【今年50周年 東京の老舗がいま熱い】
「NYのジャズクラブみたいね」
欧米インバウンド客にも高評
渋谷公園通りの“ライブジャズ専門店”
4月のスケジュール更新済み
★スタッフ緊急募集中★
(2024年3月1日付 Mar.1st)

デイリーレポート

モンク好きの私に嬉しい「大口節」と寂しい店内に複雑な思い

モンク好きの私に嬉しい「大口節」と寂しい店内に複雑な思い

Kyoko

2021年06月11日 金曜日

0 コメント

▶ブラジル音楽の専門家であると同時にジャズピアニストである大口さんは、このメンバーが揃わないとジャズトリオとしては演奏しない人でもあり、私はこのトリオ演奏をとても楽しみにしていました。大口純一郎(pf) 米木康志(b) 本田珠也(ds) さんの《大口純一郎トリオ》この時期なので来客については多くを期待していないのですが、演奏者よりお客さんの数が少ないなんて…それにしても飲食店にはあまりに酷な長引く「時短営業と酒類禁止」です。
▶大口さんはかつて「和製モンク」と言われたくらい、セロニアス・モンクに影響を受けたピアノで昨夜はその「大口節」が随所に出ていて、私はモンクが大好きなのでこのトリオも昔から大好きなのです。演奏曲も普段あまり聴かれない曲を聴くことが出来、嬉しかったのですが、その一方でジャズ好きならきっと喜ぶような曲が演奏されたのに聴き手がいなくて、一生懸命演奏する演奏者には申し訳ない思いも感じていました。このようなジャズの深いところを表現できるトリオは、特に最近では貴重な存在です。ぜひ若い演奏家たちにも聴いてほしいと思っています。演奏が素晴らしかっただけに、正直者が馬鹿をみるような御上のコロナ対応に腹立たしさを覚えました。
▶1st set…ギル・エウャンスの♪Miles Ahead、T.モンク♪Reflection、大口純一郎作♪Minor Chorale、M.デイビス♪Solar。
▶2nd set…T.モンク♪Monk’s Mood、ジョン・ルイス♪2° East, 3° West、B.ストレイホーン♪Chelsea Bridge…私の大好きな曲を久しぶりに聴きました。大口純一郎作♪Sopa de Ajo…スペインのニンニクスープのこと。

Comments are closed.