2010.5.1 Sat 連休の前夜祭のような賑やかな夜 |
▶昨夜は、チャリート(vo) さんとユキ アリマサ(pf) 坂井紅介(b) パウロ・ヴァルガス(per) 小畑和彦(g) さんのいわば〈ボサノバナイト〉。まるで大型連休の前夜祭といった趣で 大変な賑わいでした。しかも、チャリートさんのプロモーションビデオの撮影があって カメラが2台入り賑わいも増しました。 ▶チャリートさんはシルバー色の薄いノースリーブのブラウスに、ヒラヒラしたロング スカート、とボサノバにぴったりの衣装で決めて、時々踊りながら歌いました。 パーカッションが本場ブラジルのパウロさんで、店内はラテンの雰囲気で満ちました。 ▶1st.stage…♪It Might As Well Be Spring♪Estate♪Watch What Happens ♪I'll Remeber April♪The Island♪Besame Mucho♪Bird Of Beauty。スタンダード ナンバーもリズムを変えると雰囲気の全く違うボサノバになります。 ▶2nd.stage…♪Triste♪I Live To Love You♪One Note Samba♪Antonio's Song ♪Tagalog Song Medley…チャリートさんの出身地フィリピンの美しい歌をタガログ語 で熱唱です。♪Fly Me To The Moon♪Lovin' You♪Desafinado。 スタンダードからボサノバ、サンバ、タガログ語…とバラエティーに富んだ楽しい ステージを、お客さまは大いに楽しまれたようです。 |
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2010.5.2 Sun 風薫る五月にふさわしい初日のステージ |
▶大型連休そして五月の初日、ステージは 伊藤君子(vo) さんと ユキアリマサ(pf) 坂井紅介(b) 加納樹麻(ds) さん。ステージ中央に立って歌うシンガーの衣装は、 ライブステージの大切な要素ですが、そのあたりはベテランペコちゃんです。毎回、 とても楽しませてくれます。昨夜は、黒地に模様が浮き出ているようなカットの とても素敵なワンピース。そして黒のブーツ姿ですっきりと決めていました。 ▶バックトリオのメンバーの相性も素晴らしく、そのサウンドに乗ってペコちゃんは 伸び伸びと気持良く歌います。トリオの皆さんも、ペコちゃんの歌を楽しみながら 自由に演奏しているので、相乗効果で素晴らしいサウンド。 ▶GWは地方からのお客さまが多いのですが、皆さん熱心に聴いてらっしゃいました。 中には津軽出身のお客さまもいらして、ペコちゃんの津軽弁バージョンの歌詞を通訳 したりして、和やかな五月の初日となりました。 ▶1st.stage…インスト曲の後ペコちゃん登場♪Lover Come Back To Me ♪Wives and Lovers 。津軽弁バージョンで♪My Favorite Things、 20年前にNYでレコーディングした♪Like a lover、♪On Green Dolphin Street ♪A Song For You ♪Feeling Good。 ▶2nd.stage…これも懐かしい♪Miracles Of Loving ♪Black Coffee ♪Bridges ♪All Of Me ♪Follow Me、津軽弁バージョンの♪Summertime ♪It Don't Mean A Thing。 アンコールはユキさんのピアノをバックにデュオで♪Send in the Clowns でした。 |
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2010.5.3 Mon エンターティメント溢れる楽しいステージ |
▶GW2日目はトミーさんの《ヴォーカルセッション》、メンバーはいつもの 伊藤大輔(vo) 山口有紀(vo) さんの2ヴォーカルに 林正樹(pf) 箭島裕治(b) トミー・キャンベル(ds) さん。 大輔さんは手書きのグリーンの葉っぱが右の胸から肩に大胆に書かれた素敵な白いシャツと 黒いパンツ、有紀さんは提灯袖が可愛い白いレースのワンピースに、黒の柄が入った ストッキング。2人ともさわやかなコーディネイトでした。 ▶この5人はコンビネーションがとても良く、演奏も「あうん」の呼吸で自由に発展していく 面白さがあって楽しいステージです。リーダーのトミーさんもみんなが伸び伸び演奏するのを 終始笑顔で嬉しそうに見ています。音楽は生き物ですから、その日その時でいろいろに変化 しますが、相性のいい仲間だとどんどん面白くなります。昨夜はまさしくそんなライブの 醍醐味に満ちたステージでした。 ▶1st.stage…♪In a Mellow Tone ♪Cheek to Cheek ♪Barcelona バラードで♪Peacocks アップテンポの♪Diddley Bop ♪Distance Between Us。 2nd.stage、♪Selfish Fella は…ゴールデンウイークだから旅行に連れてってと有紀さんが 大輔さんにおねだりするのですが、彼はお酒を飲んでいる方が良いから駄目だ、と言うと、 有紀さんが客席の男性に話しかけて浮気をほのめかす…そんな2人の掛け合いコントで大受け。 そして掛け合いは ♪You Must be Crazy に発展していきまた。新曲♪Can a White Man Sing the Greens。ポルトガル語で♪Pipoca ♪Tiny Love Song 〜♪I'm Love Again 最後は ♪Just for Fun。エンターティメント溢れるステージで、楽しい日曜の夜でした。 |
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2010.5.4 Tue 優雅なステージを録画撮り |
▶GWもまっただ中、今年当店初出演となる《木住野佳子トリオ》木住野佳子(pf) 西嶋徹(b) 岡部洋一(per) さん。昨夜はCSテレ朝の「源流ジャズ」の撮影でカメラが 4台入り、佳子さんの側にはライトも設置され、照明の明るいステージでした。 ▶小豆色のワンピース姿の佳子さんはヘアースタイルも奇麗に整い、柔らかい雰囲気。 岡部さんはいつもの桜吹雪のTシャツにかわって白地にブルー縞のすっきりしたシャツ姿。 西嶋さんは黒のシャツで、光沢ダークブラウンのベースとよくマッチ。みなさん、 テレビ撮影ということで、衣装もバッチリ決まっていました。 ▶1st stage…A.カルロスジョビンの♪Red Blouse ♪美味しい水 ♪シチリアーノ イギリス民謡♪Green Sleeves、佳子さんの作品♪Face、♪Con Passione …ご本人いわく (情熱的に)「コンパしようね」。 ▶2nd.stage…佳子さんがお琴や尺八の為に書いた曲♪雪待月 ♪凛嶺 は、当然ですが 日本の香りがよく出ていました。J.レノンの♪And I Love Her、♪スカボロ・フェア、 B.エバンスの♪Waltz For Deddy、佳子作♪Bossa De Funk ♪極楽鳥。 大人の女性らしい優しさと優雅なサウンドのステージを堪能した夜でした。 |
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2010.5.6 Thu 大型連休、みなさんいかがお過ごしでしたか? |
▶当店のGW最終日は4日。「弾き語り」グレース・マーヤさんではなく「ヴォーカリスト」の マーヤさん。メンバーは ユキ アリマサ(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 原大力(ds) さんです。 マーヤさんはステージ中央で椅子に座って歌いました。いつも弾き語りなので、立って 歌うことに慣れていないようです。 ▶長いストレートヘアーにトルコブルーの模様が鮮やかな片方袖のブラウスに、黒い皮の ミニスカートと黒のストッキング、トルコブルーのシューズ…とセクシーに決めていました。 リハーサルなしで本番でしたが、マーヤさんが尊敬するユキさんトリオのペースにノッて、 ワイン片手に、リラックスしたステージでした。 ▶1st.stage…♪Summer Wind ♪Poinciana ドイツ語で♪Bei Mir bist du Schon。 彼女はドイツの音楽大学院に留学していたのでドイツ語も堪能なのです。♪Dat Dere これは幼児が「これナーニ」と聴いている歌でが、我が家の孫レイちゃんが思いだされて 可愛く聴きました。♪My Romance ♪Peace ♪Old Devel Moon ♪Caravan。 ▶2nd.stage…♪All Blues ♪Roud Midnight 。スローボッサで♪Recado Bossa ♪My Heart Belongs To Doddy ♪The Man I Love ♪Sharade ♪A Night We Called It A Day ♪East of The Sun、アンコールは♪A Girl from Yokohama イパネマの娘の 横浜版です(彼女は横浜出身なのです)。 ▶GW最終日は子供の日。当店もお休みをいただき、孫のレイちゃんと家族でNHK側の マッスルシアターに筋肉ショーを見に行ってきました。レイちゃんはパフォーマンスが 大好きで(私に似たのかな)、買ってもらったマイケルジャクソンのDVDを毎日飽きずに 見ているようです。スリラーが大好き。マイケルの歌も覚えて何やら歌っています。 ▶だからミュージカル仕立ての筋肉ショーには大喜び。いっしょに手足をばたつかせて 楽しんでいました。でも私には、とにかく音がうるさくて。なぜもっといい音響装置を 使わないのかしら。まるで騒音のようで耳がおかしくなってしまいました。いろんな ショーでいつも感じます。もっとサウンドにも気を使ってほしいですね。 P.S. [photos]欄 更新 |
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2010.5.7 Fri セクシーなテナーが響き渡った連休明け |
▶連休明けでお店も静かな夜。でも、演奏は素晴らしく鈴木さんの品の良いテナーが店内に 響き渡りました。鈴木央紹(ts) 若井優也(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 原大力(ds) さんのクァルテット。 鈴木さんのテナーサックスは、音色が柔らかく、優しく心地よく響いてきます。そのセクシーな 音色に、当店でも特に女性ファンが多いのもうなずけますね。 ▶1st.stage…♪Re:Person I Knew ♪It Might As Well Be Spring ♪So Many Stars ♪Masquerade Is Over。 2nd.stage…B.エバンス トリオのベーシスト、スコット・ラファロの♪Gloria's Step、 鈴木作♪3月のワルツ。そして、ドラムスがいらしていた海老沢一博(ds) さんに替わって L.バーンスタインの♪Some Other Time。するとそれまでの雰囲気がガラッと変わりました。 凄く躍動感のあるプレイで、さすが「ドラム命」を感じる熱い演奏でした。ほんとにジャズは 生き物です、面白いですね。(ちなみに海老沢さんは原さんの師匠です)。原さんに戻って ♪Song Is You、アンコールはテナーのイントロがよかった♪Come Rain Or Come Shine。 ▶お客さまはみなさん大変満足してお帰りになられました。カリフォルニアからいらした方が、 「自分も趣味でベースとトロンボ−ンをやっているけどこのバンドは素晴らしい」と驚かれると、 お連れした方が「だから僕は、ここにしかジャズを聴きに来ないんだよ」とちょっと誇らしげに 説明していらっしゃいました。ほとんど知らないお客さまから、こうして褒めて頂けると とても嬉しくなります。 |
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2010.5.8 Sat 帰国した健吾さんの素晴らしい初ステージ |
▶《中村健吾帰国記念ライブ》セクステットのメンバーは、中村健吾(b) 片倉真由子(pf) 海野俊輔(ds) 岡崎好朗(tp) 岡淳(ts) 片岡雄三(tb) さん。20年間のNY生活を切り上げて 東京に活動拠点を移す健吾さんの、昨夜がその初日でした。 ▶健吾さんは、お昼に食べたものが当たったらしく、ステージが始まる頃に体調は最悪に。 でも、そこはさすがプロ根性です。ステージに立ったら何事も無かったようにしっかりと した演奏を繰り広げ、三管による素晴らしいサウンドが響き渡りました。 ▶1st.stage…エリントン作健吾編曲♪The Shepherd、健吾編曲♪Someday My Prince Will Come、健吾作・編曲♪Ellis Island、♪Bourbon Street Parade は彼が18歳の時 現地で聴いたそうです。C.ミンガスに捧げた健吾作・編曲♪Mingus Figures。 ▶2nd.stage…健吾作・編曲♪Midnight Blues、ラテン音楽の巨人ティト・プエンテ作の ♪A la Fiesta King…ラテンジャズの勉強は小曽根さんのオーケストラに参加した時。 そしてエリントンの♪Black and Tan Fantasy。健吾さんが9.11を経験してその時書いた ♪Hope、健吾作・編曲♪Generations、アンコールは大好きなC.ミンガスの♪II B.S。 ▶まわりの皆が体調を心配しましたが、最後までガンバって素晴らしいプレイでした。 体調のことはほとんどお客さまは知らず、素晴らしいサウンドに包まれて、客席は大満足 した方でいっぱいでした。 ▶途中、ブルーノート東京に出演中のラッセル・マロン(g) さんがいらしてセクステットの 演奏を聴き、褒めていましたよ。ステージ終了後には、一緒に来日しているジャッキー・ テラソン(pf) さんも合流し、二人で演奏しながら音楽談義に花を咲かせていました。 |
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2010.5.9 Sun 大成功だった健吾さんの日本活動開始ライブ |
▶《中村健吾帰国記念ライブ2日目》は、中村健吾(b) 片倉真由子(pf) MUGU(ds) さんの ピアノトリオでした。健吾さんと真由子さんはよく演奏する仲間ですが、MOGUさんとは 初顔合わせ。でもリハーサル時の素晴らしいプレイに二人とも大満足で本番に臨みました。 健吾さんも、前日こわしたお腹の具合もすっかりよくなり、大張り切り。真由子さんも 演奏が楽しそうでした。 ▶実は、お二人にMOGUさんを推薦したのは私でしたので、私も嬉しくなりました。 永年ジャズクラブをやっていると経験的に解るのですが…特にジャズミュージシャンには 「相性」という要素が大きくて、どんなに個々人が上手くても失敗する組み合わせも あるからです。 ▶ステージは、前日とほぼ同じ曲の演奏でしたが、編成が替わってピアノトリオだと、 ひと味もふた味も違いますね。1st.stage…♪The Shepherd ♪Someday My Prince Will Come、健吾さんが所属するレコード会社の名前のついた健吾作・編曲♪Fiffy-Five's、 ピアノのイントロが美しい♪Nostalgia、健吾作・編曲♪Brother Nutman ♪Generations。 ▶2nd.stage…♪Walkin' Together ♪Op-Oz。D.エリントン作♪Wig Wise、健吾作・編曲 ♪Hope、♪Midnight Blue ♪Mingus Figures。 ▶ブルーノート東京を終えてやってきたジャキー・テラソン(pf)さん、ラッセル・モンロー(g) さん、そして TOKU(flh) ちゃんが参加して♪Beautiful Love ♪Holin Love with Love。 思わぬおまけがついた記念ライブに、ミュージシャンも楽しんで演奏しお客さまも大喜び。 二日間の健吾さん帰国ライブは大成功でした。そしていつもながらミュージシャンシップ の素晴らしさが羨ましくなった夜でした。 P.S. [photos]欄 更新 |
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2010.5.11 Tue 人気上昇中のアスリートヴォーカリスト蘭さん |
▶ただ今売り出し中の大城蘭(vo)さんと 平岡雄一郎(g) 荒武裕一朗(pf) 吉田豊(b) 中村アキラ(ds)さんのステージ。蘭さんは大人気で、なんと地元沖縄から!!わざわざ聴きに 上京した方もいらしゃいました。ファンの方の年齢層も老若男女と幅広く、皆さん熱心に 聴いていました。 ▶先日、石垣島で行われたトライアスロンに出場して、3時間40分で完走したアスリート でもある蘭さんは、黒のパンツに薄いグリーンのブラウスというスポーティーな服装で、 ストレートヘアーによく似合ってました。アスリートのヴォーカリスト…世の中に そうはいません。若い蘭さんが羨ましいですね。 ▶1st.stage…♪I Love Being Here With You ♪Straighten Up Fly Right、懐かしい曲 ♪For Sentimental Reasons ♪Honeysuckle Rose ♪Just One Of Those Things ♪Little Beat ♪Wave ♪I Remember You ♪Look To The Rainbow。 休憩時間はお客さまへの挨拶回りで忙しくされていました。 ▶2nd.stage …♪Stella ♪Love Is Here To Stay、沖縄民謡♪てぃんさぐぬ花 ♪Almost Like Being ♪Pick Yourself Up ♪On A Clear Day ♪Corcovado 沖縄民謡♪わらびがみ ♪Vincent ♪Day In Day Out、アンコールには ♪The Way You Look Tonight。レパトリーも幅広く、みなさん大満足されていました。 ▶今、2枚目のアルバムを製作中で、その中にハーモニカが入る曲があり、昨夜は ハモニカ奏者マツアミさんがゲストで入りました。ディレクターは平岡雄一郎さんです。 今から出来上がりが楽しみですね。 P.S. [photos]欄 更新 |
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2010.5.12 Wed 根強いファンを持つ美しいタッチのピアノトリオ |
▶「雨男」福田重男(pf) さんの 小杉敏(g) セシル・モンロー(ds) さんとのトリオ。 ホントにどうしてか福田さんの時は雨の夜が多いのです。不思議ですね。ファンの方も すっかり慣れていて、雨だからやめよう、とはならなくて、傘をさしてやってくるのが 当たり前になっているようです。 ▶彼は、NHKカルチャーセンターのジャズ講座とか、オペラ歌手に気に入られて、 ぜひ一緒にコンサートを、とか(ちなみに6月に公演があるそうです)、いろんなところに 担ぎ出されて多方面で活躍しています。ジャズミュージシャンもどんどんお付き合いを 広げて活躍の場を多く持つのはとてもいいことだと思います。 ▶1st.stage…T.モンク作♪Think of One、♪My Shining Hour、福田作♪Lullaby、 ♪Here That Rainy Day 、福田作♪Old&New は素敵なバラードでした。大好きな人が 多い福田さんの♪Go Ahead Nigel。 ▶2nd.stage…♪How Deep in The Ocean、8ビートの♪Come Rain Come Shine、 A.ジョビン作♪Por Cargo de voce(英語では♪Because of You)、♪Exactly Like You、 福田作♪Blessing、C.パーカーの♪Relaxing At Camarillo、♪Blame It On My Youth。 いつも通り、奇麗なタッチの美しいサウンドが響き渡りました。ファンの方達は 「来月またお会いしましょう」とお互いに約束して、雨の中お帰りになられました。 晴れるといいですね。 |
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2010.5.13 Thu 女性客で埋まった和やかなデュオのステージ |
▶TOKU(vo,flh)ちゃんと秋田慎治(pf)さんのデュオに、客席は8割がた女性客で埋まり、 どことなく華やかな店内。いらした男性客はあまりの女性の多さに驚いていました。 このデュオは当店では初めてでしたが、TOKUちゃんと慎治さんは10年来の付き合いで TOKU-BANDとT.K.Yという2つのバンドで一緒だったので信頼関係が出来あがっています。 昨夜は、これまで二人で演奏した譜面をピアノの上に置き、カードを引くようにその場で 演奏曲を決めて演奏するリラックスしたステージでした。 ▶1st.stage…♪Don't Let Me Be Lonely Tonight この曲はいつも開演時に演奏する曲、 ♪I Got Lost In Your Eyes ♪Loves or Nothing At All ♪There Is No Greater Love ♪Where or When ♪Fly Me To The Moon。 ▶2nd.stage…♪Hello, It's Me ♪She ♪But Not For Me、♪Guess Who I Sow Today ナンシー・ウイルソンでお馴染みの歌ですが…自分の男が他の女性と仲良くしているのを 見てしまった物語に、二人とも「おー怖い」ですって。経験があるのかしら…。 次は明るく♪How High The Moon ♪Again ♪Kiss of Life、アンコール♪Deeper ♪Smile。 慎治さんは2作目のCDを製作中です。出来上がりが楽しみですね。 |
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2010.5.14 Fri 久々の道子さん、すばらしいステージ |
▶鈴木道子(vo)さんと 金子雄太(org) 渥美幸裕(g) 小森耕造(ds)さんの珍しい編成メンバー。 道子さんのステージは久〜しぶりです。というのも、彼女は当店には自分が納得しないと 出演しない人で、今回は出会って実際に一緒に演奏してみて納得のいった若いメンバーを 指名してのステージでした。オルガンの金子さんは当店ではおなじみですが、渥美さんと 小森さんは当店初登場で、私もスタッフも楽しみにしていたステージです。 ▶渥美さんは20代後半ですが、なかなかの才能の持ち主で、お客さまに課題をもらって その場でイメージして即興演奏する、そんなライブも行っているそうですが、とにかく 超売れっ子でスケジュールをとるのに苦労したようです。小森さんはアメリカ生まれの アメリカ育ちで今は帰国してライブ活動をしているドラマーです。よけいな事はしない、 でもやることはしっかりやるタイトなドラミングです。 ▶1st.stage…♪Jose Me ♪That All ♪Bird Alone、ここでインスト曲♪Blue in Green、 オルガンとのデュオで♪Georgia On My Mind 同じく♪In The Dark…彼女はオルガンの 音が大好きで、彼女の声質とも相性が良く、とてもよかったです。♪Misty、 デュオのイントロから始まった♪Confessing The Blues。 ▶2nd.stage…ギターとのデュオで♪God Bless The Child ♪I Remember April、 彼女の大好きなアービー・リンカーンの♪Through It Away、インスト曲♪All The Things You Are、ヴォーカルが入って♪Good Morning Heartache ♪Guess Who I Sow Today、 雰囲気をガラッと変えファンキーに♪Who Is She、アンコール♪What A Wonderful World。 ▶バラエティー溢れる内容の素晴らしいステージ。いらした方々は一様に「プレイヤーが 心から演奏したくてやっているのが伝わってきてとても気持ちが良く、来てよかった」と お帰りになられました。私もお客さまに、ぜひいらしてくださいと声をかけていた手前、 安堵すると同時に嬉しくなりました。 |
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2010.5.15 Sat ハッピーで元気な気分になった金曜の夜 |
▶ティファニー(vo) さんと 秋田慎治(pf) 吉田豊(b) 小前賢吾(ds)さんのトリオに、 予約なしのお客さまが大勢いらして、客席はおおいに賑わいました。このメンバーは、 全員の相性がとても良く、バックのトリオも実に楽しそうにティファニーさんをサポート。 ティファニーさんも嬉しそうにそれに応えます。 ▶その姿を見ているだけで、まわりのみんなをハッピーで元気な気分にさせてくれます。 いつも明るい笑顔で、誰にも感謝の気持ちが素直に伝わってくる彼女の人柄と、そして 上手な日本語の歌に、親しみを感じるのでしょうか。 ▶1st.stage…♪You'd Be So Nice To Come Home To ♪The Way You Look Tonight ♪East Of The Sun ♪My Foolish Heart ♪Bye-Bye Blackbird。 ▶2nd.stage…インストで♪Someday My Prince Will Come の後、♪Body And Soul ♪St.Thomas ♪Bewitched、「ティファニーで朝食を」から♪Moon River ♪I Thout About You ♪五木の子守唄〜Summertime ♪That's All、アンコールは、 最近の彼女のCDタイトル曲♪Yesterday & Yesterdays。ミュージシャンシャンと客席が 一体となった素晴らしいライブステージで、CDも多数お買い上げいただきました。 よかったヨカッタ。 |
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2010.5.16 Sun 聴覚も視覚も楽しませてくれた週末の夜 |
▶《横山達治スペシャル プロジェクト》メンバーは女性陣、福井友美(pf) 里見紀子(vln)さん、 そして男性陣、山下弘治(b) トミー・キャンベル(ds) 横山和明(ds) 横山達治(perc)さん。 週末ということでどことなくリラックスした雰囲気が漂う店内。達っちゃんの面白迷司会も、 新しいギャグが飛び出したりして大受けでした。 ▶達ちゃんと、美人のピアニストとヴァイオリニストとのコントラストが、このユニットを ヴィジュアル的にもとても魅力的にしています。達ちゃんの横にはいつも素敵なファッション の紀子さんが立っていて、名古屋大学物理学部出身の山下さんも、異色の経歴通り、後ろで 生真面目にベースを引く姿と相まって、とにかく視覚も楽しませてくれるのです。 もちろん演奏は、トミーさんがしっかりとリズムを支えているので、それぞれがあちこちに 飛んでもきちんと戻れます。だから自由に伸び伸びとした演奏が楽しめるステージなのです。 ▶1st.stage…♪You Are The Sunshin Of My Life だいたいいつもこの曲から始まります。 ♪Manbo Inn、友美さんのアレンジによる♪Close To You、♪Maria Sarabande。 ▶2nd.stage…♪Ponciana ♪Yatorata、紀子さんをフィーチャーして ♪G線上のアリア、 ♪Armando's Runba、アンコール♪Oye Como Va。週末らしい楽しい夜でした。 |
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2010.5.18 Tue 偉大なピアニストハンク・ジョーンズさんを偲んで… |
▶ハンク・ジョーンズさんがお亡くなりになりました。ついこの間お会いした時には、 92歳とは思えないほど、すこぶるお元気でしたのに…。 彼と私(当店)とは、かなり古くからのおつきあいで、当店の六本木時代には出演して 頂いたり、来日する度に私やミュージシャンのことを気にかけてくださり、一昨年の 大晦日にはご高齢にも関わらずいらしてくださって弾いてくれたり…思い出は尽きません。 ステージではユーモラスに、TV-CMで使ったあの「やるもんだ」をおどけて使ったり、 孫のような若いミュージシャンと楽しそうに演奏していた姿が目に焼き付いています。 ……長い間ごくろうさまでした。安らかにお眠りください。合掌。 ▶当店の昨夜は、近藤和彦(as) 今泉正明(pf) 上村信(b) 大坂昌彦(ds) さんのクァルテット。 近藤さんも「今夜の演奏は、偉大なピアニスト、ハンク・ジョーンズさんに捧げます」と ステージが始まりました。 ▶1st.stage…♪Star Eyes、近藤作♪Blues For Salvador はスペイン風の曲、 ♪The Place That Cannot Reach At Least Only By Spirit…「根性だけではたどり着けない 場所」というずいぶん長いタイトルの曲、ローランド・カーク作♪The Haunted Melody、 近藤作♪Black Beans。 ▶2nd.stage…近藤作♪Unexpected、B.パウエルの♪Celia 、近藤さんがインドで赤痢に なった時の思い出の曲♪A Day in DELHI、近藤さんのCDにはソロで入っているバラード曲を クァルテットで♪To Joy、K.カークランドに捧げた♪From Doctor、アンコールは いらしていた先輩の大森明さんをステージに呼び上げ、C.パーカーの♪Au Privave の ブルースで終了しました。 |
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2010.5.19 Wed ベテランたちの、味のある楽しいステージ |
▶《ファンキーボーイズジャズバンド》岸田恵士(ds) 山本剛(pf) 水橋孝(b) 岡崎好朗(tp) 越智巌(g) さんのこのグループは全員お洒落な中高年。岸田さんは白のスーツに真っ赤な シャツ、剛さんは白く光るチャイナ服、水橋さんは白のチョッキとパンツに黒い上着、 岡崎さんはピシッとスーツにネクタイ、越智さんはシャレた純白のシャツ…男たちの割に ステージが華やかでいいですね。 ▶1st.stage…♪If I Were A Bell ♪Mo' Better Blues ♪Isn't She Lovely? ♪Blue Bossa、 岸田作♪Burnin。 2nd.stage …ギターとトリオで♪You Are The Sunshin Of My Life、トランペットが 入ってバラードで ♪I Thought About You は、ソロが素晴らしかった。そして、 ♪The Lover は、さすがベテラン達、これこそジャズ、といういい感じでした。 次の水橋さんの十八番♪Mr.Bojangles は、いつ聴いてもいいですね。剛さんのピアノが ぴったり寄り添って哀愁が漂います。岸田作♪Cool Down、アンコールは岸田作 ♪大都会の遊牧民。 ▶ベテランたちの味のあるトリオにしっかりしたトランペットとファンキーな香りのギター、 と、コントラストも良く楽しめるステージ。でも客席が寂しく残念でしたが、若い女性客が 中高年ミュージシャンたちに握手を求めていたのが印象的でした。 |
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2010.5.20 Thu スピード感溢れるジャズらしいサウンドを堪能 |
▶雨のそぼ降る水曜の夜、スリリングでスピード感溢れる、辛島文雄(pf) 池田篤(as) 川村竜(b) 小松伸之(ds) さんのクァルテットでジャズの醍醐味を満喫しました。 いらしたお客さま方も、このジャズらしいサウンドが好きな方が多く、中には 辛島さんのデビューアルバムを持参しサインをしてもらっていた方も。ちなみに そのジャケットの辛島さんの写真は、髪の毛がフサフサでした。 私の好きなサウンドのグループに、熱心なファンがいてくれるのは、私としても 嬉しいことです。ファン同士、話が通じるのもいいですよね。 ▶ちょっと見ない間に、ベースの川村さんが随分太ったのには驚きました。 ミュージシャンはツアーが続くと、夕食が深夜になって、食べてすぐ寝るので メタボになって身体を壊す原因になりかねません。彼はお酒が飲めないので、 もっぱら食べる専門ですが心配です。ミュージシャンは身体が資本ですから 気をつけるよう言いましたけど。小松さんはこのところ長足の進歩で、辛島さんも とても嬉しそうでした。久し振りの池田さんはアルト・テナー・ソプラノとサックスを 持ち替えますが、いずれもスピード感溢れる素晴らしい演奏でした。 ▶1st.stage…♪My Shining Hour、辛島作♪Be Happy Please、♪ノルウェーの森、 B.ストレイホーンの♪Blood Count、♪I Got Rhythm。 2nd.stage…デューク・パーソンの♪Jeannie、B.ストレイホーンの♪Flower Is A Lovesome Thing、スピード感溢れるC.パーカー♪Ah-Leu-Cha、♪Cool Struttin'、 ♪Body and Soul ♪Roud Midnight。 お客さまはみなさん大満足して、雨の降る中、帰路につかれました。 |
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2010.5.21 Fri 和やかにライブレコーディング《TRIO ' 》 |
▶市原康(ds) 福田重男(pf) 森泰人(b) さんのこのトリオは、昨秋にも当店でライブ レコーディングを行いました。これから、ツアー先の前橋でも行い、その中から厳選して 出版するそうです。時間をかけて自分たちの納得いくものを出す姿勢は好感が持てますね。 ▶最初のアルバム発売は'04年1月、2作目はオリジナル曲中心に'05年発売、前作は'07年 スタンダードナンバーを中心に発売。今度は4作目です。森さんはスウェーデンに住んで いますが、年に1回はこのトリオで日本ツアーを組んで活動しています。三人の相性が とてもよく合い、いつも和気あいあいでツアーしている素敵なお仲間です。 ▶1st.stage…♪Photography ♪Rachel's Lament ♪Here That Rainy Day ♪Dedicated To You ♪It's Only A Paper Moon は意表をついて速いテンポでいきなり 終った面白いアレンジでした。 ▶2nd.stage…♪When Light are Low、K.バロンが妻に捧げた♪Joanne Julia、 森さんの作品♪Lost Summer、福田さんのお馴染み曲♪Go Ahead Nigel、 ♪Love Is Here To Stay、アンコールはアップテンポにC.パーカーの♪Relaxing Camarillo。 和やかな雰囲気のうちにライブレコーディングが終わりました。この演奏のうち何曲が アルバムに入るのかしら…出来上がりがとても楽しみですね。 |
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★スウィングジャーナル誌5月号に掲載されている 5/20~6/20の当店のスケジュールは、誤りです。 手違いで、先月4/20~のスケジュールを掲載してしまいました。 申し訳ありません。ご了承ください。 (このウェブサイトおよび郵送DM版は、間違いではありません) |
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2010.5.22 Sat 落ち着いた、金曜夜らしい大人が楽しめるステージ |
▶ウィリアムス浩子(vo) さんと平岡雄一郎(g) 伊藤志宏(pf) 西嶋徹(b) 小前賢吾(ds)さん。 浩子さんは、白いシルクの胸のあいたワンピースにダイヤのアクセサリー、といつもながら 洗練された装いで登場。彼女は、これから歌う曲の内容をさりげなく説明してくれるので、 よく理解できて、その曲に親しみも感じます。丸くやわらかな心地よい声質で、聴く者を 温かく包み込んでくれます。バックの伴奏も、彼女のヴォーカルに寄り添うようで、 落ち着いた品のいい、大人ステージです。 ▶1st.stage…ミディアムテンポで♪Love For Sale、♪I Can't Give You Anything But Love ♪Just In Time、バラード♪My Foolish Heart、♪Beautful Love ♪I Mean You、 戦争に行った人を待つイギリスウェールズ地方の悲しい歌♪The Water Is Wide、 ♪My Favorite Things。 ▶2nd.stage…♪Night In Tunisia ♪I Coud Write A Book 、バラード♪Lush Life、 ♪Good Life、♪Like A Lover ♪Love Me Or Leave Me、ジョニーミッチェルの ♪Both Sides Now、♪All The Things You Are、アンコール♪Stardust。 穏やかでハッピーな気分にさせてくれた金曜の夜でした。 |
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2010.5.23 Sun 書きたいことがいろいろある忙しい土曜日でした |
▶土曜の昼すぎ、秋田慎治(pf)さんの結婚式とそれに続く披露宴があり、出席させて いただきました。新婦の朋美さんはTVのレポーターをしている方で、慎治さんとは 4年間の交際を経ての結婚です。披露パーティーには200人を超す方がいらっしゃり、 ミュージシャンの方も多く、途中からはお祝いのための演奏会になりました。 両家のご両親とも、ご自分たちとの世界のあまりの違いに面食らったり、喜んだり。 でも二人の人柄が現われているような、あたたかく楽しいパーティーでした。 そのまま夜中まで二次会が続いたそうですよ。お幸せにね。 ▶お店は、チャリート(vo) ユキ アリマサ(pf) 中村健吾(b) セシル・モンロー(ds) さん。 全員英語が堪能なミュージシャンで、チャリートさんの歌の内容を理解しながら伴奏 するので、その曲が持つニュアンスまで表現されて素晴らしいステージになります。 その三人のコンビネーションもよく、チャリートさんも安心して伸び伸びと歌えます。 ▶カタールの王室から招待されて仕事をして帰国したばかりの昨夜のチャリートさんは、 国際派の彼女らしく、日本語に戻るのがちょっと難しいようでした。でも元気一杯に、 エモーショナルに、素晴らしいステージを繰り広げました。 ▶1st.stage…♪Evolution ♪You Don't Know What Love Is ♪Moody's Mood ♪Day By Day ♪Lush Life ♪How High The Moon。 2nd.stage…♪End Of A Love Affair ♪I've Got My Eyes On You、B.エバンスの ♪Walts For Deddy、M.タイナーの♪You Taught My Heart To Sing ♪Feel Like Makin' Love、アンコールは♪For All We Know…選曲も幅広く、初めてのお客さまも 十分に楽しんだ土曜の夜でした。 ▶七夕の7月7日、チャリートさんの新しいCDが出ます。マイケル・ジャクソンに捧げた 「チャリート sings マイケル・ジャクソン」。プロデュースは、ハービー・メイソンさん。 今から発売が待たれます。皆さまもぜひ聴いてみてくださいね。 |
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大好評いただいているコースディナーが、 新しく《初夏バージョン》になりました!! カテゴリー[Food&Drink]欄でご欄いただき ぜひ、お試しください。
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2010.5.25 Tue 気持ちのいいバランスのとれたサウンド |
▶《BASS TALK 》 鈴木良雄(b)野力奏一(pf)岡部洋一(per)井上信平(fl) さんの このユニットは、かれこれ10年も続いているお仲間で、ツアーなども全国津々浦々 回っていて、お互いの気心も隅々まで知れています。だからいつもとても安定した 演奏で、昨夜は月曜の雨、という最悪の条件でしたが、お客さまがいらしてくれて ホッとしている中、新曲をいろいろと披露してくれました。 ▶1st.stage…♪Something I Never ♪Fairy Dance ♪NY Blue ♪Crazy He Calls、 野力さんの新曲♪Feelin' Free。 2nd.stage…新曲を2曲♪Touch Of Spring ♪Fairy Talk、♪Pantanal Roulette ♪Winter Day Break。バランスのいい気持いいサウンドが店内に響き渡りました。 |
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2010.5.26 Wed 新しいアルバムを準備中で張り切る海老沢さん |
▶海老沢一博(ds) 林正樹(pf) 坂井紅介(b) 小池修(ts) 竹内直(ts,fl) さんのクィンテット。 さすがドラマー歴半世紀におよぶリーダー、海老沢さん、お弟子さんやお知り合いの 方々が大勢いらっしゃり店内が賑わいました。 ▶この7月にレコーディングを控え、そこに入れる曲を、海老沢さんと林さんで新しく アレンジし直し、昨夜のステージで披露してくれましたが、凝った面白いアレンジが イントロやエンディングにちりばめてあって、とてもユニークで新鮮な感じがしました。 同じ曲でも発想によって様々に変化する…ジャズってホントに飽きませんね。 ▶1st.stage…♪I Met Wagane ♪Home、小池さんの作品でバラード ♪The Lullaby of Peach、♪Carioka ♪Miles Tone。 2nd.stage では主にCDに入れる曲を演奏。ピアノをフィーチャーして♪Caravan、 フルートをフィーチャーして♪In A Sentimental Mood、ベースをフィーチャーした ♪It Don't Mean A Thing には紅さんのベースのテクニックの凄さに客席から歓声が 上がりました。 ▶小池さんのテナーをフィーチャーして、当店の「社歌」(笑)♪Body And Soul…は、 エンディングがフルートとテナーになる心のこもった演奏でした。そして、いらしていた ファンの方のリクエスト曲♪St.Thomas。最後は♪Impression。これは、今は亡き テナー奏者高橋達也さんに捧げて演奏されました。山形出身でしたから、テナーの二人に 山形の香りのするフレーズを入れてもらってからテーマに入り、見事に決まりました。 ▶海老沢さんはこれまでに何百枚ものレコーディングに参加していますが、意外なことに リーダーアルバムは出したことが無く、今回が初めてのリーダーアルバムになります。 (ちなみに、このグループのメンバーは全員がそれぞれリーダーアルバムを出しています)。 それで海老沢さんは張り切っています。リリースがとても楽しみですね。 皆さまも応援よろしくお願い致します。 |
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2010.5.27 Thu 大雨情報の中、水曜の夜の熱い演奏 |
▶増原巖(b) 堀秀彰(pf) 安藤正則(ds) 河村英樹(ts) 田中洋一(tp) さんのユニット 《What's Up》は、コツコツと真面目に自分たちの音楽を追究し続けているグループで、 田中さんはこのステージのために大阪から上京してきます。でも…昨夜は大雨予報の ためか、お客さまの出足が悪く寂しい客席でとても残念。もちろんいらしたお客さまは 一様に「こんな良い演奏なのにもったいない」と惜しんでいらっしゃいました。 ▶1st.stage…♪How Long Has This Been Going On ?、増原作品♪You Haven't Changed、 堀さん川村さんをフィーチャーしてバラード♪You Don't Know What Love Is、 増原さんの♪I Was Wrong。 ▶2nd.stage…掘作品♪Oslo、S.ロリンズの♪Airegine、Q.ジョーンズのブルース♪Quince、 増原作♪Get In To Trouble、♪Five Minutes To Tomorrow。 寂しい客席にも演奏者は誠心誠意、心のこもった演奏で、お客さまは自分のために 演奏してくれたような気分を味わったことと思いますよ。 |
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2010.5.28 Fri 上質な音楽が鳴り響いた木曜日の夜 |
▶普段の月末の木曜日は、三木さん率いる《フロントページ オーケストラ》なのですが、 超売れっ子ばかりでなかなかメンバーが全員揃わず、今月は三木俊雄(ts) ユキアリマサ(pf) 上村信(b) 柴田亮(ds) さんのクァルテットになりました。 ▶ドラムスの柴田さんは初出演でしたが、大阪出身バークレー卒のドラマーで、三木さんの お気に入りということでしたが、私も気に入りました。最近の若い人は、玉石混交だった 昔に比べて、優秀な人が多いですね。時代の変化を感じます。ジャズを愛す者にとって これは嬉しいことですよね。 ▶1st.stage…♪Invitation H、H.ハンコックの♪Driftin'、三木さんの作品♪Stop & Go、 G.ガーシュウィンの♪I Love You Porgy はそれぞれのソロが素晴らしいバラードでした。 1st.セット最後は三木作♪Next Channel。 ▶2nd.stage…三木作♪Papion、♪My Shining Hour、♪All The Things You Are では、 国費留学で来日して聴きにいらしていた外人がピアノを弾きました。留学先の東京芸大では、 武満徹、黛敏郎の現代音楽の研究をしているそうで、NYでもジャズピアニストとして 活動していたそうですが、やっぱり将来はジャズピアノを本格的にやりたいそうです。 この世界、いろんな方がいらっしゃいますね。 ▶その後、ピアノがユキさんに戻って、C.ジョビンの♪Eu Sei Que Vou Te Ama… とても奇麗なバラードです。最後は三木作♪Quantum Leap。 洗練された上質なクァルテットの演奏に、お客さまも大満足してお帰りになられました。 |
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2010.5.29 Sat 月末の金曜日らしくみんなで楽しんだ夜 |
▶予定では岡崎さんのトランペットでしたが、都合により急遽ティファニーさんの ヴォーカルに替わった《トミー・キャンベル オルガン-アイズ セッションバンド》 トミー・キャンベル(ds) 河合代介(org) ハル高内(g) さんの金曜日。 ▶ティファニーさんは、このグループで歌うのは久し振りでしたが、深いグルーブ のあるファンキーな演奏に乗って、伸び伸びと水を得た魚のように、自由に歌って とても楽しそうでした。 ▶お誕生日の方がいらして、ティファニーさんのバースデイソングでお祝いしたり、 トミーさんのMCもジョーク混じりでお客さまとキャッチボールのような会話もあって、 皆さんリラックスして月末の金曜日を楽しみました。岡崎さんは、2nd.セットには 駆け付けてくれて、素晴らしいトランペットでステージを盛り上げてくださいました。 ▶1st.stage…オルガンとドラムスで♪Chittlins Con Carne ♪Shadow Of Your Smile、 ギターが入って♪4 on 6、ヴォーカルで♪Poinciana♪Confirmation ♪You Make Me Feel Brand New♪St.Thomas。 ▶2nd.stage…オルガンとドラムスで河合さんの作品♪West Wing、♪Raura、 ギターが入って♪Mimosa、ヴォーカルで♪The Distance Between Us、 岡崎さんが入って♪Cheek to Cheek、バラードで♪I Thought About You ♪The Preacher、アンコールは♪The Gatooze。 ステージも客席も、日本人も外人も、みんなで一緒になって楽しみました。 |
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2010.5.30 Sun 魅了された、さすがNY…という素晴らしい演奏 |
▶久しぶりの【BODY&SOUL スペシャル】は、B.Q.E (Brooklyn Queens Expressway)Trio。 メンバーはダニー・グリセット(pf) ビセント・アーチャー(b) マーカス・ギルモア(ds) さんで、 昨年当店に出演して大好評でしたので、今年もお願いしたトリオです。 ▶「何も足さない・何も引かない」…派手なこと余計なことは何一つしないで、キッチリと やることをやる。それでいて深〜いグルーブがある、品格漂う演奏で、大勢のお客さまを 魅了していました。さすがNYで活躍中の人たち。NY在住20年で最近帰国した中村健吾さんが 「ダニーさんとビセントさんは、多分、今NYで一番忙しいミュージシャンだろう」と。 ▶マーカスさんの上達ぶりには目を見張りました。顔にはまだ幼さが残る23歳。私は 知らなかったのですが、ハイスクール時代に3年間、年に1回、能登にホームステイして 地元の高校のオーケストラに参加した事があったそうで、そのホームステイ先の女性が 聴きに見え、6年ぶりの再会に感激していらっしゃいました。 ▶客席は、学生の方から年配まで幅広い年齢層で、素晴らしい演奏を1音も聞き逃さない というほど集中して聴いていらっしゃいました。そんなお客さまの質と店内の雰囲気に、 ミュージシャンたちも「いろいろ出てるけどここのクラブが世界一だ」とおっしゃって くださったり(お世辞半分としても…)ジャズはまだまだ健在、と嬉しくなりました。 ▶1st.stage…D.グリセットさんの♪Hopscotch ♪Waltz For Billy ♪Heard's Word、 バーンスタインの♪Some Other Time、D.グリセット作♪Wher Do We Go From Here。 ▶2nd.stage…J.コルトレーン♪Moment's Notice、B.エバンス♪How My Heart Things、 N.ペイントン♪It Takes Two、社歌♪Body And Soul、D.グリセット作♪Are We There、 アンコールはB.ゴルソン作♪Stable Mates でした。 ▶ミュージシャンも大勢が聴きにいらして、ジーン・ジャクソンさん、トミー・キャンベルさん、 中村健吾さん、片倉真由子さん、守屋純子さん、佐藤ハチ恭彦さん…等や、お客さまと、 終演後話が弾んでいました。 |
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