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 Weblog by Kyoko (過去のブログはカレンダーを戻してネ)
  3.1 Mon 【お知らせ】コースディナー
  3.2 Tue 久しぶりに若々しいサウンドを満喫した夜
  3.3 Wed ジャズ黄金時代を彷彿させる骨太サウンド
  3.4 Thu 真由子さんのピアノをミュージシャンも聴きに…
  3.5 Fri 寒い中、ファンの方々で埋まった《EQ》
  3.7 Sun 忙しかった週末、2日間のご報告
  3.7 Sun ブランフォードさんを待った土曜日の夜
  3.9 Tue あうんの呼吸で最高にノった初めてのデュオ
  3.10 Wed 春雪の夜、心の温まる素敵なデュオ
  3.11 Thu 人の心を打つジェニファーさん2回目のステージ
  3.12 Fri 沢山のお花やプレゼント…マリさんの誕生日ライブ
  3.13 Sat 昼と夜、先週に続いて忙しい金曜日
  3.14 Sun 外人客が多かった週末のティファニーさん
  3.16 Tue オランダから初来日のメンバーが…
  3.17 Wed 温かい雰囲気に包まれた福ちゃんトリオ
  3.18 Thu 達ちゃんのお誕生日でお仲間が集まって…
  3.19 Fri ジャズとフラメンコのコラボレーションが実現!!
  3.20 Sat 大成功の《青学オープンカレッジ ジャズ講座》
  3.20 Sat 夜は、里帰りでリフレッシュしたチャリートさん
  3.21 Sun ヴォーカリスト、マーヤさんの楽しい週末
  3.22 Mon お祝いが重なり大変な賑わいだった春分の日
  3.24 Wed 客席は寂しかったけど…中身の濃いいい夜
  3.25 Thu 私の好きなジャズらしいサウンドのクァルテット
  3.26 Fri ファンで賑わった最終木曜恒例《フロントページ》
  3.27 Sat 寒い夜も、一足お先に春が訪れたような店内
  3.28 Sun 活気のある店内で演奏も活気づきました
  3.30 Tue ノリにノッて深夜まで…人気者二人のデュオ
  3.31 Wed 客席は寂しかったですが、とてもいいステージ


  2010.3.1 Mon   【お知らせ】コースディナー
昨秋から大好評いただいているコースディナー、
3月から新しく春バージョンになりました!!
お値打ちです、ぜひお試しください。
([Food&Drink]欄でご覧いただけます)。
▲top
  2010.3.2 Tue   久しぶりに若々しいサウンドを満喫した夜
▶リーダーの岡崎好朗(tp)さん以外は 菊池太光(pf) 楠水五月(b) 横山和明(ds)さんとも
みな24歳の若者たちのステージ。音楽の素晴らしさと、客席の埋まり具合とは、
必ずしも比例しないものですが…昨夜はその典型で、もったいない想いにかられた
岡崎さんのニュークァルテットの演奏でした。
▶菊池さんは、ジャズは独学で、プロになってほんの1年ほどだそうですが、
聴きにみえていた守屋純子(pf) さんが「みんな高額なお金を払って音大に行ったり
留学するのに、独学でここまで弾けるなんて…向上心がよほどないと出来ないわね」
と驚かれるほどの腕前でした。
▶楠水さんは法政大学のジャズ研出身で、しっかりしたベースらしいベース。
三歳の頃からドラムをいじっていたという横山さんは、10代で渡辺貞夫グループに
スカウトされた早熟で、昨夜は何かが弾けたようにサウンドの演出家になっていました。
飛び入りで叩いたドラマー福本さんも、鹿児島出身の24歳で、やはり独学でドラマーに
なった、なかなか個性的なドラミングでした。
▶NYで修行して帰国後一年、焦らず周りの様子を見ながらじっと待って、若者たちと
このユニットを創った岡崎さん。こうした若い人たちがジャズに燃えているなんて…
客席は寂しかったけれど、私としては嬉しいかぎり。若々しい活気に満ち、よく
スウィングする、その楽しさを満喫させていただきました。
▶1st.stage…♪Perfect Number ♪Bossanova NO.8 ♪Miyabi ♪One for Bobby
この4曲とも岡崎さんの作品。♪Polka Dots And Moonbeams。
2nd.stage…♪Alsomeria は南米に咲く花で、サンバのリズムで演奏。♪I've Never
Be In Love Before、♪Nana's Dance はフリューゲルホーンがとても素敵でした。
土星の衛星♪Titania、最後は♪Dee's Beat でした。
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  2010.3.3 Wed   ジャズ黄金時代を彷彿させる骨太サウンド
▶辛島文雄(pf) 島田剛(b) 小松伸之(ds)さんに池田篤(as)さんが入ったクァルテットの
60年代ジャズの黄金時代のようなサウンドは、いつ聴いてもいいものですね。
アルト/テナー/ソプラノ…曲によって持ち替える池田さんのサックスは、いずれも
感心するほど楽器がよく歌います。島田さんと小松さんは、どっしりとした安定感の
あるベースとドラムスでリズムを下から支えています。
▶辛島さんは音楽やサウンドをとても大切にしているのが良く解る演奏ぶりで、
リーダーとしての自覚もしっかりしていて、演奏が良くない時は、終ってから
すぐ話し合いをして、いい音楽を追求する努力を怠りません。
▶客席には何年ぶりかで生演奏を聴きにいらした50代の男性グループがいて、
学生時代を思い出したと大変感動し、ぜひまた来ます、とお帰りになられました。
一方、2nd.stage にも50代の男性グループがいらして前の席に座ったのですが、
こちらの方は大層酔っていて大声で話し始めたので注意すると、3曲ほどで
お帰りになりホッとしました。自分をコントロールできないのを、
お酒のせいにできるお歳ではありませんよ。
▶1st.stage…♪Fuchsia Swing Song ♪Blood Count ♪Norwegian Woods
♪Cool Struttin' ♪I Got Rhythm。2nd.stage…♪If I Were A Bell では、
やってきた岸田恵士さんが1曲ドラムを叩きました。♪Recoda Me
♪Body And Soul ♪Straight No Chaser ♪A Flower is a Love Some Thing、
やってきたTOKUちゃんが入って♪Oleo、〆は♪Round Midnight でした。
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  2010.3.4 Thu   真由子さんのピアノをミュージシャンも聴きに…
▶ひな祭りの夜。片倉真由子(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 二本松義史(ds) さんのトリオ、
客席は寂しかったのですが、演奏は素晴らしい夜でした。ミュージシャンが何人か
聴きにみえている中、真由子さんは普段と変わらず奇麗なタッチで、流れるような
ピアノを聴かせてくれました。ドラマーの二本松さんとは洗足学園の同窓で、
ボストンのバークレー音楽大学でも、良くジャムった気心の知れた仲間だそうで、
アイコンタクトをよくとりながらの演奏でした。
▶1st.stage…♪Secret Love ♪Rose Room いろんな人のを聴きますが私は彼女の
バージョンが大好きです。真由子作♪Bad Cats、♪Ruby My Dear ♪No Blues。
2nd.stage…♪My Shining Hour、真由子作♪Portrait of Freddie、聴きに来ていた
TOKUちゃんが入って♪There is No Greater Love、トリオに戻って
真由子作♪Rising、マッコイ・タイナーに捧げた♪Blues For Tyner。アンコールは、
天下一品のソロ ♪Star-Crossed Lovers ~The Single Petal of a Rose。
いらしていたミュージシャンは、ウィリアムズ浩子さん、トミー・キャンベルさん、
TOKUちゃん。お客さまはじめ、みなさん響きのいい音に感動されていました。
▶真由子さんは明日5日(金曜)、ブランフォード・マルサリスのブルーノート東京公演
に出ます。バンドのピアニストが2日遅れる、その代役だそうで、当日リハだけの
本番になりそうで心配されていました。でも、きっと大変勉強になると思うので、
こんな経験が出来て嬉しいとも。私も応援に行きたいと思っていますが、金曜日、
明日の当店はジェニファー・サノンとジョージ・コリガンさんですので、こちらも
聴き逃せません。あっちで1セットを聴き終わって帰ると、ウチではちょうど
1セット目…両方聴けそうですね。
▶あ、そうそう、明日は私がプロデュースした青学オープンカレッジ ジャズ講座
その第1回。中川ヨウさんの講義にも行かなくっちゃだワ。忙しくなりそう…
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  2010.3.5 Fri   寒い中、ファンの方々で埋まった《EQ》
▶大物揃いのクァルテット《EQ》は全員今が旬の売れっ子で、青柳誠(pf) 納浩一(b)
大坂昌彦(ds) 小池修(ts) さんらメンバーが揃うのは、年に2,3回。ライブステージが
なかなか実現しません。全員がリーダー格で、それぞれのオリジナル曲を持ち寄って
演奏するスタイルですが、どのオリジナル曲も完成度が高く、聴いていて飽きません。
▶先日5枚目のCDレコーディングが終了し、夏頃には発売になるということですが、
根強いファンがついているのも納得できます。昨夜は大雨で寒かったのですが、
予約のキャンセルもなく、みなさん足を運んでくださいました。ミュージシャンと
ともに「どうもありがとうございました」。
▶1st.stage…大坂作品♪It's Urgent,青柳作品♪Lala Walking,大阪作品♪Locomotive
♪Saturn's Ring ♪Sleeping Tiger,納作品♪Red Pepper & Aromatic Spices
小池作品♪Strikeout Pitch。
2nd.stage…納さん49歳の誕生日の作品♪49、大坂さんが散歩中に浮かんだという
♪Taking A Walk,青柳作品♪Nene,小池作品♪Morning Mist ♪P.S. Thank You
♪Dump Trane これはコルトレーンを吹き飛ばせという意味らしいです。
アンコールは納さんの♪Milesmiles でした。
▶ランニングが趣味の納さんは、このあいだの東京マラソンに出て、摂氏3度という
寒さの中、4時間20分で完走したそうです。昨年から初めたようですが、何にでも
真面目に挑戦する姿勢には頭が下がります。やれば出来る!!と言ってましたよ。
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  2010.3.7 Sun   忙しかった週末、2日間のご報告
▶〈金曜午後、青学オープンカレッジジャズ講座、その第1回目〉
ジャズ講座は大学としても初めての試みで、応募人数を心配しましたが、ほぼ定員の
60名近くの方が集まり、大盛況。年配から若い方まで、ジャズが初めての方から、
ジャズファンの方まで…少し女性の方が多かったでしょうか。
第1回目の講師は中川ヨウさんにお願いしましたが、さすが日頃、DJをやったり
慶応大学で講義しているだけあって、手慣れたもの。L.アームストロングから
マルサリス・ファミリー、M.ディビス、J.コルトレーン、C.パーカー、エラ.F、
P.メセ二ー…などを取り上げ、ジャズってどんな音楽なのか、DVDの映像を使って
解りやすく興味深く講義し、大好評・大成功でした。ヨウちゃん、ありがとう。
▶〈その後ブルーノート東京、ブランフォード・マリサリス公演へ〉
片倉真由子さんが代役を務める初日。何しろ譜面がつい先だって送られて来ただけ。
15分ほどの当日リハで本番になるので、真由子さんには大変なプレッシャーでした。
私は、昔から親しくしているブランフォードさんに「私の娘の様なピアニストなので
よろしく」とお願いがてら、お会いしに行きました。
本番のステージは、のっけから、まるで高速道路を突っ走っているようなもの凄い
スピード感とグルーブ感に、圧倒されました。
ステージは、オリジナル曲の中にスタンダードナンバーをはさみ、適度に気分転換
のある内容で、真由子さんはしっかり実力を発揮できていて安心しました。
▶〈当店は久しぶりのスペシャルステージ〉
ジェニファー・サノン(vo) ジョージ・コリガン(pf) さんのデュオ。実は、昨年やって
私がとても気に入ったので今年もお願いしたのですが、日本ではまだあまり名前が
知られてないせいか予約状況は芳しくなく、心配しておりました。でも、常連さんが
来て下さり、客席はそこそこ埋まりました。
彼女はウィントン・マリサリスの秘蔵ッ子だけあって、音域が豊かな丸みのある声で、
気品が漂っていて、可愛らしく、洗練された物腰で、大変好感が持てる黒人女性です。
▶スタンダード曲中心のステージでしたが、中に聞き慣れない素敵な曲があり聞くと、
飛行機を待っている時にメロディーが浮かんだ曲で、まだ題名がない、とのこと。
ピアノも弾ける彼女、作曲の才能もあるようです。
▶次回は、水曜10日、このデュオに原朋直(tp)さんも参加しますが、さっそく
予約をなさって帰られた方が数人いらっしゃいました。私がいいと思って招請した
ミュージシャン、私の感性を認めてもらったような気がして嬉しいですね。
(写真アップしました)
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  2010.3.7 Sun   ブランフォードさんを待った土曜日の夜
▶久しぶりのリレット(vo)さんと、ユキ・アリマサ(pf) 上村信(b) トミー・キャンベル(ds)
井上信平(fl) さんのステージは、雨降りの土曜日。鹿児島から手弁当で出てきてくださる
リレットさんなので、客足が心配でしたが、客席は2セット目には何とかカタチになり
ホッとしました。リレットさんは深いブルーのスパンコールのワンピース姿で、
艶やかに登場。トミーさん以外のメンバーは、リレットさんとは初めてでしたが、
みなさん優しく温かくサポートしていました。
▶1st.stage…トリオのインストで♪Beautiful Love、信平さんのフルートが入って
♪Speak Low、ヴォーカルが入って♪On A Clear Day ♪Sky Lark ♪My Favorite Things
♪My Funny Valentine  ♪The Man I Love。
▶休憩中に、ピアノが小曽根真さんに代わったブルーノート東京のB.マリサリスバンドに
行ってみると、客席は満々席。小曽根さんも4日前に譜面が来て、リハなしで本番だった
ようですが、さすが小曽根さん、ずーっと一緒に演奏しているように聴こえました。
ピアニストの実力が試されるような2日間のステージでしたが、今夜(3日目)からは
レギュラーピアニストが到着するようです。
▶終演後、当店に遊びに来るとおっしゃっていたブランフォードさんを、お客さまと一緒に
今か今かと待ちました。12時過ぎに、多田誠司(sax)さんらと現われ、多田さん、トミーさん、
上村さん、ユキさんが参加して演奏が始まると、太くて柔らかいテナーの音色が、
店内に響き渡りました。残っていた方々にサインをしたり、一緒に写真を撮ったりして
くつろいでお帰りになりました。彼と私とは、彼が初めて東京にやって来た時以来、
長年にわたるおつきあいですが、来日すると必ず顔を出してくださる律儀な人柄です。
嬉しいですね。
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  2010.3.9 Tue   あうんの呼吸で最高にノった初めてのデュオ
▶ドラムスのトミーさんとオルガンの河合さんは、この5年にわたって、当店一緒に
出演されていますが、デュオのステージは昨夜が初めてでした。まるで義兄弟のように
仲のいい二人ですが、昨夜はいつもと違い代介さんがリーダー役で、トミーさんは
安心しきってデュオの演奏を楽しんでいました。
月曜日でお客さまは少なかったのですが「僕らはプロフェショナル。
お客さんが少なくてもベストを尽くします」と客席を楽しませていました。
▶1st.stage…スタンダード曲が中心のステージですが、河合さんがゲーム用の音楽
として作ったという♪South Swing、そしてハイテンポの曲♪Tone Wheel は、
いずれも素晴らしい曲でした。
▶2nd.stage も終ろうとする時、ちょうど3人お客さまが入ってくると
「では3人に1曲ずつ演奏します」と演奏し始め、3曲目の♪A Night in Tunisia を
始めると折よくTOKUちゃんがやってきて一緒に吹き始めました。そんなこんなで
2nd.stage は1時間40分もの大サービス。居合わせたお客さまは、みなさん最後まで
聴いていかれました。いつも150キロもの重いオルガンの搬入・搬出、ご苦労さまです。
トミーさん、代介さん、お疲れさまでした。
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  2010.3.10 Wed   春雪の夜、心の温まる素敵なデュオ
▶鈴木央紹(ts) 若井優也(pf) さんの昨夜のステージは、実は私が若井さんのピアノを
じっくり聴きたくて、央紹さんにリクエストした初の試みなのですが、生憎の雪模様に
なってしまいました。でも女性は強し、というんでしょうか、予約をなさった方々は
10数人ほど、全員が女性でしたが、みなさんちゃんとおみえになりました。
▶相性のいい二人の演奏は、選曲もピアニストの作品が多くて聴きやすく、優しく心に
響くような温かいステージでした。大雪にならないうちにと2nd.stage は早めに始め
ましたが、みなさん最後までお聴きになり、心を暖かくして雪の中を帰られました。
▶1st.stage…B.エバンスの♪Show-Type Tune、♪I Didn't Know What Time It Was
♪The More I See You、バラードで♪How High The Moon はとても良かったです。
B.エバンスの♪Very Early はピアノのソロが素晴らしかった。
2nd.stage…K.ジャレット作♪So Tender、ピアノをフィーチャーして♪U.M.M.G
(Upper Manhattan Medical Group)、鈴木作♪Herald Square、バラードで
♪Some Other Time、J.シアリングの♪Conception は、どんどん発展して凄かった。
アンコールは♪Someone to Watch Over Me。
▶まだ若く経験も浅い若井クンの演奏がとても素晴らしかったので、なぜピアニストに
なったのか伺いました。幼いころ親に強制的にヤマハ音楽教室の専門コースに入れられ、
好きになれず中学でやめていたところ、高校の終わりにコルトレーンを聴いて衝撃を受け、
大学に入ってから(ちなみに彼は東大です!!) ジャズ研に入って勉強せずジャズばかり。
今に至っているそうです。
▶央紹さんも同じくヤマハのコースで、中学の時にキャノンボール・アダレーを聴いて
ピアノをやめサックスを始めたそうです。ヤマハの専門コースは厳しいコースで、
二人とも、今はそれが役に立っている、ということです。
▶なお、この二人のデュオは、当店6月23日(水)にも予定していますので、ぜひ聴きに
いらしてください。その頃は、昨夜と違ってもう暑い盛りでしょうか…
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  2010.3.11 Thu   人の心を打つジェニファーさん2回目のステージ
▶先週に続いて、昨夜は原朋直(pt)さんが参加しての第2回目、ジェニファー・サノン(vo)
ジョージ・コリガン(pf)さんのスペシャルステージ。先週はみなさんに来て頂くのに苦労
しましたが、昨夜は平日にもかかわらず客席はよく埋まり、ホッとしました。
リピーターの方も多く、それだけの価値あるステージ、ということでしょうか。
▶はじめにジョージさんと原さんがデュオで1曲演奏してからヴォーカルに入りました。
ジェニファーさんは、オレンジがかったピンクのタンクトップにグレーのタイトスカート。
身体の線に自信のあるモデルでもなければ、ちょっと着られないような衣装。でも
ステージに立つと、とてもシックで上品さを感じるのは、内面から滲み出るものが
あるのでしょうか。スタンダードナンバーを素直にストレートに歌っているのに、
なぜか人の心に響いてくる…こんなヴォーカルは、なかなかいません。
特に近くで聴いていたお客さまは、男女を問わず私と同じように感じたと言うことで、
多くの方が彼女のファンになられたようでした。
▶メモした紙を忘れてきてしまいましたが…♪My Funny Valentine ♪My Favorite Things
♪Night in Tunisia ♪Bye Bye Blackbird ♪Embraceable You The Nearness of You など、
とても印象に残っています。そして、彼女の歌は聴く人を幸せな気分にしてくれるようです。
多くのお客さまが「今度の出演はいつですか?早く聴きたいですね」と名残惜しそうに
お帰りになりました。
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  2010.3.12 Fri   沢山のお花やプレゼント…マリさんの誕生日ライブ
▶中本マリ(vo) さんと 大石学(pf) 米木康志(b) セシル・モンロー(ds) さんのトリオ。
マリさんの誕生日ライブということで、たくさんのお花やプレゼントがお店に届き、
マリさんもとても嬉しそうでした。ステージは、いつも一緒に演奏している仲間で
(このメンバーが揃わないとライブはしないほど、彼女の信頼厚いトリオです)
安心しきって歌っていらっしゃいました。
▶1st.stage…♪Fly Me To The Moon ♪A Song For You ♪How Long Has
This Is Been Going On ♪My Favovite Things ♪Almost Like Being In Love
♪No Moon At All ♪When You Wish Upon A Star。
2nd.stage…♪枯れ葉 ♪How Insensitive ♪Don't Be Afraid Of Love
♪Too Many Spring ♪Plese Send Me Some To Love ♪Love For Sale
♪Everything Must Change アンコールは♪P.S. I Love You。そして最後に、
お客さまと一緒に ♪テネシーワルツ の大合唱で誕生日ライブが終わりました。
▶さて、今日はこれから〈青学オープンカレッジ〉の第2回。お願いした講師は、
才媛、守屋純子さん。ピアノを弾きながらの講義…楽しくなりそうです。
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  2010.3.13 Sat   昼と夜、先週に続いて忙しい金曜日
▶昼は先週に引き続き、講師を守屋純子(pf)さんにお願いした《青学オープンカレッジ第2回目》
講義開始15分前に教室に入ってみると、既に熱心な受講生で満杯でした。講義は「ジャズって
どんな音楽?何から聴き始めたらいいの?」…初心者のそんな疑問に、童謡を教材に取り上げ、
リズム、メロディー、ハーモニーなどの話をされ、どんな曲でもジャズになる楽しさを、
実際にピアノを弾いて聴かせます。実演つきですから説得力があり、皆さん大きな関心を
寄せていらっしゃいました。
▶多くの方に少しでもジャズを知ってほしくて、私としてはボランティアでこの講座の
プロデュースをお引き受けしましたが、毎回大変熱心に聴いて頂けていて、苦労した甲斐が
あったと嬉しくなります。第3回目は、ジャズヴォーカルについて伊藤君子(vo) さんが講義し、
その直後、当店で彼女の実演ステージを聴く事になっています。
▶さて夜は、伊藤大輔(vo) 山口有紀(vo) 野本晴美(pf) 箭島裕治(b) トミー・キャンベル(ds)
さんの《トミー・キャンベル ヴォーカル セッション バンド》。いつも通り美人二人の
艶やかなステージです。有紀さんは胸に薔薇をつけた深紅のドレス、晴美さんは白地に薄い
ピンクとブルー柄の入った半袖のワンピースに黒いブーツ姿です。
▶晴美さんは、このバンド参加は年に2回ほど。難しい変拍子や、普段はあまり演奏しないような
曲が多いのに、彼女なりのアレンジで楽しみます。トミーさんは、みんなのアドリブを尊重し
決め事以外は自由にさせるので、同じ曲でも演奏するたびに毎回変化します。
これもジャズという音楽の面白い所ですね。
▶1st.stage…♪Dream Life ♪Cheek To Cheek ♪All Day Long ♪The Waters Of March
♪The Peacocks ♪Just For Fun。2nd stage…♪Selfish Fella〜♪You Must Be Crazy ここで
アドリブの掛け合いが入り客席は大爆笑。♪Barcelona ♪I'm In Love Again ♪Pipoca
♪A Tiny Love Song ここでもアドリブのコントが入り大受けでした。♪The Gahtooze、
アンコール♪Savoy。
▶有紀さんは留学の経験があってバイリンガルですが、大輔さんはこのグループに抜擢されて
から英語の勉強を始めたのですが、若いから上達が早いですね。羨ましい限りです。
有紀さんは広告代理店に勤めながらヴォーカルが好きで始めた二足のわらじ履きですが、
これほど成長したのは向上心のたまもの。先が楽しみです
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  2010.3.14 Sun   外人客が多かった週末のティファニーさん
▶週末は、ティファニー(vo)さんと秋田慎治(pf) 岸徹至(b) 加納樹麻(ds) さんのステージ。
ティファニーさんは、黒のサテンのドレスに黒く光るネックレスとイヤリング。いつも通り
素敵なコーディネートです。客席には、お誕生日会の外人グループなど外人客が多く、
日本人と半々位でしたでしょうか。このバックメンバーは、みんなティファニーさんの歌が
大好きで、聴きながら一緒に楽しんでいるのが良く解る演奏ぶりです。
▶1st.stage…♪In A Mellow Tone ♪Quiet Nights ♪The Way You Look Togather
♪When You With Upon A Star ♪To Love And Be Loved ♪Smoke Gets In Your Eeyes
♪Cheek To Cheeck。
2nd.stage…♪East Of The Sun ♪Killing Me Sofftry ♪St.Thomas ♪荒城の月
♪It Could Happen To You ♪Green Dolphin Street ♪Yesterday & Yesterdays、
アンコールはピアノだけをバックに歌った♪Amazing Grace でした。お客さまには、
彼女のCDをたくさんお買いあげいただき、ティファニーさんもサインをしながら
とても嬉しそうでした。
▶さて月曜日(15日)は、オランダのピアノトリオにTOKUさんがゲストに入ります。
せっかくオランダから来ているミュージシャンなのに、予約が少ないので心配しています。
素晴らしいステージだと思いますよ。どうぞ応援よろしくお願い致します。
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  2010.3.16 Tue   オランダから初来日のメンバーが…
▶今は沖縄に住んでいるセバスティアンさんに会いに、オランダからピアニストと
ベーシストが初来日。名付けて《Dutch Jazz Trio》のセバスティアン・カプティン(ds)
トリオ。やってきたのは、ジョスト・スワルト(pf)さんとジェロエン・ビエルダッグ(b)さん。
ゲストに TOKU(vo,flh) ちゃんを迎えてのステージでした。
▶セバスティアンさんは東京を案内しがてら、久しぶりに旧友たちと一緒に演奏する
ことになり、昨夜は大層嬉しそうでした。お二人ともオランダでは有名な方たちですが、
日本では無名…。ウチの常連さんたちに来ていただくよう連絡して、満席とはいきませんが
何とか客席を埋めました。でも、いつものTOKUちゃんファンがあまり関心を示して
くださらなかったのは、なぜなんでしょう…。
▶TOKUちゃんとは当然、初顔合わせでしたが、すぐに打ち解けてプレイ。ミュージシャン
には国境が無くていいですね。特にジャズミュージシャンは、どこの国の人でもすぐ一緒に
演奏できるのは、いいですね。クラシックではこうはいかないと思いますが…ちなみに
オランダの彼らはクラシックの基礎がしっかりできている素晴らしいトリオでした。
特にベースはエレベでしたが、音色も良く、太いリズムで気持ちよかったです。
TOKUちゃんも気持良さそうに演奏していました。聴きにきていたグレース・マーヤさんは、
ピアノのすぐそばに座ってジーッと聴いていらっしゃいましたが、最後はヴォーカルで
参加しました。
▶1st.stage…♪ナルディス、楽しみにしていた♪Tokyo、ここでTOKU ちゃんが入って
♪Monks Dream♪Dolphin Dance、TOKUちゃんのヴォーカルで♪Again、♪Caravan。
2nd.stage…トリオで♪London Blue、♪ショパンのエチュードをジャズ風に演奏、
TOKUちゃんが入って♪But Not For Me ♪Bewitched ♪I Love You ♪She、T.モンクの
12/8拍子の♪Evidence、アンコールはマーヤさんも入って♪Summertime。
▶客席は少々寂しかったですが、いらした方はみなさん「来て良かったよ、誘われなければ
こんな素晴らしい音楽を聴けないとこだったよ」とおっしゃってくださり、緊急連絡した
甲斐があった、と私もスタッフもホッとした夜でした。
(写真アップ=[photos]欄更新)
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  2010.3.17 Wed   温かい雰囲気に包まれた福ちゃんトリオ
▶福田重男(pf) 上村信(b) セシル・モンロー(ds)さんのトリオには、しっかりと
固定ファンがいらっしゃって、皆さんすでに顔見知りとなっているので、
昨夜の店内もどことなく家庭的な雰囲気に包まれました。福田さんの
オリジナル曲の人気も高く、ご自分の好きな曲になると拍手が鳴り響きます。
昨夜はセシルさんの演奏がとても良くてセシルさんにも声が掛かっていました。
▶1st.stage…モンクの曲からスタート♪Eronel ♪Don't Be Silly ♪Spring 8
♪Peacoks ♪No More Blues ♪All Blues。2nd.stage…♪Rachel's Lament
♪All Of You、カリプソのリズムで♪Mohawk Drive ♪Lullaby
♪Someone To Watch Over Me…など。
美しいサウンドが店内いっぱいに響き渡るアットホームな夜でした。
▶実は私、花粉症と風邪で顔面がグショグショ状態。先ほど、病院に行って
きましたが…今日のブログは簡単ですけど、悪しからず…よろしくね。
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  2010.3.18 Thu   達ちゃんのお誕生日でお仲間が集まって…
▶《横山達治スペシャル プロジェクト》メンバー、横山達治(per) 福井友美(pf)
高瀬裕(b) トミー・キャンベル(ds) 里見紀子(vln) さんの昨夜は、達ちゃん58歳の
誕生日ライブでした。彼はもう30年ほど当BODY&SOULに出演し演奏しているの
ですが、容姿もほとんど変わってないような気がしますし(笑い方も同じですし)…
とても還暦がもうすぐとは思えませんね。とにかく何時も笑っている人で
(だから私たちは彼のことを「笑い袋」と呼びます)、何をやっても全く憎めない
愛すべき人なのです。メンバーの仲間もみなそのことをよく解っていて、
一緒に楽しんで演奏する、いつも通りの楽しいステージでした。
▶♪Mambo In ♪Yatorata ♪Poinciana ♪G線上のアリア♪Satin Doll ……など。
お祝にいらしていたメロディ・ガルドー・バンドのベーシスト、スティーブさんと
TOKUちゃんが入って♪A Night In Tunisia、同じく チャリート(vo)さんが入って
お祝いを言いながら♪Quiet Nights Of Quiet Stars。
お誕生日祝いにお仲間のみなさんが駆けつけ、一緒に演奏…
ミュージシャンシップって、いいものですね。
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  2010.3.19 Fri   ジャズとフラメンコのコラボレーションが実現!!
▶近藤和彦(as) 今泉正明(pf) 上村信(b) 大坂昌彦(ds) さんのクァルテット。
近藤さんのオリジナル曲の中には、フラメンコがテーマになった曲があります。
フラメンコダンサーの方から頼まれて書いた曲だそうで、リズムが難しくて
大変苦労なさったそうですが、昨夜はそのフラメンコダンサーの佐藤浩希さんが
仲間の方と三人でお見えになり、踊って下さいました。
▶佐藤さんは「世界が尊敬する日本人100人(ニューズウィーク日本版)」の中に
入っている方だそうです。近藤さんの♪El Cantaro De Mallorca にあわせて
二人がリズムを手で叩き、佐藤さんが素晴らしい足さばきで切れの良いダンスを
披露してくださいました。ミュージシャンもそれを見ながら楽しそうに演奏。
お客さまはその迫力に、別世界に連れて行かれたようでした。
バラード♪十六夜の後も、フラメンコと一緒に♪Caravan を演奏。
お客さまも大層刺激を受けられたようで、とても素晴らしかった、と皆さんが
おっしゃってお帰りになられました。
▶私はジャズに劣らずダンスも大好きなのですが、そのステップや身のこなしの
見事さに惚れ込み、当店今年の七夕の日に、佐藤さんの奥様、鍵田真由美さんと
佐藤さんとのデュエットで、昨夜のクァルテットと共に出演していただくことに
なりました。皆様、ぜひお越し下さいませ。決して失望させませんよ。
▶さて、本日もこれから〈青学オープンカレッジ〉の第3回、お願いした講師は
ジャズヴォーカリスト伊藤君子さんです。明日、ご報告いたします。
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  2010.3.20 Sat   大成功の《青学オープンカレッジ ジャズ講座》
▶毎週金曜日に開講されたこの講座も昨日が最終回。講師はヴォーカルの伊藤君子さん。
1回目の中川ヨウさん、2回目の守屋純子さん、お二人とも大学で教鞭をとって
いらっしゃいますが、今回のペコちゃんは大学での90分間の講義は初めて。で、少々
心配でしたが…全くの杞憂でした。ご自分で60人分のプリントを持参し、とても充実した
興味ある内容でした。さすがですね。聴講生の方は、20代から70代までいらっしゃり
大変熱心に聴いていて、皆さんペコちゃんの人柄に親しみを感じられたようでした。
▶ヴォーカリストは肉体が楽器です。ペコちゃんは過去、東京でもNYでも、そして現在も、
先生に付いてヴォイストレーニングをしています。そして、身体の力を抜くこと、関節を
柔らかくしていい筋肉を育むこと…などに気をつけて毎日生活しているそうです。
その鍛えた発声法をご自分の身体を使って説明され、受講生のみなさんにも実際に
発声していただきました。現代は、大きな声を出す機会がなかなかない生活です。
みなさんもぜひ、毎日一回は大きな声を出すと、健康のために大変いいということですよ。
▶終了後、ほとんどの受講生の方が歩いて当店まで移動し、実際のジャズクラブを
体験して頂きました。その実演メンバーは、ユキアリマサ(pf) 坂井紅介(b) 海老沢一博(ds)
さんのトリオと、リハーサルなしですぐ本番のペコちゃん。
初めにトリオの演奏を聴き、そしてヴォーカルが入るとこのような音楽になる、という
その様子をみなさん真剣な眼差しで1時間ほど聴き、とても感動されていました。
▶このジャズ講座、参加人数も多く評判も大変よかったようで、夏期オープンカレッジも
よろしくお願いしたい、と協力を頼まれました。大変ですが、多くの方にジャズの
素晴らしさが伝わったようで、やりがいはあります。
ヨウさん、純子さん、ペコさん、ありがとう。お疲れさまでした。
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  2010.3.20 Sat   夜は、里帰りでリフレッシュしたチャリートさん
▶夜のお店は、つい先ほどのペコちゃんに替わって、ヴォーカリストがチャリートさん。
バックメンバーは、ユキ アリマサ(pf) 坂井紅介(b) さんは引き続き、ドラムスは替わって
ジーン重村(ds) さんです。実はチャリートさん、このところの疲労が積み重なり、
体調を崩されたため、つい先日までフィリッピンに里帰りして休養してきたところ。
信頼しているミュージシャンとのステージということもあって、大変リラックスした
ステージでした。食事を済ませて戻って来たペコちゃんと海老沢さんご夫妻に聞くと、
ジーンさんは、かって海老沢さんのお弟子さんだったそうで、久しぶりに彼の演奏に接し、
ステージ終了後はアドバイスをされていらっしゃいました。
▶1st.stage…インストで♪I Hear Rhapsody ♪In The Wee Small Hours Of The
Morning チャリートさんが入って♪Love Dance ♪Dindi ♪In Love in Vain
♪Old Folks ♪My Shining Hour。
2nd.stage…インストで♪Triste、チャリートさんが入って♪In A Mellow Tone
♪But Beautiful ♪How Do You Keep The Music Playing ♪Summer Me Winter Me
♪Like A Lover ♪I Only Have Eyes for You。
私にとって、そしてステージが続いたユキさん紅さんにとっても、永〜い一日でしたね。
でもいろいろが無事に終わりました。みなさん、どうもありがとう。
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  2010.3.21 Sun   ヴォーカリスト、マーヤさんの楽しい週末
▶グレース・マーヤ(vo)さんと、ユキ アリマサ(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 原大力(ds)さんの週末。
マーヤさんは、ユキさんを大変尊敬していて彼のピアノで歌うのが夢だったそうです。
いつもはピアノの弾き語りですが、昨夜は中央に立ってヴォーカリストとしての出演。
当店でこうして歌うのはほとんど初めて。黒い帯の付いたおしゃれな白い帽子をかぶり、
赤と白の花柄のタンクトップに、流行のぼろぼろジーンズ、そしてオレンジのシューズ。
ファッショナブルなスタイルで登場です。
▶1st.stage…インスト曲♪I'll Close My Eyes ♪Tenderly、マーヤさんのヴォーカルで
♪River Moon ♪Blue Sky ♪Color of Love ♪Caravan、そしてバースから入ってとても
説得力があった♪For Madam Butterfly、♪Someone in Love。
2nd.stage…インスト曲♪Imagination、ヴォーカル♪Fever ♪Nothing at All、サンバ
♪So Dance Samba、ボサノバ♪11時の夜汽車…ブラジルではメジャーな曲らしいですが、
素敵な曲でした。マーヤさん、今度は弾き語りで♪You And The Night And The Music、
ヴォーカリストに戻ってジョニー・ミッチェルの♪A Case of Love、♪Summertime、
アンコールは♪Tenessee Waltz でした。
▶私もユキさんのピアノは大好きですが、多くのヴォーカリストも、彼と一緒にやると
その素晴らしいプレイにみなさんファンになってしまわれるようです。だから彼との
リクエストが増え、このところ当店の出演回数も自然と多くなってきているユキさんです。
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  2010.3.22 Mon   お祝いが重なり大変な賑わいだった春分の日
▶春分の日の《BASS TALK》ゲストに山本剛(pf)さんを迎えて、メンバーは鈴木良雄(b)
野力奏一(pf)井上信平(fl)岡部洋一(per) さん。チンさんのお誕生日と南里文雄賞受賞記念が
重なり大賑わいでした。高校の同級生、大学時代のお友達、久しぶりの旧友の方々…等で
店内は超満席。すでに予約の時点で満席でしたが、せっかくお祝いにいらした方に
お帰りいただく訳にもいかず、補助椅子を出したのですが、それでも間に合わない状態。
しかもどなたも途中ではお帰りにならず、みなさん最後まで楽しんでいかれました。
店内はお花や贈り物の山でした。
▶ステージはいつも通りオリジナル曲で、素晴らしいサウンドで皆さんを包んでいました。
1st.stage…♪Somewhere I Never Traveled Fairy Dance、ピアノとベースのデュオで
♪My Dear Friends ♪Tancho フルバンドに戻り♪Touch Of Spring ♪Winter Daybreak。
2nd.stage…剛ちゃんとベースのデュオで♪Game Boy ♪Kisses On The Wind ♪Misty
♪A Girl from Ipanema、フルバンドに戻って♪NY Blue ♪Wings ♪For Your Birthday。
▶チンさんは64歳になりました。好きで選んだ道ですから当然ですが、あと20年は現役で
頑張りたいそうです。これからもますますお元気で、ご自分の音楽を追求してくださいね。
改めて、おめでとうございました。
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  2010.3.24 Wed   客席は寂しかったけど…中身の濃いいい夜
▶メンバー、増原巖(b)掘秀彰(pf)安藤正則(ds)河村英樹(ts)田中洋一(tp)さんのユニット
《What's Up》いつも感心してブログやコメントでは何回も言っていることで恐縮ですが…
このグループは本当に地道にコツコツと自分たちの音楽を追求・発信し続けています。
昨夜の客席にはニュージーランドからの人、オランダからの初老の御夫婦…が見えていて、
いずれもジャズ好きらしく最初から最後まで熱心に聴いていかれ、このユニットの演奏に
いたく感動して、CDもお買い上げになられました。
▶特に誰を聴きに、というわけではなくフラリとお店に来たお客さまに、素直に感動
してもらえるのは、その音楽が本物、ということだと思います。お客さまは少なくても、
私は嬉しくなり、応援したくなります。
▶1st.stage…ホウレス・シルバーの♪Gregory Is Here、増原さんの♪Which One Is True、
♪Just You Just Me ♪Old Folks、増原作♪Suobs。
2nd.stage…ケニー・ダーハムの♪Mayner Hollday、ノルウェーのオスロをイメージした
という堀さん作♪OSLO は北欧の感じ?がよく出ていました。ビバップの曲でT.モンクの
♪52nd.street、増原作♪5 Minutes To Tomorrow ♪I Was Wrong ♪Time On My Hands。
いずれも気持ちのいい演奏で、中身の濃い、いい夜でした。
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  2010.3.25 Thu   私の好きなジャズらしいサウンドのクァルテット
▶皆さん忙しくてスケジュールを合わせるのが大変なメンバー、峰厚介(ts) 清水絵理子(pf)
是安則克(b) 村上寛(ds) さんのクァルテット。久しぶりの出演でしたが、さすがベテラン
峰さんですね。たった一音、音が出た瞬間に、私の耳を惹き付けました。
▶ステージは全編彼のオリジナル曲。ピアノの絵理子さんは、この難しい曲を見事に全て
マスターしていて、上達ぶりに目を見張りました。是安さんもベースの良さをうまく
弾き出していてとても良かったです。峰さんとはアウンの仲の寛さんのドラミングも
とても新鮮で、皆が一本の線の上を外れることなくプレイしていて、緊張感のある、
私の好きなジャズサウンド。次回のステージも楽しみなグループです。
▶客席には音楽の都ウィーンからいらした青年が、最初から最後まで熱心に聴いていて、
ミュージシャン全員のサインを貰って嬉しそうに帰って行きましたよ。
▶1st.stage…♪Ab ♪Morning After ♪Without Fail、素敵なバラード♪Stay There
♪Country of The Freedom。
2nd.stage…♪With You're Soul ♪Mr.Monster ♪Shiodomari ♪The Other Stream
バラード♪ESA ♪Banboo Grove でした。
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  2010.3.26 Fri   ファンで賑わった最終木曜恒例《フロントページ》
▶月末の木曜日恒例《フロントページ オーケストラ》は、寒の戻りのような寒い雨にも
かかわらず、ファンの方々が大勢聴きにいらっしゃいました。メンバーが一新してから
ほぼ1年が過ぎ新曲も増えて、活気づいてきました。
▶1st.stage…♪Stop & Go は、三木俊雄(ts) 片岡雄三(tb) 福田重男(pf) さんがそれぞれ
ソロを取りました。♪Moon Flower では、福田重男(pf)さん奥村晶(tp)さんがソロを。
♪Escher's Visionでは山岡潤(euph) さん浅井良将(as) さんが。♪Sleep Like A Babyでは
三木俊雄(ts) さん上村信(b) さんが。♪Quantum Leap では、松島啓之(tp) 片岡雄三(tb)
浜崎航(ts) 高橋徹(ds) がそれぞれソロをとりました。このステージで演奏した曲は、
いずれも三木さんの作・編曲でした。
▶2nd.stage…アイデン・エッセンの♪Lover's Haunt は福田さんのソロ。浜崎作・編曲
♪Thetis は、片岡さん福田さん浜崎さんがソロを。上村さんの作品で三木さんが編曲した
♪The Last Phase Of The Moon は浅井さん松島さんがソロをとりましたが、ベーシストの
作品らしく、ベースが縁の下の力持ちのようにしっかりリズムを支えている良い曲でした。
上村さんは、アレンジで素敵に変貌した自分の曲に驚いていました。
▶さらに、三木作♪If I Told A Lie は浜崎航(ts) 山岡潤(euph) 上村信(b) がソロを、
♪Stepping Stone では奥村晶(tp) 三木成能(pf) 高橋徹(ds) がソロをとり、アンコールには
リハーサル時にエキストラで入っていた駒野いく美さんがトロンボーンで参加して
♪Easy As A Pie を演奏。この春、音大を卒業した可愛い小柄なお嬢さんでしたが、生音で、
楽器が良く鳴っていましたよ。客席には、オーケストラをやっている学生さんが、大勢
聴きにいらしてました。
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  2010.3.27 Sat   寒い夜も、一足お先に春が訪れたような店内
▶伊藤君子(vo) さんと、ユキアリマサ(pf) 坂井紅介(b) 海老沢一博(ds) さんのメンバー
による金曜日。出演者が、お弟子さんやらお知り合いの方々に声をかけてくださり、
そのお陰で冬の戻りのような寒い夜でしたが客席は終始満席。こんな客席はなんだか
久しぶりの気がします。
▶そんな中、ペコちゃんはゆったりとしたロングの白いワンピースに、上から桜色の
スパンコールのボレロを羽織って春の装いで登場。ミュージシャンが楽しそうに演奏
するので、お客さまの表情がだんだん柔らかくなり、笑いが出るようになり、やがて
掛け声が入るようになり…ステージと客席が完全に一体化しました。
▶もともとジャズクラブは、お客さまと演奏者がともに作り上げるステージです。
素晴らしい演奏や楽しいパフォーマンスも演奏者とお客さまの相互作用の結果ですが、
そんなことを強く感じさせるお店の雰囲気でした。
▶1st.stage…♪A Boy from Ipanema ♪I Got It Bad ♪What is this called love?、
バラード♪Love は紅さんのソロが素敵でした。♪Speak Low、津軽弁バージョン
♪My Fovorite Things、♪You've Got A Friend、津軽弁バージョンで
♪Sometimes I'm Happy。
▶2nd.stage…♪Black Coffee ♪I'll Remember April ♪Dnbi ♪Old Devil Moon
♪A Song For You、津軽弁バージョン♪Summertime、今の世の中にこそ必要な
♪Smile、海老沢さんのよくスウィングするイントロで♪It Don't Mean A Thing、
アンコールはお客様のリクエストに応えて♪Follow Me。全部で17曲も歌い上げる
熱演でしたが、呼吸法と発声法がきちんとしているので、最後まで声が衰えず、
皆さんが大満足した素晴らしい夜でした。
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  2010.3.28 Sun   活気のある店内で演奏も活気づきました
▶連日寒い土曜の夜。でも店内は昨夜に続き熱い演奏と熱気で大いに盛り上がりました。
3月以降、静かな店内の夜が続いていましたが…春を待ちきれず人が動き出したのか、
人は同じようなサイクルで動いているのか…客席は昨夜に続き満々席。ほとんどの方が
最後まで聴いていかれたので、せっかくいらした方にお引き取りいただいたのですが…
こんなことは久々、というより今年初めてじゃなかったかしら。
▶さてステージは、守屋純子(pf) さん率いる、岡崎好朗(tp) 片岡雄三(tb) 近藤和彦(as)
納浩一(b) 加納樹麻(ds) さんのセクステット。フロント陣は、今や日本を代表する
といってもいい三人で、守屋さんの作・編曲の意図をしっかり理解して演奏します。
私は、そういう演奏とプレイヤーが大好きです。
▶1st.stage…♪Four In One の三管から始まりました。近藤さんのソプラノサックスを
フィーチャーして♪A Thousand Cranes、♪Welcome Home は、(tp,as,pf)を
フィーチャー。(tb,b)をフィーチャーした♪Teardrop、三管とドラムスをフィーチャー
した♪Milestone はベースのイントロが素晴らしかった。
▶2nd.stage…♪Three And Four は(pf,ds)を,♪Whisper Not は(b,tp)を、
♪Split Decision は(pf,as)を、♪Nocturne は(pf,tb)を、♪Mood Indigo は(tp)を、
それぞれフィーチャーしての演奏でした。そして「何があろうと前を向いて行こう」と
全員による♪Groovin Forward、アンコールは♪Drop Me Off At Harlem でした。
オリジナル曲の中にみなさんよくご存知のスタンダードナンバーも入れ、バランスの
よくとれた選曲で、お客さま大満足の週末でした。
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  2010.3.30 Tue   ノリにノッて深夜まで…人気者二人のデュオ
▶TOKU(vo,flh) ちゃんと小沼ようすけ(g) さん、人気者二人の久〜しぶりのデュオ。
波長が合う二人のステージは、くつろいだリビングといった雰囲気で、二人で話しながら
自然に曲に入り込んだり。お客さまは温かく見守るように終止ニコニコ。ようすけさんは
アコースティックギターとエレキギターを曲により持ち替えて演奏。休憩時間には、
大勢のファンの方々と懇談する二人でした。
▶1st.stage…♪But Not For Me ♪James ♪Here's That Rainy Day ♪Fotografia
♪インスト曲 ♪Fly Me To The Moon。2nd.stage…♪Sno' Pro ♪Rainy Night In Tokyo、
バラードでしっとり♪My One And Only Love、♪Another You ♪Oleo ♪Kiss Of Love 、
アンコールはマイケル・ジャクソンの♪Rock With You…
このあたりでもう0時を回っていましたが、ノッてきた二人の演奏は止まらず、
♪Smile を歌い始めると、終電が迫った方は後ろ髪を引かれる思いでお帰りになりました。
でも、約半数の方はタクシーでのご帰宅になりました。
▶ようすけさんは、NYでレコーディングしてきたCDが夏に発売になります。楽しみですね。
このデュオについて二人は「70歳になってもやりたい」とおっしゃっていましたが…
この二人の70歳…ちょっと想像がつきません。もちろん私はそのころは…どう頑張っても、
生きているのはちょっと無理ですけどね。
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  2010.3.31 Wed   客席は寂しかったですが、とてもいいステージ
▶昨夜のメンバー 久米雅之(ds) 関根敏行(pf) 高瀬裕(b) 岡淳(ts,fl) さんのユニットは、
久米さんのリーダーアルバムをレコーディングするために、彼のお気に入りの
ミュージシャンで昨年結成されたユニットです。久米さんは、作・編曲する数少ない
ドラマーのひとりですが、なかなかいい曲がありますよ。
▶当店が六本木にあった頃はよく出演されていて、特に海外のミュージシャンに
好かれていましたが、当時は作曲の才能があるとは解りませんでした。関根さんの
ピアノにはスピード感があるしタッチも奇麗。岡さんは柔らかく心地いいテナーと
きれいなフルートで彩りを添えます。当店のお客さまにはあまり馴染みのない
メンバーでお客さまは少なかったですけど、私は引き込まれて聴きました。
▶1st.stage…チャールス・ロイドの♪Sweet Georgia Bright、久米さんの作♪Verde
♪花冷え、マッコイ・タイナーのバラード♪Search For Peace。久米さんは、
女流作曲家カーラ・ブレイとスティーブ・スワロー カップルの曲が大好きだそうですが、
彼らが曲を作る時は離れ小島に行って一ヶ月くらい掛けて完璧な曲を作るらしいです。
その彼に捧げた♪Steve はアップテンポな曲でした。
▶2nd.stage…久米作♪Aprill 18th、濃い霧のなかを運転した時に作ったという
♪Driving On The Foggy Mountain Road、CDのタイトル曲♪21、
♪Christmas Present ♪CO2 ♪We All。
演奏がとても良かったので、お客さまが少ないのがよけい残念でしたが、
このようなグループは応援したくなりますね。
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