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 Weblog by Kyoko (過去のブログはカレンダーを戻してネ)
  7.1 Thu 温かくハッピーな気分で終わった6月最終日
  7.2 Fri ピアノとも相性がピッタリの健吾クィンテット
  7.3 Sat ジャズの醍醐味を堪能した夜
  7.4 Sun 大賑わいのブラジリアンナイト
  7.5 Mon 【余談】
  7.6 Tue 蘭さんファンが駆けつけた雨の月曜日
  7.7 Wed 美しいピアノの音が店内一杯に響き渡った夜
  7.8 Thu 熱気に満ちたジャズとフラメンコの大コラボ
  7.9 Fri バランスのいいサウンド、でも寂しい客席…
  7.10 Sat マーヤさんの気持いい歌声が響いた金曜夜
  7.11 Sun 「これこそジャズ!!」そんなサウンドに浸った夜
  7.13 Tue 久し振りの《EQ》緊張感のある素晴らしい演奏
  7.14 Wed ハマッコシンガー浅田さんの元気のよいステージ
  7.15 Thu 大いに賑わった飛び入りの多いステージ
  7.16 Fri 夏らしい、元気のいい店内
  7.17 Sat 和やかなリレットさんのCD発売記念ライブ
  7.18 Sun 楽しく賑やかな三連休初日の店内
  7.19 Mon お店も熱く燃えた三連休 中日の真夏日
  7.21 Wed 女性客で賑わった鈴木さんのクァルテット
  7.22 Thu いい演奏なのですが客席は寂しく…
  7.23 Fri メジャーになる華を持っているWoong Sanさん
  7.24 Sat 海老沢さんの初リーダーアルバムを先取り拝聴
  7.25 Sun 味が出てきたティファニーさんのバラード
  7.27 Tue スピード感溢れるステージ
  7.28 Wed 福田さんのファンで賑わった店内
  7.29 Thu 新鮮だった珍しい編成のステージ
  7.30 Fri ステージと客席が一体となった夜
  7.31 Sat 金曜の夜らしい大人な雰囲気


  2010.7.1 Thu   温かくハッピーな気分で終わった6月最終日
▶ウィリアムス浩子(vo) さんと近藤和彦(as) 今泉正明(pf) 佐瀬正(b) 倉田大輔(ds)
さんの6月最終日。浩子さんがこのような比較的多数のコンボ編成でステージに
立ったのは初めて。でもご自分でアレンジを考え、リハーサルを入念にやって
本番に臨んだので、初体験でも何の問題もなく素敵なステージになりました。
▶初めてお聴きになったお客さまも、優しく包み込むような、女性らしさが
よく出た上品なヴォーカルに魅了されていました。彼女はこれまでほとんど椅子に
腰掛けて唄うスタイルでしたが昨夜は時々立って歌い、素敵なスタイルやセンスの
いい衣装の全身が見えとてもよかったです。
▶1st.stage…恋の始まりの歌♪Tenderly、♪Nature Boy ♪A Time For Love、
♪A Night In Tunisia、バラードで♪Smile、♪Moon River ♪Beautiful Love。
▶2nd.stage…陽気に♪Love Me Or Leave Me、♪Poinciana 、バラード♪My Funny
Valentine、♪But Not For Me ♪All The Things You Are ♪Summertime。
♪Skylark は、ちょっとなげやりにペギー・リースタイルで。アンコールは
♪Bye Bye Blackbird。温かくて、ハッピーな気分になれた夜でした。
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  2010.7.2 Fri   ピアノとも相性がピッタリの健吾クィンテット
▶7月初日はNYから帰国して本格的に活動をはじめた〈中村健吾クィンテット〉の
片倉真由子(pf)中村健吾(b)海野俊輔(ds)岡淳(ts)城谷雄策(tp) さん。2時間にわたる
リハーサルをして本番に臨みました。トランペットの城谷さんは当店初出演。
健吾さんは長いことNY暮らしで、あまり日本のミュージシャン事情を知らないため、
他のメンバーの推薦で起用されました。
▶城谷さんが、自分のパートでない時にステージから降り、外に出でペットを調整
しているので不思議に思っていたのですが…後で健吾さんに聞くと…リハーサルで
唇を切ってしまい、急遽唇をアロンアルファーでくっつけて吹いていたんだそうです。
それを押して最後まで演奏したようで、健吾さんは、もう一回チャンスをあげないと…
とおっしゃっていました。ミュージシャンシップですね。
▶ちなみに健吾さんも、帰国記念ライブの時に急性食中毒になって大変でしたが、
最後まで弾きました。ほんとにミュージシャンは健康でないと務まりませんね。
昨夜の健吾さんは元気いっぱい。ベースを弾くのが楽しくて仕方がない…そんな
演奏ぶり。真由子さんとの相性もぴったりで、とてもいい感じでした。
▶1st.stage…♪Mingus Figures ♪Bag's Groove ♪Stella ♪Hope ♪Sister Sadie。
2nd.stage…♪It All Right With Me ♪Someday My Prince Will Come 、W.ショター
♪E.S.P、M.ディビス♪Nefertiti、健吾さんの作品♪Generations、アンコールは
"当店社歌"♪Body And Soul …テナーが良く泣いていましたよ。
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  2010.7.3 Sat   ジャズの醍醐味を堪能した夜
▶金曜夜はトミー・キャンベルさんの《オルガン-アイズ セッションバンド》
河合代介(org) ハル高内(g) そして久々のレイモンド・マクモーリン(ts) さん。
やたら蒸し暑い夜でしたが、深いグルーブ感が気持いい、ファンキーなサウンドを
思う存分楽しみました。初めてオルガンサウンドのジャズを見聴きして感動・興奮
されたお客さまもいらっしゃいました。
▶トミーさんはこの10日間ほど、NYでのギグとレコーディングの仕事で里帰りして
リフレッシュしてきて、いい感じでした。外国で家庭を持って生活していくのは大変
ですものね。NYではロン・カーター(b)さんの家に行ったら、ベットルームが8つもある
広いアパートメントで驚いたと。同じジャズミュージシャンでも、ジャズの黄金時代から
活躍しているビッグネームは違いますね。好きなことをやって経済的にも成功するには、
時代や運もありますからね。
▶1st.stage…オルガンとドラムスで♪Messin' Around、♪Loura、ギターが入って
♪Poinciana、レイモンドさんのサックスが入って♪Joshua ♪Mimosa ♪The Real Good、
しばらくぶりのレイモンドさんは、一皮むけた感じでとても良いと思いました。
▶2nd.stage…オルガンとドラムスでアップテンポに♪Fuji Mama ♪Blues、
ギターが入って♪John's Brown Body (リパブリック賛歌)、テナーが入り♪Holy Land、
お客さまのリクエスト曲♪My Foolish Heart、♪You Make Me Full Brand New
サンタナ顔負けの♪Europe、♪A Night In Tunisia…など、1時間半ほど熱い演奏が続き
店内が一つになってジャズの醍醐味・楽しさを堪能した夜でした。
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  2010.7.4 Sun   大賑わいのブラジリアンナイト
▶昨夜は土曜日ということもあって、ブラジル音楽が好きな方たちで大賑わいだった
《向井滋春ブラジリアンナイト》メンバーは、向井滋春(tb) 城戸夕果(fl) 続木徹(pf)
五十川博(b) 吉田和雄(ds) 森下亜希子(vo) さん。店内がこんなに満杯になったのは、
久々のような気がします。ブラジル人気は、今はもっぱらサッカーですが、陽気な
ブラジル音楽への人気も凄いものがありますね。
▶1st.stage…♪E Preciso Perdoar ♪A Ra ♪N.I.C〜ヴォーカルが入って♪美味しい水、
バラードで♪So Many Stars、さ、盛り上がりましょうと♪マシュケナダ、
♪Tombo Misturada では客席にマイクをまわしてラララの大合唱。
▶2nd.stage…向井さんのチェロ演奏でC.ジョビンの♪Someone To Light Up My Life、
向井さんトロンボーンに持ち替えフルートも入って♪Saudade (英語ではNo More Blues)、
聴きにきていた客席のフルート奏者を呼び出して2フルートで♪Felicidade、
ヴォーカルが入って♪Nos Dois ♪Meu Samba Torto ♪Recardo Bossa、アンコールに
♪Trieste。向井さんはチェロが弾きたかったようで…弾き始めましたが…折から雨も
降り出したため、フェードアウトお開きになりました。
※曲名はポルトガル語?スペイン語?なので間違っているかも…ゴメンナサイ。
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  2010.7.5 Mon   【余談】
▶このブログ欄で、前夜のステージや客席の様子などをご報告するようになって、
丸三年が経ちました。ホームページを新しくしたのが2007年6月下旬でしたから、
今月から四年目に入ったことになります。
足掛け四年…振り返るにはまだ浅い日々ですが、マンネリ化もそろそろ…
といった年月でしょうか。
▶慣れてきたせいもありますが、前夜に演奏された曲のタイトルが知りたい、
というお客さまのご要望もあって、初期の頃より一日分が長くなっています。
なるべく簡潔に、と心掛けてはいるんですけど…
▶世の中のライブハウスのホームページも、
「事前情報」はかなりあると思いますが「事後報告」はあまり見かけません。
でも「マメに読んでますよ」というお客さまが時々いらっしゃって、
とても励みになります。
これからもご愛読、よろしくお願い致します。
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  2010.7.6 Tue   蘭さんファンが駆けつけた雨の月曜日
▶"アスリート シンガー" 大城蘭さんと、平岡雄一郎(g) 宮野寛子(pf) 吉田豊(b)
平井景(ds) さんのステージは大雨の月曜日とあって、さすがに客席はいつもより
寂しかったのですが、ステージ周りは蘭さんの応援団が取り囲んでいました。
ピアノとドラムスのメンバーが変わったので、リハーサルをしっかりやって
本番に臨んだ蘭さん、昨夜は黒のスーツにロングヘアーの出で立ち。背が高い
彼女は、何を着てもよくお似合いです。合間には、お客さま一人一人に
ご挨拶するなど、一生懸命さが伝わるステージでした。
▶1st.stage…♪So Many Stars ♪Wave ♪Almost Like Being Love
♪Black Coffee ♪Side-By-Side、バラード♪Sophisticated Lady、
ミディアムテンポで♪Cherokee、沖縄弁で♪You Are My Sunshine、
♪Look To The Rainbow。
▶2nd.stage…♪Chove Chuva ♪Corcovardo ♪Love For Sale ♪Just In Time、
沖縄の歌♪てんぐさ、♪The Way You Look Tonight ♪On A Clear Day
♪Stormy Weather。アンコールは沖縄弁で♪我が宝物 (これはお馴染みの
♪My Favorite Things)。終演の頃雨も止み、皆さま帰路につかれました。
※[photos]欄 更新
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  2010.7.7 Wed   美しいピアノの音が店内一杯に響き渡った夜
▶昨夜は、秋田慎治さんのピアノソロ《秋田慎治 One & Only》。
秋田ファンの女性客が多かった中、男性もけっこう聴きにいらしてました。
そして店内に響き渡る美しいピアノサウンドに、心を洗われたように日頃の
ストレスを発散されたのか、サッパリとした表情でお帰りになられました。
▶そんな中、ライブ内容を知らずにたまたま訪れたカップル。ソロピアノの
美しい響きに感動して「とても素敵な結婚記念日になりました」と、
秋田さんや私たちに丁寧にお礼を述べられて帰られた、39年目のご夫婦も
いらっしゃいました。お見送りしながら、仲の良さそうな後ろ姿に、
ちょっとホロリとさせられました。
▶1st.stage…♪Someone To Watch Over Me ♪Girl Talk、秋田さんの作品
♪Spread To The Sky、♪In The Wee Small Hour ♪One Note Samba、
秋田作♪Road To The Lord は 私が大好きな曲。♪Summer Time。
▶2nd.stage…♪Girl From Ipanema、秋田作♪Rain Makes Us One…は
題名もとてもロマンチックです。♪Sweet Memories、秋田作♪Introduction、
♪But Not For Me、秋田作♪The Portion of Oct 28th、♪Softly As In A
Morning Sunrise。アンコールに応えた ♪I Loves You Porgy は、私がこれまで
聴いた事がない"とつとつとした感じ"が、絶品でした。
▶前回の彼のソロは確か2月。5ヶ月経って新たな探究の成果があったようで、
スタンダード曲などは、ちょっとノスタルジックな感じの弾き方…
今回もとても良かったと思います。
【P.S.】
自慢話に聞こえてしまうと恐縮ですけど(でもちょっと自慢(笑))…
当店のピアノの音は、とても素晴らしい響きで、演奏が楽しい、と日頃多くの
ピアニストからお誉めいただいています。毎日の湿気対策や調律などは大変ですが、
演奏が良くても音が良くないと、私自身 気分が悪くなってしまうんです。皆さま、
ぜひ当店のこだわり「サウンド・響き」もお楽しみいただければ、と思います。
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  2010.7.8 Thu   熱気に満ちたジャズとフラメンコの大コラボ
▶スペシャルゲストに国際的なフラメンコダンサー 鍵田真由美さん佐藤浩希さん
ご夫妻ら、総勢5人の「舞踊団」をお迎えした〈七夕祭り〉。演奏メンバーは、
近藤和彦(as) 今泉正明(pf) 上村信(b) 大坂昌彦(ds) さん。店内は、始まる前から
期待感で満ちあふれ、もちろん客席は満々席になりました。
▶テーブル席をつぶして中央にタップで使う板を敷き、ダンススペースを確保。
でもダンス用に設計されてないため、スペースはほんの二畳半ほど。この狭い
スペースに、5人のダンサーが交代でソロやデュオをとり、スピード感溢れる
切れの良いダンスを繰り広げました。
▶踊りは、基本的に12拍子のリズムで、絶えず手拍子を打ちながら、交代で
ソロを取ります。みなさん良く鍛えられた美しい肉体で、難しいリズムを刻む
その大迫力に、お客さまの目は、皆さんくぎずけ。特に鍵田さんは、とても
妖艶で、その素晴らしさに私も魅了されました。
▶1st.stage…♪Star Eyes、近藤作♪Unexpected、♪We'll Be Together Again、
ここからフラメンコダンスが入って近藤作♪El Cantaro de Mallorca、
♪Well,You Needn't。
▶2nd.stage…近藤作♪E-Z Pass、♪Blues For Salvador、♪The Place That
Cannot Reach At Last Only By Sprint、フラメンコダンスが入って♪Nefertiti
♪Caravan、アンコール♪Anthropology。
▶ダンスが入ると1曲が15分くらいになり、曲数は少なくても充分満足できます。
特にアンコールでは、5人のダンサーが次々にそれぞれの個性を発揮。
ジャズとフラメンコの見事な大融合を見せてくれました。曲のアレンジは全て、
近藤さんがなさったようですが、きっとご苦労なさったに違いありません。
…素敵な音楽とパフォーマンスを見せてくれた皆さんに、乾杯!!
▶この世界的な素晴らしい舞踊団に、さっそく多くのお客さまからアンコールの
リクエストをいただきました。みなさん、いつもとちょっと違う何かを求めて
いらっしゃるんですね。で、お二人に相談して、できたら今年中にも、ぜひ、
ご出演をお願いしたいと思います。乞う、ご期待!!
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  2010.7.9 Fri   バランスのいいサウンド、でも寂しい客席…
▶《横山達治スペシャル プロジェクト》メンバーはいつも通り、里見紀子(vln)
福井友美(pf) 山下弘治(b) トミー・キャンベル(ds) 横山達治(per) さんですが、
達ちゃんの五十肩はいまだ治らず、トミーさんがサポートしたステージ。
▶寂しい客席(木曜なのに…)とは対照的に、ステージはとてもカラフルでした。
紀子さんはフワッとしたトルコブルーのブラウスに白のパンツ。友美さんは、
真っ赤な提灯袖のブラウスに薄いピンクのパンツ。トミーさんもトルコブルーの
長袖シャツに刺繍のついたジーンズ。達ちゃんはブルー柄のアロハシャツ。
山下さんは黒柄のシャツ…それぞれ個性的に決めていました。
▶1st.stage…♪You Are My Sunshine Of My Life ♪Mambo Influenciado
♪Close To You、ヴァイオリンをフィーチャー して♪島唄、サルサで
♪My Latin Brother。
▶2nd.stage…♪Estrellita ♪Mambo In、遊びにいらしていた米国在住の
ベーシスト上石愛さんが入って♪Now The Time、 ♪G線上のアリア は当然
ヴァイオリンをフィーチャー、ラストは♪Yatrata。
▶演奏は、バランスがとても良く、ヴァイオリンの音もよく響き、とても気持の
良いサウンドのステージでした。初めてライブでこうした音楽を聴いた、という
方がいて、音楽の素晴らしさを知った、と感動されていたのが印象に残りました。
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  2010.7.10 Sat   マーヤさんの気持いい歌声が響いた金曜夜
▶グレース・マーヤ(vo)さんに、ユキアリマサ(pf) 中村健吾(b)
セシル・モンロー(ds) さんらベテラントリオのステージ。折からのゲリラ雨の
直撃を受け、いらしたお客さまは皆さまビショ濡れ状態。当店は最寄り駅から
遠いので、天気が悪いと心苦しいです。悪天候の中、足を運んでくださった
お客さま、ホントにどうもありがとうございます。
▶このメンバーは皆さん英語が堪能で、セシルさんもいるので会話は全て英語。
コミュニケーションもうまくとれて一つになり、深いグルーブが気持ちいい
演奏でした。「グレードが高いグループですね」と感心されていたお客さまも。
マーヤさんもスキャットなど入れて、気持ちよく楽しんで歌いますから、客席も
ノッて「ブラボー!!」 などと声がかかっていました。激しい雨でいつもの金曜より
お客さまは少なかったのですが店内は大いに盛り上がりました。
▶1st.stage…♪It Only A Papermoon、数カ国後を話すマーヤさんのドイツ語の
ジャズ♪Bei Mir Bist Du Schon ♪All or Nothing at All ♪My Favorite Things
をスキャット入りで。♪Felicidade ♪A Foggy Day、バラード♪Peace を
ブルージーに。♪Alright Ok,You Win。
▶2nd.stage…♪How Deep Is The Ocean、健吾さんのベースから入った
♪Them There Eyes、バラードで♪Nightingale Sang in Berkeley Square
♪Good Morning Heartache、ボサノバで♪So Dance Samba、ビートルズの
♪Let It Be からマーヤさんの弾き語りで2曲。駄目な男に恋したジョニーミチェル作
♪A Case Of You。ラストはファンクのリズムで♪Summertime …健吾さんの
ベースソロはアルコ(弓を使うプレイ)がカッコよかった。アンコールの
♪Come Rain Come Shine の頃、ちょうど雨も止んだようで皆さま満足なさって
お帰りになられました。
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  2010.7.11 Sun   「これこそジャズ!!」そんなサウンドに浸った夜
▶《スペシャル セクステット》岡崎好朗(tp) 片岡雄三(tb) 近藤和彦(as)
片倉真由子(pf) 楠井五月(b) 横山和明(ds) さん。このユニット、実は私が組んだ
メンバーで、フロント陣もバックのトリオもみなさん今一番ノッていて忙しい
実力者揃い。特にバックのトリオは引っ張りだこの若手。それぞれがよく知る
ミュージシャン同士ですが、この組み合わせは初めてです。
▶CSテレ朝の人気番組「源流Jazz」は、当店での収録がすっかり定着し、昨夜も
カメラが5台入りました。そのため客席数も減り、店内は満席になりました。
演奏内容はメンバーにお任せしたのですが、フロントの3人とピアノの真由子さんが
それぞれ2曲、楠井さんが1曲、セクステット用の譜面を持ち寄り、しっかりと
リハーサルをして本番に臨みました。
▶演奏は良くスウィングする素晴らしいもので、持ち寄ったそれぞれの曲も、
懐かしい曲なのに新鮮なサウンドで、ジャズの黄金時代を思い起こさせる素敵な
ステージでした。さすが実力者揃いです。
▶1st.stage…片岡さんの譜面で W.ショーター作♪One By One、真由子さんの譜面
O.コールマン作♪The Blessing、サム・ジョーンズの♪Unit Seven、中村健吾さんの
作品で近藤さんがアレンジした♪Nostalgia はソプラノサックスとピアノがソロをとり、
題名通りの感じがよく出ていました。きっと健吾さんが聴いたら感激した事でしょう。
セット最後は岡崎さんの譜面でカーティス・フラーの作品♪Time Off。
▶2nd.stage…近藤さんのアレンジになるニューオーリンズの古い曲♪Whoopin'
Blues は、懐かしくもホットな曲。片岡さんの譜面でジャズ・メッセンジャーズで
有名なベニー・ゴルソンの作品♪Along Came Betty、真由子さんの譜面で
F.ハーバードの♪Arietas…このタイトルはアメリカ人にも意味不明だそうです。
楠井さんの譜面はシダー・ウォルトン作品♪Rainy Night、近藤さんの譜面で
ナット・アダレーの♪Work Song。アンコールは岡崎さんの譜面 C.ウォルトンの
作品♪When Love Is New でした。
▶この夜のライブ、ON-AIRは9月だそうです。日時が決まり次第、この欄で
お知らせ致します。みなさん忙しい人達なのでスケジュールを合わせるのが
大変ですが、すばらしいユニットに育って欲しいと思います。
※{photos]欄 更新
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  2010.7.13 Tue   久し振りの《EQ》緊張感のある素晴らしい演奏
▶小池修(ts) 青柳誠(pf) 納浩一(b) 大坂昌彦(ds) さんのユニット《EQ》は、
主に四人それぞれが自分のオリジナル曲を持ち寄って演奏します。
すでにこのユニットでCDを4枚出し、この8月には2枚組のアルバムを
発売するそうで、レパートリーは豊富です。そうした中から、昨夜は比較的
古めの曲が演奏されました。
▶選曲は納さんが決め、メンバーに知らせてリハーサルして本番に臨みました。
多くは、変拍子の曲、複雑なリズムの曲…この実力派メンバーだから成立する
ステージです。熱心なファンが多いのも頷けますね。みなさん週明け月曜から
駆け付けてくださいました。
▶ところで納さんは大のサッカーファン。ワールドカップには、毎回現地に
応援に行くそうで、今回も南アフリカに行って帰ってきたところ。とても
楽しかったそうです。何でも、ほぼ毎日500円玉貯金を4年間すると50万以上
になるそうで、それを資金として夢を実現しているんだそうです。曰く、
「みなさんも夢を持って生きましょう」…説得力がありますね。
▶1st.stage…季節柄♪Summertime、納さんの作品♪49、スタンダード曲
♪Everything Happens To Me、大坂さんの♪Talking A Walk、青柳さんの
♪Real Mash、大坂さんの♪7 O'clock。
▶2nd.stage…小池作品♪Circulation、納作品♪A Cat On The Catwalk、
青柳作品♪The Polestar、♪Asian Dreams、奇想天外なイントロから入った
♪Autumn Leaves、人生から逃げたいと思っている時に書いたという青柳さんの
♪Escape は3年ぶりの演奏。アンコールは大坂さんの♪It's Urgent。
▶満足されたファンの方は、月曜日ということで皆さん早くお帰りになられました。
全員が超売れっ子メンバーで多忙を極め、次回出演は、師走ころになりそうです。
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  2010.7.14 Wed   ハマッコシンガー浅田さんの元気のよいステージ
▶浅田尚美(vo)さんのNewCD「CHEMISTRICIOUS (ケミストリシャス)」の
発売記念ライヴ。メンバーはCDをプロデュース・アレンジした高嶋宏(g)さん、
アレンジをした清水絵理子(pf)さん、工藤精(b) 吉岡大輔(ds)さん。浅田さんは
気っぷのいいチャキチャキのハマッコで、シンガー歴は長くソウルを歌っていて、
やがてジャズの魅力に憑かれスタンダード曲を歌うようになった方です。
▶サッパリとしたお人柄で、はっきりとした自分の意見を持ったMCも、手慣れた
感じでとても解りやすく、明るいステージでした。ウィークデイにもかかわらず、
大勢のファンの方たちが応援におみえでした。
▶このCDを制作・販売しているのは山形県の会社だそうで、山形からも4人
いらっしゃっていました。みなさんお年を召された方で、老後の生き甲斐になって
いるのでしょうか…2日間聴いてお帰りになるそうです。今、ジャズはこのような
人達に支えられているんですね。再認識すると同時に感激いたしました。
▶1st.stage…まずインスト曲♪I Wish I Knew、ヴォーカルが入って♪Paper Moon
♪Cheek To Cheek ♪My Old Flame ♪I'm Not Alone ♪I Get A Kick Out OF You、
ボサノバで♪Love Vibration ♪The Great City 。
▶2nd.stage…インスト曲は高嶋さんの♪491 Street、ヴォーカルが入って
♪Beautiful Friendship ♪Gravy Waltz ♪I'm Beginning To See The Light、
ソウルの神様カーティス・メイフィールドの♪People Get Lady、
ビリー・ホリディの♪God Bless The Child、マービン・ゲイがベトナム戦争の
悲惨さをメッセージした♪Inner City Blues、斬新なアレンジの♪Bye Bye Blackbird、
アンコールは明るく♪East Of The Sun。
▶お客さまにはCDも沢山お買い上げいただき、大成功の発売記念ライブでした。
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  2010.7.15 Thu   大いに賑わった飛び入りの多いステージ
▶当店2ヶ月ぶりのTOKUちゃん。メンバーは、TOKU(vo,flh) 菊池太光(pf)
楠井五月(b) 福森泰史(ds) 吉田智(g)さん。吉田さん以外のメンバーはTOKUちゃんの
一廻り下の年代で皆さん20代の若者ですが、将来有望なプレイぶり。リハーサルは
していますが、本番はその場の雰囲気で進行して行くのがTOKUちゃんのスタイルで、
イントロを聴いてすぐに音を付けていかなければならない場合が多いのですが、
しっかり演奏していました。若い人は頭が柔らかくていいですね。
▶ステージが終了して片付け終わったところに、ブルーノート東京に出演中の、
ダニー・ハサウェイの娘さんのレイラ・ハサウェイさんらが現われ、再び演奏が
始まりました。演奏者が入れ替わり立ち代わり…レイラさんもTOKUちゃんと
デュエットで歌うなど、時計を見るとすでに深夜2時を回っていました。
楽しいと時の経つのを忘れますね。私の「パーティー イズ オーバー!!」の掛け声で、
ようやくお開きとなりました。
▶1st.stage…♪Moonlight Serenade ♪Teach Me Tonight、インスト曲
♪Conception、♪She ♪In Summer、メドレー♪A Love Is Here To Stay〜
♪But Not For Me〜♪Night And Day。
▶2nd.stage…♪Rock With You ♪Delfeayo's Dilemma、客席にいらしていた
エレベの後藤克仁さんを呼び出して♪Forever,For Always、そして同じくデビット・
バーグマンさんを呼び出しピアノが替わって♪Summertime …このもの凄く熱い
演奏に、客席からは大拍手喝采が沸き上がりました。レギュラーメンバーに戻って
静かに♪Again ♪Nostalgicos ♪Kiss Of Life、さらにマヤ・ハッチさんを呼び出し
二人で♪My Foolish Heart、アンコールは♪Our Love Story…
▶TOKUワールドを堪能した熱い夜。朝寝坊した本日の私は、睡眠不足のようです。
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  2010.7.16 Fri   夏らしい、元気のいい店内
▶《ファンキーボーイズ ジャズバンド》メンバー、岸田恵士(ds) 山本剛(pf)
楠井五月(b) 岡崎好朗(tp) 越智巌(g) さんら「ちょいワルおやじ」たちのステージ。
いつも個性あふれるステージ衣装が特長ですが、不思議なことに昨夜は、
打ち合わせもしないのに、柄は違うのですが全員が黒を基調とした衣装でした。
▶梅雨が明けたらしいことを感じとられたのか、暑いと夏の風物詩とも言える
ジャズが聴きたくなるのか…お客さまが大勢いらっしゃって、食事のオーダーも
よく出ました。早くも夏バテ対策でしょうか肉料理が多く、しっかり食事された後、
ファンキーで元気のいい演奏をお楽しみいただけたようで、掛け声や拍手も
力強く感じられた店内でした。
▶1st.stage…♪Now's The Time ♪What's New ♪Lover ♪Isn't She Lovely ♪Burnin'。
▶2nd.stage…♪Mo'Better Blues ♪No Problem、剛さんの十八番(おはこ)♪Misty を
ピアノトリオで。♪Blue Bossa の岡崎さん越智さんのソロは、楽器がよく歌いました。
岸田作品♪Cool Down。そして、現在タクシードライバーをしている彼が、夜中に
流しているときの心境を詩にして歌った♪大都会の遊牧民。アンコールは元気よく
♪Mornin'。お客さまもみなさん元気をもらって帰路につかれました。
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  2010.7.17 Sat   和やかなリレットさんのCD発売記念ライブ
▶いつも鹿児島から手弁当でやってきてくれるリレット(vo) さんの初アルバム
「When I Fall In Love」の発売記念ライブ。今回のCDはリレットさんの自主制作で、
昨夜のメンバーはそのCDのディレクションとアレンジを担当した秋田慎治(pf)さんと、
吉田豊(b) 小前賢吾(ds) スティーブ・サックス(fl,ts)さんです。
(ドラムス以外はこのCDの録音メンバー)
▶ピンクっぽいベージュ色のパンツに同色のタンクトップとショールを羽織った彼女は、
とてもシックで品が良く綺麗でした。鹿児島でジャズクラブを経営している彼女の人柄
でしょう、客席には、鹿児島から応援にいらした方も。ミュージシャンたちがその場で
サインしたCDも、沢山お買い上げいただきました。
▶1st.stage…インスト曲♪酒と薔薇の日々 ♪In A Sentimental Mood、ヴォーカルが
入って♪Bridges ♪A Time For Love ♪You Don't Know What Love Is ♪Love
♪I've Got You Under My Skin。
▶2nd.stage…インスト曲♪In Summer ♪Monk's Dream、ヴォーカルが入って
♪The Island ♪The Good Life、CDには入ってない♪Summertime 、CDのタイトル曲
♪When I Fall In Love はリレットさん曰く「不思議の国のアリスになったようなアレンジ」。
サンバのリズムで♪That's All、アンコールはピアノをバックに、世界が良くなるように
心を込めて、と♪What A Wonderful World。
▶彼女の伸びのある美しい声がよく出ているこのCDは、聴いていてとても心地いいものです。
来月8月20日(金)にもう一度このメンバーで出演しますので、応援よろしくお願い致します。
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  2010.7.18 Sun   楽しく賑やかな三連休初日の店内
▶すっかり夏になった三連休の初日、伊藤大輔(vo) 山口有紀(vo)
ヒロ・モロズミ(pf) 箭島裕治(b) トミー・キャンベル(ds) さんの
《トミー・キャンベル ヴォーカル-アイズ セッションバンド》は賑やか夜に
なりました。有紀さんの、お客さまを楽しませるエンターティナーぶりも
すっかり自分のもになって、客席にマイクを向けてコーラスしたり、客席との
キャッチボールを楽しんだり…楽しさ溢れるステージでした。
▶1st.stage…♪All Day Long ♪Pipoca ♪Greenz ♪In A Mellow Tone、
バラード♪: The Peacocks ♪The Gal To Oz。セットの途中で、今、来日中の
ハービー・メイソンさんが顔を見せるとトミーさんらは緊張した様子でした。
▶2nd.stage…♪If You Don't Know Me By Now ♪Con Alma ♪Selfish Fella、
二人のヴォーカルのコントの掛け合い♪You Must Be Crezy、♪The Distance
Between Us ♪Just For Fun、アンコール♪Stompin' At The Savoy。
▶ちょっと飲み過ぎて忘れ物をしたお客さまのグループもいたほど楽しい
エンターティメント溢れるステージででした。
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  2010.7.19 Mon   お店も熱く燃えた三連休 中日の真夏日
▶今月7日に、ハービー・メイソン プロデュース「マイケル・ジャクソンに捧げる」を
リリースしたばかりのチャリート(vo)さん。野力奏一(pf) 坂井紅介(b) 加納樹麻(ds) さんら
メンバーも張り切っている中、そのハービーさんが来日中で、昨夜はオフということで
応援に駆けつけてくださいました。
▶実は、彼の大好物は手羽先。連絡を受け、いつものように前日から仕込んで香ばしく
焼き上げておくと、客席で聴きながら、美味しい美味しいと、お皿山盛りの手羽先を
ペロリと平らげてくれました。お身体に比例して、いらっしゃる度に凄い食欲です。
▶2セット目にステージに呼び出され3曲ほど叩いたのですが…さすが一流の人です。
何も大げさに派手なことをしないのに凄みを感じるドラミング。特にピアニッシモが
素晴らしく、流れるようなリズムで気持よくスウィングして幸せな気持にさせてくれる…
マジックのようで、堪りませんね。
▶お客さまに沢山お買い上げいただいたCDにサインしたり、写真を一緒に撮ったり、
気さくに対応されていました。チャリートさんもとても嬉しそうでした。バンドの
メンバーを褒めていて、特に野力さんを気に入ったようでした。思えばチャリートさんも
当店で歌っているときに偶然聴きにいらした彼に気に入られ、レコーディングの話になり
今回実現した訳ですから、もしかしたら野力さんも…可能性があります。
良いことが起きますように。
▶1st.stage…インスト曲♪W Rainbow ♪Felicia And Bianca、ヴォーカルが入って
♪Speak Low ♪God Bless the Child ♪Sunday Morning ♪Overjoyed ♪But Beautiful
♪Never Can Say Good-bye。
▶2nd.stage…インスト曲♪Velas ♪Feelin' Free、ヴォーカルが入って♪You Don't Know
What Love Is ♪The Meaning of the Blues ♪How Do You Keep The Music Playing。
ここでハービーさんを呼び出してCDに入っている♪Human Nature ♪I'll Be There、
アンコール♪Bye Bye Blackbird では樹麻さんも鐘を叩いて参加。大ハッピーに終りました。
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  2010.7.21 Wed   女性客で賑わった鈴木さんのクァルテット
▶連休明けの真夏日。鈴木央紹(ts) 若井優也(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 原大力(ds)
さんのクァルテット。もともと鈴木さんのファンは女性が多いのですが、
昨夜はほとんどが女性客で、客席がとても華やいでいました。お一人でいらして
いた文化人類学の大学教授とお話すると…
▶最近の女性は、状況への適応が早く勉強もよくして社会で活躍する一方、男性は
狭い世界で守りに入っている時代だそうで、近ごろの一般男子学生は公費留学すら
嫌がるんだそうです。ミュージシャンは積極的に外国に行く人が多いのですが…
そう言えば他の大学の教授も同じようなことを言ってたのを思い出しました。
日本はこんなことでいいんでしょうか…。男性たち、頑張れ!!
▶ステージは、鈴木さんとの相性がとてもいい若井さんが、ますます味の出てきた
サウンドを聴かせてくれました。特にバラードは絶品で、胸にジーンと来ます。
女性ファンが多いのも頷けますね。
▶1st.stage…♪I Wish I Knew、B.エヴァンス♪34 SKidoo、バラードで♪Smoke
Gets in Your Eyes(煙が目に染みる) ♪How About You。
▶2nd.stage…♪Once I Loved、T.モンクの♪Skippy は若井流モンクでした。
バラードで♪Never Let Me Go は、鈴木さんのむせび泣くようなサックスがとても
セクシーでした。♪Long Ago And Far Away。アンコールは遊びにいらしていた
レイモンド・マクモーリン(ts) さんと、来日中のお友達のベーシスト、そして同じく
日本人のアルト奏者らを呼び出して♪It Coud Happen to You を演奏し、
賑やかに終りました。
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  2010.7.22 Thu   いい演奏なのですが客席は寂しく…
▶メンバー 鈴木良雄(b) 野力奏一(pf) 井上信平(fl) 岡部洋一(per) さんによる
《BASS TALK》は、結成されてほぼ10年ほど。チンさんが曲を作り、野力さんが
アレンジして、井上さんと岡部さんが香辛料を効かす…そのスタイルは変わりません。
長年の共演で、バランスの取れた素晴らしいサウンドなのですが…熱烈な女性ファンと
私の古くからのお客さまが何組か見えてくださって救われましたが…。
▶1st.stage…♪Fairy Dance ♪Pantanal ♪Love 40、野力さんの♪Feelin' Free。
2nd.stage…♪Touch Of Spring ♪Fairy Talk ♪Crazy He Calls Me ♪Winter Day Break。
▶久し振りにいらした昔なじみのお客さまとお話しながら、私は、ワインを少々
飲み過ぎてしまいました。
※[photos] 欄 更新
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  2010.7.23 Fri   メジャーになる華を持っているWoong Sanさん
▶すっかりメジャーになって当店久しぶりの Woong San(vo) さん。バック
メンバーは、鈴木央紹(ts) 若井優也(pf) 安カ川大樹(b) 大槻カルタ英宣(ds)
天野清継(g) さんです。彼女は8年ほど前から年に2回来日し、当店で
歌っていましたが、その時から私は大ファンでした。メジャーデビューが
なかなか果たせなかったのですが、昨年ポニーキャニオンからデビューし、
スイングジャーナル誌のゴールドディスクを受賞してポピュラーな存在になり、
たちまちブレークしたのです。
▶というのも、彼女は歌も人柄もルックスもスタイルも非の打ち所がないほどで、
男女共に好かれるタイプ。昨夜のコスチュームはまるでアクション映画から
抜け出したような黒いレザーのタンクトップに、ピタッと身体にくっつくパンツ、
細いヒールのブーツ…抜群のスタイルがよく映えるセクシーなボンデージ風で、
満席の客席の皆さんの目もくぎずけ状態。MCもとても可愛らしく、観ていても
(もちろん聴いていても)華がありました。
▶ピアノの若井さんとは初共演でしたが、彼の歌判も素晴らしく、彼女は大変
気に入ったようでした。曰く「若くて可愛いのに、バラードになるとどうして
そんなに渋くて深い演奏が出来るの?」。ディレクションは昔から鈴木さんが
やっていて、昨夜も Woong San さんの魅力をうまく引き出し、それが
メジャーブレークにつながったのだと思いました。
▶1st.stage…♪After You've Gone ♪Walk On By ♪Once I Loved
♪No Moon At All ♪My Heart Belongs To Daddy ♪Sweet Georgia Brown 
♪My Funny Valentine ♪I'd Rather Go Blind ♪Love For Sale。
▶2nd.stage…♪Vivaldi's Song、スキャット入りで♪Straighten Up & Fly Right、
バラード♪Never Let Me Go ♪Baby Want You Please Come Home、
アップテンポで♪The Man I Love、英語と韓国語で歌ったオリジナル曲の
♪Yesterday はとてもいい曲でした。♪You Don't Know What Love Is
♪The Lady Is A Tramp ♪Take Me To The River、アンコールは
♪Please Send Me Someone To Love。ステージ終了後もCDにサインしたり、
一緒に写真をとったり…皆さんに優しく接していたのが印象的でした。
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  2010.7.24 Sat   海老沢さんの初リーダーアルバムを先取り拝聴
▶ドラマー歴50年にして初めてリーダーアルバムを制作する海老沢さんのグループ。
海老沢一博(ds)さんと林正樹(pf) 坂井紅介(b) 小池修(ts) 竹内直(ts,ss,fl)さんメンバーで、
昨夜は、レコーディングに向けて入念に準備してきたCDに入れる曲を確認しながら演奏。
来週28日にスタジオ録音されます。お馴染みの曲も、海老沢さんと林さんのアレンジで、
なかなか素晴らしい曲に仕上がっていました。
▶「ドラムを叩いて50年、スウィングしなけりゃ意味が無い」が最近の海老沢さんの
キャッチフレーズ。張り切っている彼にホットな元気を貰いました。
▶1st.stage…♪Passion Dance ♪I Love You、竹内さんをフィーチャー して
♪You Don't Know What Love Is、竹内さんバスクラリネットに持ち替えて♪Caravan
…小池さんとのユニゾン(全く同じ旋律を違う楽器が同時に奏でる)で、キャラバン隊が
砂漠を行く情景が浮かぶ演奏でした。♪It Don't Mean A Thing はイントロの2テナーが
豪快でした。
▶2nd.stage…♪Carioka この曲は江利チエミさんの思い出曲、テナーとフルートで
イントロが始まった♪St.Thomas は、S.ロリンズとM.ローチの演奏を聴いた思い出曲、
♪Body And Soul、♪In A Sentimental Mood はラスベガスでカウント・べ−シーバンドを
聴いて感動した思い出曲、♪Impressions は今は亡き高橋達也さんに捧げて。
海老沢さんの50年の自分史の中の思い出の曲ばかり…CDの出来上がりが楽しみですね。
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  2010.7.25 Sun   味が出てきたティファニーさんのバラード
▶ティファニー(vo) さんと久しぶりのバックメンバー、秋田慎治(pf) 岸徹至(b)
加納樹麻(ds) さん。素敵な深紅のドレスで登場したティファニーさんは、
バラエティーに富んだ選曲で、お客さま皆さんを幸せな空間に誘いました。
共演が久しぶりで嬉しそうなティファニーさんとミュージシャン。ステージが
嬉しそうで楽しそうだと、客席も楽しくなりますね。
▶昨夜の客席はお年を召した女性が多く、明るくチャーミングで美しい声の
ティファニーさんに、皆さん酔いしれていらっしゃいました。
▶1st.stage…♪Almost Like Being In Love、バラードで♪Killing Me Softly、
アップテンポに♪It Could Happen To You ♪Bewitched ♪One Note Samba
♪Teach Me Tonight ♪To Love and Be Loved。
▶2nd.stage…♪This Can't Be Love、ボサノバ♪Quiet Night、♪But Not For Me、
6/8拍子で♪Summertime、ドラムスの樹麻さんの身内のリクエストで
♪It Had to Be You ♪For Sentimental Reason ♪That All、アンコールはバラード
♪You Go to My Head。最近のティファニーさんはバラードに味が出て来ました。
物憂い感じが、なかなかいいですよ。
※[photos] 欄 更新
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  2010.7.27 Tue   スピード感溢れるステージ
いつもこのブログ欄を訪れていただいて、ありがとうございます。
ちょっと東京を留守にする京子ママに頼まれて、私(麻衣)が日記を書きますので、
本当に簡単ですが、よろしくお願いします。
▶昨夜は、毎回このバンドの時に来てくださる常連の方たちや、
もう夏休みだからか、外国から学生の方たちもいらっしゃいました。
曲目はスピィーディーなものが多く、ベテラン陣に囲まれて若手ベーシストの
楠井さんは、物凄い緊張感と集中力で演奏してらっしゃいました。
▶演奏された曲は、サド・ジョーンズの♪Lady Luck ♪Jitter Bug waltz、
フレディー・ハバードの♪Interapid Foxなど。
▶2nd stage では♪Beatrice、大人なバラードで♪Easy Living など、そして
やはりスピード感溢れる♪Be Bop で〆ました。
                    Written by : 石川麻衣(スタッフ)
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  2010.7.28 Wed   福田さんのファンで賑わった店内
▶昨夜は、週初めなのにも関わらずたくさんのお客様で賑わいました。
いつもの福田さんトリオのファンのお客様たちに加え、学生の方たちが多く
いらっしゃいました。美しい女性たち、幸せそうなカップル、若い学生さんたち、
昔から通ってくださっているコアなジャズファンの方たちなど、バラエティに富んだ
お客様たちが集まり、福田さんファンの幅の広さを改めて実感いたしました。
▶演奏した曲は、♪All Blues、美しいバラード♪Someone to Watch Over Me、
福田さんのオリジナルの♪Spring 8 ♪Pretty Blues など。
▶2nd stage では、ビートルズの♪Black Bird、アントニオ・カルロス・ジョビンの
♪Because Of You など、そして最後はチャーリー・パーカーの♪Relaxing at Carimalo
で〆ました。曲の合間にはユーモアのあるMCで空間を和ませ、音楽は温かくスウィング。
この猛暑を少しでも忘れさせてくれる大人なステージでした。
                         Written by : 石川麻衣(スタッフ)
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  2010.7.29 Thu   新鮮だった珍しい編成のステージ
▶昨夜は、バイオリン、ギター、ピアノ、ベース、ドラムといった当店では
あまり見ない編成であり、とても新鮮でした。夏らしいラテンを中心に、
ジャズのスタンダードや、バイオリンの MAIKO さんのオリジナルの美しい
バラードなども織り込んで、バリエーション豊かなラインナップでした。
MCをするのが初めてだったというギターの平岡さんも堂々とMCをこなし、
バンドをまとめていらっしゃいました。
▶1st stage では、アントニオ・カルロス・ジョビンの♪Amor Em Paz、
MAIKO さんのオリジナル♪空色、ベースをフィーチャーした♪Stella By Starlight、
ジョアン・ボスコ作でアメリカでヒットしたというラテンナンバー ♪Latin Loverなど。
▶2nd stage では、ジョー・ヘンダーソン作曲の♪Recoda-Me を80’s風に
アレンジしたもの、物凄い速いテンポでの♪Dona Lee、タニア・マリアの名曲
♪Yatra-ta、そしてアンコールに ♪Minha Saudadeでした。
                        Written by : 石川麻衣(スタッフ)
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  2010.7.30 Fri   ステージと客席が一体となった夜
▶MC でバンドメンバーを紹介する時に「大好きな・・・」を連発していた真由子さん。
リーダーバンドとしては、いつもトリオで出演なさっている真由子さんですが、
昨夜は、心から信頼する仲間と一緒に、初めてクィンテットとして出演されました。
その中でも、山田拓児さんは当店初出演でしたが、迷いの無い、クリアで説得力ある
サウンドを奏で、早くも常連さんたちの心をしっかりと掴んだ様子でした。
▶真由子さんが心から尊敬する人たちばかりを集めたこのバンドは、リハーサルから
最後までみんなの笑顔が絶えず、その雰囲気がそのまま音になったという感じでした。
拓児さんは、バスクラとテナーサックスとソプラノサックスを。浜崎さんはフルートと
テナーサックスを、二人とも曲によって使い分け、フロントが2人とは思えないほど
贅沢なサウンドでした。
▶1st stage では、真由子さんが最近レコーディングしたセカンド アルバムから
♪I’ve Got The World On A String、Lee Konitz の♪Sun Flower、Thelonious Monk の
♪Evidence など。
▶2nd stage では、真由子さんのファースト アルバムから彼女のオリジナルの
♪Portrait of Freddy、♪8th street、Horace Silverの♪The Jody Grind、
そしてアンコールには、♪Body And Soul・・・
▶心許せる仲間だからこそ奏でられる音や空間があり、そんな気取っていない空間に
お客様も自然に溶け込んでいけた様子で、ステージと客席に一体感が生まれた
心温まる夜でした。
                        Written by : 石川麻衣(スタッフ)
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  2010.7.31 Sat   金曜の夜らしい大人な雰囲気
▶ベテラン陣がそろった昨夜のバンドは、とっても「大人」でした。
ダンディーで色っぽくて、まさにお酒がぴったりな雰囲気であり、お客様も
お酒と食事が進んだようでワインのボトルやウィスキーなどが目立ちました。
▶君子さんは黒い素敵なドレスを着て、踊るように歌います。その間にユキさんの
心くすぐるようなフレージングが散りばめられ、お客様は大変満足された様子。
早い時間帯から歓声や掛け声が湧き上がり、金曜日の夜らしい雰囲気でした。
毎回恒例の君子さんの津軽弁ジャズには、海外から来たお客様が顔を見合わせて
興味深そうに聴いていらっしゃいました。
▶1st stage では、インストで♪Cantaloupe Island、♪The Island、津軽弁で
♪My Favorite Things、♪Speak Low、かっこいいアレンジで♪Black Coffee など。
▶2ndでは、♪Can’t Help Loving that Man、♪You’ve got a Friend、
♪Body And Soul、♪Bridge Over Troubled Water」、そしてアンコールに津軽弁を交え、
スローで渋い♪Summer Time で〆ました。
                           Written by : 石川麻衣(スタッフ)
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