HOME | 編集 |
2007  << LAST 11 November NEXT >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
 Weblog by Kyoko (過去のブログはカレンダーを戻してネ)
  11.1 Thu 暖かさが伝わってくる夜でした。
  11.2 Fri 津軽弁の話
  11.3 Sat ノりのいいファンキーな金曜の夜
  11.4 Sun クリエイティブなステージ
  11.6 Tue 雨の月曜日でしたが、
  11.7 Wed 歌が心に染み入る夜でした。
  11.8 Thu バランスのとれた夜。
  11.10 Sat ちょっと長いブログになりました。
  11.11 Sun サタディー・ナイト・フィーバー
  11.13 Tue すがすがしい月曜日でした。
  11.14 Wed 「華」のあるステージ
  11.15 Thu 琴線にふれるサウンドのDuo
  11.16 Fri 5人の好青年
  11.17 Sat ほのぼのクァルテット
  11.19 Mon 楽しい週末でした。
  11.20 Tue 戦場のピアニストならぬゴルフ場のピアニスト
  11.21 Wed 賑やかな火曜日の夜
  11.22 Thu ゲストが大勢の夜でした。
  11.23 Fri 三連休の前夜
  11.24 Sat 三連休、初日
  11.25 Sun リラックスした週末
  11.27 Tue 当店に相応しくない客
  11.28 Wed 気持ちの良いピアノトリオ
  11.29 Thu 初顔合わせのトリオ
  11.30 Fri 鈍く光るクァルテット


  2007.11.1 Thu   暖かさが伝わってくる夜でした。
顔を見ただけで暖かい感じが伝わってくる片岡さん(tb)、興味深いお話を交えながらの
すてきなステージでした。トロンボーンは管楽器の中で一番原始的な楽器で、
音域はテナーサックスと声楽のテノールと同じ。だからバラードやボサノバに適している…
というお話をされて、♪Day by dayをボサノバで。また、弦楽器についても、
弓を使えるようになるのに4年はかかる、といって♪Along togetherを、
安カ川さん(b)のソロから始めて演奏してくれました。折しも、
Jaaz研の学生さんが来ていて、熱心に聴きいっていました。
▲top
  2007.11.2 Fri   津軽弁の話
当店でもすっかりお馴染みになった伊藤君子さんの「津軽弁によるジャズ」ですが、
そのCD発売記念のコンサートがスイートべイジルであり、聴きに行ってきました。
とてもリラックスして楽しい雰囲気で、ゲストのいなかっぺいさんの話も
大変面白いステージでした。それによると…青森は寒いせいで、なるべく口をあけないで
言葉を短くするそうで、「私はワ」「あなたはナ」だけ。だから、私とあなたは、
「ワドナ」で通じるらしいんです。その後、津軽弁で早口言葉をやってくれましたが、
私には全く理解できず、これなら英語の聞き取りのほうが解りやすい、と思ったくらい。
発音するのはもっと大変のようですが、ペコちゃんは、さすがに良く歌っているなあ、
と感心しました。何でも、標準語の日本語よりメロディーに乗りやすいということです。
お店に帰ったらこちらも良い雰囲気でオルガントリオが演奏していました。
鈴木クンのテナーがよく歌ってましたよ。
▲top
  2007.11.3 Sat   ノりのいいファンキーな金曜の夜
オルガンの代介さんがホントにノッってくると、とても面白いんです。
ハルさんもつられて…10年ぶりだそうですが、弦を切ってしまいました。
トミーさんの日本語まじりのジョークとで、笑いの絶えないノリのいい夜でした。
▲top
  2007.11.4 Sun   クリエイティブなステージ
大野えりさん、久しぶりのレギュラーメンバーで、とてもリラックスしていました。
4人のコラボも、信頼関係ができているので、それぞれが自由にクリエティブな演奏をして、
楽しく素敵なステージでした。
トミーさんが「銀座ジャズフェス」の帰りに立ち寄ったのですが、当店のこの雰囲気に感心しきり。
銀座はお客さんの反応が鈍く、演奏していても張り合いがなく低調で、不満足だった、と。
最近は、何かと言うと「ジャズフェス」を企画するような風潮ですが、さて、どうなんでしょう……
▲top
  2007.11.6 Tue   雨の月曜日でしたが、
久しぶりの一生バンド(五十嵐一生tp)。いつもながら、緊張感溢れる
スリリングなサウンドで、私個人的には大好きなグループです。
楽曲は、吉澤さん(pf)のオリジナルがほとんどですが、アレンジも良く、
リズムを下から支えている珠也さん(ds)もすばらしい。
演奏後もみんなでミーティングをして、いつも何かsomethingを求めて
工夫している…そんな姿勢も素敵ですね。
▲top
  2007.11.7 Wed   歌が心に染み入る夜でした。
最近、お客さまの入りがあまり芳しくなく、毎日気を使っているのですが、
昨夜は予約の段階で満席になり、スッタフ一同ホッと一息つきました。
与世山さん(vo)は、私と同じ歳で、ともに戦争体験があり、とても親近感があります。
戦争を体験している私たちの世代がどんどん少なくなり、
世の中が危ない方向に進んでいくことを心配しているのも同じです。
そんな与世山さんの歌を聴いていると、「人生は、歌に表れる」という表現が
ぴったりくる数少ないシンガーのひとり。説得力が違います。
それで、ほとんどの方が2ステージとも聴いていかれたので、
途中からお見えになった方が入れなくて、お気の毒でした。
ピアノの野力さん、べースの安カ川さん、ドラムのセシルさんも、
心のこもった演奏で、感動の夜でした。
▲top
  2007.11.8 Thu   バランスのとれた夜。
久しぶりの秋田トリオ(秋田慎治-pf)。このメンバーによる全国ツアーの最終日です。
ほどよい緊張感と美しいピアノタッチ。弓の使い方がとても巧い安カ川さん(b)は、
ベースを2本持っているのですが、当夜は、自分の分身とも言える「エース」での演奏。
とてもバランスのいいトリオサウンドでした。バランスと言えば、客席の男女比も、
ほぼ半々。多くの方が「最近聴いた中で、今夜が一番良かった」と言っていました。
▲top
  2007.11.10 Sat   ちょっと長いブログになりました。
守屋さん(pf)は、いつもほぼ同じメンバーで演奏しているのですが、しっかり
リハーサルをして、きちんとステージ構成や曲順を決め、実に段取り良く進行させます。
お話もざっくばらんで、面白く、愛嬌もあり、とてもいいステージです。
1st.stage、Wayne Shorteの初期の頃の作品♪Black Nileは、彼女のアレンジが
3管にピッタリで、軽快でとても良かったです。彼女の作・アレンジになる
♪Teardropも素敵でした。悲しい曲でも、どこかに希望のあるメロディを付けるのが
作・編曲のミソだそうです。
ところで…
東京公演のたびにお店にやって来て、「またね」と帰っていくクラシックの
若いトランペット奏者がいました。私はクラシック音楽の世界は詳しくないので、
そんなにセレブだとは思いませんでしたが、ミュージシャンたちの感激と驚きの大きさで
セレブぶりを再認識しました。彼は、セルゲイ・ナカリャコフ(Sergei Nakariakov)さん。
何の衒い(てらい)もなく、いつも静かに聴いて遊んでいかれます。
名のある人ほど、謙虚な人が多いですね。
▲top
  2007.11.11 Sun   サタディー・ナイト・フィーバー
雨の土曜日…でも、予想に反して盛況でした。外人客が多く、
トミーさんのジョークもいつもに増して大ウケ。
大輔クンも有紀さんも、リラックスして唄え、アドリブも面白く、
大輔クンの ♪Don't you know me by now のスキャットでは、
客席から歓声が上がるほど。そして、♪Peacockで、しっとり…
二人の精進ぶりがよくわかるステージでした。
▲top
  2007.11.13 Tue   すがすがしい月曜日でした。
週明けの月曜日、とても気持ちのよいお天気。で、思い立ち、多摩霊園にある
両親のお墓参りに行ってきました。お墓の掃除をしながら、
いろんなことが浮かんできました。…お店を開店するときはまだ二人とも健在で、
小さな息子(長男太郎)をかかえた私を、いろんな面で支えてくれた、
そのことに感謝し、お店の近況など報告してきました。
その余韻を残しながらお店に出ると、ステージは《What's Up》。
5人の息がピタッと合い、ミュージシャン同士の信頼関係の深さを感じさせる
すばらしい演奏でした。いつもはオリジナル曲が多いのですが、♪For や
♪Darn that dreamなど、スタンダード曲もいつもより多めでした。
増原クン(b)作曲♪Vanityは、ソロをとった5人がすばらしく、また、
安藤クンのダイナミックなドラミングが全体を盛り上げていました。
地道に努力しているグループだけあって、聴くたびに何かを感じさせてくれますね。
▲top
  2007.11.14 Wed   「華」のあるステージ
ステージセンターで、女性が演奏している姿は、やっぱり様になります。しかも、
大抵のミュージシャンは、演奏中はちょっと厳しい顔になる人が多いのに、
紀子さん(vln)は、いつも微笑みを浮かべてヴァイオリンを弾いていて、
優雅にさえ見えます。選曲もヴァイオリンに合った曲を探してやっているとのこと。
メンバー全員で音楽作りをしているのが良く分かります。
スティーブ・スワロー(Steve swallow)の曲や 、キューバのボレロ
♪At the edge of the world …等、とても素敵でしたよ。
▲top
  2007.11.15 Thu   琴線にふれるサウンドのDuo
NY時代には、同じアパートの上と下に住んでいた二人。「あうんの呼吸」
とでも言ったらいいのか、とても美しいサウンドでした。
川崎さんは、今はエストニアにお住まいですが、美しいギターの調べを聴いていて、
きっと自然がまだたくさん残っている静かな所なんだろうなァ…と想像しました。
特に、ガットギターが奏でる♪Over the Rainbowは、
まさに心の琴線にふれる想いでした。
▲top
  2007.11.16 Fri   5人の好青年
名古屋在住が2人、東京が2人、NYが1人のグループ。先月ハービー・メイソン(ds)
との共演ですばらしい演奏を聴かせてくれたピアノの後藤クン。今回は
ベースの島田さんがリーダーなので、彼のオリジナルが多かったのですが、
ラベルの♪ピアノ協奏曲第2楽章をアレンジして演奏。ピアノの実力が良く分かりました。
アンコールに応えて演奏した、クリス・チーク(Chris Cheek=sax)の♪グラナダは、
スペインの感じが良くででいて、とてもいいステージでした。でも、
お客さまが少なくて、ミュージシャンたちには心苦しい夜でした。
▲top
  2007.11.17 Sat   ほのぼのクァルテット
大野俊三(tp)さんは、帰国するたびにすばらしくなっていて、
とても喉頭癌を患った人とは思えないほど。
♪赤トンボ♪Bubble ♪Firefly ♪He said so など、作・編曲もすばらしく、
1st.も2nd.も、バランスのとれたいいステージを作り上げていました。
Tim Amacost と Raymond の2テナーが、最後のステージに飛び入り演奏。
♪Along together と ♪I hear the rhapsody で、金曜の夜が更けていきました。
NYでは、Timさんと大野さんは、ご近所だそうです。
▲top
  2007.11.19 Mon   楽しい週末でした。
ペコちゃん(伊藤君子さん)は、エンターティナーとして、
1stage に8曲も用意してリハーサルを念入りにするなど、
お客さまを楽しませるしっかりしたステージ構成をします。
垂れ流しの音楽は決してしません。津軽弁によるジャズも、
すっかり皆さんの人気になってきています。
たまたま先輩の上野尊子さんが遊びに来ていて、
最後にペコちゃんがステージに呼んで♪All of meを一緒に歌い、
お客さまも大喜び。楽しい週末になりました。
▲top
  2007.11.20 Tue   戦場のピアニストならぬゴルフ場のピアニスト
辛島さんは毎年、日野晧正さんとともに「ダンロップ フェニックス トーナメント
プロアマチャリティー大会」に招待されていて、今年は5位になり賞品をいただいたそうです。
ゴルフの腕もたいしたものですが、昨夜のピアノもノッていて、スピード感溢れる演奏でした。
曲目は、普通はバラードで演奏する ♪So in loveを速いテンポで。
その後 ♪Bird like ♪Recorder me …など。最後の方に ♪Body&Soul。そして
♪Round about Midnightで締めくくりました。とても心地良い夜でした。
▲top
  2007.11.21 Wed   賑やかな火曜日の夜
8時に出勤してお店のドアを開けたら、女性の声がたくさん聞こえてきました。
あれっ、お店を間違えたのかな、と思うほど。実は、外資系の会社の人たちで、
イギリスから来ている女性社員のお誕生日会をしていたのでした。
達治さん(横山達治=perc)も緊張したのか、いつものジョークもかなり控えめでしたが、
2nd.stageでジョークを言ったら、日本人の方がすかざず通訳。大笑いとなりました。
お誕生日のサービスで、ドラムに触らせたり、マラカスをふらしたり…ご本人には、
とてもいい誕生日で、上機嫌で帰っていきました。
▲top
  2007.11.22 Thu   ゲストが大勢の夜でした。
アトランタでのレコーディングを終えて帰京したばかりのTOKUちゃん。
しばらくぶりのステージです。メンバーが皆んな若いので、
エネルギッシュなステージでした。お客さまの中には、
(ジャズ業界ではありませんが)《EXILE》のアツシさんの姿も。
また、ツアー中のロドニ−・ウディカー(b) カール・アレン(ds)
ティム・アマコスト(ts)さんたちも遊びに来ていて、
この3人をステージに呼び♪But Not for Meを演奏したら、
急にステージがJazzの世界になりました。
ティムが「僕も年をとったな」と。このTOKUちゃんのステージを聴いて
思ったようです。Jazzひとすじに来たミュージシャンにとっては、
昨夜のバラエティに飛んだ選曲は、かなり新鮮に映ったようです。
▲top
  2007.11.23 Fri   三連休の前夜
明日から三連休…という夜で、皆さんどことなくリラックスした感じ。
そのせいか、ステージと客席のコミュニケーションもよくとれて、
和やかで楽しい夜になりました。リレットさんの素直な歌声は、
外人客の皆さんにも大好評。いつもこんな夜だったら嬉しいのですが…。
▲top
  2007.11.24 Sat   三連休、初日
Benny Green(pf)のツアーで来日中の Ugona Okegwo(b)さんと、
Joe Strassen(ds)さん、それに井上智(g)さんが遊びにきていました。
で、チャリートさん、例によって2nd.stageの最後の方で、
ベースとドラムを呼んで一緒に演奏し、ご機嫌でした。
N.Y.のミュージシャンは、ツアーなどで来日すると、
ほとんどの方が当店に顔を出してくれます。ありがたいことですね。
感謝しております。
▲top
  2007.11.25 Sun   リラックスした週末
土曜日の客席は、若いカップルから還暦過ぎたご夫婦まで、幅広い年齢層でした。
そのせいでしょうか、ステージのマーヤさんの選曲も幅広く、
昔の曲から最近のヒット曲まで。彼女の演奏・歌は、ホントに自然体で、
男性ファンだけでなく、女性ファンも多く、初めて聴いた方にも好感度バツグン。
来年はビッグブレイクか……これからの活躍が楽しみです。
▲top
  2007.11.27 Tue   当店に相応しくない客
1st.stageに、マナーを知らない60歳代の男性が2人、酔っぱらって入って来て、
自分の独善的な価値観丸出しで、Jazz講釈をはじめました。隣で熱心に聴いている
外人客も居るのに、大きな声でしゃべり続け、スタッフが注意しても聞かず。
周りの人にしても、ヘンな人が居るなと思っても言い出せず…結局、私が席までいって、
ステージ途中でお引き取りいただきました。で、2nd.stageは、すっきりとして、
空気まできれいになった感じでミュージシャンものびのびと演奏できるようになりました。
こういう困った客には、二度と来てほしくないですね。
居合わせたお客様には申し訳なく、お詫び致します。
植松クン(ts)は、海野クン(pf)のピアノが大好きで「海野トリオをお聴きください」と、
自分は脇に引っ込み♪Beautiful Friends の演奏に、いっとき聴き入っていました。
▲top
  2007.11.28 Wed   気持ちの良いピアノトリオ
最近は特に外国人のお客さまが多く、昨夜も、六本木時代にいらした事のある
NYからのお客さまが久しぶりに訪ねてきて、とても良かったと誉めてくださり、
「また来ますよ」と云って帰られました。嬉しいですね。
▲top
  2007.11.29 Thu   初顔合わせのトリオ
昨夜のメンバーは、鈴木良雄(b)さんの希望で、秋田慎治(pf)クンとセシル(ds)さん。
慎治クンの場合、スタンダード曲だけの演奏は珍しく、本人も良い勉強になる
と云っていました。久しぶりに慎治クンの演奏を聴いたお客さまが、
その上達ぶりに感心していました。トミー・キャンベル(ds)さんも遊びに来ていて、
いっしょに演奏してみて、その長足の進歩ぶりに目を丸くしていましたよ。
▲top
  2007.11.30 Fri   鈍く光るクァルテット
昨夜は「フロントページ オーケストラ」のメンバーが全員揃わない時に組むクァルテット。
アリマサさん(pf)は、私の大好きなピアニスト。バークリ−の先生をしていただけあって、
音楽の作りがひと味違う、と聴くたびに感心させられます。三木さん(ts)とは同窓生で
ツーカーの仲、ということもいいサウンド作りに寄与してるのかな、と思います。
お客さまは年輩の方が多く、皆さん、堪能していかれました。
▲top