2009.2.1 Sun 鹿児島ツアー、2日目のご報告 |
2日目のコンサートは、鹿児島市内から1時間半ほど車で行った山間部。市の主催に よる公会堂。ホールはかなり立派で、人口42,000人のところ400人以上は入ったで しょうか。お客さまは、ジャズを聴いたことのない方がほとんどでしたが、皆さん 大変感動し大喜びしてお帰りになられました。ミュージシャンはサウンドチェック の時間もなくぶっつけ本番でしたが、さすがプロですね、しっかりお客様の心を つかんだようでした。ロビーでB&SレーベルのCDを並べていたら50歳代後半の男性 から「BODY&SOULの京子ママですね」「写真で見ていましたよ」と声をかけられ、 CDをお買い上げくださいました。今回の旅の出演メンバーは、地元のリレット(vo) さんの他、TOKU(vo,flh) 小沼ようすけ(g) 秋田慎治(pf) 井上陽介(b) 加納樹麻(ds) さんらでしたが、とても楽しい鹿児島の旅になりました。 |
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2009.2.3 Tue 多忙で2日遅れのブログアップ |
月の換わり目は、お店の事務などでいろいろ忙しく、毎夜のステージのことは メモってはいるのですがブログアップは遅れてしまいます。悪しからず ご了承くださいませ。 さて、酷寒の2月に入った月曜日。メンバーは《HOT CORNETS》の 木幡光邦(cor) 宮崎信義(g) 竹中俊二(g) 高橋ゲタ夫(b) さんの予定でしたが、ベースのゲタ夫さん の都合で急遽、八尋さんがお助け役で参加しました。私は、八尋さんをいつも 「ラテンジャズ」でしか聴いた事がなかったのですが、4ビートもしっかりこなせる ことは新しい発見でした。ステージは暖かくホットで、海老沢さんとペコちゃん ご夫妻が聴きにいらしていて、とても褒めていましたよ。ギターの宮崎さんは昨年 11月の出演時に小曽根ご夫妻が聴きにみえていて気に入られ、オーチャードホール でのコンサートに抜擢された程の腕前なのです。2nd.stage では木幡さんが ♪ダイナを歌い、ギターの2人との掛け合いでスキャットを聴かせてくれました。 映画「五つの銅貨」が大好きでコルネットを楽しみに来た、とおっしゃっていた お客様は、大層喜んでお帰りになりました。それにしても客席にはお客様が少なく 勿体ないなあと思った夜でした。 |
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2009.2.4 Wed 飛び入りで6ヵ月ぶりに歌ったマーヤさん |
昨夜は、鈴木良雄(b) ハクエイ・キム(pf) 大村亘(ds) さんのトリオでした。 若い二人は外国育ちのせいかセンスがとても良く、音色も奇麗でオリジナル曲も 素敵。そこに6ヶ月ぶりにグレース・マーヤさんが遊びにみえステージに立ち ました。マーヤさんはいつも弾き語りスタイルですから、人の伴奏でステージに 立つのは初めてじゃないかしら。今年からヴォーカリストとして歌う場面も少し ずつ増えそうです。マーヤさんは幼い頃、鈴木メソッドに通ってピアノの勉強を していた関係で鈴木チンさんとは親しい間柄なのですが、若い3人がおしゃべり する時は日本語より英語の方がラクなようで、そばで聞いていたチンさんは 「これこそ新人類だね」と笑っていました。マーヤさんは、6ヶ月ぶりにワイン を飲んでご機嫌でした。次回は、3月7日に出演予定、ファンの方お楽しみにね。 |
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2009.2.5 Thu お客様をまきこんで賑やかなステージ |
岸田恵士(ds) 山本剛(pf) 香川裕史(b) Q.いしかわ(ts,vo)さんの《ファンキー ボーイズ ジャズ バンド》の面々。演奏はよくスウィングし、Qさんの味のある 歌があり、恵士さんの司会はいつもテンションが高く愉快で面白く、作詞作曲 した♪大都会の遊牧民を自ら歌い、酷寒の網走番外地でB&Sの事を思って書いた 詩を朗読してホロリとさせ…とにかく色々が盛りだくさんのステージで、お客様 ともども、みなさん大変楽しんでいらっしゃいました。 |
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2009.2.6 Fri 微笑みながらヴァイオリンを奏でる姿は優雅で素敵 |
里見紀子(vln) 今泉正明(pf) 川村竜(b) 加納樹麻(ds) さんのメンバーは、今泉さん はレギュラー・メンバーですが、川村さんと加納さんは時々参加しているようです。 美人の紀子さんがリーダーでMC(司会進行)もするのですが、あくまで自然体で いい感じ。川村さんがベース役に徹してしっかりリズムをこなし、素足でペダルを 踏む「裸足のドラマー」加納さんがパワフルに演出。とても気持のよいサウンド でした。1st.stage の、アメリカとカナダにかけての山脈の名がついている ♪Appalachian Morning は、変拍子を使ってのアレンジで美しい曲でした。 スティービーの♪I Wish、♪男と女 ♪I Love You Porgy ♪No More Blues …など バラエティに富んだ選曲もお客様に好評で、みなさん大層喜んでいらっしゃい ました。今週は、ブルーノート東京でチック・コリアのグループが出演中ですが、 超満員で入場できなかったお客様がおみえになり「ここに来て良かったよ」と言われ ホッとしました。 |
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2009.2.7 Sat 久しぶりの増尾さんは万年青年のよう |
昨夜は、久しぶりの増尾好秋(g)さん、そして岡田勉(b) 鈴木ウータン正夫(ds) 海老原淳子(vo)さんのメンバー。NYに移り住んで35年以上たち、もう還暦は 過ぎているのに、容姿も精神も万年青年のような増尾さん。自然体で、 音がきれいで、とても気持のよいサウンドでした。でもいつもなら、増尾さんが 出演する時には客席は満杯になるのに、「チック・コリア現象」なのか、金曜の夜 とは思えないほどガラガラで、出演ミュージシャンたちには気の毒でした。 NY時代を懐かしんで、山本剛(pf)さん、鈴木良雄(b)さん、岸田恵士(ds)さん…ら お仲間たちが会いにきていました。 |
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2009.2.8 Sun 週末らしい賑わいにミュージシャンも大ノリ |
大野えり(vo) 大口純一郎(pf) 米木康志(b) 原大力(ds) さんのメンバーによる週末 の夜は、2月にしては比較的暖かく、えりさんファンと初めてのお客さまで店内は 久しぶりに賑わいました。実は、大口さんをはじめとしたこのメンバーをバックに 歌うのは、相当実力がないと出来ないのですが、えりさんはさすがです。バックと 一体となって自らもしっかり楽しんでいました。スタンダード曲にオリジナル曲を 混ぜてのステージですが、全身を使う彼女の表現力とグルーブ感が素晴らしく、 ジャズをよく知っている初めてのお客様などは、昨夜のステージのレベルの高さに びっくりし、まるでNYのクラブにいるようで楽しかった、とおっしゃってくださり 私としても嬉しくなりました。 |
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2009.2.10 Tue 交友関係の広いTOKUちゃん、月曜日なのに大賑わい |
昨夜は 1st.stage から大勢のゲストがおみえでしたが、TOKU(vo,flh) 柴田敏弥(pf) 安田幸司(b) 大槻カルタ英宣(ds) さんのメンバーは、あくまで自分たちの音楽を きちんとプレイしていました。ゲストの中には、エッリック・クランプトンの ギタリストメンバーと日本人の奥様。2nd.stage が始まる前にリハーサルのため お帰りになりましたが。同じくゲストで、普段はフラメンコを演奏している日本人 ギタリストが飛び入りし♪スペイン を演奏。また今夜からブルーノート東京に出演 予定のピーボ・ブライソンのメンバーで、アトランタ在住のギタリスト、それに ドラマーも飛び入りし、TOKUバンドの曲を一緒に演奏。客席からは大きな拍手と 歓声が上がっていました。テンションが上ったところでレギュラーメンバーに戻り 興奮冷めやらぬまま月曜日の夜が終わりました。客席には、8ヶ月ぶりにNYから 一時帰国したギタリストの吉田智さんの姿もあり、現地でリーマンショックの時の 体験がとても良い勉強になったとおっしゃっていました。吉田さん、音楽の勉強は もちろん、人生の勉強もしているようですね。 |
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2009.2.11 Wed 多くのお客様の前で演奏出来た《What's Up》 |
昨夜は、祝日前夜ということもあって、リハーサルの時から客席のテーブルには 予約のカードがあちこちに立てられ《What's Up》増原巖(b)掘秀彰(pf)安藤正則(ds) 田中洋一(tp)河村英樹(ts) さんらメンバーも嬉しそうでした。このユニットが演奏 するのは主に増原さんのオリジナル曲で、CDリリースも既に3枚。皆さん真面目で 努力家で、田中さんはこの演奏のために毎回大阪から上京してきます。長いこと 一緒に演奏している仲間だけあってコミニケーションも良くとれ、安心して聴いて いられます。客席には初めてのお客様も大勢いて、最初は少し緊張気味のようで したが徐々に本領を発揮。とてもいいステージでした。何事も、継続は力なり… このように地道に努力しているグループにお客様がたくさんついてくれると、 私も嬉しくなります。 |
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2009.2.12 Thu ウィークデイの祝日で気の毒でした |
トミー・キャンベル(ds) 河合代介(org) ハル高内(g) さんらの《トミー・キャンベル オルガン アイズ セッション バンド》はファンキーでとても楽しいステージなので いつもなら週末にブッキングするのですが、今月はウィークディの祝日になり 大賑わいというわけにはいかず、気の毒になりました。なにしろ180キロはある 重いオルガンの搬入・搬出は、男性が三人掛かり。引っ越しするような大変さ なのですから。手ぶらで来るピアニストにくらべると、オルガン奏者は特に 気の毒です。演奏はいつも通りファンキーでグルーブ感のある楽しいステージ。 2nd.stage には、ブルーノート東京に出演中のギタリスト、ドラマー、サックス 奏者などが大挙してやってきました。そしてデニス・ウィリアムスさんの息子さん がブルースを歌い、ギターとドラムも飛び入りして、仲間内で盛り上がっていま した。客席にはカップルが目立ちましたが、みなさんそんなハプニングを充分 楽しんだようでした。 |
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2009.2.13 Fri お客様が少ない中、女性ファンで賑わった休日明け |
お店に入ると、ステージ前のテーブル席にお客さまが誰も座っておらず、あれっ と思ったら、カウンター席には女性客がずらり。ホッとしました。鈴木央紹(ts) 石井彰(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 原大力(ds) さんのメンバーによる演奏は、央紹さん のオリジナル曲が多いのですが…オリジナル曲かなと思って聴いていたら レニー・トリスターナの♪317East 32nd.St.。彼が「御堂筋の交差点です」と言うと 他のメンバーが「青山道りと骨董道りの交差点だよ」と訂正して大笑いでした。 2nd.stage の最後にも、凄いオリジナル曲だと思ったらジョージ・シアリングの ♪Conception を、央紹さんが彼流にアレンジしたものでした。彼は大変譜面に 強く、思いもよらないアレンジで楽しませてくれます。テナーの音色がとても セクシーなので、女性ファンが多いのもうなずけますね。もうすぐ初めてのCDが リリースされるということです。どんなアレンジが聴けるのか、楽しみですね。 |
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2009.2.14 Sat このところ静かな金曜の夜が続いています… |
バレンタインディを記念してこの2日間、都内のスターバックス店でライブ パフォーマンスをこなしてきたチャリートさん。ステージは彼女が安心して歌える 福田重男(pf) 納浩一(b) 加納樹麻(ds) さんのバックメンバーで、とても気持よく 歌っていました。演奏曲は、♪Speak Low ♪Love Dance ♪Black Coffee ♪Solitude ♪Teach Me Tonight ♪Sunday Morning ♪My Funny Valentain など。 アンコール曲は♪Isn't She Lovely?。ベースの納さんはウッドとエレキベースを 曲により持ち替えて演奏。「裸足のドラマー」加納さんも気持の入ったドラミング。 2nd.stage の♪How Do You Keep The Music は福田さんのツボを心得たソロが 絶品でした。ドラマーの岸田恵士さんが飛び入りして♪Come Fly ♪Estate ♪Nica's dream を演奏し、大受けでした。初めて彼のドラミングに接する方は、 その迫力とプレイスタイルやキャラの面白さに驚くようですね。それにしても このところ、金曜の夜らしい賑わいがありません。せっかくの週末の素晴らしい パフォーマンス、もっと多くの方に楽しんでいただきたいと痛切に思う夜でした。 話では、不況による「懐具合」もさることながら、企業が人減らしをしている結果、 週末も残業で時間的にも余裕がない人が多いということのようですが、やれやれ… |
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2009.2.15 Sun バレンタインディ…カップルとお仲間たちの賑わい |
昨日は、ホントに暖かい日中でしたね。私も、やってきた孫のレイくんと代々木 公園に行きボール遊びをしてきたほどでした。お店は、伊藤大輔(vo) 山口有紀(vo) ケイ柴田(pf) グレッグ・リー(b) トミー・キャンベル(ds) さんの《トミー・キャンベル ヴォーカル セッション バンド》。フロントの二人は英語もすっかり上達し、歌詞に 合ったコントなど演じて客席を笑わせていました。難しい歌も自分のものにして 楽しむなど、すっかりヴォーカリストとしてプロフェッショナルになりました。 ところで、バレンタインディの昨夜は、トミーさんの誕生日でもありました。で、 みんなで打ち合わせて突然の「♪ハッピーバースディ」で驚かせながら、ローソクの ケーキを登場させたら、あの大きな目を白黒させて大層喜んでくれました。 お客様もいっしょに充分楽しみ、バレンタインディと今週が終わりました。 |
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2009.2.17 Tue 初顔合わせなのに素晴らしく気持のよいサウンド |
ようすけさんのメンバー(小沼ようすけ=g, 柴田敏弥=pf, 坂本竜太=b,藤井伸昭=ds) にピアノを入れたのは昨夜が初めてでしたが、ちょっとリハーサルしただけで 4人がしっかり理解し合い、自由に伸び伸びと演奏していました。1st.stage は オリジナル曲♪Green や、グラント・グリーンの♪Windjammer、それから ホセ・フェリシアーノの曲(タイトル忘れました)、ラストはオリジナル曲♪Ride。 2nd.stage は♪Happy Play Ground ♪Beautiful Day ♪Wind とオリジナル曲を 3曲続けて。そしてブラジルの天才ミュージシャン、パスコアールの♪Parquinho クリス・ミン・ドーキーの♪Sleepless Dreamで終演でしたが、女性ファンだけでなく 男性ファンも大勢いらしていて、時々歓声の湧き上がる店内でした。 |
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2009.2.18 Wed 絶好調の山田穣さん、感動のステージ |
昨夜は、DMスケジュール表のメンバーからピアノが替わり(Web版では訂正済み) 山田穣(as)さんをリーダーとする 阿部紀彦(pf)嶋友行(b)正清泉(ds)さんのメンバー。 阿部さんは当店初登場でしたが、鎌倉にお住まいなので 2nd.stage の途中から ピアノレスのステージとなりました。そして、♪My One And Only Love と、 ♪Softly As In A Morning Sunrise を演奏したのですが、穣さんの素晴らしい ロングソロに、大変感動しました。 |
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2009.2.19 Thu しばらく休業に入る、えりさんの素敵なステージ |
神谷えり(vo) さんと、柴田敏弥(pf) 坂本竜太(b) 波多野哲之(ds) さんのメンバー。 1st.stage はインストで数曲演奏した後、黒のワンピースにショール姿のえりさんが 登場。で、♪So Many Stars ♪Universal ♪September。2nd.stage もインストで ♪Butterfly♪Sansho Sima♪Tell Me A Bedtime Story …と、ハービー・ハンコック の曲一色の後、えりさんのヴォーカルで♪I Like You Like That♪Girl Talk。そして アンコールに応えて、彼女の大好きなスティービー・ワンダーの♪Latelyを熱唱。 リズム隊がしっかりしているので良くスウィングし、客席ではお客様の体が自然と リズムに乗って揺れていました。えりさんは、しばらく休業に入るということで、 15年ほど前の彼女のデビュー時からのファンの方が、久しぶりにおみえでした。 ミュージシャンも愛情に満ちたサポートで素晴らしいステージを繰り広げました。 えりさんは、このあと活動をしばらくお休みします。復帰の時には、みなさま また応援よろしくお願いしますね。 |
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2009.2.20 Fri ジャズ好きにはたまらないサウンドを満喫 |
辛島文雄(pf) 池田篤(as) 川村竜(b) 小松伸之(ds) さんのグループの1st.stage、 ♪ノルウエーの森 はソプラノサックスで、♪My Funny Valentine はテナー サックスで、♪Good Balt はアルトサックスで…と楽器を持ち替えてクールに 演奏する池田さん。彼を自由にプレイさせ、目を細めて楽しんでいる辛島さん。 そして、しっかりと確かなリズムをキープする若い川村クンと小松クン。 ジャズファンにはたまらないジャジーなサウンドで、2nd.stage の演奏曲は ♪Invitation♪Blue Monk♪Round Midnight♪Body and Soul などでした。 ところで辛島さん、初めはドラムスをやっていたのですが、60年代から70年代の 学生運動の激しい時代、世の中に失望し就職もせず、幼少時にピアノをやっていた 関係でとりあえずジャズピアニストになった、という人。でも、今はジャズなしの 人生は考えられず、好きな事をして生きていける事は本当に幸せで、ジャズには とても感謝している、とおっしゃっていました。私も全く同意見です。 |
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2009.2.21 Sat 賑わいが今イチ…残念な最近の金曜 夜の店内 |
昨夜は、伊藤君子(vo) 田中信正(pf) 坂井紅介(b) セシル・モンロー(ds) さんの メンバーで、久しぶりに出演の田中さんは個性溢れるピアニスト。新鮮でした。 ペコ(伊藤君子)ちゃんは「昔の曲も歌わないと忘れてしまいそう」と、亡くなった リチャード・ティーさんとレコーディングした♪Miracles Of Loving を。私は、 聴いてて当店の六本木時代を思い出していました。もう四半世紀…光陰矢の如し ですね。2nd.stage は、お馴染みの津軽弁バージョンで♪My Favorite Things。 ♪I'll Remember April ♪If I Loved You。ドラムスがご主人の海老沢さんに替わり ♪Black Coffee♪Summertime。迫力あるドラミングでした。セシルさんに戻って ♪Body and Soul ♪You've Got A Friend ♪It Don't Mean A Thing。アンコールで また海老沢さんに替わり♪Follow Me。とても気持のよいステージでした。 日頃ご自分のことを「小豆島生まれの大年増」などと自虐しているペコちゃんですが 今ブルーノート東京に出演中で、90歳過ぎてなお現役のピアニスト、ハンク・ ジョーンズさんを聴いてきてインスパイアされたようでした。大丈夫!発声が きちんとできている彼女なら、あと20年は現役で行けると思いますよ。 |
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2009.2.22 Sun 週末にふさわしい気持の良い2つのステージ |
早い時間、ハンクさんに会いにブルーノート東京に行きハンク・ジョーンズ・トリオ をじっくり聴いてきました。♪Whisper Not♪Straight No Chaser ♪Recorda Me、 アンコールに応えて♪My Funny Valentine をソロで…と、1950年代60年代の曲を たて続けに演奏していました。ベースのデビット・ウオンさん、ドラムスのビリー・ キルソンさんのサポートも完璧で時々ハンクさんがお茶目なイタズラをして客席を 楽しませていました。サウンドはとても柔らかく温かで、ハンクさんが参加すると そのアルバムは名盤になる、と言われているのもうなずけます。90歳を過ぎている ハンクさんは前回より体調も良く食欲もあり、とてもお元気で、200歳まで頑張る とおっしゃっていましたよ。 お店は、ティファニー(vo) 秋田慎治(pf) 吉田豊(b) 小前賢吾(ds) さんのメンバーで、 客席はそこそこの入りでいい感じでした。1st.stage ♪All Of Me♪It Could Happen To You ♪Night and Day♪Take 5♪You Don't Know What Love Is ♪That's All 。 2nd.stage は♪Love Is Here To Stay♪Moonriver♪Green Dolphin Street ♪Good Morning Heartache ♪Bye Bye Blackbird アンコール曲は五木の子守唄から イントロが入る♪Summertime。 低音から高音まできれいな声で、ストレートに メロディを歌うティファニーさんに、お客さまは皆さん感動していました。 |
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2009.2.24 Tue 初めてのグループ編成なのにまとまりのあるサウンド |
鈴木よしひさ(g) 秋田慎治(pf) コモブチ・キイチロウ(b) 天倉正敬(ds) さんは、 それぞれが個別に共演した事はあっても、このメンバー四人が一緒に演奏するのは 昨夜が初めてでした。主な演奏曲は♪Giant Step、鈴木さんのオリジナルワルツ ♪Entry、秋田さん作の♪Rain Makes Us One 。これは随分「意味深」なタイトル ですね。それから、鈴木さん作でアニメーション映画「すてっち」からの ♪I Am Passed Age は素敵なバラードでした。最後に鈴木さんのお友達のフルート 奏者が参加して♪Green Dolphin Street 。ベースのコモブチさんは、朝から、 新曲が多くて神経を使うレコーディングに参加したということで、長い一日だった ようです。でも、ドラムスの天倉さんとは初めての共演でしたが「タッチが奇麗で 素晴らしいドラマーと演奏できて楽しかった」とおっしゃってくださり、私も同感 でしたから、嬉しくなりました。 |
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2009.2.25 Wed 福田トリオのファンが駆け付けてくれた雨の火曜日 |
お店の立地が交通不便なので、雨の日は特に客足が心配なのですが、昨夜の 福田重男(pf) 上村信(b) 高橋徹(ds) さんのトリオには、多数のファンが駆け付けて くださいました。ピアノのタッチの奇麗な福田さんですが、実は3歳の幼少時から 親にピアノを習わされ、しかもお父さまが大のオーディオマニアで、毎日聴くとは なくクラシック音楽の中で育った、ということが大きな理由のようです。で、 ある時マイルスのアルバム「My Funny Valentine」の中の♪Stela By Starlight で ハービー・ハンコックのイントロ演奏を聴き、こんなピアノもあるのか、と衝撃を 受けジャズにのめり込みプロになったんだそうです。私もあのアルバムは大好きで 本当にすり切れる程聴きましたが、皆それぞれストーリーがあるのですね。 人生って面白いですね。 |
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2009.2.26 Thu 不況風が身にしみる今日この頃 |
鈴木良雄(b)野力奏一(pf)井上信平(fl)岡部洋一(per) さんの《BASS TALK》でしたが、 いつもは賑わう月末25日というのに、客席はガラガラ。サウンドは奇麗だし、 野力さんのアレンジも素晴らしく、自分たちのめざす世界を造り上げている素敵な ユニットなのに、聴く方がほとんどいないなんて残念です。当店でもこのところ 日に日に不況の影響が大きくなって来ています。帰りのタクシーでは毎夜、運転手 さんの嘆きを聞かない日はありません。早くこの暗いトンネルから脱け出てほしい と思う毎日です。 |
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2009.2.27 Fri 深く味わいのあるサウンドで充実した夜 |
三木俊雄(ts) ユキアリマサ(pf) 井上陽介(b) 紅野智彦(pf) さんのメンバーによる 演奏曲は、♪Long Ago and Far Away ♪Along Came Betty ♪Stop and Go、 オリジンル曲♪Sleep Like A Baby♪Next Channel など。ユキさんと井上さんの アプローチの、その味わいのあること!とてもよかった! 三木さんもフリーになれて 気持よくプレイしていました。2nd.stage では遊びに来ていたハンク・ジョーンズ・ トリオのベーシスト、デヴィット・ウォングさんが飛び入りし♪Along Togetherを 演奏。初対面なのに、曲名を言っただけでいきなり一緒に演奏して楽しめる… ジャズってホントに素晴らしい音楽ですね。そしてレギュラーメンバーに戻って、 ミンガスがレスター・ヤングに捧げた♪Goodbye Pork Pie Hat、そして♪Yes or No ♪Midnight Mood、最後はコルトレーンの♪26-2 で終演となった、とても充実 した夜でした。 |
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2009.2.28 Sat 素敵なコンサートに元気をもらいました |
新橋ヤクルトホールで行われた、「守屋純子オーケストラ」による「Groovin’ Forward CD発売コンサート」に行ってきました。彼女の作編曲したナンバーを、 実力者揃いの16人編成による素晴らしいサウンドで聴かせてもらいました。 彼女は、早大ハイソ・オーケストラに所属してジャズを弾き始め、マンハッタン 音楽大学大学院を卒業後、欧米各地のジャズクラブに出演。'05年には、 セロニアス・モンク・コンペティション作曲部門で、東洋人としても女性としても 初めて優勝し、昨年はモンタレージャズフェスに出演するなど大活躍しており、 当店にも時々出演しているのは皆さまご存知の通りです。「なぜ牛丼屋でジャズが かかってるの?」という面白いタイトルの本も出版している才媛でジャズも人生も Groovin' Forward (=何があっても前へのみ向かってつき進む) の精神で行こうと 思っているそうです。同じ女性として共感もし尊敬できますね。これからの活躍が 楽しみです。そんな訳で、お店に出たのはステージの最後。金曜なのに相変わらず お客さまが少なく、いつもの達治さんの笑い声がよく響く店内でした。 |
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