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 Weblog by Kyoko (過去のブログはカレンダーを戻してネ)
  1.1 Sun 謹賀新年
  1.2 Mon 大賑わいだった《カウントダウンスペシャル》
  1.6 Fri ジャズクラブらしい充実したジャズで明けた新年
  1.7 Sat 柔らかい中低音の心地良いハーモニー
  1.8 Sun 大賑わいだったこのユニットの最終ステージ
  1.9 Mon マーヤさんの仕事始めで陽気なステージ
  1.11 Wed お客さんよりミュージシャンの方が多い夜
  1.12 Thu ジャズの醍醐味で暖まった極寒の夜
  1.13 Fri ユーモラスな人間味溢れるMCと演奏でホッカホカ
  1.14 Sat ファンクジャズの面白さ楽しさを堪能
  1.15 Sun ミュージシャン多数で埋まった客席の最終ステージ
  1.17 Tue ストレートでグルーブ感のある福田トリオ
  1.18 Wed ピアノが美しく鳴り響くジャズらしいジャズ
  1.19 Thu 俊三さんとえりさん抜群の相性で極上のステージ!!
  1.20 Fri スリルとスピード感溢れるクィンテットの醍醐味
  1.21 Sat 久しぶりの共演でリラックスして楽しい夜
  1.22 Sun ペコちゃんの心のこもった温かいステージ
  1.24 Tue 今年はじめての大雪になった週明け月曜日
  1.25 Wed 寒さも吹き飛ぶ上質のジャズ演奏
  1.26 Thu お客さまと一体になった素晴らしい音楽空間
  1.27 Fri 昔と変わらない元気のいいピアノトリオ
  1.28 Sat スタンダードナンバーを心ゆくまで楽しんだ夜
  1.29 Sun NYのジャズの香り..NYのシャワーをあびた夜
  1.31 Tue 青春時代に戻ったようなTOKUバンドの楽しい夜


  2012.1.1 Sun   謹賀新年
皆さまにとって、今年が良い年でありますように。
そして、今年もBODY&SOULをよろしくお願いいたします。
BODY&SOULは、38回目のお正月を迎えました。
今年が「いい年だった」と振り返ることができるような、
そんな年になってほしいと思います。
今年の幕開けは、1月5日(木)《守屋純子セクステット》。
元気のいいジャズで明けたいと思います。
ぜひご一緒に、今年を元気よく始めましょう。
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  2012.1.2 Mon   大賑わいだった《カウントダウンスペシャル》
▶寒さも和らいだ大晦日。お店の入り口前には早くから開店を待つお客さまの
列ができ、整理券を配って当店の入っているビルの中で待っていただきました。
何しろ、遠くはシンガポールから一昨年に続いてご家族でいらしてくれた方や、
地方からの方もいらっしゃって、嬉しい限りです。
▶開店後は、店内のエクストラチェアーが大活躍。わざわざいらしてくれて
入店できないと申し訳ない、と心配でしたが、皆さまがお座りになれました。
ミュージシャンも私たちスタッフも、ホッとしました。
▶9時50分から最初のステージ、伊藤大輔(vo) 山口有紀(vo) ヒロ モロズミ(pf) 箭島裕治(b)
トミー・キャンベル(ds) さんの《トミー・キャンベル ヴォーカル-セッションバンド》
1st.stage…♪In A Melow Tone、♪Barcelona、コント入りの♪Cheek To Cheek で
客席は大笑い。♪Pipoka、♪Just For Fun では歌の間に色々な曲が入って、
ハプニングの連続。ミュージシャンも楽しみながらのステージでした。
▶2nd.stage…はTOKUちゃんのステージ。TOKU(vo,flh) 片倉真由子(pf) 井上陽介(b)
ジーン・ジャクソン(ds)さんです。信頼厚いトリオがバックで、TOKUちゃんは水を得た
魚のように自由にプレイしていました。TOKUちゃんの声に良く合っていた
♪Moonlight Serenade、♪Walkin'、♪It Had To Be You、陽介さんと
♪Fly Me To The Moon。
▶ここで12時になり、TOKUちゃんの音頭でみんなでカウントダウン!すかさず
新年に向けたTOKUちゃんと、私の短いご挨拶。このあと1曲演奏して、
ここまでが、第1部でした。
▶第2部 1st stage は、《トミー・キャンベル ヴォーカル-セッション バンド》。
トミーさんがNYに帰国する事になり、今月14日が最後です。この5年間のうちに
ピアノのケイ柴田さんが亡くなり、その後をヒロさんが引継いで続けてきましたが、
それも終わると思うと…感慨無量です。
(1st.stageの演奏曲名のメモを忘れてきてしまいました。ゴメンナサイ)
▶第2部 2nd.stage…TOKUバンド♪Bye Bye Blackbird、♪My Foolish Heart、
♪Feel Like Making Love、遊びにいらしていた黒人歌手ティファニーさん
(当店に震災前まで出ていたティファニーさんとは、別人です)を呼び出して
♪Bye Bye Blackbird…とても素敵でしたよ。♪This I Dig of You、
♪The Good Life。そして、店内にいたシンガー全員で♪All of Me、
最後は ♪Smile。シンガーは、大城蘭、加納真由美、ティファニー、地方から
いらした歌手…総勢7名の大合唱でした。
▶ステージ終了し、何だかんだで、お店を出たのが、元旦6時でした。
カウントダウンでの私の新年のご挨拶は、かわりばえしないで恐縮ですけど…
「音楽の力を信じて、どんな状況になってもライブの火を消さないで頑張りたい。
みなさんぜひ、生の音を聴きに来て欲しい。ジャズは素晴らしい聴き手によって
育てられる音楽です…」
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  2012.1.6 Fri   ジャズクラブらしい充実したジャズで明けた新年
▶昨夜は新年初日、《守屋純子セクステット》近藤和彦(as,ss) 岡崎好朗(tp)
池田雅明(tb) 中村健吾(b) ジーン・ジャクソン(ds)、そして守屋純子(pf)さん。
守屋さんは、白地に黒模様の入ったすっきりしたワンピース姿で登場。
5人の男性を従えた演奏で、重要文化財の絵画をテーマにした曲など、
意欲的な新曲を2曲、初演で披露されました。
▶1st.stage…三管がソロをとったT.モンク♪Hackensack、
守屋作♪Mobius のソロはピアノとソプラノサックス。
♪3.3+2 Blues のソロは、アルト、トロンボーン、ピアノ。
D.エリントン♪Azure のソロは、トロンボーンとベース。
新作CDに入っている♪Nakamise st. では三管とドラムがソロをとりました。
▶2nd.stage…京都のお寺で見たという絵画「古木猿猴図」にちなんだ新曲
♪Monkeys in Withered Tree ソロはトランペットとピアノ、
国宝「楓図壁貼付」に触発されて作曲したという♪Makie のソロは、
ソプラノサックスとピアノ。アルト・トロンボーン・ベース・ドラムが
それぞれソロをとった♪Drawr Oscar、D.エリントン♪I Got It Bad の
ソロはトランペットとピアノ、三管ソロの♪It Don't Mean A Thing。
いずれも充実した演奏のステージでした。
▶「守屋純子オーケストラ」のアルバムが、今月18日に発売されます。
そのコンサート「Art in Motion」が2月24日、渋谷区文化総合センター大和田
(渋谷セルリアンタワー裏手)のさくらホールで行われます。
よろしかったらぜひどうぞ。
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  2012.1.7 Sat   柔らかい中低音の心地良いハーモニー
▶昨夜は新曲も披露された久々の《南青山6丁目楽団》岡崎正典(ts)
片岡雄三(tb) 山岡潤(euph) 紅野智彦(pf) 高道晴久(b) 高橋徹(ds) さん。
演奏は全て岡崎さんのアレンジですが、音域が似た三管ですから、
アレンジにはとても苦労されるようです。でも、中低音楽器だけの
三管のサウンドが、お店に心地よく響き渡りました。
▶MCもミュージシャンならではの話が多くて、とてもためになり、
お馴染みの曲も興味深く聴くことが出来ます。客席には、昨夜も、
このユニットが大好きなファンの方やジャズ好きの常連さんがいらして
熱心に聴いて、当店でしか聴けないこのユニークなユニットを
楽しんでいらっしゃいました。とりわけ寒かった昨夜ですが、
駅から遠い当店に毎度お越しいただき、感謝の気持で一杯です。
▶1st.stage…賛美歌の中から♪Hymn Of The Orient 、
サンバで楽しいアレンジの♪Over The Rainbow、テナーを
フィーチャーしたクァルテットでバラード♪I Loves You Porgy では
素晴らしいテナーが切々と歌っていました。6/4拍子の
♪Take The A-Train、♪Do-Re-Mi。
▶2nd.stage…♪Wall March、♪It Ain't Necessarily、三管とドラムだけで
演奏されたR.アームストロングの♪Struttin With Some Barbecue は、
ハーモニーの美しさが絶品!バラード♪Smoke Gets In Your Eyes は、
片岡さんと山岡さんのクィンテットで、二管の柔らかいハーモニーが
とても心地よく響きました。R.ブラウン♪Ray's Idea、アンコールは
♪Blue Train。
▶この楽器編成は、そんじょそこらでは聴くことができないジャズです。
メンバーの皆さんも、いつも新しいアレンジや演奏方法を考えて、この
ユニークなサウンドの完成度を高めて出演されます。だから、ホイチョイと
出演できません。次回は、3ヶ月先の4月12日になります。まだお聴きに
なってない方、今からぜひご予定ください。きっとファンになりますよ。
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  2012.1.8 Sun   大賑わいだったこのユニットの最終ステージ
▶トミーさんの《オルガン-アイズセッション》のラストステージ。
トミー・キャンベル(ds) 河合代介(org) ハル高内(g) レイモンド・マクモーリン(ts) さん。
このユニットの日本での最終ステージとあって、多くのファンやトミーさんの
お弟子さん、ご友人、ミュージシャンら多数お見えになって、店内は大賑やかで
活気に満ち、ミュージシャンもはしゃいでいました。
▶相変わらずお茶目なメンバーです。河合さんは、言葉に反応するおもちゃの
ぬいぐるみをオルガンの上に置き、トミーさんはジョークをとばして、店内は
いつにも増して笑いに包まれました。皆さん、トミーさんがいつも言うように
「腹違いの兄弟」という仲、ミュージシャンも最後のステージを一緒に
楽しんでいましたが…なんだか名残惜しそうでした…
▶1st.stage…♪A Real Goodun、♪Joshua、テナーが抜けて♪John Brown's Body、
(リパブリック讃歌)、オルガンとドラムで♪Good Life、テナーをフィチャーして
C.ウォルトン♪Holy Land。
▶2nd.stage…♪Poinsiana、凄いスピード感の♪Jimmy's Shot Chorus、
長いドラムソロの♪St.Thomas、ハルさんがベビーシタールを弾いた
♪Come Back As A Flower、♪When Johnny Comes Marching Home、
♪Barcelona、♪A Real Good'un、アンコールは♪Europe でした。
▶終演後も、トミーさんに会いにこられたミュージシャンが集まって、
お開きになったのは深夜3時過ぎ。オルガンユニット最後の夜のふさわしい
温かくて素敵なライブになりました。
▶明日10日(火曜)は、トミーさんにスペシャルゲストTOKUちゃんが
加わって、TOKUちゃんとの最後の共演が繰り広げられます。こちらも
お聴き逃しなく。そうそう言い忘れました、レイモンドさんはこの4日に
男の子が誕生してパパになり、とても嬉しそうでした。名前は元気くん、
可愛いらしい写真を見せてくれましたよ。
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  2012.1.9 Mon   マーヤさんの仕事始めで陽気なステージ
▶マーヤさんの仕事始めは当店の昨夜。陽気なステージが繰り広げられた
グレース・マーヤース(vo,pf) 荻原亮(g) 米木康志(b) 原大力(ds) さん。
マーヤさんはヒョウ柄の帽子に黒いノースリーブのミニスカート、
黒い靴下に赤いブーツ姿で粋に決めていました。本来がざっくばらんで
陽気な彼女、ちゃっかりご自分のCDの宣伝をすると、ファンの皆さんは
素直にお買い上げになられました。
▶お酒も少し入って、ステージも客席もノリにノッてきて…とうとう
今年78歳になられた熱烈なマーヤファンの男性常連客が踊り出し、
店内は笑いの渦に包まれました。同じテーブルにいらした韓国人の20歳の
女性もつられてすっかりマーヤファンになって、大はしゃぎ。
皆さんご機嫌のようでした。
▶1st.stage…♪Save The Last Dance For Me、♪Like Someone In Love、
ボサノバで♪Corcovado、♪Them There Eyes、♪The Nightingale Sang
In Barkuly Squer、♪Poinsiana、♪Over The Rainbow、
アップテンポの♪Lover Man。
▶2nd.stage…フランス語で♪Dark Eyes、ラテン調で♪All or Nothing At All、
♪When I Fall In Love、サンバで♪I Might As Well Be Spring、
気だるい感じで♪Seve Your Love For Me、弾き語りで♪A Case Of You、
♪Kiss Of Life、皆で♪East Of The Sun、アンコールはべット・ミドラーの♪Rose。
マーヤさんの仕事始めにふさわしい明るく楽しいライブでした。
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  2012.1.11 Wed   お客さんよりミュージシャンの方が多い夜
▶三連休明けの昨夜、里見紀子(vln) 福井ともみ(pf) 高瀬裕(b)
トミー・キャンベル(ds) さんに、ゲストTOKU(vo,flh,tp)ちゃん
という豪華なメンバーにもかかわらず、一般のお客さまは少なく
お店は仲間ウチのホームパーティのような趣でした。
▶本来この夜は《横山達治スペシャル プロジェクト》でしたが、
達ちゃんが体調を悪くして入院中。トミーさんが来週には日本を
離れるので、デビューの時からの付き合いだったTOKUちゃんが
ぜひ最後に…と、昨夜のステージになりました。
▶1st.stage…いつもの達ちゃんの♪You Are My Sunshin Of My Life
で始まりました。♪Mambo In、♪Night And Day、♪G線上のアリア、
♪Fly Me To The Moon、♪To Be With You。
▶2nd.ステージが始まると続々とミュージシャンが集まって来ました。
山本剛(pf)さん 野本晴美(pf)さん ジョウジ(pf)さん 後藤(el-b)さん。
そしてあのプリンス(ロジャーズ・ネルソン)の専属ドラマーで、
トミーさんのお弟子さんのジョー・ブラックバード(ds)さん、その他
トランぺッターなど…店内はミュージシャンだらけで、みなさんの
飛び入り演奏大会になりました。
▶2nd.stage…♪In Summer、♪Amapola はTOKUちゃんが歌いました。
晴美さんが入って♪Blue Monk、ピアノがジョウジさんに替わって
♪My Cherie Amour、続いて剛さんに替わって♪My Foolish Heart、
TOKUちゃんとのコンビネーションがひときわ良かったです。
♪Armando's Rumba、♪Oleo、エレベの後藤さんが入って
♪Chamereon、カウントベイシーバンドのピアニストが、来日中の
茨城から車を運転してやってきて、終演に間に合って…
♪A Girl From Ipanema。
▶トミーさんとのお別れをしに、大勢のミュージシャンが集まって、
本当にみなさん名残惜しそうでした。トミーさんは、今週土曜日、
当店で《ヴォーカルセッション》を演ったあと、翌日帰国されて
しまわれます。…寂しくなりますねぇ…
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  2012.1.12 Thu   ジャズの醍醐味で暖まった極寒の夜
▶昨夜は風が冷たくて寒い夜でしたね。メンバーは、近藤和彦(as,ss)
今泉正明(pf) 上村信(b) 大坂昌彦(ds) さん。このグループ、今年初の
演奏とあって、ファン方たちが聴きにいらしゃいました。寒い中を、
ありがとうございます。
▶聴き手がいてこそミュージシャンも演奏のしがいがあり、思わぬ
ハプニングが起きて面白いステージになる…それがジャズ・ライブです。
ほとんどが近藤さんの曲ですが、昨夜は新曲が披露されたり、いつもと違う
アレンジだったり…このグループはいつも Something New に
挑戦していて良いですね。
▶1st.stage…トミー・ウルフの♪Spring Can Really Hang You Up The Most、
♪サド・ジョーンズ♪Lady Luck は、素敵なアレンジでした。
近藤和彦作♪Blues For Salvador、”チャーリー”ミンガス♪Portrait…
これは私もあまり聴いた事のないバラードでした。近藤和彦作
♪The Place That Cannot Reach Only By The Spirit (根性だけでは
辿り着けないヨ)。
▶2nd.stage…近藤和彦作♪University Place 11th st.(NYUの近くに
あった今はないジャズクラブ「ブラッドリー」の所番地)、近藤和彦作
♪La Despedida ~Farewell~スペイン語「お別れ」。そして一昨夜に
書き上がったという近藤さんの作品でまだ♪無題=2012.1.10作、
近藤和彦作♪Our Prayer は、play ではなくpray、大震災の直後に書いた
という曲です。近藤和彦♪ E-Z Pass (意味を聞くのを忘れました)、
アンコールはD.エリントン♪Take the Coltrane…これは、大昔LPでよく
聴いていた曲で、とても懐かしかったです。
▶お店が終わって外に出ると、冷たい北風が吹いて凍えるようでしたが
私は、演奏の温もりを逃さないように大事にしながら帰路につきました。
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  2012.1.13 Fri   ユーモラスな人間味溢れるMCと演奏でホッカホカ
▶片岡雄三(tb) 吉岡秀晃(pf) 高道晴久(b) 江藤良人(ds) さんの昨夜。
いつもながら片岡さんのMCには笑わされます。何でもない事でも、
大真面目な話しぶりがなぜかどこか可笑しくて、客席が笑いに包まれます。
お人柄なんですね。
▶吉岡さんのよくスウィングするピアノに、トロンボーンがよく載って、
ベースとドラムのコンビネーションもよくて…素晴らしい演奏の
楽しいステージに、お客様の心はホカホカになりました。
▶1st.stage…♪In The Street On The Night、この曲はワンコーラスが
72小節で出来ているんだそうです。H.ハンコック♪Mainden Voyage、
D.ゴードン♪Fried Banana、バラード♪The Very Thought Of You、
失恋の歌なのに明るい♪Just Friend。
▶2nd.stage…片岡作♪Esprit これは唯一、著作権料が入ってくる曲
だということですよ。ボサノバで♪Wave、♪Nothing Ever Change、
N.カーマイケルの失恋の曲♪Stardust は当店初披露でした。
アップテンポの♪Cherokee、アンコールはトロンボーン奏者にとって
教祖のようなJ.J.ジョンソンの代表作♪Lament。心温まる夜でした。
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  2012.1.14 Sat   ファンクジャズの面白さ楽しさを堪能
▶鈴木道子(vo) 金子雄太(org) 渥美幸裕(g) 小森耕造(ds) さんの
グループ。いずれも道子さんがお気に入リのミュージシャンたちで、
日本人バンドとしては、あまり聴いたことがない、とても挑戦的な
サウンド作りをしています。T.モンクの曲をファンクアレンジにしたり、
…毎夜、ジャズを聴いている私も驚かされることがあります。
▶それに、道子さんのグルーブ感は、ちょっと日本人離れしていて、
スタンダード曲もファンク調のアレンジで聴くと、また違った魅力が
感じられていいと思いました。昨夜も初めてお聴きになられた方がいて、
はっきりして気持ちのいいリズムと、そのサウンドのレベルの高さに
とても感動していらっしゃいました。
▶1st.stage…インストで♪Solar、ヴォーカルが入って♪It Should Love You、
♪Use Me、♪That's All、♪Bird Alone、道子さんのお友達のレッディさんが
ピアノ+ヴォーカルで参加して♪Moody's Mood For Love、
♪It's Supposed To Be Love。
▶2nd.stage…インストでT.モンクの♪Evidence、ヴォーカルが入って
♪Inner City Blues、レッディさんが参加してダニー・ハザウェーの命日に
ちなんで♪What's Going On、♪My Old Flame、♪Throw It Away、
♪All Of You、♪Who Is She〜♪Guess Who I Saw Today〜Who Is She
…ストーリーのある2曲をくっつけて歌っていました。アンコールは
♪What A Wonderful World。
▶道子さんのキャラのように、とても気持がスカッと晴れた夜でした。
このグループ、もっともっと多くの方に聴いて頂きたいとです。
いつも聴くジャズとはひと味違う新しい発見があると思いますよ。
次回の出演は、4月くらいになります。
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  2012.1.15 Sun   ミュージシャン多数で埋まった客席の最終ステージ
▶《トミー・キャンベル ヴォーカル-セッション バンド》
伊藤大輔(vo) 山口有紀(vo) ヒロ・モロズミ(pf,key) 箭島裕治(b) さんと、
そしてトミー・キャンベル(ds) さんのファイナルステージだった昨夜。
日本を離れるトミーさんを惜しんで、客席はファンの方はもちろん
多くのミュージシャンで埋まりました。
▶このユニットは、トミーさんがプロデュースして早10年以上。
初代のヴォーカリストはTOKUちゃん、その後チャリートさん、
鈴木道子さん、大野えりさん、震災後帰国したティファニーさん、
アシュトン・マーティンさん…
多くのシンガーが参加し、その後、全く無名のシンガーだった今の
大輔さんと有紀さんの2ヴォーカルになって6年目でした。
▶最初の頃は難しい曲をこなすのが大変なお二人でしたが、目を見張る
成長ぶりで、今では掛け合いやコントが入ったりするユニークで
エンターテインメントあふれるステージを繰り広げます。もちろん、
ご本人たちの努力もありますが、トミーさんの果たした力も大きいと
思います。駆けつけた初代のTOKUちゃんも「いろんな刺激を受け、
どれだけ勉強になったか解らない」とおっしゃっていました。
▶1st.stage…♪Barcelona、♪Malibu、♪Greenze ♪Gahtooze、
バラード♪Peacokze、♪Jusut For Fun。曲間にトミーさんの
13年間の思い出話が入り、押しに押して、このステージが
終ったのが9時40分。それで、次のステージがが始まったのは、
10時25分でした。
▶2nd.stage…Heaven'z Dezign。この夜たまたま誕生日だった
有紀さんとお客さまお二人、計3人の誕生日を祝って♪Happy Birthday、
〜♪Selfish〜コント入りの♪Are You Crazy? では皆さん大爆笑。
♪Distance Between Us、♪Mood For Maude、♪Diddley Bop、
アンコールは♪Spain。
▶演奏の合間に続々と集まって来られたミュージシャンは…
ジーン・ジャクソン(ds)さん、チャリート(vo)さん、マヤ・ハッチ(vo)さん、
TOKU(vo,flh)さん、秋田慎治(pf)さん、大口純一郎(pf) さん、MARU(vo)さん、
後藤克臣(el-b) さん、レイモンド・マクモーリン(ts)さん、そして
河合代介(org)さん、ハル高内(g)さん…
▶みなさんそれぞれ呼び出され、セッションに参加されて、ステージが
終了したのが深夜2時。そこに、今コットンクラブに出演中の
Jeff"Tain"Whatts(ds)さん、David Kikoski(pf)さん、James Genus(ds) さん、
Marcus Stricland(as,ts) さんらも駆けつけてきて、ミュージシャンや
お客様たち、みなさん話に花が咲き、気がついたら深夜3時を回って
いました。さすがにトミーさんも私も疲れて、名残惜しさの中、
お開きにさせていただきました。
▶今年中に一度、日本にやってきてくれるよう祈りながら、
皆で、お店を出る彼を見送りました。なお、トミーさんの帰国日は、
明後日18日に変更になりました。そして、ミュージシャンの皆さん、
トミーさんへのお餞別、ありがとうございました。
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  2012.1.17 Tue   ストレートでグルーブ感のある福田トリオ
▶ファンの多い福田重男(pf) 上村信(b) 奥平伸吾ds) さんのトリオでしたが、
さすがに寒い月曜日でしたのでお客さまは少なく、いい演奏が残念でした。
冬の寒い夜は、空気が乾燥しているので楽器が良く鳴ります。昨夜も、
無駄な音のない綺麗なトリオサウンドが店内に響き渡り、スタンダード曲も
オリジナル曲も、心地よくすーっと心に届いてきました。
▶昨年亡くなったセシルさんから替わった真吾さんも、このトリオの
ドラマーとしてすっかり馴染み、いい感じにサポートされていました。
サウンドを活かすも殺すもドラム次第ですからね。ファンの方も、
とても熱心に聴いていらっしゃいましたよ。
▶1st.stage…♪Nobody Else But Me、福田作♪Rachel's Lament、
アルバムに入っているW.ショーター♪Pinochio、福田作♪Lullaby、
♪Someone To Watch Over Me、♪That Old Black Magic。
▶2nd.stage…♪Just Be Happy My Love、ビートルズ♪Black Bird、
福田作♪Don't Be Silly(馬鹿言ってんじゃないよ)、
福田作♪Childhood's Dream、♪Boo Bee、♪Round Midnight、
アンコールは福田さんの名曲♪Go Ahead Naigel。寒い夜でしたが、
気持の良い夜でした。
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  2012.1.18 Wed   ピアノが美しく鳴り響くジャズらしいジャズ
▶片倉真由子(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 二本松義史(ds)さんのトリオ。
真由子さんのMCは人柄が良く表われてとても素朴で、共感できます。
そんな中から…
▶この2月に発売される 浜崎航(ts)さんとのデュオアルバムは、
真由子さん3枚目のアルバムで、ライナーノーツをご自分で書かれた
ということですが、どうしても2曲分が書けなくて、浜崎さんに
お願いしたら、とても素晴らしい文章で、こんなことなら彼に
全部任してしまえば良かった、と後悔されたそうです。
お買い上げになられたら、そんなことを思い出しながら
読んであげてくださいね。
▶ところで巷では、由紀さおり大ブレークで「ジャズブーム到来」
などと言われているようですが、私はそれは少し違うんじゃないか、
ジャズというジャンルとは別のブームのような気がしています。
ジャズブームと言われることについては、真由子さんも
同じようなことを感じているそうで、現在のジャズ界の状況を
心配されているようです。
▶沢山勉強している若い人が大勢いるのに、将来の展望が暗いと
励みにならず、ジャズ界も活性化せず、だんだん先細りしそうで、
何とかしたいとおっしゃっていました。全くその通りですね。
そんな真由子さんの今年の目標は、お客さまが身体で感じて
踊り出すようなジャズを演奏することだそうですが、昨夜も
美しいピアノの響きが店内に鳴り渡りました。
▶1st.stage…♪Mrs.Parker Of KC、♪I've Got The World On A String、
真由子作♪9th Street、お父様に父に捧げた♪Rising、
T.モンク♪Evidence。
▶2nd.stage…♪Love Me Tender、真由子作♪Monk's Walking。
S.ジョーンズ♪Yours And Mine、♪It Could Happen To You、
♪The Good Life、アンコールは♪The Star-Crossed Lovers〜
♪Come Sunday …美しいピアノソロが鳴り響きました。
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  2012.1.19 Thu   俊三さんとえりさん抜群の相性で極上のステージ!!
▶ゲストに緊急出演してくださった大野俊三(tp)さんを迎えた
大野えり(vo)さんと若井優也(pf) 米木康志(b)さんの昨夜は、
二人の大野さんの相性が抜群で、米木さんと若井さんの丁寧な
サポ―トも素晴らしく、極上のステージになりました。
▶俊三さんは今回、プライベートの用事で帰国したのですが、
せっかくだから日本で何か演奏できないか…ということで、
えりさんとメールをやりとりし、昨夜の出演になりました。
▶私も俊三さんを聴くのは2年ぶりくらいでしたが、たった1音
吹いただけで、その素晴らしさを感じとれる演奏なのです。
派手な事は何もしないのに、音楽に対する真摯な気持ちと、
半世紀に及ぶ音楽生活がにじみ出て心に届いてきます。
一度喉頭ガンになられ、それを克服して復帰された時には、
私も周囲の皆さんも驚きましたが、音楽へのそんな情熱も、
心に届く音楽になるのでしょうね。
▶昨夜の特別出演のお知らせは、2週間ほど前のインターネットと
ツイッターだけでしたが、大勢の方からご予約が入り、客席が
埋まりました。えりさんは最近「究極のボイストレーニング」
という本をDVD付きで発売し、新しいアルバムも発売される
そうですが、今年は年頭から良い年になりそう…と
大変喜んでいらっしゃいました。
▶1st.stage…♪Just In Time…ミュートを付けたトランペットの音色が
いきなり心に響いてきました。♪Old Devil Moon、
♪Blackbird〜♪Bye Bye BlackBird、♪When Sunny Gets Blue、
♪All The Things You Are、♪Just Squeeze Me、えり作♪Bird's Song。
▶2nd.stage…♪リンゴ追分、えり作♪In Time Of The Silver Rain、
♪You've Chenged、♪I Thought About You、えり作♪La La La,You Are Mine、
♪Sweet Love、♪I'll Be Seeing You、アンコールは、子供と女性の笑顔が
あるのが幸せの時代と前置きされて♪What A Wonderful World。
▶ドラムレスなのに、こんなにリズムが感じられるのは、プレイヤーが
同じグルーブ感を共有しているからでしょうね。
いい演奏をありがとう。ホントに良かった!!ブラボー!!
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  2012.1.20 Fri   スリルとスピード感溢れるクィンテットの醍醐味
▶渋谷では今、みぞれ混じりの雨が降っています。まだ雨だった昨夜は
辛島文雄(pf)さんに、池田篤(as) 岡崎正典(ts)さんのフロント、バックが
楠井五月(b)小松伸之(ds)さんのクィンテット。楽器を、自分の身体の
一部のように良く使いこなすフロント陣二人の楽器が良く鳴って歌い、
辛島さんも目を細めながら演奏されていました。
▶辛島さんと小松さんが共演しはじめてもう10年。昨夜も素晴らしい
サポートで、成長ぶりがよくわかりました。楠井さんは2年程ですが、
辛島さんのツアーに参加されています。小松さんとの相性も良く、
完成度の高い素晴らしい「辛島トリオ」になりました。そこにこの
フロント二人…演奏が素晴らしいのは当然ですね。
▶1st.stage…木曜日でしたが♪Friday Night、B.ゴルソンの愛人の名前
♪Along Came "Betty"、バラード♪How Long Has This Been Going On、
J.ヘンダーソンのノリのいい♪Recoder Me、スピード感が凄かった♪Oleo。
▶2nd.stage…♪On Green Dolphin Street、♪I Shoud Care、
♪Waltz For Monk、♪Body And Soul は絶品でした。そして
♪Bird Like、♪Round Midnight。
▶寒い中いらしてくれたお客さまは、みなさん熱烈なジャズファンで、
ジャズを良く知っている方が多く、休憩時間にはカウンターのあちこちで
ジャズ談議に華が咲き、大満足されてお帰りになられました。
▶残念なことに、バンドの人気やお客さまの数は、音楽の質や
素晴らしい演奏とは必ずしも比例しません。もう少し比例するように
なれば、日本のジャズ界はもっと活性化するのかも知れませんね。
昨夜もそのことを感じずはいられませんでした。今夜はチャリートさんと
剛さんの名コンビ。予報では雨も上がるようです。寒い金曜の夜を
ホットなジャズでお過ごしください。
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  2012.1.21 Sat   久しぶりの共演でリラックスして楽しい夜
▶久々の共演だったチャリート(vo)さんと山本剛(pf) さんの昨夜。
ベース坂井紅介、ドラムス広瀬潤次さん。せっかく久しぶりの
共演だから、ロマンチックな夜にしたい、とチャリートさんは、
昔よく一緒に演った曲の譜面を準備して臨みました。
▶チャリートさんは黒のシースルーの衣装に身を包み、剛さんは
例によってチャイナ服、紅さんは縦に二本のカラーの付いた黒の
シルクシャツで登場。楽しいステージを繰り広げました。
お二人は20年以上の付き合いですから、お互いの良さを知る仲。
とてもリラックスしたステージになりました。
▶1st.stage…インスト曲が♪Bluesと♪Misty、ヴォーカルが入って
♪I Only Have Eyes For You、♪As Long As He Needs Me、
♪Old Folks、♪I'm Beginning To See The Light、バースから入った
♪Dindi、♪On A Clear Day…この曲は、当店の六本木時代に
サラ・ボーンさんが遊びにいらした時、歌っていたチャリートさんの
マイクをとっていきなり歌い始めてデュエットした思い出の曲です。
♪Everything May Change。
▶2nd.stage…インスト曲の後、ヴォ―カルが入って
♪Can't Help Lovin That Man Of Mine、♪All The Way、
♪You And Night And The Music、♪I've Grown Access To Wed To Her Face、
♪Teach Me Tonight、バラード♪I'm Fool To Want You、
アップテンポの♪Secret Love、剛さんも歌ってデュエットした
♪You Are So Beautiful では、曲の中にいろんな違う曲を入れて…
なかなか終らず客席も大笑い。そこに昔からのお仲間、岸田恵士さんが
現れてドラムを叩いて♪Night In Tunisia。終始楽しいステージで、
外の寒さを忘れるほど、お店の中はぬくもっていました。
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  2012.1.22 Sun   ペコちゃんの心のこもった温かいステージ
▶伊藤君子(vo) 秋田慎治(pf) 坂井紅介(b) 海老沢一博(ds)さんの週末の夜。
みぞれまじりの雨で、本当に寒い一日でしたね。こんな日は外出も
おっくうです。そんな中、わざわざ足を運んでくださったお客さま、
ありがとうございます。ペコちゃんもミュージシャンも、私はじめ
スタッフ一同も、感謝の気持でいっぱいでした。
▶ペコちゃんは真っ白な毛糸のワンピースに白いパンツ、首には
ベージュ・オレンジのマフラー。対照的に他のミュージシャンは
全員黒を基調としたシャツで、ステージ全体が決まっていました。
▶お客さまの中には東北方面からいらした方が2組いらっしゃいました。
この冬、東北地方は大雪で大変だそうです。でもペコちゃんの津軽弁
バージョンをお聴きになり、大層喜んでいらっしゃいましたよ。
▶1st.stage…♪What A Difference A Day Made、ペコちゃんがこの歌を
歌うのは珍しいです。♪You Must Believe In Spring、♪Speak Low、
子を思う親心を歌った♪If I Could、♪A Falling In Love With Love…
日本語で歌いましたが、次回は津軽弁で歌うそうです。
♪Let It Snow…これも可愛い日本語で歌いました。逆に佐藤允彦さんの
作曲になる♪Evening Snowは、米国人の作詞した格調高い英語でした。
♪Old Devil Moon。
▶2nd.stage…♪Close To You、♪Dindi、ベースから入りヴォーカルが
加わってデュオになり、次にドラムが入って…最後はベースとヴォーカルの
デュオで終わった♪I'll Be Seeing You、ピアノイントロから入った
♪Body And Soul、高瀬アキ作♪ねこ は日本語のドラマチックな可愛い曲。
♪Every Thing Must Change、ハッピーにドラムイントロから入った
♪It Don't Mean A Thing、アンコールは♪Follow Me。
明るく楽しいステージで、お客さまは寒い中、いらした甲斐があったようで、
みなさん素敵な笑顔になってお帰りになられました。
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  2012.1.24 Tue   今年はじめての大雪になった週明け月曜日
▶スケジュール表では予定されてなかったリン ヘイテツ(pf)さんが
急遽加わって、大城蘭(vo)さんと、いつものメンバー 平岡雄一郎(g)
吉田豊(b) 和丸(ds) さんの昨夜。途中から牡丹雪がボンボンと
降りはじめて、今年一番の寒い夜でした。
▶蘭さん、実は、知る人ぞ知る「雨女」。当店で演る時は雨の夜が多く、
この時期、昨年も雪の日でした。そう言えば、3.11の大震災の日も
蘭さんでしたね。蘭さんは、地球が私にイタズラしているの?
とおっしゃっていましたが…。
▶蘭さんは、刺繍の綺麗な真っ白いちょうちん袖のブラウスに、
白くて長いフレヤースカート、それに白いズック、というまるで
ロシアのお人形のような可愛らしい姿で登場。心を込めて、
丁寧に歌いました。
▶私は、磨けばもっともっと良くなる人には、終演後に色々と
注文をつけるのですが、彼女は素直に聴いてくれて勉強してきて、
次の出演時にはその成果がすぐ出ます。昨夜は、とても
良かったと思いますよ。
▶1st.stage…♪You Stepped Out Of  A Dream、♪Night And Day、
D.エリントンが高校の女性教師をテーマに書いた曲♪Sophisticated Lady、
♪I've Got You Under My Skin、♪Let's Do It、♪Kiss Of Life、
ドラムから入った♪Fever、ベースから入った♪All Most Like Being Love。
▶2nd.stage…♪On A Clear Day、N.シモンの♪Buck、お客さまからの
リクエストで♪てんぐさぬ花、♪Kiss Of Love、昔懐かしい♪Sway、
♪My Melancholy Baby、沖縄バージョンで♪My Favorite Things、
♪Day In Day Out。
▶ステージが終ってみると、外は今年はじめての雪が積もっていました。
お客さまも、いらした時とすっかり変わった雪景色の中、みなさん
足下を気にしながら帰路につかれました。でも渋谷では、今、
綺麗な雪景色ももうもうほとんど解けてなくなりました。
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  2012.1.25 Wed   寒さも吹き飛ぶ上質のジャズ演奏
▶メンバー 奥平真吾(ds) 宮川純(pf) 須川崇志(b) 太田剣(as) さんのユニット
《THE FORCE》。一昨夜降った雪は、都心ではほとんどなくなりましたが
駅から遠い当店にいらっしゃるには、少し覚悟のいる寒さでした。
ミュージシャンたちもそのことをよく理解して、客席は寂しかったですが
感謝しつつ心を込めて演奏するステージでした。
▶最近はどこのライブハウスでも、聴いてくださるお客さまの人数が
少なくなって、お店も大変ですが、ミュージシャンも肝に銘じて
この状況を受け止め、来ていただくための "Something"を持つことが
大切だと思います。でも基本は、心に届く音楽を誠意を持って演奏すること。
昨夜は、とても内容の濃い、良い演奏でした。
▶1st.stage…J.ヘンダーソン♪Tetragon、奥平作♪Fields Of Sisal、
♪You've Charged、宮川作♪I Think So、T.モンク♪Rhythm A Ning。
▶2nd.stage…アレンジがカッコよかった♪I Didn't Know What Time It Was、
M.タイナーが母に捧げた♪Miss Bea、S.ヲルトロン♪Hindsight、
私の好きな曲♪Chelsea Bridge。♪McCoy Next Block は、奥平さんが
NYに住んでいた時、隣りのブロックにマッコイ・タイナーが住んでいた、
と書いた曲です。
▶年に1,2回いらっしゃる、信州の人口600人の小さな村の村長さんが
おみえになりました。ジャズが大好きな方で、一生懸命に聴いて
くださって、ステージが終わるとミュージシャンと色々話に華が咲き、
とても喜んでお帰りになりました。ミュージシャンも嬉しそうで、
その風景をとても微笑ましく思いました。
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  2012.1.26 Thu   お客さまと一体になった素晴らしい音楽空間
▶絶好調 !! 松島啓之(tp) 山田穣(as) 今泉正明(pf) 楠井五月(b)
広瀬潤次(ds) さんの松島クィンテット。管2人の相性が抜群で、
まさにア・ウンの呼吸で音楽がどんどん発展して行きます。
ジャズという音楽の本質的な素晴らしさを感じさせてくれる
昨夜の素晴らしいステージでした。
▶このグループは、オリジナル曲は演奏せず、スタンダード曲や
これまで聴いたことのある曲を、現代的な解釈で今のジャズとして
演奏します。それが好きな方には、たまらないステージ。昨夜も、
ファンの方が多い客席でしたが、みなさん初めから終わりまで
熱心にお聴きになり、一様に「今夜は最高だった」
「来た甲斐があった」とおしゃってお帰りになられました。
▶ジャズという音楽は、お客さまの育てる力が大きい音楽で、
特にライブ演奏は、聴き手もミュージシャンも、お互いに相手の
気持に反応してサウンドが出来上がっていきます。昨夜は、
お客さまとミュージシャンの気持とが一体となってできあがった
音楽空間…そんなことを感じさせるいい演奏でした。
▶1st.stage…♪You Are My Everything、L.モーガンの♪Pisces、
アルトから入ったJ.Jジョンソンの♪Lament は、楽器が
良く歌うソロでした。J.ヘンダーソンの♪The Kicker。
▶2nd.stage…F.ハバード♪Jodo、B.ハッチャーソン♪The Littlest One Of All、
D.ガレスビー♪Groovin' High、J.クレナー♪Just Friends。
▶いずれも緊張感のある演奏で、ジャズクラブらしい夜になりました。
次回のこのグループは、3月5日(月)です。特にスタンダード曲が
お好きな方、ぜひいらして一度お聴きください。
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  2012.1.27 Fri   昔と変わらない元気のいいピアノトリオ
▶松永貴志(pf) さんと坂崎拓也(b) 神田リョウ(ds) さんのトリオ。
松永さんは今日が誕生日。26歳になりました。初めて会った時、
彼は16歳の高校生。あれから10年…身体は大きくなりましたが、
昨夜のMCなどを聞いていると、あのころと同じ元気な男の子
そんな感じでした。
▶TV朝日ニュースステーションのテーマ曲を作ってから、今では
TV朝日系の報道番組の音楽はほとんど彼が担当。NTTドコモの
TV-CMや、今度新しく始まるTVアニメの音楽なども作曲し、
この世界で活躍中で、大変忙しいということです。
▶1st.stage…ピアノソロ♪カナリー・スペイン、トリオで
松永作♪新しい朝のホールインワン、♪Someday Prince Will Come、
松永作♪KOBE、♪Open Mind A Chld Is Born、松永作♪スカイでスカイ、
♪I Got Rhythm。
▶2nd.stage…ピアノソロ松永作♪マッドクラブパーティー、♪君へ、
トリオ演奏♪ばってん、♪パラルーサのル、
♪But Not For Me、♪Take The A-Train〜♪Honey Sukle Rose、
松永作♪マジックホール、アンコールは♪C Jam Blues。
▶ベーシストの坂口さんは、昨夜のために神戸から上京してきて
くださいました。4月から東京に住んでこちらで活動される
ということです。
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  2012.1.28 Sat   スタンダードナンバーを心ゆくまで楽しんだ夜
▶久しぶりに金曜日の夜の賑わいになった ウィリアムス浩子(vo) さんと
鈴木央紹(ts) ジェイコブ・コーラ(pf) 西嶋徹(b) 橋本学(ds) さんの昨夜。
というのも、青山学院の学生さんたちが、この地域の文化の探索とかで
教授と一緒に聴きいらっしゃったのです。初めての方も多く、皆さん
とても熱心に聴いていらっしゃいました。もちろん、一般のお客さまや
日本在住の外国人も多くいらして、ミュージシャンも大勢を前に
演奏できて、張り切っていました。
▶黒のシースルーのブラウスに、裾に光るものをあしらった黒の
ミニスカート、黒いストッキングにパンプスで決めて登場した浩子さん。
歌詞の意味をMCで興味深く紹介してから曲に入るいつものスタイルで、
初めての方にも解りやすく、丁寧に歌うスタンダード曲は、その優しく
包みこむような声質と鈴木さんのテナーの音色が良くマッチして、
大人の上品なステージ。お客さまも心地よさそうに聴き入って
いらっしゃいました。
▶1st.stage…♪Agua De Beber、♪Nearness Of You、♪Beautiful Love、
♪My Foolish Heart、♪Night And Day、♪Spring Can Really Hang You Up
The Most、♪But Not For Me。
▶2nd.stage…♪Time After Time、♪Lullaby Of Birdland、♪Caravan、
♪When I Fallin Love、♪Nature Boy、♪As Long As I Live、
♪Just In Time、♪My Favorite Things、アンコールは♪But Beautiful。
▶久しぶりに常連さんが多いカウンター席で、私の座る席がなく、
久しぶりにカウンターの中に入ってシャンペンやワインを
ごちそうになり、ハッピーなほろ酔い気分になりました。
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  2012.1.29 Sun   NYのジャズの香り..NYのシャワーをあびた夜
▶今年初の【BODY&SOUL Special】は、《ビセンテ・アーチャー トリオ
featuring ケンドリック・スコット》 メンバー、ビセンテ・アーチャー(b)
ケンドリック・スコット(ds) フランク・ロクラスト(pf) さん。
ビセンテさんケンドリックさんは当店で昨年出演しましたが、フランクさんは
初出演。若い白人で、作曲もされます。
▶フランクさんは、ご自分の曲では、ピアノに何か機械を付けて、
エレキピアノのような音を出していましたが、私は、普通のピアノの
音の方が良いと思いましたが…なぜそうされたのかちょっと分かりません。
▶楽器といえば、ベースは飛行機に乗せて持ってくるのが手続きやら
いろいろが大変で、何かあっても保証してくれないので、ほとんどの
ベーシストは日本で借りるのが普通です。ビセンテさんも借りものの
ベースでしたが、ご自分の楽器のように弾きこなしていました。
▶ケンドリックさんはヤマハと契約しているので、ドラムセットは
ヤマハが用意してくれます。いい音で素晴らしいドラミングでした。
彼の周りには、ドラムを勉強中の学生さんが大勢陣取って、熱心に
一挙手一投足を観て、終ってからも写真を撮ったり。凄いドラマーを
こんなに間近で体験し、みなさん興奮気味でしたよ。
▶1st.stage…♪All or Nothing of All、B.エバンス♪Time Remembered、
♪King Comic、T.モンク♪Pannonica、♪Beatrice、♪Eidolon。
▶2nd.stage…ケンドリックさんの♪Mantra、M.モレノ♪Road Song、
J.ウィリアムス♪Will Power、♪Body And Soul、O.コールマン
♪Blues Connotation …は、物凄いスピード感でした。
アンコールは♪Dam That Dream。
▶特に2ndステージではノってきて、物凄いスピード感のある演奏で
客席からは多くの拍手と歓声が上がりました。本場NYのミュージシャン
魂を肌で感じたステージでした。彼らは明日から関西方面にツアーです。
どこかでぜひお聴きになってNYのシャワーを浴びてみてください。
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  2012.1.31 Tue   青春時代に戻ったようなTOKUバンドの楽しい夜
▶ミュージシャンの皆さんが6年ぶりの再会となった、昨夜の
TOKU(vo,flh) 秋田慎治(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 藤井伸昭(ds) 荻原亮(g) さんの
ステージ。それぞれがいろんな形・場所で、今や日本のジャズシーンには
なくてはならない存在になっていますが、デビュー以来久々に一緒の
ステージで、みんな嬉しそうでした。
▶TOKUちゃんがデビューしてすぐ、このメンバーで4年間、一緒に
ツアーを組んだり、コンサートやレコーディングした気心知れた
お仲間たち。TOKUちゃんも安心してリラックスして、明るく楽しい
ステージを繰り広げ、それを知っていらしてくれた大勢のファンで
お店は大変な賑わいでした。
▶交友関係の広いTOKUちゃんです。途中で、伊藤君子さん、今陽子さん、
そしてEXILEのATSUSHIさんも聴きにいらして、アンコールでは
飛び入り出演。思わぬハプニングにお客さまも大喜びでした。
▶1st.stage…♪Don't Let Me Be Lonely Tonight、♪Knocks Me Off My Feet、
♪I Can't Help It、♪The Best Things For You Is Me、♪Overjoyed、
♪Fly Me To The Moon。
▶2nd.stage…♪Part Time Lover、♪You've Got It Bad Girl、
♪I Get Lost In Your Eyes、♪Send One Your Love、♪Golden Lady、
♪Kiss Of Life。アンコールは、ATSUSHIさんと♪Again を、
君子さん今さんとは♪All Of Me を、最後はソロで♪My Cherie Amour。
お客さまにとっては、とても贅沢な夜になりました。
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