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 Weblog by Kyoko (過去のブログはカレンダーを戻してネ)
  8.1 Sun 素敵で勉強にもなる浩子さんのステージ
  8.2 Mon 【暑中お見舞い申し上げます】
  8.3 Tue 熱い演奏に、大盛況の夜
  8.4 Wed バランスのとれた素晴らしい演奏
  8.5 Thu 大好評!!客席を満杯に埋めたウラジミールさん
  8.6 Fri キュートなマヤさんの親しみやすいステージ
  8.7 Sat ちょっと寂しい客席も、楽しいステージ
  8.8 Sun 学生さんも多かった、原さん久しぶりのライブ
  8.10 Tue バランスの取れた素晴らしい音色のデュオ
  8.11 Wed 活力溢れる真吾さんの新ユニット《THE FORCE 》
  8.12 Thu ファンで賑わった爽やかな蘭さんのステージ
  8.13 Fri 盛り上がった大ベテラン2組のユニークなデュオ
  8.14 Sat 久しぶりの満席にトミーさんもハイテンション
  8.15 Sun エンターティメント溢れる楽しいステージ
  8.17 Tue 達治さんが体調を壊しお休みでしたが…
  8.18 Wed 男の力強さと優しさが滲み出るトリオサウンド
  8.19 Thu ハッピーに燃えたゴージャスな夜
  8.20 Fri 若い感性が素晴らしい、ひかりさんのグループ
  8.21 Sat 鹿児島から応援にいらした方も居て大賑わい
  8.22 Sun 久しぶりに脳を刺激された凄い演奏
  8.24 Tue 猛暑の夜にさわやかなピアノトリオ
  8.25 Wed 良くスウィングするプロらしいステージ
  8.26 Thu 名前の通りのファンキーなステージにみなさん大喜び
  8.27 Fri 10人の生音ハーモニーで気分は爽快な熱帯夜
  8.28 Sat いつも元気いっぱいのチャリートさん
  8.29 Sun 週末に相応しいリラックスした楽しいステージ
  8.31 Tue 大盛況の天才少女エレナちゃんのB&Sデビュー


  2010.8.1 Sun   素敵で勉強にもなる浩子さんのステージ
▶7月、月末と週末が重なった昨夜のステージ。浩子さんは、MCで丁寧に曲の
説明をしてくださいます。いつも何気なく聴いているジャズ・スタンダードですが、
こんなにも深い意味や由来があったのかと、毎回聞いていて大変勉強になるのです。
一つ一つの曲の意味を深く掘り下げていらっしゃると同時に、メンバーが変わるごとに
アレンジや曲の雰囲気を変えることに全く躊躇しない柔軟さもお持ちで、
そのバランスが本当に素敵です。
▶昨夜は浩子さんとは何度も共演している志宏さんをピアノに迎え、志宏さんの
クリエイティブで自由なピアノに浩子さんも楽しそうに歌っていらっしゃいました。
▶1st stage はバラードで♪My Romance、Gershwinの♪But Not For Me、
Stevie Wonderの♪Send one your Love、♪Summer Time、
♪Yesterday and Yesterdays など。
▶2nd stage では、Cole Porterの♪Love For Sale、曲が発表された当時の
タンゴ調のアレンジに近い演奏をしたという♪Softly as a Morning Sunrise、
♪Sentimental Journey、Cindy Lauperの♪Time After Time、
とってもエキゾチックな雰囲気の♪My Favorite Things、♪Bye Bye Black Bird、
そしてアンコールには♪Good Life・・・志宏さんがリハ中に各メンバーに
「世界中よ、泣け!!」…そんなイメージで演奏してくれと注文してらっしゃいましたが、
まさにその通りになり、大変ドラマチックなアンコールで〆ました。
                        Written by : 石川麻衣(スタッフ)
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  2010.8.2 Mon   【暑中お見舞い申し上げます】
▶お暑うございます。猛暑列島、皆さまいかがお過ごしですか。
実は私、お店をはじめてから36年目にして初めて、1週間ほどの夏休みをいただき、
ノーネームホーセス小曽根さん一行のヨーロッパツアーに同行させていただきました。
ちょっと長くなりますが、まずはそのご報告をしたいと思います。
▶ウィーンでの4日間。ここは路面電車・地下鉄・バスなど公共の交通機関が
よく整備されていて、3日間乗り放題のチケットを購入。昼間の自由時間に
メンバーの皆さんと一緒に美術館や博物館、由緒ある建物などを歩き回りました。
▶美術館では、クリムトやシーレの本物に接して感動したり、ベリヴェデーレ
宮殿など歴史ある建物に感動したり・・・目に触れるもの全てに文化の深さを感じる
とても貴重な体験でした。
▶ウィーンでの公演は2回。何度ものアンコールで、CDも沢山売れ大成功でした。
そして次の公演地、南仏 エクス=アン=プロヴァンスに移動。ここも歴史のある
古い街で、いたる所にオープンカフェがあり、夜10時頃まで明るい夕暮れ時、
皆でディナーをしながら南仏の夏を楽しみました。
▶ここでの公演は、お城を持っている地主さんの私有地、森の中の素晴らしい
野外コンサート場。あまりの田舎風景に人が集まるのかと心配しましたが、
当夜は2000人くらいの人がどこからか集まってきて驚きました。
ここでは毎晩、敷地の中の3カ所の野外ステージで、クラシックやジャズなどが
演奏されているということです。
▶小曽根さんはこの地で何度も演奏されているようですが、ノーネームホーセス
としては2度目。ここでの今回の他の出演者は、チック・コリア、ロイ・ヘインズ、
クリスチャン・マクブライド、ケニー・ギャレットのクァルテットで、みなさんが
私の知り合いですから、まさかこの地でトーキョーのキョーコに会うとは、と
大層驚かれました。
▶クァルテットの演奏は全てスタンダード曲で、その素晴らしいサウンドに
お客さまたちは拍手と足を鳴らして大喝采。次のノーネームの演奏でも、
大きな拍手と足を鳴らしてのアンコール。それに応えて、チックさんが登場し
小曽根さんとピアノを連弾すると、会場はヤンヤの大喝采。終ったのは
12時半過ぎでした。
▶帰りには、皆さんが出演者にありがとうと声をかけてお帰りになります。
いいと感じたものには素直に感動を表現する人々。そして古くからのものを
大切にするお国柄…いろんな意味で、豊かさと、大人の文化を感じた旅でした。
▶約1週間の留守の間、お客さまやミュージシャンの皆さまには、ご迷惑を
おかけしました。でも、スタッフがしっかりお店を守ってくれました。
ノーネームの皆さまはじめ、お客さま、出演者、スタッフ…に感謝しつつ、
ご報告を終わります。
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  2010.8.3 Tue   熱い演奏に、大盛況の夜
▶8月最初のステージは、クリヤ・マコト(pf) さんのお気に入りメンバー、
鳥越啓介(b) 天倉正敬(ds) さん、そしてヴォーカルに MARU さん。
実はこのトリオも、エジプトのカイロジャズフェスティバルに出演し、
現地の新聞の第一面を飾ったほど好評を博して、帰国したばかりです。
▶客席は、週明け月曜から満席。テンションの高い演奏を楽しみました。
楽しくていい演奏でなければ、お客さまはわざわざ聴きにいらっしゃらない…
当たり前ですけど、お客さまはいい出演者を良くご存知です。
▶2セット目に、NY在住の斎藤純さんが遊びに見えて一曲叩きました。
クリヤさんとは30年ほど前にアメリカで出会い、お互い帰国した時に再会して
バンドを創った仲。現在はNYで活動していますが、お母様がご高齢で
時々帰国しているということです。
▶1st.stage…♪Come Together ♪Film Man ♪Nocturne…これはショパンの
曲をアレンジしたものでCMにも使われています。ここでMARUさんのヴォーカルが
入って♪Class Over ♪I Can't Help It、インストで♪Clockers。
▶2nd.stage…♪Summertime ♪Can't Hide Love ♪La Danza de la Passion、
MARUさんが入って♪If I Am't Got You ♪You Are The Universe、
インスト曲♪Manteca、斎藤さんが叩いた♪Simpson's、♪Street Life。
外の暑さに負けない熱い演奏に、大盛況の夜でした。
※[photos] 欄 更新
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  2010.8.4 Wed   バランスのとれた素晴らしい演奏
▶私は時差ボケと暑さ負けでダウンしてしまい、自分の身体がコントロール
出来ない状態になってしまいました。昔は時差ボケなどなかったのに…
つくずく歳を感じています。そんな訳でお店に出たのは9時半過ぎ。
久米雅之(ds) 関根敏行(pf) 高瀬裕(b) 岡淳(ts,fl) さんらのステージも
2セット目から聴くことになりました。
▶このグループはCDの制作をきっかけに出来たグループですが、
バランスの取れたサウンドが素晴らしいグループです。リーダー久米さんの
人柄が滲み出て、オリジナル曲も心あたたまる曲ばかり。昨夜も、初めて
聴いた耳の肥えた常連さんが、とても褒めていらっしゃいましたよ。
▶2nd.stage…オリジナル曲♪21、久米さんの16歳になる女のお子さんが
サックスをやっていて、この曲が大好きになり、自分でも吹けるようになった
ということで彼女の誕生日に捧げた ♪Waltz For Kana。♪Body And Soul は
ピアノのイントロが素晴らしく、それに乗ったむせび泣くようなサックスも
素敵でした。オリジナル曲♪SO2、T.モンクの♪We See。素晴らしい演奏に、
お客さまは暑さも忘れたひと時でした。
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  2010.8.5 Thu   大好評!!客席を満杯に埋めたウラジミールさん
▶昨夜は久しぶりの【BODY&SOUL スペシャル】で、ウラジミール・シャフラノフ(pf)
さんと、納浩一(b) 奥平真吾(ds) さんのトリオでした。ウラジミールさんは、
澤野工房からCDがすでに10枚くらいリリースされていて、日本での人気は高いのですが、
昨夜はその意味するところが良く解りました。ジャズに込められた喜びや哀しみ、そして
力強さ…などが情感豊かに表現され、聴く者の心を捉えるピアノなのです。
▶サイドメンは私が選んだのですが、とても良いコンビネーションで、品の良い大人の
ピアノトリオになりとても嬉しく思いました。ピアノトリオは、実はドラムスがいい演出役を
こなしてはじめてトリオが映えるのですが、真吾さんはさすが、NYで20年培った実力を
さりげなく出し、ピアノに寄り添うようなドラミングが光っていました。
▶ウラジミールさんもこの2人を大変気に入り、とても楽しそうでした。昨夜が最後の
公演だったので、きっと気持よく帰国できたに違いありません。
▶1st.stage…♪You and The Night and The Music ♪Emily ♪I'll Close My Eyes
♪Radames Y Pele、メドレーで♪Monk's Dreams~♪Round Midnight~♪Blue Monk、
♪Rhythm-A-Ning。
▶2nd.stage…♪Hush-A-Bye、ソロで2曲♪Star Crossed Loves ♪Lush Life、
トリオで♪I Should Care ♪Minha Sandage ♪I Remember Clifford ♪Cherokee、
ソロで♪Over The Rainbow ♪I Thought About You、トリオで♪Minority、
アンコールは ♪Beautiful Friendship。彼のCDを持参してサインを貰い、愛おしそうに
持ち帰った方が何人もいらっしゃいました。
※[photos] 欄 更新
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  2010.8.6 Fri   キュートなマヤさんの親しみやすいステージ
▶当店2回目の出演になるマヤ・ハッチ(vo)さんと、秋田慎治(pf) 安田幸司(b)
加納樹麻(ds)さんのトリオ。マヤさんはとてもキュートな人柄で、帰国後は
BS放送の子供番組「ポンキッキ」の歌のお姉さんに抜擢され出演中なのですが、
でも本来、彼女はれっきとしたジャズ歌手なのです。昨夜は初顔合わせの
秋田さんらでしたが、リハーサルですぐに打ち解け、本番では楽しいステージを
繰り広げました。
▶私は先日来の夏風邪がまだ治らず、昨夜もお店に出たのは9時過ぎでしたが、
入ると店内はマヤさんのお友達が大勢いらしていて、英語が飛び交い、
大変盛り上がっていました。
▶1st.stage…♪Aqua De Beber(おいしい水) ♪This Can't Be Love
♪Willow Weep For Me ♪How Long Has This Been Going On?
♪My Foolish Heart ♪Someday My Prince Will Come。
▶2nd.stage…♪Them Them Eyes ♪I'm Beginning To See The Light、
B.エバンスが大好きなマヤさんが、彼のフレーズをモチーフにしてご自分で
アレンジした♪My Funny Valentine、♪You Go To My Head、大人の雰囲気で
♪Body And Soul、♪Wave 、アンコールは♪Over The Rainbow。その後、
遊びにみえていたトミー・キャンベルさんにドラムスが替わって♪Summertime
で終演でした。初めて聴かれた方も、親しみやすいマヤさんを楽しまれたようで、
CDも沢山お買い上げいただきました。
※[photos] 欄 更新
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  2010.8.7 Sat   ちょっと寂しい客席も、楽しいステージ
▶猛暑日が続く中、早い方はもう夏休みに入ったせいでしょうか…いつも賑わう
マーヤさんのステージも昨夜はちょっと寂しい客席でした。グレース・マーヤ(vo)さんと、
彼女が尊敬するユキ アリマサ(pf) さん、佐藤ハチ恭彦(b) 原大力(ds) さんのメンバー。
夏らしくグリーン柄のサマードレスにパナマ帽をかぶったマーヤさんが、ユキさんの
トリオに乗って気持良く歌い、ステージは活気に満ちていました。
▶お客さまを楽しくさせるステージで、客席には、海老沢一博(ds) 伊藤君子(vo)さん
ご夫妻が、今制作中のCDのミックスダウンを終え、それを持ってお食事にいらしてました。
でもあまりステージが楽しそうなので、海老沢さんは我慢出来なくなり、原さんに替わって
ドラム参加して楽しんでいかれました。
▶1st.stage…♪In The Still Of The Night ♪Blue Skies ♪The Day Of Wine And Roses
♪Kiss Of Life ♪So Dance Samba ♪Summer Time ♪I Love Being Here With You。
▶2nd.stage…♪Fever ♪How Deep In The Ocean ♪Unchained Melody ♪No More Blues、
ここで海老沢さん参加♪Black Coffee ♪Can't We Be Friends ♪Angel Eyes、
原さんに戻って♪Water Melon Man…楽しいステージでした。
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  2010.8.8 Sun   学生さんも多かった、原さん久しぶりのライブ
▶原朋直(tp) ユキアリマサ(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 原大力(ds) さんのクァルテット。
実は先週日曜のTV朝日の長寿番組「題名のない音楽会」に登場した原さん。
その再放送が昨夜のBS朝日であって、私はそれを観てからお店に出ました。
番組では、いい音楽に大切なリズム・メロディー・ハーモニーの三要素を、
例を挙げて解りやすく説明しながら演奏されていました。
▶そのせいなのか、当店の客席には学生さんが多く、熱心に聴いていました。
原さんも久し振りのライブ出演で、信頼出来るトリオとともに、楽しみながら
演奏していらっしゃいました。
▶1st.stage…♪If I Should Lose、原さんの作品♪Dance In The Moon、
♪Stable Mates、原さん作♪Delight、♪Blues Connotation。
▶2nd.stage…原さんの♪Color As It Is、バラード♪Nearness of You、原さん作
♪R.O.N、♪Sail Away ♪Just In Time、アンコールは ♪Straight No Chaser。
原さんは、終演後も学生さんたちとお話が弾んでいました。
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  2010.8.10 Tue   バランスの取れた素晴らしい音色のデュオ
▶昨夜は、堀秀彰(pf) さんと浜崎航(ts,fl) さんのデュオでした。浜崎さんは、
医師免許を持つ、ジャズ界ではちょっと変わり種のイケメンサックス奏者。
趣味もなかなかで、つい先日もヨットで八丈島に航海してきた「海の男」です。
スキンダイビングで潜って魚を捕り塩焼きにしたりして楽しんできたそうで、
真っ黒に陽焼けしていました。医者免許を活かして怪我人の手当をしてあげたら、
すっかり船長さんに気に入られたそうです。
▶一方、堀さんは「山男」になろうと手始めに沢伝いに高尾山に登ってきたそうで、
こんなに気持がいいことはない、と思ったそうです。そんな二人のデュオですから、
相性バッチリ、バランスのとれた素晴らしい演奏で、深く柔らかいテナーの音が、
店内に心地よく響きわたりました。フルートもマイクなしで充分でした。きっと
素潜りで鍛えた肺活量に、余裕があるのかも知れませんね。
▶1st.stage…♪How High The Moon ♪Summer Night ♪Chan's Song
♪Broadway、浜崎さんの作品♪Ocean Dream。
▶2nd.stage…堀さんの作品♪Quarter Man、♪Night And Day、堀作品♪オスロ
と♪Peacok は2曲ともフルート演奏。何のイントロかな、としばらく思わせた
♪Autumn Leaves。アンコールは ♪昔は良かったね。
▶終演後、ファンの方からいただいた手作りの抹茶ロールケーキを美味しく
いただきました。客席が寂しかったのが残念です。
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  2010.8.11 Wed   活力溢れる真吾さんの新ユニット《THE FORCE 》
▶ユニットのメンバーは、宮川純(pf) 須川崇志(b) 太田剣(as) 奥平真吾(ds) さん。
44歳になった真吾さんの誕生日ライブ、ということで、ちょっと彼の経歴などを…。
真吾さんはアフリカのケニヤ生まれです。3歳からドラムを初めて日本に帰国。
9歳でデビューした当時、一躍時の人になりました。そして当店に、高校の時から
保護者付き添いで出演していました。大学卒業と同時に結婚してNYに移り住み20年。
お子さまも2人でき充実した音楽生活でしたが、一人っ子のためご両親が心配で
このほど帰国されました。
▶これまで時々帰国した折に、いろんな人の演奏を聴いて回り、いわばご自分で
納得・厳選したメンバーに巡り会って、日本で本格的に活動を開始したわけです。
ですから、みんながとても真摯に音楽に向き合っているのが解るステージで、
もちろん素晴らしいサウンド。大変気持ちのいい夜でした。
▶1st.stage…奥平作♪Maconde、W.ショター作♪Infant Eyes、K.ギャレット作
♪Computer G、宮川作♪Counter Clockwise、奥平作♪Alisema。
▶2nd.stage…宮川作アレンジ♪All of You、M.タイナーが母に捧げた♪Miss BEA、
♪What Is This Call Love、D.ブルーベック作♪In Your Own Sweet Way、
益田幹夫作♪MBALISHU、アンコールは立秋にちなんで♪Autumn Leaves。
▶「若い人の演奏は気持がいいね、ジャズはこうでなくっちゃ」などと、大層
満足されてお帰りになったお客さまがけっこういらっしゃいました。NYで鍛えられた
粋なドラミングが聴かれる《THE FORCE 》次回出演は来月28日です。
ぜひお越しください。
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  2010.8.12 Thu   ファンで賑わった爽やかな蘭さんのステージ
▶蒸し暑い夏の夜、爽やかな蘭さんを応援しようとたくさんのファンが
詰めかけた昨夜の店内。メンバーは、大城蘭(vo) 平岡雄一郎(g) 荒巻裕一朗(pf)
吉田豊(b) 平井景(ds) さん。客席にはお互い顔見知りの方が多く、休憩時間は
とても賑やかでした。でも、演奏が始まり蘭さんが登場すると一変して、
皆さん一斉にステージに注目されました。
▶蘭さんは地元沖縄で買ったという、模様の入った黒のサマードレス姿で登場。
黒いストレートヘアーが良く似合ってましたよ。そして、透き通るような
きれいな声で歌い上げました。沖縄弁のスタンダート曲に特に興味を示された
初めて聴いた方が、早々とCDをご予約なさっていきました。
▶1st.stage…♪On A Clear Day ♪Wave ♪Green Dolpine Street
♪You Stepped Out of a Dream ♪The Way You Look、平岡さんとデュオで
♪Corcovard、沖縄弁で♪Amazing Geace、♪I Love Being Here With you。
▶2nd.stage…♪So Many Stars ♪Chove Chuva ♪Love For Sale
♪You Go To My Head、ゴッホに捧げた曲♪Vincent、沖縄弁で
♪My Favorite Things、♪I Got Rythm ♪What A Wonderful World、
アンコールは♪You Are My Sunshine など。
▶ステージを終えた蘭さんは、ドアのところに立ち、お帰りになるお客さま
一人一人に「ありがとうございました」と丁寧にお礼を述べてお見送りしていました。
彼女の気持が、きっと伝わったと思いますよ。
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  2010.8.13 Fri   盛り上がった大ベテラン2組のユニークなデュオ
▶山本剛(pf)さんと野力奏一(pf)さん2人のピアニストと、ベース鈴木良雄(b)さん。
ピアノとベース2組のデュオが順番に演奏する…同じピアノでも、弾く人によって
音色が違う…そんなサウンドを楽しめる興味深いステージでした。
▶優れたアレンジャーでもある野力さんは、理論的にピアノを操るタイプ。
奇麗なタッチの音が、頭の中にオタマジャクシが見えてるような感じで出てきます。
山ちゃんは、ほとんど譜面を見ない人で、身体で覚えた沢山の引き出しから、
流れに沿って音が自然に出て来る感覚派タイプで、同じ曲でも、全く違って
聴こえることがあるユニークなピアノです。
▶気心の知れた3人が違いを楽しみながらプレイする、良くスウィングする演奏で、
チンさんも満足そうでした。最後は、客席にベーシストの香川裕史さんが
遊びにいらしていたのを見つけ、ベースを替わって、ご自分はマイクを持ち
スキャットを歌い初めて大受けしていました。
▶1st.stage…まず野力さんのピアノで、鈴木作・野力編曲♪Fairy Dance、
♪My Dear Friends、野力作♪Feeling Free。次に、山本さんのピアノで 鈴木作
♪Game Boy、♪Kiss On The Wind、♪イパネマの娘。
▶2nd.stage…野力さんのピアノ 鈴木作・野力編曲♪Touch of Spring
♪タンチョウ ♪Winter Day Break。山本さんのピアノ♪Dark Eyes、そして
お馴染み十八番(おはこ)♪Misty。♪Caravan では、ピアノの弦の上に紙を置いて
奇妙な音を出し、受けていました。それからチンさんのスキャットが
始まりました。
▶お盆休みで上京された地方の方も結構いらしていて、みなさん大いに楽しんで
お帰りになられました。
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  2010.8.14 Sat   久しぶりの満席にトミーさんもハイテンション
▶トミーさんのセッションが2夜、続きます。その第1夜は《オルガン-アイズ セッション》
河合代介(org) ハル高内(g) レイモンド・マクモーリン(ts) トミー・キャンベル(ds)さんに、
ティファニー(vo) さんが加わりました。
▶実はトミーさんは、朝、ブタベストのツアーから帰国したばかりでお疲れなのですが、
客席は東京に住んでる外人の方や、地方から上京している方たちで満杯。久し振りに
大賑わいになったお客さまに、大喜びでテンションもあがり、スピードに満ちた躍動感ある
ステージを繰り広げました。
▶ハルさんは熱中症で入院され、このところ点滴とお粥の日々でしたが、演奏すると
すっかり元気になられました。音楽は良薬なのかもしれませんね。
▶1st.stage…♪The Girl From IPANIMA、オルガンとドラムスのデュオ♪The Good Life、
ハルさんが入って♪4 on 6、レイモンドさんが入って♪Poinciana、ティファニーさんの
ヴォーカルで♪Confirmation ♪You Make Me Feel Bird、
♪Jimmy's Shout Chorus Theme 。
▶2nd.stage…♪High Fly、オルガンとドラムスで♪Mimosa、ブルーノート東京で
公演中のロイ・ヘインズバンドのアルトサックス奏者が入って2サックスで掛け合い。
(曲名は?)。バラードで♪I Thought About You、ティファニーさんが入って
♪The Preacher、♪St.Thomas Way ♪Barcelona、アンコール♪All or Nothing All…など。
気がついたら1時間50分も経っていました。でも、楽しい演奏にノッて、みなさん
時間を忘れて最後まで聴いていかれました。
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  2010.8.15 Sun   エンターティメント溢れる楽しいステージ
▶トミーさんのセッション2日目。《ヴォーカル-アイズセッション》メンバーは、
伊藤大輔(vo) 山口有紀(vo) さんと、林正樹(pf) 西嶋徹(b) トミー・キャンベル(ds) さん。
先週はローマのジャズフェス、今週はブタベストのジャズフェス…と、一昨日帰国した
トミーさん、時差疲れは大変のようですが、どうやら、日本に長く居るとストレスが
溜まるらしく、海外に出るとリフレッシュして元気になるようです。
▶西嶋さんは初参加。難しい変拍子の曲が多く、普段やらないような曲ばかりなのですが、
30分ほどのリハーサルで雰囲気をつかみました。ウッドベースとエレベを持ち替える演奏も
なかなかのもので、トミーさんも驚くと同時に感謝していました。
▶1st.stage…♪All Day Long ♪Pipoca ♪Greens ♪In A Mellow Tone ♪The Gahooze
▶2nd.stage…♪Don't You Know Me By Now ♪Con Alma ♪Selfish Fella…では、
アイディアフルな有紀さんが、合間のコントでお盆のお化けの真似。それを大輔さんが
受けて立ちます。もちろん打ち合わせのない即興。この面白さこそ、ジャズの醍醐味ですね。
♪You Must Be Crezy…この曲も、いつも笑いが絶えません。♪The Distance Between Us
♪Diddly Bop、アンコール♪The Gahooze…?。とても楽しい週末でした。
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  2010.8.17 Tue   達治さんが体調を壊しお休みでしたが…
▶《横山達治 スペシャル プロジェクト》でしたが、達治さんが体調を壊して
お休みのため 里見紀子(vln) 福井ともみ(pf) 山下弘治(b) トミー・キャンベル(ds) さんの
クァルテットに。いつもの達ちゃんのMCも、昨夜は里見さんが替わって努め、
パーカッションの要らない選曲で、演奏もステージもいつもとちょっと違った
雰囲気でしたが、大好評でした。
▶里見さんは、黒のヒョウ柄のサマードレスに黒いストレートヘアーで、微笑みながら
ヴァイオリンを弾く姿がとてもセクシーで、決まっていました。一方、ともみさんは、
ピンクのパンツに真っ赤なブラウスで、テキパキとしたピアノを弾き、演奏をアレンジ。
山下さんとトミーさんがしっかりリズムをキープ。パーカッションがいない分は、
お面白いソロで盛り上げるなどトミーさんがよくカバーしていました。
▶1st.stage…♪You Are The Sunshine Of My Life、里見さんの譜面で♪Bluesette
♪G線上のアリア ♪All The things You Are 、タニアマリア作 ♪Yatrata。
▶2nd.stage…♪I Wish、K.ジャレットの ♪Lucky Soutrern、♪Daa Hood
♪Closs To You ♪Armando's Rumba、アンコール♪St.Thomas。
チームリーダーがいない分を、メンバー全員が一丸となって演奏して大好評でした。
でも、いつもの達ちゃんの笑い声がなく、ちょっと寂しい店内…
早く元気になってくださいね。
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  2010.8.18 Wed   男の力強さと優しさが滲み出るトリオサウンド
▶辛島文雄(pf) 川村竜(b) 小松伸之(ds) さんの《辛島トリオ》。意志のはっきりした
歯切れのいいピアノに、ベースとドラムスが寄り添ってしっかりとリズムを刻む…
実に見事なコンビネーションです。
▶若かった2人をここまで立派に育てるには大変な忍耐が必要だったと思いますが、
辛島さんがきっちりと成し遂げた…そんなことを感じさせるトリオ演奏で、
お客さまは少なかったのですが、集中度・完成度の高い演奏に、ジャズをよくご存知の
旧い常連さんも感心しきりでした。
▶1st.stage…♪If I Were A Bell ♪Is Fa Han ♪My One and Only Love ♪Unit 7
♪Everything Happen To Me ♪One Finger Snap ♪Blues in F。
▶2nd.stage…♪Invitation ♪Come Rain or Come Shine、バラード♪Haunted Heart、
アップテンポで♪Litha、♪Cool Struttin'、遊びにきていた TOKUちゃんが入って
♪On Green Dolphin Street ♪Round Midnight。緊張感のあるステージに、
みなさん熱心に聴き入っていらっしゃいました。
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  2010.8.19 Thu   ハッピーに燃えたゴージャスな夜
▶ウィリアムス浩子(vo)さんと、福田重男(pf)中村健吾(b)ジーン・ジャクソン(ds)
近藤和彦(as)さんという豪華メンバーで、浩子ちゃんも嬉しそうでした。
彼女は二日間みっちりと、この夜の構成やアレンジを考えてきたそうですが、
落ち着いて、しっかりと自分の世界が表現されていました。
▶黒く光るミニワンピースに身を包み、表情豊かに歌う姿もとても魅力的で、
メンバーも彼女の歌を大変気に入って、しっかり聴きながらサポート。
水曜日なのに2nd.セットは満席で、まるで週末のような雰囲気に私も嬉しくて、
音楽とワインでい〜い気持になり、今朝は寝坊してしまいました。
▶それで、演奏曲をメモった紙をお店に忘れてきてしまい、浩子ちゃんに電話したら、
とっても素晴らしいコメントつきでメールをくれました。せっかくですから
浩子ちゃんの書いてくれたコメントを添えて、曲名をリストしますね。
▶1st stage…スローで始まるヴァースからアップテンポへ恋の高鳴り…♪All the things
you are、真夏にピッタリ南国の雰囲気♪Poinciana、ベースと歌の掛け合いで始まり
ミドルスウィングへ♪Beautiful love、強力なリズムの♪Night in Tunisia、
ピアノとサックスと歌でヒバリが舞うように♪Skylark、今度はベースとドラムと歌の
トリオで♪I could write a book、サックスとスキャットのユニゾンが聴きどころ
6拍子の ♪Summertime。
▶2nd stage…私には貴方を愛した素敵な4月の想い出があるから、これから来る
秋なんかさみしくないわ、と歌う♪I’ll remember April、ベースフィーチャーで、
健吾さんのベースソロが曲の楽しさを演出した♪As long as I live、
ピアノと歌のデュオで、失恋して思い切り酔っぱらって…♪Lush life、
近藤さんのカッコいいアレンジで♪Blue moon は、ジーンさんの強力なリズムが
響きました。
▶さらに…歌とサックスの掛け合いで♪I loves you,Porgy、スピード感ある
アップテンポでスリリングに♪Love me or leave me、そして♪Bye bye blackbird…
不吉な事よさようなら、あとはいいことしか残ってないさ、と歌うこの曲は、
戦地で玉が当たらないように兵隊たちがよく歌っていたそうですが、昨夜は
フルートをフィーチャーして子守唄のように。ここで、NYのタップダンサー、
アンドリュー・ニーナさんがゲストで参加し、盛り上がった♪I mean you。
アンコールは、ジョニー・ミッチェルの名曲♪Both sides now でした。
▶ちなみに、浩子ちゃんはステージのMCで、いつもこのように曲の意味などを
丁寧に説明してくれて、勉強にもなります。昨夜も、初めて聴いた方たちが、
いっぺんにファンになったようでした。
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  2010.8.20 Fri   若い感性が素晴らしい、ひかりさんのグループ
▶市原ひかり(tp)さんのグループ、メンバー 浅井良将(as) 堀秀彰(pf) 中林薫平(b)
安藤正則(ds) さんらのクィンテットは、北海道ツアーから帰って、昨夜の当店が
このツアーの仕上げでした。帰京のため空港に向かう車があまりノロノロ走るので、
ひかりさんが速く走るよう要請したら、スピード違反で捕まり、あやうく飛行機に
乗り遅れるとこだった、と。遅れていたら大変、穴が空くところでした。
▶1st.stage…♪Everything Happens To Me、ひかりさんの作品♪クオツリー…
前回のブログでご紹介したハクビシン(白鼻芯)の中国語名で、ひかりさんのウチに
出没するネコ科の小動物。浅井作品♪年度末、♪Lady Traveler…これは、よく
ツアーをするひかりさんのために、大先輩土岐英史さんが贈ってくださった曲で、
哀愁漂う素敵な曲でした。ひかり作♪Brain Weather。
▶2nd.stage…浅井さんが鳥が大好きで新潟のツアーの時に彼が作曲した♪朱鷺、
ひかり作アップテンポで活力ある♪新年度。中林作♪Sink と♪Flow は、
組曲になっていて、沈んで揺れ動くちょっと気怠い感じ。堀作♪Inspiration …
これは、いろんなバンドがカバーしているなかなかの傑作です。
▶時々思うのですが、小柄なひかりさんのどこから、この逞しいエネルギーが
出てくるのでしょう……きっと音楽が生き甲斐で、それが源なのでしょうね。
いつもながら、若い感性っていいなあ、と感じる素晴らしいステージでした。
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  2010.8.21 Sat   鹿児島から応援にいらした方も居て大賑わい
▶先月に続いて、CDのレコーディングメンバーを揃えてのリレットさんのステージ。
メンバーはリレット(vo) さんの他、秋田慎治(pf) 吉田豊(b) 小前賢吾(ds) スティーブ・
サックス(ts,fl)さん。
▶リレットさんは黒のパンツスーツに、小豆色のロングの上着を羽織った、とても
シックな出で立ち。良く伸びるきれいな声で歌う彼女を、ミュージシャンもニコニコ
しながらサポート。地元鹿児島から応援にいたした方も多く、店内は大いに盛り上がり、
CDも沢山お買い上げいただきました。
▶1st.stage…インストで♪There Is No Greater Love ♪I Got Bad、リレットさんが入って
♪That's All ♪Over The Rainbow ♪Besame Mucho  ♪A Song For You
♪I've Got You Under My Skin。
▶2nd.stage…インストで♪Every Things Happen To Me ♪Manhattan、ヴォーカルが入って
♪On A Clear Day ♪Bridbes ♪All The Things You Are ♪For We Know
♪You Don't Know What Love Is ♪Our Love Is Here To Stay、アンコールでは
世界の平和を願って♪What A Wonderful World。秋田さんのアレンジも冴えて、
とても楽しめるステージでした。
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  2010.8.22 Sun   久しぶりに脳を刺激された凄い演奏
▶1年に一回しか聴けない、ケイ赤城(pf)さんと 杉本智和(b) 本田珠也(ds)さんのトリオ。
私も楽しみにしていました。それで実は、孫のレイちゃん家族と砧公園で虫採りをして、
その足で多摩川の花火大会に行って一緒に見る予定でしたが、私だけ別れて、大混雑を
かき分けて、花火大会の会場を後に、お店に向かいました。
▶今回のケイさんは、ピアノの上にキーボードとコンピューターをセツティングした
ステージ。あまり話をしないで演奏だけに集中するスタイルは変わりません。
オリジナル曲もタイトル名がないのが多く、たまに付いていると大変ユニークです。
杉本さん、珠也さんは、そうしたケイさんの世界を完全に理解し、演奏も聴く度に
そのリズム感に驚かされます。
▶1st.stage…昨年できた曲で仮タイトル♪A Beautiful Laundry Day In Shinjuku、
♪7拍子の無題曲♪資格外活動(モグリで仕事をするという意味)♪Perhaps With You 
♪The Four Cat Strut。
▶2nd.stage…♪無題…ケイさんがジョギングしている時に創ったという、とにかく
どんどん変化していく曲、♪Taggist Delight、綺麗なバラード♪Time For Love
♪2006年No11、アンコール♪Ivory Silhouette(アイボリーシルエット)。
▶聴きにいらしたジャズファンが、思わずうなり声を上げるほど、凄い演奏でした。
この凄さは実際にその場に居ないと解りません。それこそが「ジャズはライブが一番」の
意味なのですが、再確認しました。私も、久しぶりに脳を沢山刺激され、花火を見ないで
来た甲斐がありました。来年のステージが、もう今から楽しみです。
なお、杉本さん本田さんは、来年もケイさんの大学での模範演奏に参加されるそうです。
※[photos] 蘭 更新
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  2010.8.24 Tue   猛暑の夜にさわやかなピアノトリオ
▶昼間はうだるような暑さで夜になっても気温はあまり下がらず…熱帯夜でしたが、
福田重男(pf) 上村信(b) セシル・モンロー(ds)さんのトリオに、根強いファンの方々が
お見えになり、週明け月曜にしては賑やかな店内でした。
▶楽器が良く鳴る演奏で、3人のコミュニケーションも良くとれ、バランスのとれた
気持のいいサウンドがお店一杯に響き渡りました。
▶1st.stage…T.モンクの♪Eronel、D.ガレスビーの♪Groovin' High、C.ジョビンの
♪Because of You、ビートルズナンバー♪Blackbird、ジミーローズの♪The Peacocks、
福田作品♪Go Ahead Nigel。
▶2nd.stage…C.ジョビンの♪Photography、M.ディビス♪Solar、バカラックの♪Alfie、
8ビートで♪Come Rain or Come Shine、福田作品♪Lullaby、キース作♪Bop Bee。
気持の良い音を聴いて清々しい気分になりました。いい週がおくれそうです。
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  2010.8.25 Wed   良くスウィングするプロらしいステージ
▶中井勉(g) 吉岡秀晃(pf) 中村健吾(b) 奥平真吾(ds) さんのクァルテット。
中井さんはNY在住ですが、年に1回この時期日本に帰ってきてツアーをします。
今回は20年ほどNYに住んで活躍してこのほど帰国した真吾さんと、健吾さん、
そして彼らの紹介になる吉岡さんを得て組んだステージで、初共演でした。
▶でも、さすが熟達のプロたちの凄さを感じる演奏で、よくスウィングし、
サウンドも表情豊かで、観ても聴いても楽しくなるステージでした。やっぱり
ジャズはリズムセクションが要です。素晴らしいワクワクするサウンドになりますね。
選曲も懐かしいお馴染み曲が多く、特に年配の方は嬉しそうでした。
▶1st.stage…W.モンゴメリーの♪So Do It、♪Sweet and Lovely、ラテンのリズムで
♪Softly As In A Morning Sunrise、バラードで♪You Leave Me Breathless、
H.シルバーの♪Sister Sadie。
▶2nd.stage…♪Old Forks、T.ダメロンの♪Gnid、T.モンクの♪Pannonica は
ボサノバで演奏、C.パーカーの名曲♪Moose The Mooche、H.シルバーの
♪Nica's Dream…ベースのイントロから入りとてもよくスウィングしました。
アンコールは B.バカラックの♪This Girls In Love With You。
プロフェッショナリズムに酔える、楽しい夜でした。
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  2010.8.26 Thu   名前の通りのファンキーなステージにみなさん大喜び
▶岸田恵士(ds) 山本剛(pf) 水橋孝(b) 岡崎好朗(tp) 越智巌(g) さんのクィンテット
《ファンキーボーイズ ジャズバンド》は、メンバー全員が服装にもこだわりを持って、
いつもお洒落なステージ衣装です。昨夜の剛さんは、珍しく花柄のアロハシャツ、
ゴン水橋さんはブルーの縞のシャツに純白スーツ、恵士さんは淡い黄色のスーツ、
岡崎さんは紺のスーツにネクタイ姿、越智さんはグレーの模様のシャツ……
ステージが絵になります。
▶演奏は活気があって、よくスウィング。その中に人間臭い恵士さんのMCが入ります。
ミュージシャンの人生模様が感じられるステージで、お客さまの中には、当店の
六本木時代の常連で今や年金暮らしだという方もいらして、ミュージシャンたちと
久し振りに逢い、懐かしく旧交を暖めていらっしゃいました。
▶1st.stage…♪Now The Time ♪What's New ♪危険な関係のBlues、ゴンさん十八番
♪Mr.Bojangles はいつ聴いても渋くていいですね、岸田作♪Burnin'。
▶2nd.stage…♪Diamond Dust ♪Blue Minor ♪Last Time In Paris ♪Lover、
岸田さんの作品♪Cool Down と♪大都会の遊牧民。彼の日頃の思いを詩にして歌うので、
客席からは笑いが出たり、お客がノッて掛け声が掛かったり、と、賑やかなステージ。
「興奮症」の恵士さんを皆が支えるミュージシャンシップも感じる、楽しい夜でした。
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  2010.8.27 Fri   10人の生音ハーモニーで気分は爽快な熱帯夜
▶小曽根さんの「ノーネーム ホーセス」のメンバーもいる《フロントページ》。
7月は「ノーネーム」のヨーロッパツアーがあってお休みでしたので、
2ヶ月ぶりの昨夜は、ステージを待ちかねたこのユニットのファンが、大勢
いらっしゃいました。
▶メンバーの中には夏休みをとって、真っ黒く日焼けした顔の人も。
海男の浜崎航(ts)さんはヨットで一週間の航海。片岡雄三(tb) さんはツアーの後に
ご家族でハワイに立ち寄り、演奏も兼ねて10日間すごされたそうです。
日焼けは肌に良くないと言われますが、男性はたくましく見えていいですね。
▶以下演奏者は、三木俊雄(ts) 奥村晶(tp) 松島啓之(tp) 片岡雄三(tb) 山岡潤(euph)
浅井良将(as) 浜崎航(ts) 福田重男(pf) 上村信(b) 高橋徹(ds)さんです。
▶1st.stage…ピアノとサックスとトロンボーンがソロをとった♪Stop And Go、
フルートとベースとペットがソロの♪Papillon、ユーホニウムとアルトがソロの
♪Escher's Vision、P.サンベクトの♪Matilda はピアノとテナーがソロを、
♪Quantum Leap はペットとテナーとドラムがソロをとりました。
▶2nd.stage…♪Next Channel は、テナーとアルトとトロンボーンが。
♪If I Told A Lie はトロンボーンとユーホニウムそしてピアノが。上村さんの作品で
三木さん編曲の♪The Last Phase of The Moon は、イントロでベースとペットと
アルトがソロを。W.ショーターの♪Free For All は、ペットとテナーとピアノが。
アンコールは久し振りに♪墨田川。トロンボーンとピアノがソロをとりました。
▶素晴らしくバランスの取れた、このユニットとしてのサウンドが、すっかり
出来てきて、10人編成の爽快な生音のハーモニーを思う存分楽しみました。
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  2010.8.28 Sat   いつも元気いっぱいのチャリートさん
▶カナダから帰国したばかりですが元気はつらつのチャリート(vo) さんと、ユキ アリマサ(pf)
加藤真一(b) 大槻カルタ英宣(ds) さんというメンバー。月末の金曜日で、客席は賑わいました。
チャリートさんは、ノースリーブの黒いブラウスに黒いパンツ姿。表情豊かに歌い上げる
バラードは、ドラマチックでとても説得力があります。
▶昨夜のバックトリオのメンバーは初顔合わせで、ちょっとバラつきがありましたが…
チャリートさんと時々共演しているユキさんが、一生懸命よくサポートしていました。
ヴォーカリストは、バックの演奏者によってその出来が左右されます。チャリートさんは、
ベテランらしく、自分のペースを崩さず、しっかり歌っていました。
▶1st.stage…は愛の歌を多く歌いました。♪My Foolish Heart ♪You Don't Know What Love Is
♪So in Love ♪They Say it's Wonderful ♪Black Coffee、M.ジャクソンから♪I'll Be There、
♪I Loves You porgy。
▶2nd.stage…♪A Nightingale Sang Berkeley Square、ナンシーとC.アダレーの
♪End Of A Love Affair ♪Save Your Love For Me ♪Day By Day ♪A Timeless Place
(別名♪Peacock) ♪Cherokee ♪How High The Moon、ここで客席からリクエストを取って
メドレーで ♪Cry Me A River〜♪Masquerade 〜♪Lallaby of Birdland〜そして最後は
♪Body And Soul。熱帯夜の金曜日は、賑やかに、無事に終了しました。
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  2010.8.29 Sun   週末に相応しいリラックスした楽しいステージ
▶伊藤君子(vo) さんとユキ アリマサ(pf) 須川崇志(b) 加納樹麻(ds) さんの週末。
ペコちゃんは、シルクニットのグレーの上着に、透けて見えるような黒のロングスカート、
ピンヒールを履いて、光るイヤリングにブレスレット…髪を後ろでお団子に結って、
セクシーに、でも上品に決めていました。
▶最近は、昔の譜面の曲は少しキーを低くして歌っているようですが、声はよく出ていて
気持の良いステージでした。ユキさんが、色々なコードを使っているのを聴いて…
「ジャズミュージシャンとポップスミュージシャンの違いは何?」皆さんわかりますか?
答え「千のコードを、3人の客の前で弾くのが、ジャズミュージシャン。
「3つのコードを、千人の客の前で弾くのが、ポップスミュージシャン」これは、
新聞のコラムで読んだアメリカのジョークだそうです。なかなか含蓄がありますね。
▶1st.stage…♪Watch What Happens ♪Speak Low、小曽根さんの「ノーネームホーセス」と
レコーディングした♪Once You've Been In Love ♪Just Friends、キーを変えて
♪Prelude To A Kiss ♪I Only Have Eyes For You ♪Bridges。
▶2nd.stage…♪September In The Rain、新曲♪I'm Coming Home Again は素敵なバラード。
♪Falling In Love With Love、リクエストがあって津軽弁バージョンで♪Summertime、
♪Bluesette ♪A Time For Love ♪Quiet Night Of Quiet Stars ♪You've Got A Friend。
仕事を終えたチャリート(vo)さんがいらしたら早速呼び出して2人で♪Bye Bye Blackbird、
そして♪Follow Me。熱帯夜が続く週末ですが、気持ちよく楽しく終わりました。
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  2010.8.31 Tue   大盛況の天才少女エレナちゃんのB&Sデビュー
▶TOKU(vo,flh) ちゃんと、福田重男(pf) 井上陽介(b) ジーン・ジャクソン(ds) さんの
トリオに、いま大ブレーク中の女子高生サックス奏者、寺久保エレナ(as) ちゃんの
当店デビューステージは、彼女を追うドキュメンタリー番組のTVカメラも入って
大盛況でした。
▶スケジュール表をご覧になった方からの問い合わせも多かったのですが、
予約段階から客席は超満員でお断りしなければならず、心苦しい思いではありました。
ベテラン大先輩達のトリオをバックに、TOKUちゃんもエレナちゃんにインスパイアされ、
二人とも思う存分に素晴らしいプレイを披露してくれました。
▶私は、NYでレコーディングしたばかりの彼女のCDを聴き、大御所と言われる
ミュージシャン相手にスピード感のある凄い演奏に驚いたのですが、
昨夜も、とても小柄な女子高生のプレイとは思えない程スピード感のある演奏で、
バラードも楽器が良く歌い、てらいなく自分を堂々と表現する姿に感心しました。
トリオの3人もニコニコしながら、楽しいステージを繰り広げました。
▶1st.stage…♪Yes or No ♪Stable Mates、TOKUちゃんのヴォーカル♪She、
♪Estarte、そしてスピード感溢れる素晴らしい♪It's You or No One。
▶2nd.stage…C.パーカーの♪Milestone、♪This I Dig Of You、エレナちゃんの
ソロをフィーチャーしたバラード♪My Foolish Heart には、客席から感心する
うなり声が聞こえたほど。TOKU ちゃんの♪Fly Me To The Moon は、
スキャットが入って盛り上がりました。そして♪How High The Moon、
アンコールは恒例の社歌(?!) ♪Body And Soul でした。
▶なお、今年の大晦日には、この同じメンバーが登場する予定です。エレナちゃんは
「ぜひここでやりたい」と言っていましたが、何しろ引く手あまたのドル箱の彼女です。
レコード会社のスケジュールを確認しないと…ちなみに、明日は英語の試験があって…と、
最後は女子高生らしい彼女でした。
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