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 Weblog by Kyoko (過去のブログはカレンダーを戻してネ)
  5.1 Fri 4ヶ月ぶりの《フロントページ》はファンで一杯
  5.2 Sat まるで北欧の妖精のようなシンガー、ギーネさん
  5.3 Sun 山田さんが体調不良でクィンテットからクァルテットに
  5.4 Mon 例年とは様変わりしたGWの店内
  5.5 Tue ストレスも吹っ飛ぶラテン・ジャズ
  5.6 Wed 賑わったGW当店最終日の夜
  5.8 Fri 静かな連休明けの雨の夜、でも演奏はハッピー
  5.9 Sat お店も、気候も、さわやかで充実した一日でした
  5.10 Sun 外人客で賑わった週末の夜
  5.12 Tue コンビネーションの良くとれた素晴らしい演奏
  5.13 Wed 楽器がステージを占有した大編成バンド
  5.14 Thu 大いに盛り上がった久しぶりのTOKUバンド
  5.15 Fri ホットで優しい素晴らしい演奏も、客席はまばら
  5.16 Sat 早間美紀ちゃん(pf)のCD発売&帰国ツアーは大賑わい
  5.17 Sun 聴くたびに「味」がでてきたティファニーさんのヴォーカル
  5.19 Tue 静かな月曜日、素敵なピアノサウンドを堪能
  5.19 Tue 【お知らせ】新インフル対策
  5.20 Wed リラックスして楽しめた大ベテラン達のトリオ サウンド
  5.21 Thu 友情の大切さを感じさせてくれた和やかな2日間
  5.22 Fri コンビネーションの良い正統派ジャズクァルテット
  5.23 Sat いつもより大人の選曲でいい感じのステージ
  5.24 Sun 週末に相応しいリラックスした和やかな店内
  5.26 Tue 固定客ファンも多い福田さんトリオ
  5.27 Wed 質の高い素晴らしいユニット
  5.28 Thu 熱心なファンで賑わった大ベテランたちのステージ
  5.29 Fri 新人も入って充実著しい《フロントページ》
  5.30 Sat 月末の金曜日、外は雨でしたが、店内は大賑わい
  5.31 Sun ミュージカルを観ているような楽しいステージ


  2009.5.1 Fri   4ヶ月ぶりの《フロントページ》はファンで一杯
4月の月末は、テナーが岡崎正典さんから浜崎航さんへ、アルトが池田篤さん
から土井徳浩さんへ、メンバーが二人替わった《フロントページ・オーケストラ》
でした。リーダーの三木俊雄さんがお客さまの入りを気にしてらっしゃいました
が、なんのなんの、当日予約なしの方が大勢聴きにみえ、喜んだりホッとしたり。
久しぶりの出演で、みなさん初心に戻って緊張感のある素晴らしい演奏でした。
メンバーが変わっても、それぞれが実力のあるプロ集団なので、私の心配は
取り越し苦労でした。お客様も大変良かったと喜んでいらっしゃいましたので、
また、毎月の最終木曜日は《フロントページ》を復活させたいと思います。
生音による10人の素晴らしいハーモニーは、こたえられませんもの。みなさんも
応援してくださいね。
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  2009.5.2 Sat   まるで北欧の妖精のようなシンガー、ギーネさん
今回の第37回《スカンジナビア・コネクション》は、スエーデンの森泰人(b)さん
プロデュースによる、ノルウエーのオーベ・アレキサンダー・ビーリングトン(pf)さんと
ギーネ・アンデルセン(vo)さんのドラムレストリオ。日本ツアー最後のステージでした。
ギーネさんは当店出演3回目ですが、来日なさる度に着実に実力をつけ、ご自分の
スタイルをしっかり確立しています。しかも、モデルや女優になっても充分通用する
美しさで、とても上品。声も透き通るようなきれいな声で、まるで妖精が歌っている
ようでした。曲は全部スタンダード曲で、♪The Old Country ♪A Time For Love
♪My Favorite Things ♪The Nearness Of You ♪When I Fall In Love♪But Not
For Me。それからノルウェーの子供の為の歌を、お国の言葉で歌いました。この
5月14日にピアノとデュオのCDがリリースされますが、多くのお客さまが休憩中に
先行買いしていました。2nd.stageは♪Blame It ♪My Romance ♪You Must
Believe In Spring ♪It Could Happen To You、アンコールはピアノとのデュオで
♪My Funny Valentine で終演でした。お客さまの中には、スエーデン大使ご夫妻、
それにノルウエー大使館の方々もおみえになり、終演まで楽しんでいかれました。
初めてのご来店でしたが、皆さん大変気に入られたようで「また来ますよ」と
お帰りになられました。以前にNYに住んでらしたことがある、という大使には、
当店のような雰囲気が大好きだ、とお褒めいただき、嬉しくなりました。
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  2009.5.3 Sun   山田さんが体調不良でクィンテットからクァルテットに
松島啓之(tp) 今泉正明(pf) 嶋友行(b) 広瀬潤次(ds) さんのグループは、この間まで、
レギュラーメンバーの山田穣(as) さんが復帰して素晴らしい演奏を聴かせてくれて
いたのですが、残念なことに再び体調を壊されて入院してしまい、クィンテットは
クァルテットになりました。そのせいかリーダーである松島さんは特に、緊張感の
ある素晴らしい演奏でした。オリジナル曲は演奏せず、ジャズ好きにはお馴染みの曲
を演奏するのでとても聴きやすいです。1st.stage ♪Take Your Pick ♪Lady Luck
♪Speak Low ♪That Dream ♪The Summit。2nd.stage ♪Candy、オーネット・
コールマンの♪Blues Connotation、いらしていた海老沢一博(ds)さんが参加して
♪Miles Tone、レギュラーメンバーで ♪Easy Living、アンコールは♪Pent Up
House。終演後も、メンバーは静かに熱心にいろいろと話し合っていました。
早く穣さんが戻って来てくれることを願ってやみません。
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  2009.5.4 Mon   例年とは様変わりしたGWの店内
久しぶりの日曜夜のお店は、トミー・キャンベルさんの《オルガン セッション》。
いつものトミー・キャンベル(ds) 河合代介(org) ハル高内(g) さんに、岡崎好朗(tp)
太田剣(as) さんがフロントです。メンバー全員のレベルが高いので、決まりごとさえ
きちんとこなせば、あとは自由に演奏しているようで、大変楽しめます。それぞれが
自己主張するのですが、お互いに解り合えている数少ないグループです。オルガンは
足でベースラインを弾くのですが、河合さんがノリにノッて、ベースソロで足を酷使
されたようで、きっと翌日は筋肉痛になっていると思いますよ。でも翌日の足のこと
など考えないのがミュージシャン。いつもどおりファンキーで楽しいステージでした。
例年、GWは、地方から上京してやってくるお客様などで大賑わいなのですが、今年は
不況のせいか高速料金が安くなって行楽になったせいか、例年の賑わいはありません。
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  2009.5.5 Tue   ストレスも吹っ飛ぶラテン・ジャズ
5月4日は、実は、孫のレイちゃんが誕生してちょうど1,000日目になる、と
いうことで、朝からお弁当を作ってファミリーで上野動物園に行ってきました。
レイちゃんは、この間までクルマに夢中でしたが、今はすっかり電車にご執心。
私にとっては久しぶりの山手線外回りの旅です。で、行ったてみたら、もの凄い
人、また人…動物ではなく人間を見にいったようなものでした。せっかく来たの
だからと人ごみを掻き分けて、ゴリラとゾウさんだけはなんとか見せることに成功。
「おっきいね、おっきいね」と大喜びでした。不忍池近くの中華でお祝いの食事を
して帰宅し、それからお店に出ました。
ステージは、達ちゃんの《スペシャル プロジェクト》いつもの横山達治(per)
奥山勝(pf) 山下幸治(b) 藤井摂(ds) 井上信平(fl) さんのメンバーです。愉快なMCで、
陽気なラテン・ジャズを演奏するので、お客様は大層楽しんでいました。地方の方も
ちらほらいらしゃいました。最近感じることは、以前はジャズを聴くのは圧倒的に
男性でしたが、このごろは女性の方、しかもお一人でいらっしゃる方も随分と増えて
います。自立した女性が増えたのか、男性が生活に追われているのか…いずれにしろ、
ストレス解消に、こうした陽気なラテン・ジャズはもってこい。私も、昼間の疲れが
少し解消されました。
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  2009.5.6 Wed   賑わったGW当店最終日の夜
当店のゴールデンウイーク中の営業としては、最後の夜です(5/6 Closed)。いつもは
弾き語りでピアノの前ですが、初めてヴォーカリストとしてステージ中央に立った
グレース・マーヤ(vo) さん。お客様も楽しみにしてらしたようで、客席は久しぶりに
満杯になりました。バックは、マーヤさんがそのピアノに惚れ込んだ、山本剛(pf)
鈴木良雄(b) 吉岡大輔(ds) さんのトリオ、ということで、安心してリラックスして
歌っていました。1st.stage、♪Fever♪Black Coffee♪イパネマの娘♪A Foggy Day
♪Nightime Called It A Day、スキャットで歌った ♪Straight No Chaser は、大層
受けていました。2nd.stage ♪My Heart Belongs To Daddy、この曲は、いつも聴く
度に彼女にピッタリの曲だと思います。♪Feel Like Makin' Love ♪Recado Bossa。
ここでピアノに向かい弾き語りで♪Gee Baby Ain't I Good To You、そして
♪Caravan♪Misty ♪Summer Time…アンコールは♪Dream About Dream Of Me
終演後、マーヤさんは剛さんに色々と熱心に質問して教えてもらっていました。
とても素直で自然体の彼女は、誰からも好かれる人柄です。ファンもどんどん
増えてきていますよ。
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  2009.5.8 Fri   静かな連休明けの雨の夜、でも演奏はハッピー
TOKUちゃんが声をかけて同年代のミュージシャンを集めたバンドで、メンバーは、
TOKU(vo,flh) 野本晴美(pf)工藤精(b)力武誠(ds)石崎忍(as)岡崎正典(ts)後藤篤(tb)
さん。皆さん干支がトラとウシ…ということで、ユニット名《タイガー&カウ》
そのまんまですけどね。メンバーは張り切って早い時間からお店に入り、TOKU
ちゃんが書いてきた譜面を入念にリハーサルして本番に臨んだのですが、連休明け
の夜で客席はまばら。気の毒になってしまいました。でも、いつも歌っている
レパートリーも、三管が入るとサウンドに広がりがあって、演奏はとても素敵
でした。特にインストの場合は四管になり、一人一人を順番にフィーチャーして
それぞれをキチンと演奏の中で紹介。なかなか聴き応えがありとても良かったです。
遊びにいらしていたフランスの20歳のイケメンピアニスト、トーマス・エンコさんを
ステージに呼び ♪Straight No Chaser を演奏したのですが、とても新鮮な響きの
する素敵なピアノでした。彼はこの7月に日本でデビューしCD発売になるので、
そのためのキャンペーンで来日中なのですが、またひとり、将来が楽しみな
ピアニストが現れましたね。
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  2009.5.9 Sat   お店も、気候も、さわやかで充実した一日でした
昨日のブログでちょっとご紹介したフランスの20歳のピアニスト、トーマス・エンコ
さんのプロモーションビデオの撮影と、その後、マスコミ関係者を集めて行われた
お披露目が、当店で、昼間ありました。ピアノはソロで演奏されましたが、ダイナ
ミックで、すごくタッチのきれいな音が店内一杯に響き渡り、「耳」を見張るものが
ありました。終了後、上品な彼に話を伺ったのですが、何でもファミリーの全員が
音楽と演劇を職業にしている音楽一家で、ひいおばあさんは95歳で今も舞台に立つ
女優さん、お母さまは有名なオペラ歌手だそうです。3歳からヴァイオリン、6歳
からピアノを、厳しく厳しく、歯磨きをするように毎日勉強させられたそうです。
それまでは親の言うままだった彼も、12歳の時、ご自分の意志でジャズの道に。
今は、厳しく仕込んでくれた母親に感謝している、と、とてもいい話を伺いました。
さて、夜は、守屋純子(pf)さん率いる 近藤和彦(as) 片岡雄三(tb) 岡崎好朗(tp)
高瀬裕(b) 安藤正則(ds) さんのセクステット。1st.stage、(as,tp,tb) をフィーチャー
しての♪Welcome Home、(pf,tp)フィーチャーの♪A Thousand Cranes 、そして
♪Split Decision ♪Homecoming ♪Black Nile …。守屋さんのMCは時々おかしくて
笑いを誘います。2nd.stage、彼女がSJ紙にO.ピーターソンについての記事をたのまれ
5日間ほど聴きまくり、ついでに曲も作ったという♪Dear Oscar は、(pf,tp,as)を
フィーチャー。なかなかいい曲でした。♪Late Summer 、モンクの♪Hackensack
♪Farewell to Mr.T 、Groovin' Forward…。アンコールに、あまりにこのピアノが
弾きやすいので勿体ないからソロで、と言って♪Cavatina を弾いてくださいました。
店内は素晴らしいピアノの音で溢れ、その場に居た全員の五感に響いたようで、
終わった後も拍手が鳴り止みませんでした。私は、昼も夜も素晴らしい音楽、特に
ピアノ・サウンドの素晴らしさに触れることができ、少なからぬ費用をかけてピアノ
をオーバーホールした甲斐があった、と嬉しくなりました。
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  2009.5.10 Sun   外人客で賑わった週末の夜
女性ピアニスト、ナット・バーチ(pf)さんと、松永誠剛(b) セバスティアン・
カプティン(ds)さんのトリオは、ナットさんがオーストラリアのメルボルン出身、
松永さんは九州出身ですが今は南アフリカのケープタウンに半年くらい在住、
セバスティアンさんはオランダ出身で今は沖縄に住んでいます。そんな国際色
豊かなトリオで、客席にも外人客が多く、オーストラリア大使館の方々も大勢
応援にみえ、週末の店内は多いに賑わいました。演奏は、ナットさんのオリジナル
曲が10曲ほど、松永さんの曲が2曲、そしてイギリスのロックの曲やオーストラリア
の曲を演奏しました。ピアノのタッチがとても奇麗で、セバスティアンさんの
ドラミングも大変いいサポートをしていました。
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  2009.5.12 Tue   コンビネーションの良くとれた素晴らしい演奏
当店初登場のウィリアムス・浩子(vo) さんと平岡雄一郎(g) 伊藤志宏(pf) さんの
トリオですが、この編成はよほど歌が上手くないと成り立たない編成です。日頃、
ウチにはCDが届いたりメールで送られてきたり、売り込みがとても多いのですが、
滅多に私の方から連絡することはありません。でも浩子さんはCDで聴いたときに、
声質もピッチもとてもいいと思い出演をお願いしました。そして昨夜、MCにも
好感が持て、期待した以上のステージでした。時々出演されていた平岡さんの
アレンジを聴くのも初めて。初めて演奏を聴いた伊藤さんも、なかなかユニーク
なピアニストでした。1st.stage、♪A Nightingale Sign In Berkly Square
♪All The Things You Are ♪My Foolish Heart ♪Both Sides Now ♪Night In
Tunisia ♪I Could Write A Book ♪Lush Life ♪My Favorite Things…いずれも
MCで歌の内容を説明しながら歌いました。2nd stage 私の好きな♪Someday My
Prince Will Come ♪Bewitched ♪Love Me or Leave Me ♪I Can't You Anyting
But Love ♪A Time For Love ♪Softly As In A Morning Sunrise 、ウエールズ
地方の古い歌♪When Water is Wide ♪'S Wonderful、アンコールに ♪Stardust…
お客様も堪能され爽やかに終わりました。秋からは、レギュラー出演をお願い
しようと思いますので、みなさま、ぜひお越し下さいね。
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  2009.5.13 Wed   楽器がステージを占有した大編成バンド
昨夜は当店初出演のカルロス菅野(perc,vo) さんをリーダーとする、スティーブ・
サックス(sax,fl) 山口真由子(vib) 奥山勝(pf) コモブチ・キイチロウ(b) 平川象士(ds)
さん、という大編成バンド。昼の2時半からお店に入り、まず楽器をセッティング
したのですが、とにかく楽器が多く、プレイヤーが立つのが精一杯なくらい楽器が
ステージいっぱいに並びました。そのため、スペースの関係でウッドベースは
エレキベースになりました。私も初めて聴いたカルロスさんのヴォーカルは、
♪ポインシアナ、世界残酷物語の♪More、♪Day By Day、♪Night And Day、
スティービー・ワンダーの曲…など、お馴染みの曲が多く、お客様も大層喜んで
いらっしゃいました。お父様がカルロスさんと同じ年だというバイブの真由子さん
がとても可愛らしく、難しいラテンの曲を一生懸命弾いている姿に好感が持てて、
彼女のこれからがとても楽しみになりました。
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  2009.5.14 Thu   大いに盛り上がった久しぶりのTOKUバンド
TOKU(vo,flh)ちゃんと、柴田敏弥(pf) 安田幸司(b) 山内陽一郎(ds) 塩川俊彦(g)
さんらとのメンバーは、昨夜4ヶ月ぶりの出演でした。客席は1/3以上が女性客で、
ほとんどの方が予約されていらした方ばかり。2nd.stage からいらした男性は、
店内があまりに女性が多いのでドギマギしている方もいたくらい。でも
「女性のお客さんに目移りしてしょうがない」などとちょっと嬉しそうでしたよ。
ステージは、TOKUちゃんのサービスがいっぱいで、皆さん楽しまれていました。
遊びに来ていた 安藤正則(ds) 三木俊雄(ts) トミー・キャンベル(ds) さんらを
ステージに呼び込み ♪How High The Moon の演奏と歌。そしてアンコールで
♪Auto Love Story が始まると、客席では机上のランプや携帯電話をかざして
リズムを取り、多いに盛り上がって終わりました。この間、ずっと忙しかった
TOKUちゃんは、今日から休暇でパリとベルリンに行くそうです。きっと
何かしら吸収して帰国されることでしょう。
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  2009.5.15 Fri   ホットで優しい素晴らしい演奏も、客席はまばら
《HOT CORNETS》木幡光邦(cor)宮崎信義(g)竹中俊二(g)高橋ゲタ夫(b)さんの
ステージ。演奏曲は、♪Our Love Is Here To Stay ♪As Time Goes By ♪By By
Blackbird ♪Ceroky ♪Dark Eyes ♪I'm Confession (That I Love You) ♪Who Can
I Turn To…と、'30年代から現代までの幅広い選曲でした。この編成で演奏すると
お馴染みの曲も、ユニット名通りホットで、しかも木幡さんのお人柄がよく表れた
優しいサウンドになります。ギター二人のコンビネーションも良く、リッラクス
させてくれるいいステージ。2nd stageでは、ベースのゲタ夫さんが ♪Daina
♪ベッサメムーチョ を歌い楽しませてくれました。でも、お客さまは少なく、
「こんなに素晴らしい演奏なのに、なぜ聴きにこないんだろう」と憤慨してらした
常連のお客さまもいたくらい。でも、継続は力なり。焦らず慌てず、愚直に続けて
行くことの大切さを教えてくれるユニットです。
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  2009.5.16 Sat   早間美紀ちゃん(pf)のCD発売&帰国ツアーは大賑わい
NewCD「ワイド アングル」のNYでのレコーディングメンバーは、北川潔(b)
ビクター・ルイス(ds) でしたが、帰国ツアーは、井上陽介(b) 小山太郎(ds) さん
でした。客席には評論家の方々が10人以上ずらりと並び、聴き入っていました。
美紀さんのファンも久しぶりの演奏を聴きに大勢かけつけてくださり、客席は満席。
ちょっと残念なのは、若い人が少なかったことかな。ステージは彼女のオリジナル
曲がほとんどでしたが、ジャズにアレンジされた民謡 ♪こきりこ節 がとても印象に
残りました。ピアノも良く鳴り、陽介さんのサポートもしっかりしていてとても良い
と思いました。競争の厳しいNYで自分を見失うことなくしっかり音楽生活を送られて
いる美紀さん、みんなで応援しましょうね。ところで最近は、ハーフリタイヤした人
が学生時代の仲間とバンドを組んで楽しんでる方が多いようですが、この夜も5人の
アマチュア バンドの方が美紀さんを聴きにいらしてましたよ。
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  2009.5.17 Sun   聴くたびに「味」がでてきたティファニーさんのヴォーカル
ティファニー(vo)さんと 秋田慎治(pf) 岸徹至(b) 加納樹麻(ds) さんのトリオ。
バックのメンバーが、ティファニーさんのヴォーカルが大好きなのが良く
伝わってくる素敵なステージでしたが、週末土曜日のわりにお客様が少なく、
残念でした。演奏はオールスタンダードナンバーで、良く伸びる美しい声で
リズム感も抜群。時々スキャットも入れながら丁寧に歌う彼女のヴォーカルは、
元々すばらしいのですが、最近は聴く度に「味」が出てきて、勉強しているのを
感じます。日本で頑張っている彼女も応援してくださいね。
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  2009.5.19 Tue   静かな月曜日、素敵なピアノサウンドを堪能
片倉真由子(pf)さんと、佐藤ハチ恭彦(b) 広瀬潤次(ds)さんのトリオ。今はまだ
「知る人ぞ知る」存在の真由子さんですが、この9月にポニー キャニオンから
デビューCDがリリースされる予定で、たくさん宣伝されるでしょうから、
これからはきっと多くの方が聴きにみえる事と期待しています。昨夜のステージも、
ピアノが良く鳴り、気持のいいサウンドを聴かせてくれました。♪Street 8th
♪Just Friend ♪Secret Love、ご自分でアレンジしたけど難しいと言って
♪A Fogy Day、♪Rose Room ♪All The Things You Are、モンクの ♪Ruby My
Dear…最後に、せっかくこんなに響きのいいピアノなのでソロで、とジュリヤード
音楽院の頃よく勉強したというデューク・エリントンをメドレーで演奏してください
ました。いい弾き手を得て素晴らしいピアノの音がお店いっぱいに鳴り響きました。
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  2009.5.19 Tue   【お知らせ】新インフル対策
日本でもいよいよ新型インフルエンザが流行の兆しを見せていますね。
ウィルス感染は、手などからの接触感染が飛沫感染より多い、と言われています。
当店では、さっそく、入り口とトイレに、消毒・洗浄用アルコールをご用意し、
また、ドアノブなどを随時、消毒 致しております。よろしければ、お客様も、
ご来店の際には (ご自分のためにも、他の方のためにも) この洗浄液をご利用いただき、
ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
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  2009.5.20 Wed   リラックスして楽しめた大ベテラン達のトリオ サウンド
増尾好秋(g) & 鈴木良雄(b)2Daysの初日。ピアノのビル・メイツ(pf)さんは、
フランク・シナトラやサラ・ボーン、バリー・マルローの歌伴をよくした、という
大ベテランで、現在はサックス奏者フィル・ウッズのレギュラーメンバーとして
活躍中ですが、久しぶりの来日が楽しくて、帰国したくないというほど日本びいきの
方です。1st stageは、ピアノとギターのデュオで ♪You Are My Everything
♪People Time…など3曲。4曲目からベースのチンさんが入って ♪Stolen Moment
♪Wonder Why ♪I'm Glad There Is You…。2nd.stage もまずデュオで、増尾さん
の作になる ♪Another Nice Day Of Pennsylvania ♪丘の上に住む人、その後、
チンさんが入って ♪Such A Beautiful Music…など。アンコール曲は ♪Now The
Timeでした。客席には、早大ジャズ研時代の同窓生の方々が大勢いらしていて、
当然年齢層は高いのですが、旧交を温め合いながら、皆さんとても楽しそうでした。
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  2009.5.21 Thu   友情の大切さを感じさせてくれた和やかな2日間
増尾好秋(g) 鈴木良雄(b) 2Days の二日目。いつもの《BASS TALK》のメンバー、
野力奏一(pf) 井上信平(fl) 岡部洋一(per)さんに増尾さんが入って、いつも聴いている
曲もサウンドに広がりが出ます。すでに完成度高く出来上がっているサウンドに
ゲストが入るわけで、増尾さんも気を使って大変かと思いましたが、そこは自然体の
増尾さん。何のてらいも無く《BASS TALK》サウンドと見事に一体化していました。
1st.stage は2曲演奏した後、増尾さんが入って ♪Eastern Town、そしてベース
とのデュオ ♪Body And Soul は、音がきれいで、まるでCDを聴いているようだ、
と野力さんも感動されていました。それから全員で ♪OH! Gee のブルース。
2nd stage は、増尾さんが '70年代に渡辺貞夫グループで米国のジャズフェスに
出演した折、今の奥様に逢いにオレゴン州のコーバリスに降り立った時にできた
という曲 ♪Corvallis を演奏。さすがにとてもロマンチックな曲でした。そして
チンさんが私に贈ってくれた曲 ♪Passionate Lady を、久しぶりに増尾さんの
ギターが入った演奏を聴いたら、スロールンバで踊りたいような気分になりました。
40年にもおよぶ友情って、なかなかいいものですね。そんなことを感じさせてくれた
とても和やかな2日間のステージでした。
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  2009.5.22 Fri   コンビネーションの良い正統派ジャズクァルテット
ジャズ好きにはたまらないサウンド、辛島文雄(pf) 川村竜(b) 小松伸之(ds) トリオ
と池田篤(as)さん。1st.stage は、♪Litha から始まり♪Embraceable You。この曲
は多くの映画に使われていて私の大好きな曲なのですが、昨夜の篤さんのソロは
とても情熱的で、しかも切なく、"あなたを抱きしめて"のイメージにピッタリでした。
そして ♪Subtle Neptune ♪Tenor Madness…。2nd.stage に顔を見せた岸田恵士
さん(ds)に辛島さんが一緒にやりましょうよ、と言って♪On Green Dolphin Street。
ステージを降りようとすると、もう1曲、と辛島さん。何でも36年前、NYに初めて
行った時に岸田さんが住んでいて、大変お世話になったんだとか。訳あって音楽活動
を辞めた岸田さんとは、36年ぶりの共演だから…と ♪Blue Monk を演奏なさい
ました。岸田さんもとても嬉しそうでした。その後レギュラーメンバーで ♪Softry
♪Body And Soul ♪Recorder Me ♪Round Midnight で終演でしたが、男性的な
サウンドだけあって、昨夜のお客様は男性の方が多く、皆さまジャズらしいジャズを
ご堪能されたようで、B&SレーベルのCD「いぶし銀」もお買い上げいただきました。
よかった、よかった。
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  2009.5.23 Sat   いつもより大人の選曲でいい感じのステージ
金曜の夜にしては賑わいの少ない店内でしたが、エモーショナルに歌うチャリート
さんと、彼女を楽しそうにサポートする ユキアリマサ(pf) 坂井紅介(b) 力武誠(ds)さん
のトリオとで、とてもいい感じのステージでした。演奏曲は、♪Masquerade、
ミシェル・ルグランの ♪How Do You Keep The Music Playing ♪The End Of
Love Affair ♪Celloky、インストでの♪On Green Dolphin Street は、紅さんの
ソロがすごくよかった。♪The Days Of Wine And Roses、この曲をチャリート
さんが歌うのは何年ぶりになるかしら…若い頃には歌えなかった曲も、年とともに
歌えるようになる、とご自分でもおっしゃってましたけど。それから、ミシェル・
ルグランの♪What Are You Doing The Rest Of Your Life、可愛らしかった
♪Summer Me Winter Me、♪They Say It's Wonderful ♪All I Need Is You
♪Day By Day…など。アンコールには♪All The Way でした。昨夜は普段より
ちょっと大人の選曲で、お客様も大変満足されていました。帰り際に
「良かったです、ありがとう」とお礼を言われると、店主冥利に尽きますね。
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  2009.5.24 Sun   週末に相応しいリラックスした和やかな店内
鹿児島から手弁当でやってきてくれるリレット(vo) さんと、山本剛(pf) 香川裕史(b)
横山和明(ds)さん。1st.stage は、山本剛といえばこの曲、といわれるほどの
十八番 ♪Misty からスタートしました。リレット(vo) さんは、赤いパンツに白い
ジャケット姿で、♪Night And Day ♪Come Rain Or Come Shine ♪It's Possible
♪All The Way ♪Bridges まで、心地よい歌声で熱唱。2nd.stage はインストで
2曲演奏の後、♪On A Crear Day ♪My One And Only Love ♪I Got You Under
My Skin。そして♪Love を歌う前、客席にいたカップルにリレットさんが
「あなたの彼はどんな人ですか」と聞くと「優しくて強くて大人」との答。店内は
拍手で包まれました。自分の彼女にそんな褒め言葉をもらえるなんて幸せな方
ですね。それから♪You Don't Know What Love Is ♪The Way We Were
アンコールには ♪My Way… 土曜の夜は和やかに更けていきました。
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  2009.5.26 Tue   固定客ファンも多い福田さんトリオ
タッチがとても奇麗で詩情ただようピアノを、ベースとドラムがしっかりサポートする
実にバランスのとれた心地いい 福田重男(pf) 小杉敏(b) セシル・モンロー(ds) さんの
トリオには、根強いファンがついています。1st.stage では、♪Peacock や、
NY近郊のスタジオにレコーディングにいった時に作曲したという ♪Mohawk Drive、
カリプソのリズムが印象的な♪Bop Dee …など。2nd.stage、映画好きの福田さんが
「ブレード・ランナー」のヒロインを好きになって作ったという ♪Rachel は、憂いを
含んだ感じのいい曲。若気の至り、と訳すらしい ♪Blame It On Me。F I 好きな福田
さんがマンセルに捧げた♪Go Ahead Negel は、セシルさんのソロがすばらしかった。
アンコールは♪Round Midnight…。5人でいらしていたフランスの方が、素晴らしい
演奏だと大変褒めていらっしゃいました。ヤッタネ!!
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  2009.5.27 Wed   質の高い素晴らしいユニット
《EQ》のメンバー、青柳誠(pf) 納浩一(b) 大坂昌彦(ds) 小池修(ts) さんらは全員が
超売れっ子で、なかなか全員揃わず、昨夜が今年2回目のライブだったそうです。
70曲ほどもあるレパートリーは全員が暗譜で演奏しているそうで、レコーディング
なども暗譜で何回も演奏し、各自が自分のものにしてから行うようです。一人一人
が作曲もするので、オリジナル曲もたくさんなのに、ホントに大したものです。
昨夜の演奏曲は、1st.stage、♪Four Allows、大坂さんのアレンジになる
♪Everything Happens To Me、小池さん作の素敵なバラード ♪P.S Thank You 。
納さん作の ♪Red Pepper Aromatic Spicies、これは七味唐辛子のことだそうです。
そして大坂さんの作品 ♪Throw Out。2nd.stage は、大坂さんの新曲 ♪Dr.M、
♪Marked Feather、青柳さん作 ♪The Pole Star ♪Saturn's Rings、そして納さん
がマイルス・デビスに捧げた ♪Milesmiles などでした。メンバー4人それぞれが
自分の曲を持ち寄り、意見を出し合い、それぞれの個性を活かして演奏もする…
素晴らしいユニットだと思います。しかも、あくまでクォリティの高い音楽を追求
していながら、女性の心をしっかりつかんでいて、ファンが多いことに感心すると
同時に、頼もしくも思う《EQ》のステージでした。余談ですが…納浩一さんは今
マラソンに夢中で、6月7日に行われる「千歳マラソン」に出場なさるそうです。
ぜひ42.195キロを完走したいとおっしゃってましたよ。
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  2009.5.28 Thu   熱心なファンで賑わった大ベテランたちのステージ
昨夜は、岡田勉(b) 野力奏一(pf) 村上寛(ds) 峰厚介(ts) さんら大ベテランたちの
クァルテット。岡田さんは現在名古屋に住んでいらっしゃる関係で、久しぶりの
当店出演でした。このグループの演奏は、岡田さんの作品を演奏する、質の高い
一般受けしずらいジャズなので、お客様の入りを心配していましたが、是非とも
このグループの演奏が聴きたい、というファンの方々が大勢みえました。静岡県
藤枝市の BODY&SOUL からいらした方々、岡山からの方、ジャズを勉強中の若者、
60代のグループの方…などが前のテーブル席に陣取り、熱心に聴き入って
いらっしゃいました。ミュージシャンも気を良くして演奏し、終了後には、
久しぶりの再会ということで、皆でお酒を飲んでいい感じで帰られました。
ちなみに「藤枝 BODY&SOUL」は、当店の元スタッフだった鈴木浩二クンが、
当店に溜まっていてお譲りしたLPレコードを置いて、地元の藤枝市に'98年に
開店したジャズバーで、昔の名盤や貴重なLPを聴きに来られるお客さんで大層
賑わっているそうです。あちらに行った折には、ぜひ立ち寄ってみてください。
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  2009.5.29 Fri   新人も入って充実著しい《フロントページ》
今月はトロンボーンの片岡雄三さんがお休みで、代わりに池田雅明さんが入った
《フロントページ・オーケストラ》。大雨にもかかわらず熱心なファンの方々が
大勢聴きにいらして下さいました。メンバーは、テナーサックスが浜崎航さんに、
そしてアルトサックスは新人で神戸在住の浅井良将さんが正式に決まったようです。
5時からリハーサルをして本番に臨んだのですが、難しい譜面も難なくこなし、
初めてのメンバー構成とは思えない演奏でした。変拍子を使うことが多い最近の
ジャズの傾向、聴く分にはスーッと入ってきていいのですが、演奏者はけっこう
大変なようです。終演間際に小曽根真さんがおみえになり、三木さんがさっそく
ステージに呼び上げアンコールに応えて ♪When It Goes Away を演奏。その
ピアノソロの2コーラスがあまりにも奇麗で、切なくて、思わず涙がこみ上げて
しまう程でした。聴きにいらしていたピアノの福井友美さんも大変感動して
いました。私は、このところ鼻風邪をひいてしまい、あまり気分が優れない毎日
でしたが、素晴らしい音楽を聴いたせいか胸のつかえが降りたようで、今朝は
すっきり目覚めることができました。
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  2009.5.30 Sat   月末の金曜日、外は雨でしたが、店内は大賑わい
ちょっと鼻風邪気味のペコちゃん(伊藤君子,vo)でしたが、大石学(pf) 高瀬裕(b)
セシル・モンロー(ds)さんメンバーは、永年、ステージを共にしているツーカーの
仲。お客様と会話を楽しみながらの和やかでリラックスした、ベテランならではの
エンターティメント溢れるステージです。1st.stage ♪What Is This Called Love?
♪My Romance ♪Speak Low ♪Will You Love Me Tomorrow ♪You've Got A
Friend ♪Bridges ♪On Green Dolphin Street、♪My Favovite Things、みなさん
この曲は津軽弁バージョンがお好きらしく、耳をそば立てて聴いていらっしゃいます。
ちなみに津軽弁では「ワの好きなもの」になります。2nd.stage は、スローボサで
♪On A Clear Day から始まり、久しぶりに聴いた♪Sophisticated Lady、
♪Sometimes I'm Happy、スティングの ♪Fragile、♪Old Devil Moon
♪So Many Stars。そして、ヘレン・メリルは優しく歌っているけれど私は強権的に
「帰ってきなさい」と歌います…と♪You'd Be So Nice To Come Home To、
それから ♪Body And Soul、♪Feeling Good。最後には、昔の歌声喫茶のように
客席も一緒に♪今日の日はさようなら を合唱して楽しい夜は更けゆきました。
大阪や京都からのお客様もいらしていて「来たかいがありました」と言われました。
嬉しいですね。
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  2009.5.31 Sun   ミュージカルを観ているような楽しいステージ
5月の最終日はトミー・キャンベル(ds)さんの《ヴォーカルセッション バンド》。
ティファニーさんとアシュトン・モアーさんの2ヴォーカルとケイ柴田(pf)大村太一郎(b)
さんのメンバーで大いに賑わいました。アシュトンさんは、ティファニーさんの
大学時代のお友達。今は日本で英語の先生をしている方ですが、大学でジャズの
勉強をしていただけあって、トミーさんの難しい変拍子だらけのアレンジ曲でも、
少しのリハーサルと事前にCDを聴いて勉強しただけで見事に自分のものにされて
いました。ティファニーさんとのコント風掛け合いもコンビネーションが良く、
豚インフルエンザの話題を入れるなどして、とても面白く、まるでミュージカルを
観ているようなステージでした。二人とも素晴らしい声の持ち主で、心地よい
ヴォーカル。歌は、やっぱり声のいいのが基本ですね。客席は、ほぼ1/3が外人客。
ステージと客席が一体となった楽しい店内で5月を締めくくることが出来ました。
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