デイリーレポート

カッコいい演奏に色んな思い出が頭をよぎった夜

▶昨夜は、女性ドラマーのいわば「はしり」佐藤ことみさんのバースデーライブで、いつものクィンテットメンバー 類家心平(tp) 吉本章紘(ts) 栗田妙子(pf) 鉄井孝司(b) さんに荻原亮(g) さんが参加したセクステットでした。彼女はロイ・ハーグローブが大好きなのがご縁で私と意気投合。故ロイさんの曲が聴きたくなると彼女をブッキングします。ことみさんのこのクィンテットは、バンド編成もロイさんがよく演奏されていたのと同じで、昨夜もフロント二人のコンビネーションがカッコいいジャズでした。前日が鉄井さんの誕生日、ということもあり、ことみさんとこのユニットのファンが大勢いらっしゃいました。お祝いにいただいた大きな黄色いバラの花束が、とても素敵でした。ことみさんは、皆さんをドアのところまでお見送りされていました。気立てが良いので皆さんに好かれることみさんです。
▶私は、ロイさんのことを思い出しながら聴いていました。ロイさんは、来日公演で東京にいる時はウチのお店を自分の家のように時間があるといらして、ピアノを弾いたり歌を歌ったり。3,4年前、私も歳で「もうこれが最後の旅になるかも」とNYに行ったとき、偶然、道でお会いしたのが彼と会った最後になりました。おとなしくて可愛くて、まさしく天才だと思える方でした。ロイさんの曲を聴くと、彼のジャズをもう一度聴きたくなって色々と思い出が尽きません。演奏曲は、すべてロイ・ハーグローブ バンドが演奏していた曲です。
▶1st set…ロイ・ハーグローブ♪I’m Not So Sure、ロイ・ハーグローブ♪Roy Allan、ロイ・ハーグローブ♪Top Of My Head、ベーシスト ヤネク・グウィズダーラ♪Aphelion。
▶2nd set…ロイ・ハーグローブ♪Hardgroove、サックス奏者カール・デンソン♪Rich Mans Welfare、ロイ・ハーグローブ♪Liquid Streets、ロイ・ハーグローブ♪Soulful、セットの最後のチェイサーはいつも♪Pastor “T” で終えます。