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 Weblog by Kyoko (過去のブログはカレンダーを戻してネ)
  10.1 Thu 九月の終わりに相応しいジャズクラブらしいホットな夜
  10.2 Fri 将来が楽しみな凄い新人ピアニスト現る!
  10.3 Sat 気負わず自然体で弾き語るマーヤさん
  10.4 Sun 明るくて元気がもらえるティファニーさんのステージ
  10.6 Tue トリオよりソロが受けた「秋田ワールド」
  10.7 Wed しなやかなタッチとグルーブ感でよくスウィング
  10.8 Thu 大型台風の悪天候の中、どうもありがとうございました
  10.9 Fri NYの風が堪能できた見事なステージ!!
  10.10 Sat チンさん、三人のピアニストとそれぞれデュオ
  10.11 Sun 辛い思いだった、今年の《NYトリオ》
  10.13 Tue 祝日に営業した甲斐があった海老沢さんのグループ
  10.15 Thu 雨でいつもより女性ファンが少なかったTOKUちゃん
  10.16 Fri 若い感性が溢れ出るひかりさんのグループ
  10.17 Sat ルックスも楽しんだ、リレットさんの美しい声
  10.18 Sun 世界で活躍のチャリートさん土産話を交えてのステージ
  10.20 Tue 感動的なサウンドに接した贅沢な一日
  10.21 Wed またひとり、ラテンの新人ヴォーカリスト
  10.22 Thu 個性的なステージングで楽しませてくれる えりさん
  10.23 Fri 久しぶりの出演で、熱く燃えたステージ
  10.24 Sat とてもいい感じだった 初めてのステージ
  10.25 Sun 音楽を楽しむ空気でひとつになった週末の店内
  10.27 Tue ジャズらしいジャズサウンドも、客席はガラガラ
  10.28 Wed 久しぶりのレギュラーメンバー、福田トリオ
  10.29 Thu 満席の客席にちょっと興奮気味だった岸田さん
  10.30 Fri メンバー全員が必ずソロをとる生音オーケストラ
  10.31 Sat 月末に相応しい賑わいで、上品な大人のジャズを堪能


  2009.10.1 Thu   九月の終わりに相応しいジャズクラブらしいホットな夜
昨夜9月最終日のメンバーは、鈴木道子(vo) ユキ・アリマサ(pf) 佐藤ハチ恭彦(b)
加納樹麻(ds) 岡崎好朗(tp) さん。久しぶりの道子ちゃんのステージとあって、
雨の降る中、遠路はるばる聴きにきてくださった旧くからの懐かしい常連さんも
いらっしゃいました。道子ちゃんも、彼女が信頼するミュージシャンたちで、
バックと一体になって、自由奔放にホットなステージを繰り広げました。
1st.stage、インストで♪Alone Together ♪Someday Prince Will Come…
バランスのとれた心地よい演奏でした。そこに道子ちゃんが入って♪We'll Be
Together Again ♪It's Easy To Remember ♪Then There Eyes ♪They Can't
Take That Away From You、バラード♪I'm Glad There's You は、ユキさんの
ピアノがとても繊細で、説得力のあるヴォーカルに寄り添うような素敵な伴奏で、
思わず胸キュンになりました。そして♪Exactly Like You で休憩。
2nd.stage もまずインスト曲♪September In The Rain、♪I've Never Been In
Love Before、ヴォーカルが入って♪Come Dance With Me ♪The Very Thought
Of You ♪All or Nothing At All ♪If I Should Lose You、軽快に♪Candy
♪What A Difference A Day Made、最後は♪Confessin' The Blues でした。
夏の終わり九月の掉尾を飾るのにふさわしいホットな夜でした。
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  2009.10.2 Fri   将来が楽しみな凄い新人ピアニスト現る!
10月の月初め、鈴木央紹(ts)さんと若井優也(pf)佐藤ハチ恭彦(b)原大力(ds)さんの
クァルテット。店内は央紹さんのファンが数人いらしただけで、またガラガラ。
皆さんどうしてしまったのかしら…なんでも最近は、聴きに来たくても残業が
多くて、ままならないのだ、ということですが…。
昨夜の私はこのステージをとても楽しみにしていました。実は央紹さんが、自信を
持って「いい新人ピアニストを見つけた」と言っていたからです。その新人のこと
を書きたいと思います。
今春、東大を卒業したばかりの23歳。タッチもテクニックも素晴らしくて、左利き
かと思うくらい左手が良く動く、将来有望な若井クンです。
1st.stage、バラード曲♪Our Love Is Here To Stay のピアニッシモの音がとても
奇麗なことに驚いていろいろ聞いたら、恋愛経験はまだこれからということでした。
2nd.stage では、彼のピアノをフィーチャーして♪Magnolia Triangle を演奏した
のですが、これがもの凄いテクニックで、皆さんが感動していらっしゃいました。
アンコールに演奏した チャーリー・パーカーの♪Confirmation は、彼のピアノ
イントロからはじまり、それぞれの楽器が会話して、それからテーマに入っていく、
とてもスリリングで面白い展開でした。彼が将来、ミュージシャンとしてどんな風に
成長してゆくのか…私の楽しみがまた一つ増えました。それを見届けるためにも、
健康でいなければ…と強く思った次第です。
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  2009.10.3 Sat   気負わず自然体で弾き語るマーヤさん
グレース・マーヤ(pf,vo) さんの弾き語り。メンバーは 荻原亮(g) 吉田豊(b)
セシル・モンロー(ds)さんで、週末金曜日でしたが雨のせいかちょっと寂しい
客席でした。でも陽気なマーヤさんは元気はつらつ。亮さんのギターは、
良く歌い、時に切なく泣き、セシルさんのドラムスは奇麗なタッチで大きな
グルーブ感。吉田さんも、落ち着いたしっかりしたリズムを刻む…そんな
バランスのとれたサウンドの中、マーヤさんが自然体で伸び伸びと弾き語り
ました。メンバー全員が演奏を楽しみ、初めて聴く方にも親しみやすい
サウンドなので、みなさん終始楽しんでいらっしゃいました。演奏曲は
♪One Note Samba ♪The Very Thought Of You、♪How High The Moon
♪Sky Lark ♪Coming Home Baby ♪My Romance ♪Caravan ♪Peace など。
アンコールに応えては、マーヤさん、ピアノの上に座ってご機嫌に
♪The Girl from Ipanema を歌い、受けていました。
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  2009.10.4 Sun   明るくて元気がもらえるティファニーさんのステージ
ティファニー(vo) さんと、秋田慎治(pf) 岸徹至(b) 加納樹麻(ds) さんのトリオ。
ティファニーさんは黒のサテンのドレスに奇麗に光るネックレスとイヤリングで登場。
1st.stage は、♪You'd Be So Nice To Come Home To ♪Moonriver ♪It Could
Happen To You ♪Quiet Nights ♪Kohjoh-no Tsuki(荒城の月) ♪As Time Goes By
♪Green Dolphin Street。
2nd.stage は、♪But Not For Me ♪The Way You Look Tonight ♪S'Wonderful
♪Someday My Prince Will Come ♪To Love and Be Loved ♪Smoke Gets in Your
Eyes ♪That's All、アンコールには、五木の子守唄から入る♪Summertime でした。
それにしても日本語の歌が、こんなに違和感なく歌えるジャズシンガーは珍しいですね。
荒城の月は英語の歌詞で歌いますが、日本のメロディーを良く理解していて素晴らしい
と思いました。お客様も、彼女を観て聴いていると、明るくて元気がもらえますよ、
とおっしゃいます。応援している私としても、なぜか嬉しくなります。そして
ピアニストもベーシストもドラマーも、丁寧に伴奏しながら、一緒に彼女の
ヴォーカルを楽しみながらプレイしていました。
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  2009.10.6 Tue   トリオよりソロが受けた「秋田ワールド」
初めての試み《秋田慎治(pf) ワン&オンリー》は、雨の月曜日と条件は悪かったの
ですが、客席は秋田ファンでほぼ埋まりました。「秋田ワールド」には、トリオより
ソロで浸りたいようで、3/4が女性のお客さま。最初から最後まで、みなさん熱心に
聴いていらっしゃいました。
1st.stage ♪Prelude To A Kiss ♪Satain Doll ♪I Don't Know Why ♪Billie's Bounce
何かバラードを…というリクエストに応えて ♪Nearness of You を即興演奏。
そしてオリジナル曲♪Road to Lord。
2nd.stage は、♪One Note Samba、旧い曲♪Manhattan、オリジナル曲
♪Rain Makes Us One。雨の後には何か晴れの曲を…と客席に声をかけたのですが、
女性の方は恥ずかしいのかお返事がなく、私と常連男性客とで ♪Blue Sky と
♪On A Clear Day をリクエストしました。それから♪Moon River ♪I Got Rhythm 
♪Summertime、アンコールにはガーシュウィンの♪Rhapsody in Blue 〜
♪Body And Soul へ。お客さまはみなさん「秋田ワールド」を堪能し満足なさって、
雨の降る中お帰りになられました。
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  2009.10.7 Wed   しなやかなタッチとグルーブ感でよくスウィング
松島啓之(tp) 今泉正明(pf) 嶋友行(b) 横山和明(ds) さんらこのメンバーのレギュラー
ドラマーは広瀬潤次さんですが、昨夜は横山さんでした。彼は私の好きなドラマーの
一人で、しなやかなタッチとグルーブ感でよくスイングしていました。このグループ
のステージはオリジナル曲は演奏せず、全てスタンダード曲を自分たちの解釈で
アレンジし演奏するので、ジャズ好きにとっては聴きやすく親しみやすく、とても
いいステージです。特に松島さんは、このごろ大変調子が良いようで、素晴らしい
プレイを披露してくれました。お客さまが少なかったのが唯一、惜しまれます。
今日も台風が来ているようで荒れ模様ですね。元気のよいジャズを聴いてスカット
したいものですが…
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  2009.10.8 Thu   大型台風の悪天候の中、どうもありがとうございました
出演メンバーは 辛島文雄(pf)島田剛(b)小松伸之(ds)さんのトリオと池田篤(as)さん。
大型台風の接近で、客席はガラガラでした。悪天候の中、せっかくいらしてくれた
お客さまにはステージ近くに陣取って頂き、自分のために演奏してくれるかのような
贅沢な雰囲気で聴いて頂きました。
ベースの島田さんは名古屋出身ですが、最近は東京を本拠地に活動し始めた方で、
どっしりとしたサウンドのベースらしいベース。今回急遽、辛島親分に抜擢された
ようです。久しぶりの篤さんも素晴らしい演奏でした。あまりにお客さまが少ない
ので 2nd.stage を早めに始めたところ、11時頃になって常連さんが何人かみえて
くださいました。あまりにいい演奏なのにもったいない、ということで、スタッフ
がメール連絡し、近くの方々が駆け付けて下さったのでした。演奏には2曲ほど
しか間に合いませんでしたが、皆さんBARタイムを楽しまれてお帰りになりました。
悪天候の中いらしてくださった方々、どうもありがとうございました。
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  2009.10.9 Fri   NYの風が堪能できた見事なステージ!!
百々徹(pf) 中村泰士(b) 中村雄一郎(ds) さんの《NYトリオ》。三人ともNYに住んで
それぞれが活躍している方です。百々さんはバークレー卒業後NYへ移り自分の曲を
たくさん持ってしっかりと自分の世界を構築している注目のピアニスト。泰士さんは、
バークレーの後ジュリアードに入り直し、数々の大物ミュージシャンたちと共演。
今やW.マルサレスからコールが掛かる程になり、大変忙しく活躍している有望株。
雄一郎さんもバークレー卒後NYへ移りハーレムの伝説的なクラブ「St.Nick's Pub」
のレギュラーとなるなど精力的に活動しています。そんな三人が、NYの風を運んで
存分に聴かせてくれました。お客さまは「ジャズ通」の方が多く、随所で歓声が
上がっていました。また、百々さんの曲は面白いタイトル名が多く、MCでの説明に
客席からは笑いの絶えない、雰囲気も素敵なステージでした。
1st.stage は、スタンダード曲♪All The Things You Are、オリジナル曲
♪Arubabura、♪Al Jagira、そして、螺旋階段はあるのに螺旋エスカレーターが
ないのが気に入らない、と音楽で作ってしまった♪Spiral Escalator、♪Just You
Just Me…これはモンクの♪エビデンスと重ねて演奏されたため、かなり難解な曲
でしたが、その後すぐ美しいバラード♪Love を演奏する心憎いステージング。
最後は明るいオリジナル曲♪Wa Wa Wa Wa で休憩。
2nd.stage は、♪OBAMA Magic、「細胞のブルース」♪Blues In Cells。「骨なし皮
なし」♪Bornless & Skinless。遊びに来ていたTOKUちゃんをステージに呼び出し
♪Bolivia、トリオに戻ってバラード♪Nearness Of You、♪Air、そして百々さんの
3枚のCDをプロデュースした増尾好秋さん(マスオさん)にちなんで♪サザエさんの
テーマ をジャズにアレンジして演奏…と、ユーモアとウィットに富んだ、とても
楽しい見事なステージでした。さすがNYです!! NYで頑張っている三人に、乾杯!!
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  2009.10.10 Sat   チンさん、三人のピアニストとそれぞれデュオ
鈴木良雄(b)さんの新しいCDの発売記念ライブは、チンさんと3人のピアニスト、
山本剛(pf) 野力奏一(pf) 佐々木イサオ(pf) さん。CDには6人のピアニストが登場
しますが、昨夜はその中の3人が出演しました。このような事は初めての試みで、
1度に3人のピアノが聴けるとあって、久しぶりに客席は満杯になりました。
同じピアノなのに、弾き手によって響きや音色がそれぞれ違うのは、とても興味
深いですね。
1st.stage まず佐々木さんで♪Peregian Breeze ♪Some Other Time、野力さんで
♪Tancho ♪Fairy Dance、そして山本さんで♪Kisses On THe Wind ♪The Girl
From Ipanema。2nd.stage は野力さんから♪My Dear Friends ♪Ny Blue、
佐々木さんで♪Kesalan Patharan(ケサランパサラン) ♪Sky Walker、山本さんで
♪The Moment ♪Game Boy …ほとんどの演奏曲はチンさんの曲でした。
アンコールに応えては、山本さんの十八番♪Misty、佐々木さんで♪For You、
野力さんで♪Moon Light In Vermont、ラストはチンさんお得意のスキャットの
披露でした。CDもたくさんお買い上げいただき、新しい試みだったCD発売記念
ライブは、とてもハッピーに終わりました。
さて、今夜は、いまNYで活躍するバリバリのトリオ。ジャジーな迫力あるサウンド
に元気をもらいたい方にお勧め。ストレスが吹き飛びます。まだお席がありますよ。
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  2009.10.11 Sun   辛い思いだった、今年の《NYトリオ》
去年は大好評でお店は超満員でしたので、今年も出演をお願いしたのですが、予想に
反して昨夜の《NYトリオ》は、週末だったのに客席は空席だらけでした。お客さまに
電話連絡してみると、皆さん今年も既に予約で満席だと思ってらしたようで、世の中
ままならないですね。状況をお伝えすると駆けつけてくださいました。でも満席と
いうわけにはいかず、ジョージ・コリガン(pf) ボリス・コズロフ(b) ドナルド・
エドワード(ds) さんらには気の毒で、私としても辛かったです。
演奏は素晴らしく、リズムがどっしりとして、気持よいグルーブで、ジョージさんの
オリジナル曲にスタンダード曲を入れる、というステージング。2nd.stage では、
あちこちから歓声が上がる客席でしたが、満席ならもっともっとホットな店内に
なったのでは…と思うと、もったいなかった、と惜しまれます。
当店も先日35周年のイベントを行いましたが、お客さまに来て頂くのにこんなに苦労
する年は記憶にありません。先の見えないご時世ですが、せめて当店にいらした時には
ハッピーになってお帰りいただきたい、と頑張っている今日この頃なのですが…。
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  2009.10.13 Tue   祝日に営業した甲斐があった海老沢さんのグループ
昨日は、普通はお休みする祝日だったのですが、この夜の出演グループのメンバー、
海老沢一博(ds) 坂井紅介(b) 林正樹(pf) 小池修(ts) 竹内直(ts,bs,fl) さんらがこの夜
だけしか揃わないということで営業いたしました。いつもより少し早めに開店したの
ですが大勢のお客さまが聴きにいらしてくれて、ミュージシャンも私たちスタッフも、
大いにやりがいのあった一日でした。
このメンバーは、ドラマー歴52年の海老沢さんお気に入りのメンバーで、3ヶ月に
1度の割合で当店に出演して頂いていますが、いつもたくさんの方が聴きに
いらっしゃいます。地方からホテルを取って聴きにくる方もいるほど熱列なファン
もいますが、演奏を聴けば納得できます。プレイで何を伝えたいのかがはっきりと
していて、迫力があり、それぞれが個性的で、それでいてまとまりがあり、そして
何より楽しくさせてくれるのです。
1st.stage ♪Milestone は、力強いサックスと、いい感じのピアノをフィーチャー。
♪It Don't Mean A Thing は、ドラムソロがよくスウィングしていました。
♪In A Sentimental Mood 〜♪Body And Soul では、小池さんのテナーが泣いて
いました。♪Impression は迫力満点。休憩時間には、海老沢さんと奥様であるペコ
ちゃんが、お客さまに挨拶回りをしてらっしゃいました。
2nd.stage ♪Caravan はアレンジが秀逸で独特の世界を造り上げていました。
♪Afro Blue は、イントロがベースから始まり、テーマでサックスバトルをして
ピアノに…そしてテーマで終わり。小池さんをフィーチャーしての紅介さんの曲
♪Asante をバラードで。最後は♪A Night In Tunisia …ドラムからベース、
ドラム、テーマに行ってピアノソロからテナーバトル、テーマに戻ってドラムスで
終了。客席はヤンヤヤンヤの歓声の渦でした。アンコールには海老沢さんが珍しく
スキャットで歌いました。彼は演奏するのが楽しくて楽しくてしかたないようで、
当然まわりのみんなも楽しくなります。
こうした演奏には、やっぱり人は集まりますね。この次は来年の1月13日です。
その為にわざわざスタジオを借りてリハーサルをするようです。心がけが違います
よね。他のミュージシャンにもぜひ見習ってほしいものです。
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  2009.10.15 Thu   雨でいつもより女性ファンが少なかったTOKUちゃん
昨夜は、TOKU(vo,flh) ちゃんとジェイコブ・コーラ(pf) 須川崇志(b) 山内陽一郎(ds)
吉田智(g) さんというメンバー。いつもは圧倒的に女性のお客さんが多いのですが、
開演時間ごろの激しいゲリラ雨で、客席はいつもより空席もあり、男女もほぼ半々
でした。TOKUちゃんは、白いワイシャツに黒のスーツ姿でビシッと決め、スタン
ダード曲と新しめの曲を混ぜてのステージ。
♪Fly Me to the Moon をベースとのデュオで演奏したり、遊びに来ていた百々徹
さんを呼び出し、♪But Nut For Me をジェイコブさんと百々さんのピアノの連弾
で演奏したり。百々さんとTOKUちゃんで演奏した♪Nerness Of You はピアノが
とても美しい音色で、何だか切なく聴こえました。
外も、止んだかと思うとまた思い出したように降り出す切ない雨…そんな中、
お客さまは、満足とともに家路につかれました。
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  2009.10.16 Fri   若い感性が溢れ出るひかりさんのグループ
市原ひかり(tp) さんと、浅井良将(as) 掘秀彰(pf) 中林薫平(b) 安藤正則(ds) さんの
メンバーは、小柄で可愛いひかりさんがリーダーですが、みなさんの仲がとてもよく
お互いを認め合って演奏しているのが良く解るステージです。演奏曲はひかりさんの
オリジナル曲が多いのですが、浅井さんが♪年度末 という曲を書けば、ひかりさんが
♪新年度 という曲を書いたり(もちろん中身は立派なジャズです)、なかなか面白い
感性ですね。スタンダード曲もかなり斬新なアレンジで演奏するなど、とにかく若い
感性が溢れ出ているグループなのです。
私たち「アラ還」以上の世代とは全く違って、生まれたときから洋楽に浸かっている
世代。12月には、このメンバーで4枚目のレコーディングをするそうで、みなさん
随分と張り切っていますが、きっと新鮮な曲やアレンジが聴かれることでしょうね。
私も楽しみです。ぜひ皆さんと一緒に、若い感性を応援していきたいと思います。
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  2009.10.17 Sat   ルックスも楽しんだ、リレットさんの美しい声
リレットさんと昨夜のトリオのメンバー、関根敏行(pf) 横山裕(b) 久米雅之(ds)さんら
とは初顔合わせで、1時間ほどのリハーサルで本番に臨みました。さすがプロですね、
永年一緒に演奏していたかのように、ぴったり寄り添うように伴奏しながら、彼女の
良く伸びる美しい声を楽しんでいました。リレットさんはいつもお洒落で、昨夜は
黒のサテンのミニドレスにタキシードスタイルのジャケット、それに長い黒のブーツ
を履き、流行の先端のルックスで楽しませてくれました。
1st.stage ♪You Be So Nice Come Home To You ♪Fly Me To The Moon
♪Just Way You Are など、お馴染みの曲が多く親しみやすい上に、外国人のお客さま
にはステージから話しかけたりするなどリラックスした雰囲気を演出していました。
2nd.stage インストで演奏した♪Soul Eyes を聴いたのですが、関根さんのピアノが
素晴らしく、久しぶりに聴くと、さすがマル・ウォルドロン作、よい曲だなと再認識
しました。リレットさんは♪On A Clear Day ♪Speak Low ♪Good Life 、ラテンの
リズムで♪My Way などを熱唱しました。
サンフランシスコからいらした外人が、私に、ハロルド・ジョーンズ(ds) さんから
頼まれた、とトニー・ベネットの新しいCDをお土産に持ってきてくださいました。
ハロルドさんは、彼がサラ・ボーンさんのバンドで来日した折に知り合って以来、来日
する度に会いにきてくださいます。現在はトニー・ベネットのレギュラードラマーと
して、世界中をツアーしているようです。ここしばらくお会いしていませんが、とても
心の温かい素晴らしいドラマーです。ステージ終了後、いただいたCDをみんなで聴き、
心が暖まりました。
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  2009.10.18 Sun   世界で活躍のチャリートさん土産話を交えてのステージ
約2週間にわたってオーストラリヤのジャズフェスやクラブに出演し、帰国した
ばかりのチャリートさんと、ユキ アリマサ(pf)香川裕史(b)加納樹麻(ds) さんによる
週末の夜。コアラを抱いた話など、チャリートさんの土産話を交えてのステージ。
英語の発音が違うので随分苦労したようですが、大いに楽しんで、リフレッシュ
してきたようです。歌の方は、特にユキさんとの相性がとてもよくて、ミシェル・
ルグランの曲などはドラマチック。お客さまも思わず引き込まれていくようで、
とても良かったと思います。
1st.stage ♪You Don't Know What Love Is ♪You Must Believe Is Speing
♪I've Got Just About Every Thing ♪What Are You Doing The Rest Of Your Life
♪How Do You Keep The Music ♪Sir. Duke。
2nd.stage はほとんどがスタンダード曲で♪Day By Day ♪Estate ♪Summer Me
Winter Me ♪A Timeless Place…この曲は♪Peacock のもうひとつの題名ですが、
ユキさんのピアノが絶品でした。♪No More Blues ♪Falling In Love With Love、
アンコールは雰囲気を変えて♪Lovin' You…。楽しい週末でした。
チャリートさんはこの24日から西海岸、LAとSFのクラブに出演するそうです。
ミシェル・ルグランとレコーディングしたCDがアメリカでも発売になり、大好評で
いろんな所からオファーが来ているようです。良かったですね。
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  2009.10.20 Tue   感動的なサウンドに接した贅沢な一日
昼間、劇団こまつ座公演「組曲虐殺」のマチネーを観に行ってきました。昭和初期
のプロレタリア作家小林多喜二の物語で、なんと小曽根真さんが音楽を担当。毎日、
舞台の紗幕で生のピアノで音楽を付ける、という何とも贅沢なお芝居です。奥様の
三鈴さんが準主役で出演なさっていて、戦前の恐ろしい政治体制だった世の中が
よく解る、井上ひさしさんらしい、考えさせられる感動的な演劇。「音楽が心に
しみる…」と本日付け朝日新聞夕刊文化欄に劇評が載っていますが、小曽根さんは、
毎日涙を流しながらピアノを弾いているそうですよ。時間のある方は、ぜひ、観て
聴いていただきたい、と思いました。25日まで天王洲銀河劇場でやってます。
さて、当店のステージは、先月リーダーアルバムを初リリースした、片倉真由子(pf)
佐藤ハチ恭彦(b) 広瀬潤次(ds) さんのトリオ。1st.stage は、♪All Things You Are、
モンクの♪Ruby My Dear、マイルスの♪No Blues 、そしてオリジナル曲
♪Risihg Song For My Father…これは、真由子さんが亡きお父さまに捧げた曲で、
先日初めてお父さまの故郷、宮崎に行ってきたばかりという感慨を込めての演奏。
それから、スタンダード曲を演奏するときは和音に苦労する、などと言いながら
♪Secret Love。
2nd.stage は、♪Stera By Starlight、プレスリーの♪Love Me Tender、ハチさんの
素敵な弓使いをお聴き下さい、と ♪In A Sentimental Mood。もちろん素晴らしい
演奏でした。そして、マッコイ・タイナーに捧げた♪Blues For Tyner、アンコールは、
タッチとテクニックが秀逸で、素晴らしく説得力のあるソロピアノ…
……昨日は、とても感動的で上質なサウンドに接した、贅沢な一日でした。
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  2009.10.21 Wed   またひとり、ラテンの新人ヴォーカリスト
《横山達治スペシャル プロジェクト》昨夜のメンバーは、福井友美(pf) 山下弘治(b)
トミー・キャンベル(ds) 里見紀子(vln) さんらのクィンテットでした。実は、達治さん、
肝炎を患っていて定期的にインターフェロン注射をしなければならないらしいのです
が、普通の人は副作用がひどく、達ちゃんも最初は入院して治療に当たったようです。
ところが、不思議というか何と言うか、全く副作用の起こらない希有な体質のようで、
昨日もその注射を打ってのステージでしたが、相変わらずジョークを飛ばし超元気に
迷司会をこなしていました。
1st stage は、友美さんのアレンジで♪Close To You、バイオリンをフィーチャー
しての新曲、そして♪You've Changed、♪Armando's Rumbaでは、客席のみんな
を合唱に誘い込み、おおいに盛り上げていました。
2nd stage が始まる時に、トミーさんが私の所に来て是非聴いてほしいシンガーが
いる、ということでステージに登場した方は、身ぎれいな男性で、彼もトミーさんに
言われるまま当店に来たら、いきなり歌えと言われて面食らったようです。でも、
歌い出すと……その声の良さやピッチの良さで、店内全員が釘ずけになった程でした。
彼の名は、佐々木誠さん。キューバで勉強して来たそうです。アンコールに♪Besame
Mucho(ベサメ・ムーチョ)を歌いましたが、これも素晴らしかったです。来年からは、
出演をお願いしようと思いました。
今の時代は、自分が勉強したいと思えばどこにでも行ける時代ですから、強い志が
あれば、なんでも叶うものなのですね。
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  2009.10.22 Thu   個性的なステージングで楽しませてくれる えりさん
昨夜は、大野えり(vo) さんと、大口純一郎(pf) 米木康志(b) 原大力(ds) さんの
トリオですが、えりさんは身体全体を使って歌を歌います。まるでクァルテット
で演奏しているような感じのステージになります。ヴォーカリストというより、
ミュージシャンという方が彼女には合っているかもしれません。最近は、スタン
ダードナンバーを、彼女独自のユニークな解釈で歌います。例えば…イントロで
ビートルズの♪Black Bird から出たと思ったら、途中から♪By By Blackbird に
なり、エンディングで♪Black Bird に戻ったり。「婚活」の歌だと言って
♪Good Life をワルツで歌い、ビリー・ホリディの♪Good Morning Heartache 
に繋げてストーリー性を持たせたり…とても個性的なステージングで楽しませて
くれました。初めて聴いた方などは、感心しきり。4人の方がCDをお買い上げに
なりました。えりさんも嬉しそうでした
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  2009.10.23 Fri   久しぶりの出演で、熱く燃えたステージ
最近は、ウィークデイの客席は寂しいことが多いのですが、このグループ
近藤和彦(as) 今泉正明(pf) 上村信(b) 大坂昌彦(ds) さんらメンバーが久しぶりの
出演で、客席は8割がた埋まりました。ミュージシャンもスタッフも、一安心。
そんなわけで、熱く燃えたステージが繰り広げられました。
1st stage は、秋にちなんだ曲♪Autum In New York、オリジナル曲♪Under The
Dime Light は、秋の夕暮れを詠った曲でとても素敵な曲でした。♪E=Z Pass も
スピード感のあるオリジナル曲でした。2nd stage は、オリジナル曲がほとんどで、
フラメンコのリズムをジャズ風にアレンジした曲など、近藤さんの世界を展開。
バラード♪Time For Love では、それぞれが素晴らしいソロを聴かせてくれました。
そしてケニー・カークランドに捧げた♪From Doctone、アンコールは♪September
Song…この曲は古い曲ですが、ハーモニーの奇麗な、私の大好きな曲です。
地方から泊まりがけでお土産を持って聴きにきたファンの方もいらっしゃいました。
有難いですね。ミュージシャンと写真を撮って嬉しそうにお帰りになられました。
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  2009.10.24 Sat   とてもいい感じだった 初めてのステージ
伊藤君子(vo)さんと、当店では始めてヴォーカルと一緒に演奏する 片倉真由子(pf)
さん、それに 井上陽介(b) 海老沢一博(ds) さんのステージは、大いに賑わいました。
30分ほどのリハーサルで本番に臨みましたが、真由子さんは大先輩達に囲まれて、
初めはちょっと戸惑い気味でしたが、すぐに伸び伸びとした演奏になりました。
4人の相性もいいようでとても楽しいステージになり、演奏するのが楽しかった
と喜んでいました。ペコちゃんも大満足のようでした。初顔合わせでこんなに上手く
行くことはなかなかありません。ステージが楽しいので、当然お客さまも楽しく、
途中でお帰りになった方はほとんどいませんでした。
そんなお客さまの中に、ペコちゃんがかってジャズを勉強した時の初めての先生、
沢田やすしさんがお見えになっていて、ステージに呼び出し、一緒に♪Our Love Is
Here To Stay をデュエット。2nd stage でも、師弟で♪Bye Bye Blackbird を歌い、
古希を迎えられた沢田さんも楽しそうでした。温かくていい感じの金曜の夜でした。
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  2009.10.25 Sun   音楽を楽しむ空気でひとつになった週末の店内
《トミー・キャンベル ヴォーカルセッション バンド》昨夜の2ヴォーカルは、
伊藤大輔(vo) さんと山口有紀(vo) さん、そしてヒロ・モロズミ(pf) 箭島裕治(b)
トミー・キャンベル(ds)さん。あいにくの雨でしたが、久しぶりの大輔さんと
有紀さんの2ヴォーカルコンビ、ということで、客席はそこそこ埋まりました。
フロントの2人は、とてもリラックスして楽しんで歌っている様子がよくわかり、
客席からは拍手や歓声が上がって、店内が一つになってみんなで音楽を楽しむ、
週末らしい素敵な雰囲気でした。
客席には、お誕生日の方や、結婚したばかりの方、婚約した方など、お目出度
カップルもいらして、みんなでお祝いをしました。ステージでも♪I Love You
を歌うなど、おおいに盛り上がりました。
昔と違って、最近は英語を理解する方が多くなりました。特にこの二人は、
アドリブで歌っても歌詞が解りやすいので客席の反応がとてもよく、反応が
いいと、ミュージシャンもやりがいがあるようです。もちろんヴォーカリスト
としての成長ぶりもめざましく、トミーさんも大きな目を…普通の方なら細める
ところですが彼の場合は、さらに大きくして(笑)、喜んでいました。
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  2009.10.27 Tue   ジャズらしいジャズサウンドも、客席はガラガラ
植松孝夫(ts)石田衛(pf)吉木稔(b)横山和明(ds)さんらのクァルテットは、久しぶりの
出演ですが、月曜日の雨とあって店内はガラガラ。でもこのような状況の中お越し
くださった方は、みなさん本当のジャズ好きばかり。そして、いらっしゃった方を
裏切らないジャズらしいジャズのサウンド。フロントの植松さんをバックの若手が
一生懸命サポートし、その気持が伝わってくる素晴らしいステージで、ゴリゴリの
ジャズの後には優しいボサノバを演奏したり…ステージングもよかったです。で、
最後の〆は♪Body And Soul。
このメンバーは、植松さんが組んだグループで、昨夜も彼のカラーが良く出た、
根っからのジャズ…もっともっと多くの方に聴いてほしいグループです。
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  2009.10.28 Wed   久しぶりのレギュラーメンバー、福田トリオ
福田重男(pf) 上村信(b) セシル・モンロー(ds) さんトリオのレギュラーメンバーが
揃ったのは久しぶりでした。サウンドが奇麗でバランスが良く気持のいい演奏でした。
ところで…福田さんは車が大好きで、先日モーターショーに行ったら外車が全て撤退
して、マスコットガールも少なく、例年と様変わりしていてつまらなかったと言って
いました。時代でしょうか。彼は小学生の時によくモーターショーに行き、何歳に
なったらどの車に乗るんだ、と人生設計のように車を決めていたそうですが、今、
小学生にフェラーリとプリウスどっちが好きかアンケートを取ると1対9でプリウス
なんだそうです。これも時代なんでしょうね。
ウチの3歳になった孫(レイちゃん)も車が大好きで、2歳の時から、走っている車を
見ては、ビーエムだ、ベンチュだ、ポルチェだ、テレビを見てマチェラッティーだ、
フェラーリだ…と叫び、一体どこをみて解るのかしらと感心したものです。模型も
たくさん集めていて今も車や乗り物で遊んでいるのよ、と福ちゃんのお仲間を紹介
しましたが…。小さな頃に何かを夢見ることって大切なことですよね。最近、夢を
見たり語ったりする人が少なくなったようで、これも時代なんでしょうか…
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  2009.10.29 Thu   満席の客席にちょっと興奮気味だった岸田さん
《ファンキーボーイズ バンド》岸田恵士(ds)山本剛(pf)水橋孝(b)岡崎好朗(tp)竹内直(ts)
さんの面々。普段はタクシードライバーをやっている岸田さんは、乗車してくるお客さん
と話をする機会も多く、ジャズの話にノッてきたお客さんには、自分がドラマーで、時々
BODY&SOULに出演することを宣伝しています。「じゃ今度行きますよ」という会話も、
普通は口約束で終わる場合が多いのですが、昨夜は、約束通り何人もの方が来てください
ました。常連のお客さまも大勢いらして、店内は満席になりました。
いつも興奮症気味の岸田さんは、思いが叶ったのかつい興奮し、演奏の前に、自分の胸の
内をいろいろと話はじめました。彼の人となりをよく知っている方は笑っていらっしゃい
ましたが、知らない方は随分と怪訝な顔をなさっていました。岸田さんがあまり興奮して
いるので、ピアノの剛さんが優しくコントロールしてしていましたが、お客さまは、
おしゃべりを聞きに来たのではなく演奏を聴きに来たのですからね。(お願いしますよ、
岸田さん)。演奏は、岡崎さんと竹内さんのフロント2人が、クールにしっかりと吹いて
いるのが冴えていました。
2nd.stage は岸田さんの興奮も少しクールダウンして♪Now The Time ♪Song For My
Father ♪大都会の遊牧民 …などを演奏。大変賑やかな夜が終りました。
皆さま、いろんな意味で、どうもお疲れさまでした。
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  2009.10.30 Fri   メンバー全員が必ずソロをとる生音オーケストラ
今月はレギュラーメンバーが揃った《フロントページ オーケストラ》。リーダーの
三木俊雄(ts)さんも張り切っていました。客席も熱心なファンの方々でそこそこ埋まり、
いい雰囲気でステージが始まりました。
1st.stage ♪Stop & Go…ソロをとったのは、三木俊雄(ts)さん奥村晶(tp)さん、そして
福田重男(pf)さん。次の♪Papillon は、浜崎航(ts)さんのフルートソロと上村信(b)さん
のソロ。♪Devil Living は、松島啓之(tp)さんと福田重男(p)さん浜崎航(ts)さんのソロ。
次のスタンダードナンバー♪Easy Living は、山岡潤(euph)さんがアレンジをし、山岡
さんと福田さんがソロとりました。これは古い曲ですが、私の好きな曲です。
♪Quantum Leap は、この夜のために神戸から手弁当で来ていらっしゃる浅井良将(as)
さんと、三木さん高橋徹(ds) さんのソロ。で、短い15分ほどの休憩タイム。
ご自宅の遠い方が、最後までステージを聴けずに我慢しながら帰るのが忍びない、との
話を聞いた三木さんが、2nd.stage は10時に始めましょうと提案しての2nd stage。
♪Next Channelは 三木さんと片岡雄三(tb)さん浅井さんのソロ。♪リンゴ追分 は、
浜崎さんのソプラノサックスと松島さん福田さんのソロ。この曲は、いろんな方が演奏
なさいますが、私はこのオーケストラのバージョンが生音ということもあって好きです。
♪Escher's Vision は山岡さん浅井さんのソロ、♪Moon Flower は福田さん奥村さんの
ソロ、♪Stepping Stoneは奥村さん浜崎さん高橋さんのソロ。アンコールは三木さんの
ソロで♪Sleep Like A Baby でした。
演奏曲は三木さんのオリジナル曲が多いのですが、必ず全員にソロが廻るよう、上手く
アレンジされていると思います。それから、このオーケストラのメンバーは10人という
大編成ですが、みなさんが物静かで、どことなく知性を感じさせるバンドです。
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  2009.10.31 Sat   月末に相応しい賑わいで、上品な大人のジャズを堪能
ウィリアムス浩子(vo)平岡雄一郎(g)伊藤志宏(pf)さんに、ゲストとして中路英明(tb)
さんという、ドラムレス編成のステージは、月末の金曜日に相応しい賑わいで、
よくスウィングする素敵なステージでした。
浩子さんは、ブラウンのベルベットのワンピースでシックに決め、ステージ中央で
椅子に座って歌う姿が、とてもサマになっていました。曲について説明するMCも
落ち着いた話し方で、初めての聴く方にも何を歌っているのかが解るよう上手に
お話し、お客様も引き込まれるMCぶりでした。
1st.stage ♪Blue Skies ♪But Not For Me ♪Poinciana ♪I Can't Give You
Anything But Love ♪A Time For Love ♪Love Me Or Leave Me ♪Visions
♪All The Things You Are。
浩子さんとゲストの中路さんとは、昨夜が初対面だそうですが、CDやステージで
接して是非一緒に演りたいと思っていたそうです。4人が一つになった素晴らしい
ステージは、途中でお帰りになる方もほとんどなく、客席は最後まで満杯でした。
2nd.stage は、♪Like A Lover ♪Oblivion ♪Tenderly…映画によく使われるこの
曲は私の好きな曲ですが、私のイメージにピッタリでした。
その後 ♪Just In Time ♪Sttella By Starlight ♪Old Devil Moon ♪A Nigtingale
Sang In Berkley Square ♪Caravan。最後は戦争に行った恋人の帰りを待つ切ない
イギリス民謡 ♪The Water Is Wide。アンコールは ♪'S Wonderful でした。
お客さまは、みなさん音楽を堪能した満足感とともにお帰りになられたようでした。
さて、来月の浩子さんは、ちょうどクリスマスイブの夜。テレビの撮影クルーが
入って録画撮りもあります。いろんな意味で皆さまご協力のほど、お願いしますね。
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