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 Weblog by Kyoko (過去のブログはカレンダーを戻してネ)
  12.1 Wed 月末に相応しい心のこもったトリオ演奏
  12.2 Thu また出演をお願いしたいトニー・グッピーさん
  12.3 Fri 急遽揃ったメンバーですが、とても新鮮なステージ
  12.4 Sat 日本で初めて、ライカさんの素敵なステージ
  12.5 Sun 元気で明るく活気あるマーヤさんのステージ
  12.7 Tue 久しぶりの大盛況、三世代共演のような記念ライブ
  12.8 Wed 【[photos]欄 更新】
  12.8 Wed ジミーさんが目の前で、緊張したステージ
  12.9 Thu マイクなしで熱唱、マリさんのステージ
  12.10 Fri どこか懐かしい感じの柔らかいジャズサウンド
  12.11 Sat 暮れの金曜日なのに…拍子抜けする店内
  12.12 Sun 久しぶりに週末らしい賑わいのTOKUちゃん
  12.14 Tue 蘭ちゃんのファンで賑わった雨降る月曜日の夜
  12.15 Wed メンバーが変わって新しいサウンドに…
  12.16 Thu 素晴らしいユニットになってきた《THE FORCE》
  12.17 Fri 熱心な女性ファンのいる《BASS TALK》
  12.18 Sat 活気が店内にあふれたBS特製六重奏団
  12.19 Sun 一足早いクリスマスを迎えたようなお店
  12.20 Mon 【[photos]欄 更新】
  12.21 Tue いろんなことを体験した大忙しの一日
  12.22 Wed 今年最後の福田トリオの歯切れのいい演奏
  12.23 Thu 14歳 陸(RIKU)クンの見事なドラミング
  12.24 Fri 【[photos]欄 更新】
  12.24 Fri X'masイブのさらに前夜祭のような盛り上がり
  12.25 Sat イブに相応しい落ち着いてしっとり楽しい聖夜
  12.27 Mon クリスマスと私の誕生日で大賑わいの店内
  12.27 Mon ペコちゃんのユニークなCD発売記念スペシャル
  12.28 Tue ジャムも始まった楽しく賑やかな夜
  12.29 Wed 今年最後のステージ、今年最後のブログ


  2010.12.1 Wed   月末に相応しい心のこもったトリオ演奏
▶11月を締めくくる、福田重男(pf) 小杉敏(b) セシル・モンロー(ds)さんの
トリオには、ファンが大勢集まりました。ファン気質はいいですね、お一人で
いらしてもファン仲間を見つけると、嬉しそうに同じテーブルにつかれます。
▶福田さんは、女性はもちろん男性にも好かれるタイプで、趣味も広く、
特にF-1レースの話になると会話が尽きません。趣味の広さは音楽の創作活動
にも役立つようで、インスピレーションが豊かに現れて、曲のイメージが
たくさんできるということです。
▶1st.stage…♪How About You、M.デイビスの♪Milestones 実はこの曲、
お馴染みなのは新作で、最初に作られた旧作は似ても似つかない曲なのですが、
昨夜はそのメロディラインを聴かせてくれました。福田作品♪Lullaby、
スタンダード曲♪My Ship、♪Exactly Like You、そして福田作品
♪Go Ahead Nigell はドラムのソロが素晴らしかったです。
▶2nd.stage…C.モンクの♪Think Of One、福田作品♪Rachel's Lament、
B.ゴルソン作♪Stablemates、スタンダード曲♪Here That Rainyday、
C.パーカーの♪Relaxin' At Camarero、アンコールは♪Round Midnight。
ファンの皆さん最後まで楽しまれ、来月またね、と名残惜しそうに
帰路につかれました。
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  2010.12.2 Thu   また出演をお願いしたいトニー・グッピーさん
▶綺麗なスチールパンのサウンドが店内に響き渡ったトニーさんのジャズユニット
《Tony Guppy Jazz Unit》メンバーは、トニー・グッピー(per,steal pan)さんの他
守屋純子(pf) 八尋洋一(b) 加納樹麻(ds) 里見紀子(vln) さんですが、守屋さんが
サイドメンで出演するのは当店では初めてのこと。いつもMCをなさる彼女を知って
いるので、少し不思議な感じがしました。
▶八尋さんは久しぶりの出演で、加納さんとの相性も良く、みなさん楽しみながらの
ステージ。里見さんもとてもリラックスして、素敵な音色でヴィオリンを奏で、
大変バランスの取れたサウンドの上に選曲も素晴らしく、大変楽しめました。
▶1st.stage…♪Zig Zag ♪My Chene Amour ♪Ladys In Mercedes、私は初めて
M.デイビスの♪Tutu を生演奏で聴けました。♪Yatra-ta。
▶2nd.stage…♪Tell Me A Bedtime Story ♪Bouncin' With Bud、トニーさん作曲
♪Keep In Touch、守屋さんの♪Dancing Puppet、♪Jane、アンコール は
♪I Wish でした。素晴らしいサウンドを楽しむことが出来ました。また出演を
お願いするつもりです。乞う、ご期待 !!
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  2010.12.3 Fri   急遽揃ったメンバーですが、とても新鮮なステージ
▶昨夜は本来別のグループだったはずなのですが、ブッキングに行き違いがあり
5日ほど前にそれが判って、急遽、いろいろと電話してマヤさんにお願いすると、
急いでメンバーを揃えてくださいました。マヤ・ハッチ(vo) さんと熊谷泰昌(pf)
小泉“P”克人(b), 柴田亮(ds) さんのメンバーです。
▶マヤさんはか細い体格なのに、素直な素晴らしい声の持ち主。メンバーも
全員がとても若く新鮮で、マヤさんの優しい人柄が表れたステージに、
初めてお聴きになった方もとても好感を持たれたようで、CDもお買い上げ
いただきました。
▶彼女は、NYのニュースクール大学でジャズコースを採るとともに、子供が
大好きで先生になるコースも採られ卒業されました。先生とシンガーの両立は
難しい…と迷っている時、日本から声がかかってCD発売が決まったそのCDです。
現在は、BS朝日の子供番組「ポンキッキ」の歌のお姉さんとして東京に住み、
最近は作詞作曲もしているようで、可愛い曲をたくさん創っています。
▶1st.stage…♪This Can Be Love ♪Do Nothing Till You Hear From Me、
♪Meditation、マヤさんの作品♪Chase The Path、♪上を向いて歩こう、
♪Golden、マヤ作♪We Are The Sun。
▶2nd.stage…♪East Coast Blues、ファンクなリズムで♪My Fanny Valentine、
♪Them There Eyes、♪Roud Midnight、♪Ribbon In The Sky、♪Someday
My Prince Will Come、アンコールはマヤさんの♪Beautiful Seeds Grow。これは
夏休みにNYで4歳の子供たちとキャンプしたとき、花壇に水をやりながら毎日
歌ったというマヤサンらしい歌。花がどんどん咲いてきて、子供たちはみんな
大喜びしたそうですよ。
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  2010.12.4 Sat   日本で初めて、ライカさんの素敵なステージ
▶中村健吾(b)さんが選んだ若いミュージシャン 菊池太光(pf) 小田桐和寛(ds) さんと
ライカ・フェイテン(vo) さんをスペシャルゲストに迎えての師走はじめての金曜日。
菊池さんは25歳、小田桐さんは国立音大の4年生で卒業後はボストンのバークレー
音大に留学が決まっています。二人ともこれからの日本のジャズをささえていく
ミュージシャンです。
▶演奏は、健吾さんが真ん中でしっかりとリズムを刻みながらアイコンタクト。
緊張感の中に、健吾さんのあたたかい人柄が場を和ませ、素敵なステージでした。
スペシャルゲストのライカさんは、フランスのユニバーサルレコードに所属する
シンガーで、現在は東京にお住まいです。昨夜は日本で初めてのステージでした。
小柄で上品な黒人女性で、素晴らしい声のヴォーカルです。素敵な女性の大人の
ヴォーカルに、客席は静まり返って彼女を注目していました。
▶たまたまいらしたお客さまは、みなさん一様に、来てラッキーだった、と
喜ばれました。私もすっかり彼女のファンになりました。彼女も、若い
ミュージシャンが一生懸命一緒に演奏したことが嬉しかったようで、大変喜び
満足されていらっしゃいました。
▶1st.stage…トリオ演奏♪I've Never Fallin' Love Befor、健吾作♪Mingus Fingers
♪Op=Oz、ライカさんのヴォーカル♪Lady's Back In Town、♪I Only Have Eyes For You、
私の大好きなシンガーの大好きな曲、亡きアービー・リンカーンの♪Throw It Away には
深い感銘を受けました。♪I Must Have That Man。
▶2nd.stage…インストで健吾さんの♪Fifty Five、♪Generations、ヴォーカルが入って
バラード♪How Deep Is The Ocean、♪Minery、♪I'm Gonna Lock My Heart、
♪You Turned The Tables On Me。実は彼女のご主人はドラマーなのですが、その彼が
おみえになり、ステージに登場して2人で♪Being Me を、アンコールはフランス語で
♪枯れ葉。上品な大人のステージでした。
▶次回、ライカさんの出演は、来年2月12日です。皆さま、ぜひいらして、大人の
ジャズを堪能してください。私もとても楽しみです。
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  2010.12.5 Sun   元気で明るく活気あるマーヤさんのステージ
▶グレース・マーヤ(pf,vo) さんの弾き語りメンバーは、佐藤ハチ恭彦(b) FUYU(ds)
さんと、大ベテラン 峰厚介(ts) さんで、この顔合わせは初めてのことです。
ハードジャズのイメージが強い峰さんですが、ヴォーカルと共演するのは珍しく、
私も楽しみにしていましたが、マーヤさんの自然体のサウンドに柔らかくとけ込んで
いいプレイでした。
▶いつもの元気で楽しいステージでしたが、実は、マーヤさんはお嬢さんから風邪の
ウィルスをもらったとかで、熱はないものの食べられなくて、三日間お水だけで
過ごしている状態でした。でも何事もないように明るく振る舞い、頑張っていました。
FUYUさんはNY在住ですが、R&Bを歌うJ-POP歌手ミーシャさんの専属ドラマーで、
最近は日本にいることが多いようです。タッチが綺麗で、ブラシ使いも上手く、良く
グルーブする素晴らしいドラマーだと思います。
▶1st.stage…♪I Love Being Here With You、♪S' Wonderful、♪My Favorite Things
♪Kiss Of Life、♪Then There Eyes、♪My Foolish Heart、季節の♪Jingle Bell。
▶2nd.stage…♪Fever、♪Feel Like Makin' Love、♪Bei Mir Bist Du Schon、
♪La VIe En Rose、♪Caravan、イントロがクラシックから入って♪Poor Butterfly、
明るく♪Route 66、アンコールは♪Happy Christmas。ドイツ留学時代の同級生の方が
訪ねていらして、マーヤさんと話に花が咲いていらっしゃいました。
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  2010.12.7 Tue   久しぶりの大盛況、三世代共演のような記念ライブ
▶いまNYで活動している海野さんがNYでレコーディングした「As Time Goes By」
昨夜はその発売記念ツアーライブ。メンバーは 海野雅威(pf) ハッサン・JJ・シャコー(b)
ジミー・コブ(ds) さんですが、ジミーさんが82歳、ハッサンさんが52歳、
海野さんが30歳…と、三世代のトリオです。まるで、お祖父さんとお父さんが
孫を優しく見守るように、海野さんをサポートするステージでした。
▶海野さんはNYでいろんな経験をして一回り大きくなったようで、とても
積極的で良くスウィングするプレイ。素晴らしいミュージシャンとツアーが出来る
喜びを噛み締めているような演奏ぶりでした。ハッサンさんはお父さまが
ピアニストで3歳から小さなベースを弾いていたそうです。
▶ジミーさんはマイルスバンド黄金期のドラマーで、数々の名盤があり、今でも
世界中で聴かれているビッグネームですが、ごく普通の物静かな優しいお爺さん。
私との付き合いももう30年以上になりますが、いつも来日すると必ず会いに
いらしてくれます。当店での演奏をとても楽しみにしていたようで、昨夜も
私の顔を見るなり嬉しそうにハグしてくださいました。客席にはこのトリオを
聴くために地方からみえたお客さまもいらっしゃいました。
▶1st.stage…♪Freddie Freeloader、ラテンのリズムで♪Bird Bath、4/3拍子で
♪Flappin From Here、♪Gone With The Wind、ハーレムのエリアに住んでいる
海野さんにちなんで♪Drop Me Off In Harlem、バラード♪Never Let Me Go、
♪I'll Remember April。
▶2nd.stage…♪If I Were A Bell、バラードで♪Tendery、ワルツで♪In The Blue
Moment、♪On Green Dolphin Street、沢田研二さんの歌をジャズにアレンジ
したらNYでも大好評だったという♪My Boat For You …どこかで聴いた曲だと
思ったはずです。とても素敵なアレンジでした。♪Litte Girl Blue、♪Milestones…
ジミーさんはこの曲を何千回演奏したのでしょうか。アンコールは♪Blues でした。
▶演奏が終わると、お客さまはみなさんCDをお買い上げになり、3人のサインを
もらって名残惜しそうにお持ち帰りになりました。今夜はOffのジミーさんは、
当店に遊びにいらっしゃいますよ。きっと演奏してくださいます。
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  2010.12.8 Wed   【[photos]欄 更新】
11/25〜12/3のステージ写真、アップしました。
ご覧ください。
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  2010.12.8 Wed   ジミーさんが目の前で、緊張したステージ
▶久米さんのオリジナル曲とスタンダート曲とを演奏するユニット、メンバーは
久米雅之(ds) 関根敏行(pf) 高瀬裕(b) 岡淳(ts,fl) さんのクァルテットです。
地道に活動しているグループで、今年の春にCDもリリースしています。
▶昨夜は、ジミー・コブさんがみえて、お食事しながら熱心に聴いていらして
出演者も驚くやら緊張するやら。ジャズミュージシャンにとってジミーさんは
憧れの伝説的な巨人です。その人がすぐ目の前で聴いておられるのですから。
優しい眼差しで聴いていらしたジミーさんですが、明日プレイがあるから、と
みなさんに丁寧に挨拶してお帰りになられました。叩いて頂けなくて残念でしたが、
現役とはいえ82歳のご高齢ですから諦めました。私も聴きたいのは山々でしたけど…
もっともっと長生きして、ジャズの歴史を伝えてほしい。来年も元気なプレイを
聴きたいですものね。
▶1st.stage…久米作品♪花冷え、♪Waltz For Kana、ラテンのリズムで
♪冬の終わりに、スタンダード曲♪Soul Eyes、スティーブ・スワローに捧げた
久米さんの作品♪Steve。
▶2nd.stage…T.モンクの♪Straight No Chaser、♪Drive At Foggy Mountain Road、
久米作品♪21、♪A Christmas Present、スタンダード曲♪My Shining Hour でした。
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  2010.12.9 Thu   マイクなしで熱唱、マリさんのステージ
▶中本マリ(vo) さんと 大石学(pf) 米木康志(b) セシル・モンロー(ds)さんのトリオ。
マリさんの話。先日このメンバーで北海道ツアーをやっている時、季節外れの
大嵐に見舞われ、遅れてやってきた電車がまるで東京の朝のラッシュアワー状態。
ベースを担いでいる米木さんは大変な思いをされたそうです。マリさんも、
ホームでスーツケースが風にとばされたり、散々だったそうです。
▶ミュージシャンは、演奏できるとあればいつでもどこでも出掛けていきます。
災害に遭遇することもあれば、並外れた体力や精神力も必要です。思えば大変な
職業なんですよね。
▶久しぶりに大石さんのピアノを聴いたのですが、とても柔らかくいい音でした。
米木さんとセシルさんとの相性も良く、安心して聴いていられるステージでした。
気心知れるまで一緒に演奏するという姿勢も大切なことですね。マリさんは、
このトリオが揃わないとライブを行わないのですが、昨夜はそのことが
良くわかるステージでした。
▶1st.stage…大石作品のインスト曲♪Wish、マリさんが入って♪Dindi、
♪Fly Me To The Moon、♪I Didn't Know What Time It Was、
♪My Favorite Things、♪Song For You、♪When You Wish Upon A Ster。
▶2nd.stage…インスト曲大石さんの♪Nebula、マリさんが入って♪Little Girl Blues
♪You Be So Nice To Come Home To、♪Almost Like Being Love、
ブルースで♪Please Send Me Someone To Love、♪Love For Sale、
♪Everything Must Change、アンコールは♪P.S I Love You。
マリさんは、マイクを使わず熱唱されていました。
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  2010.12.10 Fri   どこか懐かしい感じの柔らかいジャズサウンド
▶木幡光邦(clnt) 宮崎信義(g) 有田純弘(g) 中村健吾(b) さんがメンバーの
《ホットコルネット》は、ユニット名どうり、とても温かく優しいサウンド。
ピアノとドラムスがないのに、こんなにグルーブしてスイングするバンドは、
今までの私の、そう少なくはない経験からしても、世の中に滅多にありません。
太い音でベースが気持ちよくリズムを刻み、木幡さんと、宮崎・有田さん二人の
ギターとのバランスもとても良く、和ませる選曲も素晴らしく、スタッフともども
店内の全員がリラックスして楽しみました。
▶途中から、海老沢一博(ds) 伊藤君子(vo) さんご夫妻が、チックコリアのバンドを
聴いた帰りに立ち寄って客席で聴いていらっしゃいましたが、参加したくなった、
とステージに登場しました。でもドラムスがセットされておらず、海老沢さんは
タムタム(ドラマーの前方に置かれる縦の太鼓)を手で叩き、ペコちゃんが
♪Love For Sale を歌って大いに盛り上がりました。いつもながら思います。
ミュージシャンていいですね。その場で決めて、すぐ一緒に演奏出来てしまう…
▶いい気持ちで聴いていて、曲名のメモを忘れてきてしまいましたが…
木幡さんが ♪ダイナ を演奏中に、その昔、エノケンが歌っていた歌詞で、
照れながら歌ったので、いらしたお客さまは大喜び。そんなステージに、
みなさん大満足してお帰りになられました。
▶追伸:木幡さんがメールで演奏曲名を送ってくださいました。ありがとう。
1st set…♪ Rose Room ♪ My Romance ♪ 恋のバカンス ♪ Do You Know What
It Means To Miss New Oleans ♪ A Night In Tunisia ♪ One Foot In The Gutter
(Clark Terry)♪ Dark Eyes
2nd set…♪ Honeysuckle Rose ♪ 黒いオルフェ♪ Don't Get Around Much Anymore
♪ Dyna ♪ Things Ain't What They Used To Be ♪ Caravan ♪ Love For Sale Guest
Kimiko Ito &Kazuhiro Ebisawa ♪ I'm Confessin' That I Love You
アンコール♪Who Can I Turn To
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  2010.12.11 Sat   暮れの金曜日なのに…拍子抜けする店内
▶ブルーノート東京にチックコリアトリオを聴きに行きました。ベースとドラムスが繊細で、
良く音楽を理解して楽しんで演奏している、鮮麗された大人のピアノトリオ、という表現が
ピッタリ。チックさんも上機嫌で、リラックスした上品な演奏でした。チックさんにご挨拶
して急いでお店に駆けつけると、入り口に飾ったクリスマスツリーや店内の飾り付けとは
対照的に、12月の金曜夜の大賑わいがなく…拍子抜け。
▶ステージは、鈴木央紹(ts) 若井優也(pf) 佐藤ハチ恭彦(b) 原大力(ds) さんの久しぶりの
クァルテット。若井さんは出演する度にどんどん成長して変わって来ています。それを
皆が楽しむような演奏ぶりでした。ハチさんは体調が悪そうでしたが…ミュージシャンは、
演奏すると体調がよくなるんですね、後半からすっかり元気になりました。
▶1st.stage…カーペンターズのカバーでお馴染み♪For All We Know、♪T.モンクの
♪Introspection、♪How Deep Is The Ocean、♪Shades Of Jazz 。
▶2nd.stage…B.エバンスの♪Re:Person I Knew、央紹さんの作品♪3月のWalts、
B.エバンスの♪Children's Play Song、♪♪Long Ago And Far Away、スタンダート曲
♪Beautiful Friendship でした。
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  2010.12.12 Sun   久しぶりに週末らしい賑わいのTOKUちゃん
▶週末の出演は初めてのTOKU ちゃん、ということでお店は久しぶりに賑わいを
取り戻しました。ジェイコブ・コーラ(pf) 楠井五月(b) 加納樹麻(ds) 吉田智(g) さんの
TOKU(vo,flh) ちゃんブループ。TOKU ちゃんは新しいCDのレコーディングをして
アトランタから帰国したばかりですが、来年また行って仕上げをするということです。
当地では毎日がとても充実した日々だったようです。
▶昨夜のステージは、親日家の在日ピアニスト ジェイコブさんと、久しぶりの
加納さん、最近一緒に演奏している楠井さん、5年ほど一緒の吉田さん。TOKUちゃんは
リハーサルはしますがステージの曲順を決めないで、その場の空気で決めるスタイル。
バックメンバーは機転が利かないといけないのですが、みなさんしっかりとした
サポートぶりでした。
▶1st.stage…♪Teach Me Tonight、♪Night And Day、♪She、♪My Shining Hower
ベースとのデュオで♪Fly Me To The Moon、新曲♪I Can't Help It、♪But Not For Me 。
▶2nd.stage…♪Whole New Life、♪Rock With You、♪Tight、女言葉で詩の内容を
話してから♪Guess Who I Saw Today、♪Again、♪Nostalgocos、
季節の♪Have Yourself A Merry Little X'mas、♪Kiss Of Life、アンコールは♪Smile 。
▶終演後、やってきていたクリスチャン・マクブライド(b) さんがピアノを弾き
はじめると、みんな一度片付けた楽器を取り出して演奏が始まりました。3曲ほど
演奏したでしょうか。連絡がきたシンガーたちと一緒に、TOKUちゃんも楠井さんも
連れ立って、みなさんでカラオケに行きました。面白いジャズマンですね。
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  2010.12.14 Tue   蘭ちゃんのファンで賑わった雨降る月曜日の夜
▶昨夕刻、私は銀座で開かれたお客さまの絵の個展のオープニングパーティーに
呼ばれ、行ってきました。外は冷たい雨でしたが、飾られている絵は、真っ赤な
花と蝶が描かれ、エネルギーほとばしる情熱的な絵です。いつも展覧会への
出展は見せて頂いていますが、個展では壮観でした。
▶帰路、久しぶりに表参道駅からお店まで歩いたのですが、夕食時なのに、
飲食店がどこも閑散としていて驚きでした。どこも雨の日は大変なのですね。
でもお店にきてみると蘭ちゃんのファンが大勢いてホッとしました。
▶ステージは大城蘭(vo)ちゃんと 平岡雄一郎(g) 荒武裕一朗(pf) 吉田豊(b) 平井景(ds)
さんのメンバーで、髪を短くカットした蘭ちゃんは、薄いグリーンのイブニングに
身を包み、すっかり大人の女性の雰囲気。アスリートがさらにスリムになって、
とても美しいスタイルです。初めての方は必ず、美しい方ですねとおっしゃいます。
▶木更津から車を飛ばして駆けつけてきたご夫婦がいらして、せひとも蘭ちゃんを
聴いてみたかったと。何でも沖縄料理のお店をやっていて、年に2回ほどお店で
ライブ演奏をなさっているということですから、来年は蘭ちゃん、きっとそこに
出演することになるでしょうね。
▶1st.stage…♪Black Coffee ♪Day In Day Out ♪Sophisticated Lady
♪Night And Day ♪Honey Suckle Rose ♪You Go To My Head、
沖縄の♪てぃんさぐぬ花 ♪Corcovado ♪Little Girl Blue、沖縄弁と英語で
♪My Favorite Things。
▶2nd.stage…♪The Way You Look Tonight ♪Pick Yourself Up ♪I Love
Being Here With You ♪Vincent ♪So Many Stars ♪Almost Like Being Love、
沖縄弁と英語で♪You Are My Sunshine ♪On A Clear Day ♪Cherokee、
クリスマスソング♪Have Yourself A Merry Little X'mas、アンコールは
♪Look To The Rainbow …と、何と20曲も歌われました。
お客さまもよくおっしゃいますが、ジャズを歌う時と沖縄の歌を歌う時では、
まったく違う声に聴こえます。沖縄民謡を歌う時は、それなりの発声を
しているようですよ。
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  2010.12.15 Wed   メンバーが変わって新しいサウンドに…
▶岸田恵士(ds)さんの《ファンキーボーイズジャズバンド》は、はじめの頃に
比べると 岡崎好朗(tp) 越智巌(g) さんが加わったり、ピアノとベースが
フイリップ・ウー(p,ky) 楠井五月(b)さんに代わったり…メンバーが若くなって
新しい息吹が吹き込まれ、活き活きとしたサウンドになりました。
▶フィリップさんと岸田さんはNY時代に一緒に演奏したお仲間で、昨夜は
実に34年ぶりの共演ということでした。とてもファンキーで、キーボードも
このユニットの4ビートサウンドによく合っていました。楠井さんは
ウッドとエレキベースを曲によって持ち替え、岡崎さんと越智さんの
フロント陣も楽器が良く歌い、全員楽しそうな演奏ぶりでした。
このユニットには固定ファンが多いのですが、みなさん大層楽しそうでした。
▶1st.stage…♪Straight No Chaser ♪Cantaloupe Island、トランペットを
フィーチャーして♪What's New、♪M & B 絆…このタイトルは、岸田さんの
お嬢さん夫妻の頭文字で結婚祝いにプレゼントしたとか。そして♪Burnin' 。
▶2nd.stage…フィリップさんアレンジの♪Power House、♪Mo' Better Blues、
4ビートのノりが素晴らしかった♪Lover、♪Cool Down、それぞれのソロが
際立っていた♪大都会の遊牧民、アンコールはドラムソロのイントロから
♪A Night In Tunisia でした。ジャズってホントに演奏者によってサウンドが
変わります。飽きないですね。
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  2010.12.16 Thu   素晴らしいユニットになってきた《THE FORCE》
▶奥平真吾(ds)さんのユニット《THE FORCE》。メンバーは、19年間のNY生活を
経て今夏帰国し、ご自分で納得いくまで聴いて選んだ 宮川純(pf) 須川崇志(b)
太田剣(as) さんで、昨夜は当店4回目の出演ですが、出演するたびに、どんどん
素晴らしいユニットになってきています。
▶ドラムスはジャズではあまり前面に出ることのない楽器ですが、リズムの基礎を
支えていて、ドラマーはいわばサウンドの演出家です。だからドラマーによって
ジャズは随分違ったものになります。
▶真吾さんは、テクもかなり凄いですが、演出家としても素晴らしく、メンバーの
信頼も厚く、このユニットを初めて聴かれたお客さまは、皆さん「日本にもこんな
素晴らしいグループがあるのですね」と感動されます。応援している私としては、
嬉しいかぎりです。
▶ミュージシャンにとっては、ファンが多くなることが一番の励みです。私も、
こうした若いミュージシャンが将来に希望を持って進んでいけるようにお手伝い
するのが、ジャズクラブをやっている意義だと思っています。厳しい状況ですが、
そう思ってガンバっている今日この頃、このユニットを聴いた方にお褒めいただき
応援していただくと、私の励みにもなります。
▶1st.stage…真吾作♪Fields Of Sisal、益田幹夫作♪Mbalishu、W.ショーター作
宮川編曲♪Infant Eyes ♪The Christmas Song、宮川作♪Slant Vamp。 
▶2nd.stage…K.ギャレット作♪Computer G、宮川作♪Counter Clockwise、
真吾作♪Maconde、♪BodyAnd Soul、♪Taurus People。
とても気持ちのいい夜でした。
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  2010.12.17 Fri   熱心な女性ファンのいる《BASS TALK》
▶結成から10年になるユニット《BASS TALK》鈴木良雄(b) 野力奏一(pf) 井上信平(fl)
岡部洋一(per)さんのメンバーは、チンさんの曲を野力さんがアレンジして演奏します。
長年一緒にライブやツアーをやっているので、とてもバランスのいいサウンドで、
日本の香りを追求している独自のジャズです。でも日本では、オリジナル曲は
なかなか受け入れられにくいスタイルです。
▶昨夜の店内はそこそこの入りで、ミュージシャンも私もスタッフもホッとしました。
聴いてくださる方がいてはじめて音楽になるのがライブジャズ。ミュージシャンも
ノッていい演奏になったステージでした。
▶1st.stage…♪Fairy's Dance ♪Some Where I've Never Travelled ♪Love Letter
♪New York Blue、ピアノとベースのデュオで♪Wings、野力作♪Feeling Free。
▶2nd.stage…♪Touch Of Spring ♪Fairy's Talk ♪Blue Sky、日本的な♪Koma、
♪For Your Birthday、ピアノとベースのデュオで♪My Dear Friends。
メンバー全員にクリスマスプレゼントを用意してきてひとり一人に手渡された
女性ファンがいらして、彼女もミュージシャンもとても嬉しそうでした。
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  2010.12.18 Sat   活気が店内にあふれたBS特製六重奏団
▶メンバーそれぞれが自己のバンドを率いている実力者を、私が聴きたくて選んだ
いわば BODY & SOUL 特別ユニット《スペシャル セクステット》ですが、みなさん
それぞれ売れっ子で3〜4ヶ月に1度しか全員が揃わず、貴重な昨夜でした。
岡崎好朗(tp) 片岡雄三(tb) 近藤和彦(as) さんのフロント三管に、片倉真由子(pf)
楠井五月(b) 横山和明(ds) さんのトリオで、それぞれが演奏したい曲をアレンジして
持ち寄ってステージにかけます。
▶MCも決まっていませんが、昨夜は片岡さんが担当しました。彼のMCは、人柄か
どことなくユーモラスで客席を和ませます。でも演奏になると緊張感とスピード感に
溢れ、メッセージがしっかりとある気持ちのいい演奏です。ミュージシャンも
楽しそうですが、大勢いらしたお客さまも大いに楽しんでいらっしゃり、お店全体に
活気が出て、いつもの暮れらしい雰囲気がしました。
▶三管の3人は、昼から小曽根さんのオーケストラのリハーサルを5時間ほどみっちり
してからの当店でしたが、疲れをみせないノリでした。そのオーケストラへの出演で
帰国しているドラマーの高橋信之介さんが途中でやってきて叩くと、それを横山さんが
集中して真剣に聴いていました。いい先輩のプレーはとても勉強になります。
そうやってみんな上手くなって行くんですよね。
▶1st.stage…片岡提供W.ショター作♪One By One、片岡提供O.コールマン作
♪The Blessing、片岡提供S.ジョーンズ作♪Unit Seven、中村健吾作近藤アレンジの
♪Nostalgia では近藤さんがソプラノサックスを吹きました。岡崎提供C.フラー作
♪Time Off。
▶2nd.stage…近藤アレンジの♪Whoopin' Blues、片岡提供B.ゴルソン作
♪Along Came Betty は信之介さんが叩きました。片倉提供F.ハーバード作♪Arietas
…どこから入るのか、頭を数えるのが大変が難しい曲だそうです。楠井提供
C.ウォルトン作♪Rainy Night、近藤アレンジの♪Work Song、アンコールは
C.ウォルトン作♪Love is New。活気のある金曜日の夜でした。
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  2010.12.19 Sun   一足早いクリスマスを迎えたようなお店
▶伊藤君子(vo) さんと 若井優也(pf) コモブチ キイチロウ(b) 海老沢一博(ds)
橋本信二(g) さんの週末のステージ。ペコちゃんは、ステージごとに衣装を変えて
登場しました!!
▶最初は、黒のタキシード風のパンツルック。黒といえばヨウジヤマモト、との
相場通りとても素敵でした。次のステージはガラリと変わって、深紅のカクテル
ドレスにキラキラ輝くネックレス・イヤリング・腕輪姿。とても華やかでした。
メンバーは初顔合わせが多かったのですが、そこは大ベテラン、ペコちゃん
いつも一緒に演奏しているかのような歌いぶりでした。
▶1st.stage…♪Love For Sale ♪Love Is Here To Stay ♪If I Loved You
♪Lover Come Back To Me …と、まず「Love の歌」特集から。そして、
♪Somewhere ♪Sophisticated Lady ♪On Green Dolphin Street、最後の
♪リンゴの木の下で、はお客さまと一緒に合唱しました。
▶2nd.stage…♪Black Coffee の後はクリスマスソング特集です。まずみんなで
一緒に♪White Christmas、♪The Christmas Song ♪Christmas Time Is Here、
♪Jingle Bells もお客さんと一緒に。♪Have Yourself A Merry Christmas、
そして、ナンシーさん(Nancy Wilson) とデュエットでレコーディングした
♪Silent Night をその時のアレンジで。津軽弁バージョン♪My Favorite Things、
♪On A Clear Day、アンコール はお馴染み♪Follow Me。
▶ペコちゃんのステージはいつもアイディアがあって楽しめます。それに、
ホントに良い歳の取り方をしていますよね。週末の店内はひとつになって、
一足早いアットホームなクリスマスを迎えたようでした。
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  2010.12.20 Mon   【[photos]欄 更新】
12/6〜12/13のステージ写真、アップしました。
ご覧ください。
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  2010.12.21 Tue   いろんなことを体験した大忙しの一日
▶昨日は朝からいろんなことがあって忙しい一日でした。長いブログに
なりそうですが…まず、午前中から急にTV番組のロケ場所としてお店を
貸すことになり、撮影の立ち会いでお店へ。TVによく出ているお笑いの
タレントが大勢来て賑やかな撮影でした。
▶昼からは、小曽根さんのノーネームホーセスのオーチャードホール公演。
いつものようにリハーサルにちらし寿司を作って差し入れし、ついでに
リハを聴いてきました。今回のゲストは、当店BSファミリーのひとり
ブランフォード・マリサルス(ts,ss)さんで、チック・コリアの曲を
小曽根さんがアレンジしたのを聴いたのですが、ピアニシモが利いた
素晴らしいアレンジ。ひと味もふた味も違った曲になっているのに
驚きました。小曽根さんとブランフォードさんとのデュオも阿吽の
呼吸で、お二人の音の美しさにも感動しました。
▶夕食後に行った本番公演を途中にして、後ろ髪を引かれる思いでお店に
向かいました。お店では、ギラ・ジルカ(vo) 矢幅歩(vo) さんの2ヴォーカル、
中村徹(pf) さん、そして北村嘉一郎さんのヴォイス・パーカッションの最中。
こちらは、年末に相応しくショーアップされたステージングで、まったく
別の世界が繰り広げられていました。
▶ギラさんはイスラエル人と日本人のハーフですが神戸生まれ。関西では
テレビやラジオの番組に出演するタレント活動をしているだけあって、
華がありステージングも素晴らしく、矢幅さんとのデュエットも息が合い
そこに北村さんのヴォイスパーカッション…お客さまは大喜びでした。
▶ヴォイスパーカッショ二ストは日本に数名いるそうですが、ジャズが
出来るのは2人だけ。その一人が北村さんです。最初の頃、よく当店に
いらして飛び入り出演なさっていましたが、今は日本だけでなく韓国にも
生徒さんがいて大忙しだそうです。中村さんは神戸を拠点に活動している
ピアニスト。当店にもラテンバンドで出演したことがあります。とにかく
メンバーみんながノッてコント風の歌が出たり、客席は笑いに包まれたり、
掛け声がかかったり…大変な盛り上がり様でした。
▶1st.stage…♪Love A Man & A Woman ♪My Favorite Things
♪Moody's Mood For Love ♪S'Wonderful ♪Overjeyed ♪Drinkin' My Tea。
▶2nd.stage…♪Twinkle ♪Suddenly A Love Story、ギラさん作♪I Love You、
クリスマスソングは ♪Have Yourself A Merry X'mas ♪The X'mas Song
♪Santa Is Coming To Town、コントみたいな歌謡曲♪3年目の浮気 では
店内が笑いの渦になりました。♪Route 69。それにしても、関西の人は
ジョークで笑いをとるのが上手いですね。♪You Raise Me Up、アンコールは
♪Spain、そして最後は静かに♪Silent Night。
▶私も長いことジャズクラブをやって、毎夜いろんなライブに接していますが、
こんなノリのライブは初めて。常連さんも最初こそ戸惑ったようですが、
途中からはすっかり楽しんでいらっしゃいました。
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  2010.12.22 Wed   今年最後の福田トリオの歯切れのいい演奏
▶夕方まで晴れていたのに、日暮れとともに雨が落ちてきました。
「雨男」福田さん、面目躍如といったところ。ファンの方も心得たもので
雨を厭わず、今年最後の福田トリオを聴きにいらっしゃいました。
福田重男(pf) 中村健吾(b) セシル・モンロー(ds) さん。昨夜はベーシストが
レギュラーの上村信さんに替わって健吾さんでした。メンバー三人とも、
ビシッとしたスーツ姿で、とても素敵でしたよ。
▶演奏は初顔合わせでしたが、良くグルーブして、楽しいステージでした。
セシルさんは当店今年最後の出演でした。タッチが綺麗で歯切れのいい
素晴らしいドラムミングに、客席から歓声が上がりました。
▶1st.stage…B.ゴルソンの♪Stablemates、ビートルズの♪Blackbird、
福田作品♪Lullaby、M.トーメの♪X'mas Song、♪Come Rain Or Come Shine、
♪Milestones …新旧をうまく織り交ぜた選曲でした。
▶2nd.stage…♪Just Be Happy My Love、♪Solar、♪Have Yourself Merry
Little X'mas、♪Birks Works ♪Mohaa Arive、アンコールは福田さんの
♪Go Ahead Nigell。この曲はお好きな方が多く、人気ナンバーです。
▶終演すると外はドシャ降り。当店のお貸しする傘がなくなってしまいました。
福田さん、初詣でお賽銭をはずんで、来年は晴れ男になってくださいね。
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  2010.12.23 Thu   14歳 陸(RIKU)クンの見事なドラミング
▶クリヤ マコトさんのお誕生日ライブ、メンバーはクリヤ マコト(pf)
鳥越啓介(b) さん、ヴォーカルのMARUさん、そして14歳中学3年生の
ドラマー、平陸(ds)クンです。クリヤさんの誕生日ライブは毎年やりますが
今年は50の大台にのるという特別の年でした。
▶彼はマルチに活躍するミュージシャンで3つのバンドを持っています。
ラテンバンド、ジャズトリオ、そして昨夜のようなジャズファンクバンド。
昨夜の鳥越さんは、ウッドベースでしたが足下に色んな装置が並べてあり、
曲によって彩りの違う音を出していました。
▶平りくクンはまだ保護者同伴で、ママが静岡から一緒にやってくるほどの
年齢ですが、何とも見事なドラミング。タッチが綺麗でスピード感もあり、
眼を見張りました。将来が楽しみです。
▶MARUさんは、沢山の有名バンドのバックコーラスをやっていますが、
初めてのソロアルバム「Fire Lily」でメジャーデビュー。作詞作曲もされて
います。これはジャズというよりポップス系です。
▶1st.stage…インスト曲♪Watermelon Man ♪Film Man、ヴォーカルが入って
♪Ordinary Peaple、マライヤ・キャリーの♪All I Want For X'mas Is You、
♪I Can't Help It、♪Peninsula。
▶2nd.stage…インスト曲♪The Voyage、♪Clockers、ヴォーカルが入って
M.トーメの♪The X'mas Song、MARUさんの作品で♪Tears、
♪You Are The Universe、アンコールの♪Street Life はみんなで合唱しました。
▶クリヤさんはお客さまたちから沢山のプレゼントをいただき嬉しそうでした。
地方からお祝いにかけつけた方もいて、翌日は水戸で行われるクリヤさんの
ラテンバンドを聴きに行かれるそうです。ファンはありがたいですね。
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  2010.12.24 Fri   【[photos]欄 更新】
12/17〜12/22のステージ写真、アップしました。
ご覧ください。
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  2010.12.24 Fri   X'masイブのさらに前夜祭のような盛り上がり
▶天皇誕生日の昨日、ニュースで77歳になられた天皇陛下を見て、私は
いろいろと時の流れをつくずく感じました。インターネット時代になって、
昔より情報が豊富に簡単に手に入る便利な世の中になったけれど、
本当に大切な情報を見極めにくい、ちょっと情報過多の時代だと
思うこともあります。
▶そんな夜、ゲストにティファニー(vo) さんを迎えた、トミー さんの
《オルガン-アイズ セッション》メンバーは、トミー・キャンベル(ds)
河合代介(org) ハル高内(g)さんで、客席はクリスマスディナーを召し上がる
方もいらして満席に近い状態。トミーさんはじめミュージシャンは
安心して、張り切っていました。
▶トミーさんはコバルトブルーのウインナー、河合さんはレンガ色のシャツ、
ハルさんは赤いシャツにサンタの帽子、ティファニーさんは深紅のドレス…
色合いもとりどりで、英語のジョークが通じるお客さまも多くて笑いが絶えず、
盛り上がって大変楽しいステージでした。
▶1st.stage…オルガンとドラムスとで♪Bye Bye Blackbird、♪いそしぎ
ギターが入って♪A Real Goodun'、ヴォーカルが入って♪Ponciana、
♪Santa Claus Is Coming To Town、トミーさんの作で♪Musician Talk、
♪The Way You Look Tonight、ギターのイントロが印象的な♪Europe、
この曲は皆さんよくご存知で喜ばれます。
▶2nd.stage…オルガンとドラムスで♪Del Sasse、ギターが入って
♪John Brown's Body、♪Baby It's Cold Outside、ヴォーカルが入って
♪Barcelona〜♪Nature Boy …曲の繋ぎ方が素晴らしくロマンチックでした。
インスト曲ドラムソロから入った♪Jimmy's Shaut Chorus これはトミーさんの
伯父さんジミー・スミスの曲、ヴォーカルが入って♪I Thout About You、
♪All or Nothing At All、♪Jinge Bells、♪The Gautooze、アンコールは
♪Tiny Love Song。
▶お客さまもミュージシャンも大いに楽しんだ夜になりました。帰り際には、
大勢の方に「楽しかった」「美味しかった」との声をいただきました。
改めて、こちらこそ、どうもありがとうございました。
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  2010.12.25 Sat   イブに相応しい落ち着いてしっとり楽しい聖夜
▶今年のクリスマスイブのメンバーは、ウィリアムス浩子(vo) さんと、
福田重男(pf) 上村信(b) ジーン・ジャクソン(ds) 近藤和彦(as)さんで、
店内はイヴらしい落ち着いた雰囲気の中ではじまりました。
▶多くのお客さまがゆっくりとクリスマスディナーをお召し上がりになり、
ミュージシャンはイブということで全員がきちんとしたスーツ姿。締まった
ステージに登場した浩子さんは、黒のスリップドレスにキラキラ光る
ネックレスと腕輪で、ちょっとセクシーに品良く決め、店内は、すべてが
素敵なクリスマスイブ・バージョンです。
▶浩子さんは、いつものように歌う曲のタイトルの意味や内容や成り立ちを
興味深く説明してから歌に入るので、聴く人にはとても分かりやすく、
私も勉強になります。行間に込められた歌の裏にある深い意味や想いが、
わかると、同じ曲も違って聴こえます。そんなステージに、みなさん、
素敵な時間を過ごされたクリスマスイブでした。
▶1st.stage…
♪ Silent Night(これは近藤さんがアルトフルートで、インスト曲)
♪ Have Yourself A Merry Little Christmas ♪ Poinciana
♪ As long As I Live ♪ When I Fall In Love ♪ Love Me Or Leave Me
♪ A Time For Love ♪(ドラムをフィーチャーして) Caravan
歌とサックスとの掛け合いでミュージカルのように♪ I Loves You Porgy。
▶2nd.stage…
♪ Mona Lisa (近藤さんのアルトフルート/歌/ピアノのトリオで)
♪ It’s You Or No One 3.Softly As In A Morning Sunrise
♪ Come Sunday (これはデュークエリントンの名曲、クリスマスの教会の曲)
♪ Blue Moon ♪ A Nightingale Sang In Berkeley Square
バド・パウエルの♪ Oblivion ♪ The Christmas Song
アンコールは、Stella By Starlight で素敵なクリスマスのステージが終わりました。
たくさんのお客さから「素晴らしい音楽だった」「食事も美味しかった」と
声をかけて頂きました。それではみなさん、Merry Christmas!!
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  2010.12.27 Mon   クリスマスと私の誕生日で大賑わいの店内
▶昨日も〈Sunday Special〉でお店に出て、このところずっと休みがなく、
「貧乏暇なし」を地でいく今日この頃。このブログもゆっくりと書いている
時間もなく、二日分のご報告になりました。
▶まず、クリスマスの夜のご報告です。メンバーは、チャリート(vo)さんと
ユキ アリマサ(pf) 中村健吾(b) 東原力哉(ds) 鈴木央紹(ts) さんで、みなさん
全員ピシッとスーツ姿で決めていました。チャリートさんは、肩から腕が
シースルーになった黒のドレスで、とてもシックでした。
▶毎年のことですが、25日は私の誕生日。今年はとうとう古希を迎えました。
大勢のミュージシャンやお客さまがお祝いに駆けつけてくださって、
お店は大賑わいでした。
▶東原さんはこの夜のために大阪から来てくださり、歯切れの良い素晴らしい
ドラムを叩いてくださいました。ユキさんの美しく厚いサウンド、央紹さんの
柔らかいセクシーなサックス、健吾さんの太いリズム、大きくグルーブするドラム…
をバックに、チャリートさんは、これまでのご自分のアルバムの中から、
いろいろなカラーのレパートリーを選んで、伸び伸びと歌い上げる
素晴らしいステージでした。
▶1st.stage…♪Sleigh Ride、♪Christmas Song ♪ Sunday Morning
♪ How do you keep the music playing ♪ Rock With You ♪06 I'll Be There
♪ Sir Duke。
▶2nd.stage…♪ Let It Snow ♪ Have Yourself A Little Merry Christmas
♪ That Old Black Magic ♪ Save Your Love For Me ♪ I'll Be Home
♪ Nica's Dream ♪ I Can't Help It。
▶チャリートさんが、私のためにバースディソングを歌ってくださいました。
そして私をステージに呼び上げて、♪ The Man I Love を歌わされてしまいました。
風邪薬を飲んでいたのでお酒は一滴も入っていない私は、つたない歌で
とても恥ずかしい思いでした。健吾さんは、26日には奥様の待つNYに起ちました。
年末とお正月を向こうで過ごし、来年早々帰国します。
▶大勢の方から沢山のお花や、心のこもったプレゼントを沢山いただきました。
みなさま、どうもありがとうございました。古希を過ぎますが、これからも
元気でいる限り、ジャズを愛し、お店を続けて行きたいと思います。ここまで
支えてくださった方々、お客さま、ミュージシャンに心から感謝いたします。
これからも、末永くどうぞよろしくお願い致します。
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  2010.12.27 Mon   ペコちゃんのユニークなCD発売記念スペシャル
▶昨日の日曜日は、はじめてから3回目になる【Sunday Special】で、
伊藤君子(vo) さんのユニークなアルバム「まっかなおひるね」の発売記念。
メンバーは、田中信正(pf) 坂井紅介(b) 海老沢一博(ds) さんでした。
▶事前のスケジュールでは、ピアノとベースを相手に、デュオで歌う
予定でしたが、ペコちゃんのご主人でもあるドラマーの海老沢さんが
応援に来てくださりトリオがバックになりました。
▶忙しい年末の寒い日曜日、ということで、客席は満々席というわけには
いきませんが、はるばる富山から、静岡からも、聴きにいたしたお客さまも
いました。ペコちゃんは薄いピンクのスパンコールのアンサンブルで、
黒のロングスカート姿がとても綺麗でした。
▶田中さんは石垣島の仕事からまっすぐ当店にやってきて、リハの時間も
ないまま本番になりました。でも難しい曲を説明を聞いただけで、すぐ
自分なりにアレンジしてサポート。さすがプロ、驚かされます。
▶最初のステージは、「まっかなおひるね」の中から日本語の曲が中心。
ほとんどが詩人の曲なので、詩を覚えるのが大変だったそうです。曲も
難しいものが多かったのですが、それを難しく聴こえないように、
海老沢さんが上手に味付けし、紅介さんもしっかりサポートしていました。
▶1st.stage…白石かずこ作詞♪眼の窓、♪九月には、多和田葉子作詞
♪草かき分けて、♪まっかなおひるね、♪けむりの花、高瀬アキ作詞作曲
♪猫、白石かず子作詞♪四角い海、高瀬アキ作詞作曲♪Ferris Wheel、
作曲は全て高瀬アキさんです。
▶2nd.stage…は、いつものように英語のナンバー。♪Just Friends、
♪Misty、♪When I Fall In Love、♪A What Is Thing Called Love
♪Lover Man、リクエストに応えて♪Bridges、♪Love、♪The Look Of Love
♪Bye Bye Blackbird、アンコールはペコちゃん命名「社歌」♪Body And Soul
でした。日本語のナンバーと、英語のナンバーをシリーズで聴いたような
2つのステージ。日本人の私ですが不思議に英語の方がしっくりきました。
聞き慣れているせいでしょうか…
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  2010.12.28 Tue   ジャムも始まった楽しく賑やかな夜
▶暮れも押し迫った今年最後の週明けは《横山達治スペシャル プロジェクト》
福井ともみ(pf) 里見紀子(vln) 高瀬裕(b) トミー・キャンベル(ds) 横山達治(per)
さんのメンバーです。
▶紀子さんは白のフワッとしたミニワンピース、ともみさんはラメの入った
Tシャツにミニの吊りスカート、と二人の美女は、可愛く決めて登場です。
達治さんは寒いのが苦手なのですが、お客さまが大勢いらっしゃり、
張り切っていつものアロハシャツで頑張っていました。
▶ステージが終わる頃、ブルーノート東京からカウントベーシーオーケストラの
メンバーが遊びにいらして、アンコール演奏の後からジャムが始まり、
お客さまは大喜び。シンガーも登場して客席が沸きました。
▶1st.stage…♪You Are My Sunshine Of My Life ♪Manbo In
♪エストレリータ ♪ビバ セペダ ♪そよ風と私。
▶2nd.stage…始めようとしたらちょうどお店にやってきた来た岸田恵士さんが
ドラムを叩いて♪Now The Time、席を外していたトミーさんが現れて変わり
♪Over Joyed、♪Air、♪G線上のアリア、♪Armando's Rumba、♪Yatra-ta
やって来たカウントベーシーのメンバーが入って ♪The Star By Starlight、
今度はシンガーが入って♪My Funny Valentine 、ピアノ、ベース、ドラム、
トランペット、バストロンボーン、ヴォーカルで♪Centerpiece…。
▶「今夜は2つのバンドを聴いたようで得した気分」「ラッキー !!」
そんな感想を残してお帰りなられた方も何人かいらっしゃいました。でも、
楽しいステージに、終電を逃した方も何人かいらっしゃったようです。
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  2010.12.29 Wed   今年最後のステージ、今年最後のブログ
▶昨夜は当店の今年最後のステージ。ブッキングのとき、一年を締めくくる
演奏を買って出てくれた《EQ》が、BODY&SOUL らしい演奏で、
しっかりと締めてくれました。ユニットメンバーは、青柳誠(pf) 納浩一(b)
大坂昌彦(ds) 小池修(ts) さんで、それぞれのオリジナル曲を持ち寄って
ステージにかけます。
▶すでに5枚のCDをリリースしているように、みなさんが実力派で、
オリジナル曲も凝った曲が多く、スピードとスリルがあって、脳を刺激され
ジャズ好きにはたまらない気持のいいサウンドで、熱烈なファンも多い、
素晴らしいユニットです。
▶1st.stage…小池作♪Dump Trane、納作♪49、青柳作♪Maeked Feather
大坂作♪So Long、青柳作♪Real Mash、納作♪No Pain No Gain。
▶2nd.stage…大坂作♪Talking A Walk、青柳作♪Nss …なんの意味でしょう。
秘密らしいです。納作♪Red Pepper&Aromatic Spices、小池さんが
お父様に捧げた曲♪P.S. I Thank You…お父様がご病気で入院中に、病院で
この曲を青柳さんとデュオで演奏したら、看護婦さんが全員涙したそうです。
大坂作♪Saturn's Rings、小池作でこのユニットの十八番(おはこ)♪Four Allows、
▶この時の小池さんの楽器=テナーサックスは、ご自身が開発し、石森楽器より
発売されている小池モデルで、シルバー色が綺麗で、音も美しいものです。
アンコールはかなり速いテンポで♪Bye Bye Blackbird。
お客さまとファンの方はとても満足され、名残惜しそうに帰られました。
▶さて、当店は本日これからお店の大掃除です。終了後はスタッフや関係者で
例年通りささやかな忘年会をします。そして明後日、大晦日は、
恒例の「ニューイヤー カウントダウン ライブ」です。予報によるとかなり
冷え込みそうですが…ぜひミュージシャンとご一緒に新年をお迎えください。
▶いつもここを訪れていただいてありがとうございます。このブログも今日は
一年の書き納めです。このホームページも、足掛け5年、ということで
マイナーリニューアルする予定でいま手を入れてもらっています。
来春にはアップできる予定ですので、乞うご期待、よろしくお願い致します。
それではみなさま、良いお年をお迎えください。
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