デイリーレポート

楽しく聴いた微笑ましい親子共演ステージ

▶金子健さんは今ジャズ音楽学校の経営者をされていて、若いミュージシャンを育てておられます。ご自身はミュージシャンとして、ずっと前から時々当店に出演しておられましたが、その学校で先生をしている当店の出演者もいて、ぜひリーダーライブがしたいとリクエストがあり、昨秋《Ken’s Trio》として出演、その2回目でした。スタジオや学校で活躍されている方は多いですが、ジャズ・ミュージシャンはやはり時々ライブ演奏という現場が忘れられない方が多いようです。メンバーの今泉さんは時々出演されますが、タッチの綺麗な私の好きなタイプのピアノです。魚返さんは随分久しぶりでした。
▶健さんは見た目は変わっていませんが、二十歳の息子さんと奥様とお会いして、年月が経ったのを感じました。昨夜はその息子さん、金子礼(as,ss) さんも途中から参加されたいわばデビューステージ。気合の入ったいい演奏で、演奏曲もバラエティーに富んでいて、とても楽しく聴かせていただきました。親子で演奏できるなんて、なんて素敵でしょう。幸せなご家族のようで、とても嬉しく思いました。
▶1st set…ビートルズ・ナンバー♪Ain’t She Sweet、ジェローム・カーン♪Look For The Silver Lining (希望の兆し)、ビリー・ストレイホーン♪A Flower Is A Lovesome Thing。ここからアルトの金子礼(as,ss) さんが入ってハリー・ウォーレン♪Lulu’s Back In Town、ピアニスト アーマッド・ジャマル♪Night Mist Blues、スタンダード曲ミュージカルの曲♪Just In Time。
▶2nd set…レイ・ブラウン♪F.S.R. (For Sonny Rollins)、ゴスペル♪Just A Closer Walk With Thee (神よお側を歩ませて)、ナット・キング・コールの歌ったブルース♪When Sunny Gets Blue、金子礼さん参加してレイ・ブラウン♪Ray’s Idea、金子健作♪Perpetual、ハリー・エディソン♪Blues For Basie 〜チャーリー・パーカーの♪Wee…ハリー・エディソンはベイシーバンドの初期のトランペッター。アンコールは独フランツ・レハール オペラが原曲の♪Yours Is My Heart Alone でした。