デイリーレポート

久しぶりの演奏に演奏者も楽しそう選曲もバラエティ豊かで気持ちいい夜

▶今の日本のジャズ・シーンに欠かせない実力者ミュージシャンが、お互いにこのメンバーで演奏したい譜面を持ち寄って演奏するスタイルの《BSスペシャルセクステットver.B》メンバーは、近藤和彦(as) 岡崎好朗(tp) 岡崎正典(ts) 片倉真由子(pf) パット・グリン(b) 横山和明(ds) さんです。皆さんとても忙しい方たちで日程を押さえるのに一苦労します。今年は4月にブッキングしたのですが、コロナ休業。昨夜の実現できて、メンバーの皆さんも楽しそうでした。ピヤノトリオがしっかりしているので、フロント陣も楽しんで演奏され、選曲もバラエティーに富んでいて、とても中身の濃いライブになりました。私も三管は久しぶりなので、気持ちの良いサウンドを楽しませていただきました。普通なら満席になると思いますが、感染者が高止まりしている中、それでも聴きたい気持ちが強い方がいらしてくださるので、ミュージシャンもスタッフもお客さまには感謝の気持ちでいっぱいでした。終演後は、演奏者も美味しそうにお酒を飲んでおられました。
▶1st set…譜面は近藤提供 W.ショーター♪This is for Albert…ピアノ奏者バド・パウエルに捧げられた曲(パウエルの本当のファーストネームがアルバートらしいです)、真由子提供 H.シルバー作♪Blue Silver、好朗提供 ピアニスト ジェームズ・ウィリアムズ♪Alter Ego、真由子提供 W.ショーター♪Miyako (奥様の名前)、好朗提供 トロンボーニンスト カーティス・フラー♪Time Off。
▶2nd stage…近藤提供の曲を4曲 ハンク・モブレー作♪Hipsippy Blues、B.ストレイホーン♪Upper Manhattan Medical Group…入院していた病院の名前、マルグリュー・ミラー作♪Second Thoughts、W.ショーター作♪Infant Eyes、正典提供 マッコイ・タイナー♪Inner Glimpse、アンコールは T.モンクの♪Thelonious でした。