2014.2.1 Sat 様変わりした月末・週末の店内 |
▶昨夜は1月最終日の金曜日。その昔「花木・花金」と言って 賑わったものですが…デフレ時代になってから週末の様子が 一変しました。昨夜は特に月末の金曜とあってそれが如実に 表れたような週末らしからぬ寂しい店内でした。 ▶せっかく、客席とステージが一体となり皆で盛り上がって 週末の夜を大いに楽しんでほしいと、ファンキーなテースト の素晴らしいメンバーを揃えたのに拍子抜けでした。でも… ▶グレック・リー(b)ジーン・ジャクソン(ds)さんのリズム隊が 気持良く深くグルーブし、秋田慎治(pf)さんがその土台の上 で新鮮なピアノを奏で、チャリート(vo)さんがそれに乗って 心に届く歌を歌い上げるステージでした。チャリートさんは、 風邪気味で喉が痛いということでしたが、この素晴らしい ミュージシャンたちとのコラボで気持よくなってガンバッて 歌いすぎ、ちょっと喉に負担がかかってしまったようです。 ▶1st.stage…ピアノトリオ演奏で2曲 ♪All Blues と♪In A Sentimental Mood、 チャリートさん登場♪Evolution、♪Moody's Mood、 ♪Fly Me To The Moon、♪Waltz For Debby、 ♪Save Your Love For Me、8ビートで♪Black Coffee。 ▶2nd.stage…ピアノトリオで♪Dolphin Dance、 凝ったリズムで3人がバトルした♪Oleo。 チャリートさんが入って♪Masquerade、 バースから歌った♪How Long Has This Been Going On、 ベースイントロから♪酒と薔薇の日々、 ♪Feel Like A Dream Come True、バラード♪Round Midnight、 ♪Nica's Dream、アンコールはチャリートさんが歌い上げた ♪Say It…素晴しく心に響きました。 ▶とにかく皆さま、金曜は残業がお忙しいようで、でも聞く ところによると管理職になられたり、サービス残業だったり、 あまり嬉しくない残業のようです。景気が上向いてると言われ ますが数値だけのようで…アベノミクスには困ったものです。 ▶さあ、今日から月が変わって2月。今夜はNYで活躍する 三人を迎えての《Archer-Scott Trio featuring Fabian Almazan》 の【BODY&SOUL Special】です。心を新たにしつつ皆さまの お越しをお待ち致しております。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.2.2 Sun NYの香りを満喫した感動の夜 |
▶2月初日の【BODY&SOUL スペシャル】は今 NYのジャズ・ シーンを牽引する三人 ヴィセンテ・アーチャー(b)ファビアン・ アルマザン(pf)ケンドリック・スコット(ds)さんのコラボトリオ 《Archer-Scott Trio featuring Fabian Almazan》 ▶ケンドリックスさんとヴィセンテさんは当店ではお馴染みの ミュージシャンですが、ファビアンさんは当店初出演でした。 キューバのハバナ出身でNY在住の29歳、の好青年でテレンス・ ブランチャード(tp)の世界ツアーに抜擢されて大成功を果たし 話題になったピアニストです。 ▶タッチがとても綺麗で、繊細さの中にダイナミズムがあり、 ケンドリックスさんのドラミングにピッタリ合致。ビセンテ さんのベースが真ん中でどっしりとトリオの要の役を果たし この三人が一体となって、素晴しい創造力で深いグルーブ感 とともに紡ぎ出すサウンドの素晴らしいこと !! ▶ケンドリックスさんはNYタイムスでも、惜しみない賛辞を 贈られていますが、これからのジャズにとって、なくては ならないミュージシャンなことを肌で感じました。客席を 埋めたお客さまは、一挙手一投足に注目されこの素晴らしい サウンドを受け止め、私もスタッフも、気持の良い緊張感と NYの香りを楽しませていただきました。 ▶1st.stage…K.ジャレット♪Bop Be、 ショパンの♪Prelude (in E minor 作品No不明)、 D.エリントン♪Prelude To A Kiss、♪Hacia El Aire、 K.スコット♪Cycling Through Reality…では、もの凄い ドラムソロに客席から大歓声が上がりました。 ▶2nd.stage…♪Psalm、♪Raison Rhernel(?)、 ベースソロからT.モンク♪Ask Me Now、 ♪Una photo、♪Body And Soul…味わい深い演奏でした。 I.シャーリング♪Conception、 アンコールはC.パーカー作♪Moose The Mooche。 ▶素晴しくて感動的な楽しい時間はアッと言う間に過ぎて しまいますね。お客さま皆さん楽しい週末の時間を共有され 身も心も満たされたようにお帰りになりました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.2.4 Tue 音がクリアーな素晴らしいデュオ |
▶これまで6人のピアニストとのデュオアルバムをリリース されているチンさんにとって昨夜のハクエイさんは7人目の ピアニストだった鈴木良雄(b)ハクエイ・キム(pf)さんのデュオ ステージ。ハクエイさんは前日は神戸で演奏し、帰路その足で 大きなトランクを持参してお店にやってこられました。 ▶軽く二人でリハーサルしての本番、いつもはチンさんの曲を 演奏されるのですが、昨夜は主にスタンダード曲が中心で 音色が素晴しい二人のサウンドが、店内を包み込みました。 チンさんは早大ジャズ研の頃はご自分がピアニストでしたから ピアノには少々うるさいのですが、その彼が白羽の矢を立てた ハクエイさんは光栄ですね。 ▶ハクエイさんはいつも紙の譜面ではなくて、iPadに入れた モニターの譜面を見ながら演奏されます。良いか悪いかは別 として、時代はどんどん進化しているんですね。 ▶1st.stage…D.ブルーベック♪In Your Own Sweet Way、 ♪Alone Together、バラード♪I Fall In Love Too Easlly、 ♪You And The Night And The Music、♪Moonlight In Varmont、 M.デビス♪Sola。 ▶2nd.stage…鈴木作♪Eastern Town、 季節外れ?の♪Summertime でしたがチンさんのアルコが 素晴しい音色でした。♪Have You Meet Miss Jhons、 鈴木作♪Wings、アップテンポの♪Caravan、 アンコール♪Body And Soul。 音がクリーンに聴こえるすばらしいデュオでした。さっそく お客さまからのリクエストで次回は5月20日に決まりました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.2.5 Wed 寒い夜にもめげず熱心なファンが… |
▶午後から大粒の雪が舞い始めて、今夜は臨時休業かしら… と思っていたのですが幸い夜には雪は止んで、でも大変寒い 夜になりました。そんな中《スウィンギー トリオ》のファン の方は熱心で、いらしてくれました。 ▶山本剛(pf)香川裕史(b)大隅寿男(ds)さんの暖かいトリオ演奏 が寒さを吹っ飛ばしファンの方の身も心も暖めてくれました。 ▶1st.stage…♪Cheek To Cheek、十八番♪Misty、♪Yama Blues、 ベースイントロから♪You Be So Nice Come Home To You、 ♪Caravan…ドラムソロが全開でした。 ▶2nd.stage…♪Moonlight In Varmont、 ボサノバで♪My Fanny Varentine、 この曲が聴きたくてお見えになるご夫妻がいらっしゃるほど 「山本節」全開の剛ちゃんならではの曲♪Loving Touch、 そして♪Yama Blues、♪A Girl From Ipanema、 ♪You Don't Know What Love Is、最後は恒例の ♪旦那飲ましてちょうダイナ、アンコールは ♪Body And Soul。寒さも和む音楽で暖まりました。 ★スタッフ多忙でステージ写真撮れませんでした。 ゴメンナサイ。 |
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2014.2.6 Thu ジャズの醍醐味 ジャズ名曲づくし |
▶昨日午後、こまつ座 30周年の幕開け公演、井上ひさし作 「太鼓たたいて笛吹いて」のマチネを観に、紀伊國屋サザン シアターに行ってきました。今回は4回目の公演で、初演は 12年前の2002年。多くの賞を受賞した評価の高い作品で、 神野三鈴さん(小曽根さんの奥様)大竹しのぶさん他六人の 役者はほぼ同じです。 ▶昭和の軍国主義の時代から終戦後に至る、林芙美子さんの 半生を描いた、井上ひさしさんの反戦思想がよく反映された 作品です。私は初演の時にも観て、当時、時々お店にやって いらしていた故筑紫哲也さんにお会いしてご挨拶したことを 思い出しました。井上さんも筑紫さんも故人ですが、右傾化 した感じの今をどんなふうに言うかしら、なんて思いながら、 休憩を挟んで4時間という長い芝居を観ていました。 ----- ▶寒い中、お店にやってくると…外が寒い店内にピッタリの 「ジャズ名曲ずくし」といった感じのステージ、鈴木央紹(ts) 若井優也(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 原大力(ds) さんの、久し振りに レギュラーメンバーが揃ったテナークァルテット。 ▶お互いに久々の共演で、演奏するのが楽しく嬉しいという 気持が演奏に素直に表れていました。クールでカッコいい 綺麗な音色のテナーをフィーチャーして、若井さんのピアノ が素晴らしい感性で仕掛けると、共演者がニコニコしながら 受け応えてひとつの音楽が出来上がる…まさにジャズの 醍醐味を味わえました。 ▶1st.stage…J.ガーシュイン♪I Loves You Porgy、 O.コールマン♪The Blessing、C.ポーター♪Everything I Love、 7/4拍子で♪Laura、D.ガレスビー♪Woody'n You。 ▶2nd.stage…C.パーカー♪Now The Time、 ドラムソロを堪能したC.コリヤ作♪Bud Powell、 テナーがむせび泣いたバラード♪A Time Goes By、 T.モンク作♪Bemsha Swing、アンコールは、あのモナリザの 謎めいた微笑みが頭に浮かぶような♪Monalisa。このテナーと クァルテットに女性ファンが多いのもうなずける演奏でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.2.7 Fri もったいない想いでいっぱいの夜 |
▶昨夜は、クラシック・オーケストラとも共演され、日本の トランぺッター界随一の実力者、原朋直さんが、教え子でも ある朝田拓馬(g)さん若手のベーシスト池尻洋史さん、そして 東京在住のドイツ人ドラマー デニス・フレーゼさんを起用して ご自身のサウンドを追求したユニットです。 ▶演奏は、原さんと朝田さんのオリジナル曲の中に、有名な スタンダードナンバーをちりばめ、信頼関係の厚いメンバー 同士が丁寧に手作りしたような、いいステージでした。 ▶1st.stage…朝田作♪#3(未だ曲名がない曲)原作♪Lightly、 原さんの曲ジャズミュージシャンには珍しい曲名♪Family Man、 朝日作♪#6(これも曲名未定、朝田さんは作曲は得意ですが、 タイトルをつけるのは苦手なようです) スタンダード曲♪Poor Butterfly…デニスさんがドラムを パーカッションのように叩かれました。原作♪Color As It Is。 ▶2nd.stage…朝田作♪Sign…この曲は授業の課題として作曲 したということですが、良くできているのでこのバンドの レパートリーになっています。 原作♪Dark Dance…同じパターンの繰り返しが徐々に熱くなる とてもカッコイイ曲 !! 3日前に出来たんだそうです。 スタンダード曲♪East of The Sun、曲想が新鮮な浅田作♪#7、 コーラス入りの楽しい原作品♪Let's Gomi Jam、 イントロからカッコよかった原作♪Wait With Hope。 ▶寒さのせいかこのところのお客さまがめっきり少なくなり もったいない想いで一杯の夜でした。今夜はヨタムさん、 大村朋子さんらの【BODY&SOUL スペシャル】です。夜半が 過ぎてからのようですが、明日は雪だそうで心配です。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.2.8 Sat 音楽的な温かいステージで幸せな気分 |
▶寒い週末金曜の【BODY&SOUL スペシャル】は、去年の秋 「東京ジャズ」で来日された時、当店に出演したギタリスト ヨタム・シルバースタイン(g)さんと、大村朋子(vln) グレン・ ザレスキー(pf) 原朋直(tp)さん。 ▶大村さんは静岡生まれですが、横浜国大のジャズ研出身で バークレー音大に留学後現在はNY在住。グレンさんは米国 生まれですがポーランド人、三人はNYでのお住まいがご近所 だそうでよく一緒に演奏されているそうです。そんな三人が 原さんをゲストに迎えてのステージ。 ▶繊細でダイナミズムに溢れたヨタムさんのギター、原さんの 素晴らしいテクを引き出すグレンさんの表情豊かなピアノ、 心地いいヴァイオリンの音色…4人がそれぞれ周りの音を大切 にしたサウンドは、全員の音色が綺麗で耳に優しく、とても 音楽的で温かいものでした。真紅のワンピースに黒のベルトが 素敵な朋子さんが中央で、色彩的にも素敵なステージでした。 ▶1st.stage…ピアノ、ヴァイオリン、ギターで♪曲名不明、 原さんが入って♪Joy Spring、朋子アレンジの♪Ge-ge-ge… これはあの「ゲゲゲの鬼太郎」の主題歌ですがいいアレンジ で芯のあるジャズです。♪水戸黄門の主題歌…ン?どこかで 聴いたような、でも何?そんな感じにカッコ良くアレンジ されていました。ヨタム作♪Mcdavid(ヘブライ語で マグドナルドのこと)グレン作素敵な曲♪Life Time。 ▶2nd.stage…朋子アレンジの♪チャッキリ節、 原さんが入って♪Groovl'n High はピアノとギターのバトルが 素晴しかった !! そして前夜も演奏された原作♪Family Man、 ヴァイオリンとトランペットでC.パーカーの♪Donaire。 ピアノとギターの綺麗なイントロを何の曲かと聴いていると ♪Body And Soul でした。グレン作♪Life Time は最初の ステージとは違った明るいアレンジでした。アンコールは ♪You And Night And Music。 ▶この三人のお住いは、一昨年まで当店で活躍し今はNYに 帰ったトミー(トミー・キャンベル)さんとも近所のお仲間 だそうで、トミーさんからハグをよろしくと頼まれた、と 彼の分もハグしてくださいました。温かい演奏とで何だか とても幸せな気分になった夜でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.2.9 Sun 【昨日は大雪で臨時休業】 |
▶16年ぶりとかいう大雪で、臨時休業させていただきました。 細かく冷たい雪が朝から降り続いていて、でも交通機関は そこそこ動いていて、こんな時はお店を閉めた方がいいのか とても迷い続けます。 ▶土曜日とあってご予約の方も多く、そんな方や出演者や 関係者に電話連絡しなければならず、大変忙しい一日です。 今回はなぜかほとんどのお客さまが「何とか行けそうなので 行こうと思っていました」ということで、休業してよかった かしら…と迷いはさらに続きます。 ▶夕方、外に出てみると、とても歩けない大雪で止む気配も なく降り続いていて、休業してよかったんだな、とようやく 安心し、夜ゆっくり録画したソチ五輪の開会式を見ることが できました。毎年一度はこんな日がありますが私にとっては いい臨時"休養"になった夜でした。 ←渋谷の雪(昨夕) 今夜の【Sunday スペシャル】は通常通り営業いたします。 皆さま、滑らないようお気をつけていらしてください。 |
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2014.2.10 Mon 楽しくリラックスするステージ |
▶都心は46年ぶりとかいう大雪もすっかり止んでいいお天気 になった日曜日、【Sunday Special】の 「TOKU BAND」には 多くのファンがいらして、リラックスして楽しいステージを 存分に楽しまれました。 ▶TOKU(vo,flh)秋田慎治(pf)佐藤ハチ恭彦(b)藤井伸昭(ds)さん このメンバーは、TOKUさんがデビューした頃からのメンバー で、ここにギターの荻原亮さんも入るのですが、今回は仕事 の都合で参加できませんでした。これまでたくさんのツアー やレコーディングをしている間柄で、本番がリハーサルの 内容と違う展開になってもツーカーで対応されます。 ▶むしろそれを楽しむように、ポップスからジャズまで幅広い バラエティーに富んで、聴きやすく親しみやすいステージは 人気の高いTOKUさんの中でも、昨夜のこのメンバーは根強い 人気です。客席には、NY在住で、この2月名門ブルーノート レーベルからアルバムをリリースした黒田卓也(tp)さん、 柴田亮(ds)さん、坂崎拓也(b) さんの姿がありました。 ▶1st.stage…♪Don't Let Me Lonely Tonight、 ♪Love's In Need of Love Today、雰囲気を変えて♪Moon River、 ♪The Best Thing For You Is Me、♪My Foohlish Heart、 ♪Night And Day…は演奏中いつの間にかレゲエのリズムに なってメンバー紹介もレゲエで。ボブ・マリーの向こうを はってドラマーのノブさんを「5番街のノブ・マリー」と紹介。 ウケました。 ▶2nd.stage…♪Moon Dance、♪Have A Meet Miss John's、 ♪Tell Me A Bedtime Story、黒田卓也さん柴田亮さんを呼出し ♪Bags Groove、♪Music Is The Key、 ハチさんと♪Fly Me To The Moon、レギュラーメンバーで ♪Sing を皆でコーラス。そして♪Kiss Of Life、アンコールは 黒田さんが入って♪What a Wonderful World。楽しいステージ に皆さま名残惜しそうにお帰りになられました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.2.11 Tue 個性が融合して上質な音楽とステージ |
▶昨夜が2回目の当店出演だった 太田朱美(fl) 伊藤志宏(pf) 西嶋徹(b) さんの太田朱美フルートトリオは、三人の個性が 融合して素晴しい音楽になる、そんな上質なステージでした。 ▶スタンダード曲とメンバーそれぞれのオリジナル曲を演奏 されましたが、どの曲もメロディーもリズムも分かりやすく、 音色がとても綺麗で、気持の良いサウンドにお店の空気が 和むような感じでした。 ▶鳥取出身の朱美さんは、広島大学理工学部生物科で苔の 研究をされた傍ら、ジャズ研で中学から始めたフルートを 吹いていて、卒業してプロになり、今東京で活動している ちょっと珍しい経歴、でも素晴しい女性です。その確かな テクニックとリズム感の良さは感動的なほどですが、小柄 なのに肺活量の凄さにも驚かされます。伊藤さんも西嶋さん もそんな彼女の素晴しさが好きで、一緒に演奏している… それがよくわかるステージと演奏でした。 ▶1st.stage…C.ロイド♪Forest Flower、太田作♪ヴィクトリア、 ♪タイトルなし(5拍子の曲) 西嶋作♪Muro De Stono…石の壁、という意味だそうですが、 どの国でもない石の壁を想像してほしい、とエスペラント語に されたそうで、その通りエキゾチックな曲でした。 明るい曲♪Samba De Mulher(女のサンバ) ▶2nd.stage…ピッコロの音色が新鮮だったC.パーカー♪Donaire、 伊藤作の新作♪雪閃(雪の閃き?)ラテン曲♪Rapaz Des Bem、 太田作♪相思花(彼岸花のこと、葉は冬、花は秋のお彼岸に 咲き、葉と花を一緒に見ることができない花ですが、葉と花は お互いを思っている…朱美さんの好きな花だそうです。伊藤作♪残月西に渡る、ピアノソロに想いがこもっていました。 アンコールは♪スパシーバ…ロシア語の「ありがとう」で終演。 とても気持の伝わってくる演奏とステージでした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.2.12 Wed 幅広く楽しく楽しんだフルートの夜 |
▶井上信平(fl)さんと、秋田慎治(pf) 斉藤誠(b) 岩瀬立飛(ds) 竹中俊二(g)さんの陽気なフルートクィンテットの祝日の夜。 ジャズからポップス、ラテンまで、ジャンルに富んだ名曲の 数々に店内は寒さも吹き飛ばす楽しさで、フルートが二夜、 続きましたが、サウンドは全く別物で飽きませんでした。 ▶実は秋田さんは、このメンバーに入るのは初めてでしたが、 リハーサルでグループの空気を理解し本番では、その綺麗な タッチが効いたしっかりしたサポートでした。お客さまは 熟年の方から若い方まで幅広く、お馴染みの曲を明るい フルートサウンドでお楽しみいただきました。 ▶1st.stage…ジャズの名曲♪I Thought About You、 C.ジョーンズ♪One Hundred Ways、♪The Way You Look Tonight、 ♪The Colorado Trail、♪Coming Home Baby では日本語と英語で コーラスが入りました。作詞は斉藤さんでした。 ▶2nd.stage…♪Just Way You Are、 H.ハンコック♪Cantaloupe Island、斉藤作♪Say What、 バラード♪Wedding、井上作♪Sleepless Night、 アンコールは♪Latin Lovers。楽しい建国記念日の夜でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.2.13 Thu 包み込まれ心の和むステージ |
▶木幡光邦(cort,tp)さんの《HOT DORNETS》メンバーは、 宮崎信義(g) 竹中俊二(g) 中村健吾(b)さん。いつもながらの 誠実な演奏で、気持が和むサウンドに包み込まれるような 感じのステージですが、残念なことに聴き手が少なく、でも 心のこもった丁寧な演奏でした。 ▶店主としては、もったいない気持と、申し訳ない気持で いっぱいでした。ゲストに白石幸司さんがいらっしゃって、 Cメロディーというサックス系の珍しい楽器とクラリネット の演奏を披露してくださいました。 1st.stage…♪It Had To Be You、 T.モンク♪Rhythm-a-Ning、♪Tea For Two、 白石さんのC.メロディーが入って♪I Never Know、 クラリネットが入って♪All Of Me、 ♪After You Gone。 ▶2nd stage…♪indiana、♪On The Street Where You Live、 ♪You Brought A New Kind Of Love To Me、 ♪Do You Know What It Means To Miss New Orlean、 ♪Caravan、♪I'm Confession That I Love You、 ♪Dark Eyes、♪Honeysuckle Rose 柔らかいメロディアスなサウンドに心が和みました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.2.14 Fri 店内を包み込みんだ優しいサウンド |
▶中低域楽器だけのセクステット《南青山六丁目楽団》 岡崎正典(ts)片岡雄三(tb)山岡潤(euph)紅野智彦(pf)島田剛(b) 高橋徹(ds)さんの六人のメンバーは、それぞれが売れっ子で スケジュール合わせが大変。3カ月か4カ月に一度位しか 出演できません。昨夜は昨年6月以来7ヶ月ぶりでした。 ▶でも多分、世界にこの編成はひとつかもしれません。この ユニークなユニットのために岡崎さんが新曲をアレンジして 出演の度にレパートリーは増えています。このアレンジは、 音がぶつからないようにするのが一苦労のようです。 ▶もちろん聴き手にはそんな苦労は聴こえませんが、新しい レパートリーが演奏されると、そのサウンドの心地よさに 酔いしれます。根強いファンがいるのも頷けますね。 ▶1st.stage…♪Bolivia、新アレンジのT.モンク♪Misterioso、 新アレンジでした、三管とドラムで L.アームストロングの 奥様が作ったと言われている♪Struttin' With Some BBQ、 H.シルバーのバラード♪Peace、 C.ポーター♪It's All Right With Me…も新アレンジでした。 ▶2nd.stage…♪Nutcracker Suite、 春になったらパリに行きたいですね、と♪April In Paris、 A.C.ジョビンのボサノバの名曲♪No More Blues、 B.エクスタインのバラード♪I Want To Talk About You、 ハーモニーが素晴しいG.ガーシュイン♪It Ain't Necessarily So、 アンコールは♪Do-Re- Mi の唄。 ▶聴き慣れた曲も、柔らかな美しいハーモニーで聴くと新鮮。 初めてお聴きになった、三人の団塊の世代の男性が皆さん 大変感動されていました。この心地よい演奏を聴くと身も心も 優しくなります。バレンタインディーの前夜で、女性ファン にチョコのプレゼントを渡され、出演者は嬉しそうでした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.2.15 Sat 先週に続く大雪も昨夜は営業 |
▶大雪のバレンタインディー。先週の大雪と違って、昼間に 私が外出した時には、そう積もる様子も大したこともなく、 交通機関も平常運転でした。またご予約キャンセルのメール もなく、少し迷いながらも営業することに決めました。 ▶メンバーは、古野光昭(b) ハクエイ・キム(pf) 大隅寿男(ds) 太田剣(as) さんでしたが…古野さんの車が出掛けにタイヤが 雪にとられ動かなくなってしまい、やっとのことでタクシー を拾って向かているところ、という連絡が入りました。他の メンバーと違いリーダーで、重く大きいベース持参ですから 大変なのです。でも30ほどの遅刻で参加出来ました。 ▶お店を開けるとすぐお客さまが入っていらして、電話での キャンセルが十数件ありましたが、その後も女性ファンの方 が凄い雪の中、いらしてくださいました。ミュージシャンは 感謝の気持を込め、心のこもった演奏をして応えられました。 ▶1st.stage…♪Thenight We Call It A Day、♪Speak Low、 ♪Beatrice…この曲の途中から古野さんが入りました。 大隅さんのドラムイントロで♪A Night In Tunisia、 ♪Watermelon Man。 ▶2nd.stage…♪Will You Still Be Mine、 ♪In Your Own Sweet Way、♪Blue Set、 太田さんのアルトから入った♪My Funny Valentine、 ピアノトリオで、古野さんはアルコ(弓)で♪Gentle Rain、 大隅さんの元気のいいドラムイントロから♪Caravan、 アンコールは♪Body And Soul でした。 ▶雪ですので休憩時間を少なくして10時に終演。ベトついた 雪が降る中、家路を急ぎました。お客さま、そして出演者の みなさん、特に古野さん、川崎の先から大雪の中ご苦労さま、 お疲れさまでした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.2.16 Sun 雪の中、行った甲斐がありました |
▶再びのドカ雪で東横線も湘南新宿線も運行停止している中、 やっとの思いで、みなとみらいホールで行われたNYフィルと 小曽根真さんのジョイントコンサートに行ってきました。 ▶170年の歴史を持つNYフィルは、さまざまな国から優秀な 音楽家が集まっていますが、100年来ニューヨーカーが音楽 監督になったことはなかったそうです。でも今の音楽監督 アラン・ギルバートさんはニューヨーカー、お母様は日本人 しかも今NYフィルの現役ヴァイオリニスト(建部洋子さん)。 そのアランさんで現在、大成功を収めているNYフィルです。 ▶第一部は「ラウスの狂気」ガーシュインのラプソディ・ イン・ブルー。小曽根さんのピアノがオーケストラにピタッ と合致して、その美しいこと、素晴らしいこと!! 私は感動で 自然に涙がこぼれ落ちてどうしようもないほどでした。お隣 の女性も、同じように涙が抑えきれないようでした。 ▶終わっても何回も拍手が止まず、小曽根さんがアンコール に応えてブルースをひき始めると、ベースとトロンボーン の方、最後にはサックスの方まで出て来て…お客さまは 手拍子を打って、ヤンヤの大喝采でした。 ▶第二部チャイコフスキーの交響曲第5番ホ短調。美しくて 厚みのあるハーモニーが心地よく聴こえて、幸せな気持が私の 疲れた身体をやさしく包み込んでくれるようでした。終演後 楽屋にご挨拶に伺って小曽根さんのお顔を見たら、さっきの 感動がよみがえって、涙がこぼれそうになってしまいました。 感動覚めやらぬまま、お店に向いました。 ★今夜は、その小曽根さんと、きっとアランさんもいらして ジョイント演奏されると思いますよ。 ----- ▶お店では、ミシェル・レイス(pf)さんと 須川崇志(b)デニス・ フレーゼ(ds)さんのトリオ。ミシェルさんは現在はNYで活躍 されていますが、ルクセンブルク大公国出身です。客席には 大勢の大使館の方々が応援にいらしてました。 ▶この三人はバークレー音大の同窓生で、ボストンではよく 一緒に演奏されていたお仲間。皆さんが好青年のイケメン トリオです。演奏曲はミシェルさんのオリジル曲が主に演奏 されましたが、曲想もメロディアスで聴きやすく、音色が とても綺麗でシンプルで、素晴らしいトリオサウンドでした。 (曲名メモをいただいたのですがお店に忘れてしまいました。 後日ご報告できると思います) ←当夜のスナップ写真 ▶追伸:演奏曲は 1st stage…♪Repercussions、 ♪Americana、♪Mr.Linsley、♪Kammome ♪It Could Happen to You、♪Seduction。 ▶2nd stage…♪Galapagos、♪Night Shift、 ♪If I Sfould Loose You、♪Thank You Letter、 ♪Point of No Return。 アンコールは♪Body And Soul、♪Kamome でした。 |
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2014.2.17 Mon 記念すべき夜となった「特別企画」 |
▶多くの皆さんが待ちに待った【Sunday Special 特別企画】 小曽根真(pf)さんとノーネームホーセズのお仲間、中村健吾(b) 近藤和彦(as)奥村晶(tp) さん、そしてとてつもないハプニング ドラマーが参加されました!!「世界の小曽根」さんをこんなに 身近に聴けるなんて驚きなのに、さらなるハプニングです。 ▶前日の みなとみらいで行われたコンサートのご報告で 私が紹介した、ニューヨーク・フィル・ハーモニーの指揮者 アラン・ギルバートさん !!(実は私は少し前に小曽根さんから 伺っていたのですがお忍び演奏なので公にできず、それより 何より小曽根さんのハプニングへの粋な遊び心だと思います) ▶その小曽根さんのメンバー紹介の仕方はとても愉快でした。 この方が今夜ジャズデビューするアランさんです、時々は クラシックもやっています…なんて。(いつも思うのですが 小曽根さんはホントに笑いを取るのもプロ以上の一流ですね) ▶アランさんはその昔ジャズも大好きでドラムを叩いていて、 NYでのジョイント公演の時、飲んで話しているうち意気投合、 これを機会にデビュー、と話が決まったらしいのです。でも 話が急なうえ、何しろ35,6年ぶりに握るスティック。アラン さんも猛勉強されたそうですが、日本人の血を引いている せいでしょうか、とてもシャイな方で、遠慮ぎみに一生懸命 演奏されていました。 ▶でも、さすがNYフィルのコンダクターです。ピアノの音や 全体の音がよく聴こえている心憎いばかりのツボをとらえた プレイぶりで、汚い音が全くなく、しかもよくスウィングし これは今後ジャズの世界でも本格的に大物になりそうな感じ。 小曽根さんも、これからジャズとクラシックの融合した全く 新しい音楽を二人で追求する、その記念すべき第一夜です、 とMCで抱負をお話されていました。 ▶小曽根さんの演奏については、多くを語る必要がないほど 素晴らしいに尽きますが、健吾さん、近藤さん、奥村さんも 小曽根さんのリードで普段より一段と冴え渡りシビれるほど 素晴らしかった !! 満々席のお客さまもノリにノって、掛け声 やら歓声が絶えず、大賑わいでした。 ▶1st set…クァルテットで♪Sister Sadio、♪Satin Doll、 フロント抜きのトリオで♪My Wich's Blue、 奥村さんをフィーチャーして♪My Funny Valentine、 リズムが粋で小気味いい 小曽根作♪Popcorn Explosion、 アンコールは陽気に手拍子とともに♪The Precher。 ▶ 2nd set…ほぼ同じです。小曽根さんは「曲は同じでも演奏は 違います、がここがジャズのいいところ」なんて笑いを取って ♪Sister Sadio、♪Satin Doll、♪My Wich's Blue、 近藤さんのサックスがむせび泣いた絶品の♪Body And Soul、 小曽根作♪Popcorn Explosion、 アンコールは♪Chopin Prelude〜How Insensitive。 ショパンの前奏曲、小曽根さんのピアノの美しかったこと !! ピアノがまるで自分で歌っているようでした。 拍手が鳴り止まず再びアンコールでバラード♪The Precher。 ジャズからラテンそしてクラシック…ジャズというジャンル には収まらない、まさに上質な音楽を堪能いたしました。 ▶アランさんの「ジャズデビュー」を応援にいらして一緒に 楽しまれたアランさんのファミリー(奥様と小さなお嬢さん 二人と息子さん、そしてNY在住のお母様とお父様)皆さん 今日、機中の人になられました。アランさんは、帰国後は 日本で買い求めたサイレント・ドラムで本格的に勉強される そうですよ。きっとすぐ才能が大きく開花することでしょう。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.2.18 Tue 連夜の健吾さんに前夜いらした方も… |
▶「昨日の今日」です、お客さまはいらしてくれるかしら… 心配された小曽根さんからも facebook でエールを送られて 昨夜に続く出演になった中村健吾(b) さんと西直樹(pf)さんの 「スーパーデュオ」の昨夜。 ▶前夜の賑わいには及びませんが、前夜お見えになった方が 何人かいらして、健吾さんはお礼のご挨拶をされていました。 このデュオは健吾さんのリクエストで組んだのですが、私が 知っていたころの西さんは巨漢でした。昨夜、久々にお会い したら別人のようにスマートになられていて驚きました。 ▶原信夫とシャープス&フラッツの最後の2年間ピアニストを 務められ、全盛時には天皇陛下の御前で演奏できたことが 今はとてもいい思い出、と話されていましたが、最近はあまり ライブ活動はされず、指導と研究をされているそうです。 ▶とても透明感のある音色でピアノが良く歌い、繊細なのに テンションがあり、極上のデュオに思わず引き込まれました。 ▶1st.stage…H.エルス♪Detour Ahead、 F.ハバード♪Up Jumped Spring、 P.マッカートニー♪Norwegian Wood…邦題はご存じ 「ノルウェーの森」ですが、本当はノルウェー産の 材木でできた部屋のことらしい、とMCで知りました。 健吾作♪Lillaby、D.エリントン♪Things Ain't What Used To Be。 ▶2nd.stage…M.デビス♪Nardis…本当はB.エバンスの作だとか。 健吾作♪OP-OZ、♪Love Song、美しいバラード♪Serenade、 ♪Just In Time、昔のセピア色の写真を見ての作♪Nostalgia… 情景を感じました。クィンテットのアレンジをデュオで ♪月の砂漠…素敵でした。アンコールは♪Autumn Leaves。 ▶客席は寂しかったですが、お二人の気持がこもった美しい デュオ・サウンドを楽しみました。お聴きになったお客さま から、また聴きたいと強いリクエストをいただいたので、 6月5日木曜日に次回の出演を決定しました。スパーデュオに ぜひいらしてくださいね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.2.19 Wed 久々にファンキーなオルガンサウンド |
▶昨夜の土岐バンド、土岐英史(as)市原ひかり(tp)宮川純(org) 井上信平(fl)さんに、大坂昌彦(ds)さんでしたが、大坂さんが 体調を崩されピンチヒッターとして井上功一(ds)さんにお願い いたしました。 ▶宮川さんはオルガンを持ち込んで演奏。当店でのオルガン 搬入はトミーさんのオルガンセッション以来久し振りでした。 オルガンが入ると、サウンドが厚くファンキー感が強まり、 しかも温かい感じになりますが、宮川さんのオルガンは特に グルーブが深くいい感じでした。 ▶オルガンは足を凄く使うのでピアノより足使いが難しいと 思います。ピアノからオルガンへ、という方が多いのですが、 彼はオルガンが先だったようです。ピアノも素晴らしいですが 両方出来るのも素敵ですね。土岐さんのオリジナル曲も、 ピアノとはまた違ったサウンドで、ファンキーでカッコイイ とお客様も大変喜んで聴き入っていらっしゃいました。 ▶1st.stage…土岐作♪One More Question、 A.C.ジョビン♪How Insensitive、ひかりさんのフリューゲル ホーンをフィーチャーして土岐作♪Lady Traveler。 ♪Dear E、♪Water Please。 ▶2nd.stage…土岐作♪C Minor、スタンダード曲2曲 ♪It Could Happen To You、♪You Are Too Beautiful、 土岐作♪Picasso's Holiday、♪Ma-Ta-Ne、 アンコールは♪Lonsome Lover。楽しいジャズを聴いていて、 時間が経つのを早く感じた夜でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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去る1月7日 《「Voyage」発売記念ライブ》 宮本貴奈(pf) 小沼ようすけ(g)さんのデュオで 当店で収録されたライブ演奏が、今週土曜夜 (2/22 24:00~) CS日テレのジャズ番組 「ミント ジャズ」で放映されます。 ぜひご覧ください。 |
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来る3月1日【BODY&SOUL Special】で当店に 来日出演されるシャイ・マエストロ(pf) さんの ワークショップが、2月26日(水) 当店で 14:00〜 2時間にわたって行われます。だれでも参加できます。 ふるってご参加ください。お問い合せその他詳細は↓ Shai Maestro Jazz Workshop for Piano お気軽にふるってご参加ください。 なお3月1日土曜日【BODY&SOUL Special】は 《Shai Maestro Trio》 メンバーはシェイ・マエストロ(pf) ホルヘ・ローダ(b) シヴ・ラヴィッツ(ds) です。 乞うご期待 !! |
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2014.2.20 Thu 聴き入ってしまい曲名メモを忘れるほど |
▶D.エリントンの研究をライフワークにされているお二人、 片倉真由子(pf)さんと浜崎航(ts,fl)さんの、その成果を発表する 《Duke Elligton Songbook》PAを使わない生音の美しいデュオ サウンドの響きが店内を包み込んで、至福の時間を過ごさせて いただきました。 ▶MCも、お二人で和気あいあいエピソード等を交わしながら エリントンさんに対する深い尊敬が感じられる素晴らしい 演奏に入って行くスタイル。演奏曲名のメモをとるのも忘れて しまったほど、聴き入ってしまいました。 (真由子さんがメールで送ってくださいました) ▶1st,stage…♪Warm Valley ♪Portrait of Louis Armstrong ♪Mystery Song…イントロからミステリアスな曲でした。 ♪Low Key Lightly ♪Take The A Train ♪Star Crossed Lovers…ピアノの響きが美しく広がりました。 ▶2nd.stage…♪Come Sunday…かつて日曜日だけが労働が お休みだった黒人奴隷が待ち望んだ気持を表現した曲 ♪Jump For Joy ♪Sunset And The Mockin' Bird ♪The Feeling od Jazz ♪It Don't Mean A Thing ♪Blood Count アンコールは、♪昔はよかったね。 ▶エリントンさんはどれほど沢山の曲を作ったのでしょう。 あまり知られていない曲もたくさんあるようです。演奏が 素晴しい上に、勉強にもなるし...楽しみでもあります。 研究の成果が聴かれる次回は6月3日(火)、一度聴くときっと ファンになられると思いますよ。 ▶私は今日これから、来日中のロバータ・ガンバリーニと 真由子さんのFM放送の収録があり、関係者の方が呼んで くださったので、NHKのスタジオに行って聴いてきます。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.2.21 Fri 編成が替わって彩りの違う《T.Station》 |
▶昨日、来日中のロバータ・ガンバリーニさんと片倉真由子 さんのデュオのFM番組収録があり、NHKスタジオに行って… 歌のうまさと素晴らしさ、スキャットの凄さに感動しました。 ロバータさんを最初に聴いたのは2007年、NYで開催された IAJE(International Association for Jazz Education)の時でした。 ▶スタジオを訪れた私の顔を見ると気が付かれ、歌う予定の 曲を変更し、私のために♪Body And Soul を歌ってください ました。素晴らしかった !! 今回の来日公演は、ロイさん (ロイ・ハーグローブ)のメンバーとして来日されています。 何度もグラミーにノミネートされていますが、近いうち きっと賞をとられるに違いない、と思いながら聴きました。 ----- ▶昨夜のお店は、フロントの二人が替わってから2回目の 《Tower Station》俵山昌之(b)福井ともみ(key,pf)藤井学(ds) そして替わったフロント編成が太田朱美(fl)太田剣(as,ss)さん。 (たまたま、姓が同じですが関係はありません) ▶二人とも自分の役割を良く理解し、俵山さんの曲想に合致 した演奏でサウンドに彩りをつけ盛り上げる素晴らしい演奏。 それを楽しんで演奏する姿にもとても好感を持ちました。 特に朱美さんは、身体でリズムを感じている姿がリズミカル で楽しそうでとても良かったです。 ▶1st.stage…♪春のこもれ日、A.C.ジョビン♪Samba do Soho、 ♪あの頃、♪Sanrise、♪Moonlight、 テクニックの上手さが光った俵山さんのソロ♪Oriental Walk、 福井作♪トリポリの朝。 ▶2nd.stage…C.コールマン♪Brasilified、♪風の詩、 ♪No More Tea、♪Rion's Sound Of Love、 静かで素敵な曲♪The Peace Song、 バンドのテーマ曲'Tower Samba、 アンコールはA.C.ジョビン作♪Chega de Saudade。 ▶ほとんどのお客さまが、お帰りの際「とても楽しかったよ」 と言い残していかれたことが印象に残りました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.2.22 Sat 2つのジャズ世界を堪能した日 |
▶昨夕は、毎年冬恒例の「守屋純子オーケストラ定期公演」 が渋谷区の文化センターにあり行ってきました。このところ ライブなどに連日出掛けていて、その間に銀行や区役所に 出かけていろんな書類作り…(何しろ自転車操業ですから) メールや facebook にお返事したり、ブッキング連絡したり… とにかく貧乏暇無しで忙しく、お店の前夜のレポートも遅れ 気味です。(いつも読んでくださり、ありがとうございます) ▶お読みになっている方は、よくまぁいろんな演奏を聴きに 出かけていく人だと半ば呆れてらっしゃるかもしれませんね。 もちろん自分が聴きたくて出掛けるのですが、お店関係者の イベントなどがあったりご招待いただくと、他にやることが あっても放っておけません。根っからの貧乏性なんですね。 ▶さてその守屋さんの定期公演。基本的には守屋さんの作・ アレンジの曲が演奏されますが、毎年新しい課題に挑戦され 今年はラフマニノフの曲をジャズアレンジしたものでした。 徳川家康の内面を表現した曲や、絵師長谷川等伯の絵を題材 にしたものなど、スタープレーヤーを揃えたメンバーにより 彼女の世界が展開される素晴らしいコンサートです。さて 来年はどんな新しいテーマに挑戦されるのかしら…「才媛」 と言われる彼女らしく、新しいジャズに挑戦されています。 ----- ▶お店に出ると、こちらは「ジャズ・エンターテーメント」 の世界を繰り広げるギラ・ジルカ(vo)さんと、中島徹(pf) 中村健吾(b) 竹中俊二(g) ジーン・ジャクソン(ds) さんの、 明るく楽しいステージの最初のステージが終わったところ。 ギラさんは、念願だったジーンさんと共演できて嬉しい、と とても楽しそうな様子で、柔らかい関西弁のユーモラスな MCとともに素晴らしい歌を聴かせてくださいました。 ▶2nd.stage…♪Love You Madly〜♪I Feel The Earth More、 スキャット入りの♪Misty、♪How High The Moon、 物凄いアップテンポで早口言葉のような♪チキチキバンバン (英語だとチリチリバンバンChitty Chitty Bang Bang) ギラ作品で私も大好きなバラード♪End of Party Is Over、 ファンキーなアレンジでC.ポーター♪Night And Day、 アンコールは♪What A Wonderful World。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.2.23 Sun ますます人気の浩子さんで大賑わい |
▶最近の浩子さんの人気はホントに凄いですね。昨夜も満席 で大賑わいでした。いわば浩子さんの専属《QUIET JAZZ 5》 メンバーはウィリアムス浩子(vo)さんと伊藤志宏(pf) 西嶋徹(b) 橋本学(ds)さんのトリオにMAIKO(vil)さんが加わったユニット。 ▶満席のお客さまを前に登場した浩子さんは、黒のブラウス 黒のミニスカート、黒のストッキングに黒いヒール姿…と 妖艶な演出。いつものように詞の意味を丁寧に語ってから 歌い始めます。ヴァイオリンが入るとサウンドがゴージャス になって浩子さんの優しい声が一層が引き立ち、お客さまは 気持の良い音楽空間に包まれるように酔いしれていました。 全体のバランスも申し分なく、このユニット・バージョンは 浩子さんにぴったりですね。 ▶1st.stage…♪Fly Me To The Moon、♪Like A Lover、 伊藤アレンジの♪All The Things You Are、 伊藤/浩子アレンジの♪Smile、 ♪My Foolish Heart、伊藤アレンジの♪Tea For Two、 伊藤アレンジのタンゴ調♪Softly As Morning Sunrise、 浩子アレンジの♪Raindrops Keep Fallin' On My Head。 ▶2nd.stage…伊藤アレンジの♪Almost Like Being Love、 浩子アレンジの♪Honeysuckle Rose、 伊藤アレンジの♪Lulla by of Birdland、 ♪Moon River、MAIKOアレンジの♪Danny Boy、 ♪Spring Can Really Hang You Up The Most、 ♪Autumn Leaves、 アンコールは♪A Nightingale Sang In Berkley Squere。 ▶浩子さんが持ってきた CD は完売 !! になり足りなくなって しまったほど。Amazon での人気No.1はまだまだ健在です。 浩子さんが段取りから制作までひとりで苦労したアルバムも 実を結びました。浩子さん本当に良かったね。これからも さらに上を目指して頑張ってくださいね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.2.25 Tue いつもと一味違う福田トリオサウンド |
▶福田重男(pf) コモブチ・キイチロウ(b) 奥平真吾(ds) さんの トリオ、今月はレギュラーベースに代わってコモブチさんが 入って、いつもとひと味違ったサウンドを楽しみました。 ▶コモブチさんはもともとエレベプレイヤーでブラジル音楽 やフュージョン系ベーシストでしたが、今はウッドべースも しっかりマスターし渡辺貞夫さんのバンドのレギュラーです。 福田さんと一度共演され、お互いすっかり気に入って昨夜の 共演になりました。奥平さんとも深いグルーブ感が合致して 気持の良い演奏を繰り広げられました。 ▶1st.stage…♪Nobody Else But Me、♪Fascinating Rhythm、 ♪Amazon River、G.ガーシュウィ♪Somone To Watch Over Me、 T.モンク♪Bemsha Swing、福田作名曲♪Go Ahead Nigel。 ▶2nd.stage…A.C.ジョビン♪Fotografiar、♪Bicycle Ride、 ♪Midnight Mood、福田作品の♪You Can Take You Can Give …はメロディーもリズムも素敵でした。 P.マッカートニー♪Blackbird、♪That Old Black Magic、 アンコールは♪Girl Talk。 ▶綺麗なピアノトリオサウンドが店内に気持よく広がって、 お客さまも、ベースの代わった福田トリオに新たな興味を 抱きながら聴き入りました。ファンの皆さんは今夜のトリオ も良かったよ、と言い残してお帰りになられました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.2.26 Wed ジャズ好きには堪らないジャズ !! |
▶近藤和彦(as) 浜崎航(ts) 椎名豊(pf) 井上陽介(b)江藤良人(ds) さんのこのメンバーを最初に組んで、それぞれにブッキング されたのは当店のジャズ好きの女性のお客さまでした。今では メンバーがお互いを気に入って自分達でブッキングされます。 ▶でも、皆さん実力者で売れっ子ですから年に2,3回ほどしか 一緒に演奏する機会がありません。演奏したい曲をお互いが 持ち寄り、リハでアイディアを出し合いステージにかけます。 お互いこのメンバーだとプレイが自由になって、楽しく面白い 演奏になるのです。MCは、近藤さんが担当されます。 ▶このストレート・アヘッドのジャズ演奏はジャズ好きには たまらないステージですが、なぜか、女性のファンが客席の 多くを埋めます。頼もしい、と言ったらいいのか、男性よ 元気を出して、と言うべきか… ▶1st.stage…C.ミンガス♪Peggy's Blue Skylight、 S.ジョーンズ♪Evol Deklaw Ni…In Walked Love の逆さ読みです。 フロント二人がダブルでソプラノサックスで演奏した T.ハレル♪Sail Away、 C.ミンガスの面白い曲♪Good Bye Pork Pie Hat、 K.ワイル♪This Is New。 ▶2nd.stage…H.ハンコック♪Dolphin Dance、 J.ウィリアムス♪Will Power、H.シルバー♪Gregory Is Here…は ボサノバのアレンジで。ここまではピアニストの曲です。 近藤さんが提供した R.カークの面白い曲♪The Inflated Tear… ローランド・カークは同時に三管を口にくわえて吹きますが 昨夜は二管にベースが参加し、より一層面白くなりました。 椎名さん提供の M.ミラー♪P.N.J、アンコールは C.パーカー作♪Street No Chaser。 ▶いずれも聴き応えのある、活気ある演奏を楽しませて いただきました。次回は半年後、季節も真夏、7月2日(水)に 決まりました。ボーカル好きの方も、きっとジャズが好きに なられると思いますよ。ぜひお越しください。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.2.27 Thu 2ヶ月に1度の満を持しての出演でしたが… |
▶岸田恵士(ds)さんの《ファンキーボーイズ ジャズバンド》 羽仁知治(pf,key)河原秀夫(b)越智巌(g)後藤輝夫(ts)さんらは、 前日にスタジオを借りてリハーサルして、昨日も早くから お店に入ってリハーサルを重ね準備万端整えて、張り切って 臨んだのですが……お客さまが少なく、いらした方も店内の 様子に、エッどうしたの?と不思議がっていらっしゃるほど。 演奏者はもちろんのこと、私も力が抜けてしまいました。 ▶1st.stage…♪It Could Happen To You、♪Our Day Well Come、 ♪危険な関係のBlues、♪Down To Earth、 岸田作♪Cool Down、♪Mem。ここで河原さんが、ダンスの 先生と一緒にお二人でブレークダンスを披露。 ▶2nd.stage…岸田作♪Sun Burst、♪Brand New Day、 スタンダード曲♪Love Letter、♪I thought About You、 ♪Night In Tunisia、最後は岸田さんの十八番♪大都会の遊牧民。 ▶ジャズに限りませんが特にライブジャズはお客さまと共に 作り上げる部分が多く、お店の雰囲気もいいジャズの大切な 要素です。いらした方は自分のために演奏されたようで大変な 贅沢をさせてもらった、とおっしゃって喜ばれていましたが。 ▶この方は、ギリシャから来られた方でご自分のプライベート パーティーに、親しくされているケニー・バロンさんを呼ぶ ほどの方でした。ファンキーで良くスウィングしている、と おっしゃってくれて、店主としてもその言葉に救われました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2014.2.28 Fri 気持ちいい生音サウンドでストレス解消 |
▶当店に毎月最終木曜日に出演するようになって10年、昨年 の秋に、9年ぶりに55レコードからリリースした2枚目の アルバムが、昨年の最優秀CDの3位にランクされ(日本人 のアルバムとしては最高位)以来、前よりお客さまも増えて ますます張り切っている三木さんと10人のお仲間たち、 《フロントページオーケストラ》応援してきた私としても 努力が実るのは嬉しいことです。 ▶1st.stage…バンドのテーマ曲でCDのタイトル♪Stop And Go …ソロをとったのは福田重男(pf) 三木俊雄(ts) 松島啓之(tp)、 ♪Papillon…ソロ浜崎航(fl) 福田重男(pf) 片岡雄三(tb)、 ♪Escher's Vision…ソロ山岡潤(euph) 近藤和彦(as) バラード♪Sleep Like A Baby…ソロ三木俊雄(ts)、 ♪Stepping Stone…ソロ奥村晶(tp) 浜崎航(ts) 柴田亮(ds)。 ▶2nd.stage…♪Moon Flower…ソロ福田重男(pf) 浜崎航(ts) ♪If I Told A Lie…ソロ三木俊雄(ts)山岡潤(euph)上村信(b) ♪The Last Phase Of Moon…ソロ松島啓之(tp) 近藤和彦(as) ♪Matilda)…ソロ片岡雄三(tb) 福田重男(pf) 近藤和彦(as) ♪Quantum Leap…ソロ奥村晶(tp) 三木俊雄(ts)&浜崎航(ts) 2サックスバトルが入り柴田亮(ds)ドラムソロ、 アンコールは静かに旧いスタンダード曲♪Time On My Hands。 ▶お客さまは皆さま、10人の気持の良いアコースティック サウンドに浸って日頃のストレスから解放されたようでした。 次回は、4月の最終木曜日、GW直前の気持ちのいい季節、 気持ちのいいサウンドに浸りに、ぜひお越しください。 ←当夜のスナップ写真 |
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