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 Weblog by Kyoko (過去のブログはカレンダーを戻してネ)
  10.1 Fri 厳しい環境のまま終わった9月…
  10.2 Sat 優しく包み込むような浩子さんのステージ
  10.3 Sun NY帰りのリズム隊が一緒でリラックスのマーヤさん
  10.5 Tue 衣装も素敵だった大人の雰囲気、昇子さん
  10.6 Wed 大勢の歌手の方たちがTOKUちゃんの応援に…
  10.7 Thu 大いに期待できる若さ溢れるクァルテット
  10.8 Fri ともみさんファンで賑わったCD発売記念ライブ
  10.9 Sat 歌は人生そのもの…心に染み入る与世山さん
  10.10 Sun 圧倒的な存在感に大勢のファンが…
  10.13 Wed 山ちゃんファンが、山ちゃんの世界を堪能した夜
  10.14 Thu 《片倉真由子「FAITH」発売記念ライブ》の素敵な夜
  10.15 Fri 真っ正面から新しいサウンドに取り組んでいます
  10.16 Sat 様変わりした金曜夜、でも笑いの絶えない店内
  10.17 Sun 才媛 守屋さん久々の出演でとても充実したステージ
  10.19 Tue 大人の雰囲気が出てきた蘭さんの華やかなステージ
  10.20 Wed 元気を取り戻して、賑やかな達治さんのステージ
  10.21 Thu 大賑わいの《「300 Flowers」発売記念ライブ》
  10.22 Fri 【[photos]欄 更新】
  10.22 Fri 歌心溢れるクィンテットの気持ちいい演奏
  10.23 Sat 週末に相応しい 楽しいベテランたちのステージ
  10.24 Sun 素晴らしい!!《中村健吾「Rainbow」発売記念ライブ》
  10.26 Tue 追記:セット内容
  10.26 Tue 素晴らしい演奏をいろいろ聴いた充実した1日
  10.27 Wed いいスタート《「LUC(ルーク)」発売記念》ツアー
  10.28 Thu 《ファンキーボーイズ ジャズバンド》久々の賑わい
  10.29 Fri 寒さを吹き飛ばす美しいハーモニーとリズム
  10.30 Sat 賑わいが少なくなった週末の夜
  10.31 Sun とっても楽しい月末らしいステージでしたが…


  2010.10.1 Fri   厳しい環境のまま終わった9月…
▶昨30日夕刻、オーチャードホールで行われた大西順子さんの「バロック」発売記念
コンサートに行ってきました。ステージは8人編成のレコーディングメンバーで、
順子さん以外はこの一日のコンサートのためにアメリカから招請した豪華な顔ぶれで、
(ts)(tp)(tb)(parc)(ds)、そして(b)2名…いずれも超一流所を揃えていました。
▶演奏曲はジャズマニヤには面白かったでしょうが、そうではない人には一曲が長く
難しすぎると思いました。でも、ミュージシャンたちのあのエネルギーはどうでしょう…
2時間を休みなく通しで演奏しました。最後の方ではドラムスのハーリンさんの手が
つってしまい、袖にいたトミーさん(トミー・キャンベル)を呼んでこの曲を
交替したほど。きっとお疲れだったのでしょう。
▶バックステージに行ってみると凄い汗が吹き出たままのハーリンさん
(ハーリン・ライリー) が「Kyoko Mama…」と言ってハグしてくれました。
順子さんは、ハプニングがいろいろあり大変だったとおっしゃていましたが、
でもさすが、J-pop系の一流ヘアーメイクとスタイリストがついているだけあって
今までの彼女の印象とは打って変わってハリウッドスターのような衣装で、
あでやかな姿…とても綺麗でしたよ。
▶お店に出てみると…店内はまるでお休みかと思うほど客席が空いていて、
驚くやら情けないやら…こんなにひどい状況はここ十数年来初めてのことです。
ステージは 三木俊雄(ts) ユキアリマサ(pf) 上村信(b) 柴田亮(ds) さんのクァルテット。
ミュージシャンもお客さまが少ないと聴衆との相互作用が働かず、ホントに気の毒です。
特にジャズは、客席が演奏者をノせていい演奏を引出す音楽。いい演奏を聴くには、
お客さまの反応も大切なのです。寂しい客席でしたが、でも、ホールで大観衆の中で
聴いた後、お店で生音を聴いて、何故かホッとしました。
▶2nd.stage…から、三木さんの作品♪Stop And Go ♪Papillon、スタンダード
♪All of You ♪Bitter Sweet、私の好きな♪Invitation。
寂しい店内でしたが、三木さんもユキさんも、心のこもった演奏でした。上村さんは
肺の手術をしてから初めてのステージで心配でしたが、しっかりとしたベースを
弾いていて安心しました。
▶さて、今日から10月。秋とともに世の中の不況も深まって、ミュージシャンも
ライブハウスも今、危機に瀕した「絶滅危惧種」になっています。改めて、ジャズ
ファンの皆さま、ご来店・応援のほどよろしくお願い致します。
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  2010.10.2 Sat   優しく包み込むような浩子さんのステージ
▶月初めの週末金曜日、ウィリアムス浩子(vo) さんと、初顔合わせが多いメンバー
伊藤志宏(pf) 岩川峰人(b) 小前賢吾(ds) ハル高内(g) さんは、早い時間から熱心にリハーサル。
アレンジは志宏さんと浩子さんでアイデアを出し合い、譜面は志宏さんが仕上げる…とても
新鮮なアレンジでした。久しぶりにギターが入ったので選曲もギターに合ったものでした。
▶気温もすっかり秋らしくなって、浩子さんは小豆色のシルクのミニワンピースで登場。
温かい雰囲気がステージに溢れていました。
▶1st.stage…♪Again ♪I Hear Music ♪美味しい水 ♪Smile ♪Tea for Two、
ピアノとギターをバックに♪Calling You、♪My Favorite Things。
▶2nd.stage…♪Close To You ♪Beautiful Love ♪I Cried For You ♪Time After Time
♪Old Devil Moon、ピアノとのデュオで♪I Love You Porgy は素晴らしかった。
♪Yesterdays、アンコール♪When You Wish Upon A Star(星に願いを)。
▶優しく包み込むような声で、意味を良く理解して歌う浩子さんの歌は、人の心を打ちます。
客席もミュージシャンも楽しそうでした。
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  2010.10.3 Sun   NY帰りのリズム隊が一緒でリラックスのマーヤさん
▶週末は、グレース・マーヤ(pf,vo) さんの弾き語りと中村健吾(b) 奥平真吾(ds) さんのトリオ。
マーヤさんと真吾さんは初顔合わせでしたが、簡単なリハーサルですぐ打ち解けたようでした。
横浜出身のマーヤさんは、鋲打ちのあるブラウスにミニスカート、白い帽子と白いブーツ姿で、
ワイングラスを片手に「チャキチャキの浜ッ子」らしいリラックスした雰囲気。NY帰りの
強力なリズム隊が一緒とあって、安心しきって自由奔放に楽しみながら、演奏し歌いました。
▶1st.stage…♪A-Train ♪Poinciana ♪"September"に替えて"October" In The Rainでは、
健吾さんがアルコ(弓弾き)でソロを取りました。ラプソディインブルーから入り、最後も
この曲に戻った3拍子の♪My Favorite Things。♪S'wonderful のイントロはドビッシーの
月光、バラードで♪My Foolish Heart、サンバで♪It Might As Well Be Spring。
▶2nd.stage…♪Kiss of Life ♪Shadow Of Your Smile、ベースとドラムだけをバックに
♪Them There Eyes、スローボッサで♪Close Your Eyes、サンバで♪Yatrata、
♪Maybe You'll Be There、フランス語ヴァージョン♪枯れ葉、ドイツ語バージョン♪By Me、
♪Love Letter、アンコール♪Route 66。明るく楽しい週末の夜でした。
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  2010.10.5 Tue   衣装も素敵だった大人の雰囲気、昇子さん
▶週明け月曜、NYから里帰りしてまだ時差ボケがとれない、という天野昇子(vo) さんと、
山本剛(pf) 鈴木良雄(b) セシル・モンロー(ds) さんのトリオ。さすがNY在住の昇子さん、
いつもステージ衣装が素敵です。昨夜は黒のレースで編んだタンクトップ型の上半身で
下が白地に黒と淡いピンクの花が描かれたロングドレス。トリオの3人も、黒のチャイナ
服の剛さん、黒の詰襟ワイシャツのチンさん、そして黒の開襟シャツのセシルさん…
打ち合わせたようなステージ衣装が綺麗で、サウンドもバランスが取れていて、
落ち着いた大人のライブハウス…そんな雰囲気でした。
▶曲目をメモった紙を忘れて来ていま覚えているタイトルだけですが…(ゴメンナサイ)
1st,2nd とも、インスト2曲の後ヴォーカルに入り、秋にちなんだ歌が多かったです。
♪枯れ葉 ♪This Autumn ♪In A Sentimental Mood ♪百合の花、そして、
お客さまみんなで合唱した♪Side〜♪By〜♪Side〜、それから♪Autumn In NY
♪A Girl Fom Ipanema ♪A-Train…などでした。
ホントに秋って、ジャズになるいい曲が多い季節ですね。
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  2010.10.6 Wed   大勢の歌手の方たちがTOKUちゃんの応援に…
▶昨夜の TOKU(vo,flh) 斎藤崇也(pf) 楠井五月(b) 吉田智(g) 加納樹麻(ds) さんのメンバーは、
全員がTOKU ちゃん自らが選んだミュージシャンで、これは初めてのこと。しっかりと
リハーサルをやって本番に臨みました。そのメンバーを紹介します。
▶ピアノの斎藤さんは、ラテンバンドのレギュラーで出演することが多く、ジャズバンドへの
参加は久しぶりということですが、エレピを持ち込んでの演奏。ベースの楠井さんは、
これまでに10数回TOKUちゃんと共演経験があって、昨夜も突然デュオになったのですが
落ち着いた対応でした。加納さんは初めての共演でしたが、さすが経験豊か。いい演出の
ドラミングでした。突然リズムを変えたりするTOKUちゃんのステージスタイルは、
気が抜けないのですが、吉田さんは、TOKUバンドのレギュラーをやっていたこともあって、
俊敏に対応されていました。
▶1st.stage…♪Teach Me Tonight、インストで♪Conception、♪She 、♪Night And Day、
バラード♪And We Will Fly、ベースとのデュオでスキャット入りの♪Fly Me To The Moon、
♪I Remember April。
▶2nd.stage…♪Rock With You ♪They Can't Take That Away From Me、♪Night In Tunisia
女言葉で詩の意味を説明してから♪I Thought of You、♪Again ♪Nostalgics ♪Kiss of Life、
アンコールの♪Smile はお客さまも一緒に合唱しました。
▶客席には、交際範囲の広いTOKUちゃんらしく、大勢の歌手がおみえでした。かなり有名な
J-Pop 系歌手の方もいらしていましたが、私はこの方面の音楽に弱くて…申し訳ありません。
「スクープ」(ですか?)のタケさん、彼と同じ事務所の女性歌手、それからマヤ・ハッチさん、
NYから来た黒人男性歌手ウィニーさん…
▶お客さまもお帰りになり、ミュージシャンも楽器を片付けはじめたのですが…
シンガーの方たちが歌いたくなった、と再び楽器を出してアフターセッションの始まりです。
タケさんウィニーさんが♪What's Going On?タケさんが♪You've Got A Friend、
マヤさん♪Ribbon In The Sky、ウィニーさんがマイケルジャクソンの♪Billie Jean を
バラードで、TOKUちゃん♪Our Love Is Here to Stay……ようやくお開きになりました。
皆さんが素晴らしい歌を披露してくださり、私にとって大ハッピーな夜が更けました。
ミュージシャンシップって、いいですね。
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  2010.10.7 Thu   大いに期待できる若さ溢れるクァルテット
▶岡崎さんは39歳、他のメンバーは全員25歳、という若さ溢れるクァルテット、
岡崎好朗(tp) さんと菊池太光(pf) 楠井五月(b) 横山和明(ds) さん。若いですが腕は確かで
集中力も凄い。岡崎さんがその日のリハーサル直前に閃いて作曲した曲を、直後の
ステージでしっかりとプレイしたのには私も驚かされましたが、岡崎さんご本人も、
変拍子の難しい曲を苦もなくこなしたこのトリオに感動されていました。柔らかい頭脳は、
吸収が速いんですね。
▶このグループは出演する度に進化を感じます。来月にはこのメンバーでレコーディング
するそうですが、私も楽しみで嬉しい限り。岡崎さんは新曲を創って準備していますが、
彼の作曲作法はメロディーが先にでき、そのあと色々とコードを考えるスタイルで、
つい凝った事をしてしまうとのことですが、この3人はすぐ理解してくれるそうです。
曲は、とにかくカッコ良く、哀愁漂う曲も多く、CDの出来上がりが楽しみです。
▶1st.stage…♪ The Perfect Number、水平線をイメージしたという♪Eternal
日本的な♪MIYABI、バラード♪Titania、♪Autumn Leaves、ステージ6時間前に
創った♪Dream Hunter。
▶2nd.stage…♪One for Bobby、同じく6時間前にできた♪Dragon Smoke、
ラテンのリズムで4/11拍子の♪Missing Link、スタンダードナンバー♪All of You
そして♪Body And Soul、南米に咲く花♪Alstroemeria、アンコールは、前夜にいらした
R&Bのシンガー、ウィニーさんがまたいらして♪My Funny Valentine を歌ってくれました。
岡崎さんは、ステージが終ると美味しそうにビールを飲みながら、この若きトリオを
しきりに褒めていらっしゃったのが印象的でした。
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  2010.10.8 Fri   ともみさんファンで賑わったCD発売記念ライブ
▶福井ともみさんのCD〈At That Moment〉が発売されたのは、初夏5月でしたが、
記念ライブをぜひ当BODY&SOULでやりたい、とのご希望をずっと持ってらして…
ようやく昨夜、実現しました。ステージは、福井ともみ(pf) さんと 横山裕(b) 久米雅之(ds)
岡淳(ts,fl) 伊勢秀一郎(tp) さん。ゲストにいつも一緒にやっている横山達治(per)さんを
お迎えしました。
▶客席には、ともみさんを応援する大勢の方がおみえになり、久々に店内が賑わいました。
彼女は美人でとても人柄が良く、男女ともに好かれるタイプなのです。タッチの美しい
演奏は、もちろんCDに入っている曲が中心。オリジナル曲もありましたが、ともみさんの
アレンジになるスタンダード曲や日本の曲なども交えたステージ。先輩の達治さんに
感謝を込めてラテンの曲も演奏されました。彼女の優しい心づかいに達治さんも嬉しそうで、
お得意のギャグをとばしていました。私は、曲名を書き留めたメモをまたまた忘れてしまい
演奏曲をご報告できなくて恐縮ですが…大変盛り上がった《CD発売記念ライブ》でしたよ。
▶追伸:
とみみさんから、演奏曲名が送られてきました。遅ればせながら…
▶1st.stage…♪The Way You Look Tonight ♪At That Moment ♪いそしぎ ♪知床旅情
♪Cafe De La、達治さんが入って♪オエ・コモバ ♪マンボ イン。
▶2nd.stage…♪透明な空間 ♪Waltz Swing ♪風のささやき ♪花冷え
達治さんが入って♪Mornin ♪Midnight です。
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  2010.10.9 Sat   歌は人生そのもの…心に染み入る与世山さん
▶《与世山澄子2Days》NYから一時帰国した野瀬栄進(pf) さん、最近メキメキ頭角を
著してきた横山和明(ds) さん、そして初日は、楽しんで凄い演奏をする井上陽介(b) さん。
最近は、沖縄から上京して出演してくださるのは年に2回ほどですが、私と澄子さんとは
もう30年以上のお付き合いになります。私と同い歳で、戦争を体験した世代として、
特に親しみを持っています。特に、戦争体験者がどんどん少なくなって行くこのごろ、
お仲間がいるようで何だか安心感もあります。戦後の混乱期、澄子さんは沖縄ですから、
私以上の辛い体験をしているはずです。
▶私が、歌には人生が表れる、というとき、いつも澄子さんのことが頭にあります。
歌の深みや重みの違いを感じるのです。ジャズは、嘘がつけない音楽ですから、きっと
飽きもこないんですね。昨夜も、初めてお聴きになった中年の男性が、興奮と感動で
ウルウルして「こんな感情になったのは、初めてのこと」とおっしゃって
お帰りになりました。
▶1st.stage…インスト2曲の後、金箔の飾りの付いた純白ドレス姿の澄子さん登場
♪It's Allright With Me ♪Summer Knows ♪They Can't Take That Away
♪Somewhere In The Night From Me ♪Over the Rainbow ♪Cry Me A River
♪That's Life。
▶2nd.stage…同じくインスト2曲の後 ♪You're Everything ♪Interlude
♪He Was Beautiful ♪My Funny Valentine ♪On The Sunny Side Of The Street 
アンコール♪Every Time We Say Good-bye。
▶今夜は第2夜。ベースが高道晴久(b)さんに替わります。心に染みる澄子さんの歌を
ぜひ聴きにいらしてください。この次は半年先になります。
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  2010.10.10 Sun   圧倒的な存在感に大勢のファンが…
▶《与世山澄子2Days》2日目のメンバーはベースだけ変わって、高道晴久(b)さん。
大雨でしたが、客席は熱烈な与世山ファンの方々で満席になりました。土曜の雨で
客席が寂しいとミュージシャンが気の毒だ、と連日いらした方もいたくらいです。
ありがたいですね。
▶昨夜の澄子さんは、茶のシースルーロングドレスで秋らしくシックに決めていました。
客席にはシンガーの方も聴きにみえていて、彼女の存在感の凄さに圧倒されていました。
▶1st.stage…インスト曲♪In Your Own Sweet Way ♪Once I Loved、その後澄子さん登場、
♪They Can't Take That Away From Me ♪The Summer Knows ♪Street Of Dreams、
バラード♪You Don't Know What Love Is ♪You've Got A Frriend ♪Poor Butterfly、
♪All Of Me。
▶2nd.stage…インストで♪Cyclic Episode ♪Tenderly、ヴォーカルが入り♪Interlude
♪It's All Right With Me ♪Somewhere In The Night ♪Over The Rainbow ♪Cry Me A River
♪That's Life ♪On The Suny Side Of The Street、アンコールに応えては♪Summertime。
遠く九州からいらした熱烈なファンの方。外人客も4組いらして、彼女のステージをとても
褒めていらっしゃいました。そして、まだ降り止まない雨の中、皆さん感動の余韻に
浸りながら、帰路につかれました。
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  2010.10.13 Wed   山ちゃんファンが、山ちゃんの世界を堪能した夜
▶山本剛(pf) 鈴木良雄(b) マーク・テイラー(ds) さんのトリオ。いつも週はじめは
お客さまが少なくてお店としては大変なのですが、昨夜は山ちゃんが久しぶりの出演
とあって、昔からの山ちゃんファンがおみえになり、みなさん「山本節」を楽しんで
いらっしゃいました。山ちゃんはお客さまのリクエストに、すぐ応えて演奏してくれます。
お客さまにとっては嬉しい限りのファンサービスですよね。
▶演奏曲目のメモを、また忘れてきてしまいました。最近、物忘れがひどくて…
困ったものです。記憶に残っているものを記します。
チンさん作♪Game Boy ♪Kiss of Wind ♪イパネマの娘。そして、この2曲が聴きたくて
いらしたお客さまも多い♪Misty と♪Love Touch 。みなさん「山本節」を堪能されました。
あと、久しぶりに♪チュウチュウトレイン。山ちゃんの世界を堪能した山ちゃんナイトでした。
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  2010.10.14 Thu   《片倉真由子「FAITH」発売記念ライブ》の素敵な夜
▶CDはNYでNYのミュージシャンとレコーディングされていますが、日本では
片倉真由子(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 二本松義史(ds) さんのこのトリオで活動しています。
彼女が信頼しているメンバーで、ハチさんはいろんなグループを経験したベテラン。
二本松さんはまだ若いですが、とてもタッチの綺麗なセンスの良いドラマーで、
ドラムの役割がよく解っていて演出力もあって、私の好きなドラマーのひとりです。
▶真由子さんのピアノは、聴く度に心を打ちます。ご自分でもMCでお話しされましたが
今、ともすると自分を見失ってしまいそうになるくらい忙しいそうで、そうならないよう
厳しく自分を律していきたい、と。これは2枚目のアルバムになりますが、その想いが
込められた素晴らしいアルバムだと思います。
▶1st.stage…♪Mrs Parker Of K、♪Monk's Walking ♪A Dancer's Melancholy
♪Yours And Mine ♪Secret Love。
▶2nd.stage…♪Two Roads ♪Reflections ♪I've Got The World On A String
父に捧げた♪Rising ♪Blues For Tyner、アンコールはソロピアノ
♪How Long Has This Been Going On?…ピアノが店内に鳴り響いて溜め息が出るくらい
素晴らしいソロでした。客席には沢山の常連さんの姿。CDもお買い上げいただいて…
大変いい発売記念の夜になりました。
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  2010.10.15 Fri   真っ正面から新しいサウンドに取り組んでいます
▶昨夜は久々にメンバーが揃った、我らが《南青山六丁目楽団》岡崎正典(ts) 片岡雄三(tb)
山岡潤(euph) さんの中低域三管と紅野智彦(pf) 高道晴久(b) 高橋徹(ds) さんのセクステット。
曲は岡崎さんがアレンジしているのですが、今、改めてアレンジの勉強をやりなおし、
新しいアレンジに挑戦している、というだけあって、同じ曲でも前回とアレンジがまったく
違っていて、ますます素晴らしくなっています。
▶スーツ姿の岡崎さんのMCも、とても興味深かったのでご紹介します。
サックスを発明した人はベルギーのアル・サックスと言う人で、初めは本国で全く
受け入れられなくて、フランスに渡って軍楽隊で使ってもらったんだそうです。
そうして、サックスの入らないサウウドと入ったものを聴き比べてもらったところ、
サックスが入った方がいいサウンドで、そこではじめて市民権を得た楽器だそうです。
今やサックスは音楽、特にジャズには欠かせない楽器ですけどね。
▶1st.stage…♪All Of You、3拍子の♪Take The A-Train、軽快なサンバのリズムで
♪Over The Rainbow、ハーモニーがすごく綺麗なバラード♪I Want To Talk About You
♪Blue Train。
▶2nd.stage…T.モンクの♪Evidence、トロンボーンとベースをフィーチャーして
♪Up Jumped Spring、3管とドラムスで♪Struttin' With Some Barbecue は、
アレンジがとてもユニークでした。バラードで♪Smoke Get In Your Eyes ♪One by One
♪Autumn Leaves、アンコールはアップテンポに♪DO-RE-MI の歌。
▶たまらなく心地よい、と大変感動されていた女性のお客さまもいらっしゃいましたが、
中低域楽器の3管によるサウンドは、ホントにハーモニーが凄く綺麗で、音が素直に
身体に入ってきます。名付け親の私としても、こんなに素敵になったこのユニークな
バンドを誇らしく感じ、とても充実した幸せな時間を持てました。ファンも徐々に
確実に増えてきました。
▶もっともっと多くの方にこのユニークで素晴らしいサウンドを聴いて頂きたい
と思いますが、なかなか全員のスケジュールが揃わなくて、次回は来年2月頃かしら…
私も次回まで待ち遠しいです。
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  2010.10.16 Sat   様変わりした金曜夜、でも笑いの絶えない店内
▶ティファニー(vo)さんと《トミー・キャンベル オルガン-アイズ セッションバンド》
お馴染みのメンバー、河合代介(org) ハル高内(g) トミー・キャンベル(ds) さん。
9月以来、週末金曜夜の店内が様変わりして以前のような賑わいが全くなくなりました。
週末なのでハッピーなステージを、とこのメンバーを組んだのですが…不況がどんどん
厳しくなっていることを肌で感じます。
▶ジャズという音楽は、ミュージシャンとお客さまとが一体になってこそ、最高の音楽に
なります。そのことをよく知ってらっしゃるお客さまみなさんが、ステージの周りに
陣取ってくださったり、トミーさんのジョークを外人客がキャチボールのように返して
くださったり…お客さまが少ない割には、明るく笑いの絶えない店内でした。
河合さんのオルガンの足の靴下が、親指だけ生の指が出ていて、それにも大笑い。
ティファニーさんもすっかりリラックスして、一人二役で演技しながら歌ったりして、
とてもチャーミングでした。
▶1st.stage…オルガンとドラムで♪Sermon、♪Shadow Of Your Smile、ギターが入って
♪Four On Six、ティファニーさんが入って♪I Thought About You、一人二役三役…
いろんな声で歌った♪Barcerona は途中で♪Nature Boy になり、♪Barcerona に戻りました。
その後 ♪思い出のサンフランシスコ ♪The Gatooze。
▶2nd.stage…オルガンとドラムスで河合作品♪South Swing、♪Autumn In NY、
ギターが入って♪Mimoza、ヴォーカルが入って♪Way You Look Tonight、トミーさんの
新曲♪Musician Talk、ドラムソロ♪Jimmy Shout Chorus 〜ヴォーカル入り♪St.Thomas
♪The Preacher、アンコールは皆さんの好きな♪Europe。みなさん充分に楽しまれました。
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  2010.10.17 Sun   才媛 守屋さん久々の出演でとても充実したステージ
▶守屋純子(pf) さん率いる 岡崎好朗(tp) 片岡雄三(tb) 近藤和彦(as) 納浩一(b) 藤井学(ds)
さんとのセクステット。実は、皆さまに事前にお知らせするのを忘れていたのですが、
つい先日、FM J-Wave の特集番組「仕事帰りにジャズを聴きに行こう」で BODY&SOUL
がとりあげられました。
▶私もインタビューされ出演したのですが、演奏者として守屋さんが当店を素敵に
コメントされ、彼女のCDが紹介されたり、昨夜の当店への出演も告知されました。
以前からこのグループの熱烈なファンは大勢いらっしゃいますが、昨夜は初めていらした
お客さまも多く、久しぶりに満員の店内。この番組を聞いてらっしゃる方って、
けっこう多いんですね。驚きました。
▶その守屋さんのステージですが、守屋さんのオリジナル曲あり、彼女のアレンジになる
お馴染み曲あり。MCは独特の面白さがあって、客席の笑いをとったあと、凄い緊張感のある
演奏が続きます。サウンドもバランスがとれ、よくスウィングします。今、日本を代表する
ともいえる3人の管楽器奏者を率いるだけあって、素晴らしいステージ。客席のみなさんも
素晴らしい演奏にとても感動されていました。
▶1st.stage…♪Fascinatin' Rhythm、守屋作品♪Waltz Step では近藤さんの ソプラノ
サックスをフィーチャー。岡崎さんのNYからの帰国を歓迎して ♪Welcome Home、
♪Sing Your Song、M.ディビスの♪Milestones…彼女曰く、自分の名前を曲のタイトルに
しちゃうなんてなかなか出来ないですよね。だって「Junnko-tones、Junko-dream、
Junko's Mood…」ってことでしょ。…客席を笑わせていました。
▶2nd.stage…数人の歌伴をするためにアレンジしたという ♪It Don't Mean A Thing、
♪In Your Own Sweet Way、守屋作品♪Spring、番組で紹介された、O.ピーターソンに
捧げた♪Dear Oscar、T.モンクの ♪Monk's Mood、守屋作品でNYの風景などがテーマの
♪East Side West Side、アンコールはD.エリントンの♪Drop Me Off At Harlem。
楽しくて、いい音楽で…素晴らしい週末のお店でした。
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  2010.10.19 Tue   大人の雰囲気が出てきた蘭さんの華やかなステージ
▶"アスリートシンガー"としてすっかり人気者になった 大城蘭(vo)さんと、
平岡雄一郎(g) 荒武裕一郎(pf) 吉田豊(b) 平井景(ds) さんのステージ。
これまでと少し違って髪をアップに結び、グレーのノースリーブのワンピース、
そして首廻りには黒く輝く石、黒いストッキングにピンヒール…背が高くて
ウエストがキュッと締まった抜群のスタイルで登場した蘭さん。もうすぐ
20代を卒業するだけあって、大人の雰囲気がよく出ていました。
▶でも、風邪を引いたらしくて、最初のうちは調子が出ませんでしたが、
そのうちにいつもの蘭さんになり、ワンステージに11曲も歌う熱演でした。
レパートリーもどんどん増えてきています。
▶1st.stage…インスト曲の後、蘭さん登場し ♪Night And Day
♪All The Things You Are ♪Honey-Suck-Le-Rose、スローテンポで
♪Black Coffee、♪You And Night And The Music、沖縄弁バージョン
♪Amazing Grace、アップテンポの♪Croppin、バラード♪My One And
Only Love、アップテンポ♪Just One Of Those Things。
▶2nd.stage…同じくインスト曲の後、蘭さん登場し ♪Harlem Nocturne、
♪You Stepped Out Of A Dream、♪So Many Stars、♪Round Midnight、
ミディアムテンポ ♪Love For Sale ♪Almost Life Being Love、
♪My Favorite Things は沖縄弁バージョンで、♪What A Wonderful World、
アップテンポで♪Cherokee、アンコールは ♪Bewitched。
▶女優といってもいいような艶やかな蘭さんのステージ。これからいろんな
人生経験をつんで、それが味として表現できるようになると、きっと
心の琴線に触れる、存在感のある歌手になれますよ。同じ沖縄出身のあの
与世山さんのように。
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  2010.10.20 Wed   元気を取り戻して、賑やかな達治さんのステージ
▶《横山達治スペシャル プロジェクト》福井ともみ(pf) 里見紀子(vln) 織原良次(b)
トミー・キャンベル(ds) さん。そして、このところ元気のなかった横山達治(per) さん。
でも昨夜は新ネタジョークも飛び出すなど、すっかり元気を取り戻したようでした。
久々にいらしたお客さまも、その笑い顔を見て安堵されていました。
▶ベースはエレベに変わりましたが、全体のサウンドは変わらない演奏ぶり。
今来日中のピアニスト、ベニー・グリーンさんが遊びにみえて飛び入り演奏しましたが、
その凄いスピード感に圧倒されました。オスカーピーターソンの後継者といわれるほどの
天才ですが、私との付き合いは、彼が18歳の頃から。彼がアートブレーキーバンドに
入ったとき以来ですが、彼もそろそろ50代。今だに来日すると、いつもちゃんと
顔を見せてくれます。その彼の手は、ともみさんの3倍はあろうかというほど大きく、
強いタッチが特長でピアニシモでもお店のスミまで音がよく届いて響き渡っていました。
▶1st.stage…♪You Are The Sunshine Of My Life ♪Mabo In ♪そよ風と私、
ともみさんのアレンジで♪Close To You ♪Yatra-ta。
▶2nd.stage…ベニー・グリーンさんが入って ♪Afuro Blue、そして私のリクエストで
彼のピアノソロを。演奏曲は彼のオリジナル曲だと思います。ともみさんに戻って
♪G線上のアリア ♪Armando's Rhumba、アンコールに応えた♪いそしぎ は、
ともみさんとベニーさんが交代でピアノを弾きました。お客さまも大満足されて、
大変賑やかな夜になりました。
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  2010.10.21 Thu   大賑わいの《「300 Flowers」発売記念ライブ》
▶佐野さんの2枚目のCDが昨日10月20日発売され、その記念ライブが当店で行われました。
佐野智英子(vo) 田中さとこ(pf) 坂井紅介(b) 加納樹麻(ds) さんのメンバーです。奈良出身の
彼女が東京に拠点を移して10年ほど経つそうですが、とにかく彼女を応援してくださる
方々がとても多く、立ち見が出るほどのお客さまがご来店され、大変驚きました。
▶紅さんと加納さんは、当店レギュラーですが、彼女と女性ピアニストを生で聴くのは
初めてで少し心配でしたが、早くからリハーサルをして本番に備え、リズム隊もしっかり
していて…心配は杞憂でした。佐野さんは太くてハスキーな声の持ち主で、伸び伸びと
歌っていらっしゃいました。
▶1st.stage…♪Nice'n Easy ♪The Look Of Love ♪Why Should I Care ♪Feeling Good
♪My Funny Valentine ♪Every Breath You Take ♪Imagine ♪Spinning Wheel。
▶2nd.stage…♪It Might As Well Be Spring、暗く悲しい歌もハッピーに聴こえてしまう、
と挑戦したという ♪Black Coffee、♪Sway ♪300 Flowers ♪The Way We Were
♪Nica's Dream ♪You Gotta Be、アンコールに応えては、紅さんをフィーチャーしての
♪Dream をサンバのリズムで明るく。エンディングはスウィングして♪I Move On…
前の席には、ヴォーカル教室で先生もしている彼女を聴きにいらしていたお弟子さん
らしき方たちが大勢いて、大合唱になりました。
▶音楽産業も大不況というこの時代に、CDが何と100枚近く売れる大盛況。お客さま
同士もお知り合いの方が多いらしく、休憩時間はあちこちで談笑されていました。
きっと彼女の人柄が良いのでしょうね。お花やプレゼントも沢山いただき、彼女も大喜び。
お店にとっても記念に残る、大賑わい大盛況のCD発売ライブの夜になりました。
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  2010.10.22 Fri   【[photos]欄 更新】
今日もここを訪れていただいて、ありがとうございます。
▶ステージ写真10月以降分を更新しました。ご覧ください。
最近は、当店スタッフが撮っています。なにぶん写真は素人な上に、
手が空いた時の片手間スナップ撮影のため、なかなかいいアングルいい表情を
撮る余裕がございません。
被写体になっているミュージシャンの方、何卒ご容赦ください。
(特に女性ミュージシャンの方、写真写しが悪くて、ゴメンナサイ。)
▶また、できるだけ連夜、全員を撮りたいと思いますが、スタッフが
多忙であったり休みだったり…撮影できていないステージや出演者の方もいます。
他意はございません。ご了承くださいませ。
▶これからは、できるだけまめに更新する予定(週1〜週2)ですので、
[photos]欄の方も、ときどき訪れてくださいね。
なお写真は、新しいもの順になっています。
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  2010.10.22 Fri   歌心溢れるクィンテットの気持ちいい演奏
▶楠井さんは20代ですが、後の皆さんは全員が40代になって脂ののったクィンテット、
松島啓之(tp) 山田穣(as) 今泉正明(pf) 楠井五(b) 広瀬潤次(ds) さんのメンバーです。
みなさん普段はとても無口でおとなしい方たちですが、楽器を持つと打って変わって
素晴らしい表現力を発揮します。
▶長らく当店に出演しているうちベースが変わったり、山田穣さんが体調を崩して
お休みしていましたが、彼が復帰するやまた気持良く迎え入れたりして続けて来ました。
特に松島さんと山田さんの相性がとてもいいのでしょうね。昨夜も素晴らしい演奏を
繰り広げました。
▶1st.stage…♪Take Your Pick ♪Along Came Betty ♪La Mesha ♪I'm Getting
Sentimental Over You。ここで、穣さんのお誕生日がもうすぐ、ということでファンの
方からバースデーケーキのプレゼントが差し入れられました。でも、ご自分のこととは
つゆ知らず、♪ハッピーバースディー〜を吹きながら、ふとケーキを見ると…自分の名前が
書いてあってびっくり!!嬉しいサプライズでした。
▶2nd.stage…♪Lady Luck ♪Alone Together ♪Darn That Dream、アップテンポの
♪Groovin' High、アンコールは♪Bye Bye Blackbird。
▶ひたむきに音楽を追究する姿勢が現れている演奏は、気持ちがいいいですね。
熱いファンが駆け付けてくださり、皆さん目を輝かせ、身体でリズムを取りながら熱心に
聴いていらっしゃいました。もちろんケーキは、みんなでいただきました。差し入れして
くださった方、どうもありがとうございました。
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  2010.10.23 Sat   週末に相応しい 楽しいベテランたちのステージ
▶大ベテラン 伊藤君子(vo) さんに、ユキ アリマサ(pf) 坂井紅介(b) セシル・モンロー(ds)
さんの、ベテラントリオの週末金曜。みなさん気心知れたメンバーで、週末に相応しく
エンターティメント溢れる楽しいステージを繰り広げました。
▶ペコちゃんは黒のロングワンピースに、黒のスパンコールのカーディーガンを羽織り、
黒のピンヒール。アップにしたヘアースタイルでキリッと決めて登場。先日発売した
ユニークなCDの中からも数曲が披露されました。ステージは、いきなり津軽弁バージョン
でスタート。初めてのお客さまは驚かれたようですが、やがてお顔がほころびます。
英語に変わったところで、ようやくなるほどと納得されるその表情は、見ていても
大変興味深いですね。
▶1st.stage…津軽弁バージョン ♪Sometimes I'm Happy、♪Can't Help Lovin' Dat Man
NewCDから白石かずこさんの詩♪目の窓、NewCDのタイトル曲♪まっかなおひるね は
芥川賞作家多和田葉子作詞、♪四角い海、♪My Fovorite Things は、お馴染み津軽弁
バージョンから小曽根真バージョンへと変化。そして♪Imagine。
▶2nd.stage…♪Watch What Happens、♪Bewitched、♪Follow Me、白石さん作詞
♪九月には、♪The Island、♪Love Is Here To Stay、美空ひばりさんに捧げた♪Skylark
♪Feelin' Good、アンコールには♪Somewhere でした。
▶韓国の歌姫、シンガーWoong Sanさんが聴きにいらして「素晴らしいシンガーです、
私もこのようになりたいわ」と。ペコちゃんは応えて「貴女ならもっと上のシンガーに
なれるわよ」。お互いを認め合う、素敵なミュージシャンシップを感じました。
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  2010.10.24 Sun   素晴らしい!!《中村健吾「Rainbow」発売記念ライブ》
▶健吾さんのべストアルバムと日本での活動開始を祝して、小曽根さんが応援出演して
くださった記念ライブ。小曽根真(pf)さんと中村健吾(b)さんに、ドラムスは国立音大の
4年生で小曽根さんの生徒さんでもある小田桐和寛(ds)くん。2時間ほどしっかりと
リハーサルして本番に臨みました。
▶実はリハーサルは前日にしてあったそうですが、直前のリハーサルで、小曽根さんに
次々と新たなアイデアが浮かび、それまでとは全く違うアレンジになったりしました。
健吾さんの曲も小曽根さんの手になると、また違った素晴らしい曲に生まれ変わります。
私はそのプロセスや曲の変容ぶりも興味深くて、小曽根さんの普段のコンサートでも、
リハーサルから聴くことがよくあります。魔法使いのような引き出しに脱帽すると同時に、
常にホールを満席にする人気が、よく納得できます。
▶そんな小曽根さんの本番ですから、小田桐くんも集中力を高め、目と耳を研ぎすませて
叩いていました。初めてのデビューが、小曽根さんと健吾さんのトリオなんて、なんと
ラッキーでしょう。彼のお母さまもすぐ横に座って、息子さんのプレーを見守って
いらっしゃいましたが、満々席のお客さまを前に、一生懸命演奏する姿は、とても
好感が持てました。お客さまも、一体どんなドラマーなのか…ということで彼のプレーに
注目されていましたが、お帰りになる時はみなさん「凄く良かったよ」と声を掛けて
いらっしゃいました。
▶健吾さんも小曽根さんとの久しぶりのプレーで大変嬉しそうで、小曽根さんと
楽器同士で楽しく会話しているような、素晴らしい掛け合いアドリブ演奏でした。
マイクを持ってのMCも、小曽根さんのお株を奪うような楽しく面白い司会進行ぶりで、
お客さまにはCDも沢山お買い上げいただきました。
▶ステージが終わる頃、コットンクラブに出演中のブランフォード・マリサリスさんと
ブルーノート東京に出演中のルー・ソロフさんがいらして、ルーさんはアンコールの
♪Miss Orleans に飛び入りして絶妙な味のあるトランペットでお客さまを喜ばせました。
▶終了まぎわ、ジェフ・ワッツ(ds) ロベルト・ハースト(b) テレンス・ブランチャイルド(tp)
さんらコットンクラブ組ご一行が大挙していらっしゃり、小曽根さんと話がはずんで
いらっしゃいました。外人組はまるで自分のウチに来たようにリラックスして、
飲んで食べて談笑されていましたが、お願いしてお開きさせて頂いた時には深夜2時に。
出演者も私もスタッフもクタクタでしたが、最近の「ヒマ疲れ」とは違う、いい感じの
疲れを感じた素晴らしい発売記念の夜になりました。
▶演奏された曲は…超満員で私も忙しくてメモできませんでした。後ほど、健吾さんに
送ってもらいます。追ってご報告したいと思います。
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  2010.10.26 Tue   追記:セット内容
健吾さんから、CD発売記念ライブの演奏曲目が送られてきました。
▶1セット目
1. Divine (Kengo Nakamura)
2. Sugar Hill (Kengo Nakamura)
3. Field of Dreams (Kengo Nakamura)
4. OP-OZ (Kengo Nakamura)
5. Bienvenidos al Mundo (Makoto Ozone)
6. Nostalgia (Kengo Nakamura)
7. Mingus Figures (Kengo Nakamura)
アンコール:Hope (Kengo Nakamura)
▶2セット目
1. Divine (Kengo Nakamura)
2. Fifty Five (Kengo Nakamura)
3. Field of Dream (Kengo Nakamura)
4. OP-OZ (Kengo Nakamura)
5. ベネズエラン・ワルツ・メドレー(アントニオ・ラウロ)
6. Hope (Kengo Nakamura)
7. Generations (Kengo Nakamura)
アンコール1、Do you know what means to miss New Orleans (Louis Alter/ Eddie Delange)
アンコール2、Autumn Leaves
アンコール3、Body and Soul
▶9.11のすぐ後、瓦礫の山を目にして自分も音楽で何か役に立ちたい…と作ったという
健吾さんの♪Hopeは、とても美しく心を打つバラードです。立錐の余地のない客席が
シーンと物音ひとつさせず、響き渡る小曽根さんの美しいピアノに聴き入っていたのが
大変印象に残りました。
▶写真アップしてあります。ご覧下さい。
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  2010.10.26 Tue   素晴らしい演奏をいろいろ聴いた充実した1日
▶昨夕刻、丸の内コットンクラブに行ってきました。ステージは出演者が土曜日に
当店に大挙してやってきたブランフォード・マルサリス(ta,ss)ロバート・ハースト(b)
テレンス・ブランチャード(tp) ジェフ“ティン”ワッツ(ds)さんの面々。とにかく
もの凄いスピード感のある演奏で圧倒されました。バラードも素晴らしかった。
アンコールにはデキシーっぽいものを演奏して、このWATTSのグループのルーツを
聴いた感じ。ピアノレスでしたが、太いリズムの上に乗って、自由奔放に演奏して
いるような心地よい、素晴らしいステージでした。
▶大西順子さん、TOKUちゃん、宮本貴奈さん、土曜日のドラマー小田桐くん、
そしてドラマー歴50年の海老沢さんも聴きにいらしてました。彼はバークレー
時代にジェフさんと同級生だったそうです。海老沢さんが私をお店まで送り届けて
くださいました。
▶お店のステージは、辛島文雄(pf) 安田幸司(b) 小松伸之(ds) さんのトリオで、
私は2nd セットから聴きましたが、ドラマーの小松さんが一皮むけたように上達
していて大変嬉しくなりました。辛島さんが長年、一生懸命指導してきたことが
実ってきたんですね。安田さんも最近辛島さんと演奏する機会を多く得て、
以前より音がしっかりして来た感じ。成長中の若いミュージシャンと演奏するのは
辛抱もいりますが、実る楽しみもありますね。
コットンで凄い演奏を聴いてきた直後。普通は私のテンションが落ちるはずですが、
昨夜はそんなこともなく、楽しんで聴けました。
▶2nd.stage…H.ハンコックの♪Dolphin Dance、J.ヘンダーソンの♪Recada Me、
B.ストレイホーンの♪Lush Life、♪Flower Is A Lovesome Thing、S.ジョーンズの
♪Unit Seven、聴いているうちに叩きたくなった、と海老沢さんが入って
♪If I Should Lose You、F.ハバード ♪Bird Like、T.モンク♪Round Midnight…で
私にとって充実した1日が終わりました。
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  2010.10.27 Wed   いいスタート《「LUC(ルーク)」発売記念》ツアー
▶榊原洋子(vo) さんと、CDのディレクションとアレンジを担当し、発売ツアーのため
来日したポール・シュロフ(pf) さん、そして 井上陽介(b) 江藤良人(ds) 岡淳(ts,fl) さん。
昨夜はツアーの初日でした。洋子さんは名古屋出身でカナダに留学し、カナダでジャズを
勉強して帰国。このCDはモントリオールでレコーディングされました。
▶ポールさんはピアノもアレンジも素晴らしく、陽介さん江藤さん岡さんとの相性もよく、
素晴らしいミュージシャンたちに支えられて、洋子さんも張り切っていらっしゃいました。
健康的な体格で背が高く、ジャズにもソウルにもブルースにも合う声質を持っています。
これから歌い込んでいけば、きっと人の心に響くシンガーになれると思いました。
そのガッツもありそうです。
▶1st.stage…♪Afro Blue、CDの中から洋子さんの作品♪悲しみの…、タイトル曲♪LUC、
♪Hallelujah I Love Him So、♪Bridges ♪Black Coffee、♪Day In Day Out。
▶2nd.stage…インストで♪Lonnie's Lament、洋子作品でCDから♪Enchanted、
♪Boplicity、♪Street Life、洋子作品CDから♪I Wish、♪I Can't Stop Loving You、
♪That's All、アンコールはCDから洋子作♪ただ抱きしめて、と、ピアノとのデュオで
♪Tennessee Waltz でした。
▶客席には東京のお知り合いの方が応援にいらしていて、CDもお買い上げいただき、
彼女もいいツアー初日が迎えられたと喜んでいらっしゃいました。このメンバーで
今週の日曜まで京都、浜松、名古屋…とツアーします。応援よろしくお願いします。
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  2010.10.28 Thu   《ファンキーボーイズ ジャズバンド》久々の賑わい
▶メンバーは、岸田恵士(ds) 山本剛(pf) 楠井五月(b) 岡崎好朗(tp) 越智巌(g) さん。
恵士さんがこのバンドを始めた頃は、タクシードライバーが本業の岸田さんが、
一生懸命宣伝してお客さまが大勢いらっしゃったのですが、最近は不況の
せいもあって、あまりお客さまが入らなくなっていました。
▶仕事の合間に時々お店に立ち寄る岸田さんですが、あまりにお店が暇なのを
心配してくださって、昨夜は精力的にファンの方々に声をかけてくださいました。
それで皆さん応援にいらしてくれて、お店は大いに賑わいました。客席からは
盛んに掛け声がかかり、ミュージシャンたちもノッて熱い演奏で盛り上がり
新曲も披露されました。
▶1st.stage…♪Green Dolphin Street ♪More Better ♪No Problem、新曲は
絆という意味の♪MEM、♪Burnin'。
▶2nd.stage…♪Now The Time、剛ちゃんの十八番 ♪Misty、♪Last Tango In Paris、
♪Lover ♪Cool Down、アンコールはテーマ曲♪大都会の遊牧民。これはお馴染み、
タクシードライバーの目で見た夜の都会の人々の様子を恵士さんが歌にしたものです。
▶メンバーのまとまりのいいサウンドにお店が活気づき、ジャズクラブらしい
理想的ともいえる夜になりました
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  2010.10.29 Fri   寒さを吹き飛ばす美しいハーモニーとリズム
▶昨日は寒かったですね。12月の寒さだったようですが…
《フロントページオーケストラ》メンバー、三木俊雄(ts) 松島啓之(tp) 奥村晶(tp)
片岡雄三(tb) 山岡潤(euph) 浅井良将(as) 浜崎航(ts) 福田重男(pf) 中村健吾(b)
高橋徹(ds) さんの、美しいハーモニーと素晴らしいリズムが、寒い雨降る中
いらしてくれたお客さまを楽しませました。
▶今月はベースの上村信さんがお休みで、助っ人に中村健吾さんが初めて参加。
強力な助っ人です。三木さんのオリジナル曲もちょっとのリハーサルでモノにし、
しっかりと太いベースらしいサウンドで全体を引き締め、気持の良いサウンドに。
リーダーの三木さんも大変感動されていました。お客さまも大満足なさったようで
「良かったよ、楽しかったよ」と口を揃えて、雨の中お帰りになられました。
▶演奏曲名のメモを、また忘れてきてしまいましたが、先ほど、三木さんから
メールで送られてきましたので、そのままで恐縮ですけど、ご報告します。
三木さんありがとうございました。
曲名に続く名前は、ソロをとったミュージシャンです。
▶1st.stage…
1.Time Flies 三木、松島、片岡
2.Moonflower 福田、奥村
3.If I told a lie 浅井、山岡、健吾
4.Matilda (Perico Sambeat)福田、浜崎
5.Stepping Stone 奥村、三木、高橋
▶2nd.stage…
1.Papillon 浜崎、健吾、松島
2.Stop & Go 三木、奥村、福田
3.Midnight Voyage(Joey Calderazzo) 浜崎、山岡
4.隅田川 片岡、福田
5.Free for all 松島、浅井、三木、高橋
Encore
When it goes away 三木、福田
★[photos] 欄 更新
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  2010.10.30 Sat   賑わいが少なくなった週末の夜
▶チャリート(vo) さんと、ユキ アリマサ(pf) 加藤真一(b) 力武誠(ds) さんの週末金曜日。
先月以降の最近の傾向で、みなさん残業がお忙しいのか、週末遊ばなくなったのか、
お店の賑わいが週末らしくなくなりました。「花木」や「花金」は、遠い昔…
▶当店では、週末を気軽に楽しんで頂こうとヴォーカルを中心に出演者のスケジュール
組みをしているんですが…。パンツスーツ姿で登場したチャリートさんのステージも、
皆さんよくご存知のお馴染み曲を中心にエモーショナルに歌いあげ、とても楽しめる
親しみやすいステージでしたのに…
▶1st.stage…♪Estate ♪You Don't Know What Love Is、いつもと違うアレンジで♪Misty、
♪Sunny、お客さまのリクエスト曲♪My Funny Valentine、♪Bridges、♪Bird of Beauty。
▶2nd.stage…S.ワンダーの♪Lately、♪Feel Like Makin' Love、N.ウイルソンの
♪Save Your Love for Me、ユキさんが演奏中にアレンジしての♪Natare Boy 〜♪Paper Moon
ピアノソロが素晴らしかった。♪All In Love Is Fair、アップテンポで♪That Old Black Magic、
♪Ribbon In The Sky、アンコール♪Bye Bye Blackbird。
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  2010.10.31 Sun   とっても楽しい月末らしいステージでしたが…
▶月末の昨夜は《トミー・キャンベル ヴォーカル-アイズ セッションバンド》。
伊藤大輔(vo) 山口有紀(vo) 林正樹(pf) 箭島裕治(b) トミー・キャンベル(ds) さん。
でも昼間から、天気予報が関東接近するらしい台風の、激しい風雨の予報ばかり。
大変心配したのですが、普段の雨とそう変わらず、9時過ぎにはすっかり収まって
拍子抜けです。あんなに激しい感じで予報されたら、誰だって出かけるのを躊躇
しますよね。あんまり大げさな報道にも、困りモノです。
▶外人のお客さまが数組いらしている中、メンバーは自由に奔放に演じて、
色んなハプニングもあって、大変楽しいステージでした。大輔さんは最近、
色んな声を出し、ヴォイスパーッカッションのようなパフォーマンスも。
トミーさんも目を白黒させるほど。有紀さんは、紫のスリップドレスにパールの
ネックレス。カールしたロングヘアーが素敵でしたよ。
▶1st.stage…トミーさんの作品♪Musician Talk、♪In A Mellow Tone ♪Dream Life、
バラード♪Peacoks、♪I'm Love In Again、♪Just For Fun。
▶2nd.stage…♪Barcelona、掛け合いコントが入る♪Selfish〜♪You Must Be Crazy
♪Waters Of March、♪Con Alma、♪Diddley Bop、アンコールは、
♪Stopping At The Savoy でした。
▶さ、いよいよ11月、今年もあと2ヶ月になりました。ますます厳しくなりそうな
不況が続く中、暮れに向かうと思うと、嫌になってしまいますね。
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