▶お店のフロア・スタッフが少なくて、このところ 私が、ほぼ毎日早くからお店に出て働きづめで、 肉体も精神もそろそろ限界で悲鳴をあげています。 ▶11月、コートの季節です。お客さまのコートを お預かりする冬の時期は、仕事量が増え これから増々大変になると思うと頭が痛いです。 ▶以前からずっと募集中なのですが、 ご応募がほとんどなく、困っています。 ▶常勤ではなく週に何日かでもいいのですが、 どなたかお知り合いをご紹介いただけないでしょうか。 できれば、20〜30代の方で音楽好きで、 お近くにお住まいなら申しぶんありませんが…。 あまり贅沢なことも言ってられません。 ▶一度お会いして、詳細や条件など、 お話させていただければ嬉しいのですが。 どうか、よろしくお願いいたします。 |
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2013.11.1 Fri 久しぶりに大入りになったF.P.O |
▶月末に相応しく大賑わいだった《F.P. オーケストラ》昨夜の 「Stop & Go」発売記念ステージ。待望の2枚目のアルバムと あって多くのファンの方やお客さまがいらっしゃいました。 最初のアルバムから実に9年ぶり、遅かったとはいえ、長年の 想いが叶った日になり、メンバー皆さん大いに張り切って、 素晴らしいサウンドを披露してくれました。 ▶1st.stage…アルバムタイトル曲、今やテーマ曲となった ♪Stop And Go…福田重男(pf)ピアノイントロから入り ソロをとったのは三木俊雄(ts) 松島啓之(tp) ♪Papillon…ソロ浜崎航(ts) 福田重男(pf) 片岡雄三(tb) ♪Escher's Vision…ソロ山岡潤(Euph) 近藤和彦(as) ♪Sleep Like A Baby…ソロ三木俊雄(ts)上村信(b) 浜崎作♪East Plain…ソロ奥村晶(tp) 浜崎航(ts) 福田重男(pf) 柴田亮(ds)。 ▶2nd.stage…♪Suspent…ソロ福田重男(pf)浜崎航(ts)松島啓之(tp) ♪If I Told A Lie…ソロ近藤和彦(as) 山岡潤(Euph) 上村信(b) ♪By Any Means Necessary…ソロは奥村晶(tp) 三木俊雄(ts)福田重男(pf) ♪Matilda…ソロ片岡雄三(tb) 福田重男(pf) 近藤和彦(as) ♪Quantum Leap…ソロ奥村晶(tp) バトル三木俊雄(ts) 浜崎航(ts) 最後は柴田亮(ds)。浜崎さんの一曲以外全て三木さんの曲。 アンコールは旧いスタンダード曲♪Time On My Hands。 ▶10人の生のサウンドが存分に楽しめました。今月は全員で 地方ツアーに出ます。10人の移動は大変ですが、この時代 CDは手売りでお買い求めいただくのが一番確実のようです。 最近は昔と違って、ジャズミュージシャンもいろんな才能が 必要とされる今日この頃。精神と肉体が強くなければ生き抜け ませんね。次回出演は、11月30(土)12月1(日)の連日2days を予定しています。今時珍しくなった「生音オーケストラ」 皆さまの応援で、ぜひ活躍の場を作ってあげてくださいね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.11.2 Sat クリエイティブで素晴らしい演奏 |
▶朝晩はすっかり初冬のような気候になった11月の初日は、 守屋純子(pf) 近藤和彦(as) 片岡雄三(tb) 奥村晶(tp) 中村健吾(b) デニス・フレーゼ(ds)さんの《守屋純子セクステット》で スタートです。 ▶多方面でご活躍されていて、当店は久し振りの守屋さん。 オーケストラとの共演で難しいラフマニノフの協奏曲の演奏で クラシックにどっぷり浸かって猛勉強だったとか。終わると すぐタイの仕事で、そのための作曲など、忙しい日々が続き、 久し振りのご自分のセックステットでのライブでした。改めて 彼女の才媛ぶりを再認識するステージでした。 ▶1st. stage…T.モンク♪Hackensack、近藤さんソプラノサックス を吹いたB.ストレイホーン♪Passion Flower、 守屋作「国宝シリーズ」長谷川等伯画伯の組曲から 水墨画がモチーフの♪MAPLE、松林図の絵から♪Pine Tree。 J.ヘンダーソン♪Without A Song。このステージの途中で 小曽根真ご夫妻がお見えになりました。 ▶2nd.stage…♪Through Times Square…(tp)(tb)(pf)が ソロをとりました。D.ブルーベック♪In Your Own Sweet Way では(as)(b)がソロ。G.ガーシュイン♪A Foggy Day では (tp)(as)(pf)がソロをとりました。タイのフェスティバル用に 作曲した♪Lullaby…日本の香りのする穏やかないい曲で、 近藤さんがソプラノサックスを吹きました。「歴史シリーズ」 徳川家康の人生の苦悩をモチーフにした ♪Another Side Of The Winner では三管とドラムがソロ。 ▶アンコールでは、客席で熱心にお聴きになっていらした 小曽根さんを呼出して、D.エリントン♪Drop Me In Harlen。 並んで座り、守屋さんが弾き出し、小曽根さんにバトンタッチ 最後は守屋さんに戻って終曲、というめったに聴けない 貴重な素晴らしいハプニング演奏を聴くことが出来ました。 ▶守屋さんの出演日はいつも満席なのですが、一昨夜三人の フロントがメンバーの《フロント ページ》のCD発売ライブと 続いたためか、普段より客席が寂しく、せっかくの創造的で スウィングする演奏が、普段以上にもったいなく思いました。 ▶終演後は小曽根さんを囲んで、音楽談議に花が咲きました。 11月1日は「ポッキーの日」なんだそうで、健吾さんが当店 スタッフにプレゼントしてくださり彼女は大喜び。健吾さん、 小曽根さん、いつも気にかけてくれてありがとうございます。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.11.3 Sun 終演後も盛り上がった店内 |
▶見た目は可愛いアイドルのようなピアニスト松本茜(pf)さん そして浜崎航(ts,ss,fl) さんをフィーチャした、中村健吾(b) 海野俊輔(ds)さんのクァルテット。見た目とは違ってピアノに 向かうと、ジャズピアニストとしての才能が光リます。先輩の ミュージシャン達はそんな彼女に触発されて、気持ちのよい サポートでもり立てました。 ▶演奏は、ほとんど茜さんと浜崎さんのオリジナル曲ですが 聴きやすい曲が多く良くスウィングするので、スタンダード 曲が少なくても全体の流れにまったく違和感がなく、それに 全てがPAを入れない生音で、気持の良いジャズ演奏です。 ▶1st.stage…このバンドのテーマソング♪Big Catch、 浜崎作♪Hiding Place(隠れ家)、S.ジョーンズ♪Mean What You Say イントロがベースのアルコ(弓)からはいった、 海の男の浜崎作♪Let's Go To The Sea。♪Monica は 浜崎さんが、フランク・ウェスさんのオーケストラメンバー だったころ大変お世話になったと、感謝を彼に捧げた曲で、 ソプラノサックスで演奏されました。そして「天才高校生」 と言われてたときに作ったというアップテンポの凄い曲 茜さんの作品♪Playing。 ▶2nd.stage…♪Can't We Be Friends?、 ピアノトリオで♪Love Letter、茜作♪J J は、出だしから もの凄いスピード感でした。クァルテットで松本・浜崎合作 ♪If You Need A Friend、S.ジョーンズ♪Three In One… ベースがアルコでソロ、浜崎さんのソプラノサックスの息が 長く続くのに驚きました。さすが海に潜って鍛えています。 アンコールは浜崎作♪Miss Sunshine でした。 ▶耳にも目にも心地の良いジャズサウンズを、皆さま大いに 楽しまれました。終演後は、お客さまが演奏者を囲んで お酒を飲みながら、浜崎さんの釣りの話などで盛り上がり、 今度は皆で鍋をしましょう、ということでお開きに。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.11.4 Mon さすがベテランたちのステージ |
▶三連休の中日は、文化の日の【Sunday Special】でした。 いろんな方面で活躍されている佐山さんと、中西俊博さん 久し振りのジャズ・ライブステージ出演で、佐山雅弘(pf) 中西俊博(vil) さんと、初顔合わせだったパット・グリン(b) 村上寛(ds) さんのクァルテット。最初はベースが決まって いなくて、パットさんは私の推薦でした。 ▶演奏曲は中西さんが決めて譜面を用意されていましたが、 リハなしの軽い打ち合せだけで本番でしたが…開演して音を 聴いた瞬間、この組み合わせに満足できました。経験豊富な メンバーの相性が合うと、緊張感と安心感が程よく混ざって 素敵なサウンドになるのですね。私は、にんまりしないでは いられませんでした。 ▶中西さんは、憧れの村上さんとの共演を楽しみにされていた ようですし、三人とは初共演だったパットさんのしっかりした ベースに、久しぶりのライブステージを皆さん楽しまれながら スタンダード曲を素敵なサウンドで紡ぎ出すステージでした。 ▶1st.stage…W.モンゴメリー♪Four On Six、 ♪Stella By Starlight、♪Dolphin Dance、バラード♪Engel Eyes、 ヴァイオリンが切なく楽器が良く歌っていました。 アップテンポで♪All The Things You Are。 ▶2nd.stage…ピアノとヴァイオリンのデュオで ♪My One And Only Love、♪I Could Write A Book、 クァルテットで♪Alone Together、ボサノバ♪Estate、 ベースイントロとヴァイオリンで♪Georgia On My Mind、 カウントベーシーバンドの♪Cute、♪It Don't Mean A Thing、 アンコールはイントロピアノから♪Good Life。 ▶MCは佐山さんと中西さんが交代で。R.チャールズと 佐山さんが共演された時の話や、F.シナトラと中西さんが 共演された時の話など、興味深く聴かせてくれました。 ▶皆さんベテランらしく、本番にエネルギーを貯めていたの かもしれません。そのバランスの良い綺麗な演奏に、久々 出演だけどやっぱり素晴らしいミュージシャンだと再認識し、 私はこのメンバーでまた聴きたいと思って聴いていました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.11.6 Wed 奏者も楽しんだ久し振りのライブ |
▶春5月以来でしょうか、久し振りの《EQ》メンバーは皆、 奇才とも言える才能あふれるミュージシャンで、いま超のつく 売れっ子たち 納浩一(b)青柳誠(pf)大坂昌彦(ds)小池修(ts)さん。 すでに7枚のアルバムを出していますが、オリジナル曲を それぞれが持ち寄って演奏するステージで、昨夜も新旧の 曲を織り交ぜて演奏されました。 ▶奇才揃いで凝った曲が多いですが、でもファンはしっかりと ついています。司会進行もそれぞれが代わる代わる行います。 久し振りのライブとあって、演奏者たち自身が楽しんで演奏 されました。聴き応えありました。でも皆さん忙しく、東京 でのライブはこれが最後のライブステージだそうです。 ▶1st.stage…納作レゲエのリズムで♪Life In The Bright Side、 大坂作♪Taking A Walk、♪Sleeping Tiger、 小池作♪Morning Mist、♪Circulation。 ▶2n.stage…納作マイルスのフレーズをもじった♪Milesmiles、 大坂作♪Naja Naja(これは大坂さんの好きな蛇、コブラのこと) ボサノバで♪So Long、青柳作難解な曲♪Lala Walkin'、 小池作♪Four Arrows、アンコールは大坂作♪Sererddipity (ちょっといい事の意味だそうです)次回は来年の出演です。 ←当夜のスナップ写真 |
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▶菊池太光さんの初リーダーライブ、メンバーは菊地太光(pf) 楠井五月(b)斉藤良(ds)さん。菊池さん、最初は大変緊張されて いましたが、そこはミュージシャン、一旦音が出てしまえば、 音楽に集中して、ピアノトリオの楽しさが感じられる演奏を 繰り広げました。 ▶菊池さんは、斉藤さんとは初共演でしたが、楠井さんとは 仲良しで時々一緒に演奏されています。昨夜は、もともとは 丈青さんのトリオでしたが都合で駄目になりピンチヒッターに 選ばれたのが菊池さんなのですが、当店での初リーダーライブ ということで前日から緊張していたようで、お知り合いの方が 応援に駆け付けてくださいました。 ▶1st.stage…B.ストレイホーン♪Day Dream、 ♪Naigerian、♪Gone With Tha Wind、 スタンダード曲♪Time After Time、 ベースがアルコで出た♪What Is This Thing Called Love は とてもカッコいいアレンジでした。演奏とともに緊張が溶けた ようで笑顔がみえました。楠井さん斉藤さんも廻りの音を良く 聴いてしっかりとしたすばらしいサポート。音楽がどんどん 良い感じになって本領発揮です。 ▶2nd.stage…C.パカー作♪Chasin' The Bird、 K.ジャレット♪So Tender、T.モンク作♪Blue Monk、 ♪The Way Look Tonight、菊地作♪Salsa、 アンコールは♪Blame It On My Yothe。 ▶奏者も演奏も若くて、新鮮なトリオ演奏でした。若いって いいですね。次回出演は来年になりますが、若さを、成長を、 ぜひ応援してあげてください。よろしくお願い致します。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.11.8 Fri ジャズって、深い、広い !! |
▶南ア出身のカイル・シェパート(pf)さん、九州で活躍中の 松永誠剛(b) さん、沖縄のセバスティアン・カプティーン(ds) さんという昨夜のトリオ。 ▶カイルさんはハムサムでファションモデルと言ってもいい ルックスの物静かな好青年。でも初めの1音を聴いて私は、 ン?これはただ者ではないと感じました。聴き手の心をすぐ つかんだのです。まだ26歳の若さで凄いなと思いましたが、 とにかくピアノの音が綺麗で、言葉では言い表せない彼独自 の音楽世界を持っているのです。 ▶演奏は、全曲オリジナルでスイーズム組曲と題した曲が演奏 されました。松永さんとセバスティアンさんとは以前にインド とマレーシアツアーで一緒だったので曲をクリアーしていて、 カイルさんの音を良く聴いてスムーズなサポートでした。 ▶曲目はメモ出来ませんでしたが、普段とは少し違うあまりの 素晴らしさに(お聴きにならないと上手く表現できませんが) ジャズという音楽の広さ・深さを感じた有意義な夜でした。 ▶今日は演奏曲名のかわりに、私が上手く表現できない部分を 以下松本昌樹さんのコメントを引用させて頂きます。「彼の 楽曲と即興演奏は現代アフリカが持つ苦悩を見つめながらも、 未来への希望と故郷(南ア) を祝福してやまない心模様が… …懐の深い絵画のように力強く我々の前に迫ってきます」 ▶昨夜、当店で演奏出来たことをとても喜んでくださって、 次回来日する時は、アフリカの自分のグループで出演したい とおっしゃっていました。彼のCDを持っていらした方々が いらして、気持よくサインに応じているのが印象的でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.11.9 Sat 賑わった久々の えりさん |
▶皆さん残業が多いとかで最近は金曜の夜があまり賑わいが なく、その昔「花木・花金」と言っていた時代がなつかしい そんな金曜の夜、大野えりさんの久し振りの金曜出演で、 えりさんファンが応援にいらしてくれて賑わいました。 ▶彼女も、このごろはワークショップの仕事が続いていて、 ライブ・ステージは1カ月ぶりということで、歌うことを 楽しむような 大野えり(vo) さんと、このメンバーが揃わ ないとライブで歌わないというほど信頼厚い 若井優也(pf) 米木康志(b) 原大力(ds) さんのトリオがバック。メンバーも えりさんのヴォーカルが大好き。皆さんが楽しんでの演奏で お客さまも彼女の世界にどっぷり浸かって、楽しい時間を 共有した素敵な夜になりました。 ▶1st.stage…J.スタイン♪Just In Time、 B.レーン♪Old Devil Moon、R.ロジャース♪This Can't Be Love、 M.ルグラン♪You Must Believe In Spring、 D.エリントンが大好きなえりさん「彼の曲はお洒落で ゴージャスで全部好き」と♪Just Squeeze Me、 H.ウオーレン♪There Will Never Be Another You、 B.エバンス♪Waltz for Debby。 ▶2nd.stage…(忙しくて松本さんにメモしていただきました) S.メンデス♪So Many Stars、えり作曲 L.ヒューズ作詞 ♪In Time Of The Silver Rain…この曲は、えりさんの傑作だと 思います。C.ポーター♪Just One Of Those Things、 T.モンク作 J.ヘンドリックス作詞♪Reflections…これは 来年のレコーディングに入れる予定だそうです。 ▶多くのジャズジャイアンツがエリントンに捧げて演奏する ♪Love You Madly、A.C.ジョビン♪One Note Samba、 S.クエン♪I'll Be Seeing You、アンコールはB.ヤング ♪When I Fall In Love、えりさん、歌う事が本当に好きなの ですね、もっと歌いたい、と♪On Green Dolphin Street。 ▶スタンダード曲に新たな解釈で再挑戦しているえりさん 来年のレコーディングがとても楽しみで待ち遠しいですね。 皆さま、彼女のステージと共に応援よろしくお願い致します。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.11.10 Sun 華のあるステージも客先が寂しく… |
▶素敵な女性二人を起用した向井滋春さんのクィンテット、 向井滋春(tb) 加納奈実(as) 井上祐一(pf) 吉岡大輔(ds)そして 珍しい女性ベーシスト若林美沙(b) さん。 ▶奈美さんは、最近は名古屋から活動の場を東京に移して 頑張っています。もともとお母様が向井さんと同級生で、 彼女も向井さんのプレイを聴いてジャズに興味を持ち、その後 C.パーカーを聴いてアルトサックスを始めた、上品なお嬢様 といった感じの奏者ですが、サックスの音色がとても良くて 大変好感が持てる素直なプレイです。 ▶若林さんは初出演。女性には大きな楽器を持っての移動は 大変ですが、女性でベースを選んだだけのことはあるプレイ。 一音一音を丁寧に弾き、音色もいいベーシストだと思います。 これからが楽しみな方です。 ▶1st.stage…♪Have You Met Miss Jhons、♪Lazy Bird、 ♪Lament、バラード♪You've Changed、♪Subconciousness。 ▶2nd.stage…、向井さんがチェロを弾いたC.ポーターの ♪So In Love…チェロとピアノのイントロが素敵でした。 G.クライス♪Social Call、向井作♪Twilight、 ♪Abu Simbell(エジブトの神殿)C.ブラウン♪Sandu、 アンコールは♪Bye Bye Blackbird。 ▶素敵な女性陣を起用した土曜日の夜で、お店が賑わうかと 思ったのですが、なぜか客席が寂しかったのは、残念でした。 さて今夜の【Sunday Special】《Gilad Hekselman Trio》は どうでしょうか。NYで活躍中の若きギタリストですが、まだ 日本では知名度がそんなにないですから…ミュージシャンは お客さまが多いほどノったいい演奏になりますからね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.11.11 Mon お馴染み曲も自分の音楽に… |
▶昨夜の【Sunday BODY&SOUL Special】は Gilad Hekselman Trio 昔から今も変わらず、NYでは素晴らしいミュージシャンが 世界からどんどん集まっていて、トレンドリーダーが続々と 出現している、その中のひとりギラッド・へクセルマンさん。 昨年の当店では、ホーンの入ったクァルテットで出演され ましたが、昨夜はギタートリオです。 ▶ギラッド・ヘクセリマン(g) さんと、昨年も一緒に演奏され レコーディングも一緒にしているジョー・マーティン(b)さんと ジャスティン・ブラウン(ds)さん。ジャスティンさんは今年9月 アフリカ出身のアンブローズ・アキムサリ(tp) バンドで出演 された時、私が凄いドラマーだ、と思った人です。 ▶昨夜の演奏メンバーの配置は、ギラッドさんとジャスティン さんが向かい合うカタチのステージで、繊細で美しいギター サウンドを、スリルとスピード感溢れるリズム隊に乗って 思う存分披露してくださいました。客席の皆さんは彼らの 一挙手一投足に注目するように熱心に聴いて楽しまれました。 ▶1st.stage…ギラッド作♪Verona、♪The Bucket Kickor、 ♪Cosmic Patience、T.モンク♪Evidence、 イスラエルの作曲家の曲バラード♪Dove Song…は 物悲しい奇麗な曲でした。 ▶2nd.stage…ギラッド作♪March Of The Sad Ones、 A.パーソン♪Eje In The Sky、 B.パウエル♪Parisyan Thorooughfare(パリの大道り) ボサノバの曲♪Samba Em Pleludio、ギラッド作♪This Just In、 アンコールでは「for Kyoko」とおっしゃって ♪Moonllight Serenade…とても綺麗で素敵でした。 ▶お馴染みのスタンダード曲も彼の手にかかると、まさしく 彼の音楽になっていました。NYは世界中のミュージシャンが 集まって来る所。そこで仕事が取れ名前が出るのには、よほど 優れた演奏家である上に、オリジナリティーも必要です。 このトリオを聴いていてつくずく思いました。三人は今日、 NYに帰国されました。素晴らしい音楽をありがとう。 次回の来日出演が楽しみです。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.11.12 Tue MCも演奏も楽しめる独特のステージ |
▶独特のユーモラスなMCも楽しい片岡さんのクァルテット メンバー片岡雄三(tb)吉岡秀晃(pf)嶌田憲二(b)井川晃(ds)さん。 リハーサルの後、片岡さんは iPad でツィートしたりfacebook に投稿したり、大忙しでお客さまに「動員」をかけました。 ▶彼によると事前よりリアルタイムでやるほうが効果がある、 ということで、その甲斐あって、出張で大阪から上京されて いて駆けつけてくださった方もいらっしゃいました。 ▶ステージはいつものように、ヘタなプロより面白いMCが 漫談のようで、でもプレイはもの凄くシリアスでいい演奏… トロンボーン奏者の自分は「トローンとしてボー」としている とおっしゃっていますが、繊細で優しく温かい人柄が、演奏 にもMCにも出ています。このギャップもなかなか楽しい ステージでした。 ▶1st.stage…♪I'll Close My Eyes、A.C.ジョビン♪Wave、 W.ワラー♪Jitterbug Waltz、バラード♪Someone To Watch Over Me、 片岡作♪Esprit(仏語エスプリ…奥様が名付けたそうです) ▶2nd.stage…ボサノバA.C.ジョビン♪Someone To Light Up My Life ♪Stardust…すばらしいトロンボーンソロでした。 ドラムイントロから♪Crazy He Call Me、♪Invitation、 アンコールは少し早めのクリスマスソングで終りました。 ▶客席に医科大のジャズ研の学生さんが6人、熱心に聴いて いらして、片岡さんは終ってから質問を受けたりして、いろ いろ優しく教えていらっしゃいました。お人柄ですね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.11.13 Wed 元気をもらった迫力ある演奏 |
▶海老沢一博(ds)さんの《Keep Going》メンバー 林正樹(pf) 坂井紅介(b) 小池修(ts) 竹内直(ts,fl,bcl) さんの久し振りの ステージで、音が出た瞬間からもの凄い迫力で、お客さまを 魅了しました。 ▶リーダーの海老沢さんは、このメンバーが揃わないとライブ ステージはやらないのですが、メンバーの皆が売れっ子で 中々スケジュールが合いません。昨夜は今年最後の、待ちに 待ったライブで、皆さんの気持がひとつなって、素晴らしい 迫力ある熱い演奏でした。熱烈なファンの方もいらして客席と ステージが一体になり、良くスイング。元気を一杯頂きました。 ▶1st.stage…M.タイナー♪Passion Dance、林アレンジの ♪Caravan では竹内さんがバスクラリネットでイントロを。 小池さんをフィーチャーしての♪Body And Soul では竹内さん フルートを吹きました。♪Summertime は竹内さんのテナーを フィーチャーです。シンガポールから結婚30周年でいらした 当店お馴染みのファミリーにプレゼントで♪Love Me Tender… 大変喜んで楽しまれていました。2テナーをフィーチャーして ♪You Don't Know What Love Is。 ▶2nd.stage…アップテンポの♪Milestones、 ベースをフィーチャーした♪Foot Prints、 竹内さんのバスクラをフィーチャーして♪Ina Sentimental Mood、 小池さんのテナーをフィーチャーして♪Stella By Starlight、 ホンワカとしたカリプソ風♪St Tomas、 ♪Take The A Train、アップテンポの♪Impressions、 アンコールは♪Stardust で綺麗に決めました。 ▶初めてお聴きになった方は、熱い演奏に感動して、CDを お買い上げくださいました。皆さま、元気になりたい時は、 ぜひ《Keep Going》で !! 次回出演は来年になりますけど。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.11.14 Thu 久々の道子ワールドを堪能 |
▶12月並の寒い日々が続きますね。そんな昨夜、水戸から やってくる鈴木道子(vo) さんと、菊地大光(pf) 中村健吾(b) 加納樹麻(ds) さんのステージは、温かくて、気持ちのいい グルーブ感に店内が包まれました。 ▶道子さんは菊地さんとは初顔合わせでした。若く初々しい 彼に少し不安だったかもしれませんが、リハーサルをしたら 若い菊池さんが素晴らしくて、すっかり信頼して、安心して トリオに乗って、伸び伸びと気持良く歌って、久しぶりの ライブ出演を楽しんだようでした。 ▶久し振りの出演とあって、道子ファンがいらしたほか、 当店六本木時代からのお仲間、チャリートさんが会いたいと やってきて、最後は一緒に歌って旧交を温めるステージ。 皆さんバックの演奏者ともども、太い声でよくグルーブする 「道子ワールド」を楽しまれました。 ▶1st.stage…ピアノトリオで♪My Foolish Heart、 道子さんが入って♪I Could Write A Book、♪Bird Alone、 ♪My Old Flame、The End Of A Beatiful Friend Ship、 ♪New York State Of Mine、♪Thou Swell、 ♪I Love You More To Day Than Yesterday。 ▶2nd.stage…ピアノトリオで♪Cute、 道子さんが入って♪Candy、♪The Very Thought Of You、 ♪?、♪We'll Be Together Again、 ♪Every Time You Say Good-Bye、♪That's All、 アンコールは客席にいたチャリートさんを呼出して一緒に ♪What A Wonderful World。結婚された幸福感が伝わって くる、そんな道子さんのステージでした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.11.15 Fri 今年最後の共演で応援団が大勢 |
▶MY時代のお仲間で岸田さんが尊敬するNY在住の増尾さんと 今年最後の4回目のライブステージだった、岸田恵士(ds) 増尾好秋(g) 河原秀夫(b) 羽仁知治(pf) 後藤輝夫(ts,per)さんの クィンテット。今年最後とあって、お知り合いや同窓生の方 が大勢いらしてくれて賑わいました。 ▶羽仁さんはエレキピアノを、後藤さんはテナーサックスの 他にパーカッションを、河原さんはウッドとエレキベースを 持ち込んでの張り切ったプレイで、ステージがいつもより広い スペースをとって、さらにビデオカメラでの撮影が入って、 お店が狭く感じる店内でした。 ▶岸田さんは増尾さんと演奏するのが嬉しくてしかたない、 といった様子で、いろいろと趣向を凝らしたステージング。 増尾さんは、渡辺貞夫さんのバンドでこの世界に入ってから もう45年になるそうですが、いつも変わらずクールで自然体。 最近は3ヶ月に一度、帰国されています。 ▶最近は初心に帰って、毎日ギターの練習に励みながら、作曲 したり詞を書いたり歌ったり…何でも挑戦しているようです。 興奮症気味の岸田さんは、増尾さんを見習ってクールに謙虚に を心がけているということです。 ▶昨夜のメンバーで演奏するのは初めてでリハーサルをして、 本番に臨まれましたが、さすが皆ベテラン揃い。すぐにいい 感じに出来上がって、楽しいステージを繰り広げました。 ▶1st.stage…増尾作♪Minor Adjust、岸田作♪Brand New Day、 岡田勉作増尾作詞♪Laughing Heart…を日本語で歌われました。 ♪Night In Tunisia、岸田作品の定番♪大都会の遊牧民… 岸田さんの人生を詞にして毎回違った歌詞で歌うのですが、 皆さん共感されるのか昨夜も笑いを誘っていました。 ▶2nd.stage…♪岸田作♪Sunburst、♪Spritual、 ♪Barnin'…河原さんがエレベを弾き、ブレークダンスを踊り、 お客さまをびっくりさせました。増尾さんの弾き語りで 大好きな N.K.コールの♪Walking Baby Back Home… なかなか味のある良い感じでした。♪No problem、 アンコールはNY時代増尾さんと岸田さんでいつも練習した という大好きな曲♪Love letter で終演でした。でも お客さまもミュージシャンも、名残惜しそうでしたよ。 次回は来年の春3月、帰国されるそうです。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.11.16 Sat 多くのお知り合いが応援に… |
▶タクマ・ブラドリー(ts,vo) パトリック・ムーディー(tp) さん 井上祐一(pf) 千北祐輔(b) 石若駿(ds)さんという当店としては 珍しいメンバーによる週末のクィンテット。NYから来日された タクマさんは、日本人の母とアフリカ系アメリカ人の父をもつ ブルックリン生まれブルックリン育ち、NYで活躍中のハーフ。 パトリックさんは、今、日本の小学校で英語と音楽の先生を されているアフリカ系アメリカ人です。 ▶タクマさんは、お母様に教わった日本語も達者で礼儀正しく 優しい人柄の好青年です。客席にはそのタクマさんのお母様と お母様のお知り合いが大勢応援にいらしていて、タクマさんも 嬉しそうでした。パトリックさんも優しい好青年で、日本語で 漢字も書いてしまうバークリー音大卒の勉強家です。 ▶日本人の若きトリオにしっかりサポートされてフロント二人 は楽しさと嬉しさの感情が溢れ出るように身体でリズムを取り ながらいい演奏をされました。 ▶1st.stage…♪Maiden Voyage、♪Half Nelson、 ♪Footprints、タクマさんが照れくさそうに歌った ♪How Deep The Ocean、明るく♪Recorda-me。 ▶2nd.stage…♪Caravan、タクマ作♪Sunset Stroll In Tokyo は とても良い曲でした。ヴォーカルで♪Over Joyed、 ♪Bye Bye Blackdird、♪Barbasa、ヴォーカルで♪Save Me、 アンコールは♪Straght No Chaser。 ▶ステージの最後でお客さまとお母様、そして私に、感謝の 言葉を述べてくださいました。ここで演奏するのがとても 楽しみだったそうです。お父様は小さい頃にお亡くなりに なって、お母様は現在帰国されて東京に住んでいるという ことで、年に一度は会いに来日されるということですから、 また来年の今頃、出演されると思います。 ▶プレイは荒削りのところが少し残っていますが、かえって それが逆に将来の大物感を感じさせる演奏で、きっと大きく 進歩された素晴らしい彼の演奏が、楽しみになりました。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.11.17 Sun 審査員で大忙しだったチャリートさん |
▶今年大阪で開催された、権威あるセロニアス・モンク・ (アジア地区)コンペテョション、ヴォーカル部門の 審査員をされているチャリートさん。16日の土曜日、 終ってすぐ新幹線で当店のライブを行い、翌日大阪での 授賞式とパーティーのためにトンボ返り…というハード・ スケジュールでした。そんな訳で、リハーサルなしの即本番。 ▶チャリート(vo)ユキ・アリマサ(pf)納浩一(b)ジーン・重村(ds) さんのステージ。でもベテラン揃いなので何の不安もなく、 リラックスした楽しいステージを繰り広げました。出身国の フィリピンの台風は、彼女ご自身の関係者は何事も無く、無事 だったということですが、いろいろと気をもんでいらっしゃる ようで、でもそれらを吹き飛ばすように音楽に打ち込んでいる そんなステージでした。 ▶1st.stage…ピアノトリオで♪Eider Down、♪Tenderly、 チャリートさんが入って♪I Let A Song Go Out Of My Heart、 ♪Love Is A Many Splendored Thing(慕情) バラード♪Say It、♪Street Of Dream、 リクエストに応えて♪Bridges、♪Save Your Love For Me、 ♪Just The Way You Are。 ▶2nd.stage…、ピアノトリオで♪Alone Together、 チャリートさんが入って♪Like A Lover、 ♪The Song Is You、♪Speak Low、 祈りを込めて♪God Bless The Child、 バラード♪My One & Only Love、 明るく♪Caravan、アンコールは♪But Beautiful。 いろいろ活躍されているチャリートさん、ご苦労さま、 そしてお疲れさまでした。 ▶コンペティションは、出場者のレベルが高く出場の順番を 決めるのに苦労されたということです。今年の優勝者は、 紗理さん、準優勝は当店でお馴染み、デビュー4年目の マヤ・ハッチさん。準々優勝はKOTETHUさんでした。 ▶紗理さんは来年3月に当店でデビュー出演。マヤさんは、 週明け月曜日18日にデビュー4周年記念ライブ、そして来月 22日にはKOTETHUさんがクリヤ・マコトさんと出演されます。 いずれも当店と関係が深い新人ヴォーカリストたちです。 ぜひいらして、認められたその実力をご堪能ください。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.11.19 Tue すっかり人気者になったマヤさん |
▶マヤ・ハッチ(vo)さんの《デビュー4周年記念ライブ》は 熊谷ヤスノリ(pf) 川村竜(b) FUYU(ds) 吉田サトシ(g) さんの メンバーで、感謝の気持のこもった、明るくてとても気持の 良いステージでした。 ▶4年前にNYから東京に来てCDデビューし、当店に出演 されたころはたどたどしい日本語でしたが今では日常会話は 全く不自由なく漢字の読み書きもできるほどになって、MCは 日本語で歌の内容やお話を丁寧にされます。 ▶愛と平和を願う気持ちや感謝の心を忘れない素直な性格の 明るいキャラクターがとてもチャーミングで、すっかりファン も多くなりました。そんな彼女を昨夜初めて聴いた方も感動 されて、CDをお買い上げくださって、マヤさんもサインと 感謝の気持を込めていました。まわりのミュージシャンも 彼女の気持を良く理解して、一緒に盛りあがった4周年の記念 ステージでした。 ▶1st.stage…♪Green Dolphin Street、♪Tea For Two、 彼女の大好きな J.ミッチェルの曲♪All I Want、 ♪Afro Blue、♪Round Midnght、♪I Wish You Love、 デビュー作♪Someday My Prince Will Come。 休憩時間はファンの方に挨拶回りで大忙し。 ▶2nd.stage…8ビートで♪Tenderly、♪Giant Steps、 バラード♪In A Sentimental Mood、 マヤ&サトシ作♪Have You Ever Had A Feelling、 ♪I Remember Clifford、マヤ&熊谷作♪Together、 最初のステージとは違うバージョンで♪Round Midnight、 アンコールはマヤ作♪When We Know Peace。 ▶マヤさん、いつまでもその明るさを忘れず元気で活躍 してくださいね。応援していますよ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.11.20 Wed 気持ちのいいジャズのステージ |
▶松島啓之(tp)山田穣(as)今泉正明(pf)上村信(b)高橋徹(ds)さん のクィンテット、いつものレギュラードラマー広瀬潤次さんが スケジュールが合わず、高橋徹さんに変更でした。滅多にない ことですが、今はひとりのミュージシャンが幾つものバンドの レギュラーメンバーで活動しなければやって行けない時代。 ▶実力者・上手い人は、掛け持ちしている場合が多くなって、 スケジュールを合わせるのがひと苦労です。でもリハーサル後 違和感のない立派なサポートで、ジャズ好きにはたまらない、 ストレート・アヘッドな気持ちのいいステージでした。 ▶1st.stage…♪Take Your Pick、♪Blues Like This、 バラード♪When I Faling Love、B.ワトソン作アップテンポの ♪.E.T.A、♪Happy Birthday…松島さんのお誕生日(11/17日)に、 彼以外のメンバーでサプライズ演奏、ファンの方がバースディ ケーキをプレゼント。 ▶2nd.stage…H.シルバー♪Metamorphosis(大変貌) J.ケーブル作♪♪Think On Me、バラード♪Darn That Dream、 K.ダーハム♪Windmill、アンコールは♪Just Friends。 ▶客席は寂しかったですけど、このバンドの熱烈なファンの 方がエールを送っていました。ファンはありがたいですね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.11.21 Thu バラエティ豊かに楽しんだ綺麗な音 |
▶ペシャルゲストにビブラフォン奏者、赤松敏弘(vib) さんを 迎えた福井ともみ(pf) 俵山昌之(b) 加納樹麻(ds) さんのトリオ。 赤松さんとともみさんは、大ベテランピアニスト市川秀男さん の門下生同士で、昔は良くデュオで勉強されたそうですが、 昨夜は10年ぶりの共演でした。 ▶赤松さんはバークリー音大で巨匠ゲーリー・バートン氏に 師事して「4本マレット」での奏法を身に付けられた、日本 では稀な奏者です。ちなみにMJQのあのミルト・ジャクソン さんは2本マレットでした。 ▶ユーモアのセンスもある明るい綺麗なタッチの音で、全体の サウンドをよく聴いて奏でるバイヴは素晴らしかったです。 「裸足のドラマー」加納さんも、ノって素晴らしいサポート。 ともみさんのMCも楽しくて、とても充実した楽しいステージ が繰り広げられました。客席には、ともみファンが大勢応援に いらしてくれて、客席も大変盛り上がりました。 ▶1st.stage…ピアノトリオでD.グルーシー作♪Shop Till You Bop、 バッハのメヌエットをボサノバにした♪The Girl Is Mine、 クァルテットで8ビートで♪Reminiscence、 ♪Seven Steps To Haven、ブルースで♪Sound Of Focus、 4ビートでともみ作♪314D。 ▶2nd.stage…ピアノとバイヴの門下生デュオで♪The Gleaner、 バイヴのソロで4ビートのオリジナル曲、 クァルテットで♪Alice In Wonderland、 スタンダード曲4ビート♪Daa Houd、 8ビート系のバラード赤松作♪Nostalgia、 賑やかなラテン系でともみ作♪Breakfast in Tripoli、 アンコールは♪Ladies in Mercedes。 ▶選曲もリズムもバラエティー豊かに、楽しく賑やかに夜が 更けていきました。私は、風邪気味だったのですが、綺麗で 楽しいサウンドに気分が晴れました。次回の出演は来春に なります。バラエティ豊かに楽しみたい方、ぜひどうぞ。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.11.22 Fri 絶好調の浩子さん 満席の客席 |
▶NYでのレコーディングメンバーJohn di Martino(pf)さんを 招請して、ウィリアムス浩子さんの新譜「A Wish」発売記念 ライブの客席は、満席に埋まりました。”永遠の輝きを放つ ジュエリーヴォイス”というキャッチフレーズの通り、大勢の お客さまやファンを魅了されました。 ▶録音メンバー全員を招請することができませんでしたが、 ドラマーは、マーク・テイラーさんでした。昨夜は、ジョン さんとグラディ・テイト(vo,ds)さんのバンドで一緒に活動 したことのある信之介さん。井上陽介(b)さんはジョンさんと NY時代に共演した仲。ゲストに迎えた三木俊雄(ts) さんは、 録音に参加したシーマス・ブレーク(ts) さんの友人…という 昨夜のメンバー。いすれも当店に出演されているおなじみの ミュージシャンばかりです。 ▶このCDも前作同様、インディーズ・レーベルの自主制作 ですが、早くもAmazon のジャズベストセラーを獲得。前作の 「A Time for Ballads」に続く快挙です。一生懸命に、誠実に 頑張ってきた浩子さん、苦労が報われてきて本当に良かった。 心から嬉しいです。浩子さんを快くサポートしたミュージ シャンも、昨夜はヴォ―カルをよく活すサポートをして… 大変気持の良いステージでした。 ▶1st.stage…クァルテットで♪I Love You、 浩子さんが入って♪I Hear Music♪But Beautiful、 ♪Ev'ry Time We Say Gooddye、♪Rainy Days And Mondays、 ♪Smile、♪Old Devil Moon。 ▶2nd.stage…クァルテットで♪It Could Happen To You、 浩子さん衣装を変えて登場♪Poinciana、♪Laura、 ♪I Close My Eyes、♪From This Moment On、 ♪Blame It On My Youth、♪When I Fall In Love、 佐野元春の♪グッドバイからはじめよう…これはアルバムの 最後に入れた曲です。♪Just In Time、アンコールはピアノと デュオで♪A Wish。アルバム・タイトルにしただけあって 浩子さんにピッタリの曲です。 ▶お客さまには、CDもたくさんお買い上げいたきました。 このあと地方ツアーで6都市を回ります。体調に気をつけて 最後まで素晴らしい音楽を届けてね。成功をお祈りします。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.11.23 Sat 音楽に精力的に取り組むTOKUさん |
▶2ヵ月ぶりのTOKUさんのステージは、TOKU(vo,flh)さんと 宮川純(pf) 楠井五月(b) 福森康(ds)さんトリオ。久し振りに 金曜日のお店で満席となりました。TOKUさんの人気は衰えて いませんね。先月に、原宿のクエストホールで行われた新譜 「Dream a Dream」の発売記念のコンサートも大好評でした。 ▶彼はジャズだけにとどまらず、いろんなジャンルの音楽に 取り組み、多くのミュージシャンのレコーディングに参加も されていますが、この夜も、深夜に「アゲハ」で行われる Zebraさんのアルバム発売のライブに出演するため、当店が 終わってすぐ行かれました。ハードなスケジュールを精力的 にこなしています。音楽に貪欲に向き合う熱心な姿勢が ステージにも表れていました。 ▶1st.stage…♪Love's In Need Of Love Today、 ♪Bed Time Story、バラード♪Moon River、 ♪You've Got It Bad Girl、♪Overjoyed、♪Night And Day。 ▶2nd.stage…♪Music In The Key、♪Friend And Lover、 インスト演奏で♪Cool Struttin'、♪What A Wondfrful World、 遊びにいらしていた岸田恵士(ds)さんを呼び出し、ブラシで プレイするようリクエストして♪Fly Me To THe Moon、 レギュラーメンバーで、NHKのみんなの歌になったTOKU作 ♪君へのファンファーレ、そしてCDのタイトル曲 ♪Dream a Dream、アンコールは皆で♪IMagine を大合唱。 ▶久し振りにTOKUさんを聴いたお客さまが「最近また、 素晴らしい成長をしているね」と喜んでTOKUさんにハグを されていました。TOKUさんの努力は着実に実っているようで 私もますます応援したくなりますね。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.11.24 Sun 【レイくんの音楽会参観とピアノ発表会】 |
▶土曜日、午前中は小学校1年になった私の孫のレイくんの 初めての音楽会に呼ばれ参観してきました。演奏は学年ごと に行われます。私の頃は(大昔です)ひとクラスごとでしたが 今は4クラスある一学年が全員ステージに揃って一度に演奏 です…本当に少子化を実感しました。 ▶父兄席には、カメラやビデオを携えたファミリーが大勢 やって来ていて、幼稚園の頃の風景とあまり変わりません。 皆さんご自分のお子様が終わるとさっさと帰るらしく、父兄 席も学年別「入れ替え制」でした。 ▶午後は、レイくんの通うピアノ教室の秋の発表会でした。 秋は、春の世田谷公会堂のホールを借りて行われる発表会と 違って、深沢公民館で行われる小規模な発表会です。 ▶レイくんの演目は、ソナチネ 作品No.55-I(フリードリヒ・ クーラウ作曲)です。練習曲集ソナチネにはクーラウの曲は 3曲採用されているそうですが、小1の子供には、集中力が 相当要求される作品ということです。でもレイくんは上達が 速いからと、先生と一緒にこの曲を選んだそうです。 ▶本人は、ちょっと出来が良くなかったようで、演奏した後 気に入らない顔をしていましたが、私には、他の子と比べて かなり指使いの難しい選曲にもかかわらず、そこそこ上手に 弾けたと思えます。婆バカですけどね。 ▶彼は相変わらずサッカーに夢中で、サッカー少年として ほぼ毎日曜日、練習試合に出かけててピアノと両立は大変 そうですが、本人はやりたいと頑張っています。「ピアノが 弾けるサッカー選手」への夢は、まだ継続中のようです。 ▶参考動画、手持ち撮影のため絵がブレて見にくいですが、 音をお聴かせしたくて…左端で iPad をかざしているのは、 婆バカを地で行く私です。お店のことで頭の痛いことが 多い日々の私ですが、明るい孫の姿は一服の清涼剤です。 ←番外 レイくん秋のピアノ発表会 |
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2013.11.26 Tue 2つの「一流は違います」 |
▶昨日は臨時休業させていただきました。実は国立音大の 教授として教鞭をとられている小曽根真さんの、指導講座が 当店でありライブ演奏のいわば現場指導が行われたからです。 ▶私も立ち会わせていただき拝見しましたが、小曽根さんの 指導の優秀さ素晴らしさに感心致しました。何をやらせても 一流は違いますね。そんな訳で、週末土曜のペコちゃんの ステージレポートが遅れてしまいました。ごめんなさい。 ▶黒地に、胸に白い花模様のついたドレス、黒いショール… どこか妖婉さが漂う素敵な姿で登場した伊藤君子(vo) さん、 バックはユキ アリマサ(pf) 中村健吾(b) JUN SAITOH(ds) さん。 いつものようにお客さま一人ひとりに話し掛けるように、 ステージを進めていきました。 ▶23日は「勤労感謝の日」でした。ペコちゃんは歌や仕事や お客さまやいろんなことに感謝しそれを楽しんでいただける プログラムを組んで、ステージを盛り立てました。心憎い ばかりの行き届いた演出気遣いはさすが、こちらも一流です。 ▶1st.stage…♪Speak Low、♪On A Clear Day、 津軽弁バージョン♪My Favorite Things、 津軽弁の新曲♪Who Can I Turn To?…この津軽弁は難しくて、 私も何を言っているのかよく分からなかったのですが、ペコ ちゃんが「分かりますか?」と客席の青森からいらした方に 確かめると「分かります」ということでした。東北地方では ペコちゃんのお陰で、徐々にジャズが身近な音楽になって いるんだそうですよ !! ♪Bridges、♪A Time For Love、♪I Only Have Eyes For You。 休憩時間には客席を回って一人ずつご挨拶するペコちゃん。 ▶2nd.stage…♪A Boy From Ipanema、 遊びに見えた山本剛(pf)さんを呼び出して♪Lover Man、 いつにも増して「山本節」が光りました。この二人、昔は 週一回、当店で共演していた仲なのです。 レギュラーメンバーで♪Bluesette、松山善三作詞佐藤勝作曲 ♪一本の鉛筆…感動的な素晴らしい詞ですね。皆で歌った サトーハチロー作詞中田義直作曲♪小さい秋見つけた。 2曲とも簡潔で綺麗な日本語…心がホカホカしました。 ジャズに戻って♪Isn't It Romantic?、♪A Song For You、 恒例、皆でデュワデュワと♪Itdon't Mean A Thing、 アンコールは♪Everytime We Say Goog Bye。 ▶ジャズの名曲やそれをもじった津軽弁バージョン、そして 日本語の素晴らしさが感じられる日本の美しい曲など、コピー を準備されて客席に配り、お客さまとミュージシャンが一緒に 楽しんだ充実したステージでした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.11.27 Wed ツアー帰りで活力ある演奏 |
▶初めてこのユニットで5日間のツアーをして帰ってきた 《Generation Gap》鈴木良雄(b) ハクエイ・キム(pf) 大村亘(ds) 中村恵介(tp) 山田拓児(ts,ss,bcl) さん。毎日一緒に過ごすと、 時々集まって演奏するより密接な関係ができあがるようで、 昨夜は普段に増してとても活力があって、皆がひとつの方向を 目指して演奏している感じで、良くスウィングしていました。 父親役のチンさんも楽しそうでした。 ▶チンさんは地方のブッキングをしっかりとるのもリーダー の仕事と心得ていて、精力的にブッキングされています。 ジャズミュージシャンで事務所に所属している人はわずか。 自分の事は自分でやるしかない厳しい世界ですが、これも 好きな上に根性がないと生きて行けない世界、途中で挫折 してしまう人もいます。このユニットの若手メンバーは、皆 これからの日本のジャズ界を担う成長株ばかりだと思います。 ▶1st.stage…チンさんがNYに住んでいた時に日本を思って 書いたという曲♪MATSURI、山田さんのバスクラリネットを フィーチャーして♪Autumn Reaves…物悲しい響きでした。 チン作♪Roulette は中村さんのトランペットをフィーチャー。 チン作♪Skavi…雪が舞う様子の曲だそうです。 ▶2nd.stage…山田作♪In A Reverse Way、ハクエイ作 オーストラリアの色んな人種が集まっている街♪New Town… 山田さんのバスクラが雰囲気をよく出していました。 若い頃のチンさんの曲♪Wings、これもバスクラ演奏。 最後はアップテンポの元気が出る中村作♪Round Table。 次回出演は12/17(火)それぞれの個性がお楽しみになれますよ。 |
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2013.11.28 Thu 綺麗なピアノの響きは健在 |
▶北條直彦(pf)さんと鈴木良雄(b) 大村亘(ds)さんのトリオ。 大学時代にB.エバンスに魅せられてジャズをはじめ、巷で 「日本のビル・エバンス」と言われていた北條さんも、 今はもう60代半ばになっています。 ▶北條さんはいつも譜面をきちんと書いて用意して、リハを きちんとして本番に臨まれます。同じ年代のチンさんと、 息子のような歳のドラマー…それを楽しむように演奏され ました。客席には同級生やお知り合いがおみえになり、その 中には、尺八と篠笛の演奏家、竹井誠さんの姿もありました。 ▶竹井さんが途中で飛び入り演奏されると、居合わせた外国人 のお客さまが、和楽器とのコラボレーションに大変感動されて いましたよ。 ▶1st.stage…♪Autumn Leaves、♪Alice In Wonderland、 亡きセシル・モンローさんに捧げた北條作♪Ballade For C.M、 北條作♪遠い記憶、♪Homage To Bill Evans、♪My Romance。 ▶2nd.stage…♪Blue in Green、客席の竹井さんを呼出され 北條さんアレンジの♪五木の子守唄…尺八と篠笛の透明感の 豊かな温かいサウンドがとても素敵でした。♪Stella by Starlight、 バラード♪My One and Only Love、ブルース♪Bllis Bounce、 アンコールは綺麗にピアノが響いた♪Over The Rainbow でした。 ←当夜のスナップ写真 |
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2013.11.29 Fri お酒の進む大人のステージ |
▶いつも明るくチャーミングなマーヤさん、昨夜は久し振り の弾き語りで、シンプルにピアノトリオのステージでした。 グレース・マーヤー(vo,pf) 小牧良平(b) 河村亮(ds)さん。 小牧さんも河村さんも当店ではあまり演奏していないので、 どうかしら…と思っていたのですが、マーヤさんとは何度も 共演している仲で、彼女のことを良く理解した、しっかりと したサポートをされていました。 ▶マーヤさんは例によって「美味しい赤いお水」を飲みながら お客様に話しかけながら、クラシックで鍛えた綺麗なピアノ タッチで、リラックスしたステージを繰り広げられました。 ▶1st.stage…♪September に変えて♪November in the Rain、 ♪Kiss of Life、♪Boulevard of Broken Dreams、 ノラ・ジョーン♪Come Away With Me、♪Poinciana、 S.ワンダー♪Ribbon in the Sky、ピアノイントロが光った ♪Poor Butterfly、フランス語で歌った♪Autumn Leaves。 ▶2nd.stage…♪Save The Last Chance For Me、 ♪Comes Love、マーヤ作♪Sad Samba、♪My Fanny Valentine、 ♪Close To You、アンコールは♪East Of The Sun。 ▶昨夜は、近頃には珍しく2ndステージになってお客さまが いらっしゃいました。最近は遅くに立ち寄られるお客さまは 少ないのですが、木曜日にしては皆さんゆっくりと楽しんで いらっしゃいました。 ▶さてそろそろ11月も終わりです。今年も残りあと1ヶ月。 これまでスタッフが足りなかったのですが、以前当店にいた 元のスタッフが2人、お陰さまで戻って来てくれました。 忙しい12月も何とか手が足りそうです。そんなスタッフ一同 皆さまのお越しをお待ちし、忙しい年末を気持よくお過ごし いただけるよう努めたいと思います。よろしくお願いします。 ←当夜のスナップ写真 |
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