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 Weblog by Kyoko (過去のブログはカレンダーを戻してネ)
  4.1 Fri 10人の生音サウンドに癒された3月最終日
  4.2 Sat 新人ヴォーカリストの登場で活気ずいた4月初日
  4.3 Sun マーヤさんらしいリラックスした週末の夜
  4.4 Mon 活気ある実力者揃いのスペシャルなステージ
  4.6 Wed デュオの良さと楽しさを満喫した夜
  4.7 Thu ジャズの全ての要素が聴けるクァルテット
  4.8 Fri 元気をもらえた活力溢れる演奏
  4.9 Sat また余震が…でも癒されたチャリートさんのステージ
  4.10 Sun 久しぶりに笑いの絶えない楽しく過ごした夜
  4.11 Mon ツアー第三日、和やかな雰囲気の日曜の夜
  4.13 Wed 寂しい客席にも心のこもった《THE FORCE》の演奏
  4.14 Thu ライブに対する意気込みが伝わってくるステージ
  4.15 Fri タイプの違う二組のバランスのいいデュオ
  4.16 Sat 落ち着いた紳士たちが熱心に演奏を楽しんだ夜
  4.17 Sun 暖かな土曜日の夜のファンキーなサウンド
  4.19 Tue 週明け月曜なのに店内は久しぶりの大賑わい
  4.20 Wed お客様は少なかったけど陽気なステージ
  4.21 Thu 多くの方にご視聴いただいたTOKUちゃん
  4.22 Fri NYの香り漂うピアノトリオ、気持良く歌った浩子さん
  4.23 Sat 30年ぶりの共演だったえりさんと慎吾さん
  4.24 Sun ジャズ黄金時代を彷彿させる演奏
  4.26 Tue 沖縄の香り漂う爽やかなステージ
  4.27 Wed 「雨男」を返上し、縁結びの男になった福田さん
  4.28 Thu 新鮮なサウンドに酔った夜
  4.29 Fri GW前夜祭のように賑わった生音ジャズ
  4.30 Sat ジャズファンのそして日本の希望の星


  2011.4.1 Fri   10人の生音サウンドに癒された3月最終日
▶誰にも忘れられない月になりそうな3月も終わり、いよいよ新年度ですね。
気持ちを新たにして頑張りたいと思います。その3月最終日の昨夜は、
《フロントページ オーケストラ》。年度末でみなさんお忙しいのでは…
と出演者も心配されましたが…学生さんをはじめ、多くのお客さまが
いらっしゃいました。
▶今月は、レギュラーメンバーのトランペット松島啓之(tp) 奥村晶(tp) さんが
お休みで、岡崎好朗さんと若い中村恵介さんが入りました。初参加の中村さんは
音色も良くソロもしっかりしていて、とても好感が持てました。ドラムスの
大坂さんは3度目ですが、難しい曲をよく理解して素晴らしい演出でした。
客席の皆さんは、この10人のオーケストラによる生音サウンドをシャワーの
ようにあびて、明るい笑顔が印象的でした
▶1st.stage…♪Stop And Go ソロをとったのは三木俊雄(ts) 岡崎好朗(tp)
福田重男(pf)さん、♪Papillon ソロは浜崎航(ts) 上村信(b) 中村恵介(tp)さん、
♪Escher's Vision ソロは山岡潤(euph) 浅井良将(as)さん、バラード
♪Sleep Like A Baby ソロは三木(ts) 福田(pf) さん、♪Quantum Leap
ソロは岡崎(tp) 片岡雄三(tb) 浜崎(ts) そして大坂昌彦(ds) さん。
▶2nd.stage…新曲♪By Any Means Necessary ソロは岡崎(tp) 浜崎(ts)
福田(pf)さん、♪If I Told A Lie ソロは浅井(as) 山岡(euph) 上村(b)さん、
ハンク・モーブリーに捧げた岡崎作品♪Hank's Mood では岡崎さんと
中村さんのペットバトルと三木(ts) 上村(b) 大坂(ds) さんがソロ、スペインの
ペリコ・サンビートの曲♪Matikda Long Ver ソロは片岡(tb) 福田(pf)
浅井(as)さん、♪Stepping Stone ソロは中村(tp)三木(ts) 大坂(ds)さん、
アンコールは懐かしいスタンダード曲を優雅に♪Time On My Hands でした。
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  2011.4.2 Sat   新人ヴォーカリストの登場で活気ずいた4月初日
▶山本剛(pf) 鈴木央紹(ts) 生沼邦夫(b) 井川晃(ds) さんらベテランに、
三輪知可(vo) 情家みえ(vo) 加納真由美(vo) さんの、三人の新人
ヴォーカリストが登場した新年度の初日。実は三人とも、当店の
元スタッフと現スタッフです。それぞれ他のライブハウスには出演されて
いますが、いよいよ当店デビューなのでした。
▶いつか憧れの BODY&SOUL にプロとして出演出来るようになりたい…
と、みなさんスタッフとしてアルバイトしながら演奏を聴き、勉強され、
精進されていました。で、ブッキングがエイプリルフールだったので
最初は、皆さん本気にされませんでした。
▶歌伴として定評ある大ベテラン山本剛さんは、多分、千曲くらいは頭に
入っています。新人をお願いするには最適なピアニスト。鈴木央紹さんも
ヴォーカルのサポートが大変上手い人。新人ヴォーカリストにとっては
心強いメンバーです。
▶ステージは三人三様の落ち着いたプレイで、お客さまも優しい眼差しで
お楽しみいただきました。知可ちゃん、みえちゃんは、ドレスアップして
いましたが、真由美ちゃんは昨夜も当店で仕事中でした。それでステージでは
「仕事着で歌うウェイトレス」と自己紹介。大受けでした。
▶1st.stage…インストで♪Tenar Masters、知可さん♪Love You Madly、
スペイン語で♪Se Tidos Fossem Iguais A Voce、真由美さん♪Honey Suckle Rose、
みえさん♪Night And Day ♪Black Coffee、♪I Cried For You。
▶2nd.stage…テナーをフィーチャーしてのインスト♪You Don't Know
What Love Is、♪Rhythm Machine、知可さん♪小さな空、知可さんとお友達の
ゆうかさんとで♪Flor De Lis、ゆうかさん♪Just In Time、真由美さんが
♪As Time Goes By をバースから歌いました。みえさん♪Come Fly With Me、
♪Nearress Of You ♪When You Smiling、剛さんの♪Dainah、アンコールは
三人で♪Day By Day。
▶お店でバイトしている彼女たちは、私にとっては娘のようなもの。うまく
いくかしら、と大変緊張していつもより疲れました。でも客席の反応を見て、
胸を撫で下ろしました。お客さまには、三人それぞれに励ましの温かい言葉を
かけていただきました。ありがとうございました。大きく羽ばたいてほしい
と思います。次回夏頃また聴かれると思います。応援よろしくお願いします。
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  2011.4.3 Sun   マーヤさんらしいリラックスした週末の夜
▶昨夜は弾き語りのグレース・マーヤさんが、一番尊敬しているユキさんの
ピアノで、ステージ中央に立ってヴォーカリストに専念したステージ。メンバーは
マーヤさんとユキ アリマサ(pf) 佐藤ハチ恭彦(b)セシル・モンロー(ds)さん。
ヒョウ柄の帽子をかぶり、黒いニットに今流行のボロボロのジーンズで登場した
マーヤさん。こういうスタイルが似合う人は少ないのですが、さすが外国暮らしが
長い彼女、良く似合って、堂々として粋なステージでした。
▶客席にフランス人のお客さまがいらしていたのに気付き、すかざず、
フランス語で歌うサービスも忘れません。お客さまはとても喜ばれました。
4カ国語が堪能なのは羨ましい限りです。元々が陽気なハマッコなので、
気取りもなく気さくで、皆に好かれるタイプです。ミュージシャンも客席も
みんなマーヤさんのステージを楽しみました。
▶1st.stage…♪One Note Samba、♪Summer Wind、♪Sky Lark、
フランス語で♪黒いオルフェ Chancon D' Orph'e、♪Lover Come Back To Me、
蝶々夫人をバースから歌ったバラード♪Poor Battafly、♪I Love Being Here With You。
▶2nd.stage…インストで♪How About You、マーヤさん登場しドイツ語で
♪Bei Mir Bist Du Sch"On、バラード♪Good Morning Heart Ache、♪But Beautiful、
アップテンポで♪Begining See The Light、♪Pick Yourself Up、♪Kiss Of Life、
アンコールは♪Amazing Grace。週末の夜、楽しく終りました。
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  2011.4.4 Mon   活気ある実力者揃いのスペシャルなステージ
▶実は、桜も満開で春たけなわのいい季節…を想定して、聴き応えのある
セクステット、岡崎好朗(tp) 近藤和彦(as) 片岡雄三(tb) 佐藤浩一(pf)
楠井五月(b) 横山和明(ds)さんの、日曜営業【Suday Special】を企画したの
ですが…冬のコートが必要な陽気になってしまいました。砧公園での恒例、
ボディ&ソウル用賀店のお花見会も、寒くて中止。大震災以来、なんだか
自然が変になったような気がするのは私だけでしょうか。
▶そんな訳で寂しい客席、活気のないお店になるかと思いましたが…聴きに
いらした熱心なファンの方に、ミュージシャンも心を込めた演奏で応えた
素晴らしいステージでした。片岡さんのMCは、いつもながら人間味溢れる
独特のユーモラスなお話で、みなさん心が和みました。ピアノの佐藤さんは
横浜出身の27歳で、ポニーキャニオンからメジャーデビューするそうですが、
素晴らしいピアノでした。フロント三管は非の打ち所がない素晴らしい演奏。
いいジャズを堪能しました。
▶1st.stage…J.ヘンダーソンの♪Mamacita、O.コールマンの♪The Blessing、
J.コルトレーンの♪Syeeda's Song Flute、近藤作品♪The Sixteenth Night、
H.シルバーの♪Nutville では全員がソロをとりました。
▶2nd stage…W.ショーターの♪This Is For Albert、M.タイナーの
♪Blues On The Corner、F.ハーバードの♪Arietas、アップテンポで
トランペットの緊張感のあるソロが心地良かったバラード♪Rainy Night、
N.アダレー作近藤アレンジの♪Work Song は全員のソロがあり、活気溢れる
アレンジで勇気づけられました。アンコールは♪Whoopin Blues。
▶寒い夜でしたが、きっとみなさん心が温まってお帰りになったことと思います。
この素晴らしい演奏と、合間の心和むステージは、一度お聴きいただけば、
ジャズファンならきっと私がスペシャルにする意味がお分かりいただけるはず。
次回ぜひ聴いてみてください。昨夜の USTREAM 中継でも、大勢の方にご視聴
いただいたようです。ぜひ、生を聴きにいらして下さいね。
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  2011.4.6 Wed   デュオの良さと楽しさを満喫した夜
▶花冷えの昨夜は健吾さんのご希望により実現した、中村健吾さんの
ベースと、秋田慎治さんのピアノのデュオ。お二人ともたくさんの
オリジナル曲を持っていて、その中からほぼ同数が演奏されました。
持ち味はそれぞれ違うのですが、上手く調和してとても素敵なステージ。
お客さまは少なかったですが、素晴らしいデュオを堪能されました。
▶1st.stage…秋田さんの♪Introduction、中村さんの♪Op=Oz、
秋田作♪Blue On You、中村作♪All Is Well With You、お馴染み
♪Summer Time は、リズミカルでとてもカッコいい秋田さんの
アレンジでした。
▶2nd.stage…中村作♪Wango Tango は途中にタンゴのリズムが入って
とてもエキゾチックでした。秋田作♪Spread To The Lord、この曲は
NHK-BSで天気予報の音楽として使われました。秋田作バラード
♪Road To The Lord、アップテンポの♪W T C、W.アンダーソン作
♪Sunday Soulful Supper…これは奥さんの手料理のことだそうです。
アンコールは中村さんの名曲♪Hope でした。デュオは演奏者を
身近に感じることができ、しかも健吾さんのMCがとても楽しくて、
和んで心に残る夜でした。
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  2011.4.7 Thu   ジャズの全ての要素が聴けるクァルテット
▶桜も咲き始めてお花見の季節ですが…今年は桜もちょっと寂しそうですね。
乱痴気騒ぎのお花見は論外ですけど、花を愛でながら、新年度のはじまりに
心新たにする気分も大切にしたいと思います。
▶そんな昨夜、ジャズファンにはたまらないクァルテット、辛島文雄(pf)
池田篤(as) 岡崎正典(ts) 楠井五月(b) 小松伸之(ds) さんの、スピード感溢れる
スリリングな演奏をお楽しみいただきました。池田さんと正典さんの相性も良く、
楽器が良く歌い、素晴らしいコンビネーションの演奏に、お客さまはだれひとり
お帰りにならず熱心に聞いていらっしゃいました。
▶辛島さんもこのグループが大層気に入っていらっしゃって、もう少ししたら
レコーディングする予定だそうです。お客さまの中から、「どこにもない
この空間が無くなったら、日本のジャズは終わりです。応援しますから
ぜひ頑張って続けてください」と声をかけていただき勇気ずけられました。
ありがたいことです。
▶1st.stage…♪Friday Night、♪Along Came Betty…この曲は辛島さんが
E.ジョーンズのバンドにいた時、NYビレッジバンガードで演奏した
思い出の曲だということです。♪Waltz For Monk、ミディアムテンポで
♪I Should Care、アップテンポで♪Oleo。
▶2nd.stage…チックコリアの♪Litha…タイトルは彼の息子と娘の名前を
合わせたもの。♪Be Happy Please、♪Recordar Me ♪A Flower Is A Love
Some Things、♪Bird Like、アンコールは♪Round Midnight。
充実した夜でした。
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  2011.4.8 Fri   元気をもらえた活力溢れる演奏
▶青柳誠(pf) 納浩一(b) 大坂昌彦(ds) 小池修(ts) さんら実力者メンバーが
集まって、それぞれオリジナル曲を持ち寄ってステージにかける《EQ》は
みなさん超売れっ子で忙しい人ばかり。日程の調整が大変なので、昨夜は
久しぶりの出演になりました。
▶このところ毎晩、USTREAM で中継配信しているのですが、久しぶりと
いうことで、うまくいかない曲があるかも…とおっしゃって中継は取り止めに
なりました。あくまで完璧さを追求する姿勢に、頭が下がります。でも、
心配は杞憂に終わり、活力に溢れた素晴らしい演奏でした。
▶長年ライブハウスをやっている私にも確かな理由はよく分かりませんが、
昨夜も客席には女性が多く、これは最近の傾向で、今の日本のジャズは、
熱心な女性ファンが支えている、と改めて思いました。
▶1st.stage…大坂作♪It's Urgent、青柳作♪Real Mash、大坂作♪Dr.M、
青柳作♪Marked Feather、大坂作バラード♪So Long、小池作♪Dump Trane。
▶2nd.stage…小池作♪Four Allows、ウッドをエレベに持ち替えて納作
♪Red Pepper And Aromatic Spices、青柳作アップテンポの♪Nss、
小池さんが父上に捧げたバラード♪P.S I Thank You、大坂作♪Saturn's Rings、
小池作♪Strikeout Pitch、アンコールは納作♪Miles Miles でした。
▶サッカー好きの納さんは、イタリアで行われる巨人vs阪神のような伝統ある
試合をチケット予約されていて、震災のためキャンセルしようとしたところ
払い戻ししてもらえず、思いきって観戦に行ってきたそうです。
でも気分転換になって、行って良かったとお話されていました。
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  2011.4.9 Sat   また余震が…でも癒されたチャリートさんのステージ
▶大きな余震でまた騒然とした翌日、金曜の夜なのに再び寂しい客席に
なってしまった チャリート(vo) さんと、ユキ アリマサ(pf) 坂井紅介(b)
セシル・モンロー(ds) さんのステージ。テレビ東京のクルーが入って
セシルさんを録画撮りしました。彼はスカイツリータワーの袂にお住まいで、
「下町に住む外人」という番組に登場するそうです。昨夜、来られなかった方、
5月7日にご覧になれますよ。
▶1st.stage…♪So Many Stars、♪As Long As I Live、♪Estate、♪Close To You、
雰囲気を変えて♪How High The Moon、♪Lately、♪Just The Away You Are。
▶2nd.stage…♪Speak Low、♪A House Is Not A Home、デビューアルバムから
♪Black Coffee、最新アルバムのタイトル曲♪Heal The World…マイケル・
ジャクソンをカバーしたアルバムですが、マイケルは、今、一番大切な事を
歌っていたのですね。♪I'll Remember April、♪Chan's Song、
♪That Old Black Magic、アンコールは、♪What A Wonderful World でした。
▶チャリートさんは来週、4/13,14の2日間、大震災のチャリティーコンサートを、
西海岸カルフォルニアで行います。4/16は同地のサンタクルーズインターナショナル
音楽祭に出演。すぐNYへ飛んで4/20、セントラルブルックリンジャズフェスに、
4/22にはNYのクラブに出演。4/23は、アルバム「ヒール・ザ・ワールド」が
全米発売されるのにともなって「NYマイルスカフェ」で発売記念パーティーに出席
…と、活動予定が目白押し。
▶その後、バンクーバーにお住まいのご家族に会ってから帰国される予定だそうです。
世界を股にかけて、彼女らしい大活躍ですね。アルバムは全米発売されますから、
グラミー賞のチャンスもありますね。
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  2011.4.10 Sun   久しぶりに笑いの絶えない楽しく過ごした夜
▶漠然とした不安を感じながら過ごす今日この頃、せっかくいらしたお客さまに
何とか楽しんでいただこうと、ミュージシャンもいろいろステージアイディアを
考えています。そんな《トミー・キャンベル ヴォーカル-アイズ セッションバンド》
伊藤大輔(vo) 山口有紀(vo) ヒロ・モロズミ(pf,ky) 箭島裕治(b) トミー・キャンベル(ds)
さんの昨夜のステージでした。
▶演奏は、トミーさんが常にしっかりとリズムをキープしているので、他のパートも
ヴォーカルも、自由に奔放に好きなことが出来ます。だから思わぬ発展があったり
ハプニングも起きて、お店は笑いに包まれます。ライブジャズならではのステージ。
特に、大輔さんと有紀さんは、曲の中にコントが入るのですが、いつもジャーナルな
話題なのでとても愉快。そして突然、メロディに合わせて何語だかわからない不思議な
言葉と身振りで歌いだした大輔さんにすかさず有紀さんも合わせて歌い、客席は大爆笑。
すっかり気分がほぐれました。
▶1st.stage…♪All Day Long、♪Dream Life、アップテンポ♪Diddley Bop、
バラード♪The Peacoks、9拍子の珍しい♪Smile、♪Just For Fun。
▶2nd.stage…♪Selfish Sella〜♪You Must Be Crazy、途中、お花見の自粛を話題にした
面白いコントが入りました。何語だか分からない歌が入って大受けの♪Barcelona、
新曲♪Greens、♪I'm In The Mood For Love〜♪Moody's Mood。最後は明るく
♪Gahtooze。
▶お店は久しぶりに終始笑いにつつまれ、みなさん「楽しかった、来て良かった」
とお帰りになられました。いま必要なのは、笑いなのかもしれません。笑いに包まれた
お店にいて、私も何だか元気が出てきましたもの。
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  2011.4.11 Mon   ツアー第三日、和やかな雰囲気の日曜の夜
▶先週に続いて、今月2回目の日曜営業【Sunday Special】は、《TRIO ' 》
(読み方はトリオッです)メンバー市原康(ds) 森泰人(b) 福田重男(pf) さん。
急遽「東日本大震災被災者支援ツアー」と題して全国ツアー開始で、収益金や
CDの売上げから被災地に寄付されます。昨夜の当店はその第三日でした。
▶お客さまは三人それぞれのファンの方がいらして、時節柄、満席とはまいり
ませんが、そこそこの客席でした。ステージは、ジャズを知らない方にも
スーッと心に入ってくる、品のいい大人のジャズ。そして市原さんのMCは、
自分たちの宣伝をしても嫌味がなく、どことなくほのぼとしたおしゃべりで、
客席からはたびたび笑いがこぼれました。
▶1st.stage…♪When Lights Are Low、森さんのフランス語タイトルの
♪Le Temps Retrouve、福田作♪Lullaby、♪Come Rain Or Come Shine、
♪Light In The Darkness。
▶2nd.stage…♪Invitation、♪Joanne Julia、ベースのソロの入ったバラード
♪Leoni、ラテンのリズムで♪What A Difference A Day Made、♪Love Is
Here To Stay、アンコールは、♪上を向いて歩こう、と♪Relaxcin' At Camarero。
日曜の和やかな夜が終わりました。
▶毎日、車を運転してのツアーは体力的にも大変のようですが、ミュージシャンは、
演奏出来るとあればどこへでも出掛けます。今の時期こそ、心を和ませる音楽が
必要な時ですね。ぜひツアーを成功させて下さい。お気をつけていってらっしゃい。
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  2011.4.13 Wed   寂しい客席にも心のこもった《THE FORCE》の演奏
▶相手が自然ですから文句の言いようがないですけど…この頻繁な余震には
いいかげんにしてほしいですね。いいことか悪いことか…近頃では少々の
揺れでは動じなくなりました。でも原発事故はレベルが上がって、被災地の
方々には本当に同情致します。
▶そんなこんなで、奥平真吾(ds) 宮川純(pf) 須川崇士b) 太田剣(as) さんの
昨夜の《THE FORCE》 お客さまがとても少なく、ミュージシャンたちが
気の毒になってしまいました。そんな私の心配をよそに、スリルとスピード感
のある気持のこもった熱い演奏が繰り広げられました。
▶1st.stage…奥平作♪Maconde、スタンダード曲♪Alone Together、
M.タイナーが奥様に捧げた♪Mis Bea、バラード♪Star By Star Light、
B.ミチェルの♪Funji Mam…これは黒人のママの作る料理のこと。
▶2nd.stage…奥平作♪Fields of Saisal、♪Infant Eyes、♪Computer G、
バラード♪The Last Dance、E.ジョーンズの♪Taurus Peaple。
▶お客さまが少なかろうと、地震だろうと、自分たちは、いい音楽を一生懸命
演奏するしかない、というような清々しくなるほど気持ちのいいステージで、
数少ないお客さまでしたが、みなさん大満足でお帰りになられました。
コミニケーションのよく取れたこのユニット、ぜひもっともっと多くの方に
聴いて頂きたい、と思わずにはいられない夜でした。
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  2011.4.14 Thu   ライブに対する意気込みが伝わってくるステージ
▶岸田恵士(ds) さん率いる《ファンキーボーイズ ジャズバンド》。実は、
岸田さんのドラム歴は30年近いのですが、話せば長い事情があって、現在は
プロのタクシードライバーをされています。ドライバーとしての成績は、
いつも社内でトップクラスのようですが、タクシーを流して感じる世の中の
様々なことを詩にして、気に入った若いミュージシャンと組んで、2カ月に
一度のライブ演奏が生き甲斐になっているようです。
▶彼が選んだ昨夜の若手は、岡崎好朗(tp) 越智巌(g) 菊地太光(pf) 楠井五月(b)さん。
もう還暦になりましたが、パワーは若い人に負けていないどころか、むしろ
若い人より優っています。そうして、演奏出来る幸せに溢れたプレイに、
若いミュージシャンも何かを感じながら楽しそうに演奏するステージでした。
▶1st.stage…♪Sonny Moon For Two、♪Song For My Father、
トランペットをフィーチャー してのバラード♪What's New、災害や原発の事を
歌っている岸田作♪Burnin。
▶2nd.stage…岸田作♪きずな、♪危険な関係のBlues、アップテンポの♪Lover、
ギターをフィーチャーして♪Body And Soul、岸田作♪大都会の遊牧民。
お客様の中にはタクシー会社の上司の方も応援にみえ、お客さまたちは
その気迫に満ちたプレイぶりに、みなさん元気を貰えたようでした。
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  2011.4.15 Fri   タイプの違う二組のバランスのいいデュオ
▶鈴木良雄(b)さんと、タイプの違う2人のピアニスト 野力奏一(pf) さんと
ササキ・イサオ(pf) さんのデュオ。チンさんは、6人のピアニストとの
デュオを1枚に納めたアルバムをリリースされています。
▶昨夜はそのうちの二人。野力さんは、チンさんの曲のほとんどを
アレンジされていて、チンさんにとってなくてはならない人。
佐々木さんは元チンさんのグループにいた方で、彼の曲が韓国で大ヒット。
今、年に何回か韓国の大きなホールで公演されるそうですが、いつも
満席になるということです。
▶1st.stage…まず佐々木さんとのデュオ、鈴木作♪Wings、佐々木作
♪Kesaran Pasaran、スタンダード曲♪Blue Moon、次に野力さんとのデュオ
鈴木作♪Fairy Dance、♪My Dear Friends、野力作♪Feeling Freezy。
▶2nd.stage…佐々木さんとのデュオで韓国で大ヒットした♪Sky Walker、
♪Someother Time、佐々木作♪Forest、次が野力さんとのデュオで
鈴木作♪Ce'u Azul …ポルトガル語で千羽鶴の意味、スタンダード曲
♪Crazy He Colled Me、鈴木作♪Winter Day Beak、最後はブルースを
二人で連弾して終りました。いずれのデュオも阿吽の呼吸で、タッチの
綺麗な素晴らしい演奏でした。
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  2011.4.16 Sat   落ち着いた紳士たちが熱心に演奏を楽しんだ夜
▶伊藤君子(vo) 片倉真由子(pf) 坂井紅介(b) 海老沢一博(ds) さんの金曜夜。
海老さんペコちゃんご夫妻が娘のように可愛がる真由子さんと…いわば、
久しぶりの「親子競演」を楽しみました。ベースも信頼する紅さんで、
ペコちゃんもリラックス。ペコちゃんと同世代の紳士たち2グループが
ステージ前に陣取り、ペコちゃんもいろいろと話しかけたりしながら、
和やかな雰囲気のステージでした。
▶1st.stage…♪Just In Time、♪A Time For Love、♪Time After Time、
初恋の人の顔を思い浮かべながらお聴きくださいと♪The First Time
Ever I Saw Your Face、♪I Didn't Know What Time It Was、
津軽弁バージョンで♪Summertime、♪The Morment、♪Sometimes I'm Happy。
お気づきのように、最初のステージは「Time」が入った選曲です。
▶2nd.stage…♪Wives And Lovers、♪Don't Explain、♪Just Friends、
♪All In Love Is Fair、♪Love For Sale、♪Good Morning Heartache、
♪No More Blues。このステージは「Love」がテーマです。
アンコールは♪Smile。
▶真由子さんはこの3月末、出身校ジュリヤード音楽院のジャズ科創立10周年の
イベントに招待され、記念演奏されて来ました。ここの卒業生の、今世界で
活躍するビックネームたちとも多数共演。プロになっての初めての経験だったそうで、
とても勉強になり大きな刺激を受けたようです。そして強く思ったそうです。
「ジャズはやっぱりNYで活動しなくっちゃ」
▶そんなわけで、しばらくしたら、日本を離れることになりそうです。海老さん
ペコちゃんご夫妻もおっしゃるように、私も、自分の可能性を信じて、世界に
大きく羽ばたいていってほしいと思います。真由子さんのあの素晴らしい
ピアノが身近に聴かれなくなるのは、とても残念ですが。
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  2011.4.17 Sun   暖かな土曜日の夜のファンキーなサウンド
▶《トミー・キャンベル オルガン-アイズ セッションバンド》予定では、
河合代介(org) ハル高内(g) レイモンド・マクモーリン(ts) さんに、
トミーさんのお友達でトランぺッターのセオ・クロッカーさんが
NYからやってきて参加するはずでしたが、キャンセルになりました。
残念ですが、今の状況ではしかたないですね。
▶というわけで、いつものメンバーで、楽しくリラックスしたステージを
繰り広げました。お客さまが少ないのを気になさったトミーさんは、
何とか盛り上げようと一生懸命。そのトミーさんのドラムソロは、
さすがだなと思いました。河合さんのペタルを踏むカラーの5本指靴下の
足指が可愛くユーモラスで、私はいつも楽しませてもらいます。
▶1st.stage…オルガンとドラムスで♪Blues For J、♪Bashin'、
ギターが入って♪4 on 6、テナーが入り全員で♪Holly Land、
♪Mimosa、♪Can't Take My Eyes Of You。
▶2nd.stage…オルガンとドラムスで♪Tone Wheels、♪Good Life、
全員で♪Lio Good One、♪You Make Me Feel Brand New では、ハルさんが
ベビーシタールを弾きました。そしてトミーさんの伯父さんの曲
♪Jimmy Smith Short Chorus、♪Cherokee、♪Europe、アンコールは
♪Poinsiana でした。
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  2011.4.19 Tue   週明け月曜なのに店内は久しぶりの大賑わい
▶久しぶりの山ちゃんトリオ、山本剛(pf) 香川裕史(b) 大隅寿男(ds) さん。
静かな日が多い月曜日の夜ですが、昨夜は山ちゃんファンで店内は大賑わい。
皆さん楽しそうに山ちゃんの独特のピアノ「山本節」を堪能されました。
最近は特に、演奏の流れに任せるようなピアノを弾く人はいないので、
彼と同年代の往年のファンにとっては楽しい限り。客席とステージが一体と
なって、みなさん最後まで大いに楽しまれました。
▶1st.stage…♪Satin Doll、これを聴きたくてこられた方もいるはず…♪Misty、
♪It Possibie、♪Ponciana、♪My Funny Valentine、アップテンポ♪Billy Boy、
バラード♪Loveing Tach、♪クレオパトラ Dream。
▶次のステージでは、当店のスタッフで「歌うウェイトレス」としてすっかり
人気になった真由美さんと、聴きにいらしていたポーラさん、そして、
あゆさんを呼び出し、それぞれに1曲ずつ歌ってもらいました。お客さんも
大喜びで、皆さん目を細めて聴いていらっしゃいました。このあたりの
ステージングは、年季の入った山ちゃんならではですね。
▶2nd.stage…♪For Onece In My Life、♪Stardust、♪The In Crowd、
真由美さん♪As Time Goes By、ポーラさん♪But Beautiful、あゆさん♪Din Di、
インスト曲の後、やはりいらしていたMARUさんが歌うと、山ちゃんも
一緒に歌い出さないわけにはいきません♪Misty、最後は山ちゃんが♪Dainah
を歌って、よくスウィングする楽しいステージは終了しました。
▶昨夜はスタッフが一人代休を取っていて、私は大変忙しく、久しぶりに
働くことで疲れた、気持のいい夜でした。ライブ中継も視聴者からの反応が
多く、大層賑わったようです。
▲top
  2011.4.20 Wed   お客様は少なかったけど陽気なステージ
▶震災後はじめての出演になった《横山達治スペシャル プロジェクト》
里見紀子(vln) 福井ともみ(pf) 高瀬裕(b) トミー・キャンベル(ds) さんと
横山達治(per) さん。女性陣はいつものように美しく優雅でしたが、
高瀬さんがあまり痩せていらしたので病気かと心配すると、20キロ以上
ものダイエットに成功したということでした。
▶達治さんは計画停電を日に3回も経験して、だいぶストレスが溜まって
いたようです。でも、少ないお客さまでしたが、やってきてくれた方を
何とかハッピーにしたい…とジョークを飛ばし、サービス精神をめいっぱい
発揮して一生懸命でした。
▶休憩時間にブルーノート東京にマンハッタンオーケストラに会いに行った
トミーさんの話では、やっぱりお客さまがとても少なかったと、言って
この業界を心配されていました。が、演奏は素晴らしいものでした。
▶1st.stage…♪You Are My Sunshine Of My Life、♪Manbo In、
♪Viva Cepeda、ヴァイオリンをフィーチャーして♪Oblivion、
♪Manbo Influenciado。
▶2nd.stage…♪La Estrellita、♪You've Changed、♪G線上のアリア、
♪Yatra Ta、アンコールは♪Wave でした。
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  2011.4.21 Thu   多くの方にご視聴いただいたTOKUちゃん
▶昨夜は、TOKU(vo,flh) ちゃんと 泉川貴広(pf) 楠井五月(b) 福森康(ds) 吉田智(g)さん。
TOKUちゃんは当店に出演していてスカウトされたのですが、メジャーデビューして
もう10年になりました。それを記念してこの27日「TOKU Sings & Plays Stevie Wonder」
がリリースされます。早いものですね。初めはぎこちなかった彼ですが、今では立派な
スターになられました。
▶思えば、多くのミュージシャンがここから巣立って行きましたが、みなさん今でも
当店に出演していたり、時々顔を出してくれます。嬉しい限り。ここを忘れないで
いてくれる人は、私はやっぱり可愛くて、コンサートがあれば大抵聴きに行きます。
TOKUちゃんも暇があればしょっちゅう遊びに来てくれて飛び入り出演してくれるし、
人の演奏をよく聴きに行く勉強熱心な人で向上心も旺盛です。
▶昨夜のピアニストはそのTOKUちゃんが見つけた方で、当店初めての出演。北海道
出身でNYに半年。帰国して東京に住み始めた27歳の若者です。今度からレギュラーに
なります。先が楽しみな新人です。
▶1st.stage…♪Moonlight Serenade、♪Night And Day、♪Rock With You、
インスト曲♪Conception、♪She、遊びにいらしていた岸田恵士(ds) さんを
呼び出して♪Our Love Is Here To Stay、レギュラーメンバーで♪Our Love Story。
▶2nd.stage…♪A Whole New Life Tight、ベースバックのヴォーカルで
♪Fly Me To The Moon、インスト曲♪Delfeayo Dilemma、♪Again、
♪Nostalgikos、♪Kiaa Of Life、アンコールは♪Smile を皆で合唱して終りました。
▶さすがスターのTOKUちゃんですね、昨夜のUSTREAM でのライブ中継は、
これまでになく全国の多数の方にご視聴いただき、チャットの反響もたいそう
賑わったようです。
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  2011.4.22 Fri   NYの香り漂うピアノトリオ、気持良く歌った浩子さん
▶久しぶりの【BODY&SOUL スペシャル】、ジョン・ディ・マルティノ(pf)
中村健吾(b) マーク・テイラー(ds) さんに、ウィリアムス浩子(vo) さんが
ヴォーカルゲストでした。
▶ジョンさんは日本でもCDを出していて、SJ 誌のゴールドディスクに
選ばれた事もありますが、とてもロマンチックなピアノ。マークさんと
NYから一緒に来日して2日目のステージでした。健吾さんもNYから昨年
帰国したばかり。肩の力が抜けた、それでいて緊張感のある気持の良い
グルーブ感…NYの香りが漂う素晴らしいジャズでした。
▶浩子さんはシルバー色のブラウスに黒のミニスカート。光るダイヤの
アクセサリーが上品で、いいバックを得て、とても気持良さそうに歌って
いらっしゃいました。初めて聴いた方もいらして、日本人でこんな大人の
シンガーがいることに驚いた、とおっしゃって最後まで熱心に聴いて
いかれました。
▶1st.stage…ピアノトリオで♪Melancholy Baby、♪Solitude、
♪If You Go A Way、♪Well You Needn't、ヴォーカルが入って
♪All The Things You Are、♪Poinciana、♪Spring Can Really Hung
You Up The Most、♪Just In Time。
▶2nd.stage…ピアノトリオで♪Yesterdays、♪Con Alma、♪My Ideal、
ヴォーカルが入って♪Stella By Starlight、♪I Can't Give You Anything But Love
♪A Time For Love、♪Love Me or Leave Me、アンコールは♪Stardust。
▶私は40年近く、日曜定休日以外、年間300日くらい、ほぼ毎日お店に出て
(貧乏暇なしですね)ライブ演奏を聴いています。他のライブハウスへも、
時々顔を出して内外のライブ演奏を聴いているおかげで、耳の確かさだけは
自信があります。
▶【BODY&SOUL スペシャル】は出演者の有名無名に関わらず、その私の
耳が自信を持ってお送りしています。人によってジャズの好みは、当然
違いますが、決してジャズファンを裏切らない素晴らしい演奏が期待できる
ステージだと自負しています。お客さまにもご都合がいろいろおありなので
しょうが、昨夜の客席はとても寂しく、スペシャルを組んだ甲斐がなかった
と、とても残念です。
▶お客様が少なくミュージシャンにはお気の毒でしたが、ジョンさんは、
ピアノの響きと音が素晴らしく、ずっと弾いていたい、とお褒めくださり
メンテナンスに精を出している、こちらは甲斐があった、と少し
救われましたけど。…次回のスペシャルは来月14日。ぜひお越しください。
ご期待を裏切りません。…今日のブログは、なんだか愚痴っぽくなって
しまいましたね。ごめんなさい。
▶そうそう言い忘れました。ブログ欄を訪れていただいている方で
レポートされた演奏をお聴きになりたい方は、ライブ配信サイト
USTREAM に一部がアーカイブされていますので、それをご覧ください。
USTREAM の当店のサイトは、トップページまたはデイリーニュース欄
からリンクされています。
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  2011.4.23 Sat   30年ぶりの共演だったえりさんと慎吾さん
▶自粛ムードなのか何なのか、どうしたことでしょう、金曜の夜の賑わいは
もう戻ってこないのでしょうか…でもえりさんは、昨夜もいつものように
全身を使って、誠意のこもったステージを繰り広げました。大野えり(vo)さんと
荻原亮(g) 島田剛(b) 奥平真吾(ds)さんのメンバー。
▶えりさんと真吾さんは、30年前、未だ真吾さんが高校生だった頃に共演
されたことがあって、昨夜は本当に久しぶりの共演でした。えりさんは、
グルーブ感が独特に優れたヴォーカルなので、ドラマーがきちんと叩ける人で
ないと安心して歌えないのですが、さすが真吾さん、しっかりとしたサポートで、
えりさんも楽しく歌っていらっしゃいました。亮さんのギターも良くて、
気持のいいステージでした。
▶1st.stage…♪Come Together、♪Old Devil Moon、♪The Very Thought Of You、
えりさん自身の作品♪In Time Of The Silver Rain、♪So Mant Stars、えりさんの
オリジナル曲♪Bird's Song。
▶2nd.stage…えり作♪Sweet Love、♪This Can't Be Love、初挑戦だったという
♪Sofisticated Lady、えり作♪La,La,La,You Are Mine は、みんなで合唱しました。
♪I Didn't Know What Time It Was、えり作♪Walker With The Dourn、
アンコールは♪One Note Samba でした。先輩であるペコさんがいらして、お食事
されてから最後までえりさんのステージを楽しみ、褒めていらっしゃいました。
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  2011.4.24 Sun   ジャズ黄金時代を彷彿させる演奏
▶ティファニー(vo)さんが出演される予定でしたが、震災後、原発事故
などを本国のご家族が心配され、呼び戻されるように帰国されたままです。
それでステージは、野本晴美(pf) パット・グリーン(b) ジミー・スミス(ds)
さんのピアノトリオ演奏になりました。でも、50年〜60年代のジャズ黄金
時代を彷彿させる往年のジャズファンにはたまらない、よくスウィングする
演奏で、楽しませていただきました。
▶晴美さんは当店久しぶりでしたが、一層うまくなっていて素晴らしい
演奏でした。パットさんは当店初めてでしたが、サウンドは一音一音が
しっかりと芯がある、誠実味あふれるベースでした。日本語も上手で、
インテリジェンスのある、背の高い上品なアメリカ人です。久しぶりの
ジミーさんは一回り太っていましたが、いつもの、ボトムのしっかりした
大人のドラムを聴かせてくださいました。
▶1st.stage…♪Willow Weep For Me、♪Someday My Prince Will Come、
ビートルズナンバー♪My Cherie Amour、アップテンポの♪Jeanine、
バラード♪Body And Soul、♪Sweet Geogia Brown。
▶2nd.stage…♪Song For My Father、♪You Are My Every Thing、
♪St.Thomas、リクエスト曲♪My Fanny Valentine、懐かしい♪Doxy、
♪All Gods Chillon、アンコールは♪Fly Me To The Moonでした。
▶とてもスウィンギーな店内でした。久しぶりの晴美さんのピアノに感銘を
受けたので、夏から当店レギュラーで出演していただくつもりです。
(昨夜の演奏は USTREAM にアーカイブされています)
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  2011.4.26 Tue   沖縄の香り漂う爽やかなステージ
▶大城蘭(vo) さんと平岡雄一郎(g) 堀秀彰(pf) 佐藤慎一(b) 和丸(ds) さんのステージ。
蘭さんは先月の出演が震災の直後でお店が臨時休業でしたので、2カ月ぶりでした。
アスリートとしての彼女は、17日に行われた石垣島トライアスロンに、東京から
お仲間10人ほどと参加。約1400人の参加者中700番台だったそうです。
▶途中で自転車で転んで怪我をされたそうですが、頑張って完走されたそうです。
転ばなければきっともっといい成績だったのに…でも壊れた自転車を直しての完走。
根性がありますね。昨夜はその時の腕の傷のため長袖のスーツで登場しました。
顔を怪我しなくて良かったですね。
▶同じ沖縄出身で、今は21歳ですが17歳で元日野皓正バンドのドラマーに抜擢
された和丸さんが参加。慣れない歌伴で心配しましたが、周りの演奏を聴いて
よくスウィングする演奏でした。
▶1st.stage…♪You Stepped Out Of A Dream、♪The Nearness Of You、
♪Almost Like Being Love、♪Black Coffee、♪All The Things You Are、
♪沖縄の民謡を1曲、♪Day By Day、♪The Way You Look Tonight、
♪Just One Of Those Things。
▶2nd.stage…♪It's All Your Fault、♪Just In Time、♪On A Clear Day、
♪Tip The Thrash The Tulip、♪Lover Come Back To Me、♪Amazig Grace、
♪Sophisticated Lady、♪My Melarcholy Baby、♪Straighten Up And Fly。
▶最後は♪My Favorite Things を沖縄弁で。沖縄生まれのドイツ人とのハーフの
男性が沖縄の文化を守ろうと沖縄弁で書いた歌詞だそうです。ちなみに蘭さんの
お母様もアメリカ人とのハーフ。だからスタイル抜群の美人なのですね。
自分の故郷を大切にしているのが良く伝わってくるステージでした。
(昨夜のステージは USTREAM にアーカイブされています)
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  2011.4.27 Wed   「雨男」を返上し、縁結びの男になった福田さん
▶昨夜は、福田重男(pf) 上村信(b) セシル・モンロー(ds) さんのトリオ。
「雨男」の異名をとり、なぜか雨降る夜になることの多い福田さんですが、
昨夜は晴れ!予約なしでいらした方も多く、店内は活気づきました。
そんな中、とても珍しい素敵なハプニングがあったので、なにはともあれ
まずそのご報告をしたいと思います。
▶最初のステージが終わってしばらくしたとき、奥の席で、一緒にいた
女性の手をとって、大勢のお客様の前に立ち、大きな声でプロポーズが
始まりました。そう言えば、ご予約の時そんなことが書かれてあったワ、
とは思ったのですが、まさかこんな形で始まるとは…
▶プロポーズの言葉は「貴女の素敵な笑顔とずーっと一緒にいたい」。
そして密かに用意された婚約指輪を女性の指に。彼女はびっくりして
感激のあまり泣き出して彼に抱きつき、結婚を受けました。店内の
あちこちからおめでとうの声がかかり、女性のお客さまは涙ぐみ、
男性は羨ましがり…
▶そうこうするうち、セシルさんが白い布に「HAPPY WEDDING」と書き
そこに居合わせたお客さま全員と演奏者のサインをもらって、カップルに
手渡しました。とても可愛いカップルでしたが、馴れ合いはそもそも
当店で初デートをされたのだそうです。それから3年…皆さんに
お祝いされ、一生忘れられない夜になった事でしょう。
▶1st.stage…♪Nobody Else But Me、♪Stablemates、福田作
♪Childhood's Dream、♪Come Rain Or Come Shine、
♪Here's That Rainy Day、福田作♪Go Ahead Nigel。
▶2nd.stage…♪How Adout You、♪All Blues、♪Blackbird、
福田作♪Mohok Dreve、婚約したお2人に捧げた♪My One And Only Love、
♪I Love You、アンコールは♪Photograph。
▶それにしても、勇気のある彼ですね。きっと幸せなカップルになれる
ことでしょう。この閉塞感ただよう時代の今日この頃、とても感動しました。
お客さまも皆さんホンワカとした気分でお帰りになられました。
いつまでもお幸せに。
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  2011.4.28 Thu   新鮮なサウンドに酔った夜
▶ゲストに珍しいスティールパン奏者のトニー・グッピーさんを迎えて、
里見紀子(vln)さんがリーダーで彼女が気に入っている、森下滋(pf)
坂本竜太(b) 加納樹麻(ds) さんというメンバーで、アレンジも選曲も
彼女が決めてのステージでした。
▶初顔合わせでしたが、少しのリハーサルですぐ打ち解け、とても楽しい
ステージになりました。トニーさんのスチールパンも全体のサウンドに
よくフィットして、皆が楽しんで演奏する姿は観ても聴いてもいいもの
ですね。途中嵐のような雨が降ったためか、お客さまが少なくて
残念でしたが、紀子さんの微笑みに癒され、いらした方にはとても
喜んでいただけました。
▶1st.stage…H.ハンコックの♪Chameleon、♪Appalachian Morning、
R.ブレッカーの♪Sponge、K.ブレーの♪Lawns、M.ナシメントの♪Vera Cruz。
▶2nd.stage…♪Feel Like Making Love、T.マリア作♪Yatra-ta、S.スワローの
♪Ladies In Mercedes、D.セベスキー作♪Bittersweet、S.ワンダーの♪I Wish、
アンコールは♪Someday My Prince Will Come。とても楽しいステージで、
時間の経つのを速く感じた夜でした。
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  2011.4.29 Fri   GW前夜祭のように賑わった生音ジャズ
▶今月は久しぶりにレギュラーメンバーが揃った
《フロントページ オーケストラ》。大型連休前夜で、お客さまも
大勢お見えになり、店内は震災以来、久々に大賑わい。このところ
週末でも客席が寂しかったところ、私もスタッフもホッとしました。
もちろん満席の客席にミュージシャンもみなさん嬉しそうで、
ノリのいい演奏でした。
▶1st.stage…♪Stop And Go ソロは三木俊雄(ts) 奥村晶(tp) 片岡雄三(tb)
♪Moon Flower ソロは福田重男(pf) 浜崎航(ts)、♪Escher's Vision での
ソロは山岡潤(euph) 浅井良将(as)、♪Sleep Like A Baby ソロは
三木俊雄(ts) 上村信(b)、♪Quantum Leap ソロは松島啓之(tp) 浜崎航(ts)
柴田亮(Ds)。皆さん素晴らしいソロでした。
▶2nd.stage…♪Echoes Of The Forest ソロは三木俊雄(ts) 片岡雄三(tb)
福田重男(pf)、♪If I Told A Lie ソロは松島啓之(tp) 山岡潤(euph) 上村信(b)
カップミュートをつけた松島さんのソロがとても良かったです。
♪By Any Means Necessary ソロは浜崎航(ts) 浅井良将(as) この曲は、
いらした大坂昌彦さんが叩きました。♪墨田川 ソロは片岡雄三(tb)
福田重男(pf)、♪Stepping Stone ソロは奥村晶(tp) 三木俊雄(ts) 柴田亮(ds)
アンコールは旧いスタンダード曲♪Time On My Hands でした。
お店も演奏も、充実した夜でした。
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  2011.4.30 Sat   ジャズファンのそして日本の希望の星
▶18歳最後の夜だった昨夜の寺久保エレナさんのステージ。メンバーは
寺久保エレナ(as) さんの他、佐藤浩一(pf) 中林薫平(b) 海野俊輔(ds) さん。
昼間は当店で、2枚目のアルバムジャケット撮影を行いました。スタイリスト
ヘアーメイクがついて、少し大人っぽく装って…NYでレコーディングして
まだ発売前のCDを流しながらの撮影でした。
▶このCDが最初流れたときには、NYのミュージシャンかな、と思ったくらい。
カメラの前にいるこの可愛いらしい日本の女の子が吹いているなんて、
全く想像できません。ケニー・バロン(pf) ロン・カーター(b) リー・ピアソン(ds)
ゲストに、ドミニク・パリナッチ(tp) という豪華ビッグメンバーを従えて、
一歩も引けを取らない堂々たる演奏です。
▶夜のお店は、話題の天才少女エレナさんとあって超満員。被災地方の方、
原発近くの方もいらしてました。USTREAM 中継でも、北海道で観ていた方も
いらして…今、日本の希望の星ですね。他のメンバーは、トリオとしては
みなさんが初共演でした。演奏はステージを重ねるごとにテンションが
上がり、最後はエレナさんとともにヤンヤの大喝采で終わりました。
▶1st.stage…K.バロンの♪New York Attitude、渡辺貞夫作♪One For You、
♪Invitation、エレナさんの作品♪That's The Truth、S.ジョーンズの♪Del Sasser。
▶2nd.stage…W.ショーターの♪Oriental Folk Song、エレナ作品♪Ferris Wheel、
♪Star Eyes、今度のCDにも入っている♪Body And Soul…エリナさんの
バラードも素晴らしいです。エレナ作♪Like The Sunlight、アンコールは
♪It's You Or No One でした。
▶この9月には、バークレー音大に留学するエレナさん。今でも作曲・編曲
もこなし、このプレイぶりです。この先どんな凄いミュージシャンになるか
とても楽しみです。我らが希望の星をしっかり見守りたいと思いました。
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