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 Weblog by Kyoko (過去のブログはカレンダーを戻してネ)
  6.2 Tue 素敵な出で立ちのメンバー
  6.3 Wed ご高齢ロイ・ヘインズさんに啓発された夜
  6.4 Thu ライブならではのステージを堪能
  6.5 Fri 素晴らしいものに触れてハッピーな一日
  6.6 Sat 驚愕の小学生、ドラマー大我クン
  6.7 Sun 《NYトリオ》に昨夜のエディーさんが飛び入り
  6.9 Tue 関東地方の最後の帰国ツアーはファンで満席
  6.10 Wed すばらしいサウンドが鳴り響いた真由子さん
  6.11 Thu サッカー観戦の影響か…寂しい店内
  6.12 Fri 不思議な感じのサウンドが印象的なトリオ
  6.13 Sat 久しぶりにお客様で一杯になった金曜日
  6.14 Sun ライブジャズを堪能した親日家たちによる演奏
  6.16 Tue 音楽に精通したスウェーデンの若者トリオ
  6.17 Wed 折からの激しいゲリラ雨で客席はガラガラ
  6.18 Thu うねるようなグルーブ感が魅力のジャズシンガー
  6.19 Fri 昨夜はお馴染みの曲なども演奏
  6.20 Sat 歌も行動もエネルギッシュなチャリートさん
  6.21 Sun 久しぶりに大賑わいの誕生日セッション
  6.23 Tue TV番組を収録後、ジャムセッションが…
  6.24 Wed NYの風を聴きに、大賑わいだった帰国ツアー
  6.25 Thu 8月の35周年イベントがとても楽しみ
  6.26 Fri タフでなければやっていけないミュージシャンたち
  6.27 Sat 月末の金曜日なのにどうしたことか店内はガラガラ
  6.28 Sun 難しいことを演っているのに楽しめるステージ
  6.30 Tue 演奏はいいのに、客席はガラガラ


  2009.6.2 Tue   素敵な出で立ちのメンバー
高嶋宏(g) Qいしかわ(ts,vo) 西川直人(org) 吉岡大輔(ds) さんのメンバーで、吉岡
さんの他は、みなさんスーツ姿での演奏でした。ステージでの男性のスーツ姿は
素敵ですね。特に背丈もあるQさんは、ストライブのスーツに帽子を粋にかぶり、
メンズファッション誌から抜け出たような素敵な出で立ち。とても77歳なんて
思えないカッコよさ。たまたま中年女性のお客様のお誕生日で、歌をプレゼント
なさってお祝いしたのですが、優しさ溢れる気持のこもった演出に、大層喜んで
いらっしゃいました。男も女も、歳とともにだんだん身なりに神経が行き届かなく
なり、服装にも構わなくなってどことなく薄汚れてきます。みなさん、是非、
Qさんを見習いましょうね。私も見習わなくっちゃ。演奏の方は、オルガンの西川
さんが一皮むけたようにリラックスして、素敵なステージでした。客席には、
このプループのファンの方が応援にいらしてました。
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  2009.6.3 Wed   ご高齢ロイ・ヘインズさんに啓発された夜
メンバーは、片岡雄三(tb) 納谷嘉彦(pf) 上村信(b) 小山太郎(ds) さん。片岡さんは
いつもニコニコして作曲者のことなども紹介してくださる大変解りやすくユーモラス
なMC(司会進行)です。曲は知っていても作曲者のことは知らないことが多く、昨夜
などもお好きな方がメモを取ったりする姿も見かけました。最近は私も歳のせいか、
メロディは良く知っていても曲名が出てこなくて、まして作曲者はなおさらです。
常に頭を柔らかくして、記憶力を何とか保たなければと思っている今日この頃なの
ですが、今日は記憶を新たにする意味で……昨夜の演奏曲は、1st.stage、キャノン
ボール・アダレーの♪Work Song、ハービー・ハンコックの♪Maiden Voyage、
作者不詳♪Nothing Ever Changes My Love For You、デューク・エリントンの
♪In Sentimental Mood、ジョン・コルトレーンの♪Moment's Notice。2nd.stage、
映画ロザリーの主題歌♪In The Still Of The Night、ビクター・ヤングの ♪Love
Letter、片岡さんのオリジナル♪Esprit、作者不詳♪Crazy Me Calls Me、
シャーリー・バネットオーケストラの主題曲 ♪Cherokee、アンコールはビクター・
ヤングの♪My Foolish Heart…でした。
私は途中で、今ブルーノート東京に出演中のロイ・ヘインズさんに会いに行ってきま
した。ロイさんは84歳とジャズ界最高齢の部類に入る、今や歴史上のドラマーと
いってもいい方で、私とのおつきあいもすでに半世紀以上に及びます。そんな方が、
20代のミュージシャンと組んで、常に斬新なプレイを行い、若い人にジャズを継承
されている姿には頭が下がる想いです。多くのプロのミュージシャンたちが聴きに
いらしていましたが、一般のお客様が少なかったのはお気の毒でした。私も大いに
啓発され、この素晴らしい音楽の楽しさを少しでも多くの方に知っていただくために、
まだまだ頑張りたい、と思わずにはいられませんでした。
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  2009.6.4 Thu   ライブならではのステージを堪能
TOKU(vo,flh)ちゃんと、クリヤ・マコト(pf) 井上陽介(b) 大槻カルタ英宣(ds)さんの
メンバーですが、TOKUちゃんは先輩たちと一緒の演奏では先輩を尊敬していることが
良く解るステージ。気持のいい礼儀正しさです。いつもの曲もメンバーが違うと、
いろんな変化があって楽しめます。クリヤさんはアレンジャーとしても優れていて、
その場で閃いたものをすぐ音にするハプニング性がライブならでは。なんとも言えず
いいですね。2nd.stage での陽介さんの曲 ♪To Be Stars は、とても奇麗なスロー
バラード。特にクリヤさんのイントロがキラキラした素晴らしいものでした。陽介
さんも嬉しそうに笑ってらっしゃいましたよ。クリヤさんの曲でタイの水上都市の
風景からインスピレーションを得て出来た曲だという♪Siamese Floating Market は、
忙しそうに動きまわる情景の曲で、そのすぐ後のTOKUちゃんの♪Love Again も実に
しっくりと来ました。途中、遊びに見えていたマーク・テイラー(ds) さんと タダノ・
ユカ(b) さんを呼び上げて ♪How High The Moon を演奏したのですが、マークさん
のスムーズなドラミングと、ユカさんのベースのしっかりしたドライブ感が素晴らし
かった。ユカさんはスリムな体型の女性なので、その芯のあるベースサウンドに
みなさん驚いていらっしゃいました。今はノーステキサス大学の大学院でベースの
勉強中だそうで「卒業したらどうしようか…なんて考え中です」と言うので、私は、
NYに行った方がいいのではないかしら、とアドバイスしました。日本には何時でも
帰って来れますものね。なかなか感じの良いチャーミングなお嬢さんでした。
将来がとても楽しみですね。
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  2009.6.5 Fri   素晴らしいものに触れてハッピーな一日
昨夜の当店は、横山達治さんのスペシャル プロジェクト。メンバーは、達ちゃんの他、
福井友美(pf) 高瀬裕(b) トミー・キャンベル(ds) 井上信平(fl)さんです。店内には空席も
ありましたが、ステージの周りにファンの方が大勢集まっていましたので、達ちゃん
はじめメンバーも張り切り、達ちゃんの迷司会とダジャレも冴えていました。
トミーさんのドラミングもいつにも増して素晴らしく、メンバーも楽しそうでした。
ブルーノート東京はロイ・ヘンイズさんの最終日でしたが、ピアニストが緊急帰国する
ことになり、小曽根真さんが北海道ツアーから帰ったその足で代役を務めることに
なっていたので、私はステージ途中で行ってきました。一昨日のブログにも書きました
けど、月・火・水曜とお客さんが少なく気の毒に思っていたのですが、さすが小曽根
さんですね、メールや電話でお知り合いに知らせたこともあって、客席は8割がた
埋まっていました。ロイさんもご機嫌でした。ステージは譜面を使わず展開する
スタイルで、良く曲を知っていないと代役も務まりませんが、小曽根さんはビクとも
しないで一緒に演奏を楽しんでいらっしゃいました。ピアノとベースのデュオでは、
いろいろと演奏を指示して楽しんでいるロイさんを見て、私は、これが本当のジャズ
ミュージシャンなんだなと感心しました。終演までは居られなかったのですが、
アンコールが3回もあったそうで、ロイさんの満足した姿を思い胸が熱くなりました。
お店に帰ると、今度はコットンクラブに出演中のフレディー・コールさん一行が当店に
向かっているという連絡が入り、トミーさんに話すと、高瀬さんとともに楽器を片付け
ずに待ってくれました。ピアノ&ヴォーカルのフレディさんとドラムスのカーティス
さんは、お二人ともご高齢なのにいたってお元気でした。そのうちに若いギタリスト
のランディさんも現れ、ギターを弾くようリクエストすると、フレディーさんが私の
為に、と言って ♪If I Had You と、ドイツでは「さようなら」の意味のあるという
♪How Do You Say Audi The Sime を歌ってくださいました。素敵な歳の取り方を
していらっしゃる方の、何とも言えない味のある歌に、私は、涙が溢れそうでした。
そこにブルーノート東京からTOKUちゃんとサックスのジャリル・ショウさん、ピアノの
熊谷泰昌さんも駆けつけ、さっそくジャムが始まり、カーティスさんもドラムを叩き
始めました。そのうち日本の女性シンガーが ♪My One And Only Love を歌いだすと
フレディーさんも歌いはじめ、あまりの素晴らしさに感激して泣き出されてしまわれた
女性のお客さんもいらっしゃいました。
…そんなこんなで、気がつけば時計の針はそろそろ3時。さあ、それでは皆さんベット
に行く時間ですよ、と言うことでようやくお開きになりました。私は久しぶりの夜更
かしでしたが、たくさんの素晴らしいものに触れとてもハッピーになれた一日でした。
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  2009.6.6 Sat   驚愕の小学生、ドラマー大我クン
小学生ドラマー、鬼束大我(ds)クンと、辻佳孝(pf) 工藤精(b) 鈴木央紹(ts)さん、
それにスペシャルゲストのエディ・ヘンダーソン(tp,flh)さんというメンバー
でしたが、金曜日というのに生憎の雨で客席はまばら。ちょっと残念でした。
客席には、就学前〜小学生のお子様連れのご家族が5,6組おみえでした。私も、
この八月に3歳になる孫のレイちゃんに是非聴かせたかったことと、レイちゃんが
どんな反応をするだろう、という興味もあって久しぶりにお店に連れてきました。
さて大我クンですが、前に聴いた時より長足の進歩でした。タッチも奇麗だし、
ドラミングの表情は豊かだし、すぐ近くで聴いていても少しもうるさくなく…
目を閉じて聴けば立派な大人のドラマー、どころか、もの凄く上手いドラマーが
叩いているかと思うような素晴らしさでした。
1st.stage は、♪It Could Happen To You ♪Up Jump Spring ♪I'll Remember
Sprig ♪Blue In Green ♪Milestone。小さな身体でちゃんと届かない脚ながら、
バスドラもしっかり踏んでいました。MCでマイクを持ち、エディ・ヘンダーソン
さんを'My brother'と紹介するなど内容のしっかりしたメンバー紹介をしていま
したが、でも話し振りや声は男の子らしいかわいいものでした。エディさんは
M.デイビスの正統派後継者、と言われている通りの素晴らしいプレイを聴かせて
くださいました。 2nd.stage は♪Greem Dolphin Street ♪So What ♪You
Don't Know What Love Is ♪Dear Mr B。大我クン、バラードのブラシ使いも
大人顔負け。彼は作曲までするのですが、♪T.S Prelude は、難しいリズムを
使う、さすがドラマー作といった曲でした。
さて、我がレイちゃんは…演奏が始まると、真剣な眼差しで目を見開いて、
大我クンに釘づけ。飽きるのではと心配しましたがとんでもない。でも長い時間
真剣に集中したせいで、後半いつのまにか聴きながらスヤスヤ…その後は爆睡
状態に入りました。
昨夜に続きフレディ・コールさん、ジーン・ジャクソンさん、トミー・キャンベル
さんも聴きにいらしてましたが、ドラマーであるジーンさんやトミーさんは、
大我クンを抱き上げ、可愛いくてしょうがないといった様子でした。大我クンは、
キチンと礼儀正しくミュージシャンたちに「有り難う御座いました」と挨拶
してからは、名古屋からご兄妹で聴きにいらした一つ年上のお兄さんと、将棋
のコンピュータソフトに熱中していました。大我クンもステージが終われば
やっぱり幼く可愛い男の子。でもさて、この先どうなっていくのでしょう…
末恐ろしいほどの可能性を感じさせる逸材には違いありません。
私は、一昨日は84歳のロイさん、昨日は11歳の大我クン…音楽は年齢や国境を
超越したものなのですね。
P.S. 1日2日のうちに写真を[photos]欄にアップする予定です。ご覧ください。
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  2009.6.7 Sun   《NYトリオ》に昨夜のエディーさんが飛び入り
久しぶりの【BODY&SOUL スペシャル】は、ケビン・ヘイズ(pf) ダグ・ワイズ(b)
ビル・ステュアート(ds) さんの《NYトリオ》です。ドラムスのビルさんが久々の来日
とあって若いファンが詰めかけ店内はまるで学校のような雰囲気でした。ケビンさんは
彼が18歳の時、私が確か六本木のジャズフェスを企画したとき、NYでオーディション
して初来日した方ですが、今や41歳になり、こうしてしっかり自分のトリオを持って
活躍しているのを見て嬉しくなります。このトリオでCDも2枚リリースしています。
1st.stage ♪If Ever I Wold Leave You、ケビンさんのオリジナル曲♪Elegia と
♪New Day、♪Sweet and Lovely 、C.パーカーの♪Cheryi……音楽に対する真面目
さが滲み出ているようなケビンさんのサウンドに、ベースとドラムスがいい味付けを
しながらしっかりサポートしていました。 2nd.stage、昨夜のゲストミュージシャン
だったエディー・ヘンダーソンさんが仕事を終え、楽器を持って店内に入って来ると、
演奏中のビルさんの合図で♪Straight No Cheser のイントロがはじまりました。
するとエディーさんはすぐ楽器を取り出して吹き始め、ステージへ。♪Roud Midnight
ではミュートを付けて吹き始め、途中からはフリューゲルホーンに変えて演奏なさい
ました。何とも気持ちのいい音に、さすがだなと思いました。ケビンさん、実は以前に
エディーさんのバンドに所属していた事があったそうで、お互い良く知る仲だったよう
です。スペシャルにふさわしい素晴らしいステージでした。
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  2009.6.9 Tue   関東地方の最後の帰国ツアーはファンで満席
三上クニ(pf)さんは永い間アメリカに移り住んでライオネル・ハンプトンやデューク・
エリントンバンドのピアニストとして活躍されていました。今回はCDを一緒に録音
したメンバー、有明のぶ子(vib) 池田聡(b) 小松誠司(per) さんらとの帰国ツアー中で、
昨夜は関東地方の最後とあってお知り合いの方が大勢応援にみえ、店内は月曜なのに
大賑わいでした。1st.stage の演奏曲は♪Morning ♪Rhapsody In Blue
♪Nearness Of You ♪Lullaby Of Birdland ♪Fell Like Maiking Love
♪Time After Time ♪One Note Samba ♪Flying Home。2nd.stage は、
♪In A Mellotone ♪星に願いを ♪After You Gone ♪Shadow Of Your Smile
♪The Little Brown Jug ♪They Can't Take Any From Me ♪Cat Walk
♪Go In The Window ♪My Foolish Heart …など。アレンジは全て三上さんで、
演奏は良くスウィングし、初めての方も楽しめる選曲でした。ヴィブラフォンの
有明さんも楽しそうに弾いていらっしゃいました。ベースの池田さんのお父様は、
ベーシストの池田芳夫さんです。私は、彼が生まれた頃にお父様が演奏していた
記憶が残っていますが、そのお子さんがすっかり大人になり後を継いでいるのには
驚くと同時に、自分の歳を自覚せずにはいられませんでした。CDもたくさんお買い
上げいただいたようでメンバーの皆さんも喜んでいらっしゃいました。最近、CDは
ミュージシャン自身による「手売り」が一番売れる、ということで、多くのミュージ
シャンが「行商」している今日この頃のご時世なのです。ツアーは、今日から東北〜
北海道とワゴン車で回るそうです。気をつけて行ってらっしゃいませ。
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  2009.6.10 Wed   すばらしいサウンドが鳴り響いた真由子さん
トリオで出演するようになって4回目だった片倉真由子(pf) 上村信(b) 広瀬潤次(ds)
さんのトリオですが、その度にリピーターのお客さまが少しづつ増えて来ました。
聴き応えのある中身の濃い演奏で、同じ曲でも時により違ってくるライブならではの
ステージがジャズ好きにはたまらないのだと思います。1st.stage の♪Song For
My Father。実は真由子さんのお父様はアルトサックス奏者で、とても尊敬していた
ということですが、残念ながらお亡くなりになったそうです。♪A Foggy Day は、
ご自分のアレンジが難しすぎたとおっしゃってました。2nd.stage、♪Just Friend、
まだ題名の無い ♪Straight A。「あいつは凄い奴」と言うスラングの意味のある
♪The Bud Cats、モンクの ♪Ruby My Dear、そして ♪Blue For Tenor。
アンコールにはソロで2曲メドレー演奏したのですが、お店全体にピアノの音が
鳴り響き、ため息が出る程素晴らしい演奏で、「今夜は何も言う事はない。思い残し
が無いのでぐっすり眠れそうだ」とおっしゃってお帰りになられた方もいました。
私もその通りの気持でした。真由子さんに、乾杯!
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  2009.6.11 Thu   サッカー観戦の影響か…寂しい店内
トミー・キャンベル(ds)さんのオルガンアイズ セッションは、いつも通りお茶目で
ファンキーなステージでした。ウェス・モンゴメリーの♪Full House から始まり、
♪Real Good One ♪Ponsiana などを演奏したのですが、トミーさんはお客様が
少ないことを気にして済まなそうな顔をして私を見るので、かえって気の毒になって
しまいました。私はサッカーのことはほとんど知らないのですがギターのハル高内
さんによると、当夜は見逃せないサッカーの試合があったそうで、ワールドカップに
出られる事になった日本チームへのお祝いの意味もあって多くの人がサッカー観戦
したらしい…ということでした。オルガンの河合さんが大サービスして、アンコール
がなかなか終わりませんでしたが、お客様は皆さん最後まで楽しんでいかれました。
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  2009.6.12 Fri   不思議な感じのサウンドが印象的なトリオ
なら春子(pf) 増尾好秋(g) ジノ・シトソン(vo)さんは、みなさんNY在住のミュージ
シャン。ならさんは音楽教育学博士の肩書きを持ち、名門コロンビア大学で教鞭も
とってらっしゃる才女です。過去3年にわたり、国際交流基金の招請で中米カリブ
7カ国にこの3人で文化交流ツアーも行っているそうで、いつもとても楽しい思い
をしているそうです。ステージは、ならさんのオリジナル曲が多く、ピアノだけで
なくアフリカで研修したという太鼓も披露してくれました。年に1回はアフリカに
行くということで、曲想にもアフリカの民族色が色濃く出ていました。ジノさんは
カメルーン出身で、何とも不思議な歌声の持ち主。低音から高音まで胸を叩いたり
頬を叩いたりするなどして声を楽器のように操っていました。それらをニコニコ
しながら、2人を自由にプレイさせていた増尾さん。さすがベテランだなと
思いました。原題はアフリカの言葉ですが日本語では ♪赤い土、という曲がとても
印象に残りました。ジノさんは ♪りんご追分 も歌われたのですが、不思議な感じ
でしたね。これはレコーディングをしたそうで、秋には発売になるようですので、
是非もう一度聴いてみたいと思いました。
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  2009.6.13 Sat   久しぶりにお客様で一杯になった金曜日
梅雨入りしたわりにはいい気候だったせいか久々に金曜の客席が満杯になりました。
メンバーは、グレース・マーヤ(vo,pf) 荻原亮(g) 坂本竜太(b) 大槻カルタ英宣(ds)
さん。マーヤさんはヘアースタイルをソバージュに変えて雰囲気を一新。なかなか
このヘアースタイルが似合う人は少ないのですが、マーヤさんはしっくりとお似合い
でした。バックのトリオ、三人のイケメン達とも息が合ってファンキーで楽しい
ステージ。客席にはお年を召した男性客が多かったです。幾つになっても男性は
奇麗な女性がよろしいのでしょうね…。1st.stage は、♪Soul Shadows、♪Fever、
♪In My Life、♪Cold Cold Heart、タニアマリアの♪Yatrata、♪Body And Soul、
重い曲の後は軽く♪Sunny。マーヤさんは、休憩時間もファンのお客様に挨拶をして
まわったり、おしゃべりしたり、けっこう気を使っていらっしゃいました。
2nd.stage は、♪Summer Time ♪Poinciana ♪Agua De Beber ♪My Romance、
♪Besame Mucho ♪A Case Of You ♪Water Melon Man…ワインを飲みながら
リラックスして粋に弾き語るマーヤさん、男性ファンが多いのも頷けますね。
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  2009.6.14 Sun   ライブジャズを堪能した親日家たちによる演奏
年1回やってきてくれる ティム・アマコスト(ts,ss,fl) デビット・バーグマン(pf)
ジーン・ジャクソン(ds) さんと井上陽介(b)さんの《NY Standerd Quartet》は、
ユニット名のようにスタンダード曲をアレンジして演奏するスタイルです。
ティムさんとは、彼が早大に留学している頃からの知り合いですが、今や2児の
パパになって貫録も出てきました。アレンジは主にティムさんとデビットさんに
よるものも多く、イントロだけでは何か解らないでいるうちに、いつのまにか
♪How High The Moonだったりします。テナーサックスでモンクの
♪Green Chimneys、フルートで♪But Beautiful、テナーサックスで♪I Love You
とティムさんは楽器をいろいろと持ち替えてプレイ。客席が外人と日本人がほぼ
半数で、MCも日本語と英語でみんなに解るように話されていました。2nd.stage
では、チャリー・パーカーの♪Klact-Oveedseds-tene や、ベニー・ゴルソンの曲、
そして♪Alone Together のベースソロでは井上さんの良く動く左指からいろんな
フレーズが飛び出てきて、客席からは大喝采。♪Thrill Is Gone のドラムスと
ピアノ・ベース・サックスの掛け合いバトルの面白さ…と、まさにライブジャズの
醍醐味を堪能させてくれ、ステージには気品もあって、とても楽しい夜でした。
この日本ツアーから帰国したら、10月にはアメリカツアーを、そしてこのユニット
による2枚目のアルバムをレコーディングする予定だそうです。
(写真アップ)
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  2009.6.16 Tue   音楽に精通したスウェーデンの若者トリオ
スウェーデンからやってきたマディアス・アルゴットソン(pf)カレ・ラスマスソン(ds)
クリスチャン・リント(b) さんたちの若者トリオ。雨の降り始めた月曜の夜でしたが、
レコード会社のお声掛かりでたくさんの関係者の方が聴きにみえていました。
演奏曲は主にスタンダードナンバーで、いずれもよくスウィングしていました。
♪By By Blackbird ♪酒と薔薇の日々 ♪My Romance ♪Young Is Foolish
♪星影のステラ ♪枯れ葉。スウェーデン民謡をジャズにアレンジした曲はとても
美しくロマンチックでした。アンコールに応えた曲は、♪Kickoff と♪A Train。
北欧サウンドらしくタッチがとても奇麗で、みなさんお若いのに気負わず自然体で、
聴いていて大変気持の良い上品なサウンド。お客さまは皆さん大満足されたようで
したが、お帰りになる頃に激しいゲリラ雨に直撃され、お気の毒でした。
(写真アップ=私が撮っているのでヘタです。ミュージシャンの皆さんゴメンね)
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  2009.6.17 Wed   折からの激しいゲリラ雨で客席はガラガラ
《GENERATION GAP》の5人のメンバー、鈴木良雄(b)ハクエイ・キム(pf)
大村亘(ds) 中村恵介(tp) 佐藤恭子(as) さんらはリハーサルをして準備万端でしたが
私も家から出られない程の激しいゲリラ雨。9時過ぎになってようやくほんの少し
雨が弱まった頃、びしょ濡れになってお店にたどり着いたのですが、やはり店内は
ガラガラ。そんな中、びしょ濡れのお客様がいらしたのですが、その方は神戸から
いらした方で、どうしてもここB&Sに来たかった、とおしゃってくださり嬉しく
なりました。有り難いことですね。ステージはいつものように、鈴木チンさんの
オリジナル曲とスタンダード曲、そして若い方に合った曲…とバランス良く選曲し
演奏されていました。トランペットの中村さんが、なかなかいい味を出していました。
もっとたくさんのお客様の前で演奏をさせてあげたいですね。ゲリラ雨にも困りもの
です。不況で大変な時期なのに…勘弁してほしいワ。
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  2009.6.18 Thu   うねるようなグルーブ感が魅力のジャズシンガー
バックの大口純一郎(pf) 米木康志(b) 原大力(ds)さんのトリオと一体になって歌う
大野えりさんは、良くグルーブしてほんとうにジャズシンガーらしいシンガーです。
MCも、歌詞の内容を自分の言葉で話してくださるので、歌もよく理解できます。
♪リンゴ追分、メロディが先にできそれに詩人の詩をつけたという♪In Time Of
The Silver Rain、♪This Can Be Love、スティングの♪Every Breath You Take、
自作の♪Walkers With The Dawn、アンコールに♪Bridges など、身体全体で
表現しながら全部で15曲ほど熱唱されました。昨夜もお客様は少なかったのですが、
皆さん最後までしっかり聴いていかれました。スペイン人とフランス人のお客様は
大層感動して、えりさんのCDをお買い上げになりましたよ。
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  2009.6.19 Fri   昨夜はお馴染みの曲なども演奏
《BASS TALK》のメンバー、鈴木良雄(b) 野力奏一(pf) 井上信平(fl) 岡部洋一(per)
さんは、長年の気心知れたメンバー。でも演奏には緊張感があり、全員が音楽に造詣が
深く、いつもバランスのとれたサウンドを聴かせてくれます。特に野力さんのアレンジ
のセンスの良さは秀逸で、チンさんの曲を引き立てます。新曲♪New York Blue は、
とても聴きやすく、いい曲でした。いつもはオリジナル曲ばかりですが、昨夜は
ブラジル66の曲なども演奏。最近は、必ずこのバンドを聴きに見える女性のグループが
出来、昨夜も「ガンバって広報しますよ」と応援してくれています。ありがたいですね。
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  2009.6.20 Sat   歌も行動もエネルギッシュなチャリートさん
地元マニラで行われたチャリティーコンサートにお弟子さんを連れて行き、一昨日
帰国したばかりのチャリート(vo)さんとユキ アリマサ(pf)納浩一(b)加納樹麻(ds)さん。
彼女のステージは、すばらしい感情表現で歌い上げるスタイル。客席には、彼女が
NHKの英語の学習番組にゲスト出演した際にお知り合いのなった先生やスタッフの
方々がグループでいらっしゃり、その熱唱にすっかり魅了されてファンになられた
ようで、とても感動なさっていました。演奏曲はスタンダード曲がほとんどでした。
Bバカラックの♪Close To You は久しぶりに聴きました。♪I Love You Porgy は、
ユキさんのピアノの美しさに胸がジーンとなりました。♪Nicas Dream ♪Torisute
♪Softry As In A Morning Sunrise…リクエストに応えて♪♪Lulaby Of Bird Land。
チャリートさんは、翌日(土曜日)サンフランシスコの何ヵ所かのジャズクラブに出演
するため旅立ちました。現地で同郷の大勢のお友達に何十年ぶりかで逢えるそうで
大層張り切っていらっしゃいました。いつもながら、エネルギッシュに世界を回る
チャリートさんには感心します。
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  2009.6.21 Sun   久しぶりに大賑わいの誕生日セッション
岸田恵士(ds)さんの誕生日セッション。昔からのお馴染みメンバー 山本剛(pf)
水橋孝(b) Q.いしかわ(ts)さん、そして 岡崎好朗(tp) さん。それぞれのファンの
方やお知り合いでお店は満杯。久しぶりに見えたお客様は、近頃になく店内が
混んでいるので驚いた程でした。お店に入れなくて、お帰りいただいた方も
いらして、申し訳ない想いでした。普段はガラガラなのに…皮肉なものですね。
ステージはベテラン揃いで、ファンキーで温かいサウンド。恵士さんは知る人ぞ
知る、波瀾万丈の人生を歩んでられる方で、その思いを♪Burn という曲にし、
詩を朗読したり歌ったり、少し興奮症気味で時には叫んだり(笑)…還暦を過ぎて
あんなに燃えている人はなかなかいませんよね。演奏曲が60年代のヒット曲が
多いので聴きやすく親しみやすく、楽しめました。岡崎さんのトランペットが
すばらしく、全体のサウンドを引き締めていました。誕生ケーキを作った方が
50人分も作って来てくださり、お客様皆でお祝いをしました。恵士さんは
お花やプレゼントをたくさんいただき、とても喜んでいらっしゃいました。
良かったね恵士さん!人生って素晴らしいですね。(写真アップ)
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  2009.6.23 Tue   TV番組を収録後、ジャムセッションが…
CSテレビ朝日でジャズの中継番組ができました!!毎週土曜日の夜10時放送です。
昨夜はその録画取りが当店でありました。収録したのは、市原ひかり(tp)さんと
掘秀彰(pf)中林薫平(b)吉岡大輔(ds)さんのメンバー。1st.stageはオリジナル曲
♪Begining♪新しい年♪走馬灯♪Float♪みつけた。2nd.stage ♪Inspiration、
太陽を求めて沖縄に行ったらどしゃぶりの大雨だったとかで願いを込めて書いた
という♪梅雨明け、スタンダード曲♪There Is No Greater Love、オリジナル曲
♪Home、♪星に願いを、そしてアンコールには ♪Straight No Chaser。
適度の緊張感があってとても良いステージが収録できました。ひかりさんへの
インタビューも入ります。8月22日(土)に放映されまので是非ご覧くださいね。
収録機材の後片付けをしているとブルーノート東京からロイ・ハーグローブさん
一行が遊びに来て、トミー・キャンベル(ds) さんが急遽ドラムをセッティング。
中林さん、ひかりさん、掘さんも入ってジャムセッションが始まりました。
ロイさんが♪Body And Soul 吹き出すとアルトのジャスティン・ロビンソンさん
も吹き始めましたが、PAなしで店中に響き渡るほど楽器が良く鳴ります。
♪My Foolish Heart♪Woody'n You♪Enbreath Of You♪Everytime Say
Good By …スピード感とグルーブ感が素晴らしいセッションでした。
ブルーノートで2ステージ演奏し、すぐまた演奏するこのエネルギーは、一体
どこに潜んでいるのでしょう…ロイさんはいつも、ピアノ、ベース、ヴォーカル、
ドラム…といろいろ演ってくれますが、何でも一流にこなすマルチ人間で、
音楽一筋に生きている素晴らしい方です。堀さんは終電を逃しましたが、
貴重な機会を得て、ひかりさんも中林さんも、大変勉強になった、と
喜んで帰られました。(写真アップ)
▲top
  2009.6.24 Wed   NYの風を聴きに、大賑わいだった帰国ツアー
《マンハッタン・ファイブ》のCD「バードランドの子守唄」リリース記念ライブ、
メンバーは、井上智(g) スティーブ・ネルソン(vib) 海野雅威(pf) 植田典子(b)
横山和明(ds) さん。毎年今頃になると帰国して日本ツアーをしている井上さん
ですが、今年は、当店によく出演して昨年からNYに移り住んでいる海野さんの
参加で、多くの常連さんが聴きにみえていました。演奏はジョージ・シアリング
のサウンドを意識したもの、マイルスやB.パウエル、B.エバンスの曲をカヴァー
したものなど、懐かしい曲が多く演奏されました。♪September In The Rain
♪Suzukake ♪East Of The Sun ♪Fly Me To the Moon ♪Corcovado
♪Smoke Gets In Your Eyes ♪I'm In The Mood For Love ♪Lullaby Of
Birdland ♪Lupin The 3rd など、お馴染みの曲なので大変聴きやすく、
お客さまは皆さん大喜び。CDもたくさんお買い上げいただいたようで、
とても有意義な帰国ツアーになったと思います。最近、海野さんはNYで
いろいろと仕事が入りはじめたようです。ベースの典子さんは、芯のある
ベースらしいベースで、とても女性が弾いているとは思えないどっしりした
素晴らしいベース。是非ピアノトリオで聴いてみたいですね。
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  2009.6.25 Thu   8月の35周年イベントがとても楽しみ
昨夜は、北条直彦(pf) 鈴木良雄(b) セシル・モンロー(ds) さんというベテラン揃いの
トリオ。私は北条さんが学生の頃から45年来のお知り合いで、彼はその頃から
ビル・エバンスの影響を強く受けていた方です。1st.stage、♪Summer Time
♪Someday My Prince Will Come ラテンにアレンジされた♪荒城の月。そこまで
聴いて、私はコットンクラブに出演中の、ピアノのテイラー・アイグスティと
ギターのジュリアン・レンジのデュオを聴きに行きました。お店の出演メンバーが
大ベテランですので、心置きなく安心してお店を留守に出来ましたしね。
(出演者のみなさん、ありがとう♥)。
テイラーさんは、'07年と'08年にNYで行われたI.A.J.E(International Association
for Jazz Education) に私が参加した折、ルーベン・ロジャース、エリック・
ハーランドとトリオを組んで演っていて、その時聴いて大ファンになった
ピアニスト。で、この8月に35周年イベント第2弾として、このトリオを一週間
招請することにしたわけですが、彼の演奏を聴くのは3年ぶりです。一方、ギター
のジュリアンさんは、3年前の「東京ジャズ」で聴き、まだ10代なのにテクニックも
タッチも美しく大変印象に残っていたギタリスト。その後、テイラーさんたちとの
CDがリリースされ、それを聴いて余りのクオリティの高さに感動したこともあり、
この二人をどうしても聴きたかったのです。25歳と21歳の二人は相性がとても
いいようで、期待した通りのステージでした。演奏はスタンダード曲で、デュオ
とは思えないほど音の広がりがあり、大変美しいサウンドでした。終演後に
ご挨拶をしましたが、ステージの完璧さに比べて時差ボケがきついようでした。
でも、これでますます8月が楽しみになりました。
みなさま、乞うご期待!といったところです。
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  2009.6.26 Fri   タフでなければやっていけないミュージシャンたち
今月の(昨夜の)《フロントページ・オーケストラ》は、奥村晶(tp) さんがお休みで、
NYから帰国した岡崎好朗(tp)さんが参加。片岡雄三(tb)さんも久しぶりに参加して、
リーダーの三木俊雄(ts)さんも嬉しそうでした。1st.stage ♪Stop & Go
♪Midnjght Voyage ♪Sleep Like Baby ♪Stepping Stone。各曲とも、三木さん
岡崎さん浜崎さん片岡さん浅井さんのソロをフィーチャーして、とても気持のいい
サウンドでした。
そこまで聴いて、私はブルーノート東京にロイ・ハーグローブ・クィンテットの
最終回を聴きに行きました。大入り満員で立ち見客も大勢いて、公演は20分押しで
始まりました。私も立ち見していると、ブルーノートの店長がPA室に連れてって
くださり、正面上の特等席で聴くことが出来ました。メンバーはみなさん若者で
とにかくリズムがどっしりとしていて、特にウッドベースの太い音とドラムスの
凄さが印象的でした。ピアニストは新人で、まだ学生のようですが、幼さが残る顔
に似合わず、スピードとスリルに充ちた素晴らしいプレーでした。ロイさんと
ジャスティンさんの強力なフロント陣は、楽器もよく歌い、かなり難しいことを
やっているのに、お客様は大ノリで歓声の嵐でした。ロイさんはプレイの合間に
ステージでステップを踏むのですが、それがサマになっていて、何ともカッコ
よかったです。私は、彼が18歳の頃からの付き合いですが、40歳になった今も
時代の最先端をいっています。音楽以外のことはまるで子供のまま大きくなった
感じですが、集中力は凄いものがあります。私は、アンコールの前に後ろ髪を
引かれる思いでお店に帰りました。
お店のステージでは、ちょうど♪墨田川 の演奏が始まった時で、私の興奮した
脳にとてもいい感じで響いてきました。♪Free For All で終演になり、その後
みなさん疲れも見せず、全員でレコーディングに向かいました。
そこうしていると、ブルーノート東京から公演を終えたロイさん一行が
おみえになりました。ブルーノートで発行しているフリーペーパーのコラムに
載る当店の写真を撮る、ということで、当店でのロイさんの演奏風景を撮影。
彼は、今朝6時にパリに発ちました。NYに帰るのは8月4日。それまでしばらく
ヨーロッパのツアーだそうです。ミュージシャンは体力がないとやっていけない、
とはいえ、ホントにみなさんタフですね。改めて感心した夜でした。
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  2009.6.27 Sat   月末の金曜日なのにどうしたことか店内はガラガラ
伊藤君子(vo) さんに、ユキアリマサ(pf) 坂井紅介(b) 加納樹麻(ds) さんらメンバーは、
早くからリハーサルをして準備万端整えていたのですが、忙しいはずの月末の金曜日、
しかも出演者も厳選してこの素晴らしいメンバーなのに、どうしたことか、客席は
ガラガラ。私は急遽、常連さんたちに来て下さるよう電話でお願いすると、何人かは
すぐに駆け付けて下さいましたが…。ペコちゃんは黒のシンプルなワンピースで髪を
アップにし、とても素敵な出で立ち。バックのミュージシャンもペコちゃんの
ヴォーカルを楽しみながら演奏していました。♪My Favorite Things (津軽弁では、
♪わの好きな物) ♪Summertime ♪夏になれば…津軽弁から英語になる時は、頭の中
が日本語と津軽弁と英語でゴチャゴチャになっているということですが、その滑らか
な歌い回しには感心します。いらしたお客さまはみなさん存分にお楽しみいただけた
と思います。ペコちゃんも、お客様は少なかったけれど、とても気持よく歌えて
楽しかったと言って帰られました。
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  2009.6.28 Sun   難しいことを演っているのに楽しめるステージ
今月もトミーさんのヴォーカルセッションは、ティファニーさんと伊藤大輔さんの
2ヴォーカルと、ケイ柴田(pf) グレッグ・リー(b) トミー・キャンベル(ds) さん。
前夜がすごく暇だったので、今夜はきっと賑わうだろうと思っていたのですが…
客席は昨夜と同じ状況。ホントにどうしたことでしょう。新曲のリハーサルなど
して備えたステージが始まったのですが、いらした方も客席があまりに空いている
のでびっくりされていました。新曲♪All Day Long ♪Make Me Feel Brand Now
はとても素敵な曲でした。ティファニーさんと大輔さんの熱唱で盛り上がり、
2nd.stage には、ハル高内(g) さんが楽器とアンプを持って遊びにみえ、参加して
さらに盛り上げてくださいました。演奏曲は、変拍子の曲が多いのですが、全員の
呼吸がピタッと合い、難しいことを演奏しているのに楽しめるステージ。こうした
ステージは、当店の他そう多くはない、と自負しているのですが…ライブ音楽は、
ステージと客席が一体になってエネルギーが生まれ、演奏はなお一層、素晴らしい
ものになります。ジャズの場合は特に、客席の反応が大切になる音楽。いいジャズ
を聴くためにも、みなさま、よろしくお願いします。
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  2009.6.30 Tue   演奏はいいのに、客席はガラガラ
夕方は降っていなかったのに、演奏の途中から降り出した、福田重男(pf) 上村信(b)
セシル・モンロー(ds)さんのトリオの、なぜか「雨男」の福田さん。客席はガラガラ
でしたが、福田さんの熱心なファンや地方からのファンがいらしたりしていました。
1st.stage、2nd.stage ともにスタンダード曲の中にオリジナル曲を混ぜての演奏
でしたが、オリジナル曲はスタンダード曲に負けないくらい素敵な曲が多かったです。
ジミー・ローズの♪The Peacocks…孔雀が羽を広げた姿が目に見えるような奇麗な
イントロでした。ケニー・ドーハムの♪My Ideal、マイルスの♪So What はセシル
さんが8ビートでイントロを叩いてちょっと変わった感じで始まりましたが、途中
から4ビートになり、面白い展開でした。ラストは福田さんの子供の頃の田園風景を
曲にした♪Child Foods Dream、アンコールは♪昔は良かったね で終わりました。
それにしても、先週の週末からお店が暇で、私たちスタッフともども、ワーキング
プアーになりかけています。困ったものです。どうにかならないかしら…
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