2009.8.1 Sat 久しぶりに賑わった月末の金曜日 |
チャリート(vo) 福田重男(pf) 坂井紅介(b) 加納樹麻(ds) トニー・グッピー(steelpan) さん、それにスペシャルゲスト、ドミニク・ファリナッチ(tp.flh)さんという豪華な メンバーで、予約なしで見えた方も大勢いらっしゃり、このごろ芳しくなかった 月末の金曜日でしたが、久しぶりに賑わいました。1st.stage ♪Nica's Dream ♪Estate ♪East Of The Sun、美しいバラード♪Summer Knows、♪I've Got Just About Everything ドミニクさんが実にいい味を出していた♪Over The Rainbow。 2nd.stage ♪Triste ♪How Do You Know The Music Playing…ミシェル・ルグラン の曲は素敵な曲が多いですね。チャリートさんはたっぷりと感情を込めて歌いました。 そして♪That's All、♪Summertime ではチャリートさんがメンバー全員にひとり ずつダンスを披露させ、大受けでした。ラストは♪Softly As In A Morning Sunrise。 エネルギッシュなチャリートさんはいつものように元気いっぱい。お客様も大満足の 楽しい夜でした。 |
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2009.8.2 Sun いろいろあった賑やかな週末 |
宮本貴奈(pf)安田幸司(b)藤山ET英一郎(ds)さんに、ラッセル・ガン(tp)さんをゲスト に迎える予定でしたが、初来日のラッセルさんが急に来日出来なくなってしまい、 1st.stage はトリオによる演奏でした。ドラマー藤山ETさんのオリジナル曲 ♪Natural Stone は曲名どおり、子供の頃よく川などで石を投げて遊び、家に持ち 帰った石を磨いたりした事を思い出して書いた曲だそうです。♪Animal Walk も 彼の曲で、リズムの切れも良くなかなかいいセンスの曲でした。実は彼は、 故日野元彦さんのお弟子さんで、私は彼が10代の頃からよく知っていましたので、 彼にそんな素晴らしい才能があったことを知ってなんだか嬉しくなりました。 2nd.stage からはドミニク・ファリナッチ(tp)さんが入り♪Sttella By Starlight ♪Body And Soul ♪You Got To My Head …いずれもリハーサルなしでしたが、 ぴったり寄り添うような見事な演奏でした。そして当日ドミニクさんといっしょに 仕事をして来たチャリート(vo) さんも加わり♪Trisute を情感たっぷりに歌って くれました。 さてそこに、いま来日中のジェームス・カーターバンドのメンバーが遊びに来て、 ピアノ・ドラムス・トランペットがステージに上がり、ドラマーがブルースを歌い ながら叩きはじめると…世界が一変しました。うーん、NYで活躍中のミュージ シャンとは少し違うかなあ…と思っていたのですが、演奏が長引きなかなか ステージから降りる気配もないので、貴奈さんに「貴女のステージなんだから…」 とお引き取り頂きオリジナルメンバーによる ♪You Don't Know What Love Is のしっとりと上品な演奏で終わりました。大変賑やかな8月初週の週末でした。 |
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2009.8.4 Tue 豪華メンバーによる35周年の幕開け |
今週から当店35年の歴史と縁の深いミュージシャンが続々と登場します。永い おつきあいの人から、最近のレギュラーの人まで。で、昨夜は当店からデビューして 10年経つ TOKU(vo,flh) ちゃん、小沼ようすけ(g) さん。そこにアトランタ在住の 宮本貴奈(pf) さん、ベテラン井上陽介(b)さん、NYからジーン・ジャクソン(ds)さん という素晴らしいメンバーがお祝いしてくれました。お客さまは2/3が女性客で 客席も華やかでした。1st.stage M.デイビスの♪Phrancing、♪A whole New Life、 ♪Rock With You、美しいノッティングヒルの恋人♪She、(これはTOKUちゃんが TV-CMでも歌っていて彼のCDにも収録されています)、♪It's All Up To You。 休憩中にもミュージシャンはファンとおしゃべりなど交流を深めていました。 2nd.stage ♪Diavolo、♪Fly Me To The Moonで客席はうっとり、♪Rainy Night In Tokyo ♪Nostalgikos ♪Again ♪Wind…アンコールは♪Body And Soul。 月曜日なのに、たくさんのファンの方々が来て下さり、みなさん大満足して お帰りになられました。 P.S. 昨夜から35周年のささやかな記念品(トレードマーク・顔のペンダントトップ) をご来店いただいた方におくばりしていますが、皆さん可愛いと言ってくださり、 プレゼントする方も嬉しくなりました。 |
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2009.8.5 Wed お客さまのリクエストに応えての演奏 |
昨夜は、前夜が大賑わいだった反動か、お店はガラガラでした。でも演奏はとても 熱が入っていて素晴らしかったと思います。1st.stage ♪Vnit Seven ♪Everything I Love ♪Blue Monk ♪Detour Ahead ♪Bird Like。で、とうとう 店内は常連さんだけになり、2nd.stage は、お客さまからのリクエストに応える カタチでのステージとなりました。♪Morning ♪クレオパトラの夢 ♪Body And Soul …これは今まで聴いたことがないイントロで、実は左手で ♪Maiden Voyage のコードをおさえながら弾いていたのでした。それから ♪Mother Of Ale ♪You And Night And Music ♪Round Midnight … お客さまは随分贅沢な時間を過ごせたようで、みな大喜びでした。 辛島さんによると、お客さまが少なくても、このピアノは響きがよく、 弾きたい気持にさせてくれるピアノなんだそうです。 |
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2009.8.6 Thu 先が楽しみなピアノ、絵理子さん |
峰厚介(ts) 清水絵理子(pf) 是安則克(b) 村上寛(ds) さんのメンバーで、このグループ は峰さんのオリジナル曲が多く演奏されますが、昨夜はチャーリー・ヘイドンの曲や ドン・チェリーの♪Art Deco もアレンジされて演奏されました。峰さんの曲では ♪With You Soul、全長2.5mにもなる海水魚、糸巻きえいの曲♪Manta、CDのタイトル にもなっている♪Bronze…などが印象に残りました。ピアノの絵理子さんは、先輩達 に負けない素晴らしいプレイで、先輩たちの良い影響を受けて、自分のものにしている のがよくわかりました。先が楽しみです。 |
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2009.8.7 Fri 熱帯夜の夜にさわやかな歌声 |
グレース・マーヤ(vo,pf) さんと 荻原亮(g) 井上陽介(b) 藤山ET英一郎(ds) さんの メンバーで、昨夜は神宮で花火大会があり、交通渋滞がすごかったようですが… そのせいか、いつもは賑わうマーヤさんなのに、お客さまの入りはイマイチでした。 でも演奏は素晴らしく、自然体のマーヤさんにしっかりと寄り添って、太いリズム でグルーブ感のあるベースとドラムス、奇麗なタッチで優しくサポートするギター …と、とてもバランスのとれた素晴らしいサウンドでした。演奏曲は、1st.stage ♪It Night As Well Be Spring ♪All Or Nothing At All The Names Of You ♪Kiss Of Life ♪Charade ♪The Night (You Called It A Day)…など。 2nd.stage ♪Fever ♪You And The Night And The Music ♪Yatra ♪Body And Soul ♪Que Sera Sera など。お客さまの中に「今日入籍したので 思い出にここに来ました」というカップルがいらして、マーヤさんに伝えると さっそく♪Ribbon In The Sky をプレゼント。カップルの方も応えて 「幸せになります」と誓っていらっしゃいました。やたらと蒸し暑い熱帯夜は、 さわやかに、ほのぼのと終わりました。 |
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2009.8.8 Sat ノリにノッた2ステージ・ハイテンションの店内 |
昨夜は久しぶりのクリヤマコト(pf)さんと、鳥越啓介(b)天倉正敬(ds)さんのトリオに ヴォーカルMARUさんが入ったメンバーで、夕方の激しいゲリラ雨にお客さまの足を 心配をしましたが、クリヤさんファンは大勢お見えになりました。1st.stage 1曲目 ♪Manteca の始まりからいきなりテンションの高い演奏で、お客さまも頭をコツン とやられて目を覚ましたような感じでどんどん引き込まれて行きました。 クリヤさんの作品♪Film Man、MARUさんの歌が入ってマイケル・ジャクソンの ♪I Can't Help、ジョーサンプルの♪Burning Up The Carnival、クリヤさん作の 美しいバラード♪さくらガーデン、スティービー・ワンダーの♪Pastime Paridice。 鳥越さんと天倉さんは、一緒に演奏しているのが楽しくてたまらない感じで終始 ニコニコ。♪Can't Hide Love、♪Clockers、MARUさんの歌♪Easy、♪Cross Over、 トリオで♪Georgia On My Mind…♪J,F,S ではお客さま全員が揃ってリズムをとり はじめ、とうとうピアノのすぐ後ろのテーブル席で白ワインやら水やらチーズ やらをひっくり返すハプニング。クリヤさんはビショ濡れになりながらも、演奏 し続けました。そんなこんなで、店内はますます大ノリに。アンコールにMARUさん が♪Street Life を熱唱し、ノリにノッた2ステージが終わりました。もちろん、 ほとんどの方が2ステージをたっぷり楽しんでいかれました。 さて、、、今夜は開店記念日です。昨夜のように賑わうと嬉しいのですが… |
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2009.8.9 Sun 35年目の開店記念日に相応しい夜 |
チャリート(vo)さんに 山本剛(pf) 水橋孝(b) 岸田恵士(ds) 鈴木央紹(ts)さんという 当店と長いおつきあいのメンバーによる「B&S誕生日ライブ」。1st.stage は ♪Sunny Moon For Two から。♪Misty は当然剛ちゃんらのインストで。チャリート さんの歌で♪Day By Day ♪Body And Soul、バース(本曲に入る前に置かれる序奏曲 部分)の入った♪I Can't Give You Anything But Love、♪All the Way、♪My Love … などを、MCで剛ちゃん達との思い出を話しながらのステージ。「歌伴」をやらせたら この人の右に出る人はいない…と思わせるセクシーなテナーサックスの鈴木さんは、 諸先輩に寄り添うようなプレイでいい味を出していました。 2nd.stage は♪For Once In My Life ♪They Can't Take That Away From Me。 そして当店がまだ六本木にあったころ、遊びにきたナンシー・ウイルソンさんと 一緒に歌った、という話ともに♪Ebb Tide(引き潮)を。次には、やはり当店にサラ・ ボーンさんが遊びに来た時、サラさんがマイクを手に歌いながらゆっくり歩んできて 一緒に歌ったという♪On A Clear Day。それから♪Triste、♪As Long As He Needs Me、賑やかに♪Cherokee…そしてアンコールに剛ちゃんとデュエットしながら ♪You Are So Beautiful を歌いだすと…その頃のことがいろいろと思い出され、 チャリートさんも私も涙が込み上げてきました。 振り返ると様々な出会いがありました。彼女の話に出てきた、訪れてくれた外国の ミュージシャンもすでに大勢の方が天国に召されています。初期の六本木時代の ミュージシャンも今は少なくなりました。昨夜は、亡くなった本田竹広(pf)さんの 妹さんが遠くからいらっしゃり、「今日はほんとに来て良かった」と言ってお帰りに なられ、胸がジーンと熱くなりました。開店記念日にはいつも、いろいろな人々や 出来事が思い出されますが、35周年という区切りでその想いもひとしおだった昨夜… …来週は大きなイベント週間です。頑張らなくては!! |
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2009.8.11 Tue 度肝を抜かれたケタ違いのサウンド!! |
【スペシャルイベント初日】は、ピアノが24歳のテイラー・アイグスティ、ベースと ドラムスは30代のルーベン・ロジャースとエリック・ハーランドの若き精鋭トリオ。 出鼻をくじかれるような生憎の台風接近で、大入り満員を期待していた私としては、 少し気が滅入っていたのですが…その演奏を聴いて、沈んだ心が吹っ飛んでしまい ました。とにかく、サウンドがケタ違いに凄い!!うまく言葉にできないのですが、 プロ中のプロと思わせる凄い迫力とスピード感で一音一音に魂が入っているのです。 1st.stage、テイラーさんのオリジナル曲のあと、モンクの♪Evidence がどんどん 進化して行く面白さ。♪Nerves Of You のなんと味わい深いバラードでしょう。 ルーベンさんのソロがまたすばらしかった。1st.stageの最後の曲 ♪Argment は、 テイラーさんの複雑なリズムの曲で、スリリングでスピード感溢れる演奏でした。 2nd.stage は、ルーベン作♪Ting For Ray、テイラー作♪Investment、 ♪Lucky to be Me、ルーベン作♪Alleviation、そして♪Caravan ♪St.Thomas、 アンコールには♪Deluge… とにかく三人が自由に伸び伸びとプレイし、会話が豊かで、ソロもすばらしく、 客席の皆さんも引き込まれ、思わず歓声を上げていました。 資本力も英語力もとぼしい私が、いろんな方々のご協力を得て、ワガママにも 私自身が惚れたメンバーを是非、と招請したわけですが、私の耳に狂いはなかった、 と少し嬉しくなった初日のステージでした。これから一週間、毎日が楽しみです。 皆さま是非、聴きにいらして下さい。最先端のジャズが心から楽しめますよ。 |
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2009.8.12 Wed ティファニーさんの違う面を引き出したトリオの演奏 |
【スペシャルイベント2日目】は、若き精鋭トリオに、ヴォーカルのティファニーさん を迎えてのステージ。ティファニーさんは黒いサテンのドレスに、豪華に光る ネックレスとイヤリングという出で立ち。1st.stage はさすがにとても緊張していた ようでしたが、休憩を挟んで2nd.stage には、しっかりトリオとのコミニケーションも とれ、素晴らしくクリエティブされたステージを繰り広げました。 1st.stage 初めはトリオのインストで♪I Love You ♪Investment の2曲。その後 ティファニーさんが入って♪Someday My Prince Will Come ♪It Could Happen To You ♪You Don't Know What Love Is ♪That All。 2nd.stage ♪Ting for Ray ♪Maider の2曲がインスト。ティファニーさんが入って ♪But Not For Me ♪Nearness Of You。その後の♪My Favorite Things には、 聴きに来ていたTOKUちゃんが入りました。そして♪The Way You Look Tonight、 アンコールには定番(?)♪Body And Soul でした。 いつもの彼女とは違う部分を引き出したこのトリオは、さすがです。ティファニー さんも、大変勉強になったととても喜んでいました。聴きにいらした方々は、みな一様 に感動と驚きの連続で、聴かないともったいないと思うらしく、イベント期間内の リピーターになった方・なられる予定の方…も大勢いらっしゃいます。 さて、今夜はこのトリオにトランペットとトロンボーンが入って、どんな演奏が 飛び出すのか、どんなサウンドになるのか…とても楽しみです。 |
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2009.8.13 Thu 脳の奥まで刺激されるクィンテット |
【スペシャルイベント3日目】は、《B&S Special ! Trio》に 原朋直(tp)さんと 片岡雄三(tb)さんを迎えてのクィンテット。1時間ほどの打ち合わせとリハーサル で、よくここまで完成度の高いサウンドになるものか、と感心するステージでした。 1st.stageは精鋭トリオで♪I Love You ♪The Investment の2曲のあと、フロント 2人が入り原さんのトランペットをフィーチャーして ♪If I Should Lose You を。 原さんは一昨日の或るクラシック・コンサートでのゲスト出演が終わったばかり でしたが、音がきれいで情感あふれる素晴らしい演奏でした。クィンテットに戻り ♪Detour Ahead ♪Jean Marie そして♪Funji MaMa これはルーベンさんの オリジナル曲でしたが、フロント2人はしっかり演奏しました。とにかくトリオの スピード感と深いグルーブ感が凄く、ついて行けるかしら、と心配しましたが、… まったくの杞憂で、この2人を選んで良かったと思いました。 2nd.stage はトリオで♪Joy Spring、その後今度は片岡さんをフィーチャーして ♪My Foolish Heart。とても落ち着いた表情豊かなソロでした。フロント2人は PAを入れず生音で、それでもお店の隅々までキチンと音が届くすばらしいホーン 奏者です。クィンテットに戻りルーベン作♪Wala Wala、エリック作♪Maiden… ドラムソロの迫力に、客席のあちこちから歓声が上がりました。最後に♪Dona Lee が、もの凄い速いテンポで始まりましたが、2人ともしっかり吹いていました。 さすがですね。私が選んだミュージシャンは裏切りませんでした。 私は、息つく暇も無いほどに演奏に引き込まれ、写真を撮るのを忘れてしまい、 終わってからの記念写真になってしまいました。ジャズをそんなに知らないお客様 もいらしてましたが、説得力のあるサウンドなので充分楽しめ、同時にその迫力と 集中力に驚いてもいらっしゃいました。 (写真が[photos欄]にアップしてあります) |
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2009.8.14 Fri 共演者それぞれのオリジナル曲を入れるステージング |
【スペシャルイベント4日目】は《B&S Special ! Trio》に、トランペットの岡崎好朗 さん、アルトサックスの近藤和彦さんを迎えて、昨夜とは楽器編成の違うクィンテット。 ルーベンさんと岡崎さんはバークレーの同級生ですが、共演するのはプロになってから 初めて。近藤さんは初顔合わせでしたが、30分ほどの打ち合わせとリハーサルだけで、 本番は素晴らしいクィンテットが出来上がっていました。 1st.stage、まずトリオで♪I Love You、フロントが入って岡崎作♪Mercurino、これは イタリヤ語で水星の意味だそうです。そして近藤さんをフィーチャーしての ♪Tenderlyは近藤さんのソロが素敵でした。♪Jean Marie、ルーベン作♪Fungi Mama。 2nd.stageは初めからクィンテットで、近藤作♪Unexpected ♪Night and Day、岡崎 さんをフィーチャーして彼の作品♪Titania…ほんの少しのリハで初めての曲を ここまで演奏出来ることに感心しました。譜面を観ただけで内容まで理解してすぐ演奏 出来るのは、まさに実力の表れです。その後♪Kiss Me Night、エリック作♪Maidenでは、 ドラムソロに大きな歓声が上がりました。岡崎作♪Dee's Beat ではノリにノッて客席の 拍手が鳴り止まないほど。アンコールにルーベンさんが♪St.Thomas をベースソロで 演奏して終了しました。ステージングは主にルーベンさんがやっているようで、昨夜も そうですが、日米のミュージシャンが、それぞれお互いのオリジナル曲を仲良く演奏する ステージに、ジャズっていいものだなあ、とつくづく思いました。 客席には26日に当店に出演予定のロブ・バーガード(pf) さんが。さらに今来日中の ハンク・ジョーンズ・トリオのベーシスト、デビット・ウオンさんとドラマーの リー・ピアソンさんが聴きにみえていて、終わってからみなさんでいろいろと熱の こもったお話をしてらっしゃいました。 |
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2009.8.15 Sat 思いっきりはじけた、さすがペコちゃん |
【スペシャルイベント5日目】は《B&S Special ! Trio》に、いまや日本を代表する ベテランシンガー、伊藤君子(vo)さん。白いワンピースに薄いピンクのスパンコール のボレロをはおい、髪をアップにしたさわやかな雰囲気でステージに登場しました。 1st.stage はインストで♪If I Should Lose You、テイラー作♪The Investment の 2曲の後、ペコちゃんが入って♪A Boy From Ipanema ♪Bridges、バラード ♪Be Witchd、30年の年期が入っている♪Love For Sale…思えば彼女は当店でもう 30年ほど歌っているのです。その間、私と一緒に旅行したり、NYボトムラインで行わ れた彼女のショーを観に行ったり、音楽談義をしながら朝まで飲んだり…お互いまだ 若くて体力もあったころの懐かしい思い出です。彼女は、この若き精鋭トリオと一緒で 水を得た魚のように実力を発揮していました。 2nd.stage はまずトリオで♪I Love You、ペコちゃんが入って♪My Favorite Things ♪A Song For You。テイラーさんの素晴らしいイントロから始まったアップテンポな ♪On A Clear Day では、エリックさんのドラムソロに、またも大歓声が上がりました。 そして♪Body And Soul はルーベンさんの魂のこもったソロ。素晴らしいグルーブ感 ♪You've Got A Friend、アンコールに♪Follow Me …リハーサルは昨日1時間ほど なのに、いずれの曲もトリオは何回も演奏したかのような演奏ぶり。初めての共演とは 思えない充実したステージでした。 さて今夜は最終日です。当店のお客さまは皆さんやっぱり耳が肥えていて、日を重ねる ごとにリピーターの方も増えてきて、ラストの今夜はご予約が満席になってきました。 でも、、、本当に伝えたいことやホンモノ感…は、なかなか言葉ではお伝えできません。 是非ご自分の耳と心で実際に聴いてみてほしい、と思います。 |
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2009.8.16 Sun 若者たちの活気に満ちた店内満席の最終日 |
【スペシャルイベント最終日】は《B&S Special ! Trio》の、スピードとスリルに 充ちた、迫力ある素晴らしい演奏・最先端のジャズを堪能しました。演奏曲は… ♪Ting For Ray ♪The Investment ♪Jean Marie ♪Alleveation ♪Argument ♪I Love You ♪Maiden ♪Deluge ♪Nearness Of You ♪Caravan ♪Frankie+Johnny。 客席には若い人が多く、活気に満ちた店内でした。中には、 ミュージシャンめざして勉強中の若者たちも、ウッドベースやシンバルを置きに 帰る時間が無かったのでしょう、楽器持参でやってきて目を輝かせて聴いていま した。そして若者たちがこのトリオとイベントに注目していたことを聞き、ジャズ はまだまだ大丈夫…そんな想いがしました。 毎夜真剣に演奏してくれたルーベン・ロジャースさん、エリック・ハーランドさん、 テイラー・アイグスティさん、ありがとうございました。 三人は翌(日曜日)早朝、 さわやかな笑顔で日本をあとにしました。本当に真面目で素敵な若者たちです。 機会があったら、彼らを是非また呼びたいものだと思います。 そしてこの6日間、充実した時をジャズファンの皆さまと共有できたことを嬉しく 思います。今回はリーピターの方が多かったのが特長的で、期間中2〜3回見えた方 も何組かいらっしゃいました。いらしてくれたお客さま、ご協力いただいた方々… (紙上で恐縮ですが)皆さまに心から感謝いたします。どうも有難うございました。 (追って写真アップする予定です。ご覧くださいませ。) |
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2009.8.18 Tue 大きなイベント後で、気の抜けたような客席 |
35周年イベント週間明けの昨夜は、さすがに客席は気の抜けたようにガラガラ。 《Hot Cornets》木幡光邦(cor) 宮崎信義(g) 竹中俊二(g) 高橋ゲタ夫(b)さんら メンバーには、何とも気の毒でした。店内には、プロモーションビデオかなにかの 撮影でカメラが2台入り録画していました。 ステージは、レギュラーメンバーの他にゲストでヴァイオリンとアルトサックス が入り、彩りを凝らしたいい演奏でしたが、お客様が少なくて残念でした。私は、 先週の疲れでお店に出るのがちょっと遅れ、落ち着いて聴いたのは2nd.stage からでした。アルトサックスが入った♪Love、ゲタ夫さんの即興の「歌」で ♪ベサメムーチョ、古いバラードで♪Come Sunday、アルトサックスが入って ♪Bye Bye Blackbird、木幡さんの素敵なソロが入った♪After You've Gone、 奇麗なヴァイオリンの音が響いた♪Dark Eyes、ラストは♪I'm Confession 。 私は、高音がこんなに美しいヴァイオリンを初めて聴きましたが、奏者は 木幡さんの奥様である玲名さん。また聴きたいと思いました。 |
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2009.8.19 Wed みなさんがお茶目で楽しい楽しいグループ |
トミーさんの《オルガンアイズセッション》、トミー・キャンベル(ds) 河合代介(org) ハル高内(g) さんのこのファンキーなトリオにはファンも付いて来たようで、火曜日 なのに客席はそこそこの入りでした。このトリオはみなさんがお茶目なので楽しくて 私もいろいろ心配することなく何も考えずに音楽を気楽に楽しめるグループです。 昨夜のハルさんはギター3本にシタールを持参し、曲によって持ち替えてさまざまな カラーのサウンドを奏でました。河合さんは、5本指のついたカラーの靴下でオルガン のベースラインを踏むので、その足が何とも可愛らしく、一方上半身は全身で表現 するその表情が豊かで、真面目さがとてもユーモラス。トミーさんは毎日練習に励み 昨夜は特に素晴らしいドラミングでした。 1曲目はトミーさんと河合さんのデュオ、ハルさんが入ってボサノバ、♪Europe では途中からギターをシタールに持ち替えて不思議な雰囲気になりました。そして 軽快な♪Full House、遊びに来たTOKUちゃんが入って♪Mimoza、♪St.Tohmas… など、楽しい夜が更けていきました。 |
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2009.8.20 Thu 岸田さんがハイテンションで大活躍のステージ |
昨夜は、岸田恵士(ds) 山本剛(pf) 水橋孝(b) 岡崎好朗(tp) 竹内直(ts)さんの 《ファンキーボーイズ ジャズバンド》。恵士さんが、自作の詩を読んだり、歌ったり、 叩いたり…と大活躍のステージでした。折からNY在住で帰国中の増尾好秋(g)さんが、 岸田さんとぜひ旧交を温めたい、とやってきて、1st.stage の始めから参加しました。 今を楽しみましょう、と♪Now The Time、岡崎さんのソロが素晴らしかった ♪What's New、懐かしい♪Blue Minor、岸田さんの作品♪Bunyan では、自ら 「世の中狂っているよ、正気が狂気か、狂気が正気か…」などと叩きながら歌いました。 2nd.stage では、岸田さん作の♪Diamonnd Dust、トランペットが素晴らしいソロ 演奏をした♪A Song For My Father、ギターとテナーのイントロから始めた ♪All The Way は、大人の雰囲気で大変良かったです。最後は♪大都会の遊牧民 (ちなみにこの曲の英語のタイトルは「Smile In The Face」だそうです)。 メンバー全員が自ら楽しんで演奏していて、当然、聴いている方も楽しくなりますよね。 |
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2009.8.21 Fri ツアー最終日の、ひかりさんグループのさわやかな演奏 |
市原ひかり(tp) さんの他、堀秀彰(pf) 中林薫平(b) 安藤正則(ds) さん…と全員が若手 ですが、オリジナリティー豊かな素晴らしいグループです。昨夜はツアー最後の日で、 当店で演奏して、やっとホームに帰って来たようだ、ということでした。嬉しいですね。 ステージは大変充実していて、ひかりさんはPAなしの生音。でもトランペットも フリューゲルホーンもよく鳴っていました。安藤さんは、先日の当店のイベント週間で エリック・ハーランドさんのドラムスを聴いて、おおいに勉強になったということで、 一皮むけようないい演奏でした。 1st.stage、堀さんの作品♪Inspiration、スタンダード曲♪Stardust、市原さんの ♪やみくも…この曲は(私は読んでいませんが)村上春樹の小説に出てくる生き物の 名前だそうです。市原さんの♪梅雨明け、♪新年度。そして 2nd.stage は市原さんの ♪A Story Of Rabbit、アメリカのTV番組のテーマ♪アウターリミッツ、 スタンダード曲♪Everyting Happens To Me、市原さん作の♪Home、ラストは ♪When You Wish Upon A Star(星に願いを) でした。とてもさわやかで前向きな、 いいグループです。皆さまも応援よろしくお願いしますね。 |
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2009.8.22 Sat 中身の濃いセクステット |
メンバーは、守屋純子(pf) 納浩一(b) 加納樹麻(ds) 岡崎好朗(tp) 近藤和彦(as) 片岡雄三(tb) さん。7月の守屋さんは10日間ほどフランスで向こうのミュージシャン と共演したり、クリニックをしたり、小曽根さんの「ノーネームホーセス」の南仏での ジャズフェスに応援にいったり…フランスですっかりリフレッシュしてきて、何だか すっきりした感じでした。フロントの3人も「ノーネーム」のメンバーなので、南仏、 エジンバラとジャズフェスに出演し好評を博して帰国したところ。 1st.stage はモンクの♪Hackensak…フロントの3人のソロが素敵でした。守屋さんの ♪Late Summer はピアノとトランペットのソロ、♪Split Decision はピアノとアルト のソロ、ギル・エバンスの♪Tango はベースとトロンボーンのソロ…という ステージングでした。休憩中も守屋さんはお客さまに挨拶回りをしながら次のライブ の宣伝をされていました。 2nd.stage ミンガスの♪Nostarrzia はベース、トランペット、トロンボーン、ドラムス とソロを回してとても懐かしいいい感じがしました。守屋さんの♪In Five は5拍子の曲、 ♪Dear Oscar はO.ピーターソンに捧げた曲、♪Heartsong はピアノとトランペットの 美しいソロ、マイルスの♪Milestones はイントロが守屋風アレンジで、それぞれのソロ があり、店内は最高に盛り上がりました。そして、拍手が鳴り止まない中、エリントンの ♪Drop Me Off At Harlem で終演に。内容の濃いとてもいいセクステットでした。 |
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2009.8.23 Sun ドラムレストリオの上品なステージ |
ロンドンから里帰り中の石原江理子(pf,vo) さんと、コリン・オクスレー(g) さん、 それに東京の安田幸司(b) さんのトリオでしたが、昨夕、私は孫のレイちゃんと一緒に 二子玉川の花火大会を見にいっていて、聴いたのは 2nd.stage からでした。 江理子さんは相変わらずの美貌で上品で、男女問わず好かれるタイプですよね。 ドラムレスのトリオで比較的静かなステージに、皆さん目と耳を傾けて聴き入って いらっしゃいました。 ステージは♪Alone Together、♪Make Somone Happy…彼女のこの曲の譜面は ビル・エバンスの書いた譜面のコピーだそうです。♪Tea For Two ♪Summer Sanba ♪Day In Out …これはとても古い曲でスラングがたくさん使われていて意味不明な 言葉があるそうです。今も変わりませんね、私も昨今の若者言葉は理解出来ませんもの。 最後は♪What A Wonderful World。 終演後もファンの方と写真を撮ったり、お話し したり…絵里子さんは、久しぶりの東京の夏の夜を楽しんでいるようでした。 |
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2009.8.25 Tue えりさんのグルーブする歌を厨房で聴きながら… |
週明けは、大野えり(vo)さんに大口純一郎(pf) 小杉敏(b) 原大力(ds) さんのトリオが バック。 私は年に1度、昨日から3日間、厨房でコックをやっています。シェフの松岡 さんが夏休みなのです。 もちろんキチンと仕込みがされているので味は変わりません が、でも難しい物はできないので、この期間はお客様にご了解いただいて私ができる 物だけをお出ししています。というわけで厨房で料理をしながら演奏を聴いています。 ステージ、1st.は、♪Just In Time ♪You Change、えりさん作の♪ばら ♪Bird Song …など。 2nd.stage は♪Sweet Love ♪Good Morning Heartache ♪Good Life ♪This Can't Be Love ♪I Didn't Know What Time It Wa などでした。えりさんは、 いつものように良くグルーブして気持ちよく歌っていました。「歌を教えてほしい」 と交渉していた、はじめて聴いた方もいらっしゃいました。 CDも売れ、えりさんは 喜んでお帰りになりました。よかったですね。 |
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2009.8.26 Wed CDを聴いているようなバランスのいいサウンド |
「厨房の料理人」としての2日目。スタッフの夕食の賄いで毎日4時にはお店に 入っているため、お店で過ごす時間が長く、7時に開店してお客様からオーダーが 入ると嬉しくなります。でも昨日はお客さまが少なく、コックも暇で物足りない感じ でした。《BASS TALK》鈴木良雄(b)野力奏一(pf)岡部洋一(per)井上信平(fl)さんらの ステージも厨房で聴いていましたが、まるでいいスタジオでレコーディングされた CDを聴いているようなバランスのとれた、完成度の高い演奏でした。 チンさんのオリジナル曲は日本の香りがする曲が多く、NHKのTV番組のテーマ ソングに似合いそうだ…などと思って聴いていました。おみえになったお客様は、 みなさん最後まで楽しんでいらっしゃいました。 |
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悲しいお知らせをしなければなりません。 当店に明日(8/28)、出演予定だったピアニスト、ケイ柴田さんが、 一昨日、大動脈瘤破裂でお亡くなりになられました。 ご家族の皆様には、慎んでお悔やみ申し上げます。 8/31(月)お通夜、9/1(火)告別式だそうですが、場所・時間等、 詳しいことはまだ未定のようです。 何しろ突然のことで、私も驚くと同時に、本当に残念でしかたありません。 なお、明日の当店での替わりのピアニストについては、現在、手配中です。 いろいろが決まり次第、追ってこの欄等でお知らせしたいと思います。合掌 |
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2009.8.27 Thu ゲストを迎えてサウンドに広がりが… |
昨夜はNYからの中井勉(g)さんと、生沼邦夫(b) 小山太郎(ds)さん、ゲストピアニストに ロブ・バーガードさんを迎えて、年に一度のステージです。それで、中井さんのお知り 合いの方が多くいらして下さり、御陰さまで厨房も大忙しで、演奏された曲名をメモ している暇がありませんでした。私はリハーサルから聴いていましたが、スタンダード 曲をなかなか素敵なアレンジで合わせていました。ピアノのロブさんは、当店六本木 時代に来日した折、よく遊びにみえていた方で、今はウィーンに住んで大学の教授を していらっしゃいます。温かくて深い音色を響かせていました。中井さんとは NY時代のお仲間で、今回特別に参加されたようですが、彼が参加した事でサウンドに 広がりが出てとても素晴らしいステージ。モンクの曲やアートブレイキーのワーク ソングなどが印象に残りました。中井さんはこのところ年に一度、いつも夏の季節に 帰国ツアーをしていますが、さて来年はどんなステージを演出してくれるのか… (ちょっと気が早いですが)今から楽しみです。 |
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明日の《トミー・キャンベル ヴォーカルセッション バンド》 ケイ柴田さんの替わりを務めてくださるのは、 野本晴美さんに決まりました。 |
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2009.8.28 Fri 久々の正式メンバーで大賑わいの《フロントページ》 |
昨夜の《フロントページ》は、正式メンバーである 三木俊雄(ts) 奥村晶(tp) 松島啓之(tp) 片岡雄三(tb) 山岡潤euph) 浅井良将(as) 浜崎航(ts) 福田重男(pf) 上村信(b) 高橋徹(ds) さんが全員揃った2ヶ月ぶりのステージで、客席は待って ましたとばかりのお客さまで満杯になりました。私は、三日間の「厨房の料理人」 から解放され、店内に響き渡る気持の良い生音の充実した演奏を、客席に座って ゆっくりと聴くことができました。 ステージは、三木さんの曲がほとんど。ウェイン・ショーターのような曲が 書きたくて書いたという♪Sleep Like A Baby、ハービー・ハンコックのような 曲が書きたくて書いたという♪Papillon、そして松島啓之(tp) 浜崎航(ts) さんを フィーチャーしての♪Devil May Care ではとても良いソロが聴けました。 それから、トロンボーンの達人片岡雄三さんをフィチャーして、今の季節に 相応しい♪すみだ川…など。最後は♪Stepping Stone でした。全員が実力の あるミュージシャンでそれぞれが自信をもって音を出していて、特に神戸から この夜のために手弁当でやってくる23歳の若きアルトサックス奏者、浅井良将 さんのソロも素晴らしかった。将来がとても楽しみ。と同時に、発掘してきた 三木さんも、さすがだなと思いました。 |
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2009.8.28 Fri 【ピアニスト ケイ柴田(柴田敬一)さんの葬儀日程】 |
場所:落合斎場 新宿区上落合3-34-12 tel.03-3361-4042 日程:通夜 8月31日 午後6時~午後7時(会場は午後9時まで) 告別式 9月1日 午前10時~午前11時 喪主:柴田十夢(長男) お花のお申し込みは: まごころ式典 Tel 03-6760-6409 Fax 03-6760-6419 |
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2009.8.29 Sat 柴田さんを偲びつつ、遅くまで熱演 |
急逝されたケイ柴田さんは、昨日のこのトミーさんの《ヴォーカルセッション》の レギュラーピアニストです。トミー・キャンベル(ds)さんはじめ、メンバーである グレッグ・リー(b)伊藤大輔(vo)ティファニー(vo) さんらは皆さん大変なショックを 受けられたようですが、頑張ってとても素晴らしいステージを繰り広げました。 柴田さんの替わりで急遽おねがいした野本晴美さんは、指を2本骨折して治療中 でしたが、そんな事は微塵も感じさせない演奏でした。お客さまも超満員で、 多いに盛り上がりました。初めてのお客様も多く、大輔さんとティファニーさんの ヴォーカルの掛け合いを感心しながら楽しんでいらっしゃいました。二人は息も ピッタリ合い、ハーモニーもしっかりして、長足の進歩を感じます。 1st.stage の最後にトミーさんが、ケイ柴田さんの話をされたのですが、英語の ためお客さまにはいまひとつ理解出来ないようでしたので、応援で私が説明すると 客席はシーンと沈んでしまいました。これではいけないと、きっと柴田さんは 皆さんが楽しんで下さる事を望んでいます…と。すると 2nd.stage には、再び 客席とステージが一体に成り、いつものように大層盛り上がりました。 不幸に直面したメンバーですが、思い残すことなく全力を出し切り、ステージが 終わったのは12時近くになりました。そんな中、来日公演を終えた ジョージ・ ケーブル(pf) さんとウィナード・ハーパー(ds) さんがやってきて、いらしていた 山本剛(pf) さんやトミーさんと再会し、昔話に花を咲かせていらっしゃいました。 |
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2009.8.30 Sun 夏の終わりに相応しいさわやかで透明感のあるサウンド |
西藤大信(g)さんとマルコ・パナシア(b) ジョン・デイビス(ds) 柴田敏弥(pf)さんの 《西藤大信 ニューヨーク クァルテット》のステージは、大信さんのオリジナル曲が ほとんどでしたが、ベースとドラムスがしっかりサポートして、スケールの大きな グルーブ感のある演奏でした。大信さんは旅をするのが大好きで、旅先で遭遇した 風景などにインスピレーションを得て曲が出来上がるようです。いずれも情景が 目に浮かぶ曲が多かったです。 演奏曲は、♪Grey Of Sunset ♪Gratitude ♪Jaugle ピアノとのデュオで演奏された ♪Port はギリシャで書いた曲。ドラムソロがすばらしかった♪Reflection In The Night 。アンコールには、聴きにいらしていた上原ひろみさんをステージに呼び出し ♪Cantalope Island を演奏したのですが、ひろみさんがピアノを弾き始めたとたん 世界が一変しました。上原さんは小さな手を思いきり開いて弾くのですが、タッチが とても奇麗でスピード感がすばらしい。大信さんとは、アメリカでバークレーでも 英語学校でも同級生だったとか。今回は「東京ジャズ」への出演で帰国中だったところ、 突然、大信さんに会いにいらっしゃいました。実は私も彼女のファンなのですが、 普段着の彼女に全く気づかず、ピアノを聴いてひろみさんだと気がついた次第。 大信さんも久しぶりの再会を喜んでいらっしゃいました。大信さんは、人柄が良く、 男女ともに好かれるタイプなのです。来年のツアーが今から楽しみになる夜でした。 |
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