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 Weblog by Kyoko (過去のブログはカレンダーを戻してネ)
  7.1 Fri 賑わいの中、店内に響き渡った生音ジャズ
  7.2 Sat 大盛況の「Around The Warld」発売記念ライブ
  7.3 Sun 楽しく笑いもこぼれる最高のエンターティメント
  7.4 Mon 魂のこもったヴォーカルに感動したスペシャル
  7.6 Wed フロント2人が揃ってファンも嬉しそうだった夜
  7.7 Thu クラシックとジャズを楽しんだ夜
  7.8 Fri 後半のステージから賑わったお店
  7.9 Sat 豪華メンバーで大賑わいだった金曜日
  7.10 Sun ライカさんの深いヴォーカルを堪能した週末
  7.12 Tue 猛暑を吹き飛ばす熱い演奏で活気にあふれた夜
  7.13 Wed NY在住昇子さんの大人の雰囲気ただようステージ
  7.14 Thu お話も楽しかった躍動感のあるデュオステージ
  7.15 Fri ジャズ名曲シリーズのような鈴木央紹クァルテット
  7.16 Sat ゲストも多く飛び入りしユーモラスで和んだ夜
  7.17 Sun 「源流ジャズ」の録画録りもあり大賑わい
  7.18 Mon 店内1/3は女性客で大賑わいのTOKUちゃん
  7.19 Tue 観ても聴いても心地いい蘭さんのステージ
  7.21 Thu 広島から台風の中、東京に帰って来た辛島トリオ
  7.22 Fri ジャズファンにはたまらないステージ
  7.23 Sat 躍動感と迫力に圧倒されたステージ
  7.24 Sun 思い切り歌った「BODY&SOUL シスターズ」
  7.26 Tue 時代が変わっているのを実感したステージ
  7.27 Wed 切れのいいクリアーなサウンドのトリオ演奏
  7.28 Thu 選曲もアレンジも「今」を行くさすが片倉クィンテット
  7.29 Fri 努力が実ってきて私も嬉しい《フロントページ 》
  7.30 Sat ゲリラ雨の中いらしてくれたお客さまに感謝
  7.31 Sun 久しぶりに血湧き・肉踊り勇気をもらった夜


  2011.7.1 Fri   賑わいの中、店内に響き渡った生音ジャズ
▶6月最終日は《フロント ページ オーケストラ》。昨夜は、レギュラーの
浜崎航(ts)さんがツアーのためお休み。替わって神戸出身の吉本章紘(ts,fl)
さんが参加。難しい三木さんの譜面を、初見でクリアーしてしっかり吹くのに
感心しました。
▶昔の、特にジャズメンは、譜面が読めなくてもプロになっている人が
多くいましたが、最近はジャズの教育も充実して、みなさんしっかり基礎を
勉強してからジャズの世界に入ってプロになる方達が多く、その点でも
ジャズはすっかり市民権を得た音楽に成長したわけですね。
▶1st.stage…三木作♪Stop And Go ソロをとったのは三木俊雄(ts) 奥村晶(tp)
福田重男(pf)、♪Easy As A Pie ソロは吉本章紘(ts) 山岡潤(euph) 松島啓之(tp)
上村作♪The Last Phase Of The Moon ソロはイントロ上村信(b) そして
松島啓之(tp) 浅井良将(as)、三木作バラード♪Sleep Like A Baby ソロは
三木俊雄(ts) 福田重男(pf)、♪Quantum Leap ソロは奥村晶(tp) 三木俊雄(ts)
片岡雄三(tb) 柴田亮(ds) 。
▶2nd.stage…三木作♪Next Channel ソロは三木俊雄(ts) 浅井良将(as)
片岡雄三(tb)、♪Happy Hour ソロは松島啓之(tp) 山岡潤(euph)
♪By Any Means Necessary ソロは浅井良将(as) 吉本章紘(ts) 福田重男(pf)
♪墨田川 ソロは片岡雄三(tb) 福田重男(pf)、♪Steppingstpne ソロは
奥村晶(tp) 三木俊雄(ts) 柴田亮(ds)、アンコールは静かなスタンダードで
♪Time On My Hands。
▶内輪の話で恐縮ですが、この6月はなぜかお客さまが普段の月より
少なく、経営的にかなり厳しい月になり、月末でいろんな支払いも
あったりして心を痛めておりました。でも、昨夜、お店が賑わい、
みなさまが楽しまれている姿を見て、少し心が安らぎました。
久しぶりに聴けた曲もあったし。さあ7月、がんばらなくっちゃ。
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  2011.7.2 Sat   大盛況の「Around The Warld」発売記念ライブ
▶早稲田ジャズ研出身の 鈴木良雄(b) 増尾好秋(g)さんのお二人。 若いと
思っていたお二人ですが、還暦も過ぎ、いらしてくれた同級生は皆さん
退職されて年金暮らしの方がほとんど。でも、好きで選んだこの道には
定年はありません。身体が元気であれば、いつまでも現役。お二人とも
まだまだ意欲に溢れていて、作曲活動にも力を入れ、スタンダード曲の
中にオリジナル曲を入れてのステージでした。
▶1st.stage…鈴木作♪Sailing And Rolling、♪Around The World、増尾作
♪I'll Be With You、鈴木作♪Moon Through The Window、♪My Ideal、
増尾作♪Miner Adjustment 。
▶2nd.stage…鈴木作♪In The Field、♪A Nighingale Sang In Berkely Squere、
鈴木作♪Deep In The Dream。この曲をレコーディングしている時、
あの大地震がきたそうです。でもめげずに録り終えたということです。
♪Coryallis…1970年、増尾さんが、渡辺貞夫クァルテットでニューポート
ジャズフェスへの出演ツアーで出会い、結婚なさった奥様に、初めて
ひとりで会いに出かけていった地名だそうです。アンコールは、増尾作
♪Music Frou The Lake。CDも沢山お買い上げいただいた和やかな
発売記念でした。
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  2011.7.3 Sun   楽しく笑いもこぼれる最高のエンターティメント
▶ギラ・ジルカ(vo) さんと、矢幅歩(vo) さんの2ヴォーカルに
北村嘉一朗(voice Percussion)さん、そして楽器は竹中俊二(g) さんの
ギター一本という週末のステージ。ギラさんは、当店2回目の出演でした。
昨年初のリダーアルバムをリリースし、大好評を博したギラさん、
多くのお客さまがいらっしゃいました。
▶楽器はギター一本でしたが、2ヴォーカルとヴォイスパーカッションで、
ギター一本とは思えない豊かなサウンドでした。ギラさんは、とにかく
MCの話が面白く、歌も人の心を掴むことが自然にできていて、飽きさせず…
この編成で凄い事だと思いました。実力がないと出来ないことですね。
▶北村さんのヴォイスはとにかく上手。呼吸法が独特なのです。4歳の頃、
この子は喉がおかしいんじゃないかと思われ、ご両親が病院に連れて
行かれたそうです。(この話に店内は大爆笑)以前はコーラスグループに
入っていたそうで、ボーカルのコーラスの時には一緒に歌って
いらっしゃいました。器用な方ですね。
▶1st.stage…♪Moody's Moon Fir Love、♪It Don't Mean A Swing、
♪Over Joyed、ギラ作♪I Love You、♪My Favorite Things、
ギラ作♪Drinking My Tea。
▶2nd.stage…♪How Do You Keep The Music Playing、
♪Havana Gella、バラード♪Because、♪三年目の浮気…この曲は
ギラさんにとっては日本的ブルースだそうです。矢幅さんとの掛け合いも、
北村さんの音(声)と表情が面白くて、大受け・大笑いでした。
♪Route 66、自分を勇気づける曲♪You Raise Me Up、アンコールは
♪上を向いて歩こう でした。
▶ここで終わりかな、と思ったら、矢幅さんのスペイン語、北村さんの
韓国語が始まりました。チック・コリアの♪スペインでした。難しい曲も
楽しく聴かせてくれ、お客さまはこの素晴らしいエンタメステージに
大満足され、楽しい週末をお過ごしいただけました。
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  2011.7.4 Mon   魂のこもったヴォーカルに感動したスペシャル
▶今月の《Sunday Special》は今年はじめての上京出演、与世山澄子(vo) さんと、
堀秀彰(pf) 井上陽介(b) 力武誠(ds) さんでした。お店を開けた5時は、まだ陽が
高く、明るくて…ジャズは陽が暮れないと少々雰囲気不足。
▶トリオは初顔合わせでしたが、与世山さんとはそれぞれ共演されたことも
あって、彼女のファンでもあるこの3人にお願いしました。井上さんが真ん中で、
しっかりリズムをキープ。与世山さんも安心して、気持よく歌っていらっしゃい
ました。初めてお聴きになった方もいらして、魂のこもった歌に深く感動して
おられました。私もスタッフも、久しぶりの彼女の歌に接し、感銘を受けました。
いつも言うようで恐縮ですが、彼女の歌を聴くたびに、「歌には人生が表れる」を
実感させられます。
▶1st.stage…インスト曲♪On Green Dolphin Street、J.カーンの
♪All The Things You Are、与世山さんが入って♪For Once In My Life、
♪Summer Knows、♪Where Or When、♪They Can't Take That Away From Me、
バラード♪Lover Man、1930年代の大恐慌の時にみんなが勇気ずけられた曲で、
今こそ♪Street Of Dream、8ビートで♪Feelng Good。
▶2nd.stage…インスト曲♪Summer Night、ミディアムテンポで♪Body And Soul、
与世山さんが入って♪All of Me、ボサノバ♪Dindi、世界残酷物語りの主題歌
♪More、♪My funny Valentine、♪Nice Work If You Can Get It、
♪Someway In The Night、♪Suny Side Of The Street、アンコールはお馴染み
♪What A Wonderful World。
▶久しぶりの与世山さんでしたが、いつもよりお客さまが少なく、もったいなく
思いました。沖縄から手弁当で上京してくださった与世山さん、ごめんなさい。
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  2011.7.6 Wed   フロント2人が揃ってファンも嬉しそうだった夜
▶5月に体調を崩して1カ月半、休養入院されていた 松島啓之(tp)さんが復帰!
先月ひとりでフロントを務めた 山田穣(as)さんと、今泉正明(pf) 本川愁平(b)
広瀬潤次(ds) さんのクィンテット。昨夜は2人が揃ったステージで、
このグループのファンの方はみなさん嬉しそうでした。
▶でも間が悪く、7時頃に通り雨がきて、出足をくじかれたのでしょうか
熱心なファンの方の他は、いつもよりお客さまが少なく残念でした。
▶1st.stage…W.ショーターの♪Summit、M.ディビスの古い方の♪Milestone、
(マイルスには同名が2曲あります)、バラード♪I Can't Get Started、
H.モーブリー作♪Take Your Pick。
▶2nd.stage…♪Kicker、リクエストに応えて松島作品♪Treasure、
バラード♪Darn That Dream、♪Lotus Blossom、アンコールは
♪It Could Happen To You。「ジャズ」を楽しんだ夜でした。
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  2011.7.7 Thu   クラシックとジャズを楽しんだ夜
▶昨夜、東京フィルハーモニー交響楽団の創立100周年コンサートが
オペラシティホールでありました。小曽根真さんがご出演なさっていて
ご招待いただいたので行ってきました。指揮者は大植英次さんで、
レナード・バーンスタインのお弟子さん。タクトなしで踊るような
指揮ぶりでした。
▶小曽根さんの演奏は、モーツアルトのピアノ協奏曲27番。ピアノの音が
ころがるような美しい音色で、私は至福の時を堪能しました。この歳になって
言うのも気が引けますが、クラシックの素晴らしさに魅せられました。
▶お店に出たら、こちらはマイルスの曲…まるで別世界。
フィリップ・ウー(p,key) ジェフ・カリー(b) セシル・モンロー(ds)
レイモンド・マクモーリン(ts) さんにマヤ・ハッチ(vo)さんのヴォーカル。
マヤさんは髪をアップにして、真っ赤なフリルのミニドレス姿。小柄な
ボディによく似合って素敵でした。大学教授をなさっているお父様が
アメリカからいらして娘さんのステージに目を細めていらっしゃいました。
初老の紳士で、とても上品な方ですね。
▶1st.stage…♪Los Alamitos Latin Funk Love Song、♪Sham Time
♪Betty Boop、マヤさんが入って♪Acknowledgment、
♪Our Love Is Here To Stay、♪Round Midnight。
▶2nd.stage…♪Impressions、♪Paul B.Allen,Omaha Nebraska
マヤさんが入って♪God Bless The Child、♪Afro Blue、
♪Little B's Poem、♪Body And Soul ♪Agua De Beber、
アンコールは♪Open Your Eyes You Can Fly。マヤさんは、普段歌わない
曲をフィリップさんのアレンジで歌い、楽しそうでした。
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  2011.7.8 Fri   後半のステージから賑わったお店
▶《横山達治 スペシャル プロジェクト》里見紀子(vln) 福井ともみ(pf) さんと、
山下弘治(b) トミー・キャンベル(ds) 横山達治(perc)さん。紀子さんは、涼しげな
ブルー模様のブラウスに白のパンツ。一方、ともみさんは情熱的に、真っ赤な
ノースリーブのブラウスに霜降り模様の赤のパンツ…と二人の美人は好対照。
中央で優雅にヴァイオリンを弾く姿はステージが華やぎますね。
▶でも最初のステージは客席が寂しかったのですが、次のステージが始まる前に
大勢のお客さまがいらっしゃって、ミュージシャンのテンションも上がり、
店内は賑やかになりました。中に、初めてこうしたライブを体験された
サラリーマンの方がいらして、目の前の演奏に興奮して踊り出しそうになり
お連れの方に静止されていらっしゃいました。お客さまが楽しまれている姿を
見るのはいいものですね。
▶1st.stage…♪You Are The Sunshine Of My Life、♪Mambo In、
紀子さんをフィーチャー して♪Blue Sette、ともみさんアレンジの♪Closs To You、
♪Armando's Rumba。
▶2nd.stage…♪Ra Estrellita、♪Mambo Influenciado、紀子さんをフィーチャー
♪G線上のアリア、♪You've Changed、テンポが速くて難しい曲♪Yatra-ta、
アンコールはゆったりと♪Wave。陽気な音楽で楽しい夜でした。
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  2011.7.9 Sat   豪華メンバーで大賑わいだった金曜日
▶守屋純子(pf) 近藤和彦(as,ss) 岡崎好朗(tp) 片岡雄三(tb) 岸徹至(b)
ジーン・ジャクソン(ds)さんという、ジャズファンにとってはたまらない
豪華メンバー《守屋純子セクステット》の金曜の夜。しかも守屋さんは、
どこでもいつでも出演される方ではありません。一年を通して計画を立て
コンサートとライブをなさいます。だからお店はいつも満席状態。お店を
経営する身にとっては本当にありがたい事です。
▶スタッフも忙しくなり、普段は3,4曲と決めている USTREAM での
ライブ中継も、スイッチを切り忘れ最後までそのまま配信状態。特に
地方の方にとってはなかなか聴けないユニットなので、視聴されていた
皆さん大喜び。書き込みもたくさんありました。
▶1st.stage…T.モンク♪Four In One、守屋作♪For Daniel、岡崎さんが
NYから帰国したのを歓迎した守屋作♪Welcome Home、D.エリントン
♪I Got It Bad、守屋作♪Walking Down The Nakamise Street。
▶2nd.stage…B.ゴルソン♪Wisper Not、守屋作♪Walts Step、
W.ショーター♪Yes Or No、守屋作♪Forever Peace、D.エリントン
♪It don't Mean A Thing、♪見上げてごらん夜の星を…震災以来、
ジャズのライブでもこの曲が演奏されたり歌われたりすることが
多くなりました。
▶演奏はもちろん素晴らしいですが、守屋さんのMCも人柄が出ていて
独特の面白さです。ジーンさんのドラムが素晴らしいサポートで、
サウンドを一層盛り上げていたのも印象的でした。お客様も大いに
楽しまれ、大変充実した金曜夜になりました。
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  2011.7.10 Sun   ライカさんの深いヴォーカルを堪能した週末
▶残念ながらフランスに帰国する事になってしまったライカ(vo) さんと、
片倉真由子(pf) 井上陽介(b) ジーン・ジャクソン(ds) さんのトリオの週末。
ライカさんの当店出演は2度目ですが(ツィートしてお知らせしましたが)
彼女は帰国後はコンサート活動に専念されるそうで、土曜の夜は、生で
身近に聴かれる最後のライブになりました。
▶彼女は、前もってミュージシャンたちに譜面を送り、当日しっかりと
リハーサルして本番に臨みました。選曲も良く、派手さはありませんが、
ハスキーな声で歌う歌には味があり、大人の女性の雰囲気がただよう
素敵なステージでした。
▶1st.stage…ドラムスをバックに歌った♪Caico は、アフリカの雰囲気。
トリオバックで♪How Deep In The Ocean、♪Go Away Little Boy、
♪I Only Have Eyes For You、♪It's Easy To Remember、ラテン調の
♪Essence、ピアノとデュオで♪Imagination、トリオバックで私の
大好きな曲♪Wild Is The Wind。
▶2nd.stage…インスト曲♪My Shining Hour、ヴォーカルが入って
♪Being Me、♪Matrix、♪Think Of One、♪What Are Doing The Rest
Of Your Life?、♪I Must Have That Man、♪When Love Was You And Me、
♪I'm Gonna Lock My Heart、♪Every Time We Say Good Bye、
♪You Turned The Table On Me、アンコールは♪Lady's Back Town。
拍手が鳴り止まずもう一曲♪Throw It Away…この曲も私は大好き。
▶次に来日されるのはいつかになるか解りません。彼女は、日本ではまだ
あまり知られていませんが、世界に羽ばたく日も近いことでしょう。
彼女もこのトリオを大いに気に入ったようで、次回来日したときには
ぜひ一緒に演奏したい、とおっしゃっていました。ミュージシャンたちも
もっと一緒に演奏したいのに残念だ、と終演後も名残惜しそうでした。
▶8月にはNYでロイ・ハーグローブさんらとレコーディングする予定だ
そうです。発売が楽しみですね。ライカさん、そして真由子さん陽介さん
ジーンさん、素晴らしい時間をありがとうございました。
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  2011.7.12 Tue   猛暑を吹き飛ばす熱い演奏で活気にあふれた夜
▶近藤和彦(as,ss) さんと今泉正明(pf) 上村信(b) 大坂昌彦(ds) さんの
クァルテット。近藤さんは前日にコンサートがあって打ち上げが
あったのですが、それには参加せず、昨夜のライブの準備なさっていた
というとても熱心な方です。私はミュージシャンの譜面を見る機会が
時々ありますが、彼の譜面はとても綺麗です。ボロボロの譜面を持ち歩いて
いる人もいる中で、とても几帳面な方でもあります。
▶後半のステージがはじまる前に、伊藤君子(vo) 海老沢一博(ds) さん
ご夫妻がいらっしゃいました。ペコちゃんの誕生日だったのです。前日、
海老沢さんが一緒に演奏して素晴らしいソロをとった近藤さんのグループ、
ということで、お食事の後、聴きにいらっしゃいました。近藤さんが
♪ハッピバースデイを演奏し、海老沢さんとペコちゃんが飛び入り参加。
津軽弁バージョンの♪Summertime を歌いました。思わぬ飛び入りに
お客さまは大喜び。みなさん今夜はラッキーだった、と言って
お帰りになられました。
▶1st.stage…B.パウエル♪Celia、近藤作♪Blues for Salbador、
♪Skeptical Thinking、近藤さんのアレンジによる、本来はバラードの
♪Summertime、 B.パウエルのとても難しいリズムの♪Wail。
▶2nd.stage…近藤作♪The Place that cannot reach only by Spirit
(根性がなくちゃたどり着けないゼ)、C.ジョビンのロマンチックな曲
♪Zingaro、ペコちゃんと海老沢さんが飛び入りして♪Summertime、
NYでいつも行ったクラブがある♪Unuverestiy Place,11th Street、
バラード♪Our Prayer、♪E-Z pass、アンコール♪Star Eyes で
活気のある夜が終りました。
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  2011.7.13 Wed   NY在住昇子さんの大人の雰囲気ただようステージ
▶久しぶりの天野昇子(vo) さんと大口純一郎(pf) 鈴木良雄(b)
セシル・モンロー(ds) さんのトリオ。NYに30年近く移り住んでいる
昇子さんですが、最近は年に4回ほど帰国して、ヴォイストレーニングや
ヴォーカルの先生をされています。だから、小柄な身体ですがお腹から
声が出ているので、とても聴きやすいヴォーカルです。
▶NYに住んでいるだけあって衣装も素敵。昨夜は黒のノースリーブで、
真珠などが散りばめられた黒のブラウスに黒のパンツ…とてもシックな
出で立ちでした。大口さんのピアノは味があって、チンさんセシルさんとの
コンビネーションもよく、大人の雰囲気ただようステージでした。
▶1st.stage…インスト曲♪Solar、♪My Ideal。ヴォーカルが入って
♪I've Never Been In Love Before、ボサノバで♪Flor de Lis(百合の花)
♪Caravan、♪Once Upon A Summer Time、♪Lullaby of Birdland、
バラード♪Never Let Me Go。
▶2nd.stage…インスト曲♪Chelsea Bridge、ヴォーカルが入って
♪On Green Dolphin Street、♪What A Little Moon Can Do Life、
バラード♪You've Changed、ボサノバ♪One Note Samba、
♪Blue Moon、♪Only Trust Your Heart、♪Another You、
アンコールは♪On The Suny Side Of The Street。
▶このグループ、今日今頃は、暑い群馬の桐生に行っています。そして
日帰りで明日は東京の仕事。この猛暑に、ミュージシャンも大変ですね。
くれぐれも熱中症に気をつけてくださいね。
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  2011.7.14 Thu   お話も楽しかった躍動感のあるデュオステージ
▶中村健吾(b) さんと秋田慎治(pf) さんのデュオは、最初のステージは
慎治さんのオリジナル曲が中心で、次のステージは健吾さんの選曲と
オリジナル曲を中心にした演奏でした。
▶昨日はヘンなことがいろいろ重なったようで、満月のような月の
せいかもしれない、とお客さまにいろいろお話をして演奏されました。
まず、早くからリハーサルするため自転車でクルマのある駐車場に行き、
すぐ近くで3台の玉突き事故を目撃したと健吾さん。山手線が人身事故で
止まり、待ってもバスも来ずやっとの思いでタクシーを拾った慎治さん。
リハが終わって蕎麦屋に行くとオーダーと違うものが出てきた健吾さん。
お代は要らないと言われ、ひとり分を割り勘にした…など、お話でも
惹きつけたステージでした。
▶1st.stage…秋田作♪Blue On You、♪Walking In Paris、C.ジョビン
♪Felicidade、秋田作♪Just Like It、ベースのイントロから♪Summertime。
▶2nd.stage…♪Spiritual Song〜♪Nobody Knows〜♪Sometimes I Feel Like
A Motherless Child、健吾作♪Op=Oz、お客さまのお誕生日を祝って
♪Happy Birthday、秋田作♪Road To Road、アンコールは健吾さんの
美しい曲♪Hope。躍動感のある楽しいステージを堪能し、お客さまは
みなさん大満足されたようでした。
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  2011.7.15 Fri   ジャズ名曲シリーズのような鈴木央紹クァルテット
▶メンバーは、鈴木央紹(ts) 若井優也(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 原大力(ds) さん。
鈴木さんのテナーサックスの音色は、柔らかく、美しく、とてもセクシーで、
耳に心地よく響きます。向上心旺盛な若井さんのピアノは、聴く度にどんどん
進化していて驚かされますが、そんなバックの面々がフロントのサックスを
自由に吹かせて楽しみながら演奏。お客さまはライブジャズの面白さと
楽しさを満喫されました。
▶2セット目のステージにTOKUちゃんが遊びに来て、飛び入り参加。
彼がツイッターで当店に行くとつぶやいたらしく、USTREAM 中継の
「現在の受信者数」がいきなり数倍に跳ね上がりました。その凄い影響力に
驚くばかりです。
▶1st.stage…♪I Wish I Knew、♪Who Can I Turn To?、滑らかで
しっとりとしたバラードで♪Laura、♪Alone Together では、音楽が
どんどん発展してライブらしい凄い演奏でした。
▶2nd.stage…K.ジャレット♪Prism、鈴木作♪3月のWaltz、
♪In The Wee Small Hours Of Morning、TOKU ちゃんが入って
♪If I Should Lose You、アンコールは古い方の♪Milestones。
現代風の名曲をたくさん聴けた夜。お客さまがもう少し大勢いらっしゃれば、
もっと良かったのに…惜しまれる夜でした。
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  2011.7.16 Sat   ゲストも多く飛び入りしユーモラスで和んだ夜
▶ウィリアムス浩子(vo) さんと後藤浩二(pf) 岡田勉(b) 江藤良人(ds) さん。
バックのトリオの名前は「Eros」。最近ユニットを結成し、アルバム発売。
名古屋在住の後藤さんと岡田さんが、その発売記念ライヴで上京中で、
当店での浩子さんとの共演になりました。岡田さんは、昔、当店の
ほぼレギュラーベーシストでしたが、今は名古屋に移り住んでいて、
久しぶりの当店出演でした。
▶昨夜は、伊藤君子(vo) 海老沢一博(ds) さんご夫妻、山口有紀(vo) さん
横山和明(ds) さんなど、ミュージシャンも多く遊びに見えていて、
浩子さんも大歓迎して、それぞれをステージに呼び上げました。
▶1st.stage…インスト曲はそのCDから♪The Fool On The Hill、
♪Words And Mood、浩子さんが入って♪Flamingo、♪Lullaby of Birdland
♪Tea For Two、バラード♪Neaness Of You、日本語と英語で♪Corcovado、
♪My Favorite Things。
▶2nd.stage…♪Mona Lisa、♪All The Things You Are、海老沢さんを
呼び出して♪I Can't Give You Anything But Love、今度はペコさんを呼び出し
♪My Funny Valentine、横山さんを呼び出して♪Love Me Or Live Me。
レギュラーに戻りバラード♪I Wish、♪Love For Sale、アンコールは
♪My Foolish Heart。お客さまは、浩子さんの他ゲストミュージシャンも
含めて、大いに楽しまれました
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  2011.7.17 Sun   「源流ジャズ」の録画録りもあり大賑わい
▶グレース・マーヤー(pf,vo) 荻原亮(g) 江口弘史(b) セシル・モンロー(ds)
さんの週末。CS朝日の、今ではほとんど唯一のジャズ番組「源流ジャズ」の
録画でカメラが4台も入り、応援に駆けつけた大勢のお客さまがステージ
周りを囲んで、お店は大賑わいでした。
▶マーヤさんはグレーの片肩のオールインワンパンツスーツに、お馴染みの
グレーのハットで決めて登場。「美味しい水」を飲みながら、気持の良い
ギターとグルーブ豊かなリズムに乗って、気持よく演奏し歌いました。
人懐っこくキュートな自然体の彼女が、うまく撮れたでしょうか。
放送は9月3日です。お楽しみに。
▶1st.stage…♪Poinciana、♪Kiss Of Life、♪Them There Eyes.
♪Black Coffee、ファンクのリズムで♪Angel Eyes。
▶2nd.stage…♪All Blues、♪Nightingale Sang In Berkeley Square、
ファンクのリズムで♪Fever、8ビートで♪My Funny Valentine
♪Caravan、アンコールは♪You Are So Beautiful、そして
♪Bye Bye Blackbird の2曲でした。大勢のお客さまはみなさん
最後まで楽しまれ、満足なさってお帰りになられました。
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  2011.7.18 Mon   店内1/3は女性客で大賑わいのTOKUちゃん
▶スティービー・ワンダーの曲をカバーした新しいアルバムが発売され、
それが各方面で取り上げられ、発売記念コンサートも立ち見が出るほど
大好評だったTOKU(vo,flh)ちゃんと、泉川貴広(pf) 安田幸司(b) 福森康(ds)
吉田智(g) さんの【Sunday Special】
▶お店がこんなに満杯になったのは、久しぶりのこと。TOKUちゃんも
35歳を過ぎて男盛り。最近はジムに通って肉体改造も始められたようで、
見るからに健康的。新しいファンも増えたし、人間としても成長している
時なんだと思います。
▶当店出身の彼は、私には息子のような感じ。とっても嬉しいことです。
このメンバーもお馴染みなりましたが、泉川さんは当店2回目の出演。
みなさん早い時間からリハーサルをやって本番に臨まれました。
▶1st.stage…♪Moonlight Serenade、♪A Whole New Life、
♪I Can't Help It、♪Tight、♪My Shining Hour、長い間TV-CMに
使われた♪She、♪Fly Me To The Moon、♪Send One You Love。
▶2nd.stage…お馴染みの♪Part Time Lover、♪Rock With You、
ここで当店のスタッフ、真由美さんを呼び出して♪You Are The
Sunshine of My Life。いつもデュエットしていた曲で、今夜は
ひとりかな、と思っていたのですが、リハの時にヴォーカルを
勉強している真由美さんのことを思い出して、急遽デュエットを
決めました。優しいTOKUちゃん、ありがとう。
▶その後、インストでW.マリサリスの♪Delfeayo Dilemma、
有名な♪Over Joyed、TOKUちゃんの作品♪Again、そして
♪Nostalgikos、♪Kiss of Life、アンコールは♪My Cherie Amour。
多くの女性のお客さんたちにとって、いつまでも続いて欲しいと思う
ロマンティックな夜でしたが、ここで終演。いつもより数倍も多くの方が
USTREAM の中継をご覧になっていたようで、チャットもずいぶんな
賑わいだったようです。本当に人気者ですね。
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  2011.7.19 Tue   観ても聴いても心地いい蘭さんのステージ
▶三連休最後の休日は、大城蘭(vo) 平岡雄一郎(g) リン・ヘイテツ(pf)
佐藤慎一(b) 和丸(ds)さん。いつものように、蘭さんの大勢の男性ファンが
応援にいらっしゃいました。そんな中、髪をアップにして、白地に淡い
ピンク模様の綺麗な肩なしサマードレス姿で登場した蘭さん。
▶可愛い蘭さんを目にして、初めていらしたカップルの男性が、美しくて
可愛いね、と言ったら一緒にいらした女性に怒られていました。男性だから
仕方ないですね、解る気がします。蘭さんの声は心地いい声質ですが、
観ていても心地いいですものね。
▶平岡さんが起用されたリンさんは、当店初めてでしたが、とても
個性的なピアニストでした。昨夜は30年代の古い曲を混ぜながらの
ステージ。この7月の末に4枚目のアルバムがリリースされますが、
以下は、多くがその中に入っているそうです。
▶1st.stage…インスト曲♪Just Friends、蘭さんが入って
♪I've Got You Under My Skin、♪Little Boat、♪Fever
♪If Drearms Come True、♪Almost Like Being Love、
♪My Melancholy Baby、♪On A Clear Day、♪Jamaica Farewell、
♪I Love Being Here With You。
▶2nd.stage…♪Wave、♪Night & Day ♪Tip Toe Thru The Tulips、
♪Look To The Rainbow、8ビートで♪You Don't Know What Love Is、
♪Frim Fram Sauce、♪Dreep On In、♪Sails、♪Day In Day Out、
アンコール♪Side By Side でした。
▶これから台風がやってきそうです。暑さは少し収まりそうですが、
大型のようです。皆さま気をつけてくださいね。
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  2011.7.21 Thu   広島から台風の中、東京に帰って来た辛島トリオ
▶休み明けは、辛島文雄(pf) 楠井五月(b) 小松伸之(ds) さんのトリオ。
今年も5月の末から7月中旬まで、クルマで全国縦断ツアーを行って
帰京した辛島トリオ。そのツアーメンバーです。
▶ツアー最終日は広島で、ちょうど台風の最中で、帰りは台風と一緒に
東京まで。高速では強風でクルマが揺れ、途中に通行禁止があったり…
13時間、大変な思いをされて一昨日帰ってきたところ。東京では
台風はそれほど激しくなかったのですが、台風情報のせいかお客さまが
とても少なくお気の毒でした。
▶でも演奏は、誠意のこもった、素晴らしい演奏でした。普通は、
客席が寂しいとミュージシャンもテンションが下がってしまうのですが
そこはさすが辛島さん。若い二人も汗だくになりながら頑張って、
台風情報にめげず来ていただいたお客さまに、感謝の気持が伝わってくる
熱のこもったステージでした。
▶1st.stage…♪Solar、♪One Finger Snap、♪Like Blues For J.D.、
♪I Should Care、♪The Dolphin、♪Darn That Dream、♪Oleo。
▶2nd.stage…♪Along Came Betty、♪Two Lonely People、
辛島作品アップテンポの♪Brilliant Darkness、♪Body And Soul…は
毎回違うイントロからはいります。♪Tenar Madness St Thomas、
バラード調からアップテンポに変わった♪Round Midnight。
▶お客さまにとってはとても贅沢な夜。みなさま、ジャズらしい
素晴らしいジャズをご満喫なさいました。来月の出演は16日です。
ぜひこのトリオジャズサウンドの真髄をお聴きになって下さい。
私も応援しているトリオです。
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  2011.7.22 Fri   ジャズファンにはたまらないステージ
▶久しぶりに過ごしやすい気温になった夜の《THE FORCE》。
メンバーは奥平真吾(ds) 宮川純(pf) 須川崇志(b) 太田剣(as) さん。
真吾さんが20年近いNY生活から帰国して、若くて優秀な人材を
集めたこのユニットも結成1年になりました。
▶須川さんは今、日野皓正バンドのレギュラーベーシスト。
宮川さんは24歳のまだあどけなさが残る青年ですが、作・編曲
をこなし将来有望視されているピアニストです。昨夜は、
少ないお客さまでしたが、演奏は選曲もバランスも良く
ジャズファンにはたまらないステージでした。
▶1st.stage…O.コールマン♪When Will The Blues Leave、
太田さんのソプラノサックスをフィーチャーしてB.ハッチャーソン
♪Little B's Poem、アルトサックスをフィーチャーして
D.ピアソンのバラード♪You Know I Cear、J.ヘンダーソン
♪Inner Urge、真吾作♪Maconde。
▶2nd.stage…宮川作♪I Think So、S.スワローの♪Eider Down、
益田幹夫作♪Mbalish、ソプラノサックスによる♪Peacocks は、
サビの部分でピアノとベースのユニゾン(オクターブ違う同じ音)
になり、とても素敵なバラードになりました。その後、真吾作
ドラムソロから入った♪ALISEMA では、NYの香りただよう
グループ感…。このユニットは、もっともっと多くの方に
聴いて頂きたい、私が自信を持ってお薦めするユニットです。
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  2011.7.23 Sat   躍動感と迫力に圧倒されたステージ
▶チャリート(vo) さんと、バックがクリヤマコト(pf) 中村健吾(b)
則武裕之(ds) さんという豪華強力トリオ。トリオの面々は初共演で
早くからリハーサルを行いました。チャリートさんは、その時から、
スピード感とグルーブ感に興奮されたようです。
▶本番ではチャリートさんの元気がますます出たようで、テンションも
さらに上がり、リハ以上にノリのいい、凄いステージになりました。
則武さんは、日本人には珍しくタッチが綺麗でスピード感に溢れ、
表情豊かなドラミング。そしてマルチピアニストクリヤさんと健吾さん。
チャリートさんはその演奏に乗って、自由に気持良く歌い上げました。
▶1st.stage…インスト♪Watermelon Man、ヴォーカルが入って
♪Rock With You、♪This Masquerade、♪Falling In Love、
言葉遊びの歌♪Summer Me Winter Me、季節もの♪Summertime、
M.ジャクソンの♪I Can't Help It。
▶2nd.stage…インスト♪Night In Tunisia、ヴォーカルが入って
♪Nica's Drearm、カップルの方は手を握ってくださいと
バラード♪But Beautful、ボサノバで♪Wave、エモーショナルに
♪So In Love、8ビートで♪I've Got You Under My Skin、
♪Round Midnight、♪Sir Duke、ピアノとヴォーカルデュオで始まった
アンコール♪Imagine は、とても心のこもった演奏でした。
▶金曜日がこんなに賑わったのは本当に久しぶり。スピード感に溢れた
スリリングな演奏に、しばらくぶりでお聴きになったお客さまが、
今夜は興奮して眠れるかな、と独り言を言って帰られたくらい。
私もスタッフも、気持の良い疲れでした。
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  2011.7.24 Sun   思い切り歌った「BODY&SOUL シスターズ」
▶山本剛(pf) 金子健(b) 大隅寿男(ds) さんのよくスウィングするトリオに、
三輪知可(vo) 加納真由美(vo) 情家みえ(vo) さんの「BODY&SOUL シスターズ」。
客席は3人を応援してくださる方と、剛さんのファンで満杯に。常連さんも、
当店の元と現スタッフという顔見知りの出演で、大勢いらしてくれて、
3人は大緊張していました。
▶打ち合わせもなかったのに、三人は皆、黒の衣装で決めていました。
知可さんとみえさんは、最近あちこちから声がかかり、プロとして十分
認められるようになってきています。大先輩である伊藤君子(vo) さんや
チャリート(vo) さんも聴きにいらっしゃいました。お二人とも普段は、
後輩の指導をしていらっしゃって、みえさんの先生でもあります。
▶1st.stage…インスト曲♪Off Session、剛さんの十八番の♪Misty、
知可さん♪Sunny と♪Love You Madly、真由美さん♪My Funny Valentine と
♪Alright Ok、みえさん♪I Wish You Love と♪I Cried For You。
▶2nd.stage…インスト曲♪Misty〜♪Loveing Tach…この曲をお聴きに
いらっしゃるご夫婦がピアノの側で熱心に聴いていらっしゃいました。
知可さんとお客さまの大合唱♪A Ha-llelujah!、♪Fleurdelis、
真由美さん♪They Can't Take That Away From Me、
♪テネシーワルツ は、大隅さんに変わって海老沢一博(Ds) さんが伴奏。
みえさん♪I Can't Give You Anything But Love、♪Once For My Life、
最後は3人で♪Country Roads は店内大合唱。客席からは、アンコール
されたのですが曲の用意がなくて、剛さんの♪Dinah で、和やかに終了。
▶三人三様のヴォーカルをお楽しみいただきました。明るくしっかり者の
知可さん、クールな真由美さん、一番年長上ですがちょっとはにかみ屋の
みえさん…みんな私の娘のような存在です。皆さま応援ありがとう
ございました。この次は、もっと勉強して、また違った彼女らを聴いて
いただけると思います。どうか、末永く見守って下さいね。
よろしくお願い致します。(写真アップされています)
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  2011.7.26 Tue   時代が変わっているのを実感したステージ
▶向井滋春(tb) さんと、当店初出演の女性サックス奏者、纐纈歩美(as)さん
そして、井上祐一(pf) 井上陽介(b) 江藤良人(ds) さんのクィンテット。
メジャーデビューして、今注目されているお嬢さん、歩美さん。私も
とても楽しみにしていました。
▶歩美さんは、中学生の時から、向井さんがツアーで岐阜県土岐市に
行くと、地元のトロンボーン奏者であるお父様と必ずライブを聴きに
来ていたということですが、昨夜は、大先輩の向井さんに一歩も引けを
取らない演奏で大変驚きました。音色もいいし、ピッチもよく、
フレーズもどんどん出て来て、楽器が良く歌います。作曲・編曲も
こなします。そしてなにより、楚々としてとても可愛く美しいお嬢さん。
将来が約束されているような逸材です。
▶今は、教育も情報も、機会も環境も、たくさんあふれていて、自分さえ
求めれば叶う恵まれた時代。だからこのような人材が生まれるのですね。
嬉しい限りです。ミュージシャンも皆さん楽しんで演奏されていました。
いろんな意味で、華のあるステージでした。
▶1st.stage…♪I Remember You、向井作♪Abu Simbel、バラード
♪But Beautiful、映画「Round Midnight」からH.ハンコックの
♪Chan's Song、向井作♪Subconsiousness。
▶2nd.stage…R.カーク作♪Ladys Blues、J.ジョンソン作5拍子の♪La Ment、
歩美さんの作品♪Day Bleak、バラード♪Bewitched、O.コールマン
♪Blues Connotation、アンコールは♪Norwegian Woods(ノルウェーの森)。
▶歩美さんの次回の出演が楽しみですが、当店11月に昨夜と違うユニットで、
12月はこのユニットでの出演を予定しています。ますます新しく変わる
ジャズミュージシャンの世界。応援よろしくお願いいたします。
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  2011.7.27 Wed   切れのいいクリアーなサウンドのトリオ演奏
▶福田重男(pf) 上村信(b) セシル・モンロー(ds) さんのトリオ演奏。
クルマ大好き人間である福田さんは、カッコいいイタリア車に
乗っています。昨日はウィンカーランプが故障し、点灯したまま、
冷や汗かきながら当店までたどり着いたようで、帰りはどうなるのかと
お客さまと一緒に心配されながらの演奏でした。
▶でも演奏は気合いが入っていて、普段あまり演奏しない曲もあり、
ファンの方々は大喜び。上村さんとセシルさんのサポートも抜群で、
絶妙なタイミングのドラミングは、切れの良さが光りました。
▶1st.stage…♪How About You、♪All Blues、T.モンク♪Panonica、
J.ミッチェル♪Both Sides Now、H.ハンコック初期の作品♪Driftin、
K.ジャレット♪Bop-Bee。
▶2nd.stage…♪My Shining Hower、ビートルズ♪Black Bird、
A.C.ジョビン♪Somone To Light Up My Life、福田作品♪Lalaby、
B.カーター♪When Lights Are Low、♪So what、アンコールは
♪Someone To Wach Over Me でした。
福田さん、無事帰りつけたでしょうか…
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  2011.7.28 Thu   選曲もアレンジも「今」を行くさすが片倉クィンテット
▶相性のピッタリいいフロント2人 浜崎航(ts,ss,fl) 崎山田拓児(as,ss,bc) さんと
片倉真由子(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 二本松義史(ds) さんのクィンテット。
今の季節はとても湿気が多くて楽器、特にピアノにとっては難儀な季節。
ピアノの側に置いてある大型除湿パックには、多い日にはペットボトル
3〜4本分の水分が溜まります。
▶そんな条件の下でも、真由子さんの弾くピアノは店内に鳴り響いていました。
曲によって楽器を持ち替えて彩りを変えるフロント陣の楽器も、音色も良く、
よく鳴っていました。ジュリアードの特待生として学んだ真由子さんがリーダー、
選曲もアレンジも、さすが!です。私も聴き入りました。
▶1st.stage…J.バイヤード♪Mrs.Parker Of K.C、♪蘇州夜曲、R.コニッツ
♪Sunflower、E.ドルフィー♪Serene はバスクラリネットとフルートをフィーチャー。
R.ボールの♪Ronnies' Tune は、アップテンポで、イントロがアルトとテナーの
ユニゾンからソロに入りましたが、凄い迫力に圧倒されました。
▶2nd.stage…D.エリントン♪Jump For Joy はかなり古い曲ですが、
ソプラノサックス2本をフィーチャーし、今の時代の曲になっていました。
片倉作♪9th Street、イントロがテナーとアルトのユニゾンから入った♪Bad Cats、
ガーシュイン作♪How Long Has This Been Going On は山田さんのアレンジが
とても綺麗で、真由子さんが気に入って楽しそうに演奏されていました。
H.シルバー♪The Jody Grind は、アップテンポでノリが良く、浜崎さんの
豪快なテナーソロをはじめみなさんのソロがすごくよかった。
アンコールは真由子さんのソロ♪Memorys Of You。切々と心に響いてきました。
ジャズを堪能した夜でした。
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  2011.7.29 Fri   努力が実ってきて私も嬉しい《フロントページ 》
▶三木俊雄(ts) さん率いる10人のこの生音オーケストラは、結成して10年。
途中メンバーは変わりましたが、レギュラー10人が決まっていて、
メンバーの都合によっては控えの方が替わります。でも、全員にソロが
回るようアレンジされるので、それも楽しめます。
▶昨夜のそのメンバーは、トロンボーンが片岡雄三さんにかわった
中川英二郎さん。クールな彼のソロ演奏はさすがでした。お客さまも
レギュラーでいらっしゃる方が増え、昨夜は満席状態。ファンの方同士、
コミュニティーも出来、当店でしか聴けないオーケストラだけに
応援している私も嬉しいです。
▶1st.stage…♪Stop And Go…ソロをとったのは、三木俊雄(ts) 奥村晶(tp)
中川英二郎(tb)、♪Moon Flower…ソロは福田重男(pf) 浜崎航(ts)、
♪Escher's Vision…ソロは山岡潤(euph) 浅井良将(as)、
新曲でTV-CM用に書いたという♪Saudade…ソロは三木俊雄(ts) 福田重男(pf)
♪Quantum Leap…ソロは松島啓之(tp) 浜崎航(ts) 中川英二郎(tb) 大坂昌彦(ds)。
▶2nd.stage…♪Papillon…ソロは浜崎航(fl) 上村信(b) 奥村晶(tp)、
♪By Any Means Necessary…ソロは三木俊雄(ts) 浅井良将(as) 福田重男(pf)、
♪If I told Lie…ソロはカップミュートを付けて松島啓之(tp) 山岡潤(euph) 上村信(b)、
♪Matilda Long Version…ソロは中川英二郎(tb)、福田重男(pf) 浅井良将(as)、
♪Echoes Of the Forest …イントロが上村信(b)、その後のソロは
三木俊雄(ts) 中川英二郎(tb) 福田重男(pf) 大坂昌彦(ds)、アンコールは
スタンダード曲♪Time On My Handsでした。
▶昨夜は山手線・埼京線が止まったアクシデントがありましたが、お店でも
ベースの弦が切れたり、ジュウジュウいっているステーキがお客さまの前で
飛んでご迷惑をかけてしまったり…。私も忙しくて、ゆっくり聴けなくて
残念でしたが、お客さまは皆さん大変ご満足のようで、来月また来るのが
楽しみ、とおっしゃって帰りになられました。
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  2011.7.30 Sat   ゲリラ雨の中いらしてくれたお客さまに感謝
▶伊藤君子(vo) さんに 片倉真由子(pf) 坂井紅介(b) 海老沢一博(ds)さん。
ペコちゃんは、ベテランシンガーらしくプロ意識がとても高く
いつもお客さまを第一に考えたステージングですが、昨夜は折からの
激しいゲリラ雨の中いらしてくれた大勢の方々に、感謝をこめて
心のこもったステージでした。
▶娘のように可愛がっている真由子さん、長いおつきあいの紅さん、
ご主人である海老さんを巻き込んで、お客さまに話しかけながら
お客さと一緒に歌ったり、客席と一体感のあるステージでした。
▶1st.stage…♪Just In Time、♪Dindi は、途中で歌詞が飛んで
しまいましたが、そこはベテラン、謝りながらがかえって好印象でした。
バラード♪But Beautiful、坂井アレンジの♪Black Coffee、
なぜか恋の歌より恨みの歌が歌いやすい、なんて言いながら
♪Cry Me A River、♪I Cried For You、恨み節の後は、と
♪Smile、♪Bridge Over Troubled Water。
▶2nd.stage…♪Speak Low、天国に行った故上野尊子さんに捧げて
思い出の曲♪Mood Indigo、♪Sophisticated Lady、お客さまとの
コーラス入りで♪It Don't Mean A Thing、津軽弁バージョンの
♪Fly Me To The Moon、ドラムソロからラテンのリズムで
♪Old Devil Moon、アンコールは♪Every Time We Say Good Bye。
▶沢山のお客さまにお越しいただいて大盛況だった月末の週末。
お天気が悪いのに…皆様、ありがとうございました。
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  2011.7.31 Sun   久しぶりに血湧き・肉踊り勇気をもらった夜
▶7月最終日は、6月以来久々の【BODY&SOUL Special】、
ドナルド・エドワード(ds) オーリン・エバンス(pf) ダリル・ホール(b) さんの
トリオでしたが、その凄い迫力・グルーブ感・スピード感…まさにNYの今
を感じられるジャズ。圧倒させられました。感性はもちろん、肉体も鍛えて
いないと、とてもこの凄いサウンドは奏でられません。
▶お客さまは若い人が多く、皆さん真剣で、曲が終わる度に大歓声。店内も
ライブステージらしく熱くもえました。3人のバランスも良く、身体を
揺らしながら出すオーリンさんのフレーズがとても綺麗。ダリルさんは
借り物のベースなのに太い音で、自由自在に操り、ドナルドさんは
シャープで切れの良いドラミングで、テンションがはっきりしていて、
とてもカッコイイ演出でした。
▶1st.stage…♪The Essential Passion、♪Duke Of Duckland、
♪Colm On The Prairie、♪Tickle。
▶2nd.stage…♪For Miles、B.ゴルソン♪Stable Mates、
♪Asamis Playland、ベースソロから始まって♪Lalaby Of Birdland
〜♪Don't Call Me Worry、アンコールは静かに♪Body And Soul。
▶この演奏は、実際にお聴きにならないと、とても文章では伝わりません。
そして何より、身体で感じてほしい。私は、月末ということで頭の中が
ゴチャゴチャしていたのですが、ストレスがすっ飛ぶような気持の良い
演奏で、このトリオに助けられて頭もスッキリ。客席に若い方が
多かったのにも、勇気をもらうことができました。さ、明日から、
38年目に入る8月!頑張らなくっちゃ。
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