさんピアノに座り弾き語りで1曲♪A Case Of You。
そして♪I Love Being Hear With You、アンコールは
♪One For My Baby。さらに、いらしていた山本剛(pf)さんを
呼出してマーヤさんと二人で♪Misty。お客さまも
剛ちゃんの十八番をよくご存じで、大喜びでした。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
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  2012.5.6 Sun   ご家族連れで大賑わいの子供の日
▶今年の子供の日スペシャルイベントは、昨年のメンバー
マヤ・ハッチ(vo) さん 若井優也(pf) 若井俊也(b) さん兄弟
香月宏文(ds)さんに、小林鈴勘(guiter,尺八...)さんが加わって
大勢のチビッコたちとご家族が賑やかに、連休の夕方〜夜を
楽しく過ごされました。少々長いレポートになりますが…
▶1st.stage…インストで「天空の城ラピュタ」より♪君をのせて。
マヤさん登場し子供たちにいろいろ話しかけながらの
ステージ開始。♪Someday My Prince Will Come。
チビッコ達と一緒に大きな声で♪アイアイ〜♪となりのトトロ。
小林さんが子供たちに「尺八」という楽器を、子供たちと
やり取りして興味を引きながら、大人にも面白く解説して
アルバム「耳を澄ませば」よりインスト曲♪丘の町。
マヤさん♪Over The Rainbow。そしてマヤさんの歌っている
Lux(石鹸)のTV-CM曲♪Grow Your Beauty。少し休憩。
▶2nd.stage…インストで小林作♪Sunday Morning。その後の
尺八のソロ即興演奏では、インカムをつけた小林さんが
打ち込みを使ってコントローラーを足で操作しながら、
ギターも弾きながら…。子供たちも大人も、その多才な
演奏の見事さに驚き大注目。マヤさん♪Tea For Two。
子供達をステージに集め一緒に♪しあわせなら手をたたこう〜
♪ドレミの歌。静かに♪赤トンボ をヴォーカル・尺八・ピアノで。
マヤ作♪Beautful Seeds Grow。アンコールはみんなで
♪上を向いて歩こう を合唱し終演。
▶興奮冷めやらぬ子供たちは歌のお姉さんやバンドの
お兄さんの周りに集まって写真を撮ったりご挨拶したり。
タカラトミーさんからのご協力いただいたプレゼントを
もらって名残惜しそうに帰って行きました。(子供たちの
大好きなキャラスタンプをプレゼントしてくださった
タカラトミーさん、ありがとうございました)
▶それにしてもこのメンバーは 若井さんご兄弟はじめ
みなさん作曲・演奏…と才能がとても豊かな好青年ばかり。
実はマヤさんはNYでレコーディングしてきた帰国直後で
時差ぼけでリハーサルに遅れましたが、その間、彼らは
本来の楽器を持ち替えて演奏したりして楽しんでいました。
特に小林さんは、尺八・ギター・ピアノそして見事な
ボイスパーカッション…と何でも一流。それにみなさん
素晴らしいジャジーなセンスを持っています。
▶若井さんに、ぜひ小林さんを入れたメンバーを組んで
当店での出演をお願いしました。秋になるでしょうか…
乞うご期待 !! 私もスタッフも疲れましたがチビッコたちの
純真で可愛い表情に癒されました。子供たちも幼い頃に
ジャズという音楽に触れたことがきっといい影響に
なることでしょう。ぜひまたやりましょうね。
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  2012.5.8 Tue   多くなってきた真由子ファン
▶大型連休明けの月曜日、お客さまはいらっしゃるかしら…
でも腱鞘炎のためしばらくお休みしていた真由子さん
とあって、熱心な真由子ファンがおみえになり、
彼女の美しく鳴り響くピアノと、味わい深い
トリオサウンドを存分に楽しまれました。
▶片倉真由子(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 二本松義史(ds)さん。
真由子さんは T.モンクを尊敬し彼の曲をよく演奏しますが
独特のコード進行などをさすがに良く研究されていて、
聴くたびに新鮮です。
▶ハチさんも彼女の腱鞘炎の手を気ずかって、ベースを
フィーチャーした曲を自ら選曲し演奏。優しいですね。
▶1st.stage…♪Mrs.Parker Of K.C、♪Monk's Walking、
真由子作♪8th Street、T.モンク♪Ruby、♪My Dear、
♪Evidence。
▶2nd.stage…♪Serene、♪Up Junped Spring、
ハチさんの選曲 O.ペティホードの♪Tricrotism、
皆が元気で幸せでありますようにと真由子さん♪The Good Life、
アンコールはピアノソロで♪Warm Valley…美しいピアノが
店内に響き渡り拍手が鳴り止まず、もう一曲トリオで
♪Body And Soul を演奏。お客さまも大満足のうちに
終演となりました。
▶真由子さんならではの素晴らしいピアノに、当店でも
徐々に固定ファンがしっかり付いてきて、
大の真由子ファンである私も大変嬉しいです。
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  2012.5.9 Wed   魅了されファンになった方も…
▶後藤浩二(pf)杉本智和(b)加納奈美(as)横山和明(ds)さんの
クァルテット。清楚ですが、若くて綺麗で可愛い奈美さんが、
赤い花柄のワンピースで中央に立って、華やかさも十分ある
素敵なステージ。
▶奈美さんのアルトは、柔らかいそれでいてしっかりした音。
茶目っ気のある後藤さんのピアノは繊細でロマンチック。
太い音でグルーブ感のあるベース杉本さん、そして
今回私が推薦したドラマー横山さんが全体をよく聴いて
しっかりしたサポートでした。
▶1st.stage…イギリス人D.テイラー作♪Ambleside、
♪Midnight Voyage、M.ペトリチアーニの♪Regina、
A.リンカーンの♪Bird Alone、S.スワロー♪Eiderdown。
▶2nd.stage…ベースイントロからR.ヤンソン♪Get It、
客席にいらしていた岸田恵士(ds)さんが呼出され1曲
ブラシで叩いた♪Manhattan。後藤作♪Romantic Walts、
後藤作、まだ題名のない♪綺麗なバラード、
後藤作♪Utakata、アンコールも後藤作♪Hope でした。
▶お客さまが少なく、特に名古屋からいらしてくれた
後藤さんらミュージシャンにはお気の毒でしたが、
音が綺麗でバランスのよく取れた気持の良いサウンドに、
初めてお聴きになったお客さまは男女ともに魅了され、
すっかりこのグループのファンになったようですよ。
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  2012.5.10 Thu   雷雨とは対照的な温かなサウンド
▶大気が不安定とかで…日本全国荒れた天気が続きますね。
昨日も夕方から急に暗くなり雷が鳴って、お店が開店する
7時くらいは土砂降りになりました。駅から遠い当店です、
お客さまはいらっしゃらないのでは、と心配でしたが…
▶ありがたいですね、ファンの方はちゃんと足を運んで
くださいました。多くの方がミュージシャンとお顔なじみで
和やかなホームパーティーのように《HOT CORNETS》の
柔らかいサウンドを楽しまれました。メンバーはこのユニット
の主役、木幡光邦(tp,cor)さんと、宮崎信義(g) 竹中俊二(g)
中村健吾(b) さんです。
▶1st.stage…♪It Happened to be You、♪Nightingale Sang
In Berkeley Square、♪Over The Rainbow、♪Caravan、
♪Teach Me Tonight、
聴きにいらしていたコウ・ケイテツ(tp)さんを呼出して
♪Oh,Lady Be Good。
▶2nd.stage…♪It Could Happen To You、木幡さんが歌う♪ダイナ、
健吾さんの太い音のベースイントロで♪ゲゲゲの鬼太郎、
コウさんを呼出し2コルネットで♪Baby Want Please Come Home、
コウさんの歌が大阪訛りの英語で入って笑いを誘いました。
♪Honeysuckle Rose、2トランペットで♪After You Gone、
アンコール♪Bye Bye Blackbird。気持ちのいいグルーブ感の
柔らかいサウンドを聴いているうち、外の激しかった雨も
霧雨に変わっていました。
lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
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  2012.5.11 Fri   クリエイティブで素晴らしい演奏…
▶聴き応えのある素晴らしいジャズ・演奏・上質な音楽と、
ジャズファンの支持や人気が比例しないのはどうしてなの?…
昨夜の 大口純一郎(pf)坂井紅介(b)大儀見元(per)さんの
《パーカシブ》を聴くにつけ、不思議でなりません。
▶大儀見さんはサルサのグループを持って活動されていますが
このユニットではまた違った面を見せてくれます。紅介さんは
マルチベーシストで何でも演奏します。そして大口さんは、
ご自分のスタイルをしっかり持ち、様々な分野の音楽に
精通しているピアニスト。
▶ジャズの名曲からボサノバ、キューバ音楽まで、幅広く
演奏しますが同じピアノトリオでもドラムがパーカッションに
なると曲のイメージがガラッと変化。奏で出すサウンドは、
もの凄くクリエイティブでとても上質で魅力的でした。
▶熱烈なファンがいらっしゃって、クリエティブな素晴らしい
演奏を堪能されていましたが、客席は寂しく、私は
こんなに素晴らしい演奏・音楽なのに、なぜ?もっともっと
多くのジャズファンに聴いてほしい、と心から思いながら
演奏に浸っていました。
▶1st.stage…W.ショーター♪Virgo、ポルトガル語の曲♪Agui O、
♪Afro Blue、T.モンクの♪Evidence はとても凝った演奏でした。
W.ショーター♪Summit。
▶2nd.stage…T.モンク♪Monks Mood、大儀見さんがキューバの
儀式で歌われる神様の歌♪扉の神様〜海の神様〜愛と調和の神様
…の歌をパーカッションを叩きながら歌われました。
そしてピアノとパーカッションでT.モンク♪エピストロフィ…
大口さんはドラムとは違うイマジネーションが湧いてくる、と。
素晴らしいベースソロのイントロから入った♪All Blues、
アンコールは気持の良いルンバのリズムで♪Sabor a Miでした。
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  2012.5.12 Sat   グルーブする本物のジャズシンガー
▶若く才能あふれるピアノ若井優也さん、しっかりしたベース
楠井五月さん、信頼するドラム原大力さんをバックに歌われた
大野えりさん6年ぶりのアルバム「Standard」発売記念ライブ。
▶このアルバムは、作詞・作曲もするえりさんが、もう一度
原点に戻ってスタンダード曲に挑戦してみたかった、と
制作された意欲的なアルバム。良い曲を後世に伝えていきたい
との思いもあったようです。
▶えりさんはミニスカートにベアトップの素敵な衣装で、
いつものように全身を使って表現しながら「これこそ
ジャズシンガー」といえる気持の良いグルーブ感で
トリオと一体になリお客さまを魅了しました。
▶1st.stage…♪Just In Time、♪Old Devil Moon、バラード
♪The Very Thought Of You、♪I Didn't Know What Time It Was、
ボサノバ♪Once I Loved、♪All The Things You Are、
えり作♪Bird's Song を鳥のような羽ばたくポーズで熱唱。
▶2nd.stage…♪When Sunny Gets Blue、
えり作♪In Time Of The Silver Rain これは名曲だと思います。
♪The Good Life、♪One Note Samba、♪You've Changed、
♪I Thought About You、アンコールは♪What A Wonderful World…
えりさんもおっしゃったように、女性と子供が幸せな世の中が
平和の証しですね。
▶えりさんを初めてお聴きになった方も含め、いらした
お客さまの多くが大変感動し、予想以上の方がCDを
お求めくださいました。えりさんは、CDにサインをしたり
一緒に写真を撮ったり、終演後も引っ張りだこでした。
▶一昨夜に続いて私が嘆くのもナンですから、いらしていた
ジャズ好きの常連さんの言葉を引きますね。
金曜なのに思いのほか寂しい客席に「こんなに素晴らしい
ジャズをなぜもっと多くの方が聴きに来てないのだ?
ジャズのわかるジャズファンはいなくなったのか」と
半ば怒っていらっしゃいましたよ。
▶これこそジャズシンガー、えりさん次回の出演は
7月12日(木)です。
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  2012.5.13 Sun   チャリートさんを堪能した週末
▶シンガーは、歌伴するバックのメンバーによって、
実力が発揮されたり、されにくかったりします。
週末土曜の夜、チャリートさんのバックは歌をよく知る
大ベテランたち、しかも彼女のお気に入りメンバー
ユキ・アリマサ(pf) 井上陽介(b) 加納樹麻(ds)さんで、
開演前から彼女も嬉しそうにされていました。
▶「さあ、あなたの好きなように歌っていいですよ」…
…そんな見事なサポートをバックに、チャリートさんも
安心して彼女のスタイルと実力を思う存分発揮され、
お客さまをご自分の世界に引き込み楽しませました。
▶1st.stage…インストでアップテンポの曲とバラード
♪My One And Only Love …は琴線に触れる素晴らしい
演奏でした。チャリートさん登場、S.ワンダーの
♪Why I Feel This Way、C.ポーター♪So In Love、
I.リンス♪Love Dance、♪I've Got Just About Everything、
♪Like A Lover、♪In Love In Vain。
▶2nd.stage…チャリートさん♪Sunday Morning、
♪Some One To Watch Over Me、♪You Don't Know What Love Is、
歌を聴いてほしいと沖縄からいらして客席にいた
シンガーをステージに呼上げ♪All Most Being In Love、
チャリートさん♪The Meaning Of The Blues、
明るいリズムで♪Love For Sale、♪Just The Way You Are。
チャリートさんを堪能した週末の夜でした。
lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
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  2012.5.15 Tue   力をもらえた気持ちのいい演奏
▶近藤和彦(as,ssax)今泉正明(pf)上村信(b)大坂昌彦(ds)さんの
このクァルテットには、固定ファンがしっかりついています。
お客さま相手のお店にとって、月初め・週初めは大切な日。
昨夜はその意味で私にとっても、いい感じでした。
▶いつものファンの他、京都からいらしてくれたり、
久しぶりに聴きにいらした往年のジャズファンがいらしたり…
掛け声も拍手も、タイミング良くかかり、ミュージシャンも
演奏しやすい雰囲気の中、熱い演奏が繰り広げられました。
▶1st.stage…C.ポーター♪All Through The Night、
近藤作♪Skeptical Thinking、T.モンク♪Skippy では
近藤さんがソプラノサックスを吹かれました。そして
来週21日に迫った日蝕にちなんで、近藤さんの曲
♪The Sixteenth Night(十六夜=いざよい)
近藤さんは、小さい頃から星空を見るのが大好きで、
来週の日蝕もとても楽しみにしているようですよ。
近藤作♪The Place That Can Not Reach Only By Sprit。
▶2nd.stage…近藤作♪La Despedida、♪University Place 11th st.
年男の新年に作曲したという曲♪What Happens To The Man
With The Oriental Zodiac?、イヴァン・リンス作♪Love Dance、
近藤作♪E-Z Pass、アンコールはスタンダード曲で終演。
▶気持ちのいい引き締まった演奏で、さあ明日もガンバるぞ、
…そんなエネルギーの貰えたステージでした。
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  2012.5.16 Wed   気分が晴れた明るい片岡クァルテット
▶昨日は朝から雨で何となく気が晴れない憂鬱な気分でしたが
片岡雄三クァルテット、片岡雄三(tb) 吉岡秀晃(pf) 高道晴久(b)
江藤良人(ds) さんの明るい演奏で晴れやかになりました。
▶片岡さんはリーダーとしてお客さまの入りを大変
気にされていて仕事の合間にツイッターやメールをされます。
その成果か、雨にもかかわらず熱烈なファン以外のお客さまも
いらしてくれて、いつもの愉快なMCがさらにノりました。
それにしても片岡さんのMCは、どうしてこんなに可笑しくて
笑えるのでしょう。下手なお笑い芸人より笑えます。
▶普段は無口だそうですが、存在自体が周りを和やかにする
人間味溢れる不思議な方なのです。もちろんプレイは抜群。
リズム隊とのバランスがよくとれ、しっかりしたサウンド。
吉岡さんとの相性も抜群で、アイコンタクトを見ていても
楽しくなります。
▶1St.Stage…♪Work Song、ボサノバ♪Wave、
C.ジョビン♪A Felicidade、バラード♪The Very Thought Of You、
トロンボーンが良く歌っていました。片岡作♪Esprit。
▶2nd.stage…サンバのリズムで♪Body And Soul、
H.シルバー作♪Strollin、片岡作品で72小節吹きっ放しの
♪Turkish Train 少々息切れがしたようですよ。
J.J.ジョンソン♪Lament、そして♪Cherokee、
アンコールは「自分の事です」と♪My Foolish Heart。
お帰りの皆さまは、どなたもお顔がほころんで
いらっしゃいましたよ。
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  2012.5.17 Thu   堂々として華やかな蘭さんですが…
▶大城蘭(vo) 福井ともみ(pf) さん二人の女性プレイヤーを
俵山昌之(b) 広瀬潤次(ds) さんの男性がしっかりサポートする
ステージ。ともみさんが最近組んでいるこのリズム隊は、
リズムが完璧にピタッと合い、そこにともみさんの奏でる
ピアノが乗ってとても気持の良いトリオです。
▶小豆色ノースリーブの華やかなワンピース姿で登場した
蘭さんは、ともみさんとは何度も共演されていますが
俵山さん広瀬さんとは初共演。これまでバンドリーダーに
全てお任せしていた蘭さんですが、最近、当店の出演では
独自のピアノトリオで歌うようにしています。
▶自分で選曲し、譜面を渡して説明し、リハーサルをして、
本番に臨むのですが、これから独り立ちして、大きく
羽ばたくために欠かせない過程です。ステージが華やかで
堂々としているので全くそうは見えませんが、実は大変
緊張されていたようです。でも若い人は、いろんな
ミュージシャンと共演して、良いところをしっかり勉強して
大きく成長してほしいと願っています。
▶1st.stage…インスト曲♪How Long Has This Been Going On?
♪The Way You Look Tonight、ともみアレンジの♪知床旅情。
蘭さん登場、ボサノバで♪One Note Samba、
N.シモンの♪Buck。♪In The Still Of The Night、
沖縄弁バージョン♪My Favorite Things。
▶2nd.stage…インスト曲♪At That Moment、
ともみ作♪Midnight はとっても良い曲でした。
蘭さん登場しバラード♪The Man I Love、
沖縄民謡♪ていんさぐの花、♪童神(わらびがみ) これは
沖縄の有名な歌手が孫に捧げた歌だそうです。
沖縄から離れてジャズ♪Day In Day Out、アンコールは
彼女の良い声が店内に響き渡った♪Over The Rainbow。
▶蘭さんは少し風邪気味だったらしいのですが、上野から
愛用の自転車で当店まで走り、30分ほどで到着されたとか。
さすがアスリートです。電車より早いですね。
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  2012.5.18 Fri   心地良く心に響く裕香さんの歌
▶大口純一郎(Pf) 織原良次(b) 井上功一(ds) 上田裕香(vo) さんの
《ブラジリアンナイト》。独特の世界を持っている大口さんの
ブラジル音楽は、並のブラジル音楽とは違って、とても
味わいの深い世界です。
▶織原さんのベースも渋いベースで大口さんとの相性もよく
井上さんはジャズドラマーですが、何でもできるドラマーで
二人がしっかりブラジル音楽をサポートしました。ジャズ
ミュージシャンは引き出しがいっぱいあるんですよね。
▶そんな中、伸び伸びした声質で歌う裕香さんの自然体の歌は
聴いていてスカッとして大変気持がいいです。ポルトガル語の
解らない私達に、必ず歌う前に内容を話してくださいます。
だから歌の内容がよくわかって説得力が一層深くなりますね。
▶1st.stage…インスト曲♪Rapaz De Bem(元気な娘)、
♪Tarde(午後)。裕香さん登場。
ブラジルの史実を歌った曲♪O Mestre Sala Dos Mares、
A.C.ジョビンの「もし皆があなたと同じようだったなら」
という♪Se Todos Fossem Iguais A Voce、
ブラジルのポピュラー音楽の一つのジャンル「ショーロ」で
♪Lamento (悲しみ)、旧いサンバの曲♪Pressentimento (予感)。
▶2nd.stage…インスト曲♪Aqui O' (ここで)、♪Ligia。
裕香さんの歌で 忍び寄る恋の終わりを歌った名曲
♪Samba Em Preludio(序章のサンバ)、
軍事政権批判の歌♪O Bêbado E a Equilibrista、
♪酔っぱらいと綱渡り芸人、♪Sei La' Mangueira
(マンゲイラを讃えよう)、
「君は居ないけど僕は明日に向かっていくよ、でも
今日だけは涙が止まらない」…M.ナシメント♪Travessia。
♪Samba de Arerê (サンバの楽しさを知らないなら
味見させてあげるわ)、でした。
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  2012.5.19 Sat   素晴らしい演奏も客席が寂しく…
▶トミーさん帰国後の《オルガン-アイズセッションバンド》
河合代介(org) ハル高内(g) レイモンド・マクモーリン(ts) さんと
トミーさんに代わってマーク・テイラーさんの予定でしたが、
不測の事態で来日出来ず、急遽、奥平真吾さんにお願すると
気持よく引き受けてくださいました。
▶奥平さんはトミーさんがリーダーのこのユニットの演奏を
一度も聴いいたことがなかったので少し心配でしたが…さすが
ベテラン、リハーサルで諸々をすぐに理解して、素晴らしい
サポートで応えてくれました。メンバーも嬉しそうでした。
▶メンバーはみなさん久しぶりに演奏できる喜びにあふれ
張り切ってプレイしましたが…金曜日なのにお客さまが少なく
大変お気の毒でした。でも、演奏は素晴らしく、久しぶりの
オルガンサウンドに「楽器の王様」と言われる意味が
よくわかるステージでした。このファンキーでジャジーな
醍醐味は、他の楽器には決してありませんものね。
▶1st.stage…♪This I Dig of You、♪Little B's Poem、
B.ミッチェル♪Fungii Mama、テナーをフィーチャーして
歌心豊かなバラード♪Old Folks、♪Holyland。
▶2nd.stage…オルガン・ギター・テナーで♪リパブリック讃歌
(Battle Hymn of the Republic) をスローテンポで演奏。
W.モンゴメリー♪Mellow Mood…本来ボサノバですが、
ジャジーでファンキーな演奏でした。
A.ジャマール♪Ponciana、♪A Real Goodun'、♪Off The Top。
▶遠くNYで、朝起きて当店のライブ中継「USTREAM」を
観ていたというトミーさんから、さっそく電話がありました。
「自分が居ない事を残念に思う、でも素晴らしいドラマーで
演奏はとても良かった」と嬉しそうで、ご自分の残した
グループが再生したことを大層喜んでいらっしゃいました。
▶それにしても、このところ毎週金曜日の客席が寂しいのは
なぜなのでしょう。昨夜などもお客さまは片手で数えるほど。
こんな寂しい金曜はここ南青山に来て10数年、初めてです。
重いオルガンの搬入出など苦労の報われないミュージシャンも
お気の毒でしたが、お店にとって書き入れ時の金曜日に
これでは…私も今回ばかりは本当にめげています。いよいよ
お店を閉めることを真剣に考えるべき?…そんな時が
やって来たのでしょうか…
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  2012.5.21 Mon   スペシャル2daysのご報告
▶みなさん、今朝の日蝕、ご覧になりました?
私も、金環日蝕の見納めになる歳か…と思って、薄雲の間に
見え隠れする欠けた太陽をしっかり見ておきました。
▶さて、土曜日曜は【BODY&SOUL Special】
《ラーゲ・ルンド クァルテット》メンバー、ラーゲ・ルンド(g)
アーロン・バークス(pf) ベン・ストリート(b) グレイク・
ウエインリブ(ds) さんの2日間をまとめてご報告します。
▶東京での公演が4日続いたあとの当店2日間で、さあ、
お客さまはどうかしら、と心配でしたが、東京公演からと
2日間のリピーターの方もいらしたり、いずれにしろ圧倒的に
若い方が多く彼らの若者たちへの人気のほどがわかりました。
▶ステージは、ラーゲさんのオリジナル曲が演奏されました。
素晴らしいサウンドでテクニックも申し分ないラーゲさんは、
集中して一点を見つめて一心不乱のプレイぶり。いまNYで
活躍する若いミュージシャンは、自分のサウンドを
創り出すことにとても熱心なようです。
▶アーロンさんは静かに深い音でサポート。ベンさんは
借り物のベースでしたがしっかり自分の音にして、太い音で
サポート。一番若いグレイクさんは、ドラマーらしく全体の
演出家としての役割をしっかりはたした演奏ぶりでした。
▶第1日土曜日のステージ周りは、若い学生さんが取り囲み、
一挙手一投足を食い入るように見つめ聴きいっていました。
日曜日は空席もありましたが、店内はいい感じの雰囲気で
前日とは少し違ってノリのいい演奏が繰り広げられました。
▶2日間に演奏された曲は…♪Swagger、♪Circus Island、
♪Life At The Bottom Of Alake、スタンダード曲
♪You're My Everything、♪Folly、♪Party of One、♪Circus Blues、
♪12 Beats、J.ホール♪All Across The City、♪Body And Soul、
S.ヲルトロン♪Bolivia、♪Soliloquy。
▶当店がツアーの最終日で、みなさん今日の午前中の便で
NYに帰国されました。きっと日本での日蝕もご覧になれた
のではないでしょうか。アーロンさんはすぐ1週間後に
ジョシュア・レットマン・バンドの一員で来日され、
ブルーノート東京に出演されます。みなさん才能豊かな
ミュージシャンたちで、これからが楽しみです。
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  2012.5.22 Tue   秘めた情熱がほとばしる極上クィンテット
▶今、日本で最もノっているクィンテットだと思います。
松島啓之(tp) 山田穣(as) 今泉正明(pf) 本川愁平(b)
広瀬潤次(ds)さん。帰り際に「こんなクィンテットは
他にないよ」とおっしゃってお帰りになった方が
複数いたくらい素晴らしい演奏でした。
▶普段は全員が無口でおとなしいのですが、楽器を持つと
とたんに雄弁になり楽器が良く歌います。20代の頃グループを
組んで今は皆さん40代、脂の乗った阿吽の呼吸です。
最初のメンバーベースの嶋友行さんがしばらく病気で
療養中でしたが、先ごろ天国に行ってしまわれました。
▶それでベーシストはその都度、若い人を厳選して一緒に
演奏されますが、昨夜の本川さんは何度か参加している一人。
ベースらしい音でしっかりしたとても良いサポートでした。
▶1st.stage…S.ジョーンズ♪Unit Seven、T.ハレル♪Moon Alley、
R.ロジャース♪Spring is Gere、J.ヘンダーソン♪The Kicker が
終ると客席から大歓声が上がりました。
▶2nd.stage… K.ダーハム♪Wind Mill、C.フィシャー♪Pensativa、
K.ダーハム♪La Mesha、D.ガレスビー♪Grouvin' High、
アンコールは♪Bye Bye Blackbird…通好みの渋い選曲でしょ。
▶お聴きになったお客さま皆さまが大満足する演奏でした。
私も嬉しくなるくらい、ジャズらしいジャズを堪能して
楽しんだ夜。もっともっと多くの方に聴いて頂きたいこの
クィンテット、次回は6月15日、金曜日です、ぜひいらして
「ジャズ」をご堪能ください。
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  2012.5.23 Wed   聴き応えある実力者たちのジャズ
▶何度かご案内しましたがこの「スペシャルクァルテット」を
プロデュースされたのは、ジャズ好きの常連のお客さまで
昨夜はその3回目のステージでした。近藤和彦(as) 浜崎航(ts)
椎名豊(pf) 井上陽介(b) 江藤良人(ds) さんの五人は、みなさん
それぞれがグループを率いているリーダーで、実力者たち。
それぞれがご自分の演りたい曲を持ち寄って演奏します。
▶だから、選曲もバラエティーに富み、とても楽しめます。
昨夜も、普段あまり聴けないような珍しい曲をアレンジし
ステージにかけ、寒い雨の中いらしてくれたお客さまに
応えられました。天候が悪い時にいらしてくれるのは、
本当にジャズの好きな方だと思います。感謝いたします。
▶1st.stage…江藤さんの選曲♪This Is New、♪Song For My Father。
井上作♪Blue Z's はとてもカッコイイ曲。美しいバラード
調の♪Eternal は椎名作。浜崎作♪Ocean Arrow これは
和歌山の海に潜りにいく時に乗る電車の名前だそうで、
それに乗るとワクワクするそうです。海男ですね。
▶2nd.stage…近藤さんアレンジの♪Such Sweet Thunder、
J.ヒース作近藤アレンジ♪C.T.A…この秋からバークレーに
留学するアルトサックスの中島あきはさんをステージに
呼び出して一緒に演奏。19歳のまだあどけないお嬢さんが
堂々と吹く姿にお客さまもびっくり。浜崎作♪Morning Cruise、
R.カーク作近藤アレンジの不思議な曲♪The Inflated Tear、
椎名さんアレンジの♪Broadway、アンコールでは
中島あきはさんも入って♪There Is No Greater Love。
ミュージシャンもお客さまも実力者たちのジャズを
大いに楽しんだ夜でした。
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  2012.5.24 Thu   躍動感溢れるクリヤ・ワールド
▶《Tokyo Freedom Session》と銘打った クリヤ・マコト(pf)
鳥越啓介(b) 大槻カルタ英宣(ds) さんのピアノトリオ。
クリヤさんは最近、映画「一遍上人」の音楽の一部を担当し
神主の役で出演もされています。あるいは、震災応援ライブを
やって被災地に音楽を届けたり、ヴォーカリストの
プロデュースをしたり…多方面で精力的に活動されています。
▶さらに先頃、音楽活動20周年を記念して三年掛かりで
27人のミュージシャンが参加したアルバム「Art For Life」を
制作されました。昨夜のステージでは、そのアルバムの中の
鳥越さんとカルタさんが入った曲も披露されました。
▶もの凄いスピード感のある音楽で、立ち上がって変拍子の
曲をアイコンタクトしながら弾いたり…観ても聴いても
スリリングでお客さまは大喜び。クリヤさんの音楽は
明るくて、メリハリのはっきりしたいさぎいいピアノが
分かりやすく私も大好きです。きっと彼の頭の中には
やりたいことがいっぱい詰まっているのでしょうね。
▶1st.stage…8ビートで♪Come Together、タップダンサー
Saroさんが飛び入り出演し♪Love For Sale。タップダンスも
躍動感あふれるものでした。バラードで♪酒と薔薇の日々、
♪Can't Hide Love。もの凄いスピードの♪Cherokee。
▶2nd.stage…ピアノとベースデュオで♪Speak Low、
再びタップが入ってクリヤ作♪Art For Life、
クリヤ作♪Step Ahead、クリヤ作♪Sakura Garden…は
日本の旋律が入っていて海外では大受けするそうです。
アンコールはD.ガレスビー♪Manteca。
躍動感溢れるステージが賑やかに終演しました。
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  2012.5.25 Fri   【義援金お届けのご報告】
大震災の翌日から当店のレジ横に設置した
「東日本大震災義援金箱」を一昨日、
開けて集計いたしました。
これは第2回目の集計で、1回目の集計以降、
昨年6月1日〜今年5月23日のほぼ1年間の募金額です。
昨年は¥139,000をNHKの義援金受付に
お届けしましたが、今年は集まった¥62,060を、
先日行われた《第2回チャリティーライブ Voices of Hope》
と同じ「あしなが育英会」にお届け致しました。
あしなが育英会からのお礼状と領収書です
↑クリックしてご確認ください。
みなさまご協力どうもありがとうございました。
この震災には息の長い支援が必要だと思います。
引き続き設置しますので、よろしくお願い致します。
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  2012.5.25 Fri   《Tower Station》の華やかなステージ
▶俵山昌之(ds)福井ともみ(pf)藤井学(ds) さんをバックに
市原ひかり(tp)纐纈歩美(as,ss)さん女性三人の昨夜のステージ。
三人もの若く可愛い女性が演奏するステージを見ていると
日本のライブジャズの歴史を草創期から見ている私からすると
本当に時代の変化を感じます。
▶ひかりさんはトランペット・フリューゲルホーン、
歩美さんはアルトサックス・ソプラノサックスを
ともみさんはピアノ・エレクトリックピアノを
それぞれ曲によって持ち替え、彩りを変化させていました。
そんな女性たちの演奏を、二人の男性リズム隊が、きちんと
サポートしていたのが印象的でした。
▶1st.stage…俵山作♪Morning In Rio、♪Brazili Fied、
俵山作♪風の歌、納谷嘉彦作♪Blue Wind、♪Brooklyn High。
▶2nd.stage…♪Closer、福井作♪トリポリの朝食、
俵山作♪Monky Dance、A.K.ジョビン作♪Chega de Saudade、
俵山作♪Peace Song、♪Tower Samba、
アンコールは♪So Many Stars-Song of the Jet。
▶段々ですがファンもできてきて男性客も多くなりました。
最近は管楽器の女性奏者も増え、どの場面でもそうですが
つくずく女性の力が強くなったことを感じます。いずれ
国を動かすのも女性になる時代がやってきそうですね。
▶この華やかな次回の《Tower Station》は、すぐ来月
6/12(火)です。男性の方、ぜひいらしてくださいね。
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  2012.5.26 Sat   鼻声もチャーミングな浩子さん
▶この春、録音〜マスタリングまでLAのスタジオで行った
3枚目のアルバム「A Time For Ballads」が9月に発売になる
浩子さん。昨夜のサイドメンは彼女自身が選んだ
鈴木央紹(ts) ジェイコブ・コーラ(pf) パット・グリーン(b)
柴田亮(ds) さんです。
▶浩子さんは、九州ツアーで季節はずれの寒さに風邪をひき
少々鼻声でしたが…ファンのお客さまはその声もなんだか
魅力的とおっしゃっていました。
▶彼女の歌は、温かみのある心地よい声で原曲を大切にして
丁寧に歌うので、ジャズを初めてお聴きになる方にも
よく理解でき、一度でファンになる方も多いです。
サイドメンもそんな彼女の歌が大好きで、お客さまと
一緒に楽しみながら演奏するステージでした。
▶1st.stage…♪Ponciana、♪The Nerness Of You、
♪I Could Write A Book、♪Love For Sale、バラード♪Tenderly、
♪Time After Time、♪Lullaby Of Birdland。
▶2nd.stage…♪Like A Lover、♪Sentimental Journey、
♪Over The Rainbow。ピアノバックにまずバースから歌った
♪Fly Me To The Moon、続いて飲んだくれの歌♪Lush Life…
素敵なデュオでした。♪Rain Drops Keep Fallin' On My Head、
♪Bye Bye Blackbird、アンコールは、彼女がジャズ歌手になる
きっかけだったという♪A Nightingale Sang In Barkeley Square。
気持ちよく歌に酔えるステージでした。
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  2012.5.27 Sun   いつもながら…珠玉のステージ
▶伊藤君子(vo)さんとユキ・アリマサ(pf) 中村健吾(b)
加納樹麻(ds) さんの、リラックスしたステージの週末の夜。
全員が英語が堪能なトリオで、歌の内容をよく理解しての
伴奏にペコちゃんも心置きなくリラックスして彼女ならではの
エンターティメント溢れるステージでした。
▶最初のステージでは空席が少しあったのですが…
「私の念力でお客さまを呼びこみます」と言うと、本当に
次のステージで満席に。最近は予約なしでいらしゃる方は
少ないのですが、どうやら念力が届いたようです。
▶そんな感じでお客さまに話し掛けながら、ペコちゃんも
ミュージシャンもノって、いつにも増してとても楽しい
ステージ。毎月の出演ですが、いつも誠意を尽くして
お客さまを楽しませるペコちゃんです。
▶1st.stage…インスト曲♪Give Me A Simple Life、
ペコさんが入って♪Close To You、日本語ではとても
恥ずかしくて歌えない曲、と前置きして♪The Island、
津軽弁バージョン♪My Favorite Things、奥さんが旦那さんの
浮気を目撃したときの曲と♪Guess Who I Saw Today、
別れの曲♪How Inseusitive、♪But Beautiful、
♪Fall In Love Is Fair、♪On A Clear Day。
▶2nd.stage…インスト曲♪I've Never Been In Love Before、
ペコちゃんが入って♪Love For Sale、♪Let It Be Me、
津軽弁バージョン♪Fly Me To The Moon、♪S'wanderful は
♪Here's To Life、♪I Only Have Eyes For You、
♪Body And Soul、♪It Don't Mean A Thing、
アンコールは♪What A Wonderful World
▶16曲もの大サービス !! 全曲、声の衰えを全く感じさせない
素晴らしいステージで、ミュージシャンもお客さまも存分に
ペコちゃんのパフォーマンスを楽しませていただきました。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
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  2012.5.28 Mon   番外【レイくんピアノ発表会】
▶昨日は、孫のレイくん(5歳)のピアノ発表会でした。
春と秋の年2回、春は世田谷公会堂で。昨日は5〜6回目の
発表会でしたでしょうか。レイくんは一人での演奏のほか、
先生との連弾演奏も披露しました。連弾ではひとりだけ先生が
演奏してくれたことに、才能を認めてくれているのかしら…と
婆バカながら思ったりしました。
▶前回もご報告しましたが…演奏内容はともかく、おとなしく
かしこまって出てくるお子さんたちが多い中、彼の
ステージへの入・出場のパフォーマンスが何とも愉快だったので
今回はそれをご紹介します。
lenz.jpg ←プログラム
lenz.jpg lenz.jpg ←ソロ演奏風景
lenz.jpg ←はりきってソロ演奏の入場。
演奏はこのあと段々調子が出てきましたが…長いので後略。
lenz.jpg ←先生との連弾の後の退場。
大声で「アハハまたさっきのやつ」…お花を使い回ししたのが
レイくんにバレました。会場大笑い。
(ビデオのピント合わせに失敗、ボケててゴメンナサイ)
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  2012.5.29 Tue   若い感性が溢れるサウンド
▶2月に当店で行った新人登竜門ライブで、すばらしい演奏を
披露してくれた兼松衆(pf) さんのデビュー出演の昨夜。
角田隆太(b) 吉田沙良(vo)さん、20代の新人ミュージシャンと
当初マーク・テイラーさんだったドラムが来日できず、
急遽、加納さんにおねがいしたメンバーです。
▶加納さんとはみなさん初対面でしたが、リハーサルで
すぐ打ち解けました。プロとして活躍しはじめた若者が
ベテランドラマーのサポートを得て、みなさん伸び伸びと
気持ちよく演奏されました。兼松さんは既に、映画や
ドラマの作曲をされているようです。角田さんも
ベーシストとしてすでに活動中です。
▶みなさんが実力ある若ものたち。沙良さんもまだ
洗足学園の学生ですが既にミニアルバムを出すほど。
まだ可愛いお嬢さんですが、英語は、帰国子女かと
思われるほどとてもしっかりしています。何でも
お父様が英語の先生で小さい頃から英語を勉強した
成果だそうです。若いのにステージ度胸が良く、
よくスウィングし聴く人をハッピーにするシンガーです。
きっと大きく羽ばたくことでしょう。
▶客席にはそれぞれのご家族やお友達がたくさん応援に
いらして客席もステージも若さ溢れる活気ある店内でした。
▶1st.stage…インスト曲♪Beautuful Love、
T.モンク♪Little Roofie Toofie、兼松作♪88 Steps、
沙良さんが入って♪Nica's Dream、♪Too Close For Comfort、
感情がよくこもっていたバラード♪Be Witched、
明るく♪Route 66。
▶2nd.stage…日本のロックバンドの曲を兼松アレンジの
インストで♪ばらの花、沙良さんが入って♪Skylark、
可愛い歌で表情たっぷりに歌った♪Dat Dere、
♪Letter To Evan はB.エバンスが愛の答えは君だ、と
息子に贈った曲。兼松作♪(曲名不明)、
M.ナシメントの♪Travessia は日本語で歌われました。
アンコール♪Lovers Fools。
▶お帰りに皆さまがミュージシャンに良かったよと
声をかけていかれました。若いって素晴らしいですね。
若さの素晴らしさを強く感じた夜、次回は秋口に出演を
お願いしたいと思います。楽しみです
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  2012.5.30 Wed   上質なトリオサウンドで店内軽やかに…
▶「あらやだッ、また夜に雨の予報だワ…あっそっか、
今夜は福ちゃんだった」。あとで聞いたら、ご自分でも
「まただ」と思って客足をずいぶん心配されたそうです。
何しろこの頃の雨は、ヒョウや雷で激しいですからね。
そんな 福田重男(pf) 上村信(b) 奥平真吾(ds) さんのトリオ。
▶「雨男」。でもそこはお客さまも心得たもので、傘を手に多くの
福ちゃんファンがいらしてくれました。女性ファンの方が
多い中に混じって、昨夜は彼が教えている生徒さんも
いらしくれて、素敵なトリオサウンドを熱心に
お聴きになられ、楽しまれました。
▶1st.stage…♪Nobody Else But Me、福田作♪Don't Be Silly,
♪Lullaby、♪My Ship、♪Slow Boat To China、
私も皆さんも大好きな福田オリジナル曲♪Go Ahead Nigel。
▶2nd.stage…♪Just Be Happy、福田作♪Mohode Drive、
W.ショーター♪Pinocchio、リクエストに応えて♪Body And Soul、
F.ニューボーン♪Sugar Ray…この曲は大変難しく、ご本人は
3回に1回位しかちゃんと弾けないとおっしゃっていましたが…
ダイジョウブ、ちゃんと弾けていましたよ。
福田作♪Pretty Blues、アンコールは♪Girl Talk でした。
皆さまがお帰りになる頃に、ポツポツと雨が来ましたが、
ひどくなる事はありませんでした。よかったよかった。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
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  2012.5.31 Thu   ジャズの名曲とビートルズ曲の夜
▶鈴木央紹(ts) 若井優也(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 原大力(ds)さんの
テナーサックス クァルテット。昨夜は、ジャズの名曲と
ビートルズの曲が演奏されました。
▶実は最近、このメンバーでビートルズの曲をカバーした
アルバムをリリースしています。若井さんがリーダーの
アルバムですが、ジャケットのデザインも大変お洒落で、
若井さんのアレンジがとても聴きやすい素敵なアルバムに
仕上がっています。
▶私は、ビートルズ世代より少し古い世代で、彼らが初来日で
話題になった頃はマイルスやコルトレーン…もっぱらジャズに
のめり込んでいて、当時はあまり興味がなく、オリジナルで
聴いた曲や記憶も少ないのですが…その後さまざまな場面で
いろいろ聴くにつけ、曲の素晴らしさや、世界中でヒットし
時代を作った彼らの音楽性の高さに感心しています。
(今更ながら、ですよね)
▶1st.stage…C.ポーター♪Easy To Love、ハチさんの
緊張したイントロから、ベーシストS.ラファロの♪Gloria's、
ビートルズ♪Yesterday、C.ポーター♪Everything I Love。
▶2nd.stage…ビートルズ♪She's Leaving Home、
J.カーン♪In Love in Vain、バラード♪Mona Lisa…
柔らかいテナーの響きに聴きほれました。
若井作♪In Love In The Rain、聴きにいらしていた伊藤君子さん
海老沢一博さんご夫妻を呼び出しての♪Green Dolphin Street。
海老沢さんは原さんのお師匠さんなのです。
▶控えめな若井さんは発売されたCDを持参してきたのに、
ステージでは宣伝しませんでした。でも、お客さまから
尋ねられて…持参されたアルバムは完売でした。素敵な
アルバムですよ。応援してあげてくださいね。
lenz.jpg lenz.jpg ←当夜のスナップ写真
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