▶先週29日に、長らく工事中で、お役所仕事だから いつのことになるやら、と思っていたお店の前の道路が ようやく開通しました !! 六本木通りから青山墓地を抜け 赤坂まで、幅の広い 道路沿いになり、お店の前の景色も 一変しました。 ▶この場所に来てすでに20年。その頃は 静かな住宅街の中。知る人ぞ知る隠れ家的でいい、 なんていう方もいらっしゃいましたが… 初めての方や、久しぶりにいらした方は、 迷われる方も多く、電話でのお問い合わせも 結構ありました。 ▶これからはタクシーでも分かりやすく、 便利にはなりました。でも馴染んだイメージが 変わってしまいちょっと寂しい気も…。 ▶お店前の景色は変わりましたが、もちろん お店もステージも、中に流れる空気も今まで通り。 開花した桜の木を探しながら、お店の前の 新しい景色を見に、ぜひいらしてください。 ←赤坂・ブルーノート東京方面 ←六本木通り方面 |
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2012.4.2 Mon 老若男女で賑わった期末最終日 |
▶3月最終日は 山本剛(pf)鈴木良雄(b)大隅寿男(ds) さんの ベテラントリオ(剛さんの言葉によると「チャンジートリオ」)。 風雨の強い 春とは思えない夜で、ご予約キャンセルが たくさん出るのではないかと心配でしたが… 皆さま、足下の悪い中、若い学生さんからご年配まで 大勢の方がいらしてくれてリラックスしたステージを お楽しみいただきました。 ▶大ベテランらしく譜面のないステージで、 「山本節」のピアノが始まると、皆さま大喜び。 身体に音楽が染み付いている感じの三人ですから、 ハプニングも自在に出るし、何をどう奏っても サマになるステージで、大いに楽しみました。 ▶1st.stage…鈴木作♪Game Boy Kisses On The Window、 ♪Last Tango In Paris、♪Misty、♪Ponciana、♪Blues。 皆さまが聴きたいと思っている曲が剛さんの引き出しから 次々出てきて良くスウィング…お客さまは大喜びでした。 ▶2nd.stage…♪Blue Moon,♪Loving Touch…この曲が 聴きたくていらしたご夫妻もいらっしゃいました。 聴きにいらしていたドラマーの久米雅之さんを呼出し サンバのリズムで♪You Don't Know What Love Is、 ♪Moonlight In Barmond、大隅さんのドラムに戻って ♪A Girl From Ipanema、♪Cute、恒例になった剛さんの ヴォーカル入りで♪You Are So Beautiful、そして ♪ダイナ(旦那飲ませてちょうダイナ)で、 期末の週末の夜を楽しく過ごしました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.4.3 Tue 活気ある楽しいステージの月初め |
▶ゲンを担ぐ私ではありませんけど…月初めは ライブハウスの一ヶ月にとってとても大切な日。 その昨夜は、月曜にもかかわらずファンが大勢 いらしてくれて、ミュージシャンもノって、 大いに楽しめて…とてもいいステージでした。 ▶TOKU(vo,flh)秋田慎治(pf)佐藤ハチ恭彦(b)荻原亮(g) 藤井伸昭(ds)さんの、いわば「再結成TOKUバンド」。 メンバーがみな気心知れた仲、TOKUちゃんも安心して 自由に演奏でき、面白いハプニングも出て客席からは 笑いと歓声が湧く盛り上がりようでした。 ▶デビュー後12年近く、干支も一回りするTOKUちゃんは、 最近はジムに通い身体も鍛えています。シンガーは 身体が楽器ですからね。その効果で立ち姿が立派になり 声も良く出ていました。プロ意識に拍手 !! ▶1st.stage…♪Don't Let Be Me Lonly The Night、 ♪Part-time Lover、♪Knocks Me Off My Feet、 ♪The Best Thing For You Is Me、♪Never Let Me Go… この曲は、TOKUちゃんが好きでよくベースバックに 歌いますが、昨夜はハチさんのベースがアルコ(弓)で TOKUちゃんと会話するように弾き、それがどんどん発展。 終ってから「こんなふうになるなんて…」と、ご本人たちも ビックリの楽しい演奏でした。 ♪Fly Me To The Moon、雰囲気変わって♪Send One Your Love。 ▶2nd.stage…♪Teach Me Tonight、♪In The Moon Hours、 ♪Somebody Already Broke My Heart、 ♪Spring Can Really Hang You Up The Most、 ♪You've Got It Bad Girl、♪Overjoyed ♪Golden Lady、♪Kiss Of Life では客席の皆さんと 大コーラス。アンコールは♪My Cherie Amour。 最近は男性ファンも多くなった客席と一体になり リラックスして楽しい月初めの夜になって、 私もホッと一安心。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.4.5 Thu 気持の良いグルーブ感の「岸田バンド」 |
▶一昨夜は「春の嵐」で、お店は大震災以来の臨時休業と させていただきました。私も思わぬ骨休めができました。 ▶昨夜は、岸田恵士(ds) 津垣博道(pf) グレッグ・リー(b) 岡崎好朗(tp) 越智巌(g)さんの《ファンキーボーイズ バンド》。 隔月出演ですが、ここにすべての情熱を注いで人生を送っている そんな感じの岸田さん。ステージ衣装も楽しんで選んでいて、 黒いベストが赤いハンチングによくお似合いでした。 ▶お客さまが少なくいつもに比べてちょっと寂しい店内。 でも演奏はメンバーが心をひとつにして、深いグルーブ感が 素晴らしいリズム。グレッグさんの「粋な間のあるサポート」 が光って、岡崎さんの良く歌うトランペットにとてもよく マッチしていました。 ▶1st.stage…♪Sunburst、♪No Problem、♪What's New、 ♪Maiden Voyage、岸田作♪Burnin'…金持ちが地球を レイプして自然を壊している、と唄う歌。 ▶2nd.stage…♪Soft Wind、岸田作♪Brand New Day、 S.クラーク♪Blue Minor、岸田作♪Cool Down、 岸田作♪大都会の遊牧民…実は岸田さんが唄うこの歌は、 その時々で歌詞が変わりますが、昨夜はタクシードライバーの 悲哀を歌いました。アンコールは♪Night In Tunisia。 次回の岸田さんは6月6日。彼の人生そのものともいえる 渾身のドラム演奏です。皆さま応援よろしくお願い致します。 ←当夜のスナップ写真
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2012.4.6 Fri 大きな飛躍を感じた2年ぶりの白崎さん |
▶2年ぶりの帰国ツアー 白崎彩子(pf)さんと 井上陽介(b) 広瀬潤次(ds) さんのトリオ。1997年に拠点をNYに移して 最近ではドイツやスイスのコンサートや音楽祭に招かれ 欧州でも活躍中の白崎さん。それも頷ける演奏でした。 ▶NYでは「さくらミュージックスクール」を開校して 乳幼児の日本語音楽クラスやピアノの個人指導にも力を 入れて精力的に活動され、この間にアルバムリリースも 6枚になっています。 ▶彼女のピアノはPAマイクが必要ないほど良く響く 力強いタッチで、帰国ツアーをいつも一緒にされる陽介さんと 今回が初めての広瀬さんでしたが、コンビネーションがよく 素晴らしいピアノトリオ。大きな飛躍を感じさせる ステージが繰り広げられました。 ▶1st stage…♪Golden Earrings の懐かしい曲から開始。 C.パーカー♪Ah-Leu-Cha、バーンスタイン♪Some Other Time、 ワルツのジャズ♪I'm All Smiles、D.モローニ♪Ghanian Village、 ♪In The Wee Small Hours Of Morning、 ♪Oleo はテーマからどんどん発展していって三人が自由に 演奏するスタイル。ジャズの真髄を感ずるとても刺激的な 演奏でした。 ▶2nd stage…♪On The Green Dolphin Street ポギー&ベスより♪さくらさくら〜♪Summertime、 そして♪It Ain't Necessarily So、♪My Man Is Gone、 3曲はいずれもポギー&ベスからの曲が続きましたが いずれもドラマチックでなかなか聴き応えがありました。 彼女のオリジナル曲♪Steps Forward、 B.ストレイホーン♪A Flower Is Lovesome Thing、 三人が楽しみながらの演奏♪Cherokee。 ハイチの大地震の後に作曲したという♪Sunrise In Haiti。 ▶アンコールはラーシュ・ヤンソンさんの♪Hope が 東北の被災地に捧げられました。オリジナル曲も素敵な曲で、 お客さまはCDを沢山お買い上げくださいました。 次回の来日ツアーが楽しみですね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.4.7 Sat 涙がこぼれた感動のシーラさんの歌 |
▶【BODY&SOUL Special】スペシャルにふさわしい スペシャルなデュオだった シーラ・ジョーダン(vo)さんと ピーター・ミケリッチ(pf)さんのデュオは、久しぶりに 私も涙がこぼれた感動のステージでした。 ▶彼女は10代でジャズクラブに出入りしてから、 C.パーカーに認められた凄い実力でも、白人がジャズを 歌うことが珍しかった時代、食べられなくて随分苦労を 重ねたそうです。シンプルで何気ない歌なのに、そんな彼女の 人生を感じさせる深〜い説得力。歌はシンガーにとって本当に 人生そのものですが、彼女は存在自体がすでに歌なんですね。 ▶音楽だけで生活できるようになったのは59歳になってからで 愛と情熱を注いできた音楽が、83歳になった今、私を支え 恩返しをしてくれている、とおっしゃっていましたが… 私は彼女の歌に胸が熱くなりっぱなしでした。 ▶ご自分の息子より若いピーターさんのピアノが、 彼女の歌にぴったり寄り添うような演奏で、彼女を尊敬 しているのが良く解る演奏ぶり。そして最初のステージは トランペットの原朋直さんがゲストで参加しましたが、 素晴らしいサポートでした。 ▶1st.stage…♪Gentle Thoughts、♪Hum Drum Blues、 ♪Falling In Love With Love、♪I Concentrate On You、 ♪It's You or No One。涙がこぼれ落ちたラブソング ♪Good Morning Heartache。♪Body And Soul では 深いものを感じてジーンと来ました。雰囲気が変わって ♪Conefirmaition、♪Life's Backward Glances は途中で ♪Good-Bye が入りました。 ▶2nd.stage…♪Hello Young Lovers、聴きにいらしていた TOKUちゃんを呼び出して一緒に♪The Touch Of Your Lips。 ♪Dat Dere、♪All or Nothing At All、♪Oh,Lady Be God、 ♪Wouldn't It Be Loverly? 、♪Little Wide Leaps Blues、 アンコール♪For All We Know。 ▶客席には、ペコちゃん、TOKUちゃん、チャリートさん マヤ・ハッチさん…。シンガーたちも感動されていました。 後輩たちを可愛がる彼女らしく、終わってからも一緒に TOKUちゃん、マヤさんと熱心にお話をされていました。 83歳といえば私よりちょうど一回り上。おしゃれで 声も衰えない彼女に、私も一緒に元気をもらいました。 ▶あたたかく感動的なステージに「また呼んで下さい、 また聴きたいです」と多くのお客さまからリクエストを いただきました。シーラさんも、反応のいい客席と ジャズのわかる素晴らしいお客さまたち、と言って とても満足され、大変嬉しそうでしたよ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.4.8 Sun 「青学オープンカレッジ・ジャズ講座」 |
▶花冷えの週末土曜日。当店で昼間、3年目になった 「青学オープンカレッジ・ジャズ講座」の春季の最終日で 実際にライブ演奏を聴く講座がありました。 当夜 出演予定のグレース・マーヤ(pf,vo)さんと 峰厚介(ts) 杉本智和(b) FUYU(ds) さんのメンバーが演奏し、 受講生の皆さん30数人が熱心に聴かれました。 ▶マーヤさんは「ドイツでクラシックの勉強をしたけれど ジャズに出会ってからジャズに自分の生きる道を見いだし 今はとても幸せ。こんなに自由に演奏できる幅の広い音楽は ジャズの他になく、魅力に満ちた音楽だから…」と。 ▶ほとんどがライブハウス初体験者でしたが、みなさん 楽しんで聴いていかれ、企画した私もホッとしました。 |
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2012.4.8 Sun 夜もマーヤさんの明るいステージ |
▶昼の寒さが続く夜で、お客さまの入りが心配でしたが 開き始めた桜を見に外出された方が多かったようで、 客席が埋まりました。演奏はマーヤさんとメンバーとの コミニケーションがよくとれ、気持よくスウィングし よくグルーブするサウンドも素晴らしく、屈託のない 陽気なマーヤさんの楽しいステージでした。 ▶1st.stage…♪Poinciana、♪Summer Wind、♪All Blues、 ♪Save The Last Dance For Me、♪Comin' Home Baby、 ソロで♪Poor Butterfly の後♪Trouble In My Mind。 ▶2nd.stage…♪Kiss Of Life、♪Polkadots And Moonbeams、 ♪Corcovado、♪Dream A Little Dearm Of Me、 ♪さくらさくら〜♪You And Night And Music、 ♪Save Your Love For Me、♪A Case Of You、 ちょっと季節はずれでしたが…♪Autum Leaves、 ♪I Love Being Here With You。 ▶客席には外人も何人かいらしていて、マーヤさんは 英語やドイツ語で話しかけられ、みなさん楽しまれて マーヤさんのアルバムも沢山お買い上げくださいました。 マーヤさんたちも私にとっても長い一日となりましたが ハッピーな週末になりました。皆さま、お疲れさまでした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.4.10 Tue 店内が感動に満ちたエリントンの世界 |
▶片倉真由子(pf) 浜崎航(ts,ss,fl) さんの二人は3年前から エリントンの曲を研究しながら演奏活動してきて、昨夜は そのアルバム The Single Petal of a Rose 発売記念ツアーの 最終日。有名な曲からあまり知られていない曲まで、 CDに収められた全曲が演奏されました。 ▶真由子さん、実は連日の演奏で腱鞘炎になってしまい、 テープやシップをしながらも最後のツアーをやり遂げました。 これまでもっと激しい練習をしてるのにこんなことは 初めてだそうですが、気候の変化が激しいせいでしょうか 私の周りでも腱鞘炎が多くのミュージシャンを襲っています。 みなさん気をつけてくださいね。彼女は本日から今月一杯 仕事も休んで治療に専念されるそうです。 ▶演奏は、デュオとは思えないほど大きく広がりのある サウンドで、二人の作り出すエリントンの世界に客席からは 歓声が上がりお客さまは大満足。お客様は少なかったですが 私も気持ちが軽くなる素晴らしい演奏でした。 ▶1st.stage…♪Warmvalley、♪Portrait Of Louis Armstrong、 エリントンとアームストロングは大の仲良しだったそうです。 ♪Low Key Lightly、♪Take The A Train、 ロミオとジュリエットの組曲から♪The Star-crossed Lovers。 ▶2nd.stage…♪Come Sunday…日曜日だけ教会に行って 歌うことができた日曜日が待ち遠しい黒人の祈りの曲ですが 震災で亡くなった人々に捧げられました。 雰囲気を変えて♪Jump For Joy、♪The Feeling Of Jazz、 フルートで♪Sunset And The Mockingbird、 ♪It's Don't Me A Thing、クイーンエリザベスに捧げられた アルバムタイトル曲♪The Single Petal Of Rose、 アンコールは♪Things Ain't What They Used To Be。 ▶先日シーラさんもおっしゃっていましたが、真由子さんも 日本各地をツアーで回ってみて、やっぱり B&S はお客様の 質が素晴らしく、反応もいいので自分たちも音楽に集中でき とても楽しくいい演奏ができる、と喜んでいました。 ▶いらしてくれる方はみな等しく大切なお客さまで、 お客さまを品定めしているわけではありませんが、 当店のお客さまの質は日本中のどこにも負けない、と 多くの出演者が褒めてくださいます。 「お客さま自慢」ができるお店…これも当店の大きな 財産だと思っています。ありがたいことです。 ▶このユニットは、聴いてくださる人がいる限り 続けていくそうです。次回の当店出演は7月5日。 ぜひいらしてお聴きになってください。感動モノですよ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.4.11 Wed ホームパーティーのような雰囲気 |
▶木幡光邦(cor,tp) 宮崎信義(g) 竹中俊二(g) 中村健吾(b)さんの 《HOT CORNETS》が丁寧にリハーサルをして準備万端整え 本番に臨んだのですが…お客さまが少なくミュージシャンの お知り合いの方たちだけの寂しい店内。 ▶もともと柔らかく気持のこもったサウンドですから、 ホームパーティーのような温かな雰囲気の店内になって、 いらした方は和やかな気持でお帰りになられました。 私はお店のオーナーとしてミュージシャンに申し訳ない 気持ちで、心のこもった演奏を聴いていました。 ▶1st.stage…♪But Not For Me、♪I's Only A Paper Moon、 ロマンチックに♪A Nightingale Sang In Berkeley Square、 ♪Don't Get Around Much Any More、♪Caravan、 ♪Stompin' At The Savoy。 ▶2nd.stage…手拍子から始まった♪Indiana、Bye Bye Blackbird、 ♪Do You Know What It Means To Miss New Orleans、 ♪Dinah、カッコいいアレンジで”日本のブルース” ♪ゲゲゲの鬼太郎。聴きにいらしていた佐々木はるかさんを 呼び出しソプラノサックスで♪Honeysukle Rose、 木幡さんの渋いヴォーカル入り♪Up Swing、 アンコールは♪I'm Confessin' That I Love You でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.4.12 Thu 北条さんも「ジャズはやはりライブ」 |
▶北条直彦(pf) 鈴木良雄(b) 大村亘(ds) さんのベテラントリオ。 北条さんはもう長いこと音学学校で教鞭をとられていて、 ライブ活動はあまりされていません。当店の出演はチンさんの スケジュールに合せて年に2回程。ライブ演奏するのを とても楽しみにされています。 ▶このトリオのレギュラードラマーだったセシルさんが 他界され困っていましたが…チンさんが、米国育ちで あちらで勉強して日本で活動している大村さんを推薦。 リズムが素直でタッチが綺麗、周りをよく聴いて演奏するのが とても良いと思いました。人柄も良いしこのトリオの レギュラーになることでしょう。ステージは、北条さんが アレンジしたお馴染みの曲が多く演奏されました。 ▶1st.stage…T.モンク♪I Mean You、♪Spring is Hear、 ♪Body And Soul、B.エバンスの♪ワルツ(for Debbyでないもの ですが曲名失念)、♪Footprints …M.デイビスで有名ですが サンバ調のアレンジで演奏。B.エバンス♪Israel。 ▶2nd.stage…♪All The Things You Are、震災のあと祈りを込めて 作曲されたという♪祈り…は希望のこもった曲でした。 ♪Over The Rainbow、♪I'll Remember April、♪Solor。 強い雨降る夜でしたが、北条さんのお知り合いの方々が 応援にいらしてくれて、心のこもった演奏を楽しまれました。 ▶この3月に大村さんは、いわば里帰りで2週間程NYに行き、 いろんなミュージシャンの「キョウコママによろしく」という 伝言をいただきました。どうもありがとう、私は元気です。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.4.13 Fri レパートリーも増えた[南青山六丁目楽団] |
▶中低域管楽器、岡崎正典(ts)片岡雄三(tb)山岡潤(euph) さんと、紅野智彦(pf)高道晴久(b)高橋徹(ds)さんの ハーモニーが素晴らしいサウンドの、その魅力に 取り憑かれたお客さんも出てきた《南青山六丁目楽団》。 ▶岡崎さんが選曲しアレンジを担当していますが、 中低音だけなのでアレンジが難しく、譜面を書くのも ひと苦労のようですが…どんどん新しい曲に挑戦。 昨夜も大いに楽しませていただきました。 ▶お客さまはジャズ好きな方が多く、反応がいいので 演奏する側も楽しんでいい演奏ができます。ジャズは、 反応がいいとどんどん発展する、いわば聴き手に 育てられる音楽。先日も書きましたが…その点、 当店のお客さまの質はどこよりも素晴らしい、と 海外のミュージシャンの間でも有名です。 ▶満席とはいきませんでしたが、昨夜もそんな お客さまたちに聴いてもらって、ミュージシャンも 嬉しそうでしたよ。 ▶1st.stage…R.コニッツ♪Palo Alto、J.ヘンダーソンの ♪Black Narcissus は、岡崎家で13年飼って亡くなった 愛猫ルナに思いを込めてアレンジしたそうです。 B.ゴルソンのブルース♪Blues on Down、そして バラードのメドレーで山岡さんをフィーチャーした ♪Smoke Gets In Your Eyes、岡崎さんをフィーチャーして ♪Old Folks、アップテンポの♪The Champ。 ▶2nd.stage…春にちなんで♪April In Paris、F.ハバードの ♪Up Jumped Spring を3拍子で。ピアノとベース抜きで R.アームストロング♪Struttin' With Some Barbecue… 3管のハーモニーが素晴しくて楽しくなりました。 片岡さんをフィーチャーして♪My One and Only Love、 紅野さんフィーチャーで♪My Foolish Heart、 燃えて演奏した C.パーカー♪Confirmation。 アンコールは、6/4拍子で凄くカッコよかった ♪Body And Soul でしたが…最後に… ▶あの真面目な岡崎さんのスキャットが突然入り お客さまは驚くやら楽しむやら。拍手喝采の中、 随分照れて早々に楽屋に引きあげるほど大受けでした。 その岡崎さんは楽器にとても詳しくて、MCで楽器の 解説を興味深く面白く聞かせてくれます。 ▶めったに聴けないのが残念なくらい、楽しくて、 ハーモニーが素晴らしい、耳に心地いいジャズです。 次回は真夏の8月28日。暑気払いにぜひお越しいただき、 気持ちよくなってください。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.4.14 Sat 久しぶりに金曜日らしい賑わい |
▶女性三人からなる《Tower Station》俵山昌之(b) 福井ともみ(pf)市原ひかり(tp)纐纈歩美(as,ss)藤井学(ds) さん。 女性の時代、当店のお客さまも女性の方が多いのですが、 素敵な女性奏者が三人揃って、昨夜の客席は男性の方が 目立ちました。 ▶女性が三人というばかりでなく、この編成のクィンテットは 最近ライブハウスではなかなか聴けません。夕方からの雨の中 多くの方がいらしてくださって、それに応えるような いい演奏でした。普段はピアノを演奏する ともみさんですが ピヤノとキーボードを行ったり来たりしながら、いつもとは 違った彼女の演奏ぶり。 ▶しばらくぶりで聴くひかりさんも、若い歩美さんも、 みなさん一回り大きくなったような演奏に、「若さ」は 素晴らしい可能性を秘めていると感じました。(羨ましいですね) オリジナル曲の多い選曲でしたが、いずれも素直に楽しめる 聴きやすい曲で、とても良いと思いました。 ▶1st stage…俵山昌之作♪Morning in Rio、 俵山作♪Night Flight、市原ひかり作♪Rivive、 俵山作♪Blueswee、俵山作♪Monky Dance、 福井ともみ作♪トリポリの朝食。 ▶2nd.stage…♪They Can’t Take That Away From Me、 俵山作♪風の詩、俵山作♪No More Tea、 石井彰作♪フォーチュン テラー、俵山作♪The Peace Song、 俵山作♪Tower Samba、アンコールはA.カルロスジョビンの ♪ジェット機のサンバ でした。 ▶次回の《Tower Station》は6月12日。成長している若者を 聴くのは、私もとても楽しみです。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.4.15 Sun 冷たい雨でちょっと寂しい店内 |
▶生憎の冷たい雨…土曜の夜は チャリート(vo) さんと 若井優也(pf) 坂井紅介(b) 海老沢一博(ds) さんのトリオ。 このごろの気候は本当に寒暖の差が激しいですね。 昨夜は暖房を入れる程の寒い夜でした。 ▶入念なリハーサルで準備万端整えていましたが… そんな寒い雨で、いつもの週末の夜の賑わいの少ない店内。 でもミュージシャンたちは精一杯心に届く演奏を繰り広げ お客さまに応えました。 ▶若井さんの深く繊細な音作り、紅さんのベースの明るい音色。 そして元気のいい海老沢さんのドラム…チャリートさんの 歌いぶりも楽しそうでした。楽しそうに演奏する ミュージシャンの姿は観ていてもいいものです。 ▶1st.stage…インスト曲♪Come Rain Or Come Shine、 ♪I'll Remember April、♪Triste。チャリートさんがイバン・リンスの 歌を聴いて感動したという♪ Love Dance、♪I Loves You Porgy、 ♪Here's That Rainy Day、バラード♪You Must Believe In Spring、 アップテンポ の♪That Old Black Magic。 ▶2nd.stage…インスト曲♪Have You Met Miss Jones? ♪End Of A Love Affair、♪Spring Can Really Hang You Up The Most、 ♪I've Got Just About Everything、♪Like A Lover、 マイケルジャクソン♪Can't Help It、♪Save Your Love For Me。 ドラムをフィーチャーして海老沢さんは永いソロ ♪Cherokee、アンコールは♪But Beautiful。 スタンダードナンバーからポップスま幅広い選曲でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.4.17 Tue 自由奔放で楽しい山本剛トリオ |
▶ようやく暖かくなって散歩にもよい気候になりました。 昨日私は、散歩がてら渋谷の金王八幡宮に初めてお参りに 行ってきました。 ▶ここはウチから歩いて30分ほど。一番近いから氏神様に なるのでしょうか、商売繁盛の神様だということで、 しっかりお願いしました。お店の行く末ももはや神頼み… でも鈴を鳴らして柏手を打つのは、なかなか気持のいい ものです。これから毎月行こうかしら。 ▶夜は、山本剛(pf) 香川裕史(b) 大隅寿男(ds) さんの 月曜から楽しい人気トリオでお客さまは大いにリラックス。 剛さんは、お客さまの好きそうな曲を演奏し、すると 拍手や歓声が沸き上がります。皆さん剛マジックに かかったように楽しくて、お酒も進みます。私も常連さんと 曲の話をしながら、ついワインを飲み過ぎてしまいました。 ▶1st.stage…♪The Way You Look Tonight、この曲が聴きたくて 毎回お見えになるご夫婦のために♪Loving Touch、 ベースのアルコ(弓)から入った♪Blue Moon、♪Nature Boy、 ♪協会に行こう、♪山本オリジナル、♪C Jam Blues。 ▶2nd.stage…♪Take The A-Train、♪Stardust。 山本作品♪ガーナTalk-Misty。♪Dark Eyes、♪For Once In My Life、 剛さんのヴォーカル入りで♪砂漠に陽が落ちて。 そして最後は恒例となった♪ダイナ(旦那飲ましてちょうダイナ) …客席にいらしていたマラソンの瀬古さんが、 僕も覚えて歌いたい、とおっしゃっていましたよ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.4.18 Wed 雨にもめげず…美しいトリオサウンド |
▶あら、ヤだわ。また皆さんの帰宅時間に雨?困るわねえ。 ン?あッそッか、今夜は福田さんの出演日だったワ(ナットク)… 前回だったかしら何ヶ月ぶりかで出演日が晴れたら、 逆にお客さまが少なくて、ご本人も「?」だったのですが、 昨夜はそこそこの入り。福ちゃんファンも私も、すっかり 福ちゃんの「雨男神話」が身についているようです。 ▶福田さんご自身も、昼にお見舞いのため高崎の病院に 行った帰り途、土砂降りの雨にあって、今夜はお客さまは お見えにならないかと心配されたそうです。でも客席が だんだん埋まってきて嬉しくなったようで、それが表れた 福田重男(pf)上村信(b)奥平真吾(ds)さんのいい演奏でした。 ▶1st.stage…♪Nobody Else But Me、♪Don't Be Silly… (バカ言ってんじゃないよ)。雨にちなみ♪Here That Rainy Day、 福田作♪Lullaby、♪That Old Black Magic。 ▶2nd.stage…♪How About You、♪Just Be Happy My Love、 P.マッカートニー♪Black Bird、綺麗なバラード♪The Peacocks、 F.ニューボーンがボクサーに捧げた曲♪Sugar Ray、 福田作♪Prettty Blues、アンコールは♪Someone To Watch Over Me。 お客さまはジャズ通の方が多く、バランスの取れた美しい トリオ・サウンドに引き込まれ、楽しまれていました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.4.19 Thu 幅広いレパートリーで楽しんだ春の夜 |
▶昨夜は珍しいトニー・グッピーさんの steelpan がフロントで、 バックが 伊藤志宏(pf)坂井紅介(b)藤井伸昭(ds) さんのトリオ。 トニーさんは当店でサイドでの出演はありますが、リーダーで アレンジが全て彼による出演は初めてです。 ▶私もそう多くのスティールパンのジャズを聴いたわけでは ありませんが(そもそもこの楽器の奏者が少ないですけど) ここまでこの難しい楽器を叩ける人は、世界でも彼しかいない と思いますよ。メンバーもそれをよく分かっていて、 尊敬されています。 ▶私の経験では、暖かい国の方は比較的ルーズな方が多いのが 常ですけど、彼はもの凄く真面目で、日本語も話します。 カリブ海の南、南米大陸沖のカリプソ発祥の島トリニダード・ トバコ出身ですが、様々な日本の流儀にも馴染んでいます。 ▶昨夜は彼のお弟子さんが多く聴きにいらしていました。 日本では珍しくとても難しい楽器ですが、勉強されている人が 結構いるようです。ステージは、トニーさんアレンジの曲を メンバーも楽しそうに演奏。客席からは手拍子や歓声が上がり 初めてお聴きになった方は、その素晴らしいサウンドに、 感動されていました。 ▶1st.stage…♪Chicken And' Dumplings、♪Hi-fly、♪Jamboree N.ジョーダン♪Don't Know Why、カリプソ♪Jane (女性名) ベースソロが素晴らしかった♪Now The Time。 ▶2nd.stage…ピアノとスティールパンのデュオでやった ♪Softly As In A Morning Sunrise は掛け合いが素晴らしかった。 K.ギャレット♪Sing A Song Of Song、♪Summertime、 ♪I Remember April、手拍子で楽しく♪Isn't She Lovely?、 ドラムイントロから凄いアップテンポで♪Nothing Personal、 アンコールは♪St Thomas。どことなく陽気な音色もあって、 演奏者も客席も店内のみなさんとても楽しそうでした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.4.20 Fri 初めてピアノトリオがバックの蘭さん |
▶大城蘭(vo) さんはこれまで、ご自分でメンバーを組んで 歌ったことがほとんどなくバックメンバーはバンドリーダー (ギタリスト平岡さん)に全て任せていましたが、 昨夜は初めて、福井ともみ(pf)さんとそして初顔合わせの 増原巖(b) 高橋徹(ds)さんというバックで歌いました。 ▶リハーサルでバックメンバーに歌う曲を説明し、譜面をよく 理解してもらって本番に臨む…彼女にとっては初めての経験。 私の決断でしたが、大成したシンガーは別にして、これから 伸びるシンガーには、進歩のために必要だと思ったからです。 ▶初の経験でしたが落ち着いてしっかり歌った蘭さん。 客席では、ともみさんと蘭さんファンのスーツ姿の紳士たちが 周りをとり囲み、華やかなステージを楽しまれました。 久しぶりに香港から出張でいらした方、地方から出張で いらした方…男性客の多い店内は賑わいました。 ▶1st.stage…インスト曲を3曲、ともみアレンジの♪春の小川、 ♪At That Moment、♪The Way You Look Tonight。 蘭さん登場し沖縄バージョンの♪Amazing Grace、 ボサノバ♪One Note Samba、♪The Best Is Yet To Come。 バラード♪Over The Rainbow、沖縄バージョンの ♪My Favorite Things。 ▶2nd.stage…インスト曲♪The Breeze And I、 石井彰作♪フォーチュン・テラー、♪恋に恋して。 蘭さん登場♪My Melancholy Baby、♪Buck (元気な子)、 ♪In The Still Of The Night、♪ていんさぐぬ花、♪Sway、 アンコールは♪Let's Do It でした。 ▶蘭さんは今日、石垣島で行われるトライアスロンに 出場するため旅立ちました。完走などといわずに、 上位を狙ってガンバッてくださいね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.4.21 Sat さすが 守屋さん !! 超満員の店内 |
▶声が掛かればどこにでも気軽に出かけて行って演奏する… もちろんそれもミュージシャンとしての生き方ですけれど、 守屋さんは違います。ご自分のアーティストとしての 価値を客観的に捉えて、出演場所と出演スケジュールを 厳選し計画的にコントロールしていらっしゃいます。 ▶昨夜は「守屋純子(pf)オーケストラ」の主要メンバー、 納浩一(b)大坂昌彦(ds)岡崎好朗(tp)近藤和彦(as)片岡雄三(tb) さんが勢揃いするとあって、予約の段階からお店はほぼ 満席状態。こんなに沢山の予約が入ったのは、当店でも 今年初めてでしょうか。お客さまはよくご存じです。 ▶これからはミュージシャンも、自分のいわば「市場」を しっかり見極めた上で、自身の市場価値を高める戦略が必要な 時代なかも知れません。このセックステットを待ち望んでいた 大勢のファンを前に、主にアルバム「Art In Motion」の中から 非の打ち所のない演奏が繰り広げられました。さすが才媛、 守屋さんです。 ▶1st.stage…三管とピアノがソロをとった♪Fascinating Rhythm、 守屋作♪Spring、♪3+2 Blues ではアルト・トロンボーン・ ピアノ・ドラムがそれぞれソロを。♪I Got It Bad では トランペット・ベースがソロを、守屋作♪Nakamise Street では 三管とドラムがソロをとりました。 ▶2nd.stage…トランペット・トロンボーン・ベースがソロを とった♪Whisper Not、日本画から音を感じて着想された守屋作 ♪Monkeys In Withered Tree。♪Maple はソプラノサックスと ピアノがソロ。♪Nilvana ではベース・トロンボーン・ピアノが、 D.エリントン♪It Don't Mean A Thing では三管がソロを。 アンコールは、珍しくピアノソロで守屋作♪Dance A Dance。 力強い華麗なピアノが響き渡り、お客さまは皆さん大満足され 帰路につかれました。 ←当夜のスナップ写真 ●訂正とお詫び:「Art In Motion」は定期公演のタイトル。 アルバム名は「Into The Bright Decade」です。 |
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2012.4.22 Sun 大賑わい、春がテーマの浩子グループ |
▶ウィリアムス浩子(vo) さんとジェイコブ・コーラ(pf) パット・グリーン(b) 小前賢吾(ds) ハル高内(g) さんの週末。 カタカナ名が多いですね(笑)。ジェイコブさんもパットさんも 奥様が日本人なので日本語も上手ですが、このグループ内の 会話は英語が標準語。 ▶浩子さんとはそれぞれ共演されていますが、全員では 初顔合わせのメンバー。英語でのリハですぐ打ち解けて、 とても素晴らしいサウンドの温かいステージになりました。 ▶私は、久しぶりにやってきた孫のレイくんと食事中に、 スタッフが風邪でお休みの連絡が入り、大急ぎでお店に 駆け付けると、客席はご予約の方をはじめ、予約なしで いらした方も多く、久〜しぶりに土曜日らしい大賑わいの 店内でした。 ▶1st.stage…インスト曲♪I Remember April、浩子さん登場し ♪All The Things You Are、♪Softly As In A Morning Sunrise、 ♪Moon River、ベースイントロから♪Just In Time、 ギターとピアノがソロをとったバラード♪Tenderly。 ♪Cry Me A Rive。 ▶2nd.stage…♪Over The Rainbow、♪A Time For Love、 ♪Close To You、古い名曲♪Love Me Or Leave Me、 ♪i'll Be Seeing You、♪I Cried For You、 ♪Spring Can Really Hang You Up The Most、 アンコールは♪My Romance でした。 ▶お客さまには、優しくゆったりした雰囲気の、 春がテーマのステージで週末の夜をお楽しみ頂きましたが、 私は配膳で大忙し。しかも最近は歳のせいか、オーダーを 全部覚えられなくて、ご迷惑をおかけすることが 多くなりました。オーダーが遅れた方、ごめんなさいね。 演奏曲名も、お客さまがメモして下さいました。 お心遣いありがとうございます。 ▶浩子さんは昨年レコーディングした作品のミックスダウンで 先週はロスのスタジオ。9月には発売されるそうで楽しみです。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.4.24 Tue 元気をもらえた裕香さんの明るい歌 |
▶大口純一郎(pf) 織原良次(ds) セバスチャン・カプティーン(ds) 上田裕香(vo)さんらの《ブラジリアン ナイト》雨の週明け。 ポルトガル語に堪能な裕香さんは、歌う前に内容を簡単に 説明してくださいます。一般的にブラジル音楽は陽気な音楽、 と思われていますが、大きく分けると、サンバ、ボサノバ、 ショーロと3種類に分けられ、一概に陽気な音楽とは 言えないようで、深い意味を持つ曲が多いということです。 ▶彼女の声は、マイクを離しても良く届く声で心にもよく 響いてきます。セバスチャンさんはオランダ人ですが、 現在は沖縄に住んでいて手弁当で上京して来てくれました。 裕香さんとは初共演で、リハーサルで歌を聴きとても 気に入られたようでリクエストをしていらっしゃいました。 ▶1st.stage…インストで♪Rapaz de Bem (可愛い子)、♪Zingaro。 裕香さん登場♪Somos Novios (恋人同士)、♪Cai Dentro(内に秘めて) ♪O Bêbado e A Equilibrista (酔っぱらいと綱わたり) ♪Travessia (明日への橋)、ショーロの曲♪Lamento(悲しみ)。 ▶2nd.stage…インストで♪Aqui O (ここで)、♪Tarde (午後)。 裕香さん登場♪Sambaem Preludio (序曲のサンバ)、 ♪Lamento no Morro (モーホ丘の悲しみ)、 ♪Corrida De Jangada (帆掛け舟)、♪Samba de Arerê (サンバの楽しさ味見させてあげる)、そしてセバスチャンさんの リクエスト曲♪Berimbau…これは弓矢のような形をした 世界最古の弦楽器名。凄く速い曲で、リズムが途中で変る 演奏者には難しい曲でしたが、聴き手には楽しい曲でした。 アンコールは♪Triste (悲しみは孤独の中にある)。 ▶歴史の中から生まれた名曲の多くを、気持の良いサウンドで 聴かせてくれました。お客さまも堪能し持参されたCDは完売 !! 一度お聴きになってみてください、みなさんきっと裕香さんと ブラジル音楽のファンになられると思いますよ。 次回の出演は、5月17日(木)です。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.4.25 Wed 久しぶりに楽しんだファンキーなジャズ |
▶鈴木道子(vo) 金子雄太(org) 渥美幸裕(g) 小森耕造(ds)さん。 道子さんはロイヤルブルーのプリーツ入りロング・ワンピースに よく合った柄のカーディガン姿。春らしい明るい衣装で登場し バックの若いミュージシャンの気持の良いグルーブに乗って、 全身で表現しながら踊るように気持よく歌いました。 ▶全身で歌う彼女を見ていると、彼女が大学を出てすぐに 六本木時代の当店にやってきて歌った時を思い出します。 声量があって日本人離れする太い声。その頃からグルーブ感が とても豊かで、私はすぐ気に入ってレギュラーシンガーとして 出演を決めました。チャリートさんもオーディションに来て、 レギュラーになった当時のことです。あの頃は(私も含め) みんな若かった…夜中に集まってくると、お店は 「ディスコタイム」になり、この二人をはじめみんなで 朝方疲れるまで踊っていた事を思い出します。 ▶1st.stage…インストで♪My Favorite Things、彼女が尊敬し 大好きだというA.リンカーンの♪Bird Alone、♪In Summer(Estate)。 ♪All Of You、♪Who Is She〜♪Guess Who I Saw Today〜 ♪Who Is She、♪Do Nothing Till You Hear From Me。 ▶2nd.stage…♪Use Me。A.リンカーンを2曲♪Throw It Away、 ♪It’s Supposed To Be Love。♪Misty、♪Compared To What、 ♪That’s All。アンコールは恒例♪What A Wonderful World。 久しぶりにファンキーなサウンドを楽しみながら、昔のことが 思い出された夜でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.4.26 Thu 気持いいサウンドが大きく広がったデュオ |
▶昨夜は 小沼ようすけ(g) 西藤大信(g) さんのギターデュオ。 大信さんは宮崎出身でバークレー音大卒後NYでCDデビュー。 ようすけさんは秋田出身で10代の頃から数々のコンテストで 賞をとり東京へ。11年前にCBSソニーからデビューしました。 ▶生い立ちは違いますが、二人とも海が大好きで、ギターを 弾いていない時は海にいるというくらい。楽器も趣味も同じ… 出会ったら意気投合しないはずはありません。二人で度々 デュオツアーし、昨夜は九州ツアーから帰った後でした。 ▶感性がほぼ同じ二人の演奏風景は、楽しくてたまらない といった感じ。男性と女性がほぼ半数のお客さまたちは、 そんな二人のステージを観て聴いて大いに楽しまれました。 ▶1st.stage…♪Affirmation、♪Oleo/Moose The Mooche、♪Alison、 アコースティックギター2本で♪Formentera (スペインの 地中海に浮かぶバレアレス諸島の中の島)。♪Pakala Color を 大信さんのギタレレ(コンパクトサイズのギター)と ようすけさんのギターで。そして♪Coffee Please。 ▶2nd.stage…♪Rain Drops。大信さんのギタレレ ソロで ♪旅愁=この道。ハワイの♪Ohana Song、 ようすけさんが赤いギターでソロの♪即興演奏〜♪ふるさと。 (外国に居ることが多いと日本の曲を弾きたくなるようです) ▶聴きにいらしていたハワイの女性歌手を呼出して ♪What A Wonderful World を一緒に歌いました。 アンコールは♪Fields Of Gold。そのあと、やはり聴きに いらしていたTOKUちゃんが入って♪Fly Me To The Moon。 ▶終演後もファンの方と話したり写真を撮ったり… 二人は大忙し。TOKUちゃんも二人に会うのが久しぶりだった ようで、たいそう嬉しそうでした。熱い男の友情を感じた夜。 8月にもこのデュオを企画しています。真っ黒に日焼けした お二人に会いにいらしてください。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.4.27 Fri 10人編成ならではのゴージャスなジャズ |
▶月末の木曜恒例となった《フロントページ オーケストラ》。 大型ゴールデンウイークを前にしてみなさんお忙しいのか、 いつもより客席が寂しくミュージシャンにはお気の毒でした。 入念なリハーサルをして本番に臨んだのにねェ… ▶三木さんも、アレンジを色々と考え、試行錯誤されて 何度も譜面を書き直して完成度を高めステージに掛けます。 昨夜も、17回も10人分の譜面を書き換えた曲を演奏されて 「これでどうかな?」と…。なかなか良かったですよ。 ▶10人の生音のゴージャスで美しいハーモニーが店内に 響き渡り、初めてお聴きになった方は、今時、このような 編成のバンドが生音で聴けるなんて…と感動されていました。 ▶1st.stage…(以下曲名のあとはソロをとった奏者です) ♪Stop And Go…三木俊雄(ts)奥村晶(tp)片岡雄三(tb) ♪Moon Flower…ユキ・アリマサ(pf)浜崎航(ts)、 ♪Happy Hour…浅井良将(as)山岡潤(euph)上村信(b)、 ♪Sleep Like A Baby…三木俊雄(ts)ユキ・アリマサ(pf)、 ♪East Plain…松島啓之(tp)浜崎航(ts)ユキ・アリマサ(pf)柴田亮(ds)。 ▶2nd.stage…♪Papillon…浜崎航(fl)上村信(b)奥村晶(tp)、 浜崎作編曲♪Blues For The United…松島啓之(tp)三木俊雄(ts)、 ♪Escher's Vision…山岡潤(euph)浅井良将(as)、 ♪Matilda…片岡雄三(tb)ユキ・アリマサ(pf)浅井良将(as) これが17回目のアレンジ。スペインのテナー奏者の彼女の 名前の曲で、それでこだわったわけではないでしょうけど(笑) ♪Echoes Of The Forest…上村信(b)イントロで、三木俊雄(ts) 片岡雄三(tb) ユキ・アリマサ(pf) 柴田亮(ds)、 アンコールは30年代の映画の主題曲でロマンチックな曲 ♪Time On My Hands。 ▶ビジネス ベースで考えたら、当店のような小さなお店で 10人編成のバンドを入れるのは今のご時世、考えられません。 でも、だからこそBODY&SOUL がやらなくっちゃ… いいライブジャズが衰退し身近に聴けなくなってしまう… 経営者としては頭の痛いところです。寂しい客席でしたが、 いいジャズに浸って、私は幸せな気分になれました。 ミュージシャンもガンバッテいます。皆さまもぜひ、 月末最終木曜の応援、よろしくお願いします。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.4.28 Sat ご報告が難しいほど楽しいステージ |
▶いやー、楽しかった。いやー、笑った。これはもう ジャズ・エンターテインメント・ショーですね。 ギラ・ジルカ(vo) 矢幅歩(vo)さん、中島徹(pf)さん、 北村嘉一朗(voice percussion)さん…みなさん芸達者の 役者たちが揃って、客席を巻き込んで、丁々発止 繰り広げられた昨夜のステージ。 ▶ギラさんは柔らかい関西弁でMCしつつ、中島さんは大阪弁、 矢幅さんと、北村さんは色んな言語を物まねしながら、 愉快なおしゃべりを聞いてるうちに…素晴らしい音楽の世界に 引き込まれていくのです。 ▶メロディー楽器はピアノだけなのに、ヴォイスドラムが入り ヴォーカルが入り、しっかりしたとても楽しい音楽になります。 これは聴かないと、とても説明できません。特に北村さんの voice percussion の凄さは、体験豊かな外人のお客さまも 大変驚いていらっしゃいました。 ▶1st.stage…♪Love、♪My Favorite Things、♪A Man A Woman、 ♪Moody's Mood For Love、♪Lullaby of Birdland、 ♪How Deep's Your Love、♪Spain。 ▶2nd.stage…♪Over Joyed、♪Don't Mean A Thing、 ギラ作♪Drinkin' My Tea。日本語で綺麗な曲♪卒業写真、 ♪Spinning Wheel、♪How Do You Keep The Music Playing、 「日本のブルース」♪3年目の浮気 …皆さん笑いこけて、私は 涙が出たほどでした。もちろん「奏者」の皆さんは真剣そのもの。 落ち着きを取り戻したところで♪Route 66。 アンコールはギラ作♪I Love You。 ▶お店も久しぶりに大入り満員の大盛況。伊藤君子(vo) さん 海老沢一博(ds) さんご夫妻もいらしていて、翌日が当店なので 早くに引き上げる予定が…ステージに引きこまれて最後まで。 大ベテラン ドラマー海老沢さんも、北村さんの「ドラム」には 舌を巻かれていました。 ▶お客さま皆さん一様に帰りがけに「この次はいつですか?」 …なかなか4人のスケジュール調整が難しく、次回は秋口、 9月の予定です。出演日はウェブなどでチェックして、ぜひ いらして大いに楽しんでください。私も楽しみです。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.4.29 Sun 期待を裏切らないペコちゃんのステージ |
▶爽やかなGW初日土曜日、夜は伊藤君子(vo) さんと ユキ・アリマサ(pf) 坂井紅介(b) 海老沢一博(ds) さん。 ペコちゃんも、白のロングドレスに薄いピンクのベストと 春らしい爽やかな装いで、いつものようにお客さまに 話し掛けながら、楽しいステージを繰り広げました。 ▶このあいだのこの欄で、ピアノの片倉真由子さんが 腱鞘炎になったことを書きましたが、昨夜は急遽、 彼女のピンチヒッターとして、普段、音大で教鞭を とられているユキさんにお願いしました。 ▶ステージでは、ユキさんが厚みのあるコードを奏で、 歌の意味を良く理解した素晴らしいサポート。 紅介さんはいつもニコニコ。ベースを弾くのが楽しくて たまらないといった表情。海老さんは、奥様を一生懸命 支える演奏ぶり。ペコちゃんは、大勢のお客さまで 賑わう客席を前にして水を得た魚のように張り切って… ▶お客さまのリクエストを聞き、このメンバー用の譜面の 用意がある曲には、気軽に応えていらっしゃいました。 お客さまを楽しませるプロ根性はピカ一です。初めて ペコちゃんをお聴きになって感動したハワイ在住の 有名な某元女優の方がいらしていて、タレントを している娘さんを、ぜひ弟子入りさせたい、 とおっしゃっていましたよ。 ▶1st.stage…♪A Boy From Ipanema。津軽弁バージョンで ♪Fly Me To The Moon。♪Summertime、♪Here's To Life、 ボサノバで♪Love Is Here To Stay。リクエストに応えて ♪Bridge Over Troubled Water。♪Bluesette、 ♪When the World Turns Blue、ボサノバで♪On A Clear Day。 ▶2nd.stage…♪Just In Time、♪I Got It Bad、♪Speak Low、 リクエスト曲♪A Song For You、♪But Beautiful、 ♪Who Can I Turn To?、日本語で素晴らしかった♪MI-YO-TA、 ♪On Green Dolphin Street、♪For All We Know、 アンコールは ♪It Don't Mean A Thing を皆でデュワデュワと 歌って楽しい夜が終りました。 ▶ペコちゃんは、復興支援に協力するCDにサインをして 沢山お買い上げいただき嬉しそうでした。久〜しぶりに いらしたお客さまも、変わらないペコちゃんの歌声に大喜び。 誰にも期待を裏切らないペコちゃんでした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2012.4.30 Mon 録音メンバーが揃っての記念ライブ |
▶日曜久々の【BODY&SOUL Special】は、アルバム 「ミュージック・オブ・マスターズ」のレコーディング メンバー、スタッフォード・ハンター(tb)井上智(g)増原巖(b) 横山和明(ds)さんが揃っての発売記念ライブ。 ▶このアルバムはタイトル通り、デューク、モンク、 マイルス…など、偉大なジャズ マスターの名曲を収録。 昨夜はその中からの曲と、オリジナル曲が演奏されました。 ▶スタッフォードさんは R.ハンプトン楽団、D.エリントン 楽団などに在籍するトロンボーン奏者で、井上さんとは NYニュースクール大の同窓生。20年来のお付合いで、 日本びいき。英語と日本語が混ざったMCでした。 ▶1st.stage…アルバムから♪Take Five、♪April In Paris、 スタッフォード作♪Honestly Speaking、 井上作♪クロマティック演歌、ギタートリオで ♪I'm In The Mood For Love、そのあとスタッフォードさんが 大きさの違う「ホラ貝」3本を持ち替えながら ♪さくら さくら のイントロを吹き、皆で合唱しました。 ▶2nd.stage…フランスの曲♪He About To Lose Me (Ballad Version) ♪Blue In Green、♪Green Dolophin Street、♪In A Merow Tone をトロンボーンとギターのデュオで。井上さんが震災を記憶に 残すために書いた♪Wolk With You、客席にいらしていた ニュースクール大の同窓生でフルート奏者の佐々木優花さんを 呼出して一緒に♪Caravan。同じくいらしていた黒人シンガー を呼び出し♪My Funny Valentine…彼はスタッフォードさんと 同姓同名の方で、とても良い声でした。 ▶終演後は皆さんで写真を撮りあったりして旧交を温めて いらっしゃいました。CDも沢山お買い上げいただいて、 発売記念ライブらしい夜になりました。 ←当夜のスナップ写真 |
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