2013.4.2 Tue 10年ぶりのアルバム発売記念ライブ |
▶何枚もアルバムを出している山本剛さんですが、今回の 「ジェントルブルース」は10年ぶりのリリースで、昨夜は その発売記念ライブ。アルバムメンバーと同じ、山本剛(pf) 香川裕史(b)大隅寿男(ds)さんの《スウィンギートリオ》です。 ▶記念ライブ、とはいっても剛さんらしく、全く気負いのない いつもの自然体でリラックしたステージ。彼の「正装」黒い チャイナ服を着て、香川さん大隅さんはいつものスーツ姿。 このトリオはいつもきちんと正装されています。ステージに 立つミュージシャンは、こうでなくてはいけません。 ▶客席にはもちろん剛さんファンが多く、わざわざ台湾から いらした方も、嬉しそうにCDをお買い上げになられました。 久し振りのアルバムリリースとあって、皆さんサインをして もらって、とても満足気でした。 ▶1st.stage…♪Bye-Bye Blackbird、 ♪I Left My Heart In San Francisco、♪Poinciana、 ♪剛Blues、♪Loving Tauch、 久し振りの♪Cleopatra's Dream。 ▶2nd.stage…ピアノソロから♪月の砂漠、 ♪Cheek to Cheek、♪Cry Me A River〜♪Left Alone、 ♪I Love Paris、ベースソロで♪What A Wonderful World、 アルバムタイトル曲、山本作♪Gentle Blues、 ▶アンコールでは客席にいらしていた海原純子さんを呼出し ♪Mr.Ugry を歌いました。彼女は本職はお医者さんですが、 タレント活動もされている小柄な美人。ヴォーカルも雰囲気 があって良かったですよ。最後は、剛さんの弾き語り ♪砂漠に陽が落ちて〜♪旦那飲ましてちょうダイナ。 これが出ると、お開きにせざるを得ませんね。 ▶新年度が始まった月曜日でしたが、お酒が進まれた方も 多い剛さんらしいステージでした。 ←当夜のスナップ写真 |
|
2013.4.3 Wed 人間の声って素晴らしい !! |
▶TOKU(vo,flh)マヤ・ハッチ(vo)伊藤大輔(vo)さんの三人の ヴォーカリストの頭文字で、ヒットを願って名付けた《H.I.T》 ユニークな混声ジャズコーラスグループ。バックメンバーは 宮川純(pf)楠井五月(b)二本松義史(ds)さんのトリオです。 ▶60年代に活躍したランバート・ヘンドリックス&ロスの混声 コーラス(Lambert, Hendricks & Ross)をTOKUさんが聴いて 刺激されぜひ自分もやりたい、とずっと温めていたそうですが 音域のこともあり、なかなか思うようにいきませんでした。 ▶昨年、マヤさんと大輔さんに会って、リハーサルを繰返し、 旧い録音を聴いて三人で詞を書き留めたり譜面をおこしたり 大変な作業の後、ようやく当店で初ライブが出来たのが7月。 昨夜はその3回目でしょうか。回を重ねる度にこなれてきて ほんとうに楽器としての人間の声の素晴らしさに感動する 素敵なステージでした。 ▶1st.stage…インスト曲♪Cotton Tail、 コーラスはじまる♪Charleston Alley、♪Caravan、 ♪What Am I Here For、♪Walkin'、♪Heaven's Design、 かつてトミー・キャンベル・ヴォーカルセッションで 良く歌っていた♪The Gahtooze。 ▶2nd.stage…♪In A Mellow Tone、♪Work Song、 ♪Hi-Fly、♪Where Are You?、 マヤさんと大輔さんで♪Moody's Mood for Love。 ♪All Day Long、♪Everybody's Boppin、 アンコールは♪The New ABC… アレンジが奇麗で可愛いらしいABCでした。 ▶実は、現在92歳でお元気なジョン・ヘンドリックスさん が来日していて、TOKUさんとマヤさんが聴きに行って お話をされてきたそうです。 ▶マヤさんが、沢山の詞を書いている彼に、なぜあんなに 詞が書けるのか聞くと「ボスに頼むと自然に下りてくるんだ」 …ボスとは神様の事だそうです。というわけで、今度から 皆で神様にお願いしてみるそうです。ちなみに昨夜歌われた ほとんどの曲は、ジョンさんの作詞です。 ▶どしゃ降りの雨にもかかわらず、ファンの方はしっかり 聴きにいらしてくれました。この《H.I.T》は、メンバーや リハの都合などで、年に1,2回しか出演出来ませんが、次は 8月8日、当店の開店記念日に出てくれることになりました。 皆さまぜひ、声の素晴らしさを聴きに来てください。できれば ジョンさんにも、ぜひ聴いていただきたい、と思いました。 ←当夜のスナップ写真 |
|
2013.4.4 Thu もうすぐブレークする予感… |
▶昨年の12月に当店に初出演して、とても良かったので昨夜 のギグになった才能あふれる若いグループ、松本茜(pf)さん そして浜崎航(ts,ss,fl) さんをフィーチャーした本川悠平(b) 横山和明(ds)さんの昨夜のステージ。 ▶25歳の茜さんはアイドルタレントと言ってもおかしくない チャーミングで可愛い鳥取出身の女性。幼い頃からヤマハの 音楽教室で勉強し、高校の頃には作曲するまでになって、 上京して日大の芸術学部に進みました。 ▶すぐスカウトされて初めは芸能事務所に入ったのですが、 ジャズがやりたくてそこをやめジャズクラブに出演するように なったら、先輩プロに見初められて、今や中村健吾さんの ツアーや中川英二郎さんのグループでフランスツアーに参加 するなど、注目されている新人です。 ▶昨夜も、小曽根真さんが彼女を聴きにいらして、休憩の時に いろんな相談にのってあげていました。小曽根さんはいつも 後輩に愛情深く接する方で、お忙しいのに頭がさがります。 このグループの演奏も、大変褒めていらっしゃいました。 ▶演奏は、浜崎さんのオリジナル曲が主ですが、曲がとても 聴きやすい良い曲で、ジャズの基本であるブルーススピリッツ に溢れ、よくスウィング。素晴らしいと思います。皆さんが 研究熱心で真摯に音楽と向き合っています。若い才能ある このグループ、人気者になると思います。チャーミングな 上に演奏も素晴らしい…茜さんはきっとブレークしますよ。 ▶1st.stage…浜崎作♪Big Catch、♪Hiding Place、 ♪Let's Go To The Sea…浜崎さんはダイビングが得意な海男。 ♪Monica は作者不明。♪Playing…これは茜さんが、高校の 2年の夏休みに作曲したアップテンポの曲で、思うように ジャズが演奏出来ない欲求をぶつけた曲だそうです。でも、 高校生が作ったとは思えない曲でした。 ▶2nd.stage…浜崎作♪Miss Sunshine、♪JJ、 T.ジョーンズ♪Mean What You Say、浜崎作♪If You Need A Friend、 ♪Touch Of Angel、アンコールは♪Blues。 ▶次回の出演は7月31日水曜日。一度ぜひ彼女を見に・聴きに いらしてください。 ←当夜のスナップ写真 |
|
2013.4.5 Fri マーヤさんの新たな面を発見 |
▶当店、というか私のブッキングは、たまたま空いてる人を… というやり方は絶対しません。自分の長年の耳を信じて、 自分の納得のいく組み合わせか、また聴きたい・お客さまに 聴かせたい、と思った時には次回をすぐブッキングします。 ▶昨夜の初顔合わせの組み合わせもそのひとつ。鈴木央紹(ts) 若井優也(pf) さんのデュオに、グレース・マーヤ(vo) さんが 弾き語りではなく、女性ヴォーカリストとして中央に立った ステージ。鈴木さんには前にレコーディングに参加して貰って いますが、若井さんとは初めて。 ▶感性の素晴らしい息のあったふたりのサポートを左右から 受けて、マーヤさんのいつもの弾き語りのボーカルとは違う 新しい面を聴くことができました。彼女はジャズ歌手として 引き出しを、確実にひとつ、増やしたと思いますよ。 ▶1st.stage…デュオ演奏で♪In Love In Been… ほんとに涙が出そうになるくらい奇麗なデュオで、 お年を召したジャズファンの男性も大変感動されていました。 ♪It Might As Well Be Spring。 マーヤさん登場♪In The Still Of The Night、 ♪What Is This Thing Called Love、 ♪When Sunny Gets Blue、 T.モンク♪In Walted Bud では自然にスキャットが入りました。 C.ポーター♪I've Got You Ander My Skin。 ▶2nd.stage…デュオで♪Spring Can Really Hang You Up The Most マーヤさんが入って♪All Blues、♪All or Nothing At All、 バースから歌った♪Honeysukle Rose、 ♪Angel Eyes、次にすぐ出るアルバムタイトル曲♪Closs To You、 ♪No More Blues、アンコールは、 ♪Dream A little Dream。いい曲ですよね。 ▶スキャットも自然に出てきて…スウィングするユニークな このトリオ。彼女のファンはいつもと違うマーヤさんに感動。 客席で聴いていた若い外人カップルもジルバを踊り出すほど。 意気投合した三人のノリのいい楽しい演奏でした。 ▶お客さまが少なかったのは、組み合わせた私としては大変 残念でした。でも、また聴きたくて…9月5日(木)に次回を セッティングしました。ぜひ、皆さまに聴いていただきたい トリオなのです。 ←当夜のスナップ写真 |
|
2013.4.6 Sat ハード・バップの名曲を堪能 |
▶当店での初演奏が実現した《岡崎ブラザース》、お兄さん 岡崎好朗(tp)弟さん岡崎正典(ts) そして 宮川純(pf) 楠井五月(b) 大坂昌彦(ds) さんの昨夜のステージ。岡崎兄弟と大坂さんは、 同じ時期にボストンのバークレーに奨学金を得て留学し卒業 したお仲間。若い宮川さん楠井さんを起用して結成された ユニットですが皆さん実力派の売れっ子なので、なかなか スケジュールが合わず、今回やっと実現出来ました。 ▶ステージは、ジャズの黄金時代を思い起こさせる内容で さすが兄弟、相性もバランスも良く心から楽しんでの演奏で お客さまと一緒に、ハード・バップの名曲を楽しみ、素敵な 時間を共有しました。 ▶ベテランたちに伍して演奏する若い二人の、引き出しの 多さにも感心。先輩達の残した音源を良く聴いて、よく勉強 されているのが判りました。何事にも厳しい大坂さんですが 昨夜は終始笑顔で叩いていたのが印象的でした。 ▶1st.stage…♪New York、♪You Got My Head、 ♪Flossie Lou、♪Carolyn、♪If Ever I Would Leave You。 ▶2nd.stage…♪The Opener、♪Tour De Force、 K.ドーハム♪La Villa、トランペットをフィーチャーしての ♪Body And Soul は、心に響きました。 R.モーガン♪Midtown Blues、 アンコールは♪Bye Bye Blackbird。 ▶最後はトランペットとテナーのユニゾン(同じ音の二音による 演奏)で終わりました。アレンジがシャレていて、お客さまも 私も、また聴きたい、と難しいスケジュール調整をしてもらい 次回、8月15日(木)に決まりました。ハード・バップの名曲を 新しいアレンジでご堪能ください。お楽しみに。 ←当夜のスナップ写真 |
|
2013.4.7 Sun ハッピーな気持ちが伝わるステージ |
▶大阪から手弁当で上京してきてくださる 近秀樹(pf) さんと 鈴木央紹(ts)坂崎拓也(b)江藤良人(ds)さんの週末。大阪芸大で 教鞭をとっている近さんですが、当店でのライブ演奏を大変 楽しみにしていらっしゃいます。 ▶今回は関西出身のメンバーを選んでの出演で、お客さまを 前に心の通じ合う仲間と即興演奏するのは、演奏者としても 楽しくてハッピーになれる、それがライブ演奏です。そんな 気持ちが伝わってくる、よくスウィングするステージでした。 ▶店内は素敵なジャズに包まれミュージシャンもお客さまも ハッピーな時間を過ごされました。外は大荒れの激しい雨風 でしたが、みなさんホカホカした心で帰路につかれました。 ▶1st.stage…♪Afternoon In Paris、♪Yesterdays、 ♪My Little Suede Shoes、♪Blues。 ▶2nd.stage…♪Speak Low。江藤さんのドラミングが光った ♪St.Thomas。鈴木さんのテナーが心地いい♪Willow Weep For Me ♪Green Dorphin Street、♪Softly As In A Morning Sunrise。 ▶ピアノが良く歌い、店内に皆の綺麗な音色が響き渡って… 大きなアンコールの拍手がわき起こる中、♪Doxy を 演奏して終りました。 ←当夜のスナップ写真 |
|
2013.4.9 Tue 女性ファンの多い 久しぶりの椎名さん |
▶椎名さんのトリオとしての当店出演は20年ぶり位かしら… 昨夜の椎名豊(pf) 本川悠平(b) 広瀬潤次(ds) さんのトリオ。 NYのミュージシャンを招いて、積極的にレコーディングや ツアー活動をしていた椎名さん。ヨーロッパにもツアーで 行ったリして活躍していて、ぜひ当店で演奏を…と思っても なかなかスケジュールが取れず、ようやく昨夜になりました。 ▶広瀬さんとは、パートナーとして長く一緒に活動されて きましたが、ベースに本川さんが入ってコミュニケーションが なお一層取れたような素晴らしいトリオ演奏。オリジナル曲を 作る時は、聴く人に自由に想像の世界に入ってもらえるのを コンセプトにしているそうです。 ▶客席は圧倒的に女性が多く、年齢層にも幅があり、皆さん 熱心な椎名さんファンばかり。当店の気持の良い音の響きと お客さまにインスパイアされた…と大熱演されました。 ▶1st.stage…椎名作♪Hittin' The Trail、♪Summer Mist、 G.ガーシュイン♪Nice Work If You、 鼻歌を歌いながら散歩しているイメージの椎名作品♪Flowers、 もう1曲椎名作品♪Future Awing。 ▶2nd.stage…S.ジョーンズ♪Bitter Suite、 椎名作♪Walkin' in The Clouds、J.ウィリアムス♪Will Power、 椎名作♪Eternal、♪Tuck-A-Way、 お誕生日のファンの方のリクエストに応えてピアノソロで ♪Single Petal Of Rose、アンコールは♪Afternoon in Paris。 皆さん名残惜しそうに帰路につかれました。 ■…パソコンの不具合で、この夜の写真データが 消失してしまいました。出演者・ファンの方、ごめんなさい。 |
|
2013.4.10 Wed 人柄がにじみ出る明るいステージ |
▶初めてのトリオ出演だった福井ともみ(pf)さんと俵山昌之(b) 藤井学(ds)さん。ここに女性二管が加わると《Tower Stasion》 実は明後日の金曜日がファーストアルバム発売記念ライブと なってしまい、お客さまは、ともみさんのお知り合いばかりの 寂しい客席になってしまいました。 ▶ざっくばらんな性格の彼女、オリジナル曲の説明や、彼女の CDをロスでレコーディングした時の話など、終始にこやかな MCで、俵山さん藤井さんのサポートも素晴らしく、和やかで ハッピーな気持ちになれるステージでした。 ▶1st.stage…S.ワンダー♪YouAre My Sunshine Of My Life、 M.ジャクソン♪The Girl Is Mine、 ♪The Way You Look Tonight、 ミーシャ♪Every Thing、T.ハレル♪Sail Away、 ♪Sunday。 ▶2nd.stage…ともみアレンジ♪春の小川、ともみ作♪314D、 ともみ作人気の曲♪トリポリの朝食…この曲は女性画家 ジェニファー・マークスのシルクスクリーンの絵を見て 気に入り、絵はがきを買ってきて眺めて書いた曲なのです。 最近の曲♪Round-Scape、シャッフルのリズム(スキップ して跳ねる感じの三連符リズム)で♪リパブリック賛歌 The Battle Hymn of the Republic、ともみ作♪Midnight。 ▶昨夜は、明後日ここで正式に発表されるアルバムの 出来立てホヤホヤのCDを持って来て、披露されました。 居合わせたお客さまは、初物で縁起がいい、と全員が お買い上げくださいました。 ▶ともみさんがロスで録音したアルバムは、ドラムスが 当店のファミリーとも言えるレオン・チャンクラーさん なので私も出来上がりを楽しみにしているのですが、 その発売は6月19日。いろいろに活躍中のともみさんです。 当店での発売記念ライブ、どちらもよろしくね。 ←当夜のスナップ写真 |
|
2013.4.11 Thu エネル−ギーがほとばしり出る熱演 |
▶昨日は《THE FORCE》奥平真吾(ds)宮川純(pf)須川崇志(b) 太田剣(ts)さんの2枚目のアルバム《Live at PIT INN》の発売 当日なのでした。それで発売記念ライブになりました。 ▶とても忙しいメンバー達で、4人が揃うスケジュールを 押さえるのが難しく、昨夜は4ヶ月前のブッキングの方が 先に決まっていた、というわけです。 ▶お客さまから暖かい拍手をいただく中、演奏は曲を追う毎に 熱いエネルギーが内面からほとばしり出てくるのを感じさせる 中身の濃い素晴らしい演奏で、お客さまたちは演奏に感動され 新しいCDをお買い上げくださいました。 ▶1st.stage…このアルバムのテーマ曲でもある R.ロジャース♪I Didn't Know What Time It Was、 J.ルイス♪Skating In Central Park、 K.ギャレット♪Computer G…真吾さんはNY時代、ケニーの バンドに在籍したことがあります。 そして♪Body And Soul をJ.コルトレーン バージョンで 聴かせてくれました。上手いものです。 奥平作♪Maconde。 ▶2nd.stage…真吾さんは、実はケニア生まれなのですが、 アフリカの麻畑風景を曲にした奥平作♪ Fields of Sisal(麻畑) T.モンク作♪We See、奥平作♪Mccoy Next Block…NY時代は すぐ隣りがマッコイ・タイナーさんの住まいだったそうです。 J.ローレス♪The Peacoks、奥平作♪Ocean Dream、 アンコール♪I've Never Been In Love Befor。 ▶今年はツアーで、慎吾さんの生まれ故郷ケニアに行かれる そうです。きっと大成功する事でしょう。私もぜひ、行って みたい場所ですが…先立つ物も時間もありません。今から お土産話を楽しみにしていますワ。 ←当夜のスナップ写真 |
|
2013.4.12 Fri 凝った曲の迫力ある演奏でホットに |
▶このところ寒いですね。昨夜も何だか冬に逆戻りのような 冷える夜でした。でも 近藤和彦(as,ss)今泉正明(pf)上村信(b) 大坂昌彦(ds)さんの、いつもこの固定メンバーで演奏されて いるワン・ホーン・クァルテットの迫力ある演奏で 、店内も 身体もホットになりました。 ▶近藤さんのオリジナル曲とアレンジした曲を演奏しますが、 近藤さんの曲は、題名を見るとわかりますが凝った曲が多く そのアイディアが面白いと思います。メロディーもリズムも よく考えられていて、どの曲も、思わず集中して聴いてしまう 魅力に満ちています。 ▶1st.stage…♪Alone Together、 W.マリサルス♪This Is The Feeling Jazz、 近藤作♪ What Happens To Which This Year's Oriental Zodiac ? Oriental Zodia は十二支のこと。「年男」には何が起きる?? 近藤さんがソプラノサックスを吹きました。 C.ミンガス♪Self-Portrait In Three Colors…バラードでしたが 不思議な感じの曲、昨夜が初演でした。ミンガスのは聴いて いるはずですが…私は初めて聴いた感じがしました。 近藤さんアレンジの♪Body And Soul。 ▶2nd.stage…近藤作♪P.B(Plum Blossoms 梅の花のこと) ♪Swallow's Dance、ソプラノサックスで吹いた♪Deep White、 バラードR.マートの♪Spring Is Hear、 近藤作♪ The Place That Cannot Reach Only By Spirit (そこは根性だけじゃ辿り着けないゼ) アンコールは♪April In Paris。 ▶こんなに素晴らしいメンバーで、こんなに素晴らしい演奏 でしたが、季節はずれの寒い夜のせいか、寂しい客席で… オーナーとしては、演奏がいいとなおさらミュージシャンに 申し訳ない気持ちになってしまいます。 ←当夜のスナップ写真 |
|
2013.4.13 Sat 大盛況大成功の発売記念ライブ |
▶ユニット名をアルバム・タイトルにした《Tower Stasion》 俵山昌之(b) 福井ともみ(pf) 藤井学(ds) 市原ひかり(tp,flh) 纐纈歩美(as,ss)さんらの初めての発売記念ライブ。このCDは 明るく親しみやすい曲を中心に制作されましたが、昨夜の ステージでもそれらが再現・演奏されました。 ▶フロントの女性二人、ひかりさん歩美さんは可愛いらしい 蝶ネクタイという揃った姿で登場。すっかりユニットとしての 完成度も上がり、皆のコミニケーションが取れた気持の良い 演奏でした。このユニットを初めてお聴きになったお客さまの いつも変わらぬ感激をまた聞きました。「女性が、管楽器を こんなに上手く吹くなんて思いもよらないことだ」。 ▶1st.stage…フロント2人が(Flh)(As)で俵山作♪Morning In Rio、 フロントが(tp)(as)で C.コーマン♪Brasilified, 俵山作♪風の詩、フロントは(tp)(ss,) J.ジルの♪バイヤー生まれ、フロントは(tp)(as) C.メンデス♪So Many Stars、フロントは(flh)(as) 俵山作♪Tower Samba をフロント(tp)(as) で。 ともみさんは全曲エレクトリックピアノでした。 ▶2nd.stage…フロント(tp)(as)俵山作♪Night Flight、 フロント(tp)(as)♪そよ風、♪Closerフロント(tp)(as)、 ♪Sunriseフロント(tp)(ss)、♪すばらしき夢フロント(tp)(as)、 ベースソロから始まる♪Oriental Walk…弓を使って叩いたりの 東洋的な感じのソロで、拍手喝采でした。 B.パウエル♪Berimbau フロント(tp)(as)、 アンコールは俵山作♪The Peace Song …ここではじめて ともみさんがピアノを演奏。フロントは(flh)(as)でした。 ▶演奏が良くて楽しいとCDも売れ行きがいいようで、昨夜も 沢山お買い上げいただき、大成功の記念ライブになりました。 ▶このところドル高・円安が進んだせいでしょうか、外国人の お客さまが目立って増えて来ました。リーマンショック以前 ほどではありませんが、ふと、昔の当店の店内風景が戻った ような感じがします。アベノミックス効果でしょうか…でも 私の知り合いの外人ミュージシャンのプロモーターも、輸入 業者も、みなさん悲鳴をあげています。何事も急激な変化は いかがなものでしょう… ←当夜のスナップ写真 |
|
2013.4.14 Sun 歌はその人の人生そのもの… |
▶シーラ・ジョーダン(vo)さんと、ピーター・ミケリッチ(pf) 原朋直(tp) さんの週末の【BODY&SOUL Special】は、本当に 感動するステージで、私は生きる勇気や元気をもらいました。 ▶実は一昨日来日されたのですが、成田に着くはずの飛行機が トラブルでアラスカで緊急着陸。機体の調整に時間が掛かり なんと40時間もかかって、ようやく成田に着いたのです。 ▶プロモーターが飛行機会社に問い合わせても情報が全くなく 一時はハイジャックされたのではと途方に暮れたようですが… シーラさんは84歳のご高齢です。一日半遅れでようやく辿り 着いたシーラさんを気ずかって、当店前日のピットインでの 公演のキャンセルも考えたようです。 ▶でも「大丈夫です。歌います」と、到着したその足ですぐ ピットインに向かい、しっかりとステージを務められた、と いうことです。彼女のプロ意識は並ではありません。 ▶その話を聞いていた私も心配しつつお店に出ると、彼女は 元気で私を抱きしめてくださいました。ステージが始まると、 アラスカに長時間足止めになったことを、さっそくブルースに して歌われました。 ▶満員の客席には、英語が解る人も多く、皆さんが理解して 感動しながら聴いていらっしゃいました。NYで彼女に 教わって勉強した生徒さんも数人聴きにいらしてました。 お客さまに途中でマイクを向けたり、皆で合唱したり… 客席を巻き込んで大熱演。若いピーターさんもすっかり ご機嫌で、お店中が一体となって、彼女の人生そのもの といった素晴らしい世界を楽しませていただきました ▶1st.stage…♪Hum Drum Blues。♪I Remember You。 すぐ側に座っていた妊婦さんと旦那様に話し掛けてから ♪Whose Little Angry Man。♪Fair Wether。 ピーターさんと原さんのデュオ H.ホースの♪Sorora は とても綺麗なデュオで、シーラさんも拍手喝采でした。 ♪The Bird∕Quasimodo…ここでマイクが彼女のかつての 生徒さん達に向けられ、それぞれがスキャットしました。 皆さんお上手でお客さまも驚きました。 ♪If I Should Lose You、皆で合唱した♪Workshop Blues。 そして♪For All We Know。 ▶2nd.stage…とても味のある♪THe Very Thought Of You、 ♪The Best Thing For You、♪BlackBird~Reel Time、 ♪Lonfly Woman~The Thrill Is Gone、 ♪She Was Young~Dat Dere~She Was Young、 ♪Sheila's Blues。アンコールは♪Silver Lining~For All We Know。 ▶♪シーラのブルース…かつて14歳の白人の少女が、ジャズ が大好きで、ジャズクラブに行き追い出され、ゴミ箱の上に 座ってミュージシャンが来るのを待って一緒に入って、また 追い出された日々、16歳になってやっと歌わせてもらった ことなどが歌われています。 ▶ジャズは黒人という時代、白人で大変な苦労をした彼女が、 今はとても幸せな人生で、音楽にとても感謝している、と語る 彼女の年齢は、私よりひと回り上。あのように生きている姿に 接すると、いつも生きる勇気を沢山いただきます。 ▶歌は、人生そのもの。当店に来られず前日のステージを観た マヤ・ハッチさんが、涙が止まらなかった、と。来年もぜひ 来日して、素晴らしいステージを披露してほしいと思います。 シーラさん、お身体を大切にして、また来てくださいね。 ←当夜のスナップ写真 |
|
▶完成度の高いピアノトリオとして、理想を追求し続ける 辛島文雄(pf)楠井五月(b)小松伸之(ds)さんの《辛島文雄トリオ》 メンバーは親子以上の年齢差がありますが、ベースとドラムが 辛島さんの追求するサウンドをしっかりサポートしています。 ▶譜面は一切使わず、辛島さんが出した音にすぐ反応して、 何の曲かを理解し、その場で三人が会話をするように音楽を 作っていく…まさにジャズの醍醐味です。いつも勉強して 引き出しを沢山持っていないとこのようには行きません。 ▶1st.stage…♪You And Night And Music、 辛島作♪Riverside Nobody。♪Dolphin、♪Unit Seven、 バラード♪If You Could See Me Now、 J.ヘンダーソンの♪Recorda Me、♪Oleo。 ▶2nd.stage…♪Like Someone in Love、 ♪How Long Has This Been Going On、 ドラムソロから入ったC.コリア♪Litha、 ベースイントロから入ったF.ハバード♪Up Jumped Spring、 ♪Blue Monk、ベースが弓でソロをとった♪It's All Right With Me。 最後はミディアムテンポの♪Body & Soul で終演しました。 ▶世の中バブルで沸いてた頃はともかく、週のはじめ、特に 月曜日から夜の街へ…というのは、皆さまやっぱりどこかに 抵抗があるのでしょうか。特にリーマンショック以降は、 週のはじめは、水商売関係はどこも閑散としているようです。 ▶当店昨夜のステージも、素晴らしい演奏で物凄くいいのに 客席は寂しく、ミュージシャンにはお気の毒だし、経営者と しては頭が痛いし…私としては、こんな時こそいいジャズを しっかり聴いていただける絶好の機会ではないか、と思って ガンバッて続けていますが…ちょっと考えてしまいます。 ←当夜のスナップ写真 |
|
2013.4.17 Wed 前夜と趣の違うピアノトリオ |
▶福田重男(pf) 上村信(b) 小松伸之(ds)さんのピアノトリオ。 ドラマー慎吾さんが都合わるく、このトリオに初めて参加した 小松さんでしたが、前日に辛島トリオに出演。福田さんも それを聴きにいらしていたのですが、早くからリハーサル に入って本番に望みました。 ▶2日続けてのピアノトリオ編成ですが、ピアノトリオは ピアニストによって色んなカラーの違いが出ます。この福田 トリオは前日と違い、オリジナル曲とスタンダード曲を程よく 混ぜて演奏するスタイルで、特に彼のオリジナル曲はリズムと メロディーがよく聴こえて来て、ロマンティックで爽やかな サウンドが特長です。 ▶スタンダードの中に入っていてもおかしくないくらい、彼の オリジナル曲はとても良い曲が多く、聴く方も両方楽しめる ということでファンも多いのです。初めて参加の小松さんは、 汗びっしょりで、周りの音を聴いてアイコンタクトしながら 立派にサポートされました。 ▶1st.stage…T.モンク♪Eronel。♪Solar。レ・ミゼラブルの 中の言葉をタイトルにした素敵な福田作品♪You Can Take, You Can Give。常連のお客さまのリクエストでD.ガレスビーの ♪Birk's Works…これは、元々管楽器の曲ですが、ピアノトリオ 用に素敵にアレンジされていて、お客さまも大喜びでした。 バラード♪Someone To Watch Over Me、♪That Old Black Magic。 ▶2nd.stage…♪How Abut You、福田作♪Rache'ls Lament、 ♪Lullaby…この曲は亡くなったセシルさんが大好きな曲でした。 ♪Exactly Like You、バラード♪Hear That Raniy Day、 福田作品の中でも特に人気の曲♪Go Ahead Nigel、 アンコールは♪Round Midnight。店内に綺麗なピアノトリオの 響きが充ちて、とても気持の良い夜になりました。 ←当夜のスナップ写真 |
|
2013.4.18 Thu 暖かい人柄がよく出た演奏とMCも |
▶ベーシストがリーダーのバンド、山下弘治(b) 井上淑彦(ts) 高瀬龍一(tp) 片倉真由子(pf) 加納樹麻(ds) さんのグループは、 リーダーの人柄が演奏にもよく出ていて、真面目で暖かく、 オリジナル曲も聴きやすく、バランスのいいサウンドでした。 ▶リーダーの山下さんは名古屋大学を優秀な成績で卒業して 18年前に上京し、東京を拠点に活動されていましたが、3年前 このグループを結成。レギュラーピアニストは堀秀彰さんなの ですが、昨夜は都合により真由子さんが代役を務めました。 ▶彼女と一緒に演奏したいという山下さんの、前からの願いが 昨夜かなったわけです。井上さんも、学生の頃から憧れの人 だったようで、レギュラーメンバーにになってもらえて 幸せだとおっしゃっていました。 ▶ミュージシャンにとって自分の作品を自分の好きなメンバー で演奏出来、そして聴いてもらえる喜びはひと塩でしょうね。 当店での出演は2回目。真面目な人柄そのもののMCもとても 好感が持て、演奏も良く、お客さまも大満足のようでした。 ▶1st.stage…♪At First、山下作♪Step On Step、 D.ホーランド♪Blues For C.M…C.Mはチャリー・ミンガス、 W.ショーター♪Infant Eyes、♪You Stepped Out Of The Dream。 ▶2nd.stage…♪Bolivia、♪ノルエーの森、 山下作♪Dear Friends、アップテンポの♪Warm Valley、 「裸足のドラマー」樹麻さんが活躍した♪Dunkin Bro.、 アンコールは2年前の震災の後、音楽で支援しようと作った 山下さんの心のこもった♪Home…暖かい曲で終わりました。 ←当夜のスナップ写真 |
|
2013.4.19 Fri 年齢差を感じない新鮮なステージ |
▶昨日に続き、ベーシストがリーダーの《Generation Gap》 今週は、トリオが二日間、リーダーの楽器が同じユニットが 二日間、続きましたが別に他意はありません。偶然です。 鈴木良雄(b)ハクエイ・キム(pf)大村亘(ds)山田拓児(as,ss,bcl) 中村恵介(tp)さん。 ▶お父さんが息子4人を集め、それぞれの曲を楽しんで演奏 している、そんな感じの年齢差のステージ。ユニークな若者を 自分の耳で聴いて選んだメンバーなのでコミュニケーションは 良くとれて、年齢差を感じないサウンドです。でも、皆さん 売れっ子で忙しく、なかなかブッキングが大変なようです。 ▶息子たちの近況をご紹介…ハクエイさんは7月に3枚目の アルバムがユニバーサルレコードから出ます。大村さんは 3カ月間西インドのムンバイにタブラという太鼓の勉強をしに 行っていて帰国したばかり。300年の歴史ある伝統楽器に魅せ られて現地で弟子入りしたのです。楽器は今調整中で、いずれ 送られてくるので、近いうちタブラの音が聴けるでしょう。 ▶山田さんはバークレー卒後、NYで武者修行して帰国、楽器も いろいろ吹きこなします。作曲の才能もあり作曲の先輩である チンさんも大変褒めています。中村さんは、チンさんが若い トランペッターを聴いた中で、音色が一番いいと選ばれた人。 そんな若い才能を真ん中でベースがしっかり支えて、楽しみ ながら演奏するステージ。 ▶1st.stage…山田作♪In A Reverse Way、ハクエイ作♪New Town、 鈴木作♪Rourette、♪Skavl。 ▶2nd.stage…山田作♪Palms、大村作♪Macmahorn's Point、 鈴木作♪Wings、中村作♪Round Table。世代を超えて、 それぞれが活かされて、ギャップを感じないサウンドでした。 ←当夜のスナップ写真 |
|
2013.4.20 Sat 六本木時代を思い出したステージ |
▶チャリート(vo)山本剛(pf)坂井紅介(b)ジーン重村(ds)さんの ステージは…30年以上前の当店六本木時代を思い出します。 ▶フィリピンから来て間もないチャリートさんは、当店に オーディションを受けに来たのがきっかけで当店にレギュラー 出演するようになったのですが、その頃はほとんど剛さんの ピアノで歌っていたからです。昨夜は久〜しぶりの剛さんの ピアノで、ステージもリラックス。紅介さんもジーンさんも、 終始ニコニコ顔。演奏を皆で楽しんでいらっしゃいました。 ▶1st.stage…まず剛さんの世界、♪酒と薔薇の日々、 十八番♪Misty。チャリートさんが入って♪Nica's Dream、 ♪Spring Can Really Hang You Up the Most、 H.マンシーニ♪Moon River、旧い曲♪Street of Dream、 イントロはピアノとデュオで♪いそしぎ… ▶…六本木時代、この曲を歌っていたチャリートさんを、来日 して当店にやってきたナンシーさん(N.ウィルソン)さんが聴き さっそくコンサートでアカペラで歌ったのを思い出しました。 「慕情」からボサノバで♪Love Is A Many Splendored Thing。 ♪That's All…チャリートさんはロスとサンフランのクラブに 出演して帰国したばかり。今は向こうに住んでいるご家族と カラオケに行くと、お母様がこの歌をよく歌うんだそうです。 ▶2nd.stage…トリオで♪Gentle Blues。チャリートさん入って M.ルグラン♪How Do You Keep The Music。 ♪Masquerade、♪In A Sentimental Mood、♪It's Impossible、 ♪You Don't know What Love Is、イントロがピアノとのデュオで ♪Girl Talk。♪I Hear Music では「山本節」が出ました。 アンコールには♪Tendery。ドラマティックな曲や映画音楽は、 歌い上げる感じのチャリートさんによく合って特に素敵です。 ←当夜のスナップ写真 |
|
2013.4.21 Sun 圧倒され堪能した声の素晴らしさ |
▶ベーシスト中村健吾さんの企画《古学とジャズナイト》は ゲストにカウンターテナーの弥勒忠史さんを迎えて、人間の 声の素晴らしさに圧倒された、聴き応えある感動のステージ。 ボーカルにもう一人、川井佐知子(vo)さん、そして中村健吾(b) 菊地太光(pf)服部恵(per)さんです。 ▶カウンターテナーはソプラノの男性版でしょうか、オペラの 中の曲がイタリア語で歌われましたが、とにかく弥勒さんの声 の凄さに圧倒されました。川井さんも水を得た魚のよう。 普段のジャズとは趣の違うサウンドが店内に響き渡り、満席の 客席も大満足のステージでした。 ▶菊地さんも長い譜面をしっかりマスターし、本番にアドリブ を入れて弥勒さんを驚かせました。クラシックにはアドリブが ないので、弥勒さんも楽しんでおられました。パーカッション の恵さんも難しい曲をしっかりサポートして、健吾さんとの 相性も良く、音楽的で素敵なバックトリオでした。たった2回 のリハーサルで、畑の違うあのような曲を演奏ができるのも、 ジャズ・ミュージシャンの懐の深さでしょうね。 ▶お客さまの中に、お誕生日のカップルが2組いらっしゃって イタリア語でオペラ風に歌い上げられた♪ハッピバースデイの 素晴らしいプレゼントに、皆さんと一緒に拍手喝采でした。 (以下、演奏曲がほとんどイタリア語なので、間違いが あるかもしれませんが、ご了承くださいね) ▶1st.stage…川井さん♪Ay Santa Mavin、♪Surabaya Johnny、 ♪Be Italian、♪Chacona a la vida bona。 弥勒さん G.カッチーニ♪Amarilli, mia bella、 C.モンテヴェルディ♪Ohime chiocade、 T.メールラ♪Folle è ben、♪Rodrigo Martinez。 ▶2nd.stage…川井さんと弥勒さんのデュオで C.モンテヴェルディ♪Pur ti miro、 川井さん♪nel mentre che frndoglie e pene、 ♪Takeitall、♪Cinema Italiano。 弥勒さん♪My one and only love…声だけ聴いていると 女性が歌っている、といっても判りませんよ。 お小姓のアリア♪Sento un certo、♪Si dolce è'l tormento、 ♪Chiome d'Oro、アンコールはデュオで♪Summertime。 ▶客席には外国人が多く、ジャズクラブでこんな歌が…と びっくりされながらも皆さん最後まで楽しんで行かれました。 健吾さんの企画は、大成功 !! 関係者のみなさま、ありがとう ございました。この企画、ぜひまたやりたいですね。 ←当夜のスナップ写真 |
|
2013.4.23 Tue 暖かい人柄がにじみ出るMCと演奏 |
▶MCと演奏に酔った 片岡雄三(tb) 吉岡秀晃(pf) 嶌田憲二(b) 江藤良人(ds)さんのワン・ホーン・クァルテット。片岡さんが リーダーのバンドで、彼のMCがとてもユーモラスで当店でも 評判なのですが、8年前に結成した時はMCが全く出来なくて 大変苦労したことが信じられません。 ▶今はすっかり板について、作曲者のエピソードを話したり、 音楽的な説明をしたり、興味深い話題を独特の大真面目な おかしみのある語り口でおかしなことを言って客席を笑いに 誘う、とても素敵なMCです。 ▶吉岡さんが、またハッピーなお人柄で、ピアノを弾く表情が とにかくユニークで、良くスイングします。昨夜の嶌田さんは 初めての参加でしたが、聴き応えのあるしっかりしたベース。 江藤さんは「これぞジャズドラマー」と言う感じで縁の下の 力持ちのようにバンドを支える、素晴らしいステージでした。 ▶1st.stage…C.ポーターの映画「ロザリー」の主題歌 ♪In THe Steel Of The Night、サンバではない曲♪Devi Samba、 ベースのカデンツァ(伴奏を伴わない自由な即興的な演奏)から ♪Jitterbug Waltz (尺取り虫のワルツ)、 今度はピアノのカデンツァで入ったバラード ♪The Very Thought Of You。片岡作♪Esprit (精神統一)。 ▶2nd.stage…♪Joy Spring…先日亡くなった、伝説的な ジャズ・トランペッター、ドナルド・バードの曲を初演。 素晴らしいドラムソロから入った♪A Felici Dade、 ピアノイントロからバラード♪Crazy He Call Me、 チャーリー・バーネット楽団 のテーマ♪Cherokee、 アンコールはH.カーマイケルの名曲♪Stardust。 ▶よくスウィングするバランスの取れた、そして何より 楽しいグループで、GW前の一週間をはじめてもらいたい と月曜にブッキングしたのですが…やっぱり月曜日は お客さまが少なくて、もったいないやら申し訳ないやら。 でも私はよく笑って、身体がスッとしました。 ←当夜のスナップ写真 |
|
2013.4.24 Wed ジャズの醍醐味で熱気に満ちた店内 |
▶《BSスペシャル セクステット》近藤和彦(as) 岡崎好朗(tp) 片岡雄三(tb) 片倉真由子(pf) 楠井五月(b) 横山和明(ds) さん… 何と豪華でスペシャルなメンバーでしょう。 ▶フロントには、いま日本を代表する管楽器奏者が三人。& しっかりとグルーブする強力なピアノトリオ。そのサウンドは 一発目の音で感動を覚えます。世のジャズ通と言われる人には 多分、たまらないジャズ・サウンドでしょう。 ▶それぞれが曲を持ち寄り、リーダー格の近藤さんが選曲や 曲順を決めて、MCはユーモラスな片岡さん担当。一昨夜から 2日間続けてホットなMCも楽しませてもらいました。 ▶1st.stage…♪Ghana…前夜はトロンボーン1本だけでしたが、 三管で聴いいたのは初めてでした。このあいだ亡くなった ドナルド・バードが演奏していますが、彼の作曲ではないかも。 B.ゴルソン♪Along Came Betty、J.ヒース作・近藤アレンジの ♪Gemini は三管それぞれのソロが素敵でした。 ♪When Love is New、F.ハバード♪Arietas。 ▶2nd.stage…E.ウィルキンス作・近藤アレンジ♪Dizzy's Business、 L.モーガン♪What Know、近藤さんがソプラノサックスを吹いた G.ケーブル♪Think on Me。W.ショーターのバラード♪Miyako… ▶この曲は真由子さんがNYで演奏した時、向こうの司会者が、 MIYAKOと真由子がごっちゃになった思い出話が聞かれました。 近藤アレンジの♪Body And Soul …想像もつかないアレンジで とっても素敵でした。アンコールは三管をフィーチャーして 気持の良い♪Caravan。ミュージシャンもお客さまも、心から ジャズを楽しんだ夜でした。 ←当夜のスナップ写真 |
|
2013.4.25 Thu 今年初の出演で張り切って熱い演奏 |
▶昨夜は岸田さんの《ファンキーボーイズ ジャズバンド》 岸田恵士(ds) 津垣博道(pf) 楠井五月(b) 岡崎好朗(tp) 越智巌(g) さんのこのバンドは、当店だけに2ヵ月に一度の出演ですが、 前回の2月は大雪警報の予報が出て臨時休業。予報が外れて 雪はあまり降りませんでしたが…昨夜も大雨でした。 ▶そんなわけで今年初の出演になる岸田さんは、ここでの 演奏が生き甲斐ですから、ものすごく張り切っていたのに… 本当に残念でした。お客さまがいらしてくれるか心配されて いましたが、応援にいらしてくれた方々に感謝の気持を込めて 皆がひとつになって熱い演奏を繰り広げました。 ▶1st.stage…♪Now The Time、♪ Cantaloupe Island、 トランペットをフィーチャーしてバラード♪What's New、 ♪What Is This Called Love、 北海道で岸田さんが作った哀愁溢れる♪Brand New Day。 ▶2nd.stage…岸田作♪Sun Burst、♪Blue Nimor、 ♪Mo' Better Blues、…「マルコムX」などで知られる スパイク・リー監督の、ジャズ・ミュージシャンの映画 「モ'・ベター・ブルース」の主題曲です。 ドラムソロから入った♪Lover、そして♪Night In Tunisia。 ▶岸田さん張り切りすぎたのか、息切れしたようで、 アンコールにはブラシだけで♪Bye Bye Blackbird。 外は大雨で、楽器を運び出すのも大変なくらいでしたが、 演奏が楽しかったので、お客さまもミュージシャンも苦に することなく、皆さん気持良く帰路につかれました。 ←当夜のスナップ写真 |
|
2013.4.26 Fri 女性客が圧倒的に多い店内にびっくり |
▶古野光昭(b)ハクエイ・キム(pf)大隅寿男(ds)太田剣(as)さんの 年代・世代は違っても、イケメン揃いのクァルテットです。 古野さんは以前、色んなグループで当店に出演していましたが 最近はご無沙汰でした。今年になって久し振りにお電話を いただいて、昨夜の出演になりました。 ▶古野さんがリーダーでスタンダードナンバーを演奏する、 ということでしたが、顔ぶれが面白いのでどんなサウンドが 聴かれるのか私も楽しみでした。演奏は、それぞれの良さが 引き立つように工夫された素晴らしいステージングでした。 ▶お客さまは、それぞれのミュージシャンのファンの方が多く どなたも最初から最後までうっとり楽しまれ、CDもお買い上げ いただきました。そして何より、若い二人に比べて、熟年男性 メンバーの女性ファンが多かったのに驚きました。モテる人は お歳を召されても、ファンは離れないようですね。女性の方は 目を輝かせ、みなさん嬉しそうだったのが印象的でした。 ▶1st.stage…クァルテットで♪If I Should Lose You、 ♪Will You Still Be Mine、アルトサックスとベースとドラムで ♪Tea For Two、ピアノとサックスで♪You Don't Know What Love Is ピアノとベースで♪Cavatina …皆さん演奏にポーッとされて いらっしゃいましたよ。クァルテットで♪A Night In Tunisia。 ▶2nd.stage…クァルテットで♪Batida Different、 ピアノトリオで♪With Out You…ロマンティックな曲でここでも みなさんポーッ。クァルテットで♪All The Things You Are、 サックスとベースとドラムで♪I'll Remember April、 ピアノとベースで450年前のパターンで演奏の♪Ave Maria に 皆さんうっとり。ドラムをフィーチャーして♪Caravan、 そして♪Watermelon Man では大隅さんが張り切りました。 アンコールはベースをフィーチャーした♪Body And Soul。 ▶皆さま大満足のご様子。大好評でしたので、次回を9月20日の 金曜日に決めてお開きに。次回も、ぜひご予定ください。 ←当夜のスナップ写真 |
|
2013.4.27 Sat 浩子さんファンの方、ごめんなさい。 |
▶楽しみにされていたファンの方も多いと思いますが…昨夜 ウィリアムス浩子さんが突然の体調不良で出演ができなく なってしまいました。ヴォーカルが好きなジャズファンの方に とっては、インストでは物足りないに違いありません。それで 代役をいろんな方に電話して探しましたところ、当店で何回か 歌っているEmaさんが引き受けてくださいました。 ▶フェースブックやツイッターを通じてさまざまに緊急告知 したのですが…浩子さんを楽しみにしていた予約の方からは キャンセルが出てしまい、普段の浩子さんのステージよりは ちょっと寂しい感じになってしまいましたが… ▶バックメンバーはそのまま、鈴木央紹(ts) 若井優也(pf) 西嶋徹(b) 柴田亮(ds) さんと、Ema(vo)さんは、代役を立派に 務め、お客さまの心に届くステージを繰り広げました。 ▶1st.stage…インスト演奏でT.モンク♪Ask Me Now、 C.コリア♪Tones For Jone's Bones、 Emaさんが入って♪Peel Me A Grape、♪Just Squeeze Me、 渡辺貞夫作♪Spring Samba(白い海、日本語で歌いました) 可愛らしい♪Teach Me Tonight、♪Devil My Care。 ▶2nd.stage…インストで♪Cake Walk、K.バロン♪Boyage。 Emaさんが入ってバースから歌った♪Someone To Watch Over Me ♪Frim Fram Sauce、ボサノバで歌った♪Our Love Is Here To Stay、 ♪Rainbow Connection、♪Bye Bye Blackbird、 アンコールは♪All Of Me… ▶客席にいらしていた、ヴォーカルを勉強中の方達に声をかけ ステージに呼んで順番にこの曲を歌いました。歌を勉強して いる人は(楽器奏者もそうですが)聴いていると自分も 歌いたくなる方が多いようで、みなさん大喜びでした。 ▶Emaさんも立派に浩子さんの代役を務められ、素晴らしい ミュージシャンとの共演も出来て、思わぬいい経験になった と思います。Emaさんは5月3日の大震災チャリティーライブ にも10人の歌姫の一員として出演されます。 ←当夜のスナップ写真 |
|
2013.4.28 Sun さすがペコちゃん連休初日らしい賑わい |
▶ほぼ当店の月末週の週末が恒例になった伊藤君子(vo)さん、 昨夜のバックは片倉真由子(pf)坂井紅介(b)海老沢一博(ds)さん。 毎回、ステージと客席が一体になってジャズを楽しめるよう 工夫されたステージングで、お店をもり立ててくれます。 それに連休初日、お店は久しぶりに大賑わいでした。 ▶昨夜は皆さまが楽しみに待っていた津軽弁の新曲 ♪Over The Rainbow が披露され、その津軽弁の詞と、英語の ♪Imagine♪Smile の歌詞が配られ、最後に一緒に歌われます。 ご自身の「ペコクラブの会報」パンフレットや、直筆の歌詞の プリントなど、手間暇かけて事前に準備されて盛り上げます。 一流といわれる人はお客さまとステージをとても大切にされ 決して手を抜かない…本当のプロフェッショナルですね。 ▶昨夜のバックは、娘のように可愛がっている真由子さん、 旦那さんの海老さんともども一番信頼している紅さんで、 演奏者みんなが楽しみながら演奏しますから、お客さまは 楽しくないはずががありませんよね。 ▶1st.stage…♪Feeling Good、♪A Song For You、 ♪Speak Low、♪Honey Suckle Rose、 ギラ・ジルカ作品♪When The Party's Over…当店でギラさんが 歌っているのを聴いて好きになり彼女から譜面をいただいて ペコちゃんのレパートリーになりました。 ♪You've Got A Friend の後、津軽弁バージョンで3曲。 ♪Fly Me To The Moon、♪Over The Rainbow、 ♪Yesterday(家出したでェ)。そして♪Old Devil Moon。 ▶2nd.stage…♪Bridges、♪If I Could、♪Blackcoffee、 ♪Angel Eyes、美空ひばりさんに捧げた♪Skylark を 素晴らしい声で熱唱。♪On A Clear Day。 この後は、いつものように、配られたプリントを見ながら 皆さんと一緒に歌う楽しい時間…♪Imagine〜♪Smile。 ♪It Don't Mean A Thing でデュワデュワと盛り上がりました。 そして〆はヒット曲♪Follow Me をじっくり聴かせて終演。 楽しいステージの余韻がいつまでも残る店内でした。 ←当夜のスナップ写真 |
|
2013.4.29 Mon 豪華メンバーのセクステットに大賑わい |
▶三連休の中日は、日曜日で【Sunday Special】。いつもは 「フロントページ」の三木さんが、久しぶりにセクステットで 出演です。メンバーは、三木俊雄(ts)岡崎好朗(tp)近藤和彦(as) 片倉真由子(pf)上村信(b)大坂昌彦(ds)さん。 ▶GWとあってあちこちでジャズイベントがありました。その 中で、有名メンバーを集めたコンサートがチケットフリーで 3日間行われたものもあり、昨夜のメンバー岡崎さん近藤さん 大坂さんもそのイベントに出演。終演後、当店に駆け付けての のライブでした。小曽根真さん中川英二郎さんも出演され、 彼らもその足で当店に応援に来てくださいました。当店も 負けず劣らず豪華メンバーです。 ▶有名メンバーが無料で聴かれるコンサートということで、 当店にお客さまはいらしてくれるかしら、と心配でしたが… 地方から上京し、昼はフリーのコンサートを聴き、夜は当店に いらした方や、予約なしでいらしてくれた方々も多く、おかげ さまで、お店は満席になり賑わいました。 ▶1st.stage…M.デビス♪Walkin'、三木作♪Stop And Go、 B.ゴルソン♪Stable Mates、R.マニノフ♪Bitter Sweet、 C.ウォルトロン♪Bolivia。 ▶2nd.stage…三木作♪East Plain、B.エバンス♪Vert Early、 ♪Time Remember、三木作バラード♪Sleep Like a Baby、 B.ワトソン♪E.T.A.、アンコールは♪Blues。 ▶お客さまが多いと、演奏者の気持もぐっと引き締まって、 気持のよい演奏が繰り広げられました。近藤さん岡崎さん 大阪さん、朝早くからお疲れさまでした。そして小曽根さん 中川さん、お忙しい中、ありがとうございました。 ←当夜のスナップ写真 |
|
2013.4.30 Tue 天国のデュークさんにとどく深い演奏 |
▶デューク・エリントンさんの誕生日に、片倉真由子(pf)さん と浜崎航(ts)さんのライフワーク《Duke Ellington Songbook》 を心ゆくまで楽しませてもらいました。この日のブッキングは 強く狙ったわけではなく、たまたまに近いブッキングでした。 でも、天国のヂュークさんにサウンドが届いたかと思うほど、 意気の合った深い演奏でした。お客さまも、デュークさんを 偲びながら、二人の心に届く演奏を満喫されたようです。 ▶1st.stage…♪I Let a Song Go Out of My Heart、 浜崎さんはソプラノサックスを吹いた♪Mystery Song、 テナーサックスに持ち替えて♪All To Soon、♪The Felling Of Jazz ソプラノサックスで♪Loutus Blossom、 テナーに持ち替えて♪Take Tha A-Train。 ▶2nd.stage…人種も宗教も関係なく祈る日曜日♪Come Sanday 東北大震災の犠牲者に祈りを捧げながら演奏。 ソプラノサックスで♪Jump For Joy、 テナーに持ち替えて♪African Flower、 ♪My Little Brown Book、♪It Don't Mean A Thing、 エリントンさんのパートナー、ビリー・ストレイホーンの ♪Blood Count。アンコールは♪Single Petal Of A Rosess。 ▶GW前半の三連休は、お店も賑わいました。またすぐ今度は 四連休ですね。当店のスペシャルステージも盛りだくさん。 みなさまのお越しをお待ちしています。 ←当夜のスナップ写真 |
|
|