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 Weblog by Kyoko (過去のブログはカレンダーを戻してネ)
  11.1 Sat 小柄で可愛いひかりさんNHK「トップランナー」に登場
  11.2 Sun 若い世代のニューヨーク・サウンドを満喫
  11.3 Mon 三年半ぶりの岡崎兄弟の共演
  11.5 Wed 植松さんギックリ腰で山田さんに
  11.6 Thu リラックスした雰囲気の中、素晴らしいステージ
  11.7 Fri エバンスのナンバーが同じドラマーで再現された夜
  11.8 Sat ペコちゃんの歌が優しく感じた和やかな金曜日
  11.9 Sun 週末の夜、初顔合わせのジャズは楽しい
  11.11 Tue 3年ぶりのCD発売で張り切っているTOKUちゃん
  11.12 Wed 寒い冬の到来、でも心は暖まりました
  11.13 Thu 年齢層の巾広いグループ
  11.14 Fri ジャズの楽しさを感じた辛島文雄クァルテット
  11.15 Sat 大賑わいのCD発売記念ライブ
  11.16 Sun 久しぶりの帰国、美人の江里子さんにファンは大満足
  11.18 Tue 月曜日、特に最近は客席が寂しく…
  11.19 Wed ノリにノッてる 松島啓之 山田穣 さんのクィンテット
  11.20 Thu バランスよく美しくスウィングするピアノトリオ
  11.21 Fri 音楽に年齢は関係ありませんね
  11.22 Sat いろいろ勉強になったジャズワークショップ
  11.23 Sun 【BODY&SOUL スペシャル】ヨーロッパのジャズ
  11.24 Mon 歓声に包まれた楽しい楽しい連休の夜
  11.27 Thu 三連休明けの福田重男トリオ
  11.27 Thu レコーディングも終り張切っている近藤クァルテット
  11.28 Fri 久しぶりにレギュラーメンバー《フロントページ》
  11.29 Sat 欧米ツアーから帰国したチャリートさん
  11.30 Sun 魔法をかけられたような《ジプシーマジック》


  2008.11.1 Sat   小柄で可愛いひかりさんNHK「トップランナー」に登場
市原ひかり(tp) 掘秀彰(pf) 中林薫平(b) 平井景(ds) さんのグループは、皆とても
仲良しで、一緒にサウンド作りをしています。オリジナル曲にも、みなが案を
出し合い、可愛いらしいタイトルがついています。♪空♪見つけた♪走馬灯
♪おじいさん…童謡のようなタイトルですが、実はカッコいいジャズなのです。
昨夜は、スタンダード曲♪I'II Wait For You♪Skylark などとともに、じっくり
聴かせてくれました。ステージにはNHKの番組「トップランナー」のためにカメラ
が入り収録。番組の中に登場するそうです。また、このオリジナルメンバーで
レコーディングした新しいCD「Joy」も今月発売になります。そんなこんなで
彼女も大変喜んでいます。不況の音楽業界にも新しい風が吹くといいですね。
皆さんも応援してあげてくださいね。
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  2008.11.2 Sun   若い世代のニューヨーク・サウンドを満喫
昨夜は三連休の初日。あちこちでジャズコンサートがあり、さて当店での
NYクァルテットの入りはどうかな、と心配でしたが、客席はほとんど満席に埋まり
ホッとしました。ステージは、西藤さんの曲♪Blue からスタート。アフター・
ビートで♪Greensleeves。西藤さん作の♪Gratitude♪Vision。ドミニクさんの
来年発売になるCDタイトル曲♪Winter Rain。ドラムソロのすばらしかった
♪Moving。ファンキーな♪Jungle。西藤さんとドミニクさんのDuo による
♪Over The Rainbow も素敵でした。遊びに来ていたTOKUちゃん(vo,flh)が参加し
♪Reflection In The Night。TOKUちゃんの歌で♪Formentera Sea。ラストは皆で
♪Sidewinder を演奏しお開きになりました。ベースの音色が素晴らしかったので、
よく見るとサイズが小さく、分解もできてNYではタクシーにも乗せられるとか。
チェコ製の「チェッキーズ」というベースだそうです。ステージが終ると、
ブルーノート東京からスティーブン・スコット(pf) ジョナサン・ブレーク(ds)
トミー・キャンベル(ds)さんらがやってきて、ジャムが始まり、1時間以上…
手配し待機していた送迎バスが出るから、とブルーノートからお迎えが来て、
無理矢理終えたほどでした。それにしても、皆さんタフですね。
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  2008.11.3 Mon   三年半ぶりの岡崎兄弟の共演
三連休の中日は、岡崎正典(ts) 岡崎好朗(tp) 紅野智彦(pf) 矢野伸行(b) 吉岡大輔(ds)
のクィンテットでした。オリジナル曲とウェイン・ショーターの曲やガレスピーの
曲を演奏しました。印象に残ったのは、お兄さんである好朗さんの曲で
♪Alstromeria。星座の名前かと思ったらアフリカの百合科の花の名前だそうです。
それから♪Taitania は、木星の惑星で、美しいバラード曲。二人とも、PA無しの
生音です。仲良く兄弟で演奏出来るなんて、羨ましいですよね。NYにも、
兄弟ミュージシャンはいますけど、一緒に演奏する人は、ほとんどいませんよね。
とても素晴らしかったので、またの出演をお願いしました。お楽しみに。
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  2008.11.5 Wed   植松さんギックリ腰で山田さんに
早い時間にブルーノート東京に、Gordon Goodwin's Big Phat Band を聴きに
行ってきました。リーダーがグラミー賞やエミー賞を受賞しているだけあって、
ロスの凄腕ミュージシャン(全員が白人)を起用し、選曲もバラエティーに富んで
いて、素晴らしいサウンドでした。でも、昨今の不況でお客さんの入りは今イチ。
勿体ないなー、と思いつつ我がお店に着いたらこっちもガラガラでした。
ステージは、植松孝夫(ts) さんがギックリ腰になって出演できなくなり、急遽、
山田穣(as) さんが代わりにトラで入りました。初顔合わせなのに穣さんの演奏は
すばらしく、5年間沈黙していて最近復帰した彼ですが、何かふっきれた様子が
感じられ、とても感動しました。これからの活躍が大いに期待できそうです。
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  2008.11.6 Thu   リラックスした雰囲気の中、素晴らしいステージ
《HOT CORNET》のメンバーは、木幡光邦(cor) 宮崎信義(g) 竹中俊二(g)
高橋ゲタ夫(b) さん。木幡さんは、小曽根さんの《ノーネーム・ホーセス・
オーケストラ》のメンバーでもあり、小曽根真さんご夫妻が聴きにみえました。
ご多忙中にもかかわらず、メンバーの演奏を聴きにいらっしゃるその姿勢は、
大変素晴らしく、いつもながら感心します。1st.stage は、その小曽根さんを
呼び込んで♪Caravan を演奏。スピード感のある素晴らしい演奏でした。還暦を
迎えられたギターの宮崎さんを、小曽根さんはとても気に入られたようでした。
朝が早いからとお帰りになられた後、ボサノバから始まった2nd.stage では、
ゲタ夫さんが♪ダイナ ♪ベサメムーチョを歌い、大受けしていました。その後、
女性トランぺッター岩崎かおりさんが参加して♪Night In Tunisia 。最近は女性の
管楽器奏者が増えていますけど、彼女は美人な上に、演奏もしっかりしています。
多くのお客様が、木幡さんの巧さに感動し、笑いもあるステージに、
「とても楽しかったよ」と言われてお帰りになられました。
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  2008.11.7 Fri   エバンスのナンバーが同じドラマーで再現された夜
宮本貴奈(pf) マーティン・モレル(ds) 井上陽介(b) さんのトリオによる
《エバンス・トリビュート》。♪My Foolish Heart♪Waltz For Debby♪Nardis…
若い頃に耳にタコが出来るくらい聴いたBill Evansの曲が次々と演奏されました。
若きエバンスがストリングスと共演していた頃の組曲も、貴奈さんがコピーして
再現してくれました。7年間もエバンス・トリオにいたマーティンさんのブラシ
さばきは、音楽を大切にしている姿勢がよく分かる、評判通りの素晴らしさ。
陽介さんもエバンスが好きで、よく研究していてとても素晴らしかった。
それにしてもお客様が少なく、エバンスを聴いてジャズを好きになった方も多い
のではないか、と思って大入り満席を期待していたのですが…今の若い人は、
よく知らないのかもしれませんね。でもいらした方は全員、大喜びで聴いて
いました。貴奈さんは米国アトランタを拠点に多方面で活躍。女性一人で
しっかり自分の道を歩んでいるミュージシャンです。みなさんも、
応援してくださいね。
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  2008.11.8 Sat   ペコちゃんの歌が優しく感じた和やかな金曜日
10月の出演がお休みで、随分久しぶりな感じのペコちゃん(伊藤君子,vo)。
バックは 大石学(pf) 高瀬裕(b) セシル・モンロー(ds) さん。ステージは、
スタンダード曲が中心で、ミルトン・ナシメントの♪Bridge は、とても心が
こもっていて印象的でした。終演後、みんなの話題はオバマ氏のことに。
セシルさんも、話に加わったトミー・キャンベル(ds) さんも、あの演説を聞いて、
奥様ともども涙したと言っていました。演説を聞いたNYでDJをしている
ロブ・クロッカーさんからも電話があり、これから新しいアメリカが始まると
感動と喜びを伝えてきました。私も日本語訳した演説を全文、読みました。
こんな素晴らしい演説を、原稿も見ないで(確かプロンプターも使ってないよう
でした)、自分の言葉で、信念とともに語れる政治家は、残念ながら日本には
いません。よその国ながら、私もとても感動すると同時に、羨ましくなりました。
彼が何度も "I can"ではなく"We can"と言うので、何だか私もできそう…そんな
気になりました。ホントに米国は、まだまだ棄てたもんじゃないですよね。
ちなみに、私が特に共感し感動したくだりは「今夜、我が国の本当の強さが、
武力や富の力ではなく、民主主義や自由、機会や希望といった、絶えざる
理想の力に由来することを改めて証明した。これこそが米国の真の才能だ」。
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  2008.11.9 Sun   週末の夜、初顔合わせのジャズは楽しい
昨夜のリレット(vo) ケイ柴田(pf) 上村信(b) 鈴木央紹(ts) 天倉正敬(ds) さんらの
メンバーは、私が組んだメンバーでリハーサルは1時間ほど。初めての
セッションでしたが、瞬間・瞬間で感じたものを表現するのがジャズの本質
ですから、メンバー全員が楽しみながら演奏できたようでした。ミュージシャン
から帰りに「楽しかったよ」とか、若い天倉クンからは「大変勉強になり、
ありがとうございました」とお礼を言われ、私としても嬉しくなりました。
リレットさんは、よく伸びる声でメロディを大切にして歌うので、
耳に心地よく、お客様もリラックスして聴いてらっしゃいました。
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  2008.11.11 Tue   3年ぶりのCD発売で張り切っているTOKUちゃん
去年アトランタでレコーディングしたものと、日本でレコーディングしたものを
合わせて、やっとCDが出来上がり、今月28日にNew CDが発売の運びとなった
TOKUちゃん(vo,flh)。1st.stageでは、TBS(BSチャンネル) のカメラが入り、
この26日に放映されるものを収録。2nd.stageには、ドミニク・ファリナッチ(tp)
さんが飛び入り参加して♪Body and Soul と♪枯れ葉 を演奏してくれました。
彼はジュリアード音楽院卒の優等生だけあって、素晴らしいプレイ。ステージが
一段と締まりました。アンコールに答えてTOKUちゃんが、このご時世で
ストレスを抱えている人が多いのでは…ということで歌います、と♪Smileを歌い、
最後にお客様にもご唱和いただいて♪Smile,Smile,Smile… 客席は和やかな
雰囲気に満ちました。新しいCDと放映が楽しみですね。
皆さまも応援よろしくお願い致します。
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  2008.11.12 Wed   寒い冬の到来、でも心は暖まりました
客席はガラガラでしたが、陽気な達ちゃん(横山達治,perc)の元気は相変わらず。
福井友美(pf) 箭島裕治(b) 藤井摂(ds) 太田朱美(fl)さんのメンバーですが、
女性陣二人の上達ぶりには目を見張るものがありました。はっきりとした
自分の意志で演奏しているのがよくわかり、私としても応援したくなりますね。
特に、フルートはとても難しい楽器ですが、小柄な朱美さんは、すっかり楽器を
自分のものにして吹いていました。当店の常連さんの中にも、この女性2人に
ファンがつきはじめましたよ。
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  2008.11.13 Thu   年齢層の巾広いグループ
70代の Q.いしかわ(ts,vo)さん 50代の高嶋宏(g)さん 30代の吉岡大輔(ds)さん、
20代の西川直人(org)さん…と、昨夜のステージは、幅広い年代が揃いました。
Qさんのサックスと歌は、何とも言えない味わいがあって素敵です。でも、
お客様が少なくて、出演者には申し訳なくなります。ホントに世の中は深刻な
不況のようで、タクシードライバーを生業としているドラマーの岸田恵士さんが
やって来て、今は1時間流してもお客さんが捕まらない、と嘆いていましたが…
どこも同じなのでしょうか。麻生さんも、訳のわからない給付金をばらまく前に、
もっとすべき事があると思うのですが…いずれ消費税がアップして税金でツケを
払わされることが分かっているのに、喜んでなんかいられませんよね。
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  2008.11.14 Fri   ジャズの楽しさを感じた辛島文雄クァルテット
辛島文雄(pf) 池田篤(as) 川村竜(b) 小松伸之(ds) さんのクァルテットは、
リーダーである辛島さんの熱心な指導の成果か、川村クン小松クンが何か掴んだ
ようで、昨夜は緊張感の中にも、音楽を楽しんで演奏している様子が見えました。
篤さんもアルトとテナーを持ち替え、楽器を良く鳴らしていました。歌心もあり、
テクニックもすばらしく、辛島親分にも笑顔が見えました。お客様も、充実した
サウンドの、迫力あるスリリングな演奏を充分に楽しんでいかれたようでした。
そんなわけで、澄んだ秋空がすがすがしい昼間でしたが、夜も大変気持ちのいい
時間を持てました。
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  2008.11.15 Sat   大賑わいのCD発売記念ライブ
ティファニーさんの「アメージング・グレース」発売記念ライブ。メンバーは、
秋田慎治(pf) 吉田豊(b) トミー・キャンベル(ds) さん。スタンダー曲と、CD収録曲を
終始ニコニコして、明るく歌うティファニーさん。ステージでも、いつも
「ありがとう皆さん」と感謝の気持ちを忘れません。 CD発売記念ライブという
ことで、初めて訪れたお客さまも多いようでした。また雑誌などの取材陣も多く、
とても賑やかな夜になりました。アンコールに応えて♪アメージング・グレース
をピアノをバックに Duo で歌うと、中には涙ぐんでいる方もいるほどでした。
CD には、小曽根さんも2曲に参加していて、中身の濃い CDです。
応援よろしくお願いしますね。
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  2008.11.16 Sun   久しぶりの帰国、美人の江里子さんにファンは大満足
ロンドン在住の石原江里子(pf,vo)コリン・オクスレー(g)さんに、安田孝司(b)さん
のドラムレストリオ。土曜の休日なので客足が心配でしたが、江里子さんの
お知り合いやら、1年半ぶりの出演ということで彼女のファンやらで、客席は
埋まりました。彼女の声質はとても聴きやすく優しいので、耳に心地よく響き、
皆さんリラックスして、でも注目して聴いていらっしゃいました。
歌だけでなくピアノの腕も上達し、インスト曲も心地よく、とても上品な
ステージでした。
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  2008.11.18 Tue   月曜日、特に最近は客席が寂しく…
このところめっきり、月曜日のお客さまが減り、閉口しています。で、今週は、
天野昇子(vo) 鈴木良雄(b) 吉岡秀晃(pf) 村上寛(ds) さんらのベテランメンバーを
組んで臨みましたが、やっぱり客席はチラホラ。そんな中、お誕生日の方が
2組いらしていて、突然でケーキが準備が出来なかったので、フルーツと
アイスクリームをデザインし、ロウソクを立て、お祝いしました。お二方とも
男性でしたが、大変喜ばれましたよ。お誕生日の方、ぜひ、事前にお知らせ
ください。いろいろと準備をしてお待ちしています。
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  2008.11.19 Wed   ノリにノッてる 松島啓之 山田穣 さんのクィンテット
昨夜は、三木成能(pf) 嶋友行(b) 高橋徹(ds) さんのトリオに、フロントが、
松島啓之(tp) 山田穣(as) さん。二人の相性がとても良く、楽器もよく鳴り、
スピード感とスリルがあって素晴らしかったです。音楽にもミュージシャン同士の
相性があって、個々がどんなに巧くても噛み合わないなんてこともありますが、
この二人はお互いを良く理解し自分を正直に出していることが伝わってきました。
♪What's New♪Happy Times♪Secret Love など、とりわけ印象に残りました。
特に穣さんは、見違えるほど元気になり、楽しませてくれました。
よかったヨカッタ
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  2008.11.20 Thu   バランスよく美しくスウィングするピアノトリオ
昨夜は、久しぶりの後藤浩二(pf) ピアノトリオ。1年以上ぶりに見る後藤さんが、
見違えるほど痩せていたので心配になり理由を聞くと、腸を患っていたとか…
でも今は全快したということで安心しました。佐藤慎一(b)さん 江藤良人(ds)さんの
丁寧なサポートで、美しいタッチのリリカルなそのピアノが、一段と活かされた、
とても神経の行き届いた演奏でした。特にオリジナルのバラード曲
♪Somewhere In Time と♪Hope は、とても印象に残りました。
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  2008.11.21 Fri   音楽に年齢は関係ありませんね
60代のチン(鈴木良雄,b)さんが、若いミュージシャンたちと組んだ新ユニット
《GENERATION GAP》は、ハクエイ・キム(pf)大村亘(ds)中村恵介(tp)佐藤恭子(as)
さんらですが、もしギャップがあるとすれば、今の若いミュージシャンは基礎が
しっかりしていて、昔の人たちとの違いを感じる、そのあたりだけでしょうか。
ステージは、チンさんとハクエイさんのオリジナル曲が中心でしたが、ハクエイ
さんの曲は、今まで聴いた事がないような和音やメロディーが使われていて、
大変面白かったですよ。特に♪New Town という曲は、どこか宇宙のNew Town
にいるような感じの曲で特に印象に残りました。若く才能のある人が出てくると、
嬉しいですね。
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  2008.11.22 Sat   いろいろ勉強になったジャズワークショップ
金曜昼、オバ・ババトゥンデさん講師によるヴォーカルのワークショプが当店で
行われました。歌詞をきちんと理解していないと心に届く歌は歌えない、という
テーマでいろんな歌を取り上げて説明しつつ、集まった一人一人の歌を聴きながら
丁寧に指導されていました。たとえば、ジャズファンなら知らない人はいない
♪Satindoll。実は「サテンドール」には、その時代のスラングで「わがままで、
欲深く、決して満足しない女」という意味があって、酒場で男二人がその女の噂話を
しているのがこの歌、ということです。歌詞の中にも、隠れた裏の意味がいっぱい
入っているんだそうです。私も永年聴いていましたが…そこまで知って、これから
聴くと、だいぶ違って聴こえるかもしれません。映画、テレビ、ミュージカルに
活躍している俳優さんだけあって、とても説得力のあるワークショプで参加した方
も大喜びしていました。
夜は《トミー・キャンベル・[ヴォーカルセッション]・バンド》。ティファニーさんと
伊藤大輔(vo)さんのコンビネーションがとても良く大変楽しい一日になりました。
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  2008.11.23 Sun   【BODY&SOUL スペシャル】ヨーロッパのジャズ
アンドレ・マルチェリ(ds) ダヴィデ・ペトロッカ(b) トーマス・クラウセン(pf)
さんらのヨーロッパトリオ。アンドレアさんはドラマーですが、昨夜のステージの
オリジナル曲は彼の曲でした。ベースの音が大変すばらしいので訪ねたら、
レイ・ブラウンの使っていたベースで、現在は日本人が購入し、リースで
貸し出しているベースということでした。皆さんが、音楽を愛して演奏して
いるのがよく伝わってくる、気持ちのよい演奏でした。大阪や名古屋での公演は、
お客さんが少なかったようで大層残念がっていましたが、ツアー最終日の昨夜
当店では、ほぼ満席になり、皆さんとても喜んでいらっしゃったので、
私としても嬉しく思いました。
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  2008.11.24 Mon   歓声に包まれた楽しい楽しい連休の夜
連休なか日は《トミー・キャンベル[オルガンアイズ セッション]・バンド》。
トミー・キャンベル(ds) 河合代介(org) ハル高内(g) 太田剣(ts) 山口友也(tp) さん
による迫力ある演奏に、日本に遊びに来ているオバ・ババトゥンデさんが
友情出演で参加共演しました。オバさんは、TVに映画にミュージカルにと活躍
する経験豊かな役者さんだけあって、華がある上にヴォーカルは渋くてセクシー。
オルガンとのDuoで歌った♪Ebb Tide などは、歌い終わったオバさんの目に
光るものがある程の熱唱でした。アレンジの面白かった♪サテンドール、軽快な
♪Walkin' My Baby Back Home、アンコールでは客席にいたティファニーさんを
呼び込み♪Route 66 をデュエットで。いずれも客席からは拍手と喝采の嵐でした。
ヴォーカルは、詞の意味を理解し消化して歌わないと人の心にとどかないことを、
身をもって実感させてくれました。オバさんのように歌える人は、アメリカでも
きっと貴重な存在ではないかしら。
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  2008.11.27 Thu   三連休明けの福田重男トリオ
息子夫婦に頼まれて、風邪ひき中の孫(レイちゃん)を病院に連れて行ったり、
あずかって泊まらせたり…連休明けまでレイちゃんの世話で何かと時間が取れず、
ブログのアップも遅れてしまいました。ちょっと前の報告になってしまいますが、
まずは、連休明け火曜の夜のご報告から。
当夜は、7時頃からの急な雨でしたが、福田トリオファンはしっかり駆け付けて
くれました。私は、レイちゃんが寝ついてからお店に出たので、2nd.stage から
聴くことになりましたが、福田クンの奇麗なタッチのピアノと上村信(b) さんの
ベースらしい音で、ヤンチャ盛り2歳3ヶ月のお守でクタクタの私にとっては、
疲れを癒してくれる気持ちのよいサウンドになりました。そんな折り、翌日帰国
する予定のオバさんが、さよならの挨拶に訪れ、♪Misty と♪Night Train を
歌ってくださり、私もお客様もウットリとなりました。
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  2008.11.27 Thu   レコーディングも終り張切っている近藤クァルテット
水曜夜は、近藤和彦(as) 今泉正明(pf) 上村信(b) 大坂昌彦(ds) さんのメンバーで、
1st.stage は♪Close Your Eyes や♪Tenderly モンクの♪Skippy など。
2nd.stage は♪Lush Life から始まり、レコーディングしたオリジナル曲を中心に
演奏しました。近藤さんの作になる曲は、インドやスペインに旅した時に書いた曲
などが多く、CDにはそんな曲がたくさん入っていてバラエティーに富んでいる
ということです。プロデュースしたのは小曽根真さん。ご自身も4曲参加している
そうです。来年4月の発売が待ち遠しいですね。
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  2008.11.28 Fri   久しぶりにレギュラーメンバー《フロントページ》
売れっ子ミュージシャン揃いの《フロントページ オーケストラ》で、全員揃うのが
大変なのですが、昨夜は今年最後のレギュラーメンバーが揃いました。新曲も披露
してくれましたが、はじめは失敗してやり直し…とライブならではのハプニングで
客席は沸きました。でも、やっぱり10人編成の「生音」は耳に心地よく、お店全体が
一つになってとてもいい時間が持てました。来月の出演予定は、クリスマス当日。
トランペットの奥村晶(tp) 松島啓之(tp) さんが、他の仕事で出演できず、代わりに
岡崎好朗(tp) 高瀬龍一(tp) さんになります。クリスマスに、大編成のバンドが
入るのは、当店でも初めてです。お楽しみに。
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  2008.11.29 Sat   欧米ツアーから帰国したチャリートさん
ほぼ一ヵ月にわたる欧米ツアーで新しい世界を感じて来たチャリート(vo) さん。
スイスには、いわゆるジャズクラブはないそうですが、ジャズ・コミュニティーが
たくさんあって、レマン湖を囲むように移動し色々な場所で歌ってきたそうです。
ミシェル・ルグランとの共演CDも、当地で100枚以上売れたようです。ちなみに
このCDは、アメリカでも発売になり、またNYの新しいクラブにも出演してきた
ようで、ハードなスケジュールをこなして少しスリムになっていました。
歌える所があれば何処にでも行くその行動力は、いつもながら素晴らしいですね。
客席は、月末の金曜日だったのですが、なぜか今イチ。メンバーは、市川秀男(pf)
河原秀夫(b) 安藤正則(ds) さんでしたが、久しぶりの市川さんのピアノの
素晴らしさに、改めて感動しました。そんなピアノに彼女も身を委ね、いつもより
押さえた感じで歌い、大人の雰囲気のただようステージになりました。
「今夜の彼女はとても良かった」とCDをお買い上げになったお客様も
数人いたほどでした。
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  2008.11.30 Sun   魔法をかけられたような《ジプシーマジック》
11月の最終日は、フェレンツ・シュネートベルガー(g) さんとトニー・ラカトッシュ
(ts,ss) さんによる《ジプシーマジック》。たった二人のDuoにもかかわらず、
音楽の広がりがとても大きく、その名前の通り、魔法をかけられたようでした。
アコースティック・ギターのテクニックといい、サックスの太くて丸い艶やかな音色
といい、素晴らしいコンビネーションです。ジャズとして、というより以前に、
音楽としての完成度が大変高く、言葉では言い表せないほどの感動を味合わさせて
いただきました。スタンダード曲の中に入れて演奏した童謡♪赤とんぼ などは、
涙している方もいるほどで、私も心うたれました。ただただ、お客様が少なかった
のがとても残念。今回で当店2回目の出演ですが、事情が許せば、ぜひまた出演を
お願いしたいと思いました。
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